JP6919251B2 - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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本発明は、情報処理装置及びプログラムに関する。
今日では、Wi−Fi Direct(登録商標)に対応した複合機が登場している。これにより、複合機が設置された拠点に異なる場所から訪問してきたゲストユーザーに対して、その拠点に設置のアクセスポイント経由ではなく、複合機に直接接続させて利用させることができる。すなわち、拠点のネットワーク内のアクセスポイントに接続するための情報をゲストユーザーに知らせる必要がなく、かつ、拠点のネットワーク内のアクセスポイントに接続させる必要がない、というセキュリティ上の長所がある。
ユーザーの携帯端末をWi−Fi Directにより複合機と接続させるためには、SSID(Service Set IDentifier)とパスフレーズとの組から成る同じネットワーク接続情報を携帯端末及び複合機に搭載のアクセスポイントの両方に設定する必要がある。複数のSSIDが設定可能なマルチSSIDモードでアクセスポイントを動作させれば、複数のユーザーがそれぞれ異なるSSIDを利用し同時並行して画像形成装置を利用することが可能となる。
特許第4497852号明細書
ところで、Wi−Fi Directに対応した複合機に不具合が発生した場合、複合機の保守業務を行う事業所の保守員は、携帯したモバイル端末を複合機のアクセスポイントに接続し、保守ログ等を収集したり、パラメータ値の設定を変更したりするなどの保守処理を複合機と連携して実行させることになる。
しかしながら、拠点のユーザーとアクセスポイントを共有している状況下でモバイル端末を接続して保守処理を実行させると、保守に関連する情報の漏洩等が発生する可能性が生じてくるため、セキュリティ上の問題が発生してくる。また、保守員は、複合機が設定されている複数の拠点を巡回する場合が少なくないが、この場合、複合機のアクセスポイントと接続するためのネットワーク接続情報を拠点毎又は複合機毎に把握し、モバイル端末に設定しなければならなくなる。
本発明は、保守処理を行うための保守用ネットワーク接続情報を利用しない場合に比して、情報処理装置に対する保守処理を効率的に実施させることを目的とする。
本発明に係る情報処理装置は、情報処理装置において、携帯端末装置との間で無線通信を行う無線通信手段と、前記携帯端末装置を用いて前記情報処理装置の保守を行うユーザーに予め付与されているネットワーク接続のための識別名及び認証情報を含む保守用ネットワーク接続情報が設定されていることにより前記無線通信手段が形成した保守用ネットワークに前記携帯端末装置が無線接続されたときに保守処理実行できるように制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
また、前記制御手段は、前記情報処理装置が前記保守処理を実行可能な保守モードに設定されている場合のみ前記保守処理を実行可能とすることを特徴とする。
また、前記制御手段は、前記保守モードが設定されている間のみ前記保守用ネットワーク接続情報が前記無線通信手段に設定されるよう制御することを特徴とする。
また、前記制御手段は、前記保守用ネットワーク接続情報が設定されている前記携帯端末装置からの指示に応じた前記保守処理の実行を許可することを特徴とする。
また、前記制御手段は、前記保守用ネットワーク接続情報が設定されていない前記携帯端末装置からの指示に応じた前記保守処理の実行を禁止することを特徴とする。
また、前記制御手段は、更に前記保守処理以外の処理の実行を制御することを特徴とする。
また、前記制御手段は、前記保守用ネットワーク接続情報が設定されていない前記携帯端末装置からの指示に応じた前記保守処理以外の処理の実行を許可することを特徴とする。
また、前記制御手段は、前記保守用ネットワーク接続情報が設定されている前記携帯端末装置からの指示に応じた前記保守処理以外の処理の実行を禁止することを特徴とする。
また、前記制御手段は、前記携帯端末装置が前記保守用ネットワークに無線接続されると、前記保守処理の実行が自動的に開始されるよう制御することを特徴とする。
また、前記無線通信手段には、前記保守用ネットワーク接続情報が常時設定されていることを特徴とする。
また、前記保守用ネットワーク接続情報は、前記携帯端末装置から参照できないように前記無線通信手段に設定されることを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、携帯端末装置との間で無線通信を行う無線通信手段が接続された情報処理装置に搭載のコンピュータを、前記携帯端末装置を用いて前記情報処理装置の保守を行うユーザーに予め付与されているネットワーク接続のための識別名及び認証情報を含む保守用ネットワーク接続情報が設定されていることにより前記無線通信手段が形成した保守用ネットワークに前記携帯端末装置が無線接続されたときに保守処理実行できるように制御する制御手段として機能させる。
