JP6952269B2 - 水栓 - Google Patents

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Description

本発明は、水栓に関する。
従来より、台所、洗面所などで使用される水栓が開示されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示される水栓は、吐水口を形成するスパウトと、スパウトの先端に取り付けられたプッシュボタンとを備える。プッシュボタンの操作によって、ストレート吐水とシャワー吐水を切り替えることができる。
スパウトの内部には、プッシュボタンを前方に向かって付勢するバネが設けられている。ユーザがプッシュボタンを押すと、プッシュボタンがバネの付勢力に抗して前方位置から後方位置に移動され、後方位置に保持される。このときシャワー吐水が行われる。ユーザがさらにプッシュボタンを押すと、バネの付勢力によってプッシュボタンが後方位置から前方位置に戻り、前方位置に保持される。このときストレート吐水が行われる。
特開2005−16032号公報
特許文献1の構成では、バネの付勢力を利用してプッシュボタンを戻すため、バネの付勢力が不十分な場合にはプッシュボタンが戻らず、正常に動作しない場合がある。これを防ぐために、バネの付勢力を余分に大きくする等の対応が必要であった。このように、バネの付勢力を利用してプッシュボタンを動作させる機構において、プッシュボタンを正常に動作させることに関して改善の余地があるといえる。
従って、本発明の目的は、上記問題を解決することにあって、バネの付勢力を利用してプッシュボタンを動作させる機構においてプッシュボタンをより正常に動作させることができる水栓を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の水栓は、上流側流路と、前記上流側流路の下流で分岐する第1の下流側流路および第2の下流側流路と、前記上流側流路と前記第1および第2の下流側流路を接続する接続流路とを内部に形成し、軸方向に延びるスパウトと、前記接続流路に設けられ、前記第1の下流側流路の入口を塞いで前記上流側流路と前記第2の下流側流路とを連通させる第1の位置と、前記第2の下流側流路の入口を塞いで前記上流側流路と前記第1の下流側流路とを連通させる第2の位置の間で移動可能な切替弁と、前記切替弁を前記第1の位置と前記第2の位置のそれぞれの位置で保持する機構であって、前記第2の位置に向かって前記切替弁を付勢する付勢部材を有する位置保持機構と、ユーザの操作によって前記第1の位置と前記第2の位置の間で前記切替弁を移動させる操作部と、を備え、前記切替弁は、前記第1の位置から前記第2の位置に移動する際に受ける水圧抵抗の方が前記第2の位置から前記第1の位置に移動する際に受ける水圧抵抗よりも小さくなる位置に設けられている。
本発明の水栓によれば、プッシュボタンをより正常に動作させることができる。
実施形態における水栓の概略構成を示す図 実施形態における水栓の概略構成を示す図 実施形態におけるスパウトの側面図 実施形態におけるスパウトの下面図 図3のA−A断面図 図4のB−B断面図 実施形態における切替弁の周辺を拡大した縦断面図 第1の位置にある切替弁およびその周辺を示す縦断面図 第2の位置にある切替弁およびその周辺を示す縦断面図 上流側流路の流路方向から見たときのスパウトの内部を示す図 変形例における切替弁およびその周辺を示す断面図 変形例における流量調整板を示す斜視図 別の変形例における流量調整板を示す斜視図 更なる別の変形例における流量調整板を示す斜視図
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施形態)
図1、図2は、実施形態における水栓2の概略斜視図である。図1は、水栓2のスパウト6が収納された状態を示し、図2は、スパウト6が前方に引き出された状態を示す。図3、図4は、スパウト6の概略構成を示す図である。図3は、スパウト6の側面図であり、図4は、スパウト6の下面図である。
