JP6923682B2 - 顔画像の処理方法および装置、電子機器ならびに記憶媒体 - Google Patents

顔画像の処理方法および装置、電子機器ならびに記憶媒体 Download PDF

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Description

(関連出願の相互参照)
本願は2018年9月28日に出願された、出願番号201811141270.9の中国特許出願に基づいて提出され、該中国特許出願の優先権を主張し、その開示の全てが参照によって本願に組み込まれる。
本開示はコンピュータビジョンの技術分野に関し、特に顔画像の処理方法および装置、電子機器ならびに記憶媒体に関する。
ふっくらとしたサブマラートライアングル(submalar triangle)は顔の輪郭を柔らかくし、突出した頬骨の輪郭を滑らかにし、笑う時により親和力を身に付けることができる。顔画像におけるサブマラートライアングルを自然にふっくらとさせるために、どのように顔画像に対してサブマラートライアングルを正確に充填するかは、早急な解決の待たれた問題である。
本開示の実施例は顔画像処理の技術的解決手段を提供する。
本開示の実施例の第一態様によれば、顔画像における顔キーポイントおよび顔回転角度を取得することと、前記顔キーポイントおよび前記顔回転角度に基づき、前記顔画像におけるサブマラートライアングルの中心を特定することと、前記顔キーポイントおよび前記サブマラートライアングルの中心に基づき、前記顔画像におけるサブマラートライアングル領域を特定することと、前記サブマラートライアングル領域に色を充填することと、を含む顔画像の処理方法が提供される。
可能な一実施形態では、前記顔キーポイントおよび前記顔回転角度に基づき、前記顔画像におけるサブマラートライアングルの中心を特定するステップは、前記顔キーポイントに対して補間処理を行い、前記顔画像におけるサブマラートライアングルの中心の推定位置を特定することと、前記顔回転角度に基づき、前記サブマラートライアングルの中心の推定位置を調整し、前記顔画像におけるサブマラートライアングルの中心を得ることと、を含む。
可能な一実施形態では、前記顔キーポイントおよび前記サブマラートライアングルの中心に基づき、前記顔画像におけるサブマラートライアングル領域を特定するステップは、前記顔キーポイントを繋ぎ、前記顔キーポイントに対応する多角形を得ることと、前記多角形内の前記サブマラートライアングルの中心を円心とした最大の円を前記顔画像におけるサブマラートライアングルの外輪郭円として特定することと、前記サブマラートライアングルの外輪郭円に基づき、前記顔画像におけるサブマラートライアングル領域を特定することと、を含む。
可能な一実施形態では、前記サブマラートライアングルの外輪郭円に基づき、前記顔画像におけるサブマラートライアングル領域を特定するステップは、前記顔画像における顔輪郭線を用いて前記サブマラートライアングルの外輪郭円を調整し、前記顔画像におけるサブマラートライアングル領域を得ることを含む。
可能な一実施形態では、前記顔画像における顔輪郭線を用いて前記サブマラートライアングルの外輪郭円を調整し、前記顔画像におけるサブマラートライアングル領域を得るステップは、前記顔画像における顔輪郭線に対してサンプリングし、前記顔輪郭線におけるサンプリングポイントを得ることと、前記サブマラートライアングルの外輪郭円に対してサンプリングし、前記サブマラートライアングルの外輪郭円におけるサンプリングポイントを得ることと、前記顔輪郭線におけるサンプリングポイントと前記サブマラートライアングルの外輪郭円におけるサンプリングポイントとに対してカーブフィッティングを行い、前記顔画像におけるサブマラートライアングル領域を得ることと、を含む。
可能な一実施形態では、前記サブマラートライアングル領域に色を充填するステップは、前記サブマラートライアングル領域における各画素に対応する、前記サブマラートライアングルの中心と前記画素との連結線に位置する第一目標画素をそれぞれ特定することと、前記各画素の値を対応する第一目標画素の値にそれぞれ更新することと、を含む。
可能な一実施形態では、前記サブマラートライアングル領域における各画素に対応する第一目標画素をそれぞれ特定するステップは、サブマラートライアングルの充填程度係数に基づき、前記サブマラートライアングル領域における各画素に対応する第一目標画素をそれぞれ特定することを含む。
可能な一実施形態では、前記サブマラートライアングル領域における各画素に対応する第一目標画素をそれぞれ特定するステップは、二次導関数が常に0より大きい下に凸関数を採用し、前記サブマラートライアングル領域における各画素に対応する第一目標画素をそれぞれ特定することを含む。
可能な一実施形態では、前記サブマラートライアングル領域に色を充填するステップは、前記顔画像における第一基準ポイントを特定することと、前記サブマラートライアングルの中心が前記第一基準ポイントに指しているベクトルを第一基準ベクトルとして特定することと、前記第一基準ベクトルに基づき、前記サブマラートライアングル領域における各画素に対応する、前記画素に指しているベクトルが前記第一基準ベクトルの方向と同じである第二目標画素をそれぞれ特定することと、前記各画素の値を対応する第二目標画素の値にそれぞれ更新することと、を含む。
可能な一実施形態では、前記第一基準ポイントと鼻先キーポイントとの距離は前記サブマラートライアングルの中心と鼻先キーポイントとの距離よりも大きい。
可能な一実施形態では、前記第一基準ベクトルに基づき、前記サブマラートライアングル領域における各画素に対応する第二目標画素をそれぞれ特定するステップは、前記サブマラートライアングルの中心と前記サブマラートライアングル領域における第一画素との間の第一距離を特定することと、サブマラートライアングルの外輪郭円の半径、前記第一距離および前記第一基準ベクトルのノルムに基づき、第一係数を特定することと、前記第一画素、前記第一係数および前記第一基準ベクトルに基づき、前記第一画素に対応する第二目標画素を特定することと、を含む。
可能な一実施形態では、サブマラートライアングルの外輪郭円の半径、前記第一距離および前記基準ベクトルのノルムに基づき、第一係数を特定するステップは、前記サブマラートライアングルの外輪郭円の半径の二乗と前記第一距離の二乗との第一の差を計算することと、前記第一の差を前記第一基準ベクトルのノルムの二乗と加算し、第一の和を得ることと、前記第一の差と前記第一の和との比を計算し、前記第一係数を得ることと、を含む。
可能な一実施形態では、前記第一画素、前記第一係数および前記第一基準ベクトルに基づき、前記第一画素に対応する第二目標画素を特定するステップは、第一基準画素が前記第一画素に指しているベクトルを、第一画素ベクトルとして特定することと、前記第一係数と前記第一基準ベクトルとの第一の積を計算することと、前記第一画素ベクトルと第一の積との差を計算し、前記第一画素に対応する第二目標画素ベクトルを得ることと、前記第一基準画素の位置、および前記第一画素に対応する第二目標画素ベクトルに基づき、前記第一画素に対応する第二目標画素を特定することと、を含む。
可能な一実施形態では、前記サブマラートライアングル領域に色を充填するステップは、前記顔画像における第二基準ポイントを特定することと、前記サブマラートライアングルの中心が前記第二基準ポイントに指しているベクトルを、第二基準ベクトルとして特定することと、前記第二基準ベクトルに基づき、前記サブマラートライアングル領域における各画素に対応する、前記画素に指しているベクトルが前記第二基準ベクトルの方向と同じである第三目標画素をそれぞれ特定することと、前記各画素の値を対応する第三目標画素の値にそれぞれ更新することと、を含む。
可能な一実施形態では、前記第二基準ポイントは前記サブマラートライアングルの中心と下瞼キーポイントとの連結線に位置する。
可能な一実施形態では、前記第二基準ベクトルに基づき、前記サブマラートライアングル領域における各画素に対応する第三目標画素をそれぞれ特定するステップは、前記サブマラートライアングルの中心と前記サブマラートライアングル領域における第二画素との間の第二距離を特定することと、サブマラートライアングルの外輪郭円の半径、前記第二距離および前記第二基準ベクトルのノルムに基づき、第二係数を特定することと、前記第二画素、前記第二係数および前記第二基準ベクトルに基づき、前記第二画素に対応する第三目標画素を特定することと、を含む。
可能な一実施形態では、サブマラートライアングルの外輪郭円の半径、前記第二距離および前記第二基準ベクトルのノルムに基づき、第二係数を特定するステップは、前記サブマラートライアングルの外輪郭円の半径の二乗と前記第二距離の二乗との第二の差を計算することと、前記第二の差を前記第二基準ベクトルのノルムの二乗と加算し、第二の和を得ることと、前記第二の差と前記第二の和との比を計算し、前記第二係数を得ることと、を含む。
可能な一実施形態では、前記第二画素、前記第二係数および前記第二基準ベクトルに基づき、前記第二画素に対応する第三目標画素を特定するステップは、第二基準画素が前記第二画素に指しているベクトルを、第二画素ベクトルとして特定することと、前記第二係数と前記第二基準ベクトルとの第二の積を計算することと、前記第二画素ベクトルと第二の積との差を計算し、前記第二画素に対応する第三目標画素ベクトルを得ることと、前記第二基準画素の位置、および前記第二画素に対応する第三目標画素ベクトルに基づき、前記第二画素に対応する第三目標画素を特定することと、を含む。
可能な一実施形態では、前記サブマラートライアングル領域に色を充填するステップは、前記サブマラートライアングル領域における各画素に対応する、前記サブマラートライアングルの中心と前記画素との連結線に位置する第一目標画素をそれぞれ特定することと、前記各画素の値を対応する第一目標画素の値にそれぞれ更新することと、その鼻先キーポイントとの距離が前記サブマラートライアングルの中心と鼻先キーポイントとの距離よりも大きい前記顔画像における第一基準ポイントを特定することと、前記サブマラートライアングルの中心が前記第一基準ポイントに指しているベクトルを第一基準ベクトルとして特定することと、前記第一基準ベクトルに基づき、前記サブマラートライアングル領域における各画素に対応する、前記画素に指しているベクトルが前記第一基準ベクトルの方向と同じである第二目標画素をそれぞれ特定することと、前記各画素の値を対応する第二目標画素の値にそれぞれ更新することと、前記サブマラートライアングルの中心と下瞼キーポイントとの連結線に位置する前記顔画像における第二基準ポイントを特定することと、前記サブマラートライアングルの中心が前記第二基準ポイントに指しているベクトルを、第二基準ベクトルとして特定することと、前記第二基準ベクトルに基づき、前記サブマラートライアングル領域における各画素に対応する、前記画素に指しているベクトルが前記第二基準ベクトルの方向と同じである第三目標画素をそれぞれ特定することと、前記各画素の値を対応する第三目標画素の値にそれぞれ更新することと、を含む。
本開示の実施例の第二態様によれば、
顔画像における顔キーポイントおよび顔回転角度を取得するように構成される取得モジュールと、
前記顔キーポイントおよび前記顔回転角度に基づき、前記顔画像におけるサブマラートライアングルの中心を特定するように構成される第一特定モジュールと、
前記顔キーポイントおよび前記サブマラートライアングルの中心に基づき、前記顔画像におけるサブマラートライアングル領域を特定するように構成される第二特定モジュールと、
前記サブマラートライアングル領域に色を充填するように構成される充填モジュールと、を含む顔画像の処理装置が提供される。
可能な一実施形態では、前記第一特定モジュールは、
前記顔キーポイントに対して補間処理を行い、前記顔画像におけるサブマラートライアングルの中心の推定位置を特定するように構成される第一特定サブモジュールと、
前記顔回転角度に基づき、前記サブマラートライアングルの中心の推定位置を調整し、前記顔画像におけるサブマラートライアングルの中心を得るように構成される調整サブモジュールと、を含む。
可能な一実施形態では、前記第二特定モジュールは、
前記顔キーポイントを繋ぎ、前記顔キーポイントに対応する多角形を得るように構成される連結サブモジュールと、
前記多角形内の前記サブマラートライアングルの中心を円心とした最大の円を前記顔画像におけるサブマラートライアングルの外輪郭円として特定するように構成される第二特定サブモジュールと、
前記サブマラートライアングルの外輪郭円に基づき、前記顔画像におけるサブマラートライアングル領域を特定するように構成される第三特定サブモジュールと、を含む。
可能な一実施形態では、前記第三特定サブモジュールは、
前記顔画像における顔輪郭線を用いて前記サブマラートライアングルの外輪郭円を調整し、前記顔画像におけるサブマラートライアングル領域を得るように構成される。
可能な一実施形態では、前記第三特定サブモジュールは、
前記顔画像における顔輪郭線に対してサンプリングし、前記顔輪郭線におけるサンプリングポイントを得るように構成される第一サンプリングユニットと、
前記サブマラートライアングルの外輪郭円に対してサンプリングし、前記サブマラートライアングルの外輪郭円におけるサンプリングポイントを得るように構成される第二サンプリングユニットと、
前記顔輪郭線におけるサンプリングポイントと前記サブマラートライアングルの外輪郭円におけるサンプリングポイントとに対してカーブフィッティングを行い、前記顔画像におけるサブマラートライアングル領域を得るように構成されるカーブフィッティングユニットと、を含む。
可能な一実施形態では、前記充填モジュールは、
前記サブマラートライアングル領域における各画素に対応する、前記サブマラートライアングルの中心と前記画素との連結線に位置する第一目標画素をそれぞれ特定するように構成される第四特定サブモジュールと、
前記各画素の値を対応する第一目標画素の値にそれぞれ更新するように構成される第一更新サブモジュールと、を含む。
可能な一実施形態では、前記第四特定サブモジュールは、
サブマラートライアングルの充填程度係数に基づき、前記サブマラートライアングル領域における各画素に対応する第一目標画素をそれぞれ特定するように構成される。
可能な一実施形態では、前記第四特定サブモジュールは、
二次導関数が常に0より大きい下に凸関数を採用し、前記サブマラートライアングル領域における各画素に対応する第一目標画素をそれぞれ特定するように構成される。
可能な一実施形態では、前記充填モジュールは、
前記顔画像における第一基準ポイントを特定するように構成される第五特定サブモジュールと、
前記サブマラートライアングルの中心が前記第一基準ポイントに指しているベクトルを第一基準ベクトルとして特定するように構成される第六特定サブモジュールと、
前記第一基準ベクトルに基づき、前記サブマラートライアングル領域における各画素に対応する、前記画素に指しているベクトルが前記第一基準ベクトルの方向と同じである第二目標画素をそれぞれ特定するように構成される第七特定サブモジュールと、