請求項1に記載の発明によれば、保守処理を行うための保守用ネットワーク接続情報を利用しない場合に比して、情報処理装置に対する保守処理を効率的に実施させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、保守モード設定時のみ保守処理の実行が可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、保守モードのときのみ保守用ネットワーク接続情報が設定されている携帯端末装置と無線通信手段との無線通信が可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、保守用ネットワーク接続情報が設定されている携帯端末装置からの指示に応じて保守処理を実行することができる。
請求項5に記載の発明によれば、保守用ネットワーク接続情報が設定されていない携帯端末装置からの指示に対しては、保守処理の実行を禁止することができる。
請求項6記載の発明によれば、保守処理以外の処理の実行も合わせて制御することができる。
請求項7に記載の発明によれば、保守用ネットワーク接続情報が設定されていない携帯端末装置からの指示に応じて保守処理以外の処理を実行することができる。
請求項8に記載の発明によれば、保守用ネットワーク接続情報が設定されている携帯端末装置からの指示に対しては、保守処理以外の処理の実行を禁止することができる。
請求項9に記載の発明によれば、ユーザーからの指示を待つことなく保守処理の実行を開始することができる。
請求項10に記載の発明によれば、保守処理を行う必要がある度に保守用ネットワーク接続情報を無線通信手段に設定する必要がない。
請求項11に記載の発明によれば、保守用ネットワーク接続情報を知らないユーザーは、無線通信手段に接続することができない。
請求項12に記載の発明によれば、保守処理を行うための保守用ネットワーク接続情報を利用しない場合に比して、情報処理装置に対する保守処理を効率的に実施させることができる。
実施の形態1において、通常モード時における画像形成装置の機能ブロック構成図である。 実施の形態1において、保守モード時における画像形成装置の機能ブロック構成図である。 実施の形態1における画像形成装置のハードウェア構成図である。 実施の形態1において保守員が保守作業を実施するためのシーケンスを示す図である。 実施の形態2における画像形成装置のブロック構成図である。 実施の形態2におけるジョブ実行処理について示すフローチャートである。
以下、図面に基づいて、本発明の好適な実施の形態について説明する。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態において、通常モード時における画像形成装置の機能ブロック構成図であり、図2は、本実施の形態において、保守モード時における画像形成装置の機能ブロック構成図である。本実施の形態における画像形成装置10は、通常利用時の通常モードと保守を行うための保守モードとで動作可能である。図1,2では、各モードにおいて必要でない構成要素は、対比しやすいように削除しないで破線で示すことにした。
図1,2には、モバイル端末1と、保守の対象となる画像形成装置10と、が示されている。ある企業は、複数拠点を有し、各拠点に画像形成装置10を設置している。各画像形成装置10は、以下に説明する本実施の形態において特徴的な構成を有していればよいので、図1には便宜的に1台のみ図示した。なお、本実施の形態では、複数の拠点に画像形成装置10をそれぞれ設置する場合を想定して説明するが、一拠点に複数の画像形成装置10を設置するようにしてもよい。
モバイル端末1は、アクセスポイント40に無線接続されることで画像形成装置10が利用可能となる。モバイル端末1は、画像形成装置10の保守員のみならず、各拠点に所在する従業員(ユーザー)も携帯しているが、基本的な機能自体は同じでよいので、図1では便宜的に1台のみ図示している。以降の説明では、保守員が保守のために利用するモバイル端末1を「保守端末」と称し、ユーザーが利用するモバイル端末1を「ユーザー端末」、これらを総称する場合に「モバイル端末」と称することにする。保守端末1には、保守用のアプリケーションが搭載されている点がユーザー端末と異なる。
