JP6943519B1 - 眼内レンズ装着用器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】眼球に挿入された眼内レンズの支持部の先端部を眼球外側に出すための器具であって、その器具を眼球に出し入れする際に眼球に形成される穴を小さくできる眼内レンズ装着用器具を提供する。【解決手段】眼内レンズ装着用器具1は管状の針部2を備える。針部2の側面には、内側の空間21に導通した穴24が形成される。眼内レンズを眼球に装着する際には、針部2を眼球の強膜に刺して、眼球内に挿入された眼内レンズの支持部の先端部を、側面穴24から針部2内に入れて針部2に引っ掛けた状態にする。この状態で針部2を眼球外に引き抜くことで、上記先端部を強膜の外側に出す。その後、上記先端部を強膜に固定する。【選択図】図1

Description

本開示は眼内レンズを眼球内に装着(言い換えれば移植)するための器具に関する。
従来、レンズ部とレンズ部の外周部から線状に延び出す支持部とを備えた眼内レンズ(IOL、Intraocular Lense)を眼球内に装着する方法として、眼内レンズを眼球内に挿入した後、上記支持部の先端部を鉗子などの器具によって強膜の外側に引き出す。その後、引き出した先端部を強膜で固定する方法が知られている(特許文献1、2参照)。
特許第5398092号公報 特許第6045659号公報
上記方法においては、上記支持部の先端部を眼球外に出すための器具を、眼球に出し入れするための穴(切開創)が眼球に形成されるが、その穴は小さいほうが望ましい。
本開示は上記事情に鑑みてなされ、眼球に挿入された眼内レンズの支持部の先端部を眼球外側に出すための器具であって、その器具を眼球に出し入れする際に眼球に形成される穴を小さくできる眼内レンズ装着用器具を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本開示の眼内レンズ装着用器具は、
側面に凹部が形成された棒状に形成されており、
眼球に刺して、前記眼球内に挿入された、レンズ部と前記レンズ部の外周部から線状に延び出す支持部とを備えた眼内レンズの前記支持部の先端部を前記凹部に引っ掛けた後、前記棒状の先端を、前記眼球の内側から外側へと移動させることで、前記先端部を前記眼球の外側に出すための器具である。
これによれば、棒状の側面に形成された凹部に、眼内レンズの支持部の先端部を引っ掛けるので、器具の、軸線方向に直角な方向における寸法を小さくできる。これにより、器具を眼球に出し入れする際に眼球に形成される穴を小さくできる。
眼内レンズ装着用器具の側面図である。 針部を、図1のII−II線(軸線を面内に含んだ面)で切った断面図である。 針部を、図1のIII−III線(軸線に直角な面)で切った断面図である。 眼内レンズの平面図である。 眼内レンズの移植手術の途中の状態を示す前眼部の断面図であり、眼球内で眼内レンズの支持部の先端部を針部に引っ掛けた状態を示す図である。 図5のA部の拡大図であって、眼内レンズの支持部の先端部を針部に引っ掛けた状態を示す図である。 眼内レンズの移植手術の途中の状態を示す前眼部の断面図であり、図5の状態から、針部を眼球外に引き抜くことで眼内レンズの支持部の先端部を眼球外に引き出した状態を示す図である。 眼球を正面方向からみたとき眼球の外形線を示す円の内側に眼内レンズが配置された状態を示した図である。 針部の第1変形例を示す断面図である。 針部の第2変形例を示す断面図である。 針部の第3変形例を示す断面図である。 針部の第4変形例を示す断面図である。 針部の第5変形例を示す断面図である。 針部の第6変形例を示す側面図である。 第6変形例に係る針部を、図14のXV−XV線(軸線を面内に含んだ面)で切った断面図である。 第6変形例に係る針部を、図14のXVI−XVI線(軸線に直角な面)で切った断面図である。 第6変形例に係る針部を眼球内に挿入した状態を示す図である。 眼内レンズの支持部の先端部を、針部の先端から針部内に挿入した状態を示す図である。 眼内レンズの支持部の先端部が非屈曲形状に形成され、その非屈曲形状の先端部を針部に引っ掛けた状態を示す図である。
以下、本開示の実施形態を図面を参照しつつ説明する。図1に示す眼内レンズ装着用器具1は、眼内レンズ9(図4参照)を眼球内に装着させるための器具である。具体的には、器具1は、眼内レンズ9を強膜で固定するために、眼球内に挿入された眼内レンズ9の支持部91の先端部94を眼球の外側に出すための器具である。器具1は棒状に形成されており、具体的には、先端23が尖った形状(換言すれば鋭利な形状)に形成された棒状部としての針部2と、針部2の基端に接続されて針部2の外径よりも大きい外径を有した大径部3とを備える。
