記載する技法は、eMTC通信のための帯域幅選択をサポートする、改良された方法、システム、デバイス、または装置に関する。いくつかの例では、本明細書に記載する技法は、UEの帯域幅能力に基づいて、UEがその中でデータチャネルと、制御チャネルのインスタンスの少なくとも一部分とを同時に監視することが可能である周波数帯を識別することを可能にする。送信は、たとえば、予想トラフィック負荷の管理を改善するため、UEの電力制約を考慮するためなどに、UEの帯域幅能力を考慮して、UEへスケジューリングされ得る。UEは、データチャネルと、制御チャネルのインスタンスの少なくとも一部分との中でデータ送信を求めて監視することができ、データチャネル、および制御チャネルのインスタンスの少なくとも一部分は、UEが監視することが可能な周波数帯域内にある。
有益には、UEは、制御チャネルのインスタンスの少なくとも一部分内で、あらかじめ受信されたスケジューリングインジケータおよび後続スケジューリングインジケータによってスケジューリングされたデータ送信を同時に受信することが可能であり得る。データ送信および後続スケジューリングインジケータの各々は、UEが監視することが可能な周波数帯内で送信されるので、UEは、後続スケジューリングインジケータによってスケジューリングされた後続データ送信を識別し、後続データ送信を受信しようと試みることができ、そうすることによって、データ送信待ち時間を削減する。
認可または無認可無線周波数スペクトル帯域中での狭帯域通信用のリソースが、リソース利用可能性、規制制約、デバイス能力またはカテゴリなどに基づいて構成され、割り振られ得る。eMTCデバイスまたはIoTに関連付けられたものを含む、他の比較的低複雑度のデバイスが、6つのリソースブロック(RB)を占有し得る1つまたは複数の狭帯域を使って通信する場合がある。いくつかのケースでは、異なる国は、デバイスが使うことができる異なる量の利用可能帯域幅構成を有し得る。
例として、eMTCおよびIoTデバイスは、基地局(または他のサービング局)と情報を絶えず交換するのではなく、定期的に(または、要求されたときに)比較的低量のデータを送信し得る。そのようなデバイスは、メーター(たとえば、水道メーター、ガスメーター)、センサー(たとえば、煙検出器、光センサー)、またはウェアラブル技術(たとえば、スマートウォッチ)を含んでよく、これらは、限られたバッテリー寿命を有する場合があり、またはセルカバレージエリアの端部に位置する場合がある。高データレートまたは継続的通信用に設計された従来の展開構成(たとえば、LTE/LTEアドバンスト(LTE-A))を使って動作するのではなく、これらのデバイスは、デバイスの複雑度を低減し、カバレージを増大し、かつより優れたバッテリー寿命を提供するように設計された展開構成を使って通信し得る。
地理的動作領域によっては、eMTC展開のリソース柔軟性により、デバイスは、たとえば、いくつかの帯域幅要件を(たとえば、所与のアプリケーションのために)満足することができる。eMTCはいくつかの利点をもたらし得るが、帯域幅選択は、従来のeMTC展開においては制限される場合がある。したがって、柔軟な展開動作(たとえば、eMTC展開における帯域幅選択)を容易にする狭帯域技法をサポートするための、向上したシステム性能を提供することが可能であればよい。
本開示の態様について、初めにワイヤレス通信システムのコンテキストにおいて説明する。ワイヤレス通信システムは、従来のセルラー通信(たとえば、LTE/LTE-A)をサポートし、狭帯域通信(たとえば、eMTC構成デバイス)もサポートする異種ワイヤレス通信システムであってよい。
いくつかの態様では、UEは、制御チャネルの第1のインスタンス上で受信されたスケジューリングインジケータに基づいて、データ送信がUE向けにスケジューリングされると判断し得る。UEは、データ送信用の第1の周波数帯域、たとえば、各狭帯域が複数のRBを含む1つまたは複数の狭帯域を識別することができる。UEは、制御チャネルの第2のインスタンスに関連付けられた第2の周波数帯域を識別することができる。UEは、第1および第2の周波数帯域ならびにUEの帯域幅能力に基づいて、監視するための第3の周波数を識別することができる。第3の周波数は、第1の周波数帯域を含み、UEの帯域幅能力に基づく、関連付けられた帯域幅を有し得る。UEは、第1の周波数帯域においてデータ送信を、および第3の周波数帯域と重複する第2の周波数帯域中の制御チャネルの第2のインスタンスの一部分を受信し得る。
追加または代替として、記載する技法の態様は、基地局が、UEの帯域幅能力、いくつかのトラフィックパラメータなどに基づいて、UEとのデータ送信用の帯域幅を選択できるようにする。たとえば、基地局は、UEの帯域幅能力を識別し、ワイヤレス媒体を介したセルラー通信用の、およびワイヤレス媒体を介したeMTC用のトラフィックパラメータ(たとえば、経路損失、チャネル品質、UEの利用可能送信電力など)を判断することができる。基地局は、UEの帯域幅能力および識別されたトラフィックパラメータに基づいて、UEとのデータ送信用の帯域幅を選択し得る。
本開示の態様について、eMTC通信用の帯域幅選択に関する装置図、システム図、およびフローチャートによってさらに示し、それらを参照して説明する。
図1は、本開示の様々な態様によるワイヤレス通信システム100の例を示す。ワイヤレス通信システム100は、基地局105、UE115、およびコアネットワーク130を含む。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、LTE(もしくは、LTE-A)ネットワーク、またはNRネットワークであり得る。いくつかのケースでは、ワイヤレス通信システム100は、拡張ブロードバンド通信、超高信頼(すなわち、ミッションクリティカル)通信、低レイテンシ通信、および低コストで低複雑度のデバイスとの通信をサポートし得る。いくつかの態様では、ワイヤレス通信システム100は、異なる能力、たとえば、LTE/LTE-A能力およびeMTC能力をもつ基地局105とUE115との間の通信をサポートし得る。
基地局105は、1つまたは複数の基地局アンテナを介してUE115とワイヤレス通信し得る。各基地局105は、それぞれの地理的カバレージエリア110に通信カバレージを提供することができる。ワイヤレス通信システム100に示す通信リンク125は、UE115から基地局105へのアップリンク(UL)送信、または基地局105からUE115へのダウンリンク(DL)送信を含み得る。制御情報およびデータは、様々な技法に従ってアップリンクチャネルまたはダウンリンク上で多重化され得る。制御情報およびデータは、たとえば、時分割多重(TDM)技法、周波数分割多重(FDM)技法、またはハイブリッドTDM-FDM技法を使用して、ダウンリンクチャネル上で多重化され得る。いくつかの例では、ダウンリンクチャネルの送信時間間隔(TTI)中に送信される制御情報は、カスケード方式で異なる制御領域の間で(たとえば、共通制御領域と1つまたは複数のUE固有制御領域との間で)分散され得る。
UE115は、ワイヤレス通信システム100の全体にわたって分散されることがあり、各UE115は、固定またはモバイルであり得る。UE115はまた、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または他の何らかの適切な用語で呼ばれる場合がある。UE115はまた、セルラーフォン、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、パーソナル電子デバイス、ハンドヘルドデバイス、パーソナルコンピュータ、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、IoTデバイス、あらゆるモノのインターネット(IoE)デバイス、MTCデバイス、eMTCデバイス、アプライアンス、自動車などであり得る。
いくつかのケースでは、UE115はまた、(たとえば、ピアツーピア(P2P)またはデバイスツーデバイス(D2D)プロトコルを使用して)他のUEと直接通信することが可能であり得る。D2D通信を使用するUE115のグループのうちの1つまたは複数は、セルのカバレージエリア110内にあり得る。そのようなグループ内の他のUE115は、セルのカバレージエリア110の外部にあるか、または場合によっては、基地局105からの送信を受信することが不可能な場合がある。いくつかのケースでは、D2D通信を介して通信するUE115のグループは、各UE115がグループの中の他のすべての他のUE115に送信する1対多(1:M)システムを使用し得る。いくつかのケースでは、基地局105は、D2D通信のためのリソースのスケジューリングを円滑にする。他のケースでは、D2D通信は、基地局105とは無関係に実践される。
eMTCまたはIoTデバイスなどのいくつかのUE115は、低コストまたは低複雑度のデバイスであることがあり、機械間の自動化された通信、すなわちマシンツーマシン(M2M)通信を提供し得る。M2MまたはMTCは、人が介在することなく、デバイスが相互にまたは基地局と通信することを可能にするデータ通信技術を指し得る。たとえば、M2MまたはMTCは、センサーまたはメーターを組み込んで情報を測定またはキャプチャし、その情報を利用することができる中央サーバまたはアプリケーションプログラムにその情報を中継するか、またはプログラムもしくはアプリケーションと対話する人間に情報を提示するデバイスからの通信を指すことがある。いくつかのUE115は、情報を収集するように、または機械の自動化された挙動を可能にするように設計され得る。MTCデバイスの用途の例には、スマートメータリング、在庫モニタリング、水位モニタリング、機器モニタリング、医療モニタリング、野生生物モニタリング、天候および地質学的事象モニタリング、船団管理および追跡、リモートセキュリティ検知、物理的アクセス制御、ならびに取引ベースのビジネス課金がある。
いくつかのケースでは、MTCデバイスは、低減されたピークレートで半二重(片方向)通信を使用して動作し得る。MTCデバイスはまた、アクティブ通信に関与していないとき、電力節約「ディープスリープ」モードに入るように構成され得る。いくつかのケースでは、MTCまたはIoTデバイスはミッションクリティカル機能をサポートするように設計されることがあり、ワイヤレス通信システムはこれらの機能のために超高信頼性通信を提供するように構成されることがある。
基地局105は、コアネットワーク130と、および互いと通信し得る。たとえば、基地局105は、バックホールリンク132(たとえば、S1など)を通してコアネットワーク130とインターフェースし得る。基地局105は、直接的または間接的のいずれかで(たとえば、コアネットワーク130を通して)バックホールリンク134(たとえば、X2など)を介して互いと通信し得る。基地局105は、UE115との通信のための無線構成およびスケジューリングを実施し得るか、または基地局コントローラ(図示せず)の制御下で動作し得る。いくつかの例では、基地局105は、マクロセル、スモールセル、ホットスポットなどであってよい。基地局105は、eノードB(eNB)105と呼ばれることもある。
