JP6924945B2 - アンテナモジュールおよび無線通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、アンテナモジュールおよびそれを備えた無線通信装置に関する。
従来から、たとえば、特許文献1に開示されているようなアンテナモジュールが開発されている。この特許文献1に開示されているアンテナモジュールにおいては、電波を送受信する2つのアンテナ素子は、グランド素子が互いの間に介在する状態で、互いに反対側を向くように配置されている。
特開2016−146564号公報
特許文献1に開示された従来のアンテナモジュールによれば、所望の方向に対するアンテナの指向性を高めることはできるが、アンテナの指向性の程度を低減することはできない。
本発明は、このような従来技術の有する課題に鑑みてなされたものである。そして、本発明の目的は、アンテナの指向性の程度を低減することができるアンテナモジュールを提供することである。また、本発明の他の目的は、通信の相手方が存在する位置に依存せず、所望の通信を行うことができる無線通信装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様に係るアンテナモジュールは、第1の仮想面に沿って広がる板状の第1の導電性部と、前記第1の導電性部に電気的に接続された給電点を有し、前記第1の仮想面に沿って延びる線状の第1のアンテナ部と、前記第1のアンテナ部に対してほぼ垂直な方向に沿って延び、かつ、前記第1のアンテナ部とともに一組の角度ダイバーシティアンテナを構成する第2のアンテナ部を含み、前記第1の仮想面に対して垂直に交差する第2の仮想面に沿って広がる板状の第2の導電性部と、前記第1の導電性部と前記第2の導電性部とに電気的に接続され、前記第1の導電性部と前記第2の導電性部との間で流れる電流を中継する導電性の中継部と、を備え、前記給電点と前記中継部との位置関係は、前記第1のアンテナ部が前記第2の導電性部に直接接続された場合に比較して、前記第1の仮想面における前記一組の角度ダイバーシティアンテナに関する水平偏波および垂直偏波のそれぞれの指向性の程度が低減されるように設定されている。
本発明の第2の態様に係る無線通信装置は、第1の態様のアンテナモジュールを含み、前記アンテナモジュールを構成する第1の導電性部および第2の導電性部のそれぞれは、電子回路部品が電気的に接続された多層配線基板のうちの1つの層を構成する導電層である。
本発明のアンテナモジュールによれば、アンテナの指向性の程度を低減することができる。また、本発明の無線通信装置によれば、通信の相手方が存在する位置に依存せず、所望の通信を行うことができる。
本発明の実施の形態1の無線通信装置の設置状況を説明するための断面模式図である。 本発明の実施の形態1の無線通信装置の設置状況を説明するための平面模式図である。 本発明の実施の形態1の無線通信装置の内部に設けられたアンテナモジュールの斜視図である。 本発明の実施の形態1の無線通信装置の内部に設けられたアンテナモジュールの底面図である。 本発明の実施の形態1の無線通信装置の内部に設けられたアンテナモジュールの右側面図である。 本発明の実施の形態1の無線通信装置の内部に設けられたアンテナモジュールの左側面図である。 本発明の実施の形態1の無線通信装置の内部に設けられたアンテナモジュールの正面図である。 本発明の実施の形態1の無線通信装置の内部に設けられたアンテナモジュールの背面図である。 本発明の実施の形態1の無線通信装置の内部に設けられたアンテナモジュールの2つのアンテナのxy平面、yz平面、およびzx平面のそれぞれの両偏波(Eθ,Eφ)の指向性を示すグラフである。 本発明の実施の形態1のアンテナモジュールにおいて、中央部、給電点側の端部、および給電点のいずれかに中継部を設けた場合の水平面(xy平面)における4種類のアンテナの平均利得を示すグラフである。 本発明の実施の形態1のアンテナモジュールにおいて、中央部、給電点側の端部、および給電点のいずれかに中継部を設けた場合の第1のアンテナ部および第2のアンテナ部のそれぞれのアンテナ効率を示すグラフである。 本発明の実施の形態1のアンテナモジュールにおいて、中央部、給電点側の端部、および給電点のいずれかに中継部を設けた場合の第1のアンテナ部と第2のアンテナ部とのアイソレーション特性を示すグラフである。 本発明の実施の形態1のアンテナモジュールにおける一方のアンテナに電流が流れたときの(a)第2の電電性部側および(b)第3の電電性部側の電流分布図である。 本発明の実施の形態1のアンテナモジュールにおける他方のアンテナに電流が流れたときの(a)第2の導電部側および(b)第3の導電性側の電流分布図である。 比較例の無線通信装置の内部に設けられたアンテナモジュールの斜視図である。 比較例の無線通信装置の内部に設けられたアンテナモジュールのxy平面、yz平面、およびzx平面のそれぞれの両偏波(Eθ,Eφ)の指向性を示すグラフである。 