JP6952645B2 - 感圧センサー - Google Patents

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Description

本発明は、圧力を検出する感圧センサーに関する。
感圧センサーとしては、近年、導電性繊維を用いた布帛を電極としたものが開発されている。このような感圧センサーとしては、例えば、特許文献1〜4には静電容量方式のセンサーが開示されており、当該センサーは導電性繊維を静電容量素子として、外力が加わることによる導電性繊維間の距離の変化、すなわち静電容量の変化により、センサーに加わる力を検出する。
特開2011−102457号公報 特開2011−86114号公報 特開2006−234716号公報 特開2017−26396号公報
しかしながら、特許文献1〜4に開示のような従来の導電性繊維を含む布帛を電極とした感圧センサーは、柔軟性に優れる一方、圧力負荷を繰り返すことで導電性繊維が摩耗しやすく、耐久性に劣るという問題があった。また、従来の導電性繊維を含む布帛を電極とした感圧センサーにおいて、静電容量方式を採用した場合、導電性繊維間の距離変化に基づく静電容量変化により圧力を検知するため、圧力負荷を繰り返すことで導電性繊維間の距離が変わりやすく、再現性良く段階的な圧力検知が困難になる傾向があった。
従って、本発明の目的は、導電性繊維を用いた布帛を電極層として使用する場合であっても耐久性に優れ、且つ段階的な圧力検知が容易である感圧センサーを提供することにある。
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、導電性繊維を用いた布帛を導電性樹脂に被覆させたシートを電極層として用い、且つ電極層間に導電性樹脂層を配置することで、導電性繊維を用いた布帛を電極層として使用する場合であっても耐久性に優れ、且つ段階的な圧力検知が容易である感圧センサーが得られることを見出した。本発明は、これらの知見に基づいて完成させたものである。
すなわち、本発明は、第1の電極層、導電性樹脂層、及び第2の電極層がこの順に積層された積層体を含み、上記第1の電極層は、導電性繊維を用いた第1の布帛と、上記第1の布帛を被覆する第1の導電性樹脂相とを含むシートである、感圧センサーを提供する。
本発明の感圧センサーは、導電性繊維を用いた布帛が導電性樹脂相により被覆されたシートを電極として用いることにより、導電性樹脂相により被覆されていない布帛を電極として用いたものに対して耐久性に優れる。また、導電性繊維を用いた布帛が導電性樹脂相により被覆されたシートを電極として用いた感圧センサーにおいて、2つの電極間に導電性樹脂層を介在させることにより、圧力未負荷の状態では2つの電極層に電流が流れないか又は少量の電流が流れるようになっており、圧力が負荷された際には、その圧力の大きさに応じて導電性樹脂層が歪み、例えば導電性樹脂層中の導電剤が接触する数が増え、これにより2つの電極層間に流れる電流が段階的に多くなるため、圧力負荷の初期から段階的な圧力検知が容易となる。また、静電容量方式とは異なり、再現性良く段階的な圧力検知が可能である。
上記第2の電極層は、導電性繊維を用いた第2の布帛と、上記第2の布帛を被覆する第2の導電性樹脂相とを含むシートであることが好ましい。このような構成を有する積層体を含む本発明の感圧センサーは、導電性繊維を用いた布帛が導電性樹脂相に被覆されたシートを双方の電極として用いることになるため、柔軟性及び耐久性により優れる。
上記第1の布帛は導電性繊維を一部に用いた布帛であってもよい。このような構成を有する積層体を含む本発明の感圧センサーは、第1の布帛に導電性繊維よりも柔軟である絶縁性繊維を用いることができ、この場合、耐久性に優れながら、より柔軟性に優れる。
上記導電性樹脂層は発泡層であることが好ましい。このような構成を有する積層体を含む本発明の感圧センサーは、柔軟性がより向上する。また、繰り返しの圧縮変形の際、微小荷重時における電極層に対する導電性樹脂層の片当たりによる電極層と導電性樹脂層との間の接触面積のばらつきを低減することが可能となる。そのため、繰り返しの圧縮変形に対し、微小荷重時において検出信号である電気抵抗値の再現性に優れた圧力の検知が可能となる。
上記積層体の総厚さは3mm以下であることが好ましい。このような構成を有する積層体を含む本発明の感圧センサーは、耐久性に優れながら柔軟性により優れる。
本発明の感圧センサーによれば、導電性繊維を用いた布帛を電極層として使用する場合であっても耐久性に優れ、且つ段階的な圧力検知が容易である。