前記各画素の値を対応する第二目標画素の値にそれぞれ更新するように構成される第二更新サブモジュールと、を含む。
可能な一実施形態では、前記第一基準ポイントと鼻先キーポイントとの距離は前記サブマラートライアングルの中心と鼻先キーポイントとの距離よりも大きい。
可能な一実施形態では、前記第七特定サブモジュールは、
前記サブマラートライアングルの中心と前記サブマラートライアングル領域における第一画素との間の第一距離を特定するように構成される第一特定ユニットと、
サブマラートライアングルの外輪郭円の半径、前記第一距離および前記第一基準ベクトルのノルムに基づき、第一係数を特定するように構成される第二特定ユニットと、
前記第一画素、前記第一係数および前記第一基準ベクトルに基づき、前記第一画素に対応する第二目標画素を特定するように構成される第三特定ユニットと、を含む。
可能な一実施形態では、前記第二特定ユニットは、
前記サブマラートライアングルの外輪郭円の半径の二乗と前記第一距離の二乗との第一の差を計算するように構成される第一計算サブユニットと、
前記第一の差を前記第一基準ベクトルのノルムの二乗と加算し、第一の和を得るように構成される第二計算サブユニットと、
前記第一の差と前記第一の和との比を計算し、前記第一係数を得るように構成される第三計算サブユニットと、を含む。
可能な一実施形態では、前記第三特定ユニットは、
第一基準画素が前記第一画素に指しているベクトルを、第一画素ベクトルとして特定するように構成される第一特定サブユニットと、
前記第一係数と前記第一基準ベクトルとの第一の積を計算するように構成される第四計算サブユニットと、
前記第一画素ベクトルと第一の積との差を計算し、前記第一画素に対応する第二目標画素ベクトルを得るように構成される第五計算サブユニットと、
前記第一基準画素の位置、および前記第一画素に対応する第二目標画素ベクトルに基づき、前記第一画素に対応する第二目標画素を特定するように構成される第二特定サブユニットと、を含む。
可能な一実施形態では、前記充填モジュールは、
前記顔画像における第二基準ポイントを特定するように構成される第八特定サブモジュールと、
前記サブマラートライアングルの中心が前記第二基準ポイントに指しているベクトルを、第二基準ベクトルとして特定するように構成される第九特定サブモジュールと、
前記第二基準ベクトルに基づき、前記サブマラートライアングル領域における各画素に対応する、前記画素に指しているベクトルが前記第二基準ベクトルの方向と同じである第三目標画素をそれぞれ特定するように構成される第十特定サブモジュールと;
前記各画素の値を対応する第三目標画素の値にそれぞれ更新するように構成される第三更新サブモジュールと、を含む。
可能な一実施形態では、前記第二基準ポイントは前記サブマラートライアングルの中心と下瞼キーポイントとの連結線に位置する。
可能な一実施形態では、前記第十特定サブモジュールは、
前記サブマラートライアングルの中心と前記サブマラートライアングル領域における第二画素との間の第二距離を特定するように構成される第四特定ユニットと、
サブマラートライアングルの外輪郭円の半径、前記第二距離および前記第二基準ベクトルのノルムに基づき、第二係数を特定するように構成される第五特定ユニットと、
前記第二画素、前記第二係数および前記第二基準ベクトルに基づき、前記第二画素に対応する第三目標画素を特定するように構成される第六特定ユニットと、を含む。
可能な一実施形態では、前記第五特定ユニットは、
前記サブマラートライアングルの外輪郭円の半径の二乗と前記第二距離の二乗との第二の差を計算するように構成される第六計算サブユニットと、
前記第二の差を前記第二基準ベクトルのノルムの二乗と加算し、第二の和を得るように構成される第七計算サブユニットと、
前記第二の差と前記第二の和との比を計算し、前記第二係数を得るように構成される第八計算サブユニットと、を含む。
可能な一実施形態では、前記第六特定ユニットは、
第二基準画素が前記第二画素に指しているベクトルを、第二画素ベクトルとして特定するように構成される第三特定サブユニットと、
前記第二係数と前記第二基準ベクトルとの第二の積を計算するように構成される第九計算サブユニットと、
前記第二画素ベクトルと第二の積との差を計算し、前記第二画素に対応する第三目標画素ベクトルを得るように構成される第十計算サブユニットと、
前記第二基準画素の位置、および前記第二画素に対応する第三目標画素ベクトルに基づき、前記第二画素に対応する第三目標画素を特定するように構成される第四特定サブユニットと、を含む。
可能な一実施形態では、前記充填モジュールは、
前記サブマラートライアングル領域における各画素に対応する、前記サブマラートライアングルの中心と前記画素との連結線に位置する第一目標画素をそれぞれ特定するように構成される第四特定サブモジュールと、
前記各画素の値を対応する第一目標画素の値にそれぞれ更新するように構成される第一更新サブモジュールと、
その鼻先キーポイントとの距離が前記サブマラートライアングルの中心と鼻先キーポイントとの距離よりも大きい前記顔画像における第一基準ポイントを特定するように構成される第五特定サブモジュールと、
前記サブマラートライアングルの中心が前記第一基準ポイントに指しているベクトルを第一基準ベクトルとして特定するように構成される第六特定サブモジュールと、
前記第一基準ベクトルに基づき、前記サブマラートライアングル領域における各画素に対応する、前記画素に指しているベクトルが前記第一基準ベクトルの方向と同じである第二目標画素をそれぞれ特定するように構成される第七特定サブモジュールと、
前記各画素の値を対応する第二目標画素の値にそれぞれ更新するように構成される第二更新サブモジュールと、
前記サブマラートライアングルの中心と下瞼キーポイントとの連結線に位置する前記顔画像における第二基準ポイントを特定するように構成される第八特定サブモジュールと、
前記サブマラートライアングルの中心が前記第二基準ポイントに指しているベクトルを、第二基準ベクトルとして特定するように構成される第九特定サブモジュールと、
前記第二基準ベクトルに基づき、前記サブマラートライアングル領域における各画素に対応する、前記画素に指しているベクトルが前記第二基準ベクトルの方向と同じである第三目標画素をそれぞれ特定するように構成される第十特定サブモジュールと、
前記各画素の値を対応する第三目標画素の値にそれぞれ更新するように構成される第三更新サブモジュールと、を含む。
本開示の実施例の第三態様によれば、プロセッサおよびプロセッサ実行可能命令を記憶するためのメモリを含む電子機器であって、
前記プロセッサは前記コンピュータプログラムを実行する時、上記顔画像の処理方法を実行するために用いられる電子機器が提供される。
本開示の実施例の第四態様によれば、プロセッサに実行される時に上記顔画像の処理方法を実現するコンピュータプログラム命令が記憶されているコンピュータ読み取り可能記憶媒体が提供される。
本開示の実施例では、顔画像における顔キーポイントおよび顔回転角度を取得し、顔キーポイントおよび顔回転角度に基づき、顔画像におけるサブマラートライアングルの中心を特定し、顔キーポイントおよびサブマラートライアングルの中心に基づき、顔画像におけるサブマラートライアングル領域を特定し、そしてサブマラートライアングル領域に色を充填することで、サブマラートライアングル領域の位置を正確に特定でき、正確に位置特定したサブマラートライアングル領域に基づいてサブマラートライアングルに対して充填処理を行い、より自然な充填効果を得ることができる。
以下の図面と関連付けられた例示的な実施例に対する詳細な説明によれば、本開示の他の特徴および態様は明確になる。
本願明細書は、例えば、以下の項目も提供する。
(項目1)
顔画像における顔キーポイントおよび顔回転角度を取得することと、
前記顔キーポイントおよび前記顔回転角度に基づき、前記顔画像におけるサブマラートライアングルの中心を特定することと、
前記顔キーポイントおよび前記サブマラートライアングルの中心に基づき、前記顔画像におけるサブマラートライアングル領域を特定することと、
前記サブマラートライアングル領域に色を充填することと、を含む、顔画像の処理方法。
(項目2)
前記顔キーポイントおよび前記顔回転角度に基づき、前記顔画像におけるサブマラートライアングルの中心を特定する前記ステップは、
前記顔キーポイントに対して補間処理を行い、前記顔画像におけるサブマラートライアングルの中心の推定位置を特定することと、
前記顔回転角度に基づき、前記サブマラートライアングルの中心の推定位置を調整し、前記顔画像におけるサブマラートライアングルの中心を得ることと、を含む、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記顔キーポイントおよび前記サブマラートライアングルの中心に基づき、前記顔画像におけるサブマラートライアングル領域を特定する前記ステップは、
前記顔キーポイントを繋ぎ、前記顔キーポイントに対応する多角形を得ることと、
前記多角形内の前記サブマラートライアングルの中心を円心とした最大の円を前記顔画像におけるサブマラートライアングルの外輪郭円として特定することと、
前記サブマラートライアングルの外輪郭円に基づき、前記顔画像におけるサブマラートライアングル領域を特定することと、を含む、項目1または2に記載の方法。
(項目4)
前記サブマラートライアングルの外輪郭円に基づき、前記顔画像におけるサブマラートライアングル領域を特定する前記ステップは、
前記顔画像における顔輪郭線を用いて前記サブマラートライアングルの外輪郭円を調整し、前記顔画像におけるサブマラートライアングル領域を得ることを含む、項目3に記載の方法。
(項目5)
前記顔画像における顔輪郭線を用いて前記サブマラートライアングルの外輪郭円を調整し、前記顔画像におけるサブマラートライアングル領域を得る前記ステップは、
前記顔画像における顔輪郭線に対してサンプリングし、前記顔輪郭線におけるサンプリングポイントを得ることと、
前記サブマラートライアングルの外輪郭円に対してサンプリングし、前記サブマラートライアングルの外輪郭円におけるサンプリングポイントを得ることと、
前記顔輪郭線におけるサンプリングポイントと前記サブマラートライアングルの外輪郭円におけるサンプリングポイントとに対してカーブフィッティングを行い、前記顔画像におけるサブマラートライアングル領域を得ることと、を含む、項目4に記載の方法。
(項目6)
前記サブマラートライアングル領域に色を充填する前記ステップは、
前記サブマラートライアングル領域における各画素に対応する第一目標画素をそれぞれ特定することであって、前記画素に対応する第一目標画素が、前記サブマラートライアングルの中心と前記画素との連結線に位置する、ことと、
前記各画素の値を対応する第一目標画素の値にそれぞれ更新することと、を含む、項目1から5のいずれか一項に記載の方法。
(項目7)
前記サブマラートライアングル領域における各画素に対応する第一目標画素をそれぞれ特定する前記ステップは、
サブマラートライアングルの充填程度係数に基づき、前記サブマラートライアングル領域における各画素に対応する第一目標画素をそれぞれ特定することを含む、項目6に記載の方法。
(項目8)
前記サブマラートライアングル領域における各画素に対応する第一目標画素をそれぞれ特定する前記ステップは、
二次導関数が常に0より大きい下に凸関数を採用して、前記サブマラートライアングル領域における各画素に対応する第一目標画素をそれぞれ特定することを含む、項目6または7に記載の方法。
(項目9)
前記サブマラートライアングル領域に色を充填する前記ステップは、
前記顔画像における第一基準ポイントを特定することと、
前記サブマラートライアングルの中心が前記第一基準ポイントに指しているベクトルを第一基準ベクトルとして特定することと、
前記第一基準ベクトルに基づき、前記サブマラートライアングル領域における各画素に対応する第二目標画素をそれぞれ特定することであって、前記画素に対応する第二目標画素が前記画素に指しているベクトルが、前記第一基準ベクトルの方向と同じである、ことと、
前記各画素の値を対応する第二目標画素の値にそれぞれ更新することと、を含む、項目1から8のいずれか一項に記載の方法。
(項目10)
前記第一基準ポイントと鼻先キーポイントとの距離は前記サブマラートライアングルの中心と鼻先キーポイントとの距離よりも大きい、項目9に記載の方法。
(項目11)
前記第一基準ベクトルに基づき、前記サブマラートライアングル領域における各画素に対応する第二目標画素をそれぞれ特定する前記ステップは、
前記サブマラートライアングルの中心と前記サブマラートライアングル領域における第一画素との間の第一距離を特定することと、
サブマラートライアングルの外輪郭円の半径、前記第一距離および前記第一基準ベクトルのノルムに基づき、第一係数を特定することと、
前記第一画素、前記第一係数および前記第一基準ベクトルに基づき、前記第一画素に対応する第二目標画素を特定することと、を含む、項目9または10に記載の方法。
(項目12)
サブマラートライアングルの外輪郭円の半径、前記第一距離および前記基準ベクトルのノルムに基づき、第一係数を特定する前記ステップは、
前記サブマラートライアングルの外輪郭円の半径の二乗と前記第一距離の二乗との第一の差を計算することと、
前記第一の差を前記第一基準ベクトルのノルムの二乗と加算し、第一の和を得ることと、
前記第一の差と前記第一の和との比を計算し、前記第一係数を得ることと、を含む、項目11に記載の方法。
(項目13)
前記第一画素、前記第一係数および前記第一基準ベクトルに基づき、前記第一画素に対応する第二目標画素を特定する前記ステップは、
第一基準画素が前記第一画素に指しているベクトルを、第一画素ベクトルとして特定することと、
前記第一係数と前記第一基準ベクトルとの第一の積を計算することと、
前記第一画素ベクトルと第一の積との差を計算し、前記第一画素に対応する第二目標画素ベクトルを得ることと、
前記第一基準画素の位置、および前記第一画素に対応する第二目標画素ベクトルに基づき、前記第一画素に対応する第二目標画素を特定することと、を含む、項目11または12に記載の方法。
(項目14)
前記サブマラートライアングル領域に色を充填する前記ステップは、
前記顔画像における第二基準ポイントを特定することと、
前記サブマラートライアングルの中心が前記第二基準ポイントに指しているベクトルを、第二基準ベクトルとして特定することと、
前記第二基準ベクトルに基づき、前記サブマラートライアングル領域における各画素に対応する第三目標画素をそれぞれ特定することであって、前記画素に対応する第三目標画素が前記画素に指しているベクトルが、前記第二基準ベクトルの方向と同じである、ことと、
前記各画素の値を対応する第三目標画素の値にそれぞれ更新することと、を含む、項目1から13のいずれか一項に記載の方法。
(項目15)
前記第二基準ポイントは前記サブマラートライアングルの中心と下瞼キーポイントとの連結線に位置する、項目14に記載の方法。
(項目16)
前記第二基準ベクトルに基づき、前記サブマラートライアングル領域における各画素に対応する第三目標画素をそれぞれ特定する前記ステップは、