図3は、本実施の形態における画像形成装置10のハードウェア構成図である。画像形成装置10は、例えばプリント機能、コピー機能、スキャナ機能等各種機能を搭載した複合機であり、情報処理装置(コンピュータ)を内蔵している。図3において、CPU31は、ROM39に格納されたプログラムにしたがってスキャナ34やプリンタエンジン36等本装置に搭載された各種機構の動作制御を行う。アドレスデータバス32は、CPU31の制御対象となる各種機構と接続してデータの通信を行う。操作パネル33は、ユーザーからの指示の受け付け、情報の表示を行う。スキャナ34は、ユーザーがセットした原稿を読み取り、電子データとしてHDD(Hard Disk Drive)35等に蓄積する。HDD35は、スキャナ34を使用して読み取った電子文書などを格納する。プリンタエンジン36は、CPU31で実行される制御プログラムからの指示に従い出力用紙上に画像を印字する。ネットワークインタフェース(IF)37は、ネットワークを接続し、外部機器との間のデータ送受信などに利用される。RAM38は、プログラム実行時のワークメモリや電子データ送受信時の通信バッファとして利用される。ROM39は、本装置の制御や電子データの暗号化、電子データの送受信に関する各種プログラムが格納されている。各種プログラムが実行されることで後述する各構成要素が所定の処理機能を発揮する。アクセスポイント40は、アクセスポイント機能を搭載した無線通信手段であり、モバイル端末1との間でWi−Fi Directにより無線通信を行う。
ここで、アクセスポイント40に含まれるSSID設定テーブル41、SSID設定テーブル41に設定されるネットワークデータ、更にネットワークデータとネットワークとの関係について説明する。
ネットワークデータは、ネットワーク接続情報として設定されるデータである。ネットワークデータには、複数のユーザーに共有される共有ネットワーク接続情報(以下、「共有ネットワークデータ」)と、ユーザー毎に予め付与されている個別ネットワーク接続情報(以下、「個別ネットワークデータ」)という2種類のネットワークデータがある。なお、以降の説明において双方に共通する内容に関しては単に「ネットワークデータ」と総称する。
ネットワークデータは、アクセスポイントを識別する情報であるSSID及び認証情報としてのパスフレーズの組により構成される。モバイル端末1がアクセスポイント40にネットワーク接続するためには、アクセスポイント40のSSID設定テーブルに設定されているネットワークデータと同じネットワークデータがモバイル端末1にも設定される必要がある。本実施の形態におけるアクセスポイント(親機)40は、1つのアクセスポイント(SSID)のみが設定できるシングルSSIDモードと、複数のアクセスポイント(SSID)が設定可能なマルチSSIDモードで動作可能である。本実施の形態では、マルチSSIDモードで動作する場合を例にして説明する。従って、本実施の形態における画像形成装置10は、異なるSSIDを用いて複数のモバイル端末1と同時に無線接続することが可能となる。
SSID設定テーブル41に共有ネットワークデータが設定されると、アクセスポイント40は、ネットワーク(以下、「共有ネットワーク」)を形成する。これにより、アクセスポイント40は、共有ネットワークを介して共有ネットワークデータが設定されているモバイル端末1を無線接続し、そのモバイル端末1との間で無線通信を行う。また、SSID設定テーブルに個別ネットワークデータが設定されると、アクセスポイント40は、その個別ネットワークデータが設定されているモバイル端末1を無線接続するためのネットワーク(以下、「個別ネットワーク」)を形成する。これにより、アクセスポイント40は、個別ネットワークを介して当該個別ネットワークデータが設定されているモバイル端末1との間で無線通信を行う。個別ネットワークデータは、ユーザー毎に付与されるので、アクセスポイント40は、個別ネットワークを介してただ1つのモバイル端末1のみと1対1のデータ通信を行うことになる。もちろん、本実施の形態におけるSSID設定テーブル41には複数の個別ネットワークデータが設定可能なので、1対1の関係を複数形成することが可能である。なお、アクセスポイント40は、共有ネットワークを介して、共有ネットワークデータが設定されている複数のモバイル端末1と1対多のデータ通信を行うことも可能である。また、SSID設定テーブル41からネットワークデータが削除されると、対応するネットワークは切断される。
モバイル端末1は、コンピュータを内蔵し、CPU、ROM、RAM、ストレージ、タッチパネル、ネットワークインタフェース等を搭載する。モバイル端末1は、従前から存在するハードウェア構成により実現してよい。