本発明の感圧センサーにおける積層体の一実施形態(第1の態様)を示す概略図である。 本発明の感圧センサーにおける積層体の他の一実施形態(第2の態様)を示す概略図である。 本発明の感圧センサーにおける積層体の他の一実施形態(第3の態様)を示す概略図である。 図1に示す積層体の変形例を示す概略図である。 本発明の感圧センサーの一実施形態を示す概略図である。
本発明の感圧センサーは、第1の電極層、導電性樹脂層、及び第2の電極層がこの順に積層された積層体を含む。上記第1の電極層は、導電性繊維を用いた第1の布帛と、上記第1の布帛を被覆する第1の導電性樹脂相とを含むシートである。また、本発明の感圧センサーは、静電容量方式とは異なり、再現性良く段階的な圧力検知が可能である。
[第1の態様]
本発明の感圧センサーにおける上記積層体の概略図を図1〜3に示す。なお、図1〜3に示す各積層体は、第1の電極層と第2の電極層は逆の位置関係であってもよい。図1は、本発明の感圧センサーにおける上記積層体の一実施形態である第1の態様を示す概略図であり、(a)は斜視図、(b)は図1(a)におけるI−I’断面図をそれぞれ示す。図1に示す積層体10は、第1の電極層11及び第2の電極層12が、導電性樹脂層13を介して積層されている。すなわち、積層体10は、第1の電極層11、導電性樹脂層13、及び第2の電極層12がこの順に積層されている。積層体10において、第1の電極層11と導電性樹脂層13、並びに第2の電極層12と導電性樹脂層13は、それぞれ、接触するように積層されているが、本発明の効果を損なわない範囲内で各層間に間隙が設けられていてもよい。また、導電性樹脂層13は、単層であってもよいし、同一又は異なる層の複層であってもよい。
(第1の電極層)
第1の電極層11は、導電性繊維111を用いた第1の布帛11aと第1の導電性樹脂相11bとを含むシートである。導電性樹脂相11bは上記第1の布帛11aを被覆している。第1の布帛11aは、導電性繊維111と絶縁性繊維112とで構成される布帛、すなわち、導電性繊維111を一部に用いた布帛である。第1の布帛11aが導電性繊維111を一部に用いることにより、第1の布帛11aに導電性繊維111よりも比較的柔軟である絶縁性繊維112を用いることができるため、耐久性に優れながら、より柔軟性に優れる。導電性繊維111は、導電性物質からなる繊維であってもよいし、絶縁性繊維に導電性物質を被覆した繊維であってもよく、導電性繊維及び/又は絶縁性繊維から形成された布帛が金属によるめっき又は蒸着されたものであってもよい。また、導電性繊維111は、これらの組み合わせにより得られる導電性繊維であってもよい。第1の布帛11aは、導電性繊維を一種のみを用いてもよいし二種以上を用いてもよい。
本明細書において、布帛とは、多くの繊維を薄く広く板状に形成されたものをいい、織物、編物、不織布、フエルト、紙等が挙げられる。
図1(a)に示すように、第1の電極層11において、第1の布帛11aでは、絶縁性繊維112から構成される布帛中に複数の導電性繊維111が一方向に等間隔で平行(ストライプ状)に配列している。このように配列した導電性繊維111を用いた布帛は、織物を構成する緯糸又は経糸として織りこむこと、編物の編地を構成する糸として編みこむこと等で得られる。
第1の電極層11は第1の布帛11aが第1の導電性樹脂相11bに被覆されたシートである。第1の布帛11aが導電性樹脂相11bに被覆されていることにより、導電性繊維を用いた布帛を電極層として使用する場合であっても耐久性に優れる。そして、導電性繊維111の少なくとも一部は、第1の電極層11の導電性樹脂層13を有する側とは反対側(図1(a)及び(b)の上側)の表面11fから露出している。第1の電極層11において、導電性繊維111の少なくとも一部が第1の電極層11から露出していることにより、第1の電極層が電極として機能することができる。なお、導電性繊維111は表面11fから露出している必要はなく、例えば第1の電極層11の側面から露出させるなどの方法で導電性繊維111と検出器とを電気的に接続してもよい。
導電性物質で構成される導電性繊維111としては、例えば、金属繊維、炭素繊維、導電性高分子繊維等が挙げられる。また、絶縁性繊維に導電性物質を被覆した繊維としては、例えば、金属被覆導線、導電メッキ糸、導電糸のシングル又はダブルカバード糸等が挙げられる。導電性物質による被覆は、単層であってもよいし複層であってもいい。導電性繊維111等の線状の導電性物質の体積抵抗率は、10-2Ω・cm以下が好ましく、より好ましくは10-3Ω・cm以下、さらに好ましくは10-4Ω・cm以下である。導電性繊維の直径は、柔軟性に優れる観点から、200μm以下が好ましく、より好ましくは100μm以下である。また、絶縁性繊維に導電性物質を被覆した繊維における導電性物質の被覆層の厚さは、柔軟性に優れる観点から、50μm以下が好ましく、より好ましくは20μm以下である。上記金属(金属繊維を構成する金属、被覆に用いる金属、及びめっきや蒸着に用いられる金属)としては、十分な導電性と展延性を有する金属であることが好ましく、金、銀、銅、白金、ニッケル、スズ、アルミニウム、及びこれらを含む合金が好ましい。
