JP6926173B2 - 1,1,3,3−テトラクロロプロペンの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンから1,1,3,3−テトラクロロプロペンを製造する方法に関する。
特許文献1には、1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンを生成するのに十分な条件下で、有機リン溶媒、鉄金属、及び塩化第二鉄を含む触媒混合物の存在下で四塩化炭素と塩化ビニルを反応させることにより、1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンを製造するための方法が教示されている。得られた1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンは、例えば、塩化第二鉄、有機リン酸塩、及び他の高沸点成分を除去するためにフラッシュ塔内で最初に分離される、生成物の混合物の中に含まれている。このフラッシュ塔は、116℃未満の温度及び約0.02〜0.07気圧で動作させることができる。次いでさらに、蒸留留分を、好ましくは138℃未満の温度で部分真空下で動作し得る複数の蒸留塔を用いて精製する。1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンの製造は、特許文献2に同様に開示されている。
米国特許第6,313,360号明細書 米国特許第6,187,978号明細書
本発明の実施形態は1,1,3,3−テトラクロロプロペンの製造工程を提供し、その工程は1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンを脱塩化水素することを含む。
1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンの精製されたストリームが反応蒸留される、本発明の実施形態に係る1,1,3,3−テトラクロロプロペンの製造工程のフローチャート図である。 1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンの部分的に精製されたストリームが反応蒸留される、本発明の実施形態に係る1,1,3,3−テトラクロロプロペンの製造工程のフローチャート図である。 1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンの粗ストリームが反応蒸留される、本発明の実施形態に係る1,1,3,3−テトラクロロプロペンの製造工程のフローチャート図である。 実施例1及び2からの特定の結果を示すグラフである。 実施例3からの特定の結果を示すグラフである。
本発明の実施形態は、ルイス酸及び任意選択で酸化剤の存在下で、1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパン(HCC−240fa)を脱塩化水素することによって、1,1,3,3−テトラクロロプロペン(HCC−1230za)を製造する工程の発見に、少なくとも部分的に、基づく。1つまたは複数の実施形態では、1,1,3,3−テトラクロロプロペンは、反応蒸留技術を用いることにより、1つまたは複数の副生成物と一緒に、脱塩化水素容器から連続的に製造され除去される。特定の有利な実施形態では、1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンは、四塩化炭素を含み得る粗1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリーム内に含まれる。
1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンの製造工程 1つまたは複数の実施形態では、1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンは公知の方法を使用して製造することができる。この点で、米国特許No.6,313,360及び6,187,978が参照により本明細書に組込まれる。1つまたは複数の実施形態では、1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンは、1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンを生成するのに十分な条件下で、有機リン溶媒(例えば、トリブチルホスフェート)、鉄金属、及び塩化第二鉄を含む触媒混合物の存在下で四塩化炭素と塩化ビニルを反応させることにより、製造される。
未加工生成物ストリームからの1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリームの分離 1つまたは複数の実施形態では、上記で定義された反応によって生成された未加工1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリームは、参照により本明細書に組込まれる米国特許第6,313,360号明細書に開示されているものなど、公知の技術を用いることにより精製、または部分的に精製することができる。1つまたは複数の実施形態では、未加工1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリームは、上記のように、有機リン系溶媒、鉄金属、及び/または塩化第二鉄の存在下で、四塩化炭素と塩化ビニルを反応させることによって調製される。次いで、この未加工1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリームは、塩化第二鉄、アミン類、ニトリル類、アミド類、及び/またはリン酸塩、並びに他の高沸点成分が、四塩化炭素、塩化ビニル、及び1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパン、並びにクロロホルム、クロロブタンなど様々な塩素化合物などの他の軽質副産物を含み得る蒸留留分から分離される、第一の分離を受けることができる。1つまたは複数の実施形態では、この最初の分離工程は、以下により詳細に記載される、粗1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリームを生成する。
