JP6951522B1 - 靴底の修理方法 - Google Patents

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【課題】欠損した靴底に靴修理店などで使う機械を使用せず、ゴム成形品を接着接合させる靴底の修理方法。【解決手段】靴底の欠損部に修理を行う靴底の修理方法であって、前記靴底の欠損部に熱伝導板2と弾性体3とを順次重ね、前記欠損部に熱硬化型靴底補修剤を塗布し、接着可能な修理の為の土台7を形成することを特徴とする靴底の修理方法。【選択図】図8

Description

本発明は、靴底の修理方法に関する。
従来、靴底の踵修理を行う靴修理店での修理方法は、靴底の欠損部と接着するゴム板を密着させて修理する為、互いの接着面を平面に機械で形状を整え、ゴム板を接着接合後、靴の外周からはみ出したゴムを切削、研磨調整するのが一般的である。また一般家庭でも可能な簡易修理、補強は靴が新品、もしくは新品に近い状態の靴に、これから履いて減る部分に、あらかじめ補強材を接着する方法、もしくはすでに歩いて踵部分が減っている部分に補修するには、ペースト状のウレタン樹脂などを一定の条件で硬化させる靴底補修剤が開示されている(特許文献1参照)。
特開2006−34882号公報
しかしながら、特許文献1の靴底補修剤は他の靴底補修材に比べ、短時間に硬化し使用には大変便利ではあるが、ゴム成形品に比べ補修後の弾性が劣るという問題があった。
また、市販されているゴム成形品を接着する場合、靴底およびゴム成形品の相対する接着面が密着出来る状態の時に接合しなければならないという問題もあった。
本発明者はこうした問題に鑑みて、靴底の欠損部にゴム成形品を貼る靴底の修理を提供することを目的に、種々の補修法を試みながら鋭意検討を重ねた結果、本発明を完成するに至った。
課題を解決しようとするための手段
すなわち、本発明によれば、靴底の欠損部に修理を行う靴底の修理方法であって、前記靴底の欠損部に熱伝導板と弾性体とを順次重ね、前記欠損部に熱硬化型靴底補修剤を塗布し、接着可能な修理の為の土台を形成することを特徴とする靴底の修理方法。
また、請求項2記載の発明は、請求項1に記載の靴底の修理方法において、前記熱伝導板は、前記靴底と前記弾性体との間に介在させ、前記熱伝導版から放出される熱で前記熱硬化型靴底補修剤を熱硬化させて土台を形成するステップと、前記熱伝導板と、前記弾性体を靴底から剥離するステップと、を含むことを特徴とする。
また、請求項3記載の発明は、請求項2に記載の靴底の修理方法において、欠損した靴底と前記弾性体の表面のうち少なくとも一方に接着剤を塗布し、接着接合するステップと、前記靴底と前記弾性体との間に残存する隙間部に前記熱硬化型靴底補修剤を塗布するステップと、前記熱硬化型靴底補修剤を熱硬化させるステップと、を更に含むことを特徴とする。
また、請求項4記載の発明は、請求項2または3に記載の靴底の修理方法において、欠損した靴底に対応する前記弾性体を、直径サイズ及び傾斜の厚みサイズ毎に分類された前記弾性体の集合から選択するステップを更に含むことを特徴とする。
また、請求項5記載の発明は、請求項4に記載の靴底の修理方法において、前記直径サイズは5〜15個、傾斜の厚みサイズは2〜10個に分類された弾性体から選択することを特徴とする。
また、請求項6記載の発明は、請求項4または5に記載の靴底の修理方法において、前記弾性体はゴム硬度40以上95以下の範囲の補強用の傾斜ゴム成形品であることを特徴とする。
発明の効果
本発明の靴底の修理方法によれば、以下に記載されるような(1)〜(4)の効果が奏される。
(1)歩いて磨り減った靴底の欠損部に、補強用のゴム成形品による修理が可能になり、 修理後、材質がゴムの為、弾性があり歩き心地が改善される。
(2)短時間で補強用のゴム成形品による靴底の修理が可能になり、生産性及び市場性に 優れる。
