JP6937242B2 - ステントグラフト - Google Patents

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Description

本発明は、動脈瘤等の疾患の治療に用いるステントグラフトに関する。より詳しくは、本発明は、拡張性疾患(動脈瘤)及び動脈の狭窄性疾患或いはその他の疾患を治療するために、当該動脈瘤等の治療に用いるステントグラフトであって、患部の安全な部位に確実に留置し人工血管等として使用することができ、かつ、患者の苦痛や負担を軽減することのできるステントグラフトに関する。
本特許出願人は、特許文献1、特許文献2においてステントグラフト及びステントグラフト留置装置の発明を開示した。
特許文献1においては具体的に大動脈の急峻な曲がりに対処するため環状ユニットを連結して構成した予め屈曲させた形態を有するステントの外周を合成樹脂製管状部材(グラフト)で被覆したステントグラフトの発明を開示した。
特許文献2においては、「発明の詳細な説明」の欄の段落[0077]から[0079]、図8(A)、(B)に記載しているように、ステントグラフトに対し縫合糸製の調整用ワイヤー40を使用し、当該ワイヤーの張力を調整することにより留置位置やその微妙な角度を調整するものである。そしてこのワイヤー40を保持するため、ステントグラフトの係止、牽引用に、ステントグラフトの先端に設けたフック部66に、二個の金属製の保持リング67、68を形成していた。これに段落[0082] から[0087]記載しているように、上記縫合糸製の調整用ワイヤー40を通し、さらに段落[0098] から[0111]に記載しているように、ステントグラフトを患部に留置した後、当該ワイヤー40を引き抜いていた。
特許第4773341号(請求項5、10、図1、9、10) 特許第5230616号([0077]から[0079]、[0082] から[0087] 、[0098] から[0111]、図8(A)(B))
このようなワイヤーによる調整手段を備えた構成により、ステントグラフトの留置位置や角度を好適に制御できる。ところが、実際の医療現場に適用した場合、ステントグラフトを患部に留置した後、調整用ワイヤー40を引き抜く際に、縫合糸製のワイヤー40が、金属製の保持リング67、68に引っ掛かって引き抜けない場合(極少ないが)や、引き抜き難い場合があることが本発明者により初めて見いだされた。さらにはこの状態で無理に引き抜こうとして引っ張った場合は、ワイヤーの破断の恐れさえあることがわかった。
そこで本発明者は、以上の新規な課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、以下の発明に到達したものである。
本発明は、径方向に拡縮可能な環状ユニットを有するステントと、前記ステントを被覆するグラフトと、を備えるステントグラフトであって、
前記環状ユニットは、軸方向に屈曲しながら周方向に沿って延在してなり、軸方向末端側の一端部にフックが配置され、
前記フックは、その基端部が前記環状ユニットの軸方向末端側の屈曲部に接続され、
前記屈曲部または当該屈曲部の近傍に、調整用ワイヤーを保持する第1保持リングが配置され、
前記第1保持リングは、
二本以上を束ねた縫合糸の少なくとも一部の箇所が巻回されてループ状に形成され、
前記縫合糸の一端部が、前記屈曲部または当該屈曲部の近傍に結び付けて固定されるとともに、当該ループ状の第1保持リングが前記グラフトの軸方向末端部よりも基端側に配置されている、ステントグラフトを提供する。
本発明のステントグラフトは、縫合糸で調整用ワイヤーの第1保持リングを形成しているので、ステントグラフトを患部に留置した後、調整用ワイヤーを引き抜く際に、当該調整用ワイヤーが、第1保持リングに引っ掛かることがなく、引き抜きやすく、手技が容易となる。
