JP6944196B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置に関し、特に、移動体を撮像し、画素ずれを補正する撮像装置の技術に関する。
近年、画像を取得して、その取得した画像を補正する画像処理装置が開発されている。例えば、画像処理装置によっては、ラインセンサを備えており、そのラインセンサを用いて画像を取得する。
その際、画像処理装置は、ラインセンサで取得した画像に画素ずれや色ずれ等を生じることがある。そこで、例えば、その取得した画像を所定の条件によって補正する画像処理装置が提案されている(特許文献1参照)。
また、ラインセンサが移動体に載置され、その移動体が移動するとともに、ライセンサによって被検査物を撮影する装置も開示されている。この装置は、ラインセンサで撮像した撮像データから、被検査物の異常個所の有無を判断する画像処理装置を構成している(特許文献2参照)。
特開2009−189012号公報 特開2010−223753号公報
例えば、撮像装置や画像処理装置により画像を取得する場合、一般的には、ある撮像時点において、同時に、赤色(R)、緑色(G)及び青色(B)の3色により画像を撮像する。そして、撮像装置や画像処理装置は、その同時に撮像された、赤(R)、緑色(G)、青色(B)の画像のずれを補正する。
ここで、従来の画像処理装置や撮像装置では、撮像時のタイミングが異なる場合には、その撮像された撮像画像のずれを補正することは行われていなかった。そのため、画像処理装置や撮像装置では、ある撮像時点において同時に、赤色(R)、緑色(G)及び青色(B)を撮像した場合のみ撮像画像を補正することができ、撮像時のタイミングが異なる場合には、画像のずれを補正することができなかった。
そこで、本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、撮像時のタイミングに関わらず、撮像された画素のずれを算出して、高精細な撮像画像を生成することができる、撮像装置を提供することを主目的とする。
本発明者は、上述の目的を解決するために鋭意研究を行った結果、撮像される画素のずれを算出して、高精細な撮像画像を生成することに成功し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明では、移動体の速度に関する速度情報を取得するセンサと、
前記センサから前記速度情報を取得して、前記移動体を撮像する開始時間を示すトリガ信号を生成するトリガ信号生成部と、
前記トリガ信号生成部によって生成された前記トリガ信号に基づいて、前記移動体を2以上のラインセンサのそれぞれのラインセンサにより撮像する撮像部と、
前記トリガ信号生成部によって生成された前記トリガ信号が立ち上がる時間から、前記2以上のラインセンサのそれぞれのラインセンサが、前記移動体を撮像開始するまでの時間、及び前記2以上のラインセンサのそれぞれのラインセンサが前記移動体の移動方向に沿って配置され1又は2以上の前記ラインセンサ間の距離の少なくともいずれかを算出する算出部と、
前記算出部によって算出された、前記2以上のラインセンサのそれぞれのラインセンサが前記移動体を撮像開始するまでの時間、及び前記1のラインセンサ間の距離又は前記2以上のラインセンサ間のそれぞれの距離に基づいて、前記2以上のラインセンサのそれぞれのラインセンサによって撮像された前記移動体の撮像画素が一致するように補正する画素補正部と、を備える、撮像装置を提供する。
本発明によれば、撮像時のタイミングに関わらず、撮像される画素のずれを算出して、高精細な撮像画像を生成することができる。なお、本発明の効果は、必ずしも上記の効果に限定されるものではなく、本発明に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本発明に係る第1の実施形態の撮像装置のハードウェアブロック図である。 本発明に係る第1の実施形態の撮像装置の機能ブロック図である。 本発明を適用した第1の実施形態の処理回路において、画素補正部が補正する時間的な画素のずれを算出する説明図である。 本発明に係る第1の実施形態の処理回路において、画素補正部が補正する空間的な画素のずれ量を算出する説明図である。 本発明に係る第1の実施形態の撮像装置の動作を示すフローチャートである。 本発明に係る第1の実施形態の撮像装置が移動体を撮像している状態を示す説明図である。 本発明に係る第1の実施形態の撮像装置のラインセンサが、移動体を撮像したときの撮像画素を示す説明図である。 本発明に係る第1の実施形態の撮像装置の画素補正部が、撮像された移動体の撮像画素が一致するように補正する一例を示した説明図である。 本発明に係る第1の実施形態の撮像装置のディスプレイが表示する、移動体の撮像画素を補正した撮像画像を示した説明図である。 本発明に係る第1の実施形態の撮像装置のディスプレイが表示する、移動体の撮像画素を補正しなかった場合の撮像画像を示した説明図である。 本発明に係る第2の実施形態の撮像装置の機能ブロック図である。
以下、本発明を実施するための好適な形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の代表的な実施形態の一例を示したものであり、これにより本発明の範囲が狭く解釈されることはない。
<1.第1の実施形態(撮像装置の例1)>
図1に、本発明に係る第1の実施形態の撮像装置100のハードウェアブロック図を示す。図1は、本発明に係る第1の実施形態の撮像装置100のハードウェアブロック図である。
