JP6927531B2 - 無煙タバコ組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、無煙タバコ組成物、及び無煙タバコ組成物を製造する方法に関する。
タバコの発酵は、基本的にはタバコが収穫された直後から自然に始まる過程である。タバコの発酵は、匂い及び味などのタバコのある種の性質を強化することが早くから見出されていたので、この自然な過程は、タバコを製造する間に様々な工業プロセスで意識的に刺激されることが多い。
しかし、タバコの発酵には(自然な発酵だけでなく、工業的に刺激された発酵にも)、例えば、タバコ特異的ニトロソアミン、略してTSNAなどの望ましくない副生物を生じるという作用もある。
米国特許出願公開第20130276801号には、タバコを化学パルプ化し、タバコパルプを漂白して溶解等級のパルプを製造することが記載されている。タバコパルプの漂白は、タバコパルプを二酸化塩素溶液で塩素化すること、及びタバコパルプを第2の強塩基で苛性ソーダ抽出することを含み得る。炭水化物含有量は、低減させる又は制限するように提示されてはおらず、それどころか処理中に保護するように提示されている。発酵については、該文書では考察されていない。
改良された無煙タバコ組成物を提供することができることが望ましいであろう。例えば、タバコの発酵の望ましくない副作用に悩まされることなく、強化された匂い及び味などのタバコの発酵に関連するような望ましい性質を容易に提供することができる無煙タバコ組成物を提供することが望ましいであろう。また、使用者の体験を強化するように改良された物理的性質を有する無煙タバコ組成物を提供することが望ましいであろう。
本明細書に記載の幾つかの実施形態によれば、漂白されたタバコ材料及びグアーガムを含む無煙タバコ組成物が提供される。
本明細書に記載の幾つかの実施形態によれば、本明細書中において定義される無煙タバコ組成物を製造する方法であって、
(a)漂白されたタバコ材料を用意するステップ;及び
(b)漂白されたタバコ材料をグアーガムと接触させて、無煙タバコ組成物を製造するステップ
を含む方法が提供される。
本明細書に記載の幾つかの実施形態によれば、
(a)漂白されたタバコ材料を用意するステップ;及び
(b)漂白されたタバコ材料をグアーガムと接触させて、無煙タバコ組成物を製造するステップ
を含む方法によって得られる又は得ることができる無煙タバコ組成物が提供される。
参照を容易にするために、本発明のこれらの態様及びさらなる態様を次に、適当な項目名の下で考察する。しかし、各項目における教示は、必ずしも各特定項目に限定されない。
本明細書に開示する特定の構成、プロセスステップ、及び材料はある程度変動し得るので、本発明は、かかる構成、プロセスステップ、及び材料に限定されないことが理解されるべきである。本発明の範囲は添付の特許請求の範囲及びその等価物によってのみ限定されるために、本明細書に用いられる用語は、特定の実施形態を記載する目的のみに使用され、限定することを意図するものではないことも、理解されるべきである。
本明細書及び特許請求の範囲で使用される場合、単数形「ある」(「a」、「an」)、及び「その」(「the」)は、文脈が明らかに別のことを示していない限り、複数の指示物を含むことが留意されなければならない。
本明細書では、特に明記しない限り、本発明の、又は本発明の方法に用いられるタバコ材料又はタバコ組成物の成分の分量を修飾する「約」という用語は、例えば、実際に濃縮物又は使用溶液を作製するために使用される典型的な測定及び液体取扱手順を通して;これらの手順における偶発的な誤りを通して;タバコ材料若しくはタバコ組成物を作製するために、又は本方法を実行するために用いられる成分の製造、供給源、若しくは純度の相違などを通して起こり得る数量の変動を指す。「約」という用語は、特定の初期混合物から得られる組成物の異なる平衡条件に起因する異なる量も包含する。「約」という用語に修飾されているかどうかに関わらず、特許請求の範囲は、その分量の等価物を含む。
本明細書では、特に明記しない限り、「漂白された」という用語は、例えば、タバコ材料、例えばタバコ原材料などの物体であって、1種若しくは複数の溶媒での洗浄、又は1種若しくは複数の漂白剤での処理、或いはそれらの組み合わせなどの漂白を目的とする任意の公知の方法によって、目に見える色が薄くなった物体を指す。
本明細書では、特に明記しない限り、「発酵性炭水化物」という用語は、人体中で人体によって代謝的に分解することができる炭水化物を指す。例えば、「発酵性炭水化物」という用語は、デンプン、グルコース、フルクトース、及びスクロースを包含してもよい。
本明細書では、特に明記しない限り、製品に関する「口腔用」という用語は湿潤嗅ぎタバコ(snuff)製品が一般に使用されるのと同じように、通常の使用において使用者の口腔内のどこかに、例えば唇の下に置くのに適した製品を指す。
本明細書に提供される範囲は、各構成成分の好ましい量を提供する。これらの各範囲は、本発明の好ましい態様をもたらすために、単独で採択されても、1つ又は複数の他の構成成分の範囲と組み合わせて採択されてもよい。