本発明の実施の形態2の無線通信装置の内部に設けられたアンテナモジュールの斜視図である。 本発明の実施の形態2の無線通信装置の内部に設けられたアンテナモジュールの底面図である。 本発明の実施の形態2の無線通信装置の内部に設けられたアンテナモジュールの右側面図である。 本発明の実施の形態2の無線通信装置の内部に設けられたアンテナモジュールの左側面図である。 本発明の実施の形態2の無線通信装置の内部に設けられたアンテナモジュールの正面図である。 本発明の実施の形態2の無線通信装置の内部に設けられたアンテナモジュールの背面図である。 本発明の実施の形態2の無線通信装置の内部に設けられたアンテナモジュールのxy平面、yz平面、およびzx平面のそれぞれの両偏波(Eθ,Eφ)の指向性を示すグラフである。 本発明の実施の形態3の無線通信装置の内部に設けられたアンテナモジュールの斜視図である。 本発明の実施の形態3の無線通信装置の内部に設けられたアンテナモジュールの底面図である。 本発明の実施の形態3の無線通信装置の内部に設けられたアンテナモジュールの右側面図である。 本発明の実施の形態3の無線通信装置の内部に設けられたアンテナモジュールの左側面図である。 本発明の実施の形態3の無線通信装置の内部に設けられたアンテナモジュールの正面図である。 本発明の実施の形態3の無線通信装置の内部に設けられたアンテナモジュールの背面図である。 本発明の実施の形態3の無線通信装置の内部に設けられたアンテナモジュールの2つのアンテナのxy平面、yz平面、およびzx平面のそれぞれの両偏波(Eθ,Eφ)の指向性を示すグラフである。 本発明の実施の形態4の無線通信装置の内部に設けられたアンテナモジュールの斜視図である。 本発明の実施の形態4の無線通信装置の内部に設けられたアンテナモジュールを含む一組の多層配線基板の写真である。 本発明の実施の形態4の無線通信装置の内部に設けられたアンテナモジュールの2つのアンテナのxy平面、yz平面、およびzx平面のそれぞれの両偏波(Eθ,Eφ)の指向性を示すグラフである。 本発明の実施の形態5の無線通信装置の内部に設けられたアンテナモジュールの底面図である。
以下、図面を参照しながら、実施の形態の無線通信装置を説明する。
各実施の形態において、同一の参照符号が付されている部位は、同一の機能を有するものとする。したがって、特に必要がなければ、同一参照符号が付された部位の機能の説明は繰り返さない。
(実施の形態1)
図1および図2を用いて、実施の形態1の無線通信装置100が使用されるときの周辺の状況を説明する。
本実施の形態においては、図1に示されるように、無線通信装置100は、複数の照明器具200を制御するために用いられる。図2に示されるように、複数の照明器具200は、平面視において、1つの無線通信装置100を取り囲むように分散して設けられている。照明器具200は、天井部300の下面に露出するように設置されている。したがって、照明器具200は、天井部300の下側の空間に光を照射する。本実施の形態の無線通信装置100は、箱形状を有しており、天井部300の下側の空間に露出するように設置されている。
無線通信装置100は、天井部300の下側の空間においてリモートコントローラ1000から発信されて電波を受信する。それにより、無線通信装置100は、たとえば、受信した電波によって特定される指令に基づいて、その周辺に設けられた照明器具200の調光および調色を制御する。したがって、無線通信装置100は、天井部300に極力近い部分にアンテナを有している。また、無線通信装置100は、複数の照明器具200のそれぞれに同様の状態の電波を送信するために、水平面において指向性を有することなく、電波を発するアンテナを有している。本明細書では、水平面をxy平面とする。また、鉛直方向をz軸とする。
図3〜図9を用いて、実施の形態1の無線通信装置100内のアンテナモジュール50を具体的に説明する。
アンテナモジュール50は、板状の第1の導電性部1、線状の第1のアンテナ部20、板状の第2の導電性部2、および導電性の中継部12を備えている。アンテナモジュール50は、必須ではないが、線状の第3のアンテナ部30、板状の第3の導電性部3、および導電性の他の中継部13を備えている。
ここでは、アンテナモジュール50の原理を説明するため、各図においては、多層配線基板からアンテナモジュール50の部分のみが抽出して描かれ、多層配線基板の他の導電層および全ての絶縁層は描かれていない。しかしながら、実際には、第1の導電性部1、第2の導電性部2、および第3の導電性部3のそれぞれは、複数の絶縁層と複数の導電層とが積み重ねられた多層構造のプリント配線基板の1つの導電層である。したがって、第1の導電性部1、第2の導電性部2、および第3の導電性部3のそれぞれは、絶縁層に挟まれ、その絶縁層上に電子回路としてのコンデンサ、抵抗器、メモリ、および演算回路等が搭載され、プリント配線がプリントされている。
