JP6948470B1 - 修理支援システムおよび修理支援方法 - Google Patents

修理支援システムおよび修理支援方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6948470B1
JP6948470B1 JP2020538156A JP2020538156A JP6948470B1 JP 6948470 B1 JP6948470 B1 JP 6948470B1 JP 2020538156 A JP2020538156 A JP 2020538156A JP 2020538156 A JP2020538156 A JP 2020538156A JP 6948470 B1 JP6948470 B1 JP 6948470B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
error
repair
error code
information
correspondence
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020538156A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2021186706A1 (ja
Inventor
拓人 山口
拓人 山口
祥 水野
祥 水野
健治 杉山
健治 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Publication of JPWO2021186706A1 publication Critical patent/JPWO2021186706A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6948470B1 publication Critical patent/JP6948470B1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/07Responding to the occurrence of a fault, e.g. fault tolerance
    • G06F11/0703Error or fault processing not based on redundancy, i.e. by taking additional measures to deal with the error or fault not making use of redundancy in operation, in hardware, or in data representation
    • G06F11/0793Remedial or corrective actions
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/07Responding to the occurrence of a fault, e.g. fault tolerance
    • G06F11/0703Error or fault processing not based on redundancy, i.e. by taking additional measures to deal with the error or fault not making use of redundancy in operation, in hardware, or in data representation
    • G06F11/0751Error or fault detection not based on redundancy
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/07Responding to the occurrence of a fault, e.g. fault tolerance
    • G06F11/0703Error or fault processing not based on redundancy, i.e. by taking additional measures to deal with the error or fault not making use of redundancy in operation, in hardware, or in data representation
    • G06F11/0766Error or fault reporting or storing
    • G06F11/0772Means for error signaling, e.g. using interrupts, exception flags, dedicated error registers
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/07Responding to the occurrence of a fault, e.g. fault tolerance
    • G06F11/0703Error or fault processing not based on redundancy, i.e. by taking additional measures to deal with the error or fault not making use of redundancy in operation, in hardware, or in data representation
    • G06F11/0766Error or fault reporting or storing
    • G06F11/0775Content or structure details of the error report, e.g. specific table structure, specific error fields
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/008Reliability or availability analysis

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

修理対象装置のエラーコードと当該エラーコードが過去に複数回出現したことを示す複数エラーコードとを含むエラーコード群と、エラーコードおよび複数エラーコードのそれぞれに対する対応内容とが対応付けて記憶された組み合わせ対応テーブルと、所定の計算式から得られた、エラーコードおよび複数エラーコードのそれぞれに対する対応内容がとられた確率と、を含む確率計算結果データベースと、修理対象装置から得られた装置エラー情報から、新たなエラーコードおよび新たな複数エラーコードを含む組み合わせテーブルを生成する組み合わせ生成処理と、組み合わせテーブルと確率計算結果データベースとに基づいて、新たなエラーコードおよび新たな複数エラーコードに対して推奨する対応内容を予測する修理予測処理と、を行うデータ処理部と、修理予測処理の結果を順序付けてユーザに提示する結果処理部と、を有する。

