JP6928387B2 - 表面および/または皮膚を消毒する薬剤を貯蔵および投与するための消毒剤ディスペンサ、消毒剤、および人の消毒状態を公衆に通知するための方法 - Google Patents

表面および/または皮膚を消毒する薬剤を貯蔵および投与するための消毒剤ディスペンサ、消毒剤、および人の消毒状態を公衆に通知するための方法 Download PDF

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Description

本発明は、請求項1に記載の表面および/または皮膚を消毒する薬剤を貯蔵および投与するための消毒剤ディスペンサ、請求項7に記載の消毒剤、および請求項16に記載の人の消毒状態を公衆に通知する方法に関する。
消毒剤および消毒剤を使用する方法は当技術分野で公知である。従って、例えば、米国特許第7,053,029(B2)号は、適用が通知される石鹸を使用している。石鹸は、所定時間後に色が遷移するか、または粘度が変化する標識剤を含み、石鹸によって行われる洗浄工程、例えば、特定の最小時間で手を洗わなければならないことが使用者に通知される。標識剤の変化により、洗浄工程に必要な最小時間に至ったことが使用者に通知される。
米国特許第6,139,821号は、一時的な視覚指示薬を使用する物質および方法を開示している。印刷文書は、皮膚に塗布する際は目に見えるが、塗布後にしばらくすると目に見えない状態に遷移する指示薬を備えた日焼け止め剤を教示している。指示薬は皮膚上に残るものの、必要に応じて再活性化することができ、十分な量の日焼け止めが皮膚上にまだ存在しているかを確認することができる。指示薬は通常に塗布する間は目に見えないため、日焼け止め効果との不都合な干渉が防止され、皮膚の日焼けが陰影によって損なわれない。
さらに、石鹸および消毒剤は、様々な印刷文書、例えば国際公開番号第WO2008/112073号または国際公開番号第WO2008/060355(A2)号から公知であり、消毒すべき手または表面および器具上に影響時間が示され、例えば、適用した消毒剤がもはや可燃状態ではないかが通知される。
従って、列挙した消毒剤は正しい使用を示し、消毒剤を直接使用する人、例えば外科医、治療医または医療機器の消毒を担当する病院職員に、消毒すべき部分が正しい状態にあることを通知する。
公共交通量の多い地域、特に病院、病棟であるが、公共施設、官庁、および、例えば清潔度の向上が必要であるか、または人口密度が高いために伝染病のリスクが特に高く、それ故、対応する清潔度および消毒処置によって守らなければならない他の場所では、しかしながら列挙した消毒剤を使用することができない。消毒剤が正しく使用されたこと、従って、例えば消毒工程が十分長く行われ、今では終了できることが直接使用した者に示されるだけである。
しかしながら、これに反して、医療領域、公共ビルまたは官庁に居る一般の人々の誰もが、周囲の人が消毒処置を受けたという適正な程度の確信を得ることが重要である。この場合、誰かが消毒剤で手を十分に洗ったか、または手を擦ったかは、二次的な重要性に過ぎない。人が特定領域で許可されているか否かを的確かつ迅速に判断するために、誰かが自身を少しでも消毒したかを知ることがはるかに重要である。既知の消毒剤はこの目的に使用することができない。
従って、本発明の目的は、複雑にすることなく、どの個人の消毒状態をも通知することができる装置および方法を提供することであり、通知は公衆に行われ、どのような曖昧さもなく全ての人々に目に見える。本目的のために特定の装置が必要な場合、この装置は取り扱いが容易で安全に機能し、最小限の複雑さで設置可能とすべきである。
人のこの消毒状態は、そのような消毒工程がしばらく前に既に行われた場合でも、十分に長時間にわたって追跡可能とすべきである。ここでの問題は、特に、消毒状態がもはや与えられていないか、または初めから与えられていなかったかに関する、信頼できる通知である。
別の目的は、全体として簡単な方法で、消毒状態の公衆への通知を促す伝達方法を提供することである。
上記目的は、請求項1の特徴を有する消毒剤ディスペンサ、請求項6の特徴を有する消毒剤、および請求項13の特徴を有する消毒状態を公衆に通知するための方法によって達成される。従属請求項は、消毒剤ディスペンサ、消毒剤または通知方法の有益または有利な実施形態を含む。
表面消毒剤を貯蔵および投与するための消毒剤ディスペンサは、消毒剤が内部に含まれた第1の貯蔵容器と、マーキング剤が内部に含まれ、該マーキング剤が第2の貯蔵容器内で不活性である、第2の貯蔵容器と、消毒剤ディスペンサが作動されるとマーキング剤が消毒剤と混合される混合部と、を備える。
マーキング剤は、消毒剤ディスペンサから取り出された後、不安定な状態で提供される。
主張する消毒剤ディスペンサの基本的な思想は、この装置を用いて消毒剤をマーキングすることである。マーキング剤は、消毒剤ディスペンサによって消毒剤と混合される。マーキング剤は、消毒剤を用いた消毒方法の後に、消毒された領域、例えば消毒された手の上に配置される。マーキング剤は、消毒剤ディスペンサ内では不活性であり、任意の時間貯蔵することができる。遅くともマーキング剤を分配した後に消毒剤と混合してから、消毒された表面に塗布した後、マーキング剤は活性化し、十分な時間目に見えたまま、次第に分解していく。本発明の核心の思想は、人のマーキングに使用可能な装置として消毒剤ディスペンサを同時に構成することであり、従って、消毒剤は、マーキングが一定時間後に再び消失するように人のマーキングと機能的に組み合わせることができる。
