JP6941887B2 - 身飾品用ピンキャッチ - Google Patents
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一個のゴム状弾性部材3の中に3個の金属製小円球体を殆どの面を密着した形態で設けるためには、予め小円球体を金型内にセットした状態で溶融したゴム状弾性部材を射出成型などによって注入し、ゴム状弾性部材3と3個の小円球体を一体化して成形したとするのが相当である。
3個の小円球体の球面の殆どがゴム状弾性部材3と密着形態であるので、その密着摩擦抵抗が大きく、挿入する周溝を有するピンによって外側に押され移動する時も又引き抜き時の該周溝を乗り越える時も、小円球体は殆ど回り可動(回転可動)しない形態である。
(1)このために、例えば小円球体より軟らかい金属性のピン(広く使われている18Kの金製ピンなど)は、小円球体に擦られて主に周溝から先方側が摩耗してしまうという欠点を有するものであった。
18Kの金製ピンを有するピアスの使用において、気づかないうちに摩耗し把持力が低下したピンでのピアスの抜け落ち紛失が心配で使用し難いものであった。
(2)また、挿入時及び引き抜き時の抵抗が強ために軽快性が弱く重感じであり、操作不快化と不安感を与えてしまうという欠点を有するものであった。
(3)また、ゴム状弾性部材3と3個の小円球体を射出成型などにより一体成型しなければならないので、小円球体を径が異なるものに変える、ゴム状弾性部材を異なる形状、硬度又は材質のものにするなどのことが行い難いという問題を有するものであった。
上部、下部、上壁部、下壁部、側壁等は図面の記載に基づいて状態で説明している。
実際の使用では、例えばピアスでは横向きに使用するので、例えば、中空体に対して上壁部が右側に位置し下壁が左側に位置した形態となる。
ピンを対向形態又は環状形態で把持する複数個の回り可動把持体と、
前記ピンによって外側に移動された前記複数個の前記回り可動把持体に押し戻し付勢力を与える、前記複数個の前記回り可動把持体を前記対向形態又は前記環状形態で保持する把持体保持部を有する弾性部材からなる弾性受部材と、を備えてなるともに、
前記ピンの前記回り可動把持体に当接しての該ピンの移動動作の作用によって該回り可動把持体が回り可動する形態であり、
前記回り可動把持体は、前記回り可動が実現される接触形態ないし当接形態で前記把持体保持部に保持されたことを特徴とする身飾品用ピンキャッチである。
側壁を有する中空体と、
前記中空体と一体成型で設けられた又は該中空体とは別体部材かなる、前記中空体の上壁を形成する上壁部と、
前記中空体と一体成型で設けられた又は該中空体とは別体部材かなる、前記中空体の下壁を形成する下壁部と、
前記上壁部と前記下壁部の間で前記側壁の前記中空体の内側に形成された収納部と、
前記下壁部に貫通形態で設けられた、ピンを挿入するピン挿入孔と、
前記収納部に対向形態又は環状形態で配置された、前記ピンを把持する複数個の回り可動把持体と、
前記ピンによって外側に移動された前記複数個の前記回り可動把持体に押し戻し付勢力を与える、前記複数個の前記回り可動把持体を前記対向形態又は前記環状形態で保持する把持体保持部を有する、前記収納部に収納された弾性部材からなる弾性受部材と、を備えるとともに、
前記ピンの前記回り可動把持体に当接しての該ピンの移動動作の作用によって該回り可動把持体が回り可動する形態であり、
前記回り可動把持体は、前記回り可動が実現される接触形態ないし当接形態で前記把持体保持部に保持され、
前記中空体、前記上壁部及び前記下壁部は、前記ピンの前記移動動作による前記回り可動把持体の外側への前記移動動作による前記弾性受部材の反発力の増大によっても殆ど変形しない硬質部材であり、
前記中空体には前記収納部に前記回り可動把持体を外から入れるための該回り可動把持体よりも大きな開口形態の開口が設けられていることを特徴とする身飾品用ピンキャッチである。