1つまたは複数の実施形態では、この第一の分離工程は、約70℃〜約120℃の温度で行われてもよく、または他の実施形態では約80℃〜約90℃の温度で行われてもよい。
1つまたは複数の実施形態では、この第一の分離工程は、少なくとも0.020気圧の圧力で行われてもよく、他の実施形態では少なくとも0.025気圧、及び他の実施形態では少なくとも0.030気圧で行われてもよい。これらのまたは他の実施形態では、この第一の分離工程は、高々0.07気圧の圧力で行われてもよく、他の実施形態では高々0.05気圧、及び他の実施形態では高々0.04気圧で行われてもよい。特定の実施形態では、この第一の分離工程は、約0.02気圧〜約0.07気圧の圧力で行われてもよく、または他の実施形態では、約0.025気圧〜約0.040気圧の圧力で行われてもよい。
1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリームのさらなる精製が望まれる場合、第二の分離工程を行うことができる。この第二の分離工程においては、未変換塩化ビニル、未変換四塩化炭素、及び他の軽質副生成物を含有し得る第一の分離工程からの蒸留留分(すなわち、1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリーム)が、さらに1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパン及びその異性体を分離するために分離される。1つまたは複数の実施形態では、第二の精製工程は、部分的に精製された1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリームを生成するための第二の蒸留を含む。 1つまたは複数の実施形態では、この第二の分離工程は約60℃〜約160℃の温度で行われてもよく、または他の実施形態では、約70℃〜130℃の温度で行われてもよい。
1つまたは複数の実施形態では、この第二の分離工程は、少なくとも0.05気圧の圧力で行われてもよく、他の実施形態では少なくとも0.10気圧、及び他の実施形態では少なくとも0.20気圧で行われてもよい。これらのまたは他の実施形態では、この第一の分離工程は、高々0.50気圧の圧力で行われてもよく、他の実施形態では高々0.40気圧、及び他の実施形態では高々0.30気圧で行われてもよい。特定の実施形態では、この第一の分離工程は、約0.05気圧〜約0.50気圧の圧力で行われてもよく、または他の実施形態では、約0.10気圧〜約0.30気圧の圧力で行われてもよい。
1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリームの特性 本発明の工程で使用される1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンは、上記のように調製することができる。1つまたは複数の実施形態では、1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンは、1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンと1つまたは複数の任意の成分を含む1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリーム内に含まれている。
1つまたは複数の実施形態では、1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリームは、少なくとも他の化学成分を実質的に欠いている精製された1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリームである。本明細書で使用される場合、実質的に欠いているは、そうでなければ、本発明の1つまたは複数の態様の実施に有害な影響を及ぼす他の化学成分の量以下を指す。1つまたは複数の実施形態では、精製された1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリームは、四塩化炭素、塩化ビニル、クロロブタン、クロロホルム、1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパン以外のペンタクロロプロパン異性体(例えば1,1,1,2,3−ペンタクロロプロパン)、鉄及び/または鉄化合物、アミン類、ニトリル類、アミド類、並びにリン酸塩を実質的に欠いている。ストリームの全重量に基づいて、1つまたは複数の実施形態では、精製された1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリームは、5,000ppm(すなわち0.5wt%)未満、他の実施形態では1000ppm未満、及び他の実施形態では500ppm未満の1,1,1,2,3−ペンタクロロプロパンを含む。ストリームの全重量に基づいて、1つまたは複数の実施形態では、精製された1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリームは、10,000ppm(すなわち1wt%)未満、他の実施形態では500ppm未満、及び他の実施形態では100ppm未満の四塩化炭素を含む。これらのまたは他の実施形態では、部分的に精製された1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリームは、100ppm未満、他の実施形態では10ppm未満、及び他の実施形態では5ppm未満の鉄及び/または鉄化合物、アミン類、ニトリル類、アミド類、並びにリン酸塩を含む。
