JP2009052467A - ギヤポンプ - Google Patents

ギヤポンプ Download PDF

Info

Publication number
JP2009052467A
JP2009052467A JP2007219669A JP2007219669A JP2009052467A JP 2009052467 A JP2009052467 A JP 2009052467A JP 2007219669 A JP2007219669 A JP 2007219669A JP 2007219669 A JP2007219669 A JP 2007219669A JP 2009052467 A JP2009052467 A JP 2009052467A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
driven
drive
drive gear
diameter portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007219669A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Yamashita
勝巳 山下
Shigeru Suzuki
鈴木  茂
Masaki Ota
太田  雅樹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP2007219669A priority Critical patent/JP2009052467A/ja
Publication of JP2009052467A publication Critical patent/JP2009052467A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Rotary Pumps (AREA)
  • Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)

Abstract

【課題】互いに異なる外径を有する部位で支持される駆動ギヤ回転軸及び従動ギヤ回転軸を備えたギヤポンプにおいて、耐久性を向上するとともに、部品を共通化して製造コストを低減することを実現したギヤポンプを提供する。
【解決手段】ギヤポンプ1は2つのギヤ対8、11を備えている。ギヤ対8の駆動ギヤ6とギヤ対11の駆動ギヤ9とが、スプライン嵌合によって単一の駆動ギヤ回転軸12に接続されている。駆動ギヤ回転軸12には大径部12cと、大径部12cより小さい外径を有する第1小径部12d及び第2小径部12eとが形成されている。第1小径部12dが、大径部12cと同一の外径を有するカラー15を介してすべり軸受14bに支持されている。第2小径部12eも、大径部12cと同一の外径を有するカラー16を介してすべり軸受14cに支持されている。すべり軸受14a〜14cは、すべて同一の部品となっている。
【選択図】図1

Description

この発明はギヤポンプに関する。
1つのギヤ対を備える単連式のギヤポンプを軸方向に複数並べて配置し、それらを連結して一体として回転するように構成した多連式のギヤポンプが公知である。例えば特許文献1には、単連式のギヤポンプを2つ備え、これらを連結した2連式のギヤポンプが開示されている。単連式である2つのギヤポンプは、単一の駆動軸および単一の従動軸をそれぞれ備えており、これらのうちの2つの駆動軸が継手部材を介して連結されている。継手部材は略円筒形状を有する部材であって、その両側部から2つの駆動軸がそれぞれ挿入されており、駆動軸の外周部に形成された雄スプラインと継手部材の内周部に形成された雌スプラインとが連結され、一体として回転可能となっている。
実開平2−76186号公報
以上のように構成される2連式のギヤポンプにおいて、2つの駆動軸、及び2つの従動軸をそれぞれ一体として形成した場合の例を、ギヤポンプ71として図7に示す。
これによれば、ギヤポンプ71の内部に、ボディ72の隔壁72aに隔てられた2つのギヤ室73a及びギヤ室73bが形成されている。一方のギヤ室73a内には、駆動ギヤ74a及び従動ギヤ74bからなるギヤ対74が収容されており、他方のギヤ室73b内には、駆動ギヤ75a及び従動ギヤ75bからなるギヤ対75が収容されている。また、ギヤポンプ71の内部には、駆動ギヤ74a及び駆動ギヤ75aを貫通する単一の駆動ギヤ回転軸76と、従動ギヤ74b及び従動ギヤ75bを貫通する単一の従動ギヤ回転軸77とが設けられている。駆動ギヤ回転軸76の外周面には雄スプラインが2箇所に形成されており、駆動ギヤ74aの内周面及び駆動ギヤ75aの内周面には雌スプラインが形成されている。駆動ギヤ74a及び駆動ギヤ75aと駆動ギヤ回転軸76とは、スプライン嵌合によって接続されており、一体として回転可能となっている。