組成物
本明細書に記載する通り、無煙タバコ組成物は、漂白されたタバコ材料及びグアーガムを含む。
幾つかの実施形態では、漂白されたタバコ材料は、漂白されたタバコ原材料である。
幾つかの実施形態では、漂白されたタバコ材料は、無煙タバコ組成物の約0.001重量%〜約15重量%の量で存在する。幾つかの実施形態では、漂白されたタバコ材料は、無煙タバコ組成物の約0.01重量%〜約10重量%の量で存在する。幾つかの実施形態では、漂白されたタバコ材料は、無煙タバコ組成物の約0.01重量%〜約7.5重量%の量で存在する。幾つかの実施形態では、漂白されたタバコ材料は、無煙タバコ組成物の約0.05重量%〜約5重量%の量で存在する。幾つかの実施形態では、漂白されたタバコ材料は、無煙タバコ組成物の約0.05重量%〜約2.5重量%の量で存在する。幾つかの実施形態では、漂白されたタバコ材料は、無煙タバコ組成物の約0.05重量%〜約2重量%の量で存在する。幾つかの実施形態では、漂白されたタバコ材料は、無煙タバコ組成物の約0.1重量%〜約1重量%の量で存在する。幾つかの実施形態では、漂白されたタバコ材料は、無煙タバコ組成物の約0.1重量%〜約0.5重量%の量で存在する。
幾つかの実施形態では、漂白されたタバコ材料は、無煙タバコ組成物の約0.01重量%〜約5重量%の量で存在する。
幾つかの実施形態では、漂白されたタバコ材料は、国際公開第2015/150506号に記載される通りであり、その全内容は参照により本明細書に組み込まれている。
幾つかの実施形態では、漂白されたタバコ材料は、漂白されたタバコ材料の乾燥総重量に基づいて計算して、約4重量%未満、例えば約2重量%未満、例えば約1重量%未満の発酵性炭水化物を含む。
幾つかの実施形態では、漂白されたタバコ材料は、ISO2470:1999に従って測定したときに、約60以上、例えば約70以上、例えば約80以上のISO白色度を有する。
幾つかの実施形態では、本発明は、国際公開第2015/150506号に記載される通りの、望ましくない物質を実質的に含まないタバコ材料(タバコ原材料など)を含む、無煙タバコ組成物を提供する。
幾つかの実施形態では、漂白されたタバコ材料は粒子状である。本明細書で使用される場合、「粒子状」という用語は、材料の粒子の平均の長さ対幅の比率が、2:1未満、例えば1.5:1未満、例えば約1:1であることを意味する。幾つかの実施形態では、漂白されたタバコ材料の粒子は、実質的に球状である。幾つかの実施形態では、漂白されたタバコ材料は顆粒状である。
幾つかの実施形態では、漂白されたタバコ粒子の少なくとも50重量%が、ふるい分析によって測定したときに、約1000μm以下、例えば約500μm以下、例えば約400μm以下、例えば約350μm以下、例えば約300μm以下の粒子径を有する。幾つかの実施形態では、漂白されたタバコ粒子の少なくとも60重量%が、ふるい分析によって測定したときに、約1000μm以下、例えば約500μm以下、例えば約400μm以下、例えば約350μm以下、例えば約300μm以下の粒子径を有する。幾つかの実施形態では、漂白されたタバコ粒子の少なくとも70重量%が、ふるい分析によって測定したときに、約1000μm以下、例えば約500μm以下、例えば約400μm以下、例えば約350μm以下、例えば約300μm以下の粒子径を有する。幾つかの実施形態では、漂白されたタバコ粒子の少なくとも80重量%が、ふるい分析によって測定したときに、約1000μm以下、例えば約500μm以下、例えば約400μm以下、例えば約350μm以下、例えば約300μm以下の粒子径を有する。幾つかの実施形態では、漂白されたタバコ粒子の少なくとも90重量%が、ふるい分析によって測定したときに、約1000μm以下、例えば約500μm以下、例えば約400μm以下、例えば約350μm以下、例えば約300μm以下の粒子径を有する。幾つかの実施形態では、漂白されたタバコ粒子の少なくとも95重量%が、ふるい分析によって測定したときに、約1000μm以下、例えば約500μm以下、例えば約400μm以下、例えば約350μm以下、例えば約300μm以下の粒子径を有する。幾つかの実施形態では、漂白されたタバコ粒子の少なくとも99重量%が、ふるい分析によって測定したときに、約1000μm以下、例えば約500μm以下、例えば約400μm以下、例えば約350μm以下、例えば約300μm以下の粒子径を有する。幾つかの実施形態では、漂白されたタバコ粒子のおよそ100重量%が、ふるい分析によって測定したときに、約1000μm以下、例えば約500μm以下、例えば約400μm以下、例えば約350μm以下、例えば約300μm以下の粒子径を有する。