前記弾性受部材の外側壁面と前記中空体の内側壁面とは密着状態ないし当接状態であり、前記弾性受部材の上面と前記上壁部の下面とは密着状態ないし当接状態であり、前記弾性受部材の下面と前記下壁部の上面とは密着状態ないし当接状態であり、
前記上壁部は前記中空体とは別体であり、
前記下壁部は、前記中空体と一体成型で設けられたものであり、
前記上壁部は前記中空体に嵌め殺し形態、接着形態、融着形態又は溶着形態で取り付けられたものであることを特徴とする請求項2記載の身飾品用ピンキャッチである。
前記回り可動把持体と回り可動把持体の間に、前記回り可動把持体が横移動するのを規制する規制部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の身飾品用ピンキャッチである。
前記回り可動把持体の前記把持体保持部へのセットは、前記把持体保持部の外から入れ込む入れ込み形態ないし嵌め込み形態であり、
前記回り可動保持体は前記ピンよりも硬質部材であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の身飾品用ピンキャッチである。
前記複数の回り可動把持体が環状形態に配置された3個の円球体であり、
前記把持体保持部の壁面は略垂直面ないし傾斜角度10度以内の略直線傾斜面であり、
前記円球体と前記把持体保持部の接触部位が、前記円球体の側面の最大径部位の近傍面のみであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の身飾品用ピンキャッチである。
具体的な例である、回り可動把持体を環状に配置した円球体3個としかつ該円球体をステンレス鋼ないしチタン鋼の鋼球(球径1.5mm)とし、ピン(ピン径0.8mmm、周溝深さ0.3mm(周溝胴径0.2mm))とし、ピンを18金としたものでは、ピンの5000回の入れ抜き試験において、ピンの摩耗は肉眼では殆ど視認できないものであり、かつ、ピンの挿入感、引抜感及び抜き抵抗感は軽快で殆ど変化しないものであった。また、ピンの状態は回り可動把持体面に押し当って光沢状態となった。
また、回り可動把持体の不必要な移動を効果的に規制可能にできるという作用効果を奏する。
また、円球体が横移動(平面図において)しないようにする規制部が円球体と円球体の間に形成されているので、この規制部による円球体の平面図における横移動規制によって、複数の円球体のそれぞれの最内側部位が同じ挟持位置でピンを挟持する状態が確保され、これによってそれぞれの円球体のピン6への均一な付勢当たり、ピン挿入操作時の円球体の回り可動が常に起こる形態が実現されるという作用効果を奏する。
硬質プラスチック製部材、木製部材又は金属製部材などからなる、側壁を有する円柱形態(多角面形態、球面形態など他の形態でもよい)の中空体2と、
中空体2とは別体からなり該中空体2の上部に嵌め殺し形態又は接合形態(接着、融着、溶着など)で設けられた(ここでは、嵌め殺し形態)、中空体2の上壁を形成する硬質プラスチック製部材、木製部材又は金属製部材などからなる、中央にピン通し孔23を有する円盤形態の上壁部3と、
中空体2と同部材で該中空体2と一体成型で設けられ該中空体2の下壁を形成する下壁部4と、
上壁部3と下壁部4の間で前記側壁の内側に形成された円柱中空形態(多角柱中空形態など他の形態でもよい)の収納部5と、
下壁部4に貫通形態で設けられた、周溝6a(一般的にはピン先端寄りに設けられている)を有するピン6を挿入するピン挿入孔7と、
環状に配置された円球体である鋼球(ここではステンレス鋼又はチタン鋼を使用)からなる3個の回り可動把持体8a、8b、8cと、
回り可動把持体8a、8b、8cの間に形成されたピン6を誘いこむ隙間9と、
収納部5に収納された、ピン6によって外側に移動した回り可動把持体8a、8b、8cに対して、内側に移動させようとする押し戻し付勢力を与える、回り可動把持体8a、8b、8cを後で入れ込む形態の弾性部材からなる弾性受部材11と、を備えるとともに、
