JP6943750B2 - コードクランプ - Google Patents

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    • H05K7/00Constructional details common to different types of electric apparatus

Description

本発明は、コードクランプに関する。
特許文献1〜特許文献3には、光ケーブルや電気ケーブルを保持するケーブルクランプ(保持具)が記載されている。
特開平09−135086号公報 意匠登録第0541515号公報 意匠登録第0951321号公報
コードを保持するクランプは、例えば、特許文献1〜特許文献3に記載のケーブルクランプのように、長手方向に並列し樹脂等で形成された二つの板部と、この二つの板部を接続するように樹脂等で形成された板部を有し、これらの板部に囲まれた部分にコード(ケーブル)を挿通する構造となっている。
ところが、上記板部のコード挿通方向と直交する方向(長手方向)の長さ(板部の高さ)を長くした場合、樹脂成型時に、コード挿通方向、及び、コード挿通方向と直交する方向(長手方向、或いは高さ方向)、と直交する第三の方向に上記二つの板部が折れやすくなり、コードの保持に支障をきたす虞がある。ここで、二つの板部が第三の方向に「折れ」るとは、第三の方向における板部同士の間隔が設計値からずれることを指す。
本発明は、長手方向に並列して形成される二つの板部を有するコードクランプにおいて、上記板部のコード挿通方向と直交する方向(長手方向、或いは高さ方向)の長さが長いコードクランプを樹脂成型する際に、コード挿通方向、及び、コード挿通方向と直交する方向(長手方向、或いは高さ方向)、と直交する第三の方向に上記二つの板部が折れにくいコードクランプを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るコードクランプは、
所定の間隔を空けて長手方向に並列して設けられた二つの板部と、前記二つの板部の長手方向の一端部同士を接続するように設けられたベース板部と、を備え、
前記二つの板部は、
前記二つの板部同士が向き合う側の面を内側面とし、前記内側面の反対側の面を外側面とした場合、前記二つの板部の間にコードを通すコード挿通方向と前記長手方向とからなる平面に対して交差する方向に面がずれてなる段差が、前記内側面および前記外側面にそれぞれ設けられており、
前記内側面の段差が設けられた前記コード挿通方向の位置と、前記外側面の段差が設けられた前記コード挿通方向の位置とが、所定の距離だけずれており、
前記所定の距離は、前記二つの板部の板厚以上かつ板厚の三倍以下である。
上記発明によれば、長手方向に並列して形成される二つの板部を有するコードクランプにおいて、上記板部のコード挿通方向と直交する方向(長手方向、或いは高さ方向)の長さが長いコードクランプを樹脂成型する際に、コード挿通方向、及び、コード挿通方向と直交する方向(長手方向、或いは高さ方向)、と直交する第三の方向に上記二つの板部が折れにくいコードクランプを提供することができる。
本発明の第一実施形態に係るコードクランプの外観を示す斜視図であり、蓋部を開状態とした場合の前下方から観察した斜視図である。 図1のコードクランプを後下方から観察した斜視図である。 図1のコードクランプの蓋部を閉状態とした場合の斜視図である。 図1のA−A線における断面図である。 図1のB−B線における断面図である。 図5の板部の断面図である。 板部における段差部分の構成を説明する模式図である。 板部における段差部分の好ましい構成を説明する模式図である。 ベース板部の取付部を説明する図である。 ラック(成端架)に取り付けられたコードクランプを示す図である。 コードクランプの比較例を示す図である。 本発明の第二実施形態に係るコードクランプの外観を示す斜視図であり、蓋部を開状態とした場合の前上方から観察した図である。 図12のコードクランプからガイド部構造体を外した本体部を前上方から観察した斜視図である。 図12のコードクランプのガイド部構造体を前上方から観察した斜視図である。
(本発明の実施形態の説明)
最初に本発明の実施態様を列記して説明する。
本発明の一態様に係るコードクランプは、
(1)所定の間隔を空けて長手方向に並列して設けられた二つの板部と、前記二つの板部の長手方向の一端部同士を接続するように設けられたベース板部と、を備え、
