JP6947831B2 - 電子源のための引出し器電極 - Google Patents

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Description

本開示は電子源のための電極に関する。
関連出願への相互参照
本出願は、2017年1月19日付けで出願された米国予備特許出願第62/447,917号に対する優先権を主張しており、その開示は、参照によってここに援用される。
走査形電子顕微鏡(SEM)のような電子顕微鏡装置では、電子ビームが、半導体ウエハのような試料の上にシャープにフォーカスされる。試料上の所望の領域が、そのビームで走査される。試料の電子ビーム照射は二次電子を作り出し、これらが検出される。結果として得られる信号が、イメージとして表示されることができる。
電子光学カラムが電子顕微鏡で使用される。電子顕微鏡のための従来の電子光学カラムは、典型的には、電子ビームを作り出すために、ショットキー放出ガン又は電界放出ガンのような電子エミッタを有する電子源を含む。電子ビームは、磁気的か又は静電気的であり得る一連の電子ビームレンズを使用して走査プローブを作り出すためか又はサンプル又は開口を照射するために、使用され得る。電子光学カラムはまた、典型的には、電子ビームをフォーカスする静電プレ加速器レンズと、源の開口又はサンプルをターゲット上に再フォーカスしてイメージングする一連のレンズとを含む。
ショットキー放出ガン又は電界放出ガンのような電子エミッタを有する電子源は、典型的には、エミッタに隣接した引出し器電極又は引出し器と呼ばれる電極を含む。引出し器は、エミッタに静電場を生成するように構成され得て、それによってエミッタから電子源の残り及び最終的には電子光学カラムへの電子放出及び加速を生じさせる。
米国特許出願公開第2011/0240855号
以前の引出し器の設計では、引出し器の孔の側壁が、一次電子ビームに対して大きな表面積を提供した。そのような大きな表面積は多量の二次電子を生成した。二次電子は一次電子と強く相互作用して、電子光学カラムのさらに下方でビームが小さいスポットサイズを達成することを妨げた。
大きなスポットサイズは、電子ビームシステムに対して負のインパクトを有することがある。これは、もし電子源が一次ビームをフォーカスするために磁気レンズを使用していると、特に真であり得る。二次電子は一次電子よりもゆっくりと動き、そのレンズからの磁場は、一次電子ビームの近傍でそれらを比較的長い時間に渡ってトラップする傾向にある。
丸められたエッジを有する引出し器が、以前にテストされた。一つのそのような場合では、電子源は磁気レンズではなく静電レンズを使用した。しかし、製造方法が、引出し器の上側表面に約100μmの曲率半径を作り出した。これは、二次電子の生成を顕著に最小化できる値を超えている。
したがって、必要とされていることは、二次電子の生成を低減する改良された引出し器である。
第1の実施形態では、ある装置が提供される。この装置は引出し器を備える。引出し器は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。引出し器は、第1の表面と第2の表面との間に円錐台形状の開口を規定する側壁を有する。円錐台形状の開口は第1の表面から第2の表面まで広がっていく。円錐台形状の開口の側壁は、湾曲したエッジで第1の表面と会合する。湾曲したエッジは、5μm〜50μmの半径を有する。
この装置はさらにエミッタを含み得る。引出し器は、電子ビームの方向に関してエミッタの下流に位置される。引出し器は、エミッタに静電場を生成するように構成され得て、それによって電子の放出及び加速を生じさせる。
開口は、引出し器の第1の表面に中心を有し得る。
側壁は、角度を有するエッジで第2の表面と会合し得る。
側壁は、円錐台形状の開口の中心に対して5°〜75°の角度を有し得る。
円錐台形状の開口は、100μm〜500μmの直径を有し得る。
円錐台形状の開口は、0.3mm〜2.0mmの深さを有し得る。
引出し器は、磁気レンズの一部であり得る。
ある場合には、側壁は第1のセクション及び第2のセクションを規定する。第1のセクションは、円錐台形状の開口に対応し得る。第2のセクションは、円錐台形状の開口よりも大きな割合で広がる第2の円錐台形状の開口を規定することができる。第2のセクションは、第1のセクションの上に配置されることができて、第2の表面に会合する。
側壁は、炭素でコーティングされ得る。
前述の実施形態のいずれかの装置を含む走査形電子顕微鏡。