図1、図2に示す水栓2は、台所、洗面所などで使用されるシングルレバー式の水栓装置である。水栓2は、設置台(図示せず)に立設される本体部4と、レバー5と、スパウト6と、プッシュボタン10と、吐水部12とを備える。吐水部12は、湯水を吐水する複数の散水孔を形成した部材であり、「散水板」、「シャワーフェイス」とも称する。
本体部4は、レバー5およびスパウト6を一体的に支持する部材である。スパウト6の先端部にはプッシュボタン10および吐水部12が取り付けられている。スパウト6は、「吐水管」、「シャワーヘッド」とも称する。スパウト6は、本体部4に接続される基端側から、プッシュボタン10を取り付けている先端側に向かって軸方向Cに延びる。
ユーザがレバー5を操作することで、吐水部12からの吐水/止水の切替え、並びに、吐水温度および吐水量の調節を行うことができる。また、ユーザがプッシュボタン10をプッシュ操作することで、吐水部12からの吐水をシャワー吐水とストレート吐水の間で切り替えることができる。プッシュボタン10は、ユーザの操作によって吐水を切り替えるための操作部の一例である。吐水の切替えに関する詳細な機構については後述する。
図3、図4に示したスパウト6の内部構成について、図5、図6を用いて説明する。図5は、図3のA−A断面図であり、図6は、図4のB−B断面図である。
図5、図6に示すように、スパウト6の内部には流路形成部14が設けられている。流路形成部14は、前述した吐水部12から吐水するための湯水の流路を形成する部材である。流路形成部14に対しては、上流側にある湯水供給源(図示せず)から、別の流路形成部38を介して湯水が供給される。
図6に示すように、流路形成部14は管部15を備える。管部15は、第1の下流側流路16と第2の下流側流路18を内部に形成する管状の部材である。第1の下流側流路16はストレート吐水用の流路であり、第2の下流側流路18はシャワー吐水用の流路である。第1の下流側流路16と第2の下流側流路18はともに吐水部12の吐水孔に接続されている。
流路形成部14はさらに、第1の下流側流路16と第2の下流側流路18を選択的に切り替えるための流路切替部20を備える。流路切替部20は、切替弁22(図6)と、弁保持部24と、カム機構26(図5)と、リンク28と、位置保持機構30とを備える。
切替弁22は、第1の下流側流路16および第2の下流側流路18のいずれか一方を選択的に閉じる弁体である。本実施形態の切替弁22は、スパウト6の軸方向Cを中心とする回転運動が可能に設けられた弁玉である。切替弁22は、第1の下流側流路16の入口16Aを閉じる位置(第1の位置)と、第2の下流側流路18の入口18Aを閉じる位置(第2の位置)の間で回転可能である。図6では、切替弁22が第1の位置にある状態が示される。この状態では、第2の下流側流路18を通じて吐水部12からシャワー吐水が行われる。
弁保持部24は、切替弁22を保持する部材である。弁保持部24はカム機構26(図5)に接続されている。カム機構26は、プッシュボタン10の押し込みによる軸方向Cの直線運動を、スパウト6の軸方向Cを中心とする回転運動に変換する部材である。カム機構26はリンク28の第2リンク28bに接続されている。
リンク28は、前述したカム機構26と、後述する位置保持機構30を互いに接続する部材である。リンク28はプッシュボタン10の内側に取り付けられており、プッシュボタン10の押し込みに応じてスパウト6の軸方向Cに沿って移動する。リンク28は2つの分岐する枝部として、第1リンク28aおよび第2リンク28bを備える。第1リンク28aは位置保持機構30に接続され、第2リンク28bはカム機構26に接続される。
位置保持機構30は、プッシュボタン10の押込み状態と非押込み状態の2つの状態をそれぞれ維持する機構である。すなわち、位置保持機構30は切替弁22を第1の位置と第2の位置のそれぞれの位置で保持する機能を有する。位置保持機構は「オルタネート機構」と称してもよい。図5、図6に示す切替弁22の第1の位置はプッシュボタン10の押込み状態に対応し、切替弁22の第2の位置はプッシュボタン10の非押込み状態に対応する。
