JP6923459B2 - 車両用駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、動力伝達機構に設けられた回転軸に連結されたポンプ駆動軸がポンプロータに軸方向に相対移動可能に嵌合された車両用駆動装置において、前記ポンプロータに過大な荷重が入力されることを防止する技術に関する。
(a)駆動力源からの駆動力を車輪に伝達する動力伝達機構と、(b)前記動力伝達機構を収容するケースと、(c)前記動力伝達機構に設けられ、前記ケースに回転可能に支持された回転軸と、(d)前記ケースと前記ケースに取り付けられたポンプカバーとによって形成されたポンプ室に収容されたポンプロータを有し、前記ポンプロータが前記回転軸に連結されたポンプ駆動軸によって回転駆動させられることによりオイルを吐出するオイルポンプと、を備える車両用駆動装置が知られている。例えば、特許文献1に記載された車両用駆動装置がそれである。
特開2013−119918号公報
ところで、上記のような車両用駆動装置では、前記ポンプ駆動軸を前記ポンプロータに動力伝達可能に連結するに当たり、前記ポンプ駆動軸に、前記ケースに形成された挿通孔に挿通させられる挿通部と、前記ポンプ駆動軸において前記挿通部よりも軸方向の一端部側すなわち前記軸方向の前記ポンプロータ側に前記ポンプロータに動力伝達可能且つ前記軸方向の相対移動可能に嵌合される嵌合部と、を設けることが考えられる。しかしながら、たとえば組付時に、前記ポンプ駆動軸から前記軸方向の一端部側に向けて前記ケースまたは前記ポンプロータに対して相対移動する方向に過大な荷重が作用すると、前記嵌合部と前記挿通部との間に形成された段差部が前記ポンプロータに当接して前記ポンプロータに過大な荷重が入力されてしまうという問題がある。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、ポンプロータに過大な荷重が入力されることを防ぐことができる車両用駆動装置を提供することにある。
第1発明の要旨とするところは、(a)駆動力源からの駆動力を車輪に伝達する動力伝達機構と、前記動力伝達機構を収容するケースと、前記動力伝達機構に設けられ、前記ケースに回転可能に支持された回転軸と、前記ケースと前記ケースに取り付けられたポンプカバーとによって形成されたポンプ室に収容されたポンプロータを有し、前記ポンプロータが前記回転軸に連結されたポンプ駆動軸によって回転駆動させられることによりオイルを吐出するオイルポンプと、を備える車両用駆動装置であって、(b)前記ポンプ駆動軸は、前記ケースに形成された挿通孔に挿通された挿通部と、(c)前記ポンプ駆動軸において前記挿通部よりも軸方向の一端部側に設けられ、前記ポンプロータに動力伝達可能且つ前記ポンプロータに対して前記軸方向の相対移動可能に同心に嵌合した第1嵌合部と、(d)前記ポンプ駆動軸において前記第1嵌合部と前記挿通部との間に形成された段差部と、(e)前記ポンプ駆動軸において前記挿通部よりも前記軸方向の他端部側に設けられ、前記回転軸に動力伝達可能且つ前記回転軸に対して前記軸方向の相対移動可能に同心に嵌合した第2嵌合部と、(f)前記ポンプ駆動軸において前記第2嵌合部と前記挿通部との間に設けられ、前記第2嵌合部および前記挿通部よりも径が大きく形成された鍔部と、を備えており、(g)前記ポンプ駆動軸が前記ケースに対して前記軸方向の一端部側に向けて相対移動させられると、前記段差部が前記ポンプロータに当接する前に前記鍔部が前記ケースに当接して前記ポンプ駆動軸の相対移動が規制されることにある。
第1発明によれば、(b)前記ポンプ駆動軸は、前記ケースに形成された挿通孔に挿通された挿通部と、(c)前記ポンプ駆動軸において前記挿通部よりも軸方向の一端部側に設けられ、前記ポンプロータに動力伝達可能且つ前記ポンプロータに対して前記軸方向の相対移動可能に同心に嵌合した第1嵌合部と、(d)前記ポンプ駆動軸において前記第1嵌合部と前記挿通部との間に形成された段差部と、(e)前記ポンプ駆動軸において前記挿通部よりも前記軸方向の他端部側に設けられ、前記回転軸に動力伝達可能且つ前記回転軸に対して前記軸方向の相対移動可能に同心に嵌合した第2嵌合部と、(f)前記ポンプ駆動軸において前記第2嵌合部と前記挿通部との間に設けられ、前記第2嵌合部および前記挿通部よりも径が大きく形成された鍔部と、を備えており、(g)前記ポンプ駆動軸が前記ケースに対して前記軸方向の一端部側に向けて相対移動させられると、前記段差部が前記ポンプロータに当接する前に前記鍔部が前記ケースに当接して前記ポンプ駆動軸の相対移動が規制される。このため、前記ポンプ駆動軸が前記軸方向の一端部側に向けて前記ケースに対して相対移動する方向に過大な荷重が前記ポンプ駆動軸に作用したとしても、前記ポンプ駆動軸が前記軸方向の一端部側に向けて前記ケースに対して相対移動して、前記段差部が前記ポンプロータに当接する前に前記鍔部で前記ポンプ駆動軸が前記ケースに受け止められるので、前記ポンプロータに過大な荷重が入力されるのを防ぐことができる。
