JP6920640B2 - 照明器具 - Google Patents

照明器具 Download PDF

Info

Publication number
JP6920640B2
JP6920640B2 JP2017146356A JP2017146356A JP6920640B2 JP 6920640 B2 JP6920640 B2 JP 6920640B2 JP 2017146356 A JP2017146356 A JP 2017146356A JP 2017146356 A JP2017146356 A JP 2017146356A JP 6920640 B2 JP6920640 B2 JP 6920640B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
mesh
hole
drainage
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017146356A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019029161A (ja
Inventor
朋広 太田
朋広 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2017146356A priority Critical patent/JP6920640B2/ja
Publication of JP2019029161A publication Critical patent/JP2019029161A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6920640B2 publication Critical patent/JP6920640B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Description

本開示は、照明器具に関する。
従来、街路灯や防犯灯のような、屋外に設置される照明器具がある。このような照明器具は、光源を覆う透光性のカバーを有する。カバーは、光源の保護や防水等のために、照明器具本体である筐体に密に取り付けられている。しかし、例えば、カバーの内部と外部との気温差に起因して、外部から水が入ったり、内部で結露したりすることで、カバー内に水が溜まる場合がある。そこで、特許文献1は、内部に溜まった水を外部に排水するための水抜き穴を含むカバーを有する照明器具を開示している。
特開2014−60034号公報
特許文献1に開示されている照明器具において、水抜き穴の開口が大きければ、カバー内に溜まった水が外部に排水され易くなるが、一方で、その水抜き穴を通じて外部から虫が侵入し易くなるため、望ましくない。そこで、水抜き穴の開口形状を、侵入が想定される虫の大きさよりも小さくすることが考えられる。しかし、例えば、水抜き穴の形状を、スリット幅が虫の大きさよりも小さなスリット状とすると、カバー内に溜まった水の表面張力に起因して、水抜き穴から水が抜けきれない場合がある。
また、水抜き穴の開口を比較的大きく設定し、虫の大きさよりも小さな開口サイズを有するメッシュシートで水抜き穴の開口を覆うことで、虫の侵入を抑制することも考えられる。しかし、メッシュシートの表面には撥水性があるため、メッシュシートを水が通過できず、結果として、水抜き穴から水が抜けきれない場合がある。
本開示は、このような従来技術の有する課題に鑑みてなされたものである。そして、本開示の目的は、カバー内への虫の侵入を抑制するとともに、カバー内に溜まった水の排水性を向上させるのに有利な照明器具を提供することにある。
上記課題を解決するために、本開示の態様に係る照明器具は、光源を収納する筐体と、筐体に取り付けられ、穴が設けられたカバーと、下面側の周縁部に接着層が設けられ、穴を覆うメッシュ部と、を備え、カバーは、接着層が接着される第1底面と、第1底面よりも深い第2底面とを含む凹部を有し、第2底面と接着層との間の隙間は、メッシュ部の上面の側の空間と、メッシュ部の下面とに連通する。
本開示によれば、カバー内への虫の侵入を抑制するとともに、カバー内に溜まった水の排水性を向上させるのに有利な照明器具を提供することができる。
本開示の一実施形態に係る照明器具を示す図である。 カバーに形成されている水抜き穴部の形状を示す図である。 メッシュ部の構成を示す図である。 水抜き穴部にメッシュ部を取り付ける様子を時系列で示す図である。 水抜き部における水抜き穴部とメッシュ部との位置関係を示す図である。 水抜き部からカバー内の水が抜ける様子を時系列で示す図である。
以下、本実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の説明では、照明器具が、支柱、電柱又はポール等に取り付けられた状態で、鉛直方向をZ方向と規定し、Z方向に垂直となる平面内に、互いに垂直となるX方向及びY方向を規定する。
まず、本実施形態に係る照明器具の構成について説明する。図1は、本実施形態に係る照明器具100の外観を示す斜視図である。照明器具100は、例えば街路灯や防犯灯として、屋外に設置されることが想定されている。また、一例として、照明器具100は、路面上に立設された支柱2の先端部2aに支持されている。なお、照明器具100は、支柱2に代えて、例えば既存の電柱に直接支持されるものとしてもよい。さらに、照明器具100は、筐体10の長手方向に沿った複数の光源12の配列方向が、例えばXZ平面内で水平面に対して傾くように、支柱2に支持されている。
照明器具100は、まず、筐体10と、光源12と、カバー14とを備える。
筐体10は、支柱2に連接される照明器具本体である。筐体10は、1つの方向を長手方向とする直方体状であり、光源12等を収容可能とする。筐体10の材質は、例えば、衝撃に強く、錆難いステンレス材である。