図5に示すように、位置保持機構30は、バネ32A、32Bなどを含むノック式の機構を備える。本実施形態のバネ32A、32Bは、切替弁22を第2の位置に向かって付勢するように機能する付勢部材の一例である。図6に示す第1の位置では、バネ32A、32Bが切替弁22を第2の位置に向かって付勢するが、位置保持機構30によって第1の位置に維持される。
上述した構成において、切替弁22は非押込み状態である第2の位置にあるときに、プッシュボタン10のプッシュ操作によってバネ32A、32Bの付勢力に抗して第1の位置へ移動する。第1の位置では、吐水部12からシャワー吐水が行われる。この状態からさらにプッシュボタン10をプッシュ操作すると、位置保持機構30による切替弁22の状態維持が解除される。これにより、切替弁22はバネ32A、32Bの付勢力を利用して第2の位置に移動する。第2の位置では、ストレート吐水が行われる。このようなプッシュボタン10のプッシュ操作によって、切替弁22の位置を第1の位置と第2の位置の間で相互に切り替えて、シャワー吐水とストレート吐水を切り替えることができる。
上述した切替弁22の周辺の構成について、図7を用いて説明する。図7は、切替弁22の周辺を拡大した縦断面図である。
図7に示すように、スパウト6の内部には、第1の下流側流路16および第2の下流側流路18に加えて、上流側流路34と、接続流路36とが設けられている。
上流側流路34は、スパウト6内の流路における最も上流に設けられた流路である。上流側流路34は接続流路36の上流側に設けられるとともに、接続流路36に接続されている。上流側流路34は別の流路形成部38によって形成されている。上流側流路34に対して、前述した本体部4(図1、図2)から温度および流量が調節された湯水が供給される。
接続流路36は、上流側流路34と第1の下流側流路16および第2の下流側流路18とを接続する流路である。接続流路36は、上流側流路34と第1の下流側流路16および第2の下流側流路18との間に設けられている。図7に示すように、接続流路36には切替弁22および弁保持部24が配置されている。図7では、切替弁22が第2の下流側流路18を塞ぐ第2の位置にある状態が示される。
図7に示すように、上流側流路34と接続流路36の境界には、オリフィス39が形成されている。オリフィス39は、流路形成部38の内周壁から内側に突出したオリフィス板40によって形成される。オリフィス39は上流側流路34の出口34Aを構成する。
スパウト6内に湯水が流れている状態において、弁保持部24の側面24Aには上流側流路34からの水流Wが当たる。弁保持部24によって保持されている切替弁22に対して、第1の位置と第2の位置の間で移動する際の水圧抵抗Rがかかる。
切替弁22が第1の位置と第2の位置のそれぞれの位置にあるときに受ける水圧抵抗Rについて、図8A、図8Bを用いて説明する。図8Aは、切替弁22が第1の位置にある状態を示し、図8Bは、切替弁22が第2の位置にある状態を示す。
本実施形態では、図8Aに示す第1の位置で受ける水圧抵抗R1が、図8Bに示す第2の位置で受ける水圧抵抗R2よりも小さくなるように設計している。具体的には、複数の流路16、18、34の位置関係、並びに、切替弁22および弁保持部24の位置を予め所定の位置に設定することで実現している。このような設定により、切替弁22が第1の位置から第2の位置で移動する際に受ける水圧抵抗(≒R1)を、第2の位置から第1の位置で移動する際に受ける水圧抵抗(≒R2)よりも小さくしている。前述したように、切替弁22が第1の位置から第2の位置へ移動する際には、位置保持機構30のバネ32A、32Bの付勢力を利用して切替弁22が移動する。このときに切替弁22が受ける水圧抵抗(≒R1)を小さく設定しているため、バネ32A、32Bの付勢力が小さい場合でも切替弁22を移動させて戻すことができる。これにより、プッシュボタン10を正常に動作させることができる。
一方で、切替弁22が第2の位置から第1の位置へ移動する際には、バネ32A、32Bの付勢力に抗してプッシュボタン10が押されることで、切替弁22が移動する。このときの水圧抵抗(≒R2)は大きく設定されているが、バネ32A、32Bの付勢力を利用する場合と異なり、ユーザが押す力を大きくすれば切替弁22を確実に移動させることができる。