幾つかの実施形態では、漂白されたタバコ粒子の少なくとも50重量%、例えば少なくとも60重量%、例えば少なくとも70重量%、例えば少なくとも80重量%、例えば少なくとも90重量%、例えば少なくとも95重量%、例えば少なくとも99重量%が、ふるい分析によって測定したときに、約0.01μm〜約1000μm、例えば約0.05μm〜約750μm、例えば約0.1μm〜約500μm、例えば約0.25μm〜約500μmの粒子径を有する。幾つかの実施形態では、漂白されたタバコ粒子の少なくとも50重量%、例えば少なくとも60重量%、例えば少なくとも70重量%、例えば少なくとも80重量%、例えば少なくとも90重量%、例えば少なくとも95重量%、例えば少なくとも99重量%が、ふるい分析によって測定したときに、約10μm〜約400μm、例えば約50μm〜約350μm、例えば約100μm〜約350μm、例えば約200μm〜約300μmの粒子径を有する。
幾つかの実施形態では、漂白されたタバコ粒子の少なくとも70%が、ふるい分析によって測定したときに、約0.01μm〜約1000μm、例えば約10μm〜約500μm、例えば約100μm〜約350μm、例えば約200μm〜約350μmの粒子径を有する。幾つかの実施形態では、漂白されたタバコ粒子の少なくとも90%が、ふるい分析によって測定したときに、約0.01μm〜約1000μm、例えば約10μm〜約500μm、例えば約100μm〜約350μm、例えば約200μm〜約350μmの粒子径を有する。幾つかの実施形態では、漂白されたタバコ粒子の少なくとも95%が、ふるい分析によって測定したときに、約0.01μm〜約1000μm、例えば約10μm〜約500μm、例えば約100μm〜約350μm、例えば約200μm〜約350μmの粒子径を有する。幾つかの実施形態では、漂白されたタバコ粒子の少なくとも99%が、ふるい分析によって測定したときに、約0.01μm〜約1000μm、例えば約10μm〜約500μm、例えば約100μm〜約350μm、例えば約200μm〜約350μmの粒子径を有する。
漂白されたタバコ材料の粒子径は、ふるい分析によって測定することができる。当業者には容易に理解されるように、ふるい分析(別名粒度試験(gradation test)としても知られる)は、粒子状材料の粒径分布を測定するために使用される方法である。典型的には、ふるい分析は、ワイヤ製網布の形態であることが好ましいスクリーンを含むふるいが入れ子になったカラムを使用するものである。予め計量された試料は、最大のふるい目又はメッシュサイズ(すなわち、ふるいの最大の孔径)を有する、カラム内の最上部のふるいの上部に投入することができる。カラム内の下段のふるいはそれぞれ、上のふるいより連続的に小さくなるふるい目又はメッシュサイズを有する。典型的には、ふるいのカラムの底面は、カラム内の底部又は最下部のふるい(最小のふるい目又はメッシュサイズを有する)のふるい目サイズ又はメッシュサイズより小さい粒子径を有する任意の粒子を収集する受け皿部分である。
幾つかの実施形態では、ふるいのカラムは、機械式アジテーターの上又は中に置かれてもよい。アジテーターは、カラム内の各ふるいを振動させる。機械式アジテーターは、すべての粒子が正しいふるい内に収集されることが確実となるように所定の時間作動させてもよい。幾つかの実施形態では、ふるいのカラムは、0.5分間〜10分間、例えば、1分間〜10分間、例えば1分間〜5分間、例えばおよそ3分間の時間でかき混ぜられる。
カラム内のふるいのかき混ぜが完了した後、各ふるい上に収集された材料を計量する。次いで、各ふるい上に保持された質量の百分率を得るために、各ふるい上の各試料の重量を総重量で除してもよい。
当業者には容易に理解されるように、ふるい分析に使用されるカラム内の各ふるいのふるい目のサイズ又はメッシュサイズは、分析しようとする試料の粒状度又は既知の最大/最小粒子径に基づいて選択されてもよい。
幾つかの実施形態では、カラムが2〜20個のふるい、例えば5〜15個のふるいを含む、ふるいのカラムがふるい分析に使用されてもよい。幾つかの実施形態では、カラムが10個のふるいを含む、ふるいのカラムがふるい分析に使用されてもよい。幾つかの実施形態では、ふるい分析に使用されるふるいの最大のふるい目又はメッシュサイズは、1000μm、例えば500μm、例えば400μm、例えば300μmであってもよい。
幾つかの実施形態では、グアーガムが、無煙タバコ組成物の約0.01重量%〜約20重量%の量で存在する。幾つかの実施形態では、グアーガムが、無煙タバコ組成物の約0.1重量%〜約15重量%の量で存在する。幾つかの実施形態では、グアーガムが、無煙タバコ組成物の約0.5重量%〜約10重量%の量で存在する。幾つかの実施形態では、グアーガムが、無煙タバコ組成物の約1重量%〜約10重量%の量で存在する。幾つかの実施形態では、グアーガムが、無煙タバコ組成物の約2重量%〜約8重量%の量で存在する。幾つかの実施形態では、グアーガムが、無煙タバコ組成物の約2.5重量%〜約7.5重量%の量で存在する。幾つかの実施形態では、グアーガムが、無煙タバコ組成物の約3重量%〜約7重量%の量で存在する。幾つかの実施形態では、グアーガムが、無煙タバコ組成物の約4重量%〜約6重量%の量で存在する。
