JP6918584B2 - 毛穴詰まり評価方法及び毛穴詰まり評価装置 - Google Patents

毛穴詰まり評価方法及び毛穴詰まり評価装置 Download PDF

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Description

本発明は、肌画像の分析技術に関し、特に、肌画像を用いた毛穴詰まりの評価技術に関する。
特許文献1には、相互に異なる波長領域の第1及び第2の各光を照射して人の肌の撮影をそれぞれ行い、得られた第1の肌画像で毛穴の検出を行い、第2の肌画像でポルフィリン及びポルフィリンの前兆の検出を行い、異常が検出された毛穴と正常な毛穴とを区別して人の肌の毛穴の状態を示す画像を表示する装置が開示されている。
特許文献2には、フラッシュ撮影した画像を用いて毛穴解析を行い、紫外線照射下で可視光を受光して撮影した画像を用いて角栓のポルフィリン解析を行う肌状態解析方法が開示されている。毛穴解析では、RGB成分のG成分又はR成分の画像を用いて、小さく影になっている部分を毛穴として抽出して解析する。角栓のポルフィリン解析では、RGB成分のR成分の画像を用いて、ポルフィリン由来と考えられる蛍光の数と総面積を数値化する。
特許文献3には、紫外線を照射した状態で顔を撮影し、得られた顔画像から特定の色成分(特にR成分が好ましいと記載されている)を抽出し、抽出された色成分を所定の閾値で2値化処理することによってポルフィリンを検出する方法が開示されている。
国際公開第2015/159732号 特開2007−152084号公報 特開2009−494号公報
上述の特許文献1、2及び3に開示される手法は、紫外線照射下で撮像された肌画像から、毛穴に存在するポルフィリンの蛍光領域を検出している。特許文献1及び2によれば、ポルフィリンが蛍光している毛穴とそうでない毛穴とを区別することができる。
ポルフィリンは皮脂を好むアクネ菌の代謝物であり、角栓には皮脂が含まれるため、角栓で詰まる毛穴には基本的にはポルフィリンが存在するはずである。
ところが、角栓に塞がれポルフィリンの蛍光が適切に撮像されない毛穴や、角栓が取り除かれているにも関わらずポルフィリンが残存する毛穴が存在する。即ち、毛穴の詰まり状態とポルフィリンの蛍光状態とは完全に一致するわけではなく、上述の手法では、毛穴の詰まりを正確に評価することはできない。
本発明は、毛穴の詰まりを高精度に評価し得る技術に関する。
本発明の態様では、上述した課題を解決するために、それぞれ以下の構成を採用する。
本発明の態様は、毛穴詰まり評価方法に関する。毛穴詰まり評価方法は、少なくとも青色波長領域の一部を含む光の照射下で撮像された肌画像から青色成分画像を取得する取得工程と、前記取得された青色成分画像に基づいて角栓の状態を評価する評価工程と、を含む。
なお、本発明の別態様は、例えば、上記態様に係る毛穴詰まり評価方法を実行する毛穴詰まり評価装置(情報処理装置、コンピュータ)に関するものであり、上記態様に係る毛穴詰まり評価方法をコンピュータに実行させるプログラムに関するものであり、このようなプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体に関するものである。この記録媒体は、非一時的な有形の媒体を含む。
上記態様によれば、毛穴の詰まりを高精度に評価し得る技術を提供することができる。
本実施形態に係る毛穴詰まり評価方法を示すフローチャートである。 本実施形態に係る毛穴詰まり評価装置(評価装置)のハードウェア構成例を概念的に示す図である。 本実施形態に係る毛穴詰まり評価装置(評価装置)の処理構成例を概念的に示す図である。 図4(a)は、オリジナル肌画像の例を示す図であり、図4(b)は、グランドトゥルース肌画像の例を示す図である。 R角栓領域の面積と角栓の長径との関係を示すグラフである。 G角栓領域の面積と角栓の長径との関係を示すグラフである。 B角栓領域の面積と角栓の長径との関係を示すグラフである。 比較例としてのRGB角栓領域の面積と角栓の長径との関係を示すグラフである。
以下、本発明の好ましい実施形態の例(以降、本実施形態と表記する)について説明する。なお、以下に挙げる実施形態は例示であり、本発明は以下の実施形態の構成に限定されない。
まず、本実施形態に係る毛穴詰まり評価方法(以下、本方法と表記する)の概要について説明する。
