JP6930779B1 - 船舶用架台脱着装置及びこれを用いた台車上架台の脱着方法 - Google Patents
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Abstract
Description
(1) 水中において縦取台車に船体を載せる。
水中において、縦取レールR1に、台車上架台2を載せた縦取台車3を配置する。この縦取台車3の上部に船舶S(船体)を移動させる。
図13(a)の船舶を牽引する状態に示すように、船舶Sを横取りする列に合わせて、位置決めストッパー51を縦取レールR1の所定の位置へ取り付ける。縦取台車3を牽引する牽引ワイヤー52をウインチで巻き取り牽引を始める。
図13(b)の位置決めストッパー51の位置まで牽引した状態に示すように、縦取台車3の車輪が位置決めストッパー51に接触するまで牽引する。縦取台車3が移動しないように海側にも位置決めストッパー51を取り付け、縦取台車3を固定する。
図14の概略説明正面図に示すように、縦取台車3から牽引ワイヤー52を外す。縦取台車3から位置決めピン53を全て抜く。横取台車11を、縦取台車3の真下へ入れ、位置決めストッパー51に接触するまでずらす。横取台車11が所定の位置にきたら、反対側も位置決めストッパー51を取り付け横取台車11を縦取台車3に固定する。横取台車11に連結棒55を取り付ける。横取台車11と縦取台車3に位置決めピン53を全て通して固定する。
船舶S(船体)と各横取台車11の当たりが全面に等しく分散しているかを確認する。これは荷重が等しく分散していなければ横取台車11に内蔵している油圧ジャッキに「曲げ」が作用する。油圧ジャッキに曲げ作用が大きくなればラムの破損となる恐れがある。
横取台車11に装備してある電動ポンプで油を送り、船の左右のラムが8本とも同じ速度で上昇することを確認しながら縦取台車3ごと船を持ち上げ、縦取台車3の車輪の鍔ツバが横取レールR2をかわす高さまで持ち上げる。
縦取台車3と横取台車11の隙間に鋼製のマクラ金物を入れ、油圧ジャッキを下降させる。このことにより船体の荷重をマクラ金物で受けることになる。このとき、縦取台車3の全車輪の鍔が横取レールR2をかわす高さとなっていることを再度確認する。
図15の縦取台車と横取台車の概略説明平面図に示すように、位置決めストッパー51を外す。牽引ワイヤー52を横取する列の根止めに取り付けられているスナッチブロックを介して横取台車11に取り付ける。ウインチで牽引ワイヤー52を巻き取り、縦取台車3ごと横取り所定位置まで牽引する。
図16の横取台車をジャッキアップして盤木を船底に積み上げた状態を示す概略説明正面図に示すように、再度、横取台車11に内蔵してある油圧ジャッキを上昇させる。必要な箇所へ地面から盤木54等を積み重ね、矢等を使って船舶S(船体)の自重を盤木54に伝える。
図17の横取台車11をジャッキを降下して(船体)の荷重が盤木54にかかる状態を示す概略説明正面図に示すように油圧ジャッキを下降させて、船舶Sの自重を組み立てた盤木54に全て移す。
図18の概略説明側面図に示すように、船舶Sを横取台車11を縦取レールR1位置に運び戻す際に、船舶Sを運び戻す反対側の取外し式台車上架台2と木製盤木54を縦取台車3から取り外す。取り外さないと船底及びキールに引っ掛かり横取台車を運び戻せないためである。他にも縦取台車3上に船舶Sの船底及びキールと干渉するものがないか確認する。
横取台車11の牽引ワイヤー52を反対側に配置換えをする。縦取レールR1と横取レールR2の交差部RCの位置決めストッパー51に接触するまで牽引する。
図19の縦取台車と横取台車の概略説明平面図に示すように、反対側にも位置決めストッパー51を取り付け、横取台車11を固定する。横取台車11に内蔵している油圧ジャッキを下降させて、縦取台車3を縦取レールR1上に戻す。位置決めピン53を抜いて、横取台車11の連結棒55を取り外す。位置決めストッパー51を取り外し、縦取台車3の下部から横取台車11を引き出す。縦取レールR1の位置決めストッパー51を取り外す。以上の作業を繰り返し、上架作業は完了する。
