JP6943706B2 - タービン翼及びガスタービン - Google Patents

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Description

本開示は、タービン翼及びガスタービンに関する。
ガスタービン等のタービン翼において、タービン翼の内部に形成された冷却通路に冷却流体を流すことにより、高温のガス流れ等に曝されるタービン翼を冷却することが知られている。
例えば、特許文献1には、冷却空気を流通させるための冷却通路が翼内部に設けられたガスタービンの動翼が開示されている。このガスタービンの動翼の後縁部には上述の冷却通路に連通する冷却孔が設けられており、冷却通路を流れる冷却空気の一部が、該冷却穴を介して動翼の後縁部表面に流出して、該後縁部を冷却するようになっている。また、該動翼において、翼(翼部)のプラットフォームの付根部にはフィレットが形成されており、フィレットの曲率半径を従来よりも大きくすることが開示されている。
特開2001−234703号公報
ところで、動翼を含むタービン翼において、翼部のプラットフォームへの接続部には、応力集中が生じやすい。このため、翼部のプラットフォームへの接続部における応力集中を緩和するためには、特許文献1にも記載されているように、当該部分にフィレット部を形成することが考えられる。
他方、翼部のプラットフォームへの接続部における応力を低減するための方策として、フィレット部近傍の後縁部に冷却孔を設けることも考えられるが、冷却孔の開口位置近傍における応力集中が問題になり得る。
上述の事情に鑑みて、本発明の少なくとも一実施形態は、応力集中を抑制しながらフィレット部の効果的な冷却が可能なタービン翼及びガスタービンを提供することを目的とする。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係るタービン翼は、
翼部と、
少なくとも前記翼部の内部において前記翼部の翼高さ方向に沿って延在する冷却通路と、
前記翼高さ方向に沿って配列するように前記翼部の後縁部に形成され、前記冷却通路に連通するとともに前記後縁部における前記翼部の表面に開口する複数の冷却孔と、
前記翼部の基端部に形成されたフィレット部に接続されるプラットフォームと、
を備え、
前記複数の冷却孔は、
前記翼高さ方向における前記フィレット部の延在範囲内にて前記冷却通路の内壁面に開口する一端と、前記フィレット部よりも前記翼部の先端側において前記後縁部における前記翼部の前記表面に開口する他端と、を有する少なくとも1つの基端側冷却孔と、
前記翼高さ方向において前記フィレット部の前記延在範囲よりも前記翼部の先端側に位置する冷却孔のうち少なくとも一つである先端側冷却孔と、
を含み、
前記基端側冷却孔は、
(a)前記先端側冷却孔に比べて、前記翼高さ方向において開口密度が大きい;
(b)前記先端側冷却孔に比べて、前記翼高さ方向に直交する平面に対する傾斜角度が大きい;又は
(c)前記先端側冷却孔に比べて、直径が小さい
ことを特徴とする。
上記(1)の構成では、翼高さ方向においてフィレット部に近い側に設けられる基端側冷却孔は、翼高さ方向におけるフィレット部の延在範囲内にて冷却通路の内壁面に開口する一端と、フィレット部よりも翼部の先端側において後縁部における翼部の表面に開口する他端とを有する。すなわち、基端側冷却孔の他端は、フィレット部が形成される翼部の表面においてフィレット部から離れた位置に開口しているので、後縁部とプラットフォームとの接続部における応力集中を緩和するというフィレット部の本来の役割を基端側冷却孔によって阻害することが実質的にない。また、基端側冷却孔の一端は、翼高さ方向におけるフィレット部の延在範囲内にて冷却通路の内壁面に開口しているので、基端側冷却孔がフィレット部近傍を通過するため、フィレット部の冷却を効果的に行うことができる。よって、応力集中を抑制しながらフィレット部を効果的に冷却することができる。
また、上述の(a)の場合、フィレット部が設けられる基端側に位置する基端側冷却孔は、該基端側冷却孔よりも先端側に位置する先端側冷却孔に比べて、翼高さ方向において開口密度が大きい。このため、基端側冷却孔を介した冷却流体の供給量を十分に確保することで、フィレット部の冷却をより効果的に行うことができる。