図1は本発明のステントグラフト1の全体図(正面図/概略図)である。 図2はステントグラフト1の末端側環状ユニット4DE近傍の一部拡大図(円周CR方向にτ=360°展開した展開図)である。(ここでτは、当該展開図より末端環状ユニットを組み立てた場合において、(当該環状ユニットの周辺の位置を)当該環状ユニットの正面(円形状の開口部)の中心を原点とする極座標表示したときの偏角τを示す。以下同じ。) 図3は図2の一部拡大図である。 図4は保持リングの取り付け状態の一例を示す写真である。 図5は公知のステントグラフト101の末端側環状ユニット104DE近傍の一部拡大図である。
以下、図面を参照しながら本発明を詳細に説明する。
以下、本発明を明確に説明するため、図1の配置を基準にして次の定義をおく。なお図1は各線記載の複雑化を避けるために、正面方向から背面方向に見て、各ストラット4ST、5STは重なるように記載している。
(定義1)「第1側部S1側」とは、図1に示すように、紙面の表側、ステントの正面方向を意味する。以下「・・・側」は「・・・方向」と記載する場合がある。
(定義2)「第2側部S2側」とは、図1に示すように、紙面の裏側、ステントの背面方向を意味する。
(定義3)「末端DE側」とは、図1に示すように、紙面の左側を意味する。
(定義4)「基端PE側」とは、図1に示すように、紙面の右側を意味する。
(定義5)「第3側部S3側」とは、図1に示すように、紙面の上部側を意味する。
(定義6)「第4側部S4側」とは、図1に示すように、紙面の下部側を意味する。
(定義7)「長手L方向」とは、図1に示すようにステントの長尺方向を意味する。
(定義8)「円周CR方向」とは、ステントの長手L方向の中心Cから、「側部S側」に延びる方向を意味し、「側部S方向」ともいう。
側部S方向は、第1側部S1側、第2側部S2側、第3側部S3側、第4側部S4側、これらの間の全ての方向を含む。
(定義9)
以上の円周CR(側部S)方向の一部を、「側部の一方向」、当該「側部の一方向」と反対側または異なる側を「他の側部の一方向」と記載する場合がある。
例えば第3側部S3側を側部の一方向、(途中の第1側部S1または第2側部S2を経由して)反対側の第4側部S4側を他の側部の一方向と記載する場合がある。
例えば第1側部S1側(または第2側部S2側)を側部の一方向、これと異なる側の第4側部S4側(または第3側部S3側)を他の側部の一方向と記載する場合がある。
(定義10)
また各部の符号の次にS3等の方向を意味する符号を記載する場合がある。
例えば、4STS3は、第3側部側のストラット4STを意味し、MS3は、第3側部側の山部Mを意味する。
(定義11)
「ストラット」とは、支柱ともいい、「環状ユニット4」及び「連結ユニット5」を形成する部材である。
「環状ユニット4 」を構成する「ストラット」を「環状ユニットを形成するストラット」という意味で、「環状ストラット4ST」または単に「ストラット4ST」と記載する場合がある。
「連結ユニット5」を構成する部材を「連結ストラット5ST」または単に「ストラット5ST」と記載する場合がある。
以下、上記した定義に基づいて図面を参照しながら本発明の実施態様(Embodiment)の1例を説明する。
本発明のステント1は、図1に示すように、環状ユニットを連結部材(ストラット)により、その中心軸に沿っていわゆる略管状の形態を有するように、接続してなるものである。
[環状ユニット4]
環状ユニット4は、複数のストラット4STを、円周CR方向に連続して、いわゆる「略ジグザク状」に形成(配置)して環状に形成した部材である。(これを「略ジグザクパターン」または「略波形状パターン」ともいう。)
例えば図1を参照すると、環状ユニット4は、末端DE側と、基端PE側に屈曲部4Cを有する。以下、末端DE側の屈曲部4Cを「山部M」、基端PE側の屈曲部を「谷部V」と記載する。(屈曲部4Cのうち、山部Mを4C(M)、谷部Vを4C(V)と表記することがある。)