本発明が好適に適用された電気自動車の構成を概略的に説明する断面図である。 図1の一部を詳細に示す断面図である。 図2においてオイルポンプの周辺部を拡大した拡大図である。 図3のIV-IV視断面図である。
本発明の一実施形態において、(a)前記ポンプ駆動軸の前記軸方向の一端側の端面には、前記オイルポンプから吐出されたオイルを導入するオイル導入口が形成されており、(b)前記オイルポンプから吐出されるオイルの油圧によって前記ポンプ駆動軸が前記ケースに対して前記軸方向の他端部側に向けて相対移動させられると、前記鍔部が前記ケースから離間して前記回転軸に当接し、前記ポンプ駆動軸の相対移動が規制される。このため、前記ポンプ駆動軸が回転し、前記オイルポンプから吐出されるオイルの油圧によって前記ポンプ駆動軸が前記軸方向の他端部側に向けて前記ケースに対して相対移動させられると、前記鍔部が前記ケースから離間するので、回転する前記ポンプ駆動軸に備えられた前記鍔部と非回転部材である前記ケースとが接触し難くなり前記鍔部と前記ケースとの摩耗を好適に低減させることができる。
また、本発明の一実施形態において、前記ポンプ駆動軸の軸方向において、前記ポンプ駆動軸の段差部と前記ポンプロータとの間の隙間は、前記ポンプ駆動軸の鍔部と前記ケースとの間の隙間より大きい。このため、前記ポンプ駆動軸が前記軸方向の一端部側に向けて前記ケースに対して相対移動させられると、前記段差部が前記ポンプロータに当接する前に前記鍔部が前記ケースに当接する。
また、本発明の一実施形態において、(a)前記回転軸は、前記ポンプ駆動軸の軸心と同心の回転軸線まわりに回転可能に軸受を介して前記ケースに支持されており、(b)前記軸受は、円すいころ軸受である。このため、前記駆動力源から前記動力伝達機構に設けられた前記回転軸に駆動力が伝達されて前記回転軸が前記回転軸線まわりに回転しても、前記円すいころ軸受によって前記回転軸の前記回転軸線方向の移動が好適に抑制されるので、前記回転軸の前記回転軸線方向の移動に連動して前記ポンプ駆動軸が前記軸方向に移動することが好適に抑制される。
また、本発明の一実施形態において、(a)前記ポンプ駆動軸の挿通部は、前記ケースに形成された前記挿通孔の内周面によって前記ポンプ駆動軸の軸心まわりに回転可能且つ前記ポンプ駆動軸の軸方向の移動可能に支持されており、(b)前記ポンプ駆動軸の挿通部は、前記ポンプ駆動軸の軸方向において、前記ポンプ駆動軸の全長の1/2以上である。このため、前記ポンプ駆動軸の軸心が前記回転軸の軸心に対して傾くことが好適に抑制される。
以下、本発明の実施例を、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の実施例において図は適宜簡略化或いは変形されており、各部の寸法比および形状等は必ずしも正確に描かれていない。
図1は、本発明が好適に適用された電気自動車10の構成を概略的に説明する断面図である。電気自動車10は、走行用の駆動力源である電動モータ12によって左右一対の駆動輪(車輪)14L、14Rを駆動させる駆動装置(車両用駆動装置)16を備えている。駆動装置16には、図1に示すように、電動モータ12と、電動モータ12からの駆動力を左右一対の駆動輪14L、14Rに伝達する動力伝達機構18と、電動モータ12および動力伝達機構18等を収容する収容ケース(ケース)20と、電動モータ12によって駆動する機械式のオイルポンプ22と、駆動輪14L、14Rと共に回転するドライブシャフト24L、24Rと、が備えられている。なお、動力伝達機構18には、電動モータ12に動力伝達可能に連結されたギヤ機構26と、ギヤ機構26に動力伝達可能に連結されたデファレンシャル装置28と、が備えられている。