下架作業は、上述した上架作業の行程をそのまま逆にした行程となる。
上部に台車上架台(2)を載せると共に、移動させる台車上架台用レール(9)と、該台車上架台用レール(9)を上下動させる昇降装置(8)と、下部に横取レール(R2)上を移動する車輪(4)が設けられた装置本体(5)と、
前記台車上架台用レール(9)の一端に、前記装置本体(5)の上部において突出するように形成された、縦取台車(3)上に載せられた台車上架台(2)の下方に差し込むチルトフォーク(6)と、
前記装置本体(5)に、前記台車上架台(2)を載せて約90度下方へ回動転倒自在に取り付けられた転倒回動部材(7)と、
前記台車上架台用レール(9)のチルトフォーク(6)から前記転倒回動部材(7)の間を移動自在に取り付けられた、1又は複数の台車上架台(2)を載せる架台受台(10)と、
前記装置本体(5)と前記転倒回動部材(7)の間に取り付けられた、前記転倒回動部材(7)を起立と転倒させる伸縮装置(14)と、を備えた、ことを特徴とする。
前記転倒回動部材(7)の前記架台受台(10)の底部を載せる面に、前記台車上架台用レール(9)から連続するように形成されたレール部分(17)を設けたものである。
前記転倒回動部材(7)が約90度下方へ回動転倒させた際に該転倒回動部材(7)の下部に、前記装置本体(5)が走行する横取レール(R2)上に走行する補助輪(7b)を取り付けることが好ましい。
前記装置本体(5)に、横取レール(R2)上を走行する横取台車(11)を連結する連結部材(12)が設けられたものである。
前記架台受台(10)は、複数の台車上架台(2)を載せた状態で、前記台車上架台用レール(9)上を円滑に移動できるように、該架台受台(10)の下面に車輪または滑り材等の移動具材が取り付けられたものである。
上部に台車上架台(2)を載せると共に、移動させる長方形状の台車上架台用レール(9)と、該台車上架台用レール(9)を上下動させる昇降装置(8)と、下部に横取レール(R2)上を移動する車輪(4)が設けられた装置本体(5)と、該台車上架台用レール(9)の一端に、該装置本体(5)の上部において突出するように設けられた、縦取台車(3)上に載せられた台車上架台(2)の下部に差し込むチルトフォーク(6)と、該台車上架台用レール(9)のチルトフォーク(6)から、前記台車上架台(2)を載せて約90度下方へ回動転倒させる転倒回動部材(7)の間を移動自在に取り付けられた、1又は複数の台車上架台(2)を載せる架台受台(10)と、該台車上架台用レール(9)の他端に取り付けられた転倒回動部材(7)と、該装置本体(5)と該転倒回動部材(7)の間に取り付けられた、該転倒回動部材(7)を起立と転倒させる伸縮装置(14)と、を備えた船舶用架台脱着装置(1)を用い、
前記船舶用架台脱着装置(1)を横取台車(11)に接続すると同時に、前記チルトフォーク(6)が、縦取台車(3)上の台車上架台(2)を載せている架台受台(10)の下部に差し込み、
次に、架台受台(10)を前記チルトフォーク(6)から台車上架台用レール(9)を通って前記転倒回動部材(7)まで移動させ、該転倒回動部材(7)に台車上架台(2)を嵌め込み、
この状態で該転倒回動部材(7)を台車上架台(2)共に転倒させ、船底に接触することなく通過するように船舶用架台脱着装置(1)を横取レール(R2)上を移動させる、ことを特徴とする。
前記縦取台車(3)に載せられた台車上架台(2)を架台受台(10)と共に取り外す際に、前記チルトフォーク(6)に設けた昇降装置(8)を上昇させて、該チルトフォーク(6)と台車上架台用レール(9)を傾斜させ、台車上架台(2)下面と縦取台車(3)との間に隙間を開け、該チルトフォーク(6)上の台車上架台(2)を抜き取ることができる。