光源12は、例えば、LED(発光ダイオード)等の発光素子である。照明器具100は、このような光源12を複数有する。複数の光源12は、例えば、不図示の基板上に、筐体10の長手方向を基準として、所定の間隔で配置されている。そして、光源12を実装した基板は、筐体10に固定されている。
カバー14は、複数の光源12からなる発光面を覆うものであり、筐体10に取り付けられる。カバー14は、アクリル材等の透光性の材料から形成され、発光面から発せられた光を外部に透過可能とする。すなわち、カバー14は、主に、光射出面として照明器具100の外観を構成するとともに、光源12等の構成要素を雨や風雪から保護する。
カバー14の形状は、例えば半円筒形である。この場合、カバー14は、筐体10の長手方向に合わせた長さを有する曲面部14aと、曲面部14aの長手方向の一端に連接する第1側面部14bと、曲面部14aの長手方向の他端に連接する第2側面部14cとを含む。曲面部14aは、主としてカバー14の光射出面を構成する。曲面部14aは、曲面部14aの長手方向に沿った第1端辺14a及び第2端辺14aを含む(図2(a)参照)。第1側面部14bは、第1端辺14a及び第2端辺14aと垂直となる第3端辺(不図示)を含む。第2側面部14cは、第1端辺14a及び第2端辺14aと垂直となる第4端辺14cを含む(図2(b)参照)。また、第1端辺14a、第2端辺14a、第3端辺及び第4端辺14cが同一平面上で連続し、カバー14の外枠が形成される。当該外枠の形状は、おおよそ筐体10の外縁形状に合っている。カバー14の外枠の端部は、筐体10の一部に入り込む突出部14d(図2(b)参照)となっている。カバー14を筐体10に取り付けるとき、突出部14dが筐体10の一部に係合され、そして、不図示のネジ等を用いて締結固定されることで、カバー14内部への雨等の侵入を抑止することができる。
また、照明器具100は、カバー14内に溜まった水を外部に排水する水抜き部20を有する。水抜き部20は、カバー14に形成されている水抜き穴部22と、水抜き穴部22に取り付けられるメッシュ部24とを含む。
図2は、カバー14に形成されている水抜き穴部22の形状を示す拡大図である。図2(a)は、水抜き穴部22をZ方向上方から見た平面図である。図2(b)は、図2(a)中のIIB−IIB断面に相当し、水抜き穴部22の中心を通るようにXZ平面に沿って切断した断面図である。なお、図2において、カバー14は、照明器具100の使用時における姿勢で描画されている。
照明器具100が、光源12の配列方向がXZ平面内で水平面に対して傾くように支持されているとき、筐体10に取り付けられているカバー14も、光射出面の長手方向がXZ平面内で水平面に対して角度θで傾くような姿勢となる。そのため、照明器具100の使用時には、カバー14で高低差が生じ、特に、第1側面部14bと第2側面部14cとの高さには、高低差Hが生じる。この状態で、第2側面部14cは、高低差Hの最下部に相当する位置に、水平面である底面14cを有する。
水抜き穴部22は、水抜き穴26と、水抜き溝28とを含む。
水抜き穴26は、一方の開口が底面14cで開放され、他方の開口がカバー14の外部に開放されるように、第2側面部14cを貫通する穴である。以下、各種形状や寸法の基準とするために、水抜き穴26の底面14c側の開口の中心をCと規定する。水抜き穴26のY方向の形成位置、すなわち、カバー14の長手方向とは垂直となる幅方向の位置は、第1端辺14aと第2端辺14aとの中間位置とする。
なお、本実施形態では、水抜き穴26は、底面14cに対して垂直となる軸、すなわち、図2(b)中に示すようなC軸を中心軸とした穴である。これに対して、水抜き穴26は、底面14c側の開口の中心をCとし、かつ、カバー14の外枠が筐体10に向かう方向に平行となる軸を中心軸とした穴、すなわち、C軸に対して傾斜した軸を中心軸とした穴であってもよい。
水抜き溝28は、底面14cに形成されている凹部である。水抜き溝28は、第1底面28aと、第2底面28bと、凸部28cとを含む。
第1底面28aは、水抜き穴26の周囲に形成されている。具体的には、第1底面28aの平面形状は、水抜き穴26の底面14c側の開口と同心となる環状である。第1底面28aの外周側にある第1壁部28dは、底面14cの高さ位置から第1底面28aの高さ位置に向かうにつれて開口中心Cに近くなるように、傾斜していてもよい。ここでは、第1底面28aの外径をL1と規定する。また、第1底面28aの深さをD1と規定する。
第2底面28bは、環状である第1底面28aの少なくとも一部を分断する。具体的には、第2底面28bの内側の一端部28bと、第2底面28bの外側の他端部28bとは、開口中心Cを通って放射状に延びる仮想線Lv上にある。このとき、一端部28bは、凸部28cに連接する。また、他端部28bは、開口中心Cからの距離が、第1底面28aの外周端までの距離((外径L1)/2)よりも長い位置にある。すなわち、第2底面28bの一部は、底面14cに対して平行となる平面内において、第1底面28aの最外端よりも外側に突出する。また、第2底面28bの深さをD2と規定すると、深さD2は、第1底面28aの深さD1よりも深い。
水抜き溝28は、第2底面28bを複数有するものとしてもよい。本実施形態では、水抜き溝28が第2底面28bを2つ有するものとし、2つの第2底面28bが、開口中心Cを挟んで仮想線Lv上に一直線状に並んで配置されるものとする。なお、図2(a)では、仮想線Lvは、カバー14の幅方向に対して並行となる線であるが、厳密な並行性が要求されるものではなく、カバー14の長手方向に対して並行となる線であってもよい。
また、第2底面28bの平面形状について、図2(a)に示すように、第2底面28bの一端部28bを含む部分は、凸部28cの外周形状に合う曲線状であってもよい。また、第2底面28bの他端部28bを含む部分は、外周方向に向かって凸となる曲線状であってもよい。
凸部28cは、水抜き穴26の底面14c側の開口の周囲に形成される。凸部28cの上底部の高さ位置は、底面14cよりも低い。一方、凸部28cの下底部の高さ位置は、第1底面28a又は第2底面28bのいずれかの高さと同じである。また、凸部28cの外周側にある第2壁部28cは、凸部28cの高さが低くなるにつれて開口中心Cから離れるように、傾斜していてもよい。ここでは、凸部28cの底面部のうち、第2底面28bと連接する底面部の外径をL2と規定する。
