JP6943462B2 - ヘアクリップのかしめ工具 - Google Patents
ヘアクリップのかしめ工具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6943462B2 JP6943462B2 JP2019113797A JP2019113797A JP6943462B2 JP 6943462 B2 JP6943462 B2 JP 6943462B2 JP 2019113797 A JP2019113797 A JP 2019113797A JP 2019113797 A JP2019113797 A JP 2019113797A JP 6943462 B2 JP6943462 B2 JP 6943462B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hair clip
- holding portion
- fixed
- movable
- lever
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000002788 crimping Methods 0.000 title description 25
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 4
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 230000003796 beauty Effects 0.000 description 2
- 230000003648 hair appearance Effects 0.000 description 2
- JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N Ethyl urethane Chemical compound CCOC(N)=O JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 210000004761 scalp Anatomy 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Hand Tools For Fitting Together And Separating, Or Other Hand Tools (AREA)
Description
このようなヘアクリップは、一般に、図1に示すように、一対の長片とされた部材、すなわち髪を挟む際に下側となる下片部材と、髪を挟む際に上側となる上片部材との組み合わせからなる。下片部材と上片部材のいずれにおいても、その先端から中途部にかけて髪を挟むクリップ部(挟持部)を有すると共に、各片の基端は把持部とされている。下片部材と上片部材とは、把持部とクリップ部との境の部位において、ピン軸体により互いの片が近接離反可能となるように揺動自在に枢支されており、ピン軸体の周りには、コイルばねが取り付けられていて、このコイルばねにより一対のクリップ部は閉じる方向に付勢されるものとなっている。これらクリップ部と把持部は一つの長尺な部材として一体に形成されている。
本発明のヘアクリップのかしめ工具は、髪の毛を挟む一対のクリップ部と、前記一対のクリップ部を開閉自在に支持するピン軸体と、前記ピン軸体に設けられたスプリング部の付勢力に抗して前記クリップ部を開かせる二股状とされた把持部と、を備えたヘアクリップを組み立てるかしめ工具であって、下方側に位置する固定側レバーと、上方側に位置する可動側レバーと、前記固定側レバー及び可動側レバーの先端に設けられ且つ所定の間隔以下には縮まらない構成とされたピン挟持部と、を有し、前記ピン挟持部により、前記ヘアクリップのピン軸体の両端を押しつぶすことで、前記ピン軸体によって一対のクリップ部をかしめ、前記ヘアクリップを組立状態とすることを特徴とする。
好ましくは、前記固定部は、当該可動挟持部の下面に平坦な面として形成された第一のヘアクリップ固定部と、前記可動挟持部の側方であって固定挟持部の上面に設けられ、ヘアクリップの把持部が嵌り込むことによりヘアクリップを水平に固定する第二のヘアクリップ固定部と、前記第二のヘアクリップ固定部の上端部に下方に対向する平面として形成された第三のヘアクリップ固定部と、前記第二のヘアクリップ固定部を中心にヘアクリップが水平方向に沿って回転することを規制する第四のヘアクリップ固定部と、を有しているとよい。
本発明は、ヘアクリップ1を組み立てる際に使用する工具2(かしめ工具2)に関するものである。以降では、まず工具2の説明に先立ち、ヘアクリップ1の構成について説明する。
図1に示す如く、組み立て対象のヘアクリップ1は、一対の長片状とされた部材を有するものとなっている。この一対の長片状の部材のうち、髪を挟む際に下側(頭皮側)に配備されるものを下片部材3と呼び、髪を挟む際に上側(頭髪側)となるものを上片部材4と呼ぶ。ヘアクリップ1は、この下片部材3と上片部材4とで頭髪を上下に挟み込むことで、髪止めが可能となっている。
このような構成を有するヘアクリップ1は、使用者の指を用いて、把持部6をそれぞれが近づくように力を加えると、コイルばね8の付勢力に抗して下片部材3と上片部材4とが離反し、その間に髪を差し入れることが可能となる。その後は、使用者の指の力を抜くと、コイルばね8の付勢力で下片部材3と上片部材4とが近接し合い、両部材間で髪を挟むことが可能となる。
図2〜図4には、本発明のかしめ工具2が示されている。かしめ工具2を説明するにあたっては、図2に示した上下方向、前後方向、左右方向をもとに説明を進める。
