JP6953806B2 - Drives and robots - Google Patents
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Description
本発明は、駆動装置およびロボットに関する。 The present invention relates to a drive device and a robot.
従来、モータおよび駆動伝達系を一体化した駆動装置が知られており、このような駆動装置は、例えば、ロボットの関節等を動作させるために使用される。また、このような駆動装置において、ブレーキ機構によって駆動伝達系の回転を制動させることができるようにした技術が知られている(例えば、下記特許文献1〜3参照)。
Conventionally, a drive device in which a motor and a drive transmission system are integrated is known, and such a drive device is used, for example, to operate a joint of a robot or the like. Further, in such a drive device, a technique is known in which the rotation of the drive transmission system can be braked by a brake mechanism (see, for example,
しかしながら、従来の駆動装置では、モータの回転軸および駆動伝達系の回転軸と平行なブレーキ軸を追加で設ける必要があるため、駆動装置の全体的なサイズを横幅方向(各回転軸の軸方向と直交する方向)に拡大する必要があった。このようなことから、従来、駆動装置の全体的なサイズの大型化を抑制しつつ、駆動装置にブレーキ機構を設けることは困難であった。 However, in the conventional drive device, since it is necessary to additionally provide the rotation axis of the motor and the brake axis parallel to the rotation axis of the drive transmission system, the overall size of the drive device is set in the width direction (axial direction of each rotation axis). It was necessary to expand in the direction orthogonal to). For this reason, conventionally, it has been difficult to provide a brake mechanism in the drive device while suppressing an increase in the overall size of the drive device.
本発明は、上述した従来技術の課題を解決するため、駆動装置の全体的なサイズの大型化を抑制しつつ、駆動装置にブレーキ機構を設けることを目的とする。 An object of the present invention is to provide a brake mechanism in a drive device while suppressing an increase in the overall size of the drive device in order to solve the above-mentioned problems of the prior art.
上述した課題を解決するために、本発明の駆動装置は、モータからの回転力を出力することによって駆動対象を駆動する駆動装置であって、前記モータと、前記モータの回転を複数段のギヤによって減速する駆動伝達系と、前記駆動伝達系の回転を制動するためのブレーキ機構と、を備え、前記ブレーキ機構は、前記駆動伝達系が備える前記複数段のギヤのうちの、いずれか一のギヤの回転軸上に設けられている。 In order to solve the above-mentioned problems, the drive device of the present invention is a drive device that drives a drive target by outputting a rotational force from a motor, and the motor and a gear that rotates the motor in a plurality of stages. A drive transmission system for decelerating by means of a drive transmission system and a brake mechanism for braking the rotation of the drive transmission system are provided, and the brake mechanism is any one of the plurality of gears provided in the drive transmission system. It is provided on the rotating shaft of the gear.
本発明によれば、駆動装置の全体的なサイズの大型化を抑制しつつ、駆動装置にブレーキ機構を設けることができる。 According to the present invention, the drive device can be provided with a brake mechanism while suppressing an increase in the overall size of the drive device.
〔第1実施形態〕
以下、図面を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。
[First Embodiment]
Hereinafter, the first embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
(駆動装置100の構成)
図1は、本発明の第1実施形態に係る駆動装置100の構成を示す平面図である。図2(a)は、図1に示す駆動装置100のA−A断面図である。なお、以下の説明では、便宜上、図中X軸方向(各回転軸の軸方向)を上下方向としているが、駆動装置100の取り付け方向や駆動対象の動作等によって、必ずしも図中X軸方向が上下方向になるとは限らない。
(Structure of drive device 100)
FIG. 1 is a plan view showing the configuration of the
駆動装置100は、モータ101の回転を複数段のギヤによって減速し、出力軸106から出力する装置である。本実施形態では、モータ101にDCブラシレスモータを用いているが、本発明は、DCモータであっても転用可能である。図1および図2(a)に示すように、駆動装置100は、モータ101、第1ピニオン軸102、第1ギヤ103、第2ピニオン軸104、第2ギヤ105、出力軸106、出力ギヤ107、出力フランジ108、およびハウジング120を備えている。このうち、第1ピニオン軸102、第1ギヤ103、第2ピニオン軸104、第2ギヤ105、出力軸106、および出力ギヤ107は、特許請求の範囲に記載の「駆動伝達系」を構成する。