基地局105は、S1インターフェースによってコアネットワーク130に接続され得る。コアネットワークは、発展型パケットコア(EPC)であってよく、発展型パケットコア(EPC)は、少なくとも1つのモビリティ管理エンティティ(MME)、少なくとも1つのサービングゲートウェイ(S-GW)、少なくとも1つのパケットゲートウェイ(P-GW)を含み得る。MMEは、UE115とEPCとの間のシグナリングを処理する制御ノードであり得る。すべてのユーザインターネットプロトコル(IP)パケットは、それ自体がP-GWに接続され得るS-GWを通して転送され得る。P-GWは、IPアドレス割り振りならびに他の機能を提供し得る。P-GWは、ネットワーク事業者IPサービスに接続され得る。事業者のIPサービスは、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、およびパケット交換(PS)ストリーミングサービス(PSS)を含み得る。
コアネットワーク130は、ユーザ認証、アクセス許可、トラッキング、IP接続性、および他のアクセス機能、ルーティング機能、またはモビリティ機能を提供し得る。基地局105など、ネットワークデバイスのうちの少なくともいくつかは、アクセスノードコントローラ(ANC)の例であり得る、アクセスネットワークエンティティなどの下位構成要素を含み得る。各アクセスネットワークエンティティは、いくつかの他のアクセスネットワークエンティティを通していくつかのUE115と通信することができ、アクセスネットワーク送信エンティティの各々は、スマート無線ヘッドまたは送信/受信ポイント(TRP)の例であり得る。いくつかの構成では、各アクセスネットワークエンティティまたは基地局105の様々な機能が、様々なネットワークデバイス(たとえば、無線ヘッドおよびアクセスネットワークコントローラ)にわたって分散され、または単一のネットワークデバイス(たとえば、基地局105)に統合され得る。
ワイヤレス通信システム100は、700MHzから2600MHz(2.6ギガヘルツ(GHz))の周波数帯域を使用する超高周波(UHF)周波数領域で動作し得るが、いくつかのケースでは、ワイヤレス通信システム100ネットワークは、4GHzもの高い周波数を使用し得る。この領域は、波長が約1デシメートルから1メートルの長さに及ぶので、デシメートル帯域として知られる場合もある。UHF波は、主に見通し線によって伝搬することができ、建物および環境的な特徴によって遮断される場合がある。しかしながら、この波は、屋内に位置するUE115にサービスを提供するのに十分に壁を貫通し得る。UHF波の送信は、スペクトルの高周波(HF)または超高周波(VHF)部のうちのより小さい周波数(および、より長い波)を使用する送信と比較して、アンテナがより小さいことおよび距離がより短いこと(たとえば、100km未満)によって特徴付けられる。いくつかのケースでは、ワイヤレス通信システム100は、スペクトルの極高周波(EHF)部分(たとえば、30GHzから300GHzまで)も使用し得る。この領域は、波長が約1ミリメートルから1センチメートルの長さに及ぶので、ミリメートル帯域として知られる場合もある。したがって、EHFアンテナは、UHFアンテナよりもさらに小型であり、より間隔が密であり得る。いくつかのケースでは、これは、UE115内の(たとえば、指向性ビームフォーミングのための)アンテナアレイの使用を容易にし得る。しかしながら、EHF送信は、UHF送信よりもさらに大きい大気減衰およびより短い距離を受けることがある。
したがって、ワイヤレス通信システム100は、UE115と基地局105との間のミリ波(mmW)通信をサポートし得る。mmWまたはEHF帯域において動作するデバイスは、ビームフォーミングを可能にするために複数のアンテナを有し得る。すなわち、基地局105は、複数のアンテナまたはアンテナアレイを使用して、UE115との指向性通信のためのビームフォーミング動作を行うことができる。ビームフォーミング(空間フィルタリングまたは指向性送信と呼ばれることもある)は、アンテナビーム全体を整形し、かつ/またはターゲット受信機(たとえば、UE115)の方向にステアリングするために、送信機(たとえば、基地局105)において使われ得る信号処理技法である。これは、特定の角度における送信信号が強め合う干渉を受ける一方で、他の角度における送信信号が弱め合う干渉を受けるように、アンテナアレイ内の要素を組み合わせることによって達成され得る。
いくつかのケースでは、基地局105またはUE115のアンテナは、ビームフォーミングまたは多入力/多出力(MIMO)動作をサポートし得る1つまたは複数のアンテナアレイ内に位置し得る。1つまたは複数の基地局アンテナまたはアンテナアレイは、アンテナタワーなどのアンテナアセンブリにおいて併置され得る。いくつかのケースでは、基地局105に関連付けられたアンテナまたはアンテナアレイは、多様な地理的位置に位置し得る。基地局105は、UE115との指向性通信のためのビームフォーミング動作を行うために、複数のアンテナまたはアンテナアレイを使い得る。
LTEまたはNRにおける時間間隔は、基本時間単位の倍数で表され得る。時間リソースは、たとえば、10ミリ秒(ms)の長さの無線フレームに従って編成されてよく、無線フレームは、0から1023に及ぶシステムフレーム番号(SFN)によって識別され得る。各フレームは、0から9の番号を付けられた10個の1msサブフレームを含み得る。サブフレームはさらに、2つの0.5msスロットに分割されることがあり、スロットの各々は、(各シンボルの先頭に付加された巡回プレフィックスの長さに応じて)6個または7個の変調シンボル期間を含む。サイクリックプレフィックスを除いて、各シンボルは2048個のサンプル期間を含む。いくつかのケースでは、サブフレームは、TTIとしても知られる最小のスケジューリング単位であり得る。他のケースでは、TTIは、サブフレームよりも短くてよく、または(たとえば、短いTTIバーストにおいて、もしくは短いTTIを使用する選択されたコンポーネントキャリアにおいて)動的に選択され得る。
リソース要素は、1シンボル期間および1サブキャリアから成り得る。RBは、周波数ドメインにおいて12個の連続するサブキャリアを含み、各OFDMシンボル内のノーマルサイクリックプレフィックスについて、時間ドメイン(1スロット)において7個の連続するOFDMシンボル、または84個のリソース要素を含み得る。各リソース要素によって搬送されるビット数は、変調方式(各シンボル期間の間に選択され得るシンボルの構成)に依存し得る。したがって、UE115が受信するリソースブロックが多いほど、また変調方式が高いほど、データレートは高くなり得る。
いくつかのケースでは、ワイヤレス通信システム100は、認可無線周波数スペクトル帯域と無認可無線周波数スペクトル帯域の両方を使用し得る。たとえば、ワイヤレス通信システム100は、5GHz産業、科学、および医療(ISM)帯域などの無認可帯域においてLTEライセンス補助アクセス(LTE-LAA)もしくはLTE無認可(LTE U)無線アクセス技術またはNR技術を採用することができる。無認可無線周波数スペクトル帯域の中で動作するとき、基地局105およびUE115などのワイヤレスデバイスは、データを送信する前にチャネルがクリアであることを確実にするために、リッスンビフォアトーク(LBT)プロシージャを採用し得る。いくつかのケースでは、無認可帯域の中での動作は、認可帯域の中で動作するコンポーネントキャリア(CC)と結合したキャリアアグリゲーション(CA)構成に基づいてよい。無認可スペクトルにおける動作は、ダウンリンク送信、アップリンク送信、または両方を含み得る。無認可スペクトルにおける複信は、周波数分割複信(FDD)、時分割複信(TDD)、または両方の組合せに基づき得る。
ワイヤレス通信システム100は、eMTC用の帯域幅選択のための、記載する技法の態様をサポートし得る。たとえば、UE115が、制御チャネルの第1のインスタンス上のスケジューリングインジケータを受信し得る。UE115は、受信されたスケジューリングインジケータに少なくとも部分的に基づいて、データ送信がUE115向けにスケジューリングされると判断し得る。UE115は、データ送信に関連付けられた第1の周波数帯域および制御チャネルの第2のインスタンスに関連付けられた第2の周波数帯域を識別することができる。UE115は、第1および第2の周波数帯域ならびにUE115の帯域幅能力に少なくとも部分的に基づいて、監視するべき第3の周波数帯域を識別することができる。第3の周波数帯域は、第1の周波数帯域を含み、UE115の帯域幅能力に少なくとも部分的に基づく帯域幅を有し得る。UE115は、第1の周波数帯域においてデータ送信を、および第3の周波数帯域と重複する第2の周波数帯域において制御チャネルの第2のインスタンスの一部分を受信し得る。
追加または代替として、基地局105は、UE115の帯域幅能力を識別することができる。基地局105は、ワイヤレス媒体を介したセルラー通信用の第1のトラフィックパラメータおよびワイヤレス媒体を介したMTC用の第2のトラフィックパラメータを判断することができる。基地局105は、UE115に関連付けられたデータ送信用の帯域幅を選択することができる。選択された帯域幅は、UE115の識別された帯域幅能力ならびに第1および第2のトラフィック負荷パラメータに基づき得る。
図2は、eMTC通信用の帯域幅選択のためのプロセス200の例を示す。プロセス200は、図1のワイヤレス通信システム100の態様を実装することができる。プロセス200は、基地局205およびUE210を含み得る。基地局205およびUE210は、本明細書に記載する、対応するデバイスの例であり得る。UE210は、ワイヤレスデバイスの例であってよい。
概して、プロセス200は、UE210が、データ送信に、および制御チャネルのインスタンスに関連付けられたUE210の帯域幅能力および/または周波数帯域に基づいて、監視するべき帯域幅を選択する例を示す。いくつかの態様では、eMTC構成ワイヤレス通信システムは、2、4、8、16、32、48、64、または何らかの他の数の利用可能狭帯域を含み得る。各狭帯域は、所定の数のRB(たとえば、狭帯域ごとに6つのRB)を含み、関連付けられた帯域幅(たとえば、1.4MHz)を有し得る。各狭帯域は、インデックス、たとえば、NB0、NB1、NB3などに従って識別され得る。その上、いくつかの狭帯域は、狭帯域の、あらかじめ定義された、またはあらかじめ構成されたグループ、たとえば、NB0〜NB3からなる第1のグループ、NB4〜NB7からなる第2のグループに分割され得る。他のグループサイズは、グループごとに2つの狭帯域、グループごとに6つの狭帯域などを含み得る。
概して、eMTC構成は、制御チャネル中での制御情報の送信を含み得る。制御チャネルは、いくつかの、ただし必ずしもすべてではない、システムにおける利用可能狭帯域中で送信され得る。たとえば、制御情報は、各サブフレーム中に、特定の狭帯域、たとえば、NB0を使う制御チャネル中で送信され得る。いくつかの例では、制御チャネルは、たとえば、第1のサブフレーム中のNB0中、第2のサブフレーム中のNB3中などの、サブフレームにわたる異なる狭帯域にわたってホッピングし得る。