別の実施形態では、消毒剤ディスペンサは、マーキング剤が不活性状態から活性状態に移行可能である活性化部を含む。この活性化部は、消毒剤ディスペンサに含まれるマーキング剤に影響を与えるために使用され、マーキング剤はマーキング機能を果たすことができるが、消毒剤ディスペンサの供給においては分解しない。
活性化部は様々な方法で構成することができる。
第1の実施形態では、活性化部は熱入力装置を含み、熱入力はマーキング剤を活性状態に変化させるように構成される。
第2の実施形態では、活性化部は電磁放射を導入するための装置を含み、電磁放射はマーキング剤を活性状態に変化させるように構成される。これは、例えば、マーキング剤の分子形成を破壊する紫外線の放射とすることができ、反応生成物は不安定である一方で、他方では該当する着色を発生させ、それ故マーキングのために構成される。
第3の実施形態では、活性化部は、液体の流動特性および/または内部摩擦に影響を与えるように構成された流動学的に効力のある装置であり、流動学的装置は、マイクロカプセル化されたマーキング材料量を消毒剤量に放出させるように構成される。従って、流れる液体の内部摩擦を使用することが可能であり、マーキング剤が安定したカプセル化形態から解放され、従って活性化するとともに、マーキング剤が時間制限付きのマーキング機能を同時に果たすことができる。
一実施形態では、消毒剤ディスペンサは二重壁容器として、特に二重壁の折り畳み可能なチューブとして構成され、マーキング剤用の貯蔵容器は、二重壁容器の内部空洞または二重壁空洞によって形成される。この種類の実施形態は、特に携帯用消毒剤ディスペンサに好適である。
本発明による物体および身体部分の表面消毒のための消毒剤は、消毒ベース成分と、該ベース成分に任意に混合可能なマーキング剤とを含む。マーキング剤を消毒すべきベース成分に混合する前は、マーキング剤は安定しており、マーキング剤が混合され、消毒剤が表面に塗布された後に表面をマーキングし、マーキング効果は消毒状態が低下すると消失する。
消毒剤は、消毒およびマーキングを同時に行う。消毒ベース成分がそのような消毒を生じさせ、マーキング剤もこのように塗布されてそれぞれの身体部分または物体の消毒を表示する。マーキング剤のマーキング効果は、消毒ベース成分の消毒効果が消失すると消失する。
第1の実施形態では、マーキング剤は視覚的に明白な着色剤である。第2の実施形態では、マーキング剤は、エネルギー導入に起因して蛍光を発する着色剤とすることができる。第3の実施形態では、マーキング剤は、不可視領域で検出可能な着色剤とすることができる。専ら視覚的に明白なマーキングに加えて可能な別の実施形態は、例えば、好適なカメラシステム、または特定の刺激、例えば、いわゆるブラックライトを用いた放射によって、不可視領域で目に見えるようになるマーキングである。これは、裸眼での、より簡単な観察や観察者の個々の評価では不可能な、人のより客観的かつ文書化可能な検出および制御を行うことができるという有利性がある。
一実施形態では、マーキング剤は、消毒ベース成分との相互作用、あるいは外部からの影響によって安定状態から過渡状態または分解可能状態に移行可能である。これはまさに、マーキング剤が消毒成分と共に使用される際の事例である。この場合、マーキング剤は、同時に消毒もされる人をマーキングする。しかしながら、マーキング剤はこの時点から正確に分解することができ、消毒剤成分の消毒効果とほぼ同様に消失する。
マーキング剤は、消毒ベース成分との相互作用によって安定状態から第2の準安定状態に変化することもできる。従って、マーキング剤の準安定状態は、消毒された物体の表面および/または周囲環境との相互作用によって、揮発状態または分解可能状態に変化する。この場合、マーキング剤は、実際の意味で消毒ベース成分に置き換えられるのではない。しかしながら、消毒ベース成分の存在は、例えば周囲空気または他の効果によって分解可能であるマーキング剤にとって前提条件である。
これと組み合わせて、マーキング剤のマーキング効果は、マーキング剤の揮発状態または分解可能状態の間にも発生および活性化することができる。これは、マーキング剤のみが実際のマーキング効果を有することを意味し、例えば、マーキング剤が消毒剤と共に消毒された手にある間、着色が目に見えることを意味する。しかしながら、マーキング剤が消毒剤成分のない手にある場合、マーキングはされず、消毒を装うことはできない。それ故、このようにマーキングの無い人は、消毒された人であると知覚または登録されない。
人の消毒状態を公衆に通知するための方法を実施する際は、以下の方法ステップが実施される。
消毒成分およびマーキング成分から作られる消毒混合物は、消毒ステーションにおいて、かつ/あるいは携帯用消毒剤ディスペンサから消毒されるべき皮膚領域上に塗布される。これにより、消毒工程中にマーキング成分によって消毒されるべき皮膚領域が着色する。これにより、消毒された皮膚領域上で着色が目に見えて持続し、皮膚領域の消毒状態は一般に知覚可能なように通知される。最終的に、遅くとも皮膚領域の無菌状態が低下すると、着色の持続が低下する。