驚くべきことに、漂白されたタバコ材料にグアーガムが含まれると、成形可能な無煙タバコ組成物が得られることが、本発明の発明者らによって見出された。本明細書で使用される場合、「成形可能な」という用語は、組成物が、追加的な機械的手段を何も必要とすることなく、また亀裂を生じる及び/又は崩壊することなく、使用者の手で押されて様々な形状に形成されることが可能であることを意味する。特に、柔らかい生地のような質感を有しており、及び/又は使用者によって任意の所望の形状に成形することができる無煙タバコ組成物を提供することができる。この成形性は、今までに、漂白されたタバコ材料を含むがグアーガムを含まない無煙タバコ組成物では実現されなかった。驚くべきことに、グアーガム以外の親水コロイドでは組成物に所望の成形性をもたらさないことも本発明の発明者らによって見出された。
幾つかの実施形態では、無煙タバコ組成物は、ばらばらの粉末の形態で提供されてもよい。しかし、グアーガムが含まれているために、驚くべきことに、使用者が「ひとつまみ」の粉末を取って、使用者の手を使用して柔らかい生地のようなポーションを形成するようにその粉末を押し合わせることが可能であり、それによって様々な形状に成形することができることが本発明の発明者らによって見出された。したがって、該組成物によって、使用者は、製品をつまみ上げて口腔/鼻腔内に入れたときに強化された体験及び望ましい感覚的体験が得られる。
本明細書中において定義される、漂白されたタバコ材料を含む無煙タバコ組成物の1つの利点は、使用者の指を変色させない、そして口腔用無煙タバコ製品の場合には使用者の歯を変色させないタバコ製品を提供することである。
幾つかの実施形態では、無煙タバコ組成物は、鼻腔用嗅ぎタバコ、すなわち、鼻腔内投与に適した嗅ぎタバコ製品である。したがって、幾つかの実施形態では、漂白されたタバコ材料及びグアーガムを含む鼻腔用嗅ぎタバコが提供される。
幾つかの実施形態では、無煙タバコ組成物は、口腔用無煙タバコ組成物(すなわち、使用者の口に入れるのに適したもの)である。したがって、幾つかの実施形態では、漂白されたタバコ材料及びグアーガムを含む口腔用無煙タバコ組成物が提供される。口腔用無煙タバコ組成物は、湿潤嗅ぎタバコ、例えばスヌース、噛みタバコ、吸引タバコ(sucking tobacco)(「吸引タバコ(lutsch−tabak)」と一般に呼ばれる)、口腔用乾燥嗅ぎタバコ、又は硬質嗅ぎタバコを含むことができるが、これらに限定されない。
幾つかの実施形態では、口腔用無煙タバコ組成物はスヌースを含む。スヌースは、スウェーデン式のスヌースであってもよい。スヌースは、乾燥嗅ぎタバコの変形に由来する湿潤粉末タバコ製品である。スヌースは、典型的には、上唇の下に長時間置くことによって使用される。
幾つかの実施形態では、口腔用無煙タバコ組成物は、ガムベースを含む噛みタバコである。ガムベースは、市販のチューインガムベース、風船ガムベース、及び天然ガムベース材料から選択されてもよいが、これらに限定されない。
幾つかの実施形態では、口腔用無煙タバコ組成物は吸引タバコである。したがって、幾つかの実施形態では、無煙タバコ組成物は、漂白されたタバコ材料及びグアーガムを含む吸引タバコ組成物である。
幾つかの実施形態では、無煙タバコ組成物は、塩(塩化ナトリウム)及び/又は他の香味剤を含んでもよい。
幾つかの実施形態では、無煙タバコ組成物(口腔用無煙タバコ組成物など)は、塩化ナトリウム、キシリトール、微結晶性セルロース、香味料、炭酸水素ナトリウム、及びそれらの混合物からなる群から選択される1種又は複数の添加剤をさらに含む。幾つかの実施形態では、無煙タバコ組成物は塩化ナトリウムをさらに含む。幾つかの実施形態では、無煙タバコ組成物は香味料をさらに含む。幾つかの実施形態では、無煙タバコ組成物はキシリトールをさらに含む。幾つかの実施形態では、無煙タバコ組成物は炭酸水素ナトリウムをさらに含む。幾つかの実施形態では、無煙タバコ組成物は微結晶性セルロースをさらに含む。
口腔用無煙タバコ組成物は、これらに限定されないが、次のカテゴリーのいずれか又はそれらの組み合わせに属する1種又は複数の物質から選択される添加剤を含んでもよい:API(活性な医薬用物質)、食品添加物、天然又は合成栄養素、香味料物質、天然の医薬品又はヒトに効果を及ぼすことができる天然に存在する物質。かかる物質の例は、緑茶、白茶、カフェイン、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンE、バイオペリン(bioperin)、Q10、セレン、グルタチオン、リポ酸(liponic acid)、葉酸、チョウセンニンジン、花粉エキス、酸化防止剤、ミネラル、パラセタモール、アセチルサリチル酸、シベリアニンジン(Russian root)、及びイワベンケイである。
幾つかの実施形態では、口腔用無煙タバコ組成物は、漂白されたタバコ材料に自然に含まれるニコチンに加えてさらにニコチンを含む。