他の実施形態では、本発明の実施に用いられる1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリームは、部分的に精製された1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリームであり、これはペンタクロロプロパン以外の化合物を実質的に欠いたストリームを指す。1つまたは複数の実施形態では、部分的に精製されたストリームは、1,1,1,2,3−ペンタクロロプロパンを含むが、これらに限定されない、1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパン(すなわち、他のペンタクロロプロパン異性体)以外の高々2.0wt%のペンタクロロプロパンを含み得る。1つまたは複数の実施形態では、部分的に精製された1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリームは、四塩化炭素、塩化ビニル、鉄及び/または鉄化合物、アミン類、ニトリル類、アミド類、並びにリン酸塩を実質的に欠いている。特定の実施形態では、部分的に精製された1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリームは、10,000ppm(すなわち1wt%)未満、他の実施形態では500ppm未満、及び他の実施形態では100ppm未満の四塩化炭素を含む。これらのまたは他の実施形態では、部分的に精製された1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリームは、100ppm未満、他の実施形態では10ppm未満、及び他の実施形態では5ppm未満の鉄及び/または鉄化合物、アミン類、ニトリル類、アミド類、並びにリン酸塩を含む。
さらに他の実施形態では、1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリームは、1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンの合成のための1つまたは複数の上記の工程から直接供給される、粗1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリームである。1つまたは複数の実施形態では、粗1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリームは、鉄及び/または鉄化合
物、アミン類、ニトリル類、アミド類、並びにリン酸塩を実質的に欠いている。1つまたは複数の実施形態では、粗1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリームは、100ppm未満、他の実施形態では10ppm未満、及び他の実施形態では5ppm未満の鉄及び/または鉄化合物、アミン類、ニトリル類、アミド類、並びにリン酸塩を含む。1つまたは複数の実施形態では、粗1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリームは、四塩化炭素を含む。ストリームの全重量に基づいて、1つまたは複数の実施形態では、粗1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリームは、約10wt%〜約70wt%、他の実施形態では約20wt%〜約60wt%、及び他の実施形態では約30wt%〜約50wt%の四塩化炭素を含む。1つまたは複数の実施形態では、粗1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリームは、塩化ビニル、クロロブタン、及びクロロホルムから選択される1つまたは複数の塩素化合物を含む。ストリームの全重量に基づいて、1つまたは複数の実施形態では、粗1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリームは、約0.1wt%〜約10wt%、他の実施形態では約6wt%まで、及び他の実施形態で約5wt%までの塩化ビニル、クロロブタン、クロロホルム及びそれらの組合せから選択される1つまたは複数の塩素化合物、を含む。
1,1,3,3−テトラクロロプロペンの製造工程 上記に示したように、1,1,3,3−テトラクロロプロペンは、ルイス酸及び任意選択で酸化剤の存在下で、1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンを脱塩化水素することによって形成され得る。例示的なルイス酸としては、アルミニウム、チタン、スズ、アンチモン、及び鉄ハロゲン化物などの金属及び半金属のハロゲン化物が挙げられる。特定の実施形態では、塩化第二鉄がルイス酸として使用される。ルイス酸は、乾燥してまたはスラリーとしてのいずれかで添加することができる。例示的な酸化剤としては、塩素と塩化スルフリルを含む様々な塩化物が挙げられる。特定の実施形態では、塩素が酸化剤として使用される。説明を簡単にするために、本発明の具体的な実施形態は、塩化第二鉄と塩素に関して記載されるであろうが、当業者は、他のルイス酸と酸化剤にこれらの実施形態の実施を容易に拡張することができるであろう。塩化水素が副生成物として製造され得る。塩化第二鉄は、脱塩化水素反応の前または際中に1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリームに導入され得る。
脱塩化水素反応が反応容器内で行われる場合、塩化第二鉄は、反応の経過中に連続的に、または反応の経過中に周期的に、別々に及び個別に反応容器に添加され得る。例えば、塩化第二鉄は、0.5〜3液体ターンオーバーについて一度反応容器に供給することができ、ここで1ターンオーバーは、反応容器における液体在庫対反応容器からの液体流量の比率として計算される時間である。
1つまたは複数の実施形態では、脱塩化水素反応中に存在する塩化第二鉄の量は、脱塩化水素反応を促進する量を指す触媒量である。蒸留塔の底部内の全ての成分を含む反応混合物の重量に基づいて、1つまたは複数の実施形態では、脱塩化水素反応中に存在する塩化第二鉄の量は少なくとも30ppm、他の実施形態では少なくとも100ppm、及び他の実施形態では少なくとも200ppmであり得る。反応混合物の重量に基づいて、これらのまたは他の実施形態では、脱塩化水素反応中に存在する塩化第二鉄の量は、高々10,000ppm、他の実施形態では高々5000ppm、及び他の実施形態では高々3000ppmである。反応混合物の重量に基づいて、1つまたは複数の実施形態では、脱塩化水素反応中に存在する塩化第二鉄の量は、約30〜約10,000ppm、他の実施態様では約100〜約5000ppm、及び他の実施形態では約200〜約3000ppmである。