針部2は基端から先端23までが一直線に延びた形状(曲がっていない形状)に形成されている。針部2は、眼球に刺さったとき、及び眼内レンズ9の支持部91が後述の側面穴24に引っ掛かった状態で針部2が動いたときに変形しない程度の剛性を有した材質で形成されている。具体的には、針部2は例えば金属により形成されるが、硬質な樹脂で形成されてもよい。また、針部2は、針部2の軸線L1の方向における基端から先端23までを貫通する空間21(通路)が内側に形成された形状、つまり管状に形成されている。先端23を構成する端面は、軸線L1に対して斜め(直角以外の角度)の平面に形成されている(図2参照)。先端23のうち最も基端側(大径部3側)に引っ込んだ部位23b(図2参照)と、先端23のうち最も突き出た部位23a(図2参照)とは、軸線L1回りの円周における180°反対側の位置に形成される。先端23には、空間21の開口部22が形成されている。
先端23が軸線L1に対して斜めの面に形成されることで、先端開口部22は図1の側面視からでも視認可能となっている。また、図1の側面視で見て、先端開口部22は、軸線L1に直角な方向の幅よりも軸線L1の方向の幅の方が長い形状を有する。
針部2の、軸線L1に直角な断面は、同心かつ円形の外周線及び内周線を有した形状であるが、円形以外の形状(楕円形、四角形など)の外周線及び内周線を有した形状でもよい。また、針部2は、先端23以外は、軸線L1に沿って外径及び内径が変化しない一定径管状に形成されている。針部2の外径a(直径)(図1参照)は、例えば0.2mm以上2.0mm以下であり、好ましくは0.3mm以上1.0mm以下である。また、外径a及び内径e(図1参照)は、器具1を用いる対象の眼内レンズ9(図4参照)の支持部91の径よりも大きい。
針部2の側面には、凹部としての穴24が形成されている(図1、図2、図3参照)。側面穴24は針部2の内側の空間21に導通するように形成される。本実施形態では、側面穴24の個数は1つである。側面穴24は、針部2の基端よりも先端23に近い位置に形成されている。具体的には、側面穴24は、例えば、眼内レンズ9の支持部91の先端側を側面穴24に入れたときに、支持部91の先端側に形成された折り返し部92の先端92a(図4参照)が針部2の先端開口部22から露出する程度に開口部22に近い位置に形成されている。より具体的には、開口部22を形成する先端面23のうち最も軸線方向に突き出た部位23a(最先端部位)から、側面穴24の中心24aまでの、軸線L1に平行な方向における距離b(図1、図2参照)は、例えば折り返し部92の長さよりも小さい値に設定される。具体的には、距離bは例えば0.5mm〜6.0mmである。
側面穴24は、眼内レンズ9の折り返し部92の径よりも大きい穴に形成されている。具体的には、側面穴24は、軸線L1の方向に長い長穴形状に形成されている。すなわち、側面穴24の開口部の、軸線L1の方向における幅c(図1参照)は、軸線L1に直角な方向における幅d(図1参照)よりも大きい。第1幅cは例えば0.5mm以上3.0mm以下に設定され、かつ、折り返し部92(支持部91)の径よりも大きい。また、第1幅cは例えば針部2の内径e(空間21の径)より大きくてよい。第2幅dは例えば0.2mm以上2.0mm以下に設定され、かつ、第1幅cよりも小さく、かつ、折り返し部92(支持部91)の径よりも大きい。また、第2幅dは、例えば針部2の内径eより小さくてもよいし、内径eと同じでもよい。
さらに、本実施形態では、図3の断面で見て、側面穴24が形成する空間の、針部2の周方向(軸線L1回りの方向)に沿った幅f1は、側面穴24が形成されていない軸方向位置での針部2の周方向における全長(外周長)Gの半分よりも小さい。つまり、f1<G/2が成立する。なお、外周長Gは、針部2の直径(外径)をaとしたとき、G=πaにより求まる。針部2の、側面穴24が形成された軸方向位置での部分2a(図3参照)(側面穴24により周方向の一部が切り欠いた円弧状部)の周方向幅f2(図3参照)は上記外周長Gの半分よりも大きい。つまり、f2>G/2が成立する。また、図3の断面で見て、側面穴24の周方向幅f1の円弧が形成する中心角θ1は180°より小さい。
また、側面穴24は、図1の側面視で見て、側面穴24と先端開口部22の両方が視認可能な位置に形成されている。具体的には、図3の断面で見て、側面穴24の、周方向幅f1の中間位置f0が、先端面23のうちの最も突出した部位23a(図2参照)の周方向位置A1(図3参照)よりも、先端面23のうちの最も基端側に引っ込んだ部位23b(図2参照)の周方向位置A2(図3参照)に近い位置にある。本実施形態では、中間位置f0は、部位23bの周方向位置A2と同じ周方向位置にある。なお、針部2の、側面穴24と先端23の間の部分は凹部が形成されておらず、つまり側面穴24と先端23とは連続していない。