本方法は、大きく捉えると、肌画像から青色成分画像を取得する取得工程と、取得工程で取得された青色成分画像に基づいて角栓の状態を評価する評価工程とを含む。
「肌画像」は、少なくとも青色波長領域の一部を含む光、具体的には、390nmにおけるパワーが、その最大値の10%以上であるスペクトルのピーク(スペクトル成分)を含む光の照射下で被験者の肌が撮像された画像である。肌画像には、被験者の肌のうち毛穴詰まりの評価が望まれる部分が写される。例えば、当該肌画像は、少なくとも青色波長領域の一部を含む光を人の肌に照射している環境下でその肌をデジタルカメラで撮像することで得られる。このときのデジタルカメラには、可視光を撮像する一般的なデジタルカメラが用いられる。
「青色波長領域」とは、紫外線波長帯域と可視光帯域との境界からブルーライトと呼ばれる青色成分光の波長帯域に及ぶ波長帯域である。本実施形態ではこの境界となる波長を限定しない。例えば、日本工業規格JIS Z 8120では、可視光の波長範囲の短波長限界は360nmから400nm、長波長限界は760nmから830nmと考えてよいと規定されている。このため「青色波長領域」は、例えば、380nmから500nmと設定される。
当該肌画像の撮像環境で照射される光は、そのような青色波長領域の一部を少なくとも含んでいる光であればよく、青色波長領域のみをスペクトル成分とする単一色光(ブルーライト)であってもよいし、青色波長領域の一部及び青色波長領域よりも長波長側の緑色波長領域の一部を主成分とする光であってもよいし、青色波長領域の一部及び紫外線波長領域の一部を主成分とする光であってもよいが、紫外線波長帯域と可視光帯域との境界の例えば390nmにおけるパワーが、その最大値の10%以上であるスペクトルのピーク(スペクトル成分)を含む青色波長領域の一部及び紫外線波長領域の一部を主成分とする光であることが好ましい。
取得工程で取得される「青色成分画像」は、上述の肌画像の各画素を、RGB色空間における青(B)成分のみで表すようにした画像(以降、B画像と表記する場合もある)である。例えば、肌画像の各画素についてR値及びG値をそれぞれ0に設定することにより、B画像を取得することができる。肌画像がYCbCrのようなRGB色空間以外の色空間情報を持つ場合には、取得工程では、周知の色空間変換処理を行うことによりB画像を取得することができる。
評価工程では、このように取得された青色成分画像に基づいて角栓の状態が評価される。
ここで「角栓の状態」とは、大きさ、数、分布など、肌に存在する角栓に関する各種の状態であり、個数、面積や分散値などの物理量で示すこともできるし、多め又は少なめといった程度情報で示すこともできる。
評価工程での評価手法については制限されない。例えば、コンピュータが、取得工程で取得された青色成分画像に基づいて、所定のアルゴリズムにより対象肌の角栓の状態を評価してもよい。この場合、コンピュータは、評価結果(「多め」、「大小が散在」、「大きいものが点在」、「少なめ」、「ほとんどない」など)を提示することもできる。また、コンピュータが取得工程で取得された青色成分画像に対して何らかの処理を適用して得られる情報を提示し、これを参照した者(被験者や評価者など)が対象肌の角栓の状態を評価してもよい。
毛穴に存在する角栓は、皮脂などを含むため、表皮の組織部に比べて、入射光を強く反射する。このため、青色成分画像において角栓は輝度の高い局所領域として表される。
更に言えば、青色波長領域の光は肌の内部に入り難く、肌の表面で反射しているため、角栓を示す局所領域は、角栓の状態を高精度に示すと考えられる。
即ち、青色成分画像を用いることにより、角栓の状態を高精度に評価することができる。角栓は毛穴の詰まりであるため、このような方法によれば、毛穴の詰まりを高精度に評価することができる。
以下、上述した本方法をより詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る毛穴詰まり評価方法を示すフローチャートである。
本実施形態に係る毛穴詰まり評価方法(以降、本評価方法と表記する場合もある)は、工程(S11)、工程(S13)、工程(S15)、工程(S17)工程(S19)、及び工程(S20)を含む。