第2の実施形態では、電子ビームシステムが提供される。この電子ビームシステムは、電子源と引出し器とを備える。引出し器は電子エミッタを含む。引出し器は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。引出し器は、第1の表面と第2の表面との間に円錐台形状の開口を規定する側壁を有する。円錐台形状の開口は、第1の表面から第2の表面まで広がっていく。円錐台形状の開口の側壁は、湾曲したエッジで第1の表面と会合する。湾曲したエッジは、5μm〜50μmの半径を有する。電子源は、ショットキー放出モードで動作するように構成され得る。引出し器は、磁気レンズの一部であり得る。
第3の実施形態では、引出し器システムが提供される。この引出し器システムは、第1の電極と第2の電極と第3の電極とを備える。第1の電極は、第1の表面と、第2の表面と、第1の表面と第2の表面との間に円筒形状の開口を規定する側壁と、を有する。第2の電極は、第1の電極に隣接しているが離れて配置されている。第2の電極は、第2の電極の第1の表面と、第2の電極の第1の表面の反対側の第2の電極の第2の表面とを有する。第2の電極は、第2の電極の第1の表面と第2の電極の第2の表面との間に第2の電極の円錐台形状の開口を規定する第2の電極の側壁を有する。第2の電極の円錐台形状の開口は、第2の電極の第1の表面から第2の電極の第2の表面まで広がっていく。第2の電極の円錐台形状の開口の第2の電極の側壁は、湾曲したエッジで第2の電極の第1の表面に会合する。第3の電極は、第2の電極に隣接しているが離れて配置されている。第3の電極は、第3の電極の第1の表面と、第3の電極の第1の表面の反対側の第3の電極の第2の表面とを有する。第3の電極は、第3の電極の第1の表面と第3の電極の第2の表面との間に第3の電極の円錐台形状の開口を規定する第3の電極の側壁を有する。第3の電極の円錐台形状の開口は、第3の電極の第1の表面から第3の電極の第2の表面まで広がっていく。第3の電極の円錐台形状の開口の第3の電極の側壁は、第2の湾曲したエッジで第3の電極の第1の表面に会合する。
第1の電極及び第3の電極は両方とも第1の電圧でバイアスされ得る。第2の電極は、第1の電圧とは異なる第2の電圧でバイアスされ得る。
第1の電極の円筒形状の開口は、第1の直径を有することができる。第2の電極の第2の電極の円錐台形状の開口は、第2の電極の第1の表面にて第2の直径を、且つ第2の電極の第2の表面にて第3の直径を、有し得る。第3の電極の第3の電極の円錐台形状の開口は、第3の電極の第1の表面にて第4の直径を、且つ第3の電極の第2の表面にて第5の直径を、有し得る。第1の直径と第2の直径とは等しくてもよく、第3の直径と第4の直径とは等しくてもよい。
引出しシステムはさらに、第2の電極とは反対側で第1の電極に隣接しているが離れて配置されたサプレッサを備え得る。
引出し器システムのこれまでの実施形態のいずれかの引出しシステムを含む走査形電子顕微鏡が開示される。
本開示の性質及び目的の完全な理解のために、添付の図面と共に、以下の詳細な記述が参照される。
本開示のある実施形態に従った引出し器電極の断面図である。 ある例示的な引出し器電極の上面の走査形電子顕微鏡イメージである。 図2の例示的な引出し器電極の底面の走査形電子顕微鏡イメージである。 本開示のある実施形態に従った引出し器電極の第2の実施形態の断面図である。 動作の実施形態の間の図1の引出し器電極の図である。 本開示のある実施形態に従った引出し器システムの第3の実施形態の断面図である。 本開示に従ったシステムのある実施形態である。
特許請求された主題がある実施形態に関して記述されるが、ここで記述される効果及び特徴の全てを提供しない実施形態を含む他の実施形態もまた、本開示の範囲内にある。様々な構造的、論理的、プロセスステップ、及び電子的な変更が、本開示の範囲から逸脱することなく、なされ得る。したがって、本開示の範囲は、添付の特許請求項を参照することによってのみ規定される。
ここで開示されている実施形態は、引出し器の設計を最適化して一次電子ビームと相互作用して劣化させる二次電子の生成を最小化することによって、電子源のような電子光学システムの性能を改善する。ここで開示されている実施形態はまた、強力な磁気レンズを使用して、二次電子の周囲のクラウドによる劣化無しに電子の一次ビームをフォーカスすることを可能にすることもできる。ここで開示されるように、引出し器の設計は、これらの効果を提供するように最適化されることができる。