前記二つの板部は、
前記二つの板部同士が向き合う側の面を内側面とし、前記内側面の反対側の面を外側面とした場合、前記二つの板部の間にコードを通すコード挿通方向と前記長手方向とからなる平面に対して交差する方向に面がずれてなる段差が、前記内側面および前記外側面にそれぞれ設けられており、
前記内側面の段差が設けられた前記コード挿通方向の位置と、前記外側面の段差が設けられた前記コード挿通方向の位置とが、所定の距離だけずれており、
前記所定の距離は、前記二つの板部の板厚以上かつ板厚の三倍以下である。
上記構成によれば、板部の内側面の段差の位置と外側面の段差の位置とがコード挿通方向にずれている。そして、コード挿通方向に対する、上記両段差の距離が板部の板厚以上かつ板厚の3倍以下である。
これにより、コード挿通方向と直交する方向(長手方向、或いは高さ方向)の長さが長いコードクランプを樹脂成型する際に、コード挿通方向、及び、コード挿通方向と直交する方向(長手方向、或いは高さ方向)、と直交する第三の方向に上記二つの板部を折れにくくすることができる。
(2)前記ベース板部は、
一方の側面には、前記二つの板部の内側面の段差と連続するように段差が設けられ、
他方の側面には、前記二つの板部の外側面の段差と連続するように段差が設けられていてもよい。
上記構成によれば、二つの板部の段差とベース板部の段差とが連続して設けられているので、コード挿通方向と直交する方向(長手方向、或いは高さ方向)の長さが長いコードクランプを樹脂成型する際に、さらに確実に上記二つの板部を折れにくくすることができる。
(本発明の実施形態の詳細)
本発明の実施形態に係るコードクランプの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、各実施形態の図における、「左右方向」、「前後方向」、「上下方向」は、説明の便宜上、設定された相対的な方向である。
なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
(第一実施形態)
図1は、本発明の第一実施形態に係るコードクランプの外観を示す斜視図であり、蓋部を開状態とした場合の前下方から観察した図である。図2は、図1のコードクランプを後下方から観察した斜視図である。図3は、図1のコードクランプの蓋部を閉状態とした場合の斜視図である。
図1に示すように、コードクランプ1は、対向して配置される二つの板部2,3と、二つの板部2,3の一方の端部同士を接続するベース板部4と、同二つの板部2,3の他方の端部同士を接続可能な蓋部5と、を備えている。コードクランプ1は、例えば、成端処理されたコード(ケーブル)同士の接続部(コネクタ、アダプタ等)や、コード同士の融着接続部等が収納されたトレイと共にラック(成端架)に取り付けられ、トレイから引き出されるコードの位置を規制する。
板部2,3は、コードクランプ1の左右方向に所定の間隔を空けて図1における前後方向(長手方向)に並列して設けられている。板部2の側面には前後方向に延びる段差21が形成され、板部3の側面には前後方向に延びる段差31が形成されている(段差21,31については図4,図5で後述する)。
また、板部2,3の上端部には、コードクランプ1内に通されるコードを所定の方向へガイドするガイド部22,32がそれぞれ設けられている。ガイド部22,32は、コードをガイドする方向へ緩やかに同じ方向へ曲げられた円弧状に形成されており、ガイド部22,32は、例えば同じ曲率で曲げられている。なお、本実施形態では、ガイド部22,32を備えるコードクランプ1が示されているが、ガイド部22,32を備えていない構造のコードクランプであってもよい。
また、左側の板部3の前端部には、蓋部5の一部が係合可能な凹部33が形成されている。凹部33は、例えば、前方へ向けて開口を有する形状に形成されている。
ベース板部4は、二つの板部2,3の長手方向における後側の一端部同士を接続するように設けられている。ベース板部4の側面には、左右方向に延びる段差41が形成されている(段差41については図4,図5で後述する)。
また、ベース板部4の後側の側面には、コードクランプ1をラックに取り付けるための取付部42が設けられている(取付部42については図7で後述する)。