板状の第1の導電性部1は、実質的に矩形の輪郭を有している。板状の第1の導電性部1は、第1の仮想面に沿って広がるものとする。一方、線状の第1のアンテナ部20は、第1の導電性部1に電気的に接続された給電点21を有している。本実施の形態においては、第1のアンテナ部20は、第1の導電性部1から第1の導電性部1に対して実質的に垂直な方向に延びる鉛直部20Aと、第1の導電性部1に実質的に平行に延びる水平部20Bと、を有している。
板状の第2の導電性部2は、第1のアンテナ部20に対してほぼ垂直な方向に沿って延び、かつ、第1のアンテナ部20とともに一組の角度ダイバーシティアンテナ202Aを構成する第2のアンテナ部2Aを含んでいる。つまり、第2のアンテナ部2Aは、鉛直方向に沿って延びる板状の第2の導電性部2の一部である。板状の第2の導電性部2は、実質的に矩形の輪郭を有している。板状の第2の導電性部2は、第1の仮想面に対して垂直に交差する第2の仮想面に沿って広がっているものとする。
線状の第3のアンテナ部30は、第1の導電性部1に電気的に接続された他の給電点31を有している。一方、線状の第3のアンテナ部30は、前述の第1の仮想面に沿って延びている。第3のアンテナ部30は、第1の導電性部1から第1の導電性部1に対して実質的に垂直な方向に延びる鉛直部30Aと、第1の導電性部1に実質的に平行に延びる水平部30Bと、を有している。
板状の第3の導電性部3は、第3のアンテナ部30に対してほぼ垂直な方向に沿って延び、かつ、第3のアンテナ部30とともに他の一組の角度ダイバーシティアンテナ303Aを構成する第4のアンテナ部3Aを含んでいる。つまり、第4のアンテナ部3Aは、鉛直方向に沿って延びる板状の第3の導電性部3の一部である。板状の第3の導電性部3は、実質的に矩形の輪郭を有している。板状の第3の導電性部3は、前述の第1の仮想面に対して垂直に交差する第3の仮想面に沿って広がっているものとする。
本明細書において、「実質的に矩形」とは、角部が丸まっていたり、一部に切欠きを有していたりして、数学的な意味での矩形そのものとは若干異なっているものの、それでもなお矩形を想起できる程度に矩形の輪郭に類似した輪郭を有する形状を含む。また、「仮想面に沿って広がる」および「仮想面に沿って延びる」とは、仮想面に対して数学的な意味で平行でなくてもよく、以下に説明される本実施の形態のアンテナモジュール50の効果が得られる範囲で、おおよそ平行であればよいことを意味している。
本実施の形態においては、第1の仮想平面(図3のxy平面に平行)と第2の仮想平面(図3のyz平面に平行)および第3の仮想平面(図3のyz平面に平行)のそれぞれとは、直交している。したがって、板状の第1の導電性部1は、板状の第2の導電性部2および第3の導電性部3のそれぞれに実質的に垂直に設けられている。板状の第2の導電性部2と板状の第3の導電性部とは互いに実質的に平行に設けられている。本明細書において、「実質的に垂直」とは、数学的な意味での垂直な関係に加えて、垂直な関係を構築しようとする意図を有するものの、製造上の誤差に基づいて厳密には垂直ではないものも含むものとする。本明細書において、「実質的に平行」とは、数学的な意味での平行な関係に加えて、平行な関係を構築しようとする意図を有するものの、製造上の誤差に基づいて厳密には平行ではないものも含むものとする。
図8に示されるように、背面図において、第1の導電性部1、第2の導電性部2、および第3の導電性部3が全体としてU字またはJ字を構成するように配置されているのは、無線通信装置100の外形をコンパクトにするためである。
第1のアンテナ部20、第2のアンテナ部2A、第3のアンテナ部30、および第4のアンテナ部3Aは、それぞれ、無線通信装置100が送受信する通信電波の波長の1/4の物理長を有していることが理想的である。しかしながら、第1のアンテナ部20、第2のアンテナ部2A、第3のアンテナ部30、および第4のアンテナ部3Aのそれぞれの物理長は、予め定められた通信電波の波長の1/4から若干ずれた値であってもよい。ただし、この場合も、一組の角度ダイバーシティアンテナ202Aおよび他の一組の角度ダイバーシティアンテナ303Aのそれぞれが、アンテナとして所望の機能を発揮することができる要求される。
本実施の形態においては、第1のアンテナ部20および第3のアンテナ部30は、それぞれ、屈曲しているが、これは制限されたスペース内で所望の物理長を確保するためである。第1のアンテナ部20および第3のアンテナ部30は、それぞれ、必要な物理長および電気長を確保できるのであれば、いかなる形状を有していてもよい。第1のアンテナ部20および第3のアンテナ部30は、それぞれ、たとえば、半円周に沿って延びる形状であってもよいし、また、直線状であってもよい。
第1の導電性部1、第2の導電性部2、および第3の導電性部3のそれぞれは、実際には、絶縁層同士の間に挟まれた状態で、絶縁層上にプリントされたプリント配線に電気的に接続され、電子回路のグランド素子を構成している。