1つまたは複数の実施形態では、塩素などの酸化剤が脱塩化水素反応中に存在する場合、酸化剤の量は、約100ppm〜約3wt%、または他の実施形態では約1,000ppm〜約10,000ppmであり得る。
1,1,3,3−テトラクロロプロペンを調製するための工程は反応蒸留を含むことができ、これは、反応の経過中に蒸留によって反応ゾーンから1,1,3,3−テトラクロロプロペンと塩化水素を除去しながら、塩化第二鉄の存在下で反応ゾーンにおいて1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンを脱塩化水素して、1,1,3,3−テトラクロロプロペンと塩化水素を生成することを含む。1つまたは複数の実施形態では、1,1,3,3−テトラクロロプロペンと塩化水素は、反応の経過中に連続的に除去される。1つまたは複数の実施形態では、1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンは反応蒸留システムに連続的に供給される。反応蒸留システムは、連続工程で動作させることができ、ここで1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリームの追加及び1,1,3,3−テトラクロロプロペン生成物除去、並びに塩化水素副生成物の除去が、同時に行われる。
1つまたは複数の実施形態では、反応蒸留システムは、反応ゾーン、分離ゾーン、及び凝縮ゾーンを備え得る。1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリームは、一般的に分離ゾーンの下に位置する反応ゾーンに入る。反応ゾーンの液体は加熱され、撹拌される。本発明の実施は、撹拌と加熱を提供するための工程または機構によって限定されない。例えば、撹拌は、ポンプ循環ループを介して、または撹拌することにより提供され得る。熱は、容器上のジャケットを介して、または内部熱交換器によって、または外部熱交換器によって提供され得る。
1つまたは複数の実施形態では、1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリームは、1,000ppmを超える水を含有しない。
1つまたは複数の実施形態では、反応蒸留工程は、20℃超、他の実施形態では30℃超、他の実施形態では40℃超、及び他の実施形態では50℃超の温度で行うことができる。1つまたは複数の実施形態では、反応蒸留は、約60℃〜約160℃、または他の実施形態では約80℃〜約100℃の温度で行うことができる。
1つまたは複数の実施形態では、反応蒸留工程は、少なくとも0.05気圧、他の実施形態では少なくとも0.10気圧、及び他の実施形態は少なくとも0.20気圧の圧力で行うことができる。これらまたは他の実施形態では、この第一の分離工程は、高々0.50気圧、他の実施形態では高々0.40気圧、及び他の実施形態では高々0.30気圧の圧力で行うことができる。特定の実施形態では、この第一の分離工程は、約0.05気圧〜約0.50気圧、または他の実施形態では約0.10気圧〜約0.40気圧の圧力で行うことができる。
反応蒸留を使用した1,1,3,3−テトラクロロプロペンの製造工程 精製された1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリームから1,1,3,3−テトラクロロプロペンを調製するための例示的工程を図1に示す。この工程は、精製された1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリーム12及び塩化第二鉄源14を準備して、1,1,3,3−テトラクロロプロペン及び塩化水素の両方、並びに他の揮発性の副生成物を含み得る凝縮体留分22を形成するために、1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンが適切な温度及び圧力下で蒸留される反応蒸留塔20へ供給することを含む。
反応性蒸留工程は、1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンを選択的に脱塩化水素して塩化水素(HCl)及び1,1,3,3−テトラクロロプロペンを製造するものであり、ここで1,1,3,3−テトラクロロプロペン及び塩化水素は、蒸留されたオーバーヘッドである。上記で示唆したように、この反応蒸留は、約60℃〜約160℃の温度及び約0.05気圧〜約0.5気圧の圧力で行うことができる。上記でも示唆したように、精製された1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリーム12を反応蒸留塔20に導入する前に、塩化第二鉄14を精製された1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリーム12に加えることができる。他の実施形態では、塩化第二鉄14を反応蒸留塔20内の精製された1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリーム12に導入することができる。
1つまたは複数の実施形態では、塩素などの酸化剤15が反応蒸留塔20に導入される。この酸化剤15は、1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリーム12を導入する供給ラインに導入されるか、または反応蒸留塔20に酸化剤15を直接導入する供給ライン17に導入され得る。
主に塩化水素を含む揮発性物質留分24は、蒸留塔20から回収し、ガス抜きすることができる。
反応蒸留塔20からの底部留分26は、ヘビーエンドパージ28に送ることができる。
サワー1,1,3,3−テトラクロロプロペン留分22または凝縮体留分22とも呼ばれる凝縮体留分22は、1,1,3,3−テトラクロロプロペンに富み、塩化水素を含有する。凝縮体留分22は、塩化水素分離器30内で塩化水素を除去することによってさらに精製することができる。1つまたは複数の実施形態では、塩化水素分離器30は、ストリッピング塔を備え得る。他の実施形態では、分離器30は、蒸留塔を備え得る。