また、上述の(b)の場合、上述の基端側冷却孔は、上述の先端側冷却孔に比べて、翼高さ方向に直交する平面に対する傾斜角度が大きい。このため、基端側冷却孔を翼高さ方向においてフィレット部により近づいた位置に形成し、フィレット部の冷却をより効果的に行うことができる。
また、上述の(c)の場合、上述の基端側冷却孔は、上述の先端側冷却孔に比べて直径が小さい。このため、基端側冷却孔における冷却流体の流速が増大する結果、境界層が薄くなることにより冷却流体と翼部との間の熱伝達率を大きくすることができる。よって、フィレット部の冷却をより効果的に行うことができる。
以上より、上記(1)の構成によれば、フィレット部における応力集中を抑制しながら、フィレット部近傍を効果的に冷却することができる。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)の構成において、
前記プラットフォームは、該プラットフォームの後方端に向かって開口するように形成されたぬすみ部を有し、
前記冷却通路は、前記翼部及び前記プラットフォームの内部において前記翼部の翼高さ方向に沿って延在し、
前記ぬすみ部の最奥部は、前記プラットフォームの平面視において、少なくとも前記翼部の後縁における前記プラットフォームの幅方向位置において、前記翼部の圧力面側に向かうにつれて前方に近づくように、前記プラットフォームの幅方向に対して斜めに延在している。
上記(2)の構成によれば、プラットフォームの幅方向における後縁の位置近傍において、ぬすみ部の最奥部が、圧力面側に向かうにつれて前方に近づくようにプラットフォーム幅方向に対して傾斜して設けられている。このため、応力低減の必要性が高い後縁部とプラットフォームとの接続部(フィレット部)近傍でぬすみ部を十分に深く形成することができ、これにより接続部近傍における応力を低減できる。
(3)幾つかの実施形態では、上記(2)の構成において、
前記ぬすみ部の前記最奥部は、前記プラットフォームの平面視において、前記冷却通路の後縁端と前記後縁との間を通って延在している。
上記(3)の構成によれば、ぬすみ部の最奥部が、プラットフォームの平面視において、翼部の内部に形成された冷却通路の後縁端と翼部の後縁との間を通って延在しているので、ぬすみ部と冷却通路との距離を確保することができる。よって、タービン翼の鋳造時における鋳型と中子との間隙を十分に確保して、鋳造により得られるタービン翼の信頼性を高めながら、後縁部とプラットフォームとの接続部近傍でぬすみ部を十分に深く形成することができる。これにより、タービン翼の信頼性向上と、接続部近傍における応力低減を両立することができる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(2)又は(3)の構成において、
前記ぬすみ部の前記最奥部は、前記冷却通路の後縁端に対して前記翼部の負圧面側における前記プラットフォームの幅方向領域の少なくとも一部において、前記冷却通路の前記後縁端から離れるにつれて後方に向かうように前記幅方向に対して斜めに延在している。
上記(4)の構成によれば、プラットフォームの幅方向において冷却通路の後縁端よりも負圧面側の位置において、ぬすみ部の最奥部が、冷却通路の後縁端から離れるにつれて後方に向かうようにプラットフォーム幅方向に対して傾斜して設けられている。このため、応力低減の必要性が高い接続部に近づくほどぬすみ量を大きく確保することができ、接続部近傍における応力を効果的に低減することができる。
(5)幾つかの実施形態では、上記(2)乃至(4)の何れかの構成において、
前記ぬすみ部の前記最奥部は、前記プラットフォームの幅方向における全領域に亘って、前記翼部の圧力面側に向かうにつれて前方に近づくように、前記プラットフォームの幅方向に対して斜めに延在している。
上記(5)の構成によれば、プラットフォーム幅方向の全域にわたって、ぬすみ部の最奥部が、翼部の圧力面側に向かうにつれて前方に近づくように、プラットフォーム幅方向に対して傾斜して設けられている。このため、圧力面側に位置する接続部に近づくほどぬすみ量を大きく確保することができ、応力低減の必要性が高い接続部近傍における応力を効果的に低減することができる。