工程(S11)は、紫外線波長領域と可視光波長領域との境界を半値幅内に含む発光スペクトルを主成分とし少なくとも青色波長領域の一部を含む光の照射下で撮像された肌画像(以降、オリジナル肌画像と表記される)を取得する工程である。紫外線波長領域と可視光波長領域との境界波長は例えば390nmとなる。但し、日本工業規格JIS Z 8120では、可視光の波長範囲の短波長限界は360nmから400nmと考えてよいと規定されていることから、当該境界波長は360nm以上400nm以下の範囲で決められてもよい。「青色波長領域」については上述したとおりである。
このように青色波長領域に加えて紫外線波長領域を持つ光を用いたのは、ポルフィリンのような紫外線により発光する物質の存在を手掛かりにして毛穴詰まりを高精度に評価するためである。
毛穴には皮脂を好み代謝によりポルフィリンを産出するアクネ菌が存在し、これにより毛穴にはポルフィリンが存在することが知られている。また、ポルフィリンは、紫外線により励起されて赤色に発光する物質として知られている。もちろん、毛穴に存在し紫外線により発光する物質にはポルフィリン以外もあり得る。
そこで、青色波長領域に加えて紫外線波長領域を持つ光を肌に照射することで、青色波長領域を持つ照射光の角栓による反射成分に加えて、角栓と共に毛穴に存在するポルフィリンによる赤色発光成分を撮像した肌画像を得ることで、高精度に毛穴詰まりを評価可能とする。従来手法は、紫外線により赤色に発光するポルフィリンの特性に着目して、肌画像の赤色(R)成分を主に解析していたところ、本実施形態では、むしろそのような特性を補足的に用いる。
以降、工程(S11)で得られるオリジナル肌画像の撮影環境で照射される光を特定光と表記する場合がある。例えば、特定光は、ピーク波長を380nmとする紫外光とされる。
工程(S13)は、工程(S11)で取得された肌画像から赤色成分画像(以降、R画像と表記される)、緑色成分画像(以降、G画像と表記される)及び青色成分画像(B画像)を取得する工程である。
R画像は、肌画像の各画素をRGB色空間における赤(R)成分のみで表すようにした画像であり、G画像は、肌画像の各画素を緑(G)成分のみで表すようにした画像であり、B画像は、肌画像の各画素を青(B)成分のみで表すようにした画像である。例えば、R画像は肌画像の各画素についてG値及びB値をそれぞれ0に設定して取得され、G画像は肌画像の各画素についてR値及びB値をそれぞれ0に設定して取得され、B画像は肌画像の各画素についてR値及びG値をそれぞれ0に設定して取得され得る。また、工程(S13)では周知の色空間変換処理を行って肌画像をRGB色空間情報を持つ画像に変換することもできる。
工程(S15)は、工程(S13)で取得されたR画像、G画像及びB画像のそれぞれについて角栓領域を特定する工程である。
ここで「角栓領域」とは、各画像中における角栓を表すと推測される局所的な画素領域である。角栓は、他の表皮組織と比べて反射率が高いと考えられるため、R画像、G画像及びB画像の各画像における画素値の高い画素で表されると考えることができる。
そこで、R画像、G画像及びB画像の各画像において所定閾値以上の画素値を持つ画素群を角栓領域として特定することができる。所定閾値はR画像、G画像及びB画像の各画像において異なる値とされてもよい。
このとき、角栓に相当する画素群に対して島(塊)判定を行い、所定数以上の連続した画素の島(塊)のみが角栓領域として特定され、角栓に相当する画素のうちそれ以外の画素は角栓領域とされなくてもよい。島判定としては、例えば、角栓に相当する画素の中で縦方向又は横方向で隣接している画素群が一つの島(塊)即ち角栓領域として判定し、斜めのみで隣接している画素どうしは塊(島)として判定しないようにしてもよい。もちろん、斜めのみで隣接している画素であっても塊(島)として判定するようにしてもよい。
即ち、工程(S15)では、島となっているか否かに関わらず、角栓に相当する個々の画素の集合が「角栓領域」として特定されてもよいし、島判定により島と判定された画素の塊の各々が「角栓領域」として特定されてもよい。
また、R画像、G画像及びB画像の各画像に対してガウシアンフィルタなどの平滑化フィルタをそれぞれ適用し、得られた各低周波画像と元画像との差分画像をそれぞれ取得し、各差分画像を二値化処理してそれぞれ得られた各画像を用いて角栓領域を特定してもよい。この場合、二値化された値のうち強い輝度に対応する値を持つ画素が角栓に相当するとして特定されればよい。