図1,2に戻り、本実施の形態における画像形成装置10は、接続制御部11、保守処理部12、ジョブ処理部13、制御部14、動作監視部15及び保守ログ蓄積部16を有している。なお、前述したように、厳密には、各モードにおいて破線で示す構成要素は必要ではない。図1,2では、更に、SSID設定テーブル41を有するアクセスポイント40も合わせて示している。本実施の形態において説明に用いない構成要素は図1,2から省略している。
接続制御部11は、アクセスポイント40を用いたモバイル端末1との無線によるネットワーク接続を監視する。そして、モバイル端末1とネットワーク接続されたときにモバイル端末1から装置識別情報としてのMAC(Media Access Control)アドレスを取得する。保守処理部12は、特定の処理を実行する。「特定の処理」というのは、印刷処理やスキャン処理等画像形成装置10が一般のユーザーに提供する機能処理とは異なる処理である。本実施の形態では、特定の処理として保守員による保守処理を想定して説明するが、保守処理に限る必要はなく、例えば画像形成装置10の管理処理、画像形成装置10の管理者等から要求された何らかの処理等であってもよい。ジョブ処理部13は、前述した一般のユーザーが実施する処理を含むジョブ処理を実行する。
詳細は後述するように、本実施の形態では、保守処理専用のネットワークデータ(以下、「保守用ネットワークデータ」)を保守員に予め付与する。制御部14は、この保守用ネットワークデータが設定されていることによりアクセスポイント40が形成したネットワーク(以下、「保守用ネットワーク」)にモバイル端末1が無線接続されたときに保守処理の実行を制御する制御手段として機能する。更に、制御部14は、保守員以外の一般のユーザーの個別ネットワークデータ若しくはユーザーが共有する共有ネットワークデータが設定されていることによりアクセスポイント40が形成したネットワーク(以下、「通常ネットワーク」)にモバイル端末1が無線接続されたときにユーザーからの要求に応じて保守処理以外のジョブ処理の実行を合わせて制御する。
動作監視部15は、通常モード時における画像形成装置10の動作を常時監視し、画像形成装置10の利用状況、資源の状態、発生したエラー等保守に関連する情報を取得して保守ログを生成し、保守ログ蓄積部16に格納する。
画像形成装置10における各構成要素11〜15は、画像形成装置10に搭載されるコンピュータと、コンピュータに搭載されたCPU31で動作するプログラムとの協調動作により実現される。また、保守ログ蓄積部16は、画像形成装置10に搭載されたHDD35若しくはRAM38、又は外部にある記憶手段をネットワーク経由で利用してもよい。
また、本実施の形態で用いるプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、CD−ROMやUSBメモリ等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して提供することも可能である。通信手段や記録媒体から提供されたプログラムはコンピュータにインストールされ、コンピュータのCPU31がプログラムを順次実行することで各種処理が実現される。
前述したように、本実施の形態では、保守員に保守用ネットワークデータを予め付与している。保守用ネットワークデータは、保守員に付与された個別ネットワークデータである。本実施の形態では、図2に例示したように、SSIDが“hoshuSSID”、パスフレーズが“hoshupass”の組のネットワークデータを保守用ネットワークデータとして保守員に付与している。一方、本実施の形態では、ユーザーにもそれぞれ個別ネットワークデータが付与されている。図1において、SSIDとパスフレーズの組が“SSIDuB”と“b2b2b2b2”、 “SSIDuD”と“d4d4d4d4”、“SSIDuA”と“a1a1a1a1”がそれぞれユーザーの個別ネットワークデータである。各ユーザー端末は、それぞれ対応する個別ネットワークを介して画像形成装置10と接続されるものとして説明するが、共有ネットワークデータを用いて画像形成装置10と接続されるようにしてもよい。
次に、本実施の形態における動作について説明する。
本実施の形態における画像形成装置10は、前述したようにユーザーによる通常利用時の通常モードと保守員が保守を行うための保守モードとで動作可能である。図1に例示したように、通常モード時のSSID設定テーブル41には、ユーザーの個別ネットワークデータが設定されている。これにより、SSID設定テーブル41のいずれか1つと同じ個別ネットワークデータが設定されているユーザー端末は、個別ネットワークを介して画像形成装置10と無線通信を行うことが可能となる。また、本実施の形態では、通常モード時に保守用ネットワークデータをSSID設定テーブル41に設定しないようにした。これにより、保守員は、保守用ネットワークデータを設定した状態では保守端末1を画像形成装置10に接続することはできない。つまり、保守員は、画像形成装置10が保守モードでなければ、保守用ネットワークを介して保守処理を実行することができず、後述するように保守モード時のみ保守処理を実行することが可能となる。制御部14は、このようにネットワークデータのSSID設定テーブル41への設定を制御する。