Description

本発明は、修理支援システムおよび修理支援方法に関する。
従来から、装置や機器に発生した障害に対する対応を支援する様々な技術が存在する。例えば、特許文献1では、抽出部が、監視対象装置から得られるエラーログそれぞれについてのフォーマットを特定し、特定したフォーマットのそれぞれをログパターンとして抽出する。そして、生成部が、一日に含まれるエラーログそれぞれについて、ログパターンのいずれに該当するかを判定し、ログパターンからなるログパターンリストを生成する。そして、計算部が、障害発生時のエラーログと、インシデント発生日におけるログパターンリストと、に基づいて、障害発生時のエラーログとインシデント発生日におけるエラーログの類似度を計算し、出力部が、類似度に基づいて、障害発生時のエラーログから推定されるインシデントの障害解決策を出力している。
特開2019−49802号公報
特許文献1では、障害発生時のエラーログとインシデント発生日におけるエラーログの類似度に基づいて、障害発生時のエラーログから推定されるインシデントの障害解決策を出力している。しかし、例えば、ATM(Automated Teller Machine)のような、内部に複雑な機構を有する装置や機器の場合には、単にエラーログの類似度を基準とするだけでは、真の故障個所を特定することが困難な場合がある。例えば、ATMの紙幣収納部からエラーが出力されているものの、実際にはその収納部から搬送される紙幣の搬送路での搬送不良であったり、あるいは双方向搬送路での搬送不良が切り替えゲートに起因するものである場合等、真の故障部位以外の部位についてエラーが出力される場合には、修理箇所の推定が難しい。このような場合には、エンジニアの経験値やスキルに依存せざるを得ず、経験値やスキルが低いエンジニアがそのような装置や機器の修理を担当する場合には、保守コストが余計にかかってしまう。
本発明の一側面は、真の故障個所を特定するための判断材料を精度よく提示することが可能な修理支援システムおよび修理支援方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様にかかる修理支援システムは、修理対象装置のエラーコードと当該エラーコードが過去に複数回出現したことを示す複数エラーコードとを含むエラーコード群と、前記エラーコードおよび前記複数エラーコードのそれぞれに対する対応内容とが対応付けて記憶された組み合わせ対応テーブルと、所定の計算式から得られた、前記エラーコードおよび前記複数エラーコードのそれぞれに対する対応内容がとられた確率と、を含む確率計算結果データベースと、前記修理対象装置から得られた装置エラー情報から、新たな前記エラーコードおよび新たな前記複数エラーコードを含む組み合わせテーブルを生成する組み合わせ生成処理と、前記組み合わせテーブルと前記確率計算結果データベースとに基づいて、新たな前記エラーコードおよび新たな前記複数エラーコードに対して推奨する対応内容を予測する修理予測処理と、を行うデータ処理部と、前記修理予測処理の結果を順序付けてユーザに提示する結果処理部と、を有することを特徴とする修理支援システムとして構成される。
本発明の一態様によれば、真の故障個所を特定するための判断材料を精度よく提示することができる。
本実施例における修理支援システムの機能構成例を示すブロック図である。 コンピュータのハードウェア構成を示す概略図である。 事前処理サーバが実行する事前データ蓄積・計算処理のフローチャートの例を示す図である。 装置エラー履歴情報の例を示す図である。 装置背景情報に含まれる条件情報および背景情報の例を示す図である。 正解修理対応情報の例を示す図である。 コード変換後の装置エラー履歴情報の例を示す図である。 データ処理部が再定義した統合コード表の例を示す図である。 組み合わせ対応テーブルの例を示す図である。 確率計算結果DBの例を示す図である。 確定修理情報の例を示す図である。 予測サーバが実行する予測処理のフローチャートの例を示す図である。 予測サーバのデータ取得部が取得する装置エラー情報の例を示す図である。 組み合わせテーブルの例を示す図である。 修理予測結果の例を示す図である。 推奨修理情報の例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の記載および図面は、本発明を説明するための例示であって、説明の明確化のため、適宜、省略および簡略化がなされている。本発明は、他の種々の形態でも実施する事が可能である。特に限定しない限り、各構成要素は単数でも複数でも構わない。
図面において示す各構成要素の位置、大きさ、形状、範囲などは、発明の理解を容易にするため、実際の位置、大きさ、形状、範囲などを表していない場合がある。このため、本発明は、必ずしも、図面に開示された位置、大きさ、形状、範囲などに限定されない。
以下の説明では、「テーブル」、「リスト」等の表現にて各種情報を説明することがあるが、各種情報は、これら以外のデータ構造で表現されていてもよい。データ構造に依存しないことを示すために「XXテーブル」、「XXリスト」等を「XX情報」と呼ぶことがある。識別情報について説明する際に、「識別情報」、「識別子」、「名」、「ID」、「番号」等の表現を用いた場合、これらについてはお互いに置換が可能である。
同一あるいは同様な機能を有する構成要素が複数ある場合には、同一の符号に異なる添字を付して説明する場合がある。ただし、これらの複数の構成要素を区別する必要がない場合には、添字を省略して説明する場合がある。
また、以下の説明では、プログラムを実行して行う処理を説明する場合があるが、プログラムは、プロセッサ(例えばCPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit))によって実行されることで、定められた処理を、適宜に記憶資源(例えばメモリ)および/またはインターフェースデバイス(例えば通信ポート)等を用いながら行うため、処理の主体がプロセッサとされてもよい。同様に、プログラムを実行して行う処理の主体が、プロセッサを有するコントローラ、装置、システム、計算機、ノードであってもよい。プログラムを実行して行う処理の主体は、演算部であれば良く、特定の処理を行う専用回路(例えばFPGA(Field-Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit))を含んでいてもよい。
プログラムは、プログラムソースから計算機のような装置にインストールされてもよい。プログラムソースは、例えば、プログラム配布サーバまたは計算機が読み取り可能な記憶メディアであってもよい。プログラムソースがプログラム配布サーバの場合、プログラム配布サーバはプロセッサと配布対象のプログラムを記憶する記憶資源を含み、プログラム配布サーバのプロセッサが配布対象のプログラムを他の計算機に配布してもよい。また、以下の説明において、2以上のプログラムが1つのプログラムとして実現されてもよいし、1つのプログラムが2以上のプログラムとして実現されてもよい。
以下に本実施の形態にかかる修理支援システムおよび修理支援方法をATMに適用した場合について詳細に説明するが、この例に限らず、様々な装置や機器に適用することができる。
図1は、本実施例における修理支援システム1000の機能構成例を示すブロック図である。図1に示すように、修理支援システム1000は、事前処理サーバ400と、予測サーバ500とを有して構成されている。
