JP6950840B2 - 鉛蓄電池 - Google Patents

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Description

本発明は、鉛蓄電池に関する。
鉛蓄電池は、従来から使用されている二次電池の一つであり、信頼性、価格の安さ等から産業用又は民生用の二次電池として広く用いられている。特に、自動車用鉛蓄電池(いわゆるバッテリー)、バックアップ用鉛蓄電池(UPS(Uninterruptible Power Supply)、防災(非常)無線、電話等)、電動フォークリフト等の電動車の動力源(電動車用鉛蓄電池)などとしての需要が多い。
鉛蓄電池では、エンドユーザーが任意の頻度で充電を行う。鉛蓄電池では、長期間充電されないと、電解液(硫酸)の成層化が発生し得る。成層化は、比重の大きい硫酸イオン(SO 2−)が下部に沈降しやすい性質が原因で発生する。成層化が発生すると、電極下部の希硫酸の濃度が高くなり、サルフェーションが発生する。サルフェーションは、放電生成物である硫酸鉛が充電状態に戻りにくい現象である。サルフェーションが進行すると、電池容量が低下し、結晶が負極表面に付着して電極と電解液との接触面積が減り、充電スピードが鈍化し得る。したがって、鉛蓄電池の特性(寿命)が低下し得る。
成層化の課題に対して、特許文献1には、耐酸性微多孔性樹脂フィルムシートと耐酸性不織布シートとを積層状態にしたことを特徴とする、鉛蓄電池のセパレータに関する技術が記載されている。
特開2003−22389号公報
成層化を抑制するためには、電解液を撹拌することが有効である。鉛蓄電池(例えば、フォークリフト用の液式鉛蓄電池)では、消費された放電容量以上に充電を行うことで、電解液の構成成分である水の電気分解を発生(ガッシング)させることが有効である。このガッシングにより、電槽下部に沈降した硫酸イオンが上部に舞い上がり、均一な濃度の電解液になり、成層化を抑制することができる。
しかしながら、鉛蓄電池において電解液を撹拌すると、電極から脱落して電解液中に浮遊する電極活物質(特に正極活物質)が電槽内で舞い上がり、電極間の短絡が生じるおそれがある。そのため、鉛蓄電池に対しては、短絡を抑制する手段を施すことが求められる。
本発明の一側面は、短絡を抑制可能な鉛蓄電池を提供することを目的とする。
本発明者は、下記の知見を見出すことにより本発明に着想した。すなわち、複数の電極を有する電極群と、当該電極群を収容する電槽と、を備える鉛蓄電池に関して、電極群において電極が、電槽の高さ方向に交差する方向に配列されており、電槽が、電極の配列方向に対向する一対の内壁と、電槽の高さ方向に延びるリブと、を有する場合、電解液を撹拌すると、電解液中に浮遊する電極活物質が電槽内で舞い上がった後、電槽の高さ方向におけるリブの上端部等に電極活物質が堆積し得る。リブの上端部等に電極活物質が堆積すると、電極の配列方向における電極群の少なくとも一方の端部の最外電極の耳部に電極活物質が接触しやすい。また、リブの上端部等に電極活物質が堆積すると、電極の配列方向における電極群の少なくとも一方の端部の最外電極を含む複数の同極の電極のそれぞれの耳部に接続された導電部材に電極活物質が接触しやすい。例えば、電極群と導電部材との間に向かって電極活物質が伸びて耳部又は導電部材に接触しやすい。これにより、最外電極の耳部又は導電部材が、電極活物質を介して、異なる極性の部材に導通することで短絡が生じる。
本発明の一側面に係る鉛蓄電池は、複数の電極を有する電極群と、当該電極群を収容する電槽と、を備え、前記電極群において前記電極が、前記電槽の高さ方向に交差する方向に配列されており、前記電槽が、前記電極の配列方向に対向する一対の内壁と、前記高さ方向に延びるリブと、を有し、前記リブが、前記配列方向における前記電極群の少なくとも一方の端部の最外電極の耳部と、前記一対の内壁のうちの前記耳部に近い方の内壁との間の位置に配置されていない。
上述の鉛蓄電池では、電槽が、電槽の高さ方向に延びるリブを有するものの、リブが、電極の配列方向における電極群の少なくとも一方の端部の最外電極の耳部と、一対の内壁のうちの前記耳部に近い方の内壁との間の位置に配置されていない。これにより、最外電極の耳部と電槽の内壁との間の位置にリブが配置されている場合と比較してリブと耳部とが離れることから、電槽内で電極活物質が舞い上がった場合であっても、リブの上端部等に堆積した電極活物質が最外電極の耳部に接触することが抑制される。したがって、上述の鉛蓄電池では、最外電極の耳部が、電極活物質を介して、異なる極性の部材(電極等)に導通することが抑制されるため短絡を抑制できる。
本発明の他の一側面に係る鉛蓄電池は、複数の電極を有する電極群と、当該電極群を収容する電槽と、を備え、前記電極群において前記電極が、前記電槽の高さ方向に交差する方向に配列されており、前記電極群が、前記電極の配列方向における前記電極群の少なくとも一方の端部の最外電極を含む複数の同極の電極を有し、前記複数の同極の電極のそれぞれの耳部に導電部材が接続されており、前記電槽が、前記配列方向に対向する一対の内壁と、前記高さ方向に延びるリブと、を有し、前記リブが、前記配列方向における前記導電部材の少なくとも一方の端部と、前記一対の内壁のうちの前記端部に近い方の内壁との間の位置に配置されていない。
上述の鉛蓄電池では、電槽が、電槽の高さ方向に延びるリブを有するものの、リブが、電極の配列方向における導電部材の少なくとも一方の端部と、一対の内壁のうちの前記端部に近い方の内壁との間の位置に配置されていない。これにより、導電部材の端部と電槽の内壁との間の位置にリブが配置されている場合と比較してリブと導電部材とが離れることから、電槽内で電極活物質が舞い上がった場合であっても、リブの上端部等に堆積した電極活物質が導電部材に接触することが抑制される。したがって、上述の鉛蓄電池では、導電部材が、電極活物質を介して、異なる極性の部材(電極等)に導通することが抑制されるため短絡を抑制できる。
本発明の一側面によれば、短絡を抑制可能な鉛蓄電池を提供することができる。本発明の一側面に係る鉛蓄電池は、自動車用鉛蓄電池、バックアップ用鉛蓄電池(UPS、防災(非常)無線、電話等の鉛蓄電池)、電動車用鉛蓄電池(電動フォークリフト用鉛蓄電池等)などとして用いることができる。
図1は、鉛蓄電池の一例を示す斜視図である。 図2は、図1のII−II線に沿った端面図である。 図3は、図1のIII−III線に沿った端面図である。 図4は、図1のIV−IV線に沿った端面図である。 図5は、集電体の一例を示す平面図である。 図6は、電極群の構成部材とリブとの位置関係を説明するための図である。 図7は、鉛蓄電池の他の例を示す端面図である。 図8は、鉛蓄電池の他の例を示す端面図である。 図9は、鉛蓄電池の他の例を示す端面図である。 図10は、リブの各種態様を説明するための図である。
以下、適宜図面を参照しつつ、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。但し、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。図面には、互いに直交するX軸、Y軸及びZ軸により規定される直交座標系を示す場合がある。
