JP6925092B1 - 消火充電ロッカー - Google Patents

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Abstract

【課題】収納ボックスの設置数に関わらず、その内部で発生する発火がすべての収納ボックスについて単一の消火設備で確実に消火できて、点検作業が簡便かつ確実に行えるように工夫された構造を有する消火充電ロッカーを提供する。【解決手段】収納ボックス2、3が備えられた本体ボックス1と、消火剤容器52が収容され、かつ本体ボックス1に固定されている消火剤収容ボックス60と、収納ボックス2の内部に備えられた電源コンセント19と、消火剤容器52に圧力バルブ52aを介して接続され、かつ不活性ガスが加圧状態で充填されている消火剤チューブ30とを有する。消火剤チューブ30は、消火剤収容ボックス60から導出されている部分が消火用部分31であって、消火用部分31が収納ボックス2,3のすべてを通り、かつそのすべての内側上面16に固定された状態で配置されている。【選択図】図2

Description

本発明は、施錠可能な収納ボックスを備え、その収納ボックスに消火設備および充電設備が備えられている消火充電ロッカーに関する。
従来、施錠可能な収納ボックスを複数備え、各収納ボックスに充電設備が備えられているロッカー(充電ロッカーともいう)が知られている。
例えば、特許文献1、特許文献2には、施錠可能な開閉扉を有する収納ボックスの内部に充電器または携帯電話機の充電プラグを備え、その充電器または充電プラグを用いて電動アシスト自転車のバッテリーまたは携帯電話機を保管中に充電可能とした充電ロッカーが開示されている。
また、特許文献3には、施錠可能な開閉扉と、内部に設けられた電源コンセントとを備えた複数の収納ボックスと、金銭投入器とを備え、金銭投入器への投入金額に応じて、バッテリーが搭載されているノート型のパーソナルコンピュータやデジタルカメラといった小型電子機器を保管中に充電できる充電ロッカーが開示されている。
特開2013−66315号公報 特開平11−126277号公報 特開2005−4338号公報 特開2018−196833号公報
前述した従来の充電ロッカーは、各収納ボックスが施錠可能であり、その内部に充電器、充電プラグまたは電源コンセントが備えられている。そのため、バッテリーが組み込まれている携帯電話機や、ノート型のパーソナルコンピュータ、デジタルカメラ等の小型電子機器、電動工具、またはそれらから取り外されたバッテリー、電動アシスト自転車のバッテリーなどを収納ボックスに収納して施錠することにより、盗難防止とともに保管中の充電が実現される。
しかし、充電が収納ボックス内で継続している場合、バッテリーの種類(例えば、リチウムイオン電池)によっては、バッテリーの劣化や過充電、バッテリー自体の損傷によって、バッテリーが発火するおそれがある。しかも、充電ロッカーがスチール製であるときは、バッテリーが発火してもその状況が外部からは発見されにくいため、消火作業が遅れ、バッテリーの発火による火災が広がるおそれもある。さらに、収納ボックスが施錠されていると、発火した収納ボックスが直ちに開放され得ない(鍵が無い場合や、暗証番号が不明などにより)ことがあり、このことに起因して、消火作業がさらに遅れるおそれもある。
とりわけ、小型電子機器や電動工具の場合、メーカの純正品とは異なる非純正品のバッテリーが安価故に装着されている場合もある。そうした非純正品のバッテリーには、コンタミネーション(製造時異物混入)等の製造上の不良や設計上の問題といった純正品には無いことが原因となった劣化が起きやすく、それだけ発火するおそれも高い。
こうした課題の解決のため、例えば、特許文献4に開示されている自動消火具のようなチューブ状の消火設備が充電ロッカーに配置されると、収納ボックス内での発火が消火できるのではないかと考えられる。
しかし、特許文献4に開示されている消火設備が充電ロッカーに配置される場合、その消火設備は、充電ロッカーの両側面と上面に配置される。すると、充電ロッカーにおける収納ボックスの配置によっては、消火設備が有効に配置されないために確実に消火されないおそれがある。
例えば、図13に示すように、収納ボックス201,202,203,204を有する上下2段の充電ロッカー200に消火設備210が配置される場合、収納ボックス201の側面201a,上面201b、収納ボックス202の側面202a、収納ボックス203の側面203a,上面203b、収納ボックス204の側面204aに消火設備210が配置される。収納ボックス202,204については消火設備210が側面202a、側面204aに配置されるのみで上面には配置されない。すると、消火設備210の消火剤が常温で液状であるから、その消火剤が側面202a、側面204aから噴霧されても発火箇所に的確に到達しないおそれがあり、それ故、収納ボックス202,204については確実に消火されないおそれがある。
