JP6952645B2 - 感圧センサー - Google Patents
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Description
本発明の感圧センサーにおける上記積層体の概略図を図1〜3に示す。なお、図1〜3に示す各積層体は、第1の電極層と第2の電極層は逆の位置関係であってもよい。図1は、本発明の感圧センサーにおける上記積層体の一実施形態である第1の態様を示す概略図であり、(a)は斜視図、(b)は図1(a)におけるI−I’断面図をそれぞれ示す。図1に示す積層体10は、第1の電極層11及び第2の電極層12が、導電性樹脂層13を介して積層されている。すなわち、積層体10は、第1の電極層11、導電性樹脂層13、及び第2の電極層12がこの順に積層されている。積層体10において、第1の電極層11と導電性樹脂層13、並びに第2の電極層12と導電性樹脂層13は、それぞれ、接触するように積層されているが、本発明の効果を損なわない範囲内で各層間に間隙が設けられていてもよい。また、導電性樹脂層13は、単層であってもよいし、同一又は異なる層の複層であってもよい。
第1の電極層11は、導電性繊維111を用いた第1の布帛11aと第1の導電性樹脂相11bとを含むシートである。導電性樹脂相11bは上記第1の布帛11aを被覆している。第1の布帛11aは、導電性繊維111と絶縁性繊維112とで構成される布帛、すなわち、導電性繊維111を一部に用いた布帛である。第1の布帛11aが導電性繊維111を一部に用いることにより、第1の布帛11aに導電性繊維111よりも比較的柔軟である絶縁性繊維112を用いることができるため、耐久性に優れながら、より柔軟性に優れる。導電性繊維111は、導電性物質からなる繊維であってもよいし、絶縁性繊維に導電性物質を被覆した繊維であってもよく、導電性繊維及び/又は絶縁性繊維から形成された布帛が金属によるめっき又は蒸着されたものであってもよい。また、導電性繊維111は、これらの組み合わせにより得られる導電性繊維であってもよい。第1の布帛11aは、導電性繊維を一種のみを用いてもよいし二種以上を用いてもよい。
第2の電極層12は、導電性繊維121を用いた第2の布帛12aと第2の導電性樹脂相12bとを含むシートである。これにより、積層体10を含む感圧センサーは耐久性により優れる。第2の導電性樹脂相12bは、上記導電性繊維121の一部を第2の電極層12の導電性樹脂層13を有する側とは反対側(図1(a)及び(b)の下側)の表面12fから露出するように第2の布帛12aを被覆している。なお、第1の電極層11と同様に、導電性繊維121は表面12fから露出している必要はなく、例えば第2の電極層12の側面から露出させるなどの方法で導電性繊維121と検出器とを電気的に接続してもよい。第2の電極層12において、第2の布帛12aは、導電性繊維121から構成される布帛、すなわち、導電性繊維121を全部に用いた布帛である。導電性繊維121は、導電性物質からなる繊維であってもよいし、絶縁性繊維に導電性物質を被覆した繊維であってもよく、導電性繊維及び/又は絶縁性繊維から形成された布帛が金属によるめっき又は蒸着されたものであってもよい。また、導電性繊維121は、これらの組み合わせにより得られる導電性繊維であってもよい。第2の布帛12aは、導電性繊維を一種のみを用いてもよいし二種以上を用いてもよい。第2の布帛12aは、導電性繊維121を用いた織物、編物、不織布、フエルト、紙等が挙げられる。
導電性樹脂層13は、加わった圧力に応じて電気抵抗値が変化する感圧導電性の樹脂層である。導電性樹脂層13としては、例えば、導電性樹脂層13を構成する樹脂と導電剤とを含有する。導電性樹脂層13を構成する樹脂としては、上述の導電性樹脂相11cを構成する樹脂として例示された熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂が挙げられる。また、上記導電剤としては、第1の導電性樹脂相11bが含有していてもよい導電剤として例示されたものが挙げられる。中でも、種類が豊富であることから所望の電気抵抗値が得られやすい観点から、カーボンブラックが好ましい。
図2は、本発明の感圧センサーにおける上記積層体の一実施形態である第2の態様を示す概略図であり、(a)は斜視図、(b)は図2(a)におけるII−II’断面図をそれぞれ示す。図2に示す積層体20は、第2の電極層12に代えて第2の電極層22を用いること以外は第1の態様と同様の構成であり、好ましい構成についても第1の態様と同様である。第2の態様では、導電性繊維を一部に用いた布帛が導電性樹脂相に被覆されたシートを第1及び第2の電極層に用いることになるため、第1の態様と比べて、柔軟性及び耐久性により優れる。
