JP6936043B2 - 車両制御システム、車両制御装置、車両制御方法、コンピュータプログラム及びコンピュータプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
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Description
一方、ブレーキランプの点灯制御に関して、特許文献1には、自車両に備えられたブレーキランプがT字路の停止線で停止した時点から自車両が発進して右折又は左折が終了して直進走行に戻るまでの間点灯又は点滅することにより、後続車両に対し自車両が停止する可能性があることを知らせる追突防止用警報装置に関する技術が開示されている。
本発明に関連する従来技術を開示する特許文献2〜4も参照されたい。
このような状況に鑑み、本発明者らは、上記二段階停止のようにブレーキ操作が実行される可能性のある箇所について連続してブレーキランプを点灯させるよう車両を制御することで、後続車両への警告をより充実させることができることに想到した。
第1の局面に規定される車両制御システムは、
オン情報の座標及びオフ情報の座標を含む情報セットであって、前記オン情報の座標及びオフ情報の座標が位置する道路の進行方向に沿った順序情報を有する情報セットを含む地図データを保存する地図データ保存部と、
後方警告手段を備える車両に搭載可能であり、前記車両の車内ローカルエリアネットワークを介して前記後方警告手段と通信可能に接続された車両制御装置であって、前記後方警告手段を制御する警告手段制御部及び前記車両の現在位置を前記地図データと照合する照合部、を備える車両制御装置と、
を備える車両制御システムであって、
前記照合の結果に基づき、前記車両が、前記オン情報の座標を前記順序情報に沿って通過したことを判定する第1の判定部と、
前記照合の結果に基づき、前記車両が、前記第1の判定部が通過を判定した前記オン情報の座標が属する前記情報セットに含まれる前記オフ情報の座標を前記順序情報に沿って通過したことを判定する第2の判定部と、を備え、
前記警告手段制御部は、前記第1の判定部が前記車両の前記オン情報の座標の通過を判定したとき前記後方警告手段をオンし、前記第2の判定部が前記車両の前記オフ情報の座標の通過を判定したとき前記後方警告手段をオフし、前記オンされた後前記オフされるまでの間前記後方警告手段を第1のオン状態に維持する。
前記後方警告手段はブレーキランプとすることができる(第4の局面)。
第1の局面に規定の車両制御システムにおいて、前記車両は後続車両を検出する後続車両検出部、を備え、
前記警告手段制御部は、前記後続車両検出部が前記後続車両を検出したとき、前記後方警告手段をオンする。
このように規定される第2の局面に規定の車両制御システムによれば、後続車両が検出されたことを更なる条件として、上記後方警告手段の制御が実行される。当該後続車両が存在しない場合には、当該後方警告手段の制御を行わないため、自車両のスムースな走行が優先されドライバにとって便宜である。
第1又は第2の局面に規定される車両制御システムにおいて、前記照合の結果に基づき、前記車両が、前記オン情報の座標より前記道路の進行方向に対して後方所定距離内に位置することを判定する第3の判定部、を備え、
前記警告手段制御部は、前記第3の判定部が前記車両が前記オン情報の座標の前記後方所定距離内に位置することを判定し、かつ、前記車両のドライバにより該車両の制動操作が実行されたとき、前記後方警告手段をオンし、前記第1のオン状態が開始されるまで前記後方警告手段を第2のオン状態に維持する。
このように規定される第3の局面に規定の車両制御システムによれば、車両のドライバが、上記オン情報の座標より手前で制動操作を行った場合には、該制動操作に基づいて後方警告手段をオンし、上記オン情報の座標までオン状態を維持する制御を行う。このような車両制御システムによれば、上記オン情報の座標より手前で実行された制動操作によってオンした後方警告手段は、該制動操作が解除された場合であっても、その後上記オフ情報の座標を通過するまで連続してオン状態を維持することができるため、後続車両への警告をより充実することができる。
ブレーキランプのオンオフを制御するブレーキランプ制御部と、
自車両が交差点へ接近していることを検出する交差点接近検出部と、
前記検出された交差点への進入口に配置された一時停止線を特定する一時停止線特定部と、
前記自車両の前方をモニタする前方モニタ手段と、
前記前方モニタ手段のモニタ結果に基づき、前記検出された交差点の見通し状態を判定する見通し判定部と、を備え、
前記ブレーキランプ制御部は、前記交差点接近検出部が前記自車両が前記検出された交差点に接していることを検出し、前記一時停止線特定部が前記検出された交差点への進入口に一時停止線を特定し、かつ、前記見通し判定部が前記検出された交差点の見通しを悪いと判定したとき、最初のブレーキ操作時に前記ブレーキランプをオンし、第2回目のブレーキ操作時又は前記検出された交差点を通過したとき前記ブレーキランプをオフし、前記オンされた後前記オフされるまでの間前記ブレーキランプをオンされた状態に維持する、
車両制御装置。
第5の局面に規定される車両制御装置において、前記交差点に関する情報及び前記一時停止線に関する情報を含む地図データを保存する地図データ保存部と、
前記自車両の現在位置を前記地図データと照合する照合部と、を備え、