また、図14に示すように、収納ボックス301,302,303,304,305,306を有する上下2段の充電ロッカー300に消火設備310が配置される場合、収納ボックス301の側面301a,上面301b、収納ボックス302の側面302a、収納ボックス303の上面303b、収納ボックス305の側面305a,上面305b、収納ボックス306の側面306aに消火設備310が配置される。すると、収納ボックス302,306については消火設備310が側面302a、側面306aに配置されるのみで上面には配置されないし、収納ボックス304については、消火設備310が何ら配置されないから、収納ボックス302,304,306については確実に消火されないおそれがある。
この点、特許文献4の消火設備が収納ボックスそれぞれに配置されることで上記の課題が解決されるのではないか、と考えられる。
しかし、そうすると、収納ボックスの設置数に応じた数量の消火設備が必要とされるため、収納ボックスの設置数が増加するに伴い、消火設備の数量が増加し、充電ロッカーのコストが上昇する。
また、消火設備には定期的な点検作業が必要である。消火設備の数量が増加すれば、その分、点検作業に手間も時間も要するし、消火設備を見落とすなどして点検漏れが出るおそれも高くなる。そのため、収納ボックスそれぞれに個別(物理的に別体)の消火設備が配置されることは適切ではない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、収納ボックスの設置数に関わらず、その内部で発生する発火がすべての収納ボックスについて単一の消火設備で確実に消火できて、点検作業が簡便かつ確実に行えるように工夫された構造を有する消火充電ロッカーを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、少なくとも1つの収納ボックスが備えられた本体ボックスと、消火剤が加圧状態で貯蔵されている消火剤容器が収容され、かつ本体ボックスに固定されている消火剤収容ボックスと、収納ボックスの内部に備えられた電源コンセント、バッテリー充電器または携帯電話機の充電プラグと、消火剤容器に圧力バルブを介して接続され、かつ不活性ガスが加圧状態で充填され、その圧力バルブに接続されているバルブ接続端部から末端まで不活性ガスが連通する連通構造を有する消火剤管部材とを有し、収納ボックスは、施錠可能な前面扉を有し、消火剤管部材は、消火剤収容ボックスから導出されている部分が収納ボックス内の発火の消火に用いられる消火用部分であって、その消火用部分が収納ボックスのすべてを通り、かつ収納ボックスすべての内側上面に固定された状態で配置されている消火充電ロッカーを提供する。
上記消火充電ロッカーにおいて、電源コンセント、バッテリー充電器または携帯電話機の充電プラグに電力を供給する電力供給手段と、その電力供給手段による電源コンセント、バッテリー充電器または携帯電話機の充電プラグへの電力供給を遮断する電力供給遮断手段と、消火剤管部材について、不活性ガスの充填圧力が減少したときに電力供給遮断手段を作動させる圧力作動手段とを更に有し、電力供給手段、電力供給遮断手段および圧力作動手段が消火剤容器とともに消火剤収容ボックスに収容されていることが好ましい。
また、上記消火充電ロッカーにおいて、本体ボックスは、収納ボックスが水平方向に並んだボックス段部が垂直方向に少なくとも2つ重なった段部積層構造を有し、消火剤管部材の消火用部分が、消火剤管部材のバルブ接続端部からの長さである配管長が最も短くなる位置に配置されている上流端部と、その配管長が最も長くなる位置に配置されている下流端部と、その上流端部とその下流端部とを結ぶ段部ラインとをボックス段部それぞれに沿った部分に有し、かつボックス段部それぞれの段部ラインをつなぐ下降ラインを有し、段部ラインがボックス段部それぞれについて、水平方向に並んだ収納ボックスすべての内側上面に固定され、かつ下降ラインが水平方向に並んだ収納ボックスのいずれか1つの内側側面に固定されていることが好ましい。
さらに、上記消火充電ロッカーにおいて、消火剤管部材は、ボックス段部のうちの最上段に配置されている最上ボックス段部に沿って配置されている上流端部から、ボックス段部のうちの最下段に配置されている最下ボックス段部に沿って配置されている下流端部まで、段部ラインと下降ラインとがつながった一本の長尺管状部材であり、かつU字状の屈曲部が連続している連続U字状に配置されていることが好ましい。
また、消火剤管部材は、消火用部分を2つに分岐させる分岐部がボックス段部のそれぞれに形成され、その分岐部を介してボックス段部それぞれの段部ラインと下降ラインとがつながった多段分岐構造を有するようにすることもできる。
さらに、消火剤管部材のうちの消火剤収容ボックスに収容されているボックス収容部分に、消火用部分に向かってそのボックス収容部分を2つに分岐されるボックス内分岐部が形成され、そのボックス内分岐部の出力側の一方が圧力作動手段に接続されているようにすることもできる。
また、消火用部分が収納ボックスの内側上面の奥行方向中間またはその奥行方向中間よりも背面側に固定されていることが好ましい。
消火剤収容ボックスが本体ボックスの外側上面に固定されていることが好ましい。
以上詳述したように、本発明によれば、収納ボックスの設置数に関わらず、その内部で発生する発火がすべての収納ボックスについて単一の消火設備で確実に消火できて、点検作業が簡便かつ確実に行えるように工夫された構造を有する消火充電ロッカーが得られる。