(6)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(5)の何れかの構成において、
前記タービン翼は、ガスタービンの動翼である。
上記(6)の構成によれば、タービン翼としてのガスタービンの動翼が上記(1)〜(5)の何れかの構成を有するので、動翼のフィレット部における応力集中を抑制しながら、フィレット部近傍を効果的に冷却することができる。
(7)本発明の少なくとも一実施形態に係るガスタービンは、
上記(1)乃至(6)の何れかのタービン翼と、
前記タービン翼が設けられる燃焼ガス流路を流れる燃焼ガスを生成するための燃焼器と、を備える。
上記(7)の構成によれば、タービン翼が上記(1)〜(6)の何れかの構成を有するので、タービン翼のフィレット部における応力集中を抑制しながら、フィレット部近傍を効果的に冷却することができる。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、応力集中を抑制しながらフィレット部の効果的な冷却が可能なタービン翼及びガスタービンが提供される。
一実施形態に係るタービン翼が適用されるガスタービンの概略構成図である。 一実施形態に係る動翼(タービン翼)を背側から見た図である。 図2のA−A断面を示す図である。 図4は、図3のB−B断面を示す図である。 一実施形態に係るタービン翼の後縁部の翼高さ方向に沿った断面図である。 一実施形態に係るタービン翼の後縁部の翼高さ方向に沿った断面図である。 一実施形態に係るタービン翼の後縁部の翼高さ方向に沿った断面図である。 タービン翼を構成する材料における疲労強度特性の一例を模式的に示すグラフである。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
まず、幾つかの実施形態に係るタービン翼が適用されるガスタービンについて説明する。
図1は、一実施形態に係るタービン翼が適用されるガスタービンの概略構成図である。図1に示すように、ガスタービン1は、圧縮空気を生成するための圧縮機2と、圧縮空気及び燃料を用いて燃焼ガスを発生させるための燃焼器4と、燃焼ガスによって回転駆動されるように構成されたタービン6と、を備える。発電用のガスタービン1の場合、タービン6には不図示の発電機が連結される。
圧縮機2は、圧縮機車室10側に固定された複数の静翼16と、静翼16に対して交互に配列されるようにロータ8に植設された複数の動翼18と、を含む。
圧縮機2には、空気取入口12から取り込まれた空気が送られるようになっており、この空気は、複数の静翼16及び複数の動翼18を通過して圧縮されることで高温高圧の圧縮空気となる。
燃焼器4には、燃料と、圧縮機2で生成された圧縮空気とが供給されるようになっており、該燃焼器4において燃料が燃焼され、タービン6の作動流体である燃焼ガスが生成される。燃焼器4は、図1に示すように、ケーシング20内にロータを中心として周方向に沿って複数配置されていてもよい。
タービン6は、タービン車室22内に形成される燃焼ガス流路28を有し、該燃焼ガス流路28に設けられる複数の静翼24及び動翼26を含む。
静翼24はタービン車室22側に固定されており、ロータ8の周方向に沿って配列される複数の静翼24が静翼列を構成している。また、動翼26はロータ8に植設されており、ロータ8の周方向に沿って配列される複数の動翼26が動翼列を構成している。静翼列と動翼列とは、ロータ8の軸方向において交互に配列されている。
タービン6では、燃焼ガス流路28に流れ込んだ燃焼器4からの燃焼ガスが複数の静翼24及び複数の動翼26を通過することでロータ8が回転駆動され、これにより、ロータ8に連結された発電機が駆動されて電力が生成されるようになっている。タービン6を駆動した後の燃焼ガスは、排気室30を介して外部へ排出される。
幾つかの実施形態において、タービン6の動翼26は、以下に説明するタービン翼40であってもよい。
