JP6950898B2 - 脱毛器 - Google Patents

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Description

本発明は、発光ダイオードを光源とする特定の波長の光を肌面に照射して体毛の生成を防止する脱毛器に関する。
体毛の生えた皮膚に光を照射するタイプの脱毛器においては、皮膚に光を照射して毛乳頭を加熱することにより、毛母細胞に栄養分が届きにくくして体毛の生成を抑制するようにしている。特許文献1には、皮膚に光を照射するタイプであって、光照射口から外部に光漏れが発生しないようにした光脱毛機器が記載されており、この光脱毛機器の光源としては、レーザダイオードやフラッシュランプが使用されている。
特許文献2の図5には、体毛の位置を検出する体毛検出装置を備えた体毛除去装置が記載されており、この体毛除去装置においては、体毛検出装置により検出された体毛の位置に、650nm〜1200nmの波長のレーザビームを照射するようにしている。
特開2008−289819号公報 特開2007−533391号公報
特許文献1および特許文献2に記載されるように、フラッシュランプやレーザビームを光源とした従来の光脱毛器においては、体毛の生えた皮膚に向けて光源からは500〜1200nmの波長の光を照射するようにしている。このような範囲の波長の光を皮膚に照射すると、光の強度を高めることができなかった。その理由は、このような広い範囲の波長を含む光を照射すると、体毛およびその周囲の皮膚の温度が過度に高められてしまうからである。
体毛の生えた皮膚の温度を高めることなく、効率的に体毛を除去することができるようにするために、種々の研究を行った。
毛根に含まれるメラニンの光の吸収係数は、中心波長が700nm未満の光が照射されると、10を超えてしまい、吸収係数が10を超えると、メラニン色素の発熱温度が高くなる。また、中心波長が1200nm以上となると、皮膚等に含まれる水分の光吸収係数が1を超えてしまう。水分は吸収係数が1を超えると、過度に温度が高められてしまう。一方、酸化ヘモグロビンの吸収係数は、波長が600nmを超えると、急激に0.1まで減少し、700nmを超えても0.5以下の吸収係数となっている。
上述のように、これまでの脱毛器や体毛除去装置においては、毛根を加熱して毛乳頭細胞や毛母細胞を破壊することにより脱毛を行うようにしているが、脱毛してもまた体毛が生えてくることが避けられなかった。その理由は、毛乳頭細胞や毛母細胞を破壊しても、バルジ領域が破壊されないと、脱毛を完全に行うことができないからであると考えられる。バルジ領域は、毛根を包む毛包の上部に位置しており、毛包幹細胞と色素幹細胞が存在する部分である。これらの幹細胞が破壊されなければ、毛根が再生されて、脱毛効果を得ることができないと考えられる。
本発明の目的は、脱毛効果を高めることができる脱毛装置を提供することにある。
本発明の脱毛器は、透明部材からなる光照射窓が設けられた本体ケースと、前記本体ケース内に組み込まれ、前記光照射窓を介して外部から目視されるLED基板と、を有し、700nm以上800nm未満の範囲の中心波長の第1の複数のLED素子と、900nm以上で1000nm未満の範囲の中心波長の第2の複数のLED素子と、800nm以上で900nm未満の範囲の中心波長の第3の複数のLED素子との3種類のLED素子のうち少なくとも2種類のLED素子と、前記LED素子が光を照射していることを可視光線で点灯するインジケータ素子とを、前記LED基板に設け、前記LED素子を点灯する点灯回路は、前記少なくとも2種類のLED素子と前記インジケータ素子とが混在された複数の直列回路を有し、前記複数の直列回路は相互に並列に接続され、それぞれの前記直列回路に設けられた前記インジケータ素子は、並列に接続された他の前記直列回路における前記インジケータ素子と隣り合って直線上に配置され、2種類の前記LED素子を同時に発光させて皮膚に照射し、前記インジケータ素子が点灯していないときには当該インジケータ素子が設けられた直列回路における何れかの前記LED素子の折損を示す。
中心波長が700nm以上であって1000nm未満の光を皮膚に照射するので、メラニン色素の発熱温度が高められず、水分の温度が高められないので、皮膚を過度に加熱することなく、体毛処理を行うことができる。中心波長が相違する少なくとも2種類の光を皮膚に照射するので、毛根を加熱して毛乳頭細胞や毛母細胞を破壊することができ、さらにバジル領域を破壊することができるので、毛根の再生が抑制されて脱毛効果が高められる。また、インジケータ素子が点灯していないときにはインジケータ素子が設けられた直列回路における何れかのLED素子が折損したことを示すので、LEDの故障状態を検知することができる。
