JP6921632B2 - 撮像装置およびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置およびその制御方法に関する。
デジタルカメラ等の撮像装置を用いて長時間露光撮影をすると、走る自動車などのヘッドライトやテールランプの高輝度の被写体は光の線となり、波打つ水面は鏡面のように写る。そして、低照度の被写体は、より鮮明に映し出され、芸術的な写真の撮影を行うことができる。長時間露光撮影は、露光時間が数10分に及ぶ場合があり、露光時間が長い場合は三脚などでカメラを固定しブレを防いで撮影することが一般的である。しかし、長時間露光中に意図せずしてカメラまたは三脚に接触して揺らしてしまったり、三脚の足の固定が不十分で沈んでいってしまったり、意図せずして光が写り込んでしまったりする場合がある。このように、撮影者が意図せずして発生する事象を、存外の事象または外乱と記述する。存外の事象が発生すると、撮影が台無しになってしまい、長時間露光撮影では撮影のやり直しも長時間を要するので、撮影を失敗した場合の負荷が大きい。
特許文献1は、長時間露光撮影をする際に、一定時間おきに複数の画像を撮影し、外乱が検知された場合は、分割した時間区間のうち外乱が混入した時間区間の画像データを除外して画像データを合成して生成する撮像装置を開示している。
特開2015−159353号公報
特許文献1が開示する撮像装置では、露光時間が長くなるほど多くの画像を合成する必要があり、カメラに大きな記憶領域を必要する。また、この撮像装置は、多くの画像を合成するので、処理時間が長くかかる。また、露光時間が長いほど画像のつなぎ目が増え、露光できない時間区間が増加し、高品位の画像を生成することができない。さらに、この撮像装置は、多数の画像をイメージセンサから読みだすので、読み出しノイズが多く発生する。本発明は、長時間露光中に存外の事象が発生しても、撮像された画像への影響を短い処理時間で低減することができる撮像装置の提供を目的とする。
本発明の一実施形態の撮像装置は、第1の撮像手段を第1の露光時間で露光し、前記第1の撮像手段の露光中に、第2の撮像手段を前記第1の露光時間より短い第2の露光時間で露光する制御手段と、外乱が検知された場合に、前記第1の撮像手段の露光で得られた第1の画像を前記第2の撮像手段の露光で得られた第2の画像で補正する補正手段と、前記外乱が検知されたことに応じて、前記第1の撮像手段の露光と前記第2の撮像手段の露光とを同期して停止する露光停止手段とを備え、前記補正手段は、前記第1の撮像手段の露光と前記第2の撮像手段の露光とが同期して停止した際に得られる第2の画像を前記第1の画像から減算することを特徴とする
また、本発明の一実施形態の撮像装置は、第1の撮像手段を第1の露光時間で露光し、前記第1の撮像手段の露光中に、第2の撮像手段を前記第1の露光時間より短い第2の露光時間で露光する制御手段と、外乱を検知する検知手段と、前記外乱が検知された場合に、前記第1の撮像手段の露光で得られた第1の画像を前記第2の撮像手段の露光で得られた第2の画像で補正する補正手段とを備え、前記検知手段は、ジャイロセンサの出力に基づいて、前記撮像装置の振れを前記外乱として検知すること、連続的に得られた複数の前記第2の画像を比較することにより、前記撮像装置の振れを前記外乱として検知すること、および、連続的に得られた複数の前記第2の画像を比較することにより、輝度値の変化に基づいて、露出異常を前記外乱として検知すること、の少なくともいずれかを行うことを特徴とする。
また、本発明の一実施形態の撮像装置は、第1の撮像手段を第1の露光時間で露光し、前記第1の撮像手段の露光中に、第2の撮像手段を前記第1の露光時間より短い第2の露光時間で露光する制御手段と、外乱が検知された場合に、前記第1の撮像手段の露光で得られた第1の画像を前記第2の撮像手段の露光で得られた第2の画像で補正する補正手段とを備え、前記制御手段は、外乱が検知された後に前記外乱が検知されなくなった場合に、前記第1の撮像手段の露光と前記第2の撮像手段の露光とを同期して再開することを特徴とする。
