JP6942923B2 - ドアーの把手取付装置 - Google Patents

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Description

本発明はスライド式ドアー(引き戸)やピボットヒンジ式ドアー(回動扉)、殊更室内の間仕切り用ガラス引き戸に最適な把手の取付装置に関する。
建物の室内を間仕切るスライド式ドアー(引き戸)やピボットヒンジ式ドアー(回動扉)の両面へ、向かい合う一対の把手(ドアーハンドル)を正確に取り付ける装置が、特許文献1〜3に開示されている。
これらの把手取付装置は何れもドアーに開口するボルト貫通孔へ、頭付きボルトを差し込み貫通させて、そのボルトのネジ軸部を先付け側把手のネジ孔と螺合締結することにより、その先付け側の把手をドアーの片面へ取り付け固定すると共に、そのドアーの残る片面へ後付け側の把手を上記ボルトにおける頭部の被覆状態として、しかもその頭部から抜けないように取り付け固定するようになっている点で、本発明に最も近似する公知技術であると考えられる。
特許第5522527号公報 特許第4840806号公報 実開平5−62672号公報
ところが、特許文献1に記載のドアーハンドル取付装置を代表例に挙げて言えば、この取付装置の構成では後付け側の把手であるハンドル本体(1)をボルト(32)における径大な頭部からの抜け止め状態に固定するために、向かい合う上下一対ずつ合計4本の固定ビス(4)のみならず、特別な上下一対のチャンネル(31)と上下一対ずつ合計4個のワッシャ(33)(34)も用意して、これらの部品をボルト(32)の頭部とドアー(D)の片面との相互間へ介挿設置しなければならない。
その結果、更に弾性樹脂製の脚部(2)を貼り付ける必要があることとも相俟って、未だ部品点数が多く、複雑・高価であり、すばやく組立作業することもできないので、量産性と施工性に劣る。
また、矩形断面の棒状体をなすハンドル本体(後付け側の把手)(1)の上下両端部に形成された有底の本体固定穴(11)には、向かい合う一対ずつのビス側孔(11H)が開口分布されており、そのビス側孔(11H)に螺入された固定ビス(4)の頭部が、上記ハンドル本体(後付け側の把手)(1)の上下両端部から左右方向の外部へ露出するため、外観化粧効果(意匠性)の低下を招くことになり、必要部品点数が多く複雑であることとも相俟って、特に室内間仕切り用ガラス戸のハンドル取付装置としては使い難く、不適当の謗りを免れない。
更に、ハンドル本体(後付け側の把手)(1)の本体固定穴(11)に開口する向かい合う上下一対ずつ合計4個のビス側孔(11H)から、別個な上下一対のチャンネル(31)に対応形成されている向かい合う一対ずつのチャンネル側孔(31S)へ、向かい合う上下一対ずつの固定ビス(4)を挿通し、その固定ビス(4)の先端部を頭付きボルト(32)のネジ軸部へ押し付けることによって、上記ハンドル本体(後付け側の把手)(1)をそのボルト(32)の頭部から抜けない状態に固定維持できるとしても、その固定ビス(4)はただ単なる抜け止め機能を果たすに過ぎず、これを上記ボルト(32)へ如何に強く押し付けても、ハンドル本体(後付け側の把手)(1)をドアー(D)の片面へ引き寄せ密着させることは不可能であり、その結果ドアー(D)に対するハンドル本体(後付け側の把手)(1)の取付状態にガタツキを生じやすく、その耐用的な安定性と固定強度に劣る問題もある。
本発明はこのような課題の改良を目的としており、その目的を達成するために請求項1では上下一対の皿頭付きボルトにおける径小なネジ軸部がドアーのボルト貫通孔を通じて螺合締結されることにより、そのドアーの片面へ取り付け固定される先付け側の把手と、
