以下、親端末等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
図1は、本実施の形態における情報システムのブロック図である。情報システムは、1または2以上の親端末1、1または2以上の子端末2、および1または2以上の店舗端末3を備える。
1以上の各親端末1、1以上の各子端末2、および1以上の各店舗端末3(以下、単に、親端末1、子端末2、および店舗端末3と記す場合がある)は、例えば、LANやインターネット等のネットワーク、無線または有線の通信回線などを介して、通信可能に接続される。ネットワーク等には、図示しないサーバが接続されており、このサーバによって、端末間の通信の制御が行われる。
なお、通信とは、通常、通話も含む。また、通信は、例えば、インターネットや公衆回線網を介した広域通信、無線LAN等による特定の領域内(例えば、店内、施設内等)でのローカル通信などを含む。また、通信は、Bluetooth(登録商標)やNFC等による近距離無線通信、接続ケーブルやコネクタ等を介した通信なども含むことは好適である。ただし、これらは例示に過ぎず、親端末1、子端末2、および店舗端末3の間では、様々な通信が可能であってよい。
親端末1とは、例えば、親の端末である。親とは、親子関係における両親に限らず、例えば、祖父母や後見人といった、子の保護者の総称である。親は、例えば、主従関係における主たる者でもよいし、対等な関係における一方の者でもよく、広く解する。親端末1は、例えば、親が携帯する携帯端末でもよいし、自宅や職場等に設置された端末でもよく、親が使用する端末であれば、そのタイプや所在は問わない。
なお、設置された端末とは、例えば、PCであるが、そのタイプは問わない。PCは、例えば、IP電話やSkype(登録商標)等による通話機能を有することは好適である。また、携帯端末とは、例えば、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話機等であるが、そのタイプは問わない(以下同様)。
子端末2とは、例えば、子の端末である。子とは、親子関係における子供に限らず、例えば、孫や被後見人といった、保護者による保護を受ける者の総称である。親は、例えば、主従関係における従たる者でもよいし、対等な関係における他方の者でもよく、広く解する。子端末2は、例えば、子が携帯する携帯端末であるが、子が使用する端末であれば、そのタイプや所在は問わない。
店舗端末3とは、店舗の端末である。店舗とは、例えば、実空間にある実店舗でもよいし、仮想空間にある仮想店舗でもよい。仮想店舗は、例えば、前述したサーバによって実現されるオンラインショップ等であってもよい。店舗端末3は、例えば、実店舗、または仮想店舗を運営する企業等に設置された端末でもよいし、店舗の店員または管理者が携帯する携帯端末でもよい。店舗端末3は、店員等が使用する端末であれば、そのタイプや所在は問わない。
ただし、以上は例示であり、情報システムを構成する各端末のハードウェア構成や、端末間の通信手段、情報システムが用いられる環境等は問わない。
親端末1は、親格納部11、親受信部12、親出力部13、親受付部14、および親処理部15を備える。親格納部11は、クレジットカード情報格納部111、電子マネー情報格納部112、およびポイント情報格納部113を備える。親受信部12は、購入情報受信部121を備える。親出力部13は、購入情報出力部131を備える。親受付部14は、許可情報受付部141を備える。親処理部15は、決済処理部151、および親通話部152を備える。
子端末2は、子格納部21、子受信部22、子送信部23、子処理部24、および子受付部25を備える。子格納部21は、購入情報格納部211を備える。子送信部23は、購入情報送信部231を備える。子処理部24は、子通話部241を備える。
店舗端末3は、店舗格納部31、店舗受付部32、店舗処理部33、店舗受信部34、および店舗送信部35を備える。
親端末1を構成する親格納部11は、各種の情報を格納し得る。各種の情報とは、例えば、当該親端末1を識別する親端末識別子、当該親端末1に対応する子端末2を識別する1以上の子端末識別子などである。対応する子端末2とは、その親の子が使用する端末である。なお、以下では、対応する子端末2を単に子端末2と記す場合がある。
親端末識別子とは、親端末1を識別する情報である。親端末識別子は、例えば、当該親端末1に対応付いたMACアドレスやIPアドレスや電話番号等でもよいし、当該親端末1の使用者を識別する使用者識別子でもよい。使用者識別子は、例えば、メールアドレスやIDなどであるが、種類は問わない。このように、親端末識別子は、当該親端末1またはそのユーザを識別し得る情報であれば何でもよい。また、子端末識別子とは、子端末2を識別する情報である。子端末識別子もまた、当該子端末2に対応付いたMACアドレス等でもよいし、その使用者を識別する使用者識別子でもよく、当該親端末1またはそのユーザを識別し得る情報であれば何でもよい。なお、これらのことは、後述する店舗端末識別子にも当てはまる。
クレジットカード情報格納部111には、1または2以上のクレジットカード情報が格納される。クレジットカード情報とは、クレジットカードに関する情報である。クレジットカード情報は、例えば、クレジットカード識別子、有効期限、氏名等の情報を含む。クレジットカード識別子とは、クレジットカードを識別する情報である。クレジットカード識別子は、例えば、クレジットカード番号であるが、IDでもよいし、クレジットカードを識別し得る情報であれば何でもよい。
電子マネー情報格納部112には、1または2以上の電子マネー情報が格納される。電子マネー情報とは、電子マネーに関する情報である。電子マネー情報は、例えば、電子マネーそのものでもよいし、電子マネーに対応付いたIDでもよい。
ポイント情報格納部113には、1または2以上のポイント情報が格納される。ポイント情報とは、ポイントに関する情報である。ポイント情報は、例えば、ポイントそのものでもよいし、電子マネーに対応付いたIDでもよい。
親受信部12は、各種の情報を受信する。各種の情報とは、例えば、購入情報などである。購入情報とは、商品の購入に関する情報である。購入情報は、商品の購入に必要な情報であるといってもよい。ここでいう商品とは、購入の対象であり、サービスも含んでよい。購入情報は、例えば、商品名、数量情報、価格情報、代金情報のうち1種類以上の情報を含んでいてもよい。
商品名とは、商品の名称である。商品名は、例えば、“体操服”、“絵具12色”、“○○パーク入園券”等であってもよい。商品名は、例えば、品番やID等の商品識別子に対応付いていてもよい。なお、対応付くことは、商品名が商品識別子を有する場合も含む。つまり、商品名とは、商品の名称に限らず、商品識別子であってもよく、広く解する。
数量情報とは、購入する商品の数量を示す情報である。数量情報は、例えば、“1”、“2”、“3”等の数値でもよいし、数値および単位の組であってもよい。数値および単位の組とは、“1枚”、“2箱”、“1ダース”、“2リットル”等であるが、数値と単位の組み合わせは問わない。
価格情報とは、商品の価格に関する情報である。価格情報は、通常、単位数量当たりの価格を示す情報であるが、単に価格を示す情報でもよい。単位数量とは、例えば1枚、1箱、1ダース、1リットル、1回、1時間、1日等であるが、その種類は問わない。価格情報は、例えば、“1000円”、“1個50円”、“1枚1500円”、“200円/リットル”、“1回100円”等であるが、その表現形式は問わない。
代金情報とは、商品の購入に対する代金を示す情報である。代金情報は、通常、価格情報と数量情報とを用いて算出される。例えば、価格情報“1枚1500円”と、数量情報“2枚”との乗算により、代金情報“3000円”が算出される。
