JP6952230B1 - エア式フェイスガード - Google Patents

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Abstract

【課題】頭部前半面にエアカーテンを形成することにより、呼吸・飲食などの障害になるプラスチックシールド等の物理的障害を配置することなく、飛沫、エアロゾルなど空気中を浮遊する微粒子をいなすことができるエア式フェイスガードを提供すること。【解決手段】エア式フェイスガード1は、水平方向に対して下向きに流れるエアカーテンを形成するエアチャンバ3と、エアカーテンが頭部前半面に沿う位置にエアチャンバ3を固定する固定具としての帽子2とを備える。このエアカーテンによって使用者・対面者の間で行き交う飛沫やエアロゾルをいなすことができるので、呼吸・飲食などの障害になるプラスチックシールド等の物理的障害を配置することなく、飛沫、エアロゾルなど空気中を浮遊する微粒子などを吸入する確率を下げることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、使用者や対面者などの飛沫等をいなすエア式フェイスガードに関する。
近年における新型コロナウィルス感染症(COVID−19に代表される)ウイルスおよび細菌感染症抑制のためにマスク、透明板を備えるフェイスガードが利用されており、例えば、使用者の口および外鼻孔を被覆するマスク型シールドが知られている(特許文献1参照)。
このマスク型シールドは、耳に引掛け可能なゴム紐等によって使用者の顔に装着されるフレームと、フレームに対して開閉可能に取り付けられたシールド本体とを備えており、閉鎖状態のシールド本体が使用者の口と外鼻孔を覆って飛沫感染を抑制する一方、シールド本体の開放状態では飲食可能となる構成とされている。
実用新案登録第3228348号公報
ところで、特許文献1に記載のマスク型シールドでは、飲食等の際、使用者の口と外鼻孔を覆っているシールド本体を開放操作しなければならない。そのうえ、飲食時にもシールド本体によって飛沫感染を抑制するためには、一口飲んだり食べたりする度にシールド本体の開閉操作を繰り返さなければならず、1回の食事あたり最低数十回の開閉作業を1度も順序を間違えることなく、飲食と同時進行で行わなければならない。このように、前述したマスク型シールドでは、飲食時に多大な手間がかかり、極めて慎重かつ神経質さが要求される飲食となる。さらに飲食中に会話するとなれば、シールド本体の開閉回数が増え、使用者には相当の負担となり、シールド本体の開閉操作が会食者全員に徹底されることは困難である。
本発明の目的は、頭部前半面にエアカーテンを形成することにより、呼吸・飲食などの障害になるプラスチックシールド等の物理的障害を配置することなく、飛沫、エアロゾルなど空気中を浮遊する微粒子をいなすことができるエア式フェイスガードを提供することにある。
本発明のエア式フェイスガードは、水平方向に対して下向きに流れるエアカーテンを形成するエアチャンバと、前記エアカーテンが頭部前半面に沿う位置に前記エアチャンバを固定する固定具とを備える。
本発明によれば、頭部前半面にエアカーテンを形成することにより、呼吸・飲食などの障害になるプラスチックシールド等の物理的障害を配置することなく、飛沫、エアロゾルなど空気中を浮遊する微粒子をいなすことができるエア式フェイスガードを提供することができる。
本発明の実施形態に係るエア式フェイスガードを示す全体説明図。 前記実施形態に係るエア式フェイスガードのエアチャンバを示す説明図。 図2に示すエアチャンバの変形例を示す説明図。
[本実施形態の構成]