ピン6の回り可動把持体8a、8b、8cに当接しての該ピン6の移動動作の作用によって該回り可動把持体8a、8b、8cが回り可動する形態である(図5参照)。
弾性受部材11の外側壁面と中空体2の内側壁面とは密着状態ないし当接状態であり、弾性受部材11の上面と上壁部3の下面とは密着状態ないし当接状態であり、弾性受部材11の下面と下壁部4の上面とは密着状態ないし当接状態である。
回り可動把持体8a、8b、8cと把持体保持部10の側壁の接触部位が、回り可動把持体8a、8b、8cの側面の一部分(ここでは、回り可動把持体8a、8b、8cの側面の最大径部位の近傍面のみ)である。
中空体2は、ピン押しのけ動作によって外側に押されて一部が圧縮される弾性受部材11の弾性変形反発力によっては変形しない、かつ、摘まんだ指の摘まみ力によっても変形しない硬質部材(ポリプロピレン、ABS樹脂、塩化ビニール樹脂などの硬質樹脂部材、金、ステンレス、チタン、アルミ合金などの金属製部材など)であり、
回り可動把持体8a、8b、8cは、ピン6(ここでは、8Kの金製ピン)よりも硬質部材である。
身飾品用ピンキャッチ1の上下幅は、ここでは4.46mmとしていて、主にピアスのピンを挿入し把持するピアス用ピンキャッチとして使用されることを想定している。
中空体2は、
高さ4.14mmの有底(下壁部4)で上部開口形態の中空体本体16と、
この中空体本体16の中ほどを形成している、胴径5.33mm、上下幅2.2mmの胴部17と、
中空体本体16の上方を形成している、胴部17より外側に全周に渡り突出形態で設けられた、引き抜き操作のときの指が掛かる部位として機能する直径6.01mm(胴部17からの突き出し幅0.34mm)、上下幅1mmの指掛部18と、
中空体本体16の下方を形成している、胴部17より外側に全周に渡り突出形態で設けられた、胴部17を指で摘まんだときに下方で指が当たる部位となる、直径5.86mm(胴部17からの突き出し幅0.265mm)、上下幅mmの指当たり部19と、
中空体本体16の内側に形成された、円柱空間形態で上部開口の、開口径4mm、深さ1.6mmの収納部5と(胴部17の肉厚はmm0.66mm)、
中空体本体16の内側上部の収納部5の上方に形成された、上壁部3が嵌め殺し状態に篏合される部位である、開口径4.7mm、深さ1mmのキャップ篏合部20と、
キャップ篏合部20の中ほどに全周に渡る凹形態で形成された、開口上下幅0.36mm、深さ0.2mmの篏合凹部21と、
下壁部4の下面をピン挿入孔15(孔径1.05mm)に向けて凹傾斜形態に形成した、ピン6のピン挿入孔15への誘い込みを行う誘い込み面22と、
以上のような構成となっている。
キャップである上壁部3は、直径4.3mm、最小厚み部位1mm(上下幅)、最大厚み部位1.43mm(上下幅)の上壁本体26と、この上壁本体26の中央に貫通形態で設けられたピン通し孔23(ここでは孔径1.05mm)と、側面の中程に全周凸形態で設けられた、篏合凹部21に篏合する篏合凸部24とからなっている。
中空体本体16に篏合した形態では、中空体本体16より上方に凸湾曲形態で最大突き出し幅0.3mm程度突き出す形態となっている。
上壁部3と中空体本体16とを接着結合や融着結合等によって接合するのもよい。この場合、篏合凸部24を設けなくてもよい、または、弱い引っ掛かり形態の凹凸とするのがよい。
また、ピン通し孔23は止り穴形態又は設けない形態とするのもよい。
回り可動把持体8a、8b、8cは直径1.5mmのステンレス鋼又はチタン鋼等のボールベアリングに使用されている鋼球(回り可動把持体)を使用している。
回り可動把持体はセラミック系、硬質プラスチックなどでもよい。
回り可動把持体8a、8b、8cの位置する部位である収納部5の空間の上下幅(上壁部3の下部面から下壁部4の上部面の距離)は1.6mmである。