導電性の中継部12は、第1の導電性部1と第2の導電性部2とに電気的に接続され、第1の導電性部1と第2の導電性部2との間で流れる電流を中継する。給電点21と中継部12とは、所望の第1の条件が成立する位置関係を有するように配置される。その第1の条件は、第1のアンテナ部20が第2の導電性部2に直接接続された場合に比較して、第1の仮想面における一組の角度ダイバーシティアンテナ202Aに関する水平偏波Eθおよび垂直偏波Eφのそれぞれの指向性の程度が低減されることである。このようにするのは、第1のアンテナ部20が第1の導電性部1および中継部12を介して第2の導電性部2に電気的に接続され、給電点21と中継部12とが特定の位置関係にある場合には、前述の指向性の程度が低減されることが判明したからである。これは、後述される指向性のシミュレーションによって判明した。
この第1の条件が成立する場合には、第1の仮想面における一組の角度ダイバーシティアンテナ202Aの実質的に無指向性を実現することが可能になっている。つまり、一組の角度ダイバーシティアンテナ202Aは、水平面(xy平面)においてどの方向にも所望の電波を送信することがきる。その結果、無線通信装置100は、複数の照明器具200のいずれとも、所望の通信を行うことができる。
また、本実施の形態においては、給電点21と中継部12とは、所望の第2の条件が成立する位置関係に配置されている。その第2の条件は、第1の導電性部1に流れる第1の電流1Iと、第1の電流が流れる方向と逆方向に向かって第2の導電性部2に流れる第2の電流2Iとが、水平偏波Eθおよび垂直偏波Eφのそれぞれの指向性に与える互いの影響を打ち消し合うことである。たとえば、第1の電流1Iと第2の電流2Iとは、図4に示されるように流れることによって、互いに打ち消し合うことができる。この第2の条件が成立する場合、水平偏波Eθおよび垂直偏波Eφのそれぞれの指向性の程度をさらに低減することができる。なお、「互いの影響を打ち消し合う」とは、おおよそ互いの影響を打ち消し合えればよいことを意味しており、完全に互いの影響を打ち消し合うことまでも必要とすることを意味していない。
なお、他の給電点31と他の中継部13とも、所望の第2の条件と同様の条件が成立する位置関係に配置されていることが好ましい。つまり、図示されていないが、第1の導電性部1に流れる第1の電流と、第1の電流が流れる方向と逆方向に向かって第3の導電性部に流れる第3の電流とが、水平偏波Eθおよび垂直偏波Eφのそれぞれの指向性に与える互いの影響を打ち消し合うことである。
導電性の他の中継部13は、第1の導電性部1と第3の導電性部3とに電気的に接続され、第1の導電性部1と第3の導電性部3との間で流れる電流を中継する。他の給電点31と他の中継部13とは、所望の第3の条件が成立する位置関係に配置されている。その第3の条件は、第3のアンテナ部30が第3の導電性部3に直接接続された場合に比較して、第1の仮想面における他の一組の角度ダイバーシティアンテナ303Aについての垂直偏波Eφおよび水平偏波Eθのそれぞれの指向性の程度が低減されることである。この第3の条件が成立すると、第1の仮想面における他の一組の角度ダイバーシティアンテナ303Aの無指向性を実現することが可能になっている。つまり、他の一組の角度ダイバーシティアンテナ303Aは、水平面(xy平面)においてどの方向にも所望の電波を送信することがきる。その結果、無線通信装置100は、複数の照明器具200のいずれとも、所望の通信を行うことができる。
また、本実施の形態においては、一組の角度ダイバーシティアンテナ202Aと他の一組の角度ダイバーシティアンテナ303Aとが一組の空間ダイバーシティアンテナを構成する。このため、空間ダイバーシティの効果が得られる。空間ダイバーシティアンテナとは、複数のアンテナ部が異なる位置に設置されており、複数のアンテナ部の受信信号同士を合成するか、または、複数のアンテナ部の受信信号のうちの出力が大きいほうを利用して通信を行うためのものである。
図4に示されるように、給電点21が第1の導電性部1のある一辺の中央部C12よりもある一辺の端部E12に相対的に近い位置に設けられている。中継部12が、第1の導電性部1のある一辺の端部E12よりもある一辺の中央部C12に相対的に近い位置に設けられている。中継部12が、前述の第1の導電性部1のある一辺に対向する第2の導電性部2のある一辺の端部E2よりも中央部C2に近い位置に設けられている。そのため、一組の角度ダイバーシティアンテナ202Aの水平偏波Eθおよび垂直偏波Eφのそれぞれの指向性の程度を極力低減することができる。このことは、後述される指向性のシミュレーションの結果から把握することができる。
図4に示されるように、他の給電点31が第1の導電性部1の他のある一辺の中央部C13よりもある一辺の端部E13に相対的に近い位置に設けられている。他の中継部13が、第1の導電性部1のある一辺の端部E13よりもある一辺の中央部C13に相対的に近い位置に設けられている。他の中継部13が、前述の第1の導電性部1のある一辺に対向する第3の導電性部3の他のある一辺の端部E3よりも中央部C3に近い位置に設けられている。そのため、他の一組の角度ダイバーシティアンテナ303Aの水平偏波Eθおよび垂直偏波Eφのそれぞれの指向性の程度を極力低減することができる。このことは、後述される指向性のシミュレーションの結果から把握することができる。