方法を実施する場合、消毒された皮膚領域の着色の一般的な持続は、早ければ消毒成分が皮膚領域を無菌にすると開始する。これは、特に、最初のうちは消毒によって直接着色が行われないことを意味する。変色は消毒成分が実際に殺菌効果を発揮する際にのみ開始し、遅くとも皮膚領域の無菌状態が再び低下するまで存続する。
本発明の一実施形態では、皮膚領域の着色の目に見える持続は、消毒成分の殺菌効果によって生じ、これにより生成された生物分解生成物は、マーキング成分において目に見える色反応を生じさせ、これは、消毒工程によって死滅する細菌に起因して放出される物質が残留する限り着色が存続することを意味する。しかしながら、この放出が終了、従って細菌がもはや死滅せず、消毒領域がもはや無菌ではなくなると、着色もこれ以上維持されず、着色が無いために無菌状態ではないことが再び一般に見てわかる。
一実施形態では、マーキング剤のマーキング効果は、分子スイッチ構造によって生じ、該分子スイッチ構造は、第1の電磁放射によってマーキング剤の色知覚可能状態および/または検出可能状態のみをもたらし、第2の電磁放射によってマーキング剤の色知覚不可能状態および/または検出不可能状態に戻ることができる。
方法の一実施形態では、消毒および着色された皮膚領域はアクセス制御装置によって登録され、該アクセス制御装置は、登録工程の結果として人の出入りを許可および阻止する。
方法の別の実施形態では、消毒および着色された皮膚領域は、画像取込みおよび画像検出装置によって登録され、ある領域内の人々および/または所定の移行領域を移行する人々の画像取込みおよび画像検出を行った結果として、消毒の監視が行われる。
別の実施形態では、皮膚領域の着色の目に見える持続は、消毒成分の蒸発工程の開始によって誘発され、これによりマーキング成分に色反応が生じる。従って、この場合、着色は消毒成分が蒸発すると表示される。消毒効果は、この正確な時点で生じ、着色によって今や目に見えるようになることは周知である。
一実施形態では、マーキング成分の分解は、周囲空気の影響および/または周囲光の影響によって生じる漂白に起因する着色の消失によって誘発される。別の実施形態では、マーキング成分の持続の低下は、第2の消毒剤の影響によって誘発される。この実施形態では、幾つかの異なる消毒剤の使用を視覚的に確認することができる。
次に、消毒剤ディスペンサ、消毒剤および人の消毒状態を公衆に通知するための方法を、図1乃至3に基づく例示的な実施形態を参照してより詳細に説明する。同一の参照符号は、同一または等価の構成に対して使用している。
本発明によるマーキング消毒剤と共に使用するための、かつ本発明による通知方法に従って使用するための、本発明による消毒剤ディスペンサを示す図である。 二重壁容器として構成された消毒剤ディスペンサを示す図である。 マーキング消毒剤の任意の実施形態と組み合わせた消毒剤ディスペンサの一連の様々な、かつ任意の実施形態を示す図である。 一連の例示的な方法のステップを用いた通知方法の例示的な順序を示す図である。
図1は、例示的な消毒剤ディスペンサ1を示す。消毒剤ディスペンサ1は第1の貯蔵容器2を含む。第1の貯蔵容器は消毒剤3を含む。消毒剤は、様々な薬剤に基づくことができる。特に、アルコール系消毒剤および非アルコール系消毒剤を使用することができる。
第2の貯蔵容器4はマーキング剤5を含む。本実施形態に示す消毒剤ディスペンサは、装置が特定の場所、例えば、建物の入口部分に恒久的に設置される据え付け用途のために提供される。しかしながら、図1aに例示的な方法で示す移動可能かつ携帯可能なバージョンとすることもでき、消毒剤が、例えば、二重壁チューブの第1のチューブ容積に貯蔵され、マーキング剤が第2のチューブ容積に貯蔵される。同様に、対応する二重壁容器、特にプラスチック材料から製造された携帯用ボトルを消毒剤ディスペンサとして提供することができる。プラスチックボトルは、例えば、入口領域で公衆に配布することができる。
本明細書に示す消毒剤ディスペンサの実施形態では、本実施形態ではレバー7によって作動させることができる投与装置6が設けられている。作動させることで消毒剤3およびマーキング剤5がそれぞれの貯蔵容器から汲み出され、遅くとも出口開口部8内で一体となり、例えば、手の皮膚表面が消毒されるように、下に保持されている手に滴下して、この場所で擦り合わせることができるマーク付の消毒剤を形成する。
貯蔵容器4内、例えば、移動可能または携帯可能なバージョンの消毒剤ディスペンサ用の対応する貯蔵容器内では、マーキング剤は不活性状態である。マーキング剤は、この容器に任意の時間貯蔵し、移送することができる。消毒剤の投与中における汲み出し工程の間にマーキング剤は活性化部9に入り、活性状態で活性化部を出る。従って、投与されたマーキング消毒剤は、消毒剤と活性化したマーキング剤との混合物を意味する。この活性状態においてのみ、マーキング剤はそのマーキング効果、従ってその通知機能を発揮する。
貯蔵容器4内では、マーキング剤は不活性状態であり、マーキングするように使用することはできない。この状態ではマーキング剤はマーキング効果を有さず、例えば単に無色であるか、または活性状態のマーキング剤の実際のマーキング色から容易に区別できる別の色を有する。
活性化部9は様々な方法で構成することができ、消毒剤ディスペンサ内の異なる位置に配置することもできる。ここでは、特に、活性化部が投与開口部8と一致するか、または消毒剤と最初のうちは不活性なマーキング剤が初めて合流し、従って混合される区域を含むことが可能である。また、ここでは多くの方法でマーキング剤の活性化を活性化部で行うことができる。