蓋部5は、二つの板部2,3の長手方向における上記ベース板部4が設けられている側とは反対側(図における前側)の一端部同士を接続可能に設けられている。蓋部5は、右側の板部2の前端部に連結されている。蓋部5は、板部2の前端部における上下方向を軸として回動可能に設けられている。蓋部5が回動することにより、板部2,3の前側の端部間が開状態(図1,図2参照)または閉状態(図3参照)になる。蓋部5の端部には凸部51が形成されており、この凸部51が板部3の凹部33に係合することで蓋部5が閉状態になるように構成されている。
コードクランプ1は、例えば、ポリカーボネート(PC)、ポリプロピレン(PP)、PCまたはPPにガラスファイバを添加したもの等で形成されている。
次に、図4〜図8を参照して、板部2,3の段差21,31について説明する。図4は、図1に示すコードクランプ1のA−A線における断面図である。図5は、同じくコードクランプ1のB−B線における断面図である。図6は、図5に示される板部2,3の断面図である。図7は、板部2における段差部分Cの構成を説明する模式図である。図8は、板部2における段差部分Cの好ましい構成を説明する模式図である。
ここで、二つの板部2,3において、板部2,3同士が向き合う側の面を内側面とし、板部2の内側面20a、板部3の内側面30aとする。また、内側面20a,30aの反対側の面を外側面とし、板部2の外側面20b、板部3の外側面30bとする。
板部2の段差21は、内側面20aおよび外側面20bにそれぞれ設けられている。また、板部3の段差31は、内側面30aおよび外側面30bにそれぞれ設けられている。段差21,31は、二つの板部2,3の間にコードを通すコード挿通方向(図における上下方向)と、板部2,3の長手方向(図における前後方向)と、からなる平面に対して交差する方向(図における左右方向)に面がずれることで形成されている。
板部2の内側面20aに形成されている段差21aは、内側面20aの長手方向(図における前後方向)に沿って設けられている。板部2の外側面20bに形成されている段差21bは、外側面20bの長手方向(図における前後方向)に沿って設けられている。同様に、板部3の内側面30aに形成されている段差31aは、内側面30aの長手方向(図における前後方向)に沿って設けられている。板部3の外側面30bに形成されている段差31bは、外側面30bの長手方向(図における前後方向)に沿って設けられている。
図6に示すように、板部2における内側面20aの段差21aが設けられているコード挿通方向の位置H1は、外側面20bの段差21bが設けられているコード挿通方向の位置H2に対して距離W1だけずれている。同様に、板部3における内側面30aの段差31aが設けられているコード挿通方向の位置H3は、外側面30bの段差31bが設けられているコード挿通方向の位置H4に対して距離W2だけずれている。ずれの距離W1,W2は、板部2,3の板厚T0(なお、本例では板部2,3の厚さは同じである。)の1倍以上から3倍以下になるように設定されている。
図6および図7に示すように、板部2のコード挿通方向(上下方向)の長さをL0とし、板部2の上端から段差21aまでの長さをL1、段差21bから板部2の下端までの長さをL2とすると、0.25≦L1/L0かつ0.25≦L2/L0になる範囲に段差21a,21bが設けられている。すなわち、段差部(段差21aの位置H1から段差21bの位置H2までの部分)は、板部2の上下方向において中央部分50%の範囲内に位置するように設けられている。なお、板部2の長さL0とは、ガイド部22を除いた部分の長さを意味する。
また、図7に示すように、段差21aの位置H1から段差21bの位置H2までの間の板部2の板厚T1は、段差21(21a,21b)の無い板部2の板厚T0より厚く形成されている。そして、段差21a,21bの大きさ(深さ)をDとすると、その大きさDは、0.2≦D/T0≦1.5になるように設定されている。すなわち、段差21a,21bが設けられている部分の板部2の板厚T1は、板厚T0の1.2倍以上から2.5倍以下になるように設定されている。
また、板部2の段差21a,21bは、例えば、図8に示すように、段差を形成する二つの角にRを付けた形状に形成されていることが好ましい。段差21a,21bの各々において、二つのR(曲面)の中心同士を結ぶ線Eと左右水平方向の線Fとで構成される段差部境界の角度θは、30度≦θ≦60度になるように設定されている。