ボディ72の一方の側部にはハウジング78aが設けられており、サイドプレート79aを貫通した駆動ギヤ回転軸76の一端は、ハウジング78aに嵌入されたすべり軸受80に挿入され、回転可能に支持されている。ボディ72の他方の側部にはハウジング78bが設けられており、サイドプレート79bを貫通した駆動ギヤ回転軸76の他端は、ハウジング78bに嵌入されたすべり軸受81に挿入され、回転可能に支持されている。また、ボディ72の隔壁72aにおいて、駆動ギヤ回転軸76が貫通する部位にはすべり軸受82が嵌入されており、駆動ギヤ回転軸76を回転可能に支持している。さらに、ハウジング78aにはすべり軸受80に対するオイルシール83が、ハウジング78bにはすべり軸受81に対するオイルシール84がそれぞれ設けられている。オイルシール83、84は、ギヤポンプ71の運転中にギヤ室73a内及びギヤ室73b内に生じる流体の圧力差によって形成される高圧側空間領域と低圧側空間領域とを遮断している。従動ギヤ回転軸77側も、駆動ギヤ回転軸76側と同様に構成されている。
しかしながら、図7に示すギヤポンプ71のように、駆動ギヤ回転軸及び従動ギヤ回転軸の外周面に雄スプラインを形成する場合、雄スプラインの両側に位置する部位の外径はそれぞれ異なったものとなる。このような駆動ギヤ回転軸及び従動ギヤ回転軸を支持する各すべり軸受の内径も、支持する部位の外径に応じて互いに異なるため、ギヤポンプの運転中に各すべり軸受に作用する面圧にも差異が生じ、内径の小さいすべり軸受には高い面圧が作用する。通常、駆動ギヤ回転軸及び従動ギヤ回転軸と、これらを支持する各すべり軸受との間には、潤滑のために油膜が形成されるように構成されているが、高い面圧が作用するすべり軸受においては、油膜切れが生じやすくなる。したがって、内径の小さいすべり軸受が内径の大きいすべり軸受より早く摩耗するため、駆動ギヤ回転軸及び従動ギヤ回転軸が、等しい外径を有する部位で支持される場合と比較すると、ギヤポンプの耐久性が悪化するという問題点を有していた。
一方で、内径の小さいすべり軸受を軸方向に長くして、面圧を低減することも可能であるが、ギヤポンプ自体の全長も長くなるため、搭載性が悪化する、重量が増加するといった問題点を有していた。また、例えば図7に示すギヤポンプを構成するためには、3種類のすべり軸受、これらを嵌入するための軸受孔、2種類のサイドプレートやオイルシール等、個別の部品や個別の加工寸法が必要となるため、製造コストが増大するという問題点を有していた。
この発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、互いに異なる外径を有する部位で支持される駆動ギヤ回転軸及び従動ギヤ回転軸を備えたギヤポンプにおいて、耐久性を向上するとともに、部品を共通化して製造コストを低減することを実現したギヤポンプを提供することを目的とする。
この発明に係るギヤポンプは、互いに噛み合って回転する駆動ギヤ及び従動ギヤからなるギヤ対と、駆動ギヤを接続するための駆動ギヤ回転軸接続部、円筒状の駆動側大径部、及び駆動側大径部より小さい外径を有する円筒状の駆動側小径部が形成され、外部から駆動力が与えられる駆動ギヤ回転軸と、従動ギヤを接続するための従動ギヤ回転軸接続部、円筒状の従動側大径部、及び従動側大径部より小さい外径を有する円筒状の従動側小径部が形成される従動ギヤ回転軸と、駆動ギヤ回転軸を回転可能に支持する駆動側すべり軸受と、従動ギヤ回転軸を回転可能に支持する従動側すべり軸受とを備え、外部から吸入した流体を昇圧して吐出するギヤポンプにおいて、駆動側小径部には、駆動側大径部と同一の外径を有する駆動側隙間調整部材が挿入され、従動側小径部には、従動側大径部と同一の外径を有する従動側隙間調整部材が挿入され、駆動側小径部が、駆動側隙間調整部材を介して駆動側すべり軸受に回転可能に支持され、従動側小径部が、従動側隙間調整部材を介して従動側すべり軸受に回転可能に支持されることを特徴とするものである。
駆動ギヤ回転軸の駆動側小径部を、駆動側大径部と同一の外径を有する駆動側隙間調整部材を介して駆動側すべり軸受で支持したので、ギヤポンプの運転中に各駆動側すべり軸受に作用する面圧が、駆動ギヤ回転軸の外径にかかわらず一定となる。従動ギヤ回転軸においても、従動側小径部を、従動側大径部と同一の外径を有する従動側隙間調整部材を介して従動側すべり軸受で支持したので、各従動側すべり軸受に作用する面圧が、従動ギヤ回転軸の外径にかかわらず一定となる。各駆動側すべり軸受及び各従動側すべり軸受に一定の面圧が作用するため、これらの摩耗の早さにも差異が生じなくなり、一定の耐久性が確保される。また、駆動側隙間調整部材及び従動側隙間調整部材を設けることによって、駆動側すべり軸受及び従動側すべり軸受をすべて同一の部品として構成できるとともに、これらを設けるために必要となる加工寸法も同一となる。したがって、互いに異なる外径を有する部位で支持される駆動ギヤ回転軸及び従動ギヤ回転軸を備えたギヤポンプにおいて、耐久性を向上するとともに、部品を共通化して製造コストを低減することが実現できる。