一実施の形態である脱毛器の先端部を示す正面図である。 図1の平面図である。 脱毛器における制御回路を示すブロック図である。 (A)は一実施の形態であるLEDの点灯回路図であり、(B)は他の実施の形態であるLEDの点灯回路図であり、(C)は他の実施の形態であるLEDの点灯回路図であり、(D)はさらに他の実施の形態であるLEDの点灯回路図である。 (A)は一実施の形態であるインジケータとLEDの点灯回路図であり、(B)は他の実施の形態であるインジケータとLEDの点灯回路図である。 (A)は他の実施の形態であるインジケータとLEDの点灯回路図であり、(B)はさらに他の実施の形態であるインジケータとLEDの点灯回路図である。 光の波長と波長に応じたメラニン等の吸収係数との関係を示す吸収特性線図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1および図2に示されるように、脱毛器10は本体ケース11を有し、本体ケース11の左右両側には操作ハンドル12が設けられている。本体ケース11の前面には前蓋部材13が取り付けられ、本体ケース11の後面には後蓋部材14が取り付けられている。
本体ケース11内には放熱フィン15が組み込まれ、放熱フィン15には長方形のLED基板16が取り付けられている。前蓋部材13には透明部材からなる光照射窓17が取り付けられており、LED基板16は光照射窓17を介して外部から目視される。前蓋部材13の図1における上下両側部、つまり光照射窓17の両側には、ローラ18が図示しない支持部材により取り付けられている。ローラ18は回転自在に支持部材に支持されており、脱毛処理時に皮膚に接触し、本体ケース11の移動により回転される。
脱毛器10を使用して皮膚に生えた体毛を除去するときには、操作者が操作ハンドル12の部分を手に持って、ローラ18を皮膚に押し当てる。これにより、LED基板16は透明な光照射窓17を介して皮膚に対向され、この状態のもとで、皮膚に沿って脱毛器10を移動させる。
図7は、光の波長と波長に応じたメラニン等の物質の吸収係数との関係を示す吸収特性線図である。図7に示されるように、毛根に含まれるメラニンは、中心波長が700nm未満の光が照射されると、吸収係数が10を超える。吸収係数が10を超えると、メラニン色素の発熱温度が高くなり、中心波長が700nmよりも増加すると、メラニンの吸収係数は10よりも減少する。中心波長が750nmの光を発光する素子を使用すると、比較的長い時間にわたって皮膚に光を照射しても、皮膚の温度を過度に高めることなく、毛乳頭細胞や毛母細胞を破壊することができる。この破壊効果は、波長が750nmの光が最も良好であり、700nm台つまり700nm以上800nm未満の範囲の中心波長を発光する素子であれば、破壊効果を得ることができる。
また、中心波長が1200nm以上の光が皮膚に照射されると、皮膚等に含まれる水分の光吸収係数が1を超えてしまう。水分は吸収係数が1を超えると、皮膚等の温度は過度に高められてしまう。一方、酸化ヘモグロビンの吸収係数は、波長が600nmを超えると、急激に0.1まで減少し、700nmを超えても0.5以下の吸収係数となっている。したがって、中心波長が700nm未満の光、および中心波長が1200nm以上の光を皮膚に照射しないようにすると、皮膚の温度を過度に高めることが防止される。
実験によると、中心波長が950nmの光を毛根に照射すると、バルジ領域が破壊されることが判明している。バルジ領域は、毛根を包む毛包の上部に位置しており、毛包幹細胞と色素幹細胞が存在する部分であり、バルジ領域を破壊すると、毛根の再生が抑制されて脱毛効果を高めることが判明した。このバルジ破壊効果は、中心波長が950nmの光が最も良好であり、900nm台つまり900nm以上1000nm未満の範囲の中心波長を発光する素子であれば、破壊効果を得ることができる。
さらに、中心波長が800nm以上で900nm未満の範囲の波長の光は、毛乳頭の破壊機能とバルジ領域の破壊機能とを半分ずつ併せ持っており、この範囲の光を照射しても、皮膚の温度を過度に高めることなく、両方の破壊効果を得ることができる。