親受信部12は、購入情報等の情報を、通常、子端末2から受信するが、店舗端末3や、図示しないサーバから受信してもよい。
購入情報受信部121は、子端末2から購入情報を受信する。購入情報受信部121は、子端末2から、当該子端末2との通話中のみ、購入情報を受信することは好適である。この場合、購入情報は、通話内容を用いて取得された情報を含んでもよい。
通話内容とは、親子間の通話の内容である。通話内容は、通話を音声認識した結果であり、通常、文字列で表現される。通話内容には、例えば、購入対象である商品の商品名や価格などが含まれており、この通話内容を用いて、商品名や価格などの購入情報を取得することができる。こうして、通話内容を用いて、購入情報を取得する処理を、以下では、取得処理と記す場合がある。
すなわち、取得処理とは、通話内容を用いて、商品の購入に必要な情報を取得する処理である。取得処理では、例えば、通話を音声認識し、認識結果を用いて形態素解析を行うことで、1以上の名詞を取得することは好適である。なお、形態素解析により名詞を取得する技術は、公知であり、説明を省略する。さらに、取得処理では、取得した1以上の名詞を、例えば、機械学習や深層学習などにより、商品名、数量、価格等の1以上のクラスに分類することは、より好適である。なお、機械学習等による名詞の分類の技術は、公知であり、説明を省略する。かかる取得処理により、通話内容を用いて、商品の購入に必要な情報であり、商品名、数量、価格等のうち1種類以上の情報を含む購入情報を取得できる。
取得処理は、本実施の形態では、後述する子端末2の子処理部24によって行われるが、例えば、親処理部15がこれを行ってもよいし、両者が分担しても構わない。取得処理を分担することは、例えば、子処理部24は、子の発話内容を用いて購入情報を取得し、親処理部15は、親の発話内容を用いて購入情報を取得することであってもよいし、これとは逆の分担でも構わない。
親出力部13は、各種の情報を出力する。各種の情報とは、例えば、購入情報である。親出力部13は、購入情報等の情報を、例えば、ディスプレイやスピーカ等の出力デバイスを介して出力してもよいし、プリンタでプリントアウトしたり、外部の装置へ送信したり、記録媒体に蓄積したり、他の処理装置や他のプログラムなどに引渡したりしても構わない。
購入情報出力部131は、購入情報受信部121が受信した購入情報を、通常、ディスプレイやスピーカ等の出力デバイスを介して出力する。なお、出力は、通常、親端末1での出力であるが、外部のディスプレイ等を介した出力でもよい。また、出力される購入情報は、受信された購入情報と同じでなくてもよい。例えば、購入情報出力部131は、画面構成情報を保持しており、受信された購入情報と、この画面構成情報とを用いて、購入許可画面を出力することは好適である。
購入許可画面とは、親が子の買い物に許可を与えるための画面である。購入許可画面は、購入情報を有する。また、購入許可画面は、例えば、許可ボタンも有することは好適である。さらに、購入許可画面は、例えば、支払方法選択ダイアログボックス等をも有することは、より好適である。支払方法選択ダイアログボックスとは、支払方法の選択を行うためのダイアログボックスである。なお、支払方法選択ダイアログボックスの具体例については後述する。ただし、購入許可画面の構成は問わない。
画面構成情報は、例えば、画像、文字列、レイアウト情報などを有する。画像とは、例えば、各種のボタンやダイアログボックス等の画像である。文字列とは、例えば、ボタン等に対応付いた文字列である。レイアウト情報とは、購入許可画面内における購入情報や許可ボタン等の配置を示す情報である。ただし、画面構成情報のデータ構造は問わない。
親受付部14は、各種の情報を受け付ける。各種の情報とは、例えば、後述する許可情報、決済方法の選択などである。決済方法とは、購入する商品の代金を決済する方法である。決済方法は、例えば、クレジットカードによる決済、電子マネーによる支払い、ポイントの利用などであるが、その種類は問わない。決済方法の選択とは、例えば、クレジットカードによる決済、電子マネーによる支払い、ポイントの利用等の2以上の決済方法のうち一の決済方法を選択することである。なお、決済方法の選択は、例えば、クレジットカードによる決済が選択された場合に、2以上のクレジットカードのうち一のクレジットカードを選択することも含んでよい。また、決済方法の選択は、例えば、電子マネーによる支払いが選択された場合に、2種類以上の電子マネーのうち一の電子マネーを選択することも含んでよい。さらに、決済方法の選択は、例えば、ポイントの利用が選択された場合に、2種類以上のポイントのうち一のポイントを選択することも含んでよい。
また、各種の情報には、例えば、子端末2と通話を行うための情報も含まれていてよい。子端末2と通話を行うための情報とは、例えば、子端末2の電話番号等であってもよい。
親受付部14は、許可情報等の情報を、通常、キーボードやマウスやタッチパネルやマイクロフォン等の入力デバイスを介して受け付けるが、例えば、ネットワーク等を介して受信してもよいし、ディスクや半導体メモリなどの記録媒体から読み出しても構わない。なお、マイクロフォンによる受け付けを行う場合、親受付部14は、音声認識機能を有する必要がある。なお、これらのことは、後述する許可情報受付部141、後述する子受付部25、後述する店舗受付部32にも当てはまる。
許可情報受付部141は、許可情報を受け付ける。許可情報とは、購入情報に対応する購入に対する許可を示す情報である。購入情報に対応する購入とは、通常、購入情報が有する商品名で識別される商品の購入である。許可情報は、通常、許可を示すフラグであるが、例えば、購入情報が有する商品名、価格情報、数量情報、および代金情報のうち1種類以上の情報も有していてよい。また、許可情報は、例えば、購入情報に対応する購入に対する一部許可を示す一部許可情報であってもよい。一部許可とは、購入情報に対応する購入の一部のみを許可することである。例えば、購入情報が、商品名“○○パーク入園券”および数量情報“2枚”を有する場合に、一部許可情報は、数量情報“1枚”と、許可を示すフラグとを有していてもよい。なお、許可情報は、前述したクレジットカードによる決済、電子マネーによる支払い、ポイントの利用等の決済方法を識別する決済方法識別子を有すると考えてもよい。
許可情報受付部141は、通常、購入情報受信部121が購入情報を受信し、購入情報出力部131が購入情報を出力したことに応じて、当該購入情報に対する許可情報を受け付ける。
親処理部15は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、決済処理部151、および親通話部152などの処理である。各種の処理には、図2および図3のフローチャートで説明する各種の判別なども含まれる。親処理部15は、子端末2と通話中か否かを、例えば、通信モジュールからの情報を用いて判別してもよい。
決済処理部151は、決済のための処理を行う。決済とは、通常、購入情報に対応する決済である。決済は、例えば、クレジットカードによる決済、電子マネーによる支払い、またはポイントの利用などであるが、電子的な決済であれば、その方法は問わない。決済のための処理は、決済それ自体を含んでいてもよいし、含まなくてもよい。決済それ自体は、例えば、図示しないサーバで行われてもよいし、親端末1、子端末2または店舗端末3のいずれかで実行されても構わない。決済のための処理は、例えば、決済が実行される装置への購入情報の送信も含んでよい。このように、決済のための処理の内容や実行主体は問わない。以下では、決済のための処理を、単に決済処理と記す場合もある。
決済処理部151は、通常、購入情報受信部121が子端末2等から購入情報を受信し、購入情報出力部131が当該購入情報を出力し、許可情報受付部141が当該購入情報に対する許可情報を受け付けた場合に、当該購入情報に対応する決済のための処理を行う。