複数のギヤ対を備えており、駆動ギヤ回転軸には、複数の駆動ギヤ回転軸接続部、駆動側大径部、及び互いに異なる外径を有する複数の駆動側小径部が形成され、従動ギヤ回転軸には、複数の従動ギヤ回転軸接続部、従動側大径部、及び互いに異なる外径を有する複数の従動側小径部が形成されてもよい。複数のギヤ対を備える多連式のギヤポンプにおいては、駆動ギヤ回転軸及び従動ギヤ回転軸を、中央部において大きい外径を有し、両端部において小さい外径を有するように構成することも可能である。しかしながら、駆動ギヤ回転軸及び従動ギヤ回転軸をこのように構成した場合、駆動力が入力される部位である駆動ギヤ回転軸の一端側の外径が小さくなり、強度の低下によって信頼性が不足するという問題点を有している。上述した複数のギヤ対を備えるギヤポンプにおいては、最大の外径を有する駆動側大径部に駆動力が入力されるように構成することが可能となる。したがって、駆動ギヤ回転軸の、外部から駆動力が入力される部位の強度を確保して、ギヤポンプの信頼性を向上することが可能となる。
駆動ギヤには、駆動ギヤ回転軸接続部に接続される駆動ギヤ接続部と、円筒状の内周面を有する駆動ギヤ内周部とが形成され、従動ギヤには、従動ギヤ回転軸接続部に接続される従動ギヤ接続部と、円筒状の内周面を有する従動ギヤ内周部とが形成され、駆動ギヤ回転軸に対する、径方向における駆動ギヤの位置が、駆動ギヤ内周部によって拘束され、従動ギヤ回転軸に対する、径方向における従動ギヤの位置が、従動ギヤ内周部によって拘束されてもよい。駆動ギヤ回転軸に対する駆動ギヤの径方向における位置決めを、駆動ギヤ回転軸接続部及び駆動ギヤ接続部で行うためには、駆動ギヤ回転軸接続部及び駆動ギヤ接続部を高い加工精度で形成することが要求される。一方、駆動ギヤ内周部の内周面は加工が容易な円筒状であるため、高い加工精度を必要としない。したがって、高い加工精度を必要とすることなく、駆動ギヤ回転軸に対する駆動ギヤの径方向における位置決めを正確に行うことが可能となる。
駆動側隙間調整部材が、駆動ギヤの駆動ギヤ内周部内に延在し、従動側隙間調整部材が、従動ギヤの従動ギヤ内周部内に延在してもよい。駆動ギヤ回転軸と駆動側隙間調整部材とが接触する領域、及び従動ギヤ回転軸と従動側隙間調整部材とが接触する領域が増加するため、ギヤポンプの運転中における駆動ギヤ回転軸及び従動ギヤ回転軸のたわみが低減され、ギヤポンプの耐久性をさらに向上することが可能となる。
駆動ギヤの駆動ギヤ接続部、及び従動ギヤの従動ギヤ接続部は、雌スプラインであって、駆動ギヤの駆動ギヤ内周部の内径、及び従動ギヤの従動ギヤ内周部の内径は、それぞれ対応する雌スプラインの歯底円の直径より大きくてもよい。雌スプラインの加工を、駆動ギヤ内周部内、または従動ギヤ内周部内に貫通するように行えるため、軸方向における加工寸法を厳密に管理することが不要となり、製造コストを低減することが可能となる。
この発明によれば、互いに異なる外径を有する部位で支持される駆動ギヤ回転軸及び従動ギヤ回転軸を備えたギヤポンプにおいて、耐久性を向上するとともに、部品を共通化して製造コストを低減することが可能となる。
以下に、この発明の実施の形態について説明する。
実施の形態1.
図1に、この実施の形態1に係るギヤポンプ1を示す。尚、以下の説明は、ギヤポンプ1を荷役装置用の油圧ポンプとして適用した場合を例としたものである。
ギヤポンプ1は、ボディ2と、一対のハウジング3a、3bとを備えている。ボディ2の内部には、隔壁2aに隔てられた2つの空洞部2b、2cが形成されており、これらを塞ぐように、ボディ2の空洞部2b側にはハウジング3a、空洞部2c側にはハウジング3bが設けられている。また、ボディ2内の空洞部2bとハウジング3aとの間にはサイドプレート4aが設けられており、サイドプレート4aがボディ2内の空洞部2bを囲むことによって、第1ギヤ室5aが形成されている。一方、ボディ2内の空洞部2cとハウジング3bとの間にもサイドプレート4bが設けられており、サイドプレート4bがボディ2内の空洞部2cを囲むことによって第2ギヤ室5bが形成されている。第1ギヤ室5a内には、駆動ギヤ6及び従動ギヤ7からなるギヤ対8が収容されており、第2ギヤ室5b内には、駆動ギヤ9及び従動ギヤ10からなるギヤ対11が収容されている。
また、ギヤポンプ1の内部には、第1ギヤ室5a内の駆動ギヤ6、ボディ2の隔壁2a、及び第2ギヤ室5b内の駆動ギヤ9を貫通する単一の駆動ギヤ回転軸12と、第1ギヤ室5a内の従動ギヤ7、ボディ2の隔壁2a、及び第2ギヤ室5b内の従動ギヤ10を貫通する単一の従動ギヤ回転軸13が設けられている。
図2に示すように、駆動ギヤ回転軸12の外周面には、第1ギヤ室5a内に位置する雄スプライン12aと、第2ギヤ室5b内に位置する雄スプライン12bとが形成されている。一方、駆動ギヤ回転軸12が貫通する駆動ギヤ6の内周面には雌スプライン6aが形成されており、駆動ギヤ6の雌スプライン6aと駆動ギヤ回転軸12の雄スプライン12aとが周方向に係合している。また、駆動ギヤ9の内周面にも雌スプライン9aが形成されており、駆動ギヤ9の雌スプライン9aと駆動ギヤ回転軸12の雄スプライン12bとが周方向に係合している。したがって、2つの駆動ギヤ6、9が、スプライン嵌合によって駆動ギヤ回転軸12にそれぞれ接続され、駆動ギヤ6、9、及び駆動ギヤ回転軸12が一体として回転可能となっている。ここで、駆動ギヤ6に形成された雌スプライン6aと駆動ギヤ9に形成された雌スプライン9aは、共に駆動ギヤ接続部を構成しており、駆動ギヤ回転軸12に形成された雄スプライン12a、12bは、駆動ギヤ回転軸接続部を構成している。
