JP6934661B2 - Seedling cutting device and grafting system - Google Patents
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Description
本発明は、苗切断装置及び接ぎ木システムに関する。 The present invention relates to a seedling cutting device and a grafting system.
土壌病害対策や収量向上の一助として接ぎ木の利用が世界的に増加している。従来、接ぎ木において台木苗と穂木苗とを切断する方法として、V字型台木切断刃及びV字型穂木切断刃を用いて台木苗と穂木苗を別々に切断する方法(特許文献1参照)や、回転する2枚のカット刃で台木と穂木をカットする方法(特許文献2参照)が知られている。また、穂木及び台木を異なる位置で切断する方法も知られている(例えば、特許文献3、4等参照)。 The use of grafts is increasing worldwide as an aid to soil disease control and yield improvement. Conventionally, as a method of cutting rootstock seedlings and scion seedlings in grafting, a method of separately cutting rootstock seedlings and scion seedlings using a V-shaped rootstock cutting blade and a V-shaped scion cutting blade ( Patent Document 1) and a method of cutting a rootstock and scion with two rotating cutting blades (see Patent Document 2) are known. Further, a method of cutting the scion and the rootstock at different positions is also known (see, for example, Patent Documents 3 and 4 and the like).
しかしながら、上記特許文献1、2等では、同軸上で台木と穂木を同時に切断しているものの、切断後の穂木と台木との間に一定の間隔が生じるため、穂木や台木を上下動させて、切断後の穂木と台木を合わせるための機構が必要となる。また、上記特許文献3、4等では、切断後の穂木と台木が接触するように移動させる機構が必要となる。
However, in the above-mentioned
したがって、これらの技術では、切断後の穂木と台木を接触させるための機構を用意するのにコストがかかったり、切断後の穂木と台木を接触させるための処理工程が必要になることによる作業効率の低下が懸念される。 Therefore, in these techniques, it is costly to prepare a mechanism for contacting the scion and the rootstock after cutting, and a processing step for contacting the scion and the rootstock after cutting is required. There is a concern that this will reduce work efficiency.
そこで、本発明は、台木と穂木の切断面を合わせやすくすることが可能な苗切断装置、及び作業効率の高い接ぎ木システムを提供することを目的とする。 Therefore, an object of the present invention is to provide a seedling cutting device capable of easily aligning the cut surfaces of a rootstock and a scion, and a grafting system with high work efficiency.
本発明の苗切断装置は、穂木の茎部を把持する第1把持部と、前記第1把持部の鉛直方向下側に設けられ、台木の茎部を把持する第2把持部と、前記穂木の茎部のうち、前記第1把持部が把持する位置よりも下側の第1部分と、前記台木の茎部のうち、前記第2把持部が把持する位置よりも上側で、前記第1部分と隣接する第2部分と、に向かって移動する切断刃により、前記第1部分と前記第2部分とを同時に切断する切断機構と、前記切断刃に設けられ、前記切断刃による切断と同時に又は切断の後に、前記切断刃の移動に応じて、前記穂木の茎部と前記台木の茎部のいずれか一方をいずれか他方の方向に押して誘導する第1誘導機構と、を備えている。 The seedling cutting device of the present invention includes a first grip portion that grips the stem portion of the scion, a second grip portion that is provided on the lower side in the vertical direction of the first grip portion and grips the stem portion of the rootstock. The first portion of the stem of the scion, which is lower than the position where the first grip portion grips, and the stem portion of the rootstock, which is above the position where the second grip portion grips. A cutting mechanism that simultaneously cuts the first portion and the second portion by a cutting blade that moves toward the first portion and the second portion adjacent to the first portion, and the cutting blade provided on the cutting blade. With a first induction mechanism that guides by pushing one of the stem of the scion and the stem of the rootstock in the other direction in response to the movement of the cutting blade at the same time as or after cutting by , Is equipped.
本発明の接ぎ木システムは、本発明の苗切断装置と、前記苗切断装置により切断された前記穂木と前記台木とを切断面において合わせた状態で、合わせた部分をテープで挟み、該テープを溶着することで、前記合わせた部分を前記テープで覆う接ぎ木装置と、を備えている。 In the grafting system of the present invention, the seedling cutting device of the present invention, the scion cut by the seedling cutting device, and the rootstock are aligned on the cut surface, and the combined portion is sandwiched between tapes. Is provided with a grafting device for covering the combined portion with the tape by welding.
本発明の苗切断装置は、台木と穂木の切断面を合わせやすくすることができるという効果を奏する。また、本発明の接ぎ木システムは、作業効率を向上することができるという効果を奏する。 The seedling cutting device of the present invention has an effect that the cut surfaces of the rootstock and the scion can be easily aligned. In addition, the grafting system of the present invention has the effect of improving work efficiency.
以下、接ぎ木システムの一実施形態について、図1〜図10に基づいて詳細に説明する。 Hereinafter, one embodiment of the grafting system will be described in detail with reference to FIGS. 1 to 10.