本明細書において、「〜」を用いて示された数値範囲は、「〜」の前後に記載される数値をそれぞれ最小値及び最大値として含む範囲を示す。本明細書に段階的に記載されている数値範囲において、ある段階の数値範囲の上限値又は下限値は、他の段階の数値範囲の上限値又は下限値と任意に組み合わせることができる。「A又はB」とは、A及びBのどちらか一方を含んでいればよく、両方とも含んでいてもよい。本明細書に例示する材料は、特に断らない限り、1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。リブが電槽の高さ方向に延びることに関する表現は、リブが電槽の下部(底部)から上部に向かって延びることを意図しており、電槽の底面に対して垂直な方向にリブが延びてよく、電槽の底面に対する垂線に対して傾斜する方向にリブが延びていてもよい。
図1〜6を用いて、鉛蓄電池の一例として鉛蓄電池100について説明する。鉛蓄電池100は、電極群110と、正極端子120と、負極端子130と、電槽140と、液口栓150と、を備えている。鉛蓄電池100は、一つの電極群を備えている。電槽140は、電極群110及び電解液Eを収容している。電極群110の全体は電解液Eに浸漬している。
電極群110は、複数の電極として、複数の正極112及び複数の負極114を有している。電極群110において電極(正極112及び負極114)は、電槽140の高さ方向(Z軸方向。例えば鉛直方向。以下「高さ方向Z」という)に交差(例えば直交)する方向(正極112及び負極114の配列方向(積層方向)。X軸方向。以下「配列方向X」という)に配列されている。電極群110は、セパレータ116を更に有している。セパレータ116は、袋状であり、負極114を収容している。正極112及び負極114は、セパレータ116を介して交互に配置されている。配列方向Xにおける電極群110の両端部の最外電極は負極114である。すなわち、電極群110は、最外電極を含む複数の同極の電極として負極114を有している。電極群110は、最外電極である負極114(第1の電極)と、配列方向Xにおいて当該最外電極に隣接する正極112(第2の電極)と、を有している。
正極112は、例えばクラッド式電極である。正極112は、複数の管状電極160を有している。複数の管状電極160は、配列方向X及び高さ方向Zに直交する方向(Y軸方向。以下「方向Y」という)において一列に配列されている。複数の管状電極160のそれぞれは、チューブ160aと、チューブ160a内に挿入された芯金160bと、チューブ160a及び芯金160bの間に充填された正極材160cと、を有している。正極112は、各管状電極160の芯金160bに電気的に接続された耳部112aを有している(図1参照)。耳部112aは、高さ方向Zに突出しており、正極112の上端部(正極112における高さ方向Zの上方に位置する部分)における正極112の幅方向(Y方向)の一端側の位置に配置されている。
チューブ160aは、活物質を保持するチューブ(活物質を保持するためのチューブ)である。チューブ160aは、筒状の多孔体チューブである。チューブ160aの長手方向に垂直な断面形状としては、円形、楕円形等が挙げられる。チューブ160aは、基材が巻き回されることにより形成されていてよい。例えば、チューブ160aは、チューブ160aの一端から他端に向けて基材が時計回り又は反時計回りに螺旋状に巻き回されることにより形成されていてよい。
チューブ160aの構成材料(チューブ160aを構成する基材の構成材料)としては、ガラス、樹脂材料等が挙げられる。樹脂材料としては、ポリエステル(例えば、ポリエチレンテレフタレート等のポリアルキレンテレフタレート)、ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン等)、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリフッ化ビニリデン、ポリカーボネートなどが挙げられる。チューブ160aは、例えば、基材に保持された樹脂材料を含んでいてもよい。このような樹脂材料としては、スチレン樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂等が挙げられる。
チューブ160aは、例えば、繊維状の構成材料(ガラス繊維等)を含んでいてもよい。チューブ160aは、繊維束(ガラス繊維束等)を含んでいてもよい。繊維束は、集束剤を含有していてもよく、例えば、集束剤を用いて繊維を集束させることにより得ることができる。チューブ160aとしては、耐酸性に優れる観点から、ガラスチューブ(ガラス(ガラス繊維束等)を含むチューブ)を用いてよい。ガラスチューブは、Cガラスからなる態様であってもよい。
芯金160bは、チューブ160aの中心部においてチューブ160aの軸方向に延びている。芯金160bの構成材料としては、導電性材料であればよく、例えば、鉛−カルシウム−錫系合金、鉛−アンチモン−ヒ素系合金等の鉛合金が挙げられる。芯金160bの軸方向(長手方向)に垂直な断面形状としては、円形、楕円形等が挙げられる。芯金160bの長さは、例えば160〜650mmである。芯金160bの直径は、例えば2.0〜4.0mmである。
正極材160cは、化成後において正極活物質を含有している。化成後の正極材は、例えば、正極活物質の原料を含む未化成の正極材を化成することで得ることができる。正極活物質の原料としては、鉛粉、鉛丹等が挙げられる。化成後の正極材における正極活物質としては、二酸化鉛等が挙げられる。正極材は、必要に応じて添加剤を更に含有することができる。正極材の添加剤としては、補強用短繊維等が挙げられる。補強用短繊維としては、アクリル繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリエチレンテレフタレート繊維(PET繊維)等が挙げられる。
負極114は、板状(電極板)であり、例えばペースト式電極である。負極114は、集電体(負極集電体)と、集電体に支持された電極材(負極材)と、を有する。集電体としては、例えば、図5に示す集電体170を用いることができる。集電体170は、耳部172と、電極材を支持する支持部174と、を備える。耳部172は、支持部174の一端から突出している。集電体170は、耳部172を一つ有している。耳部172は、集電体170の一端部における支持部174の幅方向の一端側(図5の左右方向の左側)の位置に配置されている。
支持部174は、格子状の領域である格子部174aと、格子部174aの一辺に配置されていると共に耳部172を支持する上枠骨(第1の枠骨)174bと、を有している。格子部174aは、上枠骨174bに対して耳部172とは反対側に配置されている。格子部174aは、上枠骨174bに対して交差する方向に延びる格子骨により形成されている。支持部174は、耳部172の突出方向に交差(例えば直交)する方向における格子部174aの少なくとも一方(例えば両方)の辺に配置された縦枠骨(第2の枠骨)174cを有さない。電極群110におけるいずれの電極(正極又は負極)の集電体も、縦枠骨174cを有さない支持部174を備えてよく、電極群110の少なくとも一方の端部の最外電極の集電体が、縦枠骨174cを有さない支持部174を備えてよい。縦枠骨174cを有さない支持部174を備える集電体としては、エキスパンド格子体等が挙げられる。
支持部174は、格子部174aと、上枠骨174bと、縦枠骨174cと、を有する態様であってもよい。電極群110におけるいずれの電極(正極又は負極)の集電体も、縦枠骨を有する支持部を備えてよく、電極群110の少なくとも一方の端部の最外電極の集電体が、縦枠骨を有する支持部を備えてよい。縦枠骨を有する支持部を備える集電体としては、パンチング格子体、鋳造格子体等が挙げられる。