次に、ハウジング3bから見てハウジング3a側を前端側、ハウジング3aから見てハウジング3b側を後端側として、駆動ギヤ回転軸12の支持構造について説明する。また、駆動ギヤ回転軸12の、雄スプライン12aの前端側に位置する円筒状の部位を、外径D1を有する駆動側大径部である大径部12cとする。
駆動ギヤ回転軸12の外周面に雄スプライン12aが形成されたことによって、その後端側に位置する部位の外径は大径部12cの外径D1より小さくなっており、雄スプライン12aと雄スプライン12bとの間に、外径D1より小さい外径D2を有する円筒状の第1小径部12dが形成されている。同様に、雄スプライン12bが形成されたことによって、その後端側に位置する部位の外径も第1小径部12dより小さくなっており、雄スプライン12bの後端側に、第1小径部12dの外径D2より小さい外径D3を有する円筒状の第2小径部12eが形成されている。このように、駆動ギヤ回転軸12は、雄スプライン12a、12bを境目として、前端側から後端側に向かって段付き状に外径が細くなる構造となっている。ここで、駆動ギヤ回転軸12の第1小径部12d、第2小径部12eは、複数の駆動側小径部として形成されている。
駆動ギヤ回転軸12の大径部12cを支持するため、ハウジング3aの、駆動ギヤ6に対向する部位には軸受孔3a1(図1参照)が形成されており、軸受孔3a1の内部にはすべり軸受14aが嵌入されている。すべり軸受14aには、駆動ギヤ回転軸12の大径部12cが挿入されており、駆動ギヤ回転軸12の大径部12cが、すべり軸受14aによって回転可能に支持されている。
また、ボディ2の隔壁2aを貫通している駆動ギヤ回転軸12の第1小径部12dを支持するため、ボディ2の隔壁2aには軸受孔2dが形成されている。軸受孔2dは、ハウジング3aに形成された軸受孔3a1と同一の内径を有するように形成されており、その内部には、ハウジング3aに嵌入されたすべり軸受14aと同一の部品であるすべり軸受14bが嵌入されている。ここで、駆動ギヤ回転軸12の第1小径部12dは、大径部12cの外径D1より小さい外径D2を有しているため、第1小径部12dの外周面とすべり軸受14bの内周面との間には隙間が形成された状態となっている。この隙間を埋めるように、すべり軸受14bの内部には円筒状のカラー15が挿入されており、カラー15の内部に駆動ギヤ回転軸12の第1小径部12dが挿入されている。カラー15は、駆動ギヤ回転軸12の大径部12cと同一の外径D1を有しており、第1小径部12dが、カラー15を介して、すべり軸受14aと同一の部品であるすべり軸受14bに支持されている。ここで、駆動ギヤ回転軸12の大径部12c及びカラー15の「同一の外径」とは、実質的に同一であることを意味しており、寸法公差の範囲内における加工寸法のばらつきに関しては許容されることを意味する。
さらに、駆動ギヤ回転軸12の最も後端側である第2小径部12eを支持するため、ハウジング3bの、駆動ギヤ9に対向する部位には軸受孔3b1が形成されている。軸受孔3b1の内部には、すべり軸受14a、14bと同一の部品であるすべり軸受14cが嵌入されており、すべり軸受14cには駆動ギヤ回転軸12の第2小径部12eが挿入されている。ここで、第2小径部12eの外径D3は、大径部12cの外径D1より小さいため、第2小径部12eの外周面とすべり軸受14cとの間には隙間が形成されている。この隙間を埋めるように、すべり軸受14cの内部にカラー16が挿入されている。カラー16も、駆動ギヤ回転軸12の大径部12cと同一の外径D1を有しており、第2小径部12eが、カラー16を介してすべり軸受14cに支持されている。
以上のように、部位によって異なる外径を有する駆動ギヤ回転軸12は、第1小径部12dがカラー15を介し、第2小径部12eがカラー16を介して、同一の駆動側すべり軸受であるすべり軸受14a〜14cによって回転可能に支持される構造となっている。ここで、カラー15、16は駆動側隙間調整部材として、すべり軸受14bの内部、すべり軸受14cの内部にそれぞれ挿入されている。また、すべり軸受14a〜14cの内周面には、ギヤポンプ1の運転中に駆動ギヤ回転軸12とカラー15、16とを連れ回りさせるため、すべり軸受14a〜14cの基材より小さい摩擦係数を有する樹脂等の材料によって、図示しない摺動層が形成されている。
図1に戻って、駆動ギヤ回転軸12の雄スプライン12a、12bは、それぞれ第1ギヤ室5a、及び第2ギヤ室5bの前端側約半分の長さとなるように形成されている。一方、図2に示されるように、駆動ギヤ6、9の内周面において、雌スプライン6a、9aを除いた部位には、円筒状の駆動ギヤ内周部6b、9bがそれぞれ形成されている。径方向において、駆動ギヤ回転軸12に対する駆動ギヤ6の位置は、内径d1を有する駆動ギヤ内周部6bと、駆動ギヤ回転軸12の第1小径部12dとによって拘束される。また、駆動ギヤ回転軸12に対する駆動ギヤ9の位置は、内径d2を有する駆動ギヤ内周部9bと、駆動ギヤ回転軸12の第2小径部12eとによって、径方向に拘束される。したがって、ギヤポンプ1の運転中に、特定の回転角度において駆動ギヤ回転軸12の軸中心線と、駆動ギヤ6、9の歯先が描く軌跡の軸中心線との間の距離にばらつきが生じやすいスプライン嵌合部によって拘束されることがないように構成されている。
