本開示の様々な態様について、添付の図面を参照しながら以下でより十分に説明する。しかしながら、本開示は、多くの異なる形態で具現化されてもよく、本開示全体にわたって提示される任意の特定の構造または機能に限定されるものと解釈されるべきではない。むしろ、これらの態様は、本開示が周到で完全になり、本開示の範囲を当業者に十分に伝えるように与えられる。本明細書の教示に基づいて、本開示の範囲は、本開示の任意の他の態様とは無関係に実装されるにせよ、本開示の任意の他の態様と組み合わせて実装されるにせよ、本明細書で開示する本開示の任意の態様を包含するものであることを、当業者は諒解されたい。たとえば、本明細書に記載する任意の数の態様を使用して、装置が実装されてもよく、または方法が実践されてもよい。加えて、本開示の範囲は、本明細書に記載する本開示の様々な態様に加えて、またはそれらの態様以外に、他の構造、機能、または構造および機能を使用して実践されるそのような装置または方法を包含するものとする。本明細書で開示する本開示の任意の態様は、請求項の1つまたは複数の要素によって具現化され得ることを理解されたい。
次に、様々な装置および技法を参照しながら、電気通信システムのいくつかの態様が提示される。これらの装置および技法について、以下の詳細な説明において説明し、様々なブロック、モジュール、構成要素、回路、ステップ、プロセス、アルゴリズムなど(「要素」と総称される)によって添付の図面に示す。これらの要素は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組合せを使用して実装され得る。そのような要素がハードウェアとして実装されるか、またはソフトウェアとして実装されるかは、特定の適用例および全体的なシステムに課された設計制約に依存する。
態様について、3Gおよび/または4Gワイヤレス技術に一般的に関連付けられた用語を使用して本明細書で説明する場合があるが、本開示の態様は、NR技術を含む、5G以降などの他の世代ベースの通信システムにおいて適用され得ることに留意されたい。
態様および実施形態について、いくつかの例を例示することによって本出願で説明するが、多くの異なる構成およびシナリオにおいて追加の実装形態および使用事例が生じ得ることを当業者は理解されよう。本明細書で説明する革新は、多くの異なるプラットフォームタイプ、デバイス、システム、形状、サイズ、パッケージング構成にわたって実装され得る。たとえば、実施形態および/または用途は、集積チップ実施形態および/または他の非モジュール構成要素ベースのデバイス(たとえば、エンドユーザデバイス、車両、通信デバイス、コンピューティングデバイス、産業機器、小売/購買デバイス、医療デバイス、AI対応デバイスなど)を介して生じ得る。いくつかの例は、使用事例または適用例を特に対象とすることもまたはしないこともあるが、説明する革新の幅広い種類の適用可能性が生じ得る。実装形態は、チップレベルまたはモジュール式の構成要素から非モジュール式、非チップレベルの実装形態まで、さらには、説明する革新の1つまたは複数の態様を組み込む、集約型、分散型、または相手先商標製造会社(OEM)デバイスまたはシステムまでの範囲に及ぶ場合がある。いくつかの実践的な設定では、説明する態様および特徴を組み込むデバイスはまた、特許請求および説明する実施形態の実装および実践のために、追加の構成要素および特徴を必然的に含み得る。たとえば、ワイヤレス信号の送信および受信は、アナログおよびデジタル目的のいくつかの構成要素(たとえば、アンテナ、RFチェーン、電力増幅器、変調器、バッファ、プロセッサ、インターリーバ、加算器(adder)/加算器(summer)などを含むハードウェア構成要素)を必然的に含む。本明細書で説明する革新は、様々なサイズ、形状、および構造の多種多様なデバイス、チップレベル構成要素、システム、分散型構成、エンドユーザデバイスなどにおいて実践され得ることが意図される。
図1は、本開示の態様が実践され得るネットワーク100を示す図である。ネットワーク100は、LTEネットワーク、または5GもしくはNRネットワークなどの何らかの他のワイヤレスネットワークであってもよい。ワイヤレスネットワーク100は、いくつかのBS110(BS110a、BS110b、BS110c、およびBS110dとして示されている)と、他のネットワークエンティティとを含み得る。BSは、ユーザ機器(UE)と通信するエンティティであり、基地局、NR BS、ノードB、gNB、5GノードB(NB)、アクセスポイント、送信受信ポイント(TRP)などと呼ばれることもある。各BSは、特定の地理的エリアに通信カバレージを提供し得る。3GPPでは、「セル」という用語は、この用語が使用される文脈に応じて、BSのカバレージエリアおよび/またはこのカバレージエリアにサービスするBSサブシステムを指す場合がある。
BSは、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、および/または別のタイプのセルに通信カバレージを提供し得る。マクロセルは、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーすることができ、サービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。ピコセルは、比較的小さい地理的エリアをカバーすることができ、サービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。フェムトセルは、比較的小さい地理的エリア(たとえば、自宅)をカバーすることができ、フェムトセルとの関連付けを有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG)の中のUE)による制限付きアクセスを可能にし得る。マクロセルのためのBSは、マクロBSと呼ばれることがある。ピコセルのためのBSは、ピコBSと呼ばれることがある。フェムトセルのためのBSは、フェムトBSまたはホームBSと呼ばれることがある。図1に示す例では、BS110aはマクロセル102aのためのマクロBSであってもよく、BS110bはピコセル102bのためのピコBSであってもよく、BS110cはフェムトセル102cのためのフェムトBSであってもよい。BSは、1つまたは複数(たとえば、3つ)のセルをサポートしてもよい。「eNB」、「基地局」、「NR BS」、「gNB」、「TRP」、「AP」、「ノードB」、「5G NB」、および「セル」という用語は、本明細書では互換的に使用され得る。
いくつかの態様では、セルは、必ずしも静止しているとは限らないことがあり、セルの地理的エリアは、モバイルBSのロケーションに従って移動することがある。いくつかの態様では、BSは、任意の適切なトランスポートネットワークを使用して、直接物理接続、仮想ネットワークなどの様々なタイプのバックホールインターフェースを通じて、互いにかつ/またはアクセスネットワーク100の中の1つもしくは複数の他のBSもしくはネットワークノード(図示せず)に相互接続され得る。
ワイヤレスネットワーク100はまた、中継局を含み得る。中継局は、上流局(たとえば、BSまたはUE)からデータの送信を受信し、データの送信を下流局(たとえば、UEまたはBS)に送ることができるエンティティである。中継局はまた、他のUEのための送信を中継することができるUEであり得る。図1に示す例では、中継局110dは、BS110aとUE120dとの間の通信を容易にするために、マクロBS110aおよびUE120dと通信し得る。中継局は、中継BS、中継基地局、リレーなどと呼ばれることもある。
ワイヤレスネットワーク100は、異なるタイプのBS、たとえば、マクロBS、ピコBS、フェムトBS、中継BSなどを含む異種ネットワークであってもよい。これらの異なるタイプのBSは、ワイヤレスネットワーク100において、異なる送信電力レベル、異なるカバレージエリア、および干渉に対する異なる影響を有することがある。たとえば、マクロBSは、高い送信電力レベル(たとえば、5〜40ワット)を有することがあるが、ピコBS、フェムトBS、および中継BSは、より低い送信電力レベル(たとえば、0.1〜2ワット)を有することがある。
ネットワークコントローラ130は、BSのセットに結合してもよく、これらのBSのための協調および制御を行ってもよい。ネットワークコントローラ130は、バックホールを介してBSと通信してもよい。BSはまた、たとえば、ワイヤレスまたはワイヤラインバックホールを介して、直接または間接的に互いと通信してもよい。
UE120(たとえば、120a、120b、120c)はワイヤレスネットワーク100全体にわたって分散されてもよく、各UEは固定またはモバイルであってもよい。UEは、アクセス端末、端末、移動局、加入者ユニット、局などと呼ばれることもある。UEは、セルラーフォン(たとえば、スマートフォン)、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、タブレット、カメラ、ゲームデバイス、ネットブック、スマートブック、ウルトラブック、医療デバイスもしくは医療機器、生体センサー/デバイス、ウェアラブルデバイス(スマートウォッチ、スマートクロージング、スマートグラス、スマートリストバンド、スマートジュエリー(たとえば、スマートリング、スマートブレスレット))、エンターテインメントデバイス(たとえば、音楽もしくはビデオデバイス、または衛星ラジオ)、車両構成要素もしくはセンサー、スマートメーター/センサー、産業用製造機器、全地球測位システムデバイス、または、ワイヤレスもしくはワイヤード媒体を介して通信するように構成される任意の他の適切なデバイスであり得る。
いくつかのUEは、マシンタイプ通信(MTC)UE、または発展型もしくは拡張マシンタイプ通信(eMTC)UEと見なされてもよい。MTC UEおよびeMTC UEは、たとえば、基地局、別のデバイス(たとえば、リモートデバイス)、または何らかの他のエンティティと通信し得る、ロボット、ドローン、センサー、メーター、モニタ、ロケーションタグなどのリモートデバイスなどを含む。ワイヤレスノードは、たとえば、ワイヤードまたはワイヤレス通信リンクを介して、ネットワーク(たとえば、インターネットまたはセルラーネットワークなどのワイドエリアネットワーク)のための、またはネットワークへの接続性を提供し得る。いくつかのUEは、モノのインターネット(IoT)デバイスと見なされてもよく、かつ/またはNB-IoT(狭帯域モノのインターネット)デバイスとして実装されてもよい。いくつかのUEは、顧客構内機器(CPE)と見なされてもよい。UE120は、プロセッサ構成要素、メモリ構成要素などの、UE120の構成要素を収容するハウジングの内部に含められてもよい。