図4に示す眼内レンズ9はレンズ部90と支持部91とを備える。レンズ部90は円盤形状に形成されている。レンズ部90は、例えば白内障により白濁した水晶体を患者の眼から摘出(全摘出、あるいは部分摘出)した後に、眼の後房(あるいは眼後房、つまり虹彩より後ろの領域)に配置して、摘出された水晶体のレンズ機能を代行する。
支持部91はレンズ部90を後房内に支持する部位である。支持部91は、レンズ部90の外周部から線状に延び出すように設けられる。具体的には、支持部91は、レンズ部90の外周部の2箇所から、1対のループ状(換言すれば脚形状又は触覚(haptic)形状)に延設されて、視軸(レンズ部90の中心軸)に関して線対称な形状を有する。そのループ形状は例えば、視軸に関する径方向外方に延びつつ、(特に先端側は)周方向にも延びる曲線形状である。支持部91の側方から見た形状は例えば、レンズ部90と略同一平面内に収まる形状であるが、レンズ部90の面に対して面外方向に延びる形状でもよい。
支持部91は、その先端側に屈曲部93を有する。支持部91の、屈曲部93よりも先端側の部分92は、屈曲部93から折り返されて逆方向に延びる折り返し部として形成されている。折り返し部92の折り返し方向は、図1の例では内側(レンズ部90の中心に近い側)に折り返されているが、外側に折り返された形状でもよく、それ以外の方向、つまり支持部91(あるいはレンズ部90)が含まれる平面と交差する方向に折り返された形状でもよい。折り返し部92は、レンズ部90が眼球内に配置された状態で、強膜の内部又は強膜の外面に掛止させるための部位である。このように、支持部91は、折り返し部92が強膜で支持されることで、レンズ部90を眼球内に支持する。
支持部91は弾性を有し、例えば自然な状態(つまり他から力が作用しない状態)では図4に示されたように折り返し部92とそれ以外とが離間した状態となるとしてもよい。この場合、折り返し部92を折り畳む(すなわち折り返し部92を、それ以外の支持部91と一直線状に重なるようにする)と、折り返し部92とそれ以外とが離間した図4の状態に戻るように弾性復元力が働くとする。なお、折り返し部92とそれ以外の支持部91とが一直線状に重なるように折り畳んだときに、折り返し部92に重なる部分も含めて、支持部91の先端部94(図4参照)とする。
眼内レンズ9は、棒状に丸めてインジェクタ等を用いて眼球内に挿入することが可能な程度に可撓性(弾性、柔軟性)を有する材質(例えばPMMA等の樹脂)により形成されている。また、眼内レンズ9は、例えば、レンズ部90と一対の支持部91とを別体で形成して、後で接合(接着など)する形態で構成された3ピース型の眼内レンズである。なお、眼内レンズ9は、レンズ部90と支持部91とが一体で成型された1ピース型の眼内レンズでもよい。眼内レンズ9が3ピース型の眼内レンズとして構成される場合には、レンズ部90と支持部91とは異なる材質で形成されてもよいし、同じ材質で形成されてもよい。
次に器具1を用いて眼内レンズ9を眼球内に装着する手順を図5〜図7を参照して説明する。なお、その手順の前提として、水晶体が全摘出又は部分摘出されているものとする。図1に示す器具1を2つ準備して、準備した2つの器具1の各針部2を、視軸に関して対称な強膜101の2箇所から眼球内に刺入する。このとき、施術者は、器具1の大径部3又は針部2の基端側を把持して、針部2の刺入操作を行えばよい。針部2を刺す位置は、虹彩102よりも後方の位置であり、具体的には例えば、毛様体皺襞部103よりも前方の毛様溝104の位置である(図5参照)。
そして、眼内レンズ9を、例えば角膜100に形成された切開創から、棒状に丸めた状態で注射器型のインジェクタ(眼内レンズ挿入器)により、眼球内に挿入する。このとき、眼内レンズ9を、虹彩102よりも後方の領域(つまり後房)に挿入する(図5参照)。なお、眼内レンズ9の眼球への挿入は、針部2の眼球への挿入より後に行ってもよいし、針部2の挿入よりも前に行ってもよい。
その後、図6に示すように、眼内レンズ9の一方の折り返し部92を、一方の針部2の側面穴24から針部2内の空間21に挿入する。このとき、例えば、支持部91の屈曲部93が側面穴24に位置するように、折り返し部92の針部2への挿入量を調整する。また、例えば、折り返し部92の先端92aを、空間21における側面穴24よりも針部2の先端開口部22側に位置させ、例えば先端開口部22から露出させる。他方の折り返し部92も、同様にして、他方の針部2の側面穴24から針部21内の空間21に挿入する。なお、折り返し部92を針部2内に挿入する際には、挿入しやすくするために、鉗子等の別の器具により折り返し部92を虹彩102上に載せた状態にし、その状態で折り返し部92を針部2内に挿入してよい。また、インジェクタで眼内レンズ9を眼球内に挿入するときに折り返し部92が虹彩102上に載るようにしてもよい。