前記交差点接近検出部は、前記照合の結果に基づき、前記自車両が前記交差点へ接近していることを検出し、
前記一時停止線特定部は、前記交差点接近検出部が前記自車両が前記検出された交差点へ接近していることを検出したとき、前記地図データ保存部を参照して、前記検出された交差点への進入口に配置された一時停止線を特定する。
このように規定される第6の局面に規定の車両制御装置によれば、予め備えられた地図データに含まれる交差点に関する情報及び一時停止線に関する情報に基づいて、交差点接近検出部及び一時停止線特定部の処理が実行されるため、上記ブレーキランプの制御を実行するに際し、CPUの処理負荷をより低減させることができる。
第5の局面に規定される車両制御装置において、前記交差点接近検出部は、前記前方モニタ手段のモニタ結果を画像処理することにより、前記自車両が前記交差点へ接近していることを検出し、
前記一時停止線特定部は、前記モニタ結果を画像処理することにより、前記検出された交差点への進入口に配置された一時停止線を特定する。
このように規定される第7の局面に規定の車両制御装置によれば、前方モニタ手段としてカメラ等の撮像手段によって得られるモニタ結果を画像処理することにより、交差点接近検出部及び一時停止線特定部の処理が実行されるため、上記ブレーキランプの制御を実行するに際し、実際の走行環境に即して上記ブレーキランプの制御を実行することが可能となる。
第5〜第7のいずれかの局面に規定の車両制御装置において、後続車両を検出する後続車両検出部、を備え、
前記ブレーキランプ制御部は、前記後続車両検出部が前記後続車両を検出したとき、前記ブレーキランプをオンする。
このように規定される第8の局面に規定の車両制御装置によれば、後続車両が検出されたことを更なる条件として、上記後方警告手段の制御が実行される。当該後続車両が存在しない場合には、当該後方警告手段の制御を行わないため、自車両のスムースな走行が優先されドライバにとって便宜である。
オン情報の座標及びオフ情報の座標を含む情報セットであって、前記オン情報の座標及びオフ情報の座標が位置する道路の進行方向に沿った順序情報を有する情報セットを含む地図データを地図データ保存部へ保存する地図データ保存ステップと、
車両に備えられた後方警告手段を制御する警告手段制御ステップ及び前記車両の現在位置を前記地図データと照合する照合ステップ、とを備える車両制御システムの制御方法であって、
第1の判定部が、前記照合の結果に基づき、前記車両が、前記オン情報の座標を前記順序情報に沿って通過したことを判定する第1の判定ステップと、
第2の判定部が、前記照合の結果に基づき、前記車両が、前記第1の判定ステップで通過を判定した前記オン情報の座標が属する前記情報セットに含まれる前記オフ情報の座標を前記順序情報に沿って通過したことを判定する第2の判定ステップと、を備え、
前記警告手段制御ステップでは、前記第1の判定ステップで前記車両の前記オン情報の座標の通過を判定したとき前記後方警告手段をオンし、前記第2の判定ステップで前記車両の前記オフ情報の座標の通過を判定したとき前記後方警告手段をオフし、前記オンされた後前記オフされるまでの間前記後方警告手段を第1のオン状態に維持する。
このように規定される第9の局面の制御方法によれば、第1の局面と同等の効果を奏する。
第9の局面に規定の制御方法において、後続車両検出部が、前記車両の後続車両を検出する後続車両検出ステップ、を備え、
前記警告手段制御ステップでは、前記後続車両検出ステップで前記後続車両を検出したとき、前記後方警告手段をオンする。
このように規定される第10の局面の制御方法によれば、第2の局面と同等の効果を奏する。
第9又は第10の局面に規定の制御方法において、第3の判定部が、前記照合の結果に基づき、前記車両が、前記オン情報の座標より前記道路の進行方向に対して後方所定距離内に位置することを判定する第3の判定ステップ、を備え、
前記警告手段制御ステップでは、前記第3の判定ステップが前記車両が前記オン情報の座標の前記後方所定距離内に位置することを判定し、かつ、前記車両のドライバにより該車両の制動操作が実行されたとき、前記後方警告手段をオンし、前記第1のオン状態が開始されるまで前記後方警告手段を第2のオン状態に維持する。
このように規定される第11の局面の制御方法によれば、第3の局面と同等の効果を奏する。
第9〜第11のいずれかの局面に規定の制御方法において、前記後方警告手段はブレーキランプである。
このように規定される第12の局面の制御方法によれば、第4の局面と同等の効果を奏する。
ブレーキランプ制御部が、ブレーキランプのオンオフを制御するブレーキランプ制御ステップと、
交差点接近検出部が、自車両が交差点へ接近していることを検出する交差点接近検出ステップと、
一時停止線特定部が、前記検出された交差点への進入口に配置された一時停止線を特定する一時停止線特定ステップと、
前方モニタ手段が、前記自車両の前方をモニタする前方モニタステップと、
見通し判定部が、前記前方モニタステップでのモニタ結果に基づき、前記検出された交差点の見通し状態を判定する見通し判定ステップと、を備え、
前記ブレーキランプ制御ステップでは、前記交差点接近検出ステップで前記自車両が前記交差点に接近していることを検出し、前記一時停止線特定ステップで前記検出された交差点への進入口に一時停止線を特定し、かつ、前記見通し判定ステップで前記検出された交差点の見通しを悪いと判定したとき、最初のブレーキ操作時に前記ブレーキランプをオンし、第2回目のブレーキ操作時又は前記検出された交差点を通過したとき前記ブレーキランプをオフし、前記オンされた後前記オフされるまでの間前記ブレーキランプをオンされた状態に維持する。