一般に、任意の数のワイヤレスネットワークが所与の地理的エリアにおいて展開されてもよい。各ワイヤレスネットワークは、特定の無線アクセス技術(RAT)をサポートしてもよく、1つまたは複数の周波数上で動作してもよい。RATは、無線技術、エアインターフェースなどと呼ばれることもある。周波数は、キャリア、周波数チャネルなどと呼ばれることもある。各周波数は、異なるRATのワイヤレスネットワーク間の干渉を回避するために、所与の地理的エリアにおいて単一のRATをサポートしてもよい。場合によっては、NRまたは5G RATネットワークが展開されてもよい。
いくつかの態様では、2つ以上のUE120(たとえば、UE120aおよびUE120eとして示されている)は、1つまたは複数のサイドリンクチャネルを使用して(たとえば、互いと通信するための媒介として基地局110を使用せずに)直接通信し得る。たとえば、UE120は、ピアツーピア(P2P)通信、デバイス間(D2D)通信、(たとえば、車両間(V2V)プロトコル、路車間(V2I)プロトコルなどを含み得る)ビークルツーエブリシング(V2X)プロトコル、メッシュネットワークなどを使用して通信し得る。この場合、UE120は、スケジューリング動作、リソース選択動作、および/または本明細書の他の場所で基地局110によって実行されるものとして説明する他の動作を実行し得る。
上記で示したように、図1は単に一例として与えられる。他の例が可能であり、図1に関して説明したこととは異なってもよい。
図2は、図1の基地局のうちの1つおよびUEのうちの1つであり得る、基地局110およびUE120の設計200のブロック図を示す。基地局110はT個のアンテナ234a〜234tを備えてもよく、UE120はR個のアンテナ252a〜252rを備えてもよく、ただし、一般にT≧1およびR≧1である。
基地局110において、送信プロセッサ220は、1つまたは複数のUEのためのデータをデータソース212から受信し、UEから受信されたチャネル品質インジケータ(CQI)に少なくとも部分的に基づいてUEごとに1つまたは複数の変調およびコーディング方式(MCS)を選択し、UEのために選択されたMCSに少なくとも部分的に基づいてUEごとにデータを処理(たとえば、符号化および変調)し、データシンボルをすべてのUEに提供してもよい。送信プロセッサ220はまた、(たとえば、半静的リソース区分情報(SRPI)などのための)システム情報および制御情報(たとえば、CQI要求、許可、上位レイヤシグナリングなど)を処理し、オーバーヘッドシンボルおよび制御シンボルを提供してもよい。送信プロセッサ220はまた、基準信号(たとえば、セル固有基準信号(CRS))および同期信号(たとえば、1次同期信号(PSS)および2次同期信号(SSS))用の基準シンボルを生成してもよい。送信(TX)多入力多出力(MIMO)プロセッサ230は、該当する場合、データシンボル、制御シンボル、オーバーヘッドシンボル、および/または基準シンボルに対して空間処理(たとえば、プリコーディング)を実行してもよく、T個の出力シンボルストリームをT個の変調器(MOD)232a〜232tに提供してもよい。各変調器232は、それぞれの出力シンボルストリームを(たとえば、OFDM用などに)処理して、出力サンプルストリームを取得してもよい。各変調器232は、出力サンプルストリームをさらに処理(たとえば、アナログに変換、増幅、フィルタリング、およびアップコンバート)して、ダウンリンク信号を取得してもよい。変調器232a〜232tからのT個のダウンリンク信号は、それぞれ、T個のアンテナ234a〜234tを介して送信されてもよい。以下でより詳細に説明する様々な態様によれば、同期信号は、追加の情報を伝達するために、ロケーション符号化を用いて生成され得る。
UE120において、アンテナ252a〜252rは、基地局110および/または他の基地局からダウンリンク信号を受信してもよく、それぞれ、受信信号を復調器(DEMOD)254a〜254rに提供してもよい。各復調器254は、受信信号を調整(たとえば、フィルタリング、増幅、ダウンコンバート、およびデジタル化)して、入力サンプルを取得してもよい。各復調器254は、入力サンプルを(たとえば、OFDM用などに)さらに処理して、受信シンボルを取得してもよい。MIMO検出器256は、すべてのR個の復調器254a〜254rから受信シンボルを取得し、該当する場合、受信シンボルに対してMIMO検出を実行し、検出されたシンボルを提供してもよい。受信プロセッサ258は、検出されたシンボルを処理(たとえば、復調および復号)し、UE120のための復号されたデータをデータシンク260に提供し、復号された制御情報およびシステム情報をコントローラ/プロセッサ280に提供してもよい。チャネルプロセッサは、基準信号受信電力(RSRP)、受信信号強度インジケータ(RSSI)、基準信号受信品質(RSRQ)、CQIなどを決定してもよい。
アップリンク上では、UE120において、送信プロセッサ264は、データソース262からのデータおよびコントローラ/プロセッサ280からの(たとえば、RSRP、RSSI、RSRQ、CQIなどを含む報告用の)制御情報を受信し、処理してもよい。送信プロセッサ264はまた、1つまたは複数の基準信号用の基準シンボルを生成してもよい。送信プロセッサ264からのシンボルは、該当する場合、TX MIMOプロセッサ266によってプリコーディングされ、変調器254a〜254rによって(たとえば、DFT-s-OFDM、CP-OFDM用などに)さらに処理され、基地局110に送信されてもよい。基地局110において、UE120および他のUEからのアップリンク信号は、アンテナ234によって受信され、復調器232によって処理され、該当する場合、MIMO検出器236によって検出され、受信プロセッサ238によってさらに処理されて、UE120によって送られた復号されたデータおよび制御情報を取得してもよい。受信プロセッサ238は、復号されたデータをデータシンク239に提供し、復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ240に提供してもよい。基地局110は、通信ユニット244を含み、通信ユニット244を介してネットワークコントローラ130と通信してもよい。ネットワークコントローラ130は、通信ユニット294、コントローラ/プロセッサ290、およびメモリ292を含んでもよい。
いくつかの態様では、UE120の1つまたは複数の構成要素は、ハウジングに含まれてもよい。基地局110のコントローラ/プロセッサ240、UE120のコントローラ/プロセッサ280、および/または図2の任意の他の構成要素は、本明細書の他の場所でより詳細に説明するように、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)のハッシュ関数更新および/または再開に関連付けられた1つまたは複数の技法を実行してもよい。たとえば、基地局110のコントローラ/プロセッサ240、UE120のコントローラ/プロセッサ280、および/または図2の任意の他の構成要素は、たとえば、図10のプロセス1000、図11のプロセス1100、および/または本明細書で説明するような他のプロセスの動作を実行または指示してもよい。メモリ242および282は、それぞれ、基地局110およびUE120のためのデータおよびプログラムコードを記憶してもよい。したがって、メモリ282は、UE120の1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、1つまたは複数のプロセッサに、本明細書の他の場所で開示する様々な機能、たとえば、図10および/または図11を参照しながら説明する機能を実行させ得る、ワイヤレス通信のための1つまたは複数の命令を記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含むことができる。追加または代替として、メモリ282は、そのような1つまたは複数の命令を記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体からそのような命令を受信および/またはコピーしてもよい。スケジューラ246は、ダウンリンクおよび/またはアップリンク上でのデータ送信のためにUEをスケジュールしてもよい。
いくつかの態様では、UE120は、PDCCHを探索することに関連付けられたハッシュ値のインデックスを識別する手段であって、ハッシュ値のインデックスが、周期内の複数の間隔のうちのある間隔のインデックス、周期内のある探索空間セットインデックスに関連付けられた複数の探索空間セット機会のうちのある探索空間セット機会のインデックス、または周期内の複数の探索空間セットインデックスに関連付けられた複数の探索空間セット機会のうちのある探索空間セット機会のインデックスのうちの1つに少なくとも部分的に基づいて識別され、複数の探索空間セットインデックスが、制御リソースセットインデックスに関連付けられる、手段、ハッシュ値のインデックスに少なくとも部分的に基づいて、ハッシュ値を決定することに関連付けられたハッシュ関数を構成する手段などを含み得る。いくつかの態様では、そのような手段は、図2に関して説明するUE120の1つまたは複数の構成要素を含み得る。
いくつかの態様では、UE120は、周期内の複数の間隔のうちのある間隔のインデックスに少なくとも部分的に基づいて、PDCCHを探索することに関連付けられたハッシュ値のインデックスを識別する手段、ハッシュ値のインデックスに少なくとも部分的に基づいて、ハッシュ値を決定することに関連付けられたハッシュ関数を構成する手段などを含み得る。いくつかの態様では、UE120は、別の間隔のインデックスに少なくとも部分的に基づいて識別されたハッシュ値の更新されたインデックスに少なくとも部分的に基づいて、複数の間隔のうちの別の間隔においてハッシュ関数を更新する手段を含み得る。いくつかの態様では、間隔は、N個(N≧1)の連続するシンボルのセットとして定義されてもよい。いくつかの態様では、そのような手段は、図2に関して説明するUE120の1つまたは複数の構成要素を含み得る。
上記で示したように、図2は単に一例として与えられる。他の例が可能であり、図2に関して説明したこととは異なってもよい。
図3Aは、電気通信システム(たとえば、NR)における周波数分割複信(FDD)のための例示的なフレーム構造300を示す。ダウンリンクおよびアップリンクの各々に対する送信タイムラインは、(時々、フレームと呼ばれる)無線フレームの単位に区分されてもよい。各無線フレームは、所定の持続時間(たとえば、10ミリ秒(ms))を有してもよく、(たとえば、0〜Z-1のインデックスを有する)Z個(Z≧1)のサブフレームのセットに区分されてもよい。各サブフレームは、所定の持続時間(たとえば、1ms)を有してもよく、スロットのセット(たとえば、サブフレーム当たり2m個のスロットが図3Aに示されており、ここで、mは、0、1、2、3、4などの、送信に使用されるヌメロロジーである)を含んでもよい。各スロットは、L個のシンボル期間のセットを含んでもよい。たとえば、各スロットは、(たとえば、図3Aに示すように)14個のシンボル期間、7個のシンボル期間、または別の数のシンボル期間を含んでもよい。サブフレームが1個のスロットを含む場合(たとえば、m=0のとき)、サブフレームは、L個のシンボル期間を含んでもよく、ここで、各サブフレームにおけるL個のシンボル期間には、0〜L-1のインデックスが割り当てられてもよい。いくつかの態様では、FDD用のスケジューリング単位は、フレームベース、サブフレームベース、スロットベース、シンボルベースなどであってもよい。