事前処理サーバ400は、修理対象装置100が出力したエラーログや修理交換部品データをデータ送受信デバイス200から受信するデータ取得部401と、データ取得部401が出力したデータを格納するエラーログDB402と、修理対象装置100に関する基礎データを入力する基礎データ入力デバイス300から入力された基礎データDB403と、エラーログ402と基礎データDB403とを用いて、確率計算結果DB405に格納するデータの加工や計算を行うデータ処理部404と、データ処理部404による処理の結果を格納する確率計算結果DB405とを有する。
予測サーバ500は、修理対象装置100が出力した修理時のエラーログをデータ送受信デバイス200から受信するデータ取得部501と、データ取得部501が出力したデータを格納するエラーログDB502と、事前処理サーバ400が有する基礎データDB403と同様の基礎データDB503と、エラーログ502と基礎データDB503とを用いて、確率計算結果DB505を参照するためのデータの加工や計算を行うデータ処理部504と、データ処理部504による処理の結果を用いて参照される確率計算結果DB505と、確率計算結果DB505の参照結果を用いて、ユーザに提示する推奨修理情報を抽出する抽出結果処理部506と、抽出結果処理部506が抽出した推奨修理情報をデータ送受信デバイス200に送信するデータ送信部507とを有している。なお、図1における矢印は、データの流れを示している。推奨修理情報については図16を用いて後述する。
以上に示した各サーバは、例えば、図2(コンピュータの概略図)に示すような、CPU201と、メモリ202と、HDD(Hard Disk Drive)等の外部記憶装置203と、CD(Compact Disk)やDVD(Digital Versatile Disk)等の可搬性を有する記憶媒体208に対して情報を読み書きする読書装置207と、キーボードやマウス等の入力装置206と、ディスプレイ等の出力装置205と、通信ネットワークに接続するためのNIC(Network Interface Card)等の通信装置204と、これらを連結するシステムバス等の内部通信線(システムバスという)209と、を備えた一般的なコンピュータ200により実現できる。
例えば、各サーバに記憶されたエラーログDB、基礎データDB、確率計算結果DB等の各DBは、CPU201がメモリ202または外部記憶装置203から読み出して利用することにより実現可能である。また、各サーバが有するデータ取得部、データ処理部、予測サーバ500が有する抽出結果処理部506、データ送信部507は、CPU201が外部記憶装置203に記憶されている所定のプログラムをメモリ202にロードして実行することにより実現可能である。また、各サーバは、CPU201が入力装置206を動作させて入力機能を実現可能な入力部を有していてもよい。また、各サーバは、CPU201が出力装置205を動作させて出力機能を実現可能な出力部を有していてもよい。また、各サーバは、CPU201が通信装置204を動作させて通信機能を実現可能な通信部を有していてもよい。本実施例では、上述した通信部が司る機能を、各サーバのデータ取得部、予測処理サーバ500のデータ送信部が有しているものとする。
上述した所定のプログラムは、読書装置207を介して記憶媒体208から、あるいは、通信装置204を介してネットワークから、外部記憶装置203に記憶(ダウンロード)され、それから、メモリ202上にロードされて、CPU201により実行されるようにしてもよい。また、読書装置207を介して、記憶媒体208から、あるいは通信装置204を介してネットワークから、メモリ202上に直接ロードされ、CPU201により実行されるようにしてもよい。
以下では、事前処理サーバ400、予測サーバ500の各部が、ハードウェアとしては一般的なコンピュータに設けられているが、これらの全部または一部が、クラウドのような1または複数のコンピュータに分散して設けられ、互いに通信することにより同様の機能を実現したり、あるいは事前処理サーバ400と予測サーバ500とを1つのサーバにより構成してもよい。事前処理サーバ400、予測サーバ500の各部の動作、保持するデータの例については、フローチャートを用いて説明する。
図3は、事前処理サーバ400が実行する事前データ蓄積・計算処理のフローチャートの例を示す図である。以下では、修理対象機器100の故障発生、およびその修理が行われる都度、実行されるものとする。
事前処理サーバ400のデータ取得部401は、修理対象機器100に故障発生のタイミング、あるいはその修理が行われたタイミング、あるいはその修理が完了した後のタイミングで、修理対象機器100あるいはデータ送受信デバイス200から、修理対象機器100やその部品のエラー情報の履歴(ログ)を示す装置エラー履歴情報4031を取得し、エラーログDB402に格納する(S301)。この修理案件の前、同時、後、何れかもしくは複数のタイミングで、事前処理サーバ400は、基礎データ入力デバイス300から、基礎データDB403に格納される各種データを取得し、基礎データ入力デバイス300により、取得した各種データが基礎データDB403に格納される。各種データには、修理対象機器100の設置地域(例えば、インドネシア)、設置時期(例えば、2010年10月)、稼働実績や部品交換実績(例えば、半年以内のゴム交換実績なし)、部品や装置の製造時期(例えば、2010年製)や機種名といった、修理対象装置に関する業務知見である装置の背景情報と、データ処理部404で計算を行うための前提条件を定めた条件情報(後述)とを含む装置背景情報4032、エラー発生時における実際の対応方法(例えば、ゴムローラの修理対応)を示す正解修理対応情報4033と、を含む。データ処理部404は、これらの情報、すなわち修理対象機器の故障時の正解修理データに対して当該故障の理由であると想定される過去のエラーログや、年月、地域、稼働時間などの故障要因データを、基礎データDB403から読み出す。
図4は、装置エラー履歴情報4031の例を示す図である。図4に示すように、装置エラー履歴情報4031は、記憶されているエラーコードの連番(#)と、修理対象機器100やその部品に発生したエラーを示す情報の一例であるエラーコードと、当該エラーコードが発生してから現在までの時間である経過時間とが修理案件毎に対応付けて記憶されている。経過時間については、修理対象機器100やその部品においてあらかじめ計算されているものとする。
図4では、例えば、連番1のエラーコード「xx」は、データ取得部401が装置エラー履歴情報4031を取得する1時間前の情報であり、連番7のエラーコード「uu」は、データ取得部401が装置エラー履歴情報4031を取得する1200時間前の情報であることを示している。
図5は、装置背景情報4032に含まれる条件情報および背景情報の例を示す図である。図5では、条件情報として、不要コード一覧データ40321と、指定期間データ40322と、コード変換データ40323とを例示している。また、背景情報として、背景情報データ40324を例示している。
不要コード一覧データ40321は、データ取得部401が取得したエラーコードのうち修理予測に不要なエラーコードの一覧を登録したデータである。修理対象機器100がATMのような複雑な構造を有する装置の場合、修理対象とすべきエラーコード以外のエラーコード(例えば、収納庫に常時収納している紙幣枚数の不足を示すワーニング情報)が出力されるため、そのようなエラーコードが不要コードとしてあらかじめ登録されている。図5では、例えば、エラーコード「vv」が不要コードとして登録されていることを示している。