第2の電極層22は、導電性繊維221を用いた第2の布帛22aと第2の導電性樹脂相22bとを含むシートである。導電性樹脂相22bは第2の布帛22aを被覆している。第2の布帛22aは、導電性繊維221と絶縁性繊維222とで構成される布帛、すなわち、導電性繊維221を一部に用いた布帛である。第2の布帛22aが導電性繊維221を一部に用いることにより、第2の布帛22aに導電性繊維221よりも柔軟である絶縁性繊維222を用いることができるため、耐久性に優れながら、より柔軟性に優れる。導電性繊維221は、導電性物質からなる繊維であってもよいし、絶縁性繊維に導電性物質を被覆した繊維であってもよく、導電性繊維及び/又は絶縁性繊維から形成された布帛が金属によるめっき又は蒸着されたものであってもよい。また、導電性繊維221は、これらの組み合わせにより得られる導電性繊維であってもよい。第2の布帛22aは、導電性繊維を一種のみを用いてもよいし二種以上を用いてもよい。
図3は、本発明の感圧センサーにおける上記積層体の一実施形態である第3の態様を示す概略図であり、(a)は斜視図、(b)は図3(a)におけるIII−III’断面図をそれぞれ示す。図3に示す積層体30は、第1の電極層11に代えて第1の電極層31を用いること以外は第1の態様と同様の構成であり、好ましい構成についても第1の態様と同様である。
第1の電極層31は、導電性繊維311を用いた第1の布帛31aと第1の導電性樹脂相31bとを含むシートである。第1の導電性樹脂相31bは、上記導電性繊維311の一部を第1の電極層31の導電性樹脂層13を有する側とは反対側(図3(a)及び(b)の上側)の表面から露出するように上記第1の布帛を被覆している。なお、第1の電極層11と同様に、導電性繊維311は第1の電極層31表面から露出している必要はなく、例えば第1の電極層31の側面から露出させるなどの方法で導電性繊維311と検出器とを電気的に接続してもよい。第1の電極層31において、第1の布帛31aは、導電性繊維311から構成される布帛、すなわち、導電性繊維311を全部に用いた布帛である。導電性繊維311は、導電性物質からなる繊維であってもよいし、絶縁性繊維に導電性物質を被覆した繊維であってもよく、導電性繊維及び/又は絶縁性繊維から形成された布帛が金属によるめっき又は蒸着されたものであってもよい。また、導電性繊維311は、これらの組み合わせにより得られる導電性繊維であってもよい。第1の布帛31aは、導電性繊維を一種のみを用いてもよいし二種以上を用いてもよい。第1の布帛31aは、導電性繊維311を用いた織物、編物、不織布、フエルト、紙等が挙げられる。
図4に、第1の態様における積層体10の変形例の概略図(斜視図)を示す。図4に示す積層体10’は、第2の電極層12を平面方向全面ではなく平面方向に部分的に設けたこと以外は第1の態様と同様の構成であり、好ましい構成についても第1の態様と同様である。具体的には、第2の電極層12は、導電性樹脂層13上に、平行に配列された導電性繊維111の長さ方向に沿って、直方体の第2の電極層12がその幅方向に複数、等間隔で平行に塗布されている点で、積層体10とは異なる。すなわち、積層体10’において、複数の第2の電極層12は、複数の導電性繊維111が配列された一方向に対して垂直方向(クロス状)に配列している。
11,31 第1の電極層
12,22 第2の電極層
11a,31a 第1の布帛
12a,22a 第2の布帛
111,121,221,311 導電性繊維
112,222 絶縁性繊維
11b,31b 第1の導電性樹脂相
12b,22b 第2の導電性樹脂相
13 導電性樹脂層
40 検知器
41 配線
Claims (5)
- 第1の電極層、導電性樹脂層、及び第2の電極層がこの順に積層された積層体を含み、前記第1の電極層は、導電性繊維を用いた第1の布帛と、前記第1の布帛を被覆する第1の導電性樹脂相とを含むシートである、感圧センサー。
- 前記第2の電極層は、導電性繊維を用いた第2の布帛と、前記第2の布帛を被覆する第2の導電性樹脂相とを含むシートである、請求項1に記載の感圧センサー。
- 前記第1の布帛は前記導電性繊維を一部に用いた布帛である、請求項1又は2に記載の感圧センサー。
- 前記導電性樹脂層は発泡層である請求項1〜3のいずれか1項に記載の感圧センサー。
- 前記積層体の総厚さが3mm以下である請求項1〜4のいずれか1項に記載の感圧センサー。
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