第1の導電性樹脂相11bを構成する樹脂として、熱硬化性樹脂及び熱可塑性樹脂を用いることができる。熱硬化性樹脂を用いる場合、第1の導電性樹脂相11bを構成する樹脂組成物に架橋剤を添加しておき、第1の布帛11aに当該組成物を含浸又は塗布した後加熱することで第1の電極層11が得られる。熱可塑性樹脂を用いる場合、第1の導電性樹脂相11bを構成する組成物を加熱した状態又は溶剤に溶かした状態で第1の布帛11aに当該組成物に含浸又は塗布し、その後冷却又は溶剤を揮発させることで第1の電極層11が得られる。第1の導電性樹脂相11bを構成する樹脂は、一種のみを用いてもよいし、二種以上を用いてもよい。また、共重合、添加、ブレンド、アロイ等の多成分系を単独で用いても複数で用いてもよい。
上記熱硬化性樹脂は熱硬化性樹脂エラストマーであることが好ましい。上記熱硬化性樹脂エラストマーとしては、例えば、ウレタン樹脂エラストマー、シリコーン樹脂エラストマー等が挙げられる。また、上記架橋剤として加硫剤を用いる場合、上記熱硬化性樹脂エラストマーとしては、例えば、イソプレンゴム、クロロプレンゴム、エピクロロヒドリンゴム、ブチルゴム、フッ素ゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、ニトリルゴム、エチレンプロピレンゴム、エピクロロヒドリン−エチレンオキシドコポリマー、エピクロロヒドリン−エチレンオキシド−アリルグリシジルエーテル3元共重合体、エチレン−プロピレン−ジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、天然ゴム等が挙げられる。
上記熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリウレタン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、塩素化ポリエチレン樹脂、アクリル系樹脂、メタクリル系樹脂、フッ素系樹脂、シリコーン系樹脂、ポリアセタール樹脂(ポリオキシメチレン)、ポリアリレート樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリフェニレンスルフィド、ポリサルホン、ポリエーテルサルホン、ポリエーテルエーテルケトン、塩化ビニル樹脂、ポリビニル系樹脂等が挙げられる。
上記熱可塑性樹脂として、熱可塑性樹脂エラストマー(TPE)を用いることも好ましい。熱可塑性樹脂エラストマーは、硬質相(ハードセグメント)と軟質相(ソフトセグメント)からなり、常温でゴムとしての性質を示すが、高温で熱可塑性を示すポリマーである。熱可塑性樹脂エラストマーを用いることにより、熱可塑性樹脂組成物の耐摩耗性及び耐久性をより向上させることができる。熱可塑性樹脂として、熱可塑性樹脂エラストマーと熱可塑性樹脂エラストマー以外の樹脂とを併用してもよい。
熱可塑性樹脂エラストマーとして、例えば、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー、ポリエステル系熱可塑性エラストマー、ポリアミド系熱可塑性エラストマー、ポリスチレン系熱可塑性エラストマー、フッ素ポリマー系熱可塑性エラストマー、ポリ塩化ビニル系熱可塑性エラストマー、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー、ポリイミド系エラストマー等が挙げられる。熱可塑性樹脂エラストマーとしては、樹脂とエラストマーやオリゴマー成分をブレンドした熱可塑性樹脂エラストマーであってもよい。熱可塑性樹脂エラストマーの中でも、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー、ポリエステル系熱可塑性エラストマー、ポリアミド系熱可塑性エラストマーが好ましく、特に好ましくはポリウレタン系熱可塑性エラストマーである。