[構成]
第1の実施形態の撮像装置100は、センサ10、撮像部20、処理回路30、記憶回路40、入力回路50、ディスプレイ60、画像記憶回路70及び内部バス80を備えて構成されている。
センサ10は、移動体の速度に関する速度情報を取得する機能を有している。ここで、移動体とは、例えば、生産工場や組立工場に設けられているベルトコンベアに載置された物体をいう。このような物体は、ベルトコンベアで搬送されることにより、移動体として扱うことができる。センサ10は、例えば、ロータリーエンコーダで構成することができる。センサ10をロータリーエンコーダで構成した場合、センサ10は、速度情報として、移動体が搬送される速度に関する情報を取得する。なお、センサ10は、速度情報を取得することができればよく、例えば、ドップラー効果を利用したスピードガンによって速度情報を取得してもよい。また、図1では、センサ10は、撮像装置100の内部に設けられているが、第1の実施形態の一例であり、例えば、撮像装置100の外部に設けられていても良い。
撮像部20は、移動体を撮像する撮像部である。撮像部20は、光電変換することにより、画像情報を1次元的に読み取り、アナログ信号に変換して時系列で出力する固体撮像デバイスである。撮像部20は、2以上のラインセンサで構成することができ、例えば、CCD(Charge Coupled Device)ラインセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)ラインセンサによって構成される。なお、2以上のラインセンサには、同一の色フィルタを有する複数のラインセンサも含まれ、同一の色フィルタが複数設けられていてもよい。また、撮像部20は、トライリニアセンサで構成することができる。
トライリニアセンサとは、ラインセンサが3列に並んでおり、そのラインセンサの列毎に、赤(R)、緑(G)、及び青(G)のうち何れかのフィルタを備えるセンサである。ここで、赤(R)のフィルタを有するラインセンサをラインセンサRとし、緑(G)のフィルタを有するラインセンサをラインセンサGとし、青(G)のフィルタを有するラインセンサをラインセンサBとする。撮像部20は、ラインセンサを、例えば、二列、三列又は四列と、複数列配列することができ、列の数には限定されるものではない。なお、好ましくは、撮像部20は、ラインセンサR、ラインセンサG及びラインセンサBの3色を有していることが望ましい。
撮像部20は、トライリニアセンサに限定されるものではなく、例えば、ラインセンサとプリズムとでも適用可能である。この場合、フィルタの代わりにプリズムを適用することができ、撮像部20は、入射光をプリズムで3色に分解して、それぞれで分解された光を2以上のラインセンサで検知する。また撮像部20は、移動体を撮像するためのレンズも備えている。
処理回路30は、プログラムをメモリ(記憶回路40)から読み出し、実行することにより、プログラムに対応する機能を実現するプロセッサである。具体的には、処理回路30(プロセッサ)は、読み出したプログラムを実行することによって、トリガ信号生成部31、算出部32及び画素補正部33の機能を実現する。
図2に、処理回路30がプログラムを実行することにより実現する各機能を、より詳細に示す。図2は、本発明に係る第1の実施形態の撮像装置100の機能ブロック図である。
図2に示すように、処理回路30は、トリガ信号生成部31、算出部32及び画素補正部33を備えている。
トリガ信号生成部31は、センサ10から速度情報を取得して、移動体を撮像する開始時間を示すトリガ信号を生成する。
算出部32は、トリガ信号生成部31によって生成されたトリガ信号が立ち上がる時間から、2以上のラインセンサ(ラインセンサR、ラインセンサG及びラインセンサB)のそれぞれのラインセンサが、移動体を撮像開始するまでの時間、及び2以上のラインセンサ(ラインセンサR、ラインセンサG及びラインセンサB)のそれぞれのラインセンサが移動体の移動方向に沿って配置され1又は2以上のラインセンサ間の距離の少なくともいずれかを算出する。
画素補正部33は、算出部32によって算出された、2以上のラインセンサ(ラインセンサR、ラインセンサG及びラインセンサB)のそれぞれのラインセンサが移動体を撮像開始するまでの時間、及び1のラインセンサ間の距離又は2以上のラインセンサ間のそれぞれの距離に基づいて、2以上のラインセンサ(ラインセンサR、ラインセンサG及びラインセンサB)のそれぞれのラインセンサによって撮像された移動体の撮像画素が一致するように補正する。この場合、例えば、画素補正部33は、ラインセンサRとラインセンサGとの間の距離と、ラインセンサGとラインセンサBとの間の距離とに基づいて、ラインセンサR、ラインセンサG及びラインセンサBのそれぞれによって撮像された移動体の撮像画素が一致するように補正する。
ここで、画素補正部33が行う補正について、詳細に説明する。図3に、画素補正部33が補正する時間的な画素のずれを示す。図3は、第1の実施形態の処理回路30の画素補正部33が補正する時間的な画素のずれを示した説明図である。また、図4に、画素補正部33が補正する空間的な画素のずれを示す。図4は、第1の実施形態の処理回路30の画素補正部33が補正する空間的な画素のずれを示した説明図である。
図3では、トリガ信号生成部31によって生成されたトリガ信号と、センサ10に設けられたラインセンサR、ラインセンサG及びラインセンサB(図4参照)が露光する露光期間を示すタイミング信号とを示している。