The
図2(a)に示すように、駆動装置100は、ハウジング120内において、4つの回転軸(モータ101が有する駆動軸101A、第1ピニオン軸102、第2ピニオン軸104、出力軸106)が、いずれも上下方向(図中Z軸方向)を軸方向として、互いに並行かつ同一直線上に並べて設けられている。駆動軸101Aは、モータ101が有する回転軸であり、ハウジング120の底面に取り付けられたモータ101から、ハウジング120の内部へと挿入されている。第1ピニオン軸102、第2ピニオン軸104、および出力軸106の各々は、ハウジング120内に固設された上下一対のベアリング109によって、両端が回転自在に支持されている。これにより、各回転軸間は、所定の距離精度が保たれている。
As shown in FIG. 2A, the
また、ハウジング120内において、3つのギヤ(第1ギヤ103、第2ギヤ105、および出力ギヤ107)が配置されている。第1ギヤ103は、第1ピニオン軸102に圧入されており、駆動軸101Aに形成されているギヤと噛み合う。第2ギヤ105は、第2ピニオン軸104に圧入されており、第1ピニオン軸102に形成されているギヤと噛み合う。出力ギヤ107は、出力軸106に圧入されており、第2ピニオン軸104に形成されているギヤと噛み合う。
Further, three gears (
このように構成された駆動装置100は、モータ101が、図3で後述する制御基板140の制御によって駆動されると、モータ101の駆動軸101Aが回転する。駆動軸101Aは、そのギヤ部分において第1ギヤ103と噛み合いつつ、回転することによって、第1ギヤ103に回転力を伝える。
In the
第1ギヤ103は、第1ピニオン軸102とともに回転する。第1ピニオン軸102は、そのギヤ部分において第2ギヤ105と噛み合いつつ、回転することによって、第2ギヤ105および第2ピニオン軸104に回転力を伝える。
The
第2ギヤ105は、第2ピニオン軸104とともに回転する、第2ピニオン軸104は、そのギヤ部分において出力ギヤ107と噛み合いつつ回転することによって、出力ギヤ107および出力軸106に回転力を伝える。
The
出力ギヤ107は、出力軸106とともに回転する。出力軸106は、その一部がハウジング120の上面から突出しており、この突出部分には、円盤状の出力フランジ108が装着されている。出力フランジ108は、出力軸106とともに回転する。出力フランジ108は、駆動装置100から出力される回転力を、当該回転力を利用する装置に伝えるための部材である。
The
出力フランジ108の回転速度は、モータ101の回転速度に対し、3つのギヤ(第1ギヤ103、第2ギヤ105、および出力ギヤ107)によって減速されたものとなる。したがって、これら3つのギヤの歯数を調整して、減速比を調整することにより、出力フランジ108の回転速度を、所望の回転速度まで減速させることができる。なお、図1および図2(a)に示す例では、各ギヤが前段の回転軸と噛み合う構成を採用している関係上、第1ギヤ103よりも第2ギヤ105の直径を大きくしており、第2ギヤ105よりも出力ギヤ107の直径を大きくしている。各ギヤの厚みも、入力側よりも出力側を大きくしており、これにより、各ギヤのギヤは、増大したトルクに十分に耐えられるようになっている。
The rotation speed of the
出力フランジ108の回転力は、当該回転力を利用する装置に伝えられる。例えば、出力フランジ108の回転力を、ロボットアームの回転に使用する場合、出力フランジ108を、ロボットアームの関節の回転軸と接続することで、ロボットアームを回転させることが可能となる。この際、出力フランジ108の表面から突出したピン108Aを、ロボットアームの関節の回転軸にはめ込むことで、当該回転軸の位置合わせおよび滑り止めが可能となる。
The rotational force of the
制御基板140は、モータ101の内部に設けられたエンコーダ101B(回転角検知センサ)によって検知されたモータ101の回転角から、ロボットアームの動作角度を算出することが可能である。すなわち、制御基板140は、エンコーダ101Bの出力値に基づいて、モータ101の回転角を制御することにより、ロボットアームの動作角度を、所望の角度とすることができる。
The
なお、ロボットアームの動作角度をより正確に検出するために、例えば、図2に示すように、制御基板140の出力軸106の端部と対向する位置に、出力フランジ108(出力軸106)の回転角を検出する角度センサ142を設けるようにしてもよい。この角度センサ142として、例えば、磁気式エンコーダを用いる場合、出力軸106の端部に円形の永久磁石を埋め込み、角度センサ142のホールICによって、出力軸106の回転に伴う永久磁石のS極とN極との切り替わりを検知することで、出力フランジ108(出力軸106)の回転角を検知することが可能となる。制御基板140は、角度センサ142によって検知された出力フランジ108(出力軸106)の回転角に基づいて、モータ101を制御することにより、ロボットアームの動作角度を、より正確に所望の角度とすることができる。
In order to detect the operating angle of the robot arm more accurately, for example, as shown in FIG. 2, the output flange 108 (output shaft 106) is located at a position facing the end of the
(ブレーキ機構130)
ここで、本実施形態の駆動装置100は、ブレーキ機構130をさらに備える。ブレーキ機構130は、駆動伝達系(駆動軸101A、第1ピニオン軸102、第2ピニオン軸104、および出力軸106)の回転を制動する。これにより、例えば、モータ101の回転を停止させたときに、ブレーキ機構130によって駆動伝達系の回転を制動することで、駆動装置100による駆動対象(例えば、ロボットアーム)が、重力等の影響によって自動的に降下してしまうことを防止することができる。
(Brake mechanism 130)
Here, the
図1および図2(a)に示すように、ブレーキ機構130は、第1ピニオン軸102と同軸上に設けられている。具体的には、ブレーキ機構130は、第1ピニオン軸102における、ハウジング120の上面から突出した部分に設けられている。
As shown in FIGS. 1 and 2A, the
ブレーキ機構130としては、第1ピニオン軸102の回転を制動するための、公知の様々なブレーキ機構を採用することが可能であるが、例えば、本実施形態では、図2(b)に示す構成を採用している。
As the
図2(b)は、図2(a)に示すブレーキ機構130の拡大断面図である。図2(b)に示すように、ブレーキ機構130は、ハウジング131、ロータハブ132、およびブレーキ本体133を有して構成されている。
FIG. 2B is an enlarged cross-sectional view of the
第1ピニオン軸102は、その一部がハウジング120の上面から、ハウジング131の内部へと突出している。ハウジング131の内部において、第1ピニオン軸102の先端には、ロータハブ132が装着されている。ロータハブ132は、ピンにより力を伝達し、抜け止めのネジによって第1ピニオン軸102に固定されている。これにより、ロータハブ132は、第1ピニオン軸102とともに回転する。