第1の導電性樹脂相11bは、所望の電気抵抗値を得るために、導電剤を含有していてもよい。導電剤としては、例えば、カーボンブラック、グラファイト、カーボンナノチューブ、グラフェン、銅、アルミニウム、ニッケル、鉄粉、圧電セラミックス、導電性高分子、金属酸化物である導電性酸化錫や導電性酸化チタン等が挙げられる。また、導電剤は、表面に上記導電剤がコーティングされた樹脂の粒子であってもよい。中でも、種類が豊富であることから所望の電気抵抗値が得られやすい観点から、カーボンブラックが好ましい。上記導電剤は、一種のみを使用してもよいし、二種以上を使用してもよい。
第1の導電性樹脂相11bは、弾性粒子、無機酸化物フィラー、添加剤等のその他の成分を含有していてもよい。弾性粒子としては、例えば、シリコーン系樹脂、ウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂等が挙げられる。無機酸化物フィラーとしては、シリカ、アルミナ、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化マグネシウム等が挙げられる。添加剤としては、例えば、老化防止剤、可塑剤、軟化剤、着色剤、分散剤、難燃剤、カップリング剤等が挙げられる。
第1の電極層11の厚さ(但し、導電性繊維111の露出部分を除く)は、例えば20〜600μm、好ましくは25〜200μm、より好ましくは30〜150μmである。上記厚さが20μm以上であると、耐久性により優れる。上記厚さが600μm以下(特に150μm以下)であると、柔軟性により優れる。
第1の布帛11aの第1の電極層11に対する厚さの比率[第1の布帛11a/第1の電極層11]は、0.2〜0.95が好ましく、より好ましくは0.3〜0.9、さらに好ましくは0.4〜0.85である。上記比率が0.2以上であると、布帛の間に導電性樹脂をより多く挿入することができ、耐久性がより向上する。また上記比率が0.95以下であると、耐久性がより向上する。
第1の布帛11aへの導電性樹脂相11bによる被覆は、導電性樹脂相11bを形成するための組成物への含浸、当該組成物の塗布を含み、被覆の方法は特に限定されず公知乃至慣用の被覆方法を採用することができる。具体的には、第1の布帛11aの第1の導電性樹脂相11bによる被覆は、熱可塑性樹脂を用いる場合、第1の布帛11aの片面又は両面に、第1の導電性樹脂相11bを形成するための組成物(例えば上記熱可塑性樹脂及び導電剤を含む組成物)を加熱下又は溶剤に溶かした状態で含浸又は塗布し、その後冷却又は溶剤を揮発させることで行うことができる。また、熱硬化性樹脂を用いる場合、第1の布帛11aの片面又は両面に、第1の導電性樹脂相11bを形成するための組成物(例えば上記熱硬化性樹脂及び導電剤を含む組成物)を含浸又は塗布し、その後硬化又は加硫して行うことができる。なお、この際、導電性繊維111の少なくとも一部が表面に露出するように被覆を行ってもよい。被覆とは、布帛の繊維表面を覆うことをいう。被覆の方法としては、例えば、布帛に直接導電性樹脂を含浸又は塗布する、布帛の上に導電性樹脂シートを載せてプレス等で繊維表面に浸透させる、及び/又は、押し出し機を使い連続で布帛の繊維表面に浸透させる方法などが挙げられる。
(第2の電極層)
第2の電極層12は、導電性繊維121を用いた第2の布帛12aと第2の導電性樹脂相12bとを含むシートである。これにより、積層体10を含む感圧センサーは耐久性により優れる。第2の導電性樹脂相12bは、上記導電性繊維121の一部を第2の電極層12の導電性樹脂層13を有する側とは反対側(図1(a)及び(b)の下側)の表面12fから露出するように第2の布帛12aを被覆している。なお、第1の電極層11と同様に、導電性繊維121は表面12fから露出している必要はなく、例えば第2の電極層12の側面から露出させるなどの方法で導電性繊維121と検出器とを電気的に接続してもよい。第2の電極層12において、第2の布帛12aは、導電性繊維121から構成される布帛、すなわち、導電性繊維121を全部に用いた布帛である。導電性繊維121は、導電性物質からなる繊維であってもよいし、絶縁性繊維に導電性物質を被覆した繊維であってもよく、導電性繊維及び/又は絶縁性繊維から形成された布帛が金属によるめっき又は蒸着されたものであってもよい。また、導電性繊維121は、これらの組み合わせにより得られる導電性繊維であってもよい。第2の布帛12aは、導電性繊維を一種のみを用いてもよいし二種以上を用いてもよい。第2の布帛12aは、導電性繊維121を用いた織物、編物、不織布、フエルト、紙等が挙げられる。
導電性繊維121としては、上述の導電性繊維111について説明したものを使用することができる。なお、導電性繊維111と導電性繊維121は、同じものを使用してもよいし、異なるものを使用してもよい。