トリガ信号TRGは、トリガ信号生成部31によって生成される。タイミング信号ENRは、ラインセンサRの露光時間を示している。タイミング信号ENGは、ラインセンサGの露光時間を示している。タイミング信号ENBは、ラインセンサBの露光時間を示している。タイミング信号ENR、タイミング信号ENB、タイミング信号ENGは、いずれも“H”の期間、露光するようになっており、“H”の立ち上がりで露光を開始する。
タイミング信号ENR、タイミング信号ENG及びタイミング信号ENBは、トリガ信号生成部31で生成されたトリガ信号TRGが撮像部20に入力され、そのトリガ信号TRGに対し、露光開始時間がずれている。例えば、タイミング信号ENRは、トリガ信号TRGに対し、3E[s]遅れている。また、タイミング信号ENGは、タイミング信号ENRに対し、E[s]遅れている。また、タイミング信号ENBは、タイミング信号ENBに対し、E[s]遅れている。
ここで、トリガ信号の1周期は、ラインセンサR、ラインセンサG及びラインセンサB上で撮像画素が1ピクセル分移動する周期とする。また、ラインセンサR、ラインセンサG及びラインセンサB上の像の移動速度をv[m/s]、センサの1画素のサイズをs[m]、ラインセンサRとラインセンサGの間、ラインセンサGとラインセンサRの間の間隔をs[m]とする。
まず、ラインセンサRの時間的なずれは、ラインセンサGの露光開始時間を基準とすると、−Ev/s[画素]となる。
また、ラインセンサBの時間的なずれは、ラインセンサGの露光開始時間を基準とすると、Ev/s[画素]となる。
次に、図4では、センサ10に設けられるラインセンサR、ラインセンサG及びラインセンサBを示している。方向Sは、移動体が動く移動方向を示している。また、ラインセンサRとラインセンサGの中心間の距離と、ラインセンサGとラインセンサRの中心間の距離は、それぞれ2[画素]とする。
これにより、図3に示す時間的な画素ずれと、図4に示す空間的な画素ずれとを考慮すると、ラインセンサGで撮像される撮像画素に対する、ラインセンサRで撮像される撮像画素のずれは、(−Ev/s−2)[画素]となる。
また、ラインセンサGで撮像される撮像画素に対するラインセンサBで撮像される撮像画素のずれは、(Ev/s+2)[画素]となる。
これにより、処理回路30の画素補正部33は、ラインセンサRで撮像された撮像画素を、(−Ev/s−2)画素分ずらし、ランセンサGで撮像された撮像画素に合成する。同様に、処理回路30の画素補正部33は、ラインセンサBで撮像された撮像画素を、(Ev/s+2)画素分ずらし、ランセンサGで撮像された撮像画素に合成する。
このように、処理回路30の画素補正部33は、ラインセンサR、ラインセンサG及びラインセンサBで撮像された撮像画素のうち、ラインセンサRとラインセンサBで撮像された撮像画素を補正することにより、移動体の撮像画素が一致するように補正する。
なお、処理回路30を構成するプロセッサという文言は、例えば、専用又は汎用のCPU(Central Processing Unit)、或いは、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA)などの回路を意味する。
プロセッサは、メモリに保存された、もしくはプロセッサの回路内に直接組み込まれたプログラムを読み出し、実行することで各機能を実現する。プロセッサが複数設けられ場合、プログラムを記憶するメモリは、プロセッサごとに個別に設けられるものであっても構わないし、或いは、図1の記憶回路40が各プロセッサの機能に対応するプログラムを記憶するものであっても構わない。
入力回路50は、操作者によって操作が可能な操作ボタン、キーボード、ポインティングデバイス(マウスなど)などの入力デバイスからの信号を入力する回路であり、ここでは入力デバイス自体も入力回路50に含まれるものとする。この場合、操作に従った入力信号が、入力回路50から処理回路30に送られる。
ディスプレイ60は、撮像部20によって撮像された撮像画像を表示する機能を備える表示装置である。ディスプレイ60は、図示しない画像合成回路、VRAM(Video Random Access Memory)および画面等を含んでいる。画像合成回路は、処理回路30の画素補正部33で補正された画像を合成する。ディスプレイ60は、例えば、液晶ディスプレイで構成される。
記憶回路30は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びHDD(Hard Disk Drive)等を含む記憶装置により構成されている。記憶回路30は、IPL(Initial Program Loading)、BIOS(Basic Input/Output System)及びデータを記憶したり、処理回路30のワークメモリとして使用されたり、または、データを一時的に記憶する場合に用いられる。HDDは、撮像装置100にインストールされたプログラム(アプリケーションプログラムの他、OS(Operating System)等も含まれる。)やデータを記憶する記憶装置である。また、操作者に対するディスプレイ60への情報の表示にグラフィックを多用し、基礎的な操作を入力回路50によって行なうことができるGUI(Graphical User Interface)を、OSに提供することもできる。
画像記憶回路70は、例えば、処理回路30の画素補正部33で補正した撮像画素を記憶するようになっている。画像記憶回路70は、例えば、RAM、HDD等を含む記憶回路によって構成される。
