JP6953001B2 - 走行ロボット - Google Patents

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本開示は、走行ロボットに関する。
地震などの災害発生地での探索活動等の目的で用いられる走行ロボットが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−81447号公報
このような走行ロボットは、できるだけ狭い空間に進入できるように、小型化が重要となる。また、がれき等の段差を乗り越える段差乗り越え性能も重要となる。
本発明の目的は、小型化及び/又は段差乗り越え性能の向上を実現可能な、走行ロボットを提供することにある。
本発明の一態様に係る走行ロボットは、流体の流出入による外径の変化によって、走行性能を変化させることが可能な径可変輪を備える。
本発明の1つの実施形態として、前記走行性能は、進行速度、進行方向、路面への追従性能、及び/又は段差乗り越え性能を含む。
本発明の1つの実施形態として、前記走行性能は、少なくとも進行速度を含む。
本発明の1つの実施形態として、前記走行性能は、少なくとも進行方向を含む。
本発明の1つの実施形態として、前記走行性能は、少なくとも段差乗り越え性能を含む。
本発明の1つの実施形態として、前記径可変輪は、前記流体の流出入を許容するチャンバと、前記チャンバの径方向外側に配置された弾性変形可能な外筒とを備える。
本発明の1つの実施形態として、前記外筒は、弾性を有する筒状の壁材と、前記壁材に埋設されるとともに前記壁材に沿った軸方向の伸長を抑制する補強材とを有する。
本発明の1つの実施形態として、
前記補強材は、長手方向の非伸長性を有する複数の線材からなり、
前記複数の線材は、それぞれ、前記壁材の軸方向に沿って延在するとともに、前記壁材の全周に亘って互いに間隔を空けて配置されている。
本発明の1つの実施形態として、
前記径可変輪は、
前記径可変輪の回転中心軸線に沿って延在するとともに中空部が設けられた輪軸と、
前記輪軸に一体に連結するとともに前記中空部と前記チャンバとを連通させる連通路が設けられた第1端部材と、
第1端部材と前記輪軸の軸方向に間隔を空けて対向する第2端部材と、
前記チャンバの径方向内側に配置されるとともに軸方向の伸縮性を有する内筒とを備え、
前記チャンバは、前記外筒、前記内筒、前記第1端部材及び前記第2端部材によって区画されている。
本発明の1つの実施形態として、前記第2端部材は、前記輪軸に軸方向へ摺動可能に連結している。
本発明の1つの実施形態として、前記走行ロボットは、
前記径可変輪を軸支するボディと、
前記ボディに搭載されるとともに前記径可変輪に前記流体を供給する流体供給源と、
前記ボディに搭載されるとともに前記径可変輪の内部における前記流体の圧力を調節する調圧部とを備える。
本発明の1つの実施形態として、前記径可変輪は、前記走行ロボットを駆動可能である。
本発明の1つの実施形態として、
前記走行ロボットは、複数の前記径可変輪を備え、
前記複数の径可変輪は、互いに独立して外径を変化させることが可能である。
本発明によれば、小型化及び/又は段差乗り越え性能の向上を実現可能な、走行ロボットを提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る走行ロボットの上面図である。 図1に示す走行ロボットの斜視図である。 図1に示す径可変輪の断面図である。 図1に示す径可変輪の斜視断面図である。 第1実施形態に関し、一対の径可変輪の両方を縮径させた状態で走行している状態を示す、走行ロボットの側面図である。 図5Aに示す状態から、一対の径可変輪の両方を漸次拡径させたときの状態を示す、走行ロボットの側面図である。 図5Bに示す状態から、段差に到達し、当該段差を乗り越えるときの状態を示す、走行ロボットの側面図である。 第1実施形態に関し、走行中に一対の径可変輪の一方のみを拡径させたときの状態を示す、走行ロボットの上面図である。 本発明の第2実施形態に係る走行ロボットの径可変輪の断面図である。 図6に示す径可変輪の斜視断面図である。 本発明の第3実施形態に係る走行ロボットの斜視図である。 第3実施形態に関し、一対の径可変輪を縮径させた状態で走行し、段差の前で停止したときの状態を示す、走行ロボットの側面図である。 図9Aに示す状態から、一対の径可変輪を拡径させたときの状態を示す、走行ロボットの側面図である。 図9Bに示す状態から、走行を再開し、一対の径可変輪が段差に乗り上げたときの状態を示す、走行ロボットの側面図である。 図9Cに示す状態から、走行を継続し、一対のクローラが段差に乗り上げたときの状態を示す、走行ロボットの側面図である。 図9Dに示す状態から、走行を継続し、走行ロボットが段差を乗り越えたときの状態を示す、走行ロボットの側面図である。 図9Eに示す状態から、走行を停止し、一対の径可変輪を縮径させたときの状態を示す、走行ロボットの側面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る走行ロボットについて詳細に例示説明する。