図1には、本実施形態の接ぎ木システム100の概要が示されている。接ぎ木システム100は、図1に示すように、回転台としての回転テーブル20を有しており、時計回り方向に30°ずつ間欠的に回転する回転テーブル20に対して、「(A)穂木・台木の供給」処理、「(B)穂木・台木の切断」処理、「(C)穂木・台木の接合」処理、「(D)接合された苗の排出」処理の4つの処理を順次実行することで、接ぎ木を自動的に実行するシステムである。
FIG. 1 shows an outline of the
図2には、接ぎ木システム100のブロック図が示されている。本実施形態では、「(A)穂木・台木の供給」処理は、図2に示す苗供給部12が実行し、「(B)穂木・台木の切断」処理は、苗切断装置としての苗切断部14が実行し、「(C)穂木・台木の接合」処理は、接ぎ木装置としての苗接合部110が実行し、「(D)接合された苗の排出」処理は、苗排出部112が実行する。このうち、「(A)穂木・台木の供給」処理においては、予め本葉が切除されている台木と、予め根鉢が切除されている穂木とが回転テーブル20に対して供給される。なお、台木及び穂木のいずれかに、子葉を残すこととしてもよいし、台木及び穂木には子葉を残さないようにしてもよい。また、「(B)穂木・台木の切断」処理においては、穂木と台木を切断し、穂木の切断面の少なくとも一部と台木の切断面の少なくとも一部とを合わせた状態にするまでの工程を行い、その後、切断面が合わせられた状態で穂木と台木は移動する。また、「(C)穂木・台木の接合」処理では、移動してきた接ぎ木苗の合わせた部分を接合資材(テープ)で覆い、合わせた部分がずれないようにする(以下、「接合」という)。なお、苗供給部12、苗切断部14、苗接合部110、苗排出部112は、制御装置10により制御される。
FIG. 2 shows a block diagram of the
図3は、接ぎ木システム100の回転テーブル20を上方(+Z側)から見た状態が示されている。回転テーブル20は、上側テーブル26Aと、上側テーブル26Aの下側(図3の場合、紙面奥側)に設けられた下側テーブル26Bと、を有する。上側テーブル26Aと下側テーブル26Bは、同一径の円盤状部材であり、上下方向(図3のZ軸方向)に所定間隔をあけた状態で、回転軸120に固定されている。上側テーブル26Aと下側テーブル26Bは、制御装置10の制御の下、図2に示す回転テーブル駆動装置22により、所定時間間隔で、間欠的に30°ずつ時計回り方向に回転駆動される。
FIG. 3 shows a state in which the rotary table 20 of the
上側テーブル26Aの上面の外周部近傍には、図3に示すように、穂木102(図4参照)を把持する第1把持部としての上側把持機構24が30°間隔で設けられ、各上側把持機構24の近傍には、テープ引き出し機構39が設けられている。また、下側テーブル26Bの上側把持機構24に対向する位置(−Z側)には、台木104を把持する第2把持部としての下側把持機構124が設けられている(図4参照)。すなわち、下側テーブル26Bの下面の外周部近傍には、30°間隔で下側把持機構124が設けられている。
As shown in FIG. 3,
なお、上側把持機構24が把持する穂木102の切断面(下端面)の少なくとも一部と、上側把持機構24の鉛直方向下側に位置する下側把持機構124が把持する台木104の切断面(上端面)の少なくとも一部とが合わせられた状態で接ぎ木苗になる。また、接ぎ木苗は、回転テーブル20により回転されるので、接ぎ木苗の移動経路は、回転テーブル20の外周に沿った経路となっている。
It should be noted that at least a part of the cutting surface (lower end surface) of the
なお、回転テーブル20が停止した状態における把持機構24、124の位置は、図3に示すように、時計の文字盤の数字の位置と対応する。したがって、以下においては、図3の最も+Y側の把持機構24、124の位置を「12時の位置」と呼び、12時の位置から30°時計回り方向にずれた位置を「1時の位置」、1時の位置から30°時計回り方向にずれた位置を「2時の位置」と呼ぶものとする。すなわち、最も−Y側の位置は、「6時の位置」となる。なお、本実施形態では、一例として、図1に示すように、「(A)穂木・台木の供給」処理は、12時の位置にある把持機構24、124に対して実行され、「(B)穂木・台木の切断」処理は、3時の位置にある把持機構24、124が保持する穂木及び台木に対して実行される。また、「(C)穂木・台木の接合」処理は、6時の位置にある把持機構24、124が保持する穂木及び台木に対して実行され、「(D)接合された苗の排出」処理は、把持機構24、124が7時の位置にある把持機構24、124に対して実行される。
The positions of the gripping
図4は、上側把持機構24及び下側把持機構124近傍を拡大して示す斜視図である。図4に示すように、上側把持機構24は、第1把持部材29A、第2把持部材29B、力作用部34、及び軸229を有する。第1把持部材29Aは、上側テーブル26Aの上面に固定されている。第2把持部材29Bは、上側テーブル26Aの上面に、軸229を介して設けられている。これにより、第2把持部材29Bは、軸229を中心として、Z軸回りに回動可能とされている。力作用部34は、第2把持部材29Bの軸229近傍に固定されている。なお、力作用部34には不図示のトーションバネの弾性力が常時付勢されており、力作用部34及び第2把持部材29Bには軸229を中心とした上方から見て時計回り方向の力が常時付勢されている。これにより、第2把持部材29Bと第1把持部材29Aとの間で穂木102を保持できる(挟むことができる)ようになっている。なお、力作用部34がトーションバネの付勢力に抗する力を受けた場合には、力作用部34及び第2把持部材29Bは、軸229を中心に反時計回り方向に回動し、保持していた穂木102を解放する。
FIG. 4 is an enlarged perspective view showing the vicinity of the upper