内部バス80は、処理回路30によって撮像装置100が統括制御されるように、各構成要素に接続されている。内部バス260は、例えば、撮像装置100内で、データや信号を伝達するための回路により構成される。
[動作]
次に、図5に示すフローチャートを用いて、第1の実施形態の撮像装置100の動作について、詳しく説明する。
まず、撮像装置100は、電源が投入されると起動する。撮像装置100が起動すると、撮像装置100のセンサ10は、移動体の速度に関する速度情報を取得する(ステップS001)。センサ10は、ロータリーエンコーダで構成されており、移動体がベルトコンベアで搬送される速度に関する情報を取得する。
図6に、本発明に係る第1の実施形態の撮像装置が、移動体の速度に関する速度情報を取得する状態を示す。図6は、本発明に係る第1の実施形態の撮像装置が、移動体の速度に関する速度情報を取得する状態を示す説明図である。
図6に示すように、撮像装置100のセンサ10は、ベルトコンベアBCの回転軸に設けられ、ベルトコンベアBCの回転速度を取得する。
次に、撮像装置100の処理回路30のトリガ信号生成部31は、センサ10から回転速度を取得して、移動体Qを撮像する開始時間を示すトリガ信号を生成する(ステップS003)。
ここで、撮像部20のラインセンサR、ラインセンサG及びラインセンサBの1画素のサイズをs[m]、撮像部20のラインセンサR、ラインセンサG及びラインセンサB上の像と撮像対象ITの倍率をN、移動体Qの移動速度をV[m/s]、センサ10のロータリーエンコーダ1周の間に撮像対象の動く距離をR[m/round]、センサ10のロータリーエンコーダ1周に発生するパルス数をP[pulse/revolution]とする。
この場合、撮像部20のラインセンサR、ラインセンサG及びラインセンサB上での像の移動速度は、次式(1)で表される。
像の移動速度v = V/N[m/s] ・・・(1)
移動体Qが1秒間に進む間のロータリーエンコーダの回転数は、V/R[round]で表されるため、移動体Qが1秒間に進む間のロータリーエンコーダの出力パルス数は、次式(2)で表される。
出力パルス数 = P×V/R[pulse] ・・・(2)
そして、ロータリーエンコーダの出力1パルスあたりに進む撮像部20のラインセンサR、ラインセンサG及びラインセンサB上での像の移動量は、次式(3)で表される。
ラインセンサ上での像の移動量 = ((式1)/(式2))
=(V/N)/(P×V/R)=R/NP [m] ・・・(3)
式(3)により、移動体Qの移動量が撮像部20のラインセンサR、ラインセンサG及びラインセンサBの1画素のサイズと同じになれば、得られる画像は、アスペクト比が1の画像となる。
換言すれば、ラインセンサR、ラインセンサG及びラインセンサB上の像と撮像対象ITの倍率Nを1とした場合、トリガ信号の周期は、撮像部20のラインセンサR、ラインセンサG及びラインセンサB上で像が1ピクセル分だけ移動することになる。
次に、撮像部20は、トリガ信号生成部31によって生成されたトリガ信号に基づいて、移動体QをラインセンサR、ラインセンサG及びラインセンサBのそれぞれのラインセンサにより撮像する(ステップS005)。
図7に、本発明に係る第1の実施形態の撮像装置100のラインセンサR、ラインセンサG及びラインセンサBが、トリガ信号TRGに基づいて、移動体Qを撮像したときの撮像画素を示す。図7は、本発明に係る第1の実施形態の撮像装置100のラインセンサR、ラインセンサG及びラインセンサBが、移動体Qを撮像したときの撮像画素を示した説明図である。
撮像装置100の撮像部20のラインセンサR、ラインセンサG及びラインセンサBは、移動体Qが移動している状態を撮像するため(図4又は図6参照)、例えば、図7に示すように、撮像部20のラインセンサR、ラインセンサG及びラインセンサBによって撮像された撮像画素がトリガ信号TRGに同期にして1パルスずつずれている。ここで、移動体Qの先頭画像を数字の1とし、先頭から後方に1ずつ加算した数字の画像を撮像する場合、ラインセンサR、ラインセンサG及びラインセンサB間では、トリガ信号TRGによって撮像する度に、約1パルスずれた画像が撮像されることになる。
次に、処理回路30の算出部32は、トリガ信号生成部31によって生成されたトリガ信号TRGが立ち上がる時間から、3つのラインセンサ(ラインセンサR、ラインセンサG及びラインセンサB)のそれぞれのラインセンサR、ラインセンサG及びラインセンサBが移動体Qを撮像開始するまでの時間、及び2以上のラインセンサ(ラインセンサR、ラインセンサG及びラインセンサB)のそれぞれのラインセンサが移動体Qの移動方向Sに沿って配置され1又は2以上のラインセンサ(ラインセンサR、ラインセンサG及びラインセンサB)間の距離の少なくともいずれかを算出する(ステップS007)。
処理回路30の画素補正部33は、算出部32によって算出された、2以上のラインセンサ(ラインセンサR、ラインセンサG及びラインセンサB)のそれぞれのラインセンサR、ラインセンサG及びラインセンサBが移動体Qを撮像開始するまでの時間、及び1のラインセンサ間の距離又は2以上のラインセンサ間のそれぞれの距離に基づいて、2以上のラインセンサ(ラインセンサR、ラインセンサG及びラインセンサB)のそれぞれのラインセンサR、ラインセンサG及びラインセンサBによって撮像された移動体Qの撮像画素が一致するように補正する(ステップS009)。