両ボルトの首部とこれよりも径大な皿頭を受け入れる上下一対のボルト受け入れ溝が、何れもその皿頭の外径とほぼ同じ口径の円筒形で、しかもその円形内周面の上半部が部分的な抜け止め用のキー溝部として、更に上記ボルトの首部よりも皿頭が一定寸法だけ張り出す大きさのほぼ三日月形に切り欠き連通されることにより、全体的な断面ほぼブーツ形に造形された後付け側の把手と、
その後付け側把手における下側のボルト受け入れ溝に向かって、下方から進退操作自在に螺入される止めビスとを備え、
上記後付け側把手のボルト受け入れ溝を両ボルトの皿頭と首部へ被覆する如く差し込むことにより、その後付け側把手を上記ドアーの残る片面へ当てがった状態のもとで、
下側の上記ボルトにおける皿頭の円錐面へ、後付け側把手の下方から上記止めビスの先細り円錐面を押し付け乍ら螺進操作することにより、その後付け側把手における両ボルト受け入れ溝の抜け止め用キー溝部が両ボルトの皿頭と係合して、後付け側把手の抜け止め状態に固定維持されることを特徴とする。
また、請求項2では皿頭付きボルトの首部をドアーのボルト貫通孔よりも径大な円柱形として、その皿頭並びにネジ軸部との連続一体に形成するか、又はそのドアーのボルト貫通孔よりも径大な首部を別個な円筒形のナットとして、上記ボルトにおけるネジ軸部の基端部へ螺合締結したことを特徴とする。
請求項3ではドアーが半透明の強化ガラスから成るスライド式ドアーであり、その先付け側の把手と後付け側の把手とが互いに同じ角棒状のアルミ加工品又はアルミダイカスト製品であることを特徴とする。
更に、請求項4ではドアーが半透明の硬質合成樹脂から成るスライド式ドアー又はピボットヒンジ式ドアーであり、その先付け側の把手と後付け側の把手とが互いに同じ握り持ち可能なほぼコ字形のアルミダイカスト製品又は硬質な合成樹脂成形品であることを特徴とする。
請求項1の上記構成によれば、止めビスの先細り円錐面を下側の皿頭付きボルトにおける皿頭の円錐面へ下方から押し付けて、その押し付けとの相対的に後付け側把手の全体を先付け側把手と向かい合う対応位置まで、逆な下方へ移動させることにより、その後付け側の把手に切り欠かれているボルト受け入れ溝のキー溝部を、下側ボルトの皿頭のみならず上側ボルトの皿頭に対しても、一挙同時に係合させて、上記後付け側把手をドアーからの抜け止め状態に取り付け固定するようになっている。
その結果、必要な構成として著しく簡素で足り、冒頭に挙げた先行特許文献1〜3に記載のチャンネルや内側芯金、ブッシュなどの特別な部品を、そのボルトの頭部とドアーの片面との向かい合う相互間へ介挿設置する必要がなく、最大限の量産効果と施工性を得られるのである。
しかも、僅か1本の上記止めビスが後付け側把手の下方から、その把手の止めビス用ネジ孔に沿って螺入されているに過ぎず、これは下方から意図的に覗かない限り見えないため、著しく優れた外観化粧効果(意匠性)を得られ、特に室内間仕切り用ガラス戸の把手取り付け装置として有益である。
その場合、上記止めビスの先細り円錐面を下側の頭付きボルトにおける皿頭の円錐面へ直接押し付け乍ら、更に螺進操作することによって、後付け側の把手をドアーの片面へ自ずと引き寄せ密着一体化することができるため、その把手のガタツキなどが生じない耐用的に安定・強固な取付状態を得られる。
また、請求項2の構成を採用するならば、首部も含む皿頭付きボルトの全体を一体形成できるほか、ありふれた皿頭付きボルトにおけるネジ軸部の基端部へ、別個な円筒形のナットを螺合締結することにより、そのナットをドアーのボルト貫通孔よりも径大な首部として造形することもできるのである。
更に、請求項3の構成を採用するならば、そのスライド式ドアー(引き戸)の強化ガラスへ向かい合う一対の角棒状把手を取り付けることにより、その把手の浮遊感がある独特の意匠性を与えることができる。