(3)靴修理機械を使用しない為、一般家庭でも家庭用ドライヤーと熱伝導板のアルミホ イルとシリンジで、容易に誰でも靴修理作業ができ作業性に優れる。
(4)靴修理店での靴底の踵ゴムやソールの張替え修理作業において、靴底の欠損部に熱 硬化型靴底補修剤にて土台を作る修理方法により容易に形状を整えることができ加 工性に優れる。
写真を図に代えて説明をする。
靴底1の平面から欠損部の境目にマジックインキで白線の印1aを付けた状態を示す写真である。 アルミホイル2を靴底1の欠損部に布粘着テープ2aで貼付した写真である。 補強用の傾斜ゴム成形品3をアルミホイル2の上に当接し、布粘着テープ2aで貼付した写真である。 熱硬化型靴底補修剤4をマジックインキによる白線上1aに塗布状態を示す写真である。 アルミホイル2を靴底1と補強用の傾斜ゴム成形品3との間に介在させ、熱硬化型靴底補修剤4を手で押さえる状態を示す写真である。 熱硬化型靴底補修剤4の不足分の塗布状態を示す写真である。 家庭用ドライヤー6の熱風により熱硬化型靴底補修剤4を熱硬化させる状態を示す写真である。 熱硬化型靴底補修剤4が熱硬化して平面の土台形成後7の写真である。 補強用の傾斜ゴム成形品3を接着接合後の写真である。 靴底1と補強用の傾斜ゴム成形品3との間に残存する隙間部に熱硬化型靴底補修剤4を爪楊枝9など先の細い物で少しずつ奥まで塗布状態を示す写真である。 家庭用ドライヤー6の熱風により熱硬化型靴底補修剤4を熱硬化させる状態を示す写真である。 シリンジ10にて靴底1と補強用の傾斜ゴム成形品3との間に残存する隙間部に熱硬化型靴底補修剤4の塗布状態を示す写真である。 補強用の傾斜ゴム成形品3の側面や靴底側面に付着した熱硬化型靴底補修剤4をティッシュペーパー11で拭き取る状態を示す写真である。 爪楊枝9など先の細い物で熱硬化前の熱硬化型靴底補修剤4を均等に整える状態を示す写真である。 熱硬化後の熱硬化型靴底補修剤4の下塗り完成写真である。 シリンジ10にて仕上げの熱硬化型靴底補修剤4の塗布開始位置を示す状態の写真である。 シリンジ10にて仕上げの熱硬化型靴底補修剤4の塗布状態を示す写真である。 完成写真12である。 靴底に凹凸形状を有する靴13の写真である。 靴底の凹凸形状を有する靴13の凹形状部に熱硬化型靴底補修剤4の塗布状態を示す写真である。 工業用ドライヤー14の熱風をアルミホイル2にて当ててアルミホイル2から熱を放出させて熱硬化型靴底補修剤4を熱硬化させる状態を示す写真である。 凹形状部に塗布された熱硬化型靴底補修剤が熱硬化した土台7が形成されアルミホイル2が綺麗に剥がれている写真である。 補強用のゴム成形品による靴底修理の完成15である。
本発明における欠損した靴底1の修理においては、欠損部に対応する弾性体の補強用の傾斜ゴム成形品3を使用して、本発明の実施の形態を実施例に基づき詳細に説明をする。靴底1の欠損部はそれぞれ歩き方や靴の使用期間によって異なる為、ここでは、傾斜の厚みサイズが異なる(長谷川商事株式会社製 「YGKコーナー」)傾斜ゴムを使用する。上記傾斜ゴムの材質はスチレンブタジエンゴム、通常硬度40〜95、好ましくは硬度54〜90の中から靴底1の材質に合わせて例えばビジネスシューズには、旧JIS K6301準拠、JA型、硬度85〜90を使用して半円形の補強用の傾斜ゴム成形品3を作成する。そして靴底1の欠損部に対応する上記補強用の傾斜ゴム成形品3を選択する為、直径サイズの異なる直径サイズ見本にて測定し直径サイズを選択する。また使用する直径サイズ見本は、直径28ミリから直径73ミリまで、5ミリ単位で拡大する10種類の直径サイズに分類された直径サイズ見本になる。また、上記直径サイズ見本を使用しない場合、定規1b、スケールなどの測定器具にて測定し、直径28ミリから直径73ミリまで10種類に分類された直径サイズから対応サイズを選択する。