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1において、本実施形態に係るエア式フェイスガード1は、頭部へ装着可能な装身具としての帽子2(鍔付きキャップ)と、帽子2の鍔21の下面に取り付けられるエアチャンバ3と、エアチャンバ3に一端が接続されるエアパイプ4と、エアパイプ4の他端に接続される送風機5とを備える。
図2(A)ではエアチャンバ3の下面30を主に示している。エアチャンバ3は、合成樹脂製であり、チャンバ中央部35および左右のチャンバ側部36,36を有している。エアチャンバ3は、円弧状に湾曲形成されており、このため、左右のチャンバ側部36,36は、左右方向に対向して配置されている。
チャンバ中央部35は左右のチャンバ側部36,36よりも前方に膨出した膨出部を有しており、幅広に形成されている。このため、チャンバ中央部35内のチャンバ空間は、左右のチャンバ側部36,36におけるチャンバ空間よりも大容量となっている。
エアチャンバ3の下面30において、チャンバ中央部35には吹出口31,32,33(中央吹出口)が形成されており、左右のチャンバ側部36,36には吹出口34が形成されている。吹出口31〜34は本実施形態では円形状に開口している。
吹出口32,33はチャンバ中央部35の内縁(使用者の顔面側の縁)に沿って並んだ内縁吹出口であり、吹出口32は二個あり、吹出口33は吹出口32に対して右側に二個、左側に二個ある。
吹出口31は吹出口32,33よりも前方であって膨出部側に5個配設された前方吹出口である。
すなわち、図2に示されるように、中央吹出口31,32,33には、チャンバ中央部35の内縁側に配置された内縁吹出口32,33と、内縁吹出口32,33よりも前方であって膨出部側に配置された前方吹出口31とがある。
吹出口31は、図2に示すように、前方2個と後方3個とで前方に向かって二層にわかれて配置されている。
各吹出口31の直径は9mmであり、各吹出口32の直径は8mmであり、各吹出口33の直径は7mmである。
左右のチャンバ側部36,36における吹出口34は、当該チャンバ側部36の湾曲形状に沿って8個ずつ並んだ側部吹出口である。各吹出口34の直径は5mmである。
このようにエアチャンバ3に形成された吹出口31〜34の開口面積は、その左右両端側から中央側に向かうにつれて開口面積が大きくなっており、チャンバ中央部35の開口面積は左右のチャンバ側部36,36の開口面積よりも大きい。
なお、本実施形態では右側のチャンバ側部36の開口面積と左側のチャンバ側部36の開口面積は等しい。
エアパイプ4は、可撓性を有しており、その一部に蛇腹状の伸縮部41を有している。本実施形態では、伸縮部41はエアパイプの一部にあるが、エアパイプ4の全長にわたって伸縮可能に蛇腹状に形成されていてもよい。また、伸縮部41は蛇腹状に限らず、コイル状等であってもよい。
エアパイプ4の一端はカプラ42を介してエアチャンバ3に着脱可能に接続され、他端は送風機5に接続されている。本実施形態では、エアパイプ4は、エアチャンバ3の左右の端部に接続されている。送風機本体8が一つである場合、エアパイプ4は二つに分岐してエアチャンバ3の左右の端部にそれぞれ接続される。
また、後述する送風機本体8が二つである場合、エアパイプ4は送風機本体8に応じて二つ備えられる。この場合、二つのうちの一方のエアパイプ4はエアチャンバ3の左右一方の端部と一方の送風機本体8とに接続され、二つのうちの他方のエアパイプ4はエアチャンバ3の左右他方の端部と他方の送風機本体8とに接続されることとなるので、各送風機本体8の送風を調整することで、エアチャンバ3の左右一方の端部へ供給するエアの風量と左右他方の端部へ供給するエアの風量を調整できる。
