JP6931531B2 - プログラムをライセンスする装置 - Google Patents

Description

関連出願と優先権主張の相互参照
本出願は、２０１３年８月２日に出願されたＰＣＴ／ＣＮ２０１３／０８０６９５号の国際出願に基づく利益を主張し、その内容は参考として本明細書に取り入れるものとする。

本発明は、プログラムをライセンスする方法に関し、特に、クラウドでプログラムをライセンスする方法に関する。

クラウドストレージは、ネットワークのオンラインデータを記憶するモードである。データは、通常、専用サーバーではなく、第三者で管理される複数の仮想サーバーに格納されている。データセンター事業者は、顧客の需要に基づいて、バックエンドでの仮想化リソースを格納することを準備し、ストレージ・プール（storage pool）の方法で提供する。顧客は、自分でファイルやオブジェクトを格納するストレージ・プールを使用することができる。クラウドコンピューティングは、インターネットベースのコンピューティングモードである。共有ソフトウェアとハードウェアの資源とメッセージは、このモードにより、必要に応じて、コンピュータや他の装置に提供することができる。クラウドコンピューティングは、新しいインターネットベースの情報技術（IT）サービスの増加、使用及び配信モデルを説明し、通常、インターネットを介して動態的かつ拡張しやすい機能を提供し、多くの場合、仮想化リソースであることに関する。ユーザーは、サービスソフトウェアとデータにアクセスすることができる。サービス供給者は、サービスを維持するために、インフラストラクチャ及びプラットフォームを正常に作動させる。サービス供給者によって提供されるサービスソフトウェアは、多くの場合、「オンデマンドソフトウェア」と呼ばれている。オンデマンドソフトウェアは、通常、使用時間に基づいて料金を請求する。ユーザーは、ローエンドのソフトウェア及びハードウェアを有するだけでこれらのサービスを利用でき、企業のコストを節約できる。アプリケーションプログラムを集中的に提供されているので、アップデートは、ユーザによって手動で更新し又は新しいソフトウェアをインストールすることなく、瞬時に公開することができる。したがって、クラウドコンピューティングは、企業の要求に対応し、より迅速にアプリケーションプログラムを備え、管理の複雑さ及び維持コストを軽減し、ＩＴリソースの迅速な再分配を可能にする。

クラウドという概念について、その利点は、強力な処理能力を有する様々なハードウェア及びソフトウェアを購入する必要がない。個人ユーザーまたは企業ユーザーは、ハードウェア及びソフトウェアをできるだけ仮想化しながら、ハードウェアのメンテナンス及びソフトウェアの更新は、サービス供給者によって実施される。ユーザーまたは企業ユーザーは、ソフトウェアを購入した後、シリアル番号を取得し、ソフトウェアのインストール中又はソフトウェアを起動した後にシリアル番号を入力し認証されて、ソフトウェアを使用することができる。一般的に言えば、ユーザーは、数分から数日までの時間を費やし、シリアル番号を通知する電子メールを待つ、或いは販売店舗を介してシリアル番号を取得する必要がある。また、シリアル番号発生器は、シリアル番号を生成し、ソフトウェアをクラックするために使用することがある。したがって、著作権侵害の問題も発生しやすくなる。

図１には、従来のプログラムをライセンスする流れを示す概略図である。ステップＳ１０１において、ユーザ端末システムは、アプリケーションプログラムを起動する指示を受信する。ステップＳ１０２において、ユーザ端末システムは、アプリケーションプログラムをメモリにロードする。メモリは、ハードディスク又はランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）を含んでもよい。アプリケーションプログラムは、インターネットを介して、サービス端末のサーバからユーザ端末システムのハードディスクにロードし、ハードディスクからユーザ端末システムのＲＡＭにロードして実行する。アプリケーションプログラムは、企業内のファイルサーバからユーザ端末システムのＲＡＭにロードして直接実行することができる。ステップＳ１０３において、アプリケーションプログラムは、ライセンスを得るかどうかを判断し、ライセンスを有する場合、ステップＳ１０４に移行する。ライセンスを有していない場合、ステップＳ１０５に移行する。ステップＳ１０４において、アプリケーションプログラムを実行する。ステップＳ１０５において、アプリケーションプログラムは、認証コードを入力するようにユーザーに要求し、認証が成功すると、ステップＳ１０４に移行する。認証が失敗すると、ステップＳ１０６に移行する。ステップＳ１０５において、アプリケーションプログラムの実行が終了した後又は認証が失敗した後、ステップＳ１０６に移行し、プログラムのプロセスを終了する。

従来のライセンス認証のステップにおいて、アプリケーションプログラムの内容のすべては、メモリにロードされた後、ライセンス認証を実行する。アプリケーションプログラムは、認証の処理を回避するために、簡単にコピーまたは変更するので、ソフトウェアの著作権侵害になりやすい。別の従来技術において、ライセンス認証のための專用のプログラムを使用しライセンス認証を行うが、ユーザ端末システムのデバイスドライバが制御することにより、オペレーティングシステムがライセンス認証を行うことではないため、ライセンス認証の完全性と安全性が低下し、ソフトウェアの著作権の侵害を引き起こす。また、このようなプログラムは、ライセンス認証を行うために、それぞれのアプリケーションプログラムに応じて作る必要がある。必要なプロセスフローでアプリケーションプログラムファイルにアクセスできれば、それぞれ異なるアプリケーションプログラムに応じて、ライセンス認証のための專用のプログラムを作る必要がない。故に、著作権侵害の問題を防止するために、ソフトウェアがハードディスクまたはＲＡＭにロードされる前に、ユーザ端末システムのデバイスドライバは、オペレーティングシステムにライセンス認証を実行してからソフトウェアをＲＡＭにロードする指令を通知できる方法が望ましい。

従来の企業内に使用されるソフトウェアのライセンスの数について、企業が持っているコンピュータの特定の数に応じて、特定の数のライセンスを購入し、ソフトウェアのインストール後に、ソフトウェアがインストールされたコンピュータだけが使用できる。同じシリアル番号を使用して二つの異なるコンピュータや装置にインストールすることは、ソフトウェアライセンスの規定に符合していない。別のコンピュータに同じシリアル番号のソフトウェアを使用することは、元のコンピュータからアンインストールした後、別のコンピュータにインストールできる。即ち、ソフトウェアの使用権は、ハードウェアデバイスに依存している。このライセンス認証方法の欠点は、企業のライセンスの数が企業内のコンピュータの数よりも少ない場合、コンピュータの数に対応するライセンス数を購入する必要があるので、ソフトウェアのライセンスを取得する方法は融通ではない。したがって、コンピュータまたは装置に依存せず、ソフトウェアのライセンス数だけを管理できる方法が望ましい。