いくつかの技法について、フレーム、サブフレーム、スロットなどに関して本明細書で説明するが、これらの技法は、5G NRにおいて「フレーム」、「サブフレーム」、「スロット」など以外の用語を使用して呼ばれることがある、他のタイプのワイヤレス通信構造に等しく適用され得る。いくつかの態様では、ワイヤレス通信構造は、ワイヤレス通信規格および/またはプロトコルによって定義される周期的な時間制限通信単位を指すことがある。追加または代替として、図3Aに示すものとは異なるワイヤレス通信構造の構成が使用されてもよい。
いくつかの電気通信(たとえば、NR)では、基地局は同期信号を送信してもよい。たとえば、基地局は、基地局によってサポートされるセルごとにダウンリンク上で1次同期信号(PSS)、2次同期信号(SSS)などを送信してもよい。PSSおよびSSSは、セルの探索および獲得のためにUEによって使用されてもよい。たとえば、PSSは、シンボルタイミングを決定するためにUEによって使用されてもよく、SSSは、基地局に関連付けられた物理セル識別子およびフレームタイミングを決定するためにUEによって使用されてもよい。基地局はまた、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)を送信してもよい。PBCHは、UEによる初期アクセスをサポートするシステム情報などの、何らかのシステム情報を搬送してもよい。
いくつかの態様では、基地局は、図3Bに関して以下で説明するように、複数の同期通信(たとえば、SSブロック)を含む同期通信階層(たとえば、同期信号(SS)階層)に従ってPSS、SSS、および/またはPBCHを送信してもよい。
図3Bは、同期通信階層の一例である例示的なSS階層を概念的に示すブロック図である。図3Bに示すように、SS階層はSSバーストセットを含んでもよく、SSバーストセットは、複数のSSバースト(SSバースト0〜SSバーストB-1として識別される、ここで、Bは、基地局によって送信され得るSSバーストの反復の最大数である)を含んでもよい。さらに示すように、各SSバーストは、1つまたは複数のSSブロック(SSブロック0〜SSブロック(bmax_SS-1)として識別される、ここで、bmax_SS-1は、SSバーストによって搬送され得るSSブロックの最大数である)を含んでもよい。いくつかの態様では、異なるSSブロックは、異なるようにビームフォーミングされてもよい。SSバーストセットは、図3Bに示すように、Xミリ秒ごとになど、周期的にワイヤレスノードによって送信されてもよい。いくつかの態様では、SSバーストセットは、図3BではYミリ秒として示されている、固定のまたは動的な長さを有してもよい。
図3Bに示すSSバーストセットは、同期通信セットの一例であり、本明細書で説明する技法に関して他の同期通信セットが使用されてもよい。さらに、図3Bに示すSSブロックは、同期通信の一例であり、本明細書で説明する技法に関して他の同期通信が使用されてもよい。
いくつかの態様では、SSブロックは、PSS、SSS、PBCH、ならびに/または他の同期信号(たとえば、3次同期信号(TSS))および/もしくは同期チャネルを搬送するリソースを含む。いくつかの態様では、複数SSブロックがSSバーストに含まれ、PSS、SSS、および/またはPBCHは、SSバーストの各SSブロックにわたって同じであってもよい。いくつかの態様では、単一のSSブロックがSSバーストに含まれてもよい。いくつかの態様では、SSブロックは、長さが少なくとも4個のシンボル期間であってもよく、ここで、各シンボルは、PSS(たとえば、1つのシンボルを占有する)、SSS(たとえば、1つのシンボルを占有する)、および/またはPBCH(たとえば、2つのシンボルを占有する)のうちの1つまたは複数を搬送する。
いくつかの態様では、図3Bに示すように、SSブロックのシンボルは連続する。いくつかの態様では、SSブロックのシンボルは連続しない。同様に、いくつかの態様では、SSバーストの1つまたは複数のSSブロックは、1つまたは複数のサブフレームの間に連続する無線リソース(たとえば、連続するシンボル期間)において送信されてもよい。追加または代替として、SSバーストの1つまたは複数のSSブロックは、連続しない無線リソースにおいて送信されてもよい。
いくつかの態様では、SSバーストは、バースト期間を有してもよく、それによって、SSバーストのSSブロックは、バースト期間に従って基地局によって送信される。言い換えれば、SSブロックは、各SSバーストの間に繰り返されてもよい。いくつかの態様では、SSバーストセットは、バーストセット周期を有してもよく、それによって、SSバーストセットのSSバーストは、固定のバーストセット周期に従って基地局によって送信される。言い換えれば、SSバーストは、各SSバーストセットの間に繰り返されてもよい。
基地局は、いくつかのサブフレームにおいて物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)上で、システム情報ブロック(SIB)などのシステム情報を送信してもよい。基地局は、サブフレームのC個のシンボル期間においてPDCCH上で制御情報/データを送信してもよく、C個のシンボル期間はサブフレームごとに構成可能であってもよい。基地局は、各サブフレームの残りのシンボル期間においてPDSCH上でトラフィックデータおよび/または他のデータを送信してもよい。
上記で示したように、図3Aおよび図3Bは例として与えられる。他の例が可能であり、図3Aおよび図3Bに関して説明したこととは異なってもよい。
図4は、ノーマルサイクリックプレフィックスを有する例示的なスロットフォーマット410を示す。利用可能な時間周波数リソースは、リソースブロックに区分されてもよい。各リソースブロックは、1つのスロットにおいてサブキャリアのセット(たとえば、12個のサブキャリア)をカバーすることができ、いくつかのリソース要素を含んでもよい。各リソース要素は、1つのシンボル期間において(たとえば、時間的に)1つのサブキャリアをカバーすることができ、実数値または複素数値であり得る1つの変調シンボルを送るために使用されてもよい。いくつかの態様では、スロットフォーマット410は、本明細書で説明するように、PSS、SSS、PBCHなどを搬送するSSブロックの送信に使用されてもよい。
いくつかの電気通信システム(たとえば、NR)におけるFDD用のダウンリンクおよびアップリンクの各々に対して、インターレース構造が使用されてもよい。たとえば、0〜Q-1のインデックスを有するQ個のインターレースが定義されてもよく、ここで、Qは、4、6、8、10、または何らかの他の値に等しくてもよい。各インターレースは、Q個のフレームだけ離間したスロットを含んでもよい。具体的には、インターレースqは、スロットq、q+Q、q+2Qなどを含んでもよく、ここで、q∈{0,...,Q-1}である。
UEは、複数のBSのカバレージ内に位置してもよい。これらのBSのうちの1つが、UEにサービスするために選択されてもよい。サービングBSは、受信信号強度、受信信号品質、経路損失などの様々な基準に少なくとも部分的に基づいて選択されてもよい。受信信号品質は、信号対雑音干渉比(SINR)もしくは基準信号受信品質(RSRQ)、または何らかの他のメトリックによって定量化されてもよい。UEは、UEが1つまたは複数の干渉BSからの高い干渉を観測する場合がある支配的干渉シナリオにおいて動作してもよい。
本明細書で説明する例の態様は、NR技術または5G技術に関連付けられ得るが、本開示の態様は、他のワイヤレス通信システムに適用可能であり得る。ニューラジオ(NR)は、(たとえば、直交周波数分割多元接続(OFDMA)ベースのエアインターフェース以外の)新しいエアインターフェースまたは(たとえば、インターネットプロトコル(IP)以外の)固定トランスポートレイヤに従って動作するように構成された無線を指すことがある。態様では、NRは、CPを有するOFDM(本明細書では、サイクリックプレフィックスOFDMまたはCP-OFDMと呼ばれる)および/またはSC-FDMをアップリンク上で利用してもよく、CP-OFDMをダウンリンク上で利用し、時分割複信(TDD)を使用する半二重動作に対するサポートを含んでもよい。態様では、NRは、たとえば、CPを有するOFDM(本明細書では、CP-OFDMと呼ばれる)および/または離散フーリエ変換拡散直交周波数分割多重化(DFT-s-OFDM)をアップリンク上で利用してもよく、CP-OFDMをダウンリンク上で利用し、TDDを使用する半二重動作に対するサポートを含んでもよい。NRは、広帯域幅(たとえば、80メガヘルツ(MHz)を超える)を対象とする拡張モバイルブロードバンド(eMBB)サービス、高いキャリア周波数(たとえば、60ギガヘルツ(GHz))を対象とするミリ波(mmW)、後方互換性がないMTC技法を対象とするマッシブMTC(mMTC)、および/または超高信頼低レイテンシ通信(URLLC)サービスを対象とするミッションクリティカルを含んでもよい。
いくつかの態様では、100MHzの単一のコンポーネントキャリア帯域幅がサポートされてもよい。NRリソースブロックは、0.1ミリ秒(ms)の持続時間にわたって、サブキャリア帯域幅が60または120キロヘルツ(kHz)の12個のサブキャリアにまたがってもよい。各無線フレームは、40個のスロットを含んでもよく、10msの長さを有してもよい。したがって、各スロットは0.25msの長さを有してもよい。各スロットは、データ送信のためのリンク方向(たとえば、DLまたはUL)を示してもよく、スロットごとのリンク方向は、動的に切り替えられてもよい。各スロットは、DL/ULデータならびにDL/UL制御データを含んでもよい。
ビームフォーミングがサポートされてもよく、ビーム方向が動的に構成されてもよい。プリコーディングを用いたMIMO送信もサポートされてもよい。DLにおけるMIMO構成は、最大8つのストリームおよびUEごとに最大2つのストリームのマルチレイヤDL送信とともに、最大8つの送信アンテナをサポートしてもよい。UEごとに最大2つのストリームを用いたマルチレイヤ送信がサポートされてもよい。最大8つのサービングセルを用いて、複数のセルのアグリゲーションがサポートされてもよい。代替として、NRは、OFDMベースのインターフェース以外の異なるエアインターフェースをサポートしてもよい。NRネットワークは、中央ユニットまたは分散ユニットなどのエンティティを含んでもよい。
上記で示したように、図4は一例として与えられる。他の例が可能であり、図4に関して説明したこととは異なってもよい。