A part of the
ロータハブ132は、ブレーキ本体133の内部の摩擦板と噛み合うように正方形になっている。これにより、第1ピニオン軸102が回転すると、その回転はロータハブ132を介して、ブレーキ本体133の内部の摩擦板に伝わり、これにより、当該摩擦板が回転するようになっている。
The
ブレーキ本体133は、摩擦板、パッド、ばね、ソレノイドを有する。ブレーキの使用時には、パッドが、ばねの力によって、摩擦板に押し付けられる。これにより、パッドと摩擦板との間の摩擦力により、第1ピニオン軸102の回転が制動される。ソレノイドは、ブレーキの未使用時には、通電されることによって、パッドが摩擦板に当接しないように、パッドを吸引する。すなわち、ソレノイドは、ブレーキの未使用時には、常に所定の電流が流れるため、発熱源となる。
The
ハウジング131には、ブレーキ本体133の発熱を逃がすための、ヒートシングが設けられてもよい。これにより、ブレーキ本体133の発熱がモータ101に伝わり難くし、モータ101が温度上昇により異常停止してしまうことを抑制することができる。他の構成例として、例えば、ハウジング131を駆動対象(例えば、ロボットアーム等)に接触させて、当該駆動対象を介して、ハウジング131の発熱を逃がすようにしてもよい。
The
なお、ブレーキ機構130は、図2(b)に示す構成以外の構成であってもよい。例えば、ロータハブ132の代わりに、円板に穴が開いた形状のストップ板を取り付け、その穴にソレノイドの軸を差し込むことで、第1ピニオン軸102の回転を制動する構成を採用してもよい。この場合、摩擦板にパッドを押し付ける構成よりも、小さな力でブレーキをかけることが可能となり、上述したブレーキ本体133の発熱の観点からも、有利な方法と言える。
The
(制御基板140)
また、本実施形態の駆動装置100は、制御基板140をさらに備える。制御基板140は、モータ101の駆動制御を行う装置である。制御基板140は、コネクタ140Aを介して、上位コントローラから位置目標値xtgtおよび速度目標値vtgtが入力される。そして、制御基板140は、コネクタ140Aを介して、モータ101を駆動するための制御信号をモータ101へ出力する。図2(a)に示すように、制御基板140は、ハウジング120の底面、且つ、出力軸106の下方に設けられている。すなわち、図2(a)に示すように、ハウジング120の底面には、モータ101および制御基板140が設けられており、モータ101は、入力側(駆動軸101A上)に配置されており、制御基板140は、出力側(出力軸106上)に配置されている。
(Control board 140)
Further, the
(制御基板140の構成)
図3は、本発明の第1実施形態に係る制御基板140の構成を示す図である。図3に示すように、制御基板140は、位置・速度制御部141およびドライバ143を備えている。制御基板140は全ての機能を回路で実行する他、それらの機能の一部をソフトウェア(CPU)によって実行するものであっても良い。また、制御基板140は、複数の回路又は複数のソフトウェアによって実行されるものであっても良い。
(Structure of control board 140)
FIG. 3 is a diagram showing a configuration of a
ここで、図3に示すように、モータ101は、エンコーダ101Bを有している。具体的には、エンコーダ101Bは、モータ101の駆動軸101Aに設けられており、モータ101のエンコーダ信号enc1を出力する。エンコーダ信号enc1は、制御基板140の位置・速度制御部141に供給され、位置・速度制御部141によってモータ101の位置および速度のPID(Proportional Integral Differential)制御に用いられる。
Here, as shown in FIG. 3, the
位置・速度制御部141は、上位コントローラから入力される位置目標値xtgtおよび速度目標値vtgtと、エンコーダ101Bから出力されるモータ101のエンコード信号enc1とに基づき、モータ101のPID制御を行う。その結果、位置・速度制御部141は、モータ101の駆動軸101Aの位置および速度を、位置目標値xtgtおよび速度目標値vtgtに一致させるための、モータ101の電圧指令値drvoutをドライバ143へ出力する。ドライバ143は、入力された電圧指令値drvoutに応じて、モータ101の駆動信号(DCモータ、DCブラシレスモータ等、モータ形態に合わせた駆動信号)を生成し、当該駆動信号をモータ101へ出力する。これにより、モータ101の駆動軸101Aが回転することとなる。位置目標値xtgt、速度目標値vtgt、および電圧指令値はデジタル値であり、例えば−255〜255までの数値で表される。これらの数値はそれぞれ下限と上限が異なるものであっても良い。
The position /
以上説明したように、本実施形態の駆動装置100によれば、ブレーキ機構130が、3つのギヤ(第1ギヤ103、第2ギヤ105、および出力ギヤ107)のうちの、いずれか一のギヤの回転軸上に設けられている。すなわち、本実施形態の駆動装置100によれば、ブレーキ軸を別途設ける必要がないため、ハウジング120の縦横幅(図中X軸方向およびY軸方向の幅)を拡大することなく、ブレーキ機構130を設けることができる。したがって、本実施形態の駆動装置100によれば、当該駆動装置100の全体的なサイズの大型化を抑制しつつ、ブレーキ機構130を設けることができる。
As described above, according to the
特に、本実施形態の駆動装置100によれば、ブレーキ機構130が、モータ101の駆動軸101Aに最も近いギヤである第1ギヤ103の回転軸(すなわち、第1ピニオン軸102)上に設けられている。すなわち、本実施形態の駆動装置100によれば、回転トルクが比較的小さい回転軸上に、ブレーキ機構130が設けられているため、比較的弱い制動力(パッドを押し付けるバネの押し付け力)で、駆動伝達系の回転を制動することができる。このため、本実施形態の駆動装置100によれば、ブレーキ機構130として、比較的小型のものを採用することができる。したがって、本実施形態の駆動装置100によれば、当該駆動装置100の全体的なサイズの大型化を抑制しつつ、ブレーキ機構130を設けることができる。
In particular, according to the
さらに、本実施形態の駆動装置100によれば、制御基板140が、ハウジング120のモータ101が配置されている面と同一面上、且つ、モータ101の駆動軸101Aから最も遠いギヤである出力ギヤ107の回転軸(出力軸106)上に設けられている。このため、本実施形態の駆動装置100によれば、ハウジング120の縦横幅(図中X軸方向およびY軸方向の幅)を拡大することなく、ハウジング120の表面上に制御基板140を設けることができる。したがって、本実施形態の駆動装置100によれば、当該駆動装置100の全体的なサイズの大型化を抑制することができる。
Further, according to the
〔第2実施形態〕
次に、図4および図5を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。
[Second Embodiment]
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 4 and 5.