前記サブマラートライアングルの中心と前記サブマラートライアングル領域における第二画素との間の第二距離を特定することと、
サブマラートライアングルの外輪郭円の半径、前記第二距離および前記第二基準ベクトルのノルムに基づき、第二係数を特定することと、
前記第二画素、前記第二係数および前記第二基準ベクトルに基づき、前記第二画素に対応する第三目標画素を特定することと、を含む、項目14または15に記載の方法。
(項目17)
サブマラートライアングルの外輪郭円の半径、前記第二距離および前記第二基準ベクトルのノルムに基づき、第二係数を特定する前記ステップは、
前記サブマラートライアングルの外輪郭円の半径の二乗と前記第二距離の二乗との第二の差を計算することと、
前記第二の差を前記第二基準ベクトルのノルムの二乗と加算し、第二の和を得ることと、
前記第二の差と前記第二の和との比を計算し、前記第二係数を得ることと、を含む、項目16に記載の方法。
(項目18)
前記第二画素、前記第二係数および前記第二基準ベクトルに基づき、前記第二画素に対応する第三目標画素を特定する前記ステップは、
第二基準画素が前記第二画素に指しているベクトルを、第二画素ベクトルとして特定することと、
前記第二係数と前記第二基準ベクトルとの第二の積を計算することと、
前記第二画素ベクトルと第二の積との差を計算し、前記第二画素に対応する第三目標画素ベクトルを得ることと、
前記第二基準画素の位置、および前記第二画素に対応する第三目標画素ベクトルに基づき、前記第二画素に対応する第三目標画素を特定することと、を含む、項目16または17に記載の方法。
(項目19)
前記サブマラートライアングル領域に色を充填する前記ステップは、
前記サブマラートライアングル領域における各画素に対応する第一目標画素をそれぞれ特定することであって、前記画素に対応する第一目標画素が、前記サブマラートライアングルの中心と前記画素との連結線に位置する、ことと、
前記各画素の値を対応する第一目標画素の値にそれぞれ更新することと、
前記顔画像における第一基準ポイントを特定することであって、前記第一基準ポイントと鼻先キーポイントとの距離が前記サブマラートライアングルの中心と鼻先キーポイントとの距離よりも大きい、ことと、
前記サブマラートライアングルの中心が前記第一基準ポイントに指しているベクトルを第一基準ベクトルとして特定することと、
前記第一基準ベクトルに基づき、前記サブマラートライアングル領域における各画素に対応する第二目標画素をそれぞれ特定することであって、前記画素に対応する第二目標画素が前記画素に指しているベクトルが、前記第一基準ベクトルの方向と同じである、ことと、
前記各画素の値を対応する第二目標画素の値にそれぞれ更新することと、
前記サブマラートライアングルの中心と下瞼キーポイントとの連結線に位置する前記顔画像における第二基準ポイントを特定することと、
前記サブマラートライアングルの中心が前記第二基準ポイントに指しているベクトルを、第二基準ベクトルとして特定することと、
前記第二基準ベクトルに基づき、前記サブマラートライアングル領域における各画素に対応する第三目標画素をそれぞれ特定することであって、前記画素に対応する第三目標画素が前記画素に指しているベクトルが、前記第二基準ベクトルの方向と同じである、ことと
前記各画素の値を対応する第三目標画素の値にそれぞれ更新することと、を含む、項目1から5のいずれか一項に記載の方法。
(項目20)
顔画像における顔キーポイントおよび顔回転角度を取得するように構成される取得モジュールと、
前記顔キーポイントおよび前記顔回転角度に基づき、前記顔画像におけるサブマラートライアングルの中心を特定するように構成される第一特定モジュールと、
前記顔キーポイントおよび前記サブマラートライアングルの中心に基づき、前記顔画像におけるサブマラートライアングル領域を特定するように構成される第二特定モジュールと、
前記サブマラートライアングル領域に色を充填するように構成される充填モジュールと、を含む、顔画像の処理装置。
(項目21)
前記第一特定モジュールは、
前記顔キーポイントに対して補間処理を行い、前記顔画像におけるサブマラートライアングルの中心の推定位置を特定するように構成される第一特定サブモジュールと、
前記顔回転角度に基づき、前記サブマラートライアングルの中心の推定位置を調整し、前記顔画像におけるサブマラートライアングルの中心を得るように構成される調整サブモジュールと、を含む、項目20に記載の装置。
(項目22)
前記第二特定モジュールは、
前記顔キーポイントを繋ぎ、前記顔キーポイントに対応する多角形を得るように構成される連結サブモジュールと、
前記多角形内の前記サブマラートライアングルの中心を円心とした最大の円を前記顔画像におけるサブマラートライアングルの外輪郭円として特定するように構成される第二特定サブモジュールと、
前記サブマラートライアングルの外輪郭円に基づき、前記顔画像におけるサブマラートライアングル領域を特定するように構成される第三特定サブモジュールと、を含む、項目20または21に記載の装置。
(項目23)
前記第三特定サブモジュールは、
前記顔画像における顔輪郭線を用いて前記サブマラートライアングルの外輪郭円を調整し、前記顔画像におけるサブマラートライアングル領域を得るように構成される、項目22に記載の装置。
(項目24)
前記第三特定サブモジュールは、
前記顔画像における顔輪郭線に対してサンプリングし、前記顔輪郭線におけるサンプリングポイントを得るように構成される第一サンプリングユニットと、
前記サブマラートライアングルの外輪郭円に対してサンプリングし、前記サブマラートライアングルの外輪郭円におけるサンプリングポイントを得るように構成される第二サンプリングユニットと、
前記顔輪郭線におけるサンプリングポイントと前記サブマラートライアングルの外輪郭円におけるサンプリングポイントとに対してカーブフィッティングを行い、前記顔画像におけるサブマラートライアングル領域を得るように構成されるカーブフィッティングユニットと、を含む、項目23に記載の装置。
(項目25)
前記充填モジュールは、
前記サブマラートライアングル領域における各画素に対応する第一目標画素をそれぞれ特定するように構成される第四特定サブモジュールであって、前記画素に対応する第一目標画素が、前記サブマラートライアングルの中心と前記画素との連結線に位置する、第四特定サブモジュールと、
前記各画素の値を対応する第一目標画素の値にそれぞれ更新するように構成される第一更新サブモジュールと、を含む、項目20から24のいずれか一項に記載の装置。
(項目26)
前記第四特定サブモジュールは、
サブマラートライアングルの充填程度係数に基づき、前記サブマラートライアングル領域における各画素に対応する第一目標画素をそれぞれ特定するように構成される、項目25に記載の装置。
(項目27)
前記第四特定サブモジュールは、
二次導関数が常に0より大きい下に凸関数を採用し、前記サブマラートライアングル領域における各画素に対応する第一目標画素をそれぞれ特定するように構成される、項目25または26に記載の装置。
(項目28)
前記充填モジュールは、
前記顔画像における第一基準ポイントを特定するように構成される第五特定サブモジュールと、
前記サブマラートライアングルの中心が前記第一基準ポイントに指しているベクトルを第一基準ベクトルとして特定するように構成される第六特定サブモジュールと、
前記第一基準ベクトルに基づき、前記サブマラートライアングル領域における各画素に対応する第二目標画素をそれぞれ特定するように構成される第七特定サブモジュールであって、前記画素に対応する第二目標画素が前記画素に指しているベクトルが、前記第一基準ベクトルの方向と同じである、第七特定サブモジュールと、
前記各画素の値を対応する第二目標画素の値にそれぞれ更新するように構成される第二更新サブモジュールと、を含む、項目20から27のいずれか一項に記載の装置。
(項目29)
前記第一基準ポイントと鼻先キーポイントとの距離は前記サブマラートライアングルの中心と鼻先キーポイントとの距離よりも大きい、項目28に記載の装置。
(項目30)
前記第七特定サブモジュールは、
前記サブマラートライアングルの中心と前記サブマラートライアングル領域における第一画素との間の第一距離を特定するように構成される第一特定ユニットと、
サブマラートライアングルの外輪郭円の半径、前記第一距離および前記第一基準ベクトルのノルムに基づき、第一係数を特定するように構成される第二特定ユニットと、
前記第一画素、前記第一係数および前記第一基準ベクトルに基づき、前記第一画素に対応する第二目標画素を特定するように構成される第三特定ユニットと、を含む、項目28または29に記載の装置。
(項目31)
前記第二特定ユニットは、
前記サブマラートライアングルの外輪郭円の半径の二乗と前記第一距離の二乗との第一の差を計算するように構成される第一計算サブユニットと、
前記第一の差を前記第一基準ベクトルのノルムの二乗と加算し、第一の和を得るように構成される第二計算サブユニットと、
前記第一の差と前記第一の和との比を計算し、前記第一係数を得るように構成される第三計算サブユニットと、を含む、項目30に記載の装置。
(項目32)
前記第三特定ユニットは、
第一基準画素が前記第一画素に指しているベクトルを、第一画素ベクトルとして特定するように構成される第一特定サブユニットと、
前記第一係数と前記第一基準ベクトルとの第一の積を計算するように構成される第四計算サブユニットと、
前記第一画素ベクトルと第一の積との差を計算し、前記第一画素に対応する第二目標画素ベクトルを得るように構成される第五計算サブユニットと、
前記第一基準画素の位置、および前記第一画素に対応する第二目標画素ベクトルに基づき、前記第一画素に対応する第二目標画素を特定するように構成される第二特定サブユニットと、を含む、項目30または31に記載の装置。
(項目33)
前記充填モジュールは、
前記顔画像における第二基準ポイントを特定するように構成される第八特定サブモジュールと、
前記サブマラートライアングルの中心が前記第二基準ポイントに指しているベクトルを、第二基準ベクトルとして特定するように構成される第九特定サブモジュールと、
前記第二基準ベクトルに基づき、前記サブマラートライアングル領域における各画素に対応する第三目標画素をそれぞれ特定するように構成される第十特定サブモジュールであって、前記画素に対応する第三目標画素が前記画素に指しているベクトルが、前記第二基準ベクトルの方向と同じである、第十特定サブモジュールと、
前記各画素の値を対応する第三目標画素の値にそれぞれ更新するように構成される第三更新サブモジュールと、を含む、項目20から32のいずれか一項に記載の装置。
(項目34)
前記第二基準ポイントは前記サブマラートライアングルの中心と下瞼キーポイントとの連結線に位置する、項目33に記載の装置。
(項目35)
前記第十特定サブモジュールは、
前記サブマラートライアングルの中心と前記サブマラートライアングル領域における第二画素との間の第二距離を特定するように構成される第四特定ユニットと、
サブマラートライアングルの外輪郭円の半径、前記第二距離および前記第二基準ベクトルのノルムに基づき、第二係数を特定するように構成される第五特定ユニットと、
前記第二画素、前記第二係数および前記第二基準ベクトルに基づき、前記第二画素に対応する第三目標画素を特定するように構成される第六特定ユニットと、を含む、項目33または34に記載の装置。
(項目36)
前記第五特定ユニットは、
前記サブマラートライアングルの外輪郭円の半径の二乗と前記第二距離の二乗との第二の差を計算するように構成される第六計算サブユニットと、
前記第二の差を前記第二基準ベクトルのノルムの二乗と加算し、第二の和を得るように構成される第七計算サブユニットと、
前記第二の差と前記第二の和との比を計算し、前記第二係数を得るように構成される第八計算サブユニットと、を含む、項目35に記載の装置。
(項目37)
前記第六特定ユニットは、
第二基準画素が前記第二画素に指しているベクトルを、第二画素ベクトルとして特定するように構成される第三特定サブユニットと、
前記第二係数と前記第二基準ベクトルとの第二の積を計算するように構成される第九計算サブユニットと、
前記第二画素ベクトルと第二の積との差を計算し、前記第二画素に対応する第三目標画素ベクトルを得るように構成される第十計算サブユニットと、
前記第二基準画素の位置、および前記第二画素に対応する第三目標画素ベクトルに基づき、前記第二画素に対応する第三目標画素を特定するように構成される第四特定サブユニットと、を含む、項目35または36に記載の装置。
(項目38)
前記充填モジュールは、
前記サブマラートライアングル領域における各画素に対応する第一目標画素をそれぞれ特定するように構成される第四特定サブモジュールであって、前記画素に対応する第一目標画素が、前記サブマラートライアングルの中心と前記画素との連結線に位置する、第四特定サブモジュールと、
前記各画素の値を対応する第一目標画素の値にそれぞれ更新するように構成される第一更新サブモジュールと、
前記顔画像における第一基準ポイントを特定するように構成される第五特定サブモジュールであって、前記第一基準ポイントと鼻先キーポイントとの距離が前記サブマラートライアングルの中心と鼻先キーポイントとの距離よりも大きい、第五特定サブモジュールと、
前記サブマラートライアングルの中心が前記第一基準ポイントに指しているベクトルを第一基準ベクトルとして特定するように構成される第六特定サブモジュールと、
前記第一基準ベクトルに基づき、前記サブマラートライアングル領域における各画素に対応する第二目標画素をそれぞれ特定するように構成される第七特定サブモジュールであって、前記画素に対応する第二目標画素が前記画素に指しているベクトルが、前記第一基準ベクトルの方向と同じである、第七特定サブモジュールと、
前記各画素の値を対応する第二目標画素の値にそれぞれ更新するように構成される第二更新サブモジュールと、
前記サブマラートライアングルの中心と下瞼キーポイントとの連結線に位置する前記顔画像における第二基準ポイントを特定するように構成される第八特定サブモジュールと、
前記サブマラートライアングルの中心が前記第二基準ポイントに指しているベクトルを、第二基準ベクトルとして特定するように構成される第九特定サブモジュールと、
前記第二基準ベクトルに基づき、前記サブマラートライアングル領域における各画素に対応する第三目標画素をそれぞれ特定するように構成される第十特定サブモジュールであって、前記画素に対応する第三目標画素が前記画素に指しているベクトルが、前記第二基準ベクトルの方向と同じである、第十特定サブモジュールと、
前記各画素の値を対応する第三目標画素の値にそれぞれ更新するように構成される第三更新サブモジュールと、を含む、項目20から24のいずれか一項に記載の装置。
(項目39)
プロセッサおよびプロセッサ実行可能命令を記憶するためのメモリを含む電子機器であって、
前記プロセッサは前記コンピュータプログラムを実行する時、項目1から19のいずれか一項に記載の方法を実行するために用いられる、電子機器。
(項目40)
プロセッサに実行される時に項目1から19のいずれか一項に記載の方法を実現するコンピュータプログラム命令が記憶されている、コンピュータ読み取り可能記憶媒体。