第2の導電性樹脂相12bとしては、上述の第1の導電性樹脂相11bについて説明したものを使用することができる。なお、第1の導電性樹脂相11bと第2の導電性樹脂相12bは、同じものを使用してもよいし、異なるものを使用してもよい。また、第2の導電性樹脂相12bは、所望の電気抵抗値を得るために、導電剤を含有していてもよい。導電剤としては、第1の導電性樹脂相11bが含有していてもよい導電剤として例示されたものが挙げられる。中でも、種類が豊富であることから所望の電気抵抗値が得られやすい観点から、カーボンブラックが好ましい。
第2の導電性樹脂相12bは、第1の導電性樹脂相11bが含んでいてもよいその他の成分として例示されたものを含有していてもよい。
第2の電極層12の厚さ(但し、導電性繊維121の露出部分を除く)は、例えば20〜600μm、好ましくは25〜200μm、より好ましくは30〜150μmである。上記厚さが20μm以上であると、耐久性により優れる。上記厚さが600μm以下(特に150μm以下)であると、柔軟性により優れる。
第2の布帛12aの第2の電極層12に対する厚さの比率[第2の布帛12a/第2の電極層12]は、0.2〜0.95が好ましく、より好ましくは0.3〜0.9、さらに好ましくは0.4〜0.85である。上記比率が0.2以上であると、布帛の間に導電性樹脂をより多く挿入することができ、耐久性により優れる。上記比率が0.95以下であると、耐久性がより向上する。
第2の布帛12aの第2の導電性樹脂相12bによる被覆は、上述の第1の布帛11aの第1の導電性樹脂相11bによる被覆と同様にして行うことができる。
(導電性樹脂層)
導電性樹脂層13は、加わった圧力に応じて電気抵抗値が変化する感圧導電性の樹脂層である。導電性樹脂層13としては、例えば、導電性樹脂層13を構成する樹脂と導電剤とを含有する。導電性樹脂層13を構成する樹脂としては、上述の導電性樹脂相11cを構成する樹脂として例示された熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂が挙げられる。また、上記導電剤としては、第1の導電性樹脂相11bが含有していてもよい導電剤として例示されたものが挙げられる。中でも、種類が豊富であることから所望の電気抵抗値が得られやすい観点から、カーボンブラックが好ましい。
導電性樹脂層13を構成する樹脂としては、中でも、第1の導電性樹脂相11bを構成する樹脂及び第2の導電性樹脂相12bを構成する樹脂に対して親和性のある樹脂を使用することが好ましい。例えば、極性を有するウレタン樹脂を主成分とする導電性樹脂に対しては、同じく極性を有するアクリロニトリル−ブタジエンゴムを用いることにより、層間(第1の電極層11と導電性樹脂層13の層間、第2の電極層12と導電性樹脂層13の層間)の密着性が良好となる。その結果、繰り返しの圧縮変形に対する電気抵抗値の変化の再現性がより優れたものとなる。また、反発弾性に優れたイソプレンゴム、ブタジエンゴム、天然ゴムを用いた場合、優れた再現性とともに圧縮変形に対する電気抵抗値の変化のヒステリシスが良好となる。
導電性樹脂層13は、発泡層であることが好ましい。この場合、本発明の感圧センサーはより柔軟性が向上する。また、繰り返しの圧縮変形の際、微小荷重時における第1の電極層11又は第2の電極層12に対する導電性樹脂層13の片当たりによる電極層と導電性樹脂層との間の接触面積のばらつきを低減することが可能となる。そのため、繰り返しの圧縮変形に対し、微小荷重時において検出信号である電気抵抗値の再現性に優れた圧力の検知が可能となる。
導電性樹脂層13は、第1の導電性樹脂相11bが含んでいてもよいその他の成分として例示されたものを含有していてもよい。
導電性樹脂層13の厚さは、例えば10〜2000μm、好ましくは20〜1000μm、より好ましくは50〜200μmである。上記厚さが10μm以上であると、感圧性がより優れる。上記厚さが2000μm以下(特に200μm以下)であると、柔軟性により優れる。
導電性樹脂層13は、第1の電極層11又は第2の電極層12の片面に、導電性樹脂層13を構成する組成物を塗布し、溶剤を揮発させることで形成できる。また、予め別の基材に上記組成物を塗布、溶剤の揮発により形成した導電性樹脂層13を第1の電極層11又は第2の電極層12の片面に貼り合わせてもよい。導電性樹脂層13が発泡層である場合、上記組成物を塗布した後、機械的撹拌による物理的発泡や化学発泡剤を用いた化学的発泡等、公知乃至慣用の発泡方法により発泡構造を形成することができる。
第1の電極層11と第2の電極層12の電気抵抗値は、それぞれ、導電性樹脂層13の電気抵抗値よりも小さいことが好ましい。この場合、圧力を感知しない場合は電極層間に電流が流れにくく、且つ圧力負荷の初期から段階的な圧力検知が容易となる。
