JP6926027B2 - 太陽熱利用システムの運転制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は一般に、太陽熱利用技術に関する。より詳細には、本発明は、施工が簡単であり、自動制御が可能である太陽熱利用システム及びこのシステムの運転制御方法に関する。
太陽熱給湯装置など、太陽熱エネルギーを利用する種々のシステムが提案されており、代表的な再生可能エネルギーである太陽熱エネルギーの利用は、ますます脚光を浴びている。本発明者も一年を通じて太陽熱の効率的な利用を可能にする太陽熱利用システムを提案している(特許文献1参照)。
特許第5968499号公報
特許文献1のシステムは、幸いにも好評をもって迎えられたが、以下のような改善点もあった。すなわち、特許文献1のシステムでは、第1蓄熱層において2種類の配管の敷設を必要としているため、施工者にとっては、施工が煩雑になりコストアップの一因となっていた。また、特許文献1のシステムでは、ユーザにとっては、使用用途に合わせてバルブの切り替えを行わなければならないため、操作が煩雑であった。
本発明は、このような状況に鑑みて開発されたものであって、施工をより簡単なものにするとともに、自動制御が可能である太陽熱利用システム及びこのシステムの運転制御方法を提供することを目的としている。
本願請求項1に記載された、屋外に設置された太陽熱コレクター、建物の下部の地中に配置された砕石層、前記砕石層の上に配置されたコンクリート製の蓄熱層、前記蓄熱層の上に配置された断熱層、前記断熱層の上に配置されたコンクリート製の暖房層、前記建物に隣接した屋外に配置されたロードヒーティング層、屋内に配置された熱交換器、屋内に配置され、前記熱交換器の一次側に連結された蓄熱タンク、および屋内に配置され、前記熱交換器の二次側に連結されたバックアップ用熱源機を備えた太陽熱利用システムにおいて、前記蓄熱層に配置され、前記熱交換器の前記二次側に連結された蓄熱パイプと、前記暖房層に配置され、前記熱交換器の前記二次側に連結された暖房パイプと、前記ロードヒーティング層に配置され、前記蓄熱パイプに連結された融雪用パイプと、前記太陽熱コレクターと前記熱交換器の一次側流出口とを連結する戻り管の途中に配置された一次側循環ポンプと、前記蓄熱パイプの供給側パイプの途中に配置された二次側循環ポンプと、前記戻り管と前記蓄熱タンクの流出口に至る戻り枝管との分岐個所に配置された第1三方弁と、前記暖房パイプの供給側パイプと前記蓄熱パイプの供給側パイプの合流個所に配置された第2三方弁と、前記融雪用パイプの供給側パイプと前記蓄熱パイプの供給側パイプの合流個所に配置された第3三方弁とを備え、前記太陽熱コレクターによって取得された熱エネルギーを、前記蓄熱タンク、前記暖房パイプ、或いは、前記蓄熱パイプ及び/又は前記融雪用パイプに選択的に供給するように構成されている太陽熱利用システムの運転制御方法は、暖房モードを選択した場合には、太陽熱コレクターの温度T0と暖房層の温度T1を比較し、前記温度T0が前記温度T1+αになると、第1熱媒体を前記太陽熱コレクターと前記熱交換器の一次側との間で循環させ、かつ、第2熱媒体を前記熱交換器の二次側と前記暖房パイプとの間で循環させるステップと、前記温度T1が設定温度βになると、前記第1三方弁を前記蓄熱タンクの側に開放させるとともに、前記二次側循環ポンプを作動停止させ、かつ、前記第1熱媒体を前記太陽熱コレクターと前記蓄熱タンクとの間で循環させるステップと、前記温度T1が前記温度β以下になると、前記第2熱媒体を前記バックアップ熱源機と前記暖房パイプとの間で循環させるステップと、前記温度T1が前記温度βになり、かつ、前記蓄熱タンク内の水の温度T2が設定温度εになると、前記第2熱媒体を前記熱交換器の前記二次側と前記蓄熱パイプとの間で循環させるステップとを含み、 非暖房モードを選択した場合には、前記温度T0と前記温度T2を比較し、前記温度T0が前記温度T2+ζになると、前記第1熱媒体を前記太陽熱コレクターと前記蓄熱タンクとの間で循環させるステップと、前記温度T2が前記温度εになると、前記第2三方弁及び前記第3三方弁を前記蓄熱層の側にそれぞれ開放させるとともに、前記二次側循環ポンプを作動させて、前記蓄熱層の側に熱を逃がすステップとを含むことを特徴とするものである。