本発明の撮像装置によれば、長時間露光中に存外の事象が発生しても、撮像する画像への影響を短い処理時間で低減することができる。また、撮像装置を構成する記憶領域は、小さな記憶領域で構成することができる。
実施例1の撮像装置の構成を示す図である。 長時間撮影モード設定時の撮像装置の動作を説明する図である。 長時間撮影モード設定時の撮像装置の動作を説明する図である。 撮像装置による露光制御のタイムチャートを説明する図である。 実施例2の撮像装置が有するイメージセンサを説明する図である。
(実施例1)
以下に、本実施形態の撮像装置について説明する。本実施形態の撮像装置は、デジタルカメラである。まず、本実施形態の撮像装置の動作処理の概要について説明する。撮像装置は、第1のイメージセンサを長時間露光し、第1の露光画像(以下、「第1の画像」と記述)を読み出す。また、撮像装置は、第2のイメージセンサを第1のイメージセンサより短い露光時間で露光してループ撮影し、第2の露光画像(以下、「第2の画像」と記述)を読み出す。撮像装置は、カメラ振れまたは露出異常を検知すると、第1のイメージセンサの露光、第2のイメージセンサの露光を同期して停止する。そして、撮像装置は、第1の画像と第2の画像を取得する。取得される第1の画像は、カメラ振れによる画像のブレ成分または露出異常の成分を含んでいる。撮像装置は、この第1の画像を第2画像で補正し、第1の画像に含まれる画像のブレ成分または露出異常の成分を除去する。
図1は、実施例1の撮像装置の構成を示す図である。
以下の説明では、撮像装置を単に「カメラ」とも記述する。図1に示すカメラは、撮像部1乃至表示部37を備える。
システム制御部21は、CPU(Central Processing Unit )を有し、記憶部33内に記憶されたプログラムに従ってカメラの各部を制御する。撮像部1は、第1のレンズ2、第1のシャッタ3、第1のイメージセンサ4、第2のレンズ5、第2のシャッタ6、第2のイメージセンサ7を備える。第1のレンズ2は、第1のイメージセンサ4に被写体の光学像を結像する。第1のレンズ2内には、露出量を調節するための絞り値を決定する絞りが設けられている。また、第1のシャッタ3は、開閉動作により、第1のイメージセンサ4への露出や遮光を行い、シャッタ速度を制御する。
図1に示す例では、第1のイメージセンサ4と第2のイメージセンサ7とは、異なる撮像光学系に設けられている。第1のイメージセンサ4は、第1の撮像手段として機能する。第1のイメージセンサ4は、CMOSイメージセンサやCCDイメージセンサ等の撮像素子を含み、第1のレンズ2により結像された被写体の光学像を画素毎に電気信号に変換し、共通バス31を介して、画像データを画像処理部10と記憶部33に出力する。本実施形態においては、第1のイメージセンサ4は、破壊読み出し型である。なお、第2のレンズ5、第2のシャッタ6、第2のイメージセンサ7は、それぞれ、第1のレンズ2、第1のシャッタ3、第1のイメージセンサ4と同様の機能を有する。第1のイメージセンサ4は、予め設定した第1の露光時間に従い長時間露光される。第2のイメージセンサは、第2の撮像手段として機能し、第1の露光時間よりも短い第2の露光時間で繰り返し露光される。共通バス31は、各ブロック間で信号の送受信を行うための信号線である。露光制御部20は、撮像部1に設けられた第1のイメージセンサ4と第2のイメージセンサ7の露光の制御を行う。
画像処理部10は、第1のイメージセンサ4と第2のイメージセンサ7から出力された画像データに画像処理を施す。画像処理部10は、画像補正部11、レジストレーション部12、画像合成部13および現像処理部14を有する。画像補正部11は、第1のイメージセンサから読み出された第1の露光画像から第2のイメージセンサから読み出された第2の露光画像を減算する画像減算部として機能する。長時間露光撮影中に後述する検知部により存外の事象(外乱)が検知された場合は、外乱が混入した第1の露光画像から第2のイメージセンサによる露光画像を画像減算することで、第1の露光画像から外乱を補正除去することができる。
