JP6942871B2 - Ni基鍛造合金材の製造方法 - Google Patents
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前記Ni基鍛造合金材は、4.0質量%以上18質量%以下のCr(クロム)と、2.0質量%以上25質量%以下のCo(コバルト)と、14質量%以下のW(タングステン)と、8.0質量%以下のMo(モリブデン)と、2.0質量%以上7.0質量%以下のAlと、8.0質量%以下のTi(チタン)と、10質量%以下のTa(タンタル)と、3.0質量%以下のNb(ニオブ)と、3.0質量%以下のHf(ハフニウム)と、2.0質量%以下のRe(レニウム)と、2.0質量%以下のFe(鉄)と、0.1質量%以下のZr(ジルコニウム)と、0.001質量%以上0.15質量%以下のC(炭素)と、0.001質量%以上0.1質量%以下のB(ホウ素)とを含み、残部がNiおよび不可避不純物からなり、
式「P値=0.18×Al含有率+0.08×Ti含有率+0.03×Ta含有率」で表されるP値が1.0以上であり、
700℃の温度においてγ相の母相中に50体積%以上70体積%以下のγ’相が析出する化学組成を有し、
前記γ’相は、前記γ相の結晶粒の中に析出する時効析出γ’相粒と、前記γ相の結晶粒の間に析出しNiおよびAlの含有率が前記時効析出γ’相粒よりも高い共晶反応γ’相粒とからなり、
前記製造方法は、
原料を溶解して溶湯を用意し該溶湯を鋳造して、前記化学組成を有する合金鋳塊を形成する溶解・鋳造工程と、
前記合金鋳塊に対して所定温度に加熱した後に700℃まで空冷、ガス冷または水冷で冷却するソーキング処理を施して、前記共晶反応γ’相粒を1体積%以上15体積%以下の範囲で意図的に残存させた擬均質化合金鋳塊を用意する擬均質化熱処理工程と、
前記擬均質化合金鋳塊に対して鍛造加工を施して、所望形状を有すると共に前記共晶反応γ’相粒の平均粒径が2μm以上40μm以下となる鍛造加工成形材を形成する鍛造加工工程と、
前記鍛造加工成形材を他の所定温度に加熱して、前記共晶反応γ’相粒以外の析出相を溶体化すると共に前記γ相の結晶粒を再結晶粗大化して該γ相の平均粒径が15μm以上200μm以下となる再結晶粗大化材を用意する溶体化・結晶粗大化熱処理工程と、
前記再結晶粗大化材に対して時効熱処理を施して、前記γ相の結晶粒の中に前記時効析出γ’相粒を析出させる時効熱処理工程と、
を有することを特徴とするNi基鍛造合金材の製造方法を提供するものである。
(i)前記擬均質化熱処理工程における前記所定温度が1140℃以上1260℃以下である。
(ii)前記鍛造加工工程は、前記時効析出γ’相粒の固溶温度以上で前記Ni基鍛造合金材の共晶温度未満の温度で熱間鍛造を行う。
(iii)前記溶体化・結晶粗大化熱処理工程における前記他の所定温度は、前記時効析出γ’相粒の固溶温度以上で前記共晶反応γ’相粒の固溶温度未満である。
(iv)前記Ni基鍛造合金材は、室温引張強さが1200 MPa以上であり、温度780℃で応力500 MPaのクリープ破断時間が100時間以上である。
前述したように、一方向凝固法や単結晶凝固法によって製造され結晶粒サイズの大きいNi基鋳造合金材は、クリープ特性に優れるが、引張特性や疲労特性に弱点を有する。これに対し、熱間鍛造法によって製造され結晶粒サイズの小さいNi基鍛造合金材は、引張特性や疲労特性に優れるが、クリープ特性に弱点を有する。すなわち、Ni基鋳造合金材とNi基鍛造合金材とは、一般的に作用効果が相反する関係にある。
図1は、本発明に係るNi基鍛造合金材を製造する方法の一例を示す工程図である。図1に示したように、本発明のNi基鍛造合金材を製造する方法は、溶解・鋳造工程(S1)と擬均質化熱処理工程(S2)と鍛造加工工程(S3)と溶体化・結晶粗大化熱処理工程(S4)と時効熱処理工程(S5)とを有する。以下、各工程をより具体的に説明する。
溶解・鋳造工程S1では、所望の合金組成となるように原料を溶解して溶湯を用意し、該溶湯を適当な鋳型に注湯して合金鋳塊10を形成する。原料の溶解方法および鋳造方法に特段の限定はなく、Ni基合金材に対する従前の方法を利用できる。
Crは、γ相に固溶して高温における耐食性を向上させる作用効果のある成分である。該作用効果を得るためには、4.0質量%以上の含有率が好ましい。一方、Cr含有率が18質量%超になると、有害相(例えば、α-Cr相)が析出し易くなってクリープ特性が低下する。Cr含有率は、6.0質量%以上16質量%以下がより好ましく、8.0質量%以上14質量%以下が更に好ましい。
Coは、γ’相(共晶反応γ’相、時効析出γ’相)を固溶強化すると共に高温耐食性を向上させる作用効果のある成分である。該作用効果を得るためには、2.0質量%以上の含有率が好ましい。一方、Co含有率が25質量%超になると、γ’相の析出が抑制されて機械的特性が低下する。Co含有率は、5.0質量%以上20質量%以下がより好ましく、8.0質量%以上15質量%以下が更に好ましい。
Wは、γ相を固溶強化すると共に、γ’相の固溶温度を高めてクリープ特性を向上させる作用効果のある成分である。本発明においてW成分は、必須成分ではないが、その作用効果から添加することが好ましい。ただし、W含有率が14質量%超になると、望まない相(例えば、α-W相)が析出し易くなり、クリープ特性、高温耐食性および靭性が低下する。また、密度が大きな元素であるため、過剰に含有させるとタービン高温部材の質量が増加する(それによるデメリットが生じる)弱点がある。W含有率は、1.0質量%以上12質量%以下がより好ましく、4.0質量%以上10質量%以下が更に好ましい。
Moは、Wと同様にγ相を固溶強化すると共に、γ’相の固溶温度を高めてクリープ特性を向上させる作用効果のある成分である。本発明においてMo成分は、必須成分ではないが、その作用効果から添加することが好ましい。ただし、Mo含有率が8.0質量%超になると、耐酸化性および高温耐食性が低下する。Mo含有率は、0.5質量%以上6質量%以下がより好ましく、1.0質量%以上4.0質量%以下が更に好ましい。
Alは、析出強化相であるγ’相を形成させる必須の成分である。望ましい量のγ’相を形成させるためには、2.0質量%以上の含有率が好ましい。一方、Al含有率が7.0質量%超になると、望まない相(例えば、σ相、α-Cr相)が析出し易くなり、機械的特性および耐食性が低下する。Al含有率は、2.5質量%以上6.5質量%以下がより好ましく、3.0質量%以上6.0質量%以下が更に好ましい。
Tiは、γ’相のAlサイトに固溶し、機械的特性の向上に寄与すると共に高温耐食性を向上させる作用効果のある成分である。本発明においてTi成分は、必須成分ではないが、その作用効果から添加することが好ましい。ただし、Ti含有率が8.0質量%超になると、耐酸化性が低下する。Ti含有率は、1.0質量%以上6.0質量%以下がより好ましく、2.0質量%以上5.0質量%以下が更に好ましい。
Taは、Tiと同様にγ’相のAlサイトに固溶し、機械的特性の向上に寄与する作用効果のある成分である。本発明においてTa成分は、必須成分ではないが、その作用効果から添加することが好ましい。ただし、Ta含有率が10質量%超になると、望まない相(例えば、σ相)が析出し易くなり、クリープ特性が低下する。Ta含有率は、2.0質量%以上8.0質量%以下がより好ましく、3.0質量%以上6.0質量%以下が更に好ましい。
Nbは、Tiと同様にγ’相のAlサイトに固溶し、機械的特性の向上に寄与する作用効果のある成分である。本発明においてNb成分は、必須成分ではないが、その作用効果から添加してもよい。ただし、Nb含有率が3.0質量%超になると、望まない相(例えば、σ相、η相)が析出し易くなり、クリープ特性が低下する。Nb含有率は、2.0質量%以下がより好ましく、1.0質量%以下が更に好ましい。
Hfは、Ni基合金材の表面に形成される保護皮膜(例えば、Cr2O3、Al2O3)の密着性を向上させ、高温耐食性や耐酸化性を向上させる作用効果のある成分である。本発明においてHf成分は、必須成分ではないが、その作用効果から添加してもよい。ただし、Hf含有率が3.0質量%超になると、Ni基合金材の融点を低下させるため、クリープ特性が低下する。Hf含有率は、2.0質量%以下がより好ましく、1.5質量%以下が更に好ましい。
Reは、Wと同様にγ相を固溶強化すると共に、耐食性を向上させる作用効果のある成分である。本発明においてRe成分は、必須成分ではないが、その作用効果から添加してもよい。ただし、Re含有率が2.0質量%超になると、望まない相が析出し易くなり、機械的特性が低下する。また、Reは高価な元素であるため、添加量の増加は合金のコスト増加を伴う。Re含有率は、1.5質量%以下がより好ましい。
Feは、Niに比して延性が高く熱間加工性を向上させる作用効果のある成分である。また、Feは他の元素に比して廉価であることから、材料コストの低減効果もある。本発明においてFe成分は、必須成分ではないが、その作用効果から添加してもよい。ただし、Fe含有率が2.0質量%超になると、γ’相の熱的安定性が低下しクリープ特性が低下する。Fe含有率は、1.0質量%以下がより好ましい。
Zrは、γ相の結晶粒界に偏析して粒界強度を高める作用効果のある成分である。本発明においてZr成分は、必須成分ではないが、その作用効果から添加することが好ましい。ただし、Zr含有率が0.1質量%超になると、望まない相(例えば、Ni3Zr相)が析出し易くなり、延性が低下する。Zr含有率は、0.005質量%以上0.08質量%以下がより好ましく、0.01質量%以上0.05質量%以下が更に好ましい。
Cは、γ相の結晶粒界に偏析し炭化物粒子を形成して粒界強度を高める作用効果のある成分である。当該作用効果を得るためには、0.001質量%以上の含有率が好ましい。一方、C含有率が0.15質量%超になると、炭化物が過剰に形成され、クリープ特性、延性および耐食性が低下する。また、過剰の炭化物は、鋳造欠陥を招き易くなるデメリットもある。C含有率は、0.01質量%以上0.12質量%以下がより好ましく、0.02質量%以上0.1質量%以下が更に好ましい。
Bは、γ相の結晶粒界に偏析しホウ化物粒子を形成して粒界強度を高める作用効果のある成分である。当該作用効果を得るためには、0.001質量%以上の含有率が好ましい。一方、B含有率が0.1質量%超になると、製造工程における溶体化処理の適用可能温度範囲が狭くなり、クリープ特性低下の要因になる。B含有率は、0.005質量%以上0.08質量%以下がより好ましく、0.01質量%以上0.04質量%以下が更に好ましい。
Niは、主要成分の一つであり最大含有率の成分である。不可避不純物は、混入を避けることが極めて困難であるが含有率をできるだけ少なくしたい不純物を意味する成分であり、例えば、Si(ケイ素)、Mn(マンガン)、P、S、O、Nが挙げられる。なお、0.01質量%以下のSi、0.02質量%以下のMn、0.01質量%以下のP、0.01質量%以下のS、0.005質量%以下のO、および0.005質量%以下のNは、混入許容の範囲である。
P値は、γ’相の析出量に影響を与えるパラメータである。700℃におけるγ’相の析出量を50体積%以上とするためには、P値が1.0以上となるように合金組成を制御することが好ましい。P値は、1.1以上がより好ましい。
擬均質化熱処理工程S2では、溶解・鋳造工程S1で用意した合金鋳塊10に対して、化学成分の望まない偏析を解消するためのソーキング処理を行う。ただし、本発明における擬均質化熱処理工程S2は、鋳塊10中に晶出した共晶反応γ’相を意図的にある程度残存させた擬均質化合金鋳塊20を用意するところに大きな特徴がある。
鍛造加工工程S3では、擬均質化合金鋳塊20に対して鍛造加工を施し、所望形状を有する鍛造加工成形材30を形成する。鍛造加工方法に特段の限定はなく、従前の方法(例えば、熱間鍛造、温間鍛造、冷間鍛造)を利用できる。ただし、鍛造加工の温度としては、時効析出γ’相が析出し易い温度領域をできるだけ避けることが好ましい。
溶体化・結晶粗大化熱処理工程S4では、鍛造加工成形材30に対して比較的高温の熱処理を施し、共晶反応γ’相以外の析出相を溶体化すると共に、γ相の結晶粒を再結晶粗大化して再結晶粗大化材40を用意する。本工程S4の熱処理条件としては、時効析出γ’相の固溶温度以上で共晶反応γ’相の固溶温度未満(実質的に、当該Ni基合金材の共晶温度未満)が好ましい。
時効熱処理工程S5では、再結晶粗大化材40に対して時効熱処理を施し、γ相結晶粒の中に時効析出γ’相を析出させる。これにより、本発明のNi基鍛造合金材50が得られる。本工程S5の熱処理条件に特段の限定はなく、従前の条件(例えば、600〜1100℃)を適用できる。
図3は、本発明に係るタービン高温部材としてのタービン動翼の一例を示す斜視模式図である。図3に示したように、タービン動翼100は、概略的に、翼部110とシャンク部120とルート部(ダブティル部とも言う)130とから構成される。シャンク部120は、プラットホーム121とラジアルフィン122とを備えている。なお、ガスタービンの場合、従来のタービン動翼の大きさ(図中縦方向の長さ)は10〜100 cm程度、重量は1〜10 kg程度である。
(合金鋳塊AI-1〜AI-8の作製)
前述した溶解・鋳造工程S1に沿って、表1に示す名目化学組成を有する合金鋳塊AI-1〜AI-8を作製した。なお、表1において、Ni成分の「Bal.」は不可避不純物を含むものとする。また、表中の「−」は意図的には添加しなかったことを示す。
(擬均質化合金鋳塊HI-1〜HI-7および完全均質化合金鋳塊HI-8〜HI-11の用意)
前述した擬均質化熱処理工程S2に沿って、共晶反応γ’相を意図的に残存させた擬均質化合金鋳塊HI-1〜HI-7を用意した。また、従来の均質化熱処理を施してγ’相を完全に溶体化した完全均質化合金鋳塊HI-8〜HI-11を用意した。
(Ni基鍛造合金材FA-1〜FA-11の作製)
実験2で用意した擬均質化合金鋳塊HI-1〜HI-7および完全均質化合金鋳塊HI-8〜HI-11に対して、前述した鍛造加工工程S3〜時効熱処理工程S5に沿って、Ni基鍛造合金材FA-1〜FA-11を作製した。具体的には、鍛造加工工程S3としては、時効析出γ’相の固溶温度以上でNi基合金材の共晶温度未満の熱間鍛造(鍛錬比2以上)を行った。溶体化・結晶粗大化熱処理工程S4としては、熱間鍛造と同じ温度に保持する熱処理を行った。時効熱処理工程S5としては、800℃に保持する熱処理を行った。
(Ni基鍛造合金材FA-1〜FA-11の微細組織観察および機械的特性の測定)
微細組織観察は、走査型電子顕微鏡−エネルギー分散型X線分析装置(SEM-EDX)を用いて行った。得られたSEM像に対して画像処理ソフトウェア(ImageJ)を用いた画像解析を行って、γ相の平均粒径および共晶反応γ’相の平均粒径を算出した。γ相の平均粒径および共晶反応γ’相の平均粒径の結果は、後述する表3に示す。