磨り減った靴底1の欠損部に対応する補強用の傾斜ゴム成形品3は、それぞれ傾斜の厚みサイズが異なる5種類(厚み3ミリ、厚み6ミリ、厚み8ミリ、厚み10ミリ、厚み12ミリ)に分類されている。そして上記補強用の傾斜ゴム成形品3を靴底1の欠損部に合わせながら測定して欠損部に対応する傾斜の厚みサイズが異なる補強用の傾斜ゴム成形品3を選択する。また、上記のように合わせながら測定して選択しない場合、定規1b、スケールなど2つの測定器具Aおよび測定器具Bを利用して、1つの測定器具Aを靴底1のつま先から踵に向けて平行に置き、もう一つの測定器具Bを測定器具Aに対して垂直に靴の踵後方側面に当て靴底1の欠損部を測定して、欠損部に対応した傾斜の厚みサイズが異なる補強用の傾斜ゴム成形品3を選択する。
まず、準備作業として靴底1の欠損部の水分、ゴミ、汚れを布、ペーパータオルなどで拭き取り作業をおこなう。欠損部がある靴底1の踵が、補強用の傾斜ゴム成形品3にて靴底1の修理が完成した時に、修理箇所が靴底1と平行もしくは外周に向かって高くなるような位置に、上記補強用の傾斜ゴム成形品3が靴底1に接着接合できるように、図1に示すように靴底1の平面から欠損部の境目にマジックインキで白線の印1aを付ける。
図2に示すように、アルミホイル2又はステンレス板を踵の外周より2〜3ミリ程、内側に当接し布粘着テープ2aで貼付する。
ここで使用する布粘着テープ2aは凹凸形状がある靴底13に対して、食いつき性の良い天然ゴムを主成分とするポリエチレン、布、天然ゴム系粘着剤、剥離剤からなり引張強度(N/25ミリ)94、粘着力(N/25ミリ)(株式会社MonotaRO製「布テープ」)を使用する。
市販されているアルミホイル2の厚みは、11マイクロメートル、もしくは12マイクロメートルが販売されている。また表面がシリコーン樹脂加工されているアルミホイル2もあり、12マイクロメートルのシリコーン樹脂加工アルミホイル2(旭化成ホームプロダクツ株式会社製「シリコーン樹脂加工アルミホイル」)の方が、表面がシリコーン樹脂加工されている為、熱硬化型靴底補修剤4の熱硬化後、剥がれやすい。また厚みが0.3ミリのステンレス板でも繰り返し使用可能な為、使い易い。
図3に示すように、欠損部に対応した補強用の傾斜ゴム成形品3を、アルミホイル2の上に当接して上記アルミホイル2からはみ出ないように布粘着テープ2aで貼付する。
靴底補修剤を短時間で硬化させる為にはペースト状のウレタン樹脂系、末端イソシアネート基含有ウレタンプレポリマー及び/又はポリイソシアネート化合物と潜在性硬化剤とを主成分とする一液型熱硬化性組生物からなるサンスター技研株式会社製「くつ底補修材」などの熱硬化型靴底補修剤4が好ましく用いられる。上記熱硬化型靴底補修剤4の使用時は付着すると取れ難いので、作業台を新聞紙などで養生し、ディスポ手袋4aを着用する。ここでは手にピッタリフィットし手の平にエンボス加工がされて、滑りにくい厚さ0.12ミリの材質ニトリルゴムのディスポ手袋4a(株式会社MonotaRO製「ニトリルゴム手袋 薄手 粉なし」)を着用する。
図4に示すように、靴底平面と欠損部の境目のマジックインキによる白線の印1a上に上記熱硬化型靴底補修剤4を塗布する。またその際、上記マジックインキによる白線の印1a上の靴底の両端1cm位は塗布しない。
図5に示すように、アルミホイル2を靴底と補強用の傾斜ゴム成形品3との間に介在させ、熱硬化型靴底補修剤4を補強用の傾斜ゴム成形品3で蓋をするように手で押さえる。
図6に示すように、熱硬化型靴底補修剤4の不足分をアルミホイル2よりはみ出ないように足す。