詳しくは、決済処理部151は、上記のような場合に、クレジットカード情報を用いて、決済のための処理を行ってもよい。クレジットカード情報を用いた決済のための処理とは、例えば、クレジットカード情報の送信であってもよい。クレジットカード情報の送信先は、店舗端末3でも、図示しないサーバでもよい。
また、決済処理部151は、上記のような場合に、例えば、電子マネー情報を用いて、決済のための処理を行ってもよい。電子マネー情報を用いた決済のための処理とは、例えば、電子マネーの残額で決済が可能か否かの判断を行い、残額で決済が可能な場合に、代金分の電子マネーを送金し、残額を更新する処理であってもよい。また、電子マネー情報を用いた決済のための処理は、残額で決済が不可能な場合に、電子マネーの入金または他の決済方法の選択を促すメッセージを出力する処理をも含むことは好適である。なお、電子マネーを送金することは、例えば、代金分の電子マネーそのものを送信することでもよいし、代金を示す金額情報と電子マネーのIDとを送信することでもよい。また、電子マネー等の送信先は、店舗端末3でもサーバでもよい。
さらに、決済処理部151は、上記のような場合に、例えば、ポイント情報を用いて、決済のための処理を行ってもよい。ポイント情報を用いた決済のための処理とは、例えば、残りポイントで決済が可能か否かの判断であってもよいし、残りポイントで決済が可能な場合に、代金分のポイントを利用し、残りポイントを更新する処理であってもよいし、残りポイントで決済が不可能な場合に、他の決済方法の選択を促すメッセージを出力する処理などであってもよい。なお、ポイントを利用することは、例えば、代金分のポイントそのものを送信することでもよいし、代金を示す金額情報とポイントのIDとを送信することでもよい。ポイント等の送信先もまた、店舗端末3でもサーバでもよい。
例えば、親受付部14が、クレジットカードによる決済、電子マネーによる支払い、またはポイントの利用のうち2以上の決済方法の中から一の決済方法の選択を受け付け、決済処理部151は、どの決済方法が選択されたかの判別を行い、選択された決済方法を用いて決済を行うことは好適である。
また、決済処理部151は、決済処理の完了後、その旨の通知を、子端末2または店舗端末3のうち1以上の端末に送信することは、より好適である。通知は、例えば、文字列「決済が完了しました」、商品名、および子端末識別子等を有する画面でもよいし、決済完了を示すQRコード(登録商標)等でもよく、その表現形式は問わない。通知の送信先が子端末2である場合、子受信部22が当該通知を受信し、子処理部24は、受信された通知をディスプレイに表示する。子は、子端末2のディスプレイに表示された通知を店員に見せることで、店員から商品を受け取ることができる。通知の送信先が店舗端末3である場合、店舗受信部34が当該通知を受信し、店舗処理部33は、受信された通知をディスプレイに表示する。店員は、店舗端末3のディスプレイに表示された通知を確認し、例えば、店内に居るその子を探して、または、目の前にいるその子に、商品を渡せばよい。ただし、通知は、図示しない決済サーバから、子端末2または店舗端末3のうち1以上の端末に送信されてもよく、その送信元は問わない。
親通話部152は、子端末2と通話する。通話は、例えば、携帯電話、固定電話、IP電話、Skype(登録商標)等による通話であるが、その種類は問わない。なお、このことは、後述する子通話部241にも当てはまる。
子端末2を構成する子格納部21は、各種の情報を格納し得る。各種の情報とは、例えば、当該子端末2またはその使用者である子を識別する子端末識別子、当該当該子端末2に対応する親端末1を識別する親端末識別子などである。対応する親端末1とは、その子の親が使用する端末である。なお、以下では、対応する親端末1を単に親端末1と記す場合がある。
購入情報格納部211は、1または2以上の購入情報が格納される。購入情報とは、前述したように、商品の購入に関する情報であり、例えば、商品名、価格情報、数量情報、代金情報などを含む。
子受信部22は、各種の情報を受信する。各種の情報とは、例えば、購入情報、後述する指示などである。子受信部22は、購入情報等の情報を、例えば、店舗端末3から受信してもよいし、図示しないサーバ等から受信しても構わない。
子受信部22は、例えば、店舗端末3から購入情報を受信する。ただし、子受信部22は、例えば、後述する子処理部24が通話内容を用いて購入情報を取得する場合、購入情報の一部のみを店舗端末3から受信してもよい。
子受信部22は、店舗端末3から指示を受信する。ここでいう指示とは、購入情報格納部211に格納されている購入情報の送信を実行させるための指示である。指示は、通常、当該指示の送信元である店舗端末3を識別する店舗端末識別子を有する。ただし、店舗端末3が一つしなかない場合、指示は、店舗端末識別子を有さなくてよい。
子送信部23は、各種の情報を送信する。各種の情報とは、例えば、購入情報などである。
購入情報送信部231は、購入情報を送信する。購入情報送信部231は、通常、購入情報受信部121が店舗端末3から指示を受信したことに応じて、購入情報格納部211に格納されている購入情報を、親端末1に送信する。親端末1で購入情報が受信され、許可情報が受け付けられたことに応じて、その購入情報を用いた決済が行われる。なお、決済は、親端末1に限らず、例えば、子端末2または店舗端末3で行われてもよいし、図示しないサーバで行われてもよく、どこで実行されるかは問わない。
購入情報送信部231は、親端末1と通話中のみ、購入情報を親端末1に送信できることは好適である。例えば、子処理部24が、子格納部21に格納されている親端末識別子で識別される親端末1と通話中か否かを判別し、当該親端末識別子で識別される親端末1と通話中であると判別された場合に、購入情報送信部231は、購入情報を当該親端末1に送信してもよい。
ただし、購入情報送信部231は、親端末1と通話中か否かに関わらず、購入情報を親端末1に送信し、親端末1において、親処理部15が、子端末2と通話中か否かを判別してもよい。この場合、親端末1において、子端末2と通話中であると判別された場合にのみ、購入情報受信部121が、購入情報を受信してもよいし、または、購入情報受信部121は、子端末2と通話中か否かに関わらず、購入情報を受信し、購入情報出力部131が、子端末2と通話中であると判別された場合にのみ、受信された購入情報を出力しても構わない。なお、購入情報送信部231は、親端末1と通話中のみ、購入情報を親端末1に送信できることは、かかる場合も含むと考えてもよく、広く解し得る。
子処理部24は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、後述する子通話部241などの処理である。各種の処理には、図4および図5フローチャートで説明する各種の判別なども含まれる。また、子処理部24は、親端末1と通話中か否かを、例えば、通信モジュールからの情報を用いて判別してもよい。
さらに、子処理部24は、前述した取得処理を実行することは好適である。例えば、子処理部24は、音声認識機能を有しており、後述する子通話部241の通話音声を内部メモリに蓄積し、内部メモリに格納されている通話音声に対して音声認識を行うことで、通話内容を示す文字列を取得してもよい。通話内容には、例えば、商品名、数量、価格などの情報が含まれており、子処理部24は、認識結果を用いて形態素解析を行うことで、1以上の名詞を取得してもよい。さらに、子処理部24は、取得した1以上の名詞を、例えば、機械学習等により、商品名、数量情報、価格情報等の1以上のクラスに分類することは、より好適である。これにより、子処理部24は、通話内容を用いて、商品の購入に必要な情報である購入情報を取得できる。