円周CR方向の「山部M」と「谷部V」とは、略ジグザクパターンを形成するように、いわゆる「略直線状の(環状)ストラット4ST」で接続している。
隣り合う山部Mと山部Mとの間、谷部Vと谷部Vとの間には、所定の空間SPがある。
「連結ユニット5」
[連結ユニット]とは、例えば第n列(4n)と第n+1列(4n+1)の二つの「環状ユニット4」を接続する部材である。いわゆる略直線状の複数個(図1の例示では二個)の連結ストラット5STで構成される。
[フック6等]
図2(ステントグラフト1の末端側環状ユニット4DEの一部拡大展開部)を参照するに、ステント1STにおいては、ステント1STの末端側の環状ユニット4DEの末端DE側で、円周CR(側部S)方向の一端部に先端チップへの係止用のフック6を、配置している。(より詳しくは図3を参照。)
フック6(以下、「フック部」と称することがある。)は、基端PE側を、ステント1STを第3側部S3方向から見た長手L方向の中心LCから所定の角度(各ステント骨格のスペックにより変動する)で、第1側部S1/(紙面の左側)にずらして配置している。(注:展開図2においてS3の位置(Cの位置)を極座標表示の原点(偏角τ=0°)とすると、S1とS2はτ=90°であり(但しS1は時計回りに、S2は反時計回りに、それぞれτ=90°の位置である。)、S4はτ=180°である。フックを形成したS3(の近傍)の位置がほぼ大弯側の壁面に対向する位置とすると、τ=180°のS4の位置はほぼ小弯側の壁面に対向する位置となる。)
フック6は、グラフトGFの開口の配置位置を確認しやすいように、造影マーカーMKを、山部Mと谷部Vの所定の位置に配置することも可能である。(特許第4298244号参照)
また血管壁に対する密着性を向上させるためフィンFN(延出部材ともいう)を、末端側環状ユニット4DEの谷部Vに装着し、隣りの基端部PE側の環状ユニット4n+1方向に、長手L方向に沿って延設することもできる。(特開2008−99995、国際公開WO2009−118912参照)
図5に、後記する比較例のステントグラフト101を示した。当該ステントグラフトは、本発明と同様に調整用フック66を有する。当該フックは、調整用ワイヤー40の保持リング67、68として、フック66の基端PE(これをフックの基端部66PEといい、二本の略直線部66STよりなる)に、金属製の保持リング67、68を配置している。保持リング67、68は、ストラット104STと同じ材料(通常金属)の線材を用い、これらの一端部で巻回してループ状(輪状、環状)としたものである。
これに対して本発明のステントグラフト1においては、調整用フックの(基端部に形成する)保持リングとして、図2から図4(特に図4)に示すように、当該保持リングを構成する線材として縫合糸を使用する。そして、この線材(縫合糸)の少なくとも一部を、ループ状(輪状、環状)に巻回して、ワイヤーの保持リング7HR、8HRとして使用することを特徴とする。(7HR、8HRを「フック部保持リング」と称する場合がある。)
保持リング7HR、8HRは、比較例のステントグラフト101と同様に、二箇所形成し、形成位置も実質的に同様の位置に形成する。
二個の保持リングを識別するため、図2から図4では、フック6の長手L方向の中心6Cに対して、側部Sの一方向(第1側部S1側、中心から時計回りに回転する方向)の保持リングを符号7HR、他の側部Sの一方向(第3側部S3側、中心から反時計回りに回転する方向)の保持リングを符号8HRで記載している。
線材として使用する縫合糸は、基本的に、強度を考慮して複数本、少なくとも二本以上束ねたものを使用するのが好ましい。後述の実施例で示すように、基本的には二本で十分であるが、三本〜四本とすることも好ましい態様である。
[フック6と保持リングの詳細]
フック6は、図3に示すように、上方の末端部6DEと下方の基端部6PEを有する。上方の末端部6DEは、略湾曲状または略直線状の形態を有し、この部分に先導用先端チップを係止させる。また、下方の基端部6PEは、当該略湾曲状の末端部の両端から下方に延伸している二本の略直線部6STを有する。