電動モータ12は、図1に示すように、例えば収容ケース20に固定された円筒状のステータ12aと、円筒状のステータ12aの内側に所定の間隙を隔ててロータ軸30に固定された円筒状のロータ12bとを備えている。なお、円筒状のロータ12bの内周部に一体的に固設された円筒状のロータ軸30は、一対の第1軸受32a、32bを介して収容ケース20に第1回転軸線C1まわりに回転可能に支持されており、ロータ12bは、ロータ軸30に第1回転軸線C1まわりに回転可能に支持されている。また、ステータ12aには、ステータ12aの第1回転軸線C1方向の両側にそのステータ12aに巻き掛けられたコイルエンド12cが備えられている。
デファレンシャル装置28は、図1に示すように、第2回転軸線C2まわりに回転可能に支持された容器状のデファレンシャルケース28aと、デファレンシャルケース28aの外周部28bに固定されたデファレンシャルリングギヤ28cと、デファレンシャルケース28aに両端部が支持され、そのデファレンシャルケース28aの第2回転軸線C2に直交する姿勢でノックピン28d(図2参照)によりそのデファレンシャルケース28aに固定された円柱状のピニオンシャフト28eと、ピニオンシャフト28eを挟んで対向する状態で第2回転軸線C2まわりに回転自在に配置され、デファレンシャルケース28a内に収容された一対のサイドギヤ28fと、ピニオンシャフト28eが挿通させられることによってそのピニオンシャフト28eにより回転可能に支持された状態でデファレンシャルケース28aと共に回転し、一対のサイドギヤ28fと噛み合う一対のピニオン28gと、を備えている。なお、一対のサイドギヤ28fには、一対のドライブシャフト24L、24Rがそれぞれに連結されている。
ギヤ機構26は、図1および図2に示すように、電動モータ12に設けられたロータ軸30に動力伝達可能に連結された円筒状の第1回転軸26aと、第1回転軸26aに一体的に形成されたピニオン26bと、デファレンシャル装置28に設けられたデファレンシャルリングギヤ28cに噛み合う小径ギヤ26cと、小径ギヤ26cより大径であり、第1回転軸26aに形成されたピニオン26bに噛み合う大径ギヤ26dと、小径ギヤ26cおよび大径ギヤ26dが一体的に固設された円筒状の第2回転軸(回転軸)26eと、を備えている。なお、ギヤ機構26において、第2回転軸26eは、第2回転軸26eの両端部にそれぞれ設けられた一対の第2軸受34a、34bを介して収容ケース20に第3回転軸線(回転軸線)C3まわりに回転可能に支持されている。また、第2軸受34a、34bは、図2に示すように、円すいころ軸受である。また、第1回転軸26aは、第1回転軸26aの両端部にそれぞれ設けられた一対の第3軸受36a、36bを介して収容ケース20に第1回転軸線C1まわりに回転可能、すなわち電動モータ12に設けられたロータ軸30と同じ回転軸線C1まわりに回転可能に支持されている。なお、ピニオン26bおよび大径ギヤ26dは、斜歯歯車である。
収容ケース20は、図1および図2に示すように、第1ケース部材38と、第1ケース部材38に第1締結ボルトBo1によって一体的に固定された第2ケース部材40と、第1ケース部材38に第2締結ボルトBo2によって一体的に固定された第3ケース部材42と、を備えている。また、収容ケース20には、第1ケース部材38と第2ケース部材40とにより形成された第1収容空間S1と、第1ケース部材38と第3ケース部材42とにより形成された第2収容空間S2とが形成されており、第1収容空間S1には、動力伝達機構18等すなわちギヤ機構26、デファレンシャル装置28等が収容され、第2収容空間S2には、電動モータ12等が収容されている。なお、第1ケース部材38には、第1収容空間S1と第2収容空間S2とを隔てる隔壁38aが形成されており、第2ケース部材40には、第1ケース部材38に形成された隔壁38aに対向する壁部40aが形成されており、第3ケース部材42には、第1ケース部材38に形成された隔壁38aに対向する壁部42aが形成されている。
図1に示すように、収容ケース20内すなわち第2収容空間S2には、吐出孔44aからオイルを吐出して電動モータ12を冷却する管状の冷却パイプ44が、電動モータ12の鉛直方向上方に配置されている。また、第3ケース部材42の壁部42aには、例えば電動オイルポンプ(図示しない)から吐出されたオイルが流入するオイル流路42bが形成されており、そのオイル流路42bに流入したオイルは冷却パイプ44内に導入されるようになっている。なお、図1に示すように、冷却パイプ44内にオイルが導入されると、その導入されたオイルが冷却パイプ44に形成された吐出孔44aから電動モータ12に設けられたステータ12aおよびコイルエンド12cに吐出される。図1に示す矢印F1は、冷却パイプ44内に導入されたオイルの流れを示す矢印である。