まず、図1〜図5Dを参照して、第1実施形態に係る走行ロボット1について詳細に例示説明する。図1及び図2に示すように、本実施形態に係る走行ロボット1は、流体の流出入による外径の変化によって、走行性能を変化させることが可能な径可変輪2を備えている。より具体的には、走行ロボット1は、前方に配置された一対の径可変輪2と、後方に配置された1つの車輪3とを備えている。一対の径可変輪2は、走行ロボット1の左側部分に配置された左径可変輪2aと、走行ロボット1の右側部分に配置された右径可変輪2bとからなっている。左径可変輪2aと右径可変輪2bとは、互いに同一の構成を有している。また、左径可変輪2aと右径可変輪2bとは、走行ロボット1の左右方向に整列している。本実施形態では、一対の径可変輪2は、走行ロボット1を駆動可能である。より具体的には、一対の径可変輪2は、いずれも駆動輪として構成されている。車輪3は、従動輪として構成されている。本実施形態では、一対の径可変輪2は、互いに独立して外径を変化させることが可能である。
前記流体は、本実施形態では、空気である。しかし、流体は、二酸化炭素などの、空気以外の気体であってもよい。また、流体は、気体に限られず、例えば、水又は油等の液体等であってもよい。
前記走行性能は、本実施形態では、進行速度、進行方向、路面への追従性能、及び段差乗り越え性能を含んでいる。しかし、走行ロボット1は、前記走行性能が、進行方向、進行速度、路面への追従性能、及び段差乗り越え性能のいずれか一つ又は2つ以上を含むように構成されてもよい。
本実施形態では、走行ロボット1は、径可変輪2を軸支するボディ4と、径可変輪2に流体を供給する流体供給源5と、径可変輪2の内部における流体の圧力を調節する調圧部6とを備えている。
流体供給源5は、ボディ4(より具体的には、ボディ4の上部)に搭載されている。流体供給源5は、圧縮された流体が充填された容器(より具体的には、缶)として構成されている。より具体的には、流体供給源5は、圧縮空気入りの容器、又は二酸化炭素などのエアゾール容器によって構成されている。しかし、流体供給源5は、このような容器に限られず、例えば、コンプレッサ(より具体的には、エアコンプレッサ)等であってもよい。また、流体供給源5は、化学反応によって生成した流体(例えば、重曹とクエン酸との化学反応によって生成した二酸化炭素)を供給するように構成された、流体生成供給装置であってもよい。
調圧部6は、ボディ4(より具体的には、流体供給源5の後方及び下方部分等)に搭載されている。調圧部6は、本実施形態では、第1配管7、レギュレータ8、第2配管9、分岐管10、左第3配管11a、右第3配管11b、左給排弁12a、右給排弁12b、左第4配管13a、右第4配管13b、左回転継手14a、右回転継手14b、左弁コントローラ24a及び右弁コントローラ24bからなっている。しかし、調圧部6の構成は変更が可能である。
第1配管7は、流体供給源5とレギュレータ8とを接続している。レギュレータ8は、流体供給源5から供給される流体の圧力を調節するための摘み15と、当該圧力のインジケータ16とを有している。第2配管9は、レギュレータ8と分岐管10とを接続している。分岐管10は、第2配管9に接続する入口17と、入口17に連通する左出口18aと、入口17に連通する右出口18bとを有している。左第3配管11aは、分岐管10の左出口18aと、左給排弁12aとを接続している。右第3配管11bは、分岐管10の右出口18bと、右給排弁12bとを接続している。
左給排弁12aは、左第3配管11aに接続する第1ポート19aと、左第4配管13aに接続する第2ポート20aと、排気ポート21aとを有している。左給排弁12aは、第1ポート19a、第2ポート20a及び排気ポート21aを有するハウジングと、ハウジングに対する移動によって第1ポート19a、第2ポート20a及び排気ポート21aの開閉状態を切替える作動部材22aとを備えている。作動部材22aは、ハウジングから突出する方向に、例えばばねによって、付勢されている。作動部材22aは、押し込み操作を受けていないとき(図2に示す状態のとき)は、ハウジングから最も突出する第1位置に位置する。作動部材22aは、付勢力に抗する押し込み操作を受けることによって、第1位置より突出の程度が小さい第2位置、及び第2位置より突出程度が小さい第3位置へ移動することができる。