なお、図7および図8には板部2についてのみ示しているが、板部3についても同様に板部3の長さL1,L2、段差31a,31bの大きさDおよび角度θが設定されている。また、上述した板部2,3では、段差21(21a,21b),31(31a,31b)の方向がガイド部22,32の曲がり方向と逆の左方向になるように形成されているが、例えば、ガイド部22,32の曲がり方向とは同じ右方向となるように形成されてもよい。
次に、図4および図5を参照して、ベース板部4の段差41について説明する。ベース板部4において、取付部42が設けられている側の側面(後側の面)を後側面40bとし、後側面40bの反対側の側面を前側面40aとする。
ベース板部4の段差41は、前側面40aおよび後側面40bにそれぞれ設けられている。段差41は、ベース板部4のコード挿通方向(図における上下方向)と、ベース板部4の左右方向と、からなる平面に対して交差する方向(図における前後方向)に面がずれることで形成されている。
ベース板部4の前側面40aに形成されている段差41aは、前側面40aの左右方向に沿って設けられている。ベース板部4の後側面40bに形成されている段差41bは、後側面40bの左右方向に沿って設けられている。また、段差41aは、板部2の内側面20aの段差21aおよび板部3の内側面30aの段差31aと連続するように設けられている。段差41bは、板部2の外側面20bの段差21bおよび板部3の外側面30bの段差31bと連続するように設けられている。
次に、図9を参照して、ベース板部4の取付部42について説明する。図9に示すように、ベース板部4の後側面40bには、2つの取付部42が左右方向に並んで設けられている。取付部42は、弾性変形可能な返し部44を有する突起43と、湾曲した形状を有し弾性変形可能な押え部45とで構成されている。ラック10に形成されている取付け孔11に取付部42の突起43を挿通させることにより、返し部44と押え部45との弾性でラック10が挟み付けられて、コードクランプ1はラック10に固定される。
図10は、ラック10に取り付けられたコードクランプ1によるコードクランプ列1a〜1iを示す。図10に示すように、ラック10には、トレイ15が上下方向に複数段積み重ねられて収容されている。各段のトレイ15からコード16が引き出され、引き出されたコード16がコードクランプ列1a〜1iの各コードクランプ1にクランプされている。図の見やすさのため、ここでは一部のトレイ15から引き出されている二本のコード16のみを示しているが、実際には、各段のトレイ15からそれぞれ多数のコードが引き出される。
コードクランプ列1a〜1iは、ラック10の例えば仕切り板17に、コード16が引きまわされる方向へ沿って取り付けられている。ラック10の最上部のコードクランプ列1e,1iには、ラック10上に設置されるケーブルガイド等(図示せず)へコードを配線する際の曲げ半径確保のため、ケーブルガイド等の方向(図10の例では、ラック10の奥行き方向)へ曲げられたガイド部22,32を備えた構造のコードクランプ1が取り付けられている。また、最上部以外には、ガイド部22,32が備えられていないこと以外はコードクランプ1と同様の構造のコードクランプが取り付けられている。
なお、高密度にコードを導出できるように、各段のコードクランプ列1a〜1iにおいて隣り合うコードクランプ同士を上下にずらした千鳥配置で並べるようにしてもよい。上記のように、最上部のコードクランプ列1e,1iは、ガイド部22,32を備えた構造のコードクランプ1が取り付けられているが、この最上部のコードクランプ列1e,1iを千鳥配置にした場合は、千鳥配置の下側のコードクランプの円弧状のガイド部22,32が隣の上側のコードクランプと干渉するため、コードクランプ列の間隔が広くなってしまう。このため、千鳥配置の下側のコードクランプはガイド部22,32を備えていない構造のコードクランプとし、上側のコードクランプはガイド部22,32を備えているコードクランプ1とすることが好ましい。
図11は、比較例のコードクランプの外観を示す斜視図であり、図1と同様に蓋部を開状態とした場合の前下方から観察した図である。図11に示すように、比較例のコードクランプ100は、板部102の外側面120bにリブ121が設けられ、板部103の外側面130bにリブ131が設けられている。リブ121,131が設けられている部分の板部102,103の板厚は、上述した実施形態に係るコードクランプ1における段差21(21a,21b)が設けられている部分の板部2の板厚T1と同じになるように形成されている。