回り可動把持体は円球体に限られるものではなく、ピンの回り可動把持体押し動作で回り可動する形態であるものは全て、本発明の技術的範囲に含まれる。
主に図4、図7を参照して弾性受部材11の構成を説明する。
弾性受部材11は、硬度50°のシリコンゴム製部材からなる収納部5の形状とほぼ同じ胴径でほぼ同じ上下幅の円柱形状の保持部材本体30と、
この保持部材本体30に上下方向に貫通形態で形成された、環状に配置した回り可動把持体8a、8b、8cを嵌め込み形態ないし入れ込み形態で保持する把持体保持部10とからなっている。
把持体保持部10は、回り可動把持体8a、8b、8cそれぞれが上方から押し込まれて入る、平面図において略半円凹形態の回り可動把持体入り部31a、31b、31cが設けられている。
弾性受部材11の硬度は30°〜90°程度がよく、好ましくは35°〜85°、より好ましくは40°〜80°、さらに好ましくは45°〜75°、最も好ましくは45°〜60°がよい。
把持体保持部10の壁面は略垂直面ないし傾斜角度10度以内の略直線傾斜面であり、
把持体保持部10における回り可動把持体8a、8b、8cのそれぞれ間(回り可動把持体入り部31a、31b、31cのそれぞれの間)には、回り可動把持体8a、8b、8cの横移動(平面図における)を規制する規制部32a、32b、32cが設けられ、
回り可動把持体8a、8b、8cと把持体保持部10の接触部位が、回り可動把持体8a、8b、8cの側面の最大径部位の近傍面のみであり、
回り可動把持体8a、8b、8cの把持体保持部10へのセットは、持体保持部10の外から回り可動把持体入り部31a、31b、31cに入れ込む入れ込み形態である。
ゴムには硬度という硬さの指標があり、0°〜90°の硬さに分類され、例えば硬さを一般のモノに例えると、5°〜10°は人肌、30°〜40°は消しゴム、60°〜70°は車のタイヤ、80°はマウスのボールの硬さといわれている。
この回り可動把持体8a、8b、8cの小面積の接触形態ないし当接形態は、回り可動しようとする回り可動把持体8a、8b、8cに対して該回り可動を抑制ないし阻害する摩擦抵抗等が極めて小さい形態を実現しているものであり、これによって、図5に示すようにピン6の挿入操作及び抜き操作において、ピンの移動動作に伴うピンの回り可動把持体押し動作で回り可動把持体8a、8b、8cが回る(回転する)回り可動を実現するものである。
この回り可動把持体の回り可動によって、ピン押し込み操作及びピン抜き操作の抵抗が大幅に軽減され、挿入摩擦抵抗及び引き抜き摩擦抵抗が大幅に軽減されるので、例えば18Kの太さ0.8mmの金製ピンの5000回の抜き差し試験におい、肉眼ではピンの摩耗が殆ど視認できない、かつ、抜き操作抵抗感及び挿入操作抵抗感が殆ど変わらないレベルを実現しているものである。
よって、18Kの金製ピンを有するピアス(特に高価なものや思い入れのあるもの)の使用においても、ピンの摩耗の心配なく、よって、摩耗による把持力が低下したピンでのピアスの抜け落ち紛失の心配のないキャッチを実現するものである。
回り可動把持体入り部31a、31b、31cの内壁面を、回り可動把持体8a、8b、8cの回り可動の抵抗をさらに軽減する構成とするのがよい。具体例としては、内壁面を立て筋形態の凹凸形態とする、複数の凸凹面ないし微細な梨地面とするなどがよい。
また、弾性受部材を無潤滑のゴム製部材ないし弾性樹脂製部材とするのがよい。
また、弾性受部材全体ないし把持体保持部10をDLC(Diamond-like Carbon)コーティングしたものもよい。
具体例としては、上壁部3の下面と下壁部4の上面を凸凹面にして接触面積を減らす、微細な梨地面として接触面積を減らす、耐摩耗・低摩擦のイグリデュール樹脂製シート(無潤滑樹脂製シート)を貼り付ける等がある。
また、中空体2及び上壁部3又はいずれか一方をイグリデュール樹脂製すべり軸受に使用される無潤滑樹脂製(例えば、高性能ポリマー材質、フッ素樹脂、四フッ化エチレン樹脂(PTFE)等)で形成するのもよい。
