JP6931543B2 - 排熱利用システム、アルコール蒸留設備及び排熱利用方法 - Google Patents

排熱利用システム、アルコール蒸留設備及び排熱利用方法 Download PDF

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Description

本開示は、排熱利用システム、該排熱利用システムを備えたアルコール蒸留設備及び排熱利用方法に関する。
アルコール蒸留設備は、通常、1つ以上のアルコール蒸留塔(以下、単に「蒸留塔」とも言う。)を有し、不純物を含む粗留アルコールは蒸留塔で蒸留される過程で不純物が分離され、アルコール分が濃縮される。通常、蒸留塔には、気化したアルコールベーパを冷却水等で凝縮させる凝縮器が設けられ、蒸留塔内のアルコール水溶液のアルコール濃度を高めるため、凝縮液の一部を蒸留塔に還流することが行われる。
特許文献1には、上記凝縮器で熱回収水がアルコールベーパと熱交換されて気化した水蒸気をエジェクタ及び圧縮機で昇圧し、蒸留塔の加熱源として供給する排熱利用手段が開示されている。
特許第4031220号公報
アルコール蒸留設備において、アルコール抽出塔(以下「抽出塔」とも言う。)に供給される粗留アルコールの品質によって分離の度合いが変わり、蒸留塔の稼働が不安定となる。そのため、加熱源として必要な水蒸気の量も変動する(蒸留塔の負荷変動)。
特許文献1には、蒸留塔の負荷変動に関する記述はなく、従って、蒸留塔の負荷変動に対して加熱源として必要な水蒸気を安定供給する手段も開示されていない。
少なくとも一実施形態は、アルコール蒸留塔の負荷変動に対応してアルコール蒸留塔に加熱源としての水蒸気を安定供給できる排熱利用システムを提案することを目的とする。
(1)少なくとも一実施形態に係る排熱利用システムは、
アルコール蒸留塔から得られるアルコールベーパの凝縮熱を回収するための排熱利用システムであって、
前記アルコールベーパと熱回収水とを熱交換する熱交換器で前記熱回収水が気化した水蒸気を前記アルコール蒸留塔を含むアルコール蒸留装置に供給する供給路と、
前記供給路に直列に設けられ前記水蒸気を昇圧させる圧縮機及び容量可変型エジェクタと、を備え、
前記圧縮機及び前記容量可変型エジェクタで昇圧した前記水蒸気を前記供給路を介して前記アルコール蒸留装置の加熱源として供給する。
ここで、「アルコール蒸留装置」とは、1個以上の蒸留塔を含む装置であり、上記(1)の構成は、1個の蒸留塔から回収した排熱を複数の蒸留塔又は複数の蒸留塔の中の任意の蒸留塔に再利用する場合を含んでいる。
上記(1)の構成によれば、上記供給路に直列に設けられた圧縮機及び容量可変型エジェクタによって、上記熱交換器でアルコールベーパと熱交換して得られる水蒸気量を蒸留塔へ供給する過程で制御する。これによって、蒸留塔の負荷変動に対して、蒸留塔への水蒸気の安定供給が可能となり、蒸留塔の稼動を安定化できる。
(2)一実施形態では、前記(1)の構成において、
前記圧縮機及び前記容量可変型エジェクタで昇圧された前記水蒸気を熱源として前記アルコール蒸留塔のアルコール水溶液を加熱する流下液膜式加熱器を備え、
前記流下液膜式加熱器は、前記アルコール水溶液を前記流下液膜式加熱器の伝熱面に流下させて前記水蒸気と前記アルコール水溶液とを熱交換させるように構成される。
上記(2)の構成によれば、上記流下液膜式加熱器を備えることで、水蒸気とアルコール水溶液との熱交換効率を向上できる。これによって、蒸留塔の負荷変動に追従して水蒸気とアルコール水溶液との熱交換量を安定化できるので、蒸留塔の稼働を安定化できる。
(3)一実施形態では、前記(1)又は(2)の構成において、
前記供給路において、前記容量可変型エジェクタは前記圧縮機の下流側に設けられる。
