WO2014084355A1 - 眼内レンズの挿入器具 - Google Patents

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Abstract

 眼内レンズを眼球内に挿入する際に、眼内レンズの姿勢を維持しつつ、より円滑に、挿入器具の先端から眼内レンズを放出することが可能な技術を提供する。切開創に挿入されるノズル部15を有するノズル本体と、眼内レンズ2をセットすることで眼内レンズ2をノズル本体の中に配置可能なステージ部と、ノズル本体に押し込まれてステージ部にセットされた眼内レンズ2を先端で押圧して眼内レンズ2をノズル部15の先端部10aから眼球内に放出するプランジャ60と、を備える。ノズル部15の先端部10aは、眼内レンズ2の光軸後側から前側にいくに従って、端面の位置が前側になるように斜めにカットされており、プランジャ60の先端61dには、眼内レンズ2の光軸後側の面を載置可能なようにより前側に突出した突出部61eが設けられている。

Description

眼内レンズの挿入器具

 本発明は、眼内レンズを患者の眼球内に挿入するための眼内レンズの挿入器具に関する。

 従来から、白内障等の手術においては、眼球における角膜(鞏膜)や水晶体前嚢部分などの眼組織に切開創を設け、この切開創を介して、嚢内の水晶体を摘出、除去し、その後に、水晶体に代替する眼内レンズを、前記切開創より眼内に挿入して嚢内に配置させる処置が行われている。

 特に近年においては、眼内レンズを切開創より眼球内に挿入する際に、以下に示すような挿入器具が用いられる場合が多い。すなわち、器具本体の先端部に設けられた挿入筒部の先端開口を上述の切開創を通じて眼球内に挿し入れると共に、眼内レンズを器具本体内で小さく変形せしめた状態で挿入筒部の先端開口から棒状のプランジャによって押し出すことにより、眼内レンズを眼球内に挿入する。このような挿入器具を用いることにより、水晶体の摘出除去のために形成した切開創を利用して眼内レンズを簡単に眼球内に挿入できるので、手術を簡略化することができ、手術後の乱視の発生や感染症の発生を抑制することができる。

 ところで、上記の眼内レンズの挿入作業においては、挿入器具の挿入筒部の先端開口から眼球内に眼内レンズを放出する際に、眼内レンズの姿勢を安定させることが困難な場合があった。すなわち、挿入筒部の先端開口から放出される際に眼内レンズが回転してしまい(例えば前転してしまい)、眼球内に所望の姿勢のままで放出できず、眼内レンズを放出した後の、眼球内における眼内レンズの姿勢調整の負担が大きくなる場合があった。

 また、挿入筒部の先端開口から眼内レンズを放出する際に、挿入筒部の内壁とプランジャとの間にレンズが挟まってしまい、眼内レンズの円滑な放出が妨げられる場合があった。

特開平08-024282号公報 特開2009-028223号公報

 本発明は、上記の従来技術の問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的は、眼内レンズを眼球内に挿入する際に、眼内レンズの姿勢を維持しつつ、より円滑に、挿入器具の先端から眼内レンズを放出することが可能な技術を提供することである。

 本発明は、眼球組織に形成された切開創に挿入される挿入筒部を有し略筒状に形成された器具本体と、
 前記器具本体に一体または別体に設けられ眼内レンズを収納することで前記眼内レンズを前記器具本体の中に配置可能な収納部と、
 前記器具本体に押し込まれて前記収納部に収納された前記眼内レンズを先端で押圧することで前記眼内レンズを前記挿入筒部の先端から眼球内に放出するプランジャと、
 を備え、
 前記切開創より眼球内に挿入された前記挿入筒部の先端から前記眼内レンズを眼球内に放出することで眼内レンズを眼球内に挿入する眼内レンズの挿入器具であって、
 前記挿入筒部の先端は、その一部の領域が眼内レンズ挿入方向のより前側になるように斜めにカットされ、
 前記プランジャの先端における、前記眼内レンズの挿入時に眼内レンズ挿入方向前側から見て前記挿入筒部の先端の前記領域の反対側となる部分には、前記眼内レンズの一部を載置可能なように眼内レンズ挿入方向のより前側に突出した突出部が設けられたことを特徴とする。

 これによれば、プランジャを器具本体内に押し込むことで、プランジャの先端で眼内レンズを押圧して挿入筒部の先端から放出する際に、眼内レンズを、挿入筒部におけるより挿入方向前側の領域とプランジャの突出部とで保持された状態で、挿入筒部の先端から放出することができ、放出の際に眼内レンズの姿勢が不安定になることを抑制できる。また、放出の際に眼内レンズのレンズ本体をプランジャの先端から外れ難くすることができるので、眼内レンズを挿入筒部から放出する際に、眼内レンズがプランジャの先端から外れ、器具本体とプランジャの間に挟まることを抑制できる。その結果、眼内レンズを挿入筒部の先端から放出する際に、眼内レンズの姿勢を安定させることができ、より円滑に眼内レンズを眼球内に放出することができる。