左給排弁12aは、作動部材22aが第1位置に位置するときは、第1ポート19a、第2ポート20a及び排気ポート21aがいずれも閉塞し、左径可変輪2aの内部における流体の圧力を保持する圧力保持機能を発揮する。左給排弁12aは、作動部材22aが第2位置に位置するときは、第1ポート19aと第2ポート20aとが連通するとともに排気ポート21aが閉塞し、左径可変輪2aの内部における流体の圧力を上昇させる圧力上昇機能を発揮する。左給排弁12aは、作動部材22aが第3位置に位置するときは、第1ポート19aが閉塞するとともに第2ポート20aと排気ポート21aとが連通し、左径可変輪2aの内部における流体の圧力を、大気圧に向けて低下させる圧力低下機能を発揮する。作動部材22aが第1位置から第3位置のいずれに位置するときに左給排弁12aが圧力保持機能、圧力上昇機能及び圧力低下機能のいずれを発揮するように構成するかは、適宜変更が可能である。
左給排弁12aの作動部材22aの位置は、左弁コントローラ(より具体的には、サーボ)24aによって制御される。左弁コントローラ24aは、ボディ4に固定されたハウジングと、ハウジングに対する回転によって作動部材22aを押圧操作可能なホーン25aとを備えている。左弁コントローラ24aは、ボディ4に搭載された無線受信装置26と有線接続(図示省略)されており、無線送信装置に有線接続された操作インターフェースを介することで、ユーザによる遠隔操作が可能である。
右給排弁12bは、左給排弁12aと同様の構成となっている。すなわち、右給排弁12bは、右第3配管11bに接続する第1ポート19bと、右第4配管13bに接続する第2ポート20bと、排気ポート21bとを有している。右給排弁12bは、第1ポート19b、第2ポート20b及び排気ポート21bを有するハウジングと、ハウジングに対する移動によって第1ポート19b、第2ポート20b及び排気ポート21bの開閉状態を切替える作動部材22bとを備えている。作動部材22bは、ハウジングから突出する方向に、例えばばねによって、付勢されている。右給排弁12bは、作動部材22bが第1位置に位置するときは圧力保持機能を発揮し、作動部材22bが第2位置に位置するときは圧力上昇機能を発揮し、作動部材22bが第3位置に位置するときは圧力低下機能を発揮する。作動部材22bが第1位置から第3位置のいずれに位置するときに右給排弁12bが圧力保持機能、圧力上昇機能及び圧力低下機能のいずれを発揮するように構成するかは、適宜変更が可能である。右給排弁12bの作動部材22bの位置は、右弁コントローラ(より具体的には、サーボ)24bによって制御される。右弁コントローラ24bは、左弁コントローラ24aと同様の構成となっている。すなわち、右弁コントローラ24bは、ボディ4に固定されたハウジングと、ハウジングに対する回転によって作動部材22bを押圧操作可能なホーン25bとを備えている。右弁コントローラ24bは、無線受信装置26と有線接続(図示省略)されており、ユーザによる遠隔操作が可能である。
左第4配管13aは、左給排弁12aの第2ポート20aと、左回転継手14aとを接続している。右第4配管13bは、右給排弁12bの第2ポート20bと、右回転継手14bとを接続している。左回転継手14aは、左径可変輪2aの輪軸23である左輪軸23aを左第4配管13aに、左輪軸23aの周方向に回転可能に連結している。右回転継手14bは、右径可変輪2bの輪軸23である右輪軸23bを右第4配管13bに、右輪軸23bの周方向に回転可能に連結している。
本実施形態では、走行ロボット1は、ボディ4に搭載された原動機(より具体的には、モータ)27と、原動機27の動力を径可変輪2に伝達する動力伝達装置28とを備えている。動力伝達装置28は、走行ロボット1の左右方向に延在するとともに原動機27によって回転駆動される、共通車軸29を備えている。また、動力伝達装置28は、共通車軸29の左端に一体に連結する左第1プーリ(より具体的には、歯付きプーリ)30aと、左径可変輪2aの左輪軸23aに一体に連結する左第2プーリ(より具体的には、歯付きプーリ)31aと、左第1プーリ30a及び左第2プーリ31aに巻き掛けられた左無端可撓部材(より具体的には、歯付きベルト)32aとを備えている。また、動力伝達装置28は、共通車軸29の右端に一体に連結する右第1プーリ(より具体的には、歯付きプーリ)30bと、右径可変輪2bの右輪軸23bに一体に連結する右第2プーリ(より具体的には、歯付きプーリ)31bと、右第1プーリ30b及び右第2プーリ31bに巻き掛けられた右無端可撓部材(より具体的には、歯付きベルト)32bとを備えている。共通車軸29、左輪軸23a及び右輪軸23bは、それぞれ、軸受(図示省略)を介してボディ4に軸支されている。