以降、R画像において特定された角栓領域をR角栓領域と表記し、G画像において特定された角栓領域をG角栓領域と表記し、B画像において特定された角栓領域をB角栓領域と表記する場合がある。
工程(S17)は、工程(S15)で特定されたR角栓領域、G角栓領域及びB角栓領域のサイズを演算する工程である。具体的には、角栓領域として特定された画素の数が角栓領域のサイズとして取得される。このとき、画素の塊の各々が角栓領域として特定されている場合、角栓領域ごとにサイズが取得されてもよいし、角栓領域ごとのサイズの合計が角栓領域のサイズとして取得されてもよい。
工程(S19)は、工程(S17)で取得されたR角栓領域、G角栓領域及びB角栓領域の各サイズを用いて、角栓の大きさ情報又は数を抽出する工程である。
工程(S19)では、母集団の肌サンプルデータを用いた重回帰分析により予め取得された重回帰式であって、R角栓領域、G角栓領域及びB角栓領域の各サイズを説明変数とし角栓のサイズを目的変数とする重回帰式を用いることができる。本発明者らは、R画像、G画像及びB画像の各々から得られる角栓領域の情報を用いることで、実際の角栓の大きさを高精度に推定できることを見出したのである。
ここで「母集団の肌サンプルデータ」は、複数の被験者を母集団として、上述の特定光の照射下で撮像された各被験者のオリジナル肌画像に対して工程(S11)から工程(S17)を適用して得られるR角栓領域、G角栓領域及びB角栓領域の各サイズのデータを含む。更に、その「母集団の肌サンプルデータ」は、当該各被験者の肌を当該オリジナル肌画像と略同一の倍率によりマイクロスコープで撮像して得られる各肌画像から目視で測定される角栓のサイズのデータをグランドトゥルースデータとして含む。
当該重回帰式の説明変数及び目的変数であるR角栓領域、G角栓領域及びB角栓領域の各サイズ及び角栓のサイズは、毛穴ごとの角栓に対応するサイズとされてもよいし、各毛穴の角栓の合計サイズとされてもよい。
工程(S19)では、このような予め取得された重回帰式に、工程(S17)で取得されたR角栓領域、G角栓領域及びB角栓領域の各サイズを代入することにより、目的変数としての角栓のサイズを算出することができる。
工程(S19)では、このようにして算出された角栓のサイズをそのまま角栓の大きさ情報として抽出してもよいし、算出された角栓のサイズに基づいて角栓の総面積、平均面積又は面積のばらつき情報(分散値など)を算出し、算出された値を角栓の大きさ情報として抽出してもよい。
角栓の数は、工程(S15)において島と判定された画素の塊の各々が角栓領域として特定されている場合に抽出することができる。この場合、所定の閾値以上のサイズを有するR角栓領域、G角栓領域及びB角栓領域の数の平均が当該角栓の数とされてもよい。
また、母集団の肌サンプルデータを用いた重回帰分析により予め取得された重回帰式であって、R角栓領域、G角栓領域及びB角栓領域の各数を説明変数とし角栓の数を目的変数とする重回帰式を用いて、角栓の数を算出することもできる。具体的には、その重回帰式にR角栓領域、G角栓領域及びB角栓領域の各数を代入することにより、目的変数としての角栓の数を算出することができる。
この場合の「母集団の肌サンプルデータ」は、複数の被験者を母集団として、上述の特定光の照射下で撮像された各被験者のオリジナル肌画像に対して工程(S11)から工程(S17)を適用して得られるR角栓領域、G角栓領域及びB角栓領域の各サイズのデータ又は所定閾値以上のサイズを有するR角栓領域、G角栓領域及びB角栓領域の数のデータを含んでいればよい。更に、その「母集団の肌サンプルデータ」は、当該各被験者の肌を当該オリジナル肌画像と略同一の倍率によりマイクロスコープで撮像して得られる各肌画像から目視で測定される角栓の数のデータをグランドトゥルースデータとして含んでいればよい。
工程(S20)は、工程(S19)で抽出された角栓の大きさ情報又は数を用いて、オリジナル肌画像に写る肌の角栓状態を評価する工程である。
工程(S20)での具体的評価手法は制限されない。
例えば、コンピュータが工程(S19)で抽出された角栓の大きさ情報又は数を出力し、その出力を参照した者が角栓の状態を評価してもよい。このとき、コンピュータは、評価基準とされる角栓の大きさ情報又は数を更に出力してもよいし、このような情報は予め印刷媒体などに出力されていてもよい。評価基準とされる角栓の大きさ情報又は数は、年齢層ごとの平均的な肌や理想的な肌などから本実施形態と同様の手法で取得することができる。