このように規定される第13の局面の制御方法によれば、第5の局面と同等の効果を奏する。
第13の局面に規定の制御方法において、前記交差点に関する情報及び前記一時停止線に関する情報を含む地図データを地図データ保存部へ保存する地図データ保存ステップと、
照合部が、前記自車両の現在位置を前記地図データと照合する照合ステップと、を備え、
前記交差点接近検出ステップでは、前記照合の結果に基づき、前記自車両が前記交差点へ接近していることを検出し、
前記一時停止線特定ステップでは、前記交差点接近検出ステップで前記自車両が前記交差点へ接近していることを検出したとき、前記地図データ保存部を参照して、前記検出された交差点への進入口に配置された一時停止線を特定する。
このように規定される第14の局面の制御方法によれば、第6の局面と同等の効果を奏する。
第13の局面に規定の制御方法において、前記交差点接近検出ステップでは、前記前方モニタステップでのモニタ結果を画像処理することにより、前記自車両が前記交差点へ接近していることを検出し、
前記一時停止線特定ステップでは、前記モニタ結果を画像処理することにより、前記検出された交差点への進入口に配置された一時停止線を特定する。
このように規定される第15の局面の制御方法によれば、第7の局面と同等の効果を奏する。
第13〜第15のいずれかの局面に規定の制御方法において、後続車両検出部が、後続車両を検出する後続車両検出ステップ、を備え、
前記ブレーキランプ制御ステップでは、前記後続車両検出ステップで前記後続車両を検出したとき、前記ブレーキランプをオンする。
このように規定される第16の局面の制御方法によれば、第8の局面と同等の効果を奏する。
コンピュータを、オン情報の座標及びオフ情報の座標を含む情報セットであって、前記オン情報の座標及びオフ情報の座標が位置する道路の進行方向に沿った順序情報を有する情報セットを含む地図データを保存する地図データ保存手段、として機能させ、
後方警告手段を備える車両に搭載可能であり、前記車両の車内ローカルエリアネットワークを介して前記後方警告手段と通信可能に接続された車両制御装置を、前記後方警告手段を制御する警告手段制御手段及び前記車両の現在位置を前記地図データと照合する照合手段、として機能させる、車両制御システムのためのコンピュータプログラムであって、前記コンピュータ又は前記車両制御装置を、
前記照合の結果に基づき、前記車両が、前記オン情報の座標を前記順序情報に沿って通過したことを判定する第1の判定手段と、
前記照合の結果に基づき、前記車両が、前記第1の判定部が通過を判定した前記オン情報の座標が属する前記情報セットに含まれる前記オフ情報の座標を前記順序情報に沿って通過したことを判定する第2の判定手段、として機能させ、
前記警告手段制御手段は、前記第1の判定手段が前記車両の前記オン情報の座標の通過を判定したとき前記後方警告手段をオンし、前記第2の判定手段が前記車両の前記オフ情報の座標の通過を判定したとき前記後方警告手段をオフし、前記オンされた後前記オフされるまでの間前記後方警告手段を第1のオン状態に維持する。
このように規定される第17の局面のコンピュータプログラムによれば、第1の局面と同等の効果を奏する。
第17の局面に規定のコンピュータプログラムにおいて、前記車両制御装置を、更に、
前記車両の後続車両を検出する後続車両検出手段、として機能させ、
前記警告手段制御手段は、前記後続車両検出手段が前記後続車両を検出したとき、前記後方警告手段をオンする。
このように規定される第18の局面のコンピュータプログラムによれば、第2の局面と同等の効果を奏する。
第17又は第18の局面に規定のコンピュータプログラムにおいて、前記車両制御装置又は前記コンピュータを、更に、
前記照合の結果に基づき、前記車両が、前記オン情報の座標より前記道路の進行方向に対して後方所定距離内に位置することを判定する第3の判定手段、として機能させ、
前記警告手段制御手段は、前記第3の判定手段が前記車両が前記オン情報の座標の前記後方所定距離内に位置することを判定し、かつ、前記車両のドライバにより該車両の制動操作が実行されたとき、前記後方警告手段をオンし、前記第1のオン状態が開始されるまで前記後方警告手段を第2のオン状態に維持する。
このように規定される第19の局面のコンピュータプログラムによれば、第3の局面と同等の効果を奏する。
第17〜第19のいずれかの局面に規定のコンピュータプログラムにおいて、前記後方警告手段はブレーキランプである。
このように規定される第20の局面のコンピュータプログラムによれば、第4の局面と同等の効果を奏する。
車両制御装置を制御するためのコンピュータプログラムであって、コンピュータを、
ブレーキランプのオンオフを制御するブレーキランプ制御手段と、
自車両が交差点へ接近していることを検出する交差点接近検出手段と、
前記検出された交差点への進入口に配置された一時停止線を特定する一時停止線特定手段と、
前記自車両の前方をモニタする前方モニタ手段と、
前記前方モニタ手段のモニタ結果に基づき、前記検出された交差点の見通し状態を判定する見通し判定手段、として機能させ、