 また、本発明においては、前記挿入筒部の先端は、前記収納部に収納された眼内レンズの光軸後側から前側にいくに従って、端面の位置が眼内レンズ挿入方向のより前側になるように斜めにカットされ、
 前記突出部は、前記眼内レンズの挿入時に前記眼内レンズの光軸後側の面を載置可能なように設けられるようにしてもよい。

 これによれば、プランジャを器具本体内に押し込むことで、プランジャの先端で眼内レンズを押圧して挿入筒部の先端から放出する際に、眼内レンズの光軸方向前側を挿入筒部の先端部分で、一方眼内レンズの光軸方向後側をプランジャの突出部で支持することが可能となる。その結果、眼内レンズが光軸方向の前後から保持された状態で、挿入筒部の先端から放出することができ、放出の際に眼内レンズが回転(例えば、前転あるいは後転)することを抑制できる。

 また、放出の際に眼内レンズのレンズ本体を光軸方向後側からプランジャの突出部で支持し、光軸に垂直の方向は同じくプランジャの先端の突出部以外の部分で押圧しているので、眼内レンズのレンズ本体がプランジャの先端から外れ難くすることができる。その結果、眼内レンズを挿入筒部から放出する際に、眼内レンズがプランジャの先端から外れ、器具本体とプランジャの間に挟まることをより確実に抑制できる。

 結果として、眼内レンズを挿入筒部の先端から放出する際に、眼内レンズの姿勢をより安定させることができ、より円滑に眼内レンズを眼球内に放出することができる。

 また、本発明においては、前記プランジャによって前記収納部に収納された前記眼内レンズを押圧することで前記眼内レンズを前記挿入筒部の先端から眼球内に放出する際に、前記眼内レンズを光軸後側に凸になるように変形させるレンズ変形手段をさらに備えるようにしてもよい。

 ここで、眼内レンズをプランジャの先端で押圧して収納部から挿入筒部の先端まで移動させる際には、器具本体の断面は通常、先端側に行くほど小さくなる。そして、その断面形状の変化に伴って眼内レンズは光軸前側に凸または光軸後側に凸になるように、移動方向の軸を囲むように変形する。本発明においては、そのような場合に、眼内レンズが光軸後側、すなわち突出部側に凸になるように変形することを促進するレンズ変形手段を備えることとした。

 これにより、眼内レンズが挿入筒部の先端から放出される際に、眼内レンズの凸になった部分をより確実に突出部に載置することができる。その結果、挿入筒部の先端から放出される際の眼内レンズの姿勢をより安定させることが可能となる。

 また、本発明においては、前記眼内レンズの挿入器具は、製造工程で予め眼内レンズが前記収納部に収納され、該眼内レンズが収納された状態で流通する、プリセット型挿入器具としてもよい。これによれば、より迅速に、そしてより円滑または安全に、眼内レンズを患者の眼球内に挿入することが可能となる。

 なお、上記した本発明の課題を解決する手段については、可能なかぎり組み合わせて用いることができる。

 本発明によれば、眼内レンズを眼球内に挿入する際に、眼内レンズの姿勢を維持しつつ、より円滑に、挿入器具の先端から眼内レンズを放出することができる。

従来の眼内レンズの挿入器具の概略構成を示す図である。 眼内レンズの概略構成を示す図である。 従来のノズル本体の概略構成を示す図である。 従来の位置決め部材の概略構成を示す図である。 従来のプランジャの概略構成を示す図である。 本発明の実施例1におけるプランジャの先端付近を示す図である。 本発明の実施例1におけるプランジャと眼内レンズとの位置関係について説明するための図である。 本発明の実施例1における挿入器具の作用について説明するための図である。 本発明の実施例1における眼内レンズのレンズ本体の変形の様子を示す図である。 本発明の実施例2におけるプランジャの先端付近を示す図である。 本発明の実施例2におけるプランジャと眼内レンズとの位置関係について説明するための図である。 本発明の実施例2における挿入器具の収納部付近を示す斜視図である。

 以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。

 <実施例1>
 図1には、従来の眼内レンズの挿入器具1(以下、単に、挿入器具1ともいう。)の概略構成を示す。図1(a)は平面図、図1(b)は側面図を示している。挿入器具1は、断面略矩形の筒状に形成されており片側は大きく開口し(以下、大きく開口した側を後端部10bという。)、別の片側端部には細く絞られた挿入筒部としてのノズル部15及び斜めに開口した先端部10aを備える器具本体としてのノズル本体10と、ノズル本体10に挿入され往復運動可能なプランジャ30とを備えている。なお、以下において、ノズル本体10の先端部10aから後端部10bへ向かう方向またはその逆方向を前後方向、図1(a)において紙面に垂直方向を上下方向、図1(b)において紙面に垂直方向を左右方向とする。