その後、針部2を引き方向Q(図6参照)に操作して、図7に示すように、眼球に刺した2つの器具1を同時に眼球外に引き抜くことで(換言すれば、針部2の先端23を眼球の内側から外側へと移動させることで)、折り返し部92を含む支持部91の先端部94を強膜101の外側に引き出す。このとき、先端部94は、弾性を有しているので、針部2により強膜101に形成された穴を通過するときには、折り返し部92とそれ以外の部分とが一直線状に重なるように弾性変形する。そして、先端部94が強膜101の外側に引き出されると、弾性復元力が働いて、元の状態すなわち折り返し部92とそれ以外とが離間した状態に戻る。
その後、各折り返し部92を針部2から外す。その後、特許文献1、2と同様に、鉗子等の器具により、折り返し部92を含む先端部94を強膜101内に埋め込む処置(強膜内トンネルに挿入する処置)を行う。なお、折り返し部92は、強膜101の外面に掛止されてもよい。以上により、レンズ部90が支持部91によって後房に保持される形態で、眼内レンズ9が眼球内に装着される。
このように、本実施形態では、先端部94を眼球外に引き出すための部位が、針部2の側面に形成された穴24であるので、器具1の、眼球に挿入される部位2(針部)の、軸線L1に直角な方向の寸法を小さくでき、器具1(針部2)を挿入することにより眼球(強膜101)に形成される穴を小さくできる。また、側面穴24は針部2の軸線L1の方向と異なる方向(軸線L1に直角な方向)に向いているので、折り返し部92が側面穴24に挿入された状態で針部2を軸線L1の方向に移動させる際に、折り返し部92が側面穴24から抜けてしまうのを抑制できる。
また、側面穴24は針部2の内側の空間21に導通するように形成されるので、折り返し部92の針部2への挿入量を大きくでき、ひいては、折り返し部92が側面穴24から抜けてしまうのを抑制できる。また、空間21は、側面穴24の軸線L2(図2参照)の方向(針部2の軸線L1に直角な方向)から90°屈曲する方向に延びるように形成され、側面穴24の軸線L2と空間21の軸線L1とで形成される屈曲形状が折り返し部92の形状に合っているので、折り返し部92の全体を針部2に挿入させやすい。
さらに、側面穴24と針部2の先端23との距離b(図1参照)は、折り返し部92を側面穴24に挿入したときに、折り返し部92の先端92aが針部2の先端開口部22から露出するように設定されるので、針部2に挿入された折り返し部92が針部2から抜けてしまうのをより一層抑制できる。すなわち、折り返し部92が挿入された状態で針部2を軸線L1の方向に移動させるときに、折り返し部92が先端開口部22(エッジ部)に当たることで、折り返し部92が針部2から抜けてしまうのを抑制できる。
また、側面穴24は軸線L1の方向に長い形状に形成されるので、小さい外径の針部2であっても、側面穴24の面積を大きくできる。これにより、折り返し部92を側面穴24に容易に挿入できる。また、側面穴24の長手方向における幅cは3.0mm以下に設定されるので、側面穴24に挿入された折り返し部92が側面穴24から外れてしまうのを抑制できる。
また、側面穴24は、針部2の先端23に近い位置、具体的には先端23からの距離bが0.5mm〜6.0mmの位置に形成されるので、側面穴24に折り返し部92を入れる操作がしやすい。また、側面穴24と先端23とが近いことで、側面穴24に折り返し部92を入れる操作の最中に、針部2の先端23が施術者の視野から外れてしまうのを抑制でき、先端23で眼球内の組織を傷つけてしまうのを抑制できる。
また、器具1(棒状部2)の先端23が尖った形状に形成されるので、別の器具を用いて予め眼球(強膜101)に切開創を形成しなくても、器具1(棒状部2)を眼球に刺すことができる。
また、器具1を眼球に挿入する際に眼球に大きな切開創を形成しなくてもよいので、眼内レンズ9の先端部94を眼球の外側の狙った位置に正確に出すことができる。ここで、図8は、眼球を正面方向からみたとき眼球の外形線を示す円110の内側に眼内レンズ9が配置された状態を示している。眼内レンズ9は、円110(眼球)の中心Oに配置される必要があり、そのためには、眼内レンズ9の両側の支持部91の先端部94を、中心Oに対して対称となる位置B1、B2から出す必要がある。本実施形態では、眼球に大きな切開創を形成しなくてもよいので、針部2を狙った位置B1、B2に正確に出し入れでき、両側の先端部94を狙いの対称位置B1、B2に正確に出すことができる。これにより、眼内レンズ9を眼の中心Oに配置できる。これに対して、例えば鉗子によって、先端部94を眼球外に出す場合には、眼球に大きな切開創を形成して、その切開創を通じて鉗子が眼球に出し入れされるので、先端部94の眼球外への引き出し位置と、狙いの位置B1、B2とのズレが大きくなってしまい、結果、眼内レンズ9が中心Oからズレてしまう場合がある。