図2から図4に示すように、オイルポンプ22は、内接歯車型のオイルポンプであり、オイルポンプ22には、第2ケース部材40の壁部40aと第2ケース部材40の壁部40aに取り付けられたポンプカバー46とによって形成されたポンプ室S3と、複数すなわち本実施例では8つの外周歯50aを有し第2回転軸26eに連結されたポンプ駆動軸48によって第3回転軸線C3まわりに回転可能に支持された円環状のインナロータ(ポンプロータ)50と、インナロータ50の外周歯50aと噛み合う複数すなわち本実施例では9つの内周歯52aを有し第2ケース部材40の壁部40aに形成された凹部40bによって第3回転軸線C3から偏心した第4回転軸線C4(図4参照)まわりに回転可能に支持された円環状のアウタロータ52と、が備えられている。なお、図4は、図3のIV-IV視断面図であり、図3は、図4のA-A視断面図である。
図2および図3に示すように、ポンプカバー46のインナロータ50およびアウタロータ52との摺動面には、オイルを吸入するための吸入油路(図示しない)に接続された吸入側接続口46aと、例えばポンプ駆動軸48に形成された軸方向油路48a等にオイルを圧送する第1圧送側接続口46bと、が形成されている。なお、ポンプカバー46には、オイルポンプ22から第1圧送側接続口46bに圧送されたオイルをポンプ駆動軸48に形成された軸方向油路48aへ供給する第1オイル供給油路46cが形成されている。また、ポンプカバー46には、例えばオイルポンプ22から吐出されるオイルの吐出量が過剰となった場合や、油路のつまり等により油圧が異常に高くなった場合等に、オイルポンプ22から吐出されるオイルの一部を排出するリリーフバルブ54が設けられている。
図2および図3に示すように、第2ケース部材40の壁部40aに形成された凹部40b内のインナロータ50およびアウタロータ52との摺動面には、例えば第2ケース部材40の壁部40aに形成された第2オイル供給油路40cに接続された第2圧送側接続口40dが形成されている。なお、第2ケース部材40の壁部40aに形成された第2オイル供給油路40cは、第2ケース40の壁部40aに沿って延びる油路であり、第2ケース部材40の壁部40aには、第2オイル供給油路40cと第1収容空間S1とを連通させる第1油路40eと、第2オイル供給油路40cと円筒状の第1回転軸26aの内部空間S4とを連通させる第2油路40fと、第2オイル供給油路40cとオイルポンプ22から吐出されたオイルの一部を貯留するキャッチタンク56内とを連通させる第3油路40gと、が形成されている。なお、第1油路40e、第2油路40f、第3油路40gには、それぞれオリフィスが形成されている。また、キャッチタンク56は、収容ケース20の第1収容空間S1においてオイルポンプ22の鉛直方向の上方側に配置されている。
以上のように構成されたオイルポンプ22では、車両前進走行時においてギヤ機構26に設けられた第2回転軸26eが回転駆動させられると、図4に示すように、第2回転軸26eに連結されたポンプ駆動軸48を介してインナロータ50が第3回転軸線C3まわり矢印a方向に回転駆動させられると共に、アウタロータ52が第4回転軸線C4まわり矢印b方向に回転させられる。これによって、ポンプカバー46に形成された吸入側接続口46aからオイルがポンプ室S3内へ吸入され、その吸入されたオイルが、ポンプ室S3内においてアウタロータ52の内周歯52aとインナロータ50の外周歯50aとにより仕切られて形成された複数の空間のいずれか1に取り込まれる。そして、上記空間内に取り込まれたオイルが、その空間の容積がインナロータ50の回転とともに減少する周方向位置に運ばれることで圧縮され、その圧縮により圧力が高められたオイルが、ポンプカバー46に形成された第1圧送側接続口46bおよび第2ケース部材40の壁部40aに形成された第2圧送側接続口40dから吐出される。
オイルポンプ22からポンプカバー46に形成された第1圧送側接続口46cに吐出されたオイルは、図2に示すように、オイルカバー46に形成された第1オイル供給油路46c、ポンプ駆動軸48に形成された軸方向油路48a、円筒状の第2回転軸26eの内部空間S5を順に通り、第2軸受34bに供給される。図2に示す矢印F2は、オイルポンプ22から第1圧送側接続口46cに吐出されたオイルの流れを示す矢印である。