上述の構想を実現するために、プログラムをライセンスする装置を提出する。前記装置は、複数のプログラムから特定プログラムを選択するローカルオペレーティングシステムと、
記憶装置と、
ランダムアクセスメモリと、
前記ローカルオペレーティングシステム又は前記リモートサーバと接続し、前記特定プログラムのライセンス認証を行うために、ライセンス認証情報を前記ローカルオペレーティングシステム又は前記リモートサーバに送信するライセンス認証素子と、
前記記憶装置とは異なる記憶装置を用いて構築されるファイルシステムと、
を含み、
前記ライセンス認証素子が、デバイスドライバを更に含み、
前記ライセンス認証情報を受信した前記ローカルオペレーティングシステム又は前記リモートサーバは、前記特定プログラムのライセンス認証を行い、ライセンス認証に成功したとき、ライセンス認証に成功したことを前記ライセンス認証素子に通知し、
ライセンス認証に成功したことの通知に基づき、前記ライセンス認証素子は、前記特定プログラムを前記リモートサーバから前記記憶装置に記憶する処理と、前記デバイスドライバを介して前記特定プログラムを前記記憶装置から前記ファイルシステムに送信する処理と、前記ローカルオペレーティングシステムが前記特定プログラムを前記ファイルシステムから前記ランダムアクセスメモリにロードする処理とをそれぞれ許可する一方、
前記ライセンス認証に成功しないとき、前記ライセンス認証素子は、前記記憶装置に記憶する前記処理と、前記ファイルシステムに送信する前記処理と、前記ランダムアクセスメモリにロードする前記処理とを許可せず、前記ローカルオペレーティングシステムは、損傷したファイルを前記ランダムアクセスメモリにロードし、又は、前記特定プログラムを前記ランダムアクセスメモリにロードできない状態とすることを特徴とする。

本発明は、プログラムをライセンスする方法及びプログラムを取引する装置を提出することにより、企業ユーザーに購入されたライセンスの数は、不必要な購入ライセンスの数を減らすように弾性的に調整できる。企業ユーザーは、ライセンスの必要な数に達するソフトウェアをより経済的に購入してインストールすることができる。一方、本発明は、アプリケーションプログラムベンダーに対し、より厳密なライセンス認証でを提供し、著作権侵害の可能性を減らし、より多くの保障がある。本発明は、一般のユーザーにも適用可能である。

従来のプログラムをライセンスする流れを示す概略図である。 本発明の好ましい第一実施形態に係るライセンスの流れを示す概略図である。 本発明の好ましい第一実施形態に係るプログラムを取引するシステムを示す概略図である。 本発明の好ましい第二実施形態に係るクラウドシステムのライセンスを示す概略図である。 本発明の好ましい第三実施形態に係るプログラムをライセンスする方法を示す概略図である。 本発明の好ましい第四実施形態に係るプログラムをライセンスする方法を示す概略図である。 本発明の別の好ましい実施形態に係るプログラムをライセンスするシステムを示す概略図である。 本発明の別の好ましい実施形態に係るプログラムをライセンスするシステムを示す概略図である。 本発明の別の好ましい実施形態に係るプログラムをライセンスする方法を示す概略図である。 本発明の別の好ましい実施形態に係るプログラムを取引する装置にプログラムをライセンスする方法を示す概略図である。

以下に本発明を実施例に基づいて詳述するが、あくまでも例示であって、本発明の範囲はこれらの実施形態に限定されない。本発明の範囲は、特許請求の範囲に記載されており、さらに特許請求の範囲の記載と均等な意味及び範囲内での全ての変更を含んでいる。

図２は、本発明の好ましい第一実施形態に係るライセンスの流れを示す概略図である。ユーザ端末システムは、アプリケーションプログラムの取引プラットフォームを使用する前に、メインアプリケーションプログラムをインストールする必要がある。メインアプリケーションプログラムは、自由にダウンロードしてインストールするようにユーザに提供される。メインアプリケーションプログラムは、オペレーティングシステムとハードウェアデバイスを通信するデバイスドライバ及びユーザ端末システムのオペレーティングシステムがメモリ空間を読み込む必要がある情報を含む。ステップＳ２０１において、ユーザ端末システムは、アプリケーションプログラムを起動する指示を受信する。ステップＳ２０２は、ライセンスを判断する。ステップＳ２０２において、ユーザ端末システムのオペレーティングシステムは、購入したアプリケーションプログラムのファイルにアクセスする前に、ライセンス認証を行うために、ライセンスデータをリモートサーバに送信する。ライセンス認証に成功する前に、ユーザ端末システムのオペレーティングシステムは購入したアプリケーションプログラムのファイルをロードすることになると、デバイスドライバは、購入したアプリケーションプログラムのファイルのロードを停止する。この時点で、ユーザ端末システムのオペレーティングシステムは、ライセンス認証を実行する。ライセンス認証が成功した場合、デバイスドライバは、購入したアプリケーションプログラムのファイルをロードすることが許可し、ステップＳ２０３に移行する。ライセンス認証が失敗した場合、ステップＳ２０４に移行する。ステップＳ２０３において、デバイスドライバは、ユーザ端末システムのオペレーティングシステムで制御するために、購入したアプリケーションプログラムをオペレーティングシステムに引き渡す。ステップＳ２０４において、リモートサーバは、ライセンスシステムにログインするためのアカウントとパスワードを提供するように、ユーザに要求する。ステップＳ２０５において、リモートサーバは、前記アカウントの支払状況をチェックし、前記アカウントの支払状況が支払われた場合、ステップＳ２０３に移行し、その後、ステップＳ２０６、ステップＳ２０７に順番に移行する。アカウントの支払い状況が支払われない場合、ステップＳ２０７に移行する。ステップＳ２０６において、オペレーティングシステムは、ユーザ端末システムのランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）に購入したアプリケーションプログラムのファイルをロードして実行する。ステップＳ２０７において、メインアプリケーションプログラムを終了する。

図３は、本発明の好ましい第一実施形態に係るプログラムを取引するシステム３０を示す概略図である。プログラムを取引するシステム３０は、プログラムを取引する装置３２及びリモートサーバ３０５を含む。プログラムを取引する装置３２は、第一アクセス素子、第二アクセス素子及びライセンス認証素子３０７を含む。例えば、第一アクセス素子は、記憶装置３０６であり、第二アクセス素子は、ランダムアクセスメモリ３０４である。第一アクセス素子は、リモートサーバ３０５のライブラリにアクセスし、前記ライブラリは、複数のプログラム、すなわち、所望で購入したアプリケーションプログラムを含む。第二アクセス素子は、複数のプログラムから特定プログラムを選択するように、ローカルオペレーティングシステム３０２にアクセスすることに供する。ライセンス認証素子３０７は、前記ライセンス認証を行うために、ローカルオペレーティングシステム３０２又はリモートサーバ３０５と接続し、前記ライセンス認証に成功した後、前記特定プログラムを実行することが許可される。