請求項4の構成を採用するならば、スライド式ドアー(引き戸)のみならず、ピボットヒンジ式ドアー(回動扉)にも取り付けることにより、その把手を握り持って回動操作することができ、便利である。
本発明の実施形態に係るスライド式ドアー(ガラス引き戸)を示す外観正面図である。 図1の2−2線に沿う拡大断面図である。 頭付きボルトの正面図である。 図3の平面図である。 先付け側の把手を示す正面図である。 図5の側面図である。 図6の平面図である。 後付け側の把手を示す正面図である。 図8の側面図である。 図9の底面図である。 ドアーの片面に対する先付け側把手の取付状態を示す断面図である。 図11の状態から後付け側把手におけるボルト受け入れ溝の筒芯線を、 頭付きボルトの軸線と対応合致させる位置決め準備状態の断面図である。 図12の状態から後付け側の把手を頭付きボルトへかぶせ付ける如く、上記ドアーの残る片面へ当てがった状態を示す断面図である。 図13の状態から下側の頭付きボルトへ下方から止めビスを押し付けることにより、後付け側の把手を頭付きボルトから抜けないように取り付け固定した状態の断面図である。 図14の要部を抽出して示す拡大断面図である。 頭付きボルトが具備する首部の変形実施形態を示す断面図である。 先付け側把手と後付け側把手の変形実施形態を示す図2に対応する断面図である。
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施形態を詳述する。図1、2はその本発明の適用一例に係るドアー(D)として、すりガラス調などの半透明な全面ガラス(厚さが例えば5mmの強化ガラス)から成る室内間仕切り用のスライド式ドアー(ガラス引き戸)を示しており、(10)はそのガラス製ドアー(D)を縁取るアルミフレームである。
(11F)(11R)は上記ドアー(D)における先付け側の把手と後付け側の把手であって、互いに同じ大きさと外観形状を有し、上下一対ずつの頭付きボルト(B)と止めビス(12)により、上記ドアー(D)における就中ガラスの両面へ正確な位置関係での向かい合う一対として取り付け固定されるようになっている。但し、その両把手(11F)(11R)はドアー(D)の縁取りフレーム(10)へ取り付け固定されることもある。
即ち、上記ドアー(D)の所定高さ位置には上下一対のボルト貫通孔(13)が形成されており、その各ボルト貫通孔(13)へ頭付きボルト(B)が水平に差し込み貫通されることとなる。
その各頭付きボルト(B)は例えばM4サイズとして、図3、4のような上記ボルト貫通孔(13)の口径よりも大きな外径(d1)(例えばΦ5.5mm)の円柱形首部(14)と、その首部(14)よりも径大な皿型の頭部(15)(皿頭ということもある)並びに径小なネジ軸部(16)とを備えており、そのネジ軸部(16)から上記ドアー(D)のボルト貫通孔(13)へ差し込んだ時、そのボルト(B)の首部(14)がドアー(D)へ係止するようになっている。(17)は皿頭(15)に切り欠かれた回動操作工具用の係止凹溝、(18)は同じく皿頭(15)の円錐面である。
先付け側の把手(11F)と後付け側の把手(11R)は図示実施状態の場合、何れも一定長さ(例えば160mm)を備えた矩形断面(例えば12mm×12mm)の角棒状アルミ押出材から成り、その表面にはスライド操作手を安定良く掛けるための凹曲面(図示省略)が切削加工されているが、その加工に代るアルミダイカスト製品として、手掛け用凹曲面が一体に成形されることもある。
そして、先付け側の把手(11F)には図5〜7のような上下一対の一定深さ(s1)(例えば8mm)を有する有底のネジ孔(19)が穿設されており、上記頭付きボルト(B)のネジ軸部(16)と螺合締結されるようになっている。