上記(3)の構成によれば、上記熱交換器で生成した水蒸気をまず圧縮機で昇圧した後、容量可変型エジェクタでさらに昇圧して蒸留塔に供給する。容量可変型エジェクタを圧縮機の下流側に設けることで、容量可変型エジェクタに供給される駆動流体の流量を可変することができるので、所望の水蒸気流量に調整できる。また、圧縮機は容量可変型エジェクタの上流側に設けられるので、駆動流体は圧縮機に流入しない。従って、圧縮機の吸込み量が増加しないので、圧縮機の動力を増加させずに、所望の吐出圧を得ることができる。
(4)一実施形態では、前記(1)〜(3)の何れかの構成において、
前記圧縮機の接ガス部は無給油式の容量可変型容積圧縮機である。
上記(4)の構成によれば、圧縮機の接ガス部は無給油式であるので、蒸留塔のアルコール水溶液に潤滑油などが混入せず、そのため、アルコールベーパの品質に影響を与えない。また、圧縮機は容量可変型容積圧縮機であるので、水蒸気量が変動してもそれに追従した運転が可能であり、圧縮性能が低下しない。
(5)一実施形態では、前記(2)〜(4)の何れかの構成において、
前記供給路は、前記圧縮機及び前記容量可変型エジェクタの下流側で、第1アルコール蒸留塔に前記水蒸気を供給する精留塔供給路と、第2アルコール蒸留塔に前記水蒸気を供給する抽出塔供給路と、を有し、
前記流下液膜式加熱器は前記精留塔供給路又は前記抽出塔供給路の一方に設けられる。
上記(5)の構成によれば、第1アルコール蒸留塔及び第2アルコール蒸留塔に水蒸気を供給できる。また、負荷変動がある蒸留塔に熱交換効率が高い流下液膜式加熱器を設けるので、負荷変動がある蒸留塔の稼働を安定化できる。
(6)一実施形態では、前記(5)の構成において、
前記第1アルコール蒸留塔はアルコール抽出塔であって、前記第2アルコール蒸留塔はアルコール精留塔であり、
前記流下液膜式加熱器は、前記精留塔供給路又は前記抽出塔供給路のうち、前記アルコール抽出塔に前記水蒸気を供給する分岐路に設けられる。
上記(6)の構成によれば、アルコール精留塔(以下、単に「精留塔」とも言う。)は負荷変動は発生しない。流下液膜式加熱器を負荷変動が起こり得る抽出塔に設けることで、抽出塔の負荷変動に追従してアルコール水溶液と水蒸気との熱交換量を安定化できるので、抽出塔の運転稼働を安定化できる。
(7)一実施形態では、前記(5)又は(6)の構成において、
前記精留塔供給路及び前記抽出塔供給路の各々に流量調整弁を備える。
上記(7)の構成によれば、精留塔供給路及び抽出塔供給路の各々に流量調整弁を備えることで、第1アルコール蒸留塔又は第2アルコール蒸留塔の負荷変動に対応してこれらの蒸留塔に供給する水蒸気量を調整可能である。これによって、これら蒸留塔の稼働を安定化できる。
(8)一実施形態では、前記(5)〜(7)の何れかの構成において、
前記精留塔供給路及び前記抽出塔供給路の分岐部に設けられ、前記供給路、前記精留塔供給路及び前記抽出塔供給路が接続されるヘッダと、
前記駆動流体として前記容量可変型エジェクタに供給される水蒸気の駆動流体流路と、
前記駆動流体流路から分岐し前記駆動流体の一部を前記ヘッダに供給する分岐流路と、
前記分岐流路に設けられる圧力調整弁と、
を備える。
上記(8)の構成によれば、上記ヘッダを備えることで、精留塔供給路及び抽出塔供給路への水蒸気の分配が容易になると共に、該ヘッダ内の水蒸気圧を調整することで、第1アルコール蒸留塔及び第2アルコール蒸留塔に供給する水蒸気の圧力調整が容易になる。
また、上記分岐流路を備えることで、ヘッダ内の水蒸気の圧力が足りないときに、上記駆動流体としての水蒸気をヘッダに供給することで、ヘッダ内水蒸気の圧力を高めることができる。
(9)少なくとも一実施形態に係るアルコール蒸留設備は、
少なくとも1個のアルコール蒸留塔と、
上記(1)〜(8)の何れかの構成を有する排熱利用システムと、
を備える。
上記(9)の構成によれば、上記(1)〜(8)の何れかの構成を有する排熱利用システムを備えることで、上記圧縮機及び上記容量可変型エジェクタによって、上記熱交換器でアルコールベーパと熱交換して得られる水蒸気量を蒸留塔へ供給する過程で制御する。これによって、蒸留塔の負荷変動に対して、蒸留塔への水蒸気の安定供給が可能となり、蒸留塔の稼動を安定化できる。