購入情報送信部231は、こうして子処理部24が取得した購入情報を、親端末1または店舗端末3のうち1種類以上の端末に送信してもよい。ただし、前述した親処理部15が、上記と同様の取得処理を行ってもよい。
子通話部241は、親端末1と通話する。なお、通話については、前述したので繰り返さない。
子受付部25は、各種の情報を受け付ける。各種の情報とは、例えば、親端末1と通話を行うための情報などである。親端末1と通話を行うための情報とは、例えば、親端末1の電話番号等であってもよい。なお、情報の受け付けについては、前述したので繰り返さない。
店舗端末3を構成する店舗格納部31は、各種の情報を格納し得る。各種の情報とは、例えば、当該店舗端末3を識別する店舗端末識別子などである。
店舗受付部32は、各種の情報を受け付ける。各種の情報とは、例えば、購入情報、指示などである。なお、こうした各種の情報、およびその受け付けについては、前述したので繰り返さない。
店舗受付部32は、各種の情報を、子端末2と通信可能である場合に受け付けることは好適である。子端末2と通信可能である場合とは、例えば、子端末2が店舗端末3の近傍に位置していて、近距離無線通信が可能である場合でもよいし、子端末2が店舗内に存在していて、店内の無線LANに接続されている場合でもよい。または、子端末2と通信可能である場合とは、例えば、子端末2の使用者である子が、店内または店外で所定のアプリを起動するなどして、子端末2がインターネットや通信回線等を介して店舗端末3または図示しないサーバと接続され、広域通信が可能である場合でもよい。
店舗処理部33は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、図6のフローチャートで説明する各種の判別などである。店舗処理部33は、例えば、通信モジュールや近距離無線通信モジュールからの情報を用いて、子端末2と通信可能であるか否かを判別してもよい。
店舗受信部34は、各種の情報を受信する。各種の情報とは、例えば、子端末識別子などである。店舗受信部34は、子端末2から子端末識別子を受信してもよい。
店舗送信部35は、各種の情報を送信する。各種の情報とは、例えば、購入情報、指示などである。店舗送信部35は、店舗受付部32が受け付けた購入情報や指示等を、通常、子端末2に送信する。
ただし、店舗送信部35は、店舗受付部32が受け付けた購入情報や指示等を、例えば、子端末2に対応する親端末1に送信してもよい。その場合、例えば、店舗送信部35が、親端末1を識別する親端末識別子の要求を子端末2に送信し、店舗受信部34が、子端末2から親端末識別子を受信し、店舗送信部35は、受信された親端末識別子で識別される親端末1に、購入情報や指示等を送信することは好適である。
親格納部11、クレジットカード情報格納部111、電子マネー情報格納部112、ポイント情報格納部113、子格納部21、購入情報格納部211、および店舗格納部31は、例えば、ハードディスクやフラッシュメモリといった不揮発性の記録媒体が好適であるが、RAMなど揮発性の記録媒体でも実現可能である。
親格納部11等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が親格納部11等で記憶されるようになってもよく、ネットワークや通信回線等を介して送信された情報が親格納部11等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が親格納部11等で記憶されるようになってもよい。入力デバイスは、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル、マイクロフォン等、何でもよい。
親受信部12、購入情報受信部121、子受信部22、および店舗受信部34は、は、通常、有線または無線の通信手段(例えば、ネットワークカードやモデム等の通信モジュール、NFC等の近距離無線通信モジュール)で実現されるが、放送を受信する手段(例えば、放送受信モジュール)で実現されてもよい。
親出力部13、および購入情報出力部131は、ディスプレイやスピーカ等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えてもよい。親出力部13等は、出力デバイスのドライバーソフトによって、または出力デバイスとそのドライバーソフトとで実現され得る。
親受付部14、許可情報受付部141、子受付部25、および店舗受付部32は、入力デバイスを含むと考えても、含まないと考えてもよい。親受付部14等は、上記のような入力デバイスのドライバーソフトによって、または入力デバイスとそのドライバーソフトとで実現され得る。
親処理部15、決済処理部151、親通話部152、子処理部24、子通話部241、および店舗処理部33は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。親処理部15等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。ただし、処理手順は、ハードウェア(専用回路)で実現してもよい。
子送信部23、購入情報送信部231、および店舗送信部35は、通常、有線または無線の通信手段で実現されるが、放送手段(例えば、放送モジュール)で実現されてもよい。親出力部13の送信機能、購入情報出力部131の送信機能、親処理部15の送信機能、および決済処理部151の送信機能も、同様である。
次に、情報システムの動作について図2〜図6のフローチャートを用いて説明する。なお、既出の事項に関する説明は、省略または簡略化している。
図2は、親端末1の動作を説明するフローチャートである。
(ステップS201)親処理部15は、子端末2と通話中か否かを、例えば、通信モジュールからの情報を用いて判別する。子端末2と通話中である場合はステップS202に進み、子端末2と通話中でない場合はステップS201に戻る。
(ステップS202)親処理部15は、購入情報受信部121が子端末2から購入情報を受信したか否かを判別する。購入情報受信部121が子端末2から購入情報を受信した場合はステップS202に進み、受信していない場合はステップS201に戻る。
(ステップS203)購入情報出力部131は、受信された購入情報を、ディスプレイ等の出力デバイスを介して出力する。
(ステップS204)親処理部15は、許可情報受付部141が許可情報を受け付けたか否かを判別する。許可情報受付部141が許可情報を受け付けた場合はステップS202に進み、受け付けていない場合はステップS204に戻る。
(ステップS205)親処理部15および決済処理部151は、決済のための処理を行う。なお、決済のための処理については、図3のフローチャートを用いて説明する。その後、ステップS201に戻る。
なお、図2のフローチャートでは省略しているが、ステップS205の決済処理の完了後、決済処理部151等は、決済処理が完了した旨の通知を、子端末2または店舗端末3のうち1以上の端末に送信してもよい。
なお、図2のフローチャートにおいて、親端末1の電源オンやプログラムの起動に応じて処理が開始し、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。ただし、処理の開始または終了のトリガは問わない。
また、通常、図2のフローチャートの処理と並列に、親通話部152による通話制御処理が行われる。通話制御処理とは、端末間の通話を制御する処理である。詳しくは、親通話部152は、例えば、発信操作または着信信号の有無などを基に、通話を開始するか否かを判断し、通話を開始する場合は、子端末2との通話処理を開始する。また、親通話部152は、例えば、終話操作または終話信号の有無などを基に、通話を終了するか否かを判断し、通話を終了する場合は、通話処理を終了する。