図３において、プログラムを取引する装置３２は、メインアプリケーションプログラム３０１、ローカルオペレーティングシステム（ローカルＯＳ）３０２、デバイスドライバ３０９、ファイルシステム３０３をさらに含む。所望で購入したアプリケーションプログラムが実行されるように選択された場合、ローカルオペレーティングシステム３０２は、購入したアプリケーションプログラムに必要なメモリサイズなどの情報を確認するために、前記購入したアプリケーションプログラムのヘッダーを読み取る。その後、ローカルオペレーティングシステム３０２は、前記購入したアプリケーションプログラムに新しいプロセスを割り当て、新しいプロセスを起動する。このとき、ライセンス認証素子３０７は、認証情報２を送信するために起動され、リモートサーバ３０５に対しライセンス認証を行う。ライセンス認証素子３０７は、ライセンス認証を通過したことが通知された後に、記憶装置３０６、ファイルシステム３０３又はデバイスドライバ３０９を制御するように制御メッセージ１、制御メッセージ２又は制御メッセージ３をそれぞれ送信することで、前記購入したアプリケーションプログラムをリモートサーバ３０５から記憶装置３０６に記憶すること、前記購入したアプリケーションプログラムをデバイスドライバ３０９を介して記憶装置３０６からファイルシステム３０３に記憶すること、及びローカルオペレーティングシステム３０２で前記購入したアプリケーションプログラムをファイルシステム３０３からランダムアクセスメモリ３０４にロードして実行することを許可する。別の好ましい実施形態において、ライセンス認証素子３０７は、ライセンス認証を行うために、ローカルオペレーティングシステム３０２に向かって認証情報１を送信することができる。ライセンス認証に成功した後、同様に、ライセンス認証素子３０７は、前記購入したアプリケーションプログラムをリモートサーバ３０５のライブラリからランダムアクセスメモリ３０４にロードして実行するように、制御メッセージ１及び２を送信する。図３において、記憶装置３０６とランダムアクセスメモリ３０４との間の破線は、前記購入したアプリケーションプログラムのファイルがそれらの間に間接的に記憶されていることを示し、すなわち、前記購入したアプリケーションプログラムファイルのデータは、記憶装置３０６、デバイスドライバ３０９、ファイルシステム３０３及びローカルオペレーティングシステム３０２を介してランダムアクセスメモリ３０４にロードして実行する。

図３において、記憶装置３０６は、リモートサーバ３０５のハードディスク、ローカルハードディスク、専用のＲＡＭブロック又はそれらの任意の組み合わせであってもよい。購入したアプリケーションプログラムを記憶するための位置は、設計に応じて異なっていてもよく、ファイルシステム３０３は、購入したアプリケーションプログラムのファイルにアクセスするための位置に割り当てる。ローカルオペレーティングシステム３０２に特定の位置での特定ファイルのデータを記憶させるために、ファイルシステム３０３は、ローカルオペレーティングシステム３０２からの指令を受信するために使用される記憶装置３０６にシミュレートされ、特定の位置での特定ファイルのデータを記憶する。ライセンス認証素子３０７は、デバイスドライバ３０９及びメインアプリケーションプログラム３０１の一部を含んでもよく、又は、メインアプリケーションプログラム３０１は、デバイスドライバ３０９及びライセンス認証素子３０７を含んでもよい。ライセンス認証素子３０７の任務は、ライセンス認証を行うために、ローカルオペレーティングシステム３０２又はリモートサーバ３０５と接続する。ライセンス認証に成功した後、ライセンス認証素子３０７は、購入したアプリケーションプログラムのファイルは、記憶装置３０６に記憶することを許可し、又は記憶装置３０６からファイルシステム３０３に記憶することを許可し、又はローカルオペレーティングシステム３０２がファイルシステム３０３からランダムアクセスメモリ３０４に記憶することを許可する。これは、ライセンス認証素子３０７は、記憶装置３０６、ファイルシステム３０３及びリモートサーバ３０５のハードディスクを制御できるかどうかに依存している。本発明によれば、ライセンス認証に成功する前に、ライセンス認証素子３０７は、購入したアプリケーションプログラムのファイルを記憶装置３０６からファイルシステム３０３に送信することを禁止し、或いは、ローカルオペレーティングシステム３０２が購入したアプリケーションプログラムのファイルをファイルシステム３０３から記憶装置３０６に送信することを禁止する。

前記購入したアプリケーションプログラムのファイルがランダムアクセスメモリ３０４にロードされると、ローカルオペレーティングシステム３０２は、前記購入したアプリケーションプログラムのファイルのヘッダーに記録された前記アプリケーションプログラムのエントリーポイントに基づいて、前記アプリケーションプログラムのエントリーポイントを呼び出し、ローカルオペレーティングシステム３０２は、実行権限を新しいプロセスに引き渡す。

図４は、本発明の好ましい第二実施形態に係るクラウドシステム４０のライセンスを示す概略図である。クラウドシステム４０は、企業の外部におけるパブリッククラウド４２及び企業の内部におけるプライベートクラウド４４を含む。プライベートクラウド４４は、ソフトウェアホスト４４１、ローカルエリアネットワーク４４２及び複数のコンピュータホスト４４３、４４４、４４５、４４６、４４７を含む。パブリッククラウド４２は、クラウドホスト４２１を含む。企業は、アプリケーションプログラムのソフトウェアのライセンスの特定の数を購入した後、クラウドホスト４２１のアプリケーションプログラムのソフトウェアは、企業のソフトウェアホスト４４１に分配することができる。ソフトウェアホスト４４１は、特定の数のアプリケーションプログラムのソフトウェアを複数のコンピュータホスト４４３、４４４、４４５、４４６、４４７に更に分配する。図４において、クラウドホスト４２１は、インターネット４２２を介して企業のソフトウェアホスト４４１に接続されていることを示す。一つの好ましい実施形態において、クラウドホスト４２１は、インターネットを介して複数のソフトウェアホストに接続され、前記複数のソフトウェアホストのうちのソフトウェアホスト４４１のそれぞれは、異なる企業によって所有されている。

図４において、クラウドホスト４２１と企業内のソフトウェアホスト４４１との間のライセンス認証及び購入したアプリケーションプログラムのファイルの使用は、クラウドホスト４２１によって管理することができる。クラウドホスト４２１は、ライセンス数に対する署名として使用される第一秘密鍵を有している。企業内のソフトウェアホスト４４１は、ライセンス数を認証するとして使用される第二秘密鍵を有している。企業は、特定数のライセンスを購入すると、クラウドホスト４２１は、前記第一秘密鍵を使用してライセンス数のデータを暗号化してから、クラウドホスト４２１は、暗号化されたライセンス数のデータを署名認証する。ライセンス数のデータが改ざんされた場合、暗号化されたライセンス数のデータは、署名認証されたデータと一致しないことになる。署名認証されたデータは、インターネット４２２を介して企業内のソフトウェアホスト４４１に送信される。ソフトウェアホスト４４１は、ライセンス数を認証するために、第二秘密鍵を使用して署名認証されたデータを復号化する。ライセンス数が改ざんされた場合、署名認証されたデータは、認証の時に互いに一致しなくなり、クラウドホスト４２１は、すべてのライセンス操作を直接拒否する。署名が認証された場合、購入のアプリケーションプログラムのファイルは、インターネット４２２を介して企業内のソフトウェアホスト４４１にダウンロードすることができる。或いは、企業内の情報技術管理者は、別のコンピュータに署名認証されたデータを記憶し、インターネット４２２を介して前記購入したアプリケーションプログラムをダウンロードする。これにより、ソフトウェアホスト４４１のオフラインダウンロードは、ハッキングまたは感染される危険を回避することができる。