本願請求項2に記載された太陽熱利用システムの運転制御方法は、前記請求項1の方法において、前記暖房モードにおいて、前記第2熱媒体を前記熱交換器の前記二次側と前記蓄熱パイプおよび前記融雪用パイプとの間で循環させるステップをさらに含むことを特徴とするものである。
本願請求項3に記載された太陽熱利用システムの運転制御方法は、前記請求項2の方法において、前記蓄熱層の温度T4が設定温度δ以下になると、前記蓄熱パイプおよび前記融雪用パイプとの間での前記第2熱媒体の循環を断続的にさせるステップをさらに含むことを特徴とするものである。
本発明によれば、蓄熱パイプと融雪用パイプが連続した1つの配管系で構成されているため、従来と比較して配管の敷設が容易であり、施工期間の短縮やコストダウンが可能になる。また、最初に暖房モードか非暖房モードのいずれかを選択すれば、ほぼ自動的にシステムが作動するので、ユーザにとって非常に使い勝手のよいシステムが提供される。
建物に設置される太陽熱コレクターの能力は、別の太陽熱コレクターに交換しない限り、一年中同じである。一方、太陽熱を主暖房に利用しようとすると、必要とする熱量は、暖房期と非暖房期で大きく異なる。したがって、必然的に余剰熱量が発生することになるが、本発明では、余剰熱量を蓄熱層に導き、蓄熱層を通して砕石層さらにその下層に熱を移動させることにより、蓄熱タンク16等の機器の過熱を防止することができるとともに、冬季には余剰熱量を融雪に利用することもできる。このように、蓄熱層は、放熱層としての役割も果たしている。
本発明の好ましい実施の形態に係る太陽熱利用システムの全体を示した模式図である。 暖房モードにおける熱媒体の流れを示した配管図である。 非暖房モードにおける熱媒体の流れを示した配管図である。
次に図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態に係る太陽熱利用システムについて詳細に説明する。図1は、本発明の好ましい実施の形態に係る太陽熱利用システムの全体を示した模式図である。図1において全体として参照符号10で示される本発明の好ましい実施の形態に係る太陽熱利用システムは、屋外に設置された太陽熱コレクター(太陽熱集熱器)12を備えている。太陽熱コレクター12は、公知の型式のものを使用してよい。太陽熱コレクター12は、屋外の適当な箇所(例えば、屋根又は外壁)に堅固に取り付けられる。
太陽熱利用システム10はまた、熱交換器14と、蓄熱タンク16と、バックアップ用熱源機18とを備えており、これらはいずれも屋内に設置されている。熱交換器14は、プレート型などの任意の型式のものを使用してよい。バックアップ用熱源機18には、ポンプが内蔵されており、バックアップ用熱源機18も通常の型式のものを使用してよい。
太陽熱コレクター12と熱交換器14の一次側流入口14aは、供給管20aによって連結されており、太陽熱コレクター12と熱交換器14の一次側流出口14bは、戻り管20bによって連結されている。また、供給管20aから分岐した供給枝管20a1が蓄熱タンク16の流入口16aに連結されており、戻り管20bから三方弁24を介して分岐した戻り枝管20b1が蓄熱タンク16の流出口16bに連結されている。
熱交換器14の一次側と供給管20a、供給枝管20a1、戻り管20b、戻り枝管20b1との間には、第1熱媒体(例えば、不凍液)が流れており、戻り管20bの途中には、第1熱媒体を供給管20aと戻り管20bとの間で循環させる一次側循環ポンプ22が配置されている。
太陽熱利用システム10が設置される建物の下部(床下部分)には、地中に配置された砕石層と、砕石層の上に配置された蓄熱層と、蓄熱層の上に配置された断熱層と、断熱層の上に配置された暖房層とが設けられている。また、建物の隣接地の地中には、砕石層と、砕石層の上に配置されたロードヒーティング層とが設けられている。