その上、eMTC構成ワイヤレス通信システム内の各UE(UE210など)は、異なる帯域幅能力を有し得る。たとえば、あらゆるUEが、少なくとも1つの狭帯域中で通信するように構成されて(たとえば、1.4MHzの帯域幅能力を有して)よく、いくつかのUEは、複数のNB中で通信するように構成されてよい(たとえば、広帯域UEが、5MHz、20MHzなどの帯域幅能力を有する)。さらに、ある特定のタイプの通信用のリソース割り振りが、eMTCワイヤレス通信システムにおいてあらかじめ構成されてよい。たとえば、制御チャネル中での制御情報の送信は1つの狭帯域に制限され得るが、データ送信において送信されるデータは、広帯域通信用に構成されたeMTC UE用の複数の狭帯域にまたがり得る。利用可能広帯域の例は、1.4MHz、5MHz、20MHzなどを含み得るが、それらに限定されない。
従来のeMTC構成ワイヤレス通信システムでは、これらの構成は、UEが制御情報を監視することができないとき、増大した待ち時間を生じ得る。たとえば、UEが、第1のサブフレーム中で、データ送信のスケジューリング指示を受信し、次いで、次のサブフレーム中で、スケジューリング指示ごとに、データ送信を受信するための帯域幅を開くことができる。ただし、従来のeMTC構成は、UEが第2のサブフレーム中で制御チャネルを監視するのをサポートすることができず、したがって、UEは、第3のサブフレーム中での第2のデータ送信をスケジューリングする、第2のサブフレーム中のスケジューリングインジケータを逃し得る。ただし、記載する技法の態様は、UEが、第2のサブフレーム中に制御チャネルを監視するための帯域幅を選択し、第2のデータ送信を受信する際の遅延を避けることができる機構を提供することができる。
一態様では、UEは、データ送信用の割り振られた狭帯域が制御チャネル用の狭帯域を含む場合、制御チャネルを監視し得る。たとえば、NB1およびNB2のいくつかの部分が、第2のサブフレーム中でのデータ送信用に割り振られる場合、および第2のサブフレーム用の制御チャネルがNB1またはNB2のいずれかに割り振られる場合、UEは、割り振られた狭帯域中で、第2のサブフレーム中に制御チャネルを監視し得る。
別の態様では、UEは、制御チャネルを監視し得るが、それは、データ送信用の割り振られた狭帯域、制御チャネル用の狭帯域、およびUEの帯域幅能力がそのような監視をサポートする場合である。たとえば、NB1およびNB2が第2のサブフレーム中でのデータ送信用に割り振られる場合、ならびに第2のサブフレーム用の制御チャネルがNB0またはNB3のいずれかであり、UEの帯域幅能力が3つ以上の狭帯域にまたがる場合、UEは、データ送信を受信しながら、第2のサブフレーム中に制御チャネルを監視するための追加帯域幅を開いてよい。
別の態様では、UEは、データ送信用の割り振られた狭帯域および制御チャネルが、狭帯域のあらかじめ定義されたグループ内にある場合、制御チャネルを監視し得る。たとえば、NB1およびNB2が第2のサブフレーム中でのデータ送信用に割り振られる場合、NB1およびNB2が、第2のサブフレーム中の制御チャネル用に割り振られた狭帯域を含む、あらかじめ定義されたグループ内にある場合、UEは、第2のサブフレーム中の制御チャネルを監視するための追加帯域幅を開いてよい。
したがって、プロセス200および記載する技法は、UEが、データ送信中に制御チャネルの第2のサブフレーム(またはインスタンス)中の制御チャネルを監視できるようにする。
215において、UE210は、制御チャネルの第1のインスタンス上のスケジューリングインジケータを受信し得る。制御チャネルの第1のインスタンスは、制御情報が、制御チャネル中で、および第1のサブフレーム中に送信されることを含み得る。制御チャネルは、MPDCCH制御チャネルであってよく、1つの狭帯域中で受信され得る。
220において、UE210は、スケジューリングインジケータに基づいて、データ送信がUE210向けにスケジューリングされると判断し得る。たとえば、スケジューリングインジケータは、UE210に向けられたデータを搬送する予定の、次の(または第2の)サブフレーム中の1つまたは複数の狭帯域(または狭帯域を持つリソース)への指示またはポインタを与え得る。スケジューリングインジケータは、データ送信中で伝えられるデータについての開始ロケーション、長さなどの指示を伝えることができる。
225において、UE210は、データ送信に関連付けられた第1の周波数帯域を識別することができる。たとえば、第1の周波数帯域は、データを伝えるために第2のサブフレーム中で使われる複数の狭帯域を含み得る。第1の周波数帯域は、データ送信用に割り振られた狭帯域の数に基づき得る。たとえば、各割り振られた狭帯域は、1.4MHzの、関連付けられた帯域幅を有し得る。例示目的でのみ、第1の周波数帯域は、データ送信用に割り振られるNB1およびNB2に基づいて、2.8MHzの、関連付けられた帯域幅を有し得る。
230において、UE210は、第2の周波数帯域を識別することができる。第2の周波数帯域は、制御チャネルの第2のインスタンスに関連付けられ得る。制御チャネルの第2のインスタンスは、制御チャネルが、データ送信がスケジューリングされるのと同じサブフレーム中に送信されることを指し得る。制御チャネルの第2のインスタンスは、同じ狭帯域に、または制御チャネルの第1のインスタンスとは異なる狭帯域に関連付けられる。例示目的でのみ、第2の周波数帯域は、制御チャネル用に割り振られる1つの狭帯域に基づいて、1.4MHzの、関連付けられた帯域幅を有し得る。
いくつかの例では、第2の周波数帯域は、特定の制御チャネル送信に割り振られたリソースブロックのセットを含む、最も小さい周波数領域であってよい。いくつかの例では、第2の周波数帯域は、制御チャネル探索空間(たとえば、共通探索空間、UE固有探索空間、または両方)の一部であるリソースブロックのいくつか(またはすべて)を含む、最も小さい周波数領域であってよい。いくつかの例では、第2の周波数帯域は制御チャネル狭帯域であってよい。いくつかの例では、第1の周波数帯域は、データ送信に割り当てられたリソースブロックのいくつか(またはすべて)を含む、最も小さい周波数領域であってよい。いくつかの例では、第1の周波数帯域は、データ送信に割り当てられたどのリソースブロックも有する狭帯域をすべて含む、最も小さい周波数領域である。
235において、UE210は、監視するべき第3の周波数帯域を識別することができる。第3の周波数帯域は、第1の周波数帯域および第2の周波数帯域に基づいて判断され得る。いくつかの態様では、第3の周波数帯域は、UE210の帯域幅能力(たとえば、1.4MHz帯域幅能力、5MHz帯域幅能力、20MHz帯域幅能力など)に基づいて判断され得る。概して、第3の周波数帯域は、第2のサブフレーム中に送信されるデータを、UE210が受信し、可能なときは第2のサブフレーム中にUE210に制御チャネルを監視させるのにも十分広い帯域幅を含む。
いくつかの態様では、第3の周波数帯域は、第2の周波数帯域が第1の周波数帯域内にある(たとえば、NB1およびNB2がデータ送信用に割り振られ、NB1またはNB2のいずれかが、制御チャネル用に割り振られる)とき、第1の周波数帯域(たとえば、データ送信用に割り振られた狭帯域)をカバーするのに十分広くてよい。したがって、UE210は、データ送信用に開かれた帯域幅内の制御チャネルを監視し得る。
第3の周波数帯域は、UE210の帯域幅能力に基づいてよく、第1の周波数帯域を含み得る。すなわち、また、上記の例を続けると、第3の周波数帯域は、NB1およびNB2をカバーする、関連付けられた帯域幅を有し得る。その上、第3の周波数帯域は、第2の周波数帯域と重複する場合もある。制御チャネル用に割り振られた狭帯域がNB3(またはNB0もしくはNB4)を含み、UE210の帯域幅能力が5MHzである(たとえば、4つの狭帯域にまたがる)例では、第3の周波数帯域は5MHzであり得る。UE210の帯域幅能力が20MHzであり、NB1/NB2がデータ送信用に割り振られ、NB5が制御チャネル用に割り振られた場合、第3の周波数帯域は、5つの狭帯域(たとえば、7MHzまたは全20MHz)にまたがる帯域幅を有し得る。
240において、UE210は、第1の周波数帯域においてデータ送信を、および第3の周波数帯域と重複する第2の周波数帯域において制御チャネルの第2のインスタンスの一部分を受信し得る。
いくつかの態様では、データ送信および/または制御チャネルは、あらかじめ定義されたホッピングパターンに従って、サブフレームにわたってホッピングし得る。諒解され得るように、第3の周波数帯域は、各サブフレーム用に(たとえば、何個の、およびどの狭帯域が、そのサブフレーム用のデータ送信および制御チャネルに割り振られているかに基づいて)識別され得る。
ホッピングシナリオにおいて、UE210は、いくつかのやり方で応答し得る。一例として、UE210は、可能な場合(たとえば、第3の周波数帯域が第1および/または第2の周波数帯域の少なくとも一部分をカバーする場合)はサブフレーム上で、制御チャネルを監視することができ、制御チャネルが監視されなくてよいサブフレーム(たとえば、第2および第3の周波数帯域が重複しない1つまたは複数のサブフレーム)については、UE210は、それらのサブフレームがパンクチャされると仮定し得る。別の選択肢として、UE210は、たとえば、動作量を最小限にし、電力を節約するなどのために、探索空間において制御チャネルを監視するのを完全に中止してよい。
ある例では、UE210は、可能な場合はサブフレーム上の制御チャネル(たとえば、MPDCCH)を監視し、残りのサブフレームはパンクチャされると仮定してよい。いくつかのケースでは、UE210は、第3の周波数帯域が第2の周波数帯域の少なくともいくつかの部分を含むサブフレームのサブセット上の制御チャネルのいくつかの部分の観察に少なくとも部分的に基づいて、制御チャネルを監視すると予想される。他のケースでは、UE210は、第3の周波数帯域が、制御チャネルおよび/または制御チャネル探索空間(たとえば、共通探索空間、UE固有探索空間、もしくは両方)を含むいくつかの(またはすべての)サブフレーム中で第2の周波数帯域を含むとき、制御チャネルを監視することが予想される。いくつかのケースでは、UE210は、第2および第3の周波数帯域がわずか1つのサブフレーム中で重複しない場合、探索空間中全体まで、MPDCCHを監視するのを停止するか、またはそうでなければ中止してよい。
制御および/またはデータチャネルがホッピングしている別の例として、UE210は、UE210向けにスケジューリングされたデータ送信がない間、サブフレームごとに、適切な狭帯域中で制御チャネルを監視し続けてよい。ホッピングを用いてスケジューリングされたデータ送信がある場合、UE210は、データチャネル(たとえば、PDSCH)ホッピングパターンに従えばよい。データをもつサブフレーム中で、UE210は、(たとえば、UEの能力内の隣接RB中の)追加制御チャネルを監視し得る。このモードでは、制御チャネルホッピングは、データチャネル用のホッピングパターンに従い得る。そうでなければ、UE210は、UE210の帯域幅能力内で、制御およびデータチャネルの重複する領域を監視してよい。