下側把持機構124は、前述した上側把持機構24と同様の構造を有する。すなわち、下側把持機構124は、図4に示すように、第1把持部材129Aと、第2把持部材129Bと、力作用部134と、を有しており、第2把持部材129Bと第1把持部材129Aとの間で台木104を保持できる(挟むことができる)ようになっている。ここで、第1把持部材129Aの上側の面には、直方体状の第2誘導機構としての誘導部材170が設けられている。誘導部材170は、穂木102から力を受けて−Y側に曲がった状態の台木104の茎部を第1把持部材129Aと第2把持部材129Bが把持したときに、台木104の茎部の軸の向きを鉛直方向に矯正する力を付与する力付与部として機能している。なお、力作用部134に常時かかっている付勢力に抗する力を受けた場合には、力作用部134及び第2把持部材129Bは、保持していた台木104を解放する。
The lower
上側把持機構24それぞれの近傍(各把持機構24の時計回り方向前方)に設けられたテープ引き出し機構39は、+Z方向から見て略U字形状を有する固定部材27と、固定部材27に対して揺動可能に設けられたピン28と、を有する。このテープ引き出し機構39は、苗接合部110において接ぎ木苗の一部(穂木102と台木104が合わさった部分)を覆う接合資材(テープ)を引き出すために用いられる。すなわち、「(A)穂木・台木の供給」処理や、「(B)穂木・台木の切断」処理では、テープ引き出し機構39は用いられない。
The tape pull-out
次に、苗切断部14について、詳細に説明する。図5、図6には、苗切断部14の構成が示されている。なお、図5には、苗切断部14の近傍(3時の位置)に存在する上側把持機構24及び下側把持機構124が穂木102及び台木104を把持していない状態が示され、図6には、苗切断部14の近傍(3時の位置)に存在する上側把持機構24及び下側把持機構124が穂木102及び台木104を把持した状態が示されている。
Next, the
苗切断部14は、図5に示すように、切断刃138と、第1誘導機構としての誘導部材150と、切断刃駆動機構142と、苗受け治具136と、苗受け治具保持部234と、苗受け治具駆動機構144と、前述した誘導部材170と、を備える。
As shown in FIG. 5, the
切断刃138は、穂木102の茎部及び台木104の茎部を同時に、かつ同一高さにおいて斜めに切断するための刃物である。切断刃138としては、市販の剃刀刃を用いることができる。切断刃138は、不図示のネジ等により誘導部材150に着脱可能(交換可能)に固定され、誘導部材150は、切断刃駆動機構142の移動部140Bに固定されている。図7(a)は、切断刃138及び誘導部材150と、穂木102及び台木104の、切断前の状態を概略的に示す斜視図であり、図7(b)は、図7(a)を+Y方向から見た状態を示す図である。図7(a)、図7(b)からわかるように、切断刃138は、その刃部(鋭利なエッジ部分)139がY方向に延びているとともに、全体がXY面(水平面)及びYZ面に対して傾斜した状態となっている。切断刃138とYZ面との間の角度(図7(b)において示す角度θ)は、例えば20°〜30°であるものとする。
The
誘導部材150は台形状の板部材であり、+Z側の面(誘導部材150の最も広い面)は、図7(a)に示すように、切断刃138の+Z側の面よりもわずかに高くなっている。このため、誘導部材150と切断刃138との間には、段差部137aが形成されている。ここで、段差部137aは、Y軸方向と、切断刃138の移動方向(図7(a)の破線矢印方向)とに対して傾斜する方向(図7(a)において、Y軸を基準とした角度αの方向)に延びている。なお、段差部137aの作用については、後述する。
The
切断刃駆動機構142は、本体部140Aと、本体部140Aに対して図5に示す矢印A,A’方向に移動する移動部140Bとを有する。移動部140Bは、本体部140A内に設けられたモータやエアシリンダ等により駆動される。ここで、矢印A、A’方向は、例えばXZ面内においてZ軸に対して角度θ(θ=20°〜30°)傾斜する方向であるものとする。移動部140Bには、上述した誘導部材150及び切断刃138が設けられている。このため、切断刃138は、切断刃駆動機構142により、図5に示す矢印A、A’方向に移動し、この移動により、穂木102及び台木104を切断する。
The cutting
苗受け治具136は、YZ方向に広がる面を有する板状部材である。苗受け治具136の材質は、接ぎ木対象の苗の種類によって適宜選択することができる。例えば、苗が柔らかい場合には、樹脂やゴムなどの弾性部材とすることができ、苗が固い場合には、金属などとすることができる。また、例えば、苗がトマトである場合には、苗受け治具136として、表面にゴムシートを貼り付けた金属板を採用することができる。苗受け治具136は、Z軸方向に延びる苗受け治具保持部234に保持されている。また、苗受け治具保持部234は、苗受け治具駆動機構144に接続されている。
The
苗受け治具駆動機構144は、モータやエアシリンダ等を有し、苗受け治具保持部234及び苗受け治具136をY軸方向(図5、図6の矢印B,B’方向)に移動させる。本実施形態では、苗受け治具駆動機構144により、苗受け治具136が図5の位置と図6の位置との間を往復移動する。なお、図5の位置は、回転テーブル20が回転しても他の部材(例えば、上側把持機構24や下側把持機構124、テープ引き出し機構39など)と苗受け治具136が接触せず、苗受け治具136が回転テーブル20の回転の邪魔にならない位置である。以下においては、図5の位置を「退避位置」と呼ぶものとする。また、図6の位置は、図1の3時の位置に存在する把持機構24,124が保持する穂木及び台木を介して、切断刃138と対向する位置である。以下においては、図6の位置を「切断位置」と呼ぶものとする。
The seedling receiving
(苗切断部14による切断方法)