上部に台車上架台(2)を載せると共に、移動させる長方形状の台車上架台用レール(9)と、該台車上架台用レール(9)を上下動させる昇降装置(8)と、下部に横取レール(R2)上を移動する車輪(4)が設けられた装置本体(5)と、該台車上架台用レール(9)の一端に、該装置本体(5)の上部において突出するように設けられた、縦取台車(3)上に載せられた台車上架台(2)の下部に差し込むチルトフォーク(6)と、該台車上架台用レール(9)のチルトフォーク(6)から、前記台車上架台(2)を載せて約90度下方へ回動転倒させる転倒回動部材(7)の間を移動自在に取り付けられた、1又は複数の台車上架台(2)を載せる架台受台(10)と、該台車上架台用レール(9)の他端に取り付けられた転倒回動部材(7)と、該装置本体(5)と該転倒回動部材(7)の間に取り付けられた、該転倒回動部材(7)を起立と転倒させる伸縮装置(14)と、を備えた船舶用架台脱着装置(1)を用い、
前記船舶用架台脱着装置(1)の転倒回動部材(7)を転倒させ、該転倒回動部材(7)に台車上架台(2)を横向きに嵌め込み、
転倒回動部材(7)を転倒させた状態で、前記船舶用架台脱着装置(1)を縦取台車(3)の位置まで移動させ、その後転倒回動部材(7)を台車上架台(2)と共に起立させ、
次に、チルトフォーク(6)を、縦取台車(3)の上部まで移動させ、起立させた台車上架台(2)を、台車上架台用レール(9)上を移動させて縦取台車(3)上に載せ、
その後、台車上架台(2)からチルトフォーク(6)を抜き取り、前記船舶用架台脱着装置(1)を退出させる、ことを特徴とする。
船舶用架台脱着装置(1)では、台車上架台(2)を縦取台車(3)から取り外す際と、取り付ける際にチルトフォーク(6)を利用するために、容易かつ安全に作業することができる。チルトフォーク(6)は昇降装置(8)の動作により自在に傾斜させることができるので、架台受台(10)の高さに容易に合わせることができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の船舶用架台脱着装置を示す正面図である。図2は本発明の船舶用架台脱着装置を示す平面図である。図3は本発明の船舶用架台脱着装置を示す左側面図であり、転倒回動部材のみを示している。図4は本発明の船舶用架台脱着装置を示す右側面図である。図1から図4は何れも転倒回動部材を上方に上げている状態を示している。
本発明の船舶用架台脱着装置1は、船舶Sを上架する際に用いる台車上架台2を、縦取台車3から取り外し、又は取り付ける際に用いる装置である。この船舶用架台脱着装置1は、主に横取レールR2上を移動する車輪4が設けられた装置本体5と、縦取台車3上に載せられた台車上架台2の下部に差し込むチルトフォーク6と、台車上架台2を載せて約90度下方へ回動転倒させる転倒回動部材7と、この転倒回動部材7を起立と転倒させる伸縮装置14と、を備えた装置である。
装置本体5は、図1の正面図と図2の平面図に示すように、略直方体形状に組み立てた略直方体形状のフレームの下部の4カ所に横取レールR2上を移動する車輪4が設けられた装置である。この略直方体形状のフレームの上部に台車上架台用レール9の他端は揺動自在に回動軸9aで軸支されている。台車上架台用レール9は、台車上架台2を載せると共に、移動させるレールである。
更に、この台車上架台用レール9の他部は、転倒回動部材7を構成するレール部分7aと連続するようになっている。
本発明の船舶用架台脱着装置1は、架台受台10を備えている。この架台受台10は、1又は複数の台車上架台2を載せる板状の受台である。図示例の架台受台10は、4台の台車上架台2を並列して載せられる長さを有する板材10aと、この板材10aに周囲に枠板10bを設けたものである。この枠板10bにより台車上架台2が落下しないようになる。また板材10aの下面には、台車上架台用レール9上を走行するガイドローラ15とサイドローラ16を有する。架台受台10は、このガイドローラ15とサイドローラ16により台車上架台用レール9から外れないようになっている。