負極材は、化成後において負極活物質を含有している。化成後の負極材は、例えば、負極活物質の原料を含む未化成の負極材を化成することで得ることができる。負極活物質の原料としては、鉛粉等が挙げられる。化成後の負極材における負極活物質としては、多孔質の海綿状鉛(Spongy Lead)等が挙げられる。負極材は、必要に応じて添加剤を更に含有することができる。負極材の添加剤としては、硫酸バリウム、補強用短繊維、炭素材料(炭素質導電材)、界面活性剤(リグニンスルホン酸塩等)などが挙げられる。補強用短繊維としては、正極材と同様の補強用短繊維を用いることができる。炭素材料としては、カーボンブラック、黒鉛等が挙げられる。カーボンブラックとしては、ファーネスブラック(ケッチェンブラック(登録商標)等)、チャンネルブラック、アセチレンブラック、サーマルブラックなどが挙げられる。
セパレータ116は、袋状に形成されている。セパレータ116は、例えば、1枚のシート状の部材が2つ折りに折りたたまれ、縁部がシールされることにより、袋状に形成されている。セパレータ116は、負極114を収容しており、負極114の耳部172以外の部分を収容できる。セパレータ116の構成材料としては、正極112と負極114との電気的な接続を阻止し、且つ、電解液Eを透過させる材料であれば特に限定されない。セパレータ116の構成材料としては、微多孔性ポリエチレン;ガラス繊維及び合成樹脂の混合物等が挙げられる。
各正極112は、極柱122及び正極ストラップ124を介して、正極端子120と電気的に接続されている(図1参照)。極柱122は、例えば円柱状である。各正極112と極柱122とは、正極ストラップ124を介して電気的に接続されている。正極ストラップ124は、配列方向Xに延びる棚部(導電部材)124aを有している。正極ストラップ124は、複数の正極ストラップを電気的に接続するための貫通電極を更に有してよい。棚部124aは、正極112(複数の同極の電極)のそれぞれの耳部112aに接続されている。棚部124aの全体が電解液Eに浸漬することにより棚部124aは電解液Eに接触している。耳部112aの全体が電解液Eに浸漬することにより耳部112aは電解液Eに接触している。
各負極114は、極柱132及び負極ストラップ134を介して、負極端子130と電気的に接続されている。極柱132は、例えば円柱状である。各負極114と極柱132とは、負極ストラップ134を介して電気的に接続されている。負極ストラップ134は、配列方向Xに延びる棚部(導電部材)134aを有している。負極ストラップ134は、複数の負極ストラップ134を電気的に接続するための貫通電極を更に有してよい。棚部134aは、負極114(複数の同極の電極)のそれぞれの耳部172に接続されている。棚部134aの全体が電解液Eに浸漬することにより棚部134aは電解液Eに接触している。耳部172の全体が電解液Eに浸漬することにより耳部172は電解液Eに接触している。
方向Yにおいて、複数の同極の電極(正極又は負極)のそれぞれの耳部に接続された棚部(棚部124a,134a)の長さは、耳部(例えば、最外電極の耳部)の長さ以上であってよく、耳部(例えば、最外電極の耳部)の長さを超えてよい。方向Yにおいて、棚部124aの長さは、耳部112aの長さ以上であってよく、耳部112aの長さを超えてよい。方向Yにおいて、棚部134aの長さは、耳部172(例えば、最外電極である負極114の耳部172)の長さ以上であってよく、耳部172(例えば、最外電極である負極114の耳部172)の長さを超えてよい。
方向Yにおける棚部124a及び/又は棚部134aの長さAは、下記の範囲であってよい。長さAは、9mm以上、13mm以上、17mm以上、又は、18mm以上であってよい。長さAは、23mm以下、21mm以下、17mm以下、又は、13mm以下であってよい。長さAは、9〜23mm、9〜21mm、9〜13mm、13〜17mm、17〜21mm、又は、18〜23mmであってよい。自動車用鉛蓄電池において長さAは、9〜13mm、13〜17mm、又は、17〜21mmであってよい。電動車用鉛蓄電池において長さAは、18〜23mmであってよい。
方向Yにおける耳部112a及び/又は耳部172の長さBは、下記の範囲であってよい。長さBは、9mm以上、11.5mm以上、13mm以上、又は、14mm以上であってよい。長さBは、22mm以下、16mm以下、14mm以下、又は、11.5mm以下であってよい。長さBは、9〜22mm、9〜16mm、9〜11.5mm、11.5〜14mm、14〜16mm、又は、13〜22mmであってよい。自動車用鉛蓄電池において長さBは、9〜11.5mm、11.5〜14mm、又は、14〜16mmであってよい。電動車用鉛蓄電池において長さBは、13〜22mmであってよい。
方向Zにおける棚部124a及び/又は棚部134aの長さ(厚さ。例えば電動車用鉛蓄電池における長さ)は、6〜13mmであってよい。
電槽140は、本体142と、蓋144と、を有している。本体142及び蓋144は、例えば、ポリプロピレン等の材料で形成されている。本体142は、高さ方向Zの端部が開口した箱状である。本体142は、電極群110及び電解液Eを収容する。蓋144は、本体142の開口を覆う。蓋144には、正極端子120、負極端子130及び注液口が設けられており、当該注液口は液口栓150によって閉塞されている。正極端子120と負極端子130とは、液口栓150を間に挟む位置に対向して配置されている。
本体142は、互いに対向する一対の側部142a,142bと、一対の側部142a,142bを連結すると共に互いに対向する一対の側部142c,142dと、底部142eと、を有している。本体142は、一対の側部142a,142b、一対の側部142c,142d及び底部142eによって、電極群110及び電解液Eを収容する空間が画成されている。電極群110の最外電極は、一対の側部142a,142bと対向している。
電槽140は、配列方向Xに対向する一対の内壁(電槽140を構成する側部142a,142bの内壁)142f,142gと、高さ方向Zに延びる複数のリブ146と、を有している。リブ146は、長尺である。リブ146は、内壁142f,142gに接している。電槽140は、内壁142f及び内壁142gのそれぞれにおいてリブ146を複数有している。内壁142fのリブ146と内壁142gのリブ146とは、電極群110等を介して互いに対向している。リブ146は、内壁142f,142gと一体であってよく、別体であってもよい。配列方向Xにおけるリブ146の一端は、側部142a,142bに接しており、配列方向Xにおけるリブ146の他端は、セパレータ116に接している。
一つの内壁におけるリブ146の数は、例えば1〜8本(例えば4本)である。高さ方向Zにおけるリブ146の長さC(最大長さ)は、下記の範囲であってよい。長さCは、2cm以上、6cm以上、7.5cm以上、又は、10cm以上であってよい。長さCは、33cm以下、30cm以下、25cm以下、20cm以下、19cm以下、又は、13cm以下であってよい。長さCは、2〜33cm、2〜30cm、2〜25cm、2〜20cm、6〜13cm、10〜19cm、又は、7.5〜33cmであってよい。自動車用鉛蓄電池において長さCは、2〜20cm、6〜13cm、又は、10〜19cmであってよい。電動車用鉛蓄電池において長さCは、7.5〜33cmであってよい。リブは、単一の連続的な部材から構成されてよく、複数の部材が断続的に配置されて構成されてよい。複数の部材が断続的に配置されてリブ146が構成されている場合、高さ方向Zにおけるリブ146の長さとしては、最も高い位置に配置された部材の上端と、最も低い位置に配置された部材の下端との間の距離を用いることができる。断続的なリブを構成する複数の部材のそれぞれの長さは、2.5〜7.5cmであってよい。