例えば、画像形成装置10が提供する印刷処理を利用したい場合、ユーザーは、アクセスポイント40からの電波が届く範囲内に移動することで、当該ユーザーのユーザー端末1は、個別ネットワークに接続される。そして、ユーザー端末1から所望のジョブを画像形成装置10へ送信することでジョブ処理の実行を要求すると、ジョブ実行制御手段としても機能する制御部14は、その要求に応じてジョブ処理部13にそのジョブを実行させる。また、動作監視部15は、通常モード時には画像形成装置10の動作を常時監視しており、収集した画像形成装置10の利用状況等に基づき保守ログを生成し、保守ログ蓄積部16に保存する。
ここで、保守員が、画像形成装置10が設置された拠点に訪問し、保守作業を実施する場合について図4に示すシーケンス図を用いて説明する。
保守員は、画像形成装置10の保守を開始するために所定の操作を行うことで通常モードから保守モードに切り替える(ステップ101)。例えば、画像形成装置10を電源オフにし、その後保守ボタンを押下しながら画像形成装置10電源をオンにするなど所定の操作を行うことで保守モードに切り替える。制御部14は、画像形成装置10が保守モードとして起動されたことを検知すると、SSID設定テーブル41に保守用ネットワークデータのみが設定されるように制御する(ステップ301)。これにより、保守用ネットワークデータが設定されていないモバイル端末1と画像形成装置10との間の無線通信はできないことになる。
続いて、保守員は、保守端末1を操作して保守用アプリケーションを起動する(ステップ102)。保守用アプリケーションは、起動されるとネットワークデータとして保守用ネットワークデータを保守端末1に設定する(ステップ201)。これにより、アクセスポイント40からの電波の届く範囲にある保守端末1は、保守用ネットワークを介してアクセスポイント40に無線接続され、無線通信を行うことが可能となる(ステップ302)。
その後、保守端末は、保守員の指示操作に応じて保守処理の実行指示を画像形成装置10へ送る(ステップ202)。制御部14は、保守端末1からの実行指示に応じて、例えば保守ログ蓄積部16に蓄積されている保守ログを送信するなどの保守処理を実行する(ステップ303)。
以上のようにして実行された保守処理が終了すると、保守端末1は、保守処理が終了した旨を画面に表示するなどして保守員に通知する(ステップ204)。これにより、保守員は、保守処理の終了を認識すると、保守モードを解除して通常モードに戻す(ステップ103)。これは、例えば、画像形成装置10を再起動させればよい。通常モードに戻ると、図1に例示したように保守用ネットワークデータはSSID設定テーブル41に設定されない。つまり、保守用ネットワークデータは、画像形成装置10に保守モードが設定されている場合のみSSID設定テーブル41に設定されることになるので、保守モード時には、保守用ネットワークデータが設定されているモバイル端末1のみアクセスポイント40との無線接続が可能となる。
以上のようにして、保守員は保守作業を実施することができる。上記説明したように、本実施の形態では、通常モードとは別の保守モードを設定し、この保守モードでは、保守用ネットワークデータのみをSSID設定テーブル41に設定するようにした。このため、保守用ネットワークデータを知らない一般のユーザーは、ユーザー端末1を画像形成装置10に接続して利用することができないので、保守に関連する情報がユーザーに漏洩されることはない。
仮に、ユーザーが、保守用ネットワークデータを不正に入手し、保守用ネットワークデータをユーザー端末1に設定することによって保守端末1として機能させるようにし、そして、ユーザー端末1から一般的なジョブ処理の実行を要求したとする。この場合、制御部14は、保守モード時には、一般的なジョブ処理の実行を禁止し、保守処理のみが実行できるように制御するので、そのジョブ処理は実行されない。また、この逆に、保守員が保守処理以外の一般的なジョブ処理を実行しようとしても、上記と同様、そのジョブ処理は実行されない。これにより、客先の資源の無断利用を阻止できる。
一方、通常モード時において、保守用ネットワークデータが設定されているユーザー端末1は、アクセスポイント40に接続できないので、保守処理でも一般的なジョブ処理でも実行できない。また、保守用ネットワークデータが設定されていないユーザー端末1からの一般的なジョブ処理の実行要求に応じて、制御部14は、当然ながらそのジョブ処理の実行を許可することになるが、保守処理の実行が要求された場合には、たとえ要求元が保守端末1だとしても保守処理の実行を禁止するよう制御する。