また、すべり軸受14a、14cの外周部において、ハウジング3a、3bにはオイルシール17a、17bがそれぞれ設けられている。オイルシール17a、17bは、ギヤポンプ1の運転中に第1ギヤ室5a内及び第2ギヤ室5b内に生じる、昇圧すべき流体であるオイルの圧力差によって形成される高圧側空間領域と低圧側空間領域とを遮断している。さらに、ハウジング3aには駆動ギヤ回転軸12の大径部12cに対するオイルシール18が設けられており、駆動ギヤ回転軸12に沿って、ギヤポンプ1内のオイルが外部に漏洩することを防止している。
図3に示すように、従動ギヤ回転軸13側においても、駆動ギヤ回転軸12と同様に構成されている。従動ギヤ回転軸13の外周面には、第1ギヤ室5a内に位置する雄スプライン13aと、第2ギヤ室5b内に位置する雄スプライン13bとが形成されている。従動ギヤ7の内周面には雌スプライン7a及び従動ギヤ内周部7b、従動ギヤ10の内周面には雌スプライン10a及び従動ギヤ内周部10bがそれぞれ形成されており、従動ギヤ7及び従動ギヤ10が、スプライン嵌合によって従動ギヤ回転軸13に接続され、一体として回転可能となっている。従動ギヤ7、10の、従動ギヤ回転軸13に対する径方向における位置は、従動ギヤ内周部7b、10bによって拘束されている。また、従動ギヤ回転軸13の、雄スプライン13aの前端側には大径部13c、雄スプライン13aと雄スプライン13bとの間には第1小径部13d、雄スプライン13bの後端側には第2小径部13eが形成されている。従動ギヤ回転軸13の大径部13cはすべり軸受19aに挿入されて支持されており、第1小径部13dはカラー20を介してすべり軸受19bに支持されている。第2小径部13eも、カラー21を介してすべり軸受19cに支持されている。
ここで、従動ギヤ回転軸13における大径部13cの外径D4、第1小径部13dの外径D5、第2小径部13eの外径D6は、駆動ギヤ回転軸12の大径部12cの外径D1、第1小径部12dの外径D2、第2小径部12eの外径D3とそれぞれ同一の寸法となっている。従動ギヤ内周部7bの内径d3、従動ギヤ内周部10bの内径d4も、それぞれ駆動ギヤ内周部6bの内径d1、駆動ギヤ内周部9bの内径d2と同一の寸法となっている。また、従動側すべり軸受であるすべり軸受19a〜19cは、駆動ギヤ回転軸12側のすべり軸受14a〜14cと同一の部品であり、従動側隙間調整部材であるカラー20、21も、駆動ギヤ回転軸12側のカラー15、16とそれぞれ同一の部品となっている。従動ギヤ7の雌スプライン7a、従動ギヤ10の雌スプライン10aは、従動ギヤ接続部としてそれぞれ形成されている。また、従動ギヤ回転軸13の雄スプライン13a、13bは、複数の従動ギヤ回転軸接続部として、大径部13cは従動側大径部として、それぞれ形成されている。さらに、第1小径部13d及び第2小径部13eは、複数の従動側小径部として形成されている。
図4に示すように、駆動ギヤ6と従動ギヤ7との噛み合い部に対して、図4における右側に位置するボディ2の部位には、オイルを第1ギヤ室5a内に吸入するための図示しない吸入口が形成されている。吸入口は、ギヤポンプ1の外部と第1ギヤ室5a内とを連通しており、駆動ギヤ6と従動ギヤ7との噛み合い部に対する図4の右側には、吸入側空間INが形成されている。一方、駆動ギヤ6と従動ギヤ7との噛み合い部に対して、図4における左側に位置するボディ2の部位には、第1ギヤ室5a内で昇圧したオイルをギヤポンプ1の外部に吐出するための図示しない吐出口が形成されている。吐出口も、ギヤポンプ1の外部と第1ギヤ室5a内とを連通しており、駆動ギヤ6と従動ギヤ7との噛み合い部に対する図4の左側には、吐出側空間OUTが形成されている。また、駆動ギヤ6または従動ギヤ7の歯面、ボディ2の内周面、ボディ2の隔壁2a、及びサイドプレート4aによって、ほぼ閉成された空間Sが形成されている。尚、図4を用いた以上の説明は第1ギヤ室5a内について示したものであるが、第2ギヤ室5b内においても構成は同様である。
次に、この実施の形態1に係るギヤポンプ1の動作について説明する。
図4に示すように、駆動ギヤ回転軸12に外部より駆動力を与えると、それに伴って駆動ギヤ6が図4の矢印Aで示される方向に回転し、駆動ギヤ6と噛み合う従動ギヤ7は、従動ギヤ回転軸13と共に図4の矢印Bで示される方向に同期回転を始める。このように、駆動ギヤ6と従動ギヤ7とが噛み合いながら回転すると、オイルがギヤポンプ1の外部から図示しない吸入口を介して第1ギヤ室5a内の吸入側空間INに吸入される。吸入側空間INに吸入されたオイルは空間Sに閉じ込められて吐出側空間OUTへ運ばれ、昇圧された状態で図示しない吐出口を介してギヤポンプ1の外部に吐出され、いわゆるポンプ作用を営む。