このような構成のコードクランプ100と上述した実施形態に係るコードクランプ1とで樹脂成型時の板部の折れにくさを比較した。その結果、リブを設けたコードクランプ100では板部の折れ(板部同士の間隔の設計値からのずれ)が約1.3mmであったのに対して、段差を設けたコードクランプ1では板部の折れは約0.5mmに低減することができた。これは、リブを設ける構造よりも段差を設ける構造の方が、成型時に樹脂が流れやすく、成型後の残留応力を少なくすることができるためと考えられる。リブを設ける構造に残留応力が多いのは、リブを設けた部分で成型時に圧力の不均等が生じたため、およびリブが設けられている部分と設けられていない部分とで成形収縮率や圧力伝播が不均等になり冷却時間に差が生じたためと考えられる。
上記第一実施形態では、ガイド部を備えるコードクランプとして、ガイド部と板部が一体構造のコードクランプについて示したがこれに限られるものではない。例えば以下の第二実施形態で示すように、ガイド部を別体で形成し、ガイド部を備えていない構造のコードクランプに組み付けることも可能である。
(第二実施形態)
図12〜図14を参照して、本発明の第二実施形態に係るコードクランプについて説明する。なお、上記第一実施形態のコードクランプ1と同様の構成については同じ符号を付しその説明については適宜省略する。図12は、本発明の第二実施形態に係るコードクランプの外観を示す斜視図であり、蓋部を開状態とした場合の前上方から観察した斜視図である。図13は、図12のコードクランプからガイド部構造体を外した本体部を前上方から観察した斜視図である。図14は、図12のコードクランプのガイド部構造体を前上方から観察した斜視図である。
図12に示す第二実施形態のコードクランプ60は、図13に示す本体部70と、図14に示すガイド部構造体80とが、別体に構成されており、これらを組み付けることにより、コードクランプ60が形成される。
図13に示すように、本体部70は、第一実施形態のコードクランプ1と同様に、対向して配置される二つの板部2,3と、二つの板部2,3の一方の端部同士を接続するベース板部4と、同二つの板部2,3の他方の端部同士を接続可能な蓋部5と、を備えている。本体部70には、板部2,3の外側に突き出るようにして、本体部70の長手方向(前後方向)に沿ってガイド部嵌合部71,72がそれぞれ設けられている。ガイド部嵌合部71,72には、それぞれガイド部挿入溝73,74が上方に開口するように前後方向に沿って設けられている。
図14に示すように、ガイド部構造体80には、第一実施形態と同様にコードを所定の方向へガイドするガイド部22,32が設けられている。ガイド部22,32の後端部には、ガイド部22と32とを連結する連結部81が設けられている。ガイド部構造体80には、さらに、本体部70のガイド部挿入溝73,74に差し込み可能な差込部82,83が設けられている。差込部82,83をガイド部挿入溝73,74に差し込むことにより、ガイド部構造体80を本体部70に確実に組み付けることができる。
第二実施形態のコードクランプ60は、上記のように、連結部81によりガイド部22と32とが連結され、かつ、差込部82,83をガイド部挿入溝73,74に差し込む構造である。コードクランプ60は、このような構造であるので、コードの自重がガイド部22,32に掛かっても、本体部70からガイド部構造体80が外れにくい。
また、本例では、ガイド部22,32の前端部には、ほぼ直角に折り曲げられたコード規制部84,85がそれぞれ設けられている。コード規制部84,85が設けられていることにより、コードクランプ60の前方向にコードがはみ出さないように規制することができる。なお、第一実施形態のコードクランプ1に上記コード規制部84,85と同様の構成を設けてもよい。
第二実施形態のコードクランプ60における各段差(21、31、41等)においては、図4〜図8で説明した第一実施形態と同様の特徴を有しているので説明は省略する。また、第二実施形態のコードクランプ60におけるベース板部4および蓋部5も第一実施形態と同様の構成である。また、材質等も第一実施形態と同様である。