レジストレーション部12は、複数の画像データから基準画像データを決定し、他の画像データを基準画像データの位置に合うように画像変換する位置合わせ部として機能する。レジストレーション処理は、画像位置を少しずつずらして類似度を計算し、類似度が最大となる位置に画像を並行異動する処理であってもよい。類似度の指標は正規化相互相関または差分二乗和であってもよい。長時間露光撮影中に検知部により外乱が検知された場合には、レジストレーション部12は、画像補正部11によって補正された第1の露光画像と、外乱が検知されなくなって露光が再開された後に得られる第1の露光画像とをレジストレーションする。画像合成部13は、レジストレーション部12によってレジストレーションされた第1の露光画像を合成する画像データ合成部として機能する。現像処理部14は、画像合成部13によって生成されたRAW画像データに対して、デモザイキング、ホワイトバランス調整、ガンマ補正、画像圧縮などの現像処理を行う。
検知部15は、カメラ振れ検知部16と露出異常検知部17を有する。この検知部15は、撮影中に発生する外乱を検知する検知部として機能する。カメラ振れ検知部16は、露光中のカメラ振れを外乱として検知し、ジャイロセンサの出力に基づいてカメラ振れが発生しているか検知してもよい。また、カメラ振れ検知部16は、ループ撮影している第2のイメージセンサから連続的に読み出された複数の露光画像を比較して、被写体像のブレの有無からカメラ振れを外乱として検知してもよい。カメラ振れ検知部16は、カメラ振れによる被写体像のずれ情報をレジストレーション部12に渡し、レジストレーション部12は、被写体像のずれ情報を用いて画像のレジストレーションを行う。また、第1のレンズ2または第2のレンズ5に防振機構が備わっている場合には、防振制御した結果としての振れをカメラ振れとしてもよい。
露出異常検知部17は、第2のイメージセンサ7によってループ撮影された画像データの輝度値を解析し、輝度の変化を検知する。具体的には、露出異常検知部17は、分割露光したそれぞれの画像データの出力値に基づいて輝度値を算出し、画像データ同士の輝度値を比較して、輝度値の急激な変化を露出異常として検知する。例えば、露出異常検知部17は、他の撮影者によるストロボ発光や、通りがかりの車のヘッドライト等による輝度値の急激な変化を検知する。共通バス31には、撮像部1、画像処理部10、検知部15の他に、記憶部33、外部メモリ36、表示部37、露光制御部20、システム制御部21が接続されている。
記憶部33は、カメラ動作に必要な各種設定情報や、画像処理時に途中経過の画像データを一時的に記憶する。記憶部33は、フラッシュメモリ、SDRAM等の書き換え可能な不揮発性のメモリによって構成される。外部メモリ36は、カメラ本体に装填自在、または内部に固定された不揮発性の記憶媒体である。外部メモリ36は、例えば、SDカードやCFカード等である。外部メモリ36は、現像処理部14で現像処理された画像データを記録し、再生時には、記録された画像データが読み出され、カメラの外部に出力可能である。表示部37は、TFT(Thin Film Transistor)液晶や有機ELなどの背面表示部やEVF(電子ビューファインダ)を有し、現像処理部14によって現像された画像を表示する。
図2および図3は、長時間撮影モード設定時の撮像装置の動作を説明する図である。長時間撮影モードには表示部37に表示されたユーザーインターフェースを不図示の操作部を用いて操作することで設定する。なお、操作部を操作せずに、設定される露光時間の長さや三脚使用の有無等をカメラ自身が判定して長時間撮影モードを設定するようにしてもよい。
図2のS1において、システム制御部21が、ライブビュー表示を行う。具体的には、画像処理部10が、第1のイメージセンサ4からの画像信号に対して、ライブビュー表示用に画像処理を行い、表示部37が、ライブビュー画像を表示する。ライブビュー表示においては、所定時間間隔でイメージセンサ4から画像信号が読み出される度にライブビュー画像が更新される。表示部37がライブビュー画像を表示すると、撮影者が、ライブビュー画像を確認しながら、構図、ピント位置、撮影条件を被写体に合わせて設定する。