図2は、一実施形態に係る動翼26(タービン翼40)を背側から見た図であり、図3は、図2のA−A断面を示す図であり、図4は、図3のB−B断面を示す図である。
図2及び図3に示すように、一実施形態に係るタービン翼40である動翼26は、翼部42と、プラットフォーム32と、翼根部34と、を備えている。翼根部34は、ロータ8(図1参照)に埋設され、動翼26は、ロータ8と共に回転する。プラットフォーム32は、翼根部34と一体的に構成されている。
翼部42は、ロータ8の径方向(以下、単に「径方向」ということがある。)に沿って延在するように設けられており、プラットフォーム32に固定される基端50と、翼高さ方向(ロータ8の径方向)において基端50とは反対側に位置する先端48と、を有する。
また、動翼26の翼部42は、基端50から先端48にかけて前縁44及び後縁46を有し、該翼部42の翼面は、基端50と先端48との間において翼高さ方向に沿って延在する圧力面(腹面)56と負圧面(背面)58とを含む。
図3に示すように、翼部42の内部には、翼部42の翼高さ方向に沿って延在する冷却通路60が設けられている。冷却通路60には、タービン翼40を冷却するための冷却流体(例えば空気)が流れるようになっている。冷却通路60に冷却流体を供給することにより、タービン6の燃焼ガス流路28に設けられて高温の燃焼ガスに曝される翼部42が冷却される。
幾つかの実施形態では、図4に示すように、冷却通路60は、翼部42及びプラットフォーム32の少なくとも一部を含む翼高さ方向の範囲にわたって延在している。
なお、図3に示すように、タービン翼40は、複数の冷却通路60を有していてもよい。また冷却通路60はさらに、翼根部34にわたって延在していてもよい。
図4に示すように、翼部42の後縁部47(後縁46を含む部分)には、翼高さ方向に沿って配列するように複数の冷却孔72,76が形成されている。複数の冷却孔72,76は、翼部42の内部に形成された冷却通路60に連通するとともに、翼部42の後縁部47における表面に開口している。複数の冷却孔72,76は、翼高さ方向において、翼部42の基端50側に位置する少なくとも1つの基端側冷却孔72と、基端側冷却孔72よりも翼部42の先端48側に位置する少なくとも1つの先端側冷却孔76と、を含む。
なお、翼部42の内部に複数の冷却通路60が形成されている場合、上述の冷却孔72,76は、複数の冷却通路60のうち最も後縁46側に位置する冷却通路60に連通するように設けられる。
冷却通路60を流れる冷却流体の一部は、冷却孔72,76を通過して、翼部42の後縁部47の開口からタービン翼40の外部の燃焼ガス流路28に流出する。このようにして冷却流体が冷却孔72,76を通過し対流冷却することにより、翼部42の後縁部47が冷却されるようになっている。
翼部42の基端50側の部分である基端部51には、フィレット部36が形成されている。そして、翼部42はフィレット部36を介してプラットフォーム32に接続されている。
後縁部47における翼部42とプラットフォーム32との接続部には、応力集中が生じやすい。
例えば、燃焼ガス流路28においては、翼部42の圧力面56側と負圧面58側とで圧力差が生じるので、翼部42の後縁部47には、該圧力差に応じた曲げ荷重が作用する。また、タービン翼40としての動翼26は、ロータ8とともに回転するので、該タービン翼40に遠心力が作用する。さらに、タービン翼40において、燃焼ガス流路28に露出している翼部42及びプラットフォーム32は高温の燃焼ガス流れに曝される一方、ロータ8に植設される翼根部34は、燃焼ガスに曝されず比較的低温であるため、タービン翼40には、翼高さ方向において温度差が生じ、これによりタービン翼40において熱変形が生じ得る。
これらの要因により、タービン翼40に応力が生じ、特に、タービン翼40の形状に起因して、後縁部47における翼部42とプラットフォーム32との接続部には応力集中が生じやすい。
そこで、上述の接続部にフィレット部36を形成することにより、翼部42とプラットフォーム32との接続部における応力集中の緩和を図っている。