幾つかの実施形態では、口腔用無煙タバコ組成物は、国際公開第2010/114445号(その内容が参照により本明細書に組み込まれている)に記載されている種類のアルギネート組成物を、該文書に記載されているような方式で含有する。より具体的には、この実施形態による口腔用無煙タバコ組成物は、製品中に分散したアルギネート組成物であって、少なくとも水、アルギネート、及び前記製品が使用されるときにその製品から放出されることが意図される追加物質を含むアルギネート組成物を含有し、前記アルギネート組成物は、アルギネートマトリックスであって、そのマトリックスが損なわれていない限り少なくとも大部分の割合の追加物質を保持するアルギネートマトリックスを含有し、該アルギネートマトリックスは、使用者の口の中に存在する化学的及び物理的環境で崩壊する及び/又は溶解するように形成されている。幾つかの実施形態では、アルギネートは、一価の陽イオンのアルギン酸塩を含有する。幾つかの実施形態では、アルギネートは、冷水に可溶性である。
口腔用無煙タバコ組成物は、焼成又は圧縮された形態で提供されてもよく、そこからロゼンジ又はタブレットなどのポーションで打ち抜いても又はプレスしてもよい。
幾つかの実施形態では、無煙口腔用タバコ製品は、ポーションの形式で使用者に提供することができる。幾つかの実施形態では、無煙タバコ組成物はパウチに包まれる。例えば、湿潤嗅ぎタバコは、タバコ材料を透過性パウチ内に封入することによって調製されてもよい。
パウチはタバコ材料を適所に保つと同時に、香料及びニコチンなどの物質をパウチを通して使用者の口の中に拡散させて、使用者の粘膜を通して吸収させる。
幾つかの実施形態では、無煙タバコ組成物は、ポーションではない形式で使用者に提供することができる。一実施形態では、無煙タバコ組成物は、缶、小袋、又はブリキ製容器などの容器にばらばらの形態で包装される。
幾つかの実施形態では、口腔用無煙タバコ組成物は、ばらばらの形態又はポーションサイズの小袋の形態で提供されてもよい。幾つかの実施形態では、口腔用無煙タバコ組成物は、ばらばらの粉末として提供される。幾つかの実施形態では、口腔用無煙タバコ組成物は、パウチに含有されている粉末として提供される。したがって、幾つかの実施形態では、漂白されたタバコ材料及びグアーガムを含むパウチ入り口腔用無煙タバコ組成物が提供される。
幾つかの実施形態では、口腔用無煙タバコ組成物は、ばらばらの粉末として又はパウチ内で提供される、粉末の形態である。口腔用無煙タバコ組成物は、粒子状であってもよい。幾つかの実施形態では、口腔用無煙タバコ組成物の粒子の少なくとも50%が、約2000μm未満、例えば約0.01μm〜約1000μm、例えば約0.1〜約500μm、例えば約1〜約400μm、例えば約10μm〜約350μm、例えば約100μm〜約350μm、例えば約200μm〜約300μmの粒子径を有する。
さらなる代替として、口腔用無煙タバコ組成物は、フィルム様形態を有していてもよい。
無煙タバコ組成物は、約7〜12、例えば約8〜12、例えば約8〜9のpHを有していてもよい。
幾つかの実施形態では、無煙タバコ組成物は、無煙タバコ組成物の約5重量%〜約60重量%、例えば約20重量%〜約60重量%、例えば約40〜約55重量%、例えば約45重量%〜約55重量%、例えば約45重量%〜約50重量%の含水量を有する。幾つかの実施形態では、無煙タバコ組成物は、無煙タバコ組成物の約40重量%〜約60重量%の含水量を有する。
また、本明細書では、非タバコ植物材料及びグアーガムを含むがタバコを含まない無煙製品が記載される。言い換えれば、本明細書に記載されるのは、非タバコ植物材料及びグアーガムを含む無煙非タバコ製品である。非タバコ植物材料は、トウモロコシ、オーツ麦、トマト、大麦、ライ麦、サトウダイコン、ソバ、ジャガイモ、セルロース、セルロース誘導体、リンゴ、ココア、タケ、柑橘類、及びそれらの混合物からなる群から選択されてもよい。幾つかの実施形態では、非タバコ植物材料は、セルロース、微結晶性セルロース、若しくはそれらの混合物であるか、又はこれらを含む。幾つかの実施形態では、非タバコ植物材料は、微結晶性セルロースであるか、又はこれを含む。幾つかの実施形態では、無煙非タバコ製品は、ニコチンを含む。したがって、幾つかの実施形態では、無煙非タバコ製品は、非タバコ植物材料、グアーガム、及びニコチンを含む。無煙非タバコ製品は、前記製品が本明細書に記載する通りの漂白されたタバコ材料を含まないこと以外、上文に記載した通りの各特徴を含むことができる。
方法
本発明のさらなる態様によれば、無煙タバコ組成物を製造する方法であって、
(a)漂白されたタバコ材料を用意するステップ;及び
(b)漂白されたタバコ材料をグアーガムと接触させて無煙タバコ組成物を製造するステップ
を含む方法が提供される。
幾つかの実施形態では、該方法は、上文に記載する通りの無煙タバコ組成物を製造する方法である。
幾つかの実施形態では、漂白されたタバコ材料を用意するステップ(a)は、
(i)未漂白のタバコ材料を、酸性のpH及び約70℃〜約180℃の温度範囲で、亜硫酸イオンを含む水溶液で処理するステップ;
(ii)ステップ(i)からのタバコ材料を解繊するステップ;