図3は、eMTC通信用の帯域幅選択のためのチャネル構成300の例を示す。チャネル構成300は、図1および図2のワイヤレス通信システム100、および/またはプロセス200の態様を実装することができる。チャネル構成300は、eMTCシステムにおけるワイヤレス通信のためのUE115および/または基地局105によって実装され得る。UE115および基地局105は、本明細書に記載する、対応するデバイスの例であり得る。
概して、チャネル構成300は複数のNB305を含むことができ、8つのNB305が例として示されている。各NBは、関連付けられたインデックス番号を有し得る。したがって、チャネル構成300は、NB0 305-a、NB1 305-b、NB2 305-cなどを含み得る。各NB305は、関連付けられた帯域幅を有してよく、いくつかの例では、6つのRBを含み得る。上述したように、各RBは、時間ドメイン中の複数のシンボル期間にまたがる、周波数ドメイン中の12個のサブキャリアを有し得る。
その上、チャネル構成300は、NB305とUEの帯域幅能力310との間の関係も示す。帯域幅能力310は、UEの構成、UEの通信チェーンの数などに基づいて決定され得る。
論じたように、データ送信は、関連付けられた第1の周波数帯域を有し得る。第1の周波数帯域のサイズは、データ送信に割り振られたNB305の数に基づいて決定され得る。NB305中で送信されるデータは、NB305の複数のRBを占有し得るが、NB305のあらゆるリソースまたはRBを占有するわけではなくてよい。したがって、特定のNB305が、データ送信についてのデータならびに他の情報、たとえば、制御情報を、サブフレーム内で搬送し得る。
制御情報は、サブフレーム中のあらゆるNB305用に割り振られるわけではなくてよい。そうではなく、制御チャネルは、サブフレームごとに1つのNB305に割り振られればよく、異なるサブフレーム用の異なるNB305にわたってホッピングされればよい、などのようになる。制御チャネル送信はしたがって、特定のNB305に対応する、関連付けられた第2の帯域幅(たとえば、NB305の全帯域幅、制御チャネルを搬送するRB内のサブキャリアの帯域幅など)を有し得る。
やはり論じたように、UEは、UEの帯域幅能力310に基づいて、監視するべき第3の周波数帯域を識別することができる。第3の周波数帯域を識別するのに使われる帯域幅能力310は、UEが、サブフレーム中のデータ送信中でデータを受信するのと並行して、サブフレーム中で制御チャネルを監視するのをサポートすることができる。
やはり論じたように、第3の周波数帯域は、NB305のセットを含む、あらかじめ定義された周波数帯域構成に基づき得る。あらかじめ定義された周波数帯域構成の例は、NB305-a〜305-dを含む1つのセットおよびNB305-e〜305-hを含む第2のセットを含み得る。他の例は、セットごとに、2、6、8、または何らかの他の数のNB305を含み得る。第3の周波数帯域は、重複する(たとえば、データ用に割り振られたNB305-aおよび305-cが、制御チャネルに割り振られたNB305-bと重複し得る)か、または非重複(たとえば、NB305-aおよび305-bが、制御チャネルに割り振られたNB305-cと重複し得ない)であり得る。
図4は、eMTC通信用の帯域幅選択のためのプロセス400の例を示す。プロセス400は、図1から図3のワイヤレス通信システム100、プロセス200、および/またはキャリア構成300の態様を実装することができる。プロセス400は、基地局405およびUE410を含み得る。基地局405およびUE410は、本明細書に記載する、対応するデバイスの例であり得る。UE410は、ワイヤレスデバイスの例であってよい。
概して、プロセス400は、基地局405がUE410帯域幅モードを判断する例を示す。たとえば、UE410用の帯域幅モードは、基地局405によって構成された無線リソース制御(RRC)であってよい。従来、UE410用の、これらの比較的大きい帯域幅モードは、リソース割り振りの柔軟性に対するいくつかの制約を有する場合があり、比較的大きいDCIサイズを使う場合があり、このことが性能に影響し得る。プロセス400は、基地局405が、UE410送信電力、経路損失などに依存して、UE410用の帯域幅モードを選択する一例を示す。
415において、基地局405は、UE410の帯域幅能力を識別することができる。基地局405は、UE410からブロードキャストされる能力構成メッセージなどに基づいて、たとえば、初期取付け中の、基地局405とUE410との間のメッセージ交換中に、UE410から受信された信号に基づいて、UE410の帯域幅能力を判断することができる。
420において、基地局405はトラフィックパラメータを判断し得る。たとえば、基地局405は、媒体を介したセルラー通信(たとえば、LTE、LTE-A、Wi-Fiなど)に関連付けられた第1のトラフィックパラメータを判断し得る。基地局405は、ワイヤレス媒体を介したMTC(たとえば、eMTC、IoTなど)に関連付けられた第2のトラフィックパラメータを判断し得る。トラフィックパラメータは、ワイヤレス媒体を介した基地局405とUE410との間の経路損失値、ワイヤレス媒体についてのチャネル品質インジケータ、UE410用の利用可能送信電力などを含み得る。トラフィックパラメータは、以前のチャネルフィードバックメッセージ、基地局405とUE410との間の以前の通信に基づいて、UE410に近接して位置する他のUEからのフィードバックに基づいて、などのように判断され得る。
425において、基地局405は、UE410とのデータ送信用の帯域幅を選択することができる。いくつかの態様では、帯域幅を選択することは、UE410が、たとえば、UE410の帯域幅能力ごとにサポートする最も広い帯域幅を選択することを含み得る。
いくつかの態様では、基地局405は、UE410の帯域幅能力および識別されたトラフィックパラメータに基づいて帯域幅を選択し得る。トラフィックパラメータが閾値の所にある、たとえば、所定の値を上回る経路損失、所定の値を下回って利用可能、高チャネルノイズなどであるいくつかの態様では、選択される帯域幅は狭帯域帯域幅であってよい。逆に、トラフィックパラメータが閾値を上回るか、または下回る(場合によっては)とき、選択される帯域幅は、(UE410の帯域幅能力が広帯域通信をサポートするのであれば)広帯域帯域幅であってよい。
UE410とのデータ送信がアップリンク送信であるいくつかの態様では、データ送信用の帯域幅を選択することは、トラフィックパラメータに基づいてよく、たとえば、UE410が、電力制約により、6つ未満のRB中で通信している場合、狭帯域帯域幅が選択されてよい。
430において、基地局405は、データ送信中でデータをUE410に送信し得る。データは、選択された帯域幅(たとえば、選択された帯域幅に従って割り振られたNBを含む)において送信され得る。
図5は、本開示の様々な態様による、eMTC通信用の帯域幅選択をサポートするワイヤレスデバイス505のブロック図500を示す。ワイヤレスデバイス505は、図1〜図4を参照して記載したUE115の態様の例であり得る。ワイヤレスデバイス505は、受信機510、UE帯域幅マネージャ515、および送信機520を含み得る。ワイヤレスデバイス505はプロセッサも含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信し得る。
受信機510は、パケット、ユーザデータなどの情報、または様々な情報チャネルに関連付けられた制御情報(たとえば、制御チャネル、データチャネル、およびeMTC通信用の帯域幅選択に関する情報など)を受信し得る。情報は、デバイスの他の構成要素に渡されてよい。受信機510は、図8を参照して記載するトランシーバ835の態様の例であり得る。
UE帯域幅マネージャ515は、図8を参照して記載するUE帯域幅マネージャ815の態様の例であり得る。
UE帯域幅マネージャ515および/またはその様々な下位構成要素のうちの少なくともいくつかは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、UE帯域幅マネージャ515および/またはその様々な下位構成要素のうちの少なくともいくつかの機能は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本開示において説明される機能を実施するように設計されたそれらの任意の組合せによって実行され得る。UE帯域幅マネージャ515および/またはその様々な下位構成要素のうちの少なくともいくつかは、機能の一部が1つまたは複数の物理デバイスによって異なる物理的位置において実装されるように分散されることを含めて、様々な場所に物理的に位置し得る。いくつかの例では、UE帯域幅マネージャ515および/またはその様々な下位構成要素のうちの少なくともいくつかは、本開示の様々な態様による別個のおよび異なる構成要素であり得る。他の例では、UE帯域幅マネージャ515および/またはその様々な下位構成要素のうちの少なくともいくつかは、限定はしないが、I/O構成要素、トランシーバ、ネットワークサーバ、別のコンピューティングデバイス、本開示で説明する1つもしくは複数の他の構成要素、または本開示の様々な態様によるそれらの組合せを含む、1つまたは複数の他のハードウェア構成要素と結合され得る。
UE帯域幅マネージャ515は、ワイヤレスデバイス(たとえば、ワイヤレスデバイス505)において、制御チャネルの第1のインスタンス上のスケジューリングインジケータを受信し得る。UE帯域幅マネージャ515は、受信されたスケジューリングインジケータに基づいて、データ送信がワイヤレスデバイス向けにスケジューリングされると判断し得る。UE帯域幅マネージャ515は、データ送信に関連付けられた第1の周波数帯域を識別することができる。UE帯域幅マネージャ515は、制御チャネルの第2のインスタンスに関連付けられた第2の周波数帯域を識別することができる。UE帯域幅マネージャ515は、第1および第2の周波数帯域ならびにワイヤレスデバイスの帯域幅能力に基づいて、監視するべき第3の周波数帯域を識別することができ、第3の周波数帯域は第1の周波数帯域を含み、第3の周波数帯域は、ワイヤレスデバイスの帯域幅能力に基づく、関連付けられた帯域幅を含む。UE帯域幅マネージャ515は、第1の周波数帯域においてデータ送信を、および第3の周波数帯域と重複する第2の周波数帯域において制御チャネルの第2のインスタンスの一部分を受信し得る。
送信機520は、デバイスの他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機520は、トランシーバモジュール内で受信機510と併置され得る。たとえば、送信機520は、図8を参照して記載するトランシーバ835の態様の例であり得る。送信機520は、単一のアンテナを含み得るか、またはアンテナのセットを含み得る。
図6は、本開示の様々な態様による、eMTC通信用の帯域幅選択をサポートするワイヤレスデバイス605のブロック図600を示す。ワイヤレスデバイス605は、図1〜図5を参照して記載したワイヤレスデバイス505またはUE115の態様の例であり得る。ワイヤレスデバイス605は、受信機610、UE帯域幅マネージャ615、および送信機620を含み得る。ワイヤレスデバイス605はプロセッサも含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信し得る。