台車上架台用レール9(チルトフォーク6)は、転倒回動部材7側が回動軸9aの支点になるように揺動自在に装置本体5に取り付けられている。この台車上架台用レール9の一部がチルトフォーク6として機能する。チルトフォーク6を可動させるために、台車上架台用レール9の下部に昇降装置8が装置本体5に取り付けられている。昇降装置8は手動式、電動何れの形態でも良い。
図5は転倒回動部材を転倒させた状態を示す正面図である。
転倒回動部材7は、台車上架台2と共に架台受台10を載せて約90度下方へ回動転倒自在に装置本体5に回動軸7aで軸支されている。この回動軸7aは、装置本体5の上部に取り付けられている。この転倒回動部材7は転倒状態にあるときは、そこに載せた架台受台10と共に台車上架台2を転倒させ、台車上架台用レール9の上面の高さ(L1)と略同じ高さにすることができる。船舶Sの船底を容易に通過させることができるようになる。台車上架台用レール9に載せられた状態の台車上架台2の上面の高さ(L2)と比較すると約1/2程度の高さになる。
図6は船舶を横取する準備状態を示す船舶の概略説明平面図である。図7は横取りと上架の状態を示す船舶の概略説明平面図である。図8は船舶用架台脱着装置を横取台車に接続する状態を示し、(a)は船舶の概略説明平面図、(b)は概略説明正面図である。図9は台車上架台の分離状態を示し、(a)は船舶の概略説明平面図、(b)は概略説明正面図である。図10は台車上架台を引き出す状態を示し、(a)は船舶の概略説明平面図、(b)は概略説明正面図である。図11は転倒回動部材を転倒させる状態を示し、(a)は船舶の概略説明平面図、(b)は概略説明正面図である。図12は転倒させた状態の台車上架台を船底で移動させる状態を示し、(a)は船舶の概略説明平面図、(b)は概略説明正面図である。
本発明の船舶用架台脱着装置1を用いて、船舶Sを陸上に上架する際に用いる台車上架台2を、縦取台車3から取り外す作業は、次のような順序で行う。
(1) 横取の準備
図6に示すように、船舶Sの横取りをする位置に、本発明の船舶用架台脱着装置1を上架位置で待機させる。海中から船舶Sを縦取台車3上の台車上架台2に載せて縦取レールR1と横取レールR2の交差部まで牽引する。この交差部の位置において横取台車11と縦取台車3を船舶の両側からそれぞれ取り付ける。
図7に示すように、船舶Sを上架位置まで横取台車11で移動させる。船舶Sをジャッキアップさせ、船底と地面の間に上架用盤木54を積み、その後、ジャッキダウンし、船舶Sの荷重を上架用盤木54に掛ける。このとき、上架用盤木54の上端面は、横取台車11と縦取台車3に載せられた台車上架台2の上端面より高い位置にする。
図8(a)と(b)に示すように、本発明の船舶用架台脱着装置1を横取台車11に、連結部材12を用いて接続する。同時にチルトフォーク6を、縦取台車3に載せられている台車上架台2(架台受台10)の下部に差し込む。
図9に示すように、このとき必要に応じてチルトフォーク6を上方へ傾斜させると台車上架台2(架台受台10)の下部と縦取台車3との間に隙間ができる。これで縦取台車3と台車上架台2とを分離することができる。
図10に示すように、チルトフォーク6を台車上架台用レール9を通って転倒回動部材7まで移動させる。このとき架台受台10のその下面にガイドローラ15とサイドローラ16がレール上を転がるので円滑に移動させることができる。転倒回動部材7においてもレール部分17に架台受台10のガイドローラ15とサイドローラ16が嵌め込まれた状態にあるため、架台受台10は転倒回動部材7から外れづらくなっている。