本実施形態では、走行ロボット1は、無線受信装置26及び原動機27にそれぞれ有線接続(図示省略)されるとともに無線受信装置26からの信号に応じて原動機27の動力(回転速度又は回転トルク)を調節する、動力調整装置33を備えている。すなわち、原動機27の動力は、無線受信装置26及び動力調整装置33を介することで、ユーザによる遠隔操作が可能である。動力調整装置33は、本実施形態では、原動機27の動力を適切な稼動範囲内で連続的に調節することができる。また、走行ロボット1は、無線受信装置26、動力調整装置33、原動機27、左弁コントローラ24a及び右弁コントローラ24bに電力を供給する、電源(より具体的には、バッテリ)34を備えている。なお、電力供給のための配線は、図示を省略している。走行ロボット1は、本実施形態では、地震などの災害発生地での探索活動等の目的で用いられる、撮像装置及び照明装置(いずれも図示省略)を備えている。走行ロボット1は、所望の作業に用いられる遠隔操作可能なマニュピレータを搭載していてもよい。
図3及び図4に示すように、本実施形態では、径可変輪2は、流体の流出入を許容するチャンバ35と、チャンバ35の径方向外側に配置された弾性変形可能な例えばゴム又はエラストマー製の、外筒36とを備えている。より具体的には、径可変輪2は、径可変輪2の回転中心軸線Oに沿って延在するとともに中空部37が設けられた、輪軸23を備えている。また、径可変輪2は、輪軸23に一体に連結する第1側壁部材38と、第1側壁部材38と輪軸23の軸方向に間隔を空けて対向する第2側壁部材39と、第1側壁部材38と第2側壁部材39とを一体に連結する複数(本実施形態では、4つ)の柱部材40とを備えている。複数の柱部材40は、回転中心軸線Oの周りに等間隔を空けて配置されている。第1側壁部材38は、輪軸23に直接固定された円盤状の第1基盤41と、第1基盤41に直接固定された円環状の第1環状体42とを備えている。第1基盤41と第1環状体42との間には、外筒36の軸方向の第1端が挟持されている。第2側壁部材39は、複数の柱部材40に直接固定された円盤状の第2基盤43と、第2基盤43に直接固定された円環状の第2環状体44とを備えている。第2基盤43と第2環状体44との間には、外筒36の軸方向の第2端が挟持されている。したがって、チャンバ35は、外筒36、第1側壁部材38及び第2側壁部材39によって区画されるとともに輪軸23の中空部37と連通している。しかし、径可変輪2の構成は変更が可能である。
したがって、流体供給源5から調圧部6を介して輪軸23の中空部37に流体が供給されると、当該流体は、中空部37からチャンバ35に導入される。そして、チャンバ35の圧力上昇により、図3に二点鎖線で示すように、外筒36が径方向外側へ膨張する。このとき、外筒36の軸方向の長さは複数の柱部材40によって一定に保たれる。このように、本実施形態では、チャンバ35の圧力上昇により、外筒36が、軸方向の長さを保ったままで径方向外側へ膨張する。
また、チャンバ35から輪軸23の中空部37及び調圧部6を介して流体を排出することで、チャンバ35の圧力下降により、外筒36の収縮方向の弾性力によって、外筒36が径方向内側へ収縮する。このとき、外筒36の軸方向の長さは複数の柱部材40によって一定に保たれる。このように、本実施形態では、チャンバ35の圧力下降により、外筒36が、軸方向の長さを保ったままで径方向内側へ収縮する。
図5Aに示すように、走行ロボット1は、図1に示したような一対の径可変輪2の両方を縮径させた状態で、走行することができる。このとき、走行ロボット1は、ユーザーの遠隔操作による原動機27の動力の調節により、走行速度を変化させることができる。また、走行ロボット1は、原動機27の回転数が保持された状態であっても、ユーザーの遠隔操作により、一対の径可変輪2の両方を図5Bに示すように拡径させていくことで、走行ロボット1の進行速度を上昇させることができる。すなわち、走行ロボット1は、径可変輪2の外径の変化によって、進行速度を変化させることができる。したがって、走行ロボット1は、別途の変速装置を設けなくても、原動機27の適切な稼動域内での動力調節によって実現できる進行速度の調節可能域を越えて、進行速度を調節することができる。したがって、本実施形態によれば、変速装置を不要化できるので、変速装置の省略(トランスミッションレス)によって走行ロボット1の小型化を実現することができる。
また、走行ロボット1は、一対の径可変輪2の拡径により、路面への追従性能を高めることができる。すなわち、走行ロボット1は、径可変輪2の外径の変化によって、路面への追従性能を変化させることができる。したがって、本実施形態によれば、サスペンションを不要化できるので、サスペンションの省略(サスペンションレス)によって走行ロボット1の小型化を実現することができる。