本実施の形態においては、アンテナモジュール50を構成する第1の導電性部1、第2の導電性部2、および第3の導電性部3のそれぞれは、電子回路部品が電気的に接続された多層配線基板のうちの1つの層を構成する導電層である。これによれば、角度ダイバーシティおよび空間ダイバーシティの効果が高いアンテナを有する無線通信装置100の外形をコンパクトにすることができる。
図9は、一組の角度ダイバーシティアンテナ202A(左側)および他の一組の角度ダイバーシティアンテナ303A(右側)のそれぞれの両偏波(Eθ,Eφ)の指向性のシミュレーション結果を示すグラフである。図9から分かるように、一組の角度ダイバーシティアンテナ202A(左側)および他の一組の角度ダイバーシティアンテナ303A(右側)のいずれも、少なくとも水平面(xy平面)における偏波(Eθ,Eφ)のそれぞれの指向性はほぼないと言える。つまり、無線通信装置100は、自身と同一の水平面(xy平面)内に存在する複数の照明器具200のそれぞれと所望の通信を行うことができる。
平面視におけるアンテナモジュール50の占有領域を極力小さくする観点から、第1のアンテナ部20の給電点21が第1の導電性部1の端部E12により近いことが好ましい。同様の観点から、第3のアンテナ部30の他の給電点31が第1の導電性部1の端部E13により近いことが好ましい。その理由は、たとえば、第1のアンテナ部20の給電点21が第1の導電性部1のある一辺の中央部C12に設けられていると、平面視(図4参照)において、第1の導電性部1の占有領域をはみ出して突出する部分の長さが長くなってしまうためである。同様に、第3のアンテナ部30の他の給電点31が第1の導電性部1のある一辺の中央部C13に設けられていると、平面視(図4参照)において、第1の導電性部1の占有領域をはみ出して突出する部分の長さが長くなってしまうためである。
また、アンテナモジュール50の外形を極力小さくするという観点から、矩形の第1の導電性部1のある一辺とそのある一辺に対向する矩形の第2の導電性部2の他のある一辺とが実質的に平行かつ実質的に同一の長さであることが好ましい。同様に、矩形の第1の導電性部1のある一辺とそのある一辺に対向する矩形の第3の導電性部3の他のある一辺とが実質的に平行かつ実質的に同一の長さであることが好ましい。
好ましい給電点21の位置ならびに第1の導電性部1、第2の導電性部2、および第3の導電性部3の配置を前提条件として、中継部12が第1の導電性部1と第2の導電性部2とのいずれの位置同士を接続すればよいのかをシミュレーションで確認した。また、同様の前提条件の下で、他の中継部13が第1の導電性部1と第3の導電性部3とのいずれの位置同士を接続すればよいのかをシミュレーションで確認した。そのシミュレーション結果を図10〜図12を用いて説明する。
図10から、次のことが分かる。つまり、水平面(xy平面)における平均利得は、中継部12が第1の導電性部1の1つの辺の中央部C12と前述の第1の導電性部1の1つの辺に対向する第2の導電性部2の1つの辺の中央部C2とを接続している場合に、最も高い。また、水平面(xy平面)における平均利得は、他の中継部13が第1の導電性部1のある1つの辺の中央部C13と前述の第1の導電性部1のある1つの辺に対向する第2の導電性部2の他のある1つの辺の中央部C3とを接続している場合に、最も高い。
図11から分かるように、アンテナ効率は、中継部12が第1の導電性部1の1つの辺の中央部C12と前述の第1の導電性部1のある1つの辺に対向する第2の導電性部2の1つの辺の中央部C2とを接続している場合に、最も高い値になる。また、アンテナ効率は、他の中継部13が第1の導電性部1のある1つの辺の中央部C13と前述の第1の導電性部1の他のある1つの辺に対向する第3の導電性部3の他の1つの辺の中央部C3とを接続している場合に、最も高い値になる。
図12から分かるように、アイソレーション特性は、中継部12が第1の導電性部1のある1つの辺の中央部C12と前述の第1の導電性部1の1つの辺に対向する第2の導電性部2の1つの辺の中央部C2とを接続している場合に、最も高い値になる。また、アイソレーション特性は、他の中継部13が、第1の導電性部1のある1つの辺の中央部C13と前述の第1の導電性部1のある1つの辺に対向する第2の導電性部2の他のある1つの辺の中央部C3とを接続している場合に、最も高い値になる。アイソレーション特性とは、一組の角度ダイバーシティアンテナ202Aおよび他の一組の角度ダイバーシティアンテナ303Aの一方が受送信する電波が他方のアンテナに影響を与える程度を意味する。アイソレーション特性の程度が高いほど、一組の角度ダイバーシティアンテナ202Aおよび他の一組の角度ダイバーシティアンテナ303Aの一方が受送信する電波が他方のアンテナに与える影響が小さいものとする。