明細書に含まれかつ明細書の一部となる図面は明細書と共に本開示の例示的な実施例、特徴および態様を示すものであり、かつ本開示の原理を解釈するために用いられる。
本開示の実施例に係る顔画像の処理方法のフローチャートを示す。 本開示の実施例に係る顔画像の処理方法における、サブマラートライアングル領域に色を充填する前の顔画像の模式図を示す。 本開示の実施例に係る顔画像の処理方法における、サブマラートライアングル領域に色を塗った後の顔画像の模式図を示す。 本開示の実施例に係る顔画像の処理方法におけるステップS12の一例示的フローチャートを示す。 本開示の実施例に係る顔画像の処理方法におけるステップS13の一例示的フローチャートを示す。 本開示の実施例に係る顔画像の処理方法におけるサブマラートライアングルの外輪郭円の模式図を示す。 本開示の実施例に係る顔画像の処理方法において該顔画像における顔の輪郭線を用いてサブマラートライアングルの外輪郭円を調整し、該顔画像におけるサブマラートライアングル領域を得る一例示的フローチャートを示す。 本開示の実施例に係る顔画像の処理方法におけるステップS14の一例示的フローチャートを示す。 本開示の実施例に係る顔画像の処理方法におけるステップS141の模式図を示す。 本開示の実施例に係る顔画像の処理方法におけるステップS14の一例示的フローチャートを示す。 本開示の実施例に係る顔画像の処理方法におけるステップS145の一例示的フローチャートを示す。 本開示の実施例に係る顔画像の処理方法におけるサブマラートライアングルの中心O、第一基準ポイントM1、第一画素P2、第一画素に対応する第二目標画素P2’およびサブマラートライアングルの外輪郭円の半径Rの模式図を示す。 本開示の実施例に係る顔画像の処理方法におけるステップS1452の一例示的フローチャートを示す。 本開示の実施例に係る顔画像の処理方法におけるステップS1453の一例示的フローチャートを示す。 本開示の実施例に係る顔画像の処理方法におけるステップS14の一例示的フローチャートを示す。 本開示の実施例に係る顔画像の処理方法におけるステップS149の一例示的なフローチャートを示す。 本開示の実施例に係る顔画像の処理方法におけるサブマラートライアングルの中心O、第二基準ポイントM2、第二画素P3、第二画素に対応する第三目標画素P3’およびサブマラートライアングルの外輪郭円の半径Rの模式図を示す。 本開示の実施例に係る顔画像の処理方法におけるステップS1492の一例示的フローチャートを示す。 本開示の実施例に係る顔画像の処理方法におけるステップS1493の一例示的フローチャートを示す。 本開示の実施例に係る顔画像の処理方法におけるステップS14の一例示的フローチャートを示す。 本開示の実施例に係る顔画像の処理装置の構成模式図を示す。 本開示の実施例に係る顔画像の処理装置の一例示的構成模式図を示す。 一例示的実施例により示された電子機器800の構成模式図である。 一例示的実施例により示された電子機器1900の構成模式図である。
以下に図面を参照しながら本開示の様々な例示的実施例、特徴および態様を詳細に説明する。図面における同じ符号は同じまたは類似する機能の要素を表す。図面において実施例の様々な態様を示したが、特に断らない限り、比例に従って図面を作る必要がない。
ここの用語「例示的」とは、「例、実施例として用いられることまたは説明的なもの」を意味する。ここで「例示的」に説明したいかなる実施例も他の実施例より優れたものと理解すべきではない。
また、本開示の実施例をより効果的に説明するために、以下の具体的な実施形態において様々な具体的詳細を示す。当業者であれば、何らかの具体的詳細がなくなるにも関わらず、本開示は同様に実施できるということを理解すべきである。いくつかの実施例では、本開示の趣旨を強調するよう、当業者に既知の方法、手段、要素および回路に対する詳細な説明を省略する。
図1は本開示の実施例に係る顔画像の処理方法のフローチャートを示す。図1に示すように、該方法はステップS11からステップS14を含む。
ステップS11で、顔画像における顔キーポイントおよび顔回転角度を取得する。
可能な一実施形態では、顔キーポイントは目キーポイント、鼻キーポイント、口キーポイント、顔キーポイントおよび顔輪郭キーポイントなどの少なくとも一つを含むことができる。
可能な一実施形態では、顔回転角度は正面顔に対する顔のヨー角を表すことができる。例えば、顔が正面顔である場合、顔回転角度は0であってもよく、顔が正面顔に対して左に振る場合、顔回転角度は振った顔と正面顔との間の夾角と同等になってもよく、顔が正面顔に対して右に振る場合、顔回転角度の絶対値は振った顔と正面顔との夾角と同等になってもよく、かつ顔回転角度は負数である。
ステップS12で、顔キーポイントおよび顔回転角度に基づき、該顔画像におけるサブマラートライアングルの中心を特定する。
可能な一実施形態では、顔キーポイントのうちの目キーポイント、鼻キーポイントおよび顔キーポイント、ならびに顔回転角度に基づき、該顔画像におけるサブマラートライアングルの中心を特定することができる。
本開示の実施例は顔キーポイントおよび顔回転角度と関連付けて顔画像におけるサブマラートライアングルの中心を特定し、特定されるサブマラートライアングルの中心の正確度を向上させ、それにより特定されるサブマラートライアングル領域の正確度を向上させることができる。
本開示の実施例では、サブマラートライアングルは笑筋(Risorius)と呼ばれてもよく、目の下2センチメートルの部位での逆三角形の組織をいい、微笑みまたは表情を作る時に顔の筋肉が押し合うことによってやや隆起し、つやつやした光沢のあるリンゴに見えることから、「サブマラートライアングル」と名付けられるものである。
ステップS13で、顔キーポイントおよびサブマラートライアングルの中心に基づき、該顔画像におけるサブマラートライアングル領域を特定する。
本開示の実施例では、サブマラートライアングルの中心および一部の顔キーポイントに基づいて顔画像におけるサブマラートライアングル領域を特定し、それによってサブマラートライアングル領域の計算量を低減することができる。
ステップS14で、サブマラートライアングル領域に色を充填する。
可能な一実施形態では、円形凸レンズ変形方法および円形液化変形方法の一方または両方を用いて、サブマラートライアングル領域に色を塗り、サブマラートライアングルをふっくらとさせてサブマラートライアングルの輪郭線を引き立てるという効果を達成することができる。
図2aは本開示の実施例に係る顔画像の処理方法における、サブマラートライアングル領域に色を充填する前の顔画像の模式図を示す。図2bは本開示の実施例に係る顔画像の処理方法における、サブマラートライアングル領域に色を塗った後の顔画像の模式図を示す。
本開示の実施例は顔画像における顔キーポイントおよび顔回転角度を取得し、顔キーポイントおよび顔回転角度に基づき、顔画像におけるサブマラートライアングルの中心を特定し、顔キーポイントおよびサブマラートライアングルの中心に基づき、顔画像におけるサブマラートライアングル領域を特定し、サブマラートライアングル領域に色を充填することで、サブマラートライアングル領域の位置を正確に特定でき、正確に位置特定したサブマラートライアングル領域に基づいてサブマラートライアングルに対して充填処理を行い、より自然な充填効果を得ることができる。
図3は本開示の実施例に係る顔画像の処理方法におけるステップS12の一例示的フローチャートを示す。図3に示すように、ステップ12はステップS121およびステップS122を含むことができる。
ステップS121で、顔キーポイントに対して補間処理を行い、該顔画像におけるサブマラートライアングルの中心の推定位置を特定する。
本開示の実施例では、サブマラートライアングルの中心は通常目の下2センチメートルから3センチメートルの位置にある。顔キーポイントに対して補間処理を行うことで、該顔画像におけるサブマラートライアングルの中心の推定位置を特定できる。例えば、目キーポイント、鼻キーポイントおよび顔キーポイントを用いて補間し、該顔画像におけるサブマラートライアングルの中心の推定位置を得ることができる。
ステップS122で、顔回転角度に基づき、サブマラートライアングルの中心の推定位置を調整し、該顔画像におけるサブマラートライアングルの中心を得る。
本開示の実施例では、顔回転角度が0である場合、サブマラートライアングルの中心の推定位置を調整することなく、サブマラートライアングルの中心の推定位置をそのまま該顔画像におけるサブマラートライアングルの中心とすることができる。顔回転角度が0でない場合、顔回転角度に基づいてサブマラートライアングルの中心の推定位置を調整し、該顔画像におけるサブマラートライアングルの中心を得る。
図4は本開示の実施例に係る顔画像の処理方法におけるステップS13の一例示的フローチャートを示す。図4に示すように、ステップ13はステップS131からステップS133を含むことができる。
ステップS131で、顔キーポイントを繋ぎ、顔キーポイントに対応する多角形を得る。
可能な一実施形態では、顔キーポイントにおける一部の顔輪郭キーポイント、一部の鼻キーポイントおよび一部の目キーポイントを互いに繋ぎ、これらの顔キーポイントに対応する多角形を得ることができる。ここで、目キーポイントは下瞼部のキーポイントであってもよい。
ステップS132で、多角形内のサブマラートライアングルの中心を円心とした最大の円を該顔画像におけるサブマラートライアングルの外輪郭円として特定する。
本開示の実施例では、サブマラートライアングルの中心を円心とし、該多角形を境界として円を描き、該顔画像におけるサブマラートライアングルの外輪郭円を得る。
図5は本開示の実施例に係る顔画像の処理方法におけるサブマラートライアングルの外輪郭円の模式図を示す。図5に示す例では、顔画像におけるサブマラートライアングルの外輪郭円はCおよびCを含む。
ステップS133で、サブマラートライアングルの外輪郭円に基づき、該顔画像におけるサブマラートライアングル領域を特定する。
可能な一実施形態では、サブマラートライアングルの外輪郭円に基づき、該顔画像におけるサブマラートライアングル領域を特定するステップは、サブマラートライアングルの外輪郭円が存在する領域を顔画像におけるサブマラートライアングル領域として特定することを含む。
別の可能な実施形態では、サブマラートライアングルの外輪郭円に基づき、該顔画像におけるサブマラートライアングル領域を特定するステップは、該顔画像における顔輪郭線を用いてサブマラートライアングルの外輪郭円を調整し、該顔画像におけるサブマラートライアングル領域を得ることを含む。該実施形態では、該顔画像における顔輪郭線を用いてサブマラートライアングルの外輪郭円を制限し、それによってサブマラートライアングル領域を顔輪郭範囲内に収めることができる。該実施形態では、目以下、口元以上の部分の顔輪郭線を用いてサブマラートライアングルの外輪郭円を調整し、該顔画像におけるサブマラートライアングル領域を得ることができる。
図6は本開示の実施例に係る顔画像の処理方法において該顔画像における顔輪郭線を用いてサブマラートライアングルの外輪郭円を調整し、該顔画像におけるサブマラートライアングル領域を得る一例示的フローチャートを示す。図6に示すように、該顔画像における顔輪郭線を用いてサブマラートライアングルの外輪郭円を調整し、該顔画像におけるサブマラートライアングル領域を得るステップは、ステップS1331からステップS1333を含むことができる。
ステップS1331で、該顔画像における顔輪郭線に対してサンプリングし、顔輪郭線におけるサンプリングポイントを得る。
可能な一実施形態では、目以下、口元以上の部分の顔輪郭線に対してサンプリングし、顔輪郭線におけるサンプリングポイントを得ることができる。
ステップS1332で、サブマラートライアングルの外輪郭円に対してサンプリングし、サブマラートライアングルの外輪郭円におけるサンプリングポイントを得る。
ステップS1333で、顔輪郭線におけるサンプリングポイントとサブマラートライアングルの外輪郭円におけるサンプリングポイントとに対してカーブフィッティングを行い、該顔画像におけるサブマラートライアングル領域を得る。
可能な一実施形態では、Catmull−Romカーブフィッティングの方法を用いて、顔輪郭線におけるサンプリングポイントとサブマラートライアングルの外輪郭円におけるサンプリングポイ域ントとのカーブフィッティングを行い、該顔画像におけるサブマラートライアングル領を得ることができる。
図7は本開示の実施例に係る顔画像の処理方法におけるステップS14の一例示的フローチャートを示す。図7に示すように、ステップS14はステップS141およびステップS142を含むことができる。
ステップS141で、サブマラートライアングル領域における各画素に対応する第一目標画素をそれぞれ特定し、画素に対応する第一目標画素がサブマラートライアングルの中心と画素との連結線に位置する。
可能な一実施形態では、サブマラートライアングル領域における各画素に対応する第一目標画素をそれぞれ特定する前記ステップは、サブマラートライアングルの充填程度係数に基づき、サブマラートライアングル領域における各画素に対応する第一目標画素をそれぞれ特定することを含む。ここで、サブマラートライアングルの充填程度係数はユーザによってカスタマイズ可能である。サブマラートライアングルの充填程度係数はサブマラートライアングルの変形程度を表す。例えば、サブマラートライアングルの充填程度係数が大きければ大きいほど、サブマラートライアングルの変形程度が大きくなり、サブマラートライアングルの充填程度係数が小さければ小さいほど、サブマラートライアングルの変形程度が小さくなる。
可能な一実施形態では、サブマラートライアングル領域における各画素に対応する第一目標画素をそれぞれ特定するステップは、二次導関数が常に0より大きい下に凸関数を採用し、サブマラートライアングル領域における各画素に対応する第一目標画素をそれぞれ特定することを含む。例えば、該関数は
Figure 0006923682
である。ここで、
Figure 0006923682
はサブマラートライアングル領域におけるある画素を表し、
Figure 0006923682
はサブマラートライアングルの中心と該画素との間の距離を表し、
Figure 0006923682
は該画素に対応する第一目標画素を表し、
Figure 0006923682
はサブマラートライアングルの中心と該第一目標画素との間の距離を表し、
Figure 0006923682
はサブマラートライアングルの充填程度係数を表す。ここで、
Figure 0006923682
の値の範囲は[0,1]とする。該関数を用いる場合、変形の範囲をサブマラートライアングル領域内に収めることができ、かつサブマラートライアングル領域内での変化が連続的になる。二次導関数が常に0より大きい下に凸関数を採用することで、サブマラートライアングル領域内の画素を半径方向に沿って外へ拡散させるという効果を達成できる。
図8は本開示の実施例に係る顔画像の処理方法におけるステップS141の模式図を示す。図8に示すように、画素Pの値を画素P’の値にすることで、画素P’を画素Pに移動させるという効果を達成できる。