更に、エアチャンバ3内の左右中央に仕切り板37(図2(A)、図2(B)参照)を設けることで、左右の気圧調整を行うことができる。このため、例えばエア式フェイスガード1の使用者に対して左右一方側に第三者がいる場合には、左右一方側から吹き出すエアの風量だけを増やすことができる。加えて、エアチャンバ3の左右の内部空間に通じる連通部としての一つまたは複数の孔やスリット38を仕切り板に形成することで、例えば供給するエアの8〜9割がエアチャンバ3から吹き出し、1〜2割が左右に行き交って気圧調整するようにも構成できる。
仕切り板37は、図2(B)に示すように、本実施形態ではエアチャンバ3の内部形状に沿って略矩形板状に形成されており、その下縁371で開口したスリット38が形成されている。
スリット38は、図2(B)に示すように、下縁371から立ち上げられた一対の立上げ辺381と、一対の立上げ辺381に連続した半円形状の上底部382とを有して形成されているが、これに限らず、エアチャンバ3の左右の内部空間を連通できればよく、三角、四角等の多角形状その他各種形状であってもよい。エアチャンバ3の左右の内部空間を連通するスリット38の開口面積は、本実施形態では左半分(または右半分)の吹出口31〜34の合計開口面積の2割程度となるように、前述した各吹出口31〜34の個数および開口面積に応じて0.9cm程度としてもよい。
複数の吹出口31のうち左右中央に位置する吹出口31Aは、スリット38の開口とつながっている。このため、吹出口31Aからのエアの吹き出しに対して仕切り板37が障害となることを避けている。なお、図2(B)に示す吹出口31Aには下方に延出した筒部311が設けられており、この筒部は、他の吹出口31〜34に設けられていてもよく、筒部311を設けることにより、エア出力を変えずに風速を上げることが期待できる。ただし、筒部311がなくても十分な風速が得られる構成であれば、筒部311を省略してもよい。
エアパイプ4の肉厚は、吹出口31〜34からエア(空気)を吹き出すために必要な耐圧性を有する範囲内で薄肉化されるとよい。また、エアパイプ4の内径はエアの流通抵抗が過度に大きくならない範囲で小径化されてもよい。このように薄肉化、小径化することでエア式フェイスガードを軽量化でき、携帯性を向上できる。
送風機5は、図1に示すように、電源6、スイッチ7および送風機本体8を備えている。電源6は携帯可能な充電式のバッテリ等で構成されており、スイッチ7は電源6および送風機本体8の接続間に設けられている。スイッチ7は、電源6から送風機本体8への電力供給のオンオフ操作が可能であり、本実施形態では供給電力を調整可能な風量調整部とされている。
送風機本体8は、エア吸入口からエア供給口へエアを送るファンと、エア吸入口に交換可能に設置されたエアフィルタとを備えている(図示省略)。ファンには一般的な小型ファンを採用可能である。エアフィルタには、飛沫やエアロゾルなど空気中を浮遊する微粒子を高確率で捕集できる性能を有するものであれば種々のものが採用可能であるが、日本検定規格DS2(使い捨てマスクの規格)または日本検定規格RS2(フィルタ交換式マスクの規格)以上の性能を有するものが望ましく、さらには液体防御機能を有する日本検定規格RL2(耐ミスト性のあるフィルタ交換式マスクの規格)以上の機能を有するものが望ましい。また、エアフィルタには、米国NIOSH規格のN95以上の性能を有するものが望ましく、さらには米国の医療用マスク規格ASTMにあるような湿性生体物質などの液体防御機能を有するものが望ましい。
送風機本体8のエア吸入口は、エアチャンバ3から吹き出すエアによって形成されるエアカーテンの下流側、例えばエア式フェイスガード1の胸当たりに上向きに取り付けてもよい。この場合、エアカーテンによって下方にいなした飛沫などを効率的に捕集できる。
[本実施形態の使用例]
以下、本実施形態に係るエア式フェイスガード1の使用の一例を説明する。なお、エア式フェイスガード1の使用はこの一例に限定されない。
まず、エア式フェイスガード1を装着する。
送風機5は、本実施形態では使用者が着用するチョッキ等の衣服に装着されており、外部からの電力供給は不要であって何処でも送風可能な形態となっている。