リブ146の長手方向に垂直な断面形状は、例えば矩形状(台形状等)である。リブ146の長手方向に垂直な方向の幅D(最長幅。例えば、方向Yの幅)は、下記の範囲であってよい。幅Dは、0.5mm以上、1mm以上、1.2mm以上、又は、2mm以上であってよい。幅Dは、6mm以下、5mm以下、4mm以下、3mm以下、又は、2mm以下であってよい。幅Dは、0.5〜6mm、0.5〜5mm、0.5〜4mm、1〜3mm、1.2〜2mm、1〜6mm、又は、2〜5mmであってよい。自動車用鉛蓄電池において幅Dは、0.5〜4mm、1〜3mm、又は、1.2〜2mmであってよい。電動車用鉛蓄電池において幅Dは、1〜6mm、又は、2〜5mmであってよい。
リブ146の配列方向Xの長さ(厚さ。例えば電動車用鉛蓄電池における長さ)は、1.0〜5.0mmであってよい。リブ146の断面形状が台形状である場合、長手方向に垂直な方向(方向Y)における少なくとも一方の傾斜部の幅(例えば電動車用鉛蓄電池における傾斜部の幅)は、5〜10mmであってよい。
高さ方向Zにおけるリブ146の上端部(例えば上端面)146aは、例えば、水平な平坦部である。リブ146の上端部146aは、電解液Eに浸漬している。すなわち、リブ146の上端部146aは、高さ方向Zにおいて電解液Eの液面Sよりも下側に位置している。
リブ146の上端部146aは、高さ方向Zにおいて、最外電極である負極114の耳部172の下端(電槽140の底面側の一端。以下同様)と同等の位置又はそれより下側に位置してよく、最外電極である負極114の耳部172の下端と同等の位置又はそれより上側に位置してよい。リブ146の上端部146aは、高さ方向Zにおいて、負極114の棚部134aの下端(電槽140の底面側の一端。以下同様)と同等の位置又はそれより下側に位置してよく、負極114の棚部134aの下端と同等の位置又はそれより上側に位置してよい。
図4及び図6に示すように、リブ146は、配列方向Xにおける電極群110の少なくとも一方の端部(本実施形態では両端部)の最外電極である負極114の耳部172と、一対の内壁142f,142gのうちの最外電極の耳部172に近い方の内壁との間の位置A1に配置されていない。位置A1は、最外電極の耳部172と、一対の内壁142f,142gのうちの最外電極の耳部172に近い方の内壁とが正対する空間である。鉛蓄電池100は、電槽140内の全てのリブ146が、最外電極の耳部と、一対の内壁のうちの最外電極の耳部に近い方の内壁との間の位置に配置されていない態様であってよい。なお、図4では、便宜上、位置A1及び後述の位置A2,B1,B2における電解液Eの図示を省略している。
リブ146は、電槽140を高さ方向Zから見たときに、配列方向Xにおける電極群110の少なくとも一方の端部(本実施形態では両端部)の最外電極である負極114の耳部172と、一対の内壁142f,142gのうちの最外電極の耳部172に近い方の内壁との間の位置A2に配置されていない。位置A2は、最外電極の耳部172と、一対の内壁142f,142gのうちの最外電極の耳部172に近い方の内壁とが正対する空間A1(位置A1)、空間A1に対して高さ方向Zの正方向側に位置する空間A2、及び、空間A1に対して高さ方向Zの負方向側に位置する空間A3を包含する。すなわち、位置A2には、高さ方向Zに延びる空隙Aが形成されている。鉛蓄電池100は、電槽140内の全てのリブ146が、電槽140を高さ方向Zから見たときに、最外電極の耳部と、一対の内壁のうちの最外電極の耳部に近い方の内壁との間の位置に配置されていない態様であってよい。
リブ146は、配列方向Xにおける棚部134aの少なくとも一方の端部134bと、一対の内壁142f,142gのうちの前記端部134bに近い方の内壁との間の位置B1に配置されていない。位置B1は、棚部134aの端部134bと、一対の内壁142f,142gのうちの前記端部134bに近い方の内壁とが正対する空間である。リブ146は、配列方向Xにおける棚部134aの一方の端部134bと、一対の内壁142f,142gのうちの前記一方の端部134bに近い方の内壁との間の位置、及び、配列方向Xにおける棚部134aの他方の端部134bと、一対の内壁142f,142gのうちの前記他方の端部134bに近い方の内壁との間の位置に配置されていない。鉛蓄電池100は、電槽140内の全てのリブ146が、配列方向Xにおける棚部134aの少なくとも一方の端部134bと、一対の内壁142f,142gのうちの前記端部134bに近い方の内壁との間の位置に配置されていない態様であってよい。
リブ146は、電槽140を高さ方向Zから見たときに、配列方向Xにおける棚部134aの少なくとも一方の端部134bと、一対の内壁142f,142gのうちの前記端部134bに近い方の内壁との間の位置B2に配置されていない。位置B2は、棚部134aの端部134bと、一対の内壁142f,142gのうちの前記端部134bに近い方の内壁とが正対する空間B1(位置B1)、空間B1に対して高さ方向Zの正方向側に位置する空間B2、及び、空間B1に対して高さ方向Zの負方向側に位置する空間B3を包含する。すなわち、位置B2には、高さ方向Zに延びる空隙Bが形成されている。空隙Bは、上述の空隙Aを包含している。リブ146は、電槽140を高さ方向Zから見たときに、配列方向Xにおける棚部134aの一方の端部134bと、一対の内壁142f,142gのうちの前記一方の端部134bに近い方の内壁との間の位置、及び、配列方向Xにおける棚部134aの他方の端部134bと、一対の内壁142f,142gのうちの前記他方の端部134bに近い方の内壁との間の位置に配置されていない。鉛蓄電池100は、電槽140内の全てのリブ146が、電槽140を高さ方向Zから見たときに、配列方向Xにおける棚部134aの少なくとも一方の端部134bと、一対の内壁142f,142gのうちの前記端部134bに近い方の内壁との間の位置に配置されていない態様であってよい。
続いて、鉛蓄電池100の作用効果について説明する。
鉛蓄電池100では、電槽140が、高さ方向Zに延びるリブ146を有するものの、リブ146が、配列方向Xにおける電極群110の少なくとも一方の端部の最外電極である負極114の耳部172と、一対の内壁142f,142gのうちの最外電極の耳部172に近い方の内壁との間の位置A1に配置されていない。これにより、位置A1にリブ146が配置されている場合と比較してリブ146と耳部172とが離れることから、電槽140内で電極活物質が舞い上がった場合であっても、リブ146の上端部146a等に堆積した電極活物質が、最外電極である負極114の耳部172に接触することが抑制される。したがって、鉛蓄電池100では、最外電極である負極114の耳部172が、電極活物質を介して、異なる極性の部材(正極112等)に導通することが抑制されるため短絡を抑制できる。
鉛蓄電池100では、リブ146が、配列方向Xにおける電極群110の両端部の最外電極である負極114の耳部172と、一対の内壁142f,142gのうちの最外電極の耳部172に近い方の内壁との間の位置A1に配置されていない。したがって、鉛蓄電池100では、最外電極である負極114の耳部172が、電極活物質を介して、異なる極性の部材(正極112等)に導通することが更に抑制されるため短絡を更に抑制できる。