図11に示すように、台車上架台2をチルトフォーク6から台車上架台用レール9を通って転倒回動部材7まで移動させる。転倒回動部材7に台車上架台2を架台受台10と共に嵌め込む。
図12に示すように、転倒回動部材7で台車上架台2を架台受台10と共に転倒回動した状態で、船舶用架台脱着装置1を横取台車11と縦取台車3と共に移動させる。このとき台車上架台2は転倒させているので、図5に示したように、全高(L1)を低く抑えることができ、台車上架台2を分解することなく、船舶Sの船体中心線に沿って船底を船首から船尾まで貫通するキール(竜甲)下を通ることができる。更に、上架用盤木54の高さも抑えることが可能で船底の塗装作業などが容易になる。
2 台車上架台
3 縦取台車
4 車輪
5 装置本体
6 チルトフォーク
7 転倒回動部材
7b 転倒回動部材の補助輪
8 昇降装置
9 台車上架台用レール
10 架台受台
11 横取台車
12 連結部材
14 伸縮装置
R1 縦取レール
R2 横取レール
Claims (9)
- 船舶(S)を陸上に上架する際に用いる台車上架台(2)を、横取台車(11)により横取りの所定位置まで牽引した縦取台車(3)から取り外し又は取り付ける際に用いる船舶用架台脱着装置(1)であって、
上部に台車上架台(2)を載せると共に、移動させる台車上架台用レール(9)と、該台車上架台用レール(9)を上下動させる昇降装置(8)と、下部に横取レール(R2)上を移動する車輪(4)が設けられた装置本体(5)と、
前記台車上架台用レール(9)の一端に、前記装置本体(5)の上部において突出するように形成された、縦取台車(3)上に載せられた台車上架台(2)の下方に差し込むチルトフォーク(6)と、
前記装置本体(5)に、前記台車上架台(2)を載せて約90度下方へ回動転倒自在に取り付けられた転倒回動部材(7)と、
前記台車上架台用レール(9)のチルトフォーク(6)から前記転倒回動部材(7)の間を移動自在に取り付けられた、1又は複数の台車上架台(2)を載せる架台受台(10)と、
前記装置本体(5)と前記転倒回動部材(7)の間に取り付けられた、前記転倒回動部材(7)を起立と転倒させる伸縮装置(14)と、を備えた、ことを特徴とする船舶用架台脱着装置。 - 前記台車上架台用レール(9)は、その転倒回動部材(7)側が支点になるように揺動自在に前記装置本体(5)に取り付けられ、該台車上架台用レール(9)のチルトフォーク(6)側に昇降装置(8)が該装置本体(5)に取り付けられた、ことを特徴とする請求項1に記載された船舶用架台脱着装置。
- 前記転倒回動部材(7)の前記架台受台(10)の底部を載せる面に、前記台車上架台用レール(9)から連続するように形成されたレール部分(17)を設けた、ことを特徴とする請求項1又は2に記載された船舶用架台脱着装置。
- 前記転倒回動部材(7)が約90度下方へ回動転倒させた際に該転倒回動部材(7)の下部に、前記装置本体(5)が走行する横取レール(R2)上に走行する補助輪(7b)が取り付けられた、ことを特徴とする請求項1、2又は3の何れか1項に記載された船舶用架台脱着装置。
- 前記装置本体(5)に、横取レール(R2)上を走行する横取台車(11)を連結する連結部材(12)が設けられた、ことを特徴とする請求項1、2、3又は4の何れか1項に記載された船舶用架台脱着装置。
- 前記架台受台(10)は、複数の台車上架台(2)を載せた状態で、前記台車上架台用レール(9)上を円滑に移動できるように、該架台受台(10)の下面に車輪または滑り材等の移動具材が取り付けられた、ことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5の何れか1項に記載された船舶用架台脱着装置。
- 船舶(S)を陸上に上架する際に用いる台車上架台(2)を、縦取台車(3)から取り外し又は取り付ける台車上架台の脱着方法であって、