図5は、本開示の態様による、分散型RAN500の例示的な論理アーキテクチャを示す。5Gアクセスノード506は、アクセスノードコントローラ(ANC)502を含んでもよい。ANCは、分散型RAN500の中央ユニット(CU)であってもよい。次世代コアネットワーク(NG-CN)504へのバックホールインターフェースは、ANCにおいて終端してもよい。近隣の次世代アクセスノード(NG-AN)へのバックホールインターフェースは、ANCにおいて終端してもよい。ANCは、(BS、NR BS、ノードB、5G NB、AP、gNB、または何らかの他の用語で呼ばれることもある)1つまたは複数のTRP508を含んでもよい。上記で説明したように、TRPは「セル」と互換的に使用されてもよい。
TRP508は、分散ユニット(DU)であってもよい。TRPは、1つのANC(ANC502)または2つ以上のANC(図示せず)に接続されてもよい。たとえば、RAN共有、サービスとしての無線(RaaS)、およびサービス固有AND展開の場合、TRPは2つ以上のANCに接続されてもよい。TRPは、1つまたは複数のアンテナポートを含んでもよい。TRPは、UEにトラフィックを個別に(たとえば、動的選択)または一緒に(たとえば、ジョイント送信)サービスするように構成されてもよい。
RAN500の論理アーキテクチャは、フロントホール定義を示すために使用されてもよい。異なる展開タイプにわたるフロントホーリング解決策をサポートするアーキテクチャが定義されてもよい。たとえば、アーキテクチャは、送信ネットワーク能力(たとえば、帯域幅、レイテンシ、および/またはジッタ)に少なくとも部分的に基づいてもよい。
アーキテクチャは、LTEと特徴および/または構成要素を共有してもよい。態様によれば、次世代AN(NG-AN)510は、NRとの二重接続性をサポートしてもよい。NG-ANは、LTEおよびNR用の共通フロントホールを共有してもよい。
アーキテクチャは、TRP508間の協働を可能にすることができる。たとえば、協働は、TRP内でおよび/またはANC502を介してTRPにわたって事前設定されてもよい。態様によれば、TRP間インターフェースは使用されない/存在しないことがある。
態様によれば、分割された論理機能の動的構成は、RAN500のアーキテクチャ内に存在することがある。パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)、無線リンク制御(RLC)プロトコル、媒体アクセス制御(MAC)プロトコルは、ANCまたはTRPに適応可能に配置されてもよい。
様々な態様によれば、BSは、中央ユニット(CU)(たとえば、ANC502)および/または1つもしくは複数の分散ユニット(たとえば、1つもしくは複数のTRP508)を含んでもよい。
上記で示したように、図5は単に一例として与えられる。他の例が可能であり、図5に関して説明したこととは異なってもよい。
図6は、本開示の態様による、分散型RAN600の例示的な物理アーキテクチャを示す。集中型コアネットワークユニット(C-CU)602は、コアネットワーク機能をホストしてもよい。C-CUは、中央に展開されてもよい。C-CU機能は、ピーク容量に対処するために(たとえば、アドバンストワイヤレスサービス(AWS)に)オフロードされてもよい。
集中型RANユニット(C-RU)604は、1つまたは複数のANC機能をホストしてもよい。任意選択で、C-RUは、コアネットワーク機能を局所的にホストしてもよい。C-RUは、分散型展開を有してもよい。C-RUは、ネットワークエッジのより近くにあってもよい。
分散ユニット(DU)606は、1つまたは複数のTRPをホストしてもよい。DUは、無線周波数(RF)機能を備えたネットワークのエッジに位置してもよい。
上記で示したように、図6は単に一例として与えられる。他の例が可能であり、図6に関して説明したこととは異なってもよい。
図7は、DL中心サブフレームまたはワイヤレス通信構造の一例を示す図700である。DL中心サブフレームは、制御部分702を含んでもよい。制御部分702は、DL中心サブフレームの最初の部分または開始部分に存在してもよい。制御部分702は、DL中心サブフレームの様々な部分に対応する様々なスケジューリング情報および/または制御情報を含んでもよい。いくつかの構成では、制御部分702は、図7に示すように、PDCCHであってもよい。いくつかの態様では、制御部分702は、レガシーPDCCH情報、短縮PDCCH(sPDCCH)情報、(たとえば、物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH)上で搬送される)制御フォーマットインジケータ(CFI)値、1つまたは複数の許可(たとえば、ダウンリンク許可、アップリンク許可など)などを含んでもよい。
DL中心サブフレームはまた、DLデータ部分704を含んでもよい。DLデータ部分704は、時々、DL中心サブフレームのペイロードと呼ばれることがある。DLデータ部分704は、スケジューリングエンティティ(たとえば、UEまたはBS)から従属エンティティ(たとえば、UE)にDLデータを通信するために利用される通信リソースを含んでもよい。いくつかの構成では、DLデータ部分704は物理DL共有チャネル(PDSCH)であってもよい。
DL中心サブフレームはまた、ULショートバースト部分706を含んでもよい。ULショートバースト部分706は、時々、ULバースト、ULバースト部分、共通ULバースト、ショートバースト、ULショートバースト、共通ULショートバースト、共通ULショートバースト部分、および/または様々な他の適切な用語で呼ばれることがある。いくつかの態様では、ULショートバースト部分706は、1つまたは複数の基準信号を含んでもよい。追加または代替として、ULショートバースト部分706は、DL中心サブフレームの様々な他の部分に対応するフィードバック情報を含んでもよい。たとえば、ULショートバースト部分706は、制御部分702および/またはDLデータ部分704に対応するフィードバック情報を含んでもよい。ULショートバースト部分706に含まれ得る情報の非限定的な例は、ACK信号(たとえば、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)ACK、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)ACK、即時ACKなど)、NACK信号(たとえば、PUCCH NACK、PUSCH NACK、即時NACKなど)、スケジューリング要求(SR)、バッファステータス報告(BSR)、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)インジケータ、チャネル状態指示(CSI)、CQI、サウンディング基準信号(SRS)、復調基準信号(DMRS)、PUSCHデータ、および/または様々な他の適切なタイプの情報を含む。ULショートバースト部分706は、ランダムアクセスチャネル(RACH)手順、スケジューリング要求、および様々な他の適切なタイプの情報に関する情報などの、追加または代替の情報を含んでもよい。
図7に示すように、DLデータ部分704の終わりは、ULショートバースト部分706の始まりから時間的に分離されてもよい。この時間分離は、時々、ギャップ、ガード期間、ガードインターバル、および/または様々な他の適切な用語で呼ばれることがある。この分離は、DL通信(たとえば、従属エンティティ(たとえば、UE)による受信動作)からUL通信(たとえば、従属エンティティ(たとえば、UE)による送信)への切替えのための時間を与える。上記は、DL中心ワイヤレス通信構造の一例にすぎず、同様の特徴を有する代替構造が、本明細書で説明する態様から必ずしも逸脱することなく存在し得る。
上記で示したように、図7は単に一例として与えられる。他の例が可能であり、図7に関して説明したこととは異なってもよい。
図8は、UL中心サブフレームまたはワイヤレス通信構造の一例を示す図800である。UL中心サブフレームは、制御部分802を含んでもよい。制御部分802は、UL中心サブフレームの最初の部分または開始部分に存在してもよい。図8の制御部分802は、図7を参照しながら上記で説明した制御部分702と同様であってもよい。UL中心サブフレームはまた、ULロングバースト部分804を含んでもよい。ULロングバースト部分804は、時々、UL中心サブフレームのペイロードと呼ばれることがある。UL部分は、従属エンティティ(たとえば、UE)からスケジューリングエンティティ(たとえば、UEまたはBS)にULデータを通信するために利用される通信リソースを指すことがある。いくつかの構成では、制御部分802はPDCCH送信を含んでもよい。
図8に示すように、制御部分802の終わりは、ULロングバースト部分804の始まりから時間的に分離されてもよい。この時間分離は、時々、ギャップ、ガード期間、ガードインターバル、および/または様々な他の適切な用語で呼ばれることがある。この分離は、DL通信(たとえば、スケジューリングエンティティによる受信動作)からUL通信(たとえば、スケジューリングエンティティによる送信)への切替えのための時間を与える。
UL中心サブフレームはまた、ULショートバースト部分806を含んでもよい。図8のULショートバースト部分806は、図7を参照しながら上記で説明したULショートバースト部分706と同様であってもよく、図7に関して上記で説明した情報のいずれかを含んでもよい。上記は、UL中心ワイヤレス通信構造の一例にすぎず、同様の特徴を有する代替構造が、本明細書で説明する態様から必ずしも逸脱することなく存在し得る。
いくつかの状況では、2つ以上の従属エンティティ(たとえば、UE)は、サイドリンク信号を使用して互いと通信してもよい。そのようなサイドリンク通信の現実世界の適用例は、公共安全、近接サービス、UEからネットワークへの中継、車両間(V2V)通信、あらゆるモノのインターネット(IoE)通信、IoT通信、ミッションクリティカルメッシュ、および/または様々な他の適切な適用例を含んでもよい。一般に、サイドリンク信号は、スケジューリングエンティティがスケジューリングおよび/または制御の目的で利用される場合があるにもかかわらず、スケジューリングエンティティ(たとえば、UEまたはBS)を通じて通信を中継することなく、ある従属エンティティ(たとえば、UE1)から別の従属エンティティ(たとえば、UE2)に通信される信号を指すことがある。いくつかの態様では、サイドリンク信号は、(典型的には無認可スペクトルを使用するワイヤレスローカルエリアネットワークとは異なり)認可スペクトルを使用して通信されてもよい。