図４において、企業内のソフトウェアホスト４４１は、クラウドホスト４２１によって認証されたライセンス数を管理することができる。一つの好ましい実施形態において、企業内のローカルエリアネットワーク４４２には、五つのコンピュータホスト４４３、４４４、４４５、４４６と４４７があるが、三つのコンピュータホストだけが前記購入したアプリケーションプログラムを同時に使用しているため、三つのライセンス数を購入する必要がある。例えば、コンピュータホスト４４３と４４４は、メインアプリケーションプログラムをインストールした後、同一の購入したアプリケーションプログラムを同時に使用する。ソフトウェアホスト４４１は、どのくらいの数量のコンピュータホストが購入したアプリケーションプログラムを使用しているかを記録し、ソフトウェアホスト４４１におけるライセンス数から２を減算する。コンピュータホスト４４５が前記購入したアプリケーションプログラムを同時に使用しているとき、ライセンス数から１をさらに減算する。コンピュータホスト４４６が前記購入したアプリケーションプログラムを同時に使用しているとき、ライセンス数は負値となっており、ソフトウェアホスト４４１におけるライセンス数を越えていることを示し、ソフトウェアホスト４４１は、コンピュータホスト４４６に前記購入したアプリケーションプログラムを実行させないようにする。コンピュータホスト４４３が前記購入したアプリケーションプログラムを使用していないときは、図３に示すように、記憶装置３０６に記憶されている前記購入したアプリケーションプログラムは、ローカルオペレーティングシステム３０２によってランダムアクセスメモリ３０４にロードされず、ソフトウェアホスト４４１におけるライセンス数が１を増加する。そのため、コンピュータホスト４４６又は４４７は、同一の購入したアプリケーションプログラムを使用できる。

一つの好ましい実施形態において、図３におけるプログラムを取引する装置３２は、ソフトウェアホスト４４１である、リモートサーバ３０５は、クラウドホスト４２１である。別の好ましい実施形態において、プログラムを取引する装置３２は、複数のコンピュータホスト４４３、４４４、４４５、４４６と４４７のいすれかであり、リモートサーバ３０５は、ソフトウェアホスト４４１である。ソフトウェアホスト４４１内のライセンス認証素子３０７は、ライセンス認証に成功しないとき、ローカルオペレーティングシステム３０２が購入したアプリケーションプログラムをランダムアクセスメモリ３０４にロードし実行することを許可しない。同様に、複数のコンピュータホスト４４３、４４４、４４５、４４６と４４７のいすれかは、ライセンス認証に成功しないとき、その内部のライセンス認証素子３０７は、購入したアプリケーションプログラムを記憶装置３０６に記憶する、又はランダムアクセスメモリ３０４にロードすることを許可しない。

複数のコンピュータホスト４４３、４４４、４４５、４４６と４４７は、異なるローカルエリアネットワークにあるとき、ネットワークの低い伝送速度と長い待ち時間のため、購入したアプリケーションプログラムのファイルが先に記憶装置３０６に記憶される。その後、購入したアプリケーションプログラムは、ファイルファイルシステム３０３及びローカルオペレーティングシステム３０２を介して記憶装置３０６からランダムアクセスメモリ３０４（即ちＲＡＭ）にロードされ実行される。

企業内のコンピュータホストを使用するユーザーは、企業内のアカウントにログインする必要があり、アカウントは、異なるアイデンティティに応じて異なる権限を持っている。コンピュータホスト４４３〜４４７のいずれかは、ライセンス認証に成功した後、ソフトウェアホスト４４１は、アカウントに関連付けられた権限を有するトークンを発行する。ライセンスに成功したコンピュータホストのローカルオペレーティングシステム３０２又はライセンス認証素子３０７は、前記トークンに基づいて、購入したアプリケーションプログラムがどのように扱われるかを決定する。例えば、購入したアプリケーションプログラムがランダムアクセスメモリ３０４にロードされる、又は、購入したアプリケーションプログラムのロードが中止される。同様に、クラウドホスト４２１は、ライセンス認証サーバにすることができる。企業ユーザーは、特定の権限を持つアカウントを使用してソフトウェアホスト４４１にログインすると、パブリッククラウド４２でのクラウドホスト４２１は、特定の権限に応じて、ソフトウェアホスト４４１にライセンスを与えることで、購入したアプリケーションプログラムのファイルをソフトウェアホスト４４１にダウンロードする。ソフトウェアホスト４４１でのローカルオペレーティングシステム３０２又はライセンス認証素子３０７は、トークンに応じて、購入したアプリケーションプログラムがどのように扱われるかを決定する。例えば、購入したアプリケーションプログラムがソフトウェアホスト４４１のランダムアクセスメモリ３０４にロードされる、又は、購入したアプリケーションプログラムのロードが中断される。

購入アプリケーションプログラムのファイルは、ライセンスに成功した後、記憶装置３０６に記憶される。購入したアプリケーションプログラムのファイルがコピーされて使用することを防ぐために、これらのファイルは、保護のために暗号化された特定の秘密鍵を持っている。特定の秘密鍵は、前記トークンにあり、トークンを有する購入したアプリケーションプログラムのファイルのみが許可されてダウンロードされることが許可する。購入したアプリケーションプログラムのファイルがコンピュータホスト４４３で実行されるときに、起動したトークンは、ソフトウェアホスト４４１によって記録され、すなわち、ライセンス数のカウントは、ソフトウェアホスト４４１によって記録されている。前記記録が削除された場合、購入したアプリケーションプログラムのファイルをロードすることができない。ライセンス数は、クラウドホスト４２１がオフラインで改ざんされた場合は、ライセンス認証素子３０７は、購入したアプリケーションプログラムのファイルがソフトウェアホスト４４１のリモートサーバ３０５からコンピュータホスト４４３のランダムアクセスメモリ３０４にロードされれることを禁止する。

ライセンス認証は、どのように多くの購入したアプリケーションプログラムが使用されているかに応じて、完全なライセンスと部分的なライセンスに分けることができる。購入したアプリケーションプログラムは、異なる機能を有する複数のアプリケーションプログラムを含む場合、前記複数のアプリケーションプログラムは、機能に応じて異なるファイルに分けることができる。アプリケーションプログラムの部分的な機能を購入した場合だけは、部分的なライセンスが適用される。

図５、本発明の好ましい第三実施形態に係るプログラムをライセンスする方法を示す概略図である。前記プログラムは、記憶装置又はリモートサーバに記憶され、複数の実行ファイルを含む。前記複数の実行ファイルは、第一実行ファイル及び第二実行ファイルを含む。前記第一実行ファイルは、第一ヘッダーを含み、第二実行ファイルは、第二ヘッダーを含む。前記方法は、以下のステップを含む。ステップＳ５０１は、オペレーティングシステムが前記プログラムを起動する指示を受信して前記プログラムを起動するようにする。ステップＳ５０２は、前記第一ヘッダーを読み取るために、前記オペレーティングシステムが前記第一ヘッダーを記憶装置に記憶するようにし、ライセンス認証素子が前記オペレーティングシステムが前記第一実行ファイルをランダムアクセスメモリにロードして実行することを中止させるようにする。ステップＳ５０３は、ライセンス認証を行うために、前記ライセンス認証素子が前記オペレーティングシステム又は前記リモートサーバと接続するようにする。ステップＳ５０４は、前記第一実行ファイルは前記ライセンス認証に成功した後、前記ライセンス認証素子は前記第一実行ファイルを前記ランダムアクセスメモリにロードして実行することを許可する。ステップＳ５０５は、前記第二実行ファイルは使用されるとき、前記オペレーティングシステムは前記第二ヘッダーを読み取り、他のライセンス認証を行うために、前記ライセンス認証素子が前記オペレーティングシステム又は前記リモートサーバと接続する。