以上のように回転する駆動ギヤ回転軸12において、すべり軸受14a〜14cの内周面には、図示しない摺動層が形成されているため、駆動ギヤ回転軸12の第1小径部12d及びカラー15、第2小径部12e及びカラー16が、それぞれ連れ回りする。したがって、駆動ギヤ回転軸12の第1小径部12dと及びカラー15、第2小径部12e及びカラー16が摺動して摩耗することがなく、部位によって異なる外径を有する駆動ギヤ回転軸12が、同一の部品であるすべり軸受14a〜14cによって回転可能に支持される。従動ギヤ回転軸13においても同様に、部位によって異なる外径を有する従動ギヤ回転軸13が、同一の部品であるすべり軸受19a〜19cによって回転可能に支持される。
このように、駆動ギヤ回転軸12の第1小径部12dを、大径部12cと同一の外径D1を有するカラー15を介してすべり軸受14bで支持し、第2小径部12eを、大径部12cと同一の外径D1を有するカラー16を介してすべり軸受14cで支持したので、ギヤポンプ1の運転中にすべり軸受14a〜14cに一定の面圧が作用する。すべり軸受14a〜14cに作用する面圧が一定となることによって、これらの摩耗の早さに差異が生じなくなるため、一定の耐久性が確保される。また、駆動ギヤ回転軸12にカラー15及びカラー16、従動ギヤ回転軸13にカラー20及びカラー21を設けたので、すべり軸受14a〜14c及びすべり軸受19a〜19cを、全て同一の部品として構成することができる。さらに、これらのすべり軸受が同一の部品となることによって、サイドプレート4a、4bやオイルシール17a、17b、22a、22bも同一の部品で構成され、ボディ2の隔壁2aやハウジング3a、3bに形成される各軸受の加工寸法も同一となる。したがって、互いに異なる外径を有する部位で支持される駆動ギヤ回転軸及び従動ギヤ回転軸を備えたギヤポンプにおいて、耐久性を向上するとともに、部品を共通化して製造コストを低減することが実現できる。
また、2つのギヤ対8、11を備える2連式のギヤポンプ1においては、駆動ギヤ回転軸12の大径部12cの外径が、第1小径部12d、第2小径部12eより大きくなるように構成される。したがって、駆動力が入力される部位である大径部12cの強度が確保されるため、ギヤポンプ1の信頼性を向上することが可能となる。
さらに、駆動ギヤ6、9の、駆動ギヤ回転軸12に対する径方向の位置を、駆動ギヤ6に形成された駆動ギヤ内周部6b、駆動ギヤ9に形成された駆動ギヤ内周部9bによって拘束したので、スプライン嵌合部によって拘束した場合と比較すると、駆動ギヤ回転軸12の軸中心線に対して、駆動ギヤ6、9の歯先が回転して描く軌跡の軸中心線を一定の距離に保つことが容易になる。すなわち、駆動ギヤ6、9の、駆動ギヤ回転軸12に対する径方向の位置を、駆動ギヤ回転軸12の雄スプライン12a、12b、駆動ギヤ6の雌スプライン6a、及び駆動ギヤ9の雌スプライン9aで行うためには、これらを高い加工精度で形成することが要求される。一方、駆動ギヤ内周部6b、9bは加工が容易な円筒状であるため、高い加工精度を必要としない。したがって、駆動ギヤ回転軸12に対する駆動ギヤ6、9の径方向における位置決めを、高い加工精度を必要とすることなく正確に行うことが可能となる。従動ギヤ回転軸13側においても同様である。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2に係るギヤポンプについて説明する。尚、以下の実施の形態において、図1〜4の参照符号と同一の符号は同一または同様の構成であるので、その詳細な説明は省略する。
図5に、実施の形態2に係るギヤポンプ31を示す。ギヤポンプ31の第1ギヤ室5a内には駆動ギヤ32及び従動ギヤ33からなるギヤ対34が収容されており、第2ギヤ室5b内には駆動ギヤ35及び従動ギヤ36からなるギヤ対37が収容されている。ボディ2の隔壁2aに嵌入されたすべり軸受14bにはカラー38が嵌入されており、カラー38の一端は隔壁2aから突出して第1ギヤ室5a内に延在している。
図6に示すように、駆動ギヤ32には、実施の形態1における第1駆動ギヤ6の雌スプライン6aと同様に構成された雌スプライン32aと、円筒状の内周面を有する駆動ギヤ内周部32bとが形成されており、この駆動ギヤ内周部32bに第1カラー38の、隔壁2aから突出した部位が挿入されている。このように、実施の形態1におけるカラー15を用いた場合と比較すると、駆動ギヤ回転軸12の第1小径部12dが、より大きい領域でカラー38に接触する構造となっている。また、駆動ギヤ32の駆動ギヤ内周部32bは、雌スプライン32aに隣接するように形成されているが、雌スプライン32aの歯底円の直径は、駆動ギヤ内周部32bの内径d5より小さくなっている。したがって、雌スプライン32aを、駆動ギヤ32の一端側から駆動ギヤ内周部32b内に貫通するように加工することが可能となっている。
一方、ハウジング3bに嵌入されたすべり軸受14cにもカラー39が挿入されている。カラー39の一端も、ハウジング3bの端面から突出して第2ギヤ室5b内に延在しており、駆動ギヤ35に形成された駆動ギヤ内周部35b内に挿入されている。駆動ギヤ内周部35bも、駆動ギヤ32の駆動ギヤ内周部32bと同一である内径d5を有しており、雌スプライン35aを、駆動ギヤ35の一端側から駆動ギヤ内周部35bに貫通するように加工することが可能となっている。従動ギヤ回転軸13側についても、構成は駆動ギヤ回転軸12側と同様である。また、その他の構成については実施の形態1と同様である。