中空体2(少なくても収納部)及び上壁部3(少なくても下面)又はいずれか一方にDLCコーティングしたもの、回り可動把持体8a、8b、8cにDLCコーティングしたものなどもよい。
上壁部36と中空体35とは同部材によって一体的に成形したものであり、中空体35の下方は開口形態とされて下壁部37が嵌め殺し形態で取り付けらえる底キャップ篏合部38を形成しているものである。
底キャップ篏合部38の中ほどに全周に渡る凹形態で篏合凹部39が形成されている。
下壁部37の中央には貫通形態でピン通し孔15が設けられ、側面の中程に全周凸形態で篏合凹部39に篏合する篏合凸部40が設けられている。
下壁部37の下面はピン挿入孔15に向けて凹傾斜形態に形成した、ピン6のピン挿入孔15への誘い込みを行う誘い込み面41が形成されている。
中空体45、下壁部37、上壁部3の色をそれぞれ異なるものにすることを可能にできる。
耳たぶに直接触れる箇所が肌に優しい素材によって形成されている。
弾性受部材51は、回り可動把持体入り部をその内壁面を傾斜面である回り可動把持体入り部52a、52b、52cとしたものである。傾斜角度は垂直〜10度以内とするがよい、好ましくは5度以内、より好ましくは3度以内とし、垂直〜10度以内の傾斜は略垂直の範囲である。
よって、図では回り可動把持体入り部の広い開口が上に位置し狭い開口が下に位置した状態で記載しているが、収納部へのセット形態は、広い開口が上に位置し狭い開口が下に位置するセット形態でも狭いい開口が上に位置し広いい開口が下に位置するセット形態でもよい。
シリコンゴム製シートをレーザ光線でカットして弾性受部材全体ないし内壁面を形成するのもよい。
また、金型で射出成型する等では内壁面は略垂直とできる。
図12の(a)図においては、弾性受部材62をハッチングして他の構成部位と識別して表現している。
滑り部材63a、63bは、例えば、耐摩耗・低摩擦のイグリデュール樹脂製シート(無潤滑樹脂製シート)、無潤滑樹脂製(例えば、高性能ポリマー材質、フッ素樹脂、四フッ化エチレン樹脂(PTFE)等)、DLCコーティングしたプレートなどである。
滑り部材63a、63bを設けない形態もよい。
弾性受部材11の回り可動把持体31a、31b、31c及び規制部入り部32a、32b、32cの形態は円盤形態の回り可動把持体70a、70b、70cに対応した形態としている。
図13の(a)図においては、弾性受部材11をハッチングして他の構成部位と識別して表現している。
規制部75a、75b、75cは中空体76と同部材であり硬質部材であるので、回り可動把持体70a、70b、70cの横ブレが殆ど生じない形態を実現する。
図15、図16においては、平面図における弾性受部材77をハッチングして他の構成部位と識別して表現している。
2:中空体、
3:上壁部、
4:下壁部、
5:収納部、
6a:周溝、
6:ピン、
8a、8b、8c:回り可動把持体、
9:隙間、
10:把持体保持部、
11:弾性受部材、
15:ピン通し孔、
16:中空体本体、
17:胴部、
18:指掛部、
19:指当たり部、
20:キャップ篏合部、
21:篏合凹部、
22:誘い込み面、
23:ピン通し孔、
24:篏合凸部、
26:上壁本体、
30:保持部材本体、
31a、31b、31c:回り可動把持体入り部、
32a、32b、32c:規制部、
35:中空体、
36:上壁部、
37:下壁部、
38:底キャップ篏合部、
39:篏合凹部、
40:篏合凸部、
41:誘い込み面、
42:身飾品用ピンキャッチ、
45:中空体、
46:身飾品用ピンキャッチ、
49:シリコン保護部材、
50:身飾品用ピンキャッチ、
51:弾性受部材、
52a、52b、52c:回り可動把持体入り部、
60a、60b:回り可動把持体、
61:把持体保持部、
62:弾性受部材、
63a、63b:滑り部材、
64:ン付き身飾品用ピンキャッチ、
65a、65b、65c、65d:規制部、
66:隙間、