なお、本実施形態では、凸部28cの側壁部のうち、第2壁部28cとは反対側の側壁部が水抜き穴26の内面を兼ねているが、当該形状は、必ずしも要求されるものではない。第2壁部28cとは反対側の側壁部は、水抜き穴26の内面を兼ねることなく、凸部28cは、第1底面28a及び第2底面28b上に独立して立設されていてもよい。
図3は、メッシュ部24の構成を示す図である。図3(a)は、メッシュ部24の平面図である。図3(b)は、図3(a)のIIIB−IIIB断面に相当し、メッシュ部24の断面図である。図3(c)は、メッシュシート30の一部を拡大した平面図である。
メッシュ部24は、メッシュシート30と、接着シート32とを含む。
メッシュシート30は、細かな編み目で構成される円形状のシートである。メッシュシート30は、水抜き穴26を通じてカバー14内への侵入しようとする虫を侵入させないようにするために用いられる。図3(c)を参照すると、照明器具100内に侵入しようとする虫としては、全長が約1mmの羽虫LBが想定される。そこで、メッシュシート30としては、開口サイズAPが例えば400μm程度のものが採用され得る。ここでは、メッシュシート30の外径をL3と規定する。また、メッシュシート30の厚さをT1と規定する。
接着シート32は、帯幅がWと規定される環状であり、両面が接着性を有するシートである。接着シート32は、メッシュシート30の一方の面の周縁部に接着されている。ここでは、接着シート32の内径をL4と規定する。すなわち、内径L4は、(外径L3−(帯幅W×2))である。接着シート32の一方の面は、メッシュシート30に接着される。ここでは、接着シート32をメッシュシート30に接着した状態のメッシュ部24の厚さをT2と規定する。
なお、接着シート32は、メッシュシート30を水抜き穴部22の第1底面28aに貼り付けるための接着層の一例である。例えば、接着層は、接着シートに代えて、メッシュシート30に塗布される接着材それ自体で構成されるものであってもよい。
図4は、水抜き穴部22にメッシュ部24を取り付ける様子を時系列で示す図である。図4(a)は、メッシュ部24が取り付けられる前の様子を示す。図4(b)は、メッシュ部24が取り付けられた後の様子を示す。
作業者は、図4(a)に示すように、メッシュ部24を、接着シート32の存在する側が水抜き穴部22に向いた状態で、白抜きの矢印で示す方向に、水抜き穴部22に近接させる。そして、作業者は、水抜き溝28にメッシュ部24が収容されるように、換言すれば、環状の接着シート32が環状の第1底面28aに収まるように、接着シート32を第1底面28aに貼り付ける。これにより、図4(b)に示すように、メッシュ部24は、水抜き穴部22に固定される。以下、メッシュ部24が水抜き穴部22に固定されている状態を、水抜き部20の使用状態という。以下、メッシュシート30について、接着シート32が存在せず、照明器具100内に対向する側の面を、メッシュシート30の「上面」という。一方、接着シート32が存在し、水抜き穴26に対向する側の面を、メッシュシート30の「下面」という。この定義は、メッシュ部24全体についても同様とする。
図5は、図4(b)のV−V断面に相当し、水抜き部20における水抜き穴部22とメッシュ部24との位置関係を示す斜視図である。
まず、接着シート32の内径L4は、凸部28cの下底部の外径L2よりも大きく設定されている。すなわち、底面14cに対して平行な平面内において、接着シート32と凸部28cの第2壁部28cとの間には、空間が形成される。一方、水抜き部20の使用状態では、第1底面28aには、接着シート32が接触している。これに対して、第2底面28bの深さD2は、第1底面28aの深さD1よりも深いので、第2底面28bには、接着シート32が接触していない。すなわち、第2底面28bと接着シート32との間には、隙間Gが形成される。その結果、第2底面28b上には、矢印ARで示されるように、水抜き溝28が形成されている側であるカバー14の内側の空間から、隙間Gを通過して、メッシュシート30の下面へと連通する連通空間Sが形成される。
また、水抜き部20の使用状態では、凸部28cの上底部28cは、メッシュシート30の下面に当接する。その結果、連通空間Sは、水抜き穴26に直接的に連通しない。
また、メッシュシート30の平面形状は、第1底面28aの平面形状に合うように設定されている。さらに、メッシュシート30の外径L3は、第1底面28aの外径L1よりも若干小さく設定される。
さらに、メッシュ部24の厚さT2は、第1底面28aの深さD1よりも小さく設定されることが望ましい。すなわち、水抜き部20の使用状態では、メッシュシート30の上面の高さは、底面14cの高さよりも差hだけ低い位置にある。
次に、照明器具100の作用、特に水抜き部20の作用について説明する。
図6は、カバー14内に溜まった水が水抜き部20を通じて外部に抜ける様子を時系列で示す図である。上記のとおり、照明器具100の使用時は、カバー14は、角度θで傾いた姿勢となっている。そのため、カバー14内に水が生じた場合、それらが集まった水WAは、図6(a)に示すように、曲面部14aの内面14aを伝って底面14cに向かう。本実施形態では、カバー14の底面14cに水抜き部20が存在する。したがって、底面14cに集まってきた水WAは、図6(b)に示すように、水抜き部20上に溜まる。
ここで、比較例として、水抜き部が、上記例示したメッシュシート30のようなシートが水抜き穴の開口を覆っているだけの構成である場合を考える。この場合、メッシュシートは、開口サイズが非常に小さいので、水抜き穴を通じて外部からカバー内への侵入しようとする虫を侵入させないようにすることはできる。しかし、このような開口サイズの小さいメッシュシートでは、シート表面が撥水性を有する。そのため、メッシュシート上に集まった水は、シート表面で弾かれ、メッシュシートを通過しづらい。