図8に、本発明に係る第1の実施形態の撮像装置100の画素補正部33が、ラインセンサR、ラインセンサG及びラインセンサBによって撮像された移動体Qの撮像画素が一致するように補正する例を示す。図8は、本発明に係る第1の実施形態の撮像装置100の画素補正部33が、ラインセンサR、ラインセンサG及びラインセンサBによって撮像された移動体Qの撮像画素が一致するように補正する一例を示した説明図である。特に断りがない限り、「右」とは、図8中の右方向を意味し、「下」とは、図8中の下方向を意味するものとする。
画素補正部33は、例えば、図7に示した撮像画素を補正し、ラインセンサGで撮像した撮像画素に、ラインセンサRで撮像した撮像画素と、ラインセンサBで撮像した撮像画素とが一致するように補正する。
例えば、図8Aにおいて、画素補正部33は、ラインセンサRで撮像した撮像画素に対し、1パルス分の出力を遅らせる。具体的には、図8Bに示すように、ラインセンサRで撮像した撮像画素を右方向に1パルス分の出力を遅らせる。
また、図8Aにおいて、画素補正部33は、ラインセンサBで撮像した撮像画素に対し、1パルス分の出力を早める。具体的には、図8Bに示すように、ラインセンサBで撮像した撮像画素を左方向に1パルス分の出力を早める。
このように、画素補正部33は、ラインセンサR、ラインセンサG及びラインセンサB間の撮像画素のずれが一致するように補正する。
そして、画素補正部33は、補正後のデータを出力する(ステップS011)。画素補正部33は、補正後のデータを、例えば、ディスプレイ60に表示させたり、外部に転送するためのファイルとして出力する。なお、出力する先は、ディスプレイ60にも出力することができるが、ディスプレイ60に限定されず、例えば、画像記憶回路70や記憶回路40であってもよい。また、図示しない外部に接続されたディスプレイや記憶装置であってもよく、さらに、プリンタに補正後のデータを出力するようにしてもよい。
ここでは、撮像装置100は、ディスプレイ60を備えているため、画素補正部33で補正した撮像画素を表示する(ステップS013)。
図9に、本発明に係る第1の実施形態の撮像装置100のディスプレイ60が表示する、移動体Qの撮像画素を補正した撮像画像を示す。図9は、本発明に係る第1の実施形態の撮像装置100のディスプレイ60が表示する、移動体Qの撮像画素を補正した撮像画像を示した説明図である。
図9に示すように、拡大図Xは、図9中の丸印の部分を拡大させた部分拡大図である。図9の拡大図Xには、数字の表裏を反転させたものが表示されている。
図9の部分拡大図Xは、画素補正部33が、例えば、ラインセンサRで撮像した撮像画素に対し、1パルス分の出力を遅らせるとともに、ラインセンサBで撮像した撮像画素に対し、1パルス分の出力を早めるように補正している。これにより、撮像装置100のディスプレイ60は、図9の部分拡大図Xのように、画素ずれのない高精細な撮像画像を表示することができる。
これに対し、撮像装置100の画素補正部33で撮像画素に対し、補正をしなかった撮像画像について説明する。
図10に、本発明に係る第1の実施形態の撮像装置100のディスプレイ60が表示する、移動体Qの撮像画素を補正しなかった場合の撮像画像を示す。図10は、本発明に係る第1の実施形態の撮像装置100のディスプレイ60が表示する、移動体Qの撮像画素を補正しなかった場合の撮像画像を示した説明図である。
図10に示すように、拡大図Yは、図10中の丸印の部分を拡大させた部分拡大図である。図10の拡大図Yには、図9の拡大図Xと同様に、数字の表裏を反転させたものが表示されている。図10の部分拡大図Yは、画素補正部33が、撮像画素に対して補正を実行していないので、ラインセンサR、ラインセンサG及びラインセンサBで撮像した撮像画素に画素ずれが生じている。
このように、本発明に係る第1の実施形態の撮像装置100は、画素ずれを算出する算出部32と、撮像画素を補正する画素補正部33とを備えているので、ラインセンサR、ラインセンサG及びラインセンサBで撮像した撮像画素に対し、補正することができ、画素ずれのない高精細な撮像画像を表示させることができる。
以上説明したように、本発明に係る第1の実施形態の撮像装置100は、センサ10、撮像部20、トリガ信号生成部31、算出部32、及び画素補正部33を備えている。センサ10は、移動体Qの速度情報を取得する。トリガ信号生成部31は、移動体Qを撮像する開始時間を示すトリガ信号を生成する。撮像部20は、ラインセンサR、ラインセンサG及びラインセンサBにより撮像する。
算出部32は、トリガ信号が立ち上がる時間から、ラインセンサR、ラインセンサG及びラインセンサBが移動体Qを撮像開始するまでの時間、及び2以上のラインセンサ(ラインセンサR、ラインセンサG及びラインセンサB)のそれぞれのラインセンサが移動体Qの移動方向Sに沿って配置され1又は2以上のラインセンサ間の距離の少なくともいずれかを算出する。画素補正部33は、ラインセンサR、ラインセンサG及びラインセンサBが移動体Qを撮像開始するまでの時間、又は1のラインセンサ間の距離又は2以上のラインセンサ間のそれぞれの距離に基づいて、ラインセンサR、ラインセンサG及びラインセンサBによって撮像された移動Q体の撮像画素が一致するように補正する。
これにより、第1の実施形態の撮像装置100は、撮像時のタイミングに関わらず、撮像された画素のずれを算出して高精細な撮像画像を生成することができる。
<2.第2の実施形態(撮像装置の例2)>