主に塩化水素を含む揮発性物質留分32は、分離器30から排出またはオーバーヘッドで回収することができる。所望の1,1,3,3−テトラクロロプロペンの沸点未満の沸点を有する他の軽質化合物は、塩化水素分離器30として使用される蒸留塔の上部セクションまたは上部セクション近傍の上部セクション側ドローによってドローされ得る蒸留留分34として回収することができる。蒸留留分34は、軽質エンドドロー34とも呼ぶことができる。
1つまたは複数の実施形態では、ストリッピングガス36は分離器30に導入することができ、ここで分離器30はストリッピング塔である。
所望の1,1,3,3−テトラクロロプロペン生成物38は、蒸留塔の底部セクションまたは下側ドロー40を介して回収することができ、ここで蒸留塔は分離器30として使用される。分離器30が蒸留塔である場合、蒸留は、約60℃〜約160℃の温度、及び約0.03気圧〜約1.1気圧の圧力で行うことができる。
1つまたは複数の実施形態では、所望の1,1,3,3−テトラクロロプロペン生成物38は、さらに、例えば、所望の純度の生成物を提供するために、追加の蒸留技術を使用して、さらに精製することができる。
部分的に精製されたストリームを使用した1,1,3,3−テトラクロロプロペンの製造工程部分的に精製された1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリームから1,1,3,3−テトラクロロプロペンを製造するための例示的工程を、図2に示す。初めに、1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンが、塩化ビニル52、四塩化炭素54、鉄粉56、及び有機リン酸エステル(例えば、トリブチルホスフェート)58を組合せることにより、反応容器50内で調製される。当技術分野で一般に知られているように、Kharasch反応と呼ぶことができる、反応器50内で起る反応は、約80℃〜約125℃の温度で行われる。Kharasch反応は、塩化ビニルと四塩化炭素(CTC)を組合せて1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンを製造する。当技術分野でも知られているように、過剰の四塩化炭素が反応器50に供給される場合、反応の選択性を、それによって、より少ない重質エンドを生成して向上させることができる。
粗1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパン生成物ストリーム60は、反応器50を出て、還流蒸発器64に供給され、ここで1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンと軽質エンドはオーバーヘッド留分66として、重質エンド及び触媒成分を含み得る他の成分から分離される。より高い沸点を有し、例えば、有機リン酸エステルを含む他の成分は、重質エンド留分68として分離される。特定の実施形態では、重質エンド留分68は重質エンドパージ70に送られるか、または重質エンド68の性質に依存して触媒リサイクルストリーム72として反応器50に提供され得る。1つまたは複数の実施形態では、還流蒸発器64は、約70℃〜約120℃の温度、及び約0.02気圧〜約0.07気圧の圧力で作動することができる。
未加工1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパン生成物ストリーム66、粗1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパン生成物ストリーム66、または蒸留ストリーム66とも呼ぶことができるオーバーヘッド留分66は、未変換四塩化炭素を含有し、任意選択で四塩化炭素を除去するためにさらに精製され得る。これは、軽質エンドストリーム82中の四塩化炭素及び軽質エンドを回収するために、さらに約60℃〜約160℃の温度、及び約0.07気圧〜約0.5気圧の圧力でのさらなる蒸留を含み得る。例えば、及び図2に示されるように、この部分精製工程は、四塩化炭素に富む軽質エンドストリーム82、及び1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンに富む底部エンド留分84を生成するために、蒸留塔80内で行うことができる。軽質エンドストリーム82はオーバーヘッド留分82とも呼ぶことができる。軽質エンドストリーム82は、軽質エンドパージ86として廃棄され得る。軽質エンドストリーム82は、未変換の四塩化炭素を含有するので、リサイクルストリーム88として反応器50にリサイクルし戻しもよい。軽質エンドストリーム82がリサイクルされる場合、軽質エンドの一部を、望ましくない成分の蓄積を制御するために、軽質エンドパージ86からパージすることもできる。
部分的に精製された1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリームとして特徴づけることができる底部留分84は、次いで、本発明の工程において反応蒸留することができる。反応蒸留工程は、塩化水素(HCl)及び1,1,3,3−テトラクロロプロペンを製造するために、1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンを選択的に脱塩化水素し、ここで1,1,3,3−テトラクロロプロペン及び塩化水素は、オーバーヘッドで連続的に蒸留することができる。例えば、部分的に精製された1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリーム90は、塩化第二鉄94と一緒に反応蒸留塔92に導入することができる。塩化第二鉄94は、ルイス酸94とも呼ぶことができる。上記で示唆したように、塩化第二鉄94は、乾燥してまたはスラリーとしてのいずれかで加えることができる。前の実施形態と同様に、塩化第二鉄94は、ストリーム90が反応蒸留塔92に導入される前に、部分的に精製された1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリーム90に加えることができる。他の実施形態では、塩化第二鉄94は、反応蒸留塔92内の部分的に精製された1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリーム90に導入することができる。1つまたは複数の実施形態では、塩化第二鉄94は、ストリーム90が反応蒸留塔92に導入される前に及び反応蒸留塔92に直接、部分的に精製された1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリーム90に導入することができる。前の実施形態と同様に、反応性蒸留塔92は、約60℃〜約160℃の温度、及び約0.05気圧〜約0.5気圧の圧力で動作することができる。