下方の基端部6PEの基端PE側(二本の略直線部よりなる)は、ストラット4STの山部Mの近傍に熱溶着、金属パイプによるかしめ等による固定手段3により固定する。
さらに詳細にいえば、フック6の下方の基端部6PEの二本の略直線部6STは、一本はその基端部PEをストラット4STの側部Sの一方向(第1側部S1方向)の山部MS1近傍と接続し、他の一本は、その基端部PEをストラット4STの他の側部Sの一方向(第3側部S3方向)の山部MS3近傍と接続する。
[保持リングの装着方法]
保持リング7HR、8HRは、フック6(6PE、二本の略直線部6STを有する。)の基端PE側を装着したストラット4STの山部MS1及びMS3に装着するか、ないしは山部MS1及びMS3の近傍に、以下のように装着する。
図2から図4に示すように、保持リング7HR、8HRは、フック6の長手L方向の中心6Cに対して、側部Sの一方向(第1側部S1側)のストラット4STS1の山部MS1ないし山部MS1近傍に配置し、及び、他の側部Sの一方向(第3側部S3側)のストラット4STS3の山部MS3ないし山部MS3近傍に配置する。
[保持リング7HR、8HRの好ましい実施例]
図4は、保持リング8HRをストラットの山部MS3に取り付けた状態を示す写真であり、フック6の基端部6PEの略直線部6STとの位置関係を示す。(ここでは写真に従って符号8HRについてのみ説明する)。図4において、線材(縫合糸)の略中間部(略中央部)に、ループ状(輪状、環状)に巻回したワイヤーの保持リング8HRを形成している。
図から理解されるように、線材(縫合糸)の一方の端部(基端PE側の一端部)は、ストラット4STの山部MS3にループ状(輪状、環状)に巻回して結びつけて、固定端8STとする。
また、線材(縫合糸)の他方の一端部(末端DE側の一端部)終端8ETは、固定されずフリーとなっている。
さらに詳述すれば、線材(縫合糸)は、図4に示すように(i)ストラット4STの山部MS3に結合する固定端8STから複数(3〜4個)の結び目8B(基端PE側)(8BPE)を形成し、(ii)続いてループ状(輪状、環状)に巻回して、ワイヤーの保持リング8HRとし、(iii)さらに複数(3〜4個)の結び目8B(末端DE側)(8BDE)を形成するものである。
(iv)なお、さらに固定端8STを形成する際には、ステント1STを覆っているグラフトGFに縫合するのが好ましい。
ワイヤーのフック部保持リング7HR、8HRは、上記したように少なくとも二本以上束ねた線材(縫合糸)の少なくとも一部をループ状(輪状、環状)に巻回して形成し、図2から図3のように、ストラット4STS1の山部MS1、ストラット4STS3の山部MS3ないし、これらの近傍に配置するものであれば、その他の形態、配置位置は、図に記載したものに限定されない。
[その他の保持リング9DE、9PE]
ステント1STは、図1−図3に示すように、一方の末端側環状部材4DEの山部Mないし、山部の近傍にワイヤーの末端DE側の保持リング9DEを多数、末端側環状部材4DEの円周CR方向に配置している。これらその他の保持リング9DEを「末端側保持リング」と称する。
図1に示すように、他方の基端側環状部材4PEの谷部Vないし、谷部Vの近傍にワイヤーの基端PE側の保持リング9PEを、二箇所、略τ=180°離間させて配置している。9PEを「基端側保持リング」と称する。
基端PE側の一個の保持リング9PEの配置位置は、末端側環状部材4DEのフック6の配置位置と対応する位置に配置する。
保持リング9DE及び9PEは、線材として縫合糸を使用し、この線材(縫合糸)をループ状(輪状、環状)に巻回して、一方の末端側環状部材4DEの山部Mないし、山部の近傍に配置し、また他方の基端側環状部材4PEの谷部Vないし、谷部Vの近傍に配置する。