前記ブレーキランプ制御手段は、前記交差点接近検出手段が前記自車両が前記交差点に接近していることを検出し、前記一時停止線特定手段が前記検出された交差点への進入口に一時停止線を特定し、かつ、前記見通し判定手段が前記検出された交差点の見通しを悪いと判定したとき、最初のブレーキ操作時に前記ブレーキランプをオンし、第2回目のブレーキ操作時又は前記検出された交差点を通過したとき前記ブレーキランプをオフし、前記オンされた後前記オフされるまでの間前記ブレーキランプをオンされた状態に維持する。
このように規定される第21の局面のコンピュータプログラムによれば、第5の局面と同等の効果を奏する。
第21の局面に規定のコンピュータプログラムにおいて、前記コンピュータを、更に、
前記交差点に関する情報及び前記一時停止線に関する情報を含む地図データを保存する地図データ保存手段と、
前記自車両の現在位置を前記地図データと照合する照合手段、として機能させ、
前記交差点接近検出手段は、前記照合の結果に基づき、前記自車両が前記交差点へ接近していることを検出し、
前記一時停止線特定手段は、前記交差点接近検出手段が前記自車両が前記交差点へ接近していることを検出したとき、前記地図データ保存手段を参照して、前記検出された交差点への進入口に配置された一時停止線を特定する。
このように規定される第22の局面のコンピュータプログラムによれば、第6の局面と同等の効果を奏する。
第21の局面に規定のコンピュータプログラムにおいて、前記交差点接近検出手段は、前記前方モニタ手段のモニタ結果を画像処理することにより、前記自車両が前記交差点へ接近していることを検出し、
前記一時停止線特定手段は、前記モニタ結果を画像処理することにより、前記検出された交差点への進入口に配置された一時停止線を特定する。
このように規定される第23の局面のコンピュータプログラムによれば、第7の局面と同等の効果を奏する。
第21〜第23のいずれかの局面に規定のコンピュータプログラムにおいて、前記コンピュータを、更に、
後続車両を検出する後続車両検出手段、として機能させ、
前記ブレーキランプ制御手段は、前記後続車両検出手段が前記後続車両を検出したとき、前記ブレーキランプをオンする。
このように規定される第24の局面のコンピュータプログラムによれば、第8の局面と同等の効果を奏する。
図1は、本発明の一実施形態としての車両制御システム1の構成を概略的に示すブロック図である。適宜、図2に示す模式図を用いて、以下に説明する。
図1に示すように、第1実施形態の車両制御システム1は、サーバ装置2と車両3とを備えており、サーバ装置2と車両3内車両制御装置33とはネットワークNを介して夫々無線接続されている。車両制御システム1に含まれる車両は一に限定されず、第1の車両としての車両(M1)の他に第2〜第nの車両M2〜Mn(図示せず)を含んでいてもよい。以下の例において、地図データ保存部はサーバ装置に備えられているが、これに限定されるものではなく、車両が備えていてもよい。
地図データ保存部21には、地図データが保存されている。地図データには、後述の後方警告手段に関するオン情報の座標及びオフ情報の座標を含む情報セットであって、該オン情報の座標及びオフ情報の座標が位置する道路の進行方向に沿った順序情報を有する情報セットが含まれている。当該情報セットは、例えば、道路の進行方向、オン情報の座標及びオフ情報の座標で構成される。一情報セットに属するオン情報の座標及びオフ情報の座標は、道路の進行方向に沿って、オン情報の座標、次いでオフ情報の座標の順に位置する。当該オン情報の座標及びオフ情報の座標は、例えば、一時停止線やETC等後方警告手段を作動させる可能性のある対象が存在する位置に基づいて、オペレータの手動により、あるいは、自動的に設定されうる。例えば、一時停止線の位置に基づいて設定される場合、オン情報の座標は、当該一時停止線が配置されている位置、あるいは、当該一時停止線が配置されている位置を基準として進行方向に対し後方所定距離(例えば、5m)の位置に設定されうる。他方、オフ情報の座標は、当該一時停止線が配置されている位置を基準として進行方向に対し前方所定距離(例えば、5m)の位置、あるいは、当該一時停止線が配置されている交差点内の位置に設定されうる。このような情報セットの一例を図2に示す。図2に示す情報セットは、一時停止線sについての情報セットD01として、リンク番号L1、進行方向d、オン情報の座標Pon(x1,y1)、オフ情報の座標Poff(x2,y2)を含むことができる。地図データ保存部21には、リンクやノードなど地図情報を規定するための道路要素に関する情報や、構造物等、三次元地図に描画される情報等が含まれていてもよい。このような地図データは、例えば、レーザスキャナからの点群データ又は画像データとして格納されていてもよい。
後方警告手段31は、車両3の後方接近車両に対して、車両3の車両制御に起因する警告を行うことが可能な手段である。このような手段としては、視覚的に警告を行うことが可能な手段としてブレーキランプ等が挙げられ、聴覚的に警告を行うことが可能な手段としてブザー等が挙げられる。後方警告手段31は、車両制御装置33の車両制御に基づいてオンオフ制御される。
現在位置特定部331は、GPS装置やジャイロ装置により車両3の現在位置を特定する。併せて、現在時刻を特定することもできる。
照合部332は、現在位置特定部331及び地図データ保存部21を参照して、車両3の現在位置を地図データと照合する。