走行ロボット1は、段差に到達した際には、図5Cに示すように、拡径させた一対の径可変輪2によって容易に段差を乗り越えることができる。すなわち、走行ロボット1は、径可変輪2の外径の変化によって、段差乗り越え性能を変化させることができる。したがって、本実施形態によれば、走行ロボット1の段差乗り越え性能の向上を実現することができる。
走行ロボット1は、例えば、図5Dに示すように走行中に一対の径可変輪2の一方のみを拡径させることにより、進行方向を、一対の径可変輪2の他方側へ変化させることができる。すなわち、走行ロボット1は、左右に配置された一対の径可変輪2の外径を互いに相違させることにより、外径がより小さい径可変輪2の側へ進行方向を変化させることができる。このように、走行ロボット1は、径可変輪2の外径の変化によって、進行方向を変化させることができる。したがって、本実施形態によれば、ステアリングを不要化できるので、ステアリングの省略(ステアリングレス)によって走行ロボット1の小型化を実現することができる。
前述したように、本実施形態に係る走行ロボット1は、左右に配置された一対の径可変輪2を備えている。しかし、走行ロボット1に設ける径可変輪2の数及び配置は変更が可能である。例えば、車輪3を、駆動輪又は従動輪として構成された径可変輪2に変更してもよい。或いは、走行ロボット1の前方に設けた一対の径可変輪2に加え、走行ロボット1の後方にも、走行ロボット1の左右方向に整列するように配置された一対の径可変輪2を設け、これら4つの径可変輪2をいずれも駆動輪として構成してもよい。或いは、一対の径可変輪2の一方を、外径が不変の車輪に変更してもよい。この場合、径可変輪2の外径を、車輪より小さい外径と車輪より大きい外径との間で変化させることにより、進行方向を変化させることができる。或いは、一対の径可変輪2を、常に外径を互いに一致させたままで変化させるように構成してもよい。この場合、進行方向を変化させるために、ステアリングを設けてもよい。
本実施形態では、前述したように、一対の径可変輪2はボディ4の側方に配置されている。しかし、一対の径可変輪2は、ボディ4の下方に配置してもよい。この場合も、径可変輪2の数は増減が可能である。例えば、走行ロボット1は、唯一の接地部として、駆動輪として構成された1つの径可変輪2を備えていてもよい。この場合、ボディの転倒防止及び進行方向制御のための姿勢制御機構を適宜設けてもよい。
また、本実施形態では、前述したように、1つの径可変輪2に1つのチャンバ35を有している。しかし、径可変輪2に設けるチャンバ35の数は変更が可能である。例えば、走行ロボット1に2つのチャンバ35を有する1つの径可変輪2を設け、当該径可変輪2を駆動輪として用いるようにしてもよい。この場合、2つのチャンバ35の内部圧力を互いに独立して調整できるように調圧部6を構成することで、前述したステアリングレス効果を得ることが可能となる。
また、本実施形態では、前述したように、走行ロボット1は、原動機27の動力を適切な稼動範囲内で連続的に調節可能に構成されている。しかし、走行ロボット1は、原動機27の動力をON、OFFのいずれかに調節可能に構成されてもよい。
次に、図6及び図7を参照して、第2実施形態に係る走行ロボットについて詳細に例示説明する。本実施形態に係る走行ロボットは、径可変輪2’の構成が異なる他は、第1実施形態の場合と同一の構成を有している。図6及び図7には、一対の径可変輪2’のうち、走行ロボットの左側部分に配置された左径可変輪2a’が示されている。一対の径可変輪2’は、相互に同一の構成を有している。
図6及び図7に示すように、径可変輪2’は、流体の流出入を許容するチャンバ45と、チャンバ45の径方向外側に配置された弾性変形可能な外筒46とを備えている。外筒46は、弾性を有する筒状の壁材47と、壁材47に埋設されるとともに壁材47に沿った軸方向の伸長を抑制する補強材48とを有している。壁材47は、例えばゴム又はエラストマー製であってよい。補強材48は、長手方向の非伸長性を有する複数の線材49からなっている。複数の線材49は、それぞれ、壁材47の軸方向に沿って延在するとともに、壁材47の全周に亘って互いに間隔を空けて配置されている。より具体的には、複数の線材49は、無数の繊維コード(例えば、カーボンロービング)からなっている。しかし、補強材48は、前述したような複数の線材49からなるものに限られない。例えば、補強材48は、スリーブ状に編み込まれた繊維コードからなっていてもよい。
径可変輪2’は、径可変輪2’の回転中心軸線O’に沿って延在するとともに中空部50が設けられた、輪軸51を備えている。本実施形態では、輪軸51は、中空部50が設けられた第1軸部材52と、第2軸部材53とからなっている。