また、コンピュータが工程(S19)で抽出された角栓の大きさ情報又は数を、上述の評価基準とされる角栓の大きさ情報若しくは数、又はその他の比較対象データと比較することで、評価結果を出力することもできる。
上述の本実施形態に係る毛穴詰まり評価方法は、例えば、図2及び図3に例示される毛穴詰まり評価装置(以降、評価装置と略称される場合もある)により実行可能である。
図2は、本実施形態に係る毛穴詰まり評価装置10のハードウェア構成例を概念的に示す図である。
評価装置10は、いわゆるコンピュータであり、例えば、バスで相互に接続される、CPU(Central Processing Unit)11、メモリ12、入出力インタフェース(I/F)13、通信ユニット14等を有する。評価装置10を形成する各ハードウェア要素の数はそれぞれ制限されず、これらハードウェア要素は情報処理回路と総称することもできる。また、評価装置10は、図2に図示されないハードウェア要素を含んでもよく、そのハードウェア構成は制限されない。
CPU11は、一般的なCPU以外に、特定用途向け集積回路(ASIC)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphics Processing Unit)等で構成してもよい。
メモリ12は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、補助記憶装置(ハードディスク等)である。
入出力I/F13は、出力装置15、入力装置16等のユーザインタフェース装置と接続可能である。出力装置15は、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイのような、CPU11等により処理された描画データに対応する画面を表示する装置、印刷装置などの少なくとも一つである。入力装置16は、キーボード、マウス等のようなユーザ操作の入力を受け付ける装置である。出力装置15及び入力装置16は一体化され、タッチパネルとして実現されてもよい。
通信ユニット14は、他のコンピュータとの通信網を介した通信や、他の機器との信号のやりとり等を行う。通信ユニット14には、可搬型記録媒体等も接続され得る。また、通信ユニット14には、上述のオリジナル肌画像を撮影するデジタルカメラ(図示せず)が接続されてもよい。
また、評価装置10は、そのデジタルカメラを内蔵する機器であってもよい。
図3は、本実施形態に係る毛穴詰まり評価装置10の処理構成例を概念的に示す図である。
評価装置10は、取得部21、特定部22、演算部23、抽出部24及び評価部25を有する。これらは、ソフトウェア要素であり、例えば、メモリ12に格納される評価プログラム19がCPU11により実行されることにより実現される。このプログラムは、例えば、CD(Compact Disc)、メモリカード等のような可搬型記録媒体やネットワーク上の他のコンピュータから入出力I/F13又は通信ユニット14を介してインストールされ、メモリ12に格納されてもよい。
取得部21は、工程(S11)を実行する。
取得部21は、オリジナル肌画像を外部のコンピュータ、機器、可搬型記録媒体などから入出力I/F13又は通信ユニット14を介して取得することができる。また、取得部21がカメラとして実現されている場合、取得部21が撮像しそのオリジナル肌画像を生成してもよい。
更に、取得部21は、工程(S13)を実行する。オリジナル肌画像からR画像、G画像及びB画像を取得する方法については上述したとおりである。
特定部22は、工程(S15)を実行する。R角栓領域、G角栓領域及びB角栓領域の定義及びそれらの取得手法については上述したとおりである。
演算部23は、工程(S17)を実行する。R角栓領域、G角栓領域及びB角栓領域のサイズ及びその演算手法については上述したとおりである。
抽出部24は、工程(S19)を実行する。角栓の大きさ情報又は数の抽出手法については上述したとおりである。抽出部24は、角栓のサイズを算出するための重回帰式を予め保持しておけばよい。
評価部25は、工程(S20)を実行する。即ち、評価部25は、オリジナル肌画像に写る肌の角栓状態の評価結果情報を生成し出力する。評価部25による具体的な評価手法及び出力される評価結果の具体的内容は制限されない。