(10)少なくとも一実施形態に係る排熱利用方法は、
アルコール蒸留塔から得られるアルコールベーパの凝縮熱を回収するための排熱利用方法であって、
前記アルコールベーパと熱回収水とを熱交換して前記熱回収水を気化する熱交換ステップと、
前記熱交換ステップで前記熱回収水が気化した水蒸気を前記アルコール蒸留塔を含むアルコール蒸留装置に加熱源として供給する排熱供給ステップと、
前記水蒸気を前記アルコール蒸留装置に供給する供給路に直列に設けられた圧縮機及び容量可変型エジェクタで、前記水蒸気を昇圧させる昇圧ステップと、
を含む。
上記(10)の方法によれば、上記熱交換ステップで発生する水蒸気量を、上記昇圧ステップで、圧縮機及び容量可変型エジェクタによって蒸留塔の負荷変動に合わせて制御するので、蒸留塔への水蒸気の安定供給が可能である。これによって、蒸留塔の運転を安定化できる。
(11)一実施形態では、前記(10)の方法において、
前記水蒸気が飽和水蒸気である。
上記(11)の方法によれば、熱源として飽和水蒸気を用いることで、蒸留塔におけるアルコール水溶液の加熱効率を向上できる。
少なくとも一実施形態によれば、蒸留塔の負荷変動に対して、アルコールベーパとの熱交換で発生する水蒸気量を、蒸留塔の負荷変動に合わせて制御するため、蒸留塔への水蒸気の安定供給が可能となり、これによって、蒸留塔の運転を安定化できる。
一実施形態に係る排熱利用システムを備えるアルコール蒸留設備の系統図である。 一実施形態に係る流下液膜式加熱器の断面図である。 一実施形態に係る排熱利用システムの制御系を示すブロック線図である。 一実施形態に係る排熱利用方法のフロー図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載され又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一つの構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
一実施形態に係るアルコール蒸留設備10は、図1に示すように、少なくとも1個の蒸留塔12(12A、12B、12C)と、後述する排熱利用システム30とを備える。
一実施形態では、蒸留塔12は、抽出塔12(12A)、精留塔12(12B)及びメチル塔12(12C)を含む。抽出塔12(12A)に供給された粗留アルコールは加熱され、不純物を含むアルコールベーパが塔頂から流出し、メチル塔12(12C)に付設された加熱器14の加熱源として利用された後、塔頂凝縮器16で凝縮される。塔頂凝縮器16で凝縮した凝縮液の一部は抽出塔内のアルコール水溶液のアルコール濃度を増加させるために抽出塔12(12A)に還流され、残りはアルコール副産物として抜出される。
抽出塔内のアルコール水溶液は精留塔12(12B)に送られ、精留塔12(12B)に加熱源として供給される水蒸気で加熱され純度の高いアルコールベーパとなって塔頂から回収される。このアルコールベーパは熱交換器(塔頂凝縮器)18で冷却水(熱回収水)wと熱交換して凝縮し、凝縮液の一部は精留塔内のアルコール水溶液のアルコール濃度を高めるために、精留塔内に還流され、他の凝縮液はメチル塔12(12C)に送られる。メチル塔12(12C)に送られた凝縮液はアルコール水溶液として加熱器14に循環されて加熱され、蒸留分は塔頂からメチルアルコール等がアルコール副産物として取り出され、塔底からはエチルアルコールが製品として取り出される。
一実施形態では、メチル塔12(12C)において、アルコール水溶液は加熱器14で加熱されてメチル塔に戻される。但し、加熱器14での加熱量が足りないときは、ボイラ蒸気を熱源としてサイフォン式加熱器20で加熱する。一実施形態として、加熱器14は流下液膜式加熱器が用いられる。
排熱利用システム30は、少なくとも1個の蒸留塔12から得られるアルコールベーパの凝縮熱を回収し、蒸留塔12の加熱源として利用するために設けられる。