ところで、後縁部に設けられる冷却孔は、対流冷却により熱応力の低減に寄与し得るが、一方応力集中が生じ得る。そこで、フィレット部36の応力集中緩和という役割を損なわずに、フィレット部36近傍を含む後縁部47を効果的に冷却するため、後縁部に形成される冷却孔72,76は、以下に説明する特徴を有している。
図5〜図7は、それぞれ、一実施形態に係るタービン翼40の後縁部47の翼高さ方向に沿った断面図である。
上述したように、翼部42の後縁部47に形成される複数の冷却孔72,76は、少なくとも1つの基端側冷却孔72と、少なくとも1つの先端側冷却孔76と、を含む。
基端側冷却孔72は、冷却通路60の内壁面に開口する一端73と、後縁部47における翼部42の表面に開口する他端74と、を有する。冷却通路60の内壁面における一端73の開口位置は少なくとも一部あるいは全部が、翼高さ方向におけるフィレット部36の延在範囲RF内であり、翼部42の表面における他端74の開口位置は少なくとも一部あるいは全部が、翼高さ方向においてフィレット部36よりも翼部42の先端48側の位置(すなわち、フィレット部36の延在範囲RFよりも先端48側の位置)である。
先端側冷却孔76は、翼高さ方向においてフィレット部36の延在範囲RFよりも翼部42の先端48側に位置する。すなわち、先端側冷却孔76は、翼高さ方向においてフィレット部36の延在範囲RFよりも翼部42の先端48側において、一端が冷却通路60の内壁面に開口し、かつ、他端が後縁部47における翼部42の表面に開口している。
なお、図5〜図7に示す例示的な実施形態では、翼部42の後縁部47において、翼高さ方向における基端50側に3本の基端側冷却孔72が形成されているとともに、これら3本の基端側冷却孔72よりも先端48側に、複数の先端側冷却孔76が設けられている。
この場合、基端側冷却孔72の他端74は、フィレット部36が形成される翼部42の表面においてフィレット部36から離れた位置に開口しているので、後縁部47とプラットフォーム32との接続部における応力集中を緩和するというフィレット部の36本来の役割を基端側冷却孔によって阻害することが実質的にない。また、基端側冷却孔72の一端73は、翼高さ方向におけるフィレット部36の延在範囲RF内にて冷却通路60の内壁面に開口しているので、基端側冷却孔72がフィレット部36近傍を通過するため、フィレット部36の冷却を効果的に行うことができる。よって、応力集中を抑制しながらフィレット部36を効果的に冷却することができる。
また、タービン翼40は、以下(a)〜(c)のうち少なくともいずれかの特徴を有する。
(a)幾つかの実施形態では、基端側冷却孔72は、先端側冷却孔76に比べて、翼高さ方向において開口密度が大きい。
例えば、図5に示す例示的な実施形態では、基端側冷却孔72のピッチP1は、先端側冷却孔76のピッチP2よりも小さい。ここで、冷却孔のピッチとは、隣り合う一対の冷却孔の中心線同士の距離である。
すなわち、翼高さ方向において基端側冷却孔72及び先端側冷却孔76のそれぞれの存在範囲内において、翼高さ方向における単位長さあたりの冷却孔の個数は、基端側冷却孔72のほうが、先端側冷却孔76よりも多い。
この場合、フィレット部36が設けられる基端50側に位置する基端側冷却孔72は、該基端側冷却孔72よりも先端48側に位置する先端側冷却孔76に比べて、翼高さ方向において開口密度が大きい。このため、基端側冷却孔72を介した冷却流体の供給量を十分に確保することで、フィレット部36の冷却をより効果的に行うことができる。
(b)幾つかの実施形態では、基端側冷却孔72は、先端側冷却孔76に比べて、翼高さ方向に直交する平面に対する傾斜角度が大きい。
例えば、図6に示す例示的な実施形態では、基端側冷却孔72の翼高さ方向に直交する平面L1に対する傾斜角度A1は、先端側冷却孔76の翼高さ方向に直交する平面L2に対する傾斜角度A2よりも大きい。
この場合、基端側冷却孔72の上記傾斜角度A1は、先端側冷却孔76の上記傾斜角度A2よりも大きいため、基端側冷却孔72を翼高さ方向においてフィレット部36により近づいた位置に形成し、フィレット部36の冷却をより効果的に行うことができる。また濡れ長さが増大するため、フィレット部36の冷却をより効果的に行うことができる。