図５において、前記ライセンス認証に成功しないとき、前記オペレーティングシステムは、購入したアプリケーションプログラムを終了するために、損傷したファイルをロードし、又は、前記購入したアプリケーションプログラムを終了するために、前記オペレーティングシステムが前記プログラムをロードすることができなくなる。前記ライセンス認証は、有効期限に基づいて、永久のライセンス認証、リースのライセンス認証及びトライアルのライセンス認証に分ける。前記ライセンス認証は、それらのいずれか一つを含む。前記ライセンス認証は、前記永久のライセンス認証であるとき、前記プログラムが無制限に使用されていることを許可する。前記ライセンス認証は、前記リースのライセンス認証であるとき、特定の時間間隔で前記プログラムが使用されていることを許可する。前記ライセンス認証は、前記トライアルのライセンス認証であるとき、試用期間が終了すると前記プログラムの使用が中止される。

前記ライセンス認証は、ネットワークライセンスまたは電話ライセンスをさらに含む。前記ネットワークライセンスは、第一認証コードを用いてライセンス認証を行う。前記第一認証コードは、プライバシー関連の情報を含み、前記プライバシー関連の情報は、個人番号、誕生日、またはこれらの任意の組み合わせを含む。前記電話ライセンスは、電話番号を用いてライセンス認証を行い、前記電話ライセンスが認証されるとき、前記電話番号により第二認証コードを取得し、前記第二認証コードは前記電話ライセンスのライセンス認証に成功するために用いる。認証のために、個人のプライバシーを用いることにより、シリアルナンバーやライセンスコードを共有することを防ぐことができ、購入したアプリケーションプログラムが支払われなかった場合、著作権侵害を防止することができる。

前記ライセンス認証に成功した後、前記オペレーティングシステムは、トークンを取る。前記トークンは、匿名トークン及び非匿名トークンを含む。前記匿名トークンは、共有のコンピュータに使用され、前記非匿名トークンは、プライベートのコンピュータに使用される。匿名トークンの目的は、匿名で購入したアプリケーションプログラムのファイルにアクセスすることを許可するが、コンピュータがシャットダウンされた場合、購入したアプリケーションプログラムのファイルが削除されるので、公共のコンピュータに適用される。非匿名トークンの目的は、購入したアプリケーションプログラムのファイルにアクセスすることを許可するが、コンピュータがシャットダウンされた場合、購入したアプリケーションプログラムのファイルが削除されないので、プライベートのコンピュータに適用される。

図６は、本発明の好ましい第四実施形態に係るプログラムをライセンスする方法を示す概略図である。プログラムをライセンスする方法は、以下のステップを含む。ステップＳ６０１は、オペレーティングシステムがプログラムを起動する指示を受信して前記プログラムを起動するようにする。ステップＳ６０２は、前記オペレーティングシステムが前記プログラムをロードする前に、ライセンス認証を行うために、ライセンス認証素子が前記オペレーティングシステム又はリモートサーバと接続するようにする。ステップＳ６０３は、前記ライセンス認証に成功した後、前記オペレーティングシステムがトークンを取るようにする。

前記トークンは、暗号化された秘密鍵を含む。暗号化された秘密鍵を持っている場合、購入したアプリケーションプログラムのファイルがロードされるように復号化される。前記ライセンス認証は、永久のライセンス認証、リースのライセンス認証及びトライアルのライセンス認証から選択された一つを含む。前記ライセンス認証は、前記リースのライセンス認証又は前記トライアルのライセンス認証であるとき、前記ライセンス認証素子は、前記ライセンス認証を行うために、前記リモートサーバと接続する。前記ライセンス認証は、前記永久のライセンス認証であり、且つ前記リモートサーバが接続できないとき、前記ライセンス認証素子は、前記ライセンス認証を行うために、前記オペレーティングシステムと接続する。このような状況では、一時的なライセンス認証を行うことができるが、所定の期間（例えば一週間）の後、ライセンス認証のためにリモートサーバーに強制的に接続し、購入したアプリケーションプログラムが海賊版とされないことを保証できる。

図６において、前記方法は、前記匿名トークンが前記ライセンス認証に成功し、前記プログラムを閉じるとき、前記プログラムのデータは、所定値に復元されるステップと、前記非匿名トークンが前記ライセンス認証に成功し、前記プログラムを閉じるとき、前記プログラムのデータは、元の状態を維持するステップと、をさらに含む。

図７（ａ）は、本発明の別の好ましい実施形態に係るプログラムをライセンスするシステム５０を示す概略図である。システム５０は、プログラムをライセンスする装置５２及びリモートサーバ５０６を含む。プログラムをライセンスする装置５２は、ファイルシステム５０１、記憶装置５０７、オペレーティングシステム５０２及びライセンス認証素子５０３を含む。リモートサーバ５０６におけるソフトウェアデータベースは、プログラム５０５を含み、プログラム５０５は、ヘッダー５０５０を含む。オペレーティングシステム５０２は、プログラム起動指示５０４を受信し、プログラム５０５を起動し、オペレーティングシステム５０２がヘッダー５０５０を読み取るようにヘッダー５０５０をランダムアクセスメモリ５０８に記憶する。ライセンス認証素子５０３は、オペレーティングシステム５０２がプログラム５０５をランダムアクセスメモリ５０８にロードして実行することを中止させ、ライセンス認証を行うために、オペレーティングシステム５０２又はリモートサーバ５０６と接続する。前記ライセンス認証に成功した後、ライセンス認証素子５０３はプログラム５０５をランダムアクセスメモリ５０８にロードして実行することを許可する。

別の好ましい実施形態において、プログラム５０５は、記憶装置５０７に記憶されていないが、ライセンス認証素子５０３は、プログラム５０５が記憶装置５０７に記憶されることを中止させ、ライセンス認証を行うために、オペレーティングシステム５０２と接続する。前記ライセンス認証に成功した後、ライセンス認証素子５０３は、プログラム５０５を記憶装置５０７に記憶することを許可し、オペレーティングシステム５０２でプログラム５０５をファイルシステム５０１からランダムアクセスメモリ５０８にロードして実行する。