図3は、決済処理を説明するフローチャートである。
(ステップS301)親処理部15は、親受付部14が決済方法の選択を受け付けたか否かを判別する。親受付部14が決済方法の選択を受け付けた場合はステップS302に進み、受け付けていない場合はステップS301に戻る。
(ステップS302)決済処理部151は、クレジットカードによる決済が選択されたか否かを判別する。クレジットカードによる決済が選択された場合はステップS303に進み、そうでないない場合はステップS304に進む。
(ステップS303)決済処理部151は、クレジットカード情報を用いた決済のための処理を行う。なお、この処理については、前述したので繰り返さない。その後、上位処理にリターンする。
(ステップS304)決済処理部151は、電子マネーによる支払いが選択されたか否かを判別する。電子マネーによる支払いが選択された場合はステップS305に進み、そうでないない場合はステップS306に進む。
(ステップS305)決済処理部151は、電子マネー情報を用いた決済のための処理を行う。なお、この処理については、前述したので繰り返さない。その後、上位処理にリターンする。
(ステップS306)決済処理部151は、ポイントの利用が選択されたか否かを判別する。ポイントの利用が選択された場合はステップS307に進み、そうでないない場合はステップS301に戻る。
(ステップS307)決済処理部151は、ポイント情報を用いた決済のための処理を行う。なお、この処理については、前述したので繰り返さない。その後、上位処理にリターンする。
図4は、子端末2の動作を説明するフローチャートである。
(ステップS401)子処理部24は、店舗端末3と通信可能か否かを、例えば、通信モジュールまたは近距離無線通信モジュールからの情報を用いてか否かを判別する。店舗端末3と通信可能である場合はステップS402に進み、店舗端末3と通信可能でない場合はステップS401に戻る。
(ステップS402)子処理部24は、親端末1と通話中か否かを、例えば、通信モジュールからの情報を用いて判別する。親端末1と通話中である場合はステップS403に進み、親端末1と通話中でない場合はステップS407に進む。
(ステップS403)子処理部24は、通話内容を用いて購入情報を取得するか否かを、例えば、これに関する事前の設定を示す設定情報を用いて判別する。通話内容を用いて購入情報を取得する場合はステップS404に進み、そうでない場合はステップS407に進む。
(ステップS404)子処理部24は、取得処理を実行する。なお、取得処理については、図5のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS405)子処理部24は、取得処理によって、購入情報を取得できたか否かを判別する。購入情報を取得できた場合はステップS406に進み、取得できていない場合はステップS407に進む。
(ステップS406)子処理部24は、取得した購入情報を購入情報格納部211に蓄積する。その後、ステップS401に戻る。
(ステップS407)子処理部24は、店舗端末3等から購入情報を受信したか否かを判別する。店舗端末3等から購入情報を受信した場合はステップS408に進み、購入情報を受信していない場合はステップS409に進む。
(ステップS408)子処理部24は、受信された購入情報を購入情報格納部211に蓄積する。その後、ステップS401に戻る。
(ステップS409)子処理部24は、店舗端末3から指示を受信したか否かを判別する。店舗端末3から指示を受信した場合はステップS410に進み、受信していない場合はステップS401に戻る。
(ステップS410)子処理部24は、購入情報格納部211に購入情報が格納されているか否かを判別する。購入情報格納部211に購入情報が格納されている場合はステップS411に進み、格納されていない場合はステップS401に戻る。
(ステップS411)購入情報送信部231は、購入情報格納部211に格納されている購入情報を親端末1に送信する。その後、処理は終了する。
なお、図4のフローチャートでは省略しているが、購入情報送信部231が購入情報格納部211に格納されている購入情報を送信した後、子処理部24は、購入情報格納部211からその購入情報を削除するか、または、その購入情報に送信済みを示すフラグ等を対応付けてもよい。
また、図4のフローチャートにおいて、例えば、ステップS407でNOの場合、子処理部24は、子受付部25がレジ要求を受け付けたか否かを判別し、子受付部25が、レジ要求を受け付けた場合に、子送信部22が当該レジ要求を店舗端末3に送信し、子受付部25がレジ要求を受け付けていない場合に、ステップS409に進んでもよい。レジ要求とは、ショッピングサイトで、カートに入っている商品を購入するべく、レジに進むことの要求である。なお、かかる処理は、後述する具体例2に対応している。
さらに、通常、図4のフローチャートの処理と並列に、子通話部241による通話制御処理が行われる。詳しくは、子通話部241は、例えば、発信操作または着信信号の有無などを基に、通話を開始するか否かを判断し、通話を開始する場合は、親端末1との通話処理を開始する。また、子通話部241は、例えば、終話操作または終話信号の有無などを基に、通話を終了するか否かを判断し、通話を終了する場合は、通話処理を終了する。
図5は、取得処理を説明するフローチャートである。
(ステップS501)子処理部24は、子通話部241の通話音声を内部メモリに蓄積する。
(ステップS502)子処理部24は、内部メモリに格納されている通話音声に対して音声認識を行う。
(ステップS503)子処理部24は、認識結果を用いて形態素解析等を行い、必要な情報を取得する。ただし、例えば、音声認識や形態素解析等の成否、通話内容などによっては、子処理部24は、必要な情報を取得できない可能性もある。その後、上位処理にリターンする。
図6は、店舗端末3の動作を説明するフローチャートである。
(ステップS601)店舗処理部33は、子端末2と通信可能か否かを、例えば、通信モジュールまたは近距離無線通信モジュールからの情報を用いてか否かを判別する。子端末2と通信可能である場合はステップS602に進み、子端末2と通信可能でない場合はステップS601に戻る。
(ステップS602)店舗処理部33は、店舗受付部32が購入情報を受け付けたか否かを判別する。店舗受付部32が購入情報を受け付けた場合はステップS603に進み、受け付けていない場合はステップS604に進む。
(ステップS603)店舗送信部35、受け付けられた購入情報を子端末2に送信する。その後、ステップS601に戻る。
(ステップS604)店舗処理部33は、店舗受付部32が指示を受け付けたか否かを判別する。なお、オンラインショッピングでは、店舗処理部33は、店舗受付部32がキーボード等の入力デバイスを介して指示を受け付けた場合だけでなく、店舗受信部34が子端末1からレジ要求を受信した場合にも、店舗受付部32が指示を受け付けたと判別してよい。
店舗受付部32が指示を受け付けた場合はステップS605に進み、受け付けていない場合はステップS601に戻る。
(ステップS605)店舗送信部35は、受け付けられた指示を子端末2に送信する。なお、オンラインショッピングでは、店舗受信部34が子端末1からレジ要求を受信した場合、店舗処理部33は、カート内の商品群に対応する代金情報を取得し、取得した代金情報と指示とを子端末2に送信してもよい。その後、ステップS601に戻る。
なお、図6のフローチャートにおいて、店舗端末3の電源オンやプログラムの起動に応じて処理が開始し、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。ただし、処理の開始または終了のトリガは問わない。