図1は、引出し器電極(引出し器)100の断面図である。引出し器100は、第1の表面104と、第1の表面104の反対側の第2の表面105と、を有する。引出し器100はまた、第1の表面104と第2の表面105との間に円錐台形状の開口102を規定する側壁103を有する。円錐台形状の開口102は、第1の表面104から第2の表面105まで広がっていく。円錐台形状の開口102は、第1の表面104に中心が位置されているように、引出し器100に中心が配置され得る。
電子は、破線109で描かれているように円錐台形状の開口102を通過することができる。他の電子は、これらの電子が円錐台形状の開口102に入るように、側壁103に向かって角度を有する湾曲した軌道を有し得る。しかし、側壁103は角度が付けられていて、電子が側壁103にインパクトを与えることを低減するか又は妨げる。これより、引出し器100は、電子ビームによって照射される側壁103の表面積を最小化する。これが今度は、二次電子の生成を最小化する。
円錐台形状の開口102の側壁103は、湾曲したエッジ106で第1の表面104と会合する。円錐台形状の開口102の側壁103は、湾曲したエッジ107においてのように、第2の表面105と会合する。
湾曲したエッジ106の設計はシャープなコーナーを除去することができて、これが高電圧アーク又は放電を減らす。湾曲したエッジ106は、引出し器100の内部で中心点110に対して半径108を有する。半径108は二次電子の生成を最小化するように選択され得る。より小さい半径108は二次電子ビームに対するインパクト面積を低減し、これが二次電子の生成を最小化する。しかし、より小さい半径108は加工することがチャレンジングであり得て、且つ高電圧アーク又は放電を導くことがある。例えば、半径108は、0.5μmまでの全ての値及びその間の範囲を含む5μm〜50μmであり得る。
代替的な実施形態では、湾曲したエッジ106は、その代わりに、面取りされたエッジであり得る。
ある場合には、円錐台形状の開口102は円形の断面を有する。しかし、開口は他の断面形状を有し得る。
側壁103は、線112からの角度111で、円錐台形状の開口102を通って延在している。線112は、円錐台形状の開口102の中心を通る線に平行であり得る。角度111は二次電子の生成を最小化するように選択され得る。例えば、角度111は、0.5°までの全ての値及びその間の範囲を含む5°〜75°であり得る。より大きな角度を加工することも可能であり得る。
円錐台形状の開口102は、第1の表面104の近傍で、0.5μmまでの全ての値及びその間の範囲を含む100μm〜500μmの直径を有することができる。円錐台形状の開口102は、第2の表面105において、第1の表面104においてよりも大きな直径を有する。円錐台形状の開口102は、第1の表面104と第2の表面105との間で、0.1mmまでの全ての値及びその間の範囲を含む0.3mm〜2.0mmの深さを有することができる。そのような直径及び深さは二次電子の生成を最小化することができて、円錐台形状の開口102に対するエミッタの可能性のある位置ずれを補償することができる。同様の効果をもたらすより小さな又はより大きな直径又は深さを加工することも可能であり得る。
引出し器100は、電子ビーム(例えば一次電子ビーム)の方向に関してエミッタから下流に位置されることができる。引出し器は、エミッタに静電場を生成するように構成され得て、それによって電子放出及び加速を引き起こす。
引出し器100は、超高真空(UHV)条件に適合可能なもののような非磁性の導電性材料(例えば、低アウトガスをもたらす材料)から製造され得る。引出し器100のための材料は、高融点を有する耐熱材料であり得る。引出し器100のための材料はまた、精密加工に適している必要があり得る。例えば、引出し器100は、モリブデン、チタン、白金、グラファイト、他の炭素ベースの材料、(Cr17、Mn8、Ni8.5、Si4、N0.13、C0.10、残りがFeであることができるNitronic60のような)ステンレススチール、又はその他の材料から製造され得る。材料は、引出し器100の電圧範囲における二次電子放出係数の低さに基づいて選択され得る。表面コーティングは、製造コストを低減し得て、且つ典型的な引出し器電圧にて二次電子放出を低減することができる。表面コーティングは、例えば、チタン下地の上の炭素膜又はステンレススチール下地の上の白金膜であることができる。
図1の引出し器100は、走査形電子顕微鏡又はその他の電子ビームを使用する装置にて使用されることができる。