蓄熱層、暖房層およびロードヒーティング層は、コンクリート又はモルタル(以下「コンクリート等」という)で形成されている。断熱層は、公知の断熱材(例えば、発泡系断熱材)で形成されている。各層の厚さは、典型的には、蓄熱層が約15cm、断熱層が約15cm、暖房層が約15cmであるが、これらの厚さに限定されるものではない。
蓄熱層には、蓄熱パイプ26が配置されている。蓄熱パイプ26の供給側パイプ26aは、熱交換器14の二次側流出口14cに連結されており、蓄熱パイプ26の戻り側パイプ26bは、熱交換器14の二次側流入口14dに連結されている。
蓄熱パイプ26の供給側パイプ26aの途中には、二次側循環ポンプ28が配置されている。
暖房層には、暖房パイプ30が配置されている。暖房パイプ30の供給側パイプ30aは、三方弁32を介して蓄熱パイプ26の供給側パイプ26aに合流し、熱交換器14の二次側流出口14cに至っている。暖房パイプ30の戻り側パイプ30bは、三方弁34を介して蓄熱パイプ26の戻り側パイプ26bに合流し、熱交換器14の二次側流入口14dに至っている。
ロードヒーティング層には、融雪用パイプ36が配置されている。融雪用パイプ36の供給側パイプ36aは、三方弁38を介して蓄熱パイプ26の供給側パイプ26aに合流している。融雪用パイプ36の戻り側パイプ36bは、蓄熱パイプ26に合流している。融雪用パイプ36の供給側パイプ36aの途中には、融雪用循環ポンプ40が配置されている。
バックアップ用熱源機18の流出部18bから延びたパイプ42aが、三方弁44、32を介して蓄熱パイプ26の供給側パイプ26aに合流している。また、バックアップ用熱源機18の流入部18aから延びたパイプ42bが、三方弁46、34を介して蓄熱パイプ26の戻り側パイプ26bに合流している。
熱交換器14の二次側と蓄熱パイプ26、暖房パイプ30、融雪用パイプ36、およびバックアップ用熱源機18に連結されているパイプ42a、42bとの間には、第2熱媒体が流れている。
蓄熱層、暖房層、ロードヒーティング層および蓄熱タンク16には、温度を検知するためのセンサ(いずれも図示せず)が配置されている。また、太陽熱利用システム10には、任意の個所に制御ユニット(図示せず)が配置されており、各機器(センサ、ポンプ、三方弁など)は、有線又は無線で制御ユニットに接続されている。そして、各機器の情報(各センサで検知された温度など)が制御ユニットに送られ、或いは制御ユニットからの信号により各機器が制御される(ポンプの作動開始又は作動停止、三方弁の開閉など)ようになっている。
次に、以上のように構成された太陽熱利用システム10の運転制御方法について説明する。太陽熱利用システム10は、4つの機能、すなわち、給湯機能、暖房機能、蓄熱機能、融雪機能を有している。また、太陽熱利用システム10の作動モードは、主として寒冷期に使用する暖房モードと、暖房機能および融雪機能を使用しない非暖房モードの2つに大別される。暖房モードでは、すべての機能(給湯機能、暖房機能、蓄熱機能、融雪機能)を使用することができ、非暖房モードでは、給湯機能と蓄熱機能を使用することができる。なお、以下の記載において、太陽熱コレクター12の温度をT0とし、暖房層の温度をT1とし、蓄熱タンク16内の水の温度をT2とし、ロードヒーティング層の温度をT3とし、蓄熱層の温度をT4とする。
まず最初に、ユーザは、暖房モード又は非暖房モードのいずれかを選択する。
暖房モードを選択した場合は、以下の通りである。図2は、暖房モードにおける熱媒体の流れを示した配管図である。太陽熱コレクター12の温度T0が暖房層の温度T1よりも温度α上昇すると、一次側循環ポンプ22が作動して、第1熱媒体が太陽熱コレクター12と熱交換器14との間で循環される。そして、一次側循環ポンプ22の作動と連動して、二次循環ポンプ28が作動して、第2熱媒体が熱交換器14と暖房パイプ30との間で循環され、これにより熱エネルギーが暖房層に蓄熱される。なお、暖房モードを選択した時点で、三方弁32、44は、いずれも暖房層の側に開放した状態になっている。