ステップS142で、各画素の値を対応する第一目標画素の値にそれぞれ更新する。
図8に示す例では、画素Pの値を画素P’の値に更新し、即ち、画素P’の値を画素Pの値とする。
図7および図8に示す例は円形凸レンズ変形方法を用いてサブマラートライアングル領域内の画素点の密度分布を変え、サブマラートライアングル領域中心の画素を半径方向に沿って外へ拡散させるという変形効果を達成し、それによってサブマラートライアングルに対して充填処理を行い、サブマラートライアングルをふっくらとさせるという効果を達成する。該例での変形はサブマラートライアングル領域およびサブマラートライアングルの中心の両方によって共に制限される。
図9は本開示の実施例に係る顔画像の処理方法におけるステップS14の一例示的フローチャートを示す。図9に示すように、ステップS14はステップS143からステップS146を含むことができる。
ステップS143で、該顔画像における第一基準ポイントを特定する。
可能な一実施形態では、第一基準ポイントと鼻先キーポイントとの距離はサブマラートライアングルの中心と鼻先キーポイントとの距離よりも大きい。即ち、該実施形態では、第一基準ポイントはサブマラートライアングルの中心に比べて顔輪郭に近い。
可能な一実施形態では、第一基準ポイントがサブマラートライアングル領域外にある。例えば、サブマラートライアングルの中心と第一基準ポイントとの間の距離はサブマラートライアングルの外輪郭円の半径の
Figure 0006923682
倍である。
例えば、該顔画像における第一基準ポイントは
Figure 0006923682
である。
ステップS144で、サブマラートライアングルの中心が第一基準ポイントに指しているベクトルを第一基準ベクトルとして特定する。
例えば、サブマラートライアングルの中心が
Figure 0006923682
であり、
Figure 0006923682
が第一基準画素のサブマラートライアングルの中心に向かっているベクトルを表し、第一基準ポイントが
Figure 0006923682
であり、
Figure 0006923682
が、第一基準画素が第一基準ポイントに指しているベクトルを表すとすれば、第一基準ベクトルは
Figure 0006923682
で表すことができる。ここで、第一基準画素は座標軸の原点であってもよい。
ステップS145で、第一基準ベクトルに基づき、サブマラートライアングル領域における各画素に対応する第二目標画素をそれぞれ特定し、画素に対応する第二目標画素が該画素に指しているベクトルが、第一基準ベクトルの方向と同じである。
ステップS146で、各画素の値を対応する第二目標画素の値にそれぞれ更新する。
例えば、サブマラートライアングル領域における画素
Figure 0006923682
に対応する第二目標画素が画素
Figure 0006923682
であれば、画素
Figure 0006923682
の値を画素
Figure 0006923682
の値に更新、即ち画素
Figure 0006923682
の値を画素
Figure 0006923682
の値とすることができる。
図9に示す例は円形液化変形の方法によってサブマラートライアングル領域内の画素点の密度分布を変え、サブマラートライアングル領域内の画素を統一の方向に沿って拡散させるという効果を達成し、それによってサブマラートライアングルに対して充填処理を行い、サブマラートライアングルの輪郭線を引き立て、サブマラートライアングルをふっくらとさせて立体感を持たせるという効果を達成する。図9に示す例での変形範囲はサブマラートライアングル領域およびサブマラートライアングルの中心の両方によって共に制限されて決定される。
図10は本開示の実施例に係る顔画像の処理方法におけるステップS145の一例示的フローチャートを示す。図10に示すように、ステップS145はステップS1451からステップS1453を含むことができる。
ステップS1451で、サブマラートライアングルの中心とサブマラートライアングル領域における第一画素との間の第一距離を特定する。
例えば、サブマラートライアングルの中心が
Figure 0006923682
であり、サブマラートライアングル領域における第一画素が
Figure 0006923682
であり、
Figure 0006923682
が第一基準画素のサブマラートライアングルの中心に向かっているベクトルを表し、
Figure 0006923682
が、第一基準画素が第一画素に指しているベクトルを表すとすれば、サブマラートライアングルの中心とサブマラートライアングル領域における第一画素との間の第一距離は
Figure 0006923682
で表すことができる。
ステップS1452で、サブマラートライアングルの外輪郭円の半径、第一距離および第一基準ベクトルのノルムに基づき、第一係数を特定する。
例えば、サブマラートライアングルの外輪郭円の半径はR、第一距離は
Figure 0006923682
、第一基準ベクトルのノルムは
Figure 0006923682
であれば、第一係数は
Figure 0006923682
となる。
ステップS1453で、第一画素、第一係数および第一基準ベクトルに基づき、第一画素に対応する第二目標画素を特定する。
図11は本開示の実施例に係る顔画像の処理方法におけるサブマラートライアングルの中心O、第一基準ポイントM、第一画素P、第一画素に対応する第二目標画素P’およびサブマラートライアングルの外輪郭円の半径Rの模式図を示す。
図12は本開示の実施例に係る顔画像の処理方法におけるステップS1452の一例示的フローチャートを示す。図12に示すように、ステップS1452はステップS14521からステップS14523を含むことができる。
ステップS14521で、サブマラートライアングルの外輪郭円の半径の二乗と第一距離の二乗との第一の差を計算する。
例えば、第一の差は
Figure 0006923682
に等しい。
ステップS14522で、第一の差を第一基準ベクトルのノルムの二乗と加算し、第一の和を得る。
例えば、第一の和は
Figure 0006923682
に等しい。
ステップS14523で、第一の差と第一の和との比を計算し、第一係数を得る。
例えば、第一係数は
Figure 0006923682
である。
図13は本開示の実施例に係る顔画像の処理方法におけるステップS1453の一例示的フローチャートを示す。図13に示すように、ステップS1453はステップS14531からステップS14534を含むことができる。
ステップS14531で、第一基準画素が第一画素に指しているベクトルを第一画素ベクトルとして特定する。
例えば、第一画素ベクトルは
Figure 0006923682
で表すことができる。
ステップS14532で、第一係数と第一基準ベクトルとの第一の積を計算する。
例えば、第一係数と第一基準ベクトルとの第一の積は
Figure 0006923682
である。
ステップS14533で、第一画素ベクトルと第一の積との差を計算し、第一画素に対応する第二目標画素ベクトルを得る。
例えば、第一画素に対応する第二目標画素ベクトルは
Figure 0006923682
である。
ステップS14534で、第一基準画素の位置、および第一画素に対応する第二目標画素ベクトルに基づき、第一画素に対応する第二目標画素を特定する。
ここで、第一画素に対応する第二目標画素ベクトル
Figure 0006923682
は第一基準画素の第二目標画素
Figure 0006923682
に向かっているベクトルを表す。第一基準画素の位置、および第一画素に対応する第二目標画素ベクトル
Figure 0006923682
によって、第一画素に対応する第二目標画素
Figure 0006923682
を特定できる。
図14は本開示の実施例に係る顔画像の処理方法におけるステップS14の一例示的フローチャートを示す。図14に示すように、ステップS14はステップS147、ステップS148、ステップS149およびステップS140を含むことができる。
ステップS147で、該顔画像における第二基準ポイントを特定する。
可能な一実施形態では、第二基準ポイントと下瞼キーポイントとの距離はサブマラートライアングルの中心と下瞼キーポイントとの距離よりも小さい。
可能な一実施形態では、第二基準ポイントはサブマラートライアングル領域外に存在する。
可能な一実施形態では、第二基準ポイントはサブマラートライアングルの中心と下瞼キーポイントとの連結線に位置する。
例えば、該顔画像における第二基準ポイントは
Figure 0006923682
である。
ステップS148で、サブマラートライアングルの中心が第二基準ポイントに指しているベクトルを第二基準ベクトルとして特定する。
例えば、サブマラートライアングルの中心が
Figure 0006923682
であり、
Figure 0006923682
が第二基準画素のサブマラートライアングルの中心に向かっているベクトルを表し、第二基準ポイントが
Figure 0006923682
であり、
Figure 0006923682
が、第二基準画素が第二基準ポイントに指しているベクトルを表すとすれば、第二基準ベクトルは
Figure 0006923682
で表すことができる。ここで、第二基準画素は座標軸の原点であってもよい。
ステップS149で、第二基準ベクトルに基づき、サブマラートライアングル領域における各画素に対応する第三目標画素をそれぞれ特定し、各画素に対応する第三目標画素が該画素に指しているベクトルが、第二基準ベクトルの方向と同じである。
ステップS140で、各画素の値を対応する第三目標画素の値にそれぞれ更新する。
例えば、サブマラートライアングル領域における画素
Figure 0006923682
に対応する第三目標画素が画素
Figure 0006923682
であれば、画素
Figure 0006923682
の値を画素
Figure 0006923682
の値に更新、即ち画素
Figure 0006923682
の値を画素
Figure 0006923682
の値とすることができる。
図14に示す例は円形液化変形の方法によってサブマラートライアングルの位置を持ち上げ、サブマラートライアングルの全体的なリフトアップを達成し、顔により多くの活力を与えることができる。該例の変形範囲はサブマラートライアングル領域およびサブマラートライアングルの中心の両方によって共に制限されて決定される。
図15は本開示の実施例に係る顔画像の処理方法におけるステップS149の一例示的フローチャートを示す。図15に示すように、ステップS149はステップS1491からステップS1493を含むことができる。
ステップS1491で、サブマラートライアングルの中心とサブマラートライアングル領域における第二画素との間の第二距離を特定する。
例えば、サブマラートライアングルの中心が
Figure 0006923682
であり、サブマラートライアングル領域における第二画素が
Figure 0006923682
であり、
Figure 0006923682
が第二基準画素のサブマラートライアングルの中心に向かっているベクトルを表し、
Figure 0006923682
が、第二基準画素が第二画素に指しているベクトルを表すとすれば、サブマラートライアングルの中心とサブマラートライアングル領域における第二画素との間の第二距離は
Figure 0006923682
で表すことができる。
ステップS1492で、サブマラートライアングルの外輪郭円の半径、第二距離および第二基準ベクトルのノルムに基づき、第二係数を特定する。
例えば、サブマラートライアングルの外輪郭円の半径がR、第二距離が
Figure 0006923682
、第二基準ベクトルのノルムが
Figure 0006923682
であれば、第二係数は
Figure 0006923682
となる。
ステップS1493で、第二画素、第二係数および第二基準ベクトルに基づき、第二画素に対応する第三目標画素を特定する。
図16は本開示の実施例に係る顔画像の処理方法におけるサブマラートライアングルの中心O、第二基準ポイントM、第二画素P、第二画素に対応する第三目標画素P’およびサブマラートライアングルの外輪郭円の半径Rの模式図を示す。
図17は本開示の実施例に係る顔画像の処理方法におけるステップS1492の一例示的フローチャートを示す。図17に示すように、ステップS1492はステップS14921からステップS14923を含むことができる。
ステップS14921で、サブマラートライアングルの外輪郭円の半径の二乗と第二距離の二乗との第二の差を計算する。
例えば、第二の差は
Figure 0006923682
に等しい。
ステップS14922で、第二の差を第二基準ベクトルのノルムの二乗と加算し、第二の和を得る。
例えば、第二の和は
Figure 0006923682
に等しい。
ステップS14923で、第二の差と第二の和との比を計算し、第二係数を得る。
例えば、第二係数は
Figure 0006923682
である。
図18は本開示の実施例に係る顔画像の処理方法におけるステップS1493の一例示的フローチャートを示す。図18に示すように、ステップS1493はステップS14931からステップS14934を含むことができる。
ステップS14931で、第二基準画素が第二画素に指しているベクトルを第二画素ベクトルとして特定する。
例えば、第二画素ベクトルは
Figure 0006923682
で表すことができる。
ステップS14932で、第二係数と第二基準ベクトルとの第二の積を計算する。
例えば、第二係数と第二基準ベクトルとの第二の積は
Figure 0006923682
である。
ステップS14933で、第二画素ベクトルと第二の積との差を計算し、第二画素に対応する第三目標画素ベクトルを得る。
例えば、第二画素に対応する第三目標画素ベクトルは
Figure 0006923682
である。
ステップS14934で、第二基準画素の位置、および第二画素に対応する第三目標画素ベクトルに基づき、第二画素に対応する第三目標画素を特定する。
ここで、第二画素に対応する第三目標画素ベクトル
Figure 0006923682
は第二基準画素の第三目標画素
Figure 0006923682
に向かっているベクトルを表す。第二基準画素の位置、および第二画素に対応する第三目標画素ベクトル
Figure 0006923682
によって、第二画素に対応する第三目標画素
Figure 0006923682
を特定できる。
可能な一実施形態では、ステップS14は順にステップS141およびステップS142、ステップS143からステップS146、およびステップS147からステップS140を含むことができる。
別の可能な実施形態では、ステップS14は順にステップS141およびステップS142、およびステップS147からステップS140を含むことができる。
別の可能な実施形態では、ステップS14は順にステップS141およびステップS142、ステップS147からステップS140、およびステップS143からステップS146を含むことができる。