このような知見に基づいてなされた本発明の脱毛器10は、複数種類の中心波長の光を毛根に照射するようにしている。
図1に示されるように、LED基板16には複数のLED素子が設けられている。LED素子は、第1のLED素子21と第2のLED素子22とを有している。第1のLED素子21は中心波長が750nmの光を発光し、第2のLED素子22は中心波長が950nmの光を発光する。したがって、LED素子21から発光される光を毛根に照射すると、皮膚の温度を高めることなく、毛乳頭細胞と毛母細胞を破壊し、体毛の生成を防止することができる。
一方、LED素子22から発光される中心波長が950nmの光を毛根に照射すると、バルジ領域を破壊することができる。バルジ領域は、毛包幹細胞と色素幹細胞が存在する部分であり、バルジ領域を破壊すると、毛根の再生が抑制されて脱毛効果を高めることができる。
それぞれのLED素子21、22は、図示する場合には、13個の素子がLED基板16の長辺に沿って一定間隔を置いて一直線上に配置され、1組の素子群が形成されている。第1のLED素子21からなる素子群21aがLED基板16に2組設けられ、第2のLED素子22からなる素子群22aがLED基板16に4組設けられている。LED基板16に設けられるLED素子21、22の数は、図1に示される数に限定されることなく、任意の数とすることができる。
図1に示されるように、LED基板16には全ての素子が格子状に配置されているが、隣り合う素子群をLED基板16の長辺に沿ってずらすことにより、千鳥状にLED素子を配置するようにしても良く、LED素子の配置形態は任意に設定することができる。さらに、LED基板16の形状も四辺形に限られることなく、円形や長円形にしても良い。
図1および図2に示されるように、操作スイッチ23が一方の操作ハンドル12に設けられており、操作スイッチ23が操作されると、全てのLED素子21、22が点灯される。LED素子21、22が点灯されたことを、操作者が識別できるように、図1に示されるように本体ケース11の上面にインジケータ24が取り付けられている。インジケータ24は透明性を有する材料により形成された投光部を有し、内部には可視光線を照射するLED素子からなるインジケータ素子が組み込まれている。さらに、LED基板16を冷却するために、本体ケース11内には冷却ファン25が設けられている。
波長が620〜750nmの赤色は可視光であり、人は目視観察することができるが、それ以上の波長の光は、不可視光線であり目視観察することができない。脱毛用のLED素子には、不可視光線を発光する素子が含まれているので、操作スイッチ23の操作により、LED素子21、22が点灯していることを、インジケータ24により表示するようにしている。これにより、不可視光線を含むLED素子が点灯して光を照射していることを、可視光線を点灯させるインジケータ24を観察することにより、操作者は認識することができる。
図3は脱毛器10における制御回路を示すブロック図である。制御回路は、LED点灯回路26とインジケータ点灯回路27とを有している。これらの回路は、操作スイッチ23とバッテリ28とが給電回路29により接続されており、操作スイッチ23を操作すると、バッテリ28からの電力がそれぞれの点灯回路に供給される。さらに、冷却ファン25にも電力が供給される。図3に示されるように、バッテリ28が電源として使用されているが、商用電源を電源としても良く、その形態の脱毛器10においては、商用電源を降圧し整流する電源ユニットに通電ケーブルで接続される。ただし、本体ケース内部にトランスと整流器とを組み込むようにしても良い。
図4(A)は一実施の形態であるLED点灯回路26を示す回路図であり、図4(B)〜図4(D)はそれぞれ他の実施の形態であるLED点灯回路26を示す回路図である。図4(A)に示されるLED点灯回路26は、中心波長750nmの光を発光する複数のLED素子21が並列に接続された並列回路31と、中心波長950nmの光を発光する複数のLED素子22が直列に接続された直列回路32とを有している。このように、2種類のLED素子は別々の回路構成となっている。並列回路31の接続端子33a、34aと、直列回路32の接続端子33b、34bは、それぞれ図3に示された給電回路29に接続される。
図4(B)に示されるLED点灯回路26は、複数のLED素子21と複数のLED素子22が混在されて直列に接続された直列回路35を有している。このように、混在型の直列回路35とすることにより、2種類のLED素子を1つの回路で動作させることができる。直列回路35の接続端子33、34はそれぞれ給電回路29に接続される。