図10〜図12のシミュレーション結果から、前述の前提条件の下では、中継部12が、第1の導電性部1のある一辺の端部E12よりもある一辺の中央部C12に相対的に近い位置に設けられていることが好ましいことが理解される。また、中継部12が、第1の導電性部1のある一辺に対向する第2の導電性部2のある一辺の端部E2よりも中央部C2に近い位置に設けられていることが好ましいことが理解される。
同様に、図10〜図12のシミュレーション結果から、他の中継部13が第1の導電性部1のある一辺の端部E13よりもある一辺の中央部C13に相対的に近い位置に設けられていることが好ましいことが理解される。また、他の中継部13が、前述の第1の導電性部1のある一辺に対向する第3の導電性部3の他のある一辺の端部E3よりも中央部C3に近い位置に設けられていることが好ましいことが理解される。
また、図13および図14に示されるシミュレーション結果から、次のことが分かる。つまり、第2の導電性部および第3の導電性部3のそれぞれにおいて、電流は、給電点21および他の給電点31からそれぞれ遠ざかるように第2の導電性部2のある一辺および第3の導電性部3の他のある一辺のそれぞれに沿って流れる。
図15を用いて、比較例の無線通信装置の内部に設けられたアンテナモジュール50の構造を説明する。
比較例のアンテナモジュール50においては、線状の第1のアンテナ部20および他のアンテナ部40が第2の導電性部2に電気的に接続されている。第1のアンテナ部20と他のアンテナ部40とは、アンテナの指向性に関しては、互いに多少影響するが、ほとんど影響を与えないものとして考えられ得る。第1のアンテナ部20と第2のアンテナ部2Aとは、一組の角度ダイバーシティアンテナ202Aとして機能する。他のアンテナ部40と第2のアンテナ部2Aとは、別の一組の角度ダイバーシティアンテナ402Aとして機能する。
図16を用いて、比較例の無線通信装置の内部に設けられたアンテナモジュール50のxy平面、yz平面、およびzx平面のそれぞれの両偏波(Eθ,Eφ)の指向性を説明する。図16から分かるように、一組の角度ダイバーシティアンテナ202Aおよび別の一組の角度ダイバーシティアンテナ402Aは、いずれも、水平面(xy平面)における両偏波(Eθ,Eφ)のそれぞれが指向性を有している。
図3および図9の組合せと図15および図16の組合せとの比較から、第1の仮想面(xy平面)における一組の角度ダイバーシティアンテナ202Aについての垂直偏波Eφおよび水平偏波Eθのそれぞれの指向性の程度について、次のことが分かる。つまり、第1のアンテナ部20が、第1の導電性部1および中継部12を介して、第2の導電性部2に電気的に接続された場合には、第1のアンテナ部20が第2の導電性部2に直接接続された場合に比較して、前述の指向性の程度が低減されている。ただし、給電点21と中継部12とが、前述のように指向性の程度が低減されている位置関係に配置されていることが前提条件である。
(実施の形態2)
図17〜図23を用いて、実施の形態2の無線通信装置100のアンテナモジュール50を説明する。
本実施の形態のアンテナモジュール50は、次の点において、実施の形態2のアンテナモジュール50と異なっている。
図17〜図23に示されるように、線状の第1のアンテナ部20および線状の第3のアンテナ部30が、それぞれ、鉛直部を有していない。本実施の形態の線状の第1のアンテナ部20および線状の第3のアンテナ部30は、それぞれ、水平部のみからなる点において、実施の形態1の線状の第1のアンテナ部20および線状の第3のアンテナ部30と異なっている。
図23から分かるように、上記した本実施の形態のアンテナモジュール50によっても、実施の形態1のアンテナモジュール50とほぼ同様に、水平面(xy平面)における両偏波(Eθ,Eφ)の指向性の程度が低減されている。
(実施の形態3)
図17〜図23を用いて、実施の形態3の無線通信装置100のアンテナモジュール50を説明する。
本実施の形態のアンテナモジュール50は、次の点において、実施の形態1のアンテナモジュール50と異なっている。
図24〜図30に示されるように、本実施の形態のアンテナモジュール50は、第1の導電性部1がその側方に延長された絶縁性の延長部4,5を有している。第1のアンテナ部20および第3のアンテナ部30が、それぞれ、延長部4および延長部5にプリントされた膜状のプリント配線である。
図23ら分かるように、上記した本実施の形態のアンテナモジュール50によっても、実施の形態1のアンテナモジュール50とほぼ同様に、水平面(xy平面)における両偏波(Eθ,Eφ)の指向性の程度が低減されている。
(実施の形態4)
図31〜図33を用いて、実施の形態4の無線通信装置100のアンテナモジュール50を説明する。
本実施の形態のアンテナモジュール50は、次の点において、実施の形態3のアンテナモジュール50と異なっている。