67:湾曲凹部、
75a、75b、75c:規制部、
76:中空体、
77:弾性受部、
78:身飾品用ピンキャッチ。
Claims (6)
- ピンを対向形態又は環状形態で把持する複数個の回り可動把持体と、
前記ピンによって外側に移動された前記複数個の前記回り可動把持体に押し戻し付勢力を与える、前記複数個の前記回り可動把持体を前記対向形態又は前記環状形態で保持する把持体保持部を有する弾性部材からなる弾性受部材と、を備えてなるともに、
前記ピンの前記回り可動把持体に当接しての該ピンの移動動作の作用によって該回り可動把持体が回り可動する形態であり、
前記回り可動把持体は、前記回り可動が実現される接触形態ないし当接形態で前記把持体保持部に保持されたことを特徴とする身飾品用ピンキャッチ。 - 側壁を有する中空体と、
前記中空体と一体成型で設けられた又は該中空体とは別体部材かなる、前記中空体の上壁を形成する上壁部と、
前記中空体と一体成型で設けられた又は該中空体とは別体部材かなる、前記中空体の下壁を形成する下壁部と、
前記上壁部と前記下壁部の間で前記側壁の前記中空体の内側に形成された収納部と、
前記下壁部に貫通形態で設けられた、ピンを挿入するピン挿入孔と、
前記収納部に対向形態又は環状形態で配置された、前記ピンを把持する複数個の回り可動把持体と、
前記ピンによって外側に移動された前記複数個の前記回り可動把持体に押し戻し付勢力を与える、前記複数個の前記回り可動把持体を前記対向形態又は前記環状形態で保持する把持体保持部を有する、前記収納部に収納された弾性部材からなる弾性受部材と、を備えるとともに、
前記ピンの前記回り可動把持体に当接しての該ピンの移動動作の作用によって該回り可動把持体が回り可動する形態であり、
前記回り可動把持体は、前記回り可動が実現される接触形態ないし当接形態で前記把持体保持部に保持され、
前記中空体、前記上壁部及び前記下壁部は、前記ピンの前記移動動作による前記回り可動把持体の外側への前記移動動作による前記弾性受部材の反発力の増大によっても殆ど変形しない硬質部材であり、
前記中空体には前記収納部に前記回り可動把持体を外から入れるための該回り可動把持体よりも大きな開口形態の開口が設けられていることを特徴とする身飾品用ピンキャッチ。 - 前記弾性受部材の外側壁面と前記中空体の内側壁面とは密着状態ないし当接状態であり、前記弾性受部材の上面と前記上壁部の下面とは密着状態ないし当接状態であり、前記弾性受部材の下面と前記下壁部の上面とは密着状態ないし当接状態であり、
前記上壁部は前記中空体とは別体であり、
前記下壁部は、前記中空体と一体成型で設けられたものであり、
前記上壁部は前記中空体に嵌め殺し形態、接着形態、融着形態又は溶着形態で取り付けられたものであることを特徴とする請求項2記載の身飾品用ピンキャッチ。 - 前記回り可動把持体と回り可動把持体の間に、前記回り可動把持体が横移動するのを規制する規制部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の身飾品用ピンキャッチ。
- 前記回り可動把持体の前記把持体保持部へのセットは、前記把持体保持部の外から入れ込む入れ込み形態ないし嵌め込み形態であり、
前記回り可動保持体は前記ピンよりも硬質部材であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の身飾品用ピンキャッチ。 - 前記複数の回り可動把持体が環状形態に配置された3個の円球体であり、
前記把持体保持部の壁面は略垂直面ないし傾斜角度10度以内の略直線傾斜面であり、
前記円球体と前記把持体保持部の接触部位が、前記円球体の側面の最大径部位の近傍面のみであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の身飾品用ピンキャッチ。
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