ここで、苗切断部14による穂木102及び台木104の切断方法について説明する。なお、本実施形態では、「(A)穂木・台木の供給」処理において、図6や図7(a)に示すように、穂木102の下端部が台木104の上端部よりも+Y側に位置するように供給されるものとする。なお、穂木102の下端部の台木104とY軸方向に関して隣接する部分が第1部分であり、台木104の上端部の穂木102とY軸方向に関して隣接する部分が第2部分である。本実施形態では、これら第1部分と第2部分が同一高さ位置において切断刃138により切断されるようになっている。
(Cut method by seedling cutting part 14)
Here, a method of cutting the
まず、制御装置10は、図6に示すように、穂木102及び台木104を把持する把持機構24、124が3時の位置に移動してくるタイミングで、苗受け治具駆動機構144を駆動し、苗受け治具136を図5の退避位置から図6の切断位置まで移動させる。すなわち、苗受け治具136を、回転テーブル20の回転の邪魔にならない位置から切断刃138と対向する位置まで移動させる。
First, as shown in FIG. 6, the
次いで、制御装置10は、切断刃駆動機構142を駆動し、切断刃138を矢印A方向に移動させる。図8(a)は、切断刃138が穂木102及び台木104を切断した状態を+Y方向から見た状態を示す図であり、図8(b)は、図8(a)の状態を概略的に示す斜視図である。図8(a)からわかるように、苗受け治具136は、穂木102及び台木104が切断刃138により切断されている間は、穂木102及び台木104が切断刃138に押されて−X方向に移動しないように押さえている。これにより、図8(a)に示すように、切断刃138により穂木102の茎部及び台木104の茎部を同時に、同一の高さ位置で切断することができる。この場合、穂木102と台木104の切断面は、Y軸方向に対して平行かつYZ面に対して角度θ(θは例えば20°〜30°)をなす面となっている。ここで、本実施形態では、図10に示すように、誘導部材150の刃部139と平行な面150aは、刃部139よりも寸法mだけ穂木102及び台木104の方向に突き出た状態となっている。このため、本実施形態では、切断刃138及び誘導部材150が矢印A方向(図8(a)、図8(b)参照)に移動すると、穂木102の位置が刃部139の移動軌跡からわずかに+Y側にずれていても、図10において破線円で示す部分が穂木102を−Y側に誘導することができる。これにより、穂木102全体を刃部139により確実に切断できるようになっている。なお、上述のように誘導部材150の面150aが刃部139よりも突き出ているが、穂木102及び台木104の切断の際には、図8(b)に示すように、苗受け治具136と誘導部材150の−X側端部とは接触しないように、苗受け冶具136が位置決めされている。このため、切断の際に、切断刃138の刃部139と苗受け治具136の+X面とを接触(当接)させることができる。なお、図8(b)の場合に限らず、例えば、苗受け治具136のうち少なくとも誘導部材150と対向する箇所をスポンジ等の弾性部材で構成してもよい。このようにすることで、誘導部材150が苗受け治具136に接触した場合に苗受け治具136の一部(誘導部材150と接触した箇所)が凹むため、切断刃138の刃部139と苗受け治具136とを当接させることができる。
Next, the
この切断の間、穂木102の茎部は、図8(b)に示すように段差部137aに常に接触した状態となっている。したがって、穂木102は、切断刃138の矢印A方向の移動に伴って、段差部137aに沿って矢印C方向(−Y方向)に誘導される。一方、台木104を把持する下側把持機構124においては、第1把持部材129Aの上側の面(+Z面)に誘導部材170が設けられている。したがって、台木104の茎部が切断されると、台木104の茎部の軸の方向が鉛直方向と一致するように、台木104の茎部が誘導される。このような誘導により、穂木102の茎部の切断面と、台木104の茎部の切断面とが近づき合うため、各切断面の少なくとも一部同士を合わせることができる。
During this cutting, the stem of the
その後は、制御装置10は、切断刃駆動機構142を駆動し、切断刃138を矢印A’方向に移動させる。これにより、図9に示すように、穂木102の切断面の少なくとも一部と台木104の切断面の少なくとも一部が合わせられた状態になる。なお、本実施形態では、穂木102及び台木104を斜めに切断しているため、切断刃138の厚みにより穂木102の切断面と台木104の切断面の高さがわずかにずれたとしても、穂木102の切断面の少なくとも一部と台木104の切断面の少なくとも一部とを合わせることができる。なお、制御装置10は、苗受け治具駆動機構144を駆動し、苗受け治具136を図5の位置まで移動させる。
After that, the
なお、本発明者が装置を試作したところ、切断刃138とYZ面との間の角度θ(図7(b)参照)を20°〜30°とした場合、段差部137aの傾斜角度α(図7(a)参照)は、60°〜80°とするのが好ましいことが分かった。このような角度θ、αとすることで、穂木102及び台木104の切断と同時に、穂木102の茎部の切断面と台木104の茎部の切断面を互いに近づけ、合わせることが可能となり、従来のように穂木102の切断面と台木104の切断面とを合わせるための機構を用意しなくてもよくなることが分かった。
When the present inventor made a prototype of the apparatus, when the angle θ between the
上述したように穂木102と台木104の切断が行われた後は、図1の6時の位置において、「(C)穂木102と台木104の接合」処理が行われる。この場合、回転テーブル20の回転に伴って、不図示のテープ供給装置から供給されるテープ(熱可塑性テープ)をテープ引き出し機構39が引き出し、引き出されたテープにより穂木102及び台木104の合わさった部分を挟む。そして、穂木102及び台木104の合わさった部分を挟んだテープを超音波溶着や熱溶着等することで、穂木102と台木104の接合を行う。なお、穂木102と台木104の接合方法としては、様々な方法を採用することができる。例えば、穂木102と台木104を粘着テープにより接合してもよい。また、穂木102と台木104をクリップや断面C字状の略筒状部材により接合してもよい。