(駆動装置150の構成)
図4は、本発明の第2実施形態に係る駆動装置150の構成を示す平面図である。図5は、図4に示す駆動装置150のA−A断面図である。なお、第2実施形態の駆動装置150において、第1実施形態の駆動装置100と同様の構成要素については、駆動装置100と同一の符号を付し、ここでの説明を省略する。
(Structure of drive device 150)
FIG. 4 is a plan view showing the configuration of the
図4および図5に示すように、第2実施形態の駆動装置150は、駆動伝達系の最終段として、出力軸106の代わりに、遊星(プラネタリ)ギヤユニット160が設けられている点で、第1実施形態の駆動装置100と異なる。遊星ギヤユニット160は、太陽ギヤ161、複数の遊星ギヤ162、外輪ギヤ163、および遊星キャリヤ164を備えて構成されている。
As shown in FIGS. 4 and 5, the
太陽ギヤ161は、出力ギヤ107および出力フランジ108と同軸上に配置されており、出力ギヤ107とともに回転する。各遊星ギヤ162は、遊星キャリヤ164の底面に形成されている軸に圧入されており、且つ、太陽ギヤ161と、ハウジング120に固定された外輪ギヤ163とに噛み合っている。
The
駆動装置150は、第1実施形態の駆動装置100と同様に、モータ101の回転が、3つのギヤ(第1ギヤ103、第2ギヤ105、および出力ギヤ107)を介して、減速されつつ太陽ギヤ161に伝達されると、太陽ギヤ161の回転が、複数の遊星ギヤ162に伝達される。そして、各遊星ギヤ162は、外輪ギヤ163と太陽ギヤ161との間を、自転しながら遊星キャリヤ164とともに公転する。これにより、複数の遊星ギヤ162が、遊星キャリヤ164を介して出力フランジ108を回転させる。
In the
なお、第2実施形態の駆動装置150は、第1実施形態の駆動装置100と同様に、第1ピニオン軸102と同軸上にブレーキ機構130が設けられている。したがって、第2実施形態の駆動装置150によれば、ブレーキ機構130に関し、第1実施形態のブレーキ機構130と同様の効果を奏することができる。
The
加えて、第2実施形態の駆動装置150は、出力軸106の代わりに、遊星ギヤユニット160が設けられているため、駆動伝達系の最終段のギヤ(太陽ギヤ161)にかかる負荷を、複数の遊星ギヤ162に分散することができる。すなわち、駆動伝達系の最終段のギヤ(太陽ギヤ161)の一歯当たりにかかる負荷を低下させることができるため、当該ギヤの長寿命化を図ることができる。特に、本構成は、出力トルクが比較的大きいモータ101を用いた場合に、より有用である。
In addition, since the
〔第3実施形態〕
次に、図6〜図11を参照して、本発明の第3実施形態について説明する。
[Third Embodiment]
Next, a third embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 6 to 11.
(駆動装置600の構成)
図6は、本発明の第3実施形態に係る駆動装置600の構成を示す平面図である。図6に示す駆動装置600は、2つのモータ(第1のモータ601および第2のモータ651)を備えており、これら2つのモータの回転を、第1の駆動伝達系および第2の駆動伝達系によって出力ギヤ608に伝達し、当該出力ギヤ608を回転させる構成を有している。
(Configuration of drive device 600)
FIG. 6 is a plan view showing the configuration of the
駆動装置600において、第1のモータ601の駆動軸601Aの回転は、第1の駆動伝達系によって減速され、出力ギヤ608へと伝わる。第1の駆動伝達系は、第1実施形態の駆動伝達系と同様に、複数段のギヤおよび複数の回転軸(第1ピニオン軸602、第1ギヤ603、第2ピニオン軸604、第2ギヤ605、第3ピニオン軸606、および第3ギヤ607)を有して構成されている。第1の駆動伝達系は、駆動軸601Aとともに、ハウジング620内に収容されている。駆動軸601Aは、ハウジング620の底面に取り付けられた第1のモータ601から、ハウジング620の内部へと挿入されている。
In the
また、駆動装置600において、第1の駆動伝達系に対しては、当該第1の駆動伝達系の回転を制動するためのブレーキ機構630が設けられている。ブレーキ機構630は、第1実施形態と同様に、第1ピニオン軸602と同軸上(第1ピニオン軸602のハウジング620の上面から突出した部分)に設けられている。すなわち、第3実施形態の駆動装置600によれば、第1実施形態のブレーキ機構130による効果と同様の効果を奏することができる。
Further, in the
駆動装置600において、第2のモータ651の駆動軸651Aの回転は、第2の駆動伝達系によって減速され、出力フランジ108へと伝わる。第2の駆動伝達系は、第1実施形態の駆動伝達系と同様に、複数段のギヤおよび複数の回転軸(第1ピニオン軸652、第1ギヤ653、第2ピニオン軸654、第2ギヤ655、第3ピニオン軸656、および第3ギヤ657)を有して構成されている。第2の駆動伝達系は、駆動軸651Aとともに、ハウジング620内に収容されている。駆動軸651Aは、ハウジング620の底面に取り付けられた第2のモータ651から、ハウジング620の内部へと挿入されている。
In the
また、駆動装置600において、第2の駆動伝達系に対しては、当該第2の駆動伝達系の回転を制動するためのブレーキ機構680が設けられている。ブレーキ機構680は、第1実施形態と同様に、第1ピニオン軸652と同軸上(第1ピニオン軸652のハウジング620の上面から突出した部分)に設けられている。すなわち、第3実施形態の駆動装置600によれば、第1実施形態のブレーキ機構130による効果と同様の効果を奏することができる。
Further, in the
なお、第1の駆動伝達系および第2の駆動伝達系の具体的な構成は、第1実施形態の駆動伝達系(図2参照)と同様であるため、説明を省略する。但し、この第3実施形態では、第1の駆動伝達系および第2の駆動伝達系を4軸構成としている点で、3軸構成を採用している第1実施形態と異なる。 Since the specific configurations of the first drive transmission system and the second drive transmission system are the same as those of the drive transmission system of the first embodiment (see FIG. 2), the description thereof will be omitted. However, this third embodiment is different from the first embodiment in that the first drive transmission system and the second drive transmission system have a four-axis configuration.