図1において、蒸留塔12から流出したアルコールベーパは熱交換器18で冷却水wと熱交換して凝縮する。冷却水wは水蒸気Swとなり、供給路32を介して1個又は2個以上の蒸留塔12に熱源として供給される。
供給路32には圧縮機34及び容量可変型エジェクタ36が直列に設けられている。供給路32に流入した水蒸気Swは圧縮機34及び容量可変型エジェクタ36によって昇圧された後、蒸留塔12のどれかに加熱源として供給される。
上記構成によれば、供給路32に直列に設けられた圧縮機34及び容量可変型エジェクタ36で、熱交換器18で発生する水蒸気量を供給路32から蒸留塔12に供給する過程で制御する。これによって、蒸留塔12の負荷変動に対して、蒸留塔12への水蒸気Swの安定供給が可能であるので、蒸留塔12の運転を安定化できる。
一実施形態では、図1に示すように、圧縮機34及び容量可変型エジェクタ36で昇圧された水蒸気を加熱源として、蒸留塔12のアルコール水溶液を加熱する流下液膜式加熱器38を備える。流下液膜式加熱器38は、アルコール水溶液を流下液膜式加熱器38に形成された伝熱面に流下させて水蒸気とアルコール水溶液とを熱交換させるように構成される。
流下液膜式加熱器38を備えることによって、水蒸気とアルコール水溶液との熱交換効率を向上できる。そのため、水蒸気が供給される蒸留塔12に負荷変動があっても、負荷変動に追従して水蒸気とアルコール水溶液との熱交換量を安定化できる。これによって、蒸留塔12の稼働を安定化できる。
図2は、一実施形態に係る流下液膜式加熱器38の構成を示す。
図2において、流下液膜式加熱器38は内部に密閉空間を有するチャンネルカバー40を有する。流下液膜式加熱器38が設けられた蒸留塔内のアルコール水溶液Ltは循環路42を介しポンプ44によってチャンネルカバー40に循環される。チャンネルカバー40の内部には複数の伝熱管46が並列に設けられる。伝熱管46は上下管板48に固定される。
アルコール水溶液Ltは上部管板48の上部空間Stに供給され、伝熱管46の内壁46a(伝熱面)を流下して下方空間Sbに落ちる。水蒸気Swは上下管板48間に形成された空間Smに供給され、伝熱管46を介してアルコール水溶液Ltと熱交換する。
アルコール水溶液Ltは伝熱管46の内部を流下する際に、伝熱管46の内壁面に液膜を形成するため、水蒸気Swとの熱交換効率を向上できる。
例えば、105℃の水蒸気Swと100℃のアルコール水溶液Ltとの間で高い熱交換効率が可能になり、抽出塔12(12A)に負荷変動があり、水蒸気Swの流量が変動しても、抽出塔12(12A)の稼働を安定化できる。
一実施形態では、熱交換器18は流下液膜式加熱器が用いられる。熱交換器18では、冷却水wが上部空間Stに供給され、蒸留塔12の塔頂から流出したアルコールベーパが空間Smに供給される。冷却水wは伝熱管46の内部を流下する際に、伝熱管46の内壁面に液膜を形成することで、アルコールベーパとの熱交換効率を向上できる。
一実施形態では、熱交換器18の下部にはタンク50が設けられ、冷却水wが気化した水蒸気Swはタンク50に貯留される。タンク50は供給路32を介して圧縮機34の吸入口に連通しており、タンク内の水蒸気は圧縮機34に吸引されるためタンク内は負圧となる。例えば、熱交換器18に流入するアルコールベーパが80℃であったとしても、タンク内が負圧となるため、冷却水wは気化可能である。
一実施形態では、供給路32において、容量可変型エジェクタ36は圧縮機34の下流側に設けられる。
供給路32に流入した水蒸気Swはまず圧縮機34で昇圧され、次に、容量可変型エジェクタ36でさらに昇圧されて蒸留塔12に供給される。容量可変型エジェクタ36を圧縮機34の下流側に設けることで、容量可変型エジェクタ36に供給される駆動流体は圧縮機34に流入しない。そのため、圧縮機34の吸込み量が増加しないので、圧縮機34の動力を増加させずに、所望の吐出圧を得ることができる。