図７（ｂ）は、本発明の別の好ましい実施形態に係るプログラムをライセンスするシステム６０を示す概略図である。システム６０は、プログラムをライセンスする装置６２及びリモートサーバ６０６を含む。プログラムをライセンスする装置６２は、モバイルデバイス６０１及びホスト６１１を含む。ホスト６１１は、オペレーティングシステム６０２、デバイスドライバ６０８及びランダムアクセスメモリ６１２を含む。モバイルデバイス６０１は、ファームウェア（Firmware）６０７及びプログラム６０９を含む。プログラム６０９は、ヘッダー６０９０を含む。好ましい実施形態において、オペレーティングシステム６０２は、プログラム６０９を起動するプログラム起動指示６０４を受信してプログラム６０９を起動し、ヘッダー６０９０を読み取る。

図７（ｂ）において、オペレーティングシステム６０２とモバイルデバイス６０１との間のデバイスドライバ６０８は、オペレーティングシステム６０２とモバイルデバイス６０１を制御する。ファームウェア６０７は、ライセンス認証素子６０３を含む。ファームウェア６０７は、プログラム６０９を送信及び制御するために、デバイスドライバ６０８と協働する。モバイルデバイス６０１とホスト６１１と結合されると、ライセンス認証の前、プログラム６０９の必要なメモリサイズなどの情報を確認するために、デバイスドライバ６０８とオペレーティングシステム６０２によりプログラム６０９のヘッダー６０９０を読み取る。その後、オペレーティングシステム６０２は、プログラム６０９に新しいプロセスを割り当て、新しいプロセスを起動する。このとき、ライセンス認証素子６０３は、オペレーティングシステム６０２がデバイスドライバ６０８を介してファームウェア６０７と接続してライセンス認証を行うするように作動される。ライセンス検証に成功する前に、ファームウェア６０７は、オペレーティングシステム６０２がプログラム６０９をモバイルデバイス６０１からホスト６１１に送信することを中止させる。

ライセンス検証に成功した後、ファームウェア６０７は、オペレーティングシステム６０２がプログラム６０９をモバイルデバイス６０１からホスト６１１に送信することを許可し、デバイスドライバ６０８は、オペレーティングシステム６０２でプログラム６０９をランダムアクセスメモリ６１２にロードして実行することを許可する。別の好ましい実施形態において、ライセンス認証素子６０３は、リモートサーバ６０６又はライセオペレーティングシステム６０２と接続してライセンス認証を行うことができる。

図７（ｂ）において、モバイルデバイス６０１は、携帯型のハードディスクであってもよく、オペレーティングシステム６０２は、組み込みオペレーティングシステム、Windows（登録商標）のオペレーティングシステム、Linux（登録商標）のオペレーティングシステム及びSolaris（登録商標）のオペレーティングシステムからなる群から選択された一つを含む。

図８は、本発明の別の好ましい実施形態に係るプログラムをライセンスする方法を示す概略図である。前記プログラムをライセンスする方法は、以下のステップを含む。ステップＳ８０１は、特定プログラムを選択する。ステップＳ８０２は、ローカルオペレーティングシステム又はリモートサーバでライセンス認証を行う。ステップＳ８０３は、前記ライセンス認証に成功した後、前記ローカルオペレーティングシステムが特定プログラムを特定メモリにロードする。

図８において、特定メモリは、メモリパスのためにユーザによって選択された。前記方法は、前記特定プログラムをクラウドホストからソフトウェアホストに記憶するステップと、前記特定プログラムを前記ソフトウェアホストからローカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）ホストに送信するステップと、をさらに含む。前記方法は、前記特定プログラムの実行を中止させ、前記ライセンス認証に成功した後、ライセンス認証素子は、前記オペレーティングシステムが前記特定プログラムをロードし続けることを許可するステップと、をさらに含む。

図９は、本発明の別の好ましい実施形態に係るプログラムを取引する装置６２にプログラム６０９をライセンスする方法を示す概略図である。プログラムを取引する装置６２は、ホスト６１１とモバイルデバイス６０１とを含む。前記方法は、以下のステップを含む。ステップＳ９０１は、モバイルデバイス６０１をホスト６１１と結合する。ステップＳ９０２は、モバイルデバイス６０１におけるファームウェア６０７によってプログラム６０９をモバイルデバイス６０１からホスト６１１に送信することを中止させ、ホスト６１１におけるデバイスドライバ６０８は、ホスト６１１におけるオペレーティングシステム６０２でプログラム６０９をホスト６１１におけるランダムアクセスメモリ６１２にロードして実行することを中止させる。ステップＳ９０３は、オペレーティングシステム６０２がデバイスドライバ６０８によってファームウェア６０７と接続しライセンス認証を行うように、モバイルデバイス６０１におけるライセンス認証素子６０３を起動する。ステップＳ９０４は、前記ライセンス認証に成功した後、ファームウェア６０７はプログラム６０９をモバイルデバイス６０１からホスト６１１に送信することを許可し、デバイスドライバ６０８はオペレーティングシステム６０９でプログラム６０９をランダムアクセスメモリ６１２にロードして実行することを許可する。

実施例
１、第一ヘッダーを含む第一実行ファイルと、第二ヘッダーを含む第二実行ファイルと、を含む、複数の実行ファイルを含むプログラムが記憶装置又はリモートサーバに記憶される、プログラムをライセンスする方法であって、オペレーティングシステムが前記プログラムを起動する指示を受信して前記プログラムを起動するようにするステップと、前記第一ヘッダーを読み取るために、前記オペレーティングシステムが前記第一ヘッダーを記憶装置に記憶するようにし、ライセンス認証素子が前記オペレーティングシステムが前記第一実行ファイルをランダムアクセスメモリにロードして実行することを中止させるようにするステップと、ライセンス認証を行うために、前記ライセンス認証素子が前記オペレーティングシステム又は前記リモートサーバと接続するようにするステップと、前記第一実行ファイルは前記ライセンス認証に成功した後、前記ライセンス認証素子は前記第一実行ファイルを前記ランダムアクセスメモリにロードして実行することを許可するステップと、前記第二実行ファイルは使用されるとき、前記オペレーティングシステムは前記第二ヘッダーを読み取り、他のライセンス認証を行うために、前記ライセンス認証素子が前記オペレーティングシステム又は前記リモートサーバと接続するステップと、含む。

２、実施例１に記載のプログラムをライセンスする方法においては、前記ライセンス認証に成功しないとき、前記オペレーティングシステムは、前記プログラムを終了するために損傷したファイルをロードし、又は、前記プログラムを終了するために前記オペレーティングシステムが前記プログラムをロードすることができなくなり、プログラムエラーが発生するようにするステップと、前記第二実行ファイルは前記他のライセンス認証に成功した後、前記ライセンス認証素子は前記第二実行ファイルを前記ランダムアクセスメモリにロードして実行することを許可するステップと、をさらに含む。

３、ログラムをライセンスする方法は、オペレーティングシステムがプログラムを起動する指示を受信して前記プログラムを起動するようにするステップと、前記オペレーティングシステムが前記プログラムをロードする前に、ライセンス認証を行うために、ライセンス認証素子が前記オペレーティングシステム又は前記リモートサーバと接続するようにするステップと、前記ライセンス認証に成功した後、前記オペレーティングシステム又は記憶装置がトークンを取るようにするステップと、を含む。