受信機610は、パケット、ユーザデータなどの情報、または様々な情報チャネルに関連付けられた制御情報(たとえば、制御チャネル、データチャネル、およびeMTC通信用の帯域幅選択に関する情報など)を受信し得る。情報は、デバイスの他の構成要素に渡されてよい。受信機610は、図8を参照して記載するトランシーバ835の態様の例であり得る。
UE帯域幅マネージャ615は、図8を参照して記載するUE帯域幅マネージャ815の態様の例であり得る。UE帯域幅マネージャ615は、データ送信マネージャ625、制御チャネルマネージャ630、および送受信マネージャ635も含み得る。
データ送信マネージャ625は、ワイヤレスデバイスにおいて、制御チャネルの第1のインスタンス上のスケジューリングインジケータを受信し得る。データ送信マネージャ625は、受信されたスケジューリングインジケータに基づいて、データ送信がワイヤレスデバイス向けにスケジューリングされると判断し得る。データ送信マネージャ625は、データ送信に関連付けられた第1の周波数帯域を識別することができる。いくつかのケースでは、データ送信に関連付けられた帯域幅能力は、5MHz帯域幅または20MHz帯域幅のうちの1つを含む。
制御チャネルマネージャ630は、制御チャネルの第2のインスタンスに関連付けられた第2の周波数帯域を識別することができる。制御チャネルマネージャ630は、第1および第2の周波数帯域ならびにワイヤレスデバイスの帯域幅能力に基づいて、監視するべき第3の周波数帯域を識別することができ、第3の周波数帯域は第1の周波数帯域を含み、第3の周波数帯域は、ワイヤレスデバイスの帯域幅能力に基づく、関連付けられた帯域幅を含む。いくつかのケースでは、第3の周波数帯域は、第2の周波数帯域との重複を最大限にするように識別される。いくつかのケースでは、第3の周波数帯域は第1の周波数帯域と同じである。いくつかのケースでは、制御チャネル用の周波数帯域は、1.4MHz帯域幅を含む。
送受信マネージャ635は、第1の周波数帯域においてデータ送信を、および第3の周波数帯域と重複する第2の周波数帯域において制御チャネルの第2のインスタンスの一部分を受信し得る。
送信機620は、デバイスの他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機620は、トランシーバモジュール内で受信機610と併置され得る。たとえば、送信機620は、図8を参照して記載するトランシーバ835の態様の例であり得る。送信機620は、単一のアンテナを含み得るか、またはアンテナのセットを含み得る。
図7は、本開示の様々な態様による、eMTC通信用の帯域幅選択をサポートするUE帯域幅マネージャ715のブロック図700を示す。UE帯域幅マネージャ715は、図5、図6、および図8を参照して記載されるUE帯域幅マネージャ515、UE帯域幅マネージャ615、またはUE帯域幅マネージャ815の態様の例であり得る。UE帯域幅マネージャ715は、データ送信マネージャ720、制御チャネルマネージャ725、送受信マネージャ730、ホッピングパターンマネージャ735、および周波数帯域構成マネージャ740を含み得る。これらのモジュールの各々は、直接または間接的に互いに(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)通信し得る。
データ送信マネージャ720は、ワイヤレスデバイスにおいて、制御チャネルの第1のインスタンス上のスケジューリングインジケータを受信し得る。データ送信マネージャ720は、受信されたスケジューリングインジケータに基づいて、データ送信がワイヤレスデバイス向けにスケジューリングされると判断し得る。データ送信マネージャ720は、データ送信に関連付けられた第1の周波数帯域を識別することができる。いくつかのケースでは、データ送信に関連付けられた帯域幅能力は、5MHz帯域幅または20MHz帯域幅のうちの1つを含む。
制御チャネルマネージャ725は、制御チャネルの第2のインスタンスに関連付けられた第2の周波数帯域を識別することができる。制御チャネルマネージャ725は、第1および第2の周波数帯域ならびにワイヤレスデバイスの帯域幅能力に基づいて、監視するべき第3の周波数帯域を識別することができ、第3の周波数帯域は第1の周波数帯域を含み、第3の周波数帯域は、ワイヤレスデバイスの帯域幅能力に基づく、関連付けられた帯域幅を含む。いくつかのケースでは、第3の周波数帯域は、第2の周波数帯域との重複を最大限にするように識別される。いくつかのケースでは、第3の周波数帯域は第1の周波数帯域と同じである。いくつかのケースでは、制御チャネル用の周波数帯域は、1.4MHz帯域幅を含む。
送受信マネージャ730は、第1の周波数帯域においてデータ送信を、および第3の周波数帯域と重複する第2の周波数帯域において制御チャネルの第2のインスタンスの一部分を受信し得る。
ホッピングパターンマネージャ735は、あらかじめ定義されたホッピングパターンに基づいて、サブフレームのセットにわたる第1および第2の周波数帯域ホッピングの態様を管理することができる。第3の周波数帯域は、サブフレームのセットの各サブフレーム中で識別され得る。いくつかのケースでは、あらかじめ定義されたホッピングパターンは、第2の周波数帯域がホッピングするサブフレームとは異なるサブフレームにわたってホッピングする第1の周波数帯域を含む。
周波数帯域構成マネージャ740は、ワイヤレスデバイスに関連付けられた、あらかじめ定義された周波数帯域構成を識別し、第1および第2の周波数帯域が、あらかじめ定義された周波数帯域構成内にあるとき、第3の周波数帯域が第1および第2の周波数帯域を含むように、第3の周波数帯域を識別することができる。いくつかのケースでは、あらかじめ定義された周波数帯域構成は、システム帯域幅を、ワイヤレスデバイスの帯域幅能力に等しい帯域幅をもつ非重複副帯に分割することによって取得される。
図8は、本開示の様々な態様による、eMTC通信用の帯域幅選択をサポートするデバイス805を含むシステム800の図を示す。デバイス805は、たとえば、図1〜図6を参照して上記で説明した、ワイヤレスデバイス505、ワイヤレスデバイス605、またはUE115の構成要素の例であるか、またはそれらを含み得る。デバイス805は、UE帯域幅マネージャ815と、プロセッサ820と、メモリ825と、ソフトウェア830と、トランシーバ835と、アンテナ840と、I/Oコントローラ845とを含む、通信を送信および受信するための構成要素を含む、双方向音声およびデータ通信のための構成要素を含み得る。これらの構成要素は、1つまたは複数のバス(たとえば、バス810)を介して電子通信し得る。デバイス805は、1つまたは複数の基地局105とワイヤレス通信し得る。
プロセッサ820は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、中央処理ユニット(CPU)、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せ)を含み得る。いくつかのケースでは、プロセッサ820は、メモリコントローラを使ってメモリアレイを操作するように構成され得る。他のケースでは、メモリコントローラは、プロセッサ820に統合され得る。プロセッサ820は、様々な機能(たとえば、eMTC通信用の帯域幅選択をサポートする機能またはタスク)を実施するために、メモリ内に記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。
メモリ825は、ランダムアクセスメモリ(RAM)および読取専用メモリ(ROM)を含み得る。メモリ825は、実行されると、プロセッサに、本明細書で説明する様々な機能を実施させる命令を含むコンピュータ可読コンピュータ実行可能ソフトウェア830を記憶することができる。いくつかのケースでは、メモリ825は、特に、周辺構成要素またはデバイスとの相互作用など、基本的ハードウェアおよび/またはソフトウェア動作を制御し得る基本入出力システム(BIOS)を含み得る。
ソフトウェア830は、eMTC通信用の帯域幅選択をサポートするためのコードを含む、本開示の態様を実装するためのコードを含み得る。ソフトウェア830は、システムメモリまたは他のメモリなどの非一時的コンピュータ可読媒体内に記憶され得る。いくつかのケースでは、ソフトウェア830は、プロセッサによって直接実行可能でないことがあるが、(たとえば、コンパイルおよび実行されたとき)本明細書で説明する機能をコンピュータに実施させてよい。
トランシーバ835は、上記で説明したように、1つまたは複数のアンテナ、ワイヤード、またはワイヤレスリンクを介して、双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ835はワイヤレストランシーバを表すことがあり、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ835はまた、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナに与え、かつアンテナから受信されたパケットを復調するためのモデムを含み得る。
いくつかのケースでは、ワイヤレスデバイス805は単一のアンテナ840を含み得る。しかしながら、いくつかのケースでは、デバイスは、複数のワイヤレス送信を並行して送信または受信することが可能であり得る複数のアンテナ840を有し得る。
I/Oコントローラ845は、デバイス805のための入力信号および出力信号を管理することができる。I/Oコントローラ845は、デバイス805の中に統合されていない周辺機器を管理することもできる。いくつかのケースでは、I/Oコントローラ845は、外部周辺機器への物理接続またはポートを表し得る。いくつかのケースでは、I/Oコントローラ845は、iOS(登録商標)、ANDROID(登録商標)、MS-DOS(登録商標)、MS-WINDOWS(登録商標)、OS/2(登録商標)、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)、または別の知られているオペレーティングシステムなどのオペレーティングシステムを使用し得る。他のケースでは、I/Oコントローラ845は、モデム、キーボード、マウス、タッチスクリーン、または同様のデバイスを表し、またはそれと対話し得る。いくつかのケースでは、I/Oコントローラ845は、プロセッサの一部として実装され得る。いくつかのケースでは、ユーザは、I/Oコントローラ845を介して、またはI/Oコントローラ845によって制御されるハードウェア構成要素を介して、デバイス805と対話し得る。
図9は、本開示の様々な態様による、eMTC通信用の帯域幅選択をサポートするワイヤレスデバイス905のブロック図900を示す。ワイヤレスデバイス905は、図1〜図4を参照して説明した基地局105の態様の例であり得る。ワイヤレスデバイス905は、受信機910、基地局帯域幅マネージャ915、および送信機920を含み得る。ワイヤレスデバイス905はプロセッサも含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信し得る。