一実施形態では、圧縮機34は接ガス部が無給油式の容量可変型容積圧縮機である。圧縮機34は無給油式であるので、蒸留塔12のアルコール水溶液に潤滑油などが混入しないため、蒸留塔12で蒸留される生成物の品質に影響を与えない。また、圧縮機34は容量可変型容積圧縮機であるので、水蒸気Swの流量が変動しても追従可能であり、圧縮性能が低下しない。
圧縮機34は、例えば、スクリュー圧縮機、遠心圧縮機等を用いることができる。また、図1に示すように、駆動部としてこれら圧縮機の回転数を可変とするインバータモータ34aを備えることで、圧縮容量を可変とすることができる。
一実施形態では、図1に示すように、供給路32は、圧縮機34及び容量可変型エジェクタ36の下流側で、1個の蒸留塔12に水蒸気Swを供給する精留塔供給路52と、別な蒸留塔12に水蒸気Swを供給する抽出塔供給路54と、を有する。そして、流下液膜式加熱器38は精留塔供給路52又は抽出塔供給路54の一方に設けられる。
上記構成によれば、2個の蒸留塔12に水蒸気Swを供給できると共に、負荷変動がある蒸留塔に熱交換効率が高い流下液膜式加熱器38を設けることで、負荷変動がある蒸留塔の稼働を安定化できる。
一実施形態では、精留塔供給路52は精留塔12(12B)に水蒸気Swを供給し、抽出塔供給路54は抽出塔12(12A)に水蒸気Swを供給する。流下液膜式加熱器38は抽出塔供給路54に設けられる。
負荷変動が発生する可能性がある抽出塔12(12A)に水蒸気Swを供給する抽出塔供給路54に流下液膜式加熱器38を設けることで、抽出塔に負荷変動があっても抽出塔の稼働を安定化できる。
一実施形態では、図1に示すように、精留塔供給路52及び抽出塔供給路54に夫々流量調整弁56及び58を設ける。
精留塔供給路52及び抽出塔供給路54の各々に流量調整弁56又は58を備え、好ましくは、さらに、流量センサ57又は59を備え、流量センサ57又は59の検出値に基づいて流量調整弁56又は58の開度を制御することで、少なくとも2個の蒸留塔12の負荷変動に対応してこれら蒸留塔に供給する水蒸気量を調整可能である。これによって、これら蒸留塔の稼働を安定化できる。
一実施形態では、図1に示すように、精留塔供給路52及び抽出塔供給路54の分岐部にヘッダ60が設けられ、ヘッダ60に供給路32、精留塔供給路52及び抽出塔供給路54が接続される。また、容量可変型エジェクタ36に駆動流体流路66が接続され、駆動流体流路66に水蒸気が供給される。駆動流体流路66から分岐流路68が分岐し、分岐流路68はヘッダ60に接続される。駆動流体の一部は分岐流路68を介してヘッダ60に供給される。分岐流路68には圧力調整弁70が設けられ、圧力調整弁70によってヘッダ60に供給される駆動流体の圧力が調整される。
上記構成によれば、ヘッダ60を備えることで、精留塔供給路52及び抽出塔供給路54への水蒸気の分配が容易になると共に、ヘッダ60内の水蒸気圧を調整することで、少なくとも2個の蒸留塔12に供給する水蒸気の圧力調整が容易になる。
また、分岐流路68を備えることで、ヘッダ60内の水蒸気の圧力が足りないときに、駆動流体としての水蒸気の一部をヘッダ60に供給することで、ヘッダ内の水蒸気の圧力を高めることができる。
一実施形態では、図1に示すように、容量可変型エジェクタ36には駆動流体流路66から供給される駆動流体の流量を調整可能な流量調整弁37が設けられる。これによって、容量可変型エジェクタ36の吐出流量を調整できる。
一実施形態では、図1に示すように、駆動流体流路66にボイラ72が設けられ、ボイラ72で製造した水蒸気を駆動流体流路66に供給できる。また、ボイラ72で生成した水蒸気をサイフォン式加熱器20に供給できる。
一実施形態では、流下液膜式加熱器38に供給され、アルコール水溶液Ltとの熱交換に供された後の水蒸気Swは、温水タンク(不図示)などを経てボイラ72に戻される。
一実施形態では、図1に示すように、ヘッダ60にヘッダ60内の水蒸気の圧力を検出する圧力センサ62及びヘッダ内の水蒸気の温度を検出する温度センサ64を設ける。また、駆動流体流路66及び分岐流路68に夫々流量センサ78及び80を設ける。