別の可能な実施形態では、ステップS14は順にステップS143からステップS146、ステップS141およびステップS142、およびステップS147からステップS140を含むことができる。
説明すべきは、以上の実施形態によりステップS14を以上のように説明したが、当業者であれば、本開示の実施例はこれに限定されないことを理解すべきであるということである。ステップのうちのグループ1のステップ、グループ2のステップおよびグループ3のステップの一つ、二つまたは三つに従って実施すれば、当業者は実際の応用シーンでのニーズおよび/または個人的な好みに応じてステップS14の具体的な実施形態を自由に設定できる。ここで、グループ1のステップはステップS141およびステップS142、グループ2のステップはステップS143からステップS146、グループ3のステップはステップS147からステップS140を表す。
図19は本開示の実施例に係る顔画像の処理方法におけるステップS14の一例示的フローチャートを示す。図19に示すように、ステップS14はステップS141からステップS140を含むことができる。各ステップに対する説明は以上を参照すればよく、ここでは説明を省略する。
ステップS141で、サブマラートライアングル領域における各画素に対応する、サブマラートライアングルの中心と画素との連結線に位置する第一目標画素をそれぞれ特定する。
ステップS142で、各画素の値を対応する第一目標画素の値にそれぞれ更新する。
ステップS143で、顔画像における第一基準ポイントを特定する。
ステップS144で、サブマラートライアングルの中心が第一基準ポイントに指しているベクトルを第一基準ベクトルとして特定する。
ステップS145で、第一基準ベクトルに基づき、サブマラートライアングル領域における各画素に対応する、画素に指しているベクトルが第一基準ベクトルの方向と同じである第二目標画素をそれぞれ特定する。
ステップS146で、各画素の値を対応する第二目標画素の値にそれぞれ更新する。
ステップS147で、顔画像における第二基準ポイントを特定する。
ステップS148で、サブマラートライアングルの中心が第二基準ポイントに指しているベクトルを第二基準ベクトルとして特定する。
ステップS149で、第二基準ベクトルに基づき、サブマラートライアングル領域における各画素に対応する、画素に指しているベクトルが第二基準ベクトルの方向と同じである第三目標画素をそれぞれ特定する。
ステップS140で、各画素の値を対応する第三目標画素の値にそれぞれ更新する。
本開示の実施例が採用するサブマラートライアングル色塗り方法は変形方法のみを採用し、顔の明暗分布を変えることが殆どないため、より自然なサブマラートライアングル充填効果を得ることができる。
理解できるように、本開示の実施例において言及した上記各方法の実施例は、原理や論理に違反することなく、互いに結合して結合後の実施例を形成することができ、紙幅に限りがあるため、本開示はその説明を省略する。
また、本開示の実施例はさらに、顔画像の処理装置、電子機器、コンピュータ読み取り可能記憶媒体、およびプログラムを提供し、これらはいずれも本開示が提供する任意の顔画像の処理方法を実現するために用いることができ、対応する技術的解決手段および説明は方法部分の対応する記載を参照すればよく、ここでは説明を省略する。
図20は本開示の実施例に係る顔画像の処理装置の構成模式図を示す。図20に示すように、該装置は、顔画像における顔キーポイントおよび顔回転角度を取得するように構成される取得モジュール21と、顔キーポイントおよび顔回転角度に基づき、該顔画像におけるサブマラートライアングルの中心を特定するように構成される第一特定モジュール22と、顔キーポイントおよびサブマラートライアングルの中心に基づき、該顔画像におけるサブマラートライアングル領域を特定するように構成される第二特定モジュール23と、サブマラートライアングル領域に色を充填するように構成される充填モジュール24と、を含む。
図21は本開示の実施例に係る顔画像の処理装置の一例示的構成模式図を示す。図21に示すように、
可能な一実施形態では、第一特定モジュール22は、顔キーポイントに対して補間処理を行い、該顔画像におけるサブマラートライアングルの中心の推定位置を特定するように構成される第一特定サブモジュール221と、顔回転角度に基づき、サブマラートライアングルの中心の推定位置を調整し、該顔画像におけるサブマラートライアングルの中心を得るように構成される調整サブモジュール222と、を含む。
可能な一実施形態では、第二特定モジュール23は、顔キーポイントを繋ぎ、顔キーポイントに対応する多角形を得るように構成される連結サブモジュール231と、多角形内のサブマラートライアングルの中心を円心とした最大の円を該顔画像におけるサブマラートライアングルの外輪郭円として特定するように構成される第二特定サブモジュール232と、サブマラートライアングルの外輪郭円に基づき、該顔画像におけるサブマラートライアングル領域を特定するように構成される第三特定サブモジュール233と、を含む。
可能な一実施形態では、第三特定サブモジュール233は、該顔画像における顔輪郭線を用いてサブマラートライアングルの外輪郭円を調整し、該顔画像におけるサブマラートライアングル領域を得るように構成される。
可能な一実施形態では、第三特定サブモジュール233は、該顔画像における顔輪郭線に対してサンプリングし、顔輪郭線におけるサンプリングポイントを得るように構成される第一サンプリングユニットと、サブマラートライアングルの外輪郭円に対してサンプリングし、サブマラートライアングルの外輪郭円におけるサンプリングポイントを得るように構成される第二サンプリングユニットと、顔輪郭線におけるサンプリングポイントとサブマラートライアングルの外輪郭円におけるサンプリングポイントとに対してカーブフィッティングを行い、該顔画像におけるサブマラートライアングル領域を得るように構成されるカーブフィッティングユニットと、を含む。
可能な一実施形態では、充填モジュール24は、サブマラートライアングル領域における各画素に対応する、サブマラートライアングルの中心と画素との連結線に位置する第一目標画素をそれぞれ特定するように構成される第四特定サブモジュール241と、各画素の値を対応する第一目標画素の値にそれぞれ更新するように構成される第一更新サブモジュール242と、を含む。
可能な一実施形態では、第四特定サブモジュール241は、サブマラートライアングルの充填程度係数に基づき、サブマラートライアングル領域における各画素に対応する第一目標画素をそれぞれ特定するように構成される。
可能な一実施形態では、第四特定サブモジュール241は、二次導関数が常に0より大きい下に凸関数を採用し、サブマラートライアングル領域における各画素に対応する第一目標画素をそれぞれ特定するように構成される。
可能な一実施形態では、充填モジュール24は、該顔画像における第一基準ポイントを特定するように構成される第五特定サブモジュール243と、サブマラートライアングルの中心が第一基準ポイントに指しているベクトルを第一基準ベクトルとして特定するように構成される第六特定サブモジュール244と、第一基準ベクトルに基づき、サブマラートライアングル領域における各画素に対応する、該画素に指しているベクトルが第一基準ベクトルの方向と同じである第二目標画素をそれぞれ特定するように構成される第七特定サブモジュール245と、各画素の値を対応する第二目標画素の値にそれぞれ更新するように構成される第二更新サブモジュール246と、を含む。
可能な一実施形態では、第一基準ポイントと鼻先キーポイントとの距離はサブマラートライアングルの中心と鼻先キーポイントとの距離よりも大きい。
可能な一実施形態では、第七特定サブモジュール245は、サブマラートライアングルの中心とサブマラートライアングル領域における第一画素との間の第一距離を特定するように構成される第一特定ユニットと、サブマラートライアングルの外輪郭円の半径、第一距離および第一基準ベクトルのノルムに基づき、第一係数を特定するように構成される第二特定ユニットと、第一画素、第一係数および第一基準ベクトルに基づき、第一画素に対応する第二目標画素を特定するように構成される第三特定ユニットと、を含む。
可能な一実施形態では、第二特定ユニットは、サブマラートライアングルの外輪郭円の半径の二乗と第一距離の二乗との第一の差を計算するように構成される第一計算サブユニットと、第一の差を第一基準ベクトルのノルムの二乗と加算し、第一の和を得るように構成される第二計算サブユニットと、第一の差と第一の和との比を計算し、第一係数を得るように構成される第三計算サブユニットと、を含む。
可能な一実施形態では、第三特定ユニットは、第一基準画素が第一画素に指しているベクトルを第一画素ベクトルとして特定するように構成される第一特定サブユニットと、第一係数と第一基準ベクトルとの第一の積を計算するように構成される第四計算サブユニットと、第一画素ベクトルと第一の積との差を計算し、第一画素に対応する第二目標画素ベクトルを得るように構成される第五計算サブユニットと、第一基準画素の位置、および第一画素に対応する第二目標画素ベクトルに基づき、第一画素に対応する第二目標画素を特定するように構成される第二特定サブユニットと、を含む。
可能な一実施形態では、充填モジュール24は、該顔画像における第二基準ポイントを特定するように構成される第八特定サブモジュール247と、サブマラートライアングルの中心が第二基準ポイントに指しているベクトルを第二基準ベクトルとして特定するように構成される第九特定サブモジュール248と、第二基準ベクトルに基づき、サブマラートライアングル領域における各画素に対応する、該画素に指しているベクトルが第二基準ベクトルの方向と同じである第三目標画素をそれぞれ特定するように構成される第十特定サブモジュール249と、各画素の値を対応する第三目標画素の値にそれぞれ更新するように構成される第三更新サブモジュール240と、を含む。
可能な一実施形態では、第二基準ポイントはサブマラートライアングルの中心と下瞼キーポイントとの連結線に位置する。
可能な一実施形態では、第十特定サブモジュール249は、サブマラートライアングルの中心とサブマラートライアングル領域における第二画素との間の第二距離を特定するように構成される第四特定ユニットと、サブマラートライアングルの外輪郭円の半径、第二距離および第二基準ベクトルのノルムに基づき、第二係数を特定するように構成される第五特定ユニットと、第二画素、第二係数および第二基準ベクトルに基づき、第二画素に対応する第三目標画素を特定するように構成される第六特定ユニットと、を含む。
可能な一実施形態では、第五特定ユニットは、サブマラートライアングルの外輪郭円の半径の二乗と第二距離の二乗との第二の差を計算するように構成される第六計算サブユニットと、第二の差を第二基準ベクトルのノルムの二乗と加算し、第二の和を得るように構成される第七計算サブユニットと、第二の差と第二の和との比を計算し、第二係数を得るように構成される第八計算サブユニットと、を含む。
可能な一実施形態では、第六特定ユニットは、第二基準画素が第二画素に指しているベクトルを第二画素ベクトルとして特定するように構成される第三特定サブユニットと、第二係数と第二基準ベクトルとの第二の積を計算するように構成される第九計算サブユニットと、第二画素ベクトルと第二の積との差を計算し、第二画素に対応する第三目標画素ベクトルを得るように構成される第十計算サブユニットと、第二基準画素の位置、および第二画素に対応する第三目標画素ベクトルに基づき、第二画素に対応する第三目標画素を特定するように構成される第四特定サブユニットと、を含む。
可能な一実施形態では、充填モジュール24は、サブマラートライアングル領域における各画素に対応する、サブマラートライアングルの中心と画素との連結線に位置する第一目標画素をそれぞれ特定するように構成される第四特定サブモジュール241と、各画素の値を対応する第一目標画素の値にそれぞれ更新するように構成される第一更新サブモジュール242と、該顔画像における第一基準ポイントを特定するように構成される第五特定サブモジュール243と、サブマラートライアングルの中心が第一基準ポイントに指しているベクトルを第一基準ベクトルとして特定するように構成される第六特定サブモジュール244と、第一基準ベクトルに基づき、サブマラートライアングル領域における各画素に対応する、該画素に指しているベクトルが第一基準ベクトルの方向と同じである第二目標画素をそれぞれ特定するように構成される第七特定サブモジュール245と、各画素の値を対応する第二目標画素の値にそれぞれ更新するように構成される第二更新サブモジュール246と、該顔画像における第二基準ポイントを特定するように構成される第八特定サブモジュール247と、サブマラートライアングルの中心が第二基準ポイントに指しているベクトルを第二基準ベクトルとして特定するように構成される第九特定サブモジュール248と、第二基準ベクトルに基づき、サブマラートライアングル領域における各画素に対応する、該画素に指しているベクトルが第二基準ベクトルの方向と同じである第三目標画素をそれぞれ特定するように構成される第十特定サブモジュール249と、各画素の値を対応する第三目標画素の値にそれぞれ更新するように構成される第三更新サブモジュール240と、を含む。
本開示の実施例は顔画像における顔キーポイントおよび顔回転角度を取得し、顔キーポイントおよび顔回転角度に基づき、顔画像におけるサブマラートライアングルの中心を特定し、顔キーポイントおよびサブマラートライアングルの中心に基づき、顔画像におけるサブマラートライアングル領域を特定し、サブマラートライアングル領域に色を充填することで、サブマラートライアングル領域の位置を正確に特定でき、正確に位置特定したサブマラートライアングル領域に基づいてサブマラートライアングルに対して充填処理を行い、より自然な充填効果を得ることができる。
本開示の実施例はさらに、プロセッサに実行される時に上記方法を実現するコンピュータプログラム命令が記憶されているコンピュータ読み取り可能記憶媒体を提供する。コンピュータ読み取り可能記憶媒体は不揮発性コンピュータ読み取り可能記憶媒体であってもよい。
本開示の実施例はさらに、プロセッサおよびプロセッサ執行可能命令を記憶するためのメモリを含む電子機器であって、前記プロセッサは前記コンピュータプログラムを実行する時、本開示の実施例に記載の方法を実行するために用いられる電子機器を提供する。
電子機器は端末、サーバまたは他の形の機器として提供できる。
図22は一例示的実施例により示された電子機器800の構成模式図である。例えば、電子機器800は携帯電話、コンピュータ、デジタル放送端末、メッセージ送受信装置、ゲームコンソール、タブレットデバイス、医療機器、フィットネス機器、携帯情報端末などの端末であってもよい。
図22を参照すると、電子機器800は処理コンポーネント802、メモリ804、電源コンポーネント806、マルチメディアコンポーネント808、オーディオコンポーネント810、入力/出力(I/O)のインタフェース812、センサコンポーネント814、および通信コンポーネント816の一つ以上を含むことができる。