送風機5は、エアパイプ4によってエアチャンバ3と接続される。エアパイプ4の伸縮部41は、使用者が帽子2を被った状態で、エアチャンバ3および送風機5の間の距離に応じて適切な長さに伸縮調整される。エアチャンバ3および送風機5の間の距離は、使用者の体型等に応じて様々である。なお、蛇腹状の伸縮部41が過度に長くならないように適切な長さに調整しておくことで、空気抵抗の余分な増大を抑えることが可能である。
使用者が帽子2を被った状態においては、エアチャンバ3は図1に示すように顔の前面に対して前方且つ上方に配置される。このとき、エアチャンバ3の下面30に形成された吹出口31〜34は、エアを下方に吹き出す向きとなる。
次に、使用者の頭部前半面(顔面全体)に沿って上方から下方へ流れるエアカーテンを形成する。
具体的には、スイッチ7をオンにして電源6から送風機本体8に電力供給し、ファンによってエア吸入口からエア供給口へエアを送り、エア供給口からエアパイプ4を介してエアチャンバ3にエアを供給する。このとき、エア吸入口から吸入されるエアはエアフィルタを通ることで飛沫、エアロゾルなどの微粒子が除去され、エアチャンバ3には浄化されたエアが供給される。
エアチャンバ3に供給されたエアは、その左右の両端から左右のチャンバ側部36,36およびチャンバ中央部35に供給され、各吹出口31〜34から下方に吹き出す。各吹出口31〜34から吹き出すエアは、使用者の顔、少なくとも目、鼻、口の大枠を線で囲んだ逆三角形のエリアを覆うエアカーテンを形成する。ここで、吹出口31〜34から吹き出すエアの最大風速は、15m/秒以上にまで設定可能であるとよい。本実施形態では、エアの吹出し直後は風速15m/秒以上だが、その後急速に減衰するので、その減衰分を織り込んでも発明の効果が十分に得られる最大風速に設定できるとよい。また、例えばエアカーテンの風速が10m/秒、使用者もしくは対面者の咳等によって水平方向に飛ぶ飛沫がエアカーテンに当たる際の速度が10m/秒であれば、理論上では飛沫の進行方向を45度下向きに曲げることができる。上記の飛沫を下向きにいなせれば、飛沫が目・鼻・口へ到達することを防ぐことができる。咳など急激な変化がなく、人が向かい合って会話をしない状況下なら、エアカーテンの風速が前述した風速の1/10程度であっても、空気中を浮遊する速度が遅いエアロゾルをいなせると想定される。このエアの風量は風量調整部でもあるスイッチ7の調整操作(ボリューム操作)によってでき、風量調整に応じて風速も調整されることとなる。
本実施形態では、チャンバ中央部35の開口面積が左右のチャンバ側部36,36の開口面積よりも大きいので、飛沫が主に飛び出したり飛び込んだりしてくる方向である顔の正面側(前面側)において風量が増えている。このため、スイッチ7の風量調整操作をして全体風量を増やさなくても、チャンバ中央部35から吹き出すエアの風量を十分に確保でき、飛沫を効果的に下方に落とせる。
このようにエアカーテンを形成することで、使用者や対面者から飛び出した飛沫に対し、エアカーテンによって上方から下方向の風力を連続的に加え続けることができ、ここを通過しようとする飛沫すべてのベクトルを下向きにできるので、エアカーテンを境に、直接の飛沫の往来を抑制できる。
特に感染確率が高いと考えられる大きな飛沫を下方にいなすことで、この飛沫が目・鼻・口に直接入ることを抑制できると共に、飛沫落下部分が広範囲に広がることをも抑制できてソーシャルディスタンスを短くできる。