一例では、フレームなどのワイヤレス通信構造は、UL中心サブフレームとDL中心サブフレームの両方を含んでもよい。この例では、フレームにおけるDL中心サブフレームに対するUL中心サブフレームの比率は、送信されるULデータの量およびDLデータの量に少なくとも部分的に基づいて動的に調整されてもよい。たとえば、より多くのULデータがある場合、DL中心サブフレームに対するUL中心サブフレームの比率が上昇することがある。逆に、より多くのDLデータがある場合、DL中心サブフレームに対するUL中心サブフレームの比率が低下することがある。
上記で示したように、図8は単に一例として与えられる。他の例が可能であり、図8に関して説明したこととは異なってもよい。
NRネットワークでは、基地局は、探索空間セットに基づいて(たとえば、ダウンリンク制御情報(DCI)などの制御情報を含む)PDCCHを送信する。所与の探索空間セットは、探索空間セット内でPDCCHを搬送し得る候補を定義し、ここで、各候補は、リソース要素(本明細書では制御チャネル要素(CCE)と呼ばれる)の1つまたは複数のグループに関連付けられる。1つまたは複数の探索空間セットは、制御リソースセット(CORESET)に関連付けられてもよい。NRネットワークでは、基地局は、PDCCHを柔軟にスケジュールし、送信してもよい。言い換えれば、NRネットワークにおけるPDCCHの送信は、たとえば、LTEネットワークの場合と同様に、所与のサブフレームの中の周波数リソースおよび/または時間リソースの特定のセットに限定されない。
PDCCH周波数領域リソース、ならびにPDCCHの持続時間は、CORESETごとに構成される。したがって、UEがCORESETで構成されると、UEは、周波数領域の中のどのリソースブロックがCORESETに関連付けられた探索空間セットに割り当てられるかを識別する情報、ならびに探索空間セットによって占有される連続するシンボルの数を識別する情報を有する。時間領域の中のPDCCHロケーションは、探索空間セットごとに構成される。ここで、CORESETに関連付けられた所与の探索空間セットに対して、UEは、探索空間セットに関連付けられた監視周期を識別する情報(たとえば、探索空間セットがX個(X≧1)のスロットごとに監視されるべきであることを示す情報)と、監視オフセットを識別する情報(たとえば、UEが監視すべき、各X個のスロットのうちの特定のスロットを識別する情報)と、監視パターンを識別する情報(たとえば、特定のスロット内の探索空間セットの第1のシンボルを識別する情報)とで構成される。したがって、UEは、UEが周波数領域と時間領域の両方において探索空間セットのリソースを識別することを可能にする情報で構成されてもよく、基地局は、探索空間セットの中の1つまたは複数の候補においてPDCCHを送信してもよい。
所与のUE固有の探索空間セット(すなわち、1つまたは複数の特定のUEに固有の制御情報を搬送し得る探索空間セット)の1つまたは複数の候補において搬送されるPDCCHを受信するために、UEは、探索空間セットの候補の中のPDCCHを復号することを試みてもよい。しかしながら、探索空間セットにわたる候補のロケーションは、(たとえば、近隣セル間のPDCCH衝突を回避するために、パターン化されたPDCCH送信を回避するために、など)基地局によって送信されるときに変化することがある。したがって、UEは、PDCCHを復号することを試みる前に、所与の候補のロケーションを識別する。
場合によっては、UEは、候補に関連付けられた1つまたは複数の制御チャネル要素(CCE)に対応する1つまたは複数のCCEインデックスを決定することに基づいて、探索空間セットの中の候補のロケーションを識別する。ここで、所与のCCEインデックスは、ハッシュ値(Yp,k)に部分的に基づいて決定され、ここで、ハッシュ値は、ハッシュ値インデックス(k)を使用するハッシュ関数に基づいて計算される。ハッシュ関数は、ロケーションが探索空間セットにわたって変化するときにUEが候補のロケーションを識別することを可能にするように設計されている。
一般に、CORESET pの中の探索空間セットに対して、ハッシュ値Yp,kは以下の関数に基づいて計算される。
Yp,k=(Ap×Yp,k-1) mod D
ここで、kはハッシュ値インデックス(時々、ハッシュ値のインデックスと呼ばれる)であり、ApはCORESET pに対応する整数であり、Dは整数である。示したように、所与のハッシュ値は、先行するハッシュ値インデックスに関連付けられたハッシュ値に部分的に基づいて計算される。典型的には、整数Yp,-1は、最初のハッシュ値(たとえば、Yp,0=(Ap×Yp,-1) mod D)を計算するために使用されてもよく、他のハッシュ値は、ハッシュ値インデックスを更新する(たとえば、増分する)ことに基づいて計算されてもよい。所与のハッシュ値を計算することに基づいて、UEは、候補に関連付けられた1つまたは複数のCCEインデックスを決定してもよく、(たとえば、ブラインド復号手順を使用して)PDCCHを復号することを試みてもよい。
場合によっては、UEは、UEが(たとえば、ハッシュ値インデックスを増分し、増分されたハッシュ値インデックスに基づいてハッシュ値を更新することによって)ハッシュ関数を更新すべきであるか、または(たとえば、ハッシュ値を最初のハッシュ値にリセットするために)ハッシュ関数を再開すべきである時点まで、1つまたは複数の他の候補のロケーションを識別するためにハッシュ値を使用してもよい。次いで、UEは、(UEがハッシュ値インデックスを更新するときに)更新されたハッシュ値を使用するか、または(UEがハッシュ関数を再開するときに)追加の候補のロケーションを識別するために最初のハッシュ値を使用する、などである。
しかしながら、NRネットワークでは、(たとえば、LTEネットワークにおけるPDCCHの比較的静的な性質と比較して)PDCCHスケジューリングおよび送信の柔軟な性質により、UEがハッシュ値インデックスを識別するかつ/または更新するのに基づくもの、UEがハッシュ関数を更新する時点、およびUEがハッシュ関数を再開する時点は複雑である。
本明細書で説明するいくつかの態様は、NRネットワークにおいてPDCCHが受信され得る候補のロケーションを識別することに関連付けられたハッシュ関数に対するハッシュ値インデックスを識別するための技法および装置を提供する。さらに、本明細書で説明するいくつかの態様は、NRネットワークにおけるPDCCH探索に関連してハッシュ関数を更新するかつ/またはハッシュ関数を再開するための技法および装置を提供する。
図9は、本開示の様々な態様による、PDCCHが受信され得る候補のロケーションを識別することに関連付けられたハッシュ関数に対するハッシュ値インデックスを識別し、ハッシュ関数を更新するかつ/またはハッシュ関数を再開する一例900を示す図である。
図9に参照番号905によって示すように、UE(たとえば、UE120)は、PDCCHを探索することに関連付けられたハッシュ値インデックスを識別してもよい。上記で説明したように、ハッシュ値インデックスは、ハッシュ値を計算することに関連付けられてもよく、ここで、UEに関連付けられた、PDCCHを搬送し得る探索空間セット内の候補のロケーションは、ハッシュ値に少なくとも部分的に基づいて識別されてもよい。UEがハッシュ値インデックスを識別し得ることに少なくとも部分的に基づく(図9に示す)例示的な技法について、以下でさらに詳細に説明する。
図9に参照番号910によってさらに示すように、UEは、ハッシュ値インデックスに少なくとも部分的に基づいて、ハッシュ値を決定することに関連付けられたハッシュ関数を構成してもよい。たとえば、UEは、ハッシュ値インデックスに少なくとも部分的に基づいて、ハッシュ関数がUEに関連付けられたPDCCH用の1つまたは複数の候補ロケーションを識別することに関連付けられたハッシュ値を計算するために使用され得るようにハッシュ関数を構成してもよい。言い換えれば、識別されたハッシュ値インデックスに少なくとも部分的に基づいて、UEは、ハッシュ関数が特定の探索空間セットの中のPDCCH用の候補ロケーションを識別するために使用され得るハッシュ値を出力するようにハッシュ関数を構成してもよい。ハッシュ関数を構成する特定の例について以下で説明する。
いくつかの態様では、UEは、特定の時点で(たとえば、ハッシュ値インデックスを増分することによって)別のハッシュ値インデックスを識別することに少なくとも部分的に基づいて、(たとえば、ハッシュ関数を使用して別のハッシュ値が計算されるように)ハッシュ関数を更新してもよく、その例について以下で説明する。
いくつかの態様では、UEは、特定の時点で(たとえば、ハッシュ値が最初のハッシュ値にリセットされるように)ハッシュ関数を再開してもよく、その例について以下で説明する。
例示的な一態様では、UEは、周期内の複数の間隔のうちのある間隔のインデックスに少なくとも部分的に基づいて、ハッシュ値インデックスを識別してもよい。ここで、間隔は、N個(N≧1)の連続するシンボルのセットとして定義されてもよく、周期は、M個(M≧1)の間隔のセットとして定義されてもよい。したがって、いくつかの態様では、周期はN×M個のシンボルを含んでもよい。この例示的な態様では、UEは、周期内の所与の間隔のインデックスに少なくとも部分的に基づいて、ハッシュ値インデックスを識別してもよい。
この例示的な態様では、UEは、NRネットワークに関連付けられたネットワークデバイスから、第1の周期の第1の間隔の開始シンボルを識別する情報を受信してもよい。追加または代替として、UEは、第1の周期の第1の間隔の開始シンボルを識別する情報を記憶してもよい(たとえば、開始シンボルは、UE上で事前定義されるかまたは事前構成されてもよい)。ここで、第1の周期は、システムフレーム番号0などの、UEに知られているかまたはUEによって容易に識別され得る特定のフレーム内または後で開始する最初の周期であってもよい。
さらに、この例示的な態様では、UEは、複数の間隔のうちの各間隔においてハッシュ関数を更新してもよい。たとえば、UEは、M個の間隔のセットのうちのある特定の間隔のインデックスとしてあるハッシュ値インデックスを識別してもよく、(たとえば、ある特定の間隔に対してハッシュ値が計算されるように)あるハッシュ値インデックスに少なくとも部分的に基づいてハッシュ関数を構成してもよい。この例では、UEは、別の特定の(たとえば、次の)間隔において、M個の間隔のセットのうちの別の特定の間隔のインデックスとして別のハッシュ値インデックスを識別してもよく、(たとえば、別の特定の間隔に対して別のハッシュ値が計算されるように)別のハッシュ値インデックスに少なくとも部分的に基づいてハッシュ関数を更新(すなわち、再構成)してもよい。この例では、ある候補のロケーションは、あるハッシュ値に少なくとも部分的に基づいて決定されてもよいが、別の候補のロケーションは、別のハッシュ値に少なくとも部分的に基づいて決定されてもよい。