図31〜図33に示されるように、本実施の形態においては、第2の導電性部2に貼り付けられた絶縁層8上にプリント配線81がプリントされている。また、本実施の形態においては、本実施の形態1の第2のアンテナ部2Aの代わりに、第2の導電性部2に電気的に接続されたプリント配線81が、第2のアンテナ部2Aと同様の機能を発揮する。また、第3の導電性部3に貼り付けられた絶縁層9上にプリント配線91がプリントされている。また、前述の各実施の形態の第4のアンテナ部3Aの代わりに、第3の導電性部3に電気的に接続されたプリント配線91が、第4のアンテナ部3Aと同様の機能を発揮している。
本実施の形態においては、第1のアンテナ部20および第2のアンテナ部2Aとしてのプリント配線81が一組の角度ダイバーシティアンテナ2081を構成する。第3のアンテナ部30および第4のアンテナ部としてのプリント配線91が一組の角度ダイバーシティアンテナ3091を構成する。
図33から分かるように、上記した本実施の形態のアンテナモジュール50によっても、実施の形態1のアンテナモジュール50とほぼ同様に、水平面(xy平面)における両偏波(Eθ,Eφ)の指向性の程度が低減されている。
(実施の形態5)
図34を用いて、実施の形態5の無線通信装置100のアンテナモジュール50を説明する。
本実施の形態のアンテナモジュール50は、次の点において、実施の形態4のアンテナモジュール50と異なっている。
図34に示されるように、本実施の形態のアンテナモジュール50は、第1のアンテナ部20が矩形の第1の導電性部1の1つの角部の近傍に給電点21を有している。また、第3のアンテナ部30が矩形の第1の導電性部1の前述の1つの角部の対角線上にある角部の近傍に他の給電点31を有している。
上記した本実施の形態のアンテナモジュール50によっても、実施の形態1のアンテナモジュール50とほぼ同様に、水平面(xy平面)における両偏波(Eθ,Eφ)の指向性の程度が低減される。
以下、実施の形態のアンテナモジュール50および無線通信装置100の特徴的構成およびそれにより得られる効果を記載する。
(1) アンテナモジュール50は、板状の第1の導電性部1、線状の第1のアンテナ部20、板状の第2の導電性部2、および導電性の中継部12を備えている。板状の第1の導電性部1は、第1の仮想面に沿って広がる。線状の第1のアンテナ部20は、第1の導電性部1に電気的に接続された給電点21を有し、第1の仮想面に沿って延びる。板状の第2の導電性部2は、第1のアンテナ部20に対してほぼ垂直な方向に沿って延び、かつ、第1のアンテナ部20とともに一組の角度ダイバーシティアンテナ202Aを構成する第2のアンテナ部2Aを含む。板状の第2の導電性部2は、第1の仮想面に対して垂直に交差する第2の仮想面に沿って広がる。導電性の中継部12は、第1の導電性部1と第2の導電性部2とに電気的に接続され、第1の導電性部1と第2の導電性部2との間で流れる電流を中継する。給電点21と中継部12との位置関係は、次の第1の条件が成立するような位置関係に設定されている。その第1の条件は、第1のアンテナ部20が第2の導電性部2に直接接続された場合に比較して、第1の仮想面における一組の角度ダイバーシティアンテナ202Aに関する水平偏波Eθおよび垂直偏波Eφのそれぞれの指向性の程度が低減されることである。これによれば、無指向性のアンテナモジュールを提供することが可能になる。
(2) 給電点21と中継部12との位置関係は、次の第2の条件が成立するような位置関係に設定されていることが好ましい。その第2の条件は、第1の導電性部1に流れる第1の電流1Iと、第1の電流が流れる方向と逆方向に向かって第2の導電性部2に流れる第2の電流2Iとが、水平偏波Eθおよび垂直偏波Eφのそれぞれの指向性に与える互いの影響を打ち消し合うことである。これによれば、水平偏波Eθおよび垂直偏波Eφのそれぞれの指向性の程度をさらに低減することができる。
(3) 給電点21が第1の導電性部1のある一辺の中央部C12よりもある一辺の端部E12に相対的に近い位置に設けられていてもよい。中継部12が、ある一辺の端部E2よりもある一辺の中央部C2に相対的に近い位置に設けられていてもよい。これによれば、水平偏波Eθおよび垂直偏波Eφのそれぞれの指向性の程度を極力低減することができる。