第2の判定部334は、照合部332の照合の結果に基づき、車両3が、第1の判定部333が通過を判定したオン情報の座標が属する情報セットに含まれるオフ情報の座標を上記順序情報に沿って通過したことを判定する。
警告手段制御部335は、第1の判定部333及び第2の判定部334の判定の結果に基づき、後方警告手段を制御する。具体的に、警告手段制御部335は、第1の判定部333が車両3のオン情報の座標の通過を判定したとき後方警告手段31をオンし、第2の判定部334が車両3のオフ情報の座標の通過を判定したとき後方警告手段335をオフし、当該オンされた後当該オフされるまでの間後方警告手段31を第1のオン状態に維持する。
ステップ1では、現在位置特定部331は、車両3の現在位置を特定する。
ステップ3では、照合部332は、ステップ1で特定された車両3の現在位置を、地図データ保存部21から取得した地図データと照合する。
ステップ7では、警告手段制御部335は、ブレーキランプ31をオンするよう、即ち、ブレーキランプ31を点灯させるよう制御する。
ステップ9では、照合部332は、ステップ1で特定された車両の現在位置を、地図データ保存部21から取得した地図データと照合する。
ステップ13では、警告手段制御部335は、ブレーキランプ31をオフするよう、即ち、ブレーキランプ31を消灯させるよう制御する。
即ち、上記車両制御方法において、ブレーキランプ31は、ステップ7でオンされた後ステップ13でオフされるまでの間、オン状態(第1のオン状態)を維持することとなる。
図4は、本発明の一実施形態としての車両制御システム100の構成を概略的に示すブロック図である。
図4に示すように、第2の実施形態の車両制御システム100は、サーバ装置2と車両4とを備えており、車両4内車両制御装置41は、第1の実施形態の車両制御システム1の車両制御装置33が備える各構成要素に加え、後続車両検出部411を更に備え、警告手段制御部335に代えて警告手段制御部413を備える。図3において、図1と同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を部分的に省略する。
警告手段制御部413は、第1の判定部333及び第2の判定部334の判定の結果に加え、後続車両検出部411の検出の結果に基づき、後方警告手段を制御する。具体的に、警告手段制御部413は、第1の判定部333において車両4がオン情報の座標を通過したことが判定され、かつ、後続車両検出部411において車両4の後続車両が検出されたとき、後方警告手段31をオンする。後方警告手段31をオフする制御については、警告手段制御部335と同様に実行することができる。
図5は、本発明の一実施形態としての車両制御システム200の構成を概略的に示すブロック図である。
図5に示すように、第3の実施形態の車両制御システム200は、サーバ装置2と制動手段53を備える車両5とを備えており、車両5内車両制御装置51は、第1の実施形態の車両制御システム1の車両制御装置33が備える各構成要素に加え、第3の判定部511を更に備え、警告手段制御部335に代えて警告手段制御部513を備える。図5において、図1及び図4と同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を部分的に省略する。
第3の判定部511は、照合部332の照合の結果に基づき、車両5が、オン情報の座標より該オン情報の座標が属する道路の進行方向に対して後方所定距離内に位置することを判定する。第3の判定部511は、照合の結果に基づき、車両5が走行中のリンク(道路)を特定し、車両5の現在位置と当該特定されたリンクの進行方向前方に位置するオン情報の座標との間の距離が所定範囲内(例えば、20m)であることを判定する。
図6は、本発明の一実施形態としての車両制御装置300の構成を概略的に示すブロック図である。
図6に示すように、第4の実施形態の車両制御装置300は、前方モニタ手段301、交差点接近検出部302、一時停止線特定部303、見通し判定部304、ブレーキランプ制御部305及びブレーキ306を備える。図6において、図1、図4及び図5と同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を部分的に省略する。
交差点接近検出部302は、自車両が交差点へ接近していることを検出する。当該検出の方法は、特に限定されないが、前方モニタ手段301のモニタ結果を画像処理することにより、自車両が交差点へ接近していることを検出することができる。例えば、当該画像処理の結果、画像内に交差点の特徴情報が含まれているとき、自車両が交差点へ接近しているとすることができる。当該交差点の特徴情報としては、信号機や、走行中の道路との交差道路等の存在を示す情報、又は、交差点であることが認識可能な標識等が挙げられる。また、画像内における上記交差点の特徴情報が占める面積が、所定割合以上であることを上記接近の条件としてもよい。当該所定割合の値は、交差点の特徴情報の種類に依存し、予め定めておくことができる。また、経時的に得られた複数の画像の画像処理を行い、画像内における上記交差点の特徴情報が占める面積が、徐々に大きくなっていることを上記接近の条件としてもよい。
図7は、本発明の一実施形態としての車両制御装置400の構成を概略的に示すブロック図である。