S2において、露光制御部20が、第1のイメージセンサの露光時間として、露光時間T1を設定する。これにより、長時間露光撮影における露光時間が、撮影者の好みに応じて設定される。S3において、露光制御部20が、第2のイメージセンサの露光時間、露光時間T2を設定する。第2のイメージセンサは、露光時間T2で繰り返し露光されて、ループ撮影が行われる。第2のイメージセンサで撮像された画像は、第1のイメージセンサで撮像された第1の画像に含まれるブレ成分をキャンセルするために用いられる。
図4は、撮像装置による露光制御のタイムチャートを説明する図である。
本実施形態の撮像装置は、第1のイメージセンサの露光(第1の露光(x) )と第2のイメージセンサの露光(第2の露光(y))を並列して実施する。つまり、露光制御部20は、第1のイメージセンサ4の露光中に第2のイメージセンサ7を露光する。第1の露光の開始タイミングは図4のpで示す。終了タイミングはqで示す。第2の露光では、露光時間T2(g)でセンサのキャパシタがリセット(f)され、ループ撮影される。なお、ループ撮影の方法としては、定期的に撮像部1から読み出した信号を記憶部33に記憶させるようにしてもよい。この場合、読み出した信号を記憶部33における同一の記憶領域に記憶させることで、必要な記憶容量を低減することができる。
露光制御部20が第1の露光と第2の露光を実施中に、外乱として、例えばカメラ振れを検知した場合には、露光制御部20は、露光停止手段として機能する。すなわち、露光制御部20は、第1の露光と第2の露光を同期して停止し、外乱が検知されなくなった後(例えば、振れがおさまった後)に、露光を再開する。図4でカメラ振れが生じている期間はaであり、露光ストップするタイミングがb、露光を再びスタートするタイミングがcである。なお、露光を再びスタートするタイミングはカメラの振れが停止したタイミングが好ましい。図4においてはカメラ振れの時間の間に第1の露光及び第2の露光は停止しているが、この間においても第1の露光または第2の露光を行うようにしてもよい。特に第2の露光を継続することによって、カメラ振れの時間においても露光画像を比較して、被写体像のブレの有無からカメラ振れを外乱として検知することができる。
図4に示す例では、カメラ振れが生じてから露光がストップするまでの時間(手遅れ期間d)に第1の露光により得られる第1の画像に、カメラ振れによる画像ブレの信号(ブレ信号)が混入してしまっていることがわかる。システム制御部21は、第1の画像に含まれるブレ信号を除去するため、カメラ振れの期間に同時に行っている露光時間eの第2の露光により得られる第2の画像を減算して補正する。したがって、露光制御部20が、露光時間T2を、カメラ振れが生じてから露光制御部20が露光を停止するまでの時間より長い時間に設定することが望ましい。
また、露光時間T2に含まれるブレのない信号も補正時に第1の画像から減算されるので、露光時間T2に含まれるブレのない信号は露光抜けとなる。したがって、露光時間T2は露光抜けが画像に影響しない程度に短いことが望ましい。
S4において、システム制御部21が、撮影者のレリーズ操作がされたかを判断する。レリーズ操作がされていない場合は、処理がS1に戻る。レリーズ操作がされた場合は、露光制御部20が、第1の露光(S5−1)と第2の露光(S5−2)を同期して開始する。具体的には、露光制御部20が、第1のイメージセンサ4と第2のイメージセンサ7を同期して露光する。これにより、被写体の光学像が画素毎に電気信号に変換され、キャパシタに電荷蓄積される。