このリリースレバー18の基端を可動側レバー11の内側に近づけると、引き起こされたリリースレバー18の先端がリンク部材16の凸設部17を下方に押し込み、枢支軸15bと枢支軸15cとリンク部材16の他方端とが一直線上に並ばないようになり、リンク部材16の中立状態が解除されるため、ピン挟持部12が挟持固定状態から解放されることになる。
図2〜図4に示す如く、可動挟持部14は、その先端下面が平面とされていて、固定挟持部13の右側を上下に移動するものとなっている。
固定挟持部13上の面であって可動挟持部14の下面に対面する部分は、平坦な面とされており、これが「第一のヘアクリップ固定部31」となっている。加えて、固定挟持部13の上面に立設されていて、可動挟持部14の左面(側方)に設置された柱状の部材の外周面は、ヘアクリップ1の把持部6が嵌まり込むことによりヘアクリップ1を水平に(水平方向を向く姿勢に)固定する「第二のヘアクリップ固定部32」となっている。
さらにまた、固定挟持部13の上面に略直交するように上下方向に伸びる面であって、上述した柱状の部材の後方に設けられた平面、言い換えれば固定挟持部13の前後方向の中途側に設けられた左右方向に伸びる段差面が、柱状の部材(第二のヘアクリップ固定部32)を中心にヘアクリップ1が水平に回転することを規制する「第四のヘアクリップ固定部37」とされている。
以上で述べた第一のヘアクリップ固定部31〜第四のヘアクリップ固定部37によりヘアクリップ1の把持部6が固定されることで、ヘアクリップ1は、かしめ工具2のピン挟持部12において常に一定の位置で配設されることとなる。
まず、ヘアクリップ1の下片部材3に上片部材4を組み合わせて、両者を貫通するようにピン軸体7を通過させる。このとき、下片部材3と上片部材4との間にコイルばね8を予め配備しておき、下片部材3、上片部材4、及びコイルばね8の3部材をピン軸体7で貫通させる。ここまでは、手作業による組み立て(組み付け工程)となる。
しかしながら、本発明のかしめ工具2を用いる場合は、このかしめ工程が従来とは異なる手順で行われる。
ピン軸体7の両端を適切な量だけ潰してピン軸体7による最適なかしめ状況とするためには、可動挟持部14と固定挟持部13間の距離を所定のものにする必要がある。そのために、固定側レバー10の基端には、間隔調整ツマミ22が設けられており、この間隔調整ツマミ22を回すことで、リンク部材16の下方端が前後に押されて、固定挟持部13間に対する可動挟持部14の上下位置が可変となる。それ故、間隔調整ツマミ22を適切に調整することで、可動挟持部14と固定挟持部13間の上下距離を適切なものにすることが可能となる。
以上述べたかしめ工具2を利用することにより、ヘアクリップ1を組み立てる作業者の熟練度に左右されることなく、ヘアクリップ1を構成するピン軸体7のかしめ作業をばらつきなく確実に行うことが可能となる。
2 かしめ工具
3 下片部材
4 上片部材
5 クリップ部
6 把持部
7 ピン軸体
8 コイルばね
10 固定側レバー
11 可動側レバー
12 ピン挟持部
13 固定挟持部
14 可動挟持部
15a 枢支軸
15b 枢支軸
15c 枢支軸
16 リンク部材
17 凸設部
18 リリースレバー
19 バネ部材
21 クッション部材
22 間隔調整ツマミ
31 第一のヘアクリップ固定部
32 第二のヘアクリップ固定部
33 第三のヘアクリップ固定部
34 把持軸
35 当て部
36 当て面
37 第四のヘアクリップ固定部
Claims (5)
- 髪の毛を挟む一対のクリップ部と、前記一対のクリップ部を開閉自在に支持するピン軸体と、前記ピン軸体に設けられたスプリング部の付勢力に抗して前記クリップ部を開かせる二股状とされた把持部と、を備えたヘアクリップを組み立てるかしめ工具であって、
下方側に位置する固定側レバーと、上方側に位置する可動側レバーと、前記固定側レバー及び可動側レバーの先端に設けられ且つ所定の間隔以下には縮まらない構成とされたピン挟持部と、を有し、
前記ピン挟持部により、前記ヘアクリップのピン軸体の両端を押しつぶすことで、前記ピン軸体によって一対のクリップ部をかしめ、前記ヘアクリップを組立状態とする
ことを特徴とするかしめ工具。 - 前記ピン挟持部は、固定側レバーの先端に備えられた固定挟持部と、可動側レバーの先端に備えられ且つ固定挟持部に近接離反する可動挟持部と、からなり、
前記固定挟持部及び可動挟持部には、ヘアクリップのピン軸体が上下方向を向くように当該ヘアクリップを配備可能とする固定部が形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載のかしめ工具。 - 前記固定部は、
当該可動挟持部の下面に平坦な面として形成された第一のヘアクリップ固定部と、
前記可動挟持部の側方であって固定挟持部の上面に設けられ、ヘアクリップの把持部が嵌り込むことによりヘアクリップを水平に固定する第二のヘアクリップ固定部と、
前記第二のヘアクリップ固定部の上端部に下方に対向する平面として形成された第三のヘアクリップ固定部と、
前記第二のヘアクリップ固定部を中心にヘアクリップが水平方向に沿って回転することを規制する第四のヘアクリップ固定部と、を有している
ことを特徴とする請求項2に記載のかしめ工具。 - 前記第二のヘアクリップ固定部は、
前記ヘアクリップの二股状とされた把持部が嵌まり込み可能な直径を有し、且つ前記可動挟持部の側方であって固定挟持部の上面に立設するように設けられた把持軸に対して、
当該把持軸の外周面に形成されており、
前記第三のヘアクリップ固定部は、
前記把持軸の上端部に設けられ、且つ横向きとされた当て部に対して、当該当て部の下面であって前記第一のヘアクリップ固定部に対向する当て面として形成されており、
前記第四のヘアクリップ固定部は、
前記固定挟持部の前後方向の中途側に設けられた左右方向に伸びる段差面として形成されている