1つまたは複数の実施形態では、塩素などの酸化剤85が反応蒸留塔92に導入される。この酸化剤85は、1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリーム84を導入する供給ライン、または反応蒸留塔92に酸化剤85を直接導入する供給ライン87に、導入することができる。酸化剤85は塩素85とも呼ぶことができる。1つまたは複数の実施形態では、酸化剤85は、1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリーム84を導入する供給ライン、及び反応蒸留塔92に酸化剤85を直接導入する供給ライン87に、導入することができる。
主に塩化水素を含む揮発性物質留分96は、蒸留塔92から回収し、ガス抜きすることができる。
反応蒸留塔92からの底部留分98は、ヘビーエンドパージ100に送ることができる。
1,1,3,3−テトラクロロプロペンに富む凝縮物留分102は、塩化水素分離器104内の塩化水素の除去により、さらに精製することができる。1つまたは複数の実施形態では、塩化水素分離器104はストリッピング塔を備え得る。他の実施形態では、分離器104は蒸留塔を備え得る。
主に塩化水素を含む揮発性物質留分106は、分離器104から排出することができる。所望の1,1,3,3−テトラクロロプロペンの沸点未満の沸点を有する他の軽質化合物は、塩化水素分離器104として使用される蒸留塔の上部セクションまたは上部セクション近傍でドローされ得る蒸留留分として回収することができる。
所望の1,1,3,3−テトラクロロプロペン生成物110は、蒸留塔の底部セクションまたは下側ドロー110を介して回収することができ、ここで蒸留塔は分離器104として使用される。分離器104が蒸留塔である場合、蒸留は、約60℃〜約160℃の温度、及び約0.03気圧〜約1.1気圧の圧力で行うことができる。
1つまたは複数の実施形態では、所望の1,1,3,3−テトラクロロプロペン生成物110は、さらに、例えば、所望の純度の生成物を提供するために、追加の蒸留技術を使用して、さらに精製することができる。例えば、蒸留塔112を使用することができる。1つまたは複数の実施形態では、任意選択の精製工程を、顧客の仕様を満たすために使用することができる。
粗ストリームを使用した1,1,3,3−テトラクロロプロペンの製造工程粗1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリームから1,1,3,3−テトラクロロプロペンを製造するための例示的工程を、図3に示す。初めに、1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンが、塩化ビニル122、四塩化炭素124、鉄粉126、及び有機リン酸エステル(例えば、トリブチルホスフェート)128を組合せることにより、反応容器120内で調製される。当技術分野で一般に知られているように、Kharasch反応と呼ぶことができる、反応器120内で起る反応は、約80℃〜約125℃の温度で行われる。上記で示唆したように、Kharasch反応は、塩化ビニルと四塩化炭素(CTC)を組合せて1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンを製造する。当技術分野でも知られているように、過剰の四塩化炭素が反応器120に供給される場合、反応の選択性を、それによって、より少ない重質エンドを生成して向上させることができる。
未加工1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパン生成物ストリーム130は、反応器120を出て、還流蒸発器134に供給され、ここで1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンと軽質エンドはオーバーヘッド留分136として、重質エンド及び触媒成分を含み得る他の成分から分離される。より高い沸点を有し、例えば、有機リン酸エステルを含む他の成分は、重質エンド留分138として分離される。特定の実施形態では、重質エンド留分138は重質エンドパージ140に送られるか、または重質エンド138の性質に依存して触媒リサイクルストリーム142として反応器120に提供され得る。1つまたは複数の実施形態では、還流蒸発器134は、約70℃〜約120℃の温度、及び約0.02気圧〜約0.07気圧の圧力で作動することができる。
この粗1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパン生成物ストリーム136、未加工1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパン生成物ストリーム136、または蒸留ストリーム136と呼ばれ得るオーバーヘッド留分136は、蒸発器134を出て、次いで、本発明の方法によって反応蒸留される。反応性蒸留工程は、塩化水素(HCl)と1,1,3,3−テトラクロロプロペンを製造するために1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンを選択的に脱塩化水素し、ここで1,1,3,3−テトラクロロプロペン及び軽質エンドはオーバーヘッドで連続的に蒸留され得る。例えば、粗1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリーム136は、塩化第二鉄154と一緒に反応蒸留塔152に導入され得る。塩化第二鉄154は、ルイス酸154とも呼ばれ得る。前の実施形態と同様に、塩化第二鉄154は、乾燥してまたはスラリーとしてのいずれかで加えることができる。前の実施形態と同様に、塩化第二鉄154は、ストリーム136が反応蒸留塔152に導入される前に、粗1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリーム136に追加することができる。他の実施形態では、塩化第二鉄154は、反応蒸留塔152内の粗1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリーム136に導入することができる。1つまたは複数の実施形態では、塩化第二鉄154は、ストリーム136が反応蒸留塔152に導入される前に1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリーム136を導入する供給ラインに、及び反応蒸留塔152に直接導入することができる。前の実施形態と同様に、反応蒸留塔152は、約60℃〜約160℃の温度、及び約0.05気圧〜約0.5気圧の圧力で動作することができる。