図7に示すように、靴底1のマジックインキで白線にて印1a付近の靴底平面部分と補強用の傾斜ゴム成形品3の平面部分が重なる個所は、手で圧着し隙間をなくして固定しながら家庭用ドライヤー6の熱風で外周から徐々に熱硬化させる。ここではアタッチメントを外すと至近距離で熱風を送ることが可能な(パナソニック株式会社 「くるくるドライヤー騒音抑制タイプ」)家庭用ドライヤー6を使用する。また、上記家庭用ドライヤー6には、温風がDRY、SETの2つの強弱切替えスイッチがある。通常市販されている家庭用ドライヤー6は温度が100℃位の為、なるべく至近距離で上記家庭用ドライヤー6を当てて熱硬化型靴底補修剤4を熱硬化させる。しかし風量を強くして至近距離で上記家庭用ドライヤー6を当てると、上記熱硬化型靴底補修剤4が熱硬化前に風圧により変形するが、上記家庭用ドライヤー6は風量を調節できる為、上記熱硬化型靴底補修剤4を弱風の熱硬化により風圧による変形もなく塗布、肉盛りした状態で熱硬化する為、使い易い。
図8に示すように、靴底1の外周から十分に熱硬化型靴底補修剤4を熱硬化させて内側の硬化不十分箇所は、補強用の傾斜ゴム成形品3を捲り、アルミホイル2が靴底1に布粘着テープ2aで貼付されている状態で、アルミホイル2の上から家庭用ドライヤー6の熱風にてアルミホイル2から熱を放出させて上記熱硬化型靴底補修剤4を熱硬化させる。その後、十分な熱硬化を終えると上記熱硬化型靴底補修剤4が上記補強用の傾斜ゴム成形品3と接着可能な熱硬化型靴底補修剤が熱硬化した土台7になる。
図9に示すように、靴底1に布粘着テープ2aで貼付した補強用の傾斜ゴム成形品3及びアルミホイル2を靴底1から剥離する。そして、上記補強用の傾斜ゴム成形品3は熱硬化型靴底補修剤が硬化した土台7を含めた欠損部に接着させる為、上記補強用の傾斜ゴム成形品3の接着面にサンドペーパー処理を施した後、欠損した靴底と上記補強用の傾斜ゴム成形品3の表面のうち少なくとも一方に接着剤を塗布して接着接合させる。一般家庭で本発明における靴底1の修理をする場合は、多少の隙間や凹凸形状にも対応させる為、ゼリー状の化学反応型接着剤もしくは低粘度のシアノアクリレートを主成分とした接着剤(発売元、コニシ株式会社、製造元、東亜合成株式会社「アロンアルファEXTRA」)を用いて接着する。
図10に示すように、靴底1と補強用の傾斜ゴム成形品3との間に残存する隙間部には、先の細い爪楊枝9及び先の細い内口径1ミリ以上3ミリ以下のシリンジ10により熱硬化型靴底補修剤4を少しずつ奥まで塗布後、熱硬化前の熱硬化型靴底補修剤4を均等に整える。
図11に示すように、家庭用ドライヤー6の熱風にて熱硬化型靴底補修剤4を熱硬化させる。
図12に示すように、シリンジ10で熱硬化型靴底補修剤4を塗布する場合、一度に3ミリ以上塗布すると硬化時間が掛かる為、少しずつ塗布して家庭用ドライヤー6の熱風にて上記熱硬化型靴底補修剤4を熱硬化させる。また上記熱硬化型靴底補修剤4が補強用の傾斜ゴム成形品3の側面からはみ出ないように塗布する。
図13に示すように、補強用の傾斜ゴム成形品3の側面や靴底側面に付着した熱硬化型靴底補修剤4を例えばティッシュペーパー11及びウエスなどで拭き取った後、家庭用ドライヤー6の熱風にて熱硬化させる。
図14に示すように、仕上げの熱硬化前は、下塗りが均一でなければならない。その為、足りない個所は熱硬化型靴底補修剤4をシリンジ10にて塗布後、熱硬化前に爪楊枝9など先の細い物で均等に整える。
図15に示すように、仕上げ前の均一な下塗りを終えた後、家庭用ドライヤー6の熱風で熱硬化型靴底補修剤4を熱硬化させる。なお仕上げの塗布前には、補強用の傾斜ゴム成形品3と靴に手で圧力を加え上記熱硬化型靴底補修剤4の硬化具合を確認する。この際、硬化不十分の場合、上記熱硬化型靴底補修剤4がペースト状として靴底1と上記補強用の傾斜ゴム成形品3の隙間から出てくる場合がある。そのため仕上げの塗布前には、十分に家庭用ドライヤー6の熱風で熱硬化させる必要がある。
図16に示すように、最後の仕上げは、靴底1と補強用の傾斜ゴム成形品3との間に残存する隙間部の始まりから、シリンジ10にて隙間を埋めるように熱硬化型靴底補修剤4を塗布する。シリンジ10による上記熱硬化型靴底補修剤4の塗布時は、片手で靴本体を持ち最適な位置で塗布する。