この例示的な態様では、UEは、次の周期においてハッシュ関数を再開してもよい。たとえば、(たとえば、先行する周期の中のM番目の間隔の後の)所与の周期の第1の間隔において、UEは、ハッシュ値が最初のハッシュ値(たとえば、Yp,-1に少なくとも部分的に基づいて計算されたハッシュ値)にリセットされるようにハッシュ関数を再開してもよい。UEは、周期の次の間隔において、次の間隔のインデックスとしてハッシュ値インデックスを識別してもよく、ハッシュ値インデックスに少なくとも部分的に基づいてハッシュ関数を構成してもよく、上記で説明した方法でハッシュ関数を更新してもよい。
この例示的な態様に関連付けられた特定の例として、間隔は、(たとえば、14個の連続するシンボルを含む、N=14)スロットとして定義される場合があり、周期は、10個のスロット(M=10)を含むフレームとして定義される場合がある。ここで、UEは、フレームのスロットのインデックスとしてハッシュ値インデックスを識別してもよく、スロットのインデックスに少なくとも部分的に基づいてハッシュ関数を構成してもよい。この例では、UEは、(たとえば、スロットのインデックスに少なくとも部分的に基づいて)フレームの後続のスロットの各々においてハッシュ関数を更新してもよく、後続のフレームにおいて(すなわち、周期の終わりで)ハッシュ関数を再開してもよい。
この例示的な態様に関連付けられた別の特定の例として、間隔は、シンボル(N=1)として定義される場合があり、周期は、140個のシンボル(M=140)を含むフレームとして定義される場合がある。ここで、UEは、フレームのシンボルのインデックスとしてハッシュ値インデックスを識別してもよく、フレームのシンボルのインデックスに少なくとも部分的に基づいてハッシュ関数を構成してもよい。この例では、UEは、(たとえば、シンボルのインデックスに少なくとも部分的に基づいて)フレームの後続のシンボルの各々においてハッシュ関数を更新してもよく、後続のフレームにおいて(すなわち、周期の終わりで)ハッシュ関数を再開してもよい。
この例示的な態様に関連付けられた別の特定の例として、間隔は、シンボル(N=1)として定義される場合があり、周期は、14個のシンボル(M=14)を含むスロットとして定義される場合がある。ここで、UEは、スロットのシンボルのインデックスとしてハッシュ値インデックスを識別してもよく、スロットのシンボルのインデックスに少なくとも部分的に基づいてハッシュ関数を構成してもよい。この例では、UEは、(たとえば、シンボルのインデックスに少なくとも部分的に基づいて)スロットの後続のシンボルの各々においてハッシュ関数を更新してもよく、後続のスロットにおいて(すなわち、周期の終わりで)ハッシュ関数を再開してもよい。
別の例示的な態様では、UEは、周期内のある探索空間セットインデックスに関連付けられた複数の探索空間セット機会のうちのある探索空間セット機会のインデックスに少なくとも部分的に基づいて、ハッシュ値インデックスを識別してもよい。ここで、探索空間セットインデックスは、CORESETに関連付けられた探索空間セットに関連付けられてもよい。探索空間セット機会は、探索空間セット開始シンボルビットマップによって構成された連続するシンボルの数、およびCORESETの持続時間に対応する連続するシンボルの数によって定義される。
この例示的な態様では、周期は、N個の連続するシンボルのセットとして定義されてもよい。いくつかの態様では、UEは、NRネットワークに関連付けられたネットワークデバイスから、Nを識別する情報を受信してもよい。追加または代替として、UEは、Nを識別する情報を記憶してもよい(たとえば、Nは、UE上で事前定義されるかまたは事前構成されてもよい)。
さらに、この例示的な態様では、UEは、NRネットワークに関連付けられたネットワークデバイスから、第1の周期の第1の間隔の開始シンボルを識別する情報を受信してもよい。追加または代替として、UEは、第1の周期の第1の間隔の開始シンボルを識別する情報を記憶してもよい(たとえば、開始シンボルは、UE上で事前定義されるかまたは事前構成されてもよい)。ここで、第1の周期は、システムフレーム番号0などの、UEに知られているかまたはUEによって容易に識別され得る特定のフレーム内または後で開始する最初の周期であってもよい。
さらに、この例示的な態様では、UEは、ある探索空間セットインデックスに関連付けられた複数の探索空間セット機会のうちの各探索空間セット機会においてハッシュ関数を更新してもよい。たとえば、UEは、ある特定の探索空間セット機会(すなわち、ある探索空間セットインデックスに関連付けられた複数の探索空間セット機会のうちの1つ)のインデックスとしてあるハッシュ値インデックスを識別してもよく、(たとえば、ある特定の探索空間セット機会に対してハッシュ値が計算されるように)あるハッシュ値インデックスに少なくとも部分的に基づいてハッシュ関数を構成してもよい。この例では、UEは、ある探索空間セットインデックスに関連付けられた複数の探索空間セット機会のうちの別の特定の(たとえば、次の)探索空間セット機会において、別の探索空間セット機会のインデックスとして別のハッシュ値インデックスを識別してもよい。次いで、UEは、(たとえば、別の特定の探索空間セット機会に対して別のハッシュ値が計算されるように)別のハッシュ値インデックスに少なくとも部分的に基づいてハッシュ関数を更新(すなわち、再構成)してもよい。この例では、ある候補のロケーションは、あるハッシュ値に少なくとも部分的に基づいて決定されてもよいが、別の候補のロケーションは、別のハッシュ値に少なくとも部分的に基づいて決定されてもよい。
この例示的な態様では、UEは、次の周期においてハッシュ関数を再開してもよい。たとえば、周期内のある探索空間セットインデックスに関連付けられた複数の探索空間セット機会のうちの第1の探索空間セット機会において、UEは、ハッシュ値が最初のハッシュ値(たとえば、Yp,-1に少なくとも部分的に基づいて計算されたハッシュ値)にリセットされるようにハッシュ関数を再開してもよい。UEは、周期の次の探索空間セット機会において、次の探索空間セット機会のインデックスとしてハッシュ値インデックスを識別してもよく、ハッシュ値インデックスに少なくとも部分的に基づいてハッシュ関数を構成してもよく、上記で説明した方法でハッシュ関数を更新してもよい。
さらに、この例示的な態様では、UEは、(たとえば、UE上で事前構成された、基地局によって構成された、など)ハッシュ値の最大数を識別する情報に少なくとも部分的に基づいて、ハッシュ値の代替インデックスを決定してもよい。そのような場合、UEは、ハッシュ値の代替インデックスに少なくとも部分的に基づいてハッシュ関数を更新するか、または再開してもよい。
この例示的な態様では、複数の探索空間セット機会のうちの2つ以上の探索空間セット機会は、同じ探索空間セットインデックスに関連付けられてもよく、周期の中の同じシンボルから開始してもよい。そのような場合、UEは、少なくとも2つの探索空間セット機会の各々に対して同じハッシュ値インデックスを識別してもよい。
さらに、この例示的な態様では、複数の探索空間セット機会のうちの2つ以上の探索空間セット機会は、同じ制御リソースセットインデックスに関連付けられた異なる探索空間セットインデックスに関連付けられてもよく、周期の中の同じシンボルから開始してもよい。そのような場合、UEは、2つ以上の探索空間セット機会に対応する少なくとも2つのインデックスのうちの1つを選択することによって、ハッシュ値インデックスを識別してもよい。たとえば、UEは、2つ以上の探索空間セット機会のうちの1つ(たとえば、最も小さい探索空間セットインデックス)に関連付けられた探索空間セットインデックスに少なくとも部分的に基づいて、少なくとも2つの探索空間セット機会のうちの1つ(たとえば、最も大きいインデックス値)に関連付けられたインデックス値に少なくとも部分的に基づいてなどで、ハッシュ値インデックスを選択してもよい。
別の例示的な態様では、UEは、周期内の複数の探索空間セットインデックスに関連付けられた複数の探索空間セット機会のうちのある探索空間セット機会のインデックスに少なくとも部分的に基づいて、ハッシュ値インデックスを識別してもよい。ここで、複数の探索空間セットインデックスは、複数の探索空間セットに関連付けられたCORESETのCORESETインデックスに関連付けられてもよい。
この例示的な態様では、周期は、N個の連続するシンボルのセットとして定義されてもよい。いくつかの態様では、UEは、NRネットワークに関連付けられたネットワークデバイスから、Nを識別する情報を受信してもよい。追加または代替として、UEは、Nを識別する情報を記憶してもよい(たとえば、Nは、UE上で事前定義されるかまたは事前構成されてもよい)。
さらに、この例示的な態様では、UEは、NRネットワークに関連付けられたネットワークデバイスから、第1の周期の第1の間隔の開始シンボルを識別する情報を受信してもよい。追加または代替として、UEは、第1の周期の第1の間隔の開始シンボルを識別する情報を記憶してもよい(たとえば、開始シンボルは、UE上で事前定義されるかまたは事前構成されてもよい)。ここで、第1の周期は、システムフレーム番号0などの、UEに知られているかまたはUEによって容易に識別され得る特定のフレーム内または後で開始する最初の周期であってもよい。
この例示的な態様では、UEは、複数の探索空間セットインデックスに関連付けられた複数の探索空間セット機会のうちの各探索空間セット機会においてハッシュ関数を更新してもよい。たとえば、UEは、ある特定の探索空間セット機会(すなわち、複数の探索空間セットインデックスに関連付けられた複数の探索空間セット機会のうちの1つ)のインデックスとしてあるハッシュ値インデックスを識別してもよく、(たとえば、ある特定の探索空間セット機会に対してハッシュ値が計算されるように)あるハッシュ値インデックスに少なくとも部分的に基づいてハッシュ関数を構成してもよい。この例では、UEは、複数の探索空間セットインデックスに関連付けられた複数の探索空間セット機会のうちの別の特定の(たとえば、次の)探索空間セット機会において、別の探索空間セット機会のインデックスとして別のハッシュ値インデックスを識別してもよい。次いで、UEは、(たとえば、別の特定の探索空間セット機会に対して別のハッシュ値が計算されるように)別のハッシュ値インデックスに少なくとも部分的に基づいてハッシュ関数を更新(すなわち、再構成)してもよい。この例では、ある候補のロケーションは、あるハッシュ値に少なくとも部分的に基づいて決定されてもよいが、別の候補のロケーションは、別のハッシュ値に少なくとも部分的に基づいて決定されてもよい。
さらに、この例示的な態様では、UEは、次の周期においてハッシュ関数を再開してもよい。たとえば、周期内の複数の探索空間セットインデックスに関連付けられた複数の探索空間セット機会のうちの第1の探索空間セット機会において、UEは、ハッシュ値が最初のハッシュ値(たとえば、Yp,-1に少なくとも部分的に基づいて計算されたハッシュ値)にリセットされるようにハッシュ関数を再開してもよい。UEは、周期の次の探索空間セット機会において、次の探索空間セット機会のインデックスとしてハッシュ値インデックスを識別してもよく、ハッシュ値インデックスに少なくとも部分的に基づいてハッシュ関数を構成してもよく、上記で説明した方法でハッシュ関数を更新してもよい。