また、側面穴24の周方向幅f1(図3参照)は、針部2の外周長Gの半分よりも小さいので、側面穴24に挿入された折り返し部92が、針部2(側面穴24)から外れてしまうのを抑制できる。
さらに、図3の断面で見て、側面穴24の、周方向幅f1の中間位置f0が、先端面23のうちの最も基端側に引っ込んだ部位23bの周方向位置A2と同じ周方向位置にあるので、図1の側面視で見たときに側面穴24と先端開口部22の両方を視認できる。これによって、側面穴24から入れた折り返し部92が、先端開口部22から露出しているかを容易に確認でき、つまり、針部2への折り返し部92の挿入量が十分か否かを容易に判断できる。
なお、本開示は上記実施形態に限定されず、種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、棒状部(管状部、針部)の側面に1つの穴(凹部)が形成された例を示したが、該側面に複数の穴(凹部)が形成されてもよい。この場合、複数の側面穴は互いに同一の形状又は大きさでもよいし、異なる形状又は大きさでもよい。ここで、図9は、棒状部の側面に複数の穴が形成された例を示している。図9の眼内レンズ装着用器具4は、先端43が尖った形状に形成され、かつ、内側に軸線方向に延びた空間42が形成された棒状部及び管状部としての針部41を備えている。針部41の側面には、内側空間42に導通する少なくとも2つの穴44、45(凹部)が形成されている。2つの穴44、45は、針部41の軸線方向における同一位置、かつ軸線回りの周方向における180°反対側の位置(周方向における角度差が180°となる位置)に形成されている。つまり、2つの穴44、45は、内側空間42を間に挟んで対向する位置に形成されている。図9の器具4を使用する場合には、例えば、眼内レンズの支持部の折り返し部(先端部)を、一方の穴44から針部41内に入れてもよいし、他方の穴45から針部41内に入れてもよい。また、針部41内に入れた折り返し部の先端側を、針部41の先端43(開口部)から出してもよいし、2つの穴44、45の一方から出してもよい。
また、図10は、棒状部の側面に複数の穴が形成された別の例を示している。図10の眼内レンズ装着用器具5は、先端53が尖った形状に形成され、かつ、内側に軸線方向に延びた空間52が形成された棒状部及び管状部としての針部51を備えている。針部51の側面には、内側空間52に導通する少なくとも2つの穴54、55(凹部)が形成されている。2つの穴54、55は、針部51の軸線方向における異なる位置、かつ軸線回りの周方向における180°反対側の位置(周方向における角度差が180°となる位置)に形成されている。図10の器具5を使用する場合には、例えば、眼内レンズの支持部の折り返し部(先端部)を、一方の穴54から針部51内に入れてもよいし、他方の穴55から針部51内に入れてもよい。また、針部51内に入れた折り返し部の先端側を、針部51の先端53(開口部)から出してもよいし、2つの穴54、55の一方から出してもよい。
また、図11は、棒状部の側面に複数の穴が形成されたさらに別の例を示している。図11の眼内レンズ装着用器具6は、先端63が尖った形状に形成され、かつ、内側に軸線方向に延びた空間62が形成された棒状部及び管状部としての針部61を備えている。針部61の側面には、内側空間62に導通する少なくとも2つの穴64、65(凹部)が形成されている。2つの穴64、65は、針部61の軸線方向における異なる位置、かつ軸線回りの周方向における同一の位置(周方向における角度差が0°となる位置)に形成されている。図11の器具6を使用する場合には、例えば、眼内レンズの支持部の折り返し部(先端部)を、一方の穴64から針部61内に入れてもよいし、他方の穴65から針部61内に入れてもよい。また、針部61内に入れた折り返し部の先端側を、針部61の先端63(開口部)から出してもよいし、2つの穴64、65の一方から出してもよい。
図9、図10では、2つの側面穴の周方向における角度差が180°の例を示したが、180°以外の角度差であってもよい。また、図9〜図11では、2つの側面穴が形成された例を示したが、3つ以上の側面穴が形成されてもよい。この場合、3つ以上の側面穴は、図9と同様に互いに同一の軸線方向位置、かつ、互いに異なる周方向位置に形成されてもよいし、図10と同様に互いに異なる軸線方向位置、かつ、互いに異なる周方向位置に形成されてもよいし、図11と同様に互いに異なる軸線方向位置、かつ、互いに同一の周方向位置に形成されてもよい。
このように、複数の側面穴が形成されることで、眼内レンズ支持部の先端部を棒状部(針部)に引っ掛けやすくできる。