以下、本実施の形態における情報システムの具体的な動作例について説明する。お、以下の説明は、種々の変更が可能であり、本発明を何ら限定するものではない。また、既出の事項に関する説明は、省略または簡略化している。
本例における情報システムは、2以上の親端末1、2以上の子端末2、および2以上の店舗端末3を備える。2以上の親端末1のうち一つは、親Aによって使用される。親Aには、二人の子(以下、子aおよび子bと記す)があり、2以上の子端末2のうち一つは、子aによって使用され、他の一つは、子bによって使用される。
2以上の店舗端末3のうち一つは、子aまたは子bが来店して買い物をする実店舗である店舗Xの店員によって操作される。2以上の店舗端末3のうち他の一つは、子aまたは子bがオンラインで買い物をする仮想店舗である店舗Yの管理者による操作が可能である。
親Aの親端末1の親格納部11には、当該親端末1を識別する親端末識別子“A”、子aの子端末2を識別する子端末識別子“a”、および子bの子端末2を識別する子端末識別子“b”が格納されている。
また、クレジットカード情報格納部111には、親Aが保有するクレジットカードに関する2以上のクレジットカード情報が格納されている。各クレジットカード情報には、ID(例えば、1,2,…)が対応付いている。以下では、例えば、ID“1”に対応付いたクレジットカード情報を、クレジットカード情報1のように記す場合がある。なお、このことは、電子マネー情報またはポイント情報にも当てはまる。
また、電子マネー情報格納部112には、親Aが保有する電子マネーに関する2以上の電子マネー情報が格納されている。各電子マネー情報には、ID(例えば、1,2,…)が対応付いている。
さらに、ポイント情報格納部113には、親Aが保有するポイントに関する2以上のポイント情報が格納されている。各ポイント情報には、ID(例えば、1,2,…)が対応付いている。
子aの子端末2の子格納部21には、当該子端末2を識別する子端末識別子“a”、および親Aの親端末1を識別する親端末識別子“A”が格納されている。同様に、子bの子端末2の子格納部21には、子端末識別子“b”、および親端末識別子“A”が格納されている。
店舗Xの店舗端末3の店舗格納部31には、当該店舗端末3を識別する店舗端末識別子“X”が格納されている。同様に、店舗Yの店舗端末3の店舗格納部31には、店舗端末識別子“Y”が格納されている。
(具体例1)
いま、子aが店舗Xを訪れ、店内に陳列されている2以上の商品の中から一の商品(ここでは、体操服)を選び、レジで購入しようとしている。レジには、店舗端末3が設置されている。子aは、携帯している子端末2を起動する。起動が完了すると、子aの子端末2(以下、単に子端末2と記す場合がある)と、店舗Xの店舗端末3(以下、店舗端末3)とが通信可能となる。
その後、子aは、当該商品の購入に関して許可を受けるべく、親Aの親端末1(以下、親端末1)に電話を掛ける。電話が繋がると、子aは、店舗Xで1000円の体操服を購入する旨を親Aに伝える。親Aが承諾すると、子aは、電話が繋がったままの状態で、その旨を店員に伝える。
店員は、親の承諾が得られたことから、店舗端末3が有するキーボード等の入力デバイスを操作して、購入情報を入力する。ここでは、商品名“体操服”、および代金情報“1000円”を含む商品情報が入力されたとする。ただし、商品情報は、例えば、数量情報“1枚”、および価格情報“1000円/1枚”等も含んでいてよい。
店舗端末3において、店舗受付部32が、上記購入情報を受け付ける。店舗送信部35、受け付けられた購入情報を、店舗格納部31に格納されている店舗端末識別子“X”と対に、子端末2に送信する。なお、対に送信または受信または蓄積等することは、購入情報が店舗端末識別子“X”を有する場合も含む。また、このことは、他の情報の送信または受信または蓄積等にも当てはまる。
子端末2において、子受信部22が、上記購入情報を受信する。子処理部24は、子格納部21に格納されている親端末識別子“A”で識別される親端末1と通話中か否かを、通信モジュールからの情報を用いて判別しており、当該親端末1と通話中に子受信部22が上記購入情報を受信した場合に、当該購入情報を購入情報格納部211に蓄積する。その際、子処理部24は、当該購入情報と対に受信された店舗端末識別子“X”を、当該購入情報と対に蓄積することは好適である。
店員は、引き続き、指示を入力する。店舗端末3において、店舗受付部32が上記指示を受け付け、店舗送信部35は、受け付けられた指示を店舗端末識別子“X”と対に子端末2に送信する。
子端末2において、子受信部22が上記指示を受信し、購入情報送信部231は、購入情報格納部211に格納されている上記購入情報を、これと対に格納されている店舗端末識別子X、および子格納部21に格納されている子端末識別子“a”と対に、親端末1に送信する。
親端末1において、親処理部15は、子端末2と通話中か否かを通信モジュールからの情報を用いて判別しており、子端末2と通話中に、購入情報受信部121が当該子端末2から購入情報を受信した場合に、購入情報出力部131は、当該購入情報を、ディスプレイ等の出力デバイスを介して出力する。その際、購入情報出力部131は、当該購入情報と、保持している画面構成情報とを用いて、例えば、図7に示すような購入許可画面を出力する。
図7は、購入許可画面の一出力例を示す図である。この購入許可画面は、文字列“a様が、下記商品の購入をご希望です。許可ボタンまたは不許可ボタンを押してください。”と、受信された購入情報に対応する文字列“商品名:体操服、代金:1000円”、当該購入情報に対応する購入に対する許可情報を入力するための“許可”ボタン、および当該許可情報の入力を拒否するための不許可ボタンを有する。対応する購入とは、体操服を1000円で購入することである。
また、この購入許可画面は、図示しない支払方法選択ダイアログボックスも有していてよい。支払方法選択ダイアログボックスは、文字列“次の中から支払方法を選択してください。(1)クレジットカード、(2)電子マネー、(3)ポイント”を有する。ただし、支払方法選択ダイアログボックスは、当初、例えば、グレーアウトされており、“許可”ボタンの選択に応じて、そのグレーアウトが解除されることは好適である。なお、支払方法選択ダイアログボックスは、当初、表示されておらず、“許可”ボタンの選択に応じて表示されてもよい。また、支払方法が1つしかない場合や、事前に選択された支払方法が保持されている場合には、購入許可画面は、支払方法選択ダイアログボックスを有さなくてよい。
親Aが、タッチパネル等の入力デバイスを介して、“許可”ボタンを選択すると、許可情報受付部141が、上記のような許可情報を受け付け、親処理部15および決済処理部151は、決済のための処理を行う。なお、許可しない場合は、例えば、前画面に戻る等のキャンセル操作を行えばよい。
決済のための処理では、親処理部15は、例えば、決済方法選択ダイアログボックスのグレーアウトを解除し、親受付部14が決済方法の選択を受け付けたか否かを判別する。親受付部14が、表示されている決済方法選択ダイアログボックスに対して、一の決済方法の選択を受け付けた場合、または事前に選択され決済方法を保持している場合、親処理部15は、親受付部14が決済方法の選択を受け付けたと判別する。
選択された決済方法がクレジットカードによる決済である場合、決済処理部151は、クレジットカード情報を用いた決済のための処理を行う。また、選択された決済方法が電子マネーによる支払いである場合、電子マネー情報を用いた決済のための処理を行う。さらに、選択された決済方法がポイントの利用である場合、ポイント情報を用いた決済のための処理を行う。
