JP6920735B2 - サッシュモールディングの取付構造 - Google Patents
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Description
このフランジ部はそのまま意匠部になるものと、このフランジ部に意匠部材として、サッシュモールディングを取り付けたものがある(特許文献1〜3)。
特許文献1に開示するように、帯状の金属片を一連のロール成形手段にて、順次折り曲げ加工を行うことでドアサッシュが成形されることも知られている。
しかし、従来のサッシュモールディングをドアサッシュに取り付ける構造にあっては、ロールフォーミングにて形成された断面が概ね全長にわたって同じである。
このためドアサッシュのフランジ部にサッシュモールディングを嵌め込むには、サッシュモールディングの全長にわたってフランジ部との嵌め込み調整が必要であり、大きな工数を必要としていた。
一般的にドアサッシュは、弓形に曲げ加工されていることもあって、サッシュモールディングを嵌め込む際には、その曲がりに合せて調整しなければならず、曲げ形状の影響が大きい。
また、フランジ部の断面バラツキの影響もうけやすく、嵌め込みに大きな力が必要となる場合もあった。
ここでドアサッシュは、車体の側面等に取り付けられるドアにドアガラスが昇降する開口部を形成するため設けられたものである。
よって、ドアサッシュのフランジ部は車室外に位置する。
フランジ部に形成した支持部がサッシュモールディングの裏面側を支持することで、サッシュモールディングの裏面支持基準となり、このサッシュモールディングの車室内外方向の取り付け位置が安定する。
また、フランジ部に形成した嵌着部はサッシュモールディングを嵌め込む際の嵌め込み基準となる。
このようにすると、ロールフォーミングで連続的に成形した支持部を部分的に変形加工するだけで製造することができる。
ここで、前記嵌着部は、前記フランジ部の長手方向に沿って所定の間隔を隔てて、複数箇所に設けられていてもよい。
このようにすると、略Cチャンネル形状のサッシュモールディングの内側をフランジ部の上下幅方向の嵌着部と係着部に嵌め込み固定させることができる。
図1(a)にドアフレームの裏面図を示し、図2にサッシュモールディングを取り外した状態のドアフレームを示す。
ドアサッシュ10は、図1(b),(c)に部分断面図を示すように金属片をロールフォーミングにて連続的に曲げ加工されている。
断面図示を省略したが、車室内側に袋状部を有し、車室外側にフランジ部11を有する。
袋状部と、このフランジ部11との間であって外周側にはウエザーストリップを装着保持するためのウエザーストリップ保持部12を有し、内周側にドアガラスが昇降するガラスランチャンネルを装着保持するためのガラスランチャンネル保持部13を有する。
サッシュモールディング20はドアフレームのドアサッシュ10の外側に装着する意匠部材である。
サッシュモールディング20は、幅方向の上端部と下端部とが車室内側に折り返された略Cチャンネル断面形状となっている。
サッシュモールディング20は金属製の芯材21の表面部を樹脂材で被覆成形した例になっていて、表面側が意匠部21aとなっており、裏面側の下端端部は断面U字形状の第1嵌合部23、上端部は断面コ字形状の第2嵌合部24となっている。
また、サッシュモールディング20の裏面には突条状の被支持部22が形成されている。
この支持部11aがサッシュモールディング20を嵌め込み装着する際に車室内外方向の取付基準となり、サッシュモールディング20の装着安定性が向上する。
フランジ部11の下端部は折り返し形状になっていて、サッシュモールディング20の下側の内側に係合する係着部11bとなる。
これに対してサッシュモールディング20の嵌め込み固定部は断面図を図1(c)に示し、内側外観図を図2に示すようにフランジ部11の上端部に形成した支持部11aの裏側の中空部11dをつぶし成形することで、幅方向の外側上方に突出部を形成した嵌着部11cとなっている。
この状態を図3(a),(b)に示す。
また、サッシュモールディング20の断面図及び裏面斜視図を図4に示す。
本実施例では図1(a)に示したA1−A1線〜A6−A6線、及び図2に示したA1−A6の6箇所に嵌着部11cが形成されるように、支持部11aの中空部11dをつぶし成形した例になっているが、その部位及び数は制限がなくドアサッシュの大きさ、形状等により適宜、選定される。
この嵌着部11cは、中空部11dを部分的につぶすだけの付加的加工でよいので、幅方向外側への突出量も安定している。
これにより、図1(c)に示すようにサッシュモールディング20は、幅方向下端部の係着部11bと上端部の嵌着部11cとが、サッシュモールディング20の内側の第1嵌合部23と第2嵌合部24に嵌め込まれるように装着することができる。
サッシュモールディングの長手方向にわたって部分的な嵌着部を所定の間隔を設けて複数形成したので、この嵌着部11c及び対応する係着部11bの部分とドアサッシュとの嵌合調整を行い、裏面部の被支持部22をドアサッシュの支持部11aに押し当てるように嵌着固定できるので、位置決めが容易で取付作業も容易である。
11 フランジ部
11a 支持部
11b 係着部
11c 嵌着部
12 ウエザーストリップ保持部
13 ガラスランチャンネル保持部
20 サッシュモールディング
21 芯材
21a 意匠部
22 被支持部
23 第1嵌合部
24 第2嵌合部
Claims (1)
- 車両用ドアフレームのドアサッシュにサッシュモールディングを取り付けるための取付構造であって、
前記ドアサッシュは車室外側にフランジ部を有し、前記フランジ部は前記サッシュモールディングの裏面側を支持する支持部と、前記サッシュモールディングの一方の幅方向内側に設けた第2嵌合部に嵌着する嵌着部と、前記サッシュモールディングの他方の幅方向内側に設けた第1嵌合部に係着する係着部を有し、前記嵌着部は、前記支持部の一部に部分的に変形を加えることで幅方向外側に向けて形成した突出部であり、
前記突出部は前記フランジ部の長手方向に沿って複数箇所に設けてあり、
前記サッシュモールディングは断面が略Cチャンネル形状であり、前記サッシュモールディングの第1嵌合部を前記フランジ部の係着部に係着し、前記サッシュモールディングの第2嵌合部を前記フランジ部の嵌着部に嵌着するとともに、前記サッシュモールディングの裏面側を前記フランジ部の支持部にて支持させるものであることを特徴とするサッシュモールディング取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018019329A JP6920735B2 (ja) | 2018-02-06 | 2018-02-06 | サッシュモールディングの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2018019329A JP6920735B2 (ja) | 2018-02-06 | 2018-02-06 | サッシュモールディングの取付構造 |
Publications (2)
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JP2019137095A JP2019137095A (ja) | 2019-08-22 |
JP6920735B2 true JP6920735B2 (ja) | 2021-08-18 |
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JP2018019329A Active JP6920735B2 (ja) | 2018-02-06 | 2018-02-06 | サッシュモールディングの取付構造 |
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