並びに
(iii)ステップ(ii)からの解繊されたタバコ材料を、約60℃〜約90℃の温度範囲で、有効量の漂白剤で処理するステップ
を含む。
漂白剤は、二酸化塩素、次亜塩素酸ナトリウム、過酸化水素、オゾン、酵素、酸素、又はそれらの組み合わせであってもよいが、これらに限定されない。
漂白剤はまた、超音波の使用によって構成されても、又はこれを少なくとも含んでもよい。
幾つかの実施形態では、漂白されたタバコ材料を用意するステップ(a)は、国際公開第2015/150506号(その全内容が参照により本明細書に組み込まれている)に記載される通りのステップを含む。
幾つかの実施形態では、漂白されたタバコ材料を用意するステップ(a)は、
(i)未調理のタバコ材料を機械的に解繊して、解繊されたタバコ材料を製造するステップ;及び
(ii)ステップ(i)からの解繊されたタバコ材料を少なくとも1種の漂白剤で処理して、漂白されたタバコ材料を製造するステップ
を含む。
幾つかの実施形態では、漂白されたタバコ材料を用意するステップ(a)は、国際公開第2018/083114号(その全内容が参照により本明細書に組み込まれている)に記載される通りのステップを含む。
幾つかの実施形態では、該方法は、漂白されたタバコ材料及び/又はグアーガムを、塩化ナトリウム、キシリトール、微結晶性セルロース、香味料、炭酸水素ナトリウム、API(活性な医薬用物質)、ニコチン、食品添加物、天然又は合成栄養素、天然の医薬品又はヒトに効果を及ぼすことができる天然に存在する物質、及びそれらの混合物からなる群から選択される1種又は複数の添加剤と接触させることをさらに含む。幾つかの実施形態では、該方法は、漂白されたタバコ材料をグアーガムと接触させる前及び/又は接触させる間及び/又は接触させた後に、漂白されたタバコ材料を1種又は複数の添加剤と接触させるステップ(a−i)を含む。幾つかの実施形態では、該方法は、漂白されたタバコ材料をグアーガムと接触させる前に、漂白されたタバコ材料を1種又は複数の添加剤と接触させるステップ(a−i)を含む。幾つかの実施形態では、該方法は、漂白されたタバコ材料をグアーガムと接触させる間に、漂白されたタバコ材料を1種又は複数の添加剤と接触させるステップ(a−i)を含む。幾つかの実施形態では、該方法は、漂白されたタバコ材料をグアーガムと接触させた後に、漂白されたタバコ材料を1種又は複数の添加剤と接触させるステップ(a−i)を含む。
幾つかの実施形態では、該方法は、漂白されたタバコ材料をグアーガムと接触させるステップ(b)の間に、漂白されたタバコ材料を、塩化ナトリウム、微結晶性セルロース、及びそれらの混合物からなる群から選択される1種又は複数の添加剤と接触させるステップ(a−i)を含む。幾つかの実施形態では、該方法は、漂白されたタバコ材料をグアーガムと接触させるステップ(b)の後に、漂白されたタバコ材料を、炭酸水素ナトリウム、香味料、ニコチン、及びそれらの混合物からなる群から選択される1種又は複数の添加剤と接触させるステップ(a−i)を含む。
幾つかの実施形態では、該方法は、漂白されたタバコ材料を水と接触させるステップ(a−ii)をさらに含む。幾つかの実施形態では、該方法は、漂白されたタバコ材料をグアーガムと接触させるステップ(b)の前及び/又は間及び/又は後に漂白されたタバコ材料を水と接触させるステップ(a−ii)をさらに含む。幾つかの実施形態では、該方法は、漂白されたタバコ材料をグアーガムと接触させるステップ(b)の前に漂白されたタバコ材料を水と接触させるステップ(a−ii)を含む。幾つかの実施形態では、該方法は、漂白されたタバコ材料をグアーガムと接触させるステップ(b)の間に漂白されたタバコ材料を水と接触させるステップ(a−ii)を含む。幾つかの実施形態では、該方法は、漂白されたタバコ材料をグアーガムと接触させるステップ(b)の後に漂白されたタバコ材料を水と接触させるステップ(a−ii)を含む。
本発明の別の態様は、本発明の方法によって得られる又は得ることができる無煙タバコ組成物に関する。幾つかの実施形態では、本発明は、上文に記載の方法によって得られる又は得ることができる無煙タバコ組成物であって、漂白されたタバコ材料及びグアーガムを含む無煙タバコ組成物を提供する。幾つかの実施形態では、該無煙タバコ組成物は、漂白されたタバコ材料の乾燥総重量に基づいて計算して約4重量%未満の発酵性炭水化物を含む漂白されたタバコ材料を含む。
幾つかの実施形態では、無煙タバコ組成物は、上記の実施形態のいずれか1つに記載の通りである。
次に、本発明を以下の非限定的な例においてさらに詳細に説明する。
実施例1
温浸
ステップ1
温浸槽中で未漂白のタバコ原材料を水で30分間120℃で調理し、その後液体を抜き取り、材料を水で洗い流した。
ステップ2
SOによってpHを4.5に調節した調理液を温浸槽に添加した。調理液は主に重亜硫酸ナトリウムを含有していたが、部分的に亜硫酸ナトリウムも含有していた。調理を165℃で40分間行い、その後温浸槽を脱気した。水を添加し、80℃で循環させた。温浸槽を空にして、材料を水で洗い流した。