指定期間データ40322は、データ取得部401が取得したエラーコードのうち、一定期間以上が経過した過去のエラーコードを処理の対象外とする期間を登録したデータである。図5では、経過時間が1000時間以上前であるエラーコードについて処理の対象外とすることを示している。
コード変換データ40323は、データ取得部401が取得したエラーコードのうち、エラーの内容が互いに近いものをまとめるための変換表である。図5では、例えば、エラーコードが「xx」および「ww」については、いずれも統合コード「XX」に変換することを示している。
背景情報データ40324は、修理が必要となった背景や環境を表す情報であり、上述したような修理対象機器100や部品に関する情報を含む。図5では、上述した修理対象装置に関する業務知見を示す背景や環境を表す情報として「zz」が登録されていることを示している。
このほか、基礎データDB403には、過去の修理での対応内容を示す正解修理対応情報4033を記憶する。図6は、正解修理対応情報4033の例を示す図である。図6に示すように、正解修理対応情報4033は、過去の修理案件のIDと、当該修理での対応内容(ここでは、修理した部品)とが対応付けて記憶されている。図6では、修理案件「0001」では、部品「AA」を修理することで対応したことを示している。図6では、対応内容として部品の修理を例示しているが、部品の交換、修理または交換対応なし等、修理以外の保守内容についても記憶されている。
図3に戻り、事前処理サーバ400に、上述したようなエラーログDB402と基礎データDB403に修理案件毎に情報が揃ったデータ群を対象に、データ処理部404は、前処理を実行する(S302)。前処理とは、後述する確率計算処理の軽減や高精度化を目的として、取得したデータを加工する処理である。
具体的には、データ処理部404は、装置エラー履歴情報4031と、不要コード一覧データ40321とを参照し、不要コード一覧データ40321に登録されているエラーコードを含むレコードを、装置エラー履歴情報4031の中から削除する。例えば、データ処理部404は、図4に示した装置エラー履歴情報4031の中から、不要コード一覧データ40321に不要コードとして登録されているエラーコード「vv」を含むレコードである連番5のレコードを削除する。
また、データ処理部404は、不要コード削除後の装置エラー履歴情報4031と、指定期間データ40322とを参照し、指定期間データ40322に登録された指定期間以前の経過時間を含むレコードを、装置エラー履歴情報4031の中から削除する。例えば、データ処理部404は、図4に示した装置エラー履歴情報4031の中から、指定期間データ40322に指定期間として登録されている期間「1000」時間以前の経過時間を含むレコードである連番7のレコードを削除する。
さらに、データ処理部404は、不要コードおよび指定期間外コード削除後の装置エラー履歴情報4031と、コード変換データ40323とを参照し、コード変換データ40323に登録されたエラーコードを含むレコードを、装置エラー履歴情報4031の中から特定し、特定した当該レコードのエラーコードを統合コードに変換する。例えば、データ処理部404は、図4に示した装置エラー履歴情報4031の中から、コード変換データ40323に変換するエラーコードとして登録されているエラーコード「xx」を含むレコードである連番1のレコードと、「ww」を含むレコードである連番3のレコードとを特定し、これらの特定したレコードのエラーコードを統合コード「XX」に変換する。
これらの不要コード削除、指定期間外コード削除、統合コードへの変換が行われた後の装置エラー履歴情報4031は、図7に示す装置エラー履歴情報701のような状態となる。図7では、上述した各処理により、エラーコードから変換された統合コードと経過時間とが対応付けられ、連番5、連番7のレコードが削除(−)されたことがわかる。
その後、データ処理部404は、不要コード削除、指定期間外コード削除、統合コードへの変換が行われた後の装置エラー履歴情報4031に記憶されている統合コードの数を集計し、複数出現するコードを新たな統合コードとして再定義した統合コード表を生成する。後述するように、統合コード表では、統合コードと、新たに再定義された統合コードとを含むエラーコード群が記憶されている。
図8は、データ処理部404が再定義した統合コード表の例を示す図である。図8に示すように、統合コード表801aは、統合コードの連番(#)と、当該連番の統合コードの値とが対応付けて記憶されている。図8(a)では、例えば、データ処理部404は、エラーコード「XX」について、当該コードが出現したことを示す統合コード「XX」を連番1とし、当該コードが複数出現したことを示す統合コード「XX複数」を連番2として再定義した統合コード表801aを生成したことを示している。図7において、連番1、連番3、連番4、連番5のレコードがエラーコード「XX」であるため、当該コードについて上記統合コード「XX複数」を再定義したレコードを含む統合コード表801aが生成されていることがわかる。本例では、少なくとも2回以上出現するエラーコードを新たなコードとして再定義しているが、修理対象機器や部品の種類、修理対象機器や部品の使用環境、設置環境等に応じてコードの出現回数の閾値(N回)を定めておき、データ処理部404は、当該閾値以上コードが出現した場合に再定義してもよい。さらに、データ処理部404は、エラーコードの種類に応じてこのような閾値を複数設け、それぞれのエラーコードがそれぞれについて設定された閾値以上コードが出現した場合に再定義を行ってもよい。これらの閾値は、正しい予測を提示できる確率を事前計算し、最も良い条件を閾値として設定することで予測精度を高めることができる。
さらに、データ処理部404は、生成した統合コード表801aに対して、背景情報データ40324を追加した統合コード表801bを生成する。図8(b)では、図8(a)に示した統合コード表801aに、背景情報データ40324として「ZZ」が連番4として追加された統合コード表801bが生成されていることがわかる。
図3に戻り、ここまでのS302の処理が終わると、データ処理部404は、組み合わせ生成および確率計算処理を実行する(S303)。
具体的には、データ処理部404は、統合コード表801bに記憶されている統合コードの1または複数の組み合わせと、当該組み合わせに含まれる統合コードの元となるエラーコードの発生時の対応内容(例えば、正解修理部品)を対応付けた組み合わせ対応テーブルを生成する。
図9は、組み合わせ対応テーブルの例を示す図である。図9では、一例として、3つのある異なるタイミングで修理対象機器100が保守されたときの修理案件ごとの組み合わせ対応テーブル9011、9012、9013が生成されていることを示している。すなわち、組み合わせ対応テーブルは、修理案件ごとに蓄積される。これらのテーブルはひとまとめにしても良い。
図9に示すように、組み合わせ対応テーブルは、組み合わせの連番(#)と、当該組み合わせに含まれる統合コードと、当該統合コードの元となるエラーコードの発生時の対応内容(図9では正解修理部品)とが対応付けて記憶されている。組み合わせに対応する正解修理部品は、データ処理部404が、図6に示した正解修理対応情報4033を辿ることにより得ることができる。図9では、例えば、組み合わせ「XX」、「XX複数」について修理部品「AA」が記憶されていることを示している。なお、単独の統合コード(例えば、「XX」)と複数の統合コード(例えば、XX複数)の組み合わせは生成せず、また、統合コードの入れ替え(例えば、「XX、YY」の組と順序を入れ替えた「YY、XX」の組)は排除するものとする。