図2は、例示的な引出し器の上面の走査形電子顕微鏡イメージであり、図3はその底面の走査形電子顕微鏡イメージである。表面仕上げはRaで0.1μm〜0.5μmの範囲であり得る。ここでRaは表面粗さの算術平均である。他の表面仕上げ特性が使用され得る。Raの下方限界は加工のコスト及び時間によって設定され得て、Raの上方限界は高電圧放電又はアークのリスクによって設定され得る。これより、他のRa値が可能である。
図4は、引出し器200の第2の実施形態の断面図である。引出し器200は引出し器100の特徴の多くを含むが、側壁103が第1のセクション201と第2のセクション202とに分かれており、それらは角度204で会合する。第1のセクション201は、図1の円錐台形状の開口102に対応する。側壁103の第2のセクション202は第2の円錐台形状の開口203を形成することができて、これは、第1の表面104からの距離が増すにつれて、円錐台形状の開口102よりも大きな割合で広がる。この実施形態では、第1のセクション201は湾曲したエッジ106に会合し、第2のセクション202は第2の表面105に会合する。
第2のセクション202は、第1のセクション201から15°〜45°の角度205だけ、角度が付けられ得る。これにより、エミッタに対する引出し器200の可能性のある位置ずれを考慮することができ、第1のセクション201と第2のセクション202との間の大きな角度による過剰な静電場の漏れを防ぎ得る。第1のセクション201と第2のセクション202との間のより大きな又はより小さな角度205が、可能であり得る。
図4の実施形態はさらに、二次電子生成の可能性を低減する。これは、側壁103が、破線109によって描かれているように、第2のセクション202において電子ビームの経路からさらに離れるように角度が付けられているからである。
第1のセクション201及び第2のセクション202の他の付加的なセクションが可能である。これらのセクションもまた、ある角度で会合し得る。
角度204で会合するように示されているが、引出し器200におけるセクションの2つは、丸められたエッジで会合し得る。
図4の引出し器200は、走査形電子顕微鏡又はその他の電子ビームを使用する装置にて使用されることができる。
図5は、動作の実施形態の間の図1の引出し器100の図である。先端500は、円錐台形状の開口102の中心(線501で表されている)に対して位置ずれしている。しかし、先端500から引き出された電子(線502で表されている)は依然として、二次電子の生成が最小化された状態で引出し器100を通過することができる。図5の効果は、図4の引出し器200に同様に適用可能であることができる。
図6は、第1の電極301、第2の電極302、及び第3の電極303を有する引出し器システム300の第3の実施形態の断面図である。第2の電極302及び第3の電極303は、図1又は図4の引出し器100又は引出し器200に対応し得る。図6に見られるように、電子ビームは、破線320に沿っての様にして、第1の電極301、第2の電極302、及び第3の電極303を通過する。
第1の電極301は、第1の表面304とその反対側の第2の表面305とを有する。第1の電極301はまた、第1の表面304と第2の表面305との間に円筒形状の開口307を規定する側壁306を有する。円筒形状の開口307は、円錐台形状のような他の形状を有し得る。図6は、第1の電極301の上に湾曲したエッジを示しているが、エッジはまた面取りされていてもよい。
第2の電極302は、第1の電極301に隣接するが離れて配置される。第2の電極302は、第2の電極の第2の表面309の反対側の第2の電極の第1の表面308を有する。第2の電極302はまた、第2の電極の第1の表面308と第2の電極の第2の表面309との間に第2の電極の円錐台形状の開口311を規定する第2の電極の側壁310を有する。第2の電極の円錐台形状の開口311は、第2の電極の第1の表面308から第2の電極の第2の表面309まで広がっている。
第2の電極の円錐台形状の開口311の第2の電極の側壁310は、湾曲したエッジ312で第2の電極の第1の表面308と会合することができて、且つ角度が付いたエッジ313で第2の電極の第2の表面309と会合することができる。第2の電極の側壁310はまた、湾曲したエッジで第2の電極の第2の表面309と会合することができる。
第3の電極303は、第2の電極302に隣接するが離れて配置される。第3の電極303は、第3の電極の第1の表面314と、第3の電極の第1の表面314の反対側の第3の電極の第2の表面315とを有する。第3の電極303はまた、第3の電極の第1の表面314と第3の電極の第2の表面315との間に第3の電極の円錐台形状の開口317を規定する第3の電極の側壁316を有する。第3の電極の円錐台形状の開口317は、第3の電極の第1の表面314から第3の電極の第2の表面315まで広がっている。