(c)幾つかの実施形態では、基端側冷却孔72は、先端側冷却孔76に比べて、直径が小さい。
例えば、図7に示す例示的な実施形態では、基端側冷却孔72の直径d1は、先端側冷却孔76の直径d2に比べて小さい。
この場合、基端側冷却孔72は、先端側冷却孔76よりも小さい直径を有するため、基端側冷却孔72における冷却流体の流速が増大する結果、境界層が薄くなることにより冷却流体と翼部42との間の熱伝達率を大きくすることができる。よって、フィレット部36の冷却をより効果的に行うことができる。
以上に説明したように、幾つかの実施形態に係るタービン翼40によれば、フィレット部36における応力集中を抑制しながら、フィレット部36近傍を効果的に冷却することができる。
ここで、図8は、タービン翼40を構成する材料における疲労強度特性の一例を模式的に示すグラフである。図8のグラフにおいて、縦軸は繰り返し応力を示し、翼軸は静応力を示す。また、グラフ中の2本の曲線は、それぞれ異なる温度T1、T2(ただしT1<T2)における材料の疲労強度特性を示す。
なお、繰り返し応力は、タービンの運転中に時間的に変動する応力であり、例えば、燃焼ガス流路28を流れる燃焼ガスに起因する曲げ応力である。また、静応力は、タービンの運転中に時間的な変動を実質的に伴わない応力であり、例えば、タービン翼40における温度差に起因する熱応力や、遠心力に起因する応力である。
図8に示すように、ある材料について、温度によって異なる特性曲線が得られる。この特性曲線は、所定条件で試験をしたときに、材料が破壊する強度繰り返し応力と静応力との組み合わせをグラフで表したものである。そして、各特性曲線よりも下方の繰り返し応力及び静応力の範囲においては、材料強度が十分に高いということができる。
ここで、図8に示すように、異なる温度条件では、温度を低くしたほうが特性曲線が上方に移動し、十分な材料強度が得られる繰り返し応力及び静応力の範囲が大きくなる。例えば、図8に示すように、材料温度がT2の場合には、グラフ中の点M2は、温度T2の場合の特性曲線より上方に位置するため、材料強度が十分であるとはいえない。一方、材料温度がT2よりも低いT1の場合には、グラフ中の点M2は、温度T1の場合の特性曲線より下方に位置するようになり、この場合、温度T2の場合に比べて、材料強度が向上するといえる。
よって、上述のように、応力集中を緩和するためのフィレット部36近傍を効果的に冷却することにより、接続部(フィレット部36)近傍の材料強度を高めることができる。
幾つかの実施形態に係るタービン翼40は、さらに以下に述べる特徴を有していてもよい。
幾つかの実施形態では、図2〜図4に示すように、プラットフォーム32は、該プラットフォーム32の後方端33に向かって開口するように形成されたぬすみ部80を有する。すなわち、該プラットフォーム32は、プラットフォーム32の前方端31に向かって凹む凹形状の表面により形成される。
タービン翼40内部の温度差による熱変形の例として、プラットフォーム32の熱反りが挙げられる。プラットフォーム32に熱反りが生じると、プラットフォーム32に接続される翼部42の後縁部47においても応力が生じる。そこで、プラットフォーム32に上述のぬすみ部80を設けることにより、該ぬすみ部80を設けた部位においては、プラットフォーム32と翼部42の後縁部47とが翼高さ方向において物理的に切り離れるので、翼部42の後縁部47における応力を低減することができる。
幾つかの実施形態では、図3に示すように、ぬすみ部80の最奥部82は、プラットフォーム32の平面視において、少なくとも翼部42の後縁46におけるプラットフォーム32の幅方向位置において、翼部42の圧力面56側に向かうにつれて前方に近づくように、プラットフォーム32の幅方向に対して斜めに延在している。ここで、ぬすみ部80の最奥部82とは、ぬすみ部80を形成する凹形状の表面のうち、もっとも前方端31側に位置する部分である。