圧力センサ62、温度センサ64及び流量センサ78、80の検出値を監視することで、少なくとも2個の蒸留塔12に供給する水蒸気の圧力、温度及び流量を最適値に調整できる。
一実施形態では、図1に示すように、分岐流路68にヘッダ82が設けられ、ヘッダ82より上流側の分岐流路68に圧力調整弁76が設けられる。
上記構成により、ボイラ72で生成した高圧の水蒸気をヘッダ82及び60で段階的に減圧できるので、蒸留塔12に供給する水蒸気の流量調整が容易になる。
一実施形態では、駆動流体流路66の入口付近に開閉弁74を設け、排熱利用システム30の稼働開始時又は稼働終了時に開閉弁74を開閉する。
一実施形態では、図3に示すように、制御部84が設けられる。流量センサ57,59、78,80、圧力センサ62及び温度センサ64の検出値が制御部84に入力され、制御部84は、これらの検出値に基づいて、インバータモータ34aの回転数、流量調整弁37、56,58及び圧力調整弁70、76の開度、及び開閉弁74の開閉を制御する。
制御部84を設けることで、排熱利用システム30の自動運転が可能になる。
少なくとも一実施形態に係る排熱利用方法は、蒸留塔12から得られるアルコールベーパの凝縮熱を回収して蒸留塔12の加熱源として利用するものである。
図4に示すように、少なくとも1個の蒸留塔12で得られるアルコールベーパと冷却水wとを熱交換して冷却水wを気化する(熱交換ステップS10)。
熱交換ステップS10の後、熱交換ステップS10で冷却水wが気化した水蒸気Swを、少なくとも1個の蒸留塔12を含むアルコール蒸留装置に加熱源として供給する(排熱供給ステップS12)。
また、排熱供給ステップS12において、水蒸気Swをアルコール蒸留装置に供給する供給路32に直列に設けられた圧縮機34及び容量可変型エジェクタ36で、水蒸気Swを昇圧させる(昇圧ステップS14)。
熱交換ステップS10で得た水蒸気Swを圧縮機34及び容量可変型エジェクタ36で昇圧して蒸留塔12に供給する。蒸留塔12の負荷変動に対して、圧縮機34及び容量可変型エジェクタ36で水蒸気Swの流量を制御して負荷変動に追従させるため、水蒸気量の変動に追従して蒸留塔12への水蒸気Swの安定供給が可能である。これによって、蒸留塔の運転を安定化できる。
一実施形態では、熱交換ステップS10で飽和水蒸気が生成される。一実施形態では、図1に示す冷却水wで飽和水蒸気が生成され、生成された飽和水蒸気は圧縮機34に吸引される。蒸留塔12に供給する加熱源として飽和水蒸気を用いることで、蒸留塔12におけるアルコール水溶液Ltの加熱効率を向上できる。
なお、蒸留塔12に供給する加熱源として、飽和水蒸気をさらに加熱した過熱水蒸気でもよい。
少なくとも一実施形態によれば、アルコール蒸留設備において、アルコールベーパからの熱回収で得た水蒸気を蒸留塔の負荷変動に合わせて制御するため、蒸留塔への水蒸気の安定供給が可能となり、これによって、蒸留塔の運転を安定化できる。
10 アルコール蒸留設備
12 蒸留塔
12A 抽出塔
12B 精留塔
12C メチル塔
14 加熱器
16 塔頂凝縮器
18 熱交換器
20 サイフォン式加熱器
30 排熱利用システム
32 供給路
34 圧縮機
34a インバータモータ
36 容量可変型エジェクタ
37、56、58、 流量調整弁
38 流下液膜式加熱器
40 チャンネルカバー
42 循環路
44 ポンプ
46 伝熱管
48 管板
50 タンク
52 精留塔供給路
54 抽出塔供給路
60、82 ヘッダ
62 圧力センサ
64 温度センサ
66 駆動流体流路
68 分岐流路
70、76 圧力調整弁
72 ボイラ
74 開閉弁
57,59、78、80 流量センサ
84 制御部
Lt アルコール水溶液
Sw 水蒸気
w 冷却水

Claims (11)

  1. アルコール蒸留塔から得られるアルコールベーパの凝縮熱を回収する排熱利用システムであって、