After the
その後は、図1の7時の位置において、上側把持機構24の力作用部34、下側把持機構124の力作用部134の順に、トーションバネの付勢力に抗する力を付与することで、上側把持機構24、下側把持機構124の順に把持を解除する。これにより、「(D)接合された苗の排出」処理が行われる。
After that, at the 7 o'clock position in FIG. 1, a force that opposes the urging force of the torsion spring is applied in the order of the
なお、本実施形態では、切断刃138、苗受け治具136、及び切断刃駆動機構142等を含んで、穂木102の茎部及び台木104の茎部を同一高さで同時に切断する切断機構としての機能が実現されている。
In this embodiment, the
以上、詳細に説明したように、本実施形態によると、上下に並ぶ上側把持機構24及び下側把持機構124が穂木102及び台木104を把持し、切断刃138は、穂木102の茎部と台木104の茎部のY軸方向に関して隣接する部分を同一高さで同時に切断する。そして、誘導部材150は、切断刃138による切断と同時に、切断刃138の移動に応じて、穂木102の茎部を台木104側(−Y側)に誘導する。これにより、本実施形態では、穂木102の茎部と台木104の茎部を同一高さにおいて切断すると同時に、穂木102の茎部を台木104側に移動させることで、穂木102の切断面の少なくとも一部と台木104の切断面の少なくとも一部とを合わせやすくすることができる。したがって、穂木102と台木104を上下動させるなどして穂木102の切断面の少なくとも一部と台木104の切断面の少なくとも一部とを合わせるための機構を用意する必要がない。このため、コストの低減を図ることができるとともに、切断面を合わせるための処理が不要になるため、「(B)穂木・台木の切断」処理に要する時間を削減することが可能となる。また、穂木102と台木104を1つの切断刃138で切断しているので、穂木102と台木104の切断面の角度を一致させることができるとともに、穂木102と台木104が同一軸上で保持されているため、切断面の向きを一致させることができる。これにより、接ぎ木苗における活着率を向上することができる。
As described in detail above, according to the present embodiment, the upper
また、本実施形態では、誘導部材150は、切断刃138に設けられ、切断刃138の移動に応じて、穂木102の茎部を台木104の方向(−Y側)に押して、誘導する。これにより、簡易な構成で、切断刃138の動きと連動して、穂木102を台木104側に誘導することができる。
Further, in the present embodiment, the guiding
また、本実施形態では、第1把持部材129Aに誘導部材170が設けられ、台木104の茎部の切断後に台木104の茎部を穂木102側(+Y側)に誘導する。これにより、穂木102と台木104の両方を寄せるように誘導するため、穂木102と台木104の各切断面を合わせやすくなる。
Further, in the present embodiment, the guiding
また、本実施形態では、把持機構24,124が回転テーブル20の外周部に設けられており、回転テーブル20の回転により3時の位置に位置決めされた把持機構24,124が保持する穂木102及び台木104を切断刃138が切断する。これにより、本実施形態では、回転テーブル20の回転により3時の位置に順次位置決めされる穂木102及び台木104を切断することが可能である。
Further, in the present embodiment, the gripping
また、本実施形態の接ぎ木システム100は、上述したような苗切断部14と、苗切断部14により切断され、切断面の少なくとも一部が合わせられた状態の穂木102と台木104を、テープで挟み、テープを溶着することで、合わせられた部分をテープで覆う苗接合部110とを備えている。この場合、苗切断部14における穂木102と台木104の切断及び切断面を合わせるのに要する時間を短縮できるため、接ぎ木に要する時間を短縮することができる。また、苗切断部14のコスト削減により、接ぎ木システム100全体のコストを削減することも可能となる。
Further, in the
なお、上記実施形態では、切断刃138により、穂木102及び台木104を同一高さで切断する場合について説明したが、これに限られるものではない。すなわち、例えば、切断刃138の刃部139の延びる方向をY軸に対して傾斜させ、穂木102と台木104の切断高さを異ならせてもよい。この場合、穂木102の切断高さが台木104の切断高さよりも、切断刃138の厚さ分だけ低くなるように傾斜角度を設定することで、穂木102の切断面と台木104の切断面との間に隙間を生じさせないように穂木102の切断面と台木104の切断面とを合わせる場合に、接触面積を広くすることが可能となる。
In the above embodiment, the case where the
なお、切断刃138と苗受け治具136とによる切断の際に、穂木102及び台木104の表皮が未切断になることを防止するため、切断刃138が苗受け治具136に当接した状態で、苗受け治具136をY軸方向に動かすようにしてもよい。また、上記実施形態では、苗受け治具136が平板状の部材(+X側の面が平面)である場合について説明したが、これに限らず、例えば、苗受け治具136の+X側の面のうち、切断刃138が対向する箇所にスリットや凹部を形成してもよい。
When cutting with the