一方、すでに空気中に浮遊しているエアロゾルは、前述したエアフィルタで捕集することができるので、浄化されたエアが一方向に連続して使用者の目・鼻・口周りに吹き出し続ける。このため、使用者は浄化されたエアを吸い続けることとなるので、空気中に浮遊するエアロゾルを吸い込む確率を下げられる。また、エア式フェイスガード1では、室内空間全体の空気を対象とした空気清浄機と比べ、使用者の身周りの空気だけを浄化するので、浄化対象の空気体積が著しく少なくなり、高効率かつ省エネルギーで、大幅に時間短縮できる。なお、前述したエアフィルタによって室内空間を浄化することにもなるので、その室内を使用する以前から空気中に浮遊しているエアロゾルも除去した安全な空気を提供でき、例えば厳冬期における室内換気の時間や頻度を削減でき、室内環境の快適性や省エネルギーにも貢献し得る。
[変形例]
前記実施形態では、吹出口31〜34は、前述した直径および個数とされているが、これに限らず、使用目的や環境に応じて適宜設定可能である。また、吹出口31〜34の開口形状はエアを効率的に吹き出す形状であればよいので円形形状に限らず、三角、四角等の多角形状でもよく、また例えば図3(A)や図3(B)に示す変形例のようにスリット状の吹出口51〜53とされてもよい。
図3(A)に示すスリット状の吹出口51は、チャンバ中央部35において吹出口52に対して前方に設けられており、スリット状の吹出口52は、エアチャンバ3の下面30に沿って湾曲され且つチャンバ中央部35および左右のチャンバ側部36,36に連続して設けられている。図3(A)に示す変形例では、チャンバ中央部35に吹出口51が設けられている分、チャンバ中央部35から吹き出されるエアの風量が左右それぞれのチャンバ側部36,36から吹き出されるエアの風量よりも大きい。
図3(B)に示す変形例では、連続した吹出口52に代えて、エアチャンバ3の下面30に沿って分割して設けられたスリット状の吹出口53が設けられている。また、吹出口51および各吹出口53には、図3(B)および図3(C)に示すように板状の風向調整体54,55が設けられていてもよい。風向調整体54,55は吹出口51,53に対して傾動可能に取り付けられており、各傾き角度を調整することで、吹出口51,53からのエア吹出方向を変更可能である。
前記実施形態では、エアチャンバ3の内部空間に仕切り板37が設けられているが、この仕切り板37は左右一方側または他方側に寄って配置されていてもよく、また、省略してもよい。
前記実施形態では、円弧状に湾曲形成された合成樹脂製のエアチャンバ3を説明したが、これに限らず、金属製、カーボン製やガラス製などでもよく、また、厚手のビニール袋やゴムチューブのような柔軟性のあるものでエアチャンバを形成してもよい。
前記実施形態では、エアパイプ4はエアチャンバ3の左右の端部に接続されているが、これに限らず他の箇所に接続してもよく、例えば、左右一方の端部だけに接続されていてもよく、また、チャンバ中央部35に一か所だけに接続されていてもよい。
前記実施形態では、送風機5にエアフィルタが備えられているが、エア式フェイスガード1から吹き出すエアを清浄化する必要がない場合には、このエアフィルタを外してもよい。また、送風機5は、エアフィルタを通る第一エア通路と、エアフィルタを通らない第二エア通路とが設けられて、レバー等によって第一エア通路および第二エア通路の開閉切替えを操作可能に構成されてもよい。
前記実施形態では、送風機5はチョッキ等の衣服に装着されているが、送風機5の重量を腰骨で支えやすいようにウエストバッグ等に装着されてもよい。また、帽子2等の装身具自体に装着されていてもよく、この場合、エアチャンバ3と送風機5との配置関係が変わらないので、エアパイプ4の伸縮部41を省略してもよく、エアパイプ4自体が可撓性を有しない配管とされてもよい。
また、送風機5が帽子2等の装身具ではなく、チョッキ等の別の場所に設けられる場合であっても、エアパイプ4の伸縮部41を伸縮させる必要のない配置である場合には伸縮部41を省略してもよい。