図4(C)に示されるLED点灯回路26は、図4(B)に示した混在型の直列回路35を複数個有している。それぞれの直列回路35は、共通の接続端子33、34に接続されており、相互に並列に接続される。
図4(D)に示されるLED点灯回路26は、図4(C)に示した直列回路35を構成する各LED素子が他の直列回路35のLED素子にバイパス線36により接続されている。それぞれの直列回路35は、共通の接続端子33、34に接続されており、相互に並列に接続される。図4(C)に示したLED点灯回路26においては、直列回路35を構成する何れかのLED素子が折損すると、その直列回路35の他のLED素子も点灯されなくなる。これに対し、図4(D)に示したLED点灯回路26においては、いずれかのLED素子が折損しても、バイパス線36により他のLED素子を点灯させることができる。
図4(A)〜図4(D)に示されるLED点灯回路26が、図1に示したLED基板16に設けられる場合には、26個のLED素子21と、52個のLED素子22とがそれぞれLED基板16に設けられる。例えば、図1において、LED基板16の短辺に沿う方向に配列された6つのLED素子が、6つの素子からなる直列回路35である場合には、13個の直列回路35がLED基板16の長辺に沿って設けられる。長辺に沿う方向に隣り合うLED素子は同種の素子となっているが、長辺に沿う方向に隣り合うLED素子を異種の素子としても良い。
上述したLED点灯回路26は、中心波長が750nmの光を発光するLED素子21と、中心波長が950nmの光を発光するLED素子22とを有しており、両方の中心波長の光が同時に皮膚に照射される。LED素子21から中心波長が750nmの光を皮膚から毛根に向けて照射すると、皮膚の温度を高めることなく、毛乳頭細胞と毛母細胞を破壊することができる。一方、LED素子22から中心波長が950nmの光を毛根に照射すると、バルジ領域を破壊することができる。バルジ領域を破壊すると、毛根の再生が抑制されて脱毛効果を高めることができる。
上述のように、皮膚の温度を高めることなく、毛乳頭細胞と毛母細胞を破壊することができる波長としては、中心波長750nmに限られることなく、700nm台つまり700nm以上800nm未満の範囲の中心波長のLED素子を、第1のLED素子とすることもできる。上述した部位の破壊効果は、中心波長が750nmの光が最も好ましいが、700nm台の光であれば、必要な破壊効果を得ることができた。
一方、バルジ領域を破壊することができる波長としては、中心波長が950nmに限られることなく、900nm台つまり900nm以上1000nm未満の範囲の中心波長のLED素子を、第2のLED素子とすることもできる。上述したバルジ領域の破壊効果は、中心波長が950nmの光が最も好ましいが、900nm台の光であれば、必要な破壊効果を得ることができた。
さらに、上述した2種類の波長を照射するLED素子21、22に加えて、中心波長が850nmの第3のLED素子をLED基板16に設けるようにしても良い。この波長の光を照射する第3のLED素子は、上述のように、毛乳頭の破壊機能とバルジ領域の破壊機能とを半分ずつ併せ持っており、この範囲の光を照射しても、皮膚の温度を過度に高めることなく、両方の破壊効果を得ることができる。両方の部位の破壊機能を有する第3のLED素子としては、中心波長が800台つまり800nm以上で900nm未満の範囲の波長の光であれば、両方の部位の破壊機能をある程度備えている。ただし、第3のLED素子のみを使用することなく、第3のLED素子は、第1のLED素子21または第2のLED素子とともに使用することが好ましい。
したがって、第1のLED素子21と、第2のLED素子22と、第3のLED素子との3種類の波長の素子のうち、少なくとも2種類のLED素子をLED基板16に設け、少なくとも2種類の波長の光を同時に皮膚に照射することにより、必要な脱毛効果が得られた。
図5(A)は一実施の形態であるインジケータとLEDの点灯回路図であり、図5(B)は他の実施の形態であるインジケータとLEDの点灯回路図である。
図5(A)に示されるLED点灯回路26は、図4(C)に示したものと同一であり、インジケータ点灯回路27は、可視光線を発光するLED素子からなるインジケータ素子37を有し、接続端子38、39はそれぞれ給電回路29に接続される。