また、上記実施形態では、眼内レンズ支持部の先端部を引っ掛けるための棒状部が管状に形成された例を示したが、図12、図13のように中実の棒状に形成されてもよい。図12の眼内レンズ装着用器具7は、先端72が尖った形状に形成された針部71を備えている。針部71は中実棒状に形成され、つまり、内側には軸線方向に延びた空間が形成されていない。針部71の側面には、針部71の軸線方向に交差する方向に針部71を貫通する穴73(凹部)が形成されている。図12では、貫通穴73が、軸線方向に直角な方向に針部71を貫通する例(換言すれば、貫通穴73の中心軸線が針部71の中心軸線に直交する例)を示しているが、軸線方向に対して斜めの方向(直角以外の角度の方向)に針部71を貫通してもよい。なお、針部71の、貫通穴73と先端72の間の部分は凹部が形成されておらず、つまり貫通穴73と先端72とは連続していない。図12の器具7を使用する場合には、例えば、眼内レンズの支持部の先端部を貫通穴73に挿入する形態で針部71に引っ掛ける。このとき、該先端部を、貫通穴73の両側の開口73a、73bのうちの一方から入れて、他方から出すようにする。
図13の眼内レンズ装着用器具8は、先端82が尖った、中実棒状の針部81を備えている。針部81の側面には穴83(凹部)が形成されている。穴83は、針部81の側面を貫通しないように形成されている。つまり、穴83は有底形状に形成されている。図13では、穴83の中心軸線が、針部81の中心軸線に対して斜め方向(つまり90°以外の角度の方向)に延びた例を示しているが、針部81の中心軸線に対して90°の方向に延びてもよい。また、穴83の中心軸線の向きが途中で変化してもよく、例えば、穴83は途中から針部81の中心軸線の方向に延びるように形成されてもよい。なお、針部81の、側面穴83と先端82の間の部分は凹部が形成されておらず、つまり側面穴83と先端82とは連続していない。図13の器具8を使用する場合には、例えば、眼内レンズの支持部の先端部を側面穴83(非貫通穴)に挿入する形態で針部81に引っ掛ける。
図12又は図13の例においても、器具7、8の軸線方向に直角な方向(径方向)の幅を小さくできるので、器具7、8により眼球に形成される穴を小さくできる。なお、図12、図13では、針部71、81に1つの側面穴73、83が形成された例を示しているが、複数の側面穴が形成されてよい。この場合、複数の側面穴は互いに同一の形状又は大きさでもよいし、異なる形状又は大きさでもよい。
また、上記図1〜図3の例では、側面の凹部24の周方向幅f1が針部2の外周長Gの半分よりも小さい例を示した。しかし、これに限定されず、図14〜図16に示すように、側面の凹部の周方向幅が針部の外周長の半分よりも大きいとしてもよい。図14〜図16の眼内レンズ装着用器具200は、先端203が尖った形状に形成され、かつ、内側に軸線L3の方向に延びた空間202(通路)が形成された棒状部及び管状部としての針部201を備えている。先端203は軸線L3に対して斜めの平面に形成されており、軸線L3の方向に最も突出した部位203aと最も引っ込んだ部位203bとを有する。これら部位203a、203bが軸線L3回りの円周において180°反対側に位置する。また、先端203には内側の空間202の開口部205が形成されている。
針部201は途中に屈曲部206を有する(図15参照)。針部201の屈曲部206よりも先端203側の部分201aは、屈曲部206から先端203までが一直線に延びた形状に形成されている。
針部201の側面には、内側空間202に導通する凹部204が形成されている。図16の断面で見て、凹部204が形成する空間の、針部201の周方向(軸線L3回りの方向)に沿った幅h1は、凹部204が形成されていない軸方向位置での針部201の周方向における全長(外周長)Iの半分よりも大きい。つまり、h1>I/2が成立する。反対に、針部201の、凹部204が形成された軸方向位置での部分201c(図16参照)(凹部204により周方向の一部が切り欠いた円弧状部)の周方向幅h2(図16参照)は上記外周長Iの半分よりも小さい。つまり、h2<I/2が成立する。また、図16の断面で見て、凹部204の周方向幅h1の円弧が形成する中心角θ2は180°より大きい。また、図14の側面視で見て、凹部204の、軸線L3に直角な方向における幅mは針部201の外径と同じである。
また、凹部204は、図14の側面視で見て、凹部204と先端開口部205の両方が視認可能な位置に形成されている。具体的には、図16の断面で見て、凹部204の、周方向幅h1の中間位置h0が、先端面203のうちの最も突出した部位203a(図15参照)の周方向位置A3よりも、先端面203のうちの最も基端側に引っ込んだ部位203b(図15参照)の周方向位置A4に近い位置にある。より具体的には、中間位置h0は、部位203bの周方向位置A4と同じ周方向位置にある。