なお、本実施の形態では、保守員の実行指示に従って保守処理が実行されるように説明したが、保守端末が保守用ネットワークを介して接続されると、制御部14は、予め決められた内容の保守処理を自動的に開始するよう制御してもよい。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、通常モードと保守モードとを用意し、各モードを切り替えて適用できるようにした。本実施の形態では、モードを特に設定せずに、所定の条件に従って通常のジョブ処理と保守処理とを同時並行して実施できるようにしたことを特徴としている。
図5は、本実施の形態における画像形成装置10のブロック構成図である。本実施の形態における画像形成装置10の構成は、実施の形態1と同じでよい。ただ、通常のジョブ処理と保守処理の同時並行した実行を可能とするために、SSID設定テーブル41には、保守員に付与されている保守用ネットワークデータとユーザーに付与されているネットワークデータの双方が設定されている場合を図示した。図5では、ネットワークデータとして、SSIDが“devSSID”、パスフレーズが“devpass”の組のネットワークデータを共有ネットワークデータとしてユーザーに付与し、各ユーザーは、この共有ネットワークデータを用いて画像形成装置10を利用する場合を例にして説明する。もちろん、各ユーザーは、実施の形態1と同様に個別ネットワークデータを用いるようにしてもよい。また、本実施の形態では、保守用ネットワークデータ及び共用ネットワークデータをSSID設定テーブル41に常時設定し、保守用ネットワーク及び共用ネットワークが常時形成されている状態にしている。
この状態において、ジョブの実行が要求される場合の本実施の形態におけるジョブ実行処理について図6に示したフローチャートを用いて説明する。なお、本実施の形態では、保守処理もジョブとして実行されるものとして説明する。
画像形成装置10がいずれかのモバイル端末1から送られてきたジョブを受信すると(ステップ601)、制御部14は、そのジョブの送信元が保守端末1の場合であって(ステップ602でY)、そのジョブが保守処理を実行するためのジョブの場合(ステップ603でY)、要求通りの保守処理を実行する(ステップ604)。保守端末1からのジョブかどうかは、保守用ネットワークを介してそのジョブを受信したかどうかで判断してよい。一方、保守端末1から一般的なジョブ処理の実行を要求された場合(ステップ603でN)、その要求に応じない。この場合、保守端末1に実行しない旨を通知してもよい。これにより、客先の画像形成装置10の保守員による無断利用を阻止できる。
一方、制御部14は、ジョブの送信元が保守端末1ではなくユーザー端末1の場合であって(ステップ602でN)、そのジョブが通常の処理を実行するためのジョブの場合(ステップ605でY)、要求通りのジョブ処理を実行する(ステップ606)。ユーザー端末1からのジョブかどうかは、共用ネットワークを介してそのジョブを受信したかどうかで判断してよい。一方、ユーザー端末1から保守処理の実行を要求された場合(ステップ605でN)、その要求に応じない。この場合、ユーザー端末1に実行しない旨を通知してもよい。これにより、一般ユーザーによる保守処理の実行を阻止できる。
本実施の形態によれば、制御部14がモバイル端末1の持ち主及び要求されたジョブの種類との組合せによってジョブの実行の可否を判断するようにしたので、適正なユーザーによって適正な種類のジョブのみを実行させることが可能となる。
ところで、ネットワークを介して無線接続される際、接続制御部11は、接続されたモバイル端末1のMACアドレスを受信する。従って、制御部14は、保守端末1のMACアドレスを画像形成装置10に事前に登録しておき、ジョブの送信元のモバイル端末1のMACアドレスと対比することによって保守端末1からのジョブの受信かどうかを判断できるようになる。従って、上記説明したステップ602では、ジョブを受信したネットワークの経路によってジョブの送信元を判別するようにしたが、これに代えてMACアドレスによって判別してもよい。この場合、保守端末1ではなくユーザー端末1のMACアドレス、あるいはユーザー端末1と保守端末1の双方を事前に登録するようにしてもよい。
なお、本実施の形態の場合、SSIDのステルス機能を保守用ネットワークデータに適用して、モバイル端末1から保守用のSSIDが検出されないようにしてもよい。この場合、保守用ネットワークデータが予め付与されている保守員のみが保守用ネットワークデータを用いてアクセスポイント40に接続することが可能となる。