第1の位置および第2の位置での水圧抵抗R1、R2を算出・測定するには、例えば、切替弁22を移動させる際に要したプッシュボタン10の押圧力(最大値)をフォースゲージで測定した値を水圧抵抗R1、R2と読み替えることで、間接的に算出してもよい。フォースゲージは一般的な市販のフォースゲージを用いてもよい。あるいは、接続流路36に圧力計を設け、水圧抵抗R1、R2を直接的に算出してもよい。
上述したような水圧抵抗の関係を実現するために、本実施形態の水栓2では、図9に示すような位置関係の工夫を行っている。図9は、上流側流路34の流路方向(スパウト6の軸方向C)から見たときのスパウト6の内部を示す図である。
図9に示すように、上流側流路34の出口34A(オリフィス39)は、断面が円形状に形成されている。上流側流路34の出口34Aには中心34Cが存在する。上流側流路34の出口34Aの前方(スパウト6の先端側)には、接続流路36を介して第1の下流側流路16の入口16Aおよび第2の下流側流路18の入口18Aが位置している。入口16Aおよび入口18Aはともに断面が円形状に形成されている。入口16Aには中心16Cが存在し、入口18Aには中心18Cが存在する。
図9に示すように、入口16Aの中心16Cは、出口34Aの中心34Cの上方に位置している。一方で、入口18Aの中心18Cは、出口34Aの中心34Cの下方に位置している。
中心16Cから中心34Cまでの距離(断面距離、高さ距離)D1は、中心34Cから中心18Cまでの距離(断面距離、高さ距離)D2よりも長く設定されている。このような設定によれば、図9に示す縦断面において、上流側流路34の出口34Aに対して、第1の下流側流路16の入口16Aが、第2の下流側流路18の入口18Aよりも遠くに位置する。これにより、切替弁22が第1の下流側流路16の入口16Aを塞ぐ第1の位置では、第2の位置と比較して弁保持部24の側面24Aに水流Wが直接的に当たる面積が小さくなる。このため、切替弁22が受ける水圧抵抗Rも小さくなる。このような中心16C、18C、34Cの位置の設定により、図8Aに示す第1の位置で受ける水圧抵抗R1が、図8Bに示す第2の位置で受ける水圧抵抗R2よりも小さくなる構成を簡単に実現することができる。
また、第1の下流側流路16が第2の下流側流路18よりも上方に位置しているため、第1の位置から第2の位置に切替弁22が移動する際には、重力による推進力を受けることができる。バネ32A、32Bの付勢力に加えて重力の推進力を利用できるため、バネ32A、32Bの付勢力がさらに小さい場合でも切替弁22を確実に移動させることができる。これにより、プッシュボタン10を正常に動作させることができる。
さらに、第1の下流側流路16と第2の下流側流路18を上下に並べて配置しているため、スパウト6の幅方向Xの寸法を短くすることができる。これにより、スパウト6を細くすることができ、水栓2のデザイン性を向上させることができる。
上述したように、本実施形態の水栓2は、スパウト6と、プッシュボタン10と、切替弁22と、位置保持機構30とを備える。スパウト6は、上流側流路34と、第1の下流側流路16および第2の下流側流路18と、接続流路36とを内部に形成する。切替弁22は、第1の下流側流路16の入口16Aを塞いで上流側流路34と第2の下流側流路18とを連通させる第1の位置と、第2の下流側流路18の入口18Aを塞いで上流側流路34と第1の下流側流路16とを連通させる第2の位置の間で移動可能である。プッシュボタン10は、ユーザのプッシュ操作によって第1の位置と第2の位置の間で切替弁22を移動させる操作部である。位置保持機構30は、切替弁22を第1の位置と第2の位置のそれぞれの位置で保持する機構であって、切替弁22を第2の位置に向かって付勢するバネ32A、32Bを有する。切替弁22は、第1の位置から第2の位置に移動する際に受ける水圧抵抗(≒R1)の方が第2の位置から第1の位置に移動する際に受ける水圧抵抗(≒R2)よりも小さくなる位置に設けられている。