例えば、評価部25は、抽出部24により抽出された角栓の大きさ情報又は数の一方又は両方を評価結果としてそのまま出力してもよい。加えて、評価部25は、評価結果と比較可能となるように、評価基準とされる角栓の大きさ情報又は数を出力してもよい。この場合、評価部25は、評価基準とされる角栓の大きさ情報又は数を予め保持していればよい。
また、評価部25は、そのような評価基準の情報と抽出部24により抽出された情報とを比較することで、良好、平均、やや悪い、悪いといった程度情報を角栓状態の評価結果として出力することもできる。この場合、評価部25は、年齢層ごと、性別ごと等でレベル分けするための閾値群を予め保持しておき、その中から被験者の年齢、性別などに対応する閾値を選択し、選択された閾値を用いて被験者の角栓状態の評価結果を生成及び出力してもよい。
[変形例]
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、上述の本実施形態は、本発明の目的が達成される限りにおける種々の変形、改良等されることを許容するものである。
例えば、上述の本評価方法は工程(S11)を含まなくてもよい。即ち、本評価方法は、オリジナル肌画像から取得されるR画像、G画像及びB画像を取得するところから開始されてもよい。同様に、評価装置10の取得部21は、オリジナル肌画像を取得せず、R画像、G画像及びB画像を外部のコンピュータ、機器、可搬型記録媒体などから入出力I/F13又は通信ユニット14を介して取得してもよい。
また、実施例で詳述するが、本発明者らにより、B画像のB角栓領域の情報のみでも角栓のサイズと高い相関を示すことが見出されている。
そのため、本評価方法はR画像又はG画像の一方又は両方を用いなくてもよい。即ち、工程(S13)では、B画像のみが取得されてもよいし、B画像とR画像又はG画像のいずれか一方とが取得されてもよい。これに伴い、工程(S15)では、B角栓領域のみが特定されてもよいし、B角栓領域とR角栓領域又はG角栓領域のいずれか一方とが特定されてもよい。工程(S17)では、B角栓領域のサイズのみが算出されてもよいし、B角栓領域のサイズとR角栓領域又はG角栓領域のいずれか一方のサイズとが算出されてもよい。工程(S19)では、工程(S17)で算出されたB角栓領域のサイズのみ、又は、B角栓領域のサイズとR角栓領域又はG角栓領域のいずれか一方のサイズとから、角栓の大きさ情報又は数が抽出されればよい。この場合、工程(S19)では、角栓のサイズを目的変数としB角栓領域のサイズを説明変数とする単回帰式、又は、角栓のサイズを目的変数としB角栓領域のサイズとR角栓領域又はG角栓領域のいずれか一方のサイズとを説明変数とする重回帰式を用いることができる。
この場合、これら各工程を実行する評価装置10の取得部21、特定部22、演算部23及び抽出部24は、そのように変形された各工程の処理内容を実行すればよい。
また、上述の実施形態では、毛穴詰まり評価方法が例示されたが、本実施形態としては、角栓情報抽出方法が例示可能である。この角栓情報抽出方法は、青色波長領域の一部を含む光の照射下で撮像された肌画像から青色成分画像を取得する取得工程と、その取得された青色成分画像中の角栓領域を特定する特定工程と、その特定された角栓領域を用いて角栓の数又は大きさ情報を抽出する抽出工程とを含めばよい。そして、青色波長領域の一部を含む上記光は、390nmにおけるパワーが最大値の10%以上である発光スペクトル成分を含み、当該抽出工程では、母集団の肌サンプルデータを用いた回帰分析により予め取得された回帰式(単回帰式又は重回帰式)であって、特定された角栓領域のサイズを説明変数として含み角栓サイズを目的変数とする回帰式を用いて、角栓の大きさ情報を抽出する。
上記の実施形態及び変形例の一部又は全部は、次のようにも特定され得る。但し、上述の実施形態及び変形例が以下の記載に制限されるものではない。
<1>少なくとも青色波長領域の一部を含む光の照射下で撮像された肌画像から青色成分画像を取得する取得工程と、
前記取得された青色成分画像に基づいて角栓の状態を評価する評価工程と、
を含む毛穴詰まり評価方法。
<2>前記評価工程は、
前記取得された青色成分画像中の第一角栓領域を特定する特定工程と、