本発明に係る第2の実施形態の撮像装置は、第1の実施形態の撮像装置に対し、トリガ信号生成部が、速度情報の変化に基づいて、トリガ信号を生成する、撮像装置である。第2の実施形態の撮像装置は、トリガ信号生成部が、センサから取得した速度情報が第1の閾値よりも高速の場合には、移動体を撮像開始する開始時間を分周してトリガ信号を生成し、センサから取得した速度情報が第2の閾値よりも低速の場合には、移動体を撮像開始する開始時間を逓倍してトリガ信号を生成する。
本発明に係る第2の実施形態の撮像装置よれば、トリガ信号生成部31が、速度情報の変化に基づいて、トリガ信号TRGを生成することができるので、例えば、ベルトコンベアBCで搬送される移動体Qの速度に応じて、撮像開始時間を変更することができる。これにより、第2の実施形態の撮像装置は、撮像時のタイミングに関わらず、撮像に適した撮像タイミングで移動体Qを撮像することができる。
ここで、図6に示す説明図を参照しながら、第2の実施形態の撮像装置について説明する。
例えば、ベルトコンベアBCで移動体Qが搬送される速度が、工場の稼働状況によって変動することが想定される。この場合、ロータリーエンコーダによって構成されるセンサ10は、移動体Qの速度情報の変化を取得する。
撮像装置100のトリガ信号生成部31は、ロータリーエンコーダの速度情報の変化に基づいて、トリガ信号TRGを生成するようになっているので、例えば、ベルトコンベアBCの回転速度が速くなった場合は、移動体Qが搬送される速度も速くなるため、トリガ信号の周期を短くする。一方、ベルトコンベアBCの回転速度が遅くなった場合は、移動体Qが搬送される速度も遅くなるため、トリガ信号の周期を長くする。
また、ベルトコンベアBCの回転方向が、方向Sの逆方向に回転した場合でも、センサ10は、方向Sの逆方向の速度情報を取得し、トリガ信号生成部31が、方向Sの逆方向の速度情報の変化に基づいて、トリガ信号TRGを生成することができる。
特に、本発明に係る第2の実施形態の撮像装置100は、センサ10から取得した速度情報が第1の閾値よりも高速の場合には、トリガ信号生成部31は、移動体Qを撮像開始する開始時間を分周してトリガ信号TRGを生成する。また、センサ10から取得した速度情報が第2の閾値よりも低速の場合には、トリガ信号生成部31が移動体Qを撮像開始する開始時間を逓倍してトリガ信号TRGを生成する。
例えば、撮像装置100の現在のベルトコンベアの回転速度を3000[r/min]とし、第1の閾値を5000[r/min]とする。移動体Qの回転速度が5000[r/min]よりも高速になった場合は、トリガ信号TRGを分周し、回転速度を2500[r/min]に落としてトリガ信号を生成する。また、例えば、第2の閾値を2000[r/min]とし、移動体Qの回転速度が2000[r/min]よりも低速になった場合、トリガ信号TRGを逓倍し、回転速度を4000[r/min]に早めたトリガ信号を生成する。
以上説明したように、本発明に係る第2の実施形態の撮像装置100によれば、ベルトコンベアBCで搬送される移動体Qの速度に応じて、トリガ信号の周期を変更することができるので、高精細な撮像画像を生成することができる。
<3.第3の実施形態(撮像装置の例3)>
本発明に係る第3の実施形態の撮像装置は、第1の実施形態の撮像装置に対し、画素補正部が、算出部によって算出された2以上のラインセンサのそれぞれのラインセンサが移動体を撮像開始するまでの時間を、移動体の撮像画素の距離に換算し、移動体の撮像画素が一致するように移動体の撮像画素の位置を補正する、撮像装置である。
例えば、図3において説明したように、本発明に係る第3の実施形態の撮像装置は、算出部32によって算出されたラインセンサR、ラインセンサG及びラインセンサBが移動体を撮像開始するまでの時間を、移動体の撮像画素の距離に換算する。そして、第3の実施形態の撮像装置は、移動体の撮像画素が一致するように移動体の撮像画素の位置を補正する。なお、第3の実施形態の撮像装置は、これに限定されるものではない。
例えば、図4において説明したように、本発明に係る第3の実施形態の撮像装置は、第1の実施形態の撮像装置100に対し、画素補正部33が、算出部32によって算出された1のラインセンサ間の距離又は2以上のラインセンサ間のそれぞれの距離を、移動体の撮像画素の距離に換算する。そして、第3の実施形態の撮像装置は、移動体の撮像画素が一致するように移動体の撮像画素の位置を補正する。
さらに、例えば、本発明に係る第3の実施形態の撮像装置は、図3で説明した内容と図4で説明した内容とを組み合わせ、画素補正部33が、算出部32によって算出された、ラインセンサR、ラインセンサG及びラインセンサBのそれぞれのラインセンサが移動体を撮像開始するまでの時間、及び1のラインセンサ間の距離又は2以上のラインセンサ間のそれぞれの距離を、1以上の移動体の撮像画素の距離に換算し、移動体の撮像画素が一致するように移動体の撮像画素の位置を補正する、撮像装置であってもよい。
第3の実施形態の撮像装置は、図1及び図2に示した第1の実施形態と同一の構成で、画素補正部33が、時間と速さと距離の関係を用いて、上述した3つの態様により移動体Qの撮像画素の位置を補正することができる。
本発明に係る第3の実施形態の撮像装置よれば、画素補正部33が、移動体の撮像画素の距離に換算し、移動体の撮像画素の位置を補正することができるので、高精細な撮像画像を生成することができる。
<4.第4の実施形態(撮像装置の例4)>
本発明に係る第4の実施形態の撮像装置は、第1の実施形態の撮像装置に対し、算出部によって算出された、2以上のラインセンサのそれぞれのラインセンサが移動体を撮像開始するまでの時間、及び1のラインセンサ間の距離又は2以上のラインセンサ間のそれぞれの距離に基づいて、2以上のラインセンサのそれぞれのラインセンサによって撮像される移動体の撮像画素が一致するように、ラインセンサが撮像開始する時間を補正する、撮像装置である。