径可変輪2’は、輪軸51(第1軸部材52及び第2軸部材53)に一体に連結するとともに中空部50とチャンバ45とを連通させる連通路54が設けられた、第1端部材55を備えている。本実施形態では、第1端部材55には、周方向に等間隔を空けて配置された複数(より具体的には、3つ)の連通路54が設けられている。第1端部材55は、本実施形態では、第1軸部材52に直接固定された円盤状の第1基盤56と、第1基盤56に直接固定された円板状の中間部材57と、中間部材57及び第2軸部材53の両方に直接固定された先端部材58とを備えている。先端部材58は、中間部材57に直接固定された円環状の鍔59と、第2軸部材53に直接固定された円筒状の筒60とを有している。
径可変輪2’は、チャンバ45の径方向内側に配置されるとともに軸方向の伸縮性を有する、内筒61を備えている。内筒61は、本実施形態では、コイルばね62と、コイルばね62の外周を被覆する円筒状の被覆材63とからなっている。被覆材63は、コイルばね62の軸方向の伸縮を許容する可撓性を有している。しかし、内筒61の構成は、変更が可能である。
径可変輪2’は、第1端部材55と輪軸51の軸方向に間隔を空けて対向する、第2端部材64を備えている。本実施形態では、第2端部材64は、円盤状の第2基盤65と、第2基盤65に直接固定された円筒状の筒部材66と、筒部材66を第2基盤65に固定する一対の固定部材(より具体的には、スナップリング)67とを備えている。第2基盤65には、内筒61の径方向内側に形成された空間と径可変輪2’の外部とを連通させる外部連通路68が設けられている。チャンバ45は、外筒46、内筒61、第1端部材55及び第2端部材64によって区画されている。
本実施形態では、第2端部材64(より具体的には、筒部材66)は、輪軸51(より具体的には、第2軸部材53)に軸方向へ摺動可能に連結している。
したがって、流体供給源5から調圧部6を介して第1軸部材52の中空部50に流体が供給されると、当該流体は、連通路54を通ってチャンバ45に導入される。そして、チャンバ45の圧力上昇により、図6に二点鎖線で示すように、外筒46が径方向外側へ膨張する。このとき、外筒46の壁材47は、周方向への伸長は許容されるものの、壁材47に沿った軸方向への伸長は補強材48によって抑制される。したがって、壁材47は、壁材47に沿った軸方向の長さを殆ど変えずに、径方向外側に凸となるように湾曲変形する。その結果、外筒46は、径方向外側へ膨張する一方で、軸方向に収縮することになる(図6に二点鎖線で示す第2端部材64の外側輪郭参照)。またこのとき、内筒61は、コイルばね62が圧縮されることで軸方向に収縮し、第2端部材64(より具体的には、筒部材66)は、輪軸51(より具体的には、第2軸部材53)上を第1端部材55に向けて摺動し、内筒61の内側の空気は、外部連通路68を通って外部に排出される。このように、本実施形態では、チャンバ45の圧力上昇により、外筒46が径方向外側へ膨張するだけでなく軸方向に収縮する。
また、チャンバ45から連通路54、第1軸部材52の中空部50及び調圧部6を介して流体を排出することで、チャンバ45の圧力下降により、外筒46の壁材47の収縮方向の弾性力及びコイルばね62の伸長方向の弾性力によって、外筒46が径方向内側へ収縮するだけでなく軸方向に伸長する。またこのとき、内筒61は、コイルばね62の弾性力によって軸方向に伸長し、第2端部材64(より具体的には、筒部材66)は、輪軸51(より具体的には、第2軸部材53)上を第1端部材55から離れる方向に摺動し、外部から外部連通路68を通って内筒61の内側へ空気が導入される。このように、本実施形態では、チャンバ45の圧力下降によって外筒46が径方向内側へ収縮するだけでなく軸方向に伸長する。
したがって、本実施形態によれば、少ない量の流体の流出入によって効率的に径可変輪2’の外径を変化させることができる。また、径可変輪2’の外径の拡大に伴う径可変輪2’の軸方向の収縮により、走行ロボットの左右方向の幅を縮小して、より幅の狭い空間への進入を可能にすることができる。
前述したように、本実施形態に係る走行ロボット1は、1つの径可変輪2’に1つのチャンバ45を有している。しかし、径可変輪2’に設けるチャンバ45の数は変更が可能である。例えば、走行ロボット1に3つ以上のチャンバ35を有する1つの径可変輪2を設け、当該径可変輪2を駆動輪として用いるようにしてもよい。この場合、当該3つ以上のチャンバ35の内部圧力を互いに独立して調整できるように調圧部6を構成することで、前述したステアリングレス効果を得られるだけでなく、径可変輪2の軸方向への平行移動も可能にすることができる。すなわち、当該3つ以上のチャンバ35に、径可変輪2がミミズや腸などの蠕動運動を模した動きをなすように、流体の流出入を、時差を設けて順次適用することで、走行ロボット1を径可変輪2の軸方向へ平行移動させることができる。