上部に台車上架台(2)を載せると共に、移動させる長方形状の台車上架台用レール(9)と、該台車上架台用レール(9)を上下動させる昇降装置(8)と、下部に横取レール(R2)上を移動する車輪(4)が設けられた装置本体(5)と、該台車上架台用レール(9)の一端に、該装置本体(5)の上部において突出するように設けられた、縦取台車(3)上に載せられた台車上架台(2)の下部に差し込むチルトフォーク(6)と、該台車上架台用レール(9)のチルトフォーク(6)から、前記台車上架台(2)を載せて約90度下方へ回動転倒させる転倒回動部材(7)の間を移動自在に取り付けられた、1又は複数の台車上架台(2)を載せる架台受台(10)と、該台車上架台用レール(9)の他端に取り付けられた転倒回動部材(7)と、該装置本体(5)と該転倒回動部材(7)の間に取り付けられた、該転倒回動部材(7)を起立と転倒させる伸縮装置(14)と、を備えた船舶用架台脱着装置(1)を用い、
前記船舶用架台脱着装置(1)を横取台車(11)に接続すると同時に、前記チルトフォーク(6)が、縦取台車(3)上の台車上架台(2)を載せている架台受台(10)の下部に差し込み、
次に、架台受台(10)を前記チルトフォーク(6)から台車上架台用レール(9)を通って前記転倒回動部材(7)まで移動させ、該転倒回動部材(7)に台車上架台(2)を嵌め込み、
この状態で該転倒回動部材(7)を台車上架台(2)共に転倒させ、船底に接触することなく通過するように船舶用架台脱着装置(1)を横取レール(R2)上を移動させる、ことを特徴とする台車上架台の脱着方法。 - 前記縦取台車(3)に載せられた台車上架台(2)を架台受台(10)と共に取り外す際に、前記チルトフォーク(6)に設けた昇降装置(8)を上昇させて、該チルトフォーク(6)と台車上架台用レール(9)を傾斜させ、台車上架台(2)下面と縦取台車(3)との間に隙間を開け、該チルトフォーク(6)上の台車上架台(2)を抜き取る、ことを特徴とする請求項7に記載された台車上架台の脱着方法。
- 船舶(S)を陸上に上架する際に用いる台車上架台(2)を、縦取台車(3)から取り外し又は取り付ける台車上架台の脱着方法であって、
上部に台車上架台(2)を載せると共に、移動させる長方形状の台車上架台用レール(9)と、該台車上架台用レール(9)を上下動させる昇降装置(8)と、下部に横取レール(R2)上を移動する車輪(4)が設けられた装置本体(5)と、該台車上架台用レール(9)の一端に、該装置本体(5)の上部において突出するように設けられた、縦取台車(3)上に載せられた台車上架台(2)の下部に差し込むチルトフォーク(6)と、該台車上架台用レール(9)のチルトフォーク(6)から、前記台車上架台(2)を載せて約90度下方へ回動転倒させる転倒回動部材(7)の間を移動自在に取り付けられた、1又は複数の台車上架台(2)を載せる架台受台(10)と、該台車上架台用レール(9)の他端に取り付けられた転倒回動部材(7)と、該装置本体(5)と該転倒回動部材(7)の間に取り付けられた、該転倒回動部材(7)を起立と転倒させる伸縮装置(14)と、を備えた船舶用架台脱着装置(1)を用い、
前記船舶用架台脱着装置(1)の転倒回動部材(7)を転倒させ、該転倒回動部材(7)に台車上架台(2)を横向きに嵌め込み、
転倒回動部材(7)を転倒させた状態で、前記船舶用架台脱着装置(1)を縦取台車(3)の位置まで移動させ、その後転倒回動部材(7)を台車上架台(2)と共に起立させ、
次に、チルトフォーク(6)を、縦取台車(3)の上部まで移動させ、起立させた台車上架台(2)を、台車上架台用レール(9)上を移動させて縦取台車(3)上に載せ、
その後、台車上架台(2)からチルトフォーク(6)を抜き取り、前記船舶用架台脱着装置(1)を退出させる、ことを特徴とする台車上架台の脱着方法。
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