積層体10の総厚さ(但し、導電性繊維111及び導電性繊維121の露出部分を除く)は、3mm以下(例えば0.1〜3mm)が好ましく、より好ましくは0.1〜2mmである。上記総厚さが3mm以下(特に2mm以下)であると、耐久性に優れながら柔軟性により優れる。
[第2の態様]
図2は、本発明の感圧センサーにおける上記積層体の一実施形態である第2の態様を示す概略図であり、(a)は斜視図、(b)は図2(a)におけるII−II’断面図をそれぞれ示す。図2に示す積層体20は、第2の電極層12に代えて第2の電極層22を用いること以外は第1の態様と同様の構成であり、好ましい構成についても第1の態様と同様である。第2の態様では、導電性繊維を一部に用いた布帛が導電性樹脂相に被覆されたシートを第1及び第2の電極層に用いることになるため、第1の態様と比べて、柔軟性及び耐久性により優れる。
(第2の電極層)
第2の電極層22は、導電性繊維221を用いた第2の布帛22aと第2の導電性樹脂相22bとを含むシートである。導電性樹脂相22bは第2の布帛22aを被覆している。第2の布帛22aは、導電性繊維221と絶縁性繊維222とで構成される布帛、すなわち、導電性繊維221を一部に用いた布帛である。第2の布帛22aが導電性繊維221を一部に用いることにより、第2の布帛22aに導電性繊維221よりも柔軟である絶縁性繊維222を用いることができるため、耐久性に優れながら、より柔軟性に優れる。導電性繊維221は、導電性物質からなる繊維であってもよいし、絶縁性繊維に導電性物質を被覆した繊維であってもよく、導電性繊維及び/又は絶縁性繊維から形成された布帛が金属によるめっき又は蒸着されたものであってもよい。また、導電性繊維221は、これらの組み合わせにより得られる導電性繊維であってもよい。第2の布帛22aは、導電性繊維を一種のみを用いてもよいし二種以上を用いてもよい。
第2の電極層22は第2の布帛22aが第2の導電性樹脂相22bに被覆されたシートである。第2の布帛22aが導電性樹脂相22bに被覆されていることにより、第1の態様に比べて、導電性繊維を用いた布帛を電極層として使用する場合であっても耐久性により優れる。そして、導電性繊維221の少なくとも一部は、第2の電極層22の導電性樹脂層13を有する側とは反対側(図2(a)及び(b)の下側)の表面22fから露出している。第2の電極層22において、導電性繊維221の少なくとも一部が第2の電極層22から露出していることにより、第2の電極層が電極として機能することができる。なお、第1の電極層11と同様に、導電性繊維221は表面22fから露出している必要はなく、例えば第2の電極層22の側面から露出させるなどの方法で導電性繊維221と検出器とを電気的に接続してもよい。
図2(a)に示すように、第2の電極層22において、第2の布帛22aでは、絶縁性繊維222から構成される布帛中に複数の導電性繊維221が一方向に等間隔で平行(ストライプ状)に配列している。なお、第2の布帛22aにおける導電性繊維221は、第1の布帛における導電性繊維111が配列された一方向に対して垂直方向(クロス状)に配列している。これにより、圧力負荷時は、第1の電極層11と第2の電極層22が通電しやすく、圧力検知がより容易となる。また、押圧位置の検出も容易となる。このように配列した導電性繊維221を用いた布帛は、織物を構成する緯糸又は経糸として織りこむこと、編物の編地を構成する糸として編みこむこと等で得られる。
導電性繊維221としては、上述の導電性繊維111について説明したものを使用することができる。なお、導電性繊維111と導電性繊維221は、同じものを使用してもよいし、異なるものを使用してもよい。
第2の導電性樹脂相22bとしては、上述の第1の導電性樹脂相11bについて説明したものを使用することができる。なお、第1の導電性樹脂相11bと第2の導電性樹脂相22bは、同じものを使用してもよいし、異なるものを使用してもよい。また、第2の導電性樹脂相22bは、所望の電気抵抗値を得るために、導電剤を含有していてもよい。導電剤としては、第1の導電性樹脂相11bが含有していてもよい導電剤として例示されたものが挙げられる。中でも、種類が豊富であることから所望の電気抵抗値が得られやすい観点から、カーボンブラックが好ましい。
第2の導電性樹脂相22bは、第1の導電性樹脂相11bが含んでいてもよいその他の成分として例示されたものを含有していてもよい。