本発明の実施の形態に係る消火充電ロッカーの正面図である。 同じく、各収納ボックスの前面扉を省略したうえで、要部を図示した正面図である。 図1の消火充電ロッカー全体における消火剤チューブの配置構造を模式的に示した正面図である。 図1の消火充電ロッカーに配置されている消火剤チューブを示した正面図である。 図1の消火充電ロッカーの最上ボックス段部の右端に配置されている収納ボックスおよびその周辺につき、前面扉を開放して示した斜視図である。 図1の消火充電ロッカーの要部を示した背面図である。 消火剤収容ボックスの要部を示した平面図である。 図1の消火充電ロッカーの収納ボックス内で発火があったときの消火および再発火防止にかかる動作内容を示したフローチャートである。 変形例に係る消火充電ロッカーにおける消火剤チューブの配置構造を模式的に示した図で、(a)は収納ボックスが1つの場合の図、(b)は収納ボックスが2つでボックス段部が1つ場合の図、(c)は収納ボックスが2つでボックス段部が2つの場合の図である。 変形例にかかる消火充電ロッカーの最上ボックス段部の右端に配置されている収納ボックスおよびその周辺につき、前面扉を開放して示した斜視図である。 変形例にかかる消火充電ロッカーの消火剤チューブの配置構造を模式的に示した正面図である。 図11の消火充電ロッカーに配置されている消火剤チューブを示した正面図である。 従来の上下2段の充電ロッカーに消火設備が配置された場合の斜視図である。 収納ボックス数が図13とは異なる従来の上下2段の充電ロッカーに消火設備が配置された場合の斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、同一要素には同一符号を用い、重複する説明は省略する。
本発明の実施の形態に係る消火充電ロッカー101について、図1〜図7を参照して説明する。ここで、図1は、本発明の実施の形態に係る消火充電ロッカー101の正面図である。図2は、消火充電ロッカー101の収納ボックス2〜9の前面扉10を省略したうえで、要部を図示した正面図である。図3は、消火剤チューブ30の配置構造を模式的に示した正面図、図4は、消火剤チューブ30を示した正面図である。図5は、最上ボックス段部21の右端に配置されている収納ボックス2Cおよびその周辺につき、前面扉10を開放して示した斜視図である。図6は、消火充電ロッカー101の要部を示した背面図、図7は、消火剤収容ボックス60の要部を示した平面図である。
(消火充電ロッカーの構成)
本発明の実施の形態に係る消火充電ロッカー101は、図1〜図3に示すように、本体ボックス1と、消火剤収容ボックス60とを有している。本体ボックス1と消火剤収容ボックス60は、どちらもスチール製の部材である。本体ボックス1は、縦長の直方体であり、その外側上面1aに消火剤収容ボックス60が固定されている。
(本体ボックスの構成)
本体ボックス1は、複数の収納ボックス2(2A,2B,2C),3(3A,3B,3C),4(4A,4B,4C),5(5A,5B,5C),6(6A,6B,6C),7(7A,7B,7C),8(8A,8B,8C),9(9A,9B,9C)を有している。収納ボックス2〜9として、それぞれ水平方向に3つの収納ボックス(例えば、収納ボックス2であれば、正面から向かって左側から順に2A,2B,2C)が配置されている。その水平方向に並んだ3つの収納ボックスによって、八つのボックス段部21,22,23,24,25,26,27,28が構成されている。八つのボックス段部21,22,23,24,25,26,27,28が垂直方向に重なっているので、本体ボックス1は段部積層構造を有している。ボックス段部21〜28のそれぞれに三つの収納ボックスが配置されているので、本体ボックス1には、合計で24個の収納ボックス2〜9が備えられている。
そして、消火剤収容ボックス60から下段に向かって順にボックス段部21〜28が配置されている。ボックス段部21が最上段に配置されているため最上ボックス段部に相当する。ボックス段部28が最下段に配置されているため最下ボックス段部に相当する。
本体ボックス1は、図2、図5に示すように、直方体状の外側フレームの内側に複数の仕切板12と棚板13とが固定されることによって内側の空間が区切られている。それによって、上述の収納ボックス2〜9が形成されている。また、図6に示すように、その背面1Aに後述するカバー体51と、コンセントコネクタ39が接続されている。
図1,図5に示すように、各収納ボックス2〜9は、施錠可能な前面扉10を有している。その前面扉10には、施錠部11が設けられている。施錠部11は、4桁のナンバーロック11aと、施錠開錠つまみ11bが設けられている。ナンバーロック11aは暗証番号の設定および解除、施錠開錠つまみ11bは、前面扉10の施錠、開錠に用いられる。
図5に示すように、各収納ボックス2〜9は、内側背面14,内側側面15,内側底面15b、内側上面16によって囲まれている収納空間を有している。その内側背面14に充電設備としての電源コンセント19が固定されている。また、内側上面16(または/および内側側面15)には、消火設備としての消火剤チューブ30が留め具17を用いて固定された状態で配置されている。