このような構成によれば、切替弁22を第2の位置から第1の位置に移動させる際にはバネ力に抗してプッシュボタン10を押す一方で、第1の位置から第2の位置に戻る際にはバネ32A、32Bの付勢力を利用して切替弁22が戻る。バネ32A、32Bの付勢力を利用して切替弁22が戻る際に受ける水圧抵抗(≒R1)は、切替弁22が逆に移動する場合の水圧抵抗(≒R2)よりも小さく設定されているため、当該水圧抵抗を上回るように付勢力を設定すれば切替弁22を確実に戻せる。このような構成により、バネ力を小さく設定しても切替弁22を確実に戻すことができ、バネ32A、32Bの付勢力を利用してプッシュボタン10を動作させる機構において、プッシュボタン10を正常に動作させることができる。
また本実施形態の水栓2によれば、上流側流路34の流路方向から見た断面において、第1の下流側流路16の入口16Aの中心16Cは、第2の下流側流路18の入口18Aの中心18Cよりも、上流側流路34の出口34Aの中心34Cに対して遠い位置にある。
このような構成によれば、第1の下流側流路16の入口16Aの方が第2の下流側流路18の入口18Aよりも上流側流路34の出口34Aから遠くなり、入口16Aを塞ぐ第1の位置にある切替弁22が受ける水圧抵抗R1も小さくなる。これにより、切替弁22が第1の位置から第2の位置に移動する際に受ける水圧抵抗(≒R1)の方が、第2の位置から第1の位置に移動する際に受ける水圧抵抗(≒R2)よりも小さくなる構成を簡単に実現することができる。
また本実施形態の水栓2によれば、上流側流路34の流路方向から見た断面において、第1の下流側流路16の入口16Aの中心16Cの方が第2の下流側流路18の入口18Aの中心18Cよりも上方にある。
このような構成によれば、切替弁22が第1の下流側流路16を塞ぐ第1の位置から第2の下流側流路18を塞ぐ第2の位置に移動する際には、バネの付勢力に加えて重力による推進力を受けることができる。これにより、バネの付勢力をさらに小さくしても切替弁22を確実に移動させることができ、プッシュボタン10を正常に動作させることができる。
また本実施形態の水栓2によれば、第1の下流側流路16と第2の下流側流路18は上下に並んで配置される。
このように、2つの下流側流路16、18を上下に並んで配置することで、スパウト6の横寸法を小さくすることができる。これにより、水栓2のデザイン性を向上させることができる。
また本実施形態の水栓2によれば、切替弁22は、第1の位置で受ける水圧抵抗R1の方が第2の位置で受ける水圧抵抗R2よりも小さくなる位置に設けられる。
このような構成によれば、第1の位置から第2の位置に移動する際に受ける水圧抵抗(≒R1)の方が第2の位置から第1の位置に移動する際に受ける水圧抵抗(≒R2)よりも小さくなる構成を簡単に実現することができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施できる。例えば、実施形態では、水栓2がシングルレバー式の水栓装置である場合について説明したが、このような場合に限らず、シングルレバー式以外の水栓装置であってもよい。
また実施形態では、第1の下流側流路16の入口16Aの中心16Cを、第2の下流側流路18の入口18Aの中心18Cよりも、上流側流路34の出口34Aの中心34Cに対して遠い位置に設ける場合について説明したが、このような場合に限らない。中心16Cから中心34Cまでの距離D1と中心34Cから中心18Cまでの距離D2を同じに設定してもよい。このような場合であっても、第1の下流側流路16の入口16Aと第2の下流側流路18の入口18Bの上下関係を維持する、あるいは水流Wを受ける弁保持部24の側面24Aの形状を変更する等して、図8A、図8Bに示す水圧抵抗の大小関係を実現してもよい。
また実施形態では、位置保持機構30のバネ32A、32Bとして、2つのバネ32A、32Bを設ける場合について説明したが、バネの数、場所などについてはこれに限らない。第1の位置と第2の位置のいずれか一方に向かって切替弁22を付勢する機能があれば、任意のバネを用いてもよい。
また実施形態では、切替弁22を付勢する付勢部材としてバネ32A、32Bを例示したが、このような場合に限らない。切替弁22を付勢する機能を有するものであれば、バネ以外の任意の形態の付勢部材を用いてもよい。