第2の電極層22の厚さ(但し、導電性繊維221の露出部分を除く)は、例えば20〜600μm、好ましくは25〜200μm、より好ましくは30〜150μmである。上記厚さが20μm以上であると、耐久性により優れる。上記厚さが600μm以下(特に150μm以下)であると、柔軟性により優れる。
第2の布帛22aの第2の電極層22に対する厚さの比率[第2の布帛22a/第2の電極層22]は、0.2〜0.95が好ましく、より好ましくは0.3〜0.9、さらに好ましくは0.4〜0.85である。上記比率が0.2以上であると、布帛の間に導電性樹脂をより多く挿入することができ、耐久性により優れる。上記比率が0.95以下であると、耐久性がより向上する。
第2の布帛22aの第2の導電性樹脂相22bによる被覆は、上述の第1の布帛11aの第1の導電性樹脂相11bによる被覆と同様にして行うことができる。
積層体20の総厚さ(但し、導電性繊維121及び221の露出部分を除く)は、3mm以下(例えば0.1〜3mm)が好ましく、より好ましくは0.1〜2mmである。上記総厚さが3mm以下(特に2mm以下)であると、耐久性に優れながら柔軟性により優れる。
[第3の態様]
図3は、本発明の感圧センサーにおける上記積層体の一実施形態である第3の態様を示す概略図であり、(a)は斜視図、(b)は図3(a)におけるIII−III’断面図をそれぞれ示す。図3に示す積層体30は、第1の電極層11に代えて第1の電極層31を用いること以外は第1の態様と同様の構成であり、好ましい構成についても第1の態様と同様である。
(第1の電極層)
第1の電極層31は、導電性繊維311を用いた第1の布帛31aと第1の導電性樹脂相31bとを含むシートである。第1の導電性樹脂相31bは、上記導電性繊維311の一部を第1の電極層31の導電性樹脂層13を有する側とは反対側(図3(a)及び(b)の上側)の表面から露出するように上記第1の布帛を被覆している。なお、第1の電極層11と同様に、導電性繊維311は第1の電極層31表面から露出している必要はなく、例えば第1の電極層31の側面から露出させるなどの方法で導電性繊維311と検出器とを電気的に接続してもよい。第1の電極層31において、第1の布帛31aは、導電性繊維311から構成される布帛、すなわち、導電性繊維311を全部に用いた布帛である。導電性繊維311は、導電性物質からなる繊維であってもよいし、絶縁性繊維に導電性物質を被覆した繊維であってもよく、導電性繊維及び/又は絶縁性繊維から形成された布帛が金属によるめっき又は蒸着されたものであってもよい。また、導電性繊維311は、これらの組み合わせにより得られる導電性繊維であってもよい。第1の布帛31aは、導電性繊維を一種のみを用いてもよいし二種以上を用いてもよい。第1の布帛31aは、導電性繊維311を用いた織物、編物、不織布、フエルト、紙等が挙げられる。
導電性繊維311としては、上述の導電性繊維111について説明したものを使用することができる。なお、導電性繊維311と導電性繊維121は、同じものを使用してもよいし、異なるものを使用してもよい。
第1の導電性樹脂相31bとしては、上述の第1の導電性樹脂相11bについて説明したものを使用することができる。なお、第1の導電性樹脂相31bと第2の導電性樹脂相12bは、同じものを使用してもよいし、異なるものを使用してもよい。また、第1の導電性樹脂相31bは、所望の電気抵抗値を得るために、導電剤を含有していてもよい。導電剤としては、第1の導電性樹脂相11bが含有していてもよい導電剤として例示されたものが挙げられる。中でも、種類が豊富であることから所望の電気抵抗値が得られやすい観点から、カーボンブラックが好ましい。
第1の導電性樹脂相31bは、第1の導電性樹脂相11bが含んでいてもよいその他の成分として例示されたものを含有していてもよい。
第1の電極層31の厚さ(但し、導電性繊維311の露出部分を除く)は、例えば20〜600μm、好ましくは25〜200μm、より好ましくは30〜150μmである。上記厚さが20μm以上であると、耐久性により優れる。上記厚さが600μm以下(特に150μm以下)であると、柔軟性により優れる。
第1の布帛31aの第1の導電性樹脂相31bによる被覆は、上述の第1の布帛11aの第1の導電性樹脂相11bによる被覆と同様にして行うことができる。
積層体30の総厚さ(但し、導電性繊維311及び121の露出部分を除く)は、3mm以下(例えば0.1〜3mm)が好ましく、より好ましくは0.1〜2mmである。上記総厚さが3mm以下(特に2mm以下)であると、耐久性に優れながら柔軟性により優れる。
[変形例]