混合工程によるマーキング剤の活性化は、特に、移動可能かつ携帯可能な消毒剤ディスペンサのために、つまり、二重壁チューブ、または携帯可能な装置および小型ボトルのために使用することができる。二重壁装置は、内部空洞Aおよび二重壁空洞Bを含む。
図1aの実施形態では、マーキング剤の貯蔵容器4は二重壁空洞B内に構成され、消毒剤は内部空洞A内に配置される。二重壁空洞に含まれたマーキング剤5は、外部圧が印加されると、二重壁から出て活性化部9内に入り、この位置で行われる消毒剤との混合工程によって活性化される。活性化したマーキング剤と今混合された消毒剤は、次いで投与開口部、本明細書では例えば二重壁チューブの開口部に移動し、マーキング消毒のために利用することができる。
同様に、別の不図示の実施形態であるが、据え付け用であり、移動可能でもある消毒剤ディスペンサも可能であり、この場合、消毒剤とマーキング剤から作られた、既に完成済みの混合物を含む貯蔵容器が1つだけ提供される。従って、完成済の混合物は、不活性型のマーキング剤を含み、該マーキング剤は、遅くとも消毒すべき皮膚または別の表面上で活性化し、そのマーキング効果を発揮する。
マーキング剤は、分子がいわゆる分子スイッチとして構成された物質として構成することもできる。この一例は、強力な紫外線放射によって着色メロシアニンに変換され、UV放射が無くなることにより再び無色の状態に戻るスピロピランである。この場合、活性化部はU−Vラジエータとして提供される。
図2は、マーキング消毒剤の例示的な実施形態と組み合わせた消毒剤ディスペンサのための様々な、可能性のある一連の実施形態を示す。
図2の概要図は、左側に、図1に示し、本明細書では混合ディスペンサと呼ぶ消毒剤ディスペンサ1と、消毒剤が既にマーキング剤と混合された標準ディスペンサと呼ぶ消毒剤ディスペンサ10とを示す。
中央部分には、マーキング剤の活性化工程が示されている。マーキング剤の活性化は、例えば、皮膚接触11、空気接触12、摩擦13(摩擦13は特に、溶媒14、特に消毒用に広く使用される溶媒エタノールを用いて液体を流すための内部摩擦とすることもできる)、特に通常の日光の電磁放射15、電気16(例えば、投与中に行われる投与装置6内のピエゾ結晶のピエゾ充電)、または別個の触媒コンバータ17もしくは消毒剤に含まれ、マーキング剤の活性化を触媒する触媒コンバータによって行われる。
従って、消毒剤ディスペンサ内の活性化部は様々に構成される。
マーキング剤を放射、特に光で活性化する場合、活性化部は、最も単純なケースでは窓から作製され、該窓を介して周囲光、特に通常の日光または室内照明の光が、内部に配置され、活性化部を通って移送されるマーキング剤に影響を与えることができる。放射によるマーキング剤の活性化の別の変形では、活性化部は自身が光源を含み、次いで、例えばマーキング剤またはマーキング剤と消毒剤との混合物に紫外光または赤外光を放射する。
触媒コンバータによってマーキング剤を活性化する場合、活性化部は、マーキング剤または消毒剤とマーキング剤との混合物が通る触媒コンバータ場を含む。触媒コンバータ場は、例えば、表面拡大をもたらす凹部を含む被覆壁とすることができる。別の変形例では、触媒コンバータ場は、触媒コンバータ材料から作製され、アンプル内に含まれた充填物を含み、マーキング剤またはマーキング剤と消毒剤との混合物がこのアンプルを通り、従って触媒コンバータと激しく接触する。
マーキング剤を機械的に活性化する場合、マーキング剤は、安定したマイクロカプセルで最初に提供される。従って、活性化部は、マイクロカプセルを粉砕する機械的装置を含み、マーキング剤が放出され、従ってマーキング剤が不安定な、かつ活性化した状態に遷移する。機械的装置は、第1の実施形態において様々な方法で構成することができ、これは互いに噛合する少なくとも2つのギヤ、または互いに接触しているローラの配置である。消毒剤ディスペンサにおいて投与装置を作動させると、マイクロカプセル化されたマーキング剤がギヤまたはローラによって押圧される。従って、マイクロカプセルは、圧縮されて分裂し、内部に含まれていた分量のマーキング剤が放出される。次いで、マーキング剤の実際の活性化は放出された状態で、例えば、消毒剤の溶媒または周囲の空気との相互作用によって行われる。
一実施形態では、活性化部は消毒剤ディスペンサに設けられ、不活性のマーキング剤が高圧で圧縮されるか、または粒子が励起されて振動し、それにより第1の反応が誘発されてマーキング剤が着色し、従ってマーキング特性を提供する。
図3は、人の消毒状態を通知する方法の実施形態を示す。この方法は規定領域、例えば病院、複合建物または同等領域内の様々な場所に配置することができる複数の装置および構成要素を含む。さらに、用途は、注意領域、特に介護施設、ホテルおよびレストラン、産業上の利用、ならびに清潔さおよび衛生の要求が高まっている他の分野において有望視されている。
方法の目的は、衛生規則を厳しく遵守することである。先に記載したように、これは、追加の通知機能を使用している消毒剤において達成される。通知特徴は消毒の位置、例えば消毒した手における消毒工程後、所定時間内に目に見える。これは視覚的なフィードバックシステムを提供し、関係者すべての認識において、「着色のある手=無菌の手」という識別性が強調される。各人は、手が無菌でない場合、他の人の評価を通して、自身で判断することもできる。従って、意図せず消毒を省くことはほぼできない。さらに、他の人も、その領域にいる人の手が無菌か否かを見ることができ、従って、逸脱行為がある場合には正しい処置を取ることができる。こうした制御特性により行動の最適化が誘導され、特に感染率の著しい減少をもたらすことができる。