第3の電極の円錐台形状の開口317の第3の電極の側壁316は、第2の湾曲したエッジ318で第3の電極の第1の表面314と会合することができて、且つ第2の角度が付いたエッジ319で第3の電極の第2の表面315と会合することができる。第3の電極の側壁316はまた、湾曲したエッジで第3の電極の第2の表面315と会合することができる。
ある場合には、第1の電極301及び第3の電極303は、両方とも第1の電圧(例えばVext)でバイアスされる。第2の電極302は、第1の電圧とは異なる第2の電圧(例えばVext±ΔV)でバイアスされる。
動作の間、二次電子は、およそマイナス数十〜低めの数百ボルトのΔVを有する負の場によって、側壁に戻され得る。ΔVがプラス数十〜低めの数百ボルトであれば、そのときには、二次電子は第2の電極302によって引出し又は収集され得る。結果として、引出し器システム300を出て電子ビームの方向に関して引出し器システム300の下流に位置する加速器領域に入る二次電子は、極く僅かわずかであるか、又は全く無いことがあり得る。
ある実施形態では、第1の電極301の円筒形状の開口307が第1の直径321を有する。これは、円筒形状の開口307における最も狭い点であり得る。第2の電極302の第2の電極の円錐台形状の開口311は、第2の電極の第1の表面308にて第2の直径322を有することができ、第2の電極の第2の表面309にて第3の直径323を有することができ、これらはそれぞれ、第2の電極の円筒形状の開口311の最も狭い点及び最も広い点であり得る。第3の電極303の第3の電極の円錐台形状の開口317は、第3の電極の第1の表面にて第4の直径324を有することができ、第3の電極の第2の表面315にて第5の直径325を有することができ、これらはそれぞれ、第3の電極の円筒形状の開口317の最も狭い点及び最も広い点であり得る。第1の直径321及び第2の直径322は等しくてもよい。第3の直径323及び第4の直径324は等しくてもよい。第5の直径325は、他の直径のいずれよりも大きくてもよい。等しく描かれているが、他の直径が可能である。
第1の直径321は100μm〜500μmであり得る。第2の直径322は200μm〜600μmであり得る。第4の直径321は300μm〜800μmであり得る。第2の電極の円錐台形状の開口311及び第3の電極の円錐台形状の開口317は、破線320(これは様々な開口の中心を通る線に平行であり得る)に対して、それぞれ15°〜60°及び15°〜60°の角度を付けられ得る。第2の電極の円錐台形状の開口311及び第3の電極の円錐台形状の開口317の深さは、0.1mmまでの全ての値及びその間の範囲を含む0.3mm〜2.0mmであり得る。第2の電極の円錐台形状の開口311及び第3の電極の円錐台形状の開口317の寸法及び角度は、源の先端から発せられた一次電子が、もし先端が位置ずれしていたとしても、それらの開口の表面に衝突しないように選択され得る。一次ビーム電子は、第1の電極301の開口表面に衝突して二次電子を生成し得る。これらの二次電子は、第2の電極302によって跳ね返されるか又は引出されることができる。電極の間の電位差が約100ボルト程度と低いので、第2の電極の円錐台形状の開口311及び第3の電極の円錐台形状の開口317に対する他の寸法が可能である。例えば、寸法は10μm〜50μmの間の値によって変化し得る。
湾曲したエッジ312及び第2の湾曲したエッジ318の半径は、10μm〜50μmであり得る。これらの寸法は、第2の電極302及び第3の電極303における場が比較的小さくなることができるので、可能になり得る。第2の電極302及び第3の電極303にて電子ビームに露出される表面積を最小化することは、あまり気にしなくてもよいかもしれない。これは、引出し器システム300が、二次電子の生成を最小化することよりも、二次電子を跳ね返すか又はトラップすることに依存し得るからである。第1の電極における湾曲したエッジの半径もまた、10μm〜50μmであり得る。他の半径が可能である。
サプレッサが、第2の電極302の反対側で第1の電極301に隣接するが離れて配置されることができる。
図6の引出し器システム305は、走査形電子顕微鏡又はその他の電子ビームを使用する装置にて使用されることができる。引出し器システム305は、電子放出システムを再設計することなく、現存するシステムに組み込まれることができる。