また、凹部204は、針部201の屈曲部206よりも先端側の部分201aの側面に形成されている。さらに、図15の断面で見て、図15の紙面の上下方向に沿った空間範囲を、針部201の先端側部分201aを境に2つの範囲J、Kに分けた場合に、凹部204は、針部201の基端側部分201bが位置する範囲Jに対面するように形成される。換言すれば、凹部204の上記中間位置h0(図16参照)が、軸線L3回りの周方向において屈曲部206の内側部分206aと同じ周方向位置に設定されている。
図14〜図16の器具200は、図17に示すように、針部201の先端側部分201aが眼球に挿入され、基端側部分201bが眼球の外側に位置する形態で用いられる。
器具200によれば、上記実施形態と同様の効果が得られることに加えて、以下の効果を得ることができる。すなわち、図17に示すように、針部201を眼球に挿入する際に、針部201の基端側部分201bを施術者の顔に近い側(図17の紙面の上側)に位置させることで、眼球への針部201の挿入操作、眼球内において眼内レンズ9の支持部91の先端部を針部201に引っ掛ける操作、及び支持部91の先端部を引っ掛けた状態で針部201を眼球外へ引き抜く操作がしやすい。また、基端側部分201bが眼球の外面と干渉してしまうのを抑制できる。
また、基端側部分201bを施術者の顔に近い側(図17の紙面の上側)に配置させた状態で、凹部204及び先端開口部205は、施術者の顔側の空間に対面するので、凹部204と先端開口部205の間の針部内空間202に、眼内レンズ9の支持部91の先端部を挿入させやすい。
さらに、凹部204の周方向幅h1(図16参照)は、針部201の外周長Iの半分よりも大きいので、凹部204から針部内空間202に眼内レンズ9の先端部を挿入させやすい。また、凹部204の周方向幅h1が大きいことで、棒状素材を加工して凹部204を形成する場合にその加工がしやすい。
また、上記実施形態では、棒状部の先端が尖っている例を示したが、尖っていなくてもよい。この場合は、例えば、別の器具で眼球に穴をあけて、その穴に棒状部を挿入すればよい。
また、図6の例では、眼内レンズ支持部91の先端部92(折り返し部)を側面穴24から針部2内に入れて、針部2の先端開口部22から出している例を示しているが、図18に示すように、支持部91の先端部92(折り返し部)を先端開口部22から入れて、側面穴24から出すようにしてもよい。この場合、眼球内で図18のように先端部92を針部2に引っ掛けた後、針部2を押す方向P(図18参照)に操作して、針部2の先端23で眼球の強膜を内側から外側に向けて刺すことで、先端部92を眼球外に出してもよい。この場合、先端部92は、針部2を挿入した眼球部位と異なる眼球部位から外側に出されることとなる。これによれば、針部2の操作中に先端部92が針部2から抜けてしまうのを抑制できる。なお、図18の針部2は図1の針部2と同じ形状であり、図1と同一の符号を付している。
また、図1の器具1を用いる場合に、眼内レンズ支持部91の折り返し部92を側面穴24から針部2内に入れて、折り返し部92の先端92aを針部2の内側空間21における先端開口部22の側の反対側に向けた形態で、折り返し部92を針部2に引っ掛けてもよい。この場合、折り返し部92を引っ掛けた状態で針部2を引く操作をすると、折り返し部92が針部2から外れてしまうときには、図18と同様に、針部2を押す方向Pに操作することで、折り返し部92を眼球外に出してもよい。
また、上記実施形態では、眼内レンズ支持部の先端部が屈曲形状(折り返し部を有した形状)に形成された例を示したが、屈曲形状に形成されていなくてもよい。この場合、図19に示すように、眼内レンズ支持部95の、非屈曲形状の先端部96を、針部2の先端開口部22から針部2内に入れて、側面穴24から出してもよい。この場合には、例えば、眼球内で図19のように先端部96を針部2に引っ掛けた後、針部2を押す方向Pに操作して、針部2の先端23で眼球の強膜を内側から外側に向けて刺すことで、先端部96を眼球外に出してもよい。または、先端部96を、針部2の側面穴24から針部2内に入れて、先端開口部22から出すように針部2に引っ掛け、その後、針部2を上記押す方向Pの逆方向Q(つまり引く方向)に操作して眼球外に引き抜くことで、先端部96を眼球外に出してもよい。なお、図19の針部2は図1の針部2と同じ形状であり、図1と同一の符号を付している。