    前記アルコールベーパと熱回収水とを熱交換する熱交換器で前記熱回収水が気化した水蒸気を前記アルコール蒸留塔を含むアルコール蒸留装置に供給する供給路と、
    前記供給路に設けられ前記水蒸気を昇圧させる圧縮機と、
    前記圧縮機と直列に前記供給路に設けられて前記水蒸気を昇圧させるとともに、前記水蒸気の吐出流量を調整可能に構成されたエジェクタと、を備え、
    前記圧縮機及び前記エジェクタで昇圧した前記水蒸気を前記供給路を介して前記アルコール蒸留装置に熱源として供給することを特徴とする排熱利用システム。
  2. 前記圧縮機及び前記エジェクタで昇圧された前記水蒸気を熱源として前記アルコール蒸留塔のアルコール水溶液を加熱する流下液膜式加熱器を備え、
    前記流下液膜式加熱器は、前記アルコール水溶液を前記流下液膜式加熱器の伝熱面に流下させて前記水蒸気と前記アルコール水溶液とを熱交換させるように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の排熱利用システム。
  3. 前記供給路において、前記エジェクタは前記圧縮機の下流側に設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の排熱利用システム。
  4. 前記圧縮機は無給油式の容量可変型容積圧縮機であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の排熱利用システム。
  5. 前記供給路は、前記圧縮機及び前記エジェクタの下流側で、第1アルコール蒸留塔に前記水蒸気を供給する第1供給路と、第2アルコール蒸留塔に前記水蒸気を供給する第2供給路と、を有し、
    前記流下液膜式加熱器は前記第1供給路又は前記第2供給路の一方に設けられることを特徴とする請求項2乃至4の何れか一項に記載の排熱利用システム。
  6. 前記第1アルコール蒸留塔はアルコール抽出塔であって、前記第2アルコール蒸留塔はアルコール精留塔であり、
    前記流下液膜式加熱器は、前記アルコール抽出塔に前記水蒸気を導く前記第1供給路に設けられることを特徴とする請求項5に記載の排熱利用システム。
  7. 前記第1供給路及び前記第2供給路の各々に流量調整弁を備えることを特徴とする請求項5又は6に記載の排熱利用システム。
  8. 前記第1供給路及び前記第2供給路の分岐部に設けられ、前記供給路、前記第1供給路及び前記第2供給路が接続されるヘッダと、
    動流体として前記エジェクタに供給される水蒸気の駆動流体流路と、
    前記駆動流体流路から分岐して前記駆動流体の一部を前記ヘッダに供給する分岐流路と、
    前記分岐流路に設けられる圧力調整弁と、
    を備えることを特徴とする請求項5乃至7の何れか一項に記載の排熱利用システム。
  9. 少なくとも1個のアルコール蒸留塔と、
    請求項1乃至8の何れか一項に記載の排熱利用システムと、
    を備えることを特徴とするアルコール蒸留設備。
  10. アルコール蒸留塔から得られるアルコールベーパの凝縮熱を回収する排熱利用方法であって、
    前記アルコールベーパと熱回収水とを熱交換して前記熱回収水を気化する熱交換ステップと、
    前記熱交換ステップで前記熱回収水が気化した水蒸気を前記アルコール蒸留塔を含むアルコール蒸留装置に加熱源として供給する排熱供給ステップと、
    前記水蒸気を前記アルコール蒸留装置に供給する供給路に直列に設けられた圧縮機及び、該圧縮機と直列に前記供給路に設けられて前記水蒸気を昇圧させるとともに、前記水蒸気の吐出流量を調整可能に構成されたエジェクタで、前記水蒸気を昇圧させる昇圧ステップと、
    を含むことを特徴とする排熱利用方法。
  11. 前記水蒸気が飽和水蒸気であることを特徴とする請求項10に記載の排熱利用方法。
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