次に、図8〜図9Fを参照して、第3実施形態に係る走行ロボット70について詳細に例示説明する。図8に示すように、本実施形態に係る走行ロボット70は、走行ロボット70を駆動可能な接地推進手段としての一対のクローラ(無限軌道)71を有している。一対のクローラ71は、走行ロボット70の左右方向に整列するように配置されている。すなわち、一対のクローラ71は、左側に配置された左クローラ71aと、右側に配置された右クローラ71bとからなっている。各クローラ71は、走行ロボット70の後方側に配置された起動輪72と、走行ロボット70の前方側に配置された遊動輪73と、起動輪72及び遊動輪73に巻き掛けられた例えばゴム製の、ベルト74とを有している。
また、走行ロボット70は、流体の流出入による外径の変化によって、走行性能(本実施形態では、段差乗り越え性能)を変化させることが可能な、一対の径可変輪75を備えている。一対の径可変輪75は、走行ロボット70の左右方向に整列するように配置されている。すなわち、一対の径可変輪75は、左側に配置された左径可変輪75aと、右側に配置された右径可変輪75bとからなっている。左径可変輪75aは、左クローラ71aの遊動輪73に、一体に回転可能に連結している。右径可変輪75bは、右クローラ71bの遊動輪73に、一体に回転可能に連結している。各径可変輪75は、前述した第2実施形態における径可変輪2’と同様の構成を有しており、その輪軸51(第1軸部材52)が遊動輪73に、一体に回転可能に連結している。
走行ロボット70は、径可変輪75を軸支するボディ76と、ボディ76に搭載されるとともに径可変輪75に流体を供給する、流体供給源(図示省略)と、ボディ76に搭載されるとともに径可変輪75の内部における流体の圧力を調節する、調圧部(図示省略)とを備えている。当該流体供給源及び調圧部は、前述した第1実施形態の場合と同様の構成を有している。輪軸77の第1軸部材78(図6に示す輪軸51の第1軸部材52に相当)は、走行ロボット70の内側から外側に向けて遊動輪73を貫通しており、左径可変輪75aの第1軸部材78の先端部は、調圧部の左回転継手(図1に示す左回転継手14aに相当)に周方向に回転可能に連結している。調圧部は、ボディ76に搭載された無線受信装置(図示省略)を介することで、ユーザによる遠隔操作が可能である。
走行ロボット70は、ボディ76に搭載された原動機(図示省略)と、原動機の動力を一対のクローラ71に伝達する動力伝達装置(図示省略)とを備えている。原動機の動力は、前記の無線受信装置と、第1実施形態の動力調整装置33と同様の構成を有する動力調整装置とを介したユーザによる遠隔操作によって調節可能である。各クローラ71に対して原動機を1つずつ設け、これら一対の原動機を、互いに独立して動力を調節できるように構成してもよい。
走行ロボット70は、図8に示したような一対の径可変輪75の両方を縮径させた状態で、一対のクローラ71によって走行することができる。このように、走行ロボット70は、一対の径可変輪75を接地させることなく走行することができる。走行ロボット70は、段差に到達した場合、図9Aに示すようにまず停止し、図9Bに示すように一対の径可変輪75を拡径させることができる。そして、走行ロボット70は、図9Cに示すように、拡径した一対の径可変輪75によって段差に容易に乗り上げることができる。このとき、一対のクローラ71のみならず一対の径可変輪75も、走行ロボット70を駆動する駆動力を発揮するため、一対のクローラ71が段差に安定して乗り上げることができる。また、図9Dに示すように、一対のクローラ71が段差に接触すると、走行ロボット70は、一対のクローラ71の駆動力によって段差を容易に乗り越えることができる。図9Eに示すように走行ロボット70が段差を乗り越えると、走行ロボット70は、図9Fに示すように、走行を停止し、一対の径可変輪75を元通りに縮径させることができる。そして、走行ロボット70は、走行を再開することができる。このように、走行ロボット70は、径可変輪75の外径の変化によって、段差乗り越え性能を変化させることができる。したがって、本実施形態によれば、走行ロボット70の段差乗り越え性能の向上を実現することができる。