ことを特徴とする請求項3に記載のかしめ工具。 - 前記固定側レバーと、可動側レバーと、固定側レバー及び可動側レバーの先端に設けられ且つ所定の間隔以下には縮まらない構成とされたピン挟持部とは、バイスプライヤ構造を有しており、
前記可動側レバーと固定側レバーとの間にはリンク部材が配備され、
前記リンク部材により、挟持状態にあるピン挟持部の挟持間隔が一定距離以下に縮まないような構成とされている
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のかしめ工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019113797A JP6943462B2 (ja) | 2019-06-19 | 2019-06-19 | ヘアクリップのかしめ工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019113797A JP6943462B2 (ja) | 2019-06-19 | 2019-06-19 | ヘアクリップのかしめ工具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020203367A JP2020203367A (ja) | 2020-12-24 |
JP6943462B2 true JP6943462B2 (ja) | 2021-09-29 |
Family
ID=73837749
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019113797A Active JP6943462B2 (ja) | 2019-06-19 | 2019-06-19 | ヘアクリップのかしめ工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6943462B2 (ja) |
-
2019
- 2019-06-19 JP JP2019113797A patent/JP6943462B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020203367A (ja) | 2020-12-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4795678B2 (ja) | ラチェット式結束工具 | |
US4802478A (en) | Medical staple and removal method | |
JP2006518630A (ja) | 調整可能髪保持装置 | |
JP2013517794A (ja) | アニマルタグ・アプリケータ | |
US11183807B2 (en) | Crimping tool | |
US11465265B2 (en) | Hand tool with self-resilient handle | |
US8087138B2 (en) | Bead crimping tool | |
CA2595193A1 (en) | Clamping tool | |
JP6943462B2 (ja) | ヘアクリップのかしめ工具 | |
US20110308057A1 (en) | Device to open buckles for child safety seats | |
US7032627B1 (en) | Wire forming tool | |
US6532847B2 (en) | Force-saving pliers | |
JPS6220085B2 (ja) | ||
AU648932B2 (en) | Detent mechanism for controlling position of rotatable die | |
JP2876589B2 (ja) | 古梢用結束機 | |
JP5524366B1 (ja) | 間接活線工法用クリップ | |
WO2006002442B1 (en) | Wire tying implement | |
US2659254A (en) | Wire stripper | |
JP2014121159A (ja) | 間接活線工事用クリップ | |
JP4156601B2 (ja) | 睫毛カール器 | |
JP7017665B1 (ja) | 消防用巻きホース締め直し具及び該締め直し具を用いた消防用巻きホースの締め直し方法 | |
US610881A (en) | Wire stretcher and cutter | |
US8156626B1 (en) | Tab removal device | |
JPH08506925A (ja) | 表示装置を備えた工具 | |
JP2982945B2 (ja) | ドライブシャフト用ブーツ位置決め装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20191031 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210105 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210215 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210824 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210902 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6943462 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |