JP6942090B2 - 草刈機 - Google Patents

草刈機 Download PDF

Info

Publication number
JP6942090B2
JP6942090B2 JP2018110533A JP2018110533A JP6942090B2 JP 6942090 B2 JP6942090 B2 JP 6942090B2 JP 2018110533 A JP2018110533 A JP 2018110533A JP 2018110533 A JP2018110533 A JP 2018110533A JP 6942090 B2 JP6942090 B2 JP 6942090B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grass
collecting container
guide member
grass collecting
mower
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018110533A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019208477A (ja
Inventor
彰仁 杉尾
彰仁 杉尾
俊輔 藤井
俊輔 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2018110533A priority Critical patent/JP6942090B2/ja
Priority to EP19167385.4A priority patent/EP3578033B1/en
Publication of JP2019208477A publication Critical patent/JP2019208477A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6942090B2 publication Critical patent/JP6942090B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01DHARVESTING; MOWING
    • A01D43/00Mowers combined with apparatus performing additional operations while mowing
    • A01D43/06Mowers combined with apparatus performing additional operations while mowing with means for collecting, gathering or loading mown material
    • A01D43/063Mowers combined with apparatus performing additional operations while mowing with means for collecting, gathering or loading mown material in or into a container carried by the mower; Containers therefor
    • A01D43/0631Control devices specially adapted therefor

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Harvester Elements (AREA)

Description

本発明は、自走しながら草(芝)等を刈り取り、機体に装備されている集草容器に収納する草刈機に関する。
特許文献1には、自走しながら草(芝)等を刈り取り、走行機体の後方に備えられている集草容器に刈り取った草等を収納する草刈機が開示されている。特許文献1の草刈機は、走行機体の下部に設けられたモーアユニットを備えており、モーアユニット内のブレードユニットを回転駆動させることで草地や芝地の草刈りを行う。刈草は、搬送ダクトを通じて集草容器に収納される。集草容器は、例えば概ね箱状の容器であり、搬送ダクトは集草容器の例えば上部に接続されている。よって、搬送ダクトを介して搬送された刈草は、集草容器の上部の開口から次々と集草容器内に投入され、集草容器内に収納される。
特開2015−92844号公報
特許文献1の草刈機では、集草容器の上部の開口から刈草が投入されるものの、次々に投入される刈草の重力により集草容器内の底部の任意の位置に堆積されていく。よって、集草容器のうち搬送ダクトに近い側に刈草が次々と堆積した場合には、集草容器の後方、つまり集草容器の奥側に刈草が収納されていない領域が存在しても、集草容器の開口が塞がってしまう。この場合、集草容器が満杯ではないにも関わらず、搬送ダクトから集草容器への刈草の導入が困難となる。
そこで、本発明は、刈草を効率よく集草容器に収納可能な草刈機を提供することを目的とする。
本発明に係る草刈機の特徴構成は、
走行機体と、
前記走行機体に支持されたモーアユニットと、
前記走行機体に支持され、前記モーアユニットにより刈られた刈草が収納される集草容器と、
前記モーアユニットと前記集草容器に亘って設けられ、前記刈草が通過する搬送ダクトと、
前記集草容器内に設けられ、前記刈草を案内する案内部材と、
前記案内部材の姿勢を変更する姿勢変更機構と、が備えられ、
前記搬送ダクトの前記集草容器側の端部が、前記集草容器の前面壁の上部に形成された投入口に接続され、
前記集草容器には、当該集草容器内から外部に空気を流通させる空気流通部が、前記集草容器の天面壁と後面壁とに沿って設けられ、
前記搬送ダクトからの導入空気を取り込み可能な前記空気流通部の前端は、前記天面壁の前端よりも若干後方であるように前記天面壁の前部箇所寄りに位置し、
前記案内部材が、前記投入口と前記空気流通部の前端との間に位置して、前記搬送ダクトから前記空気流通部の前端に向かう前記導入空気の流れを、前記空気流通部の前端から外れた後方下方へ向けるように案内する後下がり姿勢に配置され、
前記姿勢変更機構が、前記案内部材の後下がり姿勢の傾斜角度を変更するように構成されている点にある。
上記構成によれば、モーアユニットからの刈草は、搬送ダクトを通って集草容器の投入口から集草容器内に導入される際に、案内部材によって流れを制御される。この案内部材は、姿勢変更機構によって姿勢が変更可能に構成されているため、集草容器内での刈草の流れを制御できる。案内部材の姿勢を変更して刈草の流れが制御されることで、集草容器の投入口から離れた、より奥側から順次に刈草を収納することができる。よって、集草容器内に刈草を収納する空間が残った状態で、集草容器の投入口が塞がってしまう事態を抑制できる。
また、案内部材の姿勢が変更可能であるため、例えば刈草の状態によって案内部材の姿勢を調整できる。例えば、刈草が湿った状態であり質量が重い場合には、搬送ダクトからの刈草の流れに沿うように案内部材の姿勢が調整される。例えば、案内部材は、集草容器の天面壁に沿うように姿勢が変更される。これにより、刈草の流れが案内部材により阻害されにくくなる。よって、刈草が湿った状態でも、刈草が集草容器のより奥側から順次に収納される。一方、例えば、刈草が乾燥した状態であり質量が軽い場合には、案内部材は、搬送ダクトからの刈草が案内部材に衝突しつつ、刈草が集草容器のより奥側から順次に収納されるように、その姿勢が調整される。例えば、案内部材の板面と集草容器の投入口の投入面とが概ね平行になるように、案内部材の姿勢が調整される。このとき、投入口からの刈草及び風の向きと、案内部材の板面とが交差するように案内部材の姿勢が調整される。好ましくは、案内部材の板面の上下方向の向きが、上から下に向かうにつれて集送容器の奥側に向かうように調整される。よって、刈草が乾燥した状態であっても、集草容器内での対流を抑制し、刈草が集草容器のより奥側から順次に収納される。そのため、刈草を効率よく集草容器に収納できる。
本発明に係る草刈機の更なる特徴構成は、
前記姿勢変更機構は、前記案内部材を前記走行機体の幅方向に延びる回動軸心周りに回動可能に支持する点にある。
上記構成によれば、案内部材が、走行機体の幅方向に延びる回動軸心周りに回動可能であるので、搬送ダクトから集草容器に導入される刈草と案内部材との接触の程度を調整できる。また、案内部材の姿勢の変更を、回動という簡単な機構で達成できる。
本発明に係る草刈機の更なる特徴構成は、
前記空気流通部を流通する風量を調整する風量調整機構が設けられている点にある。
上記構成によれば、空気流通部に風量調整機構が設けられているため、空気流通部を介して集草容器の外部に排出される風の量を調整できる。これにより、例えば、集草容器内に刈草を効率よく収納可能な程度に、集草容器の外部に逃す風の量を調整することができる。
草刈機の全体を示す側面図である。 草刈機の全体を示す上面図である。 集草容器に設けられた空気流通部及び風量調整機構を模式的に示す模式図である。 別の形態に係る草刈機の全体を示す側面図である。
[実施形態]
本発明による草刈機の具体的な実施形態を説明する前に、図1、図2を用いて本発明を特徴付けている基本的な構成を簡単に説明する。なお、特に断り書きがない限り、この明細書で記載されている前後方向は乗用草刈機の走行方向である機体の長手方向を意味しており、横方向(横断方向)または左右方向は機体長手方向に対して水平に横断する方向を意味しており、上下方向または高さ方向は地面ないしは機体水平面に対する法線方向を意味している。
図1、図2で示された草刈機では、走行機体10の前後方向に延びる機体フレーム2が設けられている。走行機体10の機体フレーム2は横幅の広い前フレーム21と横幅の狭い後フレーム22とで構成されている。前フレーム21及び後フレーム22は、機体前後方向に延びる左右一対の縦ビームと縦ビームを連結するクロスビームとからなる。前フレーム21の横幅(左右の縦ビームの間隔)は後フレーム22の横幅より大きく、平面視で後フレーム22の前部は前フレーム21の後部に入り込んでおり、図示されていない連結部材によって互いに連結されている。
機体フレーム2の前方及び後方それぞれには、左右一対の前輪11(左前輪11a、右前輪11b)と左右一対の後輪12(左後輪12a、右後輪12b)とが設けられており、機体フレーム2は、これら前輪11及び後輪12によって対地支持されている。一対の前輪11は前輪連結アーム23により連結されており、一対の後輪12は後輪連結アーム(図示せず)により連結されている。図1で模式的に示されている草刈機は、ミッドマウント式ゼロターンモーアと称される草刈機であり、後輪12が回転駆動され、前輪11は後輪12の回転駆動に応じて回転する。
機体フレーム2の前部には運転部5が配置されている。運転部5の後部には、エンジンルームを構成するボンネット16が設けられており、ボンネット16内にはエンジン3が配置されている。そして、エンジン3の前方やや下側にトランスミッション4が配置されている。ボンネット16内には、さらに、エンジン3の前方に向かって冷却ファン33及びラジエータ31が順に設けられている。また、ボンネット16内には、機体前後方向に沿うように配置されたマフラー360が設けられており、前方から流入した排気ガスを後方に流出させる。
また、機体フレーム2の前輪11と後輪12との間からは、草(芝)等を刈り取るモーアユニット6がリンク機構14を介して機体フレーム2から吊り下げられている。運転部5の後部にロプス装置13が設けられており、ロプス装置13の後部にはモーアユニット6で刈り取った刈草を搬送する搬送ダクト120が設けられている。搬送ダクト120の後部には縦支柱110が設けられており、エンジン3の上部に位置するように縦支柱110に支持された集草容器100が設けられている。
運転部5には、左右一対の変速レバー51と運転座席53とが設けられている。運転座席53は、機体フレーム2の上の座席支持体52に固定されている。座席支持体52の左右側面にはフェンダ17が形成されている。フェンダ17の上面には操作パネル8が設けられている。フェンダ17の下方には燃料タンク18がそれぞれ配備されている。運転座席53の足元領域にはステップ50が、前フレーム21の上に敷設されている。ステップ50の前領域の中央近くにはブレーキペダル191が配置されている。ブレーキペダル191の横側には、ブレーキペダル191を踏込み位置に保持する駐車用のブレーキロックペダル192が配置されている。
トランスミッション4は、エンジン3の動力を前輪11及び後輪12に伝達する。トランスミッション4には、走行機体10の左側の左後車軸伝動部4aと、走行機体10の右側の右後車軸伝動部4bが含まれている。左後車軸伝動部4aと右後車軸伝動部4bのそれぞれには、独立して操作可能な静油圧式変速機構(HST)が無段変速機構の一例として内装されている。
静油圧式変速機構は、エンジン動力を正転(前進)状態及び逆転(後進)状態で、低速から高速まで無段階に変更して、後輪ユニットの左右それぞれの後輪12に伝達することができる。これにより、左右の後輪12の両方が同じまたはほぼ同じ速度で前進方向に駆動することで直進前進が作り出され、左右の後輪12が同じまたはほぼ同じ速度で後進方向に駆動することで直進後進が作り出される。さらに、左右の後輪12の速度を互いに異ならせることで、走行機体10を任意の方向に旋回移動させることができ、例えば、左右の後輪12のいずれか一方を零速に近い低速にさせ、他方の後輪12を高速で前進側あるいは後進側に操作することで小回り旋回させることができる。さらに、左右の後輪12を互いに逆方向に駆動することで、走行機体10を左右の後輪12のほぼ中央部を旋回中心としてスピンターンさせることもできる。前輪11は、左右一対のキャスタ輪として構成され、縦軸芯周りで向きを自由に変更することができるので、左右の後輪12駆動による走行方向に応じて向きが修正されることになる。
トランスミッション4のミッションケース40の前壁からはモーアユニット6に動力を伝達するPTO軸41が前方に突き出している。このPTO軸41とモーアユニット6のPTO入力軸61とは、PTO中継軸62を介して接続されている。
運転座席53の両側に配置された左右一対の変速レバー51を操作することで、トランスミッション4に対する変速操作、特に左後車軸伝動部4aと右後車軸伝動部4bに対する変速操作が行われる。変速レバー51を前後中立位置に保持すると無段変速装置が中立停止状態となり、変速レバー51を中立位置から前方に操作することで前進変速が実現し、後方に操作することで後進変速が実現する。
ロプス装置13は、運転座席53の後方に設けられており、左右一対の支柱13aと支柱13aの上端をつなぐ横部材13bとを有する。支柱13aは中間で揺動式に折り曲げ可能となっている。支柱13aの下半分である脚部13a2は、後フレーム22の上端とほぼ同じ高さ位置で内側に屈曲し、前フレーム21の後端に達するまで延びている。前フレーム21の後端とロプス装置13の脚部13a2とは連結ブラケットを介して連結されている。支柱13aの上半分である直線状の支柱部13a1は、脚部13a2と、揺動連結部を介して垂直姿勢と横向き(または下向き)姿勢との間で揺動可能に連結されている。
モーアユニット6は、天井壁と天井壁の外周から下方の延びている周壁とからなるモーアデッキ60を備えている。モーアデッキ60は、左側ブレード641、中央ブレード642、右側ブレード643とからなるブレードユニットを備えている。このため、モーアデッキ60には、横方向に並設された垂直軸心を有する第1回転軸631、第2回転軸632、第3回転軸633に、PTO入力軸61によって受け取られた動力を分配するベルト式の伝動ユニット63が設けられている。伝動ユニット63には、トランスミッション4からの動力が、PTO軸41、PTO中継軸62及びPTO入力軸61を介して伝達される。第1回転軸631には左側ブレード641が、第2回転軸632には中央ブレード642が、第3回転軸633には右側ブレード643が取り付けられている。左側ブレード641と中央ブレード642と右側ブレード643とは、それぞれ平面視で、時計方向に回転する。
モーアユニット6は、リンク機構14により、モーアデッキ60が地面に接近している下降作業状態と、モーアデッキ60が地面から上昇した上昇非作業状態との間を上下に揺動可能である。モーアユニット6を下降作業状態にして草刈機が走行するとともに、モーアユニット6のブレードユニットが回転駆動すると、草地や芝地の草刈りが行われる。その際、刈草はブレードユニットの駆動にともなって発生する風、又は別途のブロアにより発生する風によってモーアユニット6の側方上部に位置する排出カバー(図示せず)を通じて、搬送ダクト120送り込まれる。モーアユニット6の側方上部の排出カバーに接続された搬送ダクト120は、走行機体10の後方に延びている。そして、搬送ダクト120は、走行機体10の後方に延びた端部から、ロプス装置13と縦支柱110との間に対応するように、走行機体10の左右方向の中心部に向かって延び、集草容器100の上方に向かって延び、集草容器100に達している。そして、搬送ダクト120を介して集草容器100に収納される。
図1〜図3に示すように、集草容器100は、内部空間を有し、概ね直方体状である。
集草容器100は、図1に示すように、側方の一部から後方にかけて開口を有し、集草容器100の主に前方側を構成する容器本体101と、容器本体101の開口を覆う蓋103とを有する。容器本体101と蓋103とにより構成される集草容器100の内部空間の底壁100cは、前方側よりも後方側がより下方となるように構成されている。また、容器本体101の前面壁100dの上部には、搬送ダクト120から刈草が導入される投入口102が設けられている。よって、搬送ダクト120からの刈草は、集草容器100上部の投入口102から導入され、集草容器100内おいて後方側のより奥側に導入される。
集草容器100の前側には縦支柱110が配置されており、集草容器100の下端の後部にはブラケット104が設けられている。集草容器100は、縦支柱110とブラケット104との間に延びる第1リンク機構105a、第2リンク機構105b、第3リンク機構105cによって、揺動可能に支持されている。第3リンク機構105cは、ピストンロッド107に連結されており、ピストンロッド107の伸縮により前後及び上下に揺動する。このような第1〜第3リンク機構105a〜105c、ピストンロッド107、ブラケット104及び縦支柱110等によって、集草容器100は、縦支柱110に対して後方に揺動可能に支持されている。
例えば、搬送ダクト120から搬送される刈草等を集草容器100に収納している場合には、容器本体101の後部の開口は蓋103によって閉状態となっている。一方、集草容器100から刈草等を排出する場合には、容器本体101と蓋103とが互いに離隔し、容器本体101の開口が開状態となり、容器本体101内の刈草等が排出可能となる。
搬送ダクト120は、例えば図2に示すようにモーアデッキ60の右側方に接続されており、走行機体10の前後方向に沿って後方に延びるとともに、機体フレーム2の後方に配置されている集草容器100の上部に向かって上方に延びている。さらに、搬送ダクト120は、集草容器100の前面壁100dに沿って左右方向に屈曲し、集草容器100の上部に設けられた投入口102(集草容器の開口)に向かって延びている。具体的には、搬送ダクト120の前側下端はモーアデッキ60に接続されており、搬送ダクト120の後側上端(搬送ダクトの集草容器側の端部)には、開口120aが設けられている。この開口120aは、集草容器100の上部に設けられた投入口102(集草容器の開口)に対応して配置されているか、投入口102と連結されている。これにより、モーアユニット6により刈り取られた刈草は、モーアユニット6から搬送ダクト120を介して、集草容器100に収納される。
集草容器100内には、投入口102に対向する位置に、案内部材130が設けられている。案内部材130は、搬送ダクト120の開口120aから風に乗って集草容器100に導入される刈草の流れを制御する。案内部材130は、例えば板状部材である。また、案内部材130は、集草容器100の投入口102の投入面と案内部材130の板状面とが対向するように配置されている。例えば、案内部材130は、集草容器100の上部に位置する投入口102に対応して、集草容器100の天面壁100aの内面から釣り下がる状態で配置されている。また、案内部材130は、搬送ダクト120からの風を受け、風向を変更可能な態様で集草容器100内において投入口102側に設けられている。
例えば、案内部材130は、搬送ダクト120の開口120aからの風の風向と、案内部材130の板状面とが対向するように配置されていてもよい。
本実施形態では、案内部材130は、集草容器100の左右幅方向に対応する幅を有する板状部材である。ただし、案内部材130の大きさはこれに限定されず、例えば、少なくとも搬送ダクト120の開口120aに対応する大きさであってもよい。
上記の案内部材130が設けられることによって、搬送ダクト120から導入される風及び刈草の流れを制御できる。よって、例えば、集草容器100の投入口102から離れた、より奥側から順次に刈草を収納することができ、刈草を効率よく集草容器100に収納できる。
また、案内部材130は、好ましくは、姿勢変更機構131により姿勢が変更可能に構成されている。例えば、案内部材130は、図1の側面視において、集草容器100の投入口102の投入面又は搬送ダクト120の開口120aの開口面と、案内部材130の板状面とのなす角とが変更されることで姿勢が変更される。このとき、集草容器100の天面壁100aの内面から釣り下がる状態で配置されている案内部材130は、上端部が後述するように天面壁100aに沿う回動軸131に支持され、回動軸131の軸心回りで揺動可能に支持されている。
したがって、案内部材130の板状面のうち、天面壁100aから離れて位置する下端部では、案内部材130の揺動作動に伴って集草容器100の投入口102との間隔が変更される
また、案内部材130の姿勢が変更されることで、搬送ダクト120から集草容器100に導入される刈草と案内部材130との接触の程度を調整でき、集草容器100内での刈草の流れを制御できる。このように案内部材130の姿勢を変更して刈草の流れが制御されることで、刈草を集草容器100のより奥側から順次に収納することができる。よって、集草容器100内に刈草を収納する空間が残った状態で、集草容器100の開口が塞がってしまう事態を抑制できる。
また、案内部材130の姿勢が変更可能であるため、例えば刈草の状態によって案内部材130の姿勢を調整できる。例えば、刈草が湿った状態であり質量が重い場合には、搬送ダクト120からの刈草の流れに沿うように案内部材130の姿勢が調整される。例えば、案内部材130は、集草容器100の天面壁100aに沿うように姿勢が変更される。これにより、刈草の流れが案内部材130により阻害されにくくなる。よって、刈草が湿った状態でも、刈草が集草容器100のより奥側から順次に収納される。
一方、例えば、刈草が乾燥した状態であり質量が軽い場合には、案内部材130は、搬送ダクト120からの刈草が案内部材130に衝突しつつ、刈草が集草容器100のより奥側から順次に収納されるように、その姿勢が調整される。例えば、案内部材130の板面と集草容器100の投入口102の投入面とが概ね平行になるように、案内部材130の姿勢が調整される。このとき、投入口102からの刈草及び風の向きと、案内部材130の板面とが交差するように案内部材130の姿勢が調整される。好ましくは、案内部材130の板面の上下方向の向きが、上から下に向かうにつれて集草容器100の奥側に向かうように調整される。この場合、乾燥した状態の刈草は、例えば、案内部材130の姿勢に沿って下方に向かうとともに、風に押されることでより集草容器100のより奥側に向かう。よって、刈草が乾燥した状態であっても、集草容器100内での対流を抑制し、刈草が集草容器100のより奥側から順次に収納される。
姿勢変更機構131は、案内部材130の姿勢を変更可能であればその構成は限定されず、例えば、機体幅方向に延びる回動軸131により構成されていてもよい。この場合、案内部材130は、回動軸131の周りに回動可能に支持されている。これにより、案内部材130の姿勢の変更を、回動という簡単な機構で達成できる。
図3に示すように、集草容器100に、集草容器100内から外部に空気を流通させる空気流通部140が設けられていると好ましい。空気流通部140は、集草容器100の天面壁100aから後面壁100bに亘る内壁と、仕切部材141との間の空間により形成されている。空気流通部140の前端は、搬送ダクト120からの空気が導入されるように、天面壁100aの前端よりも若干後方に位置している。仕切部材141は、当該内壁に沿って設けられており、空気流通部140を、集草容器100の刈草が収納される収納空間150から分離している。このように空気流通部140が設けられていると、刈草を集草容器100まで搬送した風を空気流通部140を介して集草容器100の外部に逃すことができる。これにより、刈草を搬送した風が集草容器100内で対流するのを抑制できるため、刈草の対流を抑制して集草容器100に収納できる。
また、図3に示すように、空気流通部140に風量調整機構143が設けられていると好ましい。風量調整機構143は、例えば、天面壁100aから後面壁100bに至る内面に沿って少なくとも1つ設けられている。風量調整機構143は、板状部材であり、一端が天面壁100a及び後面壁100bの内面のいずれかの箇所に取り付けられており、回動可能に構成されている。また、風量調整機構143は、空気流通部140を流れる風の抵抗を抑制できるように、その板状面が風に沿う方向に調整可能となっている。逆に、風量調整機構143の傾きを風の流れと交差するように調整することで、空気流通部140を流れる風の抵抗を大きくし、風量調整機構143から集草容器100の外部に排出される風の量を抑えることもできる。これにより、例えば、集草容器100内に刈草を効率よく収納可能な程度に、集草容器100の外部に逃す風の量を調整することができる。
[別実施形態]
(1)上記実施形態では、ミッドマウント式ゼロターンモーアと称される草刈機を例に挙げて説明した。しかし、本発明は、ミッドマウント式ゼロターンモーアに限定されず、走行機体10の前方においてモーアデッキを支持する草刈機にも適用できる。このような例について、図4を例に挙げて簡単に説明する。図4において、上記実施形態と同一の構成について同一の符号を付している。
図4に示すように、モーアユニット6は走行機体10の前方に設けられている。モーアユニット6の側方の排出カバー(図示せず)に接続された搬送ダクト120は、走行機体10の後方に延び、上記実施形態と同様に集草容器100に達している。
(2)上記実施形態では、草刈機として、左右の後輪12が独立して駆動制御可能なゼロターンモーアと呼ばれる草刈機が取り上げられたが、前輪11を操向輪として左右の後輪12がディファレンシャル機構で連結されている草刈機にも本発明は適用できる。
(3)上述した具体的な実施形態では、モーアユニット6には3つのブレードが備えられていたが、2つまたは4つ以上であってもよい。
6 :モーアユニット
10 :走行機体
100 :集草容器
130 :案内部材
131 :姿勢変更機構

Claims (3)

  1. 走行機体と、
    前記走行機体に支持されたモーアユニットと、
    前記走行機体に支持され、前記モーアユニットにより刈られた刈草が収納される集草容器と、
    前記モーアユニットと前記集草容器に亘って設けられ、前記刈草が通過する搬送ダクトと、
    前記集草容器内に設けられ、前記刈草を案内する案内部材と、
    前記案内部材の姿勢を変更する姿勢変更機構と、が備えられ、
    前記搬送ダクトの前記集草容器側の端部が、前記集草容器の前面壁の上部に形成された投入口に接続され、
    前記集草容器には、当該集草容器内から外部に空気を流通させる空気流通部が、前記集草容器の天面壁と後面壁とに沿って設けられ、
    前記搬送ダクトからの導入空気を取り込み可能な前記空気流通部の前端は、前記天面壁の前端よりも若干後方であるように前記天面壁の前部箇所寄りに位置し、
    前記案内部材が、前記投入口と前記空気流通部の前端との間に位置して、前記搬送ダクトから前記空気流通部の前端に向かう前記導入空気の流れを、前記空気流通部の前端から外れた後方下方へ向けるように案内する後下がり姿勢に配置され、
    前記姿勢変更機構が、前記案内部材の後下がり姿勢の傾斜角度を変更するように構成されている草刈機。
  2. 前記姿勢変更機構は、前記案内部材を前記走行機体の幅方向に延びる回動軸心周りに回動可能に支持する、請求項1に記載の草刈機。
  3. 前記空気流通部を流通する風量を調整する風量調整機構が設けられている、請求項1又は2に記載の草刈機。
JP2018110533A 2018-06-08 2018-06-08 草刈機 Active JP6942090B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018110533A JP6942090B2 (ja) 2018-06-08 2018-06-08 草刈機
EP19167385.4A EP3578033B1 (en) 2018-06-08 2019-04-04 Grass mowing machine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018110533A JP6942090B2 (ja) 2018-06-08 2018-06-08 草刈機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019208477A JP2019208477A (ja) 2019-12-12
JP6942090B2 true JP6942090B2 (ja) 2021-09-29

Family

ID=66092236

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018110533A Active JP6942090B2 (ja) 2018-06-08 2018-06-08 草刈機

Country Status (2)

Country Link
EP (1) EP3578033B1 (ja)
JP (1) JP6942090B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3974631A (en) * 1975-01-24 1976-08-17 J. I. Case Company Grass catcher assembly
US6089006A (en) * 1998-02-06 2000-07-18 The Toro Company Grass catcher for lawn mower
JP6162577B2 (ja) 2013-11-11 2017-07-12 株式会社クボタ 乗用草刈機
US9706710B2 (en) * 2015-02-27 2017-07-18 Kubota Korporation Grass collector preventing clippings discharged to the outside

Also Published As

Publication number Publication date
EP3578033A1 (en) 2019-12-11
JP2019208477A (ja) 2019-12-12
EP3578033B1 (en) 2021-05-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4341345B2 (ja) 乗用芝刈機
US6038840A (en) Rear discharge mower unit and lawn tractor
US7594378B2 (en) Mower tractor with rear grass collector assembly
US8225903B2 (en) Cab suspension
JP7195066B2 (ja) 電動作業車
US6931827B2 (en) Grass collecting apparatus and a lawn mower having such a grass collecting apparatus
US9516808B2 (en) Grass mower
US6449933B1 (en) Lawn mower
EP1314347B1 (en) Lawn mower
US9976524B2 (en) Diesel work vehicle with duel fuel tanks
JP6942090B2 (ja) 草刈機
US3589113A (en) Device for steering an air cushion supported lawn mower
JP4155126B2 (ja) 乗用芝刈機
JP2006304729A (ja) トラクタモーアのコレクタ
JP3892378B2 (ja) 乗用型芝刈り機
JP2003189718A (ja) 作業機の集草構造
JP3778918B2 (ja) 集草装置
JP2003235321A (ja) 草刈機の草除去装置
JP7050594B2 (ja) 作業車
JP4565547B2 (ja) 走行型芝刈機
JP3708422B2 (ja) 芝刈機
JP3786617B2 (ja) 作業機のモーア昇降構造
JP3646395B2 (ja) 走行車両
JP2022097209A (ja) 収穫機
JP2006298295A (ja) 走行車両

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200624

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210521

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210525

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210716

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210810

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210907

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6942090

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150