図4に示すように、消火剤チューブ30は、一本の長尺管状の部材であって、例えばポリエチレン等の樹脂材で形成されている。その内部には不活性ガス(例えば、窒素ガス)が加圧状態で充填されている。消火剤チューブ30は、後述する消火剤ボンベ52の圧力バルブ52aに接続され、末端にエンドアダプター34が接続されている(図4では、図示の都合上、消火剤チューブ30の長さや太さが図2、図3とは変更されている)。
そして、消火剤チューブ30は連通構造を有している。連通構造とは、圧力バルブ52aに接続されている部分(バルブ接続端部30a)から末端(エンドアダプター34によって閉鎖)まで、不活性ガスが連通する(不活性ガスが仕切られることなく連続して通過し得る状態)構造である。
消火剤チューブ30は、後述する消火剤容器52の圧力バルブ52aに接続されているため、その一部が消火剤収容ボックスaに収容されているボックス収容部分32(図7参照、詳しくは後述する)になっている。それ以外の部分が消火剤収容ボックス60から導出されて消火用部分31となっている。消火用部分31は収納ボックス2〜9の内部で発生する発火の消火に用いられる部分である。
そして、図2,図3に詳しく示すように、その消火用部分31が各収納ボックス2〜9のすべてを通り、かつ各収納ボックス2〜9の内側上面16に留め具17を用いて固定された状態で配置されている。その際、消火用部分31は、各収納ボックス2〜9を仕切る仕切板12、棚板13に形成されている図示しない貫通孔に挿通されている。
図3,図4に示すように、消火用部分31は、上流端部33aと、下流端部33bと、段部ライン33cと、下降ライン33dとを有している。上流端部33aはそれぞれのボックス段部21〜28において、配管長が最も短くなる位置に配置されている部分、下流端部33bは配管長が最も長くなる位置に配置されている部分である。配管長とは、消火剤チューブ30のバルブ接続端部30aからの長さに相当する。段部ライン33cは、それぞれのボックス段部21〜28において、上流端部33aと下流端部33bとを結ぶ概ね直線状に配置されている部分である。下降ライン33dはボックス段部21〜28それぞれの段部ライン33cをつなぐ部分である。
また、各ボックス段部21〜28において、段部ライン33cが各ボックス収納部2〜9(各ボックス段部21〜28において、水平方向に並んだ三つの収納ボックス)の内側上面16に固定されている。下降ライン33dは水平方向に並んだ三つの収納ボックスのいずれか一つ(ボックス収納部2C,3A,4C,5A,6C,7A,8C,9A)の内側側面15に固定されている。
そして、図3,図4に示すように、消火剤チューブ30は、最上ボックス段部21に沿って配置されている上流端部33aから、最下ボックス段部28に沿って配置されている下流端部33bを経てエンドアダプター34まで、段部ライン33cと下降ライン33dとがつながっている。これによって、消火剤チューブ30は、U字状に屈曲している部分(例えば、図4において、破線で囲まれた部分で屈曲部ともいう)が連続している連続U字状に配置されている。
さらに、図5に示すように、消火用部分31は内側上面16の奥行方向中間または奥行方向中間よりも背面側に固定されている。段部ライン33cが内側上面16の奥行方向中間または奥行方向中間よりも背面側に固定され、下降ライン33dが内側側面15の奥行方向中間または奥行方向中間よりも背面側に固定されている。内側背面14から消火用部分31までの間隔D1、消火用部分31から前面扉10までの間隔D2に関して、D1≦D2である。
(消火剤収容ボックスの構成)
消火剤収容ボックス60は、本体ボックス1よりも大きさの小さい横長の直方体である。図2に示すように、消火剤収容ボックス60は、本体部61と、開閉蓋62とを有している。
図7に示すように、本体部61には、消火剤ボンベ52と、消火剤チューブ30のボックス収容部分32と、分岐管41と、圧力スイッチ42と、接続部44と、メインブレーカ45と、漏電ブレーカ46,47,48,49とが収容され、いずれも本体部61の底部に固定されている。
消火剤ボンベ52は、消火剤容器であって、消火剤が加圧状態で貯蔵されている。消火剤は、例えば、NOVEC(登録商標)1230が用いられる。消火剤ボンベ52は、消火剤の噴出口に圧力バルブ52aが接続されている。また、圧力確認ゲージ52b、52cが平面視で目視可能(平面視で数値読み取り可能な状態)に接続されている。圧力確認ゲージ52cは、消火剤チューブ30内の圧力(不活性ガスの充填圧力)確認に用いられる。圧力確認ゲージ52bは、消火剤ボンベ52内の圧力(消火剤の充填圧力)確認に用いられる。
圧力バルブ52aには、消火剤チューブ30のバルブ接続端部30aが接続されている。消火剤チューブ30のバルブ接続端部30aから挿通孔61b(消火剤チューブ30を本体部61から本体ボックス1につなぐため、本体部61の底部に形成されている孔部)までの部分と、圧力スイッチ42につながる部分(後述する支流部32a)がボックス収容部分32である。そのボックス収容部分32にボックス内分岐部32bが形成されている。ボックス内分岐部32bは、消火用部分31に向かってボックス収容部分32を2つに分岐させる部分である。分岐管41が接続されることによって、ボックス内分岐部32bが形成されている。分岐管41は金属管状の部材である。分岐管41はボックス収容部分32の消火用部分側(消火剤ボンベ52からみて下流側)が二つに分岐されるように接続されている。