他方、後付け側の把手(11R)には図8〜10のような上下一対の一定深さ(s2)(例えば7.5mm)を有するボルト受け入れ溝(G)が切り欠かれており、上記頭付きボルト(B)の皿頭(15)と首部(14)を受け入れることができるようになっている。
つまり、その各ボルト受け入れ溝(G)は上記ボルト(B)における皿頭(15)の外径(d2)(例えばΦ10mm)とほぼ同じ口径(d3)並びに上記一定深さ(s2)の円筒形として、ドアー(D)への横向きに開口しており、しかもその円形内周面の上半部が部分的な抜け止め用のキー溝部(20)として、更に上記ボルト(B)の首部(14)よりも皿頭(15)が一定寸法(h)(例えば2mm)だけ張り出す大きさ・形状(ほぼ三日月形)に切り欠き連通された全体的な断面ほぼブーツ形に造形されているのである。
その結果、後付け側の把手(11R)に開口する上記円筒形ボルト受け入れ溝(G)の筒芯線(E−E)と、頭付きボルト(B)の軸線(O−O)とが、図11に示すように上記一定寸法(h)だけ偏心し、延いては互いに同じ一定長さを備えた先付け側把手(11F)と後付け側把手(11R)とが、その偏心分だけ上下方向へ位置ズレする関係となる。
そのため、先付け側の把手(11F)をドアー(D)へ取り付け固定している頭付きボルト(B)の皿頭(15)と首部(14)へ、上記後付け側の把手(11R)を差し込み套嵌できるように、その後付け側把手(11R)における上記円筒形ボルト受け入れ溝(G)の筒芯線(E−E)を図11から図12のように、頭付きボルト(B)の軸線(O−O)と対応合致するように言わば位置決め準備する。
そして、後付け側把手(11R)を上記ボルト(B)の皿頭(15)と首部(14)へ、図13のような被覆状態に差し込み、その後上記把手(11R)を図13から図14のように下方へ、上記一定寸法(h)だけ偏心させる如く移動させれば、そのボルト受け入れ溝(G)のキー溝部(20)がボルト(B)の皿頭(15)と係合することになり、上記把手(11R)をそのボルト(B)の皿頭(15)から抜けない状態に、しかも先付け側の把手(11F)と正確に向かい合う位置関係として取り付け固定することができるのである。
更に、上記後付け側の把手(11R)に開口する両ボルト受け入れ溝(G)のうち、その下側のボルト受け入れ溝(G)には止めビス用ネジ孔(21)が下方からの連通状態に開口形成されており、そのネジ孔(21)へ把手(11R)の下方から螺入した止めビス(12)を螺進操作することによって、その止めビス(12)の先細り円錐面(22)を上記ボルト(B)における皿頭(15)の円錐面(18)へ押し付けることができるようになっている。(23)は止めビス(12)に切り欠かれた回動操作工具用の係止凹溝である。
上記構成の先付け側把手(11F)と後付け側把手(11R)とをドアー(D)の両面へ、向かい合う一対として取り付けるに当たっては、先ずドアー(D)の片面へ先付け側の把手(11F)を、その上下一対の有底ネジ孔(19)がドアー(D)に開口する上下一対のボルト貫通孔(13)と合致連通する状態に当てがった上、そのボルト貫通孔(13)へ頭付きボルト(B)を各々差し込み貫通させて、その各ボルト(B)のネジ軸部(16)を先付け側把手(11F)の上記ネジ孔(19)へ螺入し、各ボルト(B)の首部(14)がドアー(D)の残る片面へ係止するまで締め付ける。
そうすれば、先付け側の把手(11F)は図11のように、ドアー(D)の片面へ引き寄せ密着された取り付け固定状態となり、ガタツキなどを生じるおそれがない。