S6−1とステップS6−2において、システム制御部21が、検知部15によって外乱が検知されたかを判断する。外乱が検知されない場合は、処理が、図3のS11−1,S9に進む。検知部15がカメラ振れ、または露出異常のいずれかを外乱として検知した場合には、処理がS7に進む。S7において、システム制御部21が、検知部15による検知信号をトリガとして第1のイメージセンサ4の第1の露光と第2のイメージセンサ7の第2の露光とを、同期して停止する。なお、カメラ振れ検知部16によるカメラ振れの検知は、ジャイロセンサの出力に基づいて行ってもよい。また、カメラ振れ検知部16は、第2のイメージセンサ7から連続的に読み出された複数の露光画像を比較し、被写体像のブレの有無に基づいて、カメラ振れを検知してもよい。また、露出異常検知部17が、第2のイメージセンサ7から連続的に読み出された複数の露光画像を比較し、輝度値の変化に基づいて露出異常を検知してもよい。
S8において、システム制御部21が、第1のイメージセンサ4と第2のイメージセンサ7から画像信号を読み出し、読み出しによって得られる画像信号を、共通バス31を介して記憶部33に記憶する。また、第1のイメージセンサ4は、第2のイメージセンサ7は、破壊読み出し型のセンサであるので、画像読み出しが完了すると、信号電荷蓄積用のキャパシタはリセットされる。その後、S4でレリーズ操作がされたと判断された後の状態に戻り、露光制御部20が、再び第1のイメージセンサ4の第1の露光と第2のイメージセンサ7の第2の露光を同期して開始する。
次に、図3のS9において、露光制御部20が、第2のイメージセンサ7の第2の露光がループ撮影の露光時間T2を経過したかを判定する。第2の露光が露光時間T2を経過した場合は、処理がS10に進む。第2の露光が露光時間T2を経過していない場合は、処理がS11−2に進む。S10において、露光制御部20が、第2のイメージセンサ7のキャパシタをリセットし、次のフレームの露光を開始する。
S11−2において、露光制御部20が、第1のイメージセンサ4の第1の露光が露光時間T1を経過したかを判定する。第1の露光が露光時間T1を経過した場合には、処理がS12に進む。第1の露光が露光時間T1を経過していない場合は、処理が図2のS6−2に進む。
また、S11−1において、露光制御部20が、第1のイメージセンサ4の第1の露光が露光時間T1を経過したかを判定する。第1の露光が露光時間T1を経過した場合には、処理がS12に進む。第1の露光が露光時間T1を経過していない場合は、処理が図2のS6−1に進む。
次に、S12において、露光制御部20が、第1の露光と第2の露光とを同期して停止する。続いて、S13において、システム制御部21が、第1のイメージセンサ4、第2のイメージセンサ7から画像を読み出し、共通バス31を介して、記憶部33に記憶する。
なお、本実施例では、露光制御部20は、正味の露光時間を記憶部に記憶し、正味の露光時間の合計値が露光時間T1を経過したかを判定する。これにより、外乱の発生中に露光が停止している期間を除いて露光時間を計算することができ、外乱の発生期間によらず、正確に露光時間を制御することができる。また、第1の露光が露光時間T1を経過していない場合には、第1の露光は継続し、処理が図2の6−1に戻る。また、第2の露光も継続し、図2のS6−2に戻る。
次に、S14において、画像補正部11が、第1のイメージセンサ4から読み出された第1の画像から第2の画像を画像減算して補正する。これにより、第1の画像に含まれる画像のブレ成分または露出異常の成分が除去される。本実施例では、図4の手遅れ時間dによって混入した、外乱の成分が、第1の画像から除去される。
次に、S15において、レジストレーション部12が、補正後の第1の画像と、露光が再開された後に読み出された第1の画像とをレジストレーション(位置合わせ)する。外乱が複数回生じ、第1の画像が個数存在する場合には、複数回のレジストレーションが実行される。
S16において、画像合成部13が、S15でレジストレーションされた第1の画像を合成する。画像合成部13が合成する画像の枚数は、外乱の数プラス1であり、一定の露光時間で画像を分割して撮像して合成する方法に比べて、少ない画像数で、かつ短い処理時間で合成することができる。また、撮像装置を少ない記憶領域で構成することができる。
S17において、現像処理部14が、S16で合成された画像を現像処理する。現像処理された画像は、共通バス31を介して記憶部33に保存される。続いて、S18において、システム制御部21が、S17で現像処理された画像を表示部37に表示する。そして、S19において、システム制御部21が、S17で現像処理された画像を外部メモリ36に保存する。