オイルポンプ22から第2ケース部材40の壁部40aに形成された第2圧送側接続口40dに吐出されたオイルは、図2に示すように、第2ケース部材40の壁部40aに形成された第2オイル供給油路40cに供給される。なお、第2オイル供給油路40cに供給されたオイルの一部は、第2ケース部材40の壁部40aに形成された第1油路40eを通り、第2軸受34aに供給される。また、第2オイル供給油路40cに供給されたオイルの一部は、第2ケース部材40の壁部40aに形成された第2油路40fを通り、円筒状の第1回転軸26aの内部空間S4に供給される。第1回転軸26aの内部空間S4に供給されたオイルの一部は、第1回転軸26aに形成された径方向油路26f(図2参照)から遠心力に従って、第3軸受36bに放出され、第1回転軸26aの内部空間S4に供給されたオイルの他の一部は、円筒状のロータ軸30の内部空間S6に供給されると共にロータ軸30に形成された径方向油路30a(図1参照)から遠心力に従って、コイルエンド12cに放出される。図2に示す矢印F3は、第2油路40fに供給されたオイルの流れを示す矢印である。また、第2オイル供給油路40cに供給されたオイルの一部は、第2ケース部材40の壁部40aに形成された第3油路40gを通り、キャッチタンク56に貯留される。なお、キャッチタンク56に貯留されたオイルは、キャッチタンク56に形成された排出孔56aから例えば第1回転軸26aに形成されたピニオン26bに放出される。図2に示す矢印F4は、第3油路40gに供給されたオイルの流れを示す矢印である。
図3に示すように、ポンプ駆動軸48には、第2ケース部材40の壁部40aに形成された挿通孔40hに挿通された挿通部48bと、ポンプ駆動軸48において挿通部48bよりも軸方向の一端部側すなわち挿通部48bよりも第3回転軸線C3方向のインナロータ50側に設けられ、インナロータ50に動力伝達可能且つインナロータ50に対して第3回転軸線C3方向の相対移動可能に同心に嵌合した第1嵌合部48cと、ポンプ駆動軸48において第1嵌合部48cと挿通部48bとの間に形成された段差部48dと、ポンプ駆動軸48において挿通部48bよりも軸方向の他端部側すなわち挿通部48bよりも第3回転軸線C3方向のインナロータ50側とは反対側に設けられ、第2回転軸26eに動力伝達可能且つ第2回転軸26eに対して第3回転軸線C3方向の相対移動可能に同心に嵌合した第2嵌合部48eと、ポンプ駆動軸48において第2嵌合部48eと挿通部48bとの間に設けられ、第2嵌合部48eおよび挿通部48bよりも外径(径)Dが大きく形成された鍔部48fと、が一体に形成されている。
ポンプ駆動軸48に形成された第1嵌合部48cには、図3および図4に示すように、第1嵌合部48cの外周部の一部が切り欠かれた一対の切欠E1、E2が形成されており、その一対の切欠E1、E2が形成された第1嵌合部48cがインナロータ50に形成された嵌合孔50bに嵌合されることによって、ポンプ駆動軸48に形成された第1嵌合部48cは、インナロータ50に動力伝達可能すなわちインナロータ50に対して相対回転不能且つインナロータ50に対して第3回転軸線C3方向の相対移動可能に同心に嵌合する。なお、第1嵌合部48cに一対の切欠E1、E2が形成されることによって、第1嵌合部48cと挿通部48bとの間に段差部48dが形成される。
円筒状の第2回転軸26eのポンプ駆動軸48側の端部26gには、図3に示すように、第3回転軸線C3に接近する方向に突き出した円環状の突部26hが形成されており、その突部26hの内周面には、内周スプライン歯26iが形成されている。なお、上記突部26hの内径D2は、第2嵌合部48eの外径より大きく、且つ鍔部48fの外径D1より小さい。また、ポンプ駆動軸48に形成された第2嵌合部48eの外周面には、第2回転軸26eの突部26hに形成された内周スプライン歯26iにスプライン嵌合する外周スプライン歯48gが形成されている。すなわち、ポンプ駆動軸48に形成された第2嵌合部48eは、第2嵌合部48eに形成された外周スプライン歯48gが第2回転軸26eの突部26hに形成された内周スプライン歯26iにスプライン嵌合されることによって、第2回転軸26eに動力伝達可能すなわち第2回転軸26eに対して相対回転不能且つ第2回転軸26eに対して第3回転軸線C3方向の相対移動可能に同心に嵌合する。
第2ケース部材40の壁部40aに形成された挿通孔40hは、図3に示すように、ポンプ室S3と第2回転軸26eの内部空間S5とを連通し且つ第3回転軸線C3方向に延びる円柱状の孔であり、第2ケース部材40の壁部40aには、壁部40aに形成された凹部40bの底面40iに開口されたインナロータ側開口40jと、第2ケース部材40の壁部40aからポンプ駆動軸48の鍔部48fに接近する方向に円筒状に突き出した円筒突部40kと、が形成されている。なお、円筒突部40kの内部空間は、挿通孔40hの一部である。