前記特定された第一角栓領域を用いて角栓の数又は大きさ情報を抽出する抽出工程と、
を含む<1>に記載の毛穴詰まり評価方法。
<3>前記評価工程は、
前記特定された第一角栓領域のサイズを演算する演算工程を更に含み、
前記抽出工程では、前記演算されたサイズを用いて角栓の大きさ情報を抽出する、
<2>に記載の毛穴詰まり評価方法。
<4>前記光は、390nmにおけるパワーが最大値の10%以上である発光スペクトル成分を含み、
前記取得工程では、前記肌画像から赤色成分画像又は緑色成分画像の一方又は両方を更に取得し、
前記特定工程では、前記取得された赤色成分画像の第二角栓領域を特定するか、又は、前記取得された緑色成分画像の第三角栓領域を特定するかの一方又は両方を更に実行し、
前記演算工程では、前記第二角栓領域又は前記第三角栓領域の一方又は両方のサイズを更に演算し、
前記抽出工程では、前記第二角栓領域又は前記第三角栓領域の一方又は両方のサイズと、前記第一角栓領域のサイズとを用いて、角栓の大きさ情報を抽出する、
<3>に記載の毛穴詰まり評価方法。
<5>前記抽出工程では、角栓の総面積、平均面積又は面積のばらつき情報を角栓の大きさ情報として抽出する、
<4>に記載の毛穴詰まり評価方法。
<6>前記抽出工程では、母集団の肌サンプルデータを用いた重回帰分析により予め取得された重回帰式であって、前記第一角栓領域、前記第二角栓領域及び前記第三角栓領域の各サイズを説明変数とし個々の角栓サイズを目的変数とする重回帰式を用いて、角栓の大きさ情報を抽出する、
<4>又は<5>に記載の毛穴詰まり評価方法。
<7>少なくとも青色波長領域の一部を含む光の照射下で撮像された肌画像から青色成分画像を取得する取得手段と、
前記取得された青色成分画像に基づいて角栓の状態の評価結果情報を生成する評価手段と、
を備える毛穴詰まり評価装置。
<8>前記取得手段により取得された青色成分画像中の第一角栓領域を特定する特定手段と、
前記特定手段により特定された第一角栓領域を用いて角栓の数又は大きさ情報を抽出する抽出手段と、
を更に備える<7>に記載の毛穴詰まり評価装置。
<9>前記特定手段により特定された第一角栓領域のサイズを演算する演算手段、
を更に備え、
前記抽出手段は、前記演算手段により算出されたサイズを用いて角栓の大きさ情報を抽出する、
<8>に記載の毛穴詰まり評価装置。
<10>前記光は、390nmにおけるパワーが最大値の10%以上である発光スペクトル成分を含み、
前記取得手段は、前記肌画像から赤色成分画像又は緑色成分画像の一方又は両方を更に取得し、
前記特定手段は、前記取得手段により取得された赤色成分画像の第二角栓領域を特定するか、又は、前記取得手段により取得された緑色成分画像の第三角栓領域を特定するかの一方又は両方を更に実行し、
前記演算手段は、前記第二角栓領域又は前記第三角栓領域の一方又は両方のサイズを更に演算し、
前記抽出手段は、前記第二角栓領域又は前記第三角栓領域の一方又は両方のサイズと、前記第一角栓領域のサイズとを用いて、角栓の大きさ情報を抽出する、
<9>に記載の毛穴詰まり評価装置。
<11>前記抽出手段は、角栓の総面積、平均面積又は面積のばらつき情報を角栓の大きさ情報として抽出する、
<10>に記載の毛穴詰まり評価装置。
<12>前記抽出手段は、母集団の肌サンプルデータを用いた重回帰分析により予め取得された重回帰式であって、前記第一角栓領域、前記第二角栓領域及び前記第三角栓領域の各サイズを説明変数とし個々の角栓サイズを目的変数とする重回帰式を用いて、角栓の大きさ情報を抽出する、
<10>又は<11>に記載の毛穴詰まり評価装置。
<13>青色波長領域の一部を含む光の照射下で撮像された肌画像から青色成分画像を取得する取得工程と、
前記取得された青色成分画像中の角栓領域を特定する特定工程と、
前記特定された角栓領域を用いて角栓の数又は大きさ情報を抽出する抽出工程と、
を含む角栓情報抽出方法であって、
前記光は、390nmにおけるパワーが最大値の10%以上である発光スペクトル成分を含み、
前記抽出工程では、母集団の肌サンプルデータを用いた回帰分析により予め取得された回帰式であって、前記特定された角栓領域のサイズを説明変数として含み角栓サイズを目的変数とする回帰式を用いて、角栓の大きさ情報を抽出する、
角栓情報抽出方法。
以下に実施例を挙げ、上述の内容を更に詳細に説明する。但し、以下の実施例の記載は、上述の内容に何ら限定を加えるものではない。