このように、データ処理部404は、修理案件ごとに組み合わせ対応テーブルを生成すると、続いて、確率計算処理を行う。例えば、データ処理部404は、確率計算処理として、組み合わせ対応テーブル9011に記憶されている組み合わせごとの支持度を算出する。支持度は、例えば、統合コードXX、YYと修理部品AAについて、以下に示す算式により求めることができる。
Figure 0006948470
上記算式により、組み合わせごとの支持度(Support)を求めることにより、頻出するエラーコードの組み合わせであるか否かの判断材料とすることができる。
また、例えば、データ処理部404は、確率計算処理として、組み合わせ対応テーブル9011に記憶されている組み合わせごとの確信度(Confidence)を算出する。確信度は、例えば、統合コードXX、YYと修理部品AAについて、以下に示す算式により求めることができる。
Figure 0006948470
上記算式により、組み合わせごとの確信度を求めることにより、あるエラーコードで特定の修理が発生する確率を算出することができる。
また、例えば、データ処理部404は、確率計算処理として、組み合わせ対応テーブル9011に記憶されている組み合わせごとのリフト値(Lift)を算出する。リフト値は、例えば、統合コードXX、YYと修理部品AAについて、以下に示す算式により求めることができる。
Figure 0006948470
上記算式により、組み合わせごとのリフト値を求めることにより、ログと無関係に頻出する修理を除外することができる。本例では、リフト値が1以下となる対応は推奨されない。
データ処理部404は、これらの確率計算処理を実行すると、あらかじめ定められた所定の閾値を満たさない組み合わせを除外する軽量化処理を行う(S304)。例えば、データ処理部404は、リフト値が閾値となる「1」未満の組み合わせを除外する。また、例えば、データ処理部404は、支持度が閾値となる「0.1」未満の組み合わせを除外する。
データ処理部404は、軽量化処理で除外された組み合わせ以外の組み合わせを含む組み合わせ対応テーブルと、組み合わせの数と、組み合わせごとの支持度、確信度、リフト値とを対応付けたデータを確率計算結果DB405として記憶する(S305)。
図10は、確率計算結果DB405の例を示す図である。図10に示すように、確率計算結果DB405は、組み合わせの連番(#)と、当該組み合わせに含まれる統合コードと、当該統合コードの元となるエラーコードの発生時の対応内容(図10では正解修理部品)とが対応付けて記憶されている。図10では、例えば、組み合わせ「XX複数」に対する修理部品「BB」の支持度は「0.9」であり、確信度が「90」であり、リフト値が「10」であることを示している。また、組み合わせ「XX複数」は、元となる統合コードの出現回数が2回以上であることを示している。
S305の処理が終了すると、図3に示した事前処理サーバ400が実行する事前データ蓄積・計算処理が終了する。上述した例では、エラーコードあるいは統合エラーコードに対する対応が確定しているものについては、基礎データ入力デバイス300あるいはデータ取得部401が、その内容をあらかじめ基礎データDB403に記憶しておいてもよい。
図11は、エラーコードあるいは統合エラーコードに対する対応が確定している情報を記憶した確定修理情報の例を示す図である。図11に示すように、確定修理情報1101は、何らかの対応(例えば、修理)が必須となるエラーコードまたは統合エラーコードを示す確定情報と、当該確定情報に対する対応として推奨する対応(例えば、修理)を示す推奨対応(例えば、推奨修理)と、当該対応が必要となる理由とが対応付けて記憶されている。図11では、例えば、確定情報「ZZ」とのエラーコードまたは統合エラーコードに対する推奨修理は「CC」(例えば、交換)であり、その理由は「設計不良」のためであることを示している。
続いて、予測サーバ500が行う予測処理について説明する。図12は、予測サーバ500が実行する予測処理のフローチャートの例を示す図である。以下では、修理対象機器100に新たな故障発生する都度、実行されるものとする。
予測サーバ500のデータ取得部501は、新たに修理対象機器100に故障発生のタイミング、あるいはその修理に着手するタイミングで、修理対象機器100あるいはデータ送受信デバイス200から、修理対象機器100やその部品のエラー情報の履歴(ログ)を示す装置エラー情報5021を取得し、エラーログDB502に格納する(S1201)。このとき、予測サーバ500のデータ取得部501は、事前処理サーバ400において作成された基礎データDB403と同様の基礎データDB503に含まれる各種データを読み出す。例えば、データ取得部501は、各種データとして、修理対象機器100の設置場所、設置時期、稼働実績、部品交換実績、部品や装置の製造時期や機種名といった背景情報と、データ処理部504で計算を行うための前提条件を定めた条件情報とを含む装置背景情報4032と同様の装置背景情報5031を読み出す。
図13は、予測サーバ500のデータ取得部501が取得する装置エラー情報5021の例を示す図である。装置エラー情報5021には、新たな故障発生時点における、図4に示した装置エラー履歴情報4031と同様の項目が記憶されている。これらの各項目については図4と同様であるためここではその説明を省略する。
そして、データ処理部504は、事前処理サーバ400のデータ処理部404と同様に、エラーログDB502、装置背景情報5031を読み出して前処理を実行する(S1202)。データ処理部504は、S1202の処理が終了すると、組み合わせ生成を実行する(S1203)。具体的には、データ処理部504は、図13に示した新たな故障発生時点における装置エラー情報5021について、事前処理サーバ400のデータ処理部404が生成した統合コード表801bと同様の統合コード表に記憶されている統合コードの1または複数の組み合わせを記憶した組み合わせテーブルを生成する。
図14は、組み合わせテーブル1401の例を示す図である。図14に示すように、組み合わせテーブルは、組み合わせの連番(#)と、当該組み合わせに含まれる統合コードとが対応付けて記憶されている。これらの各項目については図9と同様であるためここではその説明を省略する。
その後、データ処理部504は、事前処理サーバ400のデータ処理部404が生成した確率計算結果DB405と同様の確率計算結果DB505を読み出し(S1204)、読み出した確率計算結果DB505と、S1203で生成した組み合わせテーブル1401とを突き合せて、組み合わせテーブル1401に含まれる各組み合わせに対応する統合コードと、当該統合コードの元となるエラーコードの発生時の対応内容(例えば、正解修理部品)である推奨修理と、確信度およびリフト値とを抽出し、修理予測結果として出力する(S1205)。当該修理予測結果に支持度を含めてもよい。
図15は、修理予測結果1501の例を示す図である。図15に示すように、修理予測結果1501は、組み合わせテーブル1401の組み合わせと、当該組み合わせに対応付けて確率計算結果DB505に記憶されている上記対応内容である推奨修理と、確信度およびリフト値とが対応付けて記憶されている。図15では、例えば、組み合わせ「XX複数」に対する対応内容として「BB」(例えば、部品交換)が推奨され、その確信度およびリフト値は、それぞれ、90%、10ポイントであることがわかる。図15では、データ処理部504が、確信度の高い順にレコードを並べ替えて、修理予測結果1501を出力している。