図4に、第1の態様における積層体10の変形例の概略図(斜視図)を示す。図4に示す積層体10’は、第2の電極層12を平面方向全面ではなく平面方向に部分的に設けたこと以外は第1の態様と同様の構成であり、好ましい構成についても第1の態様と同様である。具体的には、第2の電極層12は、導電性樹脂層13上に、平行に配列された導電性繊維111の長さ方向に沿って、直方体の第2の電極層12がその幅方向に複数、等間隔で平行に塗布されている点で、積層体10とは異なる。すなわち、積層体10’において、複数の第2の電極層12は、複数の導電性繊維111が配列された一方向に対して垂直方向(クロス状)に配列している。
なお、図4には図1に示す積層体10における第2の電極層12を部分的に設けた変形例を示したが、図1に示す積層体10における第1の電極層11、図2に示す積層体20における第1の電極層11及び/又は第2の電極層22、図3に示す積層体30における第1の電極層31及び/又は第2の電極層12、図4に示す積層体10’における第1の電極層11についても、第2の電極層12と同様に、平面方向に部分的に設けた構成としてもよい。但し、電極層を部分的に設ける構成とする場合、耐久性に優れる観点から、第1の電極層及び第2の電極層のうちの一方を部分的に設ける構成とすることが好ましく、センサーとして用いる際には内側(すなわち圧力負荷される側とは反対側)の電極層を部分的に設ける構成とすることが好ましい。
なお、図1〜図4に示す各積層体において、第1の電極層が、導電性繊維を用いた第1の布帛と、上記記第1の布帛を被覆する第1の導電性樹脂相とを含むシートであればよく、第2の電極層は公知乃至慣用の電極であってもよい。このような第2の電極層としては、例えば、アルミ箔、銅箔等の金属箔などが挙げられる。この場合も、第2の電極層は導電性樹脂層13上の全面に設けられていてもよく、部分的に設けられていてもよい。
本発明の感圧センサーの一実施形態を図5に示す。なお、図5に示す本発明の感圧センサーは、図1に示す第1の態様における積層体10を用いたものであるが、積層体20、積層体30、及び積層体10’についても同様に用いることができる。図5に示す感圧センサーは、積層体10における第1の電極層11と積層体10の外部の検知器40、第2の電極層12と検知器40とが、それぞれ、配線41により電気的に接続されている。なお、配線41は、第1の電極層11における導電性繊維11aと第2の電極層12における導電性繊維12aとが配線41で電気的に接続されている。配線41は、電流を増幅させるためのアンプを経由して検知器40に接続されていてもよい。第1の電極層11及び第2の電極層12に圧力未負荷の状態では、電流が流れないか又は少量の電流が流れるようになっており、第1の電極層11及び第2の電極層12に積層体10の厚さ方向に圧力が負荷された際には、その圧力の大きさに応じて導電性樹脂層13が歪み、例えば導電性樹脂層13中の導電剤が接触する数が増え、これにより第1の電極層11と第2の電極層の間に流れる電流が段階的に多くなる。本発明の感圧センサーは、抵抗型感圧センサーであり、このような原理により、圧力負荷の初期から段階的な圧力検知が容易となる。
本発明の感圧センサーは、従来の感圧センサーが用いられる種々の用途に用いることができる。本発明の感圧センサーは、例えば、運搬用ロボット、自走式ロボットなどのロボットが障害物に接触した際の圧力を検知するための感圧センサーとして使用することができる。
10,20,30,10’ 積層体
11,31 第1の電極層
12,22 第2の電極層
11a,31a 第1の布帛
12a,22a 第2の布帛
111,121,221,311 導電性繊維
112,222 絶縁性繊維
11b,31b 第1の導電性樹脂相
12b,22b 第2の導電性樹脂相
13 導電性樹脂層
40 検知器
41 配線

Claims (5)

  1. 第1の電極層、導電性樹脂層、及び第2の電極層がこの順に積層された積層体を含み、前記第1の電極層は、導電性繊維を用いた第1の布帛と、前記第1の布帛を被覆する第1の導電性樹脂相とを含むシートである、感圧センサー。
  2. 前記第2の電極層は、導電性繊維を用いた第2の布帛と、前記第2の布帛を被覆する第2の導電性樹脂相とを含むシートである、請求項1に記載の感圧センサー。
  3. 前記第1の布帛は前記導電性繊維を一部に用いた布帛である、請求項1又は2に記載の感圧センサー。
  4. 前記導電性樹脂層は発泡層である請求項1〜3のいずれか1項に記載の感圧センサー。
  5. 前記積層体の総厚さが3mm以下である請求項1〜4のいずれか1項に記載の感圧センサー。
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