このように構成された駆動装置600は、例えば、第1のモータ601の駆動軸601Aの回転方向と、第2のモータ651の駆動軸651Aの回転方向とを互いに異ならせることにより、出力ギヤ608のバックラッシュ(ギヤ間の隙間)を低減することができる。
The
また、駆動装置600は、例えば、第1のモータ601の駆動軸601Aの回転方向と、第2のモータ651の駆動軸651Aの回転方向とを互いに一致させることにより、出力ギヤ608を高トルク(2つのモータ601,651の出力トルクの合成トルク)で回転駆動することができる。
Further, the
ここで、駆動装置600は、第1のモータ601および第2のモータ651の各々の電圧指令値を制御するオフセット制御を行うことで、これら2つのモータ601,651と出力ギヤ608との間のバックラッシュを解消しつつ、これら2つのモータ601,651を駆動することができる。すなわち、駆動装置600によれば、電圧制御によりバックラッシュを解消させることができるため、従来の電流制御によるバックラッシュを解消させる方法と比較して、低コストでバックラッシュを解消することができる。以下、これらの点について、具体的に説明する。
Here, the
(制御基板210の構成)
図7は、本発明の第3実施形態に係る制御基板210の構成を示す図である。図7に示すように、制御基板210は、位置・速度制御部213、ドライバ223、およびドライバ224を備えている。制御基板210は全ての機能を回路で実行する他、それらの機能の一部をソフトウェア(CPU)によって実行するものであっても良い。また、制御基板210は、複数の回路又は複数のソフトウェアによって実行されるものであっても良い。
(Structure of control board 210)
FIG. 7 is a diagram showing a configuration of a
ここで、図7に示すように、第1のモータ601は、エンコーダ601Bを有している。具体的には、エンコーダ601Bは、第1のモータ601の駆動軸601Aに設けられており、第1のモータ601のエンコーダ信号enc1を出力する。エンコーダ信号enc1は、制御基板210の位置・速度制御部213に供給され、位置・速度制御部213によって第1のモータ601の位置および速度のPID制御に用いられる。
Here, as shown in FIG. 7, the
また、図7に示すように、第2のモータ651は、エンコーダ651Bを有している。具体的には、エンコーダ651Bは、第2のモータ651の駆動軸651Aに設けられており、第2のモータ651のエンコーダ信号enc2を出力する。エンコーダ信号enc2は、制御基板210の位置・速度制御部213に供給され、位置・速度制御部213によって第2のモータ651の位置および速度のPID制御に用いられる。
Further, as shown in FIG. 7, the
位置・速度制御部213は、上位コントローラから入力される位置目標値xtgtおよび速度目標値vtgtと、エンコーダ601Bから出力される第1のモータ601のエンコード信号enc1とに基づき、第1のモータ601のPID制御を行う。その結果、位置・速度制御部213は、第1のモータ601の駆動軸601Aの位置および速度を、位置目標値xtgtおよび速度目標値vtgtに一致させるための、第1のモータ601の電圧指令値drvoutをドライバ223へ出力する。ドライバ223は、入力された電圧指令値drvoutに応じて、第1のモータ601の駆動信号(DCモータ、DCブラシレスモータ等、モータ形態に合わせた駆動信号)を生成し、当該駆動信号を第1のモータ601へ出力する。これにより、第1のモータ601の駆動軸601Aが回転することとなる。
The position /
また、位置・速度制御部213は、上位コントローラから入力される位置目標値xtgtおよび速度目標値vtgtと、エンコーダ651Bから出力される第2のモータ651のエンコード信号enc2とに基づき、第2のモータ651のPID制御を行う。その結果、位置・速度制御部213は、第2のモータ651の駆動軸651Aの位置および速度を、位置目標値xtgtおよび速度目標値vtgtに一致させるための、第2のモータ651の電圧指令値drvoutをドライバ224へ出力する。ドライバ224は、入力された電圧指令値drvoutに応じて、第2のモータ651の駆動信号(DCモータ、DCブラシレスモータ等、モータ形態に合わせた駆動信号)を生成し、当該駆動信号を第2のモータ651へ出力する。これにより、第2のモータ651の駆動軸651Aが回転することとなる。
Further, the position /
位置・速度制御部213は、第1のモータ601および第2のモータ651の各々の電圧指令値を制御するオフセット制御を行うことで、これら2つのモータ601,651と出力ギヤ608(図6参照)との間のバックラッシュを解消しつつ、これら2つのモータ601,651を駆動できるようにする。なお、位置・速度制御部213によるオフセット制御の詳細については、図8以降に説明する。
The position /
(位置・速度制御部213によるオフセット制御)
続いて、図8〜図11を参照して、位置・速度制御部213によるオフセット制御について説明する。このオフセット制御は、第1のモータ601および第2のモータ651を駆動する際に、これら2つのモータ601,651の電圧指令値を制御することにより、これら2つのモータ601,651と出力ギヤ608との間のバックラッシュを解消させるためのものであり、制御基板210が備える位置・速度制御部213(図7参照)によって行われる。
(Offset control by position / speed control unit 213)
Subsequently, with reference to FIGS. 8 to 11, offset control by the position /
(オフセット制御の具体例)
図8は、本発明の第3実施形態に係る位置・速度制御部213によるオフセット制御の具体例を表すグラフである。図8のグラフにおいて、横軸は、オフセット制御による制御前の入力電圧指令値drvinを表しており、縦軸は、オフセット制御による制御後の出力電圧指令値drvoutを表している。また、図8のグラフにおいて、実線は、第1のモータ601の電圧指令値を表しており、点線は、第2のモータ651の電圧指令値を表している。
(Specific example of offset control)
FIG. 8 is a graph showing a specific example of offset control by the position /
図8の例において、まず、位置・速度制御部213は、図中Aに示すように、第1のモータ601に対して、出力ギヤ608を駆動方向とは逆方向に駆動させるオフセット電圧offsetが加わるように、第1のモータ601の電圧指令値(オフセット電圧指令値)を出力する。その状態で、位置・速度制御部213は、第2のモータ651に対して、オフセット電圧offsetの絶対値と同値の電圧が加わりつつ、出力ギヤ608を駆動方向に駆動させる駆動電圧が徐々に加わるように、第2のモータ651の電圧指令値を制御する。これにより、出力ギヤ608に対し、2つのモータ601,651の双方から互いに逆方向の駆動力が加えられるため、出力ギヤ608と2つのモータ601,651との間のバックラッシュが解消されることとなる。なお、オフセット電圧offsetは、ギヤ間の隙間を解消するためのものであり、外部負荷がかからないため、駆動電圧の5%程度で十分である。