(穂木102の誘導部材に関する変形例)
なお、上記実施形態では、誘導部材150が切断刃138による穂木102及び台木104の切断と同時に、穂木102を台木104側に誘導する場合について説明したが、これに限られるものではない。すなわち、穂木102及び台木104を切断した後に、穂木102を台木104側に誘導することとしてもよい。この場合、誘導部材としては、図11(a)に示すような形状の誘導部材150’を用いることができる。図11(a)の誘導部材150’の場合、切断刃138が矢印A方向に移動して穂木102及び台木104を切断している間は、誘導部材150’は、穂木102を−Y側に誘導しない。一方、切断が完了した後も切断刃138及び誘導部材150’が矢印A方向に移動することで、図11(a)において太線で示す部分が穂木102を−Y方向に誘導することができる。この場合、穂木102を切断した後に穂木102を誘導するため、切り落とした部分が誘導の邪魔にならず、抵抗なく穂木102を誘導することができる。
(Modification example of the guiding member of the scion 102)
In the above embodiment, the case where the guiding
なお、図11(a)の場合、切断が完了した後も切断刃138及び誘導部材150’が矢印A方向に移動する必要があるため、苗受け治具136には、切断刃138や誘導部材150’が通過できるスリット136aを設けておくことが好ましい。なお、スリット136aを設けずに、苗受け治具136が−X側に移動できるようにし、苗受け治具136の移動により、切断完了後における切断刃138及び誘導部材150’の矢印A方向への移動を許容するようにしてもよい。
In the case of FIG. 11A, since the
なお、上記実施形態では、誘導部材が切断刃138とともに移動する場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、切断と同時に又は切断後に穂木102を−Y側に誘導する機構として、図12に示すような誘導機構250を採用することもできる。図12の誘導機構250は、L字状の誘導部材302と、誘導部材302をY軸方向に往復移動させる駆動装置304と、を備える。制御装置10は、切断と同時に穂木102を−Y方向に誘導する場合には、切断刃138による切断開始に合わせて、駆動装置304を用いて誘導部材302を−Y方向に駆動する。この駆動により、誘導部材302が穂木102を押すため、上記実施形態と同様、切断中に穂木102を−Y方向に誘導できるようになっている。一方、切断後に穂木102を−Y方向に誘導する場合には、制御装置10は、切断刃138による切断終了後の所定タイミングにおいて、駆動装置304を用いて誘導部材302を−Y方向に駆動する。この駆動により、誘導部材302が穂木102を押すため、切断後に穂木102を−Y方向に誘導できるようになっている。このように、誘導という機能に特化した誘導機構250を用いることで、誘導を的確に行うことが可能である。
In the above embodiment, the case where the guide member moves together with the
なお、図12においては、誘導部材302を駆動するために、駆動装置304を用意する場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、図13に示すように、苗受け治具136に誘導部材302を固定するようにしてもよい。この場合、切断と同時に又は切断後に、苗受け治具136を−Y側に移動させることで、図12と同様の効果を発揮することができる。なお、切断前の苗受け治具136の移動の際、及び穂木102を誘導した後の苗受け治具136の移動の際には、穂木102や台木104と誘導部材302とが機械的に干渉しないように、苗受け治具136を移動させることが好ましい。
In addition, in FIG. 12, the case where the
(台木104の誘導部材に関する変形例)
なお、上記実施形態において下側把持機構124の第1把持部材129Aに設けられた誘導部材170は、スポンジやゴム、ばね、フェルトなどの弾性部材であってもよい。このように誘導部材170に弾性を持たせることで、誘導部材170との接触による台木104の損傷を抑制することができる。また、誘導部材170として弾性部材を用いることで、弾性部材の弾性力により、切断後の台木104(+Y方向に穂木102の存在がなくなった台木104)を+Y方向に誘導しやすくなる。なお、誘導部材170の全てが弾性部材でなくてもよく、台木104と接触する一部分のみが弾性部材であってもよい。
(Modification example of the guide member of the rootstock 104)
In the above embodiment, the guiding
なお、上記実施形態では、第1把持部材129Aの上側の面(+Z面)に誘導部材170を設ける場合について説明したが、これに限らず、誘導部材170を設けずに、第1把持部材129Aの高さ方向の寸法を、第2把持部材129Bよりも大きく(高く)することとしてもよい。これにより、上記実施形態と同様の効果を得ることができるとともに、部品点数を削減し、コスト低減を図ることができる。
In the above embodiment, the case where the
なお、上記実施形態では、台木104の茎部を+Y方向に誘導する(軸を矯正する)ための誘導部材170が、下側把持機構124の第1把持部材129Aに設けられている場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、図14に示すように、苗受け治具136の一部(+X側の面)に誘導部材310を設けることとしてもよい。この場合、苗受け治具136の+Y側への移動により、誘導部材310と台木104を接触させることで、上記実施形態の誘導部材170と同様の効果を得ることができる。なお、図14の例では、切断と同時に又は切断後に、苗受け治具136を+Y方向に移動してもよい。これにより、台木104を+Y方向に押し込むことができるため、台木104の+Y側への誘導をスムーズに行うことが可能となる。