ポンプ駆動軸48の挿通部48bは、図3に示すように、円柱形状に形成されており、そのポンプ駆動軸48の挿通部48bは、第2ケース部材40の壁部40aに形成された円柱形状の挿通孔40hの内周面40lによって、ポンプ駆動軸48の軸心すなわち第3回転軸線C3まわりに回転可能且つ第3回転軸線C3方向の移動可能に支持されている。また、ポンプ駆動軸48の挿通部48bは、図3に示すように、ポンプ駆動軸48の軸方向すなわち第3回転軸線C3方向において、ポンプ駆動軸48の全長の長さLの1/2である。また、ポンプ駆動軸48の軸方向すなわち第3回転軸線C3方向において、ポンプ駆動軸48の段差部48dとインナロータ50の第2回転軸26e側の側面50cとの間の隙間B1は、ポンプ駆動軸48の鍔部48fのインナロータ50側の側面48hと第2ケース部材40の壁部40aに形成された円筒突部40kの先端面40mとの間の隙間B2より大きい(B1>B2)。
ポンプ駆動軸48に形成された軸方向油路48aは、図2および図3に示すように、ポンプカバー46に形成された第1オイル供給油路46cと第2回転軸26eの内部空間S5とを連通し、ポンプ駆動軸48の軸方向すなわち第3回転軸線C3方向に延びた油路であり、ポンプ駆動軸48には、図3に示すように、ポンプ駆動軸48の第3回転軸線C3方向の一端側の端面48iすなわち第3回転軸線C3方向のインナロータ50側の端面48iに開口され、オイルポンプ22から吐出されたオイルを軸方向油路48aへ導入するオイル導入口48jと、ポンプ駆動軸48の第3回転軸線C3方向の他端側の端面48kすなわち第3回転軸線C3方向の第2回転軸26e側の端面48kに開口され、軸方向油路48aに導入されたオイルを第2回転軸26eの内部空間S5へ放出するオイル放出口48lと、が形成されている。なお、オイルポンプ22からポンプカバー46に形成された第1オイル供給油路46cにオイルが吐出されると、第1オイル供給油路46cに吐出されたオイルがポンプ駆動軸48に形成されたオイル導入口48jから軸方向油路48aに導入され、その軸方向油路48aに導入されたオイルがポンプ駆動軸48に形成されたオイル放出口48lから第2回転軸26eの内部空間S5に放出される。また、第1オイル供給油路46cに吐出されたオイルがポンプ駆動軸48に形成されたオイル導入口48jから軸方向油路48aに導入されると、オイルポンプ22から吐出されるオイルの油圧によってポンプ駆動軸48が、第2ケース部材40の壁部40aに対して第3回転軸線C3方向の第2回転軸26e側に向けて相対移動させられる。
以上のように構成されたポンプ駆動軸48では、ポンプ駆動軸48が収容ケース20すなわち第2ケース部材40の壁部40aに対して第3回転軸線C3方向のインナロータ50側に向けてすなわち図3に示す矢印G方向に向けて相対移動させられると、段差部48dがインナロータ50の側面50cに当接する前に鍔部48fの側面48hが第2ケース部材40の壁部40aに形成された円筒突部40kの先端面40mに当接してポンプ駆動軸48の相対移動が規制される。また、例えば、オイルポンプ20から吐出されるオイルの油圧によって、ポンプ駆動軸48が収容ケース20すなわち第2ケース部材40の壁部40aに対して第3回転軸線C3方向の第2回転軸26e側に向けてすなわち図3に示す矢印G方向とは反対方向に向けて相対移動させられると、鍔部48fが第2ケース部材40の壁部40aに形成された円筒突部40kから離間して第2回転軸26eに形成された突部26hに当接して、ポンプ駆動軸48の相対移動が規制される。
上述のように、本実施例の駆動装置16によれば、ポンプ駆動軸48は、第2ケース部材40の壁部40aに形成された挿通孔40hに挿通された挿通部48bと、ポンプ駆動軸48において挿通部48bよりも軸方向の一端部側に設けられ、インナロータ50に動力伝達可能且つインナロータ50に対して軸方向の相対移動可能に同心に嵌合した第1嵌合部48cと、ポンプ駆動軸48において第1嵌合部48cと挿通部48bとの間に形成された段差部48dと、ポンプ駆動軸48において挿通部48dよりも前記軸方向の他端部側に設けられ、第2回転軸26eに動力伝達可能且つ第2回転軸26eに対して前記軸方向の相対移動可能に同心に嵌合した第2嵌合部48eと、ポンプ駆動軸48において第2嵌合部48eと挿通部48bとの間に設けられ、第2嵌合部48eおよび挿通部48bよりも外径D1が大きく形成された鍔部48fと、を備えており、ポンプ駆動軸48が第2ケース部材40の壁部40aに対して前記軸方向の一端部側に向けて相対移動させられると、段差部48dがインナロータ50に当接する前に鍔部48fが第2ケース部材40の壁部40aに形成された円筒突部40kに当接してポンプ駆動軸48の相対移動が規制される。