In the example of FIG. 8, first, as shown in A in the figure, the position /
次に、位置・速度制御部213は、図中Bに示すように、駆動電圧drvlimitにおいて、第2のモータ651の出力が限界値に達すると、第2のモータ651に駆動電圧drvlimitが印加された状態を維持するように、第2のモータ651の電圧指令値を制御する。その状態で、位置・速度制御部213は、第1のモータ601に対して、出力ギヤ608を駆動方向に駆動させる駆動電圧が徐々に加わるように、第1のモータ601の電圧指令値を制御する。これにより、出力ギヤ608に対し、2つのモータ601,651の双方から互いに同方向の駆動力が加えられるため、出力ギヤ608の駆動トルクを高めることができる。このとき、図中Aで第2のモータ651の駆動電圧を上昇させるときと同じ上昇率で、第1のモータ601の駆動電圧を上昇させるようにするとよい。
Next, as shown in B in the figure, the position /
そして、位置・速度制御部213は、図中Cに示すように、駆動電圧drvlimitにおいて、2つのモータ601,651の双方の出力が限界値に達すると、2つのモータ601,651の双方に対して、駆動電圧drvlimitが印加された状態を維持するように、これら2つのモータ601,651の各々の電圧指令値を制御する。
Then, as shown in C in the figure, the position /
なお、図8の例において、図中A'〜C'は、図中A〜Cと逆方向に各モータを駆動する例を表しており、図中A〜Cと対称的である。 In the example of FIG. 8, A'to C'in the figure represents an example of driving each motor in the direction opposite to A to C in the figure, and is symmetrical with A to C in the figure.
(位置・速度制御部213の機能構成)
図9は、本発明の第3実施形態に係る位置・速度制御部213の機能構成を示す図である。
(Functional configuration of position / speed control unit 213)
FIG. 9 is a diagram showing a functional configuration of the position /
図9に示すように、位置・速度制御部213は、第1選択部401、第2選択部402、MMC(マルチモータ制御部)403、およびMMC404を備えている。
As shown in FIG. 9, the position /
第1選択部401および第2選択部402は、それぞれ、エンコーダ601Bから出力された第1のモータ601のエンコーダ信号enc1、および、エンコーダ651Bから出力された第2のモータ651のエンコーダ信号enc2が入力される。そして、第1選択部401および第2選択部402は、それぞれ、エンコーダ信号enc1、エンコーダ信号enc2、または、エンコーダ信号enc1とエンコーダenc2との平均値を選択し、選択された信号に応じた、位置検知信号xdetおよび速度検知信号vdetを出力する。
The
MMC403は、上位コントローラから、速度目標値vtgtおよび位置目標値xtgtが入力される。また、MMC403は、第1選択部401から出力された位置検知信号xdetおよび速度検知信号vdetが入力される。そして、MMC403は、入力された各信号に基づいてPID制御行うことによって入力電圧指令値drvinを生成し、図8に示したように、入力電圧指令値drvinから出力電圧指令値drvoutへの変換を行い、第1のモータ601のための出力電圧指令値drvoutをドライバ223へ出力する。また、MMC403は、生成された入力電圧指令値drvinを、制御電圧contout2として、MMC404に出力する。また、MMC403は、入力電圧指令値drvinの代わりに、MMC404から出力された制御電圧contout2を用いて、出力電圧指令値drvoutへの変換を行うことができる。
The speed target value vtgt and the position target value xtgt are input to the MMC403 from the host controller. Further, the
MMC404は、上位コントローラから、速度目標値vtgtおよび位置目標値xtgtが入力される。また、MMC404は、第2選択部402から出力された位置検知信号xdetおよび速度検知信号vdetが入力される。そして、MMC404は、入力された各信号に基づいてPID制御行うことによって入力電圧指令値drvinを生成し、図8に示したように、入力電圧指令値drvinから出力電圧指令値drvoutへの変換を行い、第2のモータ651のための出力電圧指令値drvoutをドライバ224へ出力する。また、MMC404は、生成された入力電圧指令値drvinを、制御電圧contout1として、MMC403に出力する。また、MMC404は、入力電圧指令値drvinの代わりに、MMC403から出力された制御電圧contout1を用いて、出力電圧指令値drvoutへの変換を行うことができる。
The speed target value vtgt and the position target value xtgt are input to the MMC404 from the host controller. Further, the position detection signal xdet and the speed detection signal vdet output from the
(MMC403の機能構成)
図10は、本発明の第3実施形態に係る位置・速度制御部213が備えるMMC403の機能構成を示す図である。なお、MMC404の機能構成は、MMC403の機能構成と同様であるため、図示および説明を省略する。
(Functional configuration of MMC403)
FIG. 10 is a diagram showing a functional configuration of the
図10に示すように、MMC403は、PIDコントローラ411、MUX(マルチプレクサ)412、オフセットコンバータ413を備えている。
As shown in FIG. 10, the
PIDコントローラ411は、速度目標値vtgt、位置目標値xtgt、位置検知信号xdet、速度検知信号vdetが入力される。そして、PIDコントローラ411は、これら各信号に基づいてPID制御行うことによって入力電圧指令値drvinを生成し、当該入力電圧指令値drvinをMUX412へ出力する。
The speed target value vtgt, the position target value xtgt, the position detection signal xdet, and the speed detection signal vdet are input to the