暖房層の温度T1が温度βに到達すると、三方弁24が蓄熱タンク16の側に開放するように切り替わるとともに、二次側循環ポンプ28が停止して、給湯形態になる。これにより、第1熱媒体が、太陽熱コレクター12と蓄熱タンク16との間で循環され、蓄熱タンク16内の水が加温されて給湯に供される。
暖房層の温度T1が設定温度β以下に低下すると、バックアップ用熱源機18が作動して、第2熱媒体がバックアップ用熱源機18と暖房層との間で循環され、これにより暖房層に熱エネルギーが蓄熱され、暖房層の温度T1が設定温度βに維持される。なお、暖房層の温度T1が太陽熱コレクター12によって取得される熱エネルギーで設定温度βに維持されるときには、バックアップ用熱源機18は作動しない。
暖房モードにおいて融雪機能を作動させると、三方弁32、38が融雪用パイプ36の側に開放して融雪用パイプ36と蓄熱パイプ26が同一回路になるとともに、融雪用循環ポンプ40が作動する。すると、第2熱媒体が融雪用パイプ36の側に流れ、ロードヒーティング層上の雪が融雪される。そして、路盤の温度T3が設定温度γに到達すると、融雪用循環ポンプ40が停止し、路盤の温度T3が設定温度γ以下に低下すると、融雪用循環ポンプ40が再び作動する。
融雪機能の使用時に蓄熱層の急激な温度低下を防ぐため、融雪用循環ポンプ40を断続的に作動させるのが好ましい。すなわち、上述のように融雪機能を作動させ、融雪用パイプ36と蓄熱パイプ26を同一回路にすると、蓄熱層の温度T4が低下するが、蓄熱層の温度T4が設定温度δ以下になると、融雪用循環ポンプ40が断続的に作動するように構成するのが好ましい。これにより、蓄熱層の温度T4の急激な低下が防止される。
暖房層の温度T1が温度βに到達し、かつ、蓄熱タンク16内の水の温度T2が設定温度εに到達した場合には、三方弁32、28が蓄熱層側に開放し、熱エネルギーを蓄熱層に移動させるようになっている。これにより蓄熱タンク16の過熱が防止される。
なお、ユーザは、上述の温度α、β、γ、δ、ε(いずれも>0℃)を任意に設定することができる。
一方、非暖房モードを選択した場合は、以下の通りである。図3は、非暖房モードにおける熱媒体の流れを示した配管図である。太陽熱コレクター12の温度T0が蓄熱タンク16内の水の温度T2よりも温度ζ上昇すると、一次側循環ポンプ22が作動し、温度T0が温度T2+ζ以下になると、一次側循環ポンプ22が停止する。そして、蓄熱タンク16内の水の温度T2が設定温度εに到達すると、三方弁32、38が蓄熱層側に開放するように切り替えられるとともに、二次側循環ポンプ28が作動して、蓄熱層側に熱が逃がされ、これにより蓄熱タンク16の過熱が防止される。なお、ユーザは、上述の温度ζ(>0℃)を任意に設定することができる。
太陽熱利用システム10において、蓄熱層に蓄熱された熱エネルギーは長期的使用(例えば、夏期の非暖房期間に熱エネルギーを蓄熱しておき、冬期に融雪に使用する)に供されるのに対して、暖房層に蓄熱された熱エネルギーは短期的使用(例えば、蓄熱された熱エネルギーを直ちに暖房に使用する、或いは蓄熱された熱エネルギーを夜間又は曇天・雨天時に暖房に使用する)に供される。これにより、一年を通じて太陽熱の効率的な利用を実現することができる。
また、太陽熱利用システム10において、ポンプ(一次側循環ポンプ22、二次側循環ポンプ28など)の作動電力源として、太陽光発電や小型発電機(図示せず)を用いるように構成することにより、例えば不慮の災害などによる停電時においても、暖房や給湯が可能になる。
本発明は、以上の発明の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
10 太陽熱利用システム
12 太陽熱コレクター
14 熱交換器
16 蓄熱タンク
18 バックアップ用熱源機
20a 供給管
20b 戻り管
22 一次側循環ポンプ
24 三方弁
26 蓄熱パイプ
26a 供給側パイプ
26b 戻り側パイプ
28 二次側循環ポンプ
30 暖房パイプ
30a 供給側パイプ
30b 戻り側パイプ