このように、カラー38、39が、それぞれ駆動ギヤ32の駆動ギヤ内周部32b内、駆動ギヤ35の駆動ギヤ内周部35b内に延在するように構成したので、駆動ギヤ回転軸12とカラー38、39とが接触する領域が増加するため、ギヤポンプ31の運転中における駆動ギヤ回転軸12のたわみが低減され、ギヤポンプ31の耐久性をさらに向上することが可能となる。従動ギヤ回転軸13側についても同様である。
また、駆動ギヤ32の駆動ギヤ内周部32b、及び駆動ギヤ35の駆動ギヤ内周部35bの内径を、共に雌スプライン32a、35aの歯底円の直径より大きい内径d5としたので、雌スプライン32a、35aを、駆動ギヤ内周部32b内または駆動ギヤ内周部35b内に貫通するように加工することが可能となる。したがって、軸方向における雌スプライン32a、35aの加工寸法を厳密に管理することが不要となるため、製造コストをさらに低減することが可能となる。
実施の形態1、2において、ギヤポンプは2連式として構成されたが、駆動ギヤ回転軸及び従動ギヤ回転軸が、それぞれ互いに異なる外径を有する複数の部位で支持される構造であれば、単連式、または3連式以上のギヤポンプとして構成することも可能であり、ギヤポンプが2連式であることに限定するものではない。
また、実施の形態1、2において、駆動ギヤの駆動ギヤ接続部及び従動ギヤの従動ギヤ接続部は雌スプラインとして、駆動ギヤ回転軸の駆動ギヤ回転軸接続部及び従動ギヤ回転軸の従動ギヤ回転軸接続部は雄スプラインとして形成されたが、スプライン嵌合による接続に限定するものではない。駆動ギヤ側を例として説明すると、駆動ギヤの内周部及び駆動ギヤ回転軸の外周部に、断面形状が凹状のキー溝を形成し、駆動ギヤと駆動ギヤ回転軸とをキーによって接続することも可能である。
この発明の実施の形態1に係るギヤポンプの構造を示す断面側面図である。 実施の形態1に係るギヤポンプの駆動ギヤ回転軸側の構造を説明するための部分断面側面図である。 実施の形態1に係るギヤポンプの従動ギヤ回転軸側の構造を説明するための部分断面側面図である。 実施の形態1に係るギヤポンプの構造を示す断面正面図である。 この発明の実施の形態2に係るギヤポンプの構造を示す断面側面図である。 実施の形態2に係るギヤポンプの駆動ギヤ回転軸側の構造を説明するための部分断面側面図である。 従来のギヤポンプの構造を示す断面側面図である。
符号の説明
1,31 ギヤポンプ、6,9,32,35 駆動ギヤ、6a,9a,32a,35a 雌スプライン(駆動ギヤ接続部)、6b,9b,32b,35b 駆動ギヤ内周部、7,10,33,36 従動ギヤ、7a,10a,33a,36a 雌スプライン(従動ギヤ接続部)、7b,10b,33b,36b 従動ギヤ内周部、8,11,34,37 ギヤ対、12 駆動ギヤ回転軸、12a,12b 雄スプライン(駆動ギヤ回転軸接続部)、12c 大径部(駆動側大径部)、12d 第1小径部(従動側小径部)、12e 第2小径部(駆動側小径部)、13 従動ギヤ回転軸、13a,13b 雄スプライン(従動ギヤ回転軸接続部)、13c 大径部(従動側大径部)、13d 第1小径部(駆動側小径部)、13e 第2小径部(駆動側小径部)、14a,14b,14c すべり軸受(駆動側すべり軸受)、15,16,38,39 カラー(駆動側隙間調整部材)、19a,19b,19c すべり軸受(従動側すべり軸受)、20,21,40,41 カラー(従動側隙間調整部材)、D1 駆動ギヤ回転軸の大径部の外径(駆動側大径部の外径)、D2 駆動ギヤ回転軸の第1小径部の外径(駆動側小径部の内径)、D3 駆動ギヤ回転軸の第2小径部の外径(駆動側小径部の外径)、D4 従動ギヤ回転軸の大径部の外径(従動側大径部の外径)、D5 従動ギヤ回転軸の第1小径部の外径(従動側小径部の内径)、D6 従動ギヤ回転軸の第2小径部の外径(従動側小径部の外径)、d1,d2,d5 駆動ギヤ内周部の内径、d3,d4 従動ギヤ内周部の内径。

Claims (5)

  1. 互いに噛み合って回転する駆動ギヤ及び従動ギヤからなるギヤ対と、
    前記駆動ギヤを接続するための駆動ギヤ回転軸接続部、円筒状の駆動側大径部、及び前記駆動側大径部より小さい外径を有する円筒状の駆動側小径部が形成され、外部から駆動力が与えられる駆動ギヤ回転軸と、
    前記従動ギヤを接続するための従動ギヤ回転軸接続部、円筒状の従動側大径部、及び前記従動側大径部より小さい外径を有する円筒状の従動側小径部が形成される従動ギヤ回転軸と、
    前記駆動ギヤ回転軸を回転可能に支持する駆動側すべり軸受と、
    前記従動ギヤ回転軸を回転可能に支持する従動側すべり軸受と
    を備え、外部から吸入した流体を昇圧して吐出するギヤポンプにおいて、
    前記駆動側小径部には、前記駆動側大径部と同一の外径を有する駆動側隙間調整部材が挿入され、
    前記従動側小径部には、前記従動側大径部と同一の外径を有する従動側隙間調整部材が挿入され、
    前記駆動側小径部が、前記駆動側隙間調整部材を介して前記駆動側すべり軸受に回転可能に支持され、
    前記従動側小径部が、前記従動側隙間調整部材を介して前記従動側すべり軸受に回転可能に支持されることを特徴とするギヤポンプ。