 ノズル本体10の後端部10b付近には、板状に迫り出し、使用者がプランジャ30をノズル本体10の先端側に押し込む際に指を掛けるホールド部11が一体的に設けられている。また、ノズル本体10におけるノズル部15の後端側には、眼内レンズ2をセットする収納部としてのステージ部12が設けられている。このステージ部12は、ステージ蓋部13を開蓋することでノズル本体10の上側(図1(a)における紙面垂直手前側であって、眼内レンズの光軸前側に相当する。)が開放されるようになっている。また、ステージ部12には、ノズル本体10の下側(図1(a)における紙面垂直奥側であって、眼内レンズの光軸後側に相当する。)から位置決め部材50が取り付けられている。この位置決め部材50によって、使用前(輸送中)において、ステージ部12内で眼内レンズ2が安定して保持されている。

 すなわち、挿入器具1においては、製造時に、ステージ蓋部13が開蓋し位置決め部材50がステージ部12に取り付けられた状態で、眼内レンズ2がステージ部12に、光軸前側が上になるようにセットされる。そして、ステージ蓋部13を閉蓋させた後出荷、販売される。さらに、使用時には使用者がステージ蓋部13を閉蓋したままで位置決め部材50を取り外し、その後プランジャ30をノズル本体10の先端側に押し込む。このことで、プランジャ30によって眼内レンズ2を押圧し、ノズル部15まで移動させた上で、先端部10aより眼内レンズ2を押し出す。なお、挿入器具1におけるノズル本体10、プランジャ30、位置決め部材50はポリプロピレンなどの樹脂の素材で形成される。ポリプロピレンは医療用機器において実績があり、耐薬品性などの信頼性も高い素材である。

 図2は、眼内レンズ2の概略構成を示した図である。図2(a)は平面図、図2(b)は側面図を示す。眼内レンズ2は、所定の屈折力を有するレンズ本体2aと、レンズ本体2aと一体に設けられ、レンズ本体2aを眼球内で保持するためのヒゲ状の2本の支持部2b、2bとから形成されている。レンズ本体2a及び支持部2bは可撓性の樹脂材料から形成されている。

 図3にはノズル本体10の平面図を示す。前述のようにノズル本体10においては、眼内レンズ2はステージ部12にセットされる。そして、その状態でプランジャ30によって押圧されて先端部10aから眼内レンズ2が放出される。なお、ノズル本体10の内部にはノズル本体10の外形の変化に応じて断面形状が変化する貫通孔10cが設けられている。そして、眼内レンズ2が放出される際は、眼内レンズ2は、ノズル本体10内の貫通孔10cの断面形状の変化に応じて変形し、患者の眼球に形成された切開創に入り易い形に変形した上で放出されることになる。また、先端部10aは、上側が下側より前側(収納された眼内レンズ2の光軸後側から前側にいくに従って、端面の位置が眼内レンズ挿入方向のより前側)になるように斜めにカットされた形状となっている。なお、この先端部10aの斜めにカットされた形状については、左右方向から見て平面、すなわち直線的に斜めにカットされていてもよいし、外側に膨らみを持つように、すなわち曲面形状となるように斜めにカットされていてもよい。

 ステージ部12には、眼内レンズ2のレンズ本体2aの径より僅かに大きな幅を有するステージ溝12aが形成されている。ステージ溝12aの前後方向の寸法は、眼内レンズ2の両側に延びる支持部2b、2bを含む最大幅寸法よりも大きく設定されている。また、ステージ溝12aの底面によってセット面12bが形成されている。セット面12bの上下方向位置(図3の紙面に垂直方向の位置)は、ノズル本体10の貫通孔10cの底面の高さ位置よりも上方(図3の紙面に垂直方向手前側)に設定されており、セット面12bと貫通孔10cの底面とは底部斜面10dによって連結されている。

 ステージ部12とステージ蓋部13とは一体に形成されている。ステージ蓋部13はステージ部12と同等の前後方向の寸法を有している。ステージ蓋部13は、ステージ部12の側面がステージ蓋部13側に延出して形成された薄板状の連結部14によって連結されている。連結部14は中央部で屈曲可能に形成されており、ステージ蓋部13は、連結部14を屈曲させることでステージ部12に上側から重なり閉蓋することができるようになっている。

 ステージ蓋部13において、閉蓋時にセット面12bと対向する面には、ステージ蓋部13を補強し、眼内レンズ2の位置を安定させるためにリブ13a及び13bが設けられている。また、プランジャ30の上側のガイドとして案内突起13cが設けられている。

 ステージ部12のセット面12bの下側には、位置決め部材50が取外し可能に設けられている。図4に、位置決め部材50の概略構成を示す。図4(a)は平面図を示し、図4(b)は側面図を示している。位置決め部材50はノズル本体10と別体として構成されており、一対の側壁部51、51が連結部52で連結された構造とされている。それぞれの側壁部51の下端には、外側に向けて延出して広がる保持部53、53が形成されている。

 そして、それぞれの側壁部51、51の上端部には、上方から見た形状が円弧形状であり上側に突出した一対の第一載置部54、54が形成されている。さらに、第一載置部54の上端面における外周側には、第一位置決め部55、55が突出して形成されている。第一位置決め部55の内径どうしの距離は、眼内レンズ2のレンズ本体2aの径寸法よりも僅かに大きく設定されている。