また、データ処理部504は、事前処理サーバ400に格納されている確定修理情報1101(図11)と同様の確定修理情報を基礎データDB503から読み出し(S1206)、組み合わせテーブル1401に含まれる各組み合わせに対応する統合コードを含む確定情報と推奨修理と理由とを抽出する(S1207)。
結果抽出処理部506は、基礎データDB503から抽出された確定修理情報と、修理予測結果1501とを統合し、最終的にユーザに提示する推奨修理情報として表示させる推奨修理の順序を決定する(S1208)。さらに、結果抽出処理部506は、決定した順序の推奨修理情報をデータ送信部507に出力し、データ送信部507が当該推奨修理情報をユーザに提示する(S1209)。推奨修理情報の提示方法としては、例えば、データ送信部507が、データ送受信デバイス200に上記推奨修理情報を送信し、データ送受信デバイス200の表示部に当該推奨修理情報を表示させればよい。
図16は、結果抽出処理部506が順序を決定した後の推奨修理情報1601の例を示す図である。図16に示すように、推奨修理情報には、並べ替えの優先順位と、推奨修理と、確信度と、リフト値と、推奨修理の根拠とが対応付けて記憶されている。結果抽出処理部506は、確定修理情報が抽出できた場合には、当該対応は必須の対応であると判断して推奨修理情報の最上位に位置付けるように並べ替え、確信度およびリフト値には必須であることを示す値(例えば、マスト)を設定する。また、結果抽出処理部506は、根拠に確定修理情報の理由を設定する。さらに、結果抽出処理部506は、修理予測結果1501を確信度順で並べ替え、根拠に組み合わせを設定する。
図16では、最も優先される優先順位「1」には、確定修理情報の推奨修理「CC」が提示され、当該推奨修理の確信度およびリフト値には、それぞれ「マスト」が提示され、これらの根拠が「設計不良」であることが提示されていることがわかる。また、次に優先される優先順位「2」には、修理予測結果1501の中で最も確信度が高い推奨修理「BB」が提示され、当該推奨修理の確信度およびリフト値には、それぞれ「90%」、「10ポイント」が提示され、これらの根拠として統合エラーコードが「XX複数」出現したことによるものであることが提示されていることがわかる。このような推奨修理情報1601がユーザに提示されることで、ユーザは提示された情報に基づいて、真の故障個所を容易に特定することができる。
このように、本実施例によれば、修理対象装置100のエラーコード(例えば、エラーコード「XX」)と当該エラーコードが過去に複数回出現したことを示す複数エラーコード(例えば、「XX複数」)とを含むエラーコード群と、エラーコードおよび複数エラーコードのそれぞれに対する対応内容とが対応付けて記憶された組み合わせ対応テーブル(例えば、組み合わせ対応テーブル9011)と、所定の計算式(例えば、数1〜数3に示した各式)から得られた、エラーコードおよび複数エラーコードのそれぞれに対する対応内容がとられた確率(例えば、支持度、確信度、リフト値)と、を含む確率計算結果データベース(例えば、確率計算結果DB405)と、修理対象装置100から得られた装置エラー情報(例えば、装置エラー情報5021)から、新たなエラーコードおよび新たな複数エラーコードを含む組み合わせテーブル(例えば、組み合わせテーブル1401)を生成する組み合わせ生成処理と、上記組み合わせテーブルと上記確率計算結果データベースとに基づいて、新たなエラーコードおよび新たな複数エラーコードに対して推奨する対応内容を予測する修理予測処理と、を行うデータ処理部(例えば、データ処理部504)と、上記修理予測処理の結果を順序付けてユーザに提示する結果処理部(例えば、データ処理部505)と、を有するので真の故障個所を特定するための判断材料を精度よく提示することができる。
また、修理対象装置100からエラーコードを含む過去のログ情報(例えば、装置エラー履歴情報4031)を取得するデータ取得部(例えば、データ取得部401)を有し、上記データ処理部は、上記ログ情報に含まれるエラーコードごとに出現回数をカウントし、複数回カウントされたエラーコードを一つの複数エラーコードとして定義した上記エラーコード群と上記対応内容とが対応付けて記憶された上記組み合わせ対応テーブルを含む上記確率計算結果データベースを生成しておくので、上記修理予測処理において用いるデータを事前に蓄積し、提供することができる。
また、上記データ取得部は、上記修理対象装置または他の装置から、上記修理対象装置に関する業務知見である装置の背景情報を取得し、上記データ処理部は、上記エラーコードおよび上記複数エラーコードのそれぞれと上記背景情報との組み合わせを含む上記組み合わせ対応テーブルを生成するので、修理対象装置の業務知見を考慮したうえで、ユーザは修理等の対応を行うための情報を提供することができる。
また、上記結果処理部は、上記修理予測処理の結果として、上記推奨する対応内容と、上記対応内容がとられた確率と、上記対応内容を推奨する根拠を示す上記エラーコードまたは上記複数エラーコードと、を含む確率計算結果情報を表示部に出力するので、一見して取るべき対応を判断することができる。
上記データ処理部は、上記エラーコードまたは上記統合エラーコードに対する対応が確定している情報であって、上記推奨する対応内容と、上記対応内容が必須であることを示す情報と、上記対応内容が必須である根拠とを含む確定修理情報を記憶部から読み出し、上記結果処理部は、上記修理予測処理の結果として、上記確率計算結果情報と上記確定修理情報とを上記表示部に出力するので、必須の対応がある場合には、ユーザに知見がない場合であっても、当該対応が必要であることを容易に把握することができる。
従来、ATMのような、内部に複雑な機構を有する装置や機器の場合、単にエラーログの類似度を基準とするだけでは、故障個所の推定や特定が困難な場合がある。例えば、ある部位Aでの不具合で紙幣が折れ曲がり、部位Aとは異なる部位Bで紙幣が詰まってエラーが出力された場合、部位Bでのエラーに対する対応だけでは部位Aに対する不具合を解消することができない。この場合、エンジニアの経験やスキル等から、エラーが出力されていない部位Aの部品を交換する等、部位Aに対する対応が必要となるが、当該対応とそのときのエラー(この場合は、部位Aのエラー)とを対応付けて蓄積しておくことにより、経験やスキルの少ないエンジニアであっても、真の故障個所を容易に特定することができ、保守コストを削減することができる。
また、従来手法では考慮できなかったログに複数回出現するエラーコードに特徴を見出すことで精度よく修理を行うためのルールを抽出することができ、これにより適切な修理指示を出すことができる。さらに、本技術は、購買者の特徴を分析するバスケット分析にも適用することができる。例えば、従来はビール1缶(エラーコードに対応)以上購入している顧客に対してはどのような顧客でもおつまみを推奨していたが、本システムを適用して、ビール12缶(複数エラーコードに対応)以上購入している顧客には、お茶を推奨することができる。このように、まとめ買いを行っている顧客に対して、より正しい推奨商品を提示することができる。
1000 修理支援システム
400 事前処理サーバ
401 データ取得部
402 エラーログDB
403 基礎データDB
404 データ処理部
405 確率計算結果DB
500 予測サーバ
501 データ取得部
502 エラーログDB
503 基礎データDB
504 データ処理部
505 確率計算結果DB
506 抽出結果処理部
507 データ送信部