そこで、次に後付け側の把手(11R)を図11から図12のように上記ドアー(D)の残る片面側から、その上下一対のボルト受け入れ溝(G)の上記筒芯線(E−E)が頭付きボルト(B)の軸線(O―O)と各々合致する対応位置関係として、その両ボルト(B)の皿頭(15)と首部(14)へ被覆状態に差し込むことにより、その後付け側の把手(11R)を上記ドアー(D)の残る片面へ当てがう。
その当てがった状態では図13のように、後付け側把手(11R)のボルト受け入れ溝(G)に切り欠き連通している部分的なキー溝部(20)が、未だ上記ボルト(B)の皿頭(15)と係合しておらず、その後付け側の把手(11R)は既にドアー(D)の上記片面へ取り付け固定されている先付け側の把手(11F)よりも、上記一定寸法(h)だけ上方へ偏倚した位置関係にあり、正確に向かい合っていない。
そのため、図13の状態から図14のように、後付け側把手(11R)の下側ボルト受け入れ溝(G)と連通開口している止めビス用ネジ孔(21)へ、その後付け側把手(11R)の下方から止めビス(12)を螺入し、これを上方へ螺進操作することにより、その止めビス(12)の先細り円錐面(22)を対応的な下側のボルト(B)における皿頭(15)の円錐面(18)へ押し付ける。
その押し付け乍ら更に止めビス(12)を上方へ螺進操作すれば、上記頭付きボルト(B)は固定状態にあるため、後付け側把手(11R)の全体がその後相対的に逆な下方へ移動(バック)することになり、図15の部分拡大図から明白なように、その上記ボルト受け入れ溝(G)のキー溝部(20)が最後にボルト(B)の皿頭(15)と係合する結果、上記後付け側の把手(11R)はそのボルト(B)からの抜け止め状態に取り付け固定されるのである。
このような後付け側把手(11R)の移動とそのボルト(B)からの抜け止め状態は、僅か1本の止めビス(12)を使用し、その先端部を下側ボルト(B)の皿頭(15)へ押し付けるだけであっても、上記後付け側把手(11R)の全体が移動するため、図2、14から明白なようにその上側ボルト受け入れ溝(G)のキー溝部(20)と、上側ボルト(B)の皿頭(15)についても同じ抜け止め状態を一挙同時に達成することができる。
その場合、図1〜15に示した実施形態では、上下一対の上記ボルト(B)が互いに同じ皿頭(15)付きとして、円錐面(18)を具備しており、その皿頭(15)の円錐面(18)へ止めビス(12)の先細り円錐面(22)を、ボルト(B)の軸線(O−O)と直交する方向(図示の下方)から直接押し付けるようになっているため、その止めビス(12)の先細り円錐面(22)は皿頭(15)の円錐面(18)を滑り移動することになり、その付勢力によって上記後付け側の把手(11R)をドアー(D)の残る片面へ、自ずと引き寄せ密着一体化させることができるのであり、そのドアー(D)に対する後付け側把手(11R)の取り付け状態にガタツキなどを生じるおそれはない。
図1〜15に示した実施形態では頭付きボルト(B)の首部(14)を、その皿型の頭部(皿頭)(15)やネジ軸部(16)との連続一体に製作しているが、図16の別な実施形態に示す如く、その首部(14)を別個な円筒形のナット(14a)として、ネジ軸部(16)の基端部へ締結一体化してもさしつかえない。
また、図1〜15の実施形態ではドアー(D)をガラス引き戸として、その両面へ一定長さの角棒状把手(11F)(11R)を取り付け固定しているが、その図2、14と対応する図17の変形実施形態に示す如く、例えば硬質な合成樹脂材から断面ほぼコ字形に成形された先付け側把手(11F)と後付け側把手(11R)を、スライド式ドアー(引き戸)やピボットヒンジ式ドアー(回動扉)へ向かい合う一対として取り付け、その把手(11F)(11R)を握り持った又は掴み持った手先により、そのドアー(D)における横方向へのスライド操作や前後(正背)方向への回動操作を行えるように設定しても良い。