処理コンポーネント802は通常、電子機器800の全体的な動作、例えば表示、電話の呼び出し、データ通信、カメラ動作および記録動作に関連する動作を制御する。処理コンポーネント802は、上記方法の全てまたは一部のステップを完了するために、一つ以上のプロセッサ820を含んで命令を実行することができる。また、処理コンポーネント802は、他のコンポーネントとの対話のために、一つ以上のモジュールを含むことができる。例えば、処理コンポーネント802は、マルチメディアコンポーネント808との対話のために、マルチメディアモジュールを含むことができる。
メモリ804は電子機器800での動作をサポートするために様々なタイプのデータを記憶するように構成される。これらのデータの例は電子機器800において実行するためのあらゆるアプリケーションプログラムまたは方法の命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、ピクチャー、ビデオなどを含む。メモリ804は、例えば静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM)、消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM)、プログラマブル読み取り専用メモリ(PROM)、読み取り専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスクまたは光ディスクなどの様々なタイプの揮発性または非揮発性記憶機器またはそれらの組み合わせによって実現できる。
電源コンポーネント806は電子機器800の各コンポーネントに電力を供給する。電源コンポーネント806は電源管理システム、一つ以上の電源、および電子機器800のための電力生成、管理および配分に関連する他のコンポーネントを含むことができる。
マルチメディアコンポーネント808は前記電子機器800とユーザとの間で出力インタフェースを提供する画面を含む。いくつかの実施例では、画面は液晶ディスプレイ(LCD、Liquid Crystal Display)およびタッチパネル(TP、Touch Panel)を含むことができる。画面がタッチパネルを含む場合、ユーザからの入力信号を受信するために、タッチ画面として実現してもよい。タッチパネルは、タッチ、スライドおよびタッチパネルでのジェスチャを検知するために、一つ以上のタッチセンサを含む。前記タッチセンサはタッチまたはスライド動きの境界を検知するのみならず、前記タッチまたはスライド操作に関連する持続時間および圧力を検出することもできる。いくつかの実施例では、マルチメディアコンポーネント808は前面カメラおよび/または後面カメラを含む。電子機器800が動作モード、例えば撮影モードまたは撮像モードになる場合、前面カメラおよび/または後面カメラは外部のマルチメディアデータを受信することができる。各前面カメラおよび後面カメラは固定された光学レンズ系または焦点距離および光学ズーム能力を有するものであってもよい。
オーディオコンポーネント810はオーディオ信号を出力および/または入力するように構成される。例えば、オーディオコンポーネント810は、電子機器800が動作モード、例えば呼び出しモード、記録モードおよび音声認識モードになる場合、外部のオーディオ信号を受信するように構成されるマイク(MIC)を含む。受信されたオーディオ信号はさらにメモリ804に記憶されるか、または通信コンポーネント816によって送信されてもよい。いくつかの実施例では、オーディオコンポーネント810はさらに、オーディオ信号を出力するためのスピーカーを含む。
I/Oインタフェース812は処理コンポーネント802と周辺インタフェースモジュールとの間でインタフェースを提供し、上記周辺インタフェースモジュールはキーボード、クリックホイール、ボタンなどであってもよい。これらのボタンはホームボタン、音量ボタン、スタートボタンおよびロックボタンを含むことができるが、これらに限定されない。
センサコンポーネント814は電子機器800に各面での状態評価を提供するための一つ以上のセンサを含む。例えば、センサコンポーネント814は電子機器800のオン/オフ状態、コンポーネントの相対的位置決め、例えば前記コンポーネントが電子機器800の表示装置およびキーパッドであることを検出でき、センサコンポーネント814はさらに、電子機器800または電子機器800のあるコンポーネントの位置の変化、ユーザと電子機器800との接触の有無、電子機器800の方位または加減速および電子機器800の温度変化を検出できる。センサコンポーネント814は、いかなる物理的接触もない場合に近傍の物体の存在を検出するために用いられるように構成される近接センサを含む。センサコンポーネント814はさらに、相補型金属酸化物半導体(CMOS、Complementary Metal Oxide Semiconductor)または電荷結合素子(CCD、Charge Coupled Device)イメージセンサのような、イメージングアプリケーションにおいて使用するための光センサを含むことができる。いくつかの実施例では、該センサコンポーネント814はさらに、加速度センサ、ジャイロスコープセンサ、磁気センサ、圧力センサまたは温度センサを含むことができる。
通信コンポーネント816は電子機器800と他の機器との間の有線または無線通信を実現するように配置される。電子機器800は通信規格に基づく無線ネットワーク、例えばワイヤレスフィデリティ(WiFi)、2Gまたは3G、またはそれらの組み合わせにアクセスできる。一例示的実施例では、通信コンポーネント816は放送チャネルによって外部の放送管理システムの放送信号または放送関連情報を受信する。一例示的実施例では、前記通信コンポーネント816はさらに、近距離通信を促進させるために、近距離無線通信(NFC)モジュールを含む。例えば、NFCモジュールでは無線周波数識別(RFID、Radio Frequency Identification)技術、赤外線データ協会(IrDA、Infrared Data Association)技術、超広帯域(UWB、Ultra Wideband)技術、ブルートゥース(登録商標)(BT、Blue Tooth)技術および他の技術によって実現できる。
例示的な実施例では、電子機器800は一つ以上の特定用途向け集積回路(ASIC、Application Specific Integrated Circuit)、デジタル信号プロセッサ(DSP、Digital Signal Processing)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD、Programmable Logic Device)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA、Field−Programmable Gate Array)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサまたは他の電子要素によって実現し、上記方法を実行するために用いることができる。
例示的な実施例では、さらに、非揮発性コンピュータ読み取り可能記憶媒体、例えばコンピュータプログラム命令を含むメモリ804が提供され、上記コンピュータプログラム命令は電子機器800のプロセッサ820によって実行して上記方法を完了することができる。
図23は一例示的実施例により示された電子機器1900の構成模式図である。例えば、電子機器1900はサーバとして提供できる。図23を参照すると、電子機器1900は、さらに一つ以上のプロセッサを含む処理コンポーネント1922、および、処理コンポーネント1922によって実行可能な命令、例えばアプリケーションプログラムを記憶するための、メモリ1932を代表とするメモリ資源を含む。メモリ1932に記憶されたアプリケーションプログラムはそれぞれが1グループの命令に対応する一つ以上のモジュールを含むことができる。また、処理コンポーネント1922は命令を実行し、それによって上記方法を実行するように構成される。
電子機器1900はさらに、電子機器1900の電源管理を実行するように構成される電源コンポーネント1926、電子機器1900をネットワークにアクセスするように構成される有線または無線ネットワークインタフェース1950、および入出力(I/O)インタフェース1958を含むことができる。電子機器1900はメモリ1932に記憶されたオペレーティングシステム、例えばWindows(登録商標) ServerTM、Mac OS XTM、UnixTM、LinuxTM、FreeBSDTMまたは類似するものに基づいて動作できる。
例示的な実施例では、さらに、非揮発性コンピュータ読み取り可能記憶媒体、例えばコンピュータプログラム命令を含むメモリ1932が提供され、上記コンピュータプログラム命令は電子機器1900の処理コンポーネント1922によって実行して上記方法を完了することができる。
本開示の実施例はシステム、方法および/またはコンピュータプログラム製品であってもよい。コンピュータプログラム製品はプロセッサに本開示の実施例の各態様を実現させるためのコンピュータ読み取り可能プログラム命令がロードされているコンピュータ読み取り可能記憶媒体を含むことができる。
コンピュータ読み取り可能記憶媒体は命令実行機器により使用される命令を保存および記憶可能な有形機器であってもよい。コンピュータ読み取り可能記憶媒体は例えば、電気記憶装置、磁気記憶装置、光記憶装置、電磁記憶装置、半導体記憶装置または上記の任意の適当な組み合わせであってもよいが、これらに限定されない。コンピュータ読み取り可能記憶媒体のさらに具体的な例(非包括的リスト)としては、携帯型コンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)、読み取り専用メモリ(ROM、Read−Only Memory)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM、Static Random Access Memory)、携帯型コンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD−ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、メモリスティック、フロッピーディスク、機械的符号化装置、例えば命令が記憶されているせん孔カードまたはスロット内突起構造、および上記の任意の適当な組み合わせを含む。ここで使用されるコンピュータ読み取り可能記憶媒体は瞬時信号自体、例えば無線電波または他の自由に伝播される電磁波、導波路または他の伝送媒体を経由して伝播される電磁波(例えば、光ファイバーケーブルを通過するパルス光)、または電線を経由して伝送される電気信号と解釈されるものではない。
ここで記述したコンピュータ読み取り可能プログラム命令はコンピュータ読み取り可能記憶媒体から各計算/処理機器にダウンロードされてもよいし、またはネットワーク、例えばインターネット、ローカルエリアネットワーク、広域ネットワークおよび/または無線ネットワークによって外部のコンピュータまたは外部記憶装置にダウンロードされてもよい。ネットワークは銅伝送ケーブル、光ファイバー伝送、無線伝送、ルーター、ファイアウォール、交換機、ゲートウェイコンピュータおよび/またはエッジサーバを含むことができる。各計算/処理機器内のネットワークアダプタカードまたはネットワークインタフェースはネットワークからコンピュータ読み取り可能プログラム命令を受信し、該コンピュータ読み取り可能プログラム命令を転送し、各計算/処理機器内のコンピュータ読み取り可能記憶媒体に記憶する。
本開示の動作を実行するためのコンピュータプログラム命令はアセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、機械語命令、機械依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、またはSmalltalk、C++などのオブジェクト指向プログラミング言語、および「C」言語または類似するプログラミング言語などの一般的な手続き型プログラミング言語を含む一つ以上のプログラミング言語の任意の組み合わせで書かれたソースコードまたは目標コードであってもよい。コンピュータ読み取り可能プログラム命令は、完全にユーザのコンピュータにおいて実行されてもよく、部分的にユーザのコンピュータにおいて実行されてもよく、スタンドアロンソフトウェアパッケージとして実行されてもよく、部分的にユーザのコンピュータにおいてかつ部分的にリモートコンピュータにおいて実行されてもよく、または完全にリモートコンピュータもしくはサーバにおいて実行されてもよい。リモートコンピュータに関与する場合、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)または広域ネットワーク(WAN)を含む任意の種類のネットワークを経由してユーザのコンピュータに接続されてもよく、または、(例えばインターネットサービスプロバイダを利用してインターネットを経由して)外部コンピュータに接続されてもよい。いくつかの実施例では、コンピュータ読み取り可能プログラム命令の状態情報を利用して、例えばプログラマブル論理回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)またはプログラマブル論理アレイ(PLA)などの電子回路をパーソナライズすることで、該電子回路はコンピュータ読み取り可能プログラム命令を実行し、それにより本開示の各態様を実現できるようになる。
なお、ここで本開示の実施例に係る方法、装置(システム)およびコンピュータプログラム製品のフローチャートおよび/またはブロック図を参照しながら本開示の各態様を説明しが、フローチャートおよび/またはブロック図の各ブロックおよびフローチャートおよび/またはブロック図の各ブロックの組み合わせは、いずれもコンピュータ読み取り可能プログラム命令によって実現できることを理解すべきである。
これらのコンピュータ読み取り可能プログラム命令は、機械を製造するために、共通コンピュータ、専用コンピュータまたは他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサへ提供されてもよく、それにより、これらの命令はコンピュータまたは他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサによって実行され、フローチャートおよび/またはブロック図の一つ以上のブロックにおいて指定された機能/動作を実現する手段を創出する。また、これらのコンピュータ読み取り可能プログラム命令は、コンピュータ読み取り可能記憶媒体に記憶し、それによってコンピュータ、プログラマブルデータ処理装置および/または他の機器を特定の方式で動作させるようにしてもよく、それにより、中に保存された命令を有するコンピュータ読み取り可能記憶媒体は、フローチャートおよび/またはブロック図の一つ以上のブロックにおいて指定された機能/動作の各態様を実現する命令を含む製品を備える。