 また、連結部52の前後方向の両端には、上方から見た形状が矩形状であり上側に突出した一対の第二載置部56、56が形成されている。第二載置部56の上面の高さは、第一載置部54の上面の高さと同等になっている。更に、第二載置部56、56の上面において外側の部分には、第二載置部56の左右方向の全体に亘って上側にさらに突出する第二位置決め部57、57が形成されている。第二位置決め部57内側どうしの離隔は、眼内レンズ2のレンズ本体2aの径寸法よりも僅かに大きく設定されている。加えて、第二載置部56の上端部には左右方向の全体に亘り、前後方向に僅かに突出した係止爪58、58が形成されている。

 本実施例では、上記の位置決め部材50が、ノズル本体10のセット面12bの下側から組み付けられる。ノズル本体10のセット面12bには、厚さ方向にセット面12bを貫通するセット面貫通孔12cが形成されている。セット面貫通孔12cの外形は、位置決め部材50の第一載置部54および第二載置部56を上側から見た形状に対し僅かに大きな略相似形状とされている。そして、位置決め部材50がノズル本体10に取り付けられる際には、第一載置部54、54および第二載置部56、56が、セット面12bの下側からセット面貫通孔12cに挿入され、セット面12bの上側に突出する。

 その際、第二位置決め部57、57に設けられた係止爪58、58がセット面貫通孔12cを介してセット面12bに突出し、セット面12bの上面に係止される。このことによって、位置決め部材50がノズル本体10の下側から組み付けられ、第一載置部54、54および第二載置部56、56がセット面12bから突出した状態で固定される。そして、眼内レンズ2がセット面12bにセットされる際には、レンズ本体2aの外周部底面が、第一載置部54、54および第二載置部56、56の上面に載置される。また、レンズ本体2aは第一位置決め部55、55及び第二位置決め部57、57によって水平方向に対して位置規制される。

 図5には従来のプランジャ30の概略構成を示す。プランジャ30は、ノズル本体10よりもやや大きな前後方向長さを有している。そして、円柱形状を基本とした先端側の作用部31と、矩形ロッド形状を基本とした後端側の挿通部32とから形成されている。そして、作用部31は、円柱形状とされた円柱部31aと、円柱部31aの左右方向に広がる薄板状の扁平部31bとを含んで構成されている。

 作用部31の先端部分には、切欠部31cが形成されている。この切欠部31cは、図5から分かるように、作用部31の上方向に開口し左右方向に貫通する溝状に形成されている。また、図5(b)から分かるように、切欠部31cの先端側の溝壁は作用部31の先端側に行くに連れて上方に向かう傾斜面で形成されている。

 一方、挿通部32は、全体的に概略H字状の断面を有しており、その左右方向および上下方向の寸法は、ノズル本体10の貫通孔10cよりも僅かに小さく設定されている。また、挿通部32の後端には、上下左右方向に広がる円板状の押圧板部33が形成されている。

 挿通部32の前後方向の中央より先端側の部分には、挿通部32の上側に向けて突出し、プランジャ30の素材の弾性により上下に移動可能な爪部32aが形成されている。そして、プランジャ30がノズル本体10に挿入された際には、ノズル本体10の上面において厚さ方向に設けられた図3に示す係止孔10eと爪部32aが係合し、このことにより初期状態におけるノズル本体10とプランジャ30との相対位置が決定される。なお、爪部32aと係止孔10eの形成位置は、係合状態において、作用部31の先端が、ステージ部12にセットされた眼内レンズ2のレンズ本体2aの後方に位置し、レンズ本体2aの後方の支持部2bを切欠部31cが下方から支持可能な場所に位置するよう設定されている。

 上記のように構成された挿入器具1の眼内レンズ2の収納前においては、プランジャ30がノズル本体10に挿入されて初期位置に配置される。また、位置決め部材50が、前述のように、セット面12bの下方からノズル本体10に取り付けられる。これにより、位置決め部材50の第一載置部54および第二載置部56がセット面12bに突出した状態に保持される。

 次に、眼内レンズ2のレンズ本体2aが支持部2b、2bをノズル本体10の前後方向に向けた状態で第一載置部54および第二載置部56の上面に載置され位置決めされる。この状態において、眼内レンズ2は、レンズ本体2aの外周部分が第一載置部54および第二載置部56に接触しているので、中央部分は非負荷状態で支持されている。また、この状態において、眼内レンズ2の後側の支持部2bは、プランジャ30の切欠部31cの底面によって支持されている。

 挿入器具1を用いて眼内レンズ2を眼球内に挿入する場合には、先ず、位置決め部材50をノズル本体10から取り外す。これにより、眼内レンズ2のレンズ本体2aを支持していた第一載置部54および第二載置部56がセット面12bから後退し、眼内レンズ2がセット面12b上に移動可能に載置される。