また実施形態では、切替弁22の位置をユーザが切り替える操作部の一例としてプッシュボタン10を例示したが、このような場合に限らない。プッシュ操作以外の操作(例えば、ねじり、回転)によって切替弁22の位置を切り替えるものであってもよく、任意の形態の操作部を用いてもよい。
また実施形態では、上流側流路34に通水される水流Wを弁保持部24の側面部24Aに直接当てる場合について説明したが、このような場合に限らない。例えば、図10に示す変形例のように流量調整板52を設けてもよい。図10に示す流量調整板52は、図11に示すように複数の貫通孔54を厚み方向に形成した円板状の部材である。図10に示す例では、流量調整板52はオリフィス板40に隣接する位置に設けられている。流量調整板52は、図10に示す位置に差し込まれた状態でホース(図示せず)で押さえて固定されるが、このような流路形成部38と別体である場合に限らず、流路形成部38と一体的に構成されてもよい。このような構成によれば、上流側流路34に通水される水流Wの流量が流量調整板52を通過する際に低減される。これにより、弁保持部24の側面部24Aに付与される水圧抵抗R2が過剰に大きくなることを防止することができる。このため、プッシュボタン10のプッシュ操作によって切替弁22の位置を容易に切り替えることができる。
流量調整板52は、図10、図11に示すような構成に限らず、水流Wの流量を低減できるものであれば任意の構成を採用してもよい。例えば、図12、図13に示すような流量調整板62、72を採用してもよい。図12に示す流量調整板62は、複数の貫通孔64を厚み方向に貫通させた円板状の部材であり、図13に示す流量調整板72も同様に、複数の貫通孔74を厚み方向に貫通させた円板状の部材である。このような構成によれば、上流側流路34に通水される水流Wの流量を流量調整板62あるいは流量調整板72を通過する際に低減することができる。これにより、水圧抵抗R2が過剰に大きくなることを防止することができ、プッシュボタン10のプッシュ操作によって切替弁22の位置を容易に切り替えることができる。
なお、上記様々な形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
本発明は、添付図面を参照しながら好ましい実施形態に関連して充分に記載されているが、この技術の熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した特許請求の範囲による本発明の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。また、実施形態における要素の組み合わせや順序の変化は、本発明の範囲および思想を逸脱することなく実現し得るものである。
本発明は、水栓に有用である。
2 水栓
4 本体部
5 レバー
6 スパウト
8 吐水口
10 プッシュボタン(操作部)
12 吐水部
14 流路形成部
15 管部
16 第1の流路
16A 入口
16C 中心
18 第2の流路
18A 入口
18C 中心
20 流路切替部
22 切替弁
24 弁保持部
26 カム機構
28 リンク
30 位置保持機構(オルタネート機構)
32A、32B バネ(付勢部材)
34 上流側流路
34A 出口
34C 中心
36 接続流路
38 別の流路形成部
39 オリフィス
40 オリフィス板
52 流量調整板
54 貫通孔
62 流量調整板
64 貫通孔
72 流量調整板
74 貫通孔
R1、R2 水圧抵抗
W 水流
D1、D2 距離
X 幅方向

Claims (4)

  1. 上流側流路と、前記上流側流路の下流で分岐する第1の下流側流路および第2の下流側流路と、前記上流側流路と前記第1および第2の下流側流路を接続する接続流路とを内部に形成し、軸方向に延びるスパウトと、
    前記接続流路に設けられ、前記第1の下流側流路の入口を塞いで前記上流側流路と前記第2の下流側流路とを連通させる第1の位置と、前記第2の下流側流路の入口を塞いで前記上流側流路と前記第1の下流側流路とを連通させる第2の位置の間で移動可能な切替弁と、
    前記切替弁を前記第1の位置と前記第2の位置のそれぞれの位置で保持する機構であって、前記第2の位置に向かって前記切替弁を付勢する付勢部材を有する位置保持機構と、