さらに、この例示的な態様では、UEは、(たとえば、UE上で事前構成された、基地局によって構成された、など)ハッシュ値の最大数を識別する情報に少なくとも部分的に基づいて決定されたハッシュ値の代替インデックスを決定してもよい。そのような場合、UEは、ハッシュ値の代替インデックスに少なくとも部分的に基づいてハッシュ関数を更新するか、または再開してもよい。
この例示的な態様では、複数の探索空間セット機会のうちの2つ以上の探索空間セット機会は、CORESETに関連付けられてもよく、周期の中の同じシンボルから開始してもよい。そのような場合、UEは、少なくとも2つの探索空間セット機会の各々に対して同じハッシュ値インデックスを識別してもよい。
この例示的な態様に関連付けられた特定の例として、周期は、140個のシンボル(たとえば、N=140)を含むフレームとして定義される場合がある。ここで、UEは、フレーム内の複数の探索空間セットインデックスに関連付けられた複数の探索空間セット機会のうちのある探索空間セット機会のインデックスとしてハッシュ値インデックスを識別してもよい。複数の探索空間セットインデックスは、CORESETインデックスに関連付けられる。ここで、UEは、ある探索空間セット機会のインデックスに少なくとも部分的に基づいて、ハッシュ関数を構成してもよい。この例では、UEは、フレーム内の複数の探索空間セットインデックスに関連付けられた複数の探索空間セット機会のうちの後続の各探索空間セット機会においてハッシュ関数を更新してもよく、後続のフレーム内の複数の探索空間セットインデックスに関連付けられた複数の探索空間セット機会のうちの第1の探索空間セット機会においてハッシュ関数を再開してもよい。
この例示的な態様に関連付けられた別の特定の例として、周期は、スロット(たとえば、14個のシンボル、N=14)として定義される場合がある。ここで、UEは、スロット内の複数の探索空間セットインデックスに関連付けられた複数の探索空間セット機会のうちのある探索空間セット機会のインデックスとしてハッシュ値インデックスを識別してもよい。複数の探索空間セットインデックスは、CORESETインデックスに関連付けられる。ここで、UEは、ある探索空間セット機会のインデックスに少なくとも部分的に基づいて、ハッシュ関数を構成してもよい。この例では、UEは、スロット内の複数の探索空間セットインデックスに関連付けられた複数の探索空間セット機会のうちの後続の各探索空間セット機会においてハッシュ関数を更新してもよく、後続のスロット内の複数の探索空間セットインデックスに関連付けられた複数の探索空間セット機会のうちの第1の探索空間セット機会においてハッシュ関数を再開してもよい。
上記で示したように、図9は一例として与えられる。他の例が可能であり、図9に関して説明したこととは異なってもよい。
図10は、本開示の様々な態様による、たとえばUEによって実行される例示的なプロセス1000を示す図である。プロセス1000は、一例では、UEによって実行されるワイヤレス通信のための方法を示し得る。例示的なプロセス1000は、UE(たとえば、UE120)が、NRネットワークにおいてPDCCHが受信され得る候補のロケーションを識別することに関連付けられたハッシュ関数に対するハッシュ値インデックスを識別する一例である。
図10に示すように、いくつかの態様では、プロセス1000は、PDCCHを探索することに関連付けられたハッシュ値のインデックスを識別することであって、ハッシュ値のインデックスが、周期内の複数の間隔のうちのある間隔のインデックス、周期内のある探索空間セットインデックスに関連付けられた複数の探索空間セット機会のうちのある探索空間セット機会のインデックス、または周期内の複数の探索空間セットインデックスに関連付けられた複数の探索空間セット機会のうちのある探索空間セット機会のインデックスのうちの1つに少なくとも部分的に基づいて識別され、複数の探索空間セットインデックスが、制御リソースセットインデックスに関連付けられる、こと(ブロック1010)を含んでもよい。たとえば、(たとえば、受信プロセッサ258、コントローラ/プロセッサ280などを使用する)UEは、上記で説明した方法で、PDCCHを探索することに関連付けられたハッシュ値のインデックスを識別してもよい。
図10に示すように、いくつかの態様では、プロセス1000は、ハッシュ値のインデックスに少なくとも部分的に基づいて、ハッシュ値を決定することに関連付けられたハッシュ関数を構成すること(ブロック1020)を含んでもよい。たとえば、(たとえば、受信プロセッサ258、コントローラ/プロセッサ280などを使用する)UEは、上記で説明したように、ハッシュ値のインデックスに少なくとも部分的に基づいて、ハッシュ値を決定することに関連付けられたハッシュ関数を構成してもよい。
プロセス1000は、以下で説明する任意の単一の態様または態様の任意の組合せなどの、追加の態様を含んでもよい。
いくつかの態様では、ハッシュ値のインデックスが、ある間隔のインデックスに少なくとも部分的に基づいて識別されるとき、ハッシュ関数は、複数の間隔のうちの別の間隔において更新される。ここで、ハッシュ関数は、別の間隔のインデックスに少なくとも部分的に基づいて識別されたハッシュ値の更新されたインデックスに少なくとも部分的に基づいて更新される。いくつかの態様では、間隔は、N個(N≧1)の連続するシンボルのセットとして定義されてもよい。
いくつかの態様では、ハッシュ値のインデックスが、ある間隔のインデックスに少なくとも部分的に基づいて識別されるとき、ハッシュ関数は、次の周期の第1の間隔において再開される。
いくつかの態様では、ハッシュ値のインデックスが、ある間隔のインデックスに少なくとも部分的に基づいて識別されるとき、周期は、M個(M≧1)の間隔を含む。
いくつかの態様では、ハッシュ値のインデックスが、ある間隔のインデックスに少なくとも部分的に基づいて識別されるとき、複数の間隔のうちの各間隔は、N個(N≧1)の連続するシンボルを含む。
いくつかの態様では、ハッシュ値のインデックスが、ある間隔のインデックスに少なくとも部分的に基づいて識別されるとき、第1の周期の第1の間隔の開始シンボルを識別する情報は、ネットワークデバイスから受信されるか、またはUEによって記憶される。いくつかの態様では、第1の周期は、システムフレーム番号0内または後で開始する最初の周期である。
いくつかの態様では、所与の探索空間セット機会は、探索空間セット開始シンボルビットマップによって構成された連続するシンボルの数、および制御リソースセットの持続時間に対応する連続するシンボルの数によって定義される。
いくつかの態様では、ハッシュ値のインデックスが、ある探索空間セットインデックスに関連付けられた複数の探索空間セット機会のうちのある探索空間セット機会のインデックスに少なくとも部分的に基づいて識別されるとき、ハッシュ関数は、ある探索空間セットインデックスに関連付けられた複数の探索空間セット機会のうちの別の探索空間セット機会において更新される。ここで、ハッシュ関数は、別の探索空間セット機会のインデックスに少なくとも部分的に基づいて識別されたハッシュ値の更新されたインデックスに少なくとも部分的に基づいて更新される。
いくつかの態様では、ハッシュ値のインデックスが、ある探索空間セットインデックスに関連付けられた複数の探索空間セット機会のうちのある探索空間セット機会のインデックスに少なくとも部分的に基づいて識別されるとき、ハッシュ関数は、次の周期の中の複数の探索空間セット機会のうちの第1の探索空間セット機会において再開される。
いくつかの態様では、ハッシュ値のインデックスが、ある探索空間セットインデックスに関連付けられた複数の探索空間セット機会のうちのある探索空間セット機会のインデックスに少なくとも部分的に基づいて識別されるとき、周期は、N個(N≧1)の連続するシンボルを含む。いくつかの態様では、Nを識別する情報は、ネットワークデバイスから受信されるか、またはUEによって記憶される。
いくつかの態様では、ハッシュ値のインデックスが、ある探索空間セットインデックスに関連付けられた複数の探索空間セット機会のうちのある探索空間セット機会のインデックスに少なくとも部分的に基づいて識別されるとき、第1の周期の第1の間隔の開始シンボルを識別する情報は、ネットワークデバイスから受信されるか、またはUEによって記憶される。いくつかの態様では、第1の周期は、システムフレーム番号0内または後で開始する最初の周期である。
いくつかの態様では、ハッシュ値のインデックスが、ある探索空間セットインデックスに関連付けられた複数の探索空間セット機会のうちのある探索空間セット機会のインデックスに少なくとも部分的に基づいて識別されるとき、かつ、複数の探索空間セット機会のうちの少なくとも2つの探索空間セット機会が、同じ探索空間セットインデックスに関連付けられ、周期の中の同じシンボルから開始するとき、少なくとも2つの探索空間セット機会の各々に対してハッシュ値の同じインデックスが識別される。
いくつかの態様では、ハッシュ値のインデックスが、ある探索空間セットインデックスに関連付けられた複数の探索空間セット機会のうちのある探索空間セット機会のインデックスに少なくとも部分的に基づいて識別されるとき、かつ、複数の探索空間セット機会のうちの少なくとも2つの探索空間セット機会が、同じ制御チャネルセットインデックスに関連付けられた異なる探索空間セットインデックスに関連付けられ、周期の中の同じシンボルから開始するとき、ハッシュ値のインデックスは、少なくとも2つの探索空間セット機会に対応する少なくとも2つのインデックスのうちの1つを選択することに少なくとも部分的に基づいて識別される。いくつかの態様では、ハッシュ値のインデックスは、少なくとも2つの探索空間セット機会のうちの1つに関連付けられた探索空間セットインデックスに少なくとも部分的に基づいて選択される。いくつかの態様では、ハッシュ値のインデックスは、少なくとも2つの探索空間セット機会のうちの1つに関連付けられたインデックス値に少なくとも部分的に基づいて選択される。
いくつかの態様では、ハッシュ値のインデックスが、ある探索空間セットインデックスに関連付けられた複数の探索空間セット機会のうちのある探索空間セット機会のインデックスに少なくとも部分的に基づいて識別されるとき、ハッシュ値の代替インデックスは、ハッシュ値の最大数を識別する情報に少なくとも部分的に基づいて決定される。ここで、ハッシュ関数は、ハッシュ値の代替インデックスに少なくとも部分的に基づいて更新されるか、または再開される。
いくつかの態様では、ハッシュ値のインデックスが、複数の探索空間セットインデックス(複数の探索空間セットインデックスは、制御チャネルインデックスに関連付けられている)に関連付けられた複数の探索空間セット機会のうちのある探索空間セット機会のインデックスに少なくとも部分的に基づいて識別されるとき、ハッシュ関数は、複数の探索空間セットインデックスに関連付けられた複数の探索空間セット機会のうちの別の探索空間セット機会において更新される。ここで、ハッシュ関数は、別の探索空間セット機会のインデックスに少なくとも部分的に基づいて識別されたハッシュ値の更新されたインデックスに少なくとも部分的に基づいて更新される。