方法は、消毒を行うことができる少なくとも1つの消毒ステーション18を含む。従って、消毒ステーションは、特に、先に記載した消毒剤ディスペンサ1をそれぞれ含む。消毒剤ディスペンサは、特に、先に記載した実施形態のうちの1つに従って構成される。
消毒ステーションは、該当する領域に亘って配備され、適切な場所、例えば、入口領域、受付ホール、特別なステーションおよび領域のアクセスポイントの手前、または他の適切な場所に設置される。ステーションは、特に浴室やトイレにも配置することができる。
消毒剤ディスペンサを使用する際、人の消毒された身体部分を明白に検出可能かつ視覚的に知覚可能なマーキングは、人が消毒剤で手を擦り合わせ、従って皮膚を着色すると提供される。通常は、これにより消毒された、従って着色した手となる。従って、消毒された人と消毒されていない人を区別し、かつ自身の行動を調整するか、または追加の処置を取ることが容易となる。
据え付け用消毒ステーションの代わりに、携帯用消毒剤ディスペンサも提供することができる。これらは、例えば、チューブ、携帯用ディスペンサ、ボトル、缶等として構成することができ、人の身体に運ばれる。これに関連して、貯蔵機または投与機は、備蓄した特定の携帯用消毒剤ディスペンサがそれぞれ設けられている入口領域に設けられ、入場者はそれぞれ個々の組立品、チューブ、ボトルおよび類似物品を回収して開け、内容物を例えば手に塗布することにより自身を消毒することができる。
この機能は、集団のアクセス制御または監視を提供する画像検出システムに結び付ける場合に特に適切である。従って、この方法はアクセス制御システム19を使用することを含み、例えばアクセスゲートの形態で提供され、各人は特定領域に入るためにこのゲートを通過しなければならない。または、アクセス制御は、スキャンにより皮膚の着色の色を検出するスキャナの下、人が消毒した手を保たなければならないように提供することもできる。例えば、手の検出により、例えば青色の皮膚の着色が判定された場合、これはスキャナによって検出され、人はアクセス制御システムを通過することができる。しかしながら、手が通常の皮膚色調または別の通知色の場合、人はアクセス制御システムを、例えばゲートによって通過することができない。
アクセス制御は、制限を抑えた方法で提供することもできる。この場合、画像処理装置は一般的な高さ、または配置される歩行者の手に配置することができる。従って、スキャン工程は歩行中に行われ、従って人は制御装置を通過する際に手を消毒するように、それ故次の消毒ステーションに行くように、場合によっては忠告を受け、消毒パッケージを回収するか、または自身で持ち運んだ消毒パッケージから消毒する。この種類の装置は、特に衛生領域の出口に配置することができ、ここで人はそれぞれの通知によって自身の消毒が要求される。
この種類の画像取込み装置は、任意の場所に設けることもでき、歩行者を検出し、音響信号、光信号、または音声発生信号によって自身を消毒するか、または消毒を補充するように要求することができる。
本発明による方法の別の態様は、特定領域に居る、より大多数の集団を監視および制御することである。この目的のために、幾つかのカメラ20が監視領域内に配置され、カメラは不図示の中央処理装置に接続される。処理ユニットは、画像認識および画像検出用の装置、特にマーキング剤の色を検出するように適合された、色調を登録するための装置を含む。このようにして、消毒された人の割合が監視領域内でどれ程高いか、かつ特定領域において消毒された人の割合がどのように分布しているか、おおよその統計的な検出が可能となる。これは、それぞれの領域の消毒状態を改善するようにそれぞれの処置を開始するための基準とすることができる。
消毒剤の使用は次のように作用する。
消毒剤は、特定の最小時間内に目に見える。この最小時間は、例えば約1分とすることができる。この時間の上限は任意に選択することができる。しかしながら、消毒剤の視認性は、遅くとも消毒効果が低下するとすぐに低下し始めるべきである。
一般的に30秒かからない手の消毒剤を乾燥させた後、マーキング剤は皮膚上で目に見えたままであり、色は擦り落とされない。このようにして、制御された通知効果が発揮される。同時に、特定時間後の色の消失は、この時間後に使用者の手が再び汚染する可能性が最も高いことを伝えるものである。従って、手を再び消毒することが適切である場合には通知される。この方法の工程は、清潔度の向上の意味で、無菌に関し平均的な要件のみがある場合に使用することができる。
別の選択肢として、皮膚の着色は、消毒剤が乾燥し、全ての細菌が高レベルまたは高確率で殺菌されるまで持続するだけのものとして提供される。従って、消毒剤を塗布してから30秒だけ、手が実際に無菌であることも使用者に通知される。その後、着色は所定時間皮膚上に残り、その後に落ちる。この方法は、無菌に関し特に厳重な要件がある場合に好ましい。従って、確かに高レベルな手の無菌状態が非常に限られた時間提供されるだけで、消毒を繰り返さなければならないということが使用者に通知される。