実施例1によれば、長時間露光中に、カメラ振れもしくは露出異常など外乱が発生しても、撮像する画像への影響を短い処理時間で低減することができる。また、撮像装置を構成する記憶領域は、小さな記憶領域で構成することができる。また、第1のイメージセンサからの画像の読み出しは、外乱が発生した時点と、露光時間に達した時点に限られるので、一定の露光時間で画像を分割して撮像し合成する従来技術に比べて、読み出しノイズを小さく抑えることができる。
(実施例2)
図5は、実施例2の撮像装置が有するイメージセンサを説明する図である。
実施例1の撮像装置は、図1に示すように、撮像部1が2つの撮像光学系を有する形態であったが、実施例2の撮像装置は、撮像部が単一の撮像光学系を有する。単一の撮像光学系が有するイメージセンサ(e)を構成する第1のラインセンサ(a)が、図1の第1のイメージセンサ4に対応する。また、第2のラインセンサ(b)が、図1の第2のイメージセンサ7に対応する。第1のラインセンサと第2のラインセンサとは、交互に配置されている。なお、実施例2の撮像装置は、イメージセンサ以外は実施例1の撮像装置と同様の構成である。
第1のラインセンサから読み出された画像は露光時間が第1の露光時間の第1の画像(c)を形成する。また、第2のラインセンサから読み出された画像は、露光時間が第2の露光時間の第2の画像(d)を形成する。そして、第1の画像、第2の画像は、実施例1と同様に処理される。
実施例2の撮像装置によれば、単一の撮像光学が有するイメージセンサに、第1のラインセンサ、第2のラインセンサを交互に設置することにより、より単純な構成で長時間露光中の外乱の影響を低減することができる。なお、実施例2には一つの撮像素子においてラインごとに異なる露光時間を設定する例を示したがこれに限定されない。例えば、レンズからの光を光電変換するための複数の光電変換部を積層する積層型の撮像素子においては、積層している層ごとに露光時間を異ならせてもよい。また、画像処理部10を撮像部1と同じパッケージ内に積層する構成としてもよい。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
1 撮像部
10 画像処理部

Claims (10)

  1. 第1の撮像手段を第1の露光時間で露光し、前記第1の撮像手段の露光中に、第2の撮像手段を前記第1の露光時間より短い第2の露光時間で露光する制御手段と、
    外乱が検知された場合に、前記第1の撮像手段の露光で得られた第1の画像を前記第2の撮像手段の露光で得られた第2の画像で補正する補正手段と
    前記外乱が検知されたことに応じて、前記第1の撮像手段の露光と前記第2の撮像手段の露光とを同期して停止する露光停止手段とを備え、
    前記補正手段は、前記第1の撮像手段の露光と前記第2の撮像手段の露光とが同期して停止した際に得られる第2の画像を前記第1の画像から減算する
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段は、前記第2の露光時間を、前記外乱が生じてから前記露光停止手段が露光を停止するまでの時間より長い時間に設定する
    ことを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  3. 第1の撮像手段を第1の露光時間で露光し、前記第1の撮像手段の露光中に、第2の撮像手段を前記第1の露光時間より短い第2の露光時間で露光する制御手段と、
    外乱を検知する検知手段と、
    前記外乱が検知された場合に、前記第1の撮像手段の露光で得られた第1の画像を前記第2の撮像手段の露光で得られた第2の画像で補正する補正手段とを備えた撮像装置であって、
    前記検知手段は、
    ジャイロセンサの出力に基づいて、前記撮像装置の振れを前記外乱として検知すること、
    連続的に得られた複数の前記第2の画像を比較することにより、前記撮像装置の振れを前記外乱として検知すること、および、