(4) アンテナモジュール50は、線状の第3のアンテナ部30、板状の第3の導電性部3、および導電性の他の中継部13を備えていてもよい。線状の第3のアンテナ部30は、第1の導電性部1に電気的に接続された他の給電点31を有し、第1の仮想面に沿って延びる。板状の第3の導電性部3は、第3のアンテナ部30に対してほぼ垂直な方向に沿って延び、かつ、第3のアンテナ部30とともに他の一組の角度ダイバーシティアンテナ303Aを構成する第4のアンテナ部3Aを含む。板状の第3の導電性部3は、第1の仮想面に対して垂直に交差する第3の仮想面に沿って広がる。導電性の他の中継部13は、第1の導電性部1と第3の導電性部3とに電気的に接続され、第1の導電性部1と第3の導電性部3との間で流れる電流を中継する。他の給電点31と他の中継部13との位置関係は、次の第3の条件が成立する位置関係に設定されていることが好ましい。その第3の条件は、第3のアンテナ部30が第3の導電性部3に直接接続された場合に比較して、第1の仮想面における他の一組の角度ダイバーシティアンテナ303Aについての垂直偏波Eφおよび水平偏波Eθのそれぞれの指向性の程度が低減されることである。一組の角度ダイバーシティアンテナ202Aと他の一組の角度ダイバーシティアンテナ303Aとが一組の空間ダイバーシティアンテナを構成する。これによれば、空間ダイバーシティの効果が高いアンテナモジュールが得られる。
(5) 無線通信装置100は、前述の(1)〜(3)のいずれかに記載のアンテナモジュール50を含む。アンテナモジュール50を構成する前述の(1)〜(3)のいずれかに記載の第1の導電性部1および第2の導電性部2のそれぞれは、電子回路部品が電気的に接続された多層配線基板のうちの1つの層を構成する導電層である。これによれば、アンテナの角度ダイバーシティの効果が高い無線通信装置100をコンパクトな外形にすることができる。
1 第1の導電性部
1I 第1の電流
2 第2の導電性部
2I 第2の電流
2A 第2のアンテナ部
3A 第4のアンテナ部
12 中継部
13 他の中継部
20 第1のアンテナ部
21 給電点
30 第3のアンテナ部
31 他の給電点
50 アンテナモジュール
100 無線通信装置
202A 一組の角度ダイバーシティアンテナ
303A 他の一組の角度ダイバーシティアンテナ
C12,C13,C2,C3 中央部
E12,E13,E2,E3 端部

Claims (5)

  1. 第1の仮想面に沿って広がる板状の第1の導電性部と、
    前記第1の導電性部に電気的に接続された給電点を有し、前記第1の仮想面に沿って延びる線状の第1のアンテナ部と、
    前記第1のアンテナ部に対してほぼ垂直な方向に沿って延び、かつ、前記第1のアンテナ部とともに一組の角度ダイバーシティアンテナを構成する第2のアンテナ部を含み、前記第1の仮想面に対して垂直に交差する第2の仮想面に沿って広がる板状の第2の導電性部と、
    前記第1の導電性部と前記第2の導電性部とに電気的に接続され、前記第1の導電性部と前記第2の導電性部との間で流れる電流を中継する導電性の中継部と、を備え、
    前記給電点と前記中継部との位置関係は、前記第1のアンテナ部が前記第2の導電性部に直接接続された場合に比較して、前記第1の仮想面における前記一組の角度ダイバーシティアンテナに関する水平偏波および垂直偏波のそれぞれの指向性の程度が低減されるように設定されている、アンテナモジュール。
  2. 前記第1の導電性部に流れる第1の電流と、前記第1の電流が流れる方向と逆方向に向かって前記第2の導電性部に流れる第2の電流とが、前記水平偏波および垂直偏波のそれぞれの指向性に与える互いの影響を打ち消し合うように、前記給電点と前記中継部との位置関係が設定された、請求項1に記載のアンテナモジュール。
  3. 前記給電点が前記第1の導電性部のある一辺の中央部よりも前記ある一辺の端部に相対的に近い位置に設けられ、
    前記中継部が、前記ある一辺の端部よりも前記ある一辺の中央部に相対的に近い位置に設けられた、請求項1または2に記載のアンテナモジュール。
  4. 前記第1の導電性部に電気的に接続された他の給電点を有し、前記第1の仮想面に沿って延びる線状の第3のアンテナ部と、
    前記第3のアンテナ部に対してほぼ垂直な方向に沿って延び、かつ、前記第3のアンテナ部とともに他の一組の角度ダイバーシティアンテナを構成する第4のアンテナ部を含み、前記第1の仮想面に対して垂直に交差する第3の仮想面に沿って広がる板状の第3の導電性部と、
    前記第1の導電性部と前記第3の導電性部とに電気的に接続され、前記第1の導電性部と前記第3の導電性部との間で流れる電流を中継する導電性の他の中継部と、を備え、
    前記他の給電点と前記他の中継部との位置関係は、前記第3のアンテナ部が前記第3の導電性部に直接接続された場合に比較して、前記第1の仮想面における前記他の一組の角度ダイバーシティアンテナについての垂直偏波および水平偏波のそれぞれの指向性の程度が低減されるように設定され、
    前記一組の角度ダイバーシティアンテナと前記他の一組の角度ダイバーシティアンテナとが一組の空間ダイバーシティアンテナを構成する、請求項1〜3のいずれかに記載のアンテナモジュール。
  5. 請求項1〜3のいずれかに記載のアンテナモジュールを含み、
    前記アンテナモジュールを構成する前記第1の導電性部および前記第2の導電性部のそれぞれは、電子回路部品が電気的に接続された多層配線基板のうちの1つの層を構成する導電層である、無線通信装置。
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