(γ相、時効析出γ’相および共晶反応γ’相の組成分析)
実験2で用意した擬均質化合金鋳塊HI-1〜HI-7に対して過時効処理を施して、時効析出γ’相の粒子を5μm程度の粒径に粗大化析出させた組成分析用試料を用意した。当該試料に対してSEM-EDXを用いてγ相、時効析出γ’相および共晶反応γ’相の組成分析を行った。
Claims (4)
- Ni基鍛造合金材の製造方法であって、
前記Ni基鍛造合金材は、4.0質量%以上18質量%以下のCrと、2.0質量%以上25質量%以下のCoと、14質量%以下のWと、8.0質量%以下のMoと、2.0質量%以上7.0質量%以下のAlと、8.0質量%以下のTiと、10質量%以下のTaと、3.0質量%以下のNbと、3.0質量%以下のHfと、2.0質量%以下のReと、2.0質量%以下のFeと、0.1質量%以下のZrと、0.001質量%以上0.15質量%以下のCと、0.001質量%以上0.1質量%以下のBとを含み、残部がNiおよび不可避不純物からなり、
式「P値=0.18×Al含有率+0.08×Ti含有率+0.03×Ta含有率」で表されるP値が1.0以上であり、
700℃の温度においてγ相の母相中に50体積%以上70体積%以下のγ’相が析出する化学組成を有し、
前記γ’相は、前記γ相の結晶粒の中に析出する時効析出γ’相粒と、前記γ相の結晶粒の間に析出しNiおよびAlの含有率が前記時効析出γ’相粒よりも高い共晶反応γ’相粒とからなり、
前記製造方法は、
原料を溶解して溶湯を用意し該溶湯を鋳造して、前記化学組成を有する合金鋳塊を形成する溶解・鋳造工程と、
前記合金鋳塊に対して1140℃以上1260℃以下に加熱した後に700℃まで空冷、ガス冷または水冷で冷却するソーキング処理を施して、前記共晶反応γ’相粒を1体積%以上15体積%以下の範囲で意図的に残存させた擬均質化合金鋳塊を用意する擬均質化熱処理工程と、
前記擬均質化合金鋳塊に対して鍛造加工を施して、所望形状を有すると共に前記共晶反応γ’相粒の平均粒径が2μm以上40μm以下となる鍛造加工成形材を形成する鍛造加工工程と、
前記鍛造加工成形材を他の所定温度に加熱して、前記共晶反応γ’相粒以外の析出相を溶体化すると共に前記γ相の結晶粒を再結晶粗大化して該γ相の平均粒径が15μm以上200μm以下となる再結晶粗大化材を用意する溶体化・結晶粗大化熱処理工程と、
前記再結晶粗大化材に対して時効熱処理を施して、前記γ相の結晶粒の中に前記時効析出γ’相粒を析出させる時効熱処理工程と、
を有することを特徴とするNi基鍛造合金材の製造方法。 - 請求項1に記載のNi基鍛造合金材の製造方法において、
前記鍛造加工工程は、前記時効析出γ’相粒の固溶温度以上で前記Ni基鍛造合金材の共晶温度未満の温度で熱間鍛造を行うことを特徴とするNi基鍛造合金材の製造方法。 - 請求項1または請求項2に記載のNi基鍛造合金材の製造方法において、
前記溶体化・結晶粗大化熱処理工程における前記他の所定温度は、前記時効析出γ’相粒の固溶温度以上で前記共晶反応γ’相粒の固溶温度未満であることを特徴とするNi基鍛造合金材の製造方法。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のNi基鍛造合金材の製造方法において、
前記Ni基鍛造合金材は、室温引張強さが1200 MPa以上であり、温度780℃で応力500 MPaのクリープ破断時間が100時間以上であることを特徴とするNi基鍛造合金材の製造方法。
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