このため、ポンプ駆動軸48から前記軸方向の一端部側に向けて第2ケース部材40の壁部40aに対して相対移動する方向に過大な荷重が作用したとしても、ポンプ駆動軸48が前記軸方向の一端部側に向けて第2ケース部材40の壁部40aに対して相対移動して、段差部48dがインナロータ50に当接する前に鍔部48fでポンプ駆動軸48が第2ケース部材40の壁部40aに形成された円筒突部40kに受け止められるので、インナロータ50に過大な荷重が入力されるのを防ぐことができる。
また、本実施例の駆動装置16によれば、ポンプ駆動軸48の前記軸方向の一端側の端面48iには、オイルポンプ22から吐出されたオイルを導入するオイル導入口48jが形成されており、オイルポンプ22から吐出されるオイルの油圧によってポンプ駆動軸48が第2ケース部材40の壁部40aに対して前記軸方向の他端部側に向けて相対移動させられると、鍔部48fが第2ケース部材40の壁部40aに形成された円筒突部40kから離間して第2回転軸26eの突部26hに当接し、ポンプ駆動軸48の相対移動が規制される。このため、ポンプ駆動軸48が回転し、オイルポンプ22から吐出されるオイルの油圧によってポンプ駆動軸48が前記軸方向の他端部側に向けて第2ケース部材40の壁部40aに対して相対移動させられると、鍔部48fが第2ケース部材40の壁部40aに形成された円筒突部40kから離間するので、回転するポンプ駆動軸48に備えられた鍔部48fと非回転部材である第2ケース部材40の壁部40aに形成された円筒突部40kとが接触し難くなり鍔部48fと円筒突部40kとの摩耗を好適に低減させることができる。
また、本実施例の駆動装置16によれば、ポンプ駆動軸48の軸方向すなわち第3回転軸線C3方向において、ポンプ駆動軸48の段差部48dとインナロータ50との間の隙間B1は、ポンプ駆動軸48の鍔部48fと第2ケース部材40の壁部40aに形成された円筒突部40kとの間の隙間B2より大きい。このため、ポンプ駆動軸48が前記軸方向の一端部側に向けて第2ケース部材40の壁部40aに対して相対移動させられると、段差部48dがインナロータ50に当接する前に鍔部48fが第2ケース部材40の壁部40aに形成された円筒突部40kに当接する。
また、本実施例の駆動装置16によれば、第2回転軸26eは、ポンプ駆動軸48の軸心と同心の第3回転軸線C3まわりに回転可能に第2軸受34a、34bを介して第2ケース部材40の壁部40aに支持されており、第2軸受34a、34bは、円すいころ軸受である。このため、電動モータ12から動力伝達機構18に設けられた第2回転軸26eに駆動力が伝達されて第2回転軸26eが第3回転軸線C3まわりに回転しても、円すいころ軸受である第2軸受34a、34bによって第2回転軸26eの第3回転軸線C3方向の移動が好適に抑制されるので、第2回転軸26eの第3回転軸線C3方向の移動に連動してポンプ駆動軸48が前記軸方向すなわち第3回転軸線方向C3に移動することが好適に抑制される。
また、本実施例の駆動装置16によれば、ポンプ駆動軸48の挿通部48bは、第2ケース部材40の壁部40aに形成された挿通孔40hの内周面40lによってポンプ駆動軸48の軸心すなわち第3回転軸線C3まわりに回転可能且つポンプ駆動軸48の軸方向すなわち第3回転軸線C3の移動可能に支持されており、ポンプ駆動軸48の挿通部48bは、ポンプ駆動軸48の軸方向すなわち第3回転軸線C3方向において、ポンプ駆動軸48の全長の長さLの1/2である。このため、ポンプ駆動軸48の軸心が第2回転軸26eの軸心に対して傾くことが好適に抑制される。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はその他の態様においても適用される。
例えば、前述の実施例の駆動装置16において、駆動装置16は、駆動力源である電動モータ12によって左右一対の駆動輪14L、14Rを駆動させていたが、例えば電動モータ12以外の駆動力源例えばエンジン等によって左右一対の駆動輪14L、14Rを駆動させても良い。