本発明に係る第4の実施形態の撮像装置によれば、画素補正部が、2以上のラインセンサのそれぞれのラインセンサによって撮像される移動体の撮像画素が一致するように、ラインセンサが撮像開始する時間を補正するので、高精細な撮像画像を生成することができる。
図11に、本発明に係る第4の実施形態の撮像装置の機能ブロック図を示す。図11は、本発明に係る第4の実施形態の撮像装置の機能ブロック図である。なお、第1の実施形態と同一の構成については、同一の符号を付し、適宜、説明を省略する。
第4の実施形態の撮像装置101が第1の実施形態の撮像装置100と異なる点は、画素補正部33が、ラインセンサR、ラインセンサG及びラインセンサBが撮像開始する時間を補正する点である。
例えば、図3を用いて説明すると、第4の実施形態の撮像装置101の画素補正部33は、ラインセンサR、ラインセンサG及びラインセンサBが撮像開始する時間を補正するようになっている。
図3では、タイミング信号ENR、タイミング信号ENG、タイミング信号ENBは、トリガ信号生成部31で生成されたトリガ信号TRGが撮像部20に入力され、そのトリガ信号TRGに対し、露光開始時間がずれている。例えば、タイミング信号ENRは、トリガ信号TRGに対し、3E[s]遅れている。また、タイミング信号ENGは、タイミング信号ENRからE[s]遅れている。また、タイミング信号ENBは、タイミング信号ENBからE[s]遅れている。
第4の実施形態の撮像装置101の画素補正部33は、タイミング信号ENR、タイミング信号ENG、タイミング信号ENBの撮像タイミングのずれを補正する。ここでは、例えば、撮像タイミングを時間の代わりに画素を用いて補正する。具体的には、画素補正部33は、タイミング信号ENGを基準にして、タイミング信号ENRを1画素分遅らせて撮像開始させるとともに、タイミング信号ENBを1画素分早めて撮像させる。
なお、撮像タイミングをずらす値は、例えば、2画素分撮像開始時間を早めたり遅らせたりすることができる。また、この場合、撮像開始時間は、1画素単位に限定されるものではなく、例えば、0.2画素分遅れるように撮像開始時間を遅らせたり、0.3画素分早まるように撮像開始時間を早めたり、細かく刻むことができる。
本発明に係る第4の実施形態の撮像装置101よれば、撮像時間補正部34が、撮像部10を構成するラインセンサR、ラインセンサG及びラインセンサBのそれぞれのラインセンサが撮像開始する時間を、移動体の撮像画素が一致するように補正することができるので、高精細な撮像画像を生成することができる。
また、本発明に係る第1乃至第4の実施形態は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。例えば、第1乃至第4の実施形態は、それぞれ組み合わせて実施することができる。具体的には、第1の実施形態に第4の実施形態を適用することができ、また、第3の実施形態に第4の実施形態を適用することもできる。また、第2の実施形態を、第1の実施形態、第3の実施形態及び第4の実施形態に重畳適用することができる。
また、本明細書に記載された効果はあくまでも例示であって限定されるものではなく、また他の効果があってもよい。
例えば、第1乃至第4の実施形態では、撮像装置(撮像装置100、撮像装置101)は、ディスプレイ60、及び画像記憶回路70を備えて構成されていたが、本実施の形態は、これに限定されるものではない。例えば、撮像装置(撮像装置100、撮像装置101)は、ディスプレイ60、及び画像記憶回路70を有さず、有線や無線のネットワークを介して、別体のディスプレイや外部の画像記憶回路を備えるようにしてもよい。この場合、撮像装置は、画像記憶回路70に記憶させるべき撮像画像を、外部の画像記憶回路に記憶させたり、別体のディスプレイにその撮像画像を表示させることができる。
10 センサ
20 撮像部
30 処理回路
31 トリガ信号生成部
32 算出部
33 画素補正部
40 記憶回路
50 入力回路
60 ディスプレイ
70 画素記憶回路
100、101 撮像装置

Claims (9)

  1. 移動体の速度に関する速度情報を取得するセンサと、
    前記センサから前記速度情報を取得して、前記移動体を撮像する開始時間を示すトリガ信号を生成するトリガ信号生成部と、
    前記トリガ信号生成部によって生成された前記トリガ信号に基づいて、前記移動体をラインセンサR、ラインセンサG及びラインセンサBのそれぞれにより撮像する撮像部と、
    前記トリガ信号生成部によって生成された前記トリガ信号が立ち上がる時間から、前記ラインセンサR、前記ラインセンサG及び前記ラインセンサBのそれぞれが、前記移動体を撮像開始するまでの時間、及び前記ラインセンサR、前記ラインセンサG及び前記ラインセンサBが前記移動体の移動方向に沿って3列で配置されて、前記ラインセンサR、前記ラインセンサG及び前記ラインセンサBのうち、中央に配置されるラインセンサと、隣接する残りの2つのラインセンサとの間のそれぞれの距離を算出する算出部と、
    前記算出部によって算出された、前記ラインセンサR、前記ラインセンサG及び前記ラインセンサBのそれぞれが前記移動体を撮像開始するまでの時間、並びに前記中央に配置されるラインセンサと、前記隣接する残りの2つのラインセンサとの間のそれぞれの距離に基づいて、前記ラインセンサR、前記ラインセンサG及び前記ラインセンサBのそれぞれによって撮像された前記移動体の撮像画素が一致するように補正する画素補正部と、を備え、