これに対して、メッシュシートの一方の表面である、水が溜まる側の上面だけでなく、メッシュシートの他方の表面である、水抜き穴に対向する側の下面も濡れていれば、メッシュシート全体が水で浸された状態となり、メッシュシートの撥水性が抑えられる。そこで、本実施形態では、水抜き部20は、メッシュシート30を採用するとともに、さらに上記のような形状の水抜き溝28を採用する。
再度、図6(b)を参照すると、水抜き部20上に溜まった水WAは、水抜き溝28の特に第2底面28bの上方にも存在する。ここで、図5を参照すると、底面14cに対して平行な平面内では、メッシュ部24の外周端から第1底面28aに連接する第1壁部28dまでの間隔に対して、メッシュ部24の外周端より外側の第2底面28b上の領域の方が広く設定されている。そのため、第2底面28bの上方に流れてきた水WAは、連通空間S内を矢印ARに沿って導かれ、最終的にメッシュシート30の下面に到達する。その結果、メッシュシート30の上面だけでなく下面も水WAで濡らされるため、メッシュシート30の全体が水WAに浸されることになる。これにより、メッシュシート30の撥水性が抑えられるので、水抜き部20上に溜まっていた水WAは、その後、図6(c)に示すように、水抜き穴26を通じて、カバー14の外部に徐々に排水されていく。
次に、照明器具100による効果について説明する。
本実施形態に係る照明器具100は、光源12を収納する筐体10と、筐体10に取り付けられ、穴が設けられたカバー14と、下面側の周縁部に接着層が設けられ、穴を覆うメッシュ部24とを備える。カバー14は、接着層が接着される第1底面28aと、該第1底面28aよりも深い第2底面28bとを含み、メッシュ部24を収容する凹部を有する。第2底面28bと接着層との間の隙間Gは、メッシュ部24の上面の側の空間と、メッシュ部24の下面とに連通する。
ここで、上記の穴は、例えば水抜き穴26に相当する。上記の接着層は、例えば接着シート32に相当する。上記の凹部は、例えば水抜き溝28に相当する。
本実施形態に係る照明器具100によれば、上記例示したようなメッシュシート30を含むメッシュ部24を採用することで、水抜き穴26を通じて外部からカバー14内への侵入しようとする虫LBを侵入させないようにすることができる。したがって、水抜き穴26を介したカバー14内の水WAの排水効率を上げるために、水抜き穴26の開口を大きくすることができる。具体的には、例えば、水抜き穴26の開口の大きさを、虫LBの全長よりも大きくすることができる。
また、第2底面28bの上方に流れてきた水WAは、隙間Gを通過してメッシュ部24の下面へと直接的に導かれ、特にメッシュシート30の下面を濡らすことができる。したがって、メッシュシート30の撥水性が抑えられ、水抜き部20上に溜まっていた水WAを、水抜き穴26を通じてカバー14の外部に排水することができる。
さらに、メッシュ部24は、水抜き溝28に収容される。したがって、水抜き溝28の形状及び位置は、メッシュ部24を固定したい位置に合わせて予め設定しておくことが望ましい。これにより、作業者は、メッシュ部24を水抜き溝28に固定する際に、すなわち、接着シート32を第1底面28aに貼り付ける際に、容易に位置決めすることができる。
また、本実施形態に係る照明器具100では、カバー14は、穴と接着層との間に形成された凸部28cを有する。また、凸部28cの下底部の一部は、第2底面28bに連接する。
本実施形態に係る照明器具100によれば、凸部28cが、隙間Gを通過してきた水WAをメッシュ部24の下面へ向けて無駄なく誘導することができるので、迅速にメッシュシート30の下面を濡らすことができる。
また、本実施形態に係る照明器具100では、凸部28cの上底部28cは、メッシュ部24の下面に当接する。
本実施形態に係る照明器具100によれば、隙間Gに連通する連通空間Sと水抜き穴26とは、凸部28cに遮られることで、直接的には連通しない。したがって、外部から水抜き穴26を通じて侵入してきた虫LBが、メッシュシート30の下面と、凸部28cの上底部28cとの間の隙間を通してカバー14の内部に侵入することを抑止することができる。
また、本実施形態に係る照明器具100では、メッシュ部24の上面は、凹部が形成されているカバー14の内面よりも低い位置にある。
ここで、凹部が形成されているカバー14の内面は、例えば底面14cに相当する。
本実施形態に係る照明器具100によれば、底面14cに集まってきた水WAが、底面14cよりも低い位置にあるメッシュ部24の上面に導かれやすくなるため、水抜き部20から排水されずに残る水WAを極力少なくすることができる。
また、本実施形態に係る照明器具100では、第2底面28bの一部は、第1底面28aの最外端よりも外側に突出する。
本実施形態に係る照明器具100によれば、メッシュ部24の外周端から第1底面28aに連接する第1壁部28dまでの間隔よりも、メッシュ部24の外周端より外側の第2底面28b上の領域の方が広くなる。したがって、水抜き部20上に溜まっている水WAは、第2底面28b上の領域に導かれやすくなる。
さらに、本実施形態に係る照明器具100では、凹部は、カバー14の内面側の底面に形成されている。
本実施形態に係る照明器具100によれば、特にカバー14が水平面に対して傾いている場合には、水抜き溝28が、例えば底面14cのようなカバー14の内面側の底面に形成されることになる。したがって、カバー14の内部に生じた水WAを、カバー14の内面に沿って水抜き部20に導くことができる。
以上、好ましい実施形態について説明したが、本実施形態は、これ限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
10 筐体
12 光源
14 カバー
24 メッシュ部
26 穴(水抜き穴)
28 凹部(水抜き溝)
28a 第1底面
28b 第2底面
28c 凸部
32 接着層(接着シート)
100 照明器具