選別
温浸した材料を解繊装置に移し、その中で繊維を叩解によって分離させた。
得られた繊維懸濁液を0.25mmのスロットを有するスクリーンに通して、未温浸の繊維を選別して取り除いた。残った繊維を遠心分離機にかけ、その中で材料のパルプを脱水して乾燥含有量を約30%とした。
漂白
漂白は、水浴によって加熱されたプラスチック製容器内で実行した。
ステップ1
パルプを70℃で30分間、10%のパルプ濃度で、パルプ1トン当たり38kgの量のClOで処理した。
ステップ2
パルプを80℃で120分間、10%のパルプ濃度で、パルプ1トン当たり38kgの量のClOで処理した。
ステップ3
パルプを80℃で120分間、10%のパルプ濃度で、パルプ1トン当たり19kgの量のClOで処理した。
各ステップの後にパルプを以下に従って洗浄した:
漂白液を遠心分離機内で抜き取り、パルプを水で希釈し、スターラーを用いてスラリー化した。次いで遠心分離機内でパルプ10グラム当たり1リットルの水を用いてパルプを洗浄した。
分析
得られたパルプをノルウェー、トロンヘイムのEurofins Food&Agro Testing Norway AS(Skansen)でデンプン及び単糖の含有量について分析し、その含有量は<1.0%であることが分かった。
パルプをスウェーデン、リードヒェーピングのEurofins Food&Agro Testing Sweden ABでスクロースの含有量についても分析し、その含有量は<0.04g/100g、すなわち、<0.04%であることが分かった。
よって、発酵性炭水化物の総含有量は<1.04%であった。
パルプをEurofins Food&Agro Testing Sweden ABで亜硝酸塩の含有量についても分析し、その含有量は<1.0mg/kgであることが分かった。
パルプをEurofins Food&Agro Testing Sweden ABでNNN(N−ニトロソノルニコチン)とNNK((4−メチルニトロソアミノ)−1−(3−ピリジル)−1−ブタノン)とを合わせた量についても分析し、その量は<0.020mg/kgであることが分かった。
パルプをEurofins Food&Agro Testing Sweden ABでNDMA(N−ニトロソジメチルアミン)の含有量についても分析し、その含有量は<0.20μg/kgであることが分かった。
パルプをEurofins Food&Agro Testing Sweden ABでB(a)P(ベンゾ(a)ピレン)の含有量についても分析し、その含有量は<1.0μg/kgであることが分かった。
パルプをスウェーデン、リードヒェーピングのEurofins Environment SwedenでCdの含有量についても分析し、その含有量は0.063mg/kg±20%であることが分かった(分析方法/参照 NMKL No 161 1998 mod)。
パルプをスウェーデン、リードヒェーピングのEurofins Environment SwedenでPbの含有量についても分析し、その含有量は0.63mg/kg±20%であることが分かった(分析方法/参照 NMKL No 161 1998 mod)。
パルプをスウェーデン、リードヒェーピングのEurofins Environment SwedenでAsの含有量についても分析し、その含有量は0.050mg/kg±35%であることが分かった(分析方法/参照 NMKL No 161 1998 mod)。
パルプをスウェーデン、リードヒェーピングのEurofins Environment SwedenでNiの含有量についても分析し、その含有量は0.63mg/kg±25%であることが分かった(分析方法/参照 NMKL No 161 1998 mod)。
パルプをスウェーデン、リードヒェーピングのEurofins Environment SwedenでCrの含有量についても分析し、その含有量は1.5mg/kg±20%であることが分かった(分析方法/参照 NMKL No 161 1998 mod)。
実施例2
無煙タバコ組成物を、実施例1の漂白されたタバコ材料を使用して調製した。
以下の配合成分を有する無煙タバコ組成物を調製した:
Figure 0006927531
該組成物は、以下の方法を使用して調製した:
1.漂白されたタバコ材料を微結晶性セルロース、塩化ナトリウム、アルギン酸ナトリウム、及びグアーガムと混合し、得られたタバコ混合物をブレンダーに投入する。
2.別の容器内で、炭酸水素ナトリウムを水と混合する。炭酸水素ナトリウムが十分に溶解して水溶液を形成するまで、この混合物を撹拌する。
3.次いで炭酸水素ナトリウム溶液をステップ1からのタバコ混合物に添加し、約5分間ブレンドする。
4.別の容器内で、香味料とニコチンとを共に混合する。次いでこれらをステップ3からのタバコ混合物に添加し、約10分間ブレンドする。
5.次いで得られた混合物をブレンダーから取り出し、貯蔵容器に入れる。