このように、プラットフォーム32の幅方向における後縁46の位置近傍において、ぬすみ部80の最奥部82が、圧力面56側に向かうにつれて前方に近づくようにプラットフォーム32幅方向に対して傾斜して設けられている。このため、応力低減の必要性が高い後縁部47とプラットフォーム32との接続部(フィレット部36)近傍でぬすみ部80を十分に深く形成することができ、これにより接続部近傍における応力を低減できる。
幾つかの実施形態では、図3に示すように、ぬすみ部80の最奥部82は、プラットフォーム32の平面視において、冷却通路60の後縁端61と翼部42の後縁46との間を通って延在している。
この場合、ぬすみ部80の最奥部82が、プラットフォーム32の平面視において、翼部42の内部に形成された冷却通路60の後縁端61と翼部42の後縁46との間を通って延在しているので、ぬすみ部80と冷却通路60との距離を確保することができる。よって、タービン翼40の鋳造時における鋳型(ぬすみ部80を形成)と中子(冷却通路60を形成)との間隙を十分に確保して、鋳造により得られるタービン翼40の信頼性を高めながら、後縁部47とプラットフォーム32との接続部近傍でぬすみ部80を十分に深く形成することができる。これにより、タービン翼40の信頼性向上と、接続部近傍における応力低減を両立することができる。
幾つかの実施形態では、図3に示すように、ぬすみ部80の最奥部82は、冷却通路60の後縁端61に対して翼部42の負圧面58側におけるプラットフォーム32の幅方向領域の少なくとも一部において、冷却通路60の後縁端61から離れるにつれて後方に向かうようにプラットフォーム32の幅方向に対して斜めに延在している。
なお、図3に示す例示的な実施形態では、ぬすみ部80の最奥部82は、冷却通路60の後縁端61に対して翼部42の負圧面58側におけるプラットフォーム32の幅方向の全領域において、冷却通路60の後縁端61から離れるにつれて後方に向かうようにプラットフォーム32の幅方向に対して斜めに延在している。
この場合、プラットフォーム32の幅方向において冷却通路60の後縁端61よりも負圧面58側の位置において、ぬすみ部80の最奥部82が、冷却通路60の後縁端61から離れるにつれて後方に向かうようにプラットフォーム32の幅方向に対して傾斜して設けられている。このため、応力低減の必要性が高い接続部に近づくほどぬすみ量を大きく確保することができ、接続部近傍における応力を効果的に低減することができる。
幾つかの実施形態では、図3に示すように、ぬすみ部80の最奥部82は、プラットフォーム32の幅方向における全領域に亘って、翼部42の圧力面56側に向かうにつれて前方に近づくように、プラットフォーム32の幅方向に対して斜めに延在している。
この場合、プラットフォーム32幅方向の全域にわたって、ぬすみ部80の最奥部82が、翼部42の圧力面56側に向かうにつれて前方に近づくように、プラットフォーム32の幅方向に対して傾斜して設けられている。このため、圧力面56側に位置する接続部に近づくほどぬすみ量を大きく確保することができ、応力低減の必要性が高い接続部近傍における応力を効果的に低減することができる。
再度図8のグラフを参照すると、図8のグラフに示すように、ある材料に生じる静応力を低減させると、グラフ上において、繰り返し応力と静応力との組み合わせを示す点が、例えば、グラフ中の点M1から点M2に移動する。このため、材料温度がT1である場合、静応力低減前の点M1は、温度T1における特性曲線よりも上方に位置するのに対し、静応力低減後の点M2は、該特性曲線よりも下方に位置する。したがって、静応力を低減させることにより、材料強度が向上するといえる。
よって、上述のように、プラットフォーム32にぬすみ部80を設けて接続部近傍の応力を低減させることにより、接続部(フィレット部36)近傍の材料強度を高めることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。
本明細書において、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
また、本明細書において、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