さらにループ状(輪状、環状)に巻回する際に、ステント1を覆っているグラフトGFに縫合するのが好ましい。
なお、末端側保持リング9DE及び基端側保持リング9PEの線材は、フック部保持リング7HRや8HRと異なり、ワイヤーとの摩擦は少なく、一本(モノフィラメントのみからなる)でも良い。
[ステント1ST材料(金属材料)]
本発明のステント1STの環状ストラット4ST、環状ユニット4、連結ストラット5ST、連結ユニット5、フック6、フィンFNを形成する材料は特に限定するものではなく、SUS316L等のステンレス鋼;Ti−Ni合金等の超弾性合金;チタン系合金;Co−Cr合金;Ta、Ti、W、Au等からなる金属ワイヤーにより形成することが好ましい。またこれらの金属より形成されたステント(環状ユニット、ストラット、連結ストラット、フック)にウレタン等の高分子材料やヘパリン、ウロキナーゼ等の生理活性物質、アルガトロバン等の抗血栓薬剤の薄膜を被覆させるのも、当該ステントの表面に血栓が生成するのを防止する機能を付与できるので好ましい。
[グラフト(合成樹脂製管状部材)の材料]
またステント1STは、そのまま使用することもできるが、通常、ステントを骨格として、その外表面を合成樹脂製管状部材であるグラフトGFで被覆し、動脈中に留置し人工血管として使用されるステントグラフトSGを形成することが好ましい。グラフトGFを形成する材料としてはフィルム状または繊維状の材料が好適であり、例えば、フッ素樹脂(PTFE:ポリテトラフルオロエチレン、PFA:テトラフルオロエチレンパーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)製フィルム(単層ないし二層以上積層)、ダクロンやマイラー(登録商標、ポリエチレンテレフタレート)繊維等が使用されるがこれらに限られるものではない。
[ステントグラフトの構成例]
例えば、一実施例として無負荷時に直径が40mmであったステント1STを30mm(75%)に縮径し、直径が31mmのフッ素樹脂(PTFE)製グラフトの端部及び任意の箇所を縫合糸で縫い固定して、ステント1STを被覆してステントグラフトを形成することができる。ステント1STは、それ自体ばね作用を有し、これを柔軟な材料であるグラフトGFで被覆してステントグラフトとしたものであるから、血管の3次元的な屈曲に対し追随できる。
[線材:縫合糸材料]
本発明においては、調整用ワイヤーだけでなく、従来は金属で形成していた保持リングを縫合糸を使用し、これを特定の形態で形成することを特徴とする。
まず一般的に、線材として用いる縫合糸材料は、ある程度の強度を有するものであれば縫合糸として常用されている生体非吸収性材料と生体分解性材料のどちらでも使用することができる。これらは、市販されているもので容易に入手でき、使用可能である。
非吸収性材料としては、特に限定するものではないが、例えば絹、ポリプロピレン、ポリエステル、またはナイロンなどが用いられる。また、フッ素樹脂は摺動性に優れているので特に好ましい。なかでもポリビニリデンフルオライド(PVDF)は平滑性にすぐれ高い抗張力を有するので特に好ましい。
分解性材料としては、特に限定するものではないが、例えばポリグリコール酸、ポリ乳酸、ポリジオキサノン、およびカプロラクトンを含む。
縫合糸としてはモノフィラメントであってもブレードであってもよいが、保持リングとして使用する場合は、平滑性に優れたモノフィラメントの縫合糸が好ましい。
保持リングに使用する縫合糸の太さ(φ(径))は、特に限定するものではないが、少なくともφ=0.05−1.0mm、好ましくは0.08−0.8mm、さらに好ましくは、0.1−0.5mm程度のものである。また、調整用ワイヤーの太さは少なくともφ=0.1−1.0mm、好ましくは0.2−0.8mm、さらに好ましくは、0.3−0.5mm程度のものである。
[実施例1,比較例1]
(1)(ワイヤー40の引き抜き抵抗試験)