鉛蓄電池100では、リブ146が、電槽140を高さ方向Zから見たときに、配列方向Xにおける電極群110の少なくとも一方の端部の最外電極である負極114の耳部172と、一対の内壁142f,142gのうちの最外電極の耳部172に近い方の内壁との間の位置A2に配置されていない。これにより、位置A2にリブ146が配置されている場合と比較してリブ146と耳部172とが離れることから、電槽140内で電極活物質が舞い上がった場合であっても、リブ146の上端部146a等に堆積した電極活物質が、最外電極である負極114の耳部172に接触することが更に抑制される。したがって、鉛蓄電池100では、最外電極である負極114の耳部172が、電極活物質を介して、異なる極性の部材(正極112等)に導通することが更に抑制されるため短絡を更に抑制できる。
鉛蓄電池100では、リブ146が、電槽140を高さ方向Zから見たときに、配列方向Xにおける電極群110の両端部の最外電極である負極114の耳部172と、一対の内壁142f,142gのうちの最外電極の耳部172に近い方の内壁との間の位置A2に配置されていない。したがって、鉛蓄電池100では、最外電極である負極114の耳部172が、電極活物質を介して、異なる極性の部材(正極112等)に導通することがより一層抑制されるため短絡をより一層抑制できる。
鉛蓄電池100では、電槽140が、高さ方向Zに延びるリブ146を有するものの、リブ146が、配列方向Xにおける棚部134aの少なくとも一方の端部と、一対の内壁142f,142gのうちの前記端部に近い方の内壁との間の位置B1に配置されていない。これにより、位置B1にリブ146が配置されている場合と比較してリブ146と棚部134aとが離れることから、電槽140内で電極活物質が舞い上がった場合であっても、リブ146の上端部146a等に堆積した電極活物質が棚部134aに接触することが抑制される。したがって、鉛蓄電池100では、棚部134aが、電極活物質を介して、異なる極性の部材(正極112等)に導通することが抑制されるため短絡を抑制できる。
鉛蓄電池100では、電槽140が、高さ方向Zに延びるリブ146を有するものの、リブ146が、配列方向Xにおける棚部134aの一方の端部と、一対の内壁142f,142gのうちの前記一方の端部に近い方の内壁との間の位置、及び、配列方向Xにおける棚部134aの他方の端部と、一対の内壁142f,142gのうちの前記他方の端部に近い方の内壁との間の位置に配置されていない。したがって、鉛蓄電池100では、棚部134aが、電極活物質を介して、異なる極性の部材(正極112等)に導通することが更に抑制されるため短絡を更に抑制できる。
鉛蓄電池100では、リブ146が、電槽140を高さ方向Zから見たときに、棚部134aと、一対の内壁142f,142gのうちの棚部134aに近い方の内壁との間の位置B2に配置されていない。これにより、位置B2にリブ146が配置されている場合と比較してリブ146と棚部134aとが離れることから、電槽140内で電極活物質が舞い上がった場合であっても、リブ146の上端部146a等に堆積した電極活物質が棚部134aに接触することが更に抑制される。したがって、鉛蓄電池100では、棚部134aが、電極活物質を介して、異なる極性の部材(正極112等)に導通することが更に抑制されるため短絡を更に抑制できる。
鉛蓄電池100では、リブ146が、電槽140を高さ方向Zから見たときに、配列方向Xにおける棚部134aの一方の端部と、一対の内壁142f,142gのうちの前記一方の端部に近い方の内壁との間の位置、及び、配列方向Xにおける棚部134aの他方の端部と、一対の内壁142f,142gのうちの前記他方の端部に近い方の内壁との間の位置に配置されていない。したがって、鉛蓄電池100では、棚部134aが、電極活物質を介して、異なる極性の部材(正極112等)に導通することがより一層抑制されるため短絡をより一層抑制できる。
従来の鉛蓄電池では、上述の縦枠骨を有さない支持部を備える集電体を用いた場合、充放電に伴い電槽の高さ方向に電極が伸びやすいことから、リブの上端部等に堆積した電極活物質と電極とが接触して短絡しやすい。これに対し、鉛蓄電池100においては、負極114が、縦枠骨を有する支持部を備える集電体を備えることにより、充放電に伴い高さ方向Zに電極が伸びることを抑制しやすいことから短絡を更に抑制できる。
鉛蓄電池100では、最外電極が、縦枠骨を有さない支持部を備える集電体を備える場合であっても、リブ146と最外電極の耳部172とが離れていることから、充放電に伴い高さ方向Zに最外電極が伸びやすくても、リブ146の上端部146a等に堆積した電極活物質と最外電極とが接触することが抑制されていることにより短絡を抑制しやすい。
鉛蓄電池100では、最外電極が、縦枠骨を有する支持部を備える集電体を備えることにより、充放電に伴い高さ方向Zに最外電極が伸びることを抑制しやすい。この場合、リブ146の上端部146a等に堆積した電極活物質と最外電極とが接触することが抑制される作用との相乗効果によって短絡を更に抑制できる。
鉛蓄電池100では、セパレータ116が袋状であり、負極114の耳部172以外の部分がセパレータ116に収容されている。この場合、負極114がセパレータ116で覆われるため短絡を更に抑制できる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、電極の配列方向における電極群の少なくとも一方の端部の最外電極は、負極を含む態様であってよく(鉛蓄電池100の態様)、正極を含む態様であってよい。電極の配列方向における電極群の両端部の最外電極は、負極であってよく(鉛蓄電池100の態様)、正極であってもよい。電極の配列方向における電極群の一方の端部の電極が正極であり、且つ、他方の端部の電極が負極である態様であってよい。電極群において正極及び負極の数は、互いに同一であってよく、互いに異なっていてもよい。例えば、正極の数がn枚である場合において、負極の数は、n−1枚、n枚、n+1枚等であってよい。
最外電極が正極を含む場合、リブの上端部は、高さ方向Zにおいて、最外電極である正極の耳部の下端(電槽の底面側の一端。以下同様)と同等の位置又はそれより下側に位置してよく、最外電極である正極の耳部の下端と同等の位置又はそれより上側に位置してよい。リブの上端部は、高さ方向Zにおいて、正極の棚部の下端(電槽の底面側の一端。以下同様)と同等の位置又はそれより下側に位置してよく、正極の棚部の下端と同等の位置又はそれより上側に位置してよい。
図7は、電極の配列方向における電極群の両端部の最外電極が正極である態様を有する鉛蓄電池100aの端面図(鉛蓄電池100における図2に相当する端面図)である。鉛蓄電池100aは、電極群の両端部の最外電極が正極であること以外は鉛蓄電池100と同様の構成を有している。リブ146は、配列方向Xにおける電極群110の少なくとも一方の端部の最外電極である正極112の耳部と、一対の内壁142f,142gのうちの最外電極の耳部に近い方の内壁との間の位置に配置されていない。また、リブ146は、配列方向Xにおける棚部124aの少なくとも一方の端部124bと、一対の内壁142f,142gのうちの前記端部124bに近い方の内壁との間の位置に配置されていない。
鉛蓄電池100aによれば、鉛蓄電池100と同様の効果を得ることができる。例えば、リブ146が、最外電極である正極112の耳部と、最外電極の耳部に近い方の内壁との間の位置に配置されていないことにより、当該位置にリブ146が配置されている場合と比較してリブ146と耳部とが離れることから、最外電極である正極112の耳部が、電極活物質を介して、異なる極性の部材(負極114等)に導通することが抑制されるため短絡を抑制できる。また、リブ146が、棚部124aの端部124bと、端部124bに近い方の内壁との間の位置に配置されていないことにより、当該位置にリブ146が配置されている場合と比較してリブ146と棚部124aとが離れることから、棚部124aが、電極活物質を介して、異なる極性の部材(負極114等)に導通することが抑制されるため短絡を抑制できる。