  2. 複数の前記ギヤ対を備えており、
    前記駆動ギヤ回転軸には、複数の前記駆動ギヤ回転軸接続部、前記駆動側大径部、及び互いに異なる外径を有する複数の前記駆動側小径部が形成され、
    前記従動ギヤ回転軸には、複数の前記従動ギヤ回転軸接続部、前記従動側大径部、及び互いに異なる外径を有する複数の前記従動側小径部が形成される、請求項1に記載のギヤポンプ。
  3. 前記駆動ギヤには、前記駆動ギヤ回転軸接続部に接続される駆動ギヤ接続部と、円筒状の内周面を有する駆動ギヤ内周部とが形成され、
    前記従動ギヤには、前記従動ギヤ回転軸接続部に接続される従動ギヤ接続部と、円筒状の内周面を有する従動ギヤ内周部とが形成され、
    前記駆動ギヤ回転軸に対する、径方向における前記駆動ギヤの位置が、前記駆動ギヤ内周部によって拘束され、
    前記従動ギヤ回転軸に対する、径方向における前記従動ギヤの位置が、前記従動ギヤ内周部によって拘束される請求項1または2に記載のギヤポンプ。
  4. 前記駆動側隙間調整部材が、前記駆動ギヤの前記駆動ギヤ内周部内に延在し、
    前記従動側隙間調整部材が、前記従動ギヤの前記従動ギヤ内周部内に延在する請求項1〜3のいずれか一項に記載のギヤポンプ。
  5. 前記駆動ギヤの前記駆動ギヤ接続部、及び前記従動ギヤの前記従動ギヤ接続部は、雌スプラインであって、
    前記駆動ギヤの前記駆動ギヤ内周部の内径、及び前記従動ギヤの前記従動ギヤ内周部の内径は、それぞれ対応する前記雌スプラインの歯底円の直径より大きい請求項4に記載のギヤポンプ。
JP2007219669A 2007-08-27 2007-08-27 ギヤポンプ Pending JP2009052467A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007219669A JP2009052467A (ja) 2007-08-27 2007-08-27 ギヤポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007219669A JP2009052467A (ja) 2007-08-27 2007-08-27 ギヤポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009052467A true JP2009052467A (ja) 2009-03-12

Family

ID=40503754

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007219669A Pending JP2009052467A (ja) 2007-08-27 2007-08-27 ギヤポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009052467A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115507016A (zh) * 2021-06-22 2022-12-23 Fte汽车有限责任公司 齿轮泵和驱动机器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115507016A (zh) * 2021-06-22 2022-12-23 Fte汽车有限责任公司 齿轮泵和驱动机器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8734140B2 (en) Reversible gerotor pump
KR101455279B1 (ko) 고압의 고점도 액이송을 위한 트로코이드 펌프
JP2008157175A (ja) 回転式ポンプ
EP1291526A2 (en) Gear pump
EP3828415B1 (en) Internal gear pump
JP5721521B2 (ja) 内接ギヤ式オイルポンプ
JP2011032892A (ja) トロコイド式回転ポンプ
JP2009052467A (ja) ギヤポンプ
JP2007218128A (ja) ギヤポンプ
JP4917921B2 (ja) 逃しポケットを備える外接歯車ポンプ
JP6923459B2 (ja) 車両用駆動装置
JP2010196607A (ja) 内接歯車ポンプ
JP4872845B2 (ja) ギヤポンプ
CN102597522A (zh) 螺旋齿轮泵
JP2012057561A (ja) 内接歯車式オイルポンプ
JPH11210644A (ja) 歯車ポンプモータ
CN106471253A (zh) 齿轮泵或马达
CN220168136U (zh) 一种内啮合齿轮泵
JP2019039387A (ja) 油冷式2段型スクリュ圧縮機
JP4832042B2 (ja) 内接歯車式ポンプ
JP5009732B2 (ja) 内接歯車ポンプ
CN215633555U (zh) 内曲线径向柱塞马达
JP2010185297A (ja) 内接歯車ポンプ
JP5783136B2 (ja) 内接ギアポンプ
JP4105124B2 (ja) ねじ型機械