1つまたは複数の実施形態では、塩素などの酸化剤135が反応蒸留塔152に導入される。酸化剤135は塩素135とも呼ばれ得る。この酸化剤135は、1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリーム136を導入する供給ライン、または反応蒸留塔152に酸化剤135を直接導入する供給ライン137に導入することができる。1つまたは複数の実施形態では、酸化剤135は、1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンストリーム136を導入する供給ラインに、及び供給ライン137を介して反応蒸留塔152に直接導入することができる。
主に塩化水素を含む揮発性物質留分156は、反応蒸留塔152から回収し、ガス抜きすることができる。
反応蒸留塔152からの底部留分158は、重質エンドパージ160に送ることができる。
1,1,3,3−テトラクロロプロペンに富む凝縮体留分162は、塩化水素分離器164内の塩化水素を除去することによってさらに精製することができる。1つまたは複数の実施形態では、塩化水素分離器164は、ストリッピング塔を備えてもよい。他の実施形態では、分離器164は、蒸留塔を含んでもよい。主に塩化水素を含む揮発性物質留分166は、分離器164から排出されてもよい。所望の1,1,3,3−テトラクロロプロペンを含む他の重質成分は、ストリーム168として回収することができる。
所望の1,1,3,3−テトラクロロプロペン生成物は、蒸留塔の底部セクションまたは下側ドロー168を介して回収することができ、ここで蒸留塔はセパレーター164として使用される。セパレーター164が蒸留塔である場合、蒸留は、約60℃〜約160℃の温度、及び約0.03気圧〜約1.1気圧の圧力で行うことができる。
ストリーム168は、ストリーム168内の他の軽量、低沸点物質を含む軽質エンドストリーム175から所望の1,1,3,3−テトラクロロプロペン生成物176を分離するために、さらに精製することができる。これらの軽量材料としては、例えば、未変換の四塩化炭素、及び塩化ビニルなどの他の塩素化合物が挙げられる。この分離は蒸留塔172内で行うことができる。軽質エンドストリーム175は、オーバーヘッド留分175とも呼ばれ得る。軽質エンドストリーム175は軽質エンドパージ173として廃棄され得る。軽質エンドストリーム175は、未変換の四塩化炭素を含有するので、リサイクルとして反応器120にリサイクルし戻しもよい。軽質エンドストリーム175がリサイクルされる場合、軽質エンドの一部
を、望ましくない成分の蓄積を制御するために、軽質エンドパージ173からパージすることもできる。
所望の生成物176は、重質エンド留分174として除去される。1つまたは複数の実施形態では、蒸留塔172は、約60℃〜約160℃の温度、及び約0.05〜約0.5気圧の圧力で作動することができる。
1つまたは複数の実施形態では、所望の1,1,3,3−テトラクロロプロペン生成物176は、所望の純度の製品を提供するために、例えば、追加の蒸留技術を使用してさらに精製することができる。例えば、蒸留塔178を使用することができる。1つまたは複数の実施形態では、任意選択の精製工程を、顧客の仕様を満すのに使用することができる。
本発明の実施を示すために、以下の実施例を調製し、試験した。しかし、実施例は、本発明の範囲を限定するものと見なされるべきではない。特許請求の範囲は、本発明を定義するのに役立つであろう。
以下の表に関し、上記のように、HCC−1230zaは1,1,3,3−テトラクロロプロペンを表わし、HCC−240faは1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンを表わす。
全ての実施例の反応容器は、目盛り付き添加漏斗を備えた3リットルPyrex(商標)(Corning Incorporated)ガラス丸底フラスコ及び20段のOldershaw型真空ジャケットPyrex(商標)ガラス蒸留塔であった。塔の頂部には、生成物の受容器につながるサイドドローチューブを備えた還流ヘッドと凝縮器があった。システム全体を制御された真空源に接続した。実施例は、概して半バッチの操作で、慎重に秤量したオーバーヘッドサンプルを回収し、ガスクロマトグラフィーにより分析して、実施した。1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンを添加漏斗を介して周期的に底フラスコに導入した。
実施例1−塩素添加なし 実施例1では、底フラスコに、0.26グラムの無水塩化第二鉄(FeCl)と290.7グラムの1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンを投入した。システムが還流を始めるまで真空及び熱を適用した。オーバーヘッド生成物のドローを、0.7/1の還流比を使用して開始した。292分かけて、オーバーヘッドの温度を徐々に82〜103℃に増加させ、底部を92〜113℃に上昇させた。7つの時機のオーバーヘッドサンプルを採取した。各サンプル採取期間の終了時に回収された1,1,3,3−テトラクロロプロペン及び供給された1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンの累積モルが、表1に示されており、図4にグラフで表されている。1,1,3,3−テトラクロロプロペンラインの減少する傾きによって示されるように、1,1,3,3−テトラクロロプロペン形成の速度は時間とともに低下した。
