JPH10151218A - 消火方法 - Google Patents

消火方法

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JPH10151218A
JPH10151218A JP30218096A JP30218096A JPH10151218A JP H10151218 A JPH10151218 A JP H10151218A JP 30218096 A JP30218096 A JP 30218096A JP 30218096 A JP30218096 A JP 30218096A JP H10151218 A JPH10151218 A JP H10151218A
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JP
Japan
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fire
electric wire
fire extinguisher
fire extinguishing
wiring
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JP30218096A
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Rii Chen-Kun
チェン−クン・リー
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一種の新しい消火方法を提供する。 【解決手段】 当該消火方法は一般室内配線の配線管内
に電線を貫通、敷設し、しかも同時に少なくとも一本の
消火管30がそれに密着している。電線の負荷荷重によ
り電線を包んでいる外皮の燃焼点まで温度が上昇する
と、消火管30の表面も融化し破れ穴を形成する。こう
して当該消火管30内の消防材料33は消火管30の破
れ穴より迅速、均一に噴霧され、出火点の消火を達成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一種の新発明の消火
方法に係るものである。特に、もともとある電線パイプ
間に、少なくとも一本の消火管を加え、電線が負荷過重
により高温蒸し焼き状態となり出火した時、その電線に
密着した消火管は高温により破裂し、その穴より消火管
内の消防材料が迅速、均一に噴霧され、出火点撲滅、火
勢蔓延阻止を達成する新発明の設計を指す。
【0002】
【従来の技術】科学技術の進歩に伴い、人類の生活用品
はほぼ全て電化され、伝統的技術に取って代わるように
なった。そして電力使用の普遍化は、その安全な使用を
一層軽視できないものとし、電線の出火は火災の主因の
一つとなっている。しかし、壁の配線、木製内装の配
線、或いは配線管内の電線等の室内配線は、負荷過重に
より高温蒸し焼き状態となり電線が出火した時、直ちに
出火点を消火することはできない。そのため、煙が外に
漏れ出しているのに気が付いた時には、既に出火点の撲
滅は困難で、往々にして残念な災害を引き起こしてい
る。
【0003】図1が示している一般の室内配線は、建築
構造10の壁、或いは木製内装の配線、埋設配線管11
である。さらに当該埋設配線管11は、それぞれコンセ
ント12、ライトスイッチ13、ライト台14に接続し
ている。また公知の室内配線は、図2が示すように、配
線管11内に電線20が貫通、敷設されている。さらに
別の公知の室内配線は、図3が示すように、その複数本
の電線20は全体的にその外側を電線ジャケット管21
で覆われており、一本となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、火の形成に
は可燃物、空気、及び一定の温度の三条件がある。この
三つの内の一つが欠けても火は形成されない。よって、
通常は火災の撲滅のため、空気の隔絶、温度低下、及び
可燃物の撤去の三種の方法が採用されている。しかし前
述の公知の室内配線では、もし負荷荷重により高温から
蒸し焼き状態となりついには電線が出火した場合でも、
直ちに出火点を消滅させることはできない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は公知の室内配線
の欠点を解決するため、室内配線に優れた安全性を持た
せた一種の新発明の消火方法を提供する。それは電線パ
イプ間に少なくとも一本の消火管を増設し、電線が負荷
過重により高温蒸し焼き状態となり出火した時、その電
線に密着した消火管は高温により破裂し、その穴より消
火管内の消防材料が迅速、均一に噴霧され、出火点撲
滅、火勢蔓延阻止を達成する。
【0006】
【発明の実施の形態】次に図4を参照すれば、本発明は
配線管11内に於いて、電線20に少なくとも一本の消
火管30が密着している。図5が示しているのは、本発
明のもう一つの消火管30の配線方式である。当該配線
方式では、複数本の電線20間に少なくとも一本の消火
管30を加え、全体的な外側を電線ジャケット管21で
覆い、複数本の電線20と消火管30を一本に形成して
いる。
【0007】続いて図6を参照すれば、この図6が示す
ように、本発明の消火管30はプラスチック材質製の中
空円管である。一端は封鎖端31で、管内には消防材料
33が充填されている。また反対の端は、消防材料33
の充填/抽出を制御できる抽出入口32となっている。
前述の消火管30が採用しているプラスチック材質は、
一般の電線が採用している公知のプラスチックで、一般
に広く使用されているものは下記の通りである。 酸化ポリエステル:ABS、PP、PE、PS、PV
C等と混合することができる。 エチレン塩化ビニル共重合体: フッ素プラスチック:PTFE、TFE、PFA、F