32 三方弁
34 三方弁
36 融雪用パイプ
36a 供給側パイプ
36b 戻り側パイプ
38 三方弁
40 融雪用循環ポンプ
42a パイプ(バックアップ用熱源機18に連結)
42b パイプ(バックアップ用熱源機18に連結)
44 三方弁
46 三方弁

Claims (3)

  1. 屋外に設置された太陽熱コレクター、建物の下部の地中に配置された砕石層、前記砕石層の上に配置されたコンクリート製の蓄熱層、前記蓄熱層の上に配置された断熱層、前記断熱層の上に配置されたコンクリート製の暖房層、前記建物に隣接した屋外に配置されたロードヒーティング層、屋内に配置された熱交換器、屋内に配置され、前記熱交換器の一次側に連結された蓄熱タンク、および屋内に配置され、前記熱交換器の二次側に連結されたバックアップ用熱源機を備えた太陽熱利用システムにおいて、前記蓄熱層に配置され、前記熱交換器の前記二次側に連結された蓄熱パイプと、前記暖房層に配置され、前記熱交換器の前記二次側に連結された暖房パイプと、前記ロードヒーティング層に配置され、前記蓄熱パイプに連結された融雪用パイプと、前記太陽熱コレクターと前記熱交換器の一次側流出口とを連結する戻り管の途中に配置された一次側循環ポンプと、前記蓄熱パイプの供給側パイプの途中に配置された二次側循環ポンプと、前記戻り管と前記蓄熱タンクの流出口に至る戻り枝管との分岐個所に配置された第1三方弁と、前記暖房パイプの供給側パイプと前記蓄熱パイプの供給側パイプの合流個所に配置された第2三方弁と、前記融雪用パイプの供給側パイプと前記蓄熱パイプの供給側パイプの合流個所に配置された第3三方弁とを備え、前記太陽熱コレクターによって取得された熱エネルギーを、前記蓄熱タンク、前記暖房パイプ、或いは、前記蓄熱パイプ及び/又は前記融雪用パイプに選択的に供給するように構成されている太陽熱利用システムの運転制御方法であって、
    暖房モードを選択した場合には、
    太陽熱コレクターの温度T0と暖房層の温度T1を比較し、前記温度T0が前記温度T1+αになると、第1熱媒体を前記太陽熱コレクターと前記熱交換器の一次側との間で循環させ、かつ、第2熱媒体を前記熱交換器の二次側と前記暖房パイプとの間で循環させるステップと、
    前記温度T1が設定温度βになると、前記第1三方弁を前記蓄熱タンクの側に開放させるとともに、前記二次側循環ポンプを作動停止させ、かつ、前記第1熱媒体を前記太陽熱コレクターと前記蓄熱タンクとの間で循環させるステップと、
    前記温度T1が前記温度β以下になると、前記第2熱媒体を前記バックアップ熱源機と前記暖房パイプとの間で循環させるステップと、
    前記温度T1が前記温度βになり、かつ、前記蓄熱タンク内の水の温度T2が設定温度εになると、前記第2熱媒体を前記熱交換器の前記二次側と前記蓄熱パイプとの間で循環させるステップとを含み、
    非暖房モードを選択した場合には、
    前記温度T0と前記温度T2を比較し、前記温度T0が前記温度T2+ζになると、前記第1熱媒体を前記太陽熱コレクターと前記蓄熱タンクとの間で循環させるステップと、
    前記温度T2が前記温度εになると、前記第2三方弁及び前記第3三方弁を前記蓄熱層の側にそれぞれ開放させるとともに、前記二次側循環ポンプを作動させて、前記蓄熱層の側に熱を逃がすステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記暖房モードにおいて、前記第2熱媒体を前記熱交換器の前記二次側と前記蓄熱パイプおよび前記融雪用パイプとの間で循環させるステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載された方法。
  3. 前記蓄熱層の温度T4が設定温度δ以下になると、前記蓄熱パイプおよび前記融雪用パイプとの間での前記第2熱媒体の循環を断続的にさせるステップをさらに含むことを特徴とする請求項2に記載された方法。
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