前記実施形態では、エア式フェイスガード1は、エアパイプ4および送風機5を備えて構成されているが、例えば机、テーブル等の使用する機材にエア供給装置が備え付けられている場合や、建物等の設備としてエア供給装置が備え付けられている場合には、これらのエア供給装置にエアチャンバ3を接続できるので、エア式フェイスガード1自体からエアパイプ4および送風機5を省略してもよい。
前記実施形態では、チャンバ中央部35における開口面積(合計開口面積)は左右それぞれのチャンバ側部36,36における開口面積(合計開口面積)よりも大きくしたが、環境や使用形態に応じて同じ開口面積としてもよく、また、チャンバ中央部35における開口面積を左右それぞれのチャンバ側部36,36における開口面積よりも小さくしてもよい。
エア式フェイスガード1の使用に際し、机、テーブル等における使用者のエリア(使用者の座位置から半径60cm程度のエリア)を囲むように、高さ7〜10cm程度であって断面半円状(一般住居用のプラスチック製雨樋のような断面形状)のパーティションを設けてもよい。このパーティションの上側縁が使用者側に向くように設置すれば、いわば「返し」の役割を果たし得る。具体的には、エア式フェイスガード1によって形成されたエアカーテンによって下方にいなされて机、テーブル等に叩き付けられて跳ね返った飛沫やエアロゾルの大半は、パーティションの「返し」によって使用者側に戻ってくる。戻ってきた飛沫やエアロゾルは使用者のエリア内で数回転するうちにエアフィルタによって捕集される。またこの場合、送風機5のエア吸入口にパーティション手前まで延びるホースを設置することで、パーティションで返された飛沫やエアロゾルを効率よく捕集できる。
前記実施形態では、帽子2を装身具として説明したが、装身具としては身体に装着可能な形態であればよく、はちまき状のものや、肩に装着するもの、首に掛けるものなどでもよく、これらの形態ではエア式フェイスガード1を各人が自由に持ち歩くことができる。また、エア式フェイスガード1は、身体に装着可能な装身具を、エアチャンバ3を固定する固定具として備えているが、これに代えて、ベッドのフレーム等に装着可能な装着具を前記固定具としてもよい。この場合、例えば高齢者施設・障害者施設などでベッドに横たわる被介護者が咳などをしたり、介護従事者が咳などをしたりしても、口から吐出された飛沫などの運動方向は、エア式フェイスガード1によって形成されるエアカーテンによって下方側(被介護者および介護従事者の下半身側)に曲げられるので、被介護者に対して食事や歯磨きなどの介助を行う介護従事者への飛沫リスク、および介護従事者から被介護者への飛沫リスクを下げられる。更に、被介護者と介護従事者との間にはエアカーテンしか形成されていないので介護(介助)行為の邪魔とならない。
[本発明のまとめ]
本発明のエア式フェイスガードは、水平方向に対して下向きに流れるエアカーテンを形成するエアチャンバと、前記エアカーテンが頭部前半面に沿う位置に前記エアチャンバを固定する固定具とを備える。
本発明のエア式フェイスガードによれば、使用者・対面者の間で行き交う飛沫やエアロゾルをエアカーテンによっていなすことができる。このため、呼吸・飲食などの障害になるプラスチックシールド等の物理的障害を配置することなく、飛沫、エアロゾルなど空気中を浮遊する微粒子などを吸入する確率を下げることができる。また、エアカーテンによって飛沫などの軌道を下向きに曲げることで、飛沫などが広範囲にまき散ることを抑制できる。
本発明のエア式フェイスガードでは、前記固定具は身体へ装着可能な装身具によって構成されてもよい。
このような構成によれば、例えば固定具が使用者の周辺設備に取り付けられる場合と比べて、携帯性に優れ、各人が自由に持ち歩くことができる。更に、使用者が移動しても、エア式フェイスガードと使用者の頭部前半面との位置関係を一定に保つことができる。
本発明のエア式フェイスガードでは、前記エアチャンバに接続されるエアパイプと、前記エアパイプに接続される送風機とを備えてもよい。