ボックス内分岐部32b(分岐管41)の出力側の一方がボックス収容部分32(支流部32a)を介して圧力スイッチ42に接続されている。また、ボックス内分岐部32b(分岐管41)の出力側の他方がボックス収容部分32に接続されている。消火剤チューブ30は連通構造を有しているので、ボックス収容部分32にも消火用部分31と同様の不活性ガスの充填圧力が常時加わっている。その充填圧力は支流部32aを介して圧力スイッチ42にも常時加わっている。その充填圧力が圧力確認ゲージ52cによって確認される。
圧力スイッチ42は、本発明における圧力作動手段に相当している。圧力スイッチ42は、消火剤チューブ30内の不活性ガスの充填圧力が特定の圧力に減少したときに内蔵されているスイッチ(図示せず)を作動させる。また、圧力スイッチ42は、接続ケーブル43aを介して、メインブレーカ45のテストリード端子45eに接続されている。
接続部44には、その入力側に図示しない単相三線式の商用電源が接続されている。出力側がメインブレーカ45の電源側端子45fに接続されている。
メインブレーカ45は、定格電流60アンペアの漏電遮断器(単相三線式中性線の欠損による過電圧から負荷機器を保護する機能を有する)である。メインブレーカ45は、各収納ボックス2〜9に収納されているバッテリーが発火した際、電源コンセント19への電力供給を遮断するから、本発明における電力供給遮断手段に相当する。また、メインブレーカ45、漏電ブレーカ46,47,48,49を介して、電源コンセント19への電力供給が行われるので、メインブレーカ45、漏電ブレーカ46,47,48,49は本発明における電力供給手段に相当する。
メインブレーカ45には、過電圧によるトリップ入力線43bが接続され、電源側端子45fが接続ケーブルを介して接続部44に接続されている。また、負荷側端子45aと負荷側端子45bとに単相200vの負荷がかかり、負荷側端子45aと負荷側端子45d、負荷側端子45bと負荷側端子45dとに単相100vの負荷がかかるように、漏電ブレーカ46,47,48,49が接続されている。
そして、漏電ブレーカ46,47,48,49は定格電流20アンペアであり、そのそれぞれに対して、ボックス段部21〜28が二段ずつ割り当てられている。ボックス段部21〜28のそれぞれに三つの電源コンセント19(三つの収納ボックスがあるため)が配置されているので、漏電ブレーカ46,47,48,49のそれぞれに六個の電源コンセント19が割り当てられて、各電源コンセント19につながる4系統(各系統につき6個)のケーブル50が接続されている。
そして、図6に示すように、ケーブル50は、本体ボックス1の背面1Aに固定されているカバー体51内を通過してコンセントコネクタ39に接続されている。各系統のケーブル50に6つのコンセントコネクタ39(ボックス段部21〜28の二段分の電源コンセント19に接続されている)が接続され,そのそれぞれのコンセントコネクタ39に電源コンセント19が接続されている。また、各コンセントコネクタ39の間に接続カバー39aが形成され、その内側にケーブル50が配置されている。
(消火充電ロッカー101の動作内容、作用効果)
消火充電ロッカー101は、例えば、駐輪場、高層ビルや高層マンション等の工事現場、宿泊施設、商業施設、駅構内、空港等に設置して使用される。このとき、図示しない単相三線式の商用電源が接続部44に接続された状態で使用される。
接続部44からメインブレーカ45、漏電ブレーカ46,47,48,49を介して各収納ボックス2〜9の電源コンセント19に電力供給が行われる。漏電ブレーカ46,47,48,49の定格電流が20アンペアなので、1系統(電源コンセント19の六個分)につき、最大20アンペアまで使用できる。最大20アンペアが4系統あるので、メインブレーカとしては80アンペアを要することになるが、各収納ボックス2〜9における使用率(収納ボックス2〜9全体の中で電源コンセント19が使用されている割合)を考慮して、メインブレーカ45につき、定格電流60アンペアとされている。
一方、各収納ボックス2〜9には電源コンセント19が設置されているので、前面扉10を開けてその中にノート型のパーソナルコンピュータ、デジタルカメラ等の小型電子機器を収納し、その状態でそれぞれの電源ケーブルを電源コンセント19に接続することで、小型電子機器に装着されているバッテリーに充電することができる。また、電源コンセント19に図示しない充電器が接続され、その充電器に電動工具や、電動アシスト付き自転車のバッテリーを装着すれば、そのバッテリーを充電することができる。それから、前面扉10を閉めて、暗証番号を設定すれば収納ボックス2〜9が施錠可能であるから、小型電子機器やバッテリーの盗難防止にもなる。
そして、収納ボックス2〜9のいずれかにおいて、充電しているバッテリーが発火したとする。その場合の消火充電ロッカー101の動作手順が図8に示されている。