着色の分解が、復活した細菌の侵入と直接関連する場合に有利である。従って、着色の分解は、新たな細菌が侵入し始めたことにより、例えば汚染物に触れた場合に直接生じる。この場合、マーキング剤は生物分解性であることが有利であり、マーキング効果は生物分解に起因して、例えば微生物学的消化工程による着色剤の処理、または微生物消化産物によって低下する。この場合、マーキング剤は、消毒剤を乾燥させた後も皮膚上に見えたままである。細菌が侵入した物体との接触は、しかしながらマーキング領域に供給された細菌が、マーキング剤の同化作用またはマーキング剤の分子構造を破壊する酵素の放出によって、マーキング剤を分解するという効果がある。
様々な時間に基づく機会および/または空間的な機会における手の消毒のために、例えば、病室に入る前または後に、異なるマーキング剤を備えた消毒剤を使用することができる。従って、病室に入る前に青く着色された手と、病室を出る前に赤く着色された手が所望または必要とされることを全ての人に確実に通知する別の通知が提供される。
着色により、特定の消毒剤の種類を示し、その強力性および効力を通知することもできる。特に効力のある消毒剤の色、例えば消毒剤の部分がピンク色であり、より長い滞留時間が提供されるこの場合では、特に効力のある消毒剤が使用されたことが通知される。消毒された皮膚にこの種類の色を提供することがある場合、これは、特定領域、例えば、特定の治療室に入室し得るだけであることを、表示を用いて補足することができる。従って、特に、アクセス制御システムと連結し、該当する色調が登録されている場合にのみ出入りを許可するスキャン装置を提供することができる。これを参照符号21を用いて図3に示す。さらにこれは、特定の特性を有する特定の消毒剤を使用しなければならない領域では、多大な注意を払わなければならないことを通知することができる。
一時的に目に見える手の消毒剤に代えて、以下のように機能する消毒剤およびその使用の実施形態を提供することができる。
病室に入室後、マーキング剤を備えた手の消毒剤がまず使用され、最初に手が恒久的に着色される。従って、外部から持ち込まれた全ての細菌から手が消毒され、清潔であることが病室内で通知される。
病室から退室前に、第1の消毒剤から塗布された着色剤を不活性化する着色物質を含む第2の手の消毒剤が使用される。従って、第2の消毒剤によって、手は再び無色になる。消色消毒剤と組み合わせたこのマーキング剤の例は、例えば、着色剤としてベタニン、消色消毒剤として次亜塩素酸ナトリウムとすることができる。
この方法は、例えば、隔離領域に入らなければならない場合に有意義である。従って、最初に手を着色することにより、第1の消毒によって外部細菌を持ち込まないことが通知されるのに対し、第2の消毒に起因して再び無色になった手によって、隔離領域から細菌が持ち出されないことが隔離領域の外で通知される。
通知方法の実施は、消毒剤に供給される過酸化水素または次亜塩素酸ナトリウムのような酸化剤によって生じる着色剤の除去または漂白によって行うことができる。例は、例えば、アントシアン(デルフィニジン、シアニジン)、またはインジゴ、メチレンブルー、ベタニンおよびブリリアントブルーのような食品着色剤とすることができる。
消毒剤に添加され、先に説明した活性化可能なマーキング特性を示すマーキング剤として、以下の着色剤の分類が好適である。
第1の着色剤の分類は、フォトクロミック着色剤によって形成される。これについては、マーキングの色の変化は光によって行われる。光のもとで生じる色の変化は、マーキング剤を活性化するために使用することができる。マーキング剤が手に塗布され、周囲光に曝されるとすぐに、マーキング着色が明らかになる。マーキング着色は、周囲光によって再び漂白され、消失させることができる。従って、漂白の時間は、消毒効果が低下した後に汚染が増す時間と一致するか、または漂白した色が消毒効果が無いことを確実に示すように、より短時間であることが有利であると判明した。
熱の影響によって色が変化または活性化するサーモクロミック着色剤は、皮膚温度に反応することができる。消毒剤の蒸発によって生じる皮膚表面の冷却との協働も可能である。皮膚に塗布された消毒剤が蒸発するとすぐに、消毒効果が通常生じる。これは、皮膚の表面温度の低下を伴う。この温度変化は、マーキング剤の色の変化を生じさせ、従って消毒剤の状態を示すために使用することができる。
エレクトロクロミック着色剤は、マーキング剤として使用することができ、着色剤のエレクトロクロミック特性は、消毒剤ディスペンサで着色剤を活性化する際に使用される。
溶媒によって色の変化が生じるソルバトクロミック着色剤は、マーキング剤として有利に使用することができる。従って、特に、着色剤は、消毒剤と混合されると最初に漂白されるが、消毒剤が皮膚上で蒸発すると、まず再び目に見えるようになり、こうして達成された消毒効果が再び目に見えるようになる。従って、ソルバトクロミック特性を他の特性と結びつけることが有利である。従って、例えば、ソルバトクロミック着色剤は、イオンクロミックまたはハロクロミックとすることができ、pH変動に反応し、特に崩壊することができる。従って、消毒された皮膚上の着色剤の分解が生じて漂白をもたらし、それにより、消毒効果が低下し、新たに汚染が進んでいることが再び目に見える。