MUX412は、外部入力信号pwm_exgに基づいて、PIDコントローラ411から出力された入力電圧指令値drvin、または、MMC404から出力された制御電圧contout2を選択して出力する。
The MUX412 selects and outputs the input voltage command value drvin output from the
オフセットコンバータ413は、図8に示したように、入力電圧指令値drvin(または制御電圧contout2)から出力電圧指令値drvoutへの変換を行い、当該出力電圧指令値drvoutをドライバ223へ出力する。
As shown in FIG. 8, the offset
なお、オフセットコンバータ413には、各種パラメータとして、drvlimit、offset、offset_sel、offset_onが入力される。drvlimitは、モータの出力が限界値に達するときの電圧である。offsetは、駆動電圧とは反対側にかけるオフセット電圧値である。offset_selは、正側に駆動電圧を印加するか、負側に駆動電圧を印加するかの選択値である。offset_onは、オフセット制御を行うか否かの選択値である。これらのパラメータは、例えば、制御基板210が備えるメモリ等に予め格納されている。
In addition, drvrimit, offset, offset_sel, and offset_on are input to the offset
(第1選択部401の機能構成)
図11は、本発明の第3実施形態に係る位置・速度制御部213が備える第1選択部401の機能構成を示す図である。なお、第2選択部402の機能構成は、第1選択部401の機能構成と同様であるため、図示および説明を省略する。
(Functional configuration of first selection unit 401)
FIG. 11 is a diagram showing a functional configuration of the
図11に示すように、第1選択部401は、検出部421、検出部422、MUX423、およびMUX424を備えている。
As shown in FIG. 11, the
検出部421は、第1のモータ601のエンコーダ601Bから出力されたエンコーダ信号enc1が入力される。このエンコーダ信号enc1は、互いに位相差(例えば、90度)をもつエンコーダ信号enc1aおよびエンコーダ信号enc1bを含んでいる。そして、検出部421は、エンコーダ信号enc1aおよびエンコーダ信号enc1bに基づいて、位置検知信号xdetおよび速度検知信号vdetを生成して、これら2つの信号をMUX423およびMUX424の各々に出力する。
The
検出部422は、第2のモータ651のエンコーダ651Bから出力されたエンコーダ信号enc2が入力される。このエンコーダ信号enc2は、互いに位相差(例えば、90度)をもつエンコーダ信号enc2aおよびエンコーダ信号enc2bを含んでいる。そして、検出部422は、エンコーダ信号enc2aおよびエンコーダ信号enc2bに基づいて、位置検知信号xdetおよび速度検知信号vdetを生成して、これら2つの信号をMUX423およびMUX424の各々に出力する。
The
MUX423およびMUX424は、それぞれ、エンコーダ信号enc1、エンコーダ信号enc2、または、エンコーダ信号enc1とエンコーダenc2との平均値を選択し、選択された信号に応じた、位置検知信号xdetおよび速度検知信号vdetを出力する。この際、位置検知信号xdetの選択は、外部入力信号xdetselに基づいて行われる。また、速度検知信号vdetの選択は、外部入力信号vdetselに基づいて行われる。
The
〔実施例〕
図12は、本発明の実施例に係るロボット700の一部概略構成を示す図である。図12にその一部(ロボットアームの関節部分)を示すロボット700は、産業用ロボット、家庭用ロボット等、ロボットアームを備える様々な用途のロボットが対象となり得る。図12に示すように、ロボット700は、支持体710、駆動装置720、およびアーム本体730を備えている。
〔Example〕
FIG. 12 is a diagram showing a partial schematic configuration of the
アーム本体730は、「駆動対象」の一例であり、その末端部分に有する回転軸710Aにおいて、支持体710によって回転自在に軸支されている。アーム本体730は、駆動装置720から出力される回転力によって、回転軸710Aを中心として回転可能である。
The
駆動装置720は、モータ721の回転を駆動伝達系によって出力フランジ722へ伝達し、出力フランジ722を回転させる装置である。図12に示すように、駆動装置720は、出力フランジ722の回転軸が、アーム本体730の回転軸710Aと一致するように、支持体710の内部に配置され、複数の固定ネジ711によって、支持体710の内側に固定される。
The
出力フランジ722は、複数の固定ネジ712によって、アーム本体730に固定される。これにより、出力フランジ722が回転すると、当該出力フランジ722に固定されたアーム本体730が回転することとなる。アーム本体730の回転方向および回転量(回転角度)の制御は、上位コントローラからモータ721の回転方向および回転量(回転角度)を制御することによって、実現される。
The
出力フランジ722の先端には、インロー723が取り付けられており、当該インロー723がアーム本体730の凹み部に嵌め込まれることにより、出力フランジ722の中心が位置決めされる。また、出力フランジ722の表面から突出したピン724を、アーム本体730の他の凹み部にはめ込むことで、出力フランジ722の回転方向の位置決めおよび滑り止めがなされる。
An in-
例えば、このように構成された本実施例のロボット700において、駆動装置720の構成として、第1〜第3実施形態の駆動装置100,150,600のいずれかと同様の構成を採用することができる。これにより、アーム本体730の回転をブレーキ機構によって制動可能としつつ、駆動装置720の全体サイズの大型化を抑制することができるため、例えば、支持体710の比較的狭いスペース内に駆動装置720を設置することができる等、駆動装置720の設置位置に関する柔軟性を高めることが可能となる。
For example, in the
以上、本発明の好ましい実施形態および実施例について詳述したが、本発明はこれらの実施形態および実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形又は変更が可能である。 Although the preferred embodiments and examples of the present invention have been described in detail above, the present invention is not limited to these embodiments and examples, and is within the scope of the gist of the present invention described in the claims. In, various modifications or changes are possible.