受信機910は、パケット、ユーザデータなどの情報、または様々な情報チャネルに関連付けられた制御情報(たとえば、制御チャネル、データチャネル、およびeMTC通信用の帯域幅選択に関する情報など)を受信し得る。情報は、デバイスの他の構成要素に渡されてよい。受信機910は、図12を参照して記載するトランシーバ1235の態様の例であり得る。
基地局帯域幅マネージャ915は、図12を参照して記載される基地局帯域幅マネージャ1215の態様の例であり得る。
基地局帯域幅マネージャ915および/またはその様々な下位構成要素のうちの少なくともいくつかは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、基地局帯域幅マネージャ915および/またはその様々な下位構成要素のうちの少なくともいくつかの機能は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAもしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本開示において説明される機能を実施するように設計されたそれらの任意の組合せによって実行され得る。基地局帯域幅マネージャ915および/またはその様々な下位構成要素の少なくともいくつかは、機能の一部が1つまたは複数の物理デバイスによって異なる物理的位置に実装されるように分散されることを含めて、様々な場所に物理的に位置し得る。いくつかの例では、基地局帯域幅マネージャ915および/またはその様々な下位構成要素のうちの少なくともいくつかは、本開示の様々な態様による別個のおよび異なる構成要素であり得る。他の例では、基地局帯域幅マネージャ915および/またはその様々な下位構成要素のうちの少なくともいくつかは、限定はされないが、I/O構成要素、トランシーバ、ネットワークサーバ、別のコンピューティングデバイス、本開示で説明される1つもしくは複数の他の構成要素、または本開示の様々な態様によるそれらの組合せを含む、1つまたは複数の他のハードウェア構成要素と組合せられ得る。
基地局帯域幅マネージャ915は、ワイヤレスデバイスの帯域幅能力を識別することができる。基地局帯域幅マネージャ915は、ワイヤレス媒体を介したセルラー通信用の第1のトラフィックパラメータおよびワイヤレス媒体を介したMTC用の第2のトラフィックパラメータを判断し得る。基地局帯域幅マネージャ915は、ワイヤレスデバイスに関連付けられたデータ送信用の帯域幅を選択することができ、選択は、ワイヤレスデバイスの識別された帯域幅能力ならびに第1のトラフィック負荷パラメータおよび第2のトラフィック負荷パラメータに基づく。
送信機920は、デバイスの他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機920は、トランシーバモジュール内で受信機910と併置され得る。たとえば、送信機920は、図12を参照して記載するトランシーバ1235の態様の例であり得る。送信機920は、単一のアンテナを含み得るか、またはアンテナのセットを含み得る。
図10は、本開示の様々な態様による、eMTC通信用の帯域幅選択をサポートするワイヤレスデバイス1005のブロック図1000を示す。ワイヤレスデバイス1005は、図1〜図4、および図9を参照して記載したワイヤレスデバイス905または基地局105の態様の例であり得る。ワイヤレスデバイス1005は、受信機1010、基地局帯域幅マネージャ1015、および送信機1020を含み得る。ワイヤレスデバイス1005はプロセッサも含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信し得る。
受信機1010は、パケット、ユーザデータなどの情報、または様々な情報チャネルに関連付けられた制御情報(たとえば、制御チャネル、データチャネル、およびeMTC通信用の帯域幅選択に関する情報など)を受信し得る。情報は、デバイスの他の構成要素に渡されてよい。受信機1010は、図12を参照して記載するトランシーバ1235の態様の例であり得る。
基地局帯域幅マネージャ1015は、図12を参照して記載される基地局帯域幅マネージャ1215の態様の例であり得る。基地局帯域幅マネージャ1015は、帯域幅マネージャ1025およびトラフィックパラメータマネージャ1030も含み得る。
帯域幅マネージャ1025は、ワイヤレスデバイスの帯域幅能力を識別することができる。帯域幅マネージャ1025は、ワイヤレスデバイスに関連付けられたデータ送信用の帯域幅を選択することができ、選択は、ワイヤレスデバイスの識別された帯域幅能力ならびに第1のトラフィック負荷パラメータおよび第2のトラフィック負荷パラメータに基づく。帯域幅マネージャ1025は、ワイヤレスデバイスに関連付けられた利用可能送信電力または経路損失値のうちの1つが閾値を下回ると判断し、ワイヤレスデバイスに関連付けられたデータ送信用の狭帯域帯域幅を選択することができる。
トラフィックパラメータマネージャ1030は、ワイヤレス媒体を介したセルラー通信用の第1のトラフィックパラメータおよびワイヤレス媒体を介したMTC用の第2のトラフィックパラメータを判断し得る。
送信機1020は、デバイスの他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機1020は、トランシーバモジュール内で受信機1010と併置され得る。たとえば、送信機1020は、図12を参照して記載するトランシーバ1235の態様の例であり得る。送信機1020は、単一のアンテナを含み得るか、またはアンテナのセットを含み得る。
図11は、本開示の様々な態様による、eMTC通信用の帯域幅選択をサポートする基地局帯域幅マネージャ1115のブロック図1100を示す。基地局帯域幅マネージャ1115は、図9、図10、および図12を参照して記載される基地局帯域幅マネージャ1215の態様の例であってよい。基地局帯域幅マネージャ1115は、帯域幅マネージャ1120、トラフィックパラメータマネージャ1125、送信電力マネージャ1130、および経路損失マネージャ1135を含み得る。これらのモジュールの各々は、直接または間接的に互いに(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)通信し得る。
帯域幅マネージャ1120は、ワイヤレスデバイスの帯域幅能力を識別することができる。帯域幅マネージャ1120は、ワイヤレスデバイスに関連付けられたデータ送信用の帯域幅を選択することができ、選択は、ワイヤレスデバイスの識別された帯域幅能力ならびに第1のトラフィック負荷パラメータおよび第2のトラフィック負荷パラメータに基づく。帯域幅マネージャ1120は、ワイヤレスデバイスに関連付けられた利用可能送信電力または経路損失値のうちの1つが閾値を下回ると判断し、ワイヤレスデバイスに関連付けられたデータ送信用の狭帯域帯域幅を選択することができる。
トラフィックパラメータマネージャ1125は、ワイヤレス媒体を介したセルラー通信用の第1のトラフィックパラメータおよびワイヤレス媒体を介したMTC用の第2のトラフィックパラメータを判断し得る。
送信電力マネージャ1130は、ワイヤレスデバイスからのデータ送信用の利用可能送信電力を判断することができ、帯域幅の選択は利用可能送信電力に基づく。
経路損失マネージャ1135は、ワイヤレスデバイスに関連付けられた経路損失値を判断することができ、帯域幅の選択は経路損失値に基づく。
図12は、本開示の様々な態様による、eMTC通信用の帯域幅選択をサポートするデバイス1205を含むシステム1200の図を示す。デバイス1205は、たとえば、図1〜図4を参照して上記で説明したような、基地局105の構成要素の例であり、またはそれを含み得る。デバイス1205は、基地局帯域幅マネージャ1215と、プロセッサ1220と、メモリ1225と、ソフトウェア1230と、トランシーバ1235と、アンテナ1240と、ネットワーク通信マネージャ1245と、基地局通信マネージャ1250とを含む、通信を送信および受信するための構成要素を含む双方向音声およびデータ通信のための構成要素を含み得る。これらの構成要素は、1つまたは複数のバス(たとえば、バス1210)を介して電子通信し得る。デバイス1205は、1つまたは複数のUE115とワイヤレス通信することができる。
プロセッサ1220は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せ)を含み得る。いくつかのケースでは、プロセッサ1220は、メモリコントローラを使ってメモリアレイを操作するように構成され得る。他のケースでは、メモリコントローラは、プロセッサ1220に統合され得る。プロセッサ1220は、様々な機能(たとえば、eMTC通信用の帯域幅選択をサポートする機能またはタスク)を実施するために、メモリ内に記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。
メモリ1225は、RAMおよびROMを含み得る。メモリ1225は、実行されると、プロセッサに、本明細書で説明する様々な機能を実施させる命令を含むコンピュータ可読コンピュータ実行可能ソフトウェア1230を記憶することができる。いくつかのケースでは、メモリ1225は、特に、周辺構成要素またはデバイスとの相互作用など、基本的ハードウェアおよび/またはソフトウェア動作を制御し得るBIOSを含み得る。
ソフトウェア1230は、eMTC通信用の帯域幅選択をサポートするためのコードを含む、本開示の態様を実装するためのコードを含み得る。ソフトウェア1230は、システムメモリまたは他のメモリなどの非一時的コンピュータ可読媒体内に記憶され得る。いくつかのケースでは、ソフトウェア1230は、プロセッサによって直接実行可能でないことがあるが、(たとえば、コンパイルおよび実行されたとき)本明細書で説明する機能をコンピュータに実施させてよい。
トランシーバ1235は、上記で説明したように、1つまたは複数のアンテナ、ワイヤード、またはワイヤレスリンクを介して、双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ1235は、ワイヤレストランシーバを表すことがあり、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ1235はまた、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナに与え、かつアンテナから受信されたパケットを復調するためのモデムを含み得る。
いくつかのケースでは、ワイヤレスデバイスは、単一のアンテナ1240を含み得る。ただし、いくつかのケースでは、デバイスは複数のアンテナ1240を有することができ、複数のアンテナ1240は、複数のワイヤレス送信を並行して送信または受信することが可能であり得る。
ネットワーク通信マネージャ1245は、(たとえば、1つまたは複数のワイヤードバックホールリンクを介して)コアネットワークとの通信を管理し得る。たとえば、ネットワーク通信マネージャ1245は、1つまたは複数のUE115などのクライアントデバイスのためのデータ通信の転送を管理し得る。