In the above embodiment, the case where the guiding
なお、図14の構成において、誘導部材310の高さ方向の位置を調整可能にするための調整機構を苗受け治具136に設けることとしてもよい。調整機構としては、例えば、誘導部材310をZ軸方向にスライド自在に保持するスライド機構などとすることができる。このように、調整機構を苗受け治具136に設けることで、穂木102や台木104の太さや硬さを考慮して、誘導部材310の位置を適切な高さ位置(Z位置)に調整することが可能である。
In the configuration of FIG. 14, the
なお、誘導部材は、図15に示すように、苗受け治具保持部234に設けることとしてもよい(符号「320」参照)。すなわち、誘導部材320を、苗受け治具136に対して間接的に設けることとしてもよい。この場合、穂木102及び台木104が切断刃138により切断されるときに、誘導部材320の+Y端部が台木104に接触するようにしておけば、上記実施形態や図14と同様の効果を得ることができる。なお、この場合にも、切断と同時に又は切断後に、苗受け治具保持部234を+Y方向に移動してもよい。なお、図14の場合と同様、苗受け治具保持部234に調整機構(誘導部材320をZ軸方向にスライド自在に保持するスライド機構など)を設けることとしてもよい。なお、台木104を+Y側に誘導するために、苗受け治具136や苗受け治具保持部234とは別に、図12と同様の誘導機構を用いることとしてもよい。
As shown in FIG. 15, the guide member may be provided in the seedling receiving jig holding portion 234 (see reference numeral “320”). That is, the
なお、台木104を+Y側に誘導するための誘導部材は、切断刃138に設けることとしてもよい。図16(a)、図16(b)には、切断刃138に穂木102用の誘導部材150と台木104用の誘導部材450を設けた例が示されている。本例では、図16(a)、図16(b)に示すように、切断刃138の表側かつ+Y側には、上記実施形態と同様、穂木102用の誘導部材150が設けられ、切断刃138の裏側かつ−Y側には、台木104用の誘導部材450が設けられている。誘導部材450は、三角形状のシート部材であり、切断刃138に対して接着剤やねじ等により固定される。このような構成を採用することで、穂木102及び台木104の切断と同時に、穂木102が誘導部材150によって−Y側に誘導され、台木104が誘導部材450によって+Y側に誘導されることになる。このようにしても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
The guiding member for guiding the
なお、図11(a)、図11(b)の例において、図16(a)、図16(b)と同様に、切断刃138に台木104用の誘導部材を設けることとしてもよい。具体的には、図17(a)、図17(b)に示すように、切断刃138の表側かつ+Y側に穂木102用の誘導部材150’を設けるとともに、切断刃138の裏側かつ−Y側に台木104用の誘導部材450’を設けることとしてもよい。このような構成を採用することで、穂木102及び台木104の切断後に、穂木102が誘導部材150’によって−Y側に誘導され、台木104が誘導部材450’によって+Y側に誘導されることになる。
In the examples of FIGS. 11 (a) and 11 (b), the
なお、上記実施形態及び変形例では、穂木102の下端部が台木104の上端部よりも+Y側に位置するように供給される場合について説明したが、これに限らず、穂木102の下端部が台木104の上端部よりも−Y側に位置するように供給されてもよい。この場合、切断刃138と誘導部材150の位置関係を反転したり、誘導部材170を下側把持機構124の第2把持部材129Bに設けるなど、穂木102と台木104の位置関係に合わせて、各部の配置を適宜変更すればよい。
In the above embodiment and the modified example, the case where the lower end portion of the
なお、上記実施形態では、把持機構24、124を回転テーブル20に30°間隔で配置する場合について説明したが、これに限らず、その他の角度間隔で把持機構24、124を配置するようにしてもよい。この場合、回転テーブル駆動装置22は、把持機構24、124を配置した間隔(角度)だけ回転テーブル20を回転すればよい。
In the above embodiment, the case where the gripping
なお、上記実施形態では、把持機構24,124が回転テーブル20に設けられた場合について説明したが、これに限らず、把持機構24,124は、直線状に移動する移動機構(コンベア状の移動機構)に設けられてもよい。
In the above embodiment, the case where the gripping
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。 The embodiments described above are examples of preferred embodiments of the present invention. However, the present invention is not limited to this, and various modifications can be made without departing from the gist of the present invention.