 続いて、眼組織に設けた切開創に、ノズル本体10のノズル部15における先端部10aを挿入する。ここにおいて、先端部10aは斜めの開口形状を有しているので、切開創への挿入を容易に行なうことができる。そして、切開創にノズル部15を挿入した後に、その状態で、プランジャ30の押圧板部33をノズル本体10の先端側に押し込む。これにより、セット面12aにセットされた眼内レンズ2のレンズ本体2a外周にプランジャ30の作用部31の先端が当接し、プランジャ30によって眼内レンズ2が先端部10aに向けて案内される。なお前述のように、先端部10aの開口形状は、その開口面が平面、すなわち直線的な斜めの開口形状であってもよいし、外側に膨らみを持つ、すなわち曲面形状である斜めの開口形状であってもよい。

 上記で説明したような従来の眼内レンズの挿入器具1を用いて、患者の眼球内に眼内レンズ2を挿入させる手術において、プランジャ30で眼内レンズ2を押圧する際に、必ずしも作用部31の先端が眼内レンズ2のレンズ本体2aの重心を押圧するわけではない。また、眼内レンズが先端部10aから放出される瞬間には、先端部10a端部によって上側のみ保持され、下側が保持されない状態となる。従って、眼内レンズ2がノズル部15の先端部10aから放出される時に眼内レンズ2が前転するように回転する傾向があった。また、眼内レンズ2のレンズ本体2aが先端部10a付近の貫通孔10c(ノズル本体10の内壁)とプランジャ30の作用部31との間に挟まり、眼内レンズ2が円滑に先端部10aより放出されない場合があった。

 これに対し、本実施例では、プランジャの作用部の先端形状を変更することで、眼内レンズ2がノズル部15の先端部10aから、姿勢を維持しつつ、より円滑に放出されるようにした。図6には、本実施例におけるプランジャ60の作用部61の先端付近の形状を示している。図6(a)は側面図、図6(b)は平面図、図6(c)は正面図を示す。図に示すように、本実施例においては、作用部61の先端61dの下側(眼内レンズ2の光軸後側)にレンズ本体2aが載置される突出部としての突起61eを設けることとした。

 図7は、本実施例におけるプランジャ60と眼内レンズ2との作動前後の位置関係について説明するための図である。図7(a)は眼内レンズ2の挿入作業を開始する前の状態における平面図、図7(b)は同様の状態における側面図を示す。図に示すように、本実施例においても、眼内レンズ2の後側の支持部2bは、プランジャ60の作用部61の切欠部61cに下側から支持されている。

 そして、眼内レンズ2の挿入作業を開始する前の状態、すなわち、位置決め部材50がステージ部12に取り付けられ、ノズル本体10に設けられた図3に示す係止孔10eとプランジャ60の図示しない爪部とが係合している状態では、突起61eの上面は眼内レンズ2のレンズ本体2aより下側に位置し、突起61eの先端はレンズ本体2aの外周から中心に向かってに若干入り込んだ状態となっている。

 そして、位置決め部材50をステージ部12から取り外すことによって図7(b)の矢印に示すように、眼内レンズ2の位置が相対的に下がる。そして、眼内レンズ2のレンズ本体2aの外周部は突起61eの上に載置される。

 次に、プランジャ60がノズル本体10内に押し込まれた際には、眼内レンズ2のレンズ本体2aの外周部が突起61eの上面に載置されたままプランジャ60が前方(図7左側)に移動して先端61dがレンズ本体2aの外周部に水平方向から当接する。そして、さらにプランジャ60がノズル本体10内に押し込まれることにより、先端61dがレンズ本体2aの外周部を押圧して眼内レンズ2をノズル部15まで移動させ、先端部10aから放出する。

 図8は、眼内レンズ2がノズル部15の先端部10aから放出される際の状態を説明するための図である。図8(a)は従来のプランジャ30によって押し出す場合、図8(b)は本実施例におけるプランジャ60によって押し出す場合を示している。なお、図8において眼内レンズ2は、貫通孔10cの断面形状の変化に伴って変形しており、上下方向の幅寸法が大きくなっている。

 図8(a)に示す従来の場合には、先端部10aから眼内レンズ2が放出される際には、下側(レンズ本体2aの光軸後側)に眼内レンズ2を保持するものがないため、眼内レンズ2は自重によるモーメントが働き、図の矢印の方向に前転する傾向があった。これにより、眼内レンズ2を眼球内に放出する際に、レンズ本体2aの姿勢を維持することが困難で、放出後に眼内レンズ2の姿勢を大幅に調整し直さなければならない場合があった。

 それに対し、図8(b)に示す本実施例においては、レンズ本体2aは突起61eの上面と貫通孔10cの上側内壁によって上下から挟まれるように保持されている。従って、本実施例においては、眼内レンズ2は図8(b)に示すように、プランジャ60による押圧方向に姿勢を維持したまま放出され得る。