基地局通信マネージャ1250は、他の基地局105との通信を管理することができ、他の基地局105と協調してUE115との通信を制御するためのコントローラまたはスケジューラを含み得る。たとえば、基地局通信マネージャ1250は、ビームフォーミングまたはジョイント送信などの様々な干渉軽減技法のために、UE115への送信のためのスケジューリングを調和させ得る。いくつかの例では、基地局通信マネージャ1250は、基地局105の間で通信を行うために、LTE/LTE-Aワイヤレス通信ネットワーク技術内のX2インターフェースを提供し得る。
図13は、本開示の様々な態様による、eMTC通信用の帯域幅選択のための方法1300を示すフローチャートを示す。方法1300の動作は、本明細書に記載されるように、UE115またはその構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1300の動作は、図5〜図8を参照して記載したように、UE帯域幅マネージャによって実施され得る。いくつかの例では、UE115は、以下に記載される機能を実施するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、UE115は、専用ハードウェアを使用して、以下に記載する機能の態様を実施し得る。
ブロック1305において、UE115は、ワイヤレスデバイスにおいて、制御チャネルの第1のインスタンス上のスケジューリングインジケータを受信し得る。ブロック1305の動作は、図1〜図4を参照して記載した方法に従って実施され得る。いくつかの例では、ブロック1305の動作の態様は、図5〜図8を参照して記載したように、データ送信マネージャによって実施され得る。
ブロック1310において、UE115は、受信されたスケジューリングインジケータに少なくとも部分的に基づいて、データ送信がワイヤレスデバイス向けにスケジューリングされると判断し得る。ブロック1310の動作は、図1〜図4を参照して記載した方法に従って実施され得る。いくつかの例では、ブロック1310の動作の態様は、図5〜図8を参照して記載したように、データ送信マネージャによって実施され得る。
ブロック1315において、UE115は、データ送信に関連付けられた第1の周波数帯域を識別することができる。ブロック1315の動作は、図1〜図4を参照して記載した方法に従って実施され得る。いくつかの例では、ブロック1315の動作の態様は、図5〜図8を参照して記載したように、データ送信マネージャによって実施され得る。
ブロック1320において、UE115は、制御チャネルの第2のインスタンスに関連付けられた第2の周波数帯域を識別することができる。ブロック1320の動作は、図1〜図4を参照して記載した方法に従って実施され得る。いくつかの例では、ブロック1320の動作の態様は、図5〜図8を参照して記載したように、制御チャネルマネージャによって実施され得る。
ブロック1325において、UE115は、第1および第2の周波数帯域ならびにワイヤレスデバイスの帯域幅能力に少なくとも部分的に基づいて、監視するべき第3の周波数帯域を識別することができ、第3の周波数帯域は第1の周波数帯域を含み、第3の周波数帯域は、ワイヤレスデバイスの帯域幅能力に少なくとも部分的に基づく、関連付けられた帯域幅を含む。ブロック1325の動作は、図1〜図4を参照して記載した方法に従って実施され得る。いくつかの例では、ブロック1325の動作の態様は、図5〜図8を参照して記載したように、制御チャネルマネージャによって実施され得る。
ブロック1330において、UE115は、第1の周波数帯域においてデータ送信を、および第3の周波数帯域と重複する第2の周波数帯域において制御チャネルの第2のインスタンスの一部分を受信し得る。ブロック1330の動作は、図1〜図4を参照して記載した方法に従って実施され得る。いくつかの例では、ブロック1330の動作の態様は、図5〜図8を参照して記載したように、送受信マネージャによって実施され得る。
図14は、本開示の様々な態様による、eMTC通信用の帯域幅選択のための方法1400を示すフローチャートを示す。方法1400の動作は、本明細書に記載する基地局105またはその構成要素によって実施され得る。たとえば、方法1400の動作は、図9〜図12を参照して記載したように、基地局帯域幅マネージャによって実施され得る。いくつかの例では、基地局105は、以下で説明される機能を実施するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、基地局105は、専用ハードウェアを使用して以下で説明される機能の態様を実施し得る。
ブロック1405において、基地局105は、ワイヤレスデバイスの帯域幅能力を識別することができる。ブロック1405の動作は、図1〜図4を参照して記載した方法に従って実施され得る。いくつかの例では、ブロック1405の動作の態様は、図9〜図12を参照して記載したように、帯域幅マネージャによって実施され得る。
ブロック1410において、基地局105は、ワイヤレス媒体を介したセルラー通信用の第1のトラフィックパラメータおよびワイヤレス媒体を介したMTC用の第2のトラフィックパラメータを判断し得る。ブロック1410の動作は、図1〜図4を参照して記載した方法に従って実施され得る。いくつかの例では、ブロック1410の動作の態様は、図9〜図12を参照して記載したように、トラフィックパラメータマネージャによって実施され得る。
ブロック1415において、基地局105は、ワイヤレスデバイスに関連付けられたデータ送信用の帯域幅を選択することができ、選択は、ワイヤレスデバイスの識別された帯域幅能力ならびに第1のトラフィック負荷パラメータおよび第2のトラフィック負荷パラメータに少なくとも部分的に基づく。ブロック1415の動作は、図1〜図4を参照して記載した方法に従って実施され得る。いくつかの例では、ブロック1415の動作の態様は、図9〜図12を参照して記載したように、帯域幅マネージャによって実施され得る。
図15は、本開示の様々な態様による、eMTC通信用の帯域幅選択のための方法1500を示すフローチャートを示す。方法1500の動作は、本明細書に記載する基地局105またはその構成要素によって実施され得る。たとえば、方法1500の動作は、図9〜図12を参照して記載したように、基地局帯域幅マネージャによって実施され得る。いくつかの例では、基地局105は、以下で説明される機能を実施するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、基地局105は、専用ハードウェアを使用して以下で説明される機能の態様を実施し得る。
ブロック1505において、基地局105は、ワイヤレスデバイスの帯域幅能力を識別することができる。ブロック1505の動作は、図1〜図4を参照して記載した方法に従って実施され得る。いくつかの例では、ブロック1505の動作の態様は、図9〜図12を参照して記載したように、帯域幅マネージャによって実施され得る。
ブロック1510において、基地局105は、ワイヤレス媒体を介したセルラー通信用の第1のトラフィックパラメータおよびワイヤレス媒体を介したMTC用の第2のトラフィックパラメータを判断し得る。ブロック1510の動作は、図1〜図4を参照して記載した方法に従って実施され得る。いくつかの例では、ブロック1510の動作の態様は、図9〜図12を参照して記載したように、トラフィックパラメータマネージャによって実施され得る。
ブロック1515において、基地局105は、ワイヤレスデバイスに関連付けられたデータ送信用の帯域幅を選択することができ、選択は、ワイヤレスデバイスの識別された帯域幅能力ならびに第1のトラフィック負荷パラメータおよび第2のトラフィック負荷パラメータに少なくとも部分的に基づく。ブロック1515の動作は、図1〜図4を参照して記載した方法に従って実施され得る。いくつかの例では、ブロック1515の動作の態様は、図9〜図12を参照して記載したように、帯域幅マネージャによって実施され得る。
ブロック1520において、基地局105は、ワイヤレスデバイスからのデータ送信用の利用可能送信電力を判断することができ、帯域幅の選択は、利用可能送信電力に少なくとも部分的に基づく。ブロック1520の動作は、図1〜図4を参照して記載した方法に従って実施され得る。いくつかの例では、ブロック1520の動作の態様は、図9〜図12を参照して記載したように、送信電力マネージャによって実施され得る。
上で説明された方法は、可能な実装形態を説明しており、動作およびステップは、再編成されるか、または他の方法で修正されてもよく、他の実装形態が可能であることに留意されたい。さらに、方法のうちの2つ以上からの態様が組み合わせられてよい。
本明細書で説明する技法は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)、および他のシステムなどの、様々なワイヤレス通信システムのために使用され得る。「システム」および「ネットワーク」という用語は、しばしば、互換的に使用される。CDMAシステムは、CDMA2000、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA)などの無線技術を実装してよい。CDMA2000は、IS-2000規格、IS-95規格、およびIS-856規格を対象とする。IS-2000リリースは、通常、CDMA2000 1X、1Xなどと呼ばれることがある。IS-856(TIA-856)は、一般に、CDMA2000 1xEV-DO、高速パケットデータ(HRPD)などと呼ばれる。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))、およびCDMAの他の変形態を含む。TDMAシステムは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))のような無線技術を実装し得る。
OFDMAシステムは、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、発展型UTRA(E-UTRA)、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Flash-OFDMなどの無線技術を実装し得る。UTRAおよびE-UTRAは、ユニバーサル移動電気通信システム(UMTS)の一部である。3GPP LTEおよびLTE-Aは、E-UTRAを使用するユニバーサル移動電気通信システム(UMTS)のリリースである。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、LTE-A、およびモバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))は、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)と称する組織からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と称する団体からの文書に記載されている。本明細書で説明する技法は、上述されたシステムおよび無線技術ならびに他のシステムおよび無線技術に使用される場合がある。LTEシステムまたはNRシステムの態様が例として説明されることがあり、説明の大部分においてLTE用語またはNR用語が使用されることがあるが、本明細書で説明される技法はLTE適用例またはNR適用例以外に適用可能である。