Claims (5)

  1. 光源を収納する筐体と、
    前記筐体に取り付けられ、前記筐体に取り付けられた状態で鉛直方向の最下部に位置する内面側の底面から、外部に貫通する穴が設けられたカバーと、
    下面側の周縁部に接着層が設けられ、前記カバーの底面側の前記穴を覆うメッシュ部と、を備え、
    前記カバーは、前記カバーの底面側の前記穴の周囲に環状に形成され、前記接着層が接着される第1底面と、該第1底面の少なくとも一部を分断するように形成され、前記第1底面よりも深く、前記カバーの底面側の前記穴の開口面よりも低い位置に形成された第2底面とを含む凹部を有し、
    前記第2底面と前記接着層との間の隙間は、前記メッシュ部の上面の側の空間と、前記メッシュ部の下面とに連通する、照明器具。
  2. 前記カバーは、前記穴と前記接着層との間に形成された凸部を有し、
    前記凸部の下底部の一部は、前記第2底面に連接する、
    請求項1に記載の照明器具。
  3. 前記凸部の上底部は、前記メッシュ部の前記下面に当接する、請求項2に記載の照明器具。
  4. 前記メッシュ部の上面は、前記凹部が形成されている前記カバーの内面よりも低い位置にある、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の照明器具。
  5. 前記第2底面の一部は、前記第1底面の最外端よりも外側に突出する、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の照明器具。
JP2017146356A 2017-07-28 2017-07-28 照明器具 Active JP6920640B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017146356A JP6920640B2 (ja) 2017-07-28 2017-07-28 照明器具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017146356A JP6920640B2 (ja) 2017-07-28 2017-07-28 照明器具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019029161A JP2019029161A (ja) 2019-02-21
JP6920640B2 true JP6920640B2 (ja) 2021-08-18