例えば、上記実施例では、本発明の駆動装置をロボットアームの駆動に適用する例を説明したが、本発明の駆動装置は、当該駆動装置から出力される回転力を利用して動作するものであれば、如何なる駆動対象にも適用することが可能である。 For example, in the above embodiment, an example in which the drive device of the present invention is applied to drive a robot arm has been described, but the drive device of the present invention operates by utilizing the rotational force output from the drive device. If so, it can be applied to any drive target.
一例として、本発明は、MFP(MultiFunction Peripheral)等の画像形成装置において、各種ローラ(例えば、給紙ローラ、紙搬送ローラ等)を駆動する構成に適用することができる。また、他の一例として、本発明は、シート状のプリプレグや、紙幣等を搬送する搬送装置において、搬送ローラを駆動する構成に適用することができる。その他、本発明は、例えば自動車やロボットやアミューズメント機器等において、2つのモータによって駆動される回転軸の回転運動により、動力を得ることを目的とする構成に適用することができる。 As an example, the present invention can be applied to a configuration for driving various rollers (for example, a paper feed roller, a paper transport roller, etc.) in an image forming apparatus such as an MFP (MultiFunction Peripheral). Further, as another example, the present invention can be applied to a configuration for driving a transport roller in a transport device for transporting a sheet-shaped prepreg, bills, or the like. In addition, the present invention can be applied to a configuration for the purpose of obtaining power by the rotational movement of a rotating shaft driven by two motors, for example, in an automobile, a robot, an amusement device, or the like.
また、上記各実施形態において、制御基板の配置を、例えば図13に示すように変形してもよい。図13は、本発明の第1実施形態に係る駆動装置100における制御基板140の配置の変形例を示す図である。図13に示す例では、制御基板140が駆動装置100の本体の外部に設けられている。この変更に伴い、制御基板140が設けられていた位置には、センサ基板170が設けられている。そして、角度センサ142は、センサ基板170の出力軸106の端部と対向する位置に設けられている。角度センサ142の検出信号は、センサ基板170に設けられているコネクタ170Aを介して、制御基板140へ出力される。
Further, in each of the above embodiments, the arrangement of the control board may be modified as shown in FIG. 13, for example. FIG. 13 is a diagram showing a modified example of the arrangement of the
100 駆動装置
101 モータ
102 第1ピニオン軸
103 第1ギヤ
104 第2ピニオン軸
105 第2ギヤ
106 出力軸
107 出力ギヤ
108 出力フランジ
120 ハウジング
130 ブレーキ機構
140 制御基板
143 ドライバ
700 ロボット
710 支持体
720 駆動装置
730 アーム本体(駆動対象)
100
Claims (6)
前記モータと、
前記モータの回転を複数段のギヤによって減速する駆動伝達系と、
前記駆動伝達系の回転を制動するためのブレーキ機構と、を備え、
前記ブレーキ機構は、前記駆動伝達系が備える前記複数段のギヤのうちの、いずれか一のギヤの回転軸上に設けられており、
前記複数段のギヤは、
入力側から順に、第1ギヤ、第2ギヤ、および出力ギヤを含み、
前記第1ギヤよりも前記第2ギヤの直径および厚みが大きく、
前記第2ギヤよりも前記出力ギヤの直径および厚みが大きい
駆動装置。 A drive device that drives a drive target by outputting a rotational force from a motor.
With the motor
A drive transmission system that reduces the rotation of the motor by means of multiple gears,
A brake mechanism for braking the rotation of the drive transmission system is provided.
The brake mechanism is provided on the rotation shaft of any one of the plurality of gears provided in the drive transmission system .
The multi-stage gear
In order from the input side, the first gear, the second gear, and the output gear are included.
The diameter and thickness of the second gear are larger than those of the first gear.
A drive device having a larger diameter and thickness of the output gear than the second gear.
前記モータの駆動を制御する制御基板と、をさらに備え、
前記制御基板は、前記ハウジングの前記モータが配置されている面と同一面上、且つ、前記モータの回転軸から最も遠いギヤの回転軸上に設けられている、請求項1または2に記載の駆動装置。 A housing that houses the drive transmission system and
A control board for controlling the drive of the motor is further provided.
The first or second aspect of the present invention, wherein the control board is provided on the same surface as the surface of the housing on which the motor is arranged and on the rotation axis of the gear farthest from the rotation axis of the motor. Drive device.
一つの前記モータ毎に、前記駆動伝達系と、前記ブレーキ機構とを有する、請求項1から4のいずれか一項に記載の駆動装置。 A plurality of the motors for driving the same drive target are provided.
The drive device according to any one of claims 1 to 4, further comprising the drive transmission system and the brake mechanism for each of the motors.
前記駆動装置から出力される回転力によって駆動される駆動対象と
を備えるロボット。 The drive device according to any one of claims 1 to 5.
A robot including a drive target driven by a rotational force output from the drive device.
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