図8は、電極の配列方向における電極群の一方の端部の電極が正極であり、且つ、他方の端部の電極が負極である態様を有する鉛蓄電池100bの端面図(鉛蓄電池100における図2に相当する端面図)である。鉛蓄電池100bは、電極の配列方向における電極群の一方の端部の電極が正極であり、且つ、他方の端部の電極が負極であること以外は鉛蓄電池100と同様の構成を有している。リブ146は、配列方向Xにおける電極群110の少なくとも一方の端部の最外電極である正極112又は負極114の耳部と、一対の内壁142f,142gのうちの最外電極の耳部に近い方の内壁との間の位置に配置されていない。また、リブ146は、配列方向Xにおける棚部124aの少なくとも一方の端部124bと、一対の内壁142f,142gのうちの前記端部124bに近い方の内壁との間の位置、及び/又は、配列方向Xにおける棚部134aの少なくとも一方の端部134bと、一対の内壁142f,142gのうちの前記端部134bに近い方の内壁との間の位置に配置されていない。
鉛蓄電池100bによれば、鉛蓄電池100と同様の効果を得ることができる。例えば、リブ146が、配列方向Xにおける電極群110の少なくとも一方の端部の最外電極である正極112又は負極114の耳部と、一対の内壁142f,142gのうちの最外電極の耳部に近い方の内壁との間の位置に配置されていないことにより、当該位置にリブ146が配置されている場合と比較してリブ146と耳部とが離れることから、最外電極の耳部が、電極活物質を介して、異なる極性の部材に導通することが抑制されるため短絡を抑制できる。また、リブ146が、棚部124aの端部124b又は棚部134aの端部134bと、前記端部に近い方の内壁との間の位置に配置されていないことにより、当該位置にリブ146が配置されている場合と比較してリブ146と棚部とが離れることから、棚部が、電極活物質を介して、異なる極性の部材に導通することが抑制されるため短絡を抑制できる。
鉛蓄電池は、電極群が、最外電極である第1の電極と、電極の配列方向において当該第1の電極に隣接する第2の電極と、を有し、リブが、第2の電極の耳部と、一対の内壁のうちの第2の電極の耳部に近い方の内壁との間の位置に配置されていない態様であってよい。これにより、第2の電極の耳部と電槽の内壁との間の位置にリブが配置されている場合と比較してリブと第2の電極の耳部とが離れることから、電槽内で電極活物質が舞い上がった場合であっても、リブの上端部等に堆積した電極活物質が第2の電極の耳部に接触することが抑制されやすい。したがって、第2の電極の耳部が、電極活物質を介して、異なる極性の部材(電極等)に導通することが抑制されるため短絡を抑制しやすい。第1の電極は、正極であってよく(鉛蓄電池100a,100bの態様)、負極であってもよい(鉛蓄電池100,100bの態様)。第2の電極は、正極であってよく(鉛蓄電池100,100bの態様)、負極であってもよい(鉛蓄電池100a,100bの態様)。
鉛蓄電池において電解液を撹拌すると、電極から脱落して電解液中に浮遊する電極活物質として正極活物質が電槽内で舞い上がりやすい。リブの上端部等に正極活物質が堆積すると、異なる極性である負極の耳部又は棚部に正極活物質が接触しやすい。電極群が最外電極として負極を有する場合、上述のとおり、リブが、最外電極の負極の耳部と電槽の内壁との間の位置に配置されていないことにより最外電極の負極の短絡を抑制できる(鉛蓄電池100,100bの態様)。電極群が、最外電極である正極と、電極の配列方向において当該正極に隣接する負極と、を有する場合(鉛蓄電池100a,100bの態様)において、リブが、当該負極の耳部と、一対の内壁のうちの当該耳部(最外電極である正極に隣接する負極の耳部)に近い方の内壁との間の位置に配置されていないことにより、正極に隣接する負極の耳部が、電極活物質を介して、異なる極性の部材(正極等)に導通することが抑制されるため短絡を抑制しやすい。
鉛蓄電池は、リブが、電槽を高さ方向から見たときに、上述の第2の電極の耳部と、一対の内壁のうちの第2の電極の耳部に近い方の内壁との間の位置に配置されていない態様であってよい。これにより、第2の電極の耳部と電槽の内壁との間の位置にリブが配置されている場合と比較してリブと第2の電極の耳部とが離れることから、電槽内で電極活物質が舞い上がった場合であっても、リブの上端部等に堆積した電極活物質が第2の電極の耳部に接触することが更に抑制されやすい。したがって、第2の電極の耳部が、電極活物質を介して、異なる極性の部材(電極等)に導通することが更に抑制されるため短絡を更に抑制しやすい。
ところで、電極が、活物質を保持するチューブを有する場合、充放電を繰り返すことで、集電体の腐食又は伸び、活物質(電極材)の膨張又は収縮による堆積変化等により、チューブが破れて活物質が漏出したり、チューブの端部を封止する部材とチューブとの結合部(例えば嵌合部)から活物質が漏出したりする場合がある。一方、リブが、活物質を保持するチューブを有する電極の耳部と、一対の内壁のうちの当該耳部に近い方の内壁との間の位置に配置されていない場合、チューブから活物質が漏出しても、短絡が生じることを抑制しやすい。例えば、電極群の最外電極が、活物質を保持するチューブを有してよく(鉛蓄電池100a,100bの態様)、上述の第2の電極が、活物質を保持するチューブを有してよい(鉛蓄電池100,100bの態様)。
一般的に、鉛蓄電池においては、充放電に伴い、負極と比較して正極が電槽の高さ方向に伸びやすい傾向がある。これに対し、鉛蓄電池100では、最外電極が正極を含む場合であっても、リブの上端部等に堆積した電極活物質と最外電極とが接触することが抑制されていることにより短絡を抑制できる。また、最外電極である正極において、縦枠骨を有する支持部を備える集電体を用いることにより、正極の伸びを抑制しやすいことから短絡を抑制しやすい。さらに、最外電極である正極において、縦枠骨を有さない支持部を備える集電体を用いた場合であっても、リブの上端部等に堆積した電極活物質と最外電極とが接触することが抑制されていることにより短絡を抑制できる。
正極は、クラッド式電極であってよく(鉛蓄電池100,100a,100bの態様)、ペースト式電極であってよい。負極は、クラッド式電極であってよく、ペースト式電極であってよい(鉛蓄電池100,100a,100bの態様)。例えば、図9に示す鉛蓄電池100cは、クラッド式電極である正極112に代えて、ペースト式電極である正極112bを備えること以外は鉛蓄電池100と同様の構成を有している。正極としてペースト式電極を用いる場合、当該正極は、極性の違いを除き負極114と同様の構成を有することができる。
正極ストラップ及び/又は負極ストラップの棚部(導電部材)は、全体が電解液に浸漬することなく電解液に接触してもよい。正極及び/又は負極の耳部は、全体が電解液に浸漬することなく電解液に接触してもよい。電極群は、全体が電解液に浸漬することなく電解液に接触してもよい。
電極群は、セパレータを有してよく、有していなくてもよい。セパレータは、袋状であってよく、袋状でなくてもよい。袋状のセパレータは、正極及び負極からなる群より選ばれる少なくとも一種を収容できる。