無煙タバコ組成物は、亀裂を生じる又は崩壊することなく、使用者の手で押圧されて様々な形状にすることが可能であったことが見出されている。該製品は押されて成形されるときに柔らかい生地のような質感を有し、容易に成形可能である。
本明細書に記載する様々な実施形態は、特許請求する特徴の理解及び教示を支援することのみを目的として提示されている。これらの実施形態は、実施形態の代表的な実例としてのみ提供されるに過ぎず、網羅的及び/又は排他的なものではない。本明細書に記載する利点、実施形態、実施例、機能、特徴、構造、及び/又は他の態様は、特許請求の範囲によって規定される本発明の範囲を限定するもの又は特許請求の範囲の等価物を限定するものとして考えられるべきではなく、特許請求される発明の範囲を逸脱することなく、他の実施形態を利用すること及び改変することが可能であることが理解されるべきである。本発明の様々な実施形態は、本明細書に具体的に記載したもの以外の、開示した要素、構成成分、特徴、部品、ステップ、手段などの適当な組み合わせを好適に含む、それらからなる、又はそれらから本質的になることが可能である。加えて、本開示は、現在特許請求されていないが、将来特許請求される可能性のある他の発明を含み得る。

Claims (14)

  1. 漂白されたタバコ材料及びグアーガムを含む、口腔用無煙タバコ組成物であって、
    前記漂白されたタバコ材料が、前記無煙タバコ組成物の約0.001重量%〜約15重量%の量で存在し、
    グアーガムが、前記無煙タバコ組成物の約4重量%〜約15重量%の量で存在し、
    前記無煙タバコ組成物がパウチに包まれている、無煙タバコ組成物
  2. 前記漂白されたタバコ材料が、前記無煙タバコ組成物の約0.01重量%〜約10重量%の量で存在する、請求項1に記載の無煙タバコ組成物。
  3. 前記グアーガムが、前記無煙タバコ組成物の約重量%〜約10重量%の量で存在する、請求項1又は2に記載の無煙タバコ組成物。
  4. 前記漂白されたタバコ材料が、前記漂白されたタバコ材料の乾燥総重量に基づいて計算して、約4重量%未満の発酵性炭水化物を含む、請求項1〜のいずれか一項に記載の無煙タバコ組成物。
  5. 前記漂白されたタバコ材料が、前記漂白されたタバコ材料の乾燥総重量に基づいて計算して、約1重量%未満の発酵性炭水化物を含む、請求項1〜のいずれか一項に記載の無煙タバコ組成物。
  6. 前記漂白されたタバコ材料が、約60以上のISO白色度を有する、請求項1〜のいずれか一項に記載の無煙タバコ組成物。
  7. 前記無煙タバコ組成物が、前記無煙タバコ組成物の約40重量%〜約60重量%の量の水を含む、請求項1〜のいずれか一項に記載の無煙タバコ組成物。
  8. 前記漂白されたタバコ材料に自然に存在する任意のニコチンに加えてニコチンを含む、請求項1〜のいずれか一項に記載の無煙タバコ組成物。
  9. 前記口腔用無煙タバコ組成物が、噛みタバコ、口腔用乾燥嗅ぎタバコ、硬質嗅ぎタバコ、又は湿潤嗅ぎタバコ、例えばスヌースである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の無煙タバコ組成物。
  10. 前記無煙タバコ組成物が、製品中に分散したアルギネート組成物であって、水、アルギネート、及び前記製品が使用されるときに前記製品から放出されることが意図される追加物質を少なくとも含むアルギネート組成物を含有し、
    前記アルギネート組成物がアルギネートマトリックスを含有し、
    前記マトリックスは、損なわれていない限り、前記追加物質の少なくとも大部分を保持するものであり、
    前記アルギネートマトリックスが、使用者の口の中に存在する化学的及び物理的環境で崩壊及び/又は溶解するように形成されている、請求項1〜9のいずれか一項に記載の無煙タバコ組成物。
  11. ガムベースを含む噛みタバコである、請求項9又は10に記載の無煙タバコ組成物。
  12. 前記ガムベースが、市販のチューインガムベース、風船ガムベース、及び天然ガムベース材料から選択される、請求項11に記載の無煙タバコ組成物。
  13. 請求項1〜1のいずれか一項に記載の口腔用無煙タバコ組成物を製造する方法であって、
    (a)漂白されたタバコ材料を用意するステップ;及び
    (b)前記漂白されたタバコ材料をグアーガムと接触させて、前記無煙タバコ組成物を製造するステップ
    を含む、方法。
  14. 前記漂白されたタバコ材料を用意する前記ステップ(a)が、
    (i)未漂白のタバコ材料を、酸性のpH及び約70℃〜約180℃の温度範囲で、亜硫酸イオンを含む水溶液で処理するステップ;
    (ii)ステップ(i)からの前記タバコ材料を解繊するステップ;
    並びに
    (iii)ステップ(ii)からの前記解繊されたタバコ材料を、約60℃〜約90℃の温度範囲で、有効量の漂白剤で処理するステップ
    を含む、請求項1に記載の方法。
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