図8に示すように、収納ボックス2〜9のいずれかで充電中にバッテリーが発火したとする(S1)。すると、収納ボックス2〜9のすべてに消火剤チューブ30が配置されているので、どの収納ボックス2〜9で発火があっても、その発火による熱が消火剤チューブ30の消火用部分31に確実に伝わる。その消火剤チューブ30は樹脂材で形成されているため、その発火による熱で溶けて孔が開く。消火剤チューブ30には、不活性ガスが加圧状態で充填されているため、その孔から不活性ガスが放出され、充填圧力が減少する(S1)。このとき、消火剤チューブ30が連通構造を有しているので、消火剤チューブ30(消火用部分31)のどの部分に孔が開いても、その充填圧力の減少が消火剤容器52にも圧力スイッチ42にも確実に伝達される。
そして、消火剤チューブ30の充填圧力が減少したことに伴い、消火剤チューブ30に接続されている消火剤ボンベ52の圧力バルブ52aが開く。すると、充填されている消火剤が消火剤ボンベ52から圧力バルブ52a、バルブ接続端部30aを介して消火剤チューブ30に流入する。消火剤チューブ30には、発火に伴い孔が開いているので、その孔から消火剤が噴出し、発火したバッテリーにその消火剤が降りかかる。これにより、発火したバッテリーが消し止められ消火が実現される(S3)。
一方、消火剤収容ボックス60において、消火剤チューブ30(ボックス収容部分32)には、ボックス内分岐部32b(分岐管41)を介して圧力スイッチ42が接続されている。そのため、消火剤チューブ30の充填圧力の減少が圧力スイッチ42に伝わり、その結果、圧力スイッチ42が作動する(S4)。
圧力スイッチ42は、接続ケーブル43aを介して、メインブレーカ45のテストリード端子45eに接続されている。そのため、圧力スイッチ42が作動すると、テストリード線が導通して、メインブレーカ45が負荷側端子45a、45b、45dにつながる回路を遮断し、その結果、電力の供給が遮断される。この動作によって、各漏電ブレーカ46,47,48,49を経由した各電源コンセント19への電力の供給が停止される。すると、発火したバッテリー、その他のバッテリーも含め、すべての電源コンセント19からの電力供給が停止される。これにより、発火したバッテリーが再度発火するおそれがなくなり、再発火の防止が実現される(S5)。
以上のように、消火充電ロッカー101では、24個の収納ボックス2〜9が設置されているが、そのすべてに対して、消火剤チューブ30が配置されている。その消火剤チューブ30には、不活性ガスが加圧状態で充填され、しかも消火剤チューブ30が連通構造を有する長尺管状の部材であるから、どの収納ボックス2〜9で発火が起きても、不活性ガスの噴出に続いて、消火剤ボンベ52からのその噴出箇所への消火剤の供給、消火剤の噴出という一連の動作が実現される。そのため、どの収納ボックス2〜9で発火が起きても、その発火が確実に消し止められる。消火剤チューブ30という単一(物理的に一体)の消火設備で24個すべての収納ボックス2〜9内での発火が消火できる。また、消火剤チューブ30が各収納ボックス2〜9の内側上面16に固定されているから、収納ボックス2〜9内において、上方から消火剤が降りかかることとなり、より確実な消火が実現される。消火設備の点検は消火剤チューブ30という単一の消火設備だけで済むから、手間も時間もかからないし、点検漏れが出るおそれもない。
消火充電ロッカー101では、段部積層構造を有するも、最上部に配置されている消火剤ボンベ52から消火剤チューブ30の末端まで、上から下に向かって一方向に消火剤が流れる。したがって、どの収納ボックス2〜9にも、消火剤ボンベ52の消火剤が届き、どの収納ボックス2〜9で発火が起きても、その発火が確実に消し止められる。
一方、消火剤チューブ30からの消火剤の噴霧によって、発火したバッテリーがいったんは消火されたとしても、その後、そのバッテリーへの電力供給が継続すると、その電力供給によって、再度そのバッテリーが発火するおそれがある。
しかしながら、消火充電ロッカー101では、圧力作動手段である圧力スイッチ42が、消火剤チューブ30の充填圧力の減少に伴い、電力供給遮断手段であるメインブレーカ45を作動させる。すると、メインブレーカ45によって回路が遮断され、その結果、電源コンセント19への電力供給が停止される。したがって、消火充電ロッカー101では、バッテリーが再発火するおそれもなくなっているため、消火機能がより確実なものとなっている。
さらに、消火充電ロッカー101では、本体ボックス1の最上部に消火剤収容ボックス60が固定され、その中に消火剤ボンベ52とともに、ボックス収容部分32と、圧力スイッチ42と、メインブレーカ45と、漏電ブレーカ46〜49とが収容されている。そのため、充電設備への電力供給に関わる設備も消火設備も一か所にまとめられているから、これら設備の点検作業の手間が軽減される。
また、消火剤収容ボックス60には、圧力確認ゲージ52b、52cが平面視で目視可能に収容されているが、その数値が適正であることさえ確認できれば(すべての収納ボックス2〜9内の消火剤チューブ30を前面扉10を開閉しながらわざわざ確認するまでもなく)、劣化、損傷等による不備が消火設備には無いことの確認ができる。万が一、数値が適正でないときは何らかの異常があると認められるから、その場合に収納ボックス2〜9内の消火剤チューブ30を確認すればよい。以上のとおり、消火充電ロッカー101では、単一の消火設備で確実に消火できることはもちろん、それだけでなく、点検作業が簡便かつ確実に行えるように工夫されている。