EP、ETFE、PVDF、PCTFE、PVF。 塩化ポリビニル、PVC。 当該消火管30が採用しているプラスチック材質の融点
は約60℃〜300℃の間で、しかも電線20の外側を
覆っているプラスチック材質の燃焼点よりわずかに低
い。
【0008】前述の消火管30内に充填されている消防
材料33は、ABC/BCドライパウダー消化薬剤、二
酸化炭素消化薬剤、ハロゲン化アルキル類(ハロン)消
化薬剤等の公知の消防薬剤である。
【0009】当該消火管30はタイヤの空気注入口ピス
トンに類似し、しかも真空抽出冷媒/加圧注入冷媒に類
似の方式を採用し、消防材料33を消火管30内から抽
出、或いは充填する。応用場所(例えば、家庭、工場、
商店等)が異なると、その電力配線が使用する電線20
の半径もまた異なり、よって消火管30の半径もまたそ
れに連れて変化し、さらには、異なる消防材料33の加
圧力の相対条件もまたそれに対応する。但し、本発明の
消火管30内の加圧値は少なくとも10PSI以上ある
ことが望ましい。
【0010】次に、図7を参照すれば、本発明の配線管
11内には電線20が貫通、敷設されており、しかも少
なくとも一本の消火管30が電線20に密着している。
当該消火管30は既に消防材料が充填されており、しか
も10PSI以上に加圧されている。電線20が負荷荷
重により、電線20を包んでいる外皮の燃焼点Aまで温
度が上昇すると、消火管30の表面も融化を開始し破れ
穴Bを形成する。破れ穴Bの形成後、応力平衡の原理に
基づき、消防材料は消火管30の破れ穴Bより外に漏れ
だし、しかも「ベルヌーイ(bernoulli) の原理」に基
づき、当該破れ穴Bに於いて消防材料は迅速に漏れ出
し、図7中の“c”のような状態で均一に噴霧され、迅
速な出火点の撲滅、火勢蔓延阻止の効果を達成する。
【0011】続いて図8が示すように、本発明のもう一
つの実施方式では、当該複数本の電線20間に少なくと
も一本の消火管30を増設し、全体的な外側を電線ジャ
ケット管21で覆い、複数本の電線20と消火管30を
一本に形成している。当該消火管30は既に消防材料が
充填されており、しかも10PSI以上に加圧されてい
る。電線20が負荷荷重により、外側を包んでいる外皮
の燃焼点Cまで温度が上昇すると、消火管30の表面も
融化を開始し破れ穴Dを形成する。破れ穴Dの形成後、
消防材料は消火管30の破れ穴Dより迅速に外に漏れ出
し、図8中の“f”のような状態で均一に噴霧され、迅
速な出火点の撲滅、火勢蔓延阻止の効果を達成する。
【0012】次に消火管30の交換方式について説明す
る。 室内配線が主要幹線に属している場合には、先ず消火
管に消防材料を充填後、幹線に沿って密着させ配置す
る。消防材料の定期交換時には、古い消火管を抜き取り
後、新しい消火管を幹線に沿って新しく配置する。 室内配線が支線に属している(幹線が分岐した支線が
電器、或いはコンセント間を接続している。)場合に
は、一般にその長さは約10メートル以内なので、消防
材料の充填、抽出交換の方式に代えることができる。そ
の作業方法は、先ず消火管の一端を密封し、反対の端を
消防材料抽出入口32に接続する(図9参照)。当該コ
ンセント板40は圧力計、50及びコンセント60を具
えている。当該消防材料抽出入口32は真空抽出冷媒、
及び加圧注入冷媒に類似の方式により、期限切れの消防
材料を抽出し、新しい消防材料を注入し、しかも10P
SI以上に加圧することができる。
【0013】
【発明の効果】これまで述べて来たように、本発明の消
火方法は確実に発明の目的、及び作用を達成することが
でき、しかも産業上の利用価値が高く、特許の要件に合
致したものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 公知の室内配線の実施状態指示図である。
【図2】 公知の配線管の構造指示図である。
【図3】 別の公知の電線ジャケット管の構造指示図で
ある。
【図4】 本発明の配線管の構造指示図である。
【図5】 本発明の別の電線ジャケット管の構造指示図
である。
【図6】 本発明の消火管の縦断面構造指示図である。
【図7】 本発明の実施状態部分の縦断面指示図であ
る。
【図8】 本発明の別の実施状態部分の縦断面指示図で
ある。
【図9】 本発明のコンセント板の構造指示図である。
【符号の説明】
10 建築構造 11 配線管 12 コンセント 13 ライトスイッチ 14 ライト台 20 電線 21 電線ジャケット管 30 消火管 31 封鎖端 32 抽出入口 33 消防材料 40 コンセント板 50 圧力計 60 コンセント

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線管内には電線が貫通、敷設され、し
    かも同時に少なくとも一本のプラスチック材質製の中空
    円管で一端が密封され消防材料が充填され、反対の端は
    消防材料の充填/抽出を制御できる抽出入口となってお
    り、既に10PSI以上に加圧されている消火管が密着
    しており、その消火管の融点は電線を包んでいる外皮の
    燃焼点と同様、或いはわずかに低く、電線の負荷荷重に
    より、電線を包んでいる外皮の燃焼点まで温度が上昇す
    ると、消火管の表面も融化し破れ穴を形成し、消防材料
    が消火管の破れ穴より迅速、均一に噴霧され、出火点の
    撲滅を達成することを特徴とする消火方法。
JP30218096A 1996-11-13 1996-11-13 消火方法 Withdrawn JPH10151218A (ja)

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Effective date: 20040203