Family

ID=65478630

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017146356A Active JP6920640B2 (ja) 2017-07-28 2017-07-28 照明器具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6920640B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102319166B1 (ko) * 2021-09-07 2021-10-29 케이원(주) 가로등 및 보안등용 조명장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019029161A (ja) 2019-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9400087B2 (en) Externally mounted shield for LED luminaire
CN107849846B (zh) 具备排水口形成用支撑部件的玻璃护栏
JP4988955B1 (ja) 笠木下換気構造体
JP6920640B2 (ja) 照明器具
JP7007725B2 (ja) 防鳥装置
JP6928815B2 (ja) 照明器具
KR200467732Y1 (ko) 타카고정식 방범창 프레임
JP5551293B1 (ja) 換気構造体
US20150096246A1 (en) Escape base on a roof
JP2012220616A (ja) 表示装置用カバー及び表示装置
JP2014005702A (ja) 笠木下換気構造体
JP6479496B2 (ja) 照明器具
DE502006008780D1 (de) Feuchtraumleuchte mit wenigstens einem zwischen einem wannenförmigen gehäuse und einer abdeckung wirksamen sperrsteg
JP6045063B2 (ja) デッキ材用小口キャップ
JP5269263B1 (ja) 笠木下換気構造体
JP5269264B1 (ja) 笠木下換気構造体
KR20110096818A (ko) 엘이디 끝발광기능을 갖는 커튼 월
KR101499947B1 (ko) 가로수 보호 덮개
JP2007154458A (ja) 破風板の化粧構造
KR102672879B1 (ko) 배수로가 형성된 옥내용 직부식 엘이디 등기구
JP5298379B2 (ja) 換気機能付き鼻隠し材
JP2015151724A (ja) 屋根用換気部材
KR200233709Y1 (ko) 가로수 보호망
KR20080075305A (ko) 목재 방음판
JP5316494B2 (ja) サッシ構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200415

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210301

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210316

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210406

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210629

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210708

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6920640

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151