いくつかの態様では、ハッシュ値のインデックスが、複数の探索空間セットインデックス(複数の探索空間セットインデックスは、制御チャネルインデックスに関連付けられている)に関連付けられた複数の探索空間セット機会のうちのある探索空間セット機会のインデックスに少なくとも部分的に基づいて識別されるとき、ハッシュ関数は、次の周期の中の複数の探索空間セットインデックスに関連付けられた複数の探索空間セット機会のうちの第1の探索空間セット機会において再開される。
いくつかの態様では、ハッシュ値のインデックスが、複数の探索空間セットインデックス(複数の探索空間セットインデックスは、制御チャネルインデックスに関連付けられている)に関連付けられた複数の探索空間セット機会のうちのある探索空間セット機会のインデックスに少なくとも部分的に基づいて識別されるとき、周期は、N個(N≧1)の連続するシンボルを含む。いくつかの態様では、Nを識別する情報は、ネットワークデバイスから受信されるか、またはUEによって記憶される。
いくつかの態様では、ハッシュ値のインデックスが、複数の探索空間セットインデックス(複数の探索空間セットインデックスは、制御チャネルインデックスに関連付けられている)に関連付けられた複数の探索空間セット機会のうちのある探索空間セット機会のインデックスに少なくとも部分的に基づいて識別されるとき、第1の周期の第1の間隔の開始シンボルを識別する情報は、ネットワークデバイスから受信されるか、またはUEによって記憶される。いくつかの態様では、第1の周期は、システムフレーム番号0内または後で開始する最初の周期である。
いくつかの態様では、ハッシュ値のインデックスが、複数の探索空間セットインデックス(複数の探索空間セットインデックスは、制御チャネルインデックスに関連付けられている)に関連付けられた複数の探索空間セット機会のうちのある探索空間セット機会のインデックスに少なくとも部分的に基づいて識別されるとき、かつ、複数の探索空間セット機会のうちの少なくとも2つの探索空間セット機会が、同じ制御リソースセットに関連付けられ、周期の中の同じシンボルから開始するとき、少なくとも2つの探索空間セット機会の各々に対してハッシュ値の同じインデックスが識別される。
いくつかの態様では、ハッシュ値のインデックスが、複数の探索空間セットインデックス(複数の探索空間セットインデックスは、制御チャネルインデックスに関連付けられている)に関連付けられた複数の探索空間セット機会のうちのある探索空間セット機会のインデックスに少なくとも部分的に基づいて識別されるとき、ハッシュ値の代替インデックスは、ハッシュ値の最大数を識別する情報に少なくとも部分的に基づいて決定される。ここで、ハッシュ関数は、ハッシュ値の代替インデックスに少なくとも部分的に基づいて更新されるか、または再開される。
図10は、プロセス1000の例示的なブロックを示すが、いくつかの態様では、プロセス1000は、図10に示すものと比べて、追加のブロック、より少ないブロック、異なるブロック、または異なるように配置されたブロックを含んでもよい。追加または代替として、プロセス1000のブロックのうちの2つ以上が並行して実行されてもよい。
簡潔さおよび/またはレガシーシステム(たとえば、LTEシステム)との互換性が望まれるかまたは好ましい一実装形態では、周期内の複数の間隔のうちのある間隔のインデックスに少なくとも部分的に基づくハッシュ値インデックスの識別が使用され得る。図11は、たとえばUEによって実行される例示的なプロセス1100を示す図であり、UE(たとえば、UE120)は、周期内の複数の間隔のうちのある間隔のインデックスに少なくとも部分的に基づいて、PDCCHが受信され得る候補のロケーションを識別することに関連付けられたハッシュ関数に対するハッシュ値インデックスを識別する。いくつかの例では、ハッシュ関数、ハッシュ値インデックス、および周期内の複数の間隔のうちのある間隔は、たとえば、図8、図9、および図10を参照しながら本開示の他の場所で説明したものと同様であり得る。プロセス1100は、一例では、UEによって実行されるワイヤレス通信のための方法を示し得る。
図11に示すように、いくつかの態様では、プロセス1100は、周期内の複数の間隔のうちのある間隔のインデックスに少なくとも部分的に基づいて、PDCCHを探索することに関連付けられたハッシュ値のインデックスを識別すること(ブロック1110)を含んでもよい。たとえば、(たとえば、受信プロセッサ258、コントローラ/プロセッサ280などを使用する)UEは、たとえば、図10のブロック1010を参照しながら、いくつかの態様において上記で説明したように、周期内の複数の間隔のうちのある間隔のインデックスに少なくとも部分的に基づいて、PDCCHを探索することに関連付けられたハッシュ値のインデックスを識別してもよい。
図11に示すように、いくつかの態様では、プロセス1100は、ハッシュ値のインデックスに少なくとも部分的に基づいて、ハッシュ値を決定することに関連付けられたハッシュ関数を構成すること(ブロック1120)を含んでもよい。たとえば、(たとえば、受信プロセッサ258、コントローラ/プロセッサ280などを使用する)UEは、たとえば、図10のブロック1020を参照しながら、いくつかの態様において上記で説明したように、ハッシュ値のインデックスに少なくとも部分的に基づいて、ハッシュ値を決定することに関連付けられたハッシュ関数を構成してもよい。
プロセス1100は、以下で説明する任意の単一の態様または態様の任意の組合せなどの、追加の態様を含んでもよい。
いくつかの態様では、ハッシュ関数は、複数の間隔のうちの別の間隔において更新される。ここで、ハッシュ関数は、別の間隔のインデックスに少なくとも部分的に基づいて識別されたハッシュ値の更新されたインデックスに少なくとも部分的に基づいて更新される。いくつかの態様では、間隔は、N個(N≧1)の連続するシンボルのセットとして定義されてもよい。
いくつかの態様では、ハッシュ関数は、次の周期の第1の間隔において再開される。
いくつかの態様では、周期は、M個(M≧1)の間隔を含む。
いくつかの態様では、複数の間隔のうちの各間隔は、N個(N≧1)の連続するシンボルを含む。
いくつかの態様では、第1の周期の第1の間隔の開始シンボルを識別する情報は、ネットワークデバイスから受信されるか、またはUEによって記憶される。いくつかの態様では、第1の周期は、システムフレーム番号0内または後で開始する最初の周期である。
いくつかの態様では、所与の探索空間セット機会は、探索空間セット開始シンボルビットマップによって構成された連続するシンボルの数、および制御リソースセットの持続時間に対応する連続するシンボルの数によって定義される。
図11は、プロセス1100の例示的なブロックを示すが、いくつかの態様では、プロセス1100は、図11に示すものと比べて、追加のブロック、より少ないブロック、異なるブロック、または異なるように配置されたブロックを含んでもよい。追加または代替として、プロセス1100のブロックのうちの2つ以上が並行して実行されてもよい。
上記の開示は例示および説明を提供するものであり、網羅的なものでも、または態様を開示された厳密な形態に限定するものでもない。変更形態および変形形態は、上記の開示を踏まえて可能であるか、または態様の実践から獲得され得る。
本明細書で使用する構成要素という用語は、ハードウェア、ファームウェア、またはハードウェアとソフトウェアの組合せとして広く解釈されるものとする。本明細書で使用するプロセッサは、ハードウェア、ファームウェア、またはハードウェアとソフトウェアの組合せにおいて実装される。
いくつかの態様について、しきい値に関して本明細書で説明する。本明細書で使用する「しきい値を満たすこと」は、値がしきい値よりも大きいこと、しきい値以上であること、しきい値未満であること、しきい値以下であること、しきい値に等しいこと、しきい値に等しくないことなどを指すことがある。
本明細書で説明するシステムおよび/または方法は、異なる形態のハードウェア、ファームウェア、またはハードウェアとソフトウェアの組合せにおいて実装され得ることは明らかであろう。これらのシステムおよび/または方法を実装するために使用される実際の専用の制御ハードウェアまたはソフトウェアコードは、態様を限定するものではない。したがって、システムおよび/または方法の動作および挙動について、特定のソフトウェアコードを参照することなく本明細書で説明した。ソフトウェアおよびハードウェアは、本明細書での説明に少なくとも部分的に基づいてシステムおよび/または方法を実装するように設計され得ることを理解されたい。
特徴の特定の組合せが特許請求の範囲において列挙され、かつ/または本明細書で開示されても、これらの組合せは、可能な態様の開示を限定するものではない。実際には、これらの特徴の多くが、特許請求の範囲において具体的に列挙されない方法で、および/または本明細書で開示されない方法で組み合わされてもよい。以下に記載する各従属クレームは、1つのみのクレームに直接依存し得るが、可能な態様の開示は、クレームセットの中のあらゆる他のクレームと組み合わせた各従属クレームを含む。項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」を指す句は、単一のメンバーを含むそれらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a-b、a-c、b-c、およびa-b-c、ならびに複数の同じ要素を有する任意の組合せ(たとえば、a-a、a-a-a、a-a-b、a-a-c、a-b-b、a-c-c、b-b、b-b-b、b-b-c、c-c、およびc-c-c、または任意の他の順序のa、b、およびc)を包含するものとする。
本明細書で使用する要素、行為、または命令はいずれも、そのようなものとして明示的に説明されない限り、重要または不可欠なものとして解釈されるべきではない。また、本明細書で使用する冠詞「a」および「an」は、1つまたは複数の項目を含むものとし、「1つまたは複数の」と互換的に使用されてもよい。さらに、本明細書で使用する「セット」および「グループ」という用語は、1つまたは複数の項目(たとえば、関連する項目、関連しない項目、関連する項目と関連しない項目の組合せなど)を含むものとし、「1つまたは複数の」と互換的に使用されてもよい。1つのみの項目が意図される場合、「1つの」という用語または同様の言葉が使用される。また、本明細書で使用する「有する(has)」、「有する(have)」、「有する(having)」などの用語は、オープンエンド用語であるものとする。さらに、「に基づいて」という句は、別段に明記されていない限り、「に少なくとも部分的に基づいて」を意味するものとする。