４、実施例３に記載のプログラムをライセンスする方法においては、前記ライセンス認証素子が、前記オペレーティングシステムが前記特定プログラムをロードすることを中止させ、前記ライセンス認証に成功した後、前記ライセンス認証素子は、前記オペレーティングシステムが前記プログラムをロードし続けることを許可し、前記トークンは、匿名トークン及び非匿名トークンを含み、前記匿名トークンは、共有のコンピュータに使用され、前記非匿名トークンは、プライベートのコンピュータに使用され、前記ライセンス認証は、永久のライセンス認証、リースのライセンス認証及びトライアルのライセンス認証から選択された一つを含み、前記ライセンス認証は、前記リースのライセンス認証又は前記トライアルのライセンス認証であるとき、前記ライセンス認証素子は、前記ライセンス認証を行うために、前記リモートサーバと接続し、前記ライセンス認証は、前記永久のライセンス認証であり、且つ前記リモートサーバが接続できないとき、前記ライセンス認証素子は、前記ライセンス認証を行うために、前記オペレーティングシステムと接続し、前記方法は、前記匿名トークンが前記ライセンス認証に成功し、前記プログラムを閉じるとき、前記プログラムのデータは、所定値に復元されるステップと、前記非匿名トークンが前記ライセンス認証に成功し、前記プログラムを閉じるとき、前記プログラムのデータは、元の状態を維持するステップと、をさらに含む。

５、ヘッダーを含むプログラムをライセンスする装置であって、記憶装置と、前記記憶装置に配置されるファイルシステムと、前記プログラムを起動する指示を受信して前記プログラムを起動し、前記ヘッダーを読み取るために、前記ヘッダーを記憶装置に記憶するオペレーティングシステムと、前記オペレーティングシステムが前記プログラムをランダムアクセスメモリにロードして実行することを中止させ、ライセンス認証を行うために、前記オペレーティングシステム又は前記リモートサーバと接続するライセンス認証素子と、を含み、前記ライセンス認証に成功した後、前記ライセンス認証素子は前記プログラムを前記ランダムアクセスメモリにロードして実行することを許可する。

６、実施例５に記載のプログラムをライセンスする装置においては、前記装置は、デバイスドライバを含み、前記ライセンス認証素子は、前記ライセンス認証に成功したことが通知された後、前記記憶装置、前記ファイルシステムまた前記デバイスドライバを制御するように第一制御メッセージ、第二制御メッセージ又は第三制御メッセージをそれぞれ送信することで、前記プログラムを前記リモートサーバから前記記憶装置に記憶することを許可し、前記プログラムを前記デバイスドライバを介して前記記憶装置から前記ファイルシステムに記憶し、前記オペレーティングシステムで前記プログラムを前記ファイルシステムから前記ランダムアクセスメモリにロードして実行し、前記ライセンス認証に成功しないとき、前記オペレーティングシステムは、前記プログラムを終了するために、損傷したファイルをロードし、又は、前記プログラムを終了するために、前記オペレーティングシステムが前記プログラムをロードすることができなくなり、プログラムエラーを発生させ、前記ライセンス認証は、永久のライセンス認証、リースのライセンス認証及びトライアルのライセンス認証から選択された一つを含み、前記ライセンス認証は、前記永久のライセンス認証であるとき、前記プログラムが無制限に使用されていることを許可し、前記ライセンス認証は、前記リースのライセンス認証であるとき、特定の時間間隔で前記プログラムが使用されていることを許可し、前記ライセンス認証は、前記トライアルのライセンス認証であるとき、試用期間が終了すると前記プログラムの使用が中止され、前記ライセンス認証は、ネットワークライセンスまたは電話ライセンスをさらに含み、前記ネットワークライセンスは、第一認証コードを用いてライセンス認証を行い、前記第一認証コードは、プライバシー関連の情報を含み、前記プライバシー関連の情報は、個人番号、誕生日、またはこれらの任意の組み合わせを含み、前記電話ライセンスは、電話番号を用いてライセンス認証を行い、前記電話ライセンスが認証されるとき、前記電話番号により第二認証コードを取得し、前記第二認証コードは前記電話ライセンスのライセンス認証に成功するために用いる。
７、プログラムをライセンスする方法は、特定プログラムを選択するステップと、ローカルオペレーティングシステム又はリモートサーバでライセンス認証を行うステップと、前記ライセンス認証に成功した後、前記ローカルオペレーティングシステムが特定プログラムを特定メモリにロードするステップと、を含む。

８、実施例７に記載のプログラムをライセンスする方法においては、前記方法は、前記特定プログラムをクラウドホストからソフトウェアホストに記憶するステップと、前記特定プログラムを前記ソフトウェアホストからローカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）ホストに送信するステップと、をさらに含み、前記方法は、前記特定プログラムの実行を中止させ、前記ライセンス認証に成功した後、ライセンス認証素子は、前記オペレーティングシステムが前記特定プログラムをロードし続けることを許可するステップと、をさらに含み、前記ライセンス認証は、個人の機密情報を認証し、前記個人の機密情報は、個人番号、誕生日、またはこれらの任意の組み合わせを含み、前記特定メモリは、メモリパスのためにユーザによって選択された。

９、プログラムを取引する装置は、複数のプログラムを含むリモートライブラリにアクセスする第一アクセス素子と、前記複数のプログラムから特定プログラムを選択するように、ローカルオペレーティングシステムにアクセスすることに供する第二アクセス素子と、ライセンス認証を行うために、ローカルオペレーティングシステム又はリモートサーバと接続し、前記ライセンス認証に成功した後、前記ライセンス認証素子は前記特定プログラムを実行することを許可するライセンス認証素子と、を含む。