このような構成によれば、エアチャンバを外部の送風設備に接続しなくてもエア式フェイスガードを作動させることができ、携帯性に優れ、様々な場所でエア式フェイスガードを使用できる。
本発明のエア式フェイスガードでは、前記送風機は、エア吸入口と、前記エア吸入口から吸入されるエアが通るエアフィルタとを備え、前記エア吸入口は前記エアカーテンの下流側に配置されてもよい。
このような構成によれば、エアカーテンによっていなした飛沫やエアロゾルをエア吸入口から回収でき、その際、エアフィルタによってエアを清浄化できる。これにより、空気中の飛沫やエアロゾルを清浄化でき、また、使用者の頭部前半面(顔面全体)に沿うエアカーテンを形成するエアが清浄化されるので、使用者が飛沫、エアロゾルなど空気中を浮遊する微粒子などを吸入する確率を下げることができる。
本発明のエア式フェイスガードでは、前記送風機は、前記エアチャンバに供給するエアの風量を調整操作可能な風量調整部を有してもよい。
このような構成によれば、様々な環境に応じた風量に適宜調整できる。
本発明のエア式フェイスガードでは、前記風量調整部は、前記エアチャンバから吹き出すエアの最大風速を15m/秒以上に調整可能に構成されてもよい。
このような構成によれば、咳などで水平方向に10m/秒程度で吐出された飛沫などの運動方向を下向きに曲げることができる。
前記エアチャンバの左右一方側に接続される左右一方側の前記エアパイプおよび前記送風機と、前記エアチャンバの左右他方側に接続される左右他方側の前記エアパイプおよび前記送風機とを備え、
前記エアチャンバには、当該エアチャンバの内部空間を左右に仕切る仕切り板が形成され、
前記仕切り板は、左右に仕切られた前記内部空間同士を連通する連通部を有してもよい。
このような構成によれば、各送風機の風量調整部による風量調整によってエアチャンバの左右の内部空間を通じて吹出口から吹き出すエアの風量を左右で調整しつつ、左右の内部空間のエアを仕切り板の連通部を通じて行き交わせることで適度に気圧調整できる。
本発明のエア式フェイスガードでは、前記エアパイプの少なくとも一部は、伸縮可能に蛇腹状に形成されていてもよい。
このような構成によれば、エアパイプが伸縮可能なので、使用状況に応じた適切なエアパイプの長さに適宜調整できる。
本発明のエア式フェイスガードでは、前記エアチャンバは、前記エアカーテンを形成するエアを吹き出す吹出口がそれぞれ形成されたチャンバ中央部および左右のチャンバ側部を有していてもよい。
このような構成によれば、チャンバ中央部を顔の中央前方に配置し、且つ、左右のチャンバ側部を顔の左右側方に配置することで、顔の中央前方(鼻および口の前方)および顔の左右側方(左右の耳側)に沿ってエアカーテンを形成できる。
本発明のエア式フェイスガードでは、前記チャンバ中央部における前記吹出口の開口面積は、左右の前記チャンバ側部における前記吹出口の開口面積よりも大きくされていてもよい。
このような構成によれば、チャンバ中央部を顔の中央前方に配置し、且つ、左右のチャンバ側部を顔の左右側方に配置することで、顔の中央前方(鼻および口の前方)を流れる風量を、顔の左右側方(左右の耳側)を流れる風量よりも増やすことができる。これにより、全体送風量を増やすことなく顔の中央前方において使用者の口腔飛沫等をより確実に防ぐことができる。
本発明のエア式フェイスガードでは、前記エアチャンバには、当該エアチャンバからのエア吹出方向を変更する風向調整体が設けられてもよい。
このような構成によれば、風向調整体の操作によってエアカーテンの風向を変えることができ、様々な使用者に応じてエアカーテンを適切な位置に形成できる。