鉛蓄電池は、電槽内で電極活物質が舞い上がった場合であっても、リブの上端部等に堆積した電極活物質が最外電極の耳部又は導電部材(棚部等)に接触することが抑制されるため短絡が抑制される観点から、電極の配列方向における電極群の少なくとも一方の端部の最外電極の耳部と、一対の内壁のうちの前記耳部に近い方の内壁との間においてリブが配置されていない位置を少なくとも一つ有する態様、及び/又は、電極の配列方向における導電部材の少なくとも一方の端部と、一対の内壁のうちの前記端部に近い方の内壁との間においてリブが配置されていない位置を少なくとも一つ有する態様を有している。鉛蓄電池は、電極の配列方向における電極群の少なくとも一方の端部の最外電極の耳部と、一対の内壁のうちの前記耳部に近い方の内壁との間においてリブが配置されていない位置を少なくとも一つ有すると共に、電極の配列方向における導電部材の少なくとも一方の端部と、一対の内壁のうちの前記端部に近い方の内壁との間においてリブが配置されていない位置を少なくとも一つ有する態様を有してよい。鉛蓄電池では、最外電極の耳部と、一対の内壁のうちの前記耳部に近い方の内壁との間の位置の全てにおいてリブが配置されていなくてよい。鉛蓄電池では、電極の配列方向における導電部材の少なくとも一方の端部と、一対の内壁のうちの前記端部に近い方の内壁との間の位置の全てにおいてリブが配置されていなくてよい。
一対の内壁のうちの一方の第1の内壁側の第1の端部と、一対の内壁のうちの他方の第2の内壁側の第2の端部と、を有する導電部材を備える鉛蓄電池は、第1の端部と第1の内壁との間の位置にリブが配置されていないと共に、第2の端部と第2の内壁との間の位置にリブが配置されている態様を有してもよい。この場合、第1の端部と第1の内壁との間の距離は、第2の端部と第2の内壁との間の距離と同等又はそれを超えてよく、第2の端部と第2の内壁との間の距離と同等又はそれ未満であってよい。
電極の配列方向に対向する一対の内壁のそれぞれにリブが配置されている場合、リブは互いに対向していなくてもよい。また、電極の配列方向に対向する一の内壁及び他の内壁において、リブの数は、互いに同一であってよく、異なっていてもよい。電極の配列方向に対向する一対の内壁において、リブは、一方の内壁に配置され、且つ、他方の内壁に配置されていなくてよい。
電槽の高さ方向におけるリブの上端部は、水平な平坦部であることに限られない。例えば、リブの上端部は、電槽の底面側に向かって傾斜する傾斜部を有してよい。この場合、リブの上端部に堆積した電極活物質が、上端部に堆積することなく電槽の高さ方向における下方に沈みやすいことから、短絡を抑制しやすい。
傾斜部は、電極の配列方向に傾斜してよく、電極の配列方向及び電槽の高さ方向に交差(例えば直交)する方向に傾斜してもよい。例えば、図10(a)に示すように、リブ146の上端部146aは、電極の配列方向及び電槽の高さ方向に直交する方向に傾斜した平坦部146bを有してよい。電槽の高さ方向におけるリブの上端部は、水平方向に対して傾斜した平坦部であることに限られない。例えば、図10(b)に示すように、リブ146の上端部146aは、湾曲部146cを有してよい。
100,100a,100b,100c…鉛蓄電池、110…電極群、112,112b…正極、114…負極、124a,134a…棚部(導電部材)、124b,134b…棚部の端部、140…電槽、142f,142g…内壁、146…リブ、146a…上端部、170…集電体、112a,172…耳部、174…支持部、174a…格子部、174b…上枠骨(第1の枠骨)、174c…縦枠骨(第2の枠骨)、A1,A2,B1,B2…位置。

Claims (25)

  1. 複数の電極を有する電極群と、当該電極群を収容する電槽と、を備え、
    前記電極群において前記電極が、前記電槽の高さ方向に交差する方向に配列されており、
    前記電槽が、前記電極の配列方向に対向する一対の内壁と、当該内壁に接すると共に前記高さ方向に延びるリブと、を有し、
    前記リブが、前記配列方向における前記電極群の少なくとも一方の端部の最外電極の耳部と、前記一対の内壁のうちの当該耳部に近い方の内壁との間の位置に配置されておらず、
    前記リブの上端部が、前記高さ方向において前記最外電極の前記耳部の下端と同等の位置又はそれより下側に位置しており、
    前記配列方向における前記電極群の一方の端部の最外電極が正極であると共に他方の端部の最外電極が負極である、鉛蓄電池。
  2. 複数の電極を有する電極群と、当該電極群を収容する電槽と、を備え、
    前記電極群において前記電極が、前記電槽の高さ方向に交差する方向に配列されており、
    前記電槽が、前記電極の配列方向に対向する一対の内壁と、前記配列方向に交差する方向に対向する一対の側部と、前記内壁に接すると共に前記高さ方向に延びるリブと、を有し、
    前記リブが、前記配列方向における前記電極群の少なくとも一方の端部の最外電極の耳部と、前記一対の内壁のうちの当該耳部に近い方の内壁との間の位置に配置されていないと共に、当該耳部に近い方の内壁において、当該耳部と、前記一対の側部のうちの当該耳部に近い方の側部と、の間の位置に配置されておらず、
    前記配列方向における前記電極群の一方の端部の最外電極が正極であると共に他方の端部の最外電極が負極である、鉛蓄電池。
  3. 複数の電極を有する電極群と、当該電極群を収容する電槽と、を備え、
    前記電極群において前記電極が、前記電槽の高さ方向に交差する方向に配列されており、
    前記電槽が、前記電極の配列方向に対向する一対の内壁と、前記配列方向に交差する方向に対向する一対の側部と、前記内壁に接すると共に前記高さ方向に延びるリブと、を有し、
    前記リブが、前記配列方向における前記電極群の少なくとも一方の端部の最外電極の耳部と、前記一対の内壁のうちの当該耳部に近い方の内壁との間の位置に配置されていないと共に、当該耳部に近い方の内壁において、当該耳部と、前記一対の側部のうちの当該耳部に近い方の側部と、の間の位置に配置されておらず、
    前記リブの上端部が、前記高さ方向において前記最外電極の耳部の下端と同等の位置又はそれより上側に位置しており、
    前記最外電極が正極を含む、鉛蓄電池。
  4. 前記リブが、前記配列方向における前記電極群の両端部の最外電極のそれぞれの耳部と、前記一対の内壁のうちの当該耳部に近い方の内壁との間の位置に配置されていない、請求項1〜3のいずれか一項に記載の鉛蓄電池。
  5. 前記リブが、前記電槽を前記高さ方向から見たときに、前記最外電極の前記耳部と、前記一対の内壁のうちの当該耳部に近い方の内壁との間の位置に配置されていない、請求項1〜4のいずれか一項に記載の鉛蓄電池。
  6. 前記電極群が、前記最外電極である第1の電極と、当該第1の電極に隣接する第2の電極と、を有し、
    前記リブが、前記第2の電極の耳部と、前記一対の内壁のうちの前記第2の電極の前記耳部に近い方の内壁との間の位置に配置されていない、請求項1〜5のいずれか一項に記載の鉛蓄電池。
  7. 前記リブが、前記電槽を前記高さ方向から見たときに、前記第2の電極の前記耳部と、前記一対の内壁のうちの前記第2の電極の前記耳部に近い方の内壁との間の位置に配置されていない、請求項6に記載の鉛蓄電池。
  8. 複数の電極を有する電極群と、当該電極群を収容する電槽と、を備え、
    前記電極群において前記電極が、前記電槽の高さ方向に交差する方向に配列されており、
    前記電極群が、前記電極の配列方向における当該電極群の端部の最外電極である第1の電極と、当該第1の電極に隣接する第2の電極と、を有し、
    前記電槽が、前記配列方向に対向する一対の内壁と、当該内壁に接すると共に前記高さ方向に延びるリブと、を有し、