また、前述の実施例の駆動装置16において、オイルポンプ22は、内接歯車型のオイルポンプであったが、例えば外接歯車型のオイルポンプ、ベーン式のオイルポンプ等であっても良く、ポンプロータが回転駆動させられることによってオイルポンプからオイルを吐出するオイルポンプであればどのような型式のオイルポンプが使用されても良い。
また、前述の実施例の駆動装置16において、ポンプ駆動軸48の挿通部48bは、第3回転軸線C3方向において、ポンプ駆動軸48の全長の長さLの1/2であったが、ポンプ駆動軸48の挿通部48bをポンプ駆動軸48の全長の長さLの1/2より長くなるように設計しても良い。
なお、上述したのはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
12:電動モータ(駆動力源)
14L、14R:駆動輪(車輪)
16:駆動装置(車両用駆動装置)
18:動力伝達機構
20:収容ケース(ケース)
22:オイルポンプ
26e:第2回転軸(回転軸)
34a、34b:第2軸受(軸受)
40h:挿通孔
40l:内周面
46:ポンプカバー
48:ポンプ駆動軸
48b:挿通部
48c:第1嵌合部
48d:段差部
48e:第2嵌合部
48f:鍔部
48i:端面
48j:オイル導入口
50:インナロータ(ポンプロータ)
B1、B2:隙間
C3:第3回転軸線(回転軸線)
D1:外径(径)
S3:ポンプ室

Claims (5)

  1. 駆動力源からの駆動力を車輪に伝達する動力伝達機構と、前記動力伝達機構を収容するケースと、前記動力伝達機構に設けられ、前記ケースに回転可能に支持された回転軸と、前記ケースと前記ケースに取り付けられたポンプカバーとによって形成されたポンプ室に収容されたポンプロータを有し、前記ポンプロータが前記回転軸に連結されたポンプ駆動軸によって回転駆動させられることによりオイルを吐出するオイルポンプと、を備える車両用駆動装置であって、
    前記ポンプ駆動軸は、
    前記ケースに形成された挿通孔に挿通された挿通部と、
    前記ポンプ駆動軸において前記挿通部よりも軸方向の一端部側に設けられ、前記ポンプロータに動力伝達可能且つ前記ポンプロータに対して前記軸方向の相対移動可能に同心に嵌合した第1嵌合部と、
    前記ポンプ駆動軸において前記第1嵌合部と前記挿通部との間に形成された段差部と、
    前記ポンプ駆動軸において前記挿通部よりも前記軸方向の他端部側に設けられ、前記回転軸に動力伝達可能且つ前記回転軸に対して前記軸方向の相対移動可能に同心に嵌合した第2嵌合部と、
    前記ポンプ駆動軸において前記第2嵌合部と前記挿通部との間に設けられ、前記第2嵌合部および前記挿通部よりも径が大きく形成された鍔部と、を備えており、
    前記ポンプ駆動軸が前記ケースに対して前記軸方向の一端部側に向けて相対移動させられると、前記段差部が前記ポンプロータに当接する前に前記鍔部が前記ケースに当接して前記ポンプ駆動軸の相対移動が規制されることを特徴とする車両用駆動装置。
  2. 前記ポンプ駆動軸の前記軸方向の一端側の端面には、前記オイルポンプから吐出されたオイルを導入するオイル導入口が形成されており、
    前記オイルポンプから吐出されるオイルの油圧によって前記ポンプ駆動軸が前記ケースに対して前記軸方向の他端部側に向けて相対移動させられると、前記鍔部が前記ケースから離間して前記回転軸に当接し、前記ポンプ駆動軸の相対移動が規制されることを特徴とする請求項1の車両用駆動装置。
  3. 前記ポンプ駆動軸の軸方向において、前記ポンプ駆動軸の段差部と前記ポンプロータとの間の隙間は、前記ポンプ駆動軸の鍔部と前記ケースとの間の隙間より大きいことを特徴とする請求項1または2の車両用駆動装置。
  4. 前記回転軸は、前記ポンプ駆動軸の軸心と同心の回転軸線まわりに回転可能に軸受を介して前記ケースに支持されており、
    前記軸受は、円すいころ軸受であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つの車両用駆動装置。
  5. 前記ポンプ駆動軸の挿通部は、前記ケースに形成された前記挿通孔の内周面によって前記ポンプ駆動軸の軸心まわりに回転可能且つ前記ポンプ駆動軸の軸方向の移動可能に支持されており、
    前記ポンプ駆動軸の挿通部は、前記ポンプ駆動軸の軸方向において、前記ポンプ駆動軸の全長の1/2以上であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1つの車両用駆動装置。
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