また、イオンとの相互作用によって色の変化を示すイオノクロミック着色剤も有利に使用することができる。マーキング剤として使用する場合、この着色剤は皮膚に塗布されると第1の色、例えば手の消毒状態を示す例えば青色を表示するが、後に、皮膚から分泌される汗、または皮膚に配置されたイオンの影響のもとで別の色、例えば赤色への色の変化が行われる。これは特に、消毒剤が皮膚の汗で再び洗い流され、従って赤色の存在が細菌の皮膚への再侵入と密接に一致するため適切である。
また、摩擦またはピエゾ着色剤によって色の変化を示すトリボクロミック着色剤は、圧力によって色の変化を示す着色剤をマーキング剤として使用できることを意味する。これは特に、消毒剤ディスペンサにおける摩擦によって特に活性化することができるマイクロカプセル化した着色剤である。しかしながら、トリボクロミック着色剤およびピエゾクロミック着色剤は、人が不注意に消毒剤を手に出しただけかを示すこともできる。この場合、手が全く着色されないか、または警告を通知する着色だけが生じる。しかしながら、消毒剤を徹底的に擦り込むと、肯定的なシグナルを伝え、かつ皮膚の摩擦および手の表面の圧迫によって生じる色の変化がもたらされる。
さらに、自然に色を変えないが、一定の条件下で分解し、従ってその色を失うことができる全ての着色剤をマーキング剤として使用することができる。この特性はまた、色の変化を再び逆戻りさせないために、光着色剤、サーモクロミック着色剤、エレクトロクロミック着色剤、ソルバトクロミック着色剤、トリボクロミック着色剤およびピエゾクロミック着色剤にとって望ましい。
マーキング剤の技術的な実施は、例えば過酸化水素または次亜塩素酸ナトリウムのような消毒剤で一般的であり、かつ許容される酸化剤を用いた着色剤の消色/漂白によって提供することができる。こうしたマーキング剤の例は、食品着色剤、例えば、アントシアン、例えば、デルフィニジン、シアニジン、またはインジゴ、メチレンブルー、ベタニンおよびダイヤモンドブルーである。
マーキング剤の色の変化およびマーキング効果をもとに戻すために、以下の選択肢を使用することができる。
第1の選択肢は、非常に低い沸点を有する着色剤を使用することである。この場合、着色剤は例えば30℃の沸点であり、皮膚接触により生じる温度変化に起因して蒸発する。従って、未だ消毒されている皮膚部分が再び汚染されたものとして指定されないように、着色剤があまりにも早く消失しないように注意しなければならない。その一方で、これは安全性の向上をもたらす。
別の選択肢は、光の影響下で着色剤を分解させることである。従って、着色剤の分解時間は、消毒された皮膚領域が確実に無菌である時間と本質的に一致するように注意しなければならない。別の選択肢として溶液が可能であり、着色剤がナノカプセル化溶媒と混合される。ナノカプセルは、空気と接触すると割れ、溶媒が着色剤を分解する。
また、ここでは、特定の溶媒および漂白剤によって分解されるソルバトクロミック着色剤を使用することができる。これは、特に、汗膜を有する特定の皮膚相が発達したときに分解する着色剤とすることができる。
参照実施形態を用いて本発明の主題を詳細に説明した。他の変形および実施形態は、当業者の範囲内である。他の実施形態も、従属請求項から導き出すことができる。
なお、以下の付記項を含む。
[付記項1]
物体および身体部分の表面消毒のための消毒剤であって、
消毒ベース成分と、該ベース成分と混合可能なマーキング剤とを備え、該マーキング剤は、前記消毒ベース成分と混合される前は不活性であり、前記消毒剤を混合して表面に塗布した後は、前記マーキング剤が人の目で検出可能かつ技術的にも検出可能なように前記消毒された表面を着色によってマーキングし、該マーキングの効果は消毒状態の低下とともに低下する、消毒剤。
[付記項2]
前記マーキング剤は、視覚的に知覚可能な着色剤である、ことを特徴とする付記項1に記載の消毒剤。
[付記項3]
前記マーキング剤は、エネルギー導入によって蛍光を発する着色剤である、ことを特徴とする付記項1または2に記載の消毒剤。
[付記項4]
前記マーキング剤は、不可視領域で検出可能な着色剤である、ことを特徴とする付記項1乃至3のいずれか1項に記載の消毒剤。
[付記項5]
前記マーキング剤は、前記消毒ベース成分との相互作用、または外部からの影響によって揮発状態または分解可能状態に変化可能である、ことを特徴とする付記項1乃至4のいずれか1項に記載の消毒剤。
[付記項6]
前記マーキング剤は、前記消毒ベース成分との相互作用によって前記不活性状態から第2の活性状態に移行可能であり、前記マーキング剤の前記活性状態は、前記消毒された物体の表面および/または周囲環境との相互作用によって前記揮発状態または分解可能状態に変化可能である、ことを特徴とする付記項1乃至5のいずれか1項に記載の消毒剤。
[付記項7]
前記マーキング剤のマーキング効果は、該マーキング剤の前記揮発状態または分解可能状態の間に提供される、ことを特徴とする付記項1乃至6のいずれか1項に記載の消毒剤。
[付記項8]
前記マーキング剤のマーキング効果は、前記消毒ベース成分の殺菌効果によって生じる生物分解生成物によって活性化可能である、ことを特徴とする付記項1乃至7のいずれか1項に記載の消毒剤。
[付記項9]
前記マーキング剤のマーキング効果は、分子スイッチ構造によって生じ、該分子スイッチ構造は、第1の電磁照射によって前記マーキング剤の色知覚可能状態および/または検出可能状態をもたらし、第2の電磁照射によって色知覚不可能状態および/または検出不可能状態の前記マーキング剤に可逆である、ことを特徴とする付記項1乃至8のいずれか1項に記載の消毒剤。