    ユーザの操作によって前記第1の位置と前記第2の位置の間で前記切替弁を移動させる操作部と、を備え、
    前記切替弁は、前記第1の位置から前記第2の位置に移動する際に受ける水圧抵抗の方が前記第2の位置から前記第1の位置に移動する際に受ける水圧抵抗よりも小さくなる位置に設けられており、
    前記上流側流路の流路方向から見た断面において、前記第1の下流側流路の入口の中心は、前記第2の下流側流路の入口の中心よりも、前記上流側流路の出口の中心に対して遠い位置にある、水栓。
  2. 上流側流路と、前記上流側流路の下流で分岐する第1の下流側流路および第2の下流側流路と、前記上流側流路と前記第1および第2の下流側流路を接続する接続流路とを内部に形成し、軸方向に延びるスパウトと、
    前記接続流路に設けられ、前記第1の下流側流路の入口を塞いで前記上流側流路と前記第2の下流側流路とを連通させる第1の位置と、前記第2の下流側流路の入口を塞いで前記上流側流路と前記第1の下流側流路とを連通させる第2の位置の間で移動可能な切替弁と、
    前記切替弁を前記第1の位置と前記第2の位置のそれぞれの位置で保持する機構であって、前記第2の位置に向かって前記切替弁を付勢する付勢部材を有する位置保持機構と、
    ユーザの操作によって前記第1の位置と前記第2の位置の間で前記切替弁を移動させる操作部と、を備え、
    前記切替弁は、前記第1の位置から前記第2の位置に移動する際に受ける水圧抵抗の方が前記第2の位置から前記第1の位置に移動する際に受ける水圧抵抗よりも小さくなる位置に設けられており、
    前記上流側流路の流路方向から見た断面において、前記第1の下流側流路の入口の中心の方が前記第2の下流側流路の入口の中心よりも上方にある、水栓。
  3. 上流側流路と、前記上流側流路の下流で分岐する第1の下流側流路および第2の下流側流路と、前記上流側流路と前記第1および第2の下流側流路を接続する接続流路とを内部に形成し、軸方向に延びるスパウトと、
    前記接続流路に設けられ、前記第1の下流側流路の入口を塞いで前記上流側流路と前記第2の下流側流路とを連通させる第1の位置と、前記第2の下流側流路の入口を塞いで前記上流側流路と前記第1の下流側流路とを連通させる第2の位置の間で移動可能な切替弁と、
    前記切替弁を前記第1の位置と前記第2の位置のそれぞれの位置で保持する機構であって、前記第2の位置に向かって前記切替弁を付勢する付勢部材を有する位置保持機構と、
    ユーザの操作によって前記第1の位置と前記第2の位置の間で前記切替弁を移動させる操作部と、を備え、
    前記切替弁は、前記第1の位置から前記第2の位置に移動する際に受ける水圧抵抗の方が前記第2の位置から前記第1の位置に移動する際に受ける水圧抵抗よりも小さくなる位置に設けられており、
    前記第1の下流側流路と前記第2の下流側流路は上下に並んで配置される、水栓。
  4. 上流側流路と、前記上流側流路の下流で分岐する第1の下流側流路および第2の下流側流路と、前記上流側流路と前記第1および第2の下流側流路を接続する接続流路とを内部に形成し、軸方向に延びるスパウトと、
    前記接続流路に設けられ、前記第1の下流側流路の入口を塞いで前記上流側流路と前記第2の下流側流路とを連通させる第1の位置と、前記第2の下流側流路の入口を塞いで前記上流側流路と前記第1の下流側流路とを連通させる第2の位置の間で移動可能な切替弁と、
    前記切替弁を前記第1の位置と前記第2の位置のそれぞれの位置で保持する機構であって、前記第2の位置に向かって前記切替弁を付勢する付勢部材を有する位置保持機構と、
    ユーザの操作によって前記第1の位置と前記第2の位置の間で前記切替弁を移動させる操作部と、を備え、
    前記切替弁は、前記第1の位置から前記第2の位置に移動する際に受ける水圧抵抗の方が前記第2の位置から前記第1の位置に移動する際に受ける水圧抵抗よりも小さくなる位置に設けられており、
    前記切替弁は、前記第1の位置で受ける水圧抵抗の方が前記第2の位置で受ける水圧抵抗よりも小さくなる位置に設けられる、水栓。
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