(変形例1)
前述した消火充電ロッカー101は、本体ボックス1が段部積層構造を有して、複数の収納ボックスが備えられていた。そのほか、図9(a),(b),(c)に示す消火充電ロッカー111、112,113のように、収納ボックス2(2A)だけ、収納ボックス2(2Aおよび2B)だけ、収納ボックス2(2Aおよび2B)と、収納ボックス3(3Aおよび3B)を備えていてもよい。消火充電ロッカー111、112,113は消火充電ロッカー101と比べて、収納ボックスの個数が異なる点、消火剤チューブ30の代わりに、消火剤チューブ30と寸法が異なる(短い)消火剤チューブ36,37,38がそれぞれ配置されている点を除いて共通する構成を有している。
(変形例2)
次に、図10を参照して、変形例2に係る消火充電ロッカー102について説明する。図10は、変形例2に係る消火充電ロッカー102の最上ボックス段部の右端に配置されている収納ボックスおよびその周辺につき、前面扉を開放して示した斜視図である。
消火充電ロッカー102は、消火充電ロッカー101と比較して、各収納ボックス2〜9に、電源コンセント19の代わりに充電器59が固定されている点で相違している。消火充電ロッカー101では、各収納ボックス2〜9に電源コンセント19が固定されていた。そのため、バッテリー装着状態のまま小型電子機器が接続され、かつそのバッテリーが充電可能であるから、充電器を必要としないバッテリーの充電にも対応できる。これに対し、消火充電ロッカー102では、充電器59が固定されているので、電動工具のバッテリーのように、専用の充電器が必要な場合でも、そのバッテリーだけを各収納ボックス2〜9に収納して充電することができる。
(変形例3)
次に、図11、図12を参照して、変形例3に係る消火充電ロッカー103について説明する。図11は、変形例3に係る消火充電ロッカー103につき、その消火剤チューブ130の配置構造を模式的に示した正面図、図12は消火充電ロッカー103に配置されている消火剤チューブ130を示した正面図である。消火充電ロッカー103は、消火充電ロッカー101とは比較して、消火剤チューブ30の代わりに、消火剤チューブ130を有する点で相違している。
図12に示すように、消火剤チューブ130は、複数の段部ライン131a〜138aと、一本につながった真っすぐな下降ライン131b〜138bとを有していて、これらが分岐部131d〜138dでつながっている。各段部ライン131a〜138aの末端にエンドアダプター131e〜138eが接続されている。
このような消火剤チューブ130の構造を多段分岐構造ともいう。消火剤チューブ130は、本体ボックス1のような段部積層構造に適合したものである。消火剤チューブ130も、消火剤チューブ30と同様に、不活性ガスが加圧状態で充填され、連通構造を有している。その段部ライン131a〜138aと、下降ライン131b〜138bとが消火剤チューブ30と同様の消火用部分に相当している。
また、段部ライン131a〜138aと、下降ライン131b〜138bとが、それぞれ各収納ボックス2〜9に割り当てられていて、消火剤チューブ30と同様、そのそれぞれの内側上面16、内側側面15に固定されている。
消火剤チューブ130は、消火剤チューブ30と同様、収納ボックス2〜9におけるバッテリーの発火があったときに、その発火による熱で孔が開き、そこから窒素ガスが排出され、その孔から消火剤ボンベ52の消火剤が噴出する。これによって、その発火が消火される。また、消火剤チューブ130においても、消火剤チューブ30と同様、窒素ガスの充填圧力の低下に伴い、圧力スイッチ42が作動する。そのため、メインブレーカ45が作動して、電源コンセント19への電力供給が遮断されるから、バッテリーの再発火も防止される。
特に、前述した消火剤チューブ30は、一本の長尺管状部材であるから、その長尺状の部材を各収納ボックス2〜9を通して、屈曲させて折り返しながら配置する必要がある。そのため、各収納ボックス2〜9への配置に手間を要するし、そのL字状の屈曲部分にその他の部分とは異なる負荷がかかりやすい。この点、消火剤チューブ130は、段部ライン131a〜138aと、下降ライン131b〜138bとが分岐部131d〜138dでつながることで1本につながった単一の管状部材であるから、各収納ボックス2〜9への配置の際に屈曲させる必要がない。その分、各収納ボックス2〜9へ簡易に配置できる。
(そのほかの変形例)
消火充電ロッカー101、102,103では、消火剤収容ボックス60が本体ボックス1の外側上面1aに固定されているが、消火剤収容ボックス60がそれとは別の場所(例えば、本体ボックス1の側面上部)に固定されていてもよい。また、消火充電ロッカー101、102,103では、充電設備として電源コンセント19またはバッテリー充電器59が備えられていたが、これらの代わりに携帯電話機の充電プラグ(図示せず)が備えられてもよい。その場合、各収納ボックス2〜9のすべてに同じ電源コンセント19またはバッテリー充電器59が備えられる代わりに、収納ボックスごとに異なる充電設備が備えられてもよい。例えば、ボックス段部21〜24の収納ボックスには電源コンセント19、ボックス段部25〜27の収納ボックスにはバッテリー充電器59、ボックス段部28の収納ボックスには充電プラグが備えられてもよい。