1 消毒剤ディスペンサ
2 第1の貯蔵容器
3 消毒剤
4 第2の貯蔵容器
5 マーキング剤
6 投与装置
7 バー
8 投与開口部
9 活性化部
10 消毒剤ディスペンサ、標準ディスペンサ
11 皮膚接触による活性化
12 空気接触による活性化
13 摩擦による活性化
14 溶媒による活性化
15 電磁放射による活性化
16 電気による活性化
17 触媒コンバータによる活性化
18 消毒ステーション
19 アクセス制御システム
20 カメラ
21 入退室におけるスキャナ

Claims (12)

  1. 表面および/または皮膚の消毒剤を貯蔵および投与するように構成された消毒剤ディスペンサ(1)であって、
    消毒剤(3)を含む第1の貯蔵容器(2)と、
    マーキング剤(5)を含む第2の貯蔵容器(4)であって、前記マーキング剤が前記第2の貯蔵容器内で着色により視覚的に確認できない不活性状態である、第2の貯蔵容器(4)と、
    前記消毒剤ディスペンサが作動されると前記マーキング剤が前記消毒剤と混合される混合部と、
    前記マーキング剤が不活性状態から活性状態に移行可能な活性化部(9)と、を備え、
    前記マーキング剤は、該マーキング剤が前記消毒剤ディスペンサから投与された後に着色により視覚的に確認できる活性状態で提供される、消毒剤ディスペンサ(1)。
  2. 前記活性化部(9)は、熱導入のための装置を含み、該熱導入は前記マーキング剤を前記活性状態に移行させるように構成される、ことを特徴とする請求項に記載の消毒剤ディスペンサ(1)。
  3. 前記活性化部(9)は、電磁放射を導入するための装置を含み、該電磁放射は前記マーキング剤を前記活性状態に移行させるように構成される、ことを特徴とする請求項に記載の消毒剤ディスペンサ。
  4. 前記消毒剤ディスペンサは二重壁容器として構成され、前記マーキング剤(5)用の前記第2の貯蔵容器(4)が、前記二重壁容器の内部空洞(A)または二重壁空洞(B)によって形成される、ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の消毒剤ディスペンサ。
  5. 人の消毒状態を公衆に通知するための方法であって、
    毒剤ディスペンサで、消毒すべき皮膚領域に消毒成分およびマーキング成分を含む消毒混合物を塗布するステップと、
    前記消毒工程中に、前記消毒すべき皮膚領域を前記マーキング成分によって着色するステップと、
    前記消毒された皮膚領域上の着色を目に見える状態で持続させるステップであって、前記皮膚領域の消毒状態が一般に知覚可能かつ検出可能なように通知される、ステップと、
    記着色の持続を低下させるステップであって、該ステップよって生じた退色または色の変化も、一般に知覚可能かつ検出可能なように通知される、ステップと、を含み
    前記消毒剤ディスペンサは、
    消毒剤(3)を含む第1の貯蔵容器(2)と、
    マーキング剤(5)を含む第2の貯蔵容器(4)であって、前記マーキング剤が前記第2の貯蔵容器内で着色により視覚的に確認できない不活性状態である、第2の貯蔵容器(4)と、
    前記消毒剤ディスペンサが作動されると前記マーキング剤が前記消毒剤と混合される混合部と、
    前記マーキング剤が不活性状態から活性状態に移行可能な活性化部(9)と、を備え、
    前記マーキング剤は、該マーキング剤が前記消毒剤ディスペンサから投与された後に着色により視覚的に確認できる活性状態で提供される、方法。
  6. 前記消毒および着色された皮膚領域は、アクセス制御装置(19)によって登録され、該アクセス制御装置による登録工程の結果として、人の出入りが許可または阻止される、ことを特徴とする請求項に記載の方法。
  7. 前記消毒および着色された皮膚領域は、画像取込みおよび画像認識装置(20,21)によって登録され、領域内に位置する人、および/または特定の通過領域を通って歩行する人の消毒監視が、実行された画像取込みおよび画像認識によって提供される、ことを特徴とする請求項またはに記載の方法。
  8. 前記消毒された皮膚領域上の着色の目に見える状態の持続は、前記皮膚領域の無菌状態が前記消毒成分によって生じ次第開始する、ことを特徴とする請求項に記載の方法。
  9. 前記皮膚領域上の着色の目に見える状態の持続は、前記消毒成分の殺菌効果によって生じ、これにより生成された生物分解生成物が、前記マーキング成分で目に見える色反応を生じさせる、ことを特徴とする請求項に記載の方法。
  10. 前記皮膚領域上の着色の目に見える状態の持続は、前記消毒成分の蒸発工程の開始によって生じ、これにより前記マーキング成分の色反応が生じる、ことを特徴とする請求項に記載の方法。
  11. 前記マーキング成分の持続の低下は、周囲空気の影響に起因する前記着色の消失、および/または周囲光の影響に起因する漂白によって生じる、ことを特徴とする請求項乃至10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 前記マーキング成分の持続の低下は、第2の消毒剤の影響によって生じる、ことを特徴とする、請求項乃至10のいずれか1項に記載の方法。
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