    連続的に得られた複数の前記第2の画像を比較することにより、輝度値の変化に基づいて、露出異常を前記外乱として検知すること、の少なくともいずれかを行う
    ことを特徴とする撮像装置。
  4. 前記第1の撮像手段と前記第2の撮像手段とは、異なる撮像光学系に設けられている
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記第1の撮像手段は、単一の撮像光学系が有する撮像素子を構成する第1のラインセンサであり、
    前記第2の撮像手段は、前記撮像素子を構成する第2のラインセンサである
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 第1の撮像手段を第1の露光時間で露光し、前記第1の撮像手段の露光中に、第2の撮像手段を前記第1の露光時間より短い第2の露光時間で露光する制御手段と、
    外乱が検知された場合に、前記第1の撮像手段の露光で得られた第1の画像を前記第2の撮像手段の露光で得られた第2の画像で補正する補正手段とを備え、
    前記制御手段は、外乱が検知された後に前記外乱が検知されなくなった場合に、前記第1の撮像手段の露光と前記第2の撮像手段の露光とを同期して再開する
    ことを特徴とする撮像装置。
  7. 前記補正された後の第1の画像と、前記露光が再開された後に得られる第1の画像とを合成する合成手段を備える
    ことを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  8. 第1の撮像手段を第1の露光時間で露光し、前記第1の撮像手段の露光中に、第2の撮像手段を前記第1の露光時間より短い第2の露光時間で露光する工程と、
    外乱が検知された場合に、前記第1の撮像手段の露光で得られた第1の画像を前記第2の撮像手段の露光で得られた第2の画像で補正する工程と
    前記外乱が検知されたことに応じて、前記第1の撮像手段の露光と前記第2の撮像手段の露光とを同期して停止する工程とを有し、
    前記第1の撮像手段の露光で得られた第1の画像を前記第2の撮像手段の露光で得られた第2の画像で補正する工程では、前記第1の撮像手段の露光と前記第2の撮像手段の露光とが同期して停止した際に得られる第2の画像を前記第1の画像から減算する
    ことを特徴とする撮像装置の制御方法。
  9. 第1の撮像手段を第1の露光時間で露光し、前記第1の撮像手段の露光中に、第2の撮像手段を前記第1の露光時間より短い第2の露光時間で露光する工程と、
    外乱を検知する工程と、
    前記外乱が検知された場合に、前記第1の撮像手段の露光で得られた第1の画像を前記第2の撮像手段の露光で得られた第2の画像で補正する工程とを有する撮像装置の制御方法であって、
    前記外乱を検知する工程では、
    ジャイロセンサの出力に基づいて、前記撮像装置の振れを前記外乱として検知すること、
    連続的に得られた複数の前記第2の画像を比較することにより、前記撮像装置の振れを前記外乱として検知すること、および、
    連続的に得られた複数の前記第2の画像を比較することにより、輝度値の変化に基づいて、露出異常を前記外乱として検知すること、の少なくともいずれかを行う
    ことを特徴とする撮像装置の制御方法。
  10. 第1の撮像手段を第1の露光時間で露光し、前記第1の撮像手段の露光中に、第2の撮像手段を前記第1の露光時間より短い第2の露光時間で露光する工程と、
    外乱が検知された場合に、前記第1の撮像手段の露光で得られた第1の画像を前記第2の撮像手段の露光で得られた第2の画像で補正する工程と、
    前記外乱が検知された後に前記外乱が検知されなくなった場合に、前記第1の撮像手段の露光と前記第2の撮像手段の露光とを同期して再開する工程と、を有する
    ことを特徴とする撮像装置の制御方法。
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