 また、図8(a)に示す従来例においては、眼内レンズ2のレンズ本体2aがプランジャ30の作用部31の外壁と、貫通孔10cの間の隙間に挟み込まれてしまい、円滑に放出されない場合があった。これに対し、図8(b)に示す本実施例においては、眼内レンズ2のレンズ本体2aは安定して突起61eと先端61dによって支持されているので、プランジャ30の作用部31の外壁と、貫通孔10cの間の隙間に挟み込まれてしまうといった不都合を抑制することが可能である。

 なお、本実施例において、ノズル本体15の先端部10aの上側の領域は、挿入筒部の先端において眼内レンズ挿入方向のより前側となる「一部の領域」に相当する。また、本実施例においては、作用部61の先端61dの下側(眼内レンズ2の光軸後側)にレンズ本体2aが載置される突起61eが設けられている。このことは、プランジャの先端における、眼内レンズの挿入時に眼内レンズ挿入方向前側から見て挿入筒部の先端の「一部の領域」の反対側となる部分に、前記眼内レンズの一部を載置可能なように眼内レンズ挿入方向のより前側に突出した突出部が設けられることに相当する。

 ところで、本実施例における貫通孔10cは、図8に示すように、ステージ部12側からノズル部15側に行くに連れて底面および上面の幅寸法が小さくなるように断面形状が変化する。この変化により、眼内レンズ2は、先端部10cから眼内レンズ2が放出される際には、上側に凸または下側に凸となるように、移動方向の軸を囲む形で変形する。これにより、小さな切開創からでも眼内レンズ2を眼球内に挿入することができる。

 この場合、本実施例のプランジャ60を使用することを考慮すると、眼内レンズ2が下側に凸となるように変形した方が、凸部をより確実に突起61eの上面に保持させることができる。また、放出直後に眼内レンズ2のレンズ本体2aが元の形状に復元したとしても、下側に凸となるように変形させた方が、突起61eによる保持状態を維持し易い。そこで、本実施例においては、プランジャ60を使用することに合わせ、ノズル本体10には、眼内レンズ2が下側に凸となるような変形を促進する機構を採用した。

 図9には、本実施例におけるノズル本体10の断面図を示す。図9(a)は、プランジャ60で眼内レンズ2を押圧して移動を開始した直後の断面図、図9(b)は、その後、図3に示すようにステージ部12側からノズル部15側に行くに連れて底面および上面の幅寸法が小さくなっていく途中の断面図、図9(c)は、眼内レンズ2がノズル部15を通過している時点における断面図を示す。また、各断面図には当該断面を通過する際の眼内レンズ2のレンズ本体2aの形状を併せて示している。図9(a)を見て分かるように、本実施例においてステージ部12の直前方で断面形状が変化する前の貫通孔10cには、レンズ本体2aの左右の外周部分に下側から接触するガイド10t、10tが形成されている。

 少なくとも眼内レンズ2が貫通孔10cの断面がテ―パ状に小さくなる領域を通過する前に、ガイド10t、10tが、レンズ本体2aの左右の外周部分が下側に変位しないようにガイドすることで、眼内レンズ2が、図9における下側に凸になることを促進することができる。すなわち、レンズ本体2aをより確実に、図9(b)及び図9(c)に示すように、図9における下側に凸になるように変形させることができる。

 そうすることで、突起61eの上面により確実にレンズ本体2aの凸になった部分を載置することができ、突起61eによる眼内レンズ2の保持をより安定させることができる。なお、上記のガイド10t、10tは、本実施例においてレンズ変形手段に相当する。なお、本実施例では、レンズ変形手段として、ノズル本体10の貫通孔10cに設けたガイド10t、10tを例示したが、レンズ変形手段は、他の構成によるものであってもよい。例えば、ノズル本体10の断面を緩やかな第1テ―パ部と、第1テ―パ部より急峻なテ―パを有する第2テ―パ部の2段階のテ―パで縮小する構成であってもよい。また、貫通孔10cの上側(レンズ光軸前側)の中央に、下側(レンズ光軸後側)に凸状に設けられたガイドであってもよい。

 また、本実施例では図6等に示すように作用部61が断面角柱形状のプランジャ60を例にとって説明したが、これはあくまで例示の一つであり、作用部61を含めたプランジャの形状は、本発明の趣旨を逸脱しない限り他の形状であってもよいことは当然である。このことはノズル本体、ノズル部等の形状についても同様である。

 <実施例2>
 次に、本発明の実施例2について説明する。実施例2においては、プランジャにおいて眼内レンズの後側の支持部を支持する切欠部が、プランジャの下側(眼内レンズの光軸後側)に設けられた例について説明する。

 図10は、本実施例におけるプランジャ70の作用部71の先端付近の図である。本実施例と実施例1におけるプランジャ60との相違点は、実施例1のプランジャ60においては、支持部2bを支持する切欠部61cが、従来例と同様に上側(眼内レンズ2の光軸前側)に配置されているのに対し、本実施例における切欠部71cは下側(眼内レンズ2の光軸後側)に配置されている点である。

