JP6924437B2 - 粒子線を用いた測定方法および測定システム - Google Patents
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Description
select expid, x, y, sum(c) as c from datatable
where expid=[本実験のID] group by x,y
f(x,y)=ΣGi×k( (x,y), (xi,yi))
と書ける。ここで、Giはi番目の座標(xi,yi)に関するパラメータであり、(xi,yi)は実データの説明変数、つまり格子状の検出器の位置を意味する。Giは計測されたカウント数から求まる数値であり、前記の回帰分析により求めた値である。このGiについてパラメータ名(903)とパラメータ値(904)の形で格納しておくことで、回帰分析によっても求まった連続分布が再現可能である。以上の処理で、測定対象となる散乱粒子がスムーズな確率密度分布にしたがい現れるという仮定を前提にして、散乱粒子の分布の推定が行われる。
S=Σ[ (fm(x,y)- fn(x,y))2 ÷ σ(x,y)2]
を用いることができる。なお、fmは評価対象の連続分布、fnは最新の連続分布を意味する。ガウシアンプロセス回帰では各点(x,y)での分散、すなわち「現在の計測値から推定される真値の期待値とその統計的ゆらぎ」をガウス分布で表現できる。よって、正規分布における有意差検定を行うことができる。つまり、前記の式と関連して(fm(x,y)- fn(x,y))^2 < σ(x,y)^2であれば誤差1σの範囲に入っているということである。よって所定の有意水準(実験の求める精度による、たとえば3σ)にて統計的妥当性が評価できる。他にも、公知のカルバック・ライブラー情報量を用いるなど、直前の連続分布と最新の連続分布の同一性について統計学的に評価可能な方法であれば任意の方法を用いることができる。
P(x,y)=Σ vi×R(d(x,y,xi,yi))
と計算する。ここで、i番目の点のカウントをvi、点の座標を(xi,yi)と書き、d(x,y,xi,yi)は座標(x,y)と(xi,yi)のユークリッド距離を求める関数である。また、R(r)は引数の距離にもとづき減衰する関数であり、ガウス関数等を用いることができる。この密度関数P(x,y)が推定された連続分布関数のデータfnとして、データ集合Anと対で、実験データ蓄積部(124)に格納される(S1704)。
102 実験結果検証装置
122 連続分布推定部
123 統計的検定判定部
S405 連続分布推定処理
S406 連続分布信頼性評価
Claims (13)
- 試料に粒子線を照射し、前記照射により得られる測定対象粒子の数をカウントし、
前記測定対象粒子の分布を用いて前記試料を評価する際に、
前記測定対象粒子がスムーズな確率密度分布にしたがい現れると仮定して前記分布を求め、
前記分布が真の確率密度分布と一致するという仮説について統計的な検定を行い、
前記仮説が適合という結果ならば、前記粒子線の前記照射を終了する、
ことを特徴とする測定方法。 - 請求項1に記載の測定方法であって、
前記統計的な検定として、所定の時間間隔おきに前記測定対象粒子の単位時間当たりの計測確率の連続的な空間分布を推定し、当該推定の結果たる空間分布の変動が十分小さくなったことをもって適合とする、
測定方法。 - 請求項1に記載の測定方法であって、
前記統計的な検定として、所定の時間間隔おきに得られた前記測定対象粒子の数のカウントの集合を第1のグループと第2のグループに分け、前記第1のグループで前記測定対象粒子の単位時間当たりの計測確率の連続的な空間分布を推定し、前記第2のグループで前記空間分布の精度を評価し、所定の精度基準を満たした時点で適合とする、
測定方法。 - 請求項1に記載の測定方法であって、
前記分布を求める際に、前記測定対象粒子の計測確率の連続的空間分布を、回帰分析によって推定する、
測定方法。 - 請求項3に記載の測定方法であって、
前記計測確率の連続的な空間分布を、周囲の観測値の重みつき加算演算によって求める、
測定方法。 - 請求項1に記載の測定方法であって、
前記統計的な検定として、所定の時間間隔おきに前記測定対象粒子の単位時間当たりの計測確率の連続的な空間分布を推定し、当該推定の結果たる空間分布から前記試料についての物理量を算出し、当該算出された物理量の変動が十分小さくなったことをもって適合とする、
ことを特徴とする測定方法。 - 請求項1に記載の測定方法であって、
前記統計的な検定として、前記測定対象粒子の単位時間当たりの計測確率の連続的な空間分布を決定づけるパラメータについての確率分布を推定し、当該確率分布の期待値をもって前記スムーズな確率密度分布とみなし、当該パラメータの確率分布のばらつきが十分小さくなったことをもって適合とする、
ことを特徴とする測定方法。 - 試料に対する粒子線の照射により得られる測定対象粒子の分布に関する実験データを受信して、前記粒子線の照射を制御する測定システムであって、
記憶装置と、
前記実験データに基づいた密度分布データを時系列的に前記記憶装置に格納する実験データ収集部と、
前記密度分布データに基づいて、連続する確率密度分布を時系列的に推定する連続分布推定部と、
前記確率密度分布それ自体、および、前記確率密度分布から求められる物理量の少なくとも一つを評価し、評価結果に基づいて前記粒子線の照射の継続または終了を判定する統計的検定判定部と、
を備える測定システム。 - 前記連続分布推定部は、
時系列的な前記密度分布データを集約して、座標と当該座標における輝度の組からなる累積値データを生成し、
前記累積値データを回帰分析することにより、前記連続する確率密度分布を推定する、
請求項8記載の測定システム。 - 前記統計的検定判定部は、
時系列的に推定された前記確率密度分布同士を比較し、その変化、変化率およびばらつきの少なくとも一つが所定閾値より小さい場合に前記粒子線の照射の終了を判定する、
請求項8記載の測定システム。 - 前記統計的検定判定部は、
時系列的に推定された前記確率密度分布から、時系列的に前記試料に関する物理量を計算し、
時系列的に計算された前記物理量同士を比較し、その変化、変化率およびばらつきが所定閾値より小さい場合に前記粒子線の照射の終了を判定する、
請求項8記載の測定システム。 - 前記連続分布推定部は、
ベイズ統計にもとづく回帰分析により、前記測定対象粒子の単位時間当たりの計測確率の連続的な空間分布を決定づけるパラメータについての確率分布を推定し、当該確率分布の期待値をもって前記連続する確率密度分布とみなし、
前記統計的検定判定部は、
前記確率密度分布のばらつきを計算し、
前記ばらつきから指標を求め、
前記指標が所定条件を満足する場合に前記粒子線の照射の終了を判定する、
請求項8記載の測定システム。 - 前記連続分布推定部は、
時系列的な前記密度分布データについて、いくつかを評価用のデータ、残りを連続分布推定用のデータとして、各密度分布データが1度ずつ評価用のデータとして用いられるように組み合わせを作成し、
前記連続分布推定用のデータにより前記確率密度分布を推定し、
前記統計的検定判定部は、
前記評価用のデータを用いて推定した前記確率密度分布の予測精度を計算し、
前記予測精度が所定閾値より大きい場合に前記粒子線の照射の終了を判定する、
請求項8記載の測定システム。
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