二次電子のインパクトは、図1〜5に開示された実施形態を使用して、さらに最小化されることができる。例えば、引出し器又は引出し器システムと引き続く電極(例えば引出し器の下流の電極)との間の距離が最小化されることができる。これにより、引き続く電極までの一次電子ビームの移動距離が短くなり、一次電子ビームは、電極間のより高い加速のために、より速く移動する。一次電子ビームの移動時間が、二次電子との相互作用時間と共に減少される。しかし、電極間の距離がより短いと、電極間の最大の実質的な電圧差が低減されることがあって、それゆえに電子源の最大使用可能電圧が低減されることがある。加えて、ビーム電流の全範囲が低減され得る。距離の最小化は、様々な用途に対して適用可能であり得る。
引出し器又は引出し器システムは、二次電子の生成をさらに最小化するように、炭素のような二次電子の歩留りが低い材料でコーティングされ得る。
ここで開示された引出し器の実施形態は、他の技法が可能であるが、マイクロマシン加工(例えばドリル加工)によって製造されることができる。
ここで開示された実施形態は、一次及び二次電子の間の相互作用時間が最大である磁気レンズを有する電子源にて使用されることができる。例えば、電子源は磁気侵襲レンズを含み得る。
ここで開示された実施形態は、電子源の一部として具現化され得る。電子源は、電子エミッタにおける高い温度及び高い静電場を有するショットキー放出モードで動作することができる。引出し器又は引出し器システムは、エミッタにおいて静電場を生成することができて、エミッタからの電子放出及びエミッタから離れていく電子ビームの加速の両方を生じさせる。磁気レンズは、一次電子ビームが電子源を通って移動する際に、一次電子ビームをフォーカスすることができる。引出し器又は引出し器システムの特に側壁における最適化された設計で、二次電子生成が最小化されて、一次ビームが乱されない。これは、電子ビーム検査及びレビューのための高性能電子源を可能にすることができる。そのような電子源は、広範囲のビームエネルギー及び電流に渡って非常に小さいスポットサイズ(例えば1〜2μmほどの小ささ)に電子ビームを送達する必要があり得る。二次電子生成が最小化されなければ、ビームスポットサイズ、ビームエネルギー範囲、又はビーム電流範囲の困難なトレードオフが許容される必要があり得る。
ここで開示された実施形態は、図7のシステム400のようなシステムに含まれ得るか又はそこで動作し得る。システム400は出力獲得サブシステムを含み、これが少なくともエネルギー源及び検出器を含む。出力獲得サブシステムは電子ベースの出力獲得サブシステムであり得る。例えば、一つの実施形態では、ウエハ404に向けられるエネルギーは電子を含み、ウエハ404から検出されるエネルギーは電子を含む。このようにして、エネルギー源は電子ビーム源402であり得て、これは、ここで開示されたような引出し器又は引出し器システムに含まれるか又はそれに結合されることができる。図7に示されている一つのそのような実施形態においては、出力獲得サブシステムは電子光学カラム401を含み、これがコンピュータサブシステム407に結合されている。
やはり図7に示されているように、電子光学カラム401は、一つ又はそれ以上の素子403によってウエハ404にフォーカスされる電子を生成するように構成された電子ビーム源402を含む。電子ビーム源402はエミッタを含み得て、一つ又はそれ以上の素子403は、例えば、ガンレンズ、アノード、ビーム制限開口、ゲートバルブ、ビーム電流選択開口、対物レンズ、及び/又は走査サブシステムを含み得る。電子カラム401は当該技術で既知の任意の他の適切な素子を含み得る。一つの電子ビーム源402のみが描かれているが、システム400は複数の電子ビーム源402を含み得る。
ウエハ404から戻ってきた電子(例えば二次電子)は、一つ又はそれ以上の素子405によって検出器406にフォーカスされる。一つ又はそれ以上の素子405は、例えば走査サブシステムを含み得て、これは、要素(単数又は複数)403に含まれる同じ走査サブシステムであり得る。電子カラム401は、当該技術で既知の任意の他の適切な素子を含み得る。
図7にて、電子カラム401は、電子がウエハ404に斜めの入射角度で向けられて且つウエハから他の斜めの角度で散乱されるように示されているが、電子ビームが任意の適切な角度でウエハに向けられ且つウエハから散乱され得ることを理解されたい。加えて、電子ビームベースの出力獲得サブシステムは、複数のモード(例えば、異なる照射角度、収集角度、など)を使用してウエハ404のイメージを生成するように構成され得る。電子ビームベースの出力獲得サブシステムの複数のモードは、出力獲得サブシステムの任意のイメージ生成パラメータが異なっていてもよい。