 図10において、図10(a)、(c)は各々左右方向から見た側面図、図10(b)は眼内レンズ2の光軸前側から見た平面図、図10(d)は眼内レンズ2の光軸後側から見た底面図、図10(e)は正面図である。図10から分かるように、本実施例のプランジャ70においては、作用部71の先端71dに突起71eが設けられているとともに、眼内レンズ2の支持部2bを保持する切欠部71cは作用部71の、眼内レンズ2の光軸後側に設けられている。

 図11は、本実施例におけるプランジャ70と眼内レンズ2との位置関係について説明するための図である。図11(a)は眼内レンズ2の挿入作業を開始する前の状態における側面図、図11(b)は同様の状態を下側から見た底面図を示す。図に示すように、本実施例においても、眼内レンズ2の挿入作業を開始する前の状態、すなわち、位置決め部材50がステージ部12に取り付けられ、ノズル本体10に設けられた図3に示す係止孔10eとプランジャ70の図示しない爪部とが係合している状態では、突起71eの上面は眼内レンズ2のレンズ本体2aより下側に位置し、突起71eの先端はレンズ本体2aの外周側から中心に向かって若干入り込んだ状態となっている。そして、本実施例においては、眼内レンズ2の後側の支持部2bは、プランジャ70の作用部71の下側に設けられた切欠部71cを貫通する形で保持されている。

 そして、位置決め部材50をステージ部12から取り外すことによって図11(a)の矢印に示すように、眼内レンズ2の位置が相対的に下がる。そして、眼内レンズ2のレンズ本体2aの外周部は突起71eの上に載置される。その際、眼内レンズ2の後側の支持部2bは、切欠部71cの中で、レンズ本体2aと同様にその位置が下がるように移動する。

 さらに、プランジャ70がノズル本体10内に押し込まれた際には、眼内レンズ2のレンズ本体2aが突起71eの上面に載置されたままプランジャ70が前方(図11左側)に移動して先端71dがレンズ本体2aの外周部に当接する。そして、さらにプランジャ70がノズル本体10内に押し込まれることにより、先端71dがレンズ本体2aの外周部を押圧して眼内レンズ2をノズル部15まで移動させる。その際、眼内レンズ2の後側の支持部2bは、切欠部71cにおいて、不用意な変形が生じないように保持されながら移動する。

 本実施例では、さらにプランジャ70が押し込まれることにより、眼内レンズ2はノズル部15の先端部10aに到達する。そして、実施例1と同様、眼内レンズ2が先端部10aより放出される際には、眼内レンズ2のレンズ本体2aは、上側が貫通孔10cの壁面に、下側は突起71eに支持された状態で、前方に真直ぐに放出される。

 そして、その後、プランジャ70の作用部71は、先端部10aから突出し、切欠部71cも、先端部10aから外部に露出する。そうすると、切欠部71cに保持されていた眼内レンズ2の支持部2bは円滑にプランジャ70から自重で離脱する。これにより、支持部2bがプランジャ70に引っかかるなどの不都合を生じず、より円滑に眼内レンズ2を眼球内に放出することが可能となる。

 ところで、本実施例のようなプランジャ70の構成を採用する場合、眼内レンズ2をステージ部12にセットする際には、下側からセットすることが望ましい。何故なら、眼内レンズ2の支持部2bが、下側に開口した切欠部71cを貫通した状態で切欠部71cが支持部2bを保持するように、眼内レンズ2を上側(光軸前側)からステージ部12にセットすることは困難を伴い、作業の平易化を妨げるからである。

 上記のような不都合を解消するため、本実施例における挿入器具では、ステージ蓋部をノズル本体の下側(眼内レンズ2の光軸後側)に設け、位置決め部材を上側(眼内レンズ2の光軸前側)から取り付け可能な構成とし、眼内レンズ2をステージ部にセットする際には、下側(光軸後側)からセットするようにしてもよい。

 図12は、このような場合の挿入器具のノズル本体80におけるステージ部82付近を示す、下側(レンズ光軸後側)の斜め方向から見た斜視図である。図からも分かるように、この構成例では、ステージ蓋部83はノズル本体80における下側(眼内レンズの光軸後側)に設けられている。従って、ステージ部82に眼内レンズ2をセットする際には、ノズル本体80の上下を反転させ、ステージ蓋部83が上方向(地面と反対方向)に来るようにしてから、眼内レンズ2をセットする。この状態では下方向(地面方向)に位置決め部材90の保持部93が突出した状態となる。

 この状態で、眼内レンズ2をノズル本体80のステージ部83にセットする。このとき、プランジャ70の切欠部71cは上方向(地面と反対方向)が開口した状態となっているので、眼内レンズ2の後側の支持部2aを容易に切欠部71cに保持させることができる。その後、ステージ蓋部83を閉蓋し、位置決め部材90を取り外し、ノズル本体の上下を元に戻すことで、眼内レンズ2のステージ部82へのセットは完了する。