第二実施形態のコードクランプ60は、以上のように本体部70とガイド部構造体80とが別体に構成されているので、例えばラック10に本体部70のみを取り付けた後に、必要に応じて本体部70にガイド部構造体80を組み付けることができる。また、ラック10にコードクランプ60を取り付けた後に、必要に応じてガイド部構造体80のみを外すこともできる。
例えば、前述の図10で示したラック10にコードクランプを取り付ける場合、まず全てのコードクランプ列1a〜1iに本体部70を取り付け、最上部のコードクランプ列1e,1iのみ本体部70のガイド部挿入溝73,74に差込部82,83を差し込んで、ガイド部構造体80を本体部70に組み付ければよい。また、最上部のコードクランプ列1e,1iを千鳥配置にした場合は、千鳥配置の上側のコードクランプのみガイド部構造体80を本体部70に組み付ければよい。また、コードの配線状況(例えば、配線数が多い少ない)の変化に応じて、適宜必要な箇所にガイド部構造体80を組み付けたり、外したりすることができる。
また、第二実施形態のコードクランプ60は、例えば製造時に本体部70とガイド部構造体80をそれぞれ別の金型で製造できるので、金型の抜き方向に自由度があり、一体になっている第一実施形態のコードクランプ1よりも金型による製造がし易い。
以上の第一実施形態のコードクランプ1または第二実施形態のコードクランプ60のような構成によれば、板部2,3の内側面20a,30aの段差21a,31aの位置と外側面20b,30bの段差21b,31bの位置とがコード挿通方向にずれている。そして、コード挿通方向に対する、段差21aと段差21bの距離W1、段差31aと段差31bの距離W2が、板部2,3の板厚T0以上かつ板厚T0の3倍以下である。これにより、コード挿通方向と直交する方向(長手方向、或いは高さ方向)の長さが長いコードクランプ1を樹脂成型する際に、コード挿通方向、及び、コード挿通方向と直交する方向(長手方向、或いは高さ方向)、と直交する第三の方向に板部2,3を折れにくくすることができる。
また、ベース板部4には、二つの板部2,3の段差21(21a,21b),31(31a,31b)と連続して段差41(41a,41b)が設けられている。このため、ベース板部4によって二つの板部2,3が支持され、コード挿通方向と直交する方向(長手方向、或いは高さ方向)の長さが長いコードクランプ1を樹脂成型する際に、板部2,3をさらに折れにくくすることができる。
以上、本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。また、上記説明した構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等に変更することができる。
1、60:コードクランプ
1a〜1i:コードクランプ列
2、3:板部
4:ベース板部
5:蓋部
10:ラック
20a,30a:内側面
20b,30b:外側面
21(21a,21b),31(31a,31b):段差
22,32:ガイド部
33:凹部
40a:前側面
40b:後側面
41(41a,41b):段差
42:取付部
51:凸部
70:本体部
71、72:ガイド部嵌合部
73、74:ガイド部挿入溝
80:ガイド部構造体
81:連結部
82、83:差込部
84、85:コード規制部
T0、T1:板厚

Claims (2)

  1. 所定の間隔を空けて長手方向に並列して設けられた二つの板部と、前記二つの板部の長手方向の一端部同士を接続するように設けられたベース板部と、を備え、
    前記二つの板部は、
    前記二つの板部同士が向き合う側の面を内側面とし、前記内側面の反対側の面を外側面とした場合、前記二つの板部の間にコードを通すコード挿通方向と前記長手方向とからなる平面に対して交差する方向に面がずれてなる段差が、前記内側面および前記外側面にそれぞれ設けられており、
    前記内側面の段差が設けられた前記コード挿通方向の位置と、前記外側面の段差が設けられた前記コード挿通方向の位置とが、所定の距離だけずれており、
    前記所定の距離は、前記二つの板部の板厚以上かつ板厚の三倍以下である、
    コードクランプ。
  2. 前記ベース板部は、
    一方の側面には、前記二つの板部の内側面の段差と連続するように段差が設けられ、
    他方の側面には、前記二つの板部の外側面の段差と連続するように段差が設けられている、請求項1に記載のコードクランプ。
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