コンピュータサブシステム407は、検出器406と電子的に通信し得る。検出器406は、ウエハ404の表面から戻ってきた電子を検出し得て、それによってウエハ404の電子ビームイメージを形成する。電子ビームイメージは、任意の適切な電子ビームイメージを含み得る。コンピュータサブシステム407は、検出器406の出力及び/又は電子ビームイメージを使用する他の機能又は付加的なステップを実行するように構成され得る。
図7が電子ビームベースの出力獲得サブシステムの構成を一般的に描くためにここに提供されていることに留意されたい。ここに記述された電子ビームベースの出力獲得サブシステムの構成は、商用の出力獲得システムを設計するときに普通に実行されるように、出力獲得サブシステムの性能を最適化するために変更され得る。加えて、ここで記述されたシステムは、現存しているシステムを使用して(例えば、ここで記述された機能性を現存しているシステムに追加することによって)、具現化され得る。いくつかのそのようなシステムに対して、ここで記述された方法は、システムのオプションの機能性として(例えば、システムの他の機能性に加えて)、提供され得る。
一つの実施形態では、システム400は検査システムである。例えば、ここで記述された電子ビーム出力獲得サブシステムは、検査システムとして構成され得る。他の実施形態では、システム400は欠陥レビューシステムである。例えば、ここで記述された電子ビーム出力獲得サブシステムは、欠陥レビューシステムとして構成され得る。さらなる実施形態では、システム400は計測システムである。例えば、ここで記述された電子ビーム出力獲得サブシステムは、計測システムとして構成され得る。特に、ここで記述され且つ図7に描かれたシステム400の実施形態は、それらが使用される用途に依存して異なるイメージング能力を提供するように、一つ又はそれ以上のパラメータにおいて改変され得る。一つのそのような例では、図7に示されたシステム400は、検査のためよりも欠陥レビュー又は計測のために使用されるならば、より高い解像度を有するように構成され得る。言い換えると、図7に示されたシステム400の実施形態は、システム400に対するいくつかの一般的で様々な構成を記述しており、それらは、異なる用途に対して少なからず適した異なるイメージング能力を有する出力獲得サブシステムを作り出すように、数多くのやり方で調整されることができる。
特に、ここで記述された実施形態は、コンピュータノード又はコンピュータクラスタ上にインストールされ得て、それらは、電子ビーム検査器又は欠陥レビューツール、マスク検査器、仮想検査器、又はその他の装置のような出力獲得サブシステムの一つの構成要素であるか又はそれに結合されている。このようにして、ここで記述された実施形態は、様々な用途のために使用されることができる出力を生成し得て、それは、ウエハ検査、マスク検査、電子ビーム検査及びレビュー、計測、又はその他の用途を含むが、それらに限られるものではない。図7に示されたシステム400の特性は、出力生成対象の試料に依存して、上述のように改変されることができる。
方法のステップの各々は、ここで記述されたように実行され得る。方法はまた、ここで記述されたコントローラ及び/あるいはコンピュータサブシステム(単数又は複数)又はシステム(単数又は複数)によって実行されることができる任意の他のステップ(単数又は複数)も含み得る。ステップは一つ又はそれ以上のコンピュータシステムによって実行されることができて、それは、ここで記述された実施形態のいずれかに従って構成され得る。加えて、上述された方法は、ここで記述されたシステム実施形態のいずれかによって実行され得る。
本開示が一つ又はそれ以上の特定の実施形態に関して記述されてきたが、本開示の他の実施形態が、本開示の範囲から逸脱すること無く、なされ得ることを理解されたい。これより、本開示は、添付の特許請求項及びその合理的な解釈によってのみ制限されると考えられる。

Claims (20)

  1. 第1の表面と第1の表面の反対側の第2の表面とを有する引出し器を備える装置であって、
    前記引出し器は、前記第1の表面と前記第2の表面との間に円錐台形状の開口を規定する側壁を有しており、前記円錐台形状の開口は前記第1の表面から前記第2の表面まで広がっており、前記円錐台形状の開口の側壁は湾曲したエッジで前記第1の表面と会合し、前記湾曲したエッジは5μm〜50μmの半径を有する、装置。
  2. さらにエミッタを備えており、前記引出し器が電子ビームの方向に関して前記エミッタの下流に位置されている、請求項1に記載の装置。