また、図1、図2の例では、側面穴24と先端開口部22との距離bが、折り返し部92の全体を側面穴24に挿入したときに、折り返し部92の先端92aが針部2の先端開口部22から露出するように設定される例を示した。しかし、これに限定されず、距離bは、折り返し部92の全体を側面穴24に挿入したときに、折り返し部92の先端92aが針部2の先端開口部22から露出しないように(つまり、先端92aが針部2内に隠れるように)設定されてもよい。この場合、距離bは、折り返し部92の長さよりも大きい値に設定される。これによっても、折り返し部92を針部2に引っ掛けることができる。
また、上記実施形態では、針部の基端に把持部となる大径部(図1の大径部3)が接続された例を示したが、大径部を省略して針部のみで眼内レンズ装着用器具が構成されてもよい。この場合、施術者は、針部の基端側を把持して、針部を操作すればよい。または、針部の全体を眼球内に挿入して、眼球内において針部を、鉗子等の別の器具で操作することで、眼内レンズ先端部を針部に引っ掛け、その後、針部及び眼内レンズ先端部を眼球外に引き出す又は押し出すようにしてもよい。
また、図4では、支持部91の先端部94(折り返し部92)の屈曲角度が略180°であったが、他の角度(例えば略90°)であってもよい。
また、図4では、1つの眼内レンズ9当たりの支持部91の本数が2本の例を示したが、例えば3本、4本、5本、6本など2本以外の複数としてもよい。また図4では支持部91をループ形状としたが、ループ状以外でも、レンズ部90の外周部から視軸に関する径方向外方に線状に延びる形状を備えればよい。
1、4、5、6、7、8、200 眼内レンズ装着用器具
2、41、51、61、71、81、201 針部(棒状部)
24、44、45、54、55、64、65、73、83、204 凹部(側面穴)
23、43、53、63、72、82、203 針部の先端
9 眼内レンズ
90 レンズ部
91 支持部
92 折り返し部
93 屈曲部
94 支持部の先端部

Claims (9)

  1. 側面に凹部が形成された棒状に形成されており、
    前記棒状は管状であり、
    前記凹部は前記管状の内側の空間に導通するように形成され、
    眼球に刺して、前記眼球内に挿入された、レンズ部と前記レンズ部の外周部から線状に延び出す支持部とを備えた眼内レンズの前記支持部の先端部を前記凹部に引っ掛けた後、前記棒状の先端を、前記眼球の内側から外側へと移動させることで、前記先端部を前記眼球の外側に出すための器具である、
    眼内レンズ装着用器具。
  2. 前記棒状の先端が尖った形状に形成される請求項1に記載の眼内レンズ装着用器具。
  3. 前記棒状の前記先端を構成する端面は、前記棒状の軸線に対して斜めの面に形成されており、
    前記端面のうち最も前記棒状の基端側に引っ込んだ部位と、前記端面のうち最も突き出た部位とは前記棒状の軸線回りの円周における180°反対側の位置に形成され、
    前記凹部が形成する空間の、前記軸線回りの周方向に沿った幅の中間位置は、前記端面の前記突き出た部位の周方向位置よりも前記端面の前記引っ込んだ部位の周方向位置に近い位置にある請求項1又は2に記載の眼内レンズ装着用器具。
  4. 前記凹部が形成する空間の、前記棒状の軸線回りの周方向に沿った幅は、前記凹部が形成されていない軸方向位置での前記棒状の周方向における全長の半分よりも小さい請求項1〜のいずれか1項に眼内レンズ装着用器具。
  5. 前記凹部が形成する空間の、前記棒状の軸線回りの周方向に沿った幅は、前記凹部が形成されていない軸方向位置での前記棒状の周方向における全長の半分よりも大きい請求項1〜のいずれか1項に眼内レンズ装着用器具。
  6. 前記棒状は途中に屈曲部を有した形状であり、
    前記凹部が形成する空間の、前記棒状の軸線回りの周方向に沿った幅の中間位置は、前記屈曲部の内側部分と同じ周方向位置に設定される請求項1〜のいずれか1項に記載の眼内レンズ装着用器具。
  7. 前記凹部の開口部の、前記棒状の軸線方向における幅は、前記開口部の、前記軸線方向に直角な方向における幅よりも大きい請求項1〜のいずれか1項に記載の眼内レンズ装着用器具。
  8. 前記眼内レンズの前記先端部は屈曲した形状に形成される請求項1〜のいずれか1項に記載の眼内レンズ装着用器具。
  9. 側面に凹部が形成された棒状に形成されており、
    前記棒状は途中に屈曲部を有した形状であり、
    前記凹部が形成する空間の、前記棒状の軸線回りの周方向に沿った幅の中間位置は、前記屈曲部の内側部分と同じ周方向位置に設定され、
    眼球に刺して、前記眼球内に挿入された、レンズ部と前記レンズ部の外周部から線状に延び出す支持部とを備えた眼内レンズの前記支持部の先端部を前記凹部に引っ掛けた後、前記棒状の先端を、前記眼球の内側から外側へと移動させることで、前記先端部を前記眼球の外側に出すための器具である、
    眼内レンズ装着用器具。
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