    前記リブが、前記第1の電極の耳部と、前記一対の内壁のうちの当該耳部に近い方の内壁との間の位置に配置されていないと共に、前記電槽を前記高さ方向から見たときに、当該耳部に近い方の内壁において、前記第1の電極の耳部と、前記第2の電極の耳部と、の間の位置のみに配置されており、
    前記電極群において、一方の前記第1の電極が正極であると共に他方の前記第1の電極が負極である、鉛蓄電池。
  9. 複数の電極を有する電極群と、当該電極群を収容する電槽と、を備え、
    前記電極群において前記電極が、前記電槽の高さ方向に交差する方向に配列されており、
    前記電極群が、前記電極の配列方向における当該電極群の少なくとも一方の端部の最外電極である第1の電極と、当該第1の電極に隣接する第2の電極と、を有し、
    前記電槽が、前記配列方向に対向する一対の内壁と、当該内壁に接すると共に前記高さ方向に延びるリブと、を有し、
    前記リブが、前記第1の電極の耳部と、前記一対の内壁のうちの当該耳部に近い方の内壁との間の位置に配置されていないと共に、前記電槽を前記高さ方向から見たときに、当該耳部に近い方の内壁において、前記第1の電極の耳部と、前記第2の電極の耳部と、の間の位置のみに配置されており、
    前記リブの上端部が、前記高さ方向において前記第1の電極の前記耳部の下端と同等の位置又はそれより上側に位置しており、
    前記第1の電極が正極を含む、鉛蓄電池。
  10. 前記リブが、一方の前記第1の電極の耳部と、前記一対の内壁のうちの当該耳部に近い方の内壁との間の位置に配置されていないと共に、他方の前記第1の電極の耳部と、前記一対の内壁のうちの当該耳部に近い方の内壁との間の位置に配置されていない、請求項8又は9に記載の鉛蓄電池。
  11. 前記リブが、前記電槽を前記高さ方向から見たときに、前記第1の電極の前記耳部と、前記一対の内壁のうちの当該耳部に近い方の内壁との間の位置に配置されていない、請求項8〜10のいずれか一項に記載の鉛蓄電池。
  12. 前記リブが、前記第2の電極の耳部と、前記一対の内壁のうちの前記第2の電極の前記耳部に近い方の内壁との間の位置に配置されていない、請求項8〜11のいずれか一項に記載の鉛蓄電池。
  13. 前記リブが、前記電槽を前記高さ方向から見たときに、前記第2の電極の前記耳部と、前記一対の内壁のうちの前記第2の電極の前記耳部に近い方の内壁との間の位置に配置されていない、請求項12に記載の鉛蓄電池。
  14. 複数の電極を有する電極群と、当該電極群を収容する電槽と、を備え、
    前記電極群において前記電極が、前記電槽の高さ方向に交差する方向に配列されており、
    前記電極群が、前記電極の配列方向における前記電極群の少なくとも一方の端部の最外電極を含む複数の同極の電極を有し、
    前記複数の同極の電極のそれぞれの耳部に導電部材が接続されており、
    前記電槽が、前記配列方向に対向する一対の内壁と、当該内壁に接すると共に前記高さ方向に延びるリブと、を有し、
    前記リブが、前記配列方向における前記導電部材の少なくとも一方の端部と、前記一対の内壁のうちの当該端部に近い方の内壁との間の位置に配置されておらず、
    前記リブの上端部が、前記高さ方向において前記導電部材の下端と同等の位置又はそれより下側に位置しており、
    前記最外電極が正極を含む、鉛蓄電池。
  15. 複数の電極を有する電極群と、当該電極群を収容する電槽と、を備え、
    前記電極群において前記電極が、前記電槽の高さ方向に交差する方向に配列されており、
    前記電極群が、前記電極の配列方向における前記電極群の少なくとも一方の端部の最外電極を含む複数の同極の電極を有し、
    前記複数の同極の電極のそれぞれの耳部に導電部材が接続されており、
    前記電槽が、前記配列方向に対向する一対の内壁と、前記配列方向に交差する方向に対向する一対の側部と、前記内壁に接すると共に前記高さ方向に延びるリブと、を有し、
    前記リブが、前記配列方向における前記導電部材の少なくとも一方の端部と、前記一対の内壁のうちの当該端部に近い方の内壁との間の位置に配置されていないと共に、当該端部に近い方の内壁において、当該端部と、前記一対の側部のうちの当該端部に近い方の側部との間の位置に配置されておらず、
    前記最外電極が正極を含む、鉛蓄電池。
  16. 前記リブが、前記電槽を前記高さ方向から見たときに、前記導電部材の前記端部と、前記一対の内壁のうちの当該端部に近い方の内壁との間の位置に配置されていない、請求項14又は15に記載の鉛蓄電池。
  17. 複数の正極及び複数の負極を有する電極群と、当該電極群を収容する電槽と、を備え、
    前記電極群において前記正極及び前記負極が、前記電槽の高さ方向に交差する方向に配列されており、
    前記複数の正極のそれぞれの耳部に第1の導電部材が接続されており、
    前記複数の負極のそれぞれの耳部に第2の導電部材が接続されており、
    前記電槽が、前記正極及び前記負極の配列方向に対向する一対の内壁と、当該内壁に接すると共に前記高さ方向に延びるリブと、を有し、
    前記リブが、前記第1の導電部材及び前記第2の導電部材の少なくとも一方において、前記配列方向における当該導電部材の少なくとも一方の端部と、前記一対の内壁のうちの当該端部に近い方の内壁との間の位置に配置されていないと共に、前記電槽を前記高さ方向から見たときに、当該端部に近い方の内壁において前記第1の導電部材と前記第2の導電部材との間の位置のみに配置されており、
    前記配列方向における前記電極群の少なくとも一方の端部の最外電極が正極を含む、鉛蓄電池。
  18. 前記リブが、前記第1の導電部材及び前記第2の導電部材の少なくとも一方において、前記電槽を前記高さ方向から見たときに、前記導電部材の前記端部と、前記一対の内壁のうちの当該端部に近い方の内壁との間の位置に配置されていない、請求項17に記載の鉛蓄電池。
  19. 前記高さ方向における前記リブの上端部が、前記電槽の底面側に向かって傾斜する傾斜部を有する、請求項1〜18のいずれか一項に記載の鉛蓄電池。
  20. 前記電極群が、集電体と電極材とを備える電極を有し、
    前記集電体が、前記耳部と、前記電極材を支持する支持部と、を備え、
    前記支持部が、格子部と、当該格子部の一辺に配置されていると共に前記耳部を支持する第1の枠骨と、を有し、前記耳部の突出方向に交差する方向における前記格子部の少なくとも一方の辺に配置された第2の枠骨を有さない、請求項1〜19のいずれか一項に記載の鉛蓄電池。
  21. 前記集電体がエキスパンド格子体を有する、請求項20に記載の鉛蓄電池。
  22. 前記電極群が、集電体と電極材とを備える電極を有し、
    前記集電体が、前記耳部と、前記電極材を支持する支持部と、を備え、
    前記支持部が、格子部と、当該格子部の一辺に配置されていると共に前記耳部を支持する第1の枠骨と、前記耳部の突出方向に交差する方向における前記格子部の少なくとも一方の辺に配置された第2の枠骨と、を有する、請求項1〜19のいずれか一項に記載の鉛蓄電池。
  23. 前記集電体がパンチング格子体を有する、請求項22に記載の鉛蓄電池。
  24. 前記集電体が鋳造格子体を有する、請求項22又は23に記載の鉛蓄電池。
  25. 前記最外電極が、活物質を保持するチューブを有する、請求項1〜24のいずれか一項に記載の鉛蓄電池。
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