Claims (10)

  1. 修理対象装置のエラーコードと当該エラーコードが過去に複数回出現したことを示す複数エラーコードとを含むエラーコード群と、前記エラーコードおよび前記複数エラーコードのそれぞれに対する対応内容とが対応付けて記憶された組み合わせ対応テーブルと、所定の計算式から得られた、前記エラーコードおよび前記複数エラーコードのそれぞれに対する対応内容がとられた確率と、を含む確率計算結果データベースと、
    前記修理対象装置から得られた装置エラー情報から、新たな前記エラーコードおよび新たな前記複数エラーコードを含む組み合わせテーブルを生成する組み合わせ生成処理と、前記組み合わせテーブルと前記確率計算結果データベースとに基づいて、新たな前記エラーコードおよび新たな前記複数エラーコードに対して推奨する対応内容を予測する修理予測処理と、を行うデータ処理部と、
    前記修理予測処理の結果を順序付けてユーザに提示する結果処理部と、
    を有することを特徴とする修理支援システム。
  2. 修理対象装置からエラーコードを含む過去のログ情報を取得するデータ取得部を有し、
    前記データ処理部は、前記ログ情報に含まれるエラーコードごとに出現回数をカウントし、複数回カウントされたエラーコードを一つの前記複数エラーコードとして定義した前記エラーコード群と前記対応内容とが対応付けて記憶された前記組み合わせ対応テーブルを含む前記確率計算結果データベースを生成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の修理支援システム。
  3. 前記データ取得部は、前記修理対象装置または他の装置から、前記修理対象装置に関する業務知見である装置の背景情報を取得し、
    前記データ処理部は、前記エラーコードおよび前記複数エラーコードのそれぞれと前記背景情報との組み合わせを含む前記組み合わせ対応テーブルを生成する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の修理支援システム。
  4. 前記結果処理部は、前記修理予測処理の結果として、前記推奨する対応内容と、前記対応内容がとられた確率と、前記対応内容を推奨する根拠を示す前記エラーコードまたは前記複数エラーコードと、を含む確率計算結果情報を表示部に出力する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の修理支援システム。
  5. 前記データ処理部は、前記エラーコードまたは前記エラーコードを再定義した統合エラーコードに対する対応が確定している情報であって、前記推奨する対応内容と、前記対応内容が必須であることを示す情報と、前記対応内容が必須である根拠とを含む確定修理情報を記憶部から読み出し、
    前記結果処理部は、前記修理予測処理の結果として、前記確率計算結果情報と前記確定修理情報とを前記表示部に出力する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の修理支援システム。
  6. コンピュータを用いて行われる修理支援方法であって、
    修理対象装置のエラーコードと当該エラーコードが過去に複数回出現したことを示す複数エラーコードとを含むエラーコード群と、前記エラーコードおよび前記複数エラーコードのそれぞれに対する対応内容とが対応付けて記憶された組み合わせ対応テーブルと、所定の計算式から得られた、前記エラーコードおよび前記複数エラーコードのそれぞれに対する対応内容がとられた確率と、を含む確率計算結果データベースを読み出し、
    前記修理対象装置から得られた装置エラー情報から、新たな前記エラーコードおよび新たな前記複数エラーコードを含む組み合わせテーブルを生成し、
    前記組み合わせテーブルと前記確率計算結果データベースとに基づいて、新たな前記エラーコードおよび新たな前記複数エラーコードに対して推奨する対応内容を予測し、
    前記予測の結果を順序付けてユーザに提示する、
    ことを特徴とする修理支援方法。
  7. 修理対象装置からエラーコードを含む過去のログ情報を取得し、
    前記ログ情報に含まれるエラーコードごとに出現回数をカウントし、複数回カウントされたエラーコードを一つの前記複数エラーコードとして定義した前記エラーコード群と前記対応内容とが対応付けて記憶された前記組み合わせ対応テーブルを含む前記確率計算結果データベースを生成する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の修理支援方法。
  8. 前記修理対象装置または他の装置から、前記修理対象装置に関する業務知見である装置の背景情報を取得し、
    前記エラーコードおよび前記複数エラーコードのそれぞれと前記背景情報との組み合わせを含む前記組み合わせ対応テーブルを生成する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の修理支援方法。
  9. 前記予測の結果として、前記推奨する対応内容と、前記対応内容がとられた確率と、前記対応内容を推奨する根拠を示す前記エラーコードまたは前記複数エラーコードと、を含む確率計算結果情報を表示部に出力する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の修理支援方法。
  10. 前記エラーコードまたは前記エラーコードを再定義した統合エラーコードに対する対応が確定している情報であって、前記推奨する対応内容と、前記対応内容が必須であることを示す情報と、前記対応内容が必須である根拠とを含む確定修理情報を記憶部から読み出し、
    前記予測の結果として、前記確率計算結果情報と前記確定修理情報とを前記表示部に出力する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の修理支援方法。
JP2020538156A 2020-03-19 2020-03-19 修理支援システムおよび修理支援方法 Active JP6948470B1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2020/012431 WO2021186706A1 (ja) 2020-03-19 2020-03-19 修理支援システムおよび修理支援方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2021186706A1 JPWO2021186706A1 (ja) 2021-09-23
JP6948470B1 true JP6948470B1 (ja) 2021-10-13