14 苗切断部(苗切断装置)
20 回転テーブル(回転台)
24 上側把持機構(第1把持部)
100 接ぎ木システム
102 穂木
104 台木
110 苗接合部(接ぎ木装置)
124 下側把持機構(第2把持部)
136 苗受け治具(切断機構の一部)
138 切断刃(切断機構の一部)
142 切断刃駆動機構(切断機構の一部)
150 誘導部材(第1誘導機構)
170 誘導部材(第2誘導機構、力付与部)
14 Seedling cutting part (seedling cutting device)
20 rotary table (rotary table)
24 Upper grip mechanism (first grip)
100
124 Lower grip mechanism (second grip)
136 Seedling receiving jig (part of cutting mechanism)
138 Cutting blade (part of cutting mechanism)
142 Cutting blade drive mechanism (part of cutting mechanism)
150 Induction member (1st induction mechanism)
170 Guidance member (2nd guidance mechanism, force applying part)
Claims (12)
前記第1把持部の鉛直方向下側に設けられ、台木の茎部を把持する第2把持部と、
前記穂木の茎部のうち、前記第1把持部が把持する位置よりも下側の第1部分と、前記台木の茎部のうち、前記第2把持部が把持する位置よりも上側で、前記第1部分と隣接する第2部分と、に向かって移動する切断刃により、前記第1部分と前記第2部分とを同時に切断する切断機構と、
前記切断刃に設けられ、前記切断刃による切断と同時に又は切断の後に、前記切断刃の移動に応じて、前記穂木の茎部と前記台木の茎部のいずれか一方をいずれか他方の方向に押して誘導する第1誘導機構と、
を備える苗切断装置。 The first gripping part that grips the stem of the scion and
A second grip portion provided on the lower side in the vertical direction of the first grip portion to grip the stem portion of the rootstock, and a second grip portion.
The first portion of the stem of the scion, which is lower than the position where the first grip portion grips, and the stem portion of the rootstock, which is above the position where the second grip portion grips. A cutting mechanism that simultaneously cuts the first portion and the second portion by a cutting blade that moves toward the first portion and the second portion adjacent to the first portion.
Provided on the cutting blade, at the same time as cutting by the cutting blade or after cutting, one of the stem portion of the scion and the stem portion of the rootstock is either one of the other , depending on the movement of the cutting blade. The first guidance mechanism that pushes in the direction to guide,
Seedling cutting device equipped with.
前記力付与部は、前記苗受け治具に直接的又は間接的に設けられている、ことを特徴とする請求項4に記載の苗切断装置。 The cutting mechanism is a seedling receiving jig that suppresses the movement of the first portion and the second portion in the moving direction of the cutting blade when the cutting blade cuts the first portion and the second portion. Have,
The seedling cutting device according to claim 4 , wherein the force applying portion is directly or indirectly provided on the seedling receiving jig.
前記回転台の回転により所定位置に位置決めされた前記第1把持部及び前記第2把持部が把持する前記穂木の茎部の前記第1部分及び前記台木の茎部の第2部分を、前記切断機構が切断することを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載の苗切断装置。 The first grip portion and the second grip portion are provided on the outer peripheral portion of a rotary table that rotates around a rotation axis extending in the vertical direction.
The first part of the scion stalk and the second part of the rootstock stalk held by the first grip and the second grip positioned at predetermined positions by the rotation of the rotary table. The seedling cutting device according to any one of claims 1 to 9 , wherein the cutting mechanism cuts the seedlings.
前記苗切断装置により切断された前記穂木と前記台木とを切断面において合わせた状態で、合わせた部分をテープで挟み、該テープを溶着することで、前記合わせた部分を前記テープで覆う接ぎ木装置と、
を備える接ぎ木システム。
The seedling cutting device according to any one of claims 1 to 11.
With the scion and the rootstock cut by the seedling cutting device aligned on the cut surface, the combined portion is sandwiched between tapes and the tape is welded to cover the combined portion with the tape. Grafting device and
Grafting system with.
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