なお、上記各場合における決済のための処理については、前述したので繰り返さない。ただし、クレジットカード情報を用いた決済のための処理を行う際に、購入情報出力部131は、クレジットカード選択ダイアログを表示することは好適である。クレジットカード選択ダイアログとは、2以上のクレジットカードのうち一のクレジットカードを選択するためのダイアログである。クレジットカード選択ダイアログは、例えば、文字列“次の中からクレジットカードを選択してください。(1)PPカード、(2)QQカード,…”を有する。この文字列中の“(1)PPカード”は、クレジットカード情報1に対応付いており、“(2)QQカード”は、クレジットカード情報2に対応付いている。表示中のクレジットカード選択ダイアログに対して、“(1)PPカード”が選択された場合、決済処理部151は、これに対応するクレジットカード情報1を用いて決済のための処理を行い、“(2)QQカード”が選択された場合、決済処理部151は、これに対応するクレジットカード情報2を用いて決済のための処理を行うことは好適である。
また、電子マネー情報を用いた決済のための処理を行う際に、購入情報出力部131は、電子マネー選択ダイアログを表示し、選択された一の種類の電子マネーに対応する電子マネー情報を用いて決済のための処理を行うことは好適である。同様に、ポイント情報を用いた決済のための処理を行う際に、購入情報出力部131は、ポイント選択ダイアログを表示し、選択された一の種類のポイントに対応するポイント情報を用いて決済のための処理を行うことは好適である。
本例では、決済方法選択ダイアログボックスから、“(1)クレジットカード”が選択され、さらに、クレジットカード選択ダイアログボックスから、“(1)PPカード”が選択されたとする。決済処理部151は、クレジットカード情報格納部111からPPカードに対応するクレジットカード情報1を取得し、PPカードの発行元であるカード会社のサーバ等に送信する。このサーバで決済のための処理が完了すると、その旨の通知が親端末1に送信される。同様の通知は、店舗端末3にも送信される。
親端末1において、親受信部12が上記通知を受信し、親出力部13がこれを出力すると、親Aは、決済が完了した旨を子aに告げ、電話を切る。店舗端末3において、店舗受信部34が上記通知を受信し、店舗処理部33がこれをディスプレイに表示すると、店員は、子に商品を渡す。こうして、子aが店舗Xを訪れて買い物を行う場合に、その代金を、店外に居る親Aが安全に支払うことができる。
(具体例2)
いま、自宅に居る子bが、自分の子端末2(以下、単に子端末2と記す場合がある)を起動して、店舗Yの店舗端末3(以下、店舗端末3)にアクセスを試みている。親Aは、外出中である。子端末2と店舗端末3とが通信可能となると、子端末2のディスプレイに、店舗Yのショッピングサイトが表示される。子bは、このショッピングサイトで販売されている2以上の商品の中から2以上の商品(ここでは、“絵具12色一箱”、および“○○パーク入園券2枚”)を選び、カートに入れたとする。
その後、子aは、当該商品群の購入に関して許可を受けるべく、親Aの親端末1(以下、親端末1)に電話を掛ける。電話が繋がると、子aは、例えば、「ネットのYショップで、絵具12色を一箱と、○○パーク入園券を2枚、買いたい」と発話する。これに対して、親Aは、例えば、「値段は?」と尋ね、子aは、「絵具12色は一箱500円、○○パーク入園券は1枚1500円」と答える。
子端末2において、子処理部24は、通話内容を用いた購入情報の取得を行う旨の設定情報を保持しており、この設定情報に従い、上記のような通話内容を用いて、取得処理を実行する。
詳しくは、子処理部24は、子通話部241の通話音声を内部メモリに蓄積していきつつ、内部メモリに格納されている通話音声に対して音声認識を行う。次に、子処理部24は、認識結果を用いて形態素解析や機械学習等を行うことで、例えば、“ネット”、“Yショップ”、“絵具12色”等の単語を、順次、取得し、さらに、取得した1以上の単語を、商品名、数量情報、価格情報等に分類していく。これによって、親Aと子bとの通話内容から、例えば、“絵具12色”,“1箱500円”および“一箱”を有する1番目の購入情報が取得され、さらに、“○○パーク入園券”,“1枚1500円”および“2枚”を有する2番目の購入情報も取得される。
子処理部24は、こうして取得された2つの購入情報を購入情報格納部211に蓄積する。
その後、子bは、カート内の商品群を購入するべく、レジ要求を入力する。子端末2において、子受付部25がレジ要求を受け付け、子送信部22は、当該レジ要求を店舗端末3に送信する。
店舗端末3において、店舗受信部34が上記レジ要求を受信し、店舗処理部33は、カート内の商品群に対応する代金情報“3500円”を取得する。店舗送信部35は、取得された代金情報“3500円”と指示とを子端末2に送信する。
子端末2において、子受信部22が上記代金情報“3500円”および指示を受信し、子処理部24は、受信された代金情報を購入情報格納部211に蓄積する。こうして、購入情報格納部211には、子処理部24が取得した2つの購入情報、および子受信部22が店舗端末3から受信した代金情報が格納される結果となる。
購入情報送信部231は、購入情報格納部211に格納されている2つの購入情報おおよび価格情報の組を、これと対に格納されている店舗端末識別子“Y”、および子格納部21に格納されている子端末識別子“b”と対に、親端末1に送信する。
親端末1において、子端末2と通話中に、購入情報受信部121が当該子端末2から上記2つの購入情報および代金情報の組を受信したため、購入情報出力部131は、当該2つの購入情報および代金情報の組を、ディスプレイ等の出力デバイスを介して出力する。その際、購入情報出力部131は、当該2つの購入情報および代金情報の組と、保持している画面構成情報とを用いて、例えば、図8に示すような購入許可画面を出力する。
図8は、購入許可画面の他の出力例を示す図である。この購入許可画面は、文字列“b様が、下記商品の購入をご希望です。許可ボタンまたは不許可ボタンを押してください。”を有する。また、購入許可画面は、受信された1番目の購入情報に対応する文字列“<商品1>商品名:絵具12色、数量:一箱、価格:500円/箱”、受信された2番目の購入情報に対応する文字列“<商品2>商品名:○○パーク入園券、数量:2枚、価格:1枚1500円”、受信された価格情報に対応する3番目の文字列“<代金>3500円”、および当該2つの購入情報および代金情報の組に対応する購入に対する許可情報を入力するための“許可”ボタン、および当該許可情報の入力を拒否するための“不許可”ボタンを有する。
親Aが“許可”ボタンを選択すると、許可情報受付部141が、上記のような許可情報を受け付け、親処理部15および決済処理部151は、決済のための処理を行う。
なお、図8の購入許可画面では、2つの購入情報および代金情報の組に一の許可ボタンおよび一の不許可ボタンが対応付いているが、2つの購入情報の各々に、一の許可ボタンが対応付いていてもよい。この場合、1番目の許可ボタンが押下されると、これに対応付いた1番目の購入情報の購入に対する許可情報が入力される。同様に、2番目の許可ボタンが押下されると、これに対応付いた2番目の購入情報の購入に対する許可情報が入力される。
また、この購入許可画面は、具体例1で説明したものと同じ支払方法選択ダイアログボックスも有していてよい。親Aが、“許可”ボタンを選択すると、許可情報受付部141が許可情報を受け付け、親処理部15および決済処理部151は、決済のための処理を行う。以降の処理は、具体例1と同様であり、説明を省略する。
こうして、子bが店舗Yのショッピングサイトで買い物を行う場合にも、その代金を、子bから離れた場所に居る親Aが安全に支払うことができる。