Family

ID=77769178

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020538156A Active JP6948470B1 (ja) 2020-03-19 2020-03-19 修理支援システムおよび修理支援方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20220365841A1 (ja)
JP (1) JP6948470B1 (ja)
CN (1) CN114174996A (ja)
DE (1) DE112020003689T5 (ja)
WO (1) WO2021186706A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114691400A (zh) * 2020-12-31 2022-07-01 联想企业解决方案(新加坡)有限公司 故障处理方法及故障处理装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6625589B1 (en) * 1999-10-28 2003-09-23 General Electric Company Method for adaptive threshold computation for time and frequency based anomalous feature identification in fault log data
JP2018147420A (ja) * 2017-03-09 2018-09-20 セイコーエプソン株式会社 情報処理装置、及び、情報処理装置の制御方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6947797B2 (en) * 1999-04-02 2005-09-20 General Electric Company Method and system for diagnosing machine malfunctions
US6415395B1 (en) * 1999-04-02 2002-07-02 General Electric Company Method and system for processing repair data and fault log data to facilitate diagnostics
EP1577783A4 (en) * 2002-12-26 2008-04-16 Fujitsu Ltd OPERATIONAL MANAGEMENT PROCESS AND OPERATION MANAGEMENT SERVER
JP2005284357A (ja) * 2004-03-26 2005-10-13 Fujitsu Ltd ログ解析プログラム及びログ解析装置
JP2010061569A (ja) * 2008-09-05 2010-03-18 Toshiba Corp 障害対策管理サーバ及び障害対策管理プログラム
US8161330B1 (en) * 2009-04-30 2012-04-17 Bank Of America Corporation Self-service terminal remote diagnostics
US9396592B2 (en) * 2013-08-05 2016-07-19 The Boeing Company Maintenance systems and methods for use in analyzing maintenance data
US9740554B2 (en) * 2015-06-12 2017-08-22 The Boeing Company Methods and systems for prioritizing replacement of at least one part for vehicle fault analysis
US10127125B2 (en) * 2016-10-21 2018-11-13 Accenture Global Solutions Limited Application monitoring and failure prediction
JP6919438B2 (ja) 2017-09-08 2021-08-18 日本電気株式会社 障害解析支援装置、インシデント管理システム、障害解析支援方法及びプログラム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6625589B1 (en) * 1999-10-28 2003-09-23 General Electric Company Method for adaptive threshold computation for time and frequency based anomalous feature identification in fault log data
JP2018147420A (ja) * 2017-03-09 2018-09-20 セイコーエプソン株式会社 情報処理装置、及び、情報処理装置の制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20220365841A1 (en) 2022-11-17
CN114174996A (zh) 2022-03-11
JPWO2021186706A1 (ja) 2021-09-23
WO2021186706A1 (ja) 2021-09-23
DE112020003689T5 (de) 2022-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN111652657A (zh) 商品销量预测方法、装置、电子设备及可读存储介质
US20170109657A1 (en) Machine Learning-Based Model for Identifying Executions of a Business Process
US10579396B2 (en) System and automated method for configuring a predictive model and deploying it on a target platform
US20170109676A1 (en) Generation of Candidate Sequences Using Links Between Nonconsecutively Performed Steps of a Business Process
AU2021203292A1 (en) Utilizing artificial intelligence to predict risk and compliance actionable insights, predict remediation incidents, and accelerate a remediation process
US20200175421A1 (en) Machine learning methods for detection of fraud-related events
US20170109668A1 (en) Model for Linking Between Nonconsecutively Performed Steps in a Business Process
US20170109667A1 (en) Automaton-Based Identification of Executions of a Business Process
WO2020062702A9 (zh) 短信发送的方法、装置、计算机设备和存储介质
US8583408B2 (en) Standardized modeling suite
WO2020257782A1 (en) Factory risk estimation using historical inspection data
US20170109636A1 (en) Crowd-Based Model for Identifying Executions of a Business Process
US20170109639A1 (en) General Model for Linking Between Nonconsecutively Performed Steps in Business Processes
US11720820B2 (en) Operational support system and method
CN111861328B (zh) 建立物流识别库的方法、物流轨迹查询更新方法及设备
WO2020257784A1 (en) Inspection risk estimation using historical inspection data
JP6948470B1 (ja) 修理支援システムおよび修理支援方法
US20130198147A1 (en) Detecting statistical variation from unclassified process log
US20170109640A1 (en) Generation of Candidate Sequences Using Crowd-Based Seeds of Commonly-Performed Steps of a Business Process
CN111143325A (zh) 一种数据采集的监测方法、监测装置及可读存储介质
JP6975086B2 (ja) 品質評価方法および品質評価装置
US20170109637A1 (en) Crowd-Based Model for Identifying Nonconsecutive Executions of a Business Process
US20230169054A1 (en) End-to-end identification of erroneous data using machine learning and similarity analysis
US20230401591A1 (en) Anomaly detection systems and methods
EP3407198A1 (en) System, device and method for frozen period detection in sensor datasets

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200709

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200709

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210824

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210917

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6948470

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150