前述したように、本実施形態に係る走行ロボット70は、左右に配置された一対の径可変輪75を備えている。しかし、走行ロボット70に設ける径可変輪75の数及び配置は変更が可能である。また、本実施形態では、径可変輪75は走行ロボット70を駆動可能に構成されている。しかし、径可変輪75は、拡径したときに従動輪として機能するように構成してもよい。この場合でも、拡径させた径可変輪75を段差に一対のクローラ71の駆動力によって押し付けることで、容易に段差に乗り上げることができる。また、本実施形態では、径可変輪75は、第2実施形態の径可変輪2’と同様の構成を有していた。しかし、径可変輪75の構成は変更が可能である。例えば、径可変輪75は、第1実施形態の径可変輪2と同様の構成を有していてもよい。
前記の説明は、一実施形態を示したものにすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。前記の実施形態は、本開示の基礎的事項に基づいて、種々の変更が可能である。
1:走行ロボット、 2、2’:径可変輪、
2a、2a’:左径可変輪、 2b:右径可変輪、
3:車輪、 4:ボディ、 5:流体供給源、 6:調圧部、
7:第1配管、 8:レギュレータ、 9:第2配管、 10:分岐管、
11a:左第3配管、 11b:右第3配管、
12a:左給排弁、 12b:右給排弁、
13a:左第4配管、 13b:右第4配管、
14a:左回転継手、 14b:右回転継手、
15:摘み、 16:インジケータ、 17:入口、
18a:左出口、 18b:右出口、
19a、19b:第1ポート、 20a、20b:第2ポート、
21a、21b:排気ポート、 22a、22b:作動部材、
23:輪軸、 23a:左輪軸、 23b:右輪軸、
24a:左弁コントローラ、 24b:右弁コントローラ、
25a、25b:ホーン、 26:無線受信装置、 27:原動機、
28:動力伝達装置、 29:共通車軸、
30a:左第1プーリ、 30b:右第1プーリ、
31a:左第2プーリ、 31b:右第2プーリ、
32a:左無端可撓部材、 32b:右無端可撓部材、
33:動力調整装置、 34:電源、
35:チャンバ、 36:外筒、 37:中空部、
38:第1側壁部材、 39:第2側壁部材、 40:柱部材、
41:第1基盤、 42:第1環状体、
43:第2基盤、 44:第2環状体、
45:チャンバ、 46:外筒、 47:壁材、 48:補強材、 49:線材、
50:中空部、 51:輪軸、
52:第1軸部材、 53:第2軸部材、 54:連通路、
55:第1端部材、 56:第1基盤、 57:中間部材、 58:先端部材、
59:鍔、 60:筒、 61:内筒、 62:コイルばね、 63:被覆材、
64:第2端部材、 65:第2基盤、 66:筒部材、 67:固定部材、
68:外部連通路、
70:走行ロボット、 71:クローラ、
71a:左クローラ、 71b:右クローラ、
72:起動輪、 73:遊動輪、 74:ベルト、 75:径可変輪、
75a:左径可変輪、 75b:右径可変輪、
76:ボディ、 77:輪軸、 78:第1軸部材、
O、O’:回転中心軸線

Claims (5)

  1. 流体の流出入による外径の変化によって、走行性能を変化させることが可能な径可変輪を備え
    前記径可変輪は、
    前記流体の流出入を許容するチャンバと、
    前記チャンバの径方向外側に配置された弾性変形可能な外筒と、
    前記径可変輪の回転中心軸線に沿って延在するとともに中空部が設けられた輪軸と、
    前記輪軸に一体に連結するとともに前記中空部と前記チャンバとを連通させる連通路が設けられた第1端部材と、
    第1端部材と前記輪軸の軸方向に間隔を空けて対向する第2端部材と、
    前記チャンバの径方向内側に配置されるとともに軸方向の伸縮性を有する内筒とを備え、
    前記チャンバは、前記外筒、前記内筒、前記第1端部材及び前記第2端部材によって区画され、
    前記径可変輪は、前記チャンバの圧力上昇により、外径が拡大するとともに軸方向に収縮し、前記チャンバの圧力下降により、外径が縮小するとともに軸方向に伸長する、走行ロボット。
  2. 前記第2端部材は、前記輪軸に軸方向へ摺動可能に連結している、請求項に記載の走行ロボット。
  3. 前記径可変輪を軸支するボディと、
    前記ボディに搭載されるとともに前記径可変輪に前記流体を供給する流体供給源と、
    前記ボディに搭載されるとともに前記径可変輪の内部における前記流体の圧力を調節する調圧部とを備える、請求項1又は2に記載の走行ロボット。
  4. 前記径可変輪は、前記走行ロボットを駆動可能である、請求項1〜のいずれか一項に記載の走行ロボット。
  5. 複数の前記径可変輪を備え、
    前記複数の径可変輪は、互いに独立して外径を変化させることが可能である、請求項1〜のいずれか一項に記載の走行ロボット。
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