図4に示す本発明のステントグラフト1(実施例1)と、図5に示す本出願人が開示した従来のステントグラフト101(比較例1)に、特許文献2の前記[0085]、[0086]の記載に従って、それぞれフック部保持リング7HR、8HR(二本束ねた縫合糸製(材料))、末端側保持リング9DE、基端側保持リング9PE(一本の縫合糸製)(以上実施例の場合);フック部保持リング67、68(金属製)、末端部保持リング69、基端部保持リング69A(一本の縫合糸製)(以上比較例の場合);に、調整用ワイヤー40(一本の縫合糸製)を通し固定して、ワイヤー40の引き抜き抵抗を測定した。結果を表1に示す。
(2)(使用した縫合糸等の内容)
フック部保持リング7HR、8HR等と調整用ワイヤー40の縫合糸は、ポリフッ化ビニリデン(河野製作所製、商品名:PVDF縫合糸−K、モノフィラメント)を使用し、また、フック部の保持リングは、縫合糸を二本重ねて構成した。
保持リング7HR、8HR等に使用した縫合糸は、太さ:5−0(0.1〜0.149mm)のモノフィラメント、調整用ワイヤー40に使用した縫合糸は、太さ:2−0(0.27〜0.349mm)のモノフィラメントを使用した。
(3)(引き抜き抵抗Faの測定)
引き抜き抵抗は、以下のように測定した。
血管形状を模擬した血管モデル内に37℃の温水を用いて拍動流を与えた。当該血管モデル内にステントグラフト1を放出し、デジタルフォースゲージ(日本電産シンポ社製)によりて、調整ワイヤー40の抜去時の抵抗を測定し、引き抜き抵抗Faとした。
実験は11の試験例(サンプル数)(n=11)について行った。結果を表1に示した。すなわち、引き抜き抵抗Fa(N)の平均(μ)、SD(標準偏差)(σ)、最大値(Pmax)、最小値(Pmin)を実施例と比較例の場合についてまとめて示した。
表1より本発明(実施例1)のほうが、従来の場合(比較例1)より、引き抜き抵抗Faが約60%低く、スムースに引きぬけることが確認できた。
Figure 0006937242
[実施例2,比較例2]
(1)(保持リング7HR、8HRの破断強度試験)
本発明のステントグラフト1(図4)の調整用ワイヤー40のフック部保持リング(7HR、8HR)を一本の線材により作成した場合(比較例2)と、二本の線材を束ねた線材により作成した場合(実施例2)について、当該ワイヤー40を引き抜く時に、引っ掛かった状態を創出し、保持リング(7HR、8HR)の破断強度を測定した。結果を表2に示す。
(2)(破断強度)
保持リングの破断強度Fbは、以下のように測定した。測定機器は、引っ張り試験機として、ストログラフE−L(東洋精機製作所社製)を使用した。
フック部保持リング(7HR、8HR)と調整用ワイヤー40の縫合糸は、前記(ワイヤー40の引き抜き抵抗試験)に使用したものと同様のものを使用した。
特許文献2[0085]、[0086]に記載のとおり、まず調整用ワイヤー40を図3のように、フック部保持リング(7HR、8HR)に通し(なお、本試験においては、測定に影響しないので基端PE側の保持リング9PEには、調整用ワイヤー40は通さないで行った。)、ステントグラフト1の基端PE側から末端DE側に向けて内部に通した。
(3)このようにしてフック部保持リングに調整用ワイヤーを通したステントグラフト1の基端PE側を上、同末端DE側を下にして、末端DE側のフック6を引っ張り試験機の下側のチャックで固定し、次に折り返して固定する側のワイヤー40をスタンドに固定する。すなわち、固定されるワイヤーとは、特許文献2[0084]に記載のとおり、シース30をステントグラフト60の外周に装着することにより、ステントグラフト60とシース30の間に固定される側のワイヤー40である。
続いて引き抜く側のワイヤー40を上側のチャックに固定する。これが特許文献2[0086][0087]に記載のとおり、ワイヤー40の挿入口82と固定キャップ83の間に固定し、挿入口82からワイヤー端部41を引抜けば容易に引きぬける側のワイヤー40である。