図17に示すように、シリンジ10による仕上げの熱硬化型靴底補修剤4の塗布は、片手で靴本体を持ち最適な位置で一定の圧力、速さで行い補強用の傾斜ゴム成形品3の外周ラインと靴底外周ラインに付着させながら均等に肉盛りする。
図18に示すように、家庭用ドライヤー6の熱風で熱硬化型靴底補修剤4を熱硬化させて完成になる。
他の実施例としては、
図19に示すように、靴底に凹凸形状を有する靴13の場合は、熱硬化型靴底補修剤4を凹形状部に塗布して踵の補強用のゴム成形品との接着面を大きくして接着接合する。
図20に示すように、靴底の凹凸形状の凹形状部に熱硬化型靴底補修剤4を塗布する。
図21は、上記0022段落に記載したように熱硬化型靴底補修剤4を押さえた後、工業用ドライヤー14の熱風をアルミホイル2に当ててアルミホイル2から熱を放出させて熱硬化型靴底補修剤4を熱硬化させる。ここでは、温度風量可変タイプの工業用ドライヤー14で温度、風量を無段階にコントロール可能な(白光株式会社製「HAKKO FV−310」)工業用ドライヤー14を使用する。吹き出し口から最高530℃まで出るが、245℃のツマミ設定でアルミホイル2と工業用ドライヤー14の吹き出し口から2cm位距離を置き熱硬化させる。家庭用ドライヤー6に比べ温度が高い為、硬化時間が早い。
図22に示すように、凹形状部に塗布された熱硬化型靴底補修剤4が上記0025段落に記載したように同様の熱硬化型靴底補修剤が熱硬化した土台7が形成されてアルミホイル2を捲ると綺麗に剥がれ、踵の補強用のゴム成形品と接着接合する面積が大きくなる。そして上記0026段落に記載したように補強用のゴム成形品の接着接合を行う。
図23に示すように踵の補強用のゴム成形品の凹凸形状を有する靴の靴底修理が完成15する。
1 靴底
1a 欠損部の境目のマジックインキによる白線の印
1b 定規
2 アルミホイル
2a 布粘着テープ
3 補強用の傾斜ゴム成形品
4 熱硬化型靴底補修剤
4a ディスポ手袋
5 手で押さえる
5a 手で固定
6 家庭用ドライヤー
7 熱硬化型靴底補修剤が熱硬化した土台
8 靴底に接着接合した補強用の傾斜ゴム成形品
9 爪楊枝
10 シリンジ
11 ティッシュペーパー
12 補強用の傾斜ゴム成形品による靴修理の完成
13 靴底に凹凸形状のある靴
14 工業用ドライヤー
15 補強用のゴム成形品による靴修理の完成

Claims (2)

  1. 靴底の欠損部に修理を行う靴底の修理方法であって、熱硬化型靴底補修剤と接着剤と、前記靴底の欠損部に対応する弾性体の補強用の傾斜ゴム成形品と、前記弾性体に対応する同等の大きさの熱伝導板を用意するステップと、前記欠損部に熱硬化型靴底補修剤を塗布するステップと、前記熱硬化型靴底補修剤の上に前記熱伝導板を当てて、更に前記熱伝導板の上に前記弾性体を重ね、押さえるステップと、前記熱硬化型靴底補修剤及び前記熱伝導板にドライヤーの熱風を当てるステップと、温められた前記熱伝導板から放出される熱で前記熱硬化型靴底補修剤を熱硬化させ、当該熱硬化型靴底補修剤により接着可能な修理の為の土台を形成するステップと、前記熱伝導板と前記弾性体を前記靴底から剥離するステップと、前記欠損部に前記土台を形成した前記靴底と前記弾性体の表面のうち少なくとも一方に接着剤を塗布し、接着接合するステップを含むことを特徴とする靴底の修理方法。
  2. 前記接着接合した前記靴底と前記弾性体との間に残存する前記欠損部の隙間部に前記熱硬化型靴底補修剤を塗布するステップと、前記熱硬化型靴底補修剤にドライヤーの熱風を当てて熱硬化させるステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の靴底の修理方法。
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