図7に示すように、第5の実施形態の車両制御装置400は、第4の実施形態の車両制御装置300が備える各構成要素に加えて、地図データ保存部401、現在位置特定部331及び照合部402を更に備え、交差点接近検出部302及び一時停止線特定部303に代えて、夫々、交差点接近検出部403及び一時停止線特定部404を備える。図7において、図1、図4、図5及び図6と同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を部分的に省略する。
照合部402は、現在位置特定部331及び地図データ保存部401を参照して、自車両の現在位置を地図データと照合する。
一時停止線特定部404は、交差点接近検出部403が自車両が交差点へ接近していることを検出したとき、地図データ保存部401を参照して、該検出された交差点への進入口に配置された一時停止線を特定する。当該特定の方法としては、例えば、地図データ保存部401を参照し、交差点接近検出部403で検出された交差点に関連付けられた一時停止線であって、該検出された交差点の手前に位置する一時停止線を特定する。
ステップ21では、現在位置特定部331は、自車両の現在位置を特定する。
ステップ23では、照合部402は、ステップ21で特定された自車両の現在位置を、地図データ保存部401から取得した地図データと照合する。
ステップ27では、一時停止線特定部404は、ステップ23の照合の結果に基づき、ステップ25で接近が検出された交差点への進入口に配置された一時停止線の有無を特定する。当該一時停止線の存在が特定されたとき(ステップ27:Yes)、ステップ29へ進む。
ステップ29では、見通し判定部304は、ステップ25で接近が検出された交差点での交差点の見通しを判定する。当該判定は、例えば、前方モニタ手段のモニタ結果を画像処理し、画像内におけるステップ25の交差点での交差道路を表す領域が占める面積が所定割合以下であるとき、上記検出された交差点の見通し状態が悪いと判定することができる。当該検出された交差点の見通し状態が悪いと判定されたとき(ステップ29:Yes)、ステップ31へ進む。
ステップ35では、ブレーキランプ制御部305は、ブレーキ306によるステップ31に続く第2回目のブレーキ操作が実行され(ステップ35:Yes)、当該ブレーキ操作が解除されるとき(ステップ37:Yes)、ブレーキランプをオフする(ステップ39)。一方、ステップ37においてNoの場合、ブレーキランプ制御部305は、自車両がステップ25の交差点を通過したときブレーキランプをオフする(ステップ41)。
即ち、上記車両制御方法において、ブレーキランプは、ステップ33でオンされた後ステップ39又はステップ41でオフされるまでの間、オン状態を維持することとなる。
図9は、本発明の一実施形態としての車両制御装置500の構成を概略的に示すブロック図である。
図9に示すように、第6の実施形態の車両制御装置500は、第5の実施形態の車両制御装置400が備える各構成要素に加え、後続車両検出部411を更に備え、ブレーキランプ制御部305に代えてブレーキランプ制御部501を備える。図9において、図1、図4、図5、図6及び図7と同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を部分的に省略する。
図10は、本発明の一実施例としての車両制御システム700の概略構成を示すブロック図である。第1実施例の車両制御システム700は、第1実施形態の車両制御システム1を構成するサーバ装置2及び車両3に対応する、サーバ装置710及び車両730を備える。図10において、図1、図4、図5、図6、図7及び図9と同一の要素には同一の符号を付して、その説明を部分的に省略する。
サーバ側制御部711は、CPU、バッファメモリその他の装置を備えたコンピュータ装置であり、サーバ装置710を構成する他の要素を制御する。
サーバ側メモリ部712にはコンピュータプログラムが保存され、このコンピュータプログラムはコンピュータ装置であるサーバ側制御部710に読み込まれて、これを機能させる。このコンピュータプログラムはDVD等の汎用的な媒体へ保存できる。
サーバ側入力部713は、例えば、地図データ保存部21に保存される地図データの作成に用いられる。入力部713として、マウス、ライトペン又はディスプレイの表示内容と協働するタッチパネル等のポインティングデバイスやキーボード又はマイクロホン等の音声入力装置を用いることができる。
サーバ側インターフェース部715は、サーバ装置710を無線ネットワーク等へ連結させる。
サーバ側通信部716は、ネットワークNを介して車両側通信部736との通信を可能とし、通信部716内の図示しない受信部及び送信部により種々の情報を送受信する。
車両側制御部731は、バッファメモリその他の装置を備えたコンピュータ装置であり、車両730を構成する他の要素を制御する。
車両側メモリ部732には、コンピュータプログラムが保存され、このコンピュータプログラムはコンピュータ装置である制御部731に読み込まれて、これを機能させる。このコンピュータプログラムはSD(登録商標)メモリカード等の汎用的な媒体へ保存できる。
車両側入力部733は、例えば、車両利用者の種々の指令の入力に用いられる。具体的には、目的地の設定等の入力等に用いられる。入力部733として、マウス、ライトペン又はディスプレイの表示内容と協働するタッチパネル等のポインティングデバイスやキーボード又はマイクロホン等の音声入力装置を用いることができる。本発明の後方警告手段のオンオフ制御を行うか否かの選択を受け付けることも可能である。