尚、図示の実施形態ではガラス製ドアー(D)を説明したが、そのドアー(D)の材質としてはガラスのほか、半透明又は不透明な硬質合成樹脂材や木質材なども考えられ、本発明を適用実施することができる。
(11F)・・・先付け側の把手
(11R)・・・後付け側の把手
(12)・・・・止めビス
(13)・・・・ボルト貫通孔
(14)・・・・首部
(15)・・・・頭部
(16)・・・・ネジ軸部
(18)・・・・(皿頭の)円錐面
(19)・・・・ネジ孔
(20)・・・・キー溝部
(21)・・・・(止めビス用)ネジ孔
(22)・・・・(止めビスの)先細り円錐面
(B)・・・・・頭付きボルト
(D)・・・・・ドアー
(G)・・・・・ボルト受け入れ溝
(h)・・・・・一定寸法

Claims (4)

  1. 上下一対の皿頭付きボルト(B)における径小なネジ軸部(16)がドアー(D)のボルト貫通孔(13)を通じて螺合締結されることにより、そのドアー(D)の片面へ取り付け固定される先付け側の把手(11F)と、
    両ボルト(B)の首部(14)とこれよりも径大な皿頭(15)を受け入れる上下一対のボルト受け入れ溝(G)が、何れもその皿頭(15)の外径(d2)とほぼ同じ口径(d3)の円筒形で、しかもその円形内周面の上半部が部分的な抜け止め用のキー溝部(20)として、更に上記ボルト(B)の首部(14)よりも皿頭(15)が一定寸法(h)だけ張り出す大きさのほぼ三日月形に切り欠き連通されることにより、全体的な断面ほぼブーツ形に造形された後付け側の把手(11R)と、
    その後付け側把手(11R)における下側のボルト受け入れ溝(G)に向かって、下方から進退操作自在に螺入される止めビス(12)とを備え、
    上記後付け側把手(11R)のボルト受け入れ溝(G)を両ボルト(B)の皿頭(15)と首部(14)へ被覆する如く差し込むことにより、その後付け側把手(11R)を上記ドアー(D)の残る片面へ当てがった状態のもとで、
    下側の上記ボルト(B)における皿頭(15)の円錐面(18)へ、後付け側把手(11R)の下方から上記止めビス(12)の先細り円錐面(22)を押し付け乍ら螺進操作することにより、その後付け側把手(11R)における両ボルト受け入れ溝(G)の抜け止め用キー溝部(20)が両ボルト(B)の皿頭(15)と係合して、後付け側把手(11R)の抜け止め状態に固定維持されることを特徴とするドアーの把手取付装置。
  2. 皿頭付きボルト(B)の首部(14)をドアー(D)のボルト貫通孔(13)よりも径大な円柱形として、その皿頭(15)並びにネジ軸部(16)との連続一体に形成するか、又はそのドアー(D)のボルト貫通孔(13)よりも径大な首部(14)を別個な円筒形のナット(14a)として、上記ボルト(B)におけるネジ軸部(16)の基端部へ螺合締結したことを特徴とする請求項1記載のドアーの把手取付装置。
  3. ドアー(D)が半透明の強化ガラスから成るスライド式ドアーであり、その先付け側把手(11F)と後付け側把手(11R)とが互いに同じ角棒状のアルミ加工品又はアルミダイカスト製品であることを特徴とする請求項1記載のドアーの把手取付装置。
  4. ドアー(D)が半透明の硬質合成樹脂から成るスライド式ドアー又はピボットヒンジ式ドアーであり、その先付け側把手(11F)と後付け側把手(11R)とが互いに同じ握り持ち可能なほぼコ字形のアルミダイカスト製品又は硬質な合成樹脂成形品であることを特徴とする請求項1記載のドアーの把手取付装置。
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