    前記画素補正部が、前記隣接する残りの2つのラインセンサのうち一方のラインセンサで撮像された撮像画素を、下記の式(1−1)に示される画素分ずらし、前記中央に配置されるラインセンサで撮像された撮像画素に合成し、前記隣接する残りの2つのラインセンサのうち他方のラインセンサで撮像された撮像画素を、下記の式(1−2)に示される画素分ずらし、前記中央に配置されるラインセンサで撮像された撮像画素に合成する、撮像装置。
    Ev/s−A[画素]・・・・・・・・・(1−1)
    (該式(1−1)中、Eは、前記隣接する残りの2つのラインセンサのうち一方のラインセンサ及び前記中央に配置されるラインセンサのそれぞれが前記移動体を撮像開始するまでの時間の差(s:秒)であり、vは、前記移動体の移動速度(m/s:メートル毎秒)であり、sは、前記隣接する残りの2つのラインセンサのうち一方のラインセンサ及び前記中央に配置されるラインセンサのそれぞれが有する画素の画素サイズ(m:メートル)であり、Aは、前記隣接する残りの2つのラインセンサのうち一方のラインセンサと前記中央に配置されるラインセンサとの間の距離を画素数で表したものであり、A=2である。)
    Ev/s+A[画素]・・・・・・・・・(1−2)
    (該式(1−2)中、Eは、前記隣接する残りの2つのラインセンサのうち他方のラインセンサ及び前記中央に配置されるラインセンサのそれぞれが前記移動体を撮像開始するまでの時間の差(s:秒)であり、vは、前記移動体の移動速度(m/s:メートル毎秒)であり、sは、前記隣接する残りの2つのラインセンサのうち他方のラインセンサ及び前記中央に配置されるラインセンサのそれぞれが有する画素の画素サイズ(m:メートル)であり、Aは、前記隣接する残りの2つのラインセンサのうち他方のラインセンサと前記中央に配置されるラインセンサとの間の距離を画素数で表したものであり、A=2である。)
  2. 前記トリガ信号生成部が、
    前記速度情報の変化に基づいて、前記トリガ信号を生成する、請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記画素補正部が、
    前記算出部によって算出された前記ラインセンサR、前記ラインセンサG及び前記ラインセンサBのそれぞれが前記移動体を撮像開始するまでの時間を、前記移動体の撮像画素の距離に換算し、前記移動体の撮像画素が一致するように前記移動体の撮像画素の位置を補正する、請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記画素補正部が、
    前記算出部によって算出された前記中央に配置されるラインセンサと、前記隣接する残りの2つのラインセンサとの間のそれぞれの距離を、1以上の前記移動体の撮像画素の距離に換算し、前記移動体の撮像画素が一致するように前記移動体の撮像画素の位置を補正する、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記画素補正部が、
    前記算出部によって算出された、前記ラインセンサR、前記ラインセンサG及び前記ラインセンサBのそれぞれが前記移動体を撮像開始するまでの時間、及び前記中央に配置されるラインセンサと、前記隣接する残りの2つのラインセンサとの間のそれぞれの距離を、1以上の前記移動体の撮像画素の距離に換算し、前記移動体の撮像画素が一致するように前記移動体の撮像画素の位置を補正する、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記画素補正部が、
    前記算出部によって算出された、前記ラインセンサR、前記ラインセンサG及び前記ラインセンサBのそれぞれが前記移動体を撮像開始するまでの時間、及び前記中央に配置されるラインセンサと、前記隣接する残りの2つのラインセンサとの間のそれぞれの距離に基づいて、前記ラインセンサR、前記ラインセンサG及び前記ラインセンサBのそれぞれによって撮像される前記移動体の撮像画素が一致するように、前記ラインセンサR、前記ラインセンサG及び前記ラインセンサBのそれぞれが撮像開始する時間を補正する、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記センサがロータリーエンコーダで構成され、
    前記ロータリーエンコーダが、
    前記速度情報として、前記移動体が回転して搬送される回転速度に関する情報を取得する、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記ラインセンサが、
    トライリニアセンサで構成される、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記トリガ信号生成部が、
    前記センサから取得した前記速度情報が第1の閾値よりも高速の場合には、前記移動体を撮像開始する開始時間を分周して前記トリガ信号を生成し、
    前記センサから取得した前記速度情報が第2の閾値よりも低速の場合には、前記移動体を撮像開始する開始時間を逓倍して前記トリガ信号を生成する、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の撮像装置。
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