車両側インターフェース部735は、車両730を無線ネットワーク等へ連結させる。
車両側通信部736は、ネットワークNを介してサーバ側通信部716との通信を可能とし、通信部736内の図示しない受信部及び送信部により種々の情報を送受信する。
図11は、本発明の一実施例としての車両制御装置800の概略構成を示すブロック図である。第2実施例の車両制御装置800は、第4実施形態の車両制御装置300を構成する各構成要素に加えて、制御部810、メモリ部811、入力部812、出力部813及びインターフェース部814を備える。図11において、図1、図4、図5、図6、図7、図9及び図10と同一の要素には同一の符号を付して、その説明を部分的に省略する。
メモリ部811には、コンピュータプログラムが保存され、このコンピュータプログラムはコンピュータ装置である制御部810に読み込まれて、これを機能させる。このコンピュータプログラムはSD(登録商標)メモリカード等の汎用的な媒体へ保存できる。
入力部812は、例えば、車両利用者の種々の指令の入力に用いられる。具体的には、目的地の設定等の入力等に用いられる。入力部812として、マウス、ライトペン又はディスプレイの表示内容と協働するタッチパネル等のポインティングデバイスやキーボード又はマイクロホン等の音声入力装置を用いることができる。
出力部813は、ディスプレイを含み、図示しない地図データベースに基づいて描画される地図、前方モニタ手段301のモニタ情報、交差点接近検出部302で検出された交差点、一時停止線特定部303で特定された一時停止線、見通し判定部304で判定された交差点の見通し状態、ブレーキランプ制御部305のブレーキ制御に基づくブレーキのオンオフ状態等に関する情報を表示する。この出力部813は音声発信部を含み、音声によって当該情報を出力してもよい。
インターフェース部814は、車両800を無線ネットワーク等へ連結させる。
2 サーバ装置
3 4 5 車両(M1)
21 401 地図データ保存部
31 後方警告手段
33 41 51 300 400 500 800 車両制御装置
53 制動手段
301 前方モニタ手段
302 403 交差点接近検出部
303 404 一時停止線特定部
304 見通し判定部
305 501 ブレーキランプ制御部
306 ブレーキ
331 現在位置特定部
332 402 照合部
333 第1の判定部
334 第2の判定部
335 413 513 警告手段制御部
411 後続車両検出部
511 第3の判定部
Claims (16)
- ブレーキランプのオンオフを制御するブレーキランプ制御部と、
自車両に位置を特定する現在位置特定部が交差点へ接近していることを検出する交差点接近検出部と、
前記検出された交差点への進入口に配置された一時停止線を特定する一時停止線特定部と、を備え
前記ブレーキランプ制御部は、前記交差点接近検出部が前記自車両が前記交差点に接近していることを検出し、前記一時停止線特定部が前記検出された交差点への進入口に一時停止線を特定したとき、最初のブレーキ操作時に前記ブレーキランプをオンし、第2回目のブレーキ操作がされないときは交差点を通過したときに前記ブレーキランプをオフし、かつ第2回目のブレーキ操作がされたときは、前記交差点の通過前でも、その操作の終了時に前記ブレーキランプをオフし、前記オンされた後前記オフされるまでの間前記ブレーキランプをオンされた状態に維持する、車両制御装置。 - 前記自車両の前方をモニタする前方モニタ手段と、
前記前方モニタ手段のモニタ結果に基づき、前記検出された交差点の見通し状態を判定する見通し判定部と、を備え、
前記見通し判定部が前記検出された交差点の見通しを悪いと判定したとき、前記ブレーキランプ制御部は前記ブレーキランプをオンする、請求項1に記載の車両制御装置。 - 前記交差点に関する情報及び前記一時停止線に関する情報を含む地図データを保存する地図データ保存部と、
前記自車両の現在位置を前記地図データと照合する照合部と、を備え、
前記交差点接近検出部は、前記照合の結果に基づき、前記自車両が前記交差点へ接近していることを検出し、
前記一時停止線特定部は、前記交差点接近検出部が前記自車両が前記交差点へ接近していることを検出したとき、前記地図データ保存部を参照して、前記検出された交差点への進入口に配置された一時停止線を特定する、
請求項1に記載の車両制御装置。 - 前記交差点接近検出部は、前記前方モニタ手段のモニタ結果を画像処理することにより、前記自車両が前記交差点へ接近していることを検出し、
前記一時停止線特定部は、前記モニタ結果を画像処理することにより、前記検出された交差点への進入口に配置された一時停止線を特定する、
請求項2に記載の車両制御装置。 - 後続車両を検出する後続車両検出部、を備え、
前記ブレーキランプ制御部は、前記後続車両検出部が前記後続車両を検出したとき、前記ブレーキランプをオンする、
請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両制御装置。 - ブレーキランプ制御部が、ブレーキランプのオンオフを制御するブレーキランプ制御ステップと、
交差点接近検出部が、自車両が交差点へ接近していることを検出する交差点接近検出ステップと、