以上の状態で、保持リング(7HR、8HR)が破断するまで引っ張り、保持リング(7HR、8HR)の少なくとも一方が破断した時の破断強度Fbを測定した。
測定条件は、荷重:250N、引っ張り速度:100mm/min、上下のチャック間距離:230mmで行った。なお、試験数は比較例の場合は3(n=3)、実施例の場合10(n=10)とした。
結果を表2に示す。すなわち、破断強度Fb(N)の平均(μ)、SD(標準偏差)(σ)、最大値(Pmax)、最小値(Pmin)を実施例と比較例の場合についてまとめて示した。
(考察)
表2の結果より、二本の線材を束ねた線材により作成した場合(実施例2)のほうが、一本の線材により作成した場合(比較例)よりも、破断強度が約
45%大きく、強度が安定し、より安全に使用できることが確認できた。
さらにいえば、統計的に、実施例2の破断強度の3σ(σは標準偏差)は10.17Nであり、μ−3σ(μは平均値)は10.36Nとなる。よって、実施例2の場合は99.7%の確率で10.36N以下の負荷では破断しないという結果を得た。
Figure 0006937242

1、101 ステントグラフト
1ST ステント
3 固定手段
4 環状ユニット
4DE 末端側環状ユニット
4ST 環状ストラット
4C 屈曲部
M 谷部
V 山部
5 連結ユニット
5ST 連結ストラット
6、66 フック又はフック部
7HR、8HR、67、68 (ワイヤーの)フック部保持リング又は保持部
8B (線材の)結び目
8ST (線材の)固定端
8ET (線材の)終端
9DE、69DE 末端側保持リング
9PE 基端側保持リング
67、68 保持リング
6PE、66PE フックの基端部
MK マーカー
FN フィン
GF グラフト
6ST、66ST 略直線部
6C フック6の長手方向の中心軸
C ステントの長手方向の中心軸
40 調整用ワイヤー
69、69A 末端部保持リング

Claims (4)

  1. 径方向に拡縮可能な環状ユニットを有するステントと、前記ステントを被覆するグラフトと、を備えるステントグラフトであって、
    前記環状ユニットは、軸方向に屈曲しながら周方向に沿って延在してなり、軸方向末端側の一端部にフックが配置され、
    前記フックは、その基端部が前記環状ユニットの軸方向末端側の屈曲部に接続され、
    前記屈曲部または当該屈曲部の近傍に、調整用ワイヤーを保持する第1保持リングが配置され、
    前記第1保持リングは、
    二本以上を束ねた縫合糸の少なくとも一部の箇所が巻回されてループ状に形成され、
    前記縫合糸の一端部が、前記屈曲部または当該屈曲部の近傍に結び付けて固定されるとともに、当該ループ状の第1保持リングが前記グラフトの軸方向末端部よりも基端側に配置されている、ステントグラフト。
  2. 前記フックは、第一基端部が前記環状ユニットの軸方向末端側の第一屈曲部に接続されるとともに、前記第一基端部と異なる第二基端部が前記環状ユニットの軸方向末端側の前記第一屈曲部と異なる第二屈曲部に接続され、
    前記第1保持リングは、前記第一屈曲部または当該第一屈曲部の近傍と、前記第二屈曲部または当該第二屈曲部の近傍に配置されている、請求項1に記載のステントグラフト。
  3. 前記環状ユニットは、軸方向に沿って複数設けられ、
    前記複数の環状ユニットのうち、軸方向基端側の環状ユニットの基端側の屈曲部または当該屈曲部の近傍に、前記調整用ワイヤーを保持する第2保持リングが配置され、
    前記第2保持リングは、
    二本以上の縫合糸の少なくとも一部の箇所が巻回されてループ状に形成されている、請求項1または2に記載のステントグラフト。
  4. 前記縫合糸は、前記グラフトに縫合されてなる、請求項1〜3のいずれか一項に記載のステントグラフト。
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