  3. 前記引出し器が前記エミッタに静電場を生成するように構成され、それによって電子の放出及び加速を生じさせる、請求項2に記載の装置。
  4. 記引出し器の前記第1の表面の中心に前記開口がある、請求項1に記載の装置。
  5. 前記側壁が角度を有するエッジで前記第2の表面と会合する、請求項1に記載の装置。
  6. 前記側壁が前記円錐台形状の開口の中心に対して5°〜75°の角度を有する、請求項1に記載の装置。
  7. 前記円錐台形状の開口が100μm〜500μmの直径を有する、請求項1に記載の装置。
  8. 前記円錐台形状の開口が0.3mm〜2.0mmの深さを有する、請求項1に記載の装置。
  9. 前記引出し器が磁気レンズの一部である、請求項1に記載の装置。
  10. 前記側壁が第1のセクション及び第2のセクションを規定し、前記第1のセクションが前記円錐台形状の開口に対応し、前記第2のセクションが前記円錐台形状の開口よりも大きな割合で広がる第2の円錐台形状の開口を規定し、前記第2のセクションが前記第1のセクションの上に配置されて前記第2の表面に会合する、請求項1に記載の装置。
  11. 前記側壁が炭素でコーティングされている、請求項1に記載の装置。
  12. 請求項1の装置を含む走査形電子顕微鏡。
  13. 電子エミッタを含む電子源と、
    第1の表面と前記第1の表面の反対側の第2の表面とを有する引出し器と、
    を備える電子ビームシステムであって、
    前記引出し器は、前記第1の表面と前記第2の表面との間に円錐台形状の開口を規定する側壁を有しており、前記円錐台形状の開口は前記第1の表面から前記第2の表面まで広がっており、前記円錐台形状の開口の側壁は湾曲したエッジで前記第1の表面と会合し、前記湾曲したエッジは5μm〜50μmの半径を有する、電子ビームシステム。
  14. 前記電子源がショットキー放出モードで動作するように構成されている、請求項13に記載の電子ビームシステム。
  15. 前記引出し器が磁気レンズの一部である、請求項13に記載の電子ビームシステム。
  16. 第1の表面と、第2の表面と、前記第1の表面と前記第2の表面との間に円筒形状の開口を規定する側壁と、を有する第1の電極と、
    前記第1の電極に隣接しているが離れて配置されている第2の電極であって、第2の電極の第1の表面と、前記第2の電極の第1の表面の反対側の第2の電極の第2の表面とを有し、前記第2の電極の第1の表面と前記第2の電極の第2の表面との間に第2の電極の円錐台形状の開口を規定する第2の電極の側壁を有し、前記第2の電極の円錐台形状の開口が前記第2の電極の第1の表面から前記第2の電極の第2の表面まで広がっており、前記第2の電極の円錐台形状の開口の前記第2の電極の側壁は湾曲したエッジで前記第2の電極の第1の表面に会合する、第2の電極と、
    前記第2の電極に隣接しているが離れて配置されている第3の電極であって、第3の電極の第1の表面と、前記第3の電極の第1の表面の反対側の第3の電極の第2の表面とを有し、前記第3の電極の第1の表面と前記第3の電極の第2の表面との間に第3の電極の円錐台形状の開口を規定する第3の電極の側壁を有し、前記第3の電極の円錐台形状の開口は前記第3の電極の第1の表面から前記第3の電極の第2の表面まで広がっており、前記第3の電極の円錐台形状の開口の前記第3の電極の側壁は第2の湾曲したエッジで前記第3の電極の第1の表面に会合する、第3の電極と、
    を備える、引出しシステム。
  17. 前記第1の電極及び前記第3の電極が両方とも第1の電圧でバイアスされ、前記第2の電極が前記第1の電圧とは異なる第2の電圧でバイアスされる、請求項16に記載の引出しシステム。
  18. 前記第1の電極の円筒形状の開口が第1の直径を有し、前記第2の電極の前記第2の電極の円錐台形状の開口が、前記第2の電極の第1の表面にて第2の直径を且つ前記第2の電極の第2の表面にて第3の直径を有し、前記第3の電極の前記第3の電極の円錐台形状の開口が、前記第3の電極の第1の表面にて第4の直径を且つ前記第3の電極の第2の表面にて第5の直径を有し、前記第1の直径と前記第2の直径とが等しく、前記第3の直径と前記第4の直径とが等しい、請求項16に記載の引出しシステム。
  19. 前記第2の電極とは反対側で前記第1の電極に隣接しているが離れて配置されているサプレッサをさらに備える、請求項16に記載の引出しシステム。
  20. 請求項16に記載の引出しシステムを含む走査形電子顕微鏡。
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