以上、本実施の形態によれば、親端末1は、店舗の端末である店舗端末3から指示を受信した子端末2であり、指示の受信に応じて、商品の購入に関する購入情報を親端末1に送信する子端末2から購入情報を受信し、購入情報を出力し、購入情報に対応する購入に対する許可を示す許可情報を受け付け、許可情報を受け付けた場合に、購入情報に対応する決済のための処理を行うことにより、子の買い物を親が安全に支払うことができる。
また、親端末1は、子端末2と通話し、子端末2との通話中のみ、購入情報を受信することにより、安全性を高めることができる。
また、購入情報は、通話内容を用いて取得された情報を含むことにより、購入情報の入力操作が軽減されるので、支払いを容易化できる。
また、記録媒体は、クレジットカードに関するクレジットカード情報が格納されるクレジットカード情報格納部111を具備し、親端末1は、クレジットカード情報を用いて、決済のための処理を行うことにより、子の買い物を親がクレジットカードで安全に支払うことができる。
また、記録媒体は、電子マネーに関する電子マネー情報が格納される電子マネー情報格納部112を具備し、親端末1は、電子マネー情報を用いて、決済のための処理を行うことにより、子の買い物を親が電子マネーで安全に支払うことができる。
また、記録媒体は、ポイントに関するポイント情報が格納されるポイント情報格納部113を具備し、親端末1は、ポイント情報を用いて、決済のための処理を行うことにより、子の買い物を親がポイントを利用して安全に支払うことができる。
また、親端末1と通信を行う子端末2は、商品の購入に関する購入情報が格納される購入情報格納部211を具備し、店舗の端末である店舗端末3から指示を受信し、店舗端末3から指示を受信したことに応じて、購入情報を親端末1に送信し、親端末1で購入情報が受信され、許可情報が受け付けられたことに応じて、購入情報を用いた決済が行われることにより、子の買い物を親が安全に支払うことができる。
また、子端末2は、親端末1と通話し、親端末1と通話中のみ、購入情報を親端末1に送信できることにより、安全性を高めることができる。
さらに、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現してもよい。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布してもよい。また、このソフトウェアをCD−ROMなどの記録媒体に記録して流布してもよい。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。
なお、本実施の形態における親端末1を実現するソフトウェアは、例えば、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、親端末1のコンピュータを、店舗の端末である店舗端末3から指示を受信した子端末2であり、前記指示の受信に応じて、商品の購入に関する購入情報を親端末1に送信する購入情報送信部231を具備する子端末2から購入情報を受信する購入情報受信部121と、前記購入情報を出力する購入情報出力部131と、前記購入情報に対応する購入に対する許可を示す許可情報を受け付ける許可情報受付部141と、前記許可情報受付部141が許可情報を受け付けた場合に、前記購入情報に対応する決済のための処理を行う決済処理部151として機能させるためのプログラムである。
また、本実施の形態における子端末2を実現するソフトウェアは、例えば、以下のようなプログラムである。つまり、親端末1と通信を行う子端末2のコンピュータがアクセス可能な記録媒体は、商品の購入に関する購入情報が格納される購入情報格納部211を具備し、このプログラムは、前記子端末2のコンピュータを、店舗の端末である店舗端末3から指示を受信する子受信部22と、前記店舗端末3から指示を受信したことに応じて、前記購入情報を親端末1に送信する購入情報送信部231として機能させ、前記親端末1で購入情報が受信され、許可情報が受け付けられたことに応じて、前記購入情報を用いた決済が行われるプログラムである。
また、図9は、本実施の形態におけるプログラムを実行して、親端末1または子端末2等を実現するコンピュータシステム900の外観図である。本実施の形態は、コンピュータハードウェアおよびその上で実行されるコンピュータプログラムによって実現され得る。図9において、コンピュータシステム900は、ディスクドライブ905を含むコンピュータ901と、キーボード902と、マウス903と、ディスプレイ904と、マイクロフォン917とを備える。なお、キーボード902やマウス903やディスプレイ904やマイクロフォン917をも含むシステム全体をコンピュータと呼んでもよい。
図10は、コンピュータシステム900の内部構成の一例を示す図である。図10において、コンピュータ901は、ディスクドライブ905に加えて、MPU911と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM912と、MPU911に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶すると共に、一時記憶空間を提供するRAM913と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、およびデータを記憶するストレージ914と、MPU911、ROM912等を相互に接続するバス915と、外部ネットワークや内部ネットワーク等のネットワークへの接続を提供するネットワークカード916と、を備える。ストレージ914は、例えば、ハードディスク、SSD、フラッシュメモリなどである。
コンピュータシステム900に、親端末1等の機能を実行させるプログラムは、例えば、DVD、CD−ROM等のディスク921に記憶されて、ディスクドライブ905に挿入され、ストレージ914に転送されてもよい。これに代えて、そのプログラムは、ネットワークを介してコンピュータ901に送信され、ストレージ914に記憶されてもよい。プログラムは、実行の際にRAM913にロードされる。なお、プログラムは、ディスク921、またはネットワークから直接、ロードされてもよい。また、ディスク921に代えて他の着脱可能な記録媒体(例えば、DVDやメモリカード等)を介して、プログラムがコンピュータシステム900に読み込まれてもよい。
プログラムは、コンピュータの詳細を示す901に、親端末1等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティプログラム等を必ずしも含んでいなくてもよい。プログラムは、制御された態様で適切な機能やモジュールを呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいてもよい。コンピュータシステム900がどのように動作するのかについては周知であり、詳細な説明は省略する。
なお、上述したコンピュータシステム900は、サーバまたは据え置き型のPCであるが、親端末1等は、例えば、タブレット端末やスマートフォンやノートPCといった、携帯端末で実現されてもよい。この場合、例えば、キーボード902およびマウス903はタッチパネルに、ディスクドライブ905はメモリカードスロットに、ディスク921はメモリカードに、それぞれ置き換えられることが望ましい。店舗端末3も、基本的なハードウェア構成は、PCや携帯端末と同様でよい。ただし、以上は例示であり、親端末1等を実現するコンピュータのハードウェア構成は問わない。
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信する送信ステップや、情報を受信する受信ステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段(子受信部22および子送信部23など)は、物理的に一の媒体で実現されてもよいことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。