本発明を適用することにより、収納ボックスの設置数に関わらず、内部で発生する発火がすべての収納ボックスについて単一の消火設備で確実に消火できて、点検作業が簡便かつ確実に行えるように工夫された構造を有する消火充電ロッカーが得られる。本発明は、消火充電ロッカーの分野で利用することができる。
1…本体ボックス、2,3,4,5,6,7,8,9…収納ボックス、10…前面扉、15…内側側面、16…内側上面、19…電源コンセント、21,22,23,24,25,26,27,28…ボックス段部、30,36,37,38,130…消火剤チューブ、31…消火用部分、32…ボックス収容部分、33a…上流端部、33b…下流端部、33c,131a,132a,133a,134a,135a,136a,137a、138a…段部ライン、33d,131b,132b,133b,134b,135b,136b,137b、138b…下降ライン、42…圧力スイッチ、45…メインブレーカ、52…消火剤ボンベ、60…消火剤収容ボックス、101,102,103,111,112,113…消火充電ロッカー、131d,132d,133d,134d,135d,136d,137d,138d…分岐部。

Claims (8)

  1. 少なくとも1つの収納ボックスが備えられた本体ボックスと、
    消火剤が加圧状態で貯蔵されている消火剤容器が収容され、かつ前記本体ボックスに固定されている消火剤収容ボックスと、
    前記収納ボックスの内部に備えられた電源コンセント、バッテリー充電器または携帯電話機の充電プラグと、
    前記消火剤容器に圧力バルブを介して接続され、かつ不活性ガスが加圧状態で充填され、該圧力バルブに接続されているバルブ接続端部から末端まで前記不活性ガスが連通する連通構造を有する消火剤管部材とを有し、
    前記収納ボックスは、施錠可能な前面扉を有し、
    前記消火剤管部材は、前記消火剤収容ボックスから導出されている部分が前記収納ボックス内の発火の消火に用いられる消火用部分であって、該消火用部分が前記収納ボックスのすべてを通り、かつ前記収納ボックスすべての内側上面に固定された状態で配置されている消火充電ロッカー。
  2. 前記電源コンセント、バッテリー充電器または携帯電話機の充電プラグに電力を供給する電力供給手段と、
    該電力供給手段による前記電源コンセント、バッテリー充電器または携帯電話機の充電プラグへの電力供給を遮断する電力供給遮断手段と、
    前記消火剤管部材について、前記不活性ガスの充填圧力が減少したときに前記電力供給遮断手段を作動させる圧力作動手段とを更に有し、
    前記電力供給手段、電力供給遮断手段および圧力作動手段が前記消火剤容器とともに前記消火剤収容ボックスに収容されている請求項1記載の消火充電ロッカー。
  3. 前記本体ボックスは、前記収納ボックスが水平方向に並んだボックス段部が垂直方向に少なくとも2つ重なった段部積層構造を有し、
    前記消火剤管部材の前記消火用部分が、前記消火剤管部材の前記バルブ接続端部からの長さである配管長が最も短くなる位置に配置されている上流端部と、該配管長が最も長くなる位置に配置されている下流端部と、該上流端部と該下流端部とを結ぶ段部ラインとを前記ボックス段部それぞれに沿った部分に有し、かつ前記ボックス段部それぞれの前記段部ラインをつなぐ下降ラインを有し、
    前記段部ラインが前記ボックス段部それぞれについて、水平方向に並んだ前記収納ボックスすべての前記内側上面に固定され、かつ前記下降ラインが水平方向に並んだ前記収納ボックスのいずれか1つの内側側面に固定されている請求項1または2記載の消火充電ロッカー。
  4. 前記消火剤管部材は、前記ボックス段部のうちの最上段に配置されている最上ボックス段部に沿って配置されている前記上流端部から、前記ボックス段部のうちの最下段に配置されている最下ボックス段部に沿って配置されている前記下流端部まで、前記段部ラインと前記下降ラインとがつながった一本の長尺管状部材であり、かつU字状の屈曲部が連続している連続U字状に配置されている請求項3記載の消火充電ロッカー。
  5. 前記消火剤管部材は、前記消火用部分を2つに分岐させる分岐部が前記ボックス段部のそれぞれに形成され、該分岐部を介して前記ボックス段部それぞれの前記段部ラインと前記下降ラインとがつながった多段分岐構造を有する請求項3記載の消火充電ロッカー。
  6. 前記消火剤管部材のうちの前記消火剤収容ボックスに収容されているボックス収容部分に、前記消火用部分に向かって該ボックス収容部分を2つに分岐されるボックス内分岐部が形成され、該ボックス内分岐部の出力側の一方が前記圧力作動手段に接続されている請求項2記載の消火充電ロッカー。
  7. 前記消火用部分が前記収納ボックスの前記内側上面の奥行方向中間または該奥行方向中間よりも背面側に固定されている請求項1〜6のいずれか一項記載の消火充電ロッカー。
  8. 前記消火剤収容ボックスが前記本体ボックスの外側上面に固定されている請求項1〜7のいずれか一項記載の消火充電ロッカー。
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