1…エア式フェイスガード、2…装身具としての帽子、21…鍔、3…エアチャンバ、30…下面、31〜34,31A,51〜53…吹出口、311…筒部、35…チャンバ中央部、36…チャンバ側部、37…仕切り板,38…スリット(連通部),4…エアパイプ、41…伸縮部、42…カプラ、5…送風機、54,55…風向調整体、6…電源、7…スイッチ、8…送風機本体。

Claims (11)

  1. 水平方向に対して下向きに流れるエアカーテンを形成するエアチャンバと、前記エアカーテンが頭部前半面に沿う位置に前記エアチャンバを固定する固定具とを備え、
    前記エアチャンバは、前記エアカーテンを形成するエアを吹き出すチャンバ中央部および左右のチャンバ側部を有し、
    前記チャンバ中央部は前記左右のチャンバ側部よりも前方に膨出した膨出部を有し、
    前記エアチャンバの下面であって、前記チャンバ中央部には中央吹出口があり、
    前記エアチャンバの下面であって、前記左右のチャンバ側部には側部吹出口があり、
    記中吹出口には、前記チャンバ中央部の内縁に配置された内縁吹出口と、前記内縁吹出口よりも前方であって前記膨出部側に配置された前方吹出口があるエア式フェイスガード。
  2. 前記前方吹出口は、前方に向かって二層にわかれて配置されている請求項1に記載のエア式フェイスガード。
  3. 前記エアチャンバに接続されるエアパイプと、前記エアパイプに接続される送風機とを備える請求項1または請求項2に記載のエア式フェイスガード。
  4. 前記送風機は、エア吸入口と、前記エア吸入口から吸入されるエアが通るエアフィルタとを備え、
    前記エア吸入口は前記エアカーテンの下流側に配置される請求項3に記載のエア式フェイスガード。
  5. 前記送風機は、前記エアチャンバに供給するエアの風量を調整操作可能な風量調整部を有する請求項3または請求項4に記載のエア式フェイスガード。
  6. 前記風量調整部は、前記エアチャンバから吹き出すエアの最大風速を15m/秒以上に調整可能に構成される請求項5に記載のエア式フェイスガード。
  7. 水平方向に対して下向きに流れるエアカーテンを形成するエアチャンバと、前記エアカーテンが頭部前半面に沿う位置に前記エアチャンバを固定する固定具と、前記エアチャンバに接続されるエアパイプと、前記エアパイプに接続される送風機とを備え、
    前記送風機は、前記エアチャンバに供給するエアの風量を調整操作可能な風量調整部を有し、
    前記エアチャンバは、前記エアカーテンを形成するエアを吹き出す吹出口がそれぞれ形成されたチャンバ中央部および左右のチャンバ側部を有し、
    前記左右一方側のチャンバ側部に接続される左右一方側の前記エアパイプおよび前記送風機と、前記左右他方側のチャンバ側部に接続される左右他方側の前記エアパイプおよび前記送風機とを備え、
    前記エアチャンバには、当該エアチャンバの内部空間を左右に仕切る仕切り板が形成され、
    前記仕切り板は、左右に仕切られた前記内部空間同士を連通する連通部を有するエア式フェイスガード。
  8. 前記エアパイプの少なくとも一部は、伸縮可能に蛇腹状に形成される請求項4から請求項7のいずれか一項に記載のエア式フェイスガード。
  9. 前記中央吹出口の開口面積は、前記左右の側部吹出口の開口面積よりも大きくされる請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のエア式フェイスガード。
  10. 前記前方吹出口の開口面積は、前記内縁吹出口よりも大きく、前記内縁吹出口の開口面積は、前記左右の側部吹出口の開口面積よりも大きい請求項9に記載のエア式フェイスガード。
  11. 前記エアチャンバには、当該エアチャンバからのエア吹出方向を変更する風向調整体が設けられる請求項1から請求項10のいずれか一項に記載のエア式フェイスガード。
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