コンピュータ読み取り可能プログラムはコンピュータ、他のプログラマブルデータ処理装置、または他の機器にロードすることにより、コンピュータ実施プロセスを生成するように、コンピュータ、他のプログラマブルデータ処理装置または他の機器において一連の動作ステップを実行させるようにしてもよく、それにより、コンピュータ、他のプログラマブルデータ処理装置、または他の機器において実行される命令はフローチャートおよび/またはブロック図の一つ以上のブロックにおいて指定された機能/動作を実現する。
図面のうちフローチャートおよびブロック図は本開示の複数の実施例に係るシステム、方法およびコンピュータプログラム製品の実現可能なシステムアーキテクチャ、機能および動作を示す。この点では、フローチャートまたはブロック図における各ブロックは一つのモジュール、プログラムセグメントまたは命令の一部分を代表することができ、前記モジュール、プログラムセグメントまたは命令の一部分は指定された論理機能を実現するための一つ以上の実行可能命令を含む。いくつかの置換としての実現形態では、ブロックに表記される機能は図面に付したものと異なる順序で実現してもよい。例えば、二つの連続的なブロックは実質的に同時に実行してもよく、また、係る機能によって、それらは逆な順序で実行してもよい場合がある。なお、ブロック図および/またはフローチャートにおける各ブロック、およびブロック図および/またはフローチャートにおけるブロックの組み合わせは、指定される機能または動作を実行するハードウェアに基づく専用システムによって実現してもよいし、または専用ハードウェアとコンピュータ命令との組み合わせによって実現してもよいことに注意すべきである。
以上、本開示の各実施例を記述したが、上記説明は例示的なものに過ぎず、網羅的なものではなく、かつ披露された各実施例に限定されるものでもない。当業者にとって、説明された各実施例の範囲および精神から逸脱することなく、様々な修正および変更が自明である。本明細書に選ばれた用語は、各実施例の原理、実際の適用または市場における技術への技術的改善を好適に解釈するか、または他の当業者に本文に披露された各実施例を理解させるためのものである。

Claims (22)

  1. 顔画像における顔キーポイントおよび顔回転角度を取得することと、
    前記顔キーポイントおよび前記顔回転角度に基づき、前記顔画像におけるサブマラートライアングルの中心を特定することと、
    前記顔キーポイントおよび前記サブマラートライアングルの中心に基づき、前記顔画像におけるサブマラートライアングル領域を特定することと、
    前記サブマラートライアングル領域に色を充填することと、を含む、顔画像の処理方法。
  2. 前記顔キーポイントおよび前記顔回転角度に基づき、前記顔画像におけるサブマラートライアングルの中心を特定する前記ステップは、
    前記顔キーポイントに対して補間処理を行い、前記顔画像におけるサブマラートライアングルの中心の推定位置を特定することと、
    前記顔回転角度に基づき、前記サブマラートライアングルの中心の推定位置を調整し、前記顔画像におけるサブマラートライアングルの中心を得ることと、を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記顔キーポイントおよび前記サブマラートライアングルの中心に基づき、前記顔画像におけるサブマラートライアングル領域を特定する前記ステップは、
    前記顔キーポイントを繋ぎ、前記顔キーポイントに対応する多角形を得ることと、
    前記多角形内の前記サブマラートライアングルの中心を円心とした最大の円を前記顔画像におけるサブマラートライアングルの外輪郭円として特定することと、
    前記サブマラートライアングルの外輪郭円に基づき、前記顔画像におけるサブマラートライアングル領域を特定することと、を含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記サブマラートライアングルの外輪郭円に基づき、前記顔画像におけるサブマラートライアングル領域を特定する前記ステップは、
    前記顔画像における顔輪郭線を用いて前記サブマラートライアングルの外輪郭円を調整し、前記顔画像におけるサブマラートライアングル領域を得ることを含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記顔画像における顔輪郭線を用いて前記サブマラートライアングルの外輪郭円を調整し、前記顔画像におけるサブマラートライアングル領域を得る前記ステップは、
    前記顔画像における顔輪郭線に対してサンプリングし、前記顔輪郭線におけるサンプリングポイントを得ることと、
    前記サブマラートライアングルの外輪郭円に対してサンプリングし、前記サブマラートライアングルの外輪郭円におけるサンプリングポイントを得ることと、
    前記顔輪郭線におけるサンプリングポイントと前記サブマラートライアングルの外輪郭円におけるサンプリングポイントとに対してカーブフィッティングを行い、前記顔画像におけるサブマラートライアングル領域を得ることと、を含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記サブマラートライアングル領域に色を充填する前記ステップは、
    前記サブマラートライアングル領域における各画素に対応する第一目標画素をそれぞれ特定することであって、前記画素に対応する第一目標画素が、前記サブマラートライアングルの中心と前記画素との連結線に位置する、ことと、
    前記各画素の値を対応する第一目標画素の値にそれぞれ更新することと、を含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記サブマラートライアングル領域における各画素に対応する第一目標画素をそれぞれ特定する前記ステップは、
    サブマラートライアングルの充填程度係数に基づき、前記サブマラートライアングル領域における各画素に対応する第一目標画素をそれぞれ特定することを含む、請求項6に記載の方法。
  8. 前記サブマラートライアングル領域における各画素に対応する第一目標画素をそれぞれ特定する前記ステップは、
    二次導関数が常に0より大きい下に凸関数を採用して、前記サブマラートライアングル領域における各画素に対応する第一目標画素をそれぞれ特定することを含む、請求項6または7に記載の方法。
  9. 前記サブマラートライアングル領域に色を充填する前記ステップは、
    前記顔画像における第一基準ポイントを特定することと、
    前記サブマラートライアングルの中心が前記第一基準ポイントに指しているベクトルを第一基準ベクトルとして特定することと、
    前記第一基準ベクトルに基づき、前記サブマラートライアングル領域における各画素に対応する第二目標画素をそれぞれ特定することであって、前記画素に対応する第二目標画素が前記画素に指しているベクトルが、前記第一基準ベクトルの方向と同じである、ことと、
    前記各画素の値を対応する第二目標画素の値にそれぞれ更新することと、を含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記第一基準ポイントと鼻先キーポイントとの距離は前記サブマラートライアングルの中心と鼻先キーポイントとの距離よりも大きい、請求項9に記載の方法。
  11. 前記第一基準ベクトルに基づき、前記サブマラートライアングル領域における各画素に対応する第二目標画素をそれぞれ特定する前記ステップは、
    前記サブマラートライアングルの中心と前記サブマラートライアングル領域における第一画素との間の第一距離を特定することと、
    サブマラートライアングルの外輪郭円の半径、前記第一距離および前記第一基準ベクトルのノルムに基づき、第一係数を特定することと、
    前記第一画素、前記第一係数および前記第一基準ベクトルに基づき、前記第一画素に対応する第二目標画素を特定することと、を含む、請求項9または10に記載の方法。
  12. サブマラートライアングルの外輪郭円の半径、前記第一距離および前記基準ベクトルのノルムに基づき、第一係数を特定する前記ステップは、
    前記サブマラートライアングルの外輪郭円の半径の二乗と前記第一距離の二乗との第一の差を計算することと、
    前記第一の差を前記第一基準ベクトルのノルムの二乗と加算し、第一の和を得ることと、
    前記第一の差と前記第一の和との比を計算し、前記第一係数を得ることと、を含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記第一画素、前記第一係数および前記第一基準ベクトルに基づき、前記第一画素に対応する第二目標画素を特定する前記ステップは、
    第一基準画素が前記第一画素に指しているベクトルを、第一画素ベクトルとして特定することと、
    前記第一係数と前記第一基準ベクトルとの第一の積を計算することと、
    前記第一画素ベクトルと第一の積との差を計算し、前記第一画素に対応する第二目標画素ベクトルを得ることと、
    前記第一基準画素の位置、および前記第一画素に対応する第二目標画素ベクトルに基づき、前記第一画素に対応する第二目標画素を特定することと、を含む、請求項11または12に記載の方法。
  14. 前記サブマラートライアングル領域に色を充填する前記ステップは、
    前記顔画像における第二基準ポイントを特定することと、
    前記サブマラートライアングルの中心が前記第二基準ポイントに指しているベクトルを、第二基準ベクトルとして特定することと、
    前記第二基準ベクトルに基づき、前記サブマラートライアングル領域における各画素に対応する第三目標画素をそれぞれ特定することであって、前記画素に対応する第三目標画素が前記画素に指しているベクトルが、前記第二基準ベクトルの方向と同じである、ことと、
    前記各画素の値を対応する第三目標画素の値にそれぞれ更新することと、を含む、請求項1から13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記第二基準ポイントは前記サブマラートライアングルの中心と下瞼キーポイントとの連結線に位置する、請求項14に記載の方法。
  16. 前記第二基準ベクトルに基づき、前記サブマラートライアングル領域における各画素に対応する第三目標画素をそれぞれ特定する前記ステップは、
    前記サブマラートライアングルの中心と前記サブマラートライアングル領域における第二画素との間の第二距離を特定することと、
    サブマラートライアングルの外輪郭円の半径、前記第二距離および前記第二基準ベクトルのノルムに基づき、第二係数を特定することと、
    前記第二画素、前記第二係数および前記第二基準ベクトルに基づき、前記第二画素に対応する第三目標画素を特定することと、を含む、請求項14または15に記載の方法。
  17. サブマラートライアングルの外輪郭円の半径、前記第二距離および前記第二基準ベクトルのノルムに基づき、第二係数を特定する前記ステップは、
    前記サブマラートライアングルの外輪郭円の半径の二乗と前記第二距離の二乗との第二の差を計算することと、
    前記第二の差を前記第二基準ベクトルのノルムの二乗と加算し、第二の和を得ることと、
    前記第二の差と前記第二の和との比を計算し、前記第二係数を得ることと、を含む、請求項16に記載の方法。
  18. 前記第二画素、前記第二係数および前記第二基準ベクトルに基づき、前記第二画素に対応する第三目標画素を特定する前記ステップは、
    第二基準画素が前記第二画素に指しているベクトルを、第二画素ベクトルとして特定することと、
    前記第二係数と前記第二基準ベクトルとの第二の積を計算することと、
    前記第二画素ベクトルと第二の積との差を計算し、前記第二画素に対応する第三目標画素ベクトルを得ることと、
    前記第二基準画素の位置、および前記第二画素に対応する第三目標画素ベクトルに基づき、前記第二画素に対応する第三目標画素を特定することと、を含む、請求項16または17に記載の方法。
  19. 前記サブマラートライアングル領域に色を充填する前記ステップは、
    前記サブマラートライアングル領域における各画素に対応する第一目標画素をそれぞれ特定することであって、前記画素に対応する第一目標画素が、前記サブマラートライアングルの中心と前記画素との連結線に位置する、ことと、
    前記各画素の値を対応する第一目標画素の値にそれぞれ更新することと、
    前記顔画像における第一基準ポイントを特定することであって、前記第一基準ポイントと鼻先キーポイントとの距離が前記サブマラートライアングルの中心と鼻先キーポイントとの距離よりも大きい、ことと、
    前記サブマラートライアングルの中心が前記第一基準ポイントに指しているベクトルを第一基準ベクトルとして特定することと、
    前記第一基準ベクトルに基づき、前記サブマラートライアングル領域における各画素に対応する第二目標画素をそれぞれ特定することであって、前記画素に対応する第二目標画素が前記画素に指しているベクトルが、前記第一基準ベクトルの方向と同じである、ことと、
    前記各画素の値を対応する第二目標画素の値にそれぞれ更新することと、
    前記サブマラートライアングルの中心と下瞼キーポイントとの連結線に位置する前記顔画像における第二基準ポイントを特定することと、
    前記サブマラートライアングルの中心が前記第二基準ポイントに指しているベクトルを、第二基準ベクトルとして特定することと、
    前記第二基準ベクトルに基づき、前記サブマラートライアングル領域における各画素に対応する第三目標画素をそれぞれ特定することであって、前記画素に対応する第三目標画素が前記画素に指しているベクトルが、前記第二基準ベクトルの方向と同じである、ことと
    前記各画素の値を対応する第三目標画素の値にそれぞれ更新することと、を含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  20. 顔画像における顔キーポイントおよび顔回転角度を取得するように構成される取得モジュールと、
    前記顔キーポイントおよび前記顔回転角度に基づき、前記顔画像におけるサブマラートライアングルの中心を特定するように構成される第一特定モジュールと、
    前記顔キーポイントおよび前記サブマラートライアングルの中心に基づき、前記顔画像におけるサブマラートライアングル領域を特定するように構成される第二特定モジュールと、
    前記サブマラートライアングル領域に色を充填するように構成される充填モジュールと、を含む、顔画像の処理装置。
  21. プロセッサおよびプロセッサ実行可能命令を記憶するためのメモリを含む電子機器であって、
    前記プロセッサはコンピュータプログラムを実行する時、請求項1から19のいずれか一項に記載の方法を実行するために用いられる、電子機器。
  22. プロセッサに実行される時に請求項1から19のいずれか一項に記載の方法を実現するコンピュータプログラム命令が記憶されている、コンピュータ読み取り可能記憶媒体。
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