本明細書で説明したそのようなネットワークを含むLTE/LTE-Aネットワークでは、発展型ノードB(eNB)という用語は、概して、基地局を表すために使用され得る。本明細書で説明する1つまたは複数のワイヤレス通信システムは、異なるタイプの発展型ノードB(eNB)が様々な地理的領域にカバレージを提供する異種LTE/LTE-AまたはNRネットワークを含み得る。たとえば、各eNB、gNB、または基地局は、マクロセル、スモールセル、または他のタイプのセルに通信カバレージを提供し得る。「セル」という用語は、文脈に応じて、基地局、基地局に関連するキャリアもしくはコンポーネントキャリア、またはキャリアもしくは基地局のカバレージエリア(たとえば、セクタなど)を表すために使用され得る。
基地局は、基地トランシーバ局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、ノードB、eノードB(eNB)、次世代ノードB(gNB)、ホームノードB、ホームeノードB、または何らかの他の好適な用語を含み得るか、またはそのように当業者によって呼ばれることがある。基地局のための地理的カバレージエリアは、カバレージエリアの一部分のみを構成するセクタに分割され得る。本明細書で説明する1つまたは複数のワイヤレス通信システムは、異なるタイプの基地局(たとえば、マクロセル基地局またはスモールセル基地局)を含み得る。本明細書で説明するUEは、マクロeNB、スモールセルeNB、gNB、中継基地局などを含む、様々なタイプの基地局およびネットワーク機器と通信することが可能であり得る。異なる技術のための重複する地理的カバレージエリアがあり得る。
マクロセルは、概して、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。スモールセルは、マクロセルと比較して、同じまたは異なる(たとえば、認可、無認可などの)周波数帯域内でマクロセルとして動作し得る低電力基地局である。スモールセルは、様々な例による、ピコセル、フェムトセル、およびマイクロセルを含み得る。ピコセルは、たとえば、小さい地理的エリアをカバーすることができ、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にすることができる。フェムトセルも、小さい地理的エリア(たとえば、自宅)をカバーすることができ、フェムトセルとの関連性を有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG)内のUE、自宅内のユーザ用のUE、など)による制限付きアクセスを提供することができる。マクロセル用のeNBは、マクロeNBと呼ばれる場合がある。スモールセル用のeNBは、スモールセルeNB、ピコeNB、フェムトeNB、またはホームeNBと呼ばれる場合がある。eNBは、1つまたは複数の(たとえば、2つ、3つ、4つなどの)セル(たとえば、コンポーネントキャリア)をサポートすることができる。
本明細書で説明する1つまたは複数のワイヤレス通信システムは、同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、基地局は同様のフレームタイミングを有し得、異なる基地局からの送信は、時間的にほぼ整合され得る。非同期動作の場合、基地局は、異なるフレームタイミングを有する場合があり、異なる基地局からの送信は、時間的に整合されないことがある。本明細書で説明される技法は、同期動作または非同期動作のいずれでも使用され得る。
本明細書に記載されたダウンリンク送信は順方向リンク送信と呼ばれてもよく、アップリンク送信は逆方向リンク送信と呼ばれてもよい。たとえば、図1のワイヤレス通信システム100を含む、本明細書で説明した各通信リンクは、1つまたは複数のキャリアを含み得、各キャリアは、複数のサブキャリア(たとえば、異なる周波数の波形信号)で構成される信号であり得る。
添付の図面に関して本明細書に記載された説明は、例示的な構成について説明しており、実装され得るかまたは特許請求の範囲内に入るすべての例を表すとは限らない。本明細書で使用される「例示的」という用語は、「例、事例、または例示として働く」ことを意味し、「好ましい」または「他の例よりも有利な」を意味するものではない。詳細な説明は、説明した技法の理解を与えるための具体的な詳細を含む。ただし、これらの技法は、これらの具体的な詳細なしに実践され得る。いくつかの事例では、説明された例の概念を不明瞭にすることを回避するために、よく知られている構造およびデバイスがブロック図の形態で示される。
添付の図面では、類似の構成要素または特徴は、同じ参照ラベルを有し得る。さらに、同じタイプの様々な構成要素が、参照ラベルの後に、ダッシュおよび類似の構成要素を区別する第2のラベルを続けることによって区別され得る。第1の参照ラベルのみが本明細書で使用される場合、説明は、第2の参照ラベルにかかわらず、同じ第1の参照ラベルを有する類似の構成要素のいずれにも適用可能である。
本明細書で説明される情報および信号は、多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表され得る。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表され得る。
本明細書の本開示に関して説明する様々な例示的なブロックおよびモジュールは、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAもしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本明細書で説明する機能を実施するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実施される場合がある。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってよいが、代替として、プロセッサは、任意の従来型プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであってもよい。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ(たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携した1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成)としても実装され得る。
本明細書で説明した機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶され、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。他の例および実装形態が、本開示および添付の特許請求の範囲の範囲内および趣旨内にある。たとえば、ソフトウェアの性質に起因して、上述した機能は、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのいずれかの組合せを使用して実装されてよい。機能を実施する特徴はまた、異なる物理的位置において機能の部分が実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置されてもよい。特許請求の範囲を含めて本明細書で使用される場合、「および/または」という用語は、2つ以上の項目のリストにおいて使用されるとき、列挙される項目のうちのいずれか1つが単独で利用されることが可能であること、または列挙される項目のうちの2つ以上からなる任意の組合せが利用されることが可能であることを意味する。たとえば、組成物が、構成要素A、B、および/またはCを含むものとして説明される場合、その組成物は、A単体、B単体、C単体、AおよびBを組み合わせて、AおよびCを組み合わせて、BおよびCを組み合わせて、またはA、B、およびCを組み合わせてを含むことができる。また、特許請求の範囲中を含めて本明細書において使用される場合、項目のリスト(たとえば、「のうちの少なくとも1つ」または「のうちの1つまたは複数」などの句で始まる項目のリスト)において使用される「または」は、たとえば、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」のリストがAまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような、選言的なリストを示す。
コンピュータ可読媒体は、非一時的コンピュータ記憶媒体と、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む通信媒体の両方を含む。非一時的記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、非一時的コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、コンパクトディスク(CD)ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは、命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を担持または記憶するために使用され得、汎用コンピュータもしくは専用コンピュータまたは汎用プロセッサもしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る任意の他の非一時的媒体を備え得る。また、任意の接続が、適正にコンピュータ可読媒体と呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用してウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書では、ディスク(disk)およびディスク(disc)は、CD、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)およびBlu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、レーザーを用いてデータを光学的に再生する。上記の組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
本明細書における説明は、当業者が本開示を作成または使用することを可能にするために与えられる。本開示の様々な修正は、当業者に容易に明らかになり、本明細書で定義される一般原理は、本開示の範囲を逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書に記載された例および設計に限定されず、本明細書で開示された原理および新規の特徴と一致する最も広い範囲を与えられるべきである。