上記各実施の形態においては、情報処理装置を内蔵した画像形成装置10を例にして説明したが、画像形成装置10でなくても、例えば特定の処理の実行対象となり得るアクセスポイント単体、アクセスポイント機能を内蔵するルーターや、アクセスポイント機能を内蔵する、あるいはアクセスポイント機能搭載機器を備えた家電等にも適用可能である。
1 モバイル端末,保守端末,ユーザー端末、10 画像形成装置、11 接続制御部、12 保守処理部、13 ジョブ処理部、14 制御部、15 動作監視部、16 保守ログ蓄積部、31 CPU、32 アドレスデータバス、33 操作パネル、34 スキャナ、35 ハードディスクドライブ(HDD)、36 プリンタエンジン、37 ネットワークインタフェース(IF)、38 RAM、39 ROM、40 アクセスポイント、41 SSID設定テーブル。

Claims (12)

  1. 情報処理装置において、
    携帯端末装置との間で無線通信を行う無線通信手段と、
    前記携帯端末装置を用いて前記情報処理装置の保守を行うユーザーに予め付与されているネットワーク接続のための識別名及び認証情報を含む保守用ネットワーク接続情報が設定されていることにより前記無線通信手段が形成した保守用ネットワークに前記携帯端末装置が無線接続されたときに保守処理実行できるように制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記制御手段は、前記情報処理装置が前記保守処理を実行可能な保守モードに設定されている場合のみ前記保守処理を実行可能とすることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記制御手段は、前記保守モードが設定されている間のみ前記保守用ネットワーク接続情報が前記無線通信手段に設定されるよう制御することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記制御手段は、前記保守用ネットワーク接続情報が設定されている前記携帯端末装置からの指示に応じた前記保守処理の実行を許可することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  5. 前記制御手段は、前記保守用ネットワーク接続情報が設定されていない前記携帯端末装置からの指示に応じた前記保守処理の実行を禁止することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  6. 前記制御手段は、更に前記保守処理以外の処理の実行を制御することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記制御手段は、前記保守用ネットワーク接続情報が設定されていない前記携帯端末装置からの指示に応じた前記保守処理以外の処理の実行を許可することを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記制御手段は、前記保守用ネットワーク接続情報が設定されている前記携帯端末装置からの指示に応じた前記保守処理以外の処理の実行を禁止することを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  9. 前記制御手段は、前記携帯端末装置が前記保守用ネットワークに無線接続されると、前記保守処理の実行が自動的に開始されるよう制御することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  10. 前記無線通信手段には、前記保守用ネットワーク接続情報が常時設定されていることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  11. 前記保守用ネットワーク接続情報は、前記携帯端末装置から参照できないように前記無線通信手段に設定されることを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 携帯端末装置との間で無線通信を行う無線通信手段が接続された情報処理装置に搭載のコンピュータを、
    前記携帯端末装置を用いて前記情報処理装置の保守を行うユーザーに予め付与されているネットワーク接続のための識別名及び認証情報を含む保守用ネットワーク接続情報が設定されていることにより前記無線通信手段が形成した保守用ネットワークに前記携帯端末装置が無線接続されたときに保守処理実行できるように制御する制御手段として機能させるためのプログラム。
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