Figure 0006926173
実施例2−塩素添加 実施例2を、0.21モル/時間の塩素ガスを底フラスコ内の液体中に連続的に散布したこと除いて、実施例1と同様に行った。370分にわたって、オーバーヘッド温度を、80と85℃の間で本質的に一定とした。底部の温度を、最初の60分以内に92〜約100℃に上昇させ、次いでその時間そのままとした。1,1,3,3−テトラクロロプロペン及び1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンの累積モルも、実施例1との比較として、図4に示されている。1,1,3,3−テトラクロロプロペン形成速度は、本質的に一定に留まった。1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンは同様の速度で導入されたにもかかわらず、150分後の速度は、実施例1より高かった。
Figure 0006926173
実施例3−塩素添加なし、周期的FeCl添加 この実施例は、0.25グラムの無水FeClを、各モルの1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンを底フラスコに加えるのと一緒に導入したことを除いて、実施例1と同様に行った。塩素は供給しなかった。従って、459.6グラムの1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンと0.53グラムのFeClを最初にフラスコに投入した。混合物を沸騰させ、1,1,3,3−テトラクロロプロペン生成物を前のように塔のオーバーヘッドから除去した。最初のオーバーヘッドサンプル160.4グラムを63分間採取した。222.7グラムの1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパン中の0.26グラムのFeClの混合物を、次のオーバーヘッドのサンプルを採取するときゆっくりと底フラスコに加えた。同様の添加を、次の3つのオーバーヘッドのサンプルについて実施した。402分にわたって、オーバーヘッド温度は83〜85℃の間で一定のままであった。底部の温度をゆっくりと92〜98度に上昇させた。1,1,3,3−テトラクロロプロペンと1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンの累積モルを表3と図5に示す。再び、1,1,3,3−テトラクロロプロペン形成の速度は、FeClの初期投入のみ有する実施例1の場合よりも時間に関してずっと高いままであった。
Figure 0006926173
実施例4−塩素添加、FeClなし 塩素単独の触媒効果を実施例4で試験した。従って、373グラムの1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンをFeClなしでフラスコに投入した。混合物を沸騰させ、オーバーヘッド生成物を、前と同じように除去した。3つのオーバーヘッドのサンプルを、85分の総実行時間で採取した。第2のオーバーヘッドサンプルの後に、1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンを1回添加した。実施例1〜3における同様の時間での1〜2モルと比較して、85分後にほんの0.03モルの1,1,3,3−テトラクロロプロペンが形成されたが、これはFeClの触媒効果を示している。
Figure 0006926173
本発明の範囲及び精神から逸脱しない様々な変形及び変更が当業者に明らかになるであろう。本発明は、本明細書に記載の例示的な実施形態に正当に限定されるものではない。

Claims (9)

  1. 反応ストリーム内で四塩化炭素と塩化ビニルを反応させて1,1,1,3,3-ペンタクロロプロパンを生成するため、四塩化炭素、塩化ビニル、有機リン酸エステル、鉄金属、塩化第二鉄を組み合わせる工程、
    反応ストリームを、高沸点成分ストリームと、1,1,1,3,3-ペンタクロロプロパンを含む蒸留留分に分離する工程、および
    蒸留留分を反応性蒸留塔に導入し、反応蒸留により1,1,1,3,3-ペンタクロロプロパンを脱塩化水素する工程、
    を備える1,1,3,3-テトラクロロプロペンの製造方法。
  2. 前記分離する工程が、70℃から120℃の温度および少なくとも0.020気圧の圧力で行われる、請求項1に記載の製造方法。
  3. 前記蒸留留分が、1,1,1,3,3-ペンタクロロプロパンの異性体、未変換の塩化ビニル、未変換の四塩化炭素、および他の軽質副産物をさらに含む、請求項1に記載の製造方法。
  4. 追加の塩化第二鉄を反応蒸留塔に導入する工程をさらに含む、請求項1に記載の製造方法。
  5. 酸化剤を反応蒸留塔に導入する工程をさらに含む、請求項1に記載の製造方法。
  6. 反応性蒸留塔が0.05気圧〜0.5気圧の圧力および60℃〜160℃の温度であり、有機リン酸エステルがリン酸トリブチルである、請求項1に記載の製造方法。
  7. 蒸留物留分を反応蒸留塔に導入する前記工程の前に、追加の塩化第二鉄を留出物留分に導入する、請求項4に記載の製造方法。
  8. 追加の塩化第二鉄が、留分とは別に反応蒸留塔に直接導入される、請求項4に記載の製造方法。
  9. 四塩化炭素、塩化ビニル、有機リン酸エステル、鉄金属、塩化第二鉄を組み合わせて、1,1,1,3,3-ペンタクロロプロパンと有機リン酸エステルを含む製品ストリームを生成する工程、
    1,1,1,3,3-ペンタクロロプロパンを生成物の流れから分離して、第1の流れを形成する工程、
    有機リン酸エステルを生成物の流れから分離して第2の流れを形成する工程、および
    1,1,1,3,3-ペンタクロロプロパンを含む第1の流れを反応蒸留し、これによって、1,1,1,3,3-ペンタクロロプロパンを脱塩化水素する工程
    を備える1,1,3,3-テトラクロロプロペンの製造方法。
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