また、本明細書において、一の構成要素を「備える」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
1 ガスタービン
2 圧縮機
4 燃焼器
6 タービン
8 ロータ
10 圧縮機車室
12 空気取入口
16 静翼
18 動翼
20 ケーシング
22 タービン車室
24 静翼
26 動翼
28 燃焼ガス流路
30 排気室
31 前方端
32 プラットフォーム
33 後方端
34 翼根部
36 フィレット部
40 タービン翼
42 翼部
44 前縁
46 後縁
47 後縁部
48 先端
50 基端
51 基端部
56 圧力面
58 負圧面
60 冷却通路
61 後縁端
72 基端側冷却孔
73 一端
74 他端
76 先端側冷却孔
80 ぬすみ部
82 最奥
5 壁

Claims (7)

  1. 翼部と、
    少なくとも前記翼部の内部において前記翼部の翼高さ方向に沿って延在する冷却通路と、
    前記翼高さ方向に沿って配列するように前記翼部の後縁部に形成され、前記冷却通路に連通するとともに前記後縁部における前記翼部の表面に開口する複数の冷却孔と、
    前記翼部の基端部に形成されたフィレット部に接続されるプラットフォームと、
    を備え、
    前記複数の冷却孔は、
    前記翼高さ方向における前記フィレット部の延在範囲内にて前記冷却通路の内壁面に開口する一端と、前記フィレット部よりも前記翼部の先端側において前記後縁部における前記翼部の前記表面に開口する他端と、を有する少なくとも1つの基端側冷却孔と、
    前記翼高さ方向において前記フィレット部の前記延在範囲よりも前記翼部の先端側に位置する冷却孔のうち少なくとも一つである先端側冷却孔と、
    を含み、
    前記基端側冷却孔は、
    (a)前記先端側冷却孔に比べて、前記翼高さ方向において開口密度が大きい;
    (b)前記先端側冷却孔に比べて、前記翼高さ方向に直交する平面に対する傾斜角度が大きい;又は
    (c)前記先端側冷却孔に比べて、直径が小さい
    ことを特徴とするタービン翼。
  2. 前記プラットフォームは、該プラットフォームの後方端に向かって開口するように形成されたぬすみ部を有し、
    前記冷却通路は、前記翼部及び前記プラットフォームの内部において前記翼部の翼高さ方向に沿って延在し、
    前記ぬすみ部の最奥部は、前記プラットフォームの平面視において、少なくとも前記翼部の後縁における前記プラットフォームの幅方向位置において、前記翼部の圧力面側に向かうにつれて前方に近づくように、前記プラットフォームの幅方向に対して斜めに延在している
    ことを特徴とする請求項1に記載のタービン翼。
  3. 前記ぬすみ部の前記最奥部は、前記プラットフォームの平面視において、前記冷却通路の後縁端と前記後縁との間を通って延在している
    ことを特徴とする請求項2に記載のタービン翼。
  4. 前記ぬすみ部の前記最奥部は、前記冷却通路の後縁端に対して前記翼部の負圧面側における前記プラットフォームの幅方向領域の少なくとも一部において、前記冷却通路の前記後縁端から離れるにつれて後方に向かうように前記幅方向に対して斜めに延在している
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載のタービン翼。
  5. 前記ぬすみ部の前記最奥部は、前記プラットフォームの幅方向における全領域に亘って、前記翼部の圧力面側に向かうにつれて前方に近づくように、前記プラットフォームの幅方向に対して斜めに延在している
    ことを特徴とする請求項2乃至4の何れか一項に記載のタービン翼。
  6. 前記タービン翼は、ガスタービンの動翼である
    ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載のタービン翼。
  7. 請求項1乃至6の何れか一項に記載のタービン翼と、
    前記タービン翼が設けられる燃焼ガス流路を流れる燃焼ガスを生成するための燃焼器と、を備えることを特徴とするガスタービン。
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