 ここで、ステージ蓋部83及び位置決め部材90の詳細な構成及び作用が実施例1におけるステージ蓋部13及び位置決め部材50と相違する点は、まず、位置決め部材90においてレンズ本体2aの高さ方向位置を規制する第一載置部94は、本実施例では眼内レンズ2のレンズ本体2aにおける光軸前側の光学面に接触することになる点であるが、実際の使用領域の外側にしか接触しない構造になっている。また、プランジャ70の案内ガイド83aがステージ蓋部83の内壁面に設けられている点も実施例1とは相違する。

 以上、説明したように、本実施例によれば、ノズル部15、85の先端部10a、80aから眼内レンズ2が放出される際に、眼内レンズ2が前転方向に回転したり、先端部10a、80a付近の貫通孔10c、80cとプランジャ70の作用部71の外壁との間に挟まるなどの不都合を抑制し、より円滑に眼内レンズ2を眼球内に放出することが可能となる。また、本実施例では、プランジャ70の切欠部71cが下側(眼内レンズ2の光軸後側)に設けられているために、眼内レンズ2を眼球内に挿入した際に、後側の支持部2aがプランジャ70から、より確実に離脱し、眼内レンズ2を眼球内により確実に解放することができる。また、支持部2bの弾性変形及び復元の動作を抑制できるため、そのことによる眼内レンズ2の姿勢変化など位置調整への影響を抑制することができる。

 なお、上記の実施例では、眼内レンズ2のレンズ本体2aと支持部2b、2bとが一体に成形されたワンピースタイプの眼内レンズを例にとって説明したが、支持部2b、2bをレンズ本体2aとは別部材で形成したスリーピースタイプの眼内レンズにも本発明を適用可能であることは言うまでもない。

 また、上記の実施例では、先端部10aは、上側が下側より前側(収納された眼内レンズ2の光軸後側から前側にいくに従って、端面の位置が眼内レンズ挿入方向のより前側)になるように斜めにカットされた形状となっている例について示した。しかしながら、本発明はこのような構成に限定されるものではない。

 例えば、ノズル部の先端部は、下側が上側より前側(収納された眼内レンズ2の光軸前側から後側にいくに従って、端面の位置が眼内レンズ挿入方向のより前側)になるように斜めにカットされた形状となっているようにしてもよい。この場合は、プランジャの作用部の先端の上側(眼内レンズ2の光軸前側)にレンズ本体2aが載置される突出部としての突起を設けるようにするとよい。

 この場合は、レンズ本体2aは突起の下面と貫通孔10cの下側内壁によって上下から挟まれるように保持される。これによっても、眼内レンズ2をプランジャによる押圧方向に姿勢を維持したまま放出することが可能になる。

1・・・挿入器具
2・・・眼内レンズ
10、80・・・ノズル本体
10a、80a・・・先端部
10b・・・後端部
12、82・・・ステージ部
13、83・・・ステージ蓋部
15、85・・・挿入筒部
30、60、70・・・プランジャ
31、61、71・・・作用部
31a・・・円柱部
31b・・・扁平部
50、90・・・位置決め部材
61c、71c・・・切欠部
61d、71d・・・先端
61e、71e・・・突起

Claims (4)

  1.  眼球組織に形成された切開創に挿入される挿入筒部を有し略筒状に形成された器具本体と、
     前記器具本体に一体または別体に設けられ眼内レンズを収納することで前記眼内レンズを前記器具本体の中に配置可能な収納部と、
     前記器具本体に押し込まれて前記収納部に収納された前記眼内レンズを先端で押圧することで前記眼内レンズを前記挿入筒部の先端から眼球内に放出するプランジャと、
     を備え、
     前記切開創より眼球内に挿入された前記挿入筒部の先端から前記眼内レンズを眼球内に放出することで眼内レンズを眼球内に挿入する眼内レンズの挿入器具であって、
     前記挿入筒部の先端は、その一部の領域が眼内レンズ挿入方向のより前側になるように斜めにカットされ、
     前記プランジャの先端における、前記眼内レンズの挿入時に眼内レンズ挿入方向前側から見て前記挿入筒部の先端の前記領域の反対側となる部分には、前記眼内レンズの一部を載置可能なように眼内レンズ挿入方向のより前側に突出した突出部が設けられたことを特徴とする眼内レンズの挿入器具。
  2.  前記挿入筒部の先端は、前記収納部に収納された眼内レンズの光軸後側から前側にいくに従って、端面の位置が眼内レンズ挿入方向のより前側になるように斜めにカットされ、
     前記突出部は、前記眼内レンズの挿入時に前記眼内レンズの光軸後側の面を載置可能なように設けられたことを特徴とする請求項1に記載の眼内レンズの挿入器具。
  3.  前記プランジャによって前記収納部に収納された前記眼内レンズを押圧することで前記眼内レンズを前記挿入筒部の先端から眼球内に放出する際に、前記眼内レンズを光軸後側に凸になるように変形させるレンズ変形手段をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の眼内レンズの挿入器具。
  4.  前記眼内レンズの挿入器具は、製造工程で予め眼内レンズが前記収納部に収納され、該眼内レンズが収納された状態で流通する、プリセット型挿入器具であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の眼内レンズの挿入器具。
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