１０、実施例９に記載のプログラムを取引する装置においては、前記第一アクセス素子は、プロキシサーバハードディスクドライブ又はクラウドハードディスクドライブであり、前記第二アクセス素子は、ダイナミックランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）であり、前記ライセンス認証素子が前記ローカルオペレーティングシステムが前記特定プログラムを前記ＲＡＭにロードして実行することを中止させ、前記ライセンス認証に成功した後、前記ライセンス認証素子は、前記ローカルオペレーティングシステムが前記プログラムを前記ＲＡＭにロードし続けることを許可し、前記プログラムを取引する装置はソフトウェアホストであると、前記リモートサーバはクラウドホストであり、前記ライセンス認証は前記クラウドホストに行い、前記特定プログラムは前記ソフトウェアホストにアクセスし、前記プログラムを取引する装置はソフトウェアホストであり、前記リモートサーバが接続できなく、前記リモートサーバは前記クラウドホストであると、前記ライセンス認証は前記ソフトウェアホストに行い、前記特定プログラムはコンピュータホストにアクセスし、前記プログラムを取引する装置はコンピュータホストであり、前記リモートサーバは前記ソフトウェアホストであると、前記ライセンス認証は前記ソフトウェアホストに行い、前記特定プログラムは前記コンピュータホストにアクセスし、前記ライセンス認証は、永久のライセンス認証、リースのライセンス認証及びトライアルのライセンス認証から選択された一つを含み、前記ライセンス認証は、前記永久のライセンス認証であるとき、前記特定プログラムが無制限に使用されていることを許可し、前記ライセンス認証は、前記リースのライセンス認証であるとき、特定の時間間隔で前記特定プログラムが使用されていることを許可し、前記ライセンス認証は、前記トライアルのライセンス認証であるとき、試用期間が終了すると前記プログラムの使用が中止され、前記ライセンス認証は、前記リースのライセンス認証又は前記トライアルのライセンス認証であるとき、前記ライセンス認証素子は前記ライセンス認証を行うために、前記リモートサーバと接続し、前記ライセンス認証は、前記永久のライセンス認証であり、前記リモートサーバが接続できないとき、前記ライセンス認証素子は前記ライセンス認証を行うために、前記ローカルオペレーティングシステムと接続し、前記ライセンス認証に成功しないとき、前記ローカルオペレーティングシステムは、損傷したファイルをロードし、前記ライセンス認証に成功した後、前記ライセンス認証素子は、前記ローカルオペレーティングシステムが前記特定プログラムを前記第一アクセス素子又は前記第二アクセス素子にロードすることを許可し、前記ライセンス認証は、ネットワークライセンスまたは電話ライセンスをさらに含み、前記ネットワークライセンスは、第一認証コードを用いて前記ライセンス認証を行い、前記第一認証コードは、プライバシー関連の情報を含み、前記プライバシー関連の情報は、個人番号、誕生日、またはこれらの任意の組み合わせを含み、前記電話ライセンスは、電話番号を用いて前記ライセンス認証を行い、前記電話ライセンスが認証されるとき、前記電話番号により第二認証コードを取得し、前記第二認証コードは前記電話ライセンスのライセンス認証に成功するために用いる。

１１、プログラムをライセンスする装置であって、オペレーティングシステム、ランダムアクセスメモリ及びデバイスドライバを含むホストと、前記ホストに結合されるモバイルデバイスと、を含み、前記モバイルデバイスは、ライセンス認証を行うためのライセンス認証素子を含むファームウェアを含み、前記モバイルデバイスと前記ホストと結合されると、前記ファームウェアは、前記プログラムを前記モバイルデバイスから前記ホストに送信することを中止させ、前記デバイスドライバは、前記オペレーティングシステムで前記プログラムを前記ランダムアクセスメモリにロードして実行することを中止させ、前記ライセンス認証素子は、前記オペレーティングシステムが前記デバイスドライバによって前記ファームウェアと接続し前記ライセンス認証を行うように起動され、前記ライセンス認証に成功した後、前記ファームウェアは、前記プログラムを前記モバイルデバイスから前記ホストに送信することを許可し、前記デバイスドライバは、前記オペレーティングシステムで前記プログラムを前記ランダムアクセスメモリにロードして実行することを許可する。

１２、ホストとモバイルデバイスとを含むプログラムを取引する装置にプログラムをライセンスする方法であって、
前記モバイルデバイスを前記ホストと結合するステップと、前記モバイルデバイスにおけるファームウェアによって前記プログラムを前記モバイルデバイスから前記ホストに送信することを中止させ、前記ホストにおけるデバイスドライバは、前記ホストにおけるオペレーティングシステムで前記プログラムを前記ホストにおけるランダムアクセスメモリにロードして実行することを中止させるステップと、前記オペレーティングシステムが前記デバイスドライバによって前記ファームウェアと接続し前記ライセンス認証を行うように、前記モバイルデバイスにおけるライセンス認証素子を起動するステップと、前記ライセンス認証に成功した後、前記ファームウェアは前記プログラムを前記モバイルデバイスから前記ホストに送信することを許可し、前記デバイスドライバは前記オペレーティングシステムで前記プログラムを前記ランダムアクセスメモリにロードして実行することを許可するステップと、を含む。

以上の説明によると、当業者であれば本発明の技術思想を逸脱しない範囲で、多様な変更及び修正が可能であることが分かる。従って、本発明の技術的な範囲は、明細書の詳細な説明に記載された内容に限らず、特許請求の範囲によって定めなければならない。

１、２、３ 制御メッセージ
３０ プログラムを取引するシステム
３２ プログラムを取引する装置
４０ クラウドシステム
４２ パブリッククラウド
４４ プライベートクラウド
５０、６０ プログラムをライセンスするシステム
５２、６２ プログラムをライセンスする装置
３０１ メインアプリケーションプログラム
３０２ ローカルオペレーティングシステム（ローカルＯＳ）
３０３ ファイルシステム
３０４、５０８、６１２ ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）
３０５、５０６、６０６ リモートサーバ
３０６、５０７ 記憶装置
３０７、５０３、６０３ ライセンス認証素子
３０９、６０８ デバイスドライバ
４２１ クラウドホスト
４２２ インターネット
４４１ ソフトウェアホスト
４４２ ローカルエリアネットワーク
４４３、４４４、４４５、４４６、４４７ コンピュータホスト
５０２、６０２ オペレーティングシステム（ＯＳ）
５０４、６０４ プログラム起動指示
５０５、６０９ プログラム
６０１ モバイルデバイス
６０７ ファームウェア
６１１ ホスト
５０５０、６０９０ ヘッダー

Claims (1)

1. 複数のプログラムを含むリモートライブラリを備えるリモートサーバと通信回線を介して接続されるプログラムをライセンスする装置であって、
   前記複数のプログラムから特定プログラムを選択するローカルオペレーティングシステムと、
   記憶装置と、
   ランダムアクセスメモリと、
   前記ローカルオペレーティングシステム又は前記リモートサーバと接続し、前記特定プログラムのライセンス認証を行うために、ライセンス認証情報を前記ローカルオペレーティングシステム又は前記リモートサーバに送信するライセンス認証素子と、
   前記記憶装置とは異なる記憶装置を用いて構築されるファイルシステムと、
   を含み、
   前記ライセンス認証素子が、デバイスドライバを更に含み、
   前記ライセンス認証情報を受信した前記ローカルオペレーティングシステム又は前記リモートサーバは、前記特定プログラムのライセンス認証を行い、ライセンス認証に成功したとき、ライセンス認証に成功したことを前記ライセンス認証素子に通知し、
   ライセンス認証に成功したことの通知に基づき、前記ライセンス認証素子は、前記特定プログラムを前記リモートサーバから前記記憶装置に記憶する処理と、前記デバイスドライバを介して前記特定プログラムを前記記憶装置から前記ファイルシステムに送信する処理と、前記ローカルオペレーティングシステムが前記特定プログラムを前記ファイルシステムから前記ランダムアクセスメモリにロードする処理とをそれぞれ許可する一方、
   前記ライセンス認証に成功しないとき、前記ライセンス認証素子は、前記記憶装置に記憶する前記処理と、前記ファイルシステムに送信する前記処理と、前記ランダムアクセスメモリにロードする前記処理とを許可せず、前記ローカルオペレーティングシステムは、損傷したファイルを前記ランダムアクセスメモリにロードし、又は、前記特定プログラムを前記ランダムアクセスメモリにロードできない状態とすることを特徴とするプログラムをライセンスする装置。

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