図5(B)に示されるLED点灯回路26は、図4(D)に示したものと同一であり、インジケータ点灯回路27は、図5(A)に示したものと同一である。図5(A)、(B)に示されるインジケータ点灯回路27には、操作スイッチ23を操作すると、LED点灯回路26とともに、電力が供給され、インジケータ素子37が点灯されて可視光線が発光される。これにより、操作者は、LED素子21、22が発光していることを、インジケータ素子37の点灯表示により検出することができる。
図6(A)は他の実施の形態であるインジケータとLEDの点灯回路図であり、(B)はさらに他の実施の形態であるインジケータとLEDの点灯回路図である。
図6に示されるLED点灯回路26には、インジケータ素子37が設けられている。それぞれのインジケータ素子37は、LED素子21、22とともにLED基板16に設けられている。図6(A)に示したLED点灯回路26は、図5(A)に示したものと同一であり、図6(B)に示したLED点灯回路26は、図5(B)に示したものと同一である。それぞれの直列回路35にインジケータ素子37が設けられているので、例えば、全てのインジケータ素子37を、図1に示したLED基板16の長辺に沿って配置すると、インジケータ素子37は直線上に配置される。したがって、透明性の光照射窓17を介してLED基板16を脱毛器10の先端面側から観察すると、可視光線を点灯するインジケータ素子37により、LED素子21、22が発光していることを確認できる。
図6(A)に示されるように、それぞれの直列回路35にインジケータ素子37を設けると、何れかのインジケータ素子37が点灯していないときには、そのインジケータ素子37が設けられた直列回路35の何れかのLED素子が折損していることを示す。したがって、この形態においては、インジケータ素子37はLED素子21、22の点灯を表示するとともに、万一、LED素子が折損した場合には、故障を表示することになる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
10 脱毛器
11 本体ケース
12 操作ハンドル
13 前蓋部材
14 後蓋部材
15 放熱フィン
16 LED基板
17 光照射窓
18 ローラ
21 第1のLED素子
22 第2のLED素子
23 操作スイッチ
24 インジケータ
25 冷却ファン
26 LED点灯回路
27 インジケータ点灯回路
28 バッテリ
29 給電回路
31 並列回路
32、35 直列回路
36 バイパス線
37 インジケータ素子

Claims (3)

  1. 透明部材からなる光照射窓が設けられた本体ケースと、
    前記本体ケース内に組み込まれ、前記光照射窓を介して外部から目視されるLED基板と、を有し、
    700nm以上800nm未満の範囲の中心波長の第1の複数のLED素子と、900nm以上で1000nm未満の範囲の中心波長の第2の複数のLED素子と、800nm以上で900nm未満の範囲の中心波長の第3の複数のLED素子との3種類のLED素子のうち少なくとも2種類のLED素子と、前記LED素子が光を照射していることを可視光線で点灯するインジケータ素子とを、前記LED基板に設け、
    前記LED素子を点灯する点灯回路は、前記少なくとも2種類のLED素子と前記インジケータ素子とが混在された複数の直列回路を有し、前記複数の直列回路は相互に並列に接続され、
    それぞれの前記直列回路に設けられた前記インジケータ素子は、並列に接続された他の前記直列回路における前記インジケータ素子と隣り合って直線上に配置され、
    2種類の前記LED素子を同時に発光させて皮膚に照射し、前記インジケータ素子が点灯していないときには当該インジケータ素子が設けられた直列回路における何れかの前記LED素子の折損を示す、脱毛器。
  2. 請求項1記載の脱毛器において、前記第1のLED素子と前記第2のLED素子と前記第3のLED素子とを前記LED基板に設け、3種類の前記LED素子を同時に発光させて皮膚に照射する、脱毛器。
  3. 請求項1または2記載の脱毛器において、前記第1のLED素子の中心波長は750nmであり、前記第2のLED素子の中心波長は950nmであり、前記第3のLED素子の中心波長は850nmである、脱毛器。
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