一時停止線特定部が、前記検出された交差点への進入口に配置された一時停止線を特定する一時停止線特定ステップと、を備え、
前記ブレーキランプ制御ステップでは、前記交差点接近検出ステップで前記自車両が前記交差点に接近していることを検出し、前記一時停止線特定ステップで前記検出された交差点への進入口に一時停止線を特定したとき、最初のブレーキ操作時に前記ブレーキランプをオンし、第2回目のブレーキ操作がされないときは交差点を通過したときに前記ブレーキランプをオフし、かつ第2回目のブレーキ操作がされたときは、前記交差点の通過前でも、その操作の終了時に前記ブレーキランプをオフし、前記オンされた後前記オフされるまでの間前記ブレーキランプをオンされた状態に維持する、
車両制御装置の制御方法。 - 前方モニタ手段が、前記自車両の前方をモニタする前方モニタステップと、
見通し判定部が、前記前方モニタステップでのモニタ結果に基づき、前記検出された交差点の見通し状態を判定する見通し判定ステップと、を更に備え、
前記見通し判定ステップで前記検出された交差点の見通しが悪いと判定されたとき、前記ブレーキランプ制御部は前記ブレーキランプをオンする、請求項6に記載の制御方法。 - 前記交差点に関する情報及び前記一時停止線に関する情報を含む地図データを地図データ保存部へ保存する地図データ保存ステップと、
照合部が、前記自車両の現在位置を前記地図データと照合する照合ステップと、を備え、
前記交差点接近検出ステップでは、前記照合の結果に基づき、前記自車両が前記交差点へ接近していることを検出し、
前記一時停止線特定ステップでは、前記交差点接近検出ステップで前記自車両が前記交差点へ接近していることを検出したとき、前記地図データ保存部を参照して、前記検出された交差点への進入口に配置された一時停止線を特定する、
請求項6に記載の制御方法。 - 前記交差点接近検出ステップでは、前記前方モニタステップでのモニタ結果を画像処理することにより、前記自車両が前記交差点へ接近していることを検出し、
前記一時停止線特定ステップでは、前記モニタ結果を画像処理することにより、前記検出された交差点への進入口に配置された一時停止線を特定する、
請求項7に記載の制御方法。 - 後続車両検出部が、後続車両を検出する後続車両検出ステップ、を備え、
前記ブレーキランプ制御ステップでは、前記後続車両検出ステップで前記後続車両を検出したとき、前記ブレーキランプをオンする、
請求項6〜9のいずれか一項に記載の制御方法。 - 車両制御装置を制御するためのコンピュータプログラムであって、コンピュータを、
ブレーキランプのオンオフを制御するブレーキランプ制御手段と、
自車両が交差点へ接近していることを検出する交差点接近検出手段と、
前記検出された交差点への進入口に配置された一時停止線を特定する一時停止線特定手段と、として機能させ、
前記ブレーキランプ制御手段は、前記交差点接近検出手段が前記自車両が前記交差点に接近していることを検出し、前記一時停止線特定手段が前記検出された交差点への進入口に一時停止線を特定したとき、最初のブレーキ操作時に前記ブレーキランプをオンし、第2回目のブレーキ操作がされないときは交差点を通過したときに前記ブレーキランプをオフし、かつ第2回目のブレーキ操作がされたときは、前記交差点の通過前でも、その操作の終了時に前記ブレーキランプをオフし、前記オンされた後前記オフされるまでの間前記ブレーキランプをオンされた状態に維持する、
コンピュータプログラム。 - 前記コンピュータを、更に、
前記自車両の前方をモニタする前方モニタ手段と、
前記前方モニタ手段のモニタ結果に基づき、前記検出された交差点の見通し状態を判定する見通し判定部と、して機能させ、
前記見通し判定部が前記検出された交差点の見通しを悪いと判定したとき、前記ブレーキランプ制御部に前記ブレーキランプを制御させる、請求項11に記載のコンピュータプログラム。 - 前記コンピュータを、更に、
前記交差点に関する情報及び前記一時停止線に関する情報を含む地図データを保存する地図データ保存手段と、
前記自車両の現在位置を前記地図データと照合する照合手段、として機能させ、
前記交差点接近検出手段は、前記照合の結果に基づき、前記自車両が前記交差点へ接近していることを検出し、
前記一時停止線特定手段は、前記交差点接近検出手段が前記自車両が前記交差点へ接近していることを検出したとき、前記地図データ保存手段を参照して、前記検出された交差点への進入口に配置された一時停止線を特定する、
請求項11に記載のコンピュータプログラム。 - 前記交差点接近検出手段は、前記前方モニタ手段のモニタ結果を画像処理することにより、前記自車両が前記交差点へ接近していることを検出し、
前記一時停止線特定手段は、前記モニタ結果を画像処理することにより、前記検出された交差点への進入口に配置された一時停止線を特定する、
請求項12に記載のコンピュータプログラム。 - 前記コンピュータを、更に、
後続車両を検出する後続車両検出手段、として機能させ、
前記ブレーキランプ制御手段は、前記後続車両検出手段が前記後続車両を検出したとき、前記ブレーキランプをオンする、
請求項11〜14のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。 - 請求項11〜15のいずれか一項に記載のコンピュータプログラムを記録する記録媒体。
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