本実施例では、5名の被験者を母集団として、発光ピーク波長380nmで青色成分波長の450nm程度まで幅のある波長スペクトルの特定光を照射している環境下で、各被験者の肌をデジタルカメラでそれぞれ撮像することで、5名分のオリジナル肌画像が取得された(図4(a)参照)。
一方で、当該各被験者の肌におけるオリジナル肌画像の撮像箇所と同一箇所をマイクロスコープでそれぞれ撮影して、5名分のグランドトゥルース肌画像が取得された(図4(b)参照)。
図4(a)は、オリジナル肌画像の例を示す図であり、図4(b)は、グランドトゥルース肌画像の例を示す図である。
担当者は、各被験者のグランドトゥルース肌画像において7個から8個の角栓をそれぞれ特定し、個々の角栓の長径を計測した。これにより、5名分の各肌について合計38個の角栓ごとの長径がグランドトゥルースデータとして取得された。
上述のように取得された5名分のオリジナル肌画像からR画像、G画像及びB画像がそれぞれ取得され、R画像、G画像及びB画像の各画像についてそれぞれ次のような処理が施された。元の画像に対して平滑化フィルタを適用し、得られた平滑化画像と元の画像との差分画像を取得し、その差分画像が2値化された。これにより、R画像、G画像及びB画像に対して、2値化R画像、2値化G画像及び2値化B画像が取得された。
取得された2値化R画像、2値化G画像及び2値化B画像に対して角栓領域の特定が行われ、R角栓領域、G角栓領域及びB角栓領域が特定された。本実施例では、角栓領域の特定にあたり島判定を行い、角栓に相当する画素の中で縦方向又は横方向で隣接している画素群が一つの角栓領域として特定された。
続いて、各角栓領域について画素の数がその角栓領域の面積として算出された。
結果、5名分の肌に関して、R角栓領域の数及びR角栓領域ごとの面積、G角栓領域の数及びG角栓領域ごとの面積、並びに、B角栓領域の数及びB角栓領域ごとの面積が取得され、これらデータと上述のグランドトゥルースデータとを合わせて、5名の母集団の肌サンプルデータとされた。
このように取得された肌サンプルデータを重回帰分析することにより、以下のような重回帰式及び決定係数Rが得られ、本結果は、有意水準1%未満で有意である。
角栓の長径=100.4699−0.25923×(R角栓領域の面積)−0.04209×(G角栓領域の面積)+1.514402(B角栓領域の面積)
決定係数R=0.550062
このような重回帰式を用いることで、被験者のオリジナル肌画像から目視計測などをすることなく、角栓の個数(所定の大きさ以上など)、個々の角栓の長径、角栓の平均長径、角栓の長径の分散値など、角栓の大きさ情報又は数を高精度に推定することができる。
上述の実施形態では、このような重回帰式が予め取得され用いられればよい。
また、本実施例では、グランドトゥルースデータとして角栓の長径が計測されたが、角栓の面積が計測されてもよい。また、角栓領域の画素数が面積として取得されたが、角栓領域の長径に並ぶ画素数が角栓領域のサイズとして取得されてもよい。
更に、本実施例では、上述のような肌サンプルデータを用いて、R角栓領域、G角栓領域及びB角栓領域の各々について、角栓領域の面積と実際の角栓のサイズとの関係性が調査された。
図5は、R角栓領域の面積と角栓の長径との関係を示すグラフであり、図6は、G角栓領域の面積と角栓の長径との関係を示すグラフであり、図7は、B角栓領域の面積と角栓の長径との関係を示すグラフである。
図5、図6及び図7に示される決定係数R2によれば、R角栓領域、G角栓領域及びB角栓領域の全ての情報を使う形態(決定係数R=0.550062)よりは精度は落ちるものの、B画像のB角栓領域の情報のみでも角栓の大きさ情報又は数を十分高い精度で推定できることが実証されている。
また、実施例として例示されないものの、B角栓領域の情報と、R角栓領域又はG角栓領域のいずれか一方の情報とからでも、角栓の大きさ情報又は数を十分高い精度で推定できることは実証されている。
更に、比較例として、R画像、G画像及びB画像を取得せず、上述の5名分のオリジナル肌画像(RGB画像)から角栓領域のサイズを抽出する手法が調査された。
本比較例では、5名分のオリジナル肌画像(RGB画像)の各々に対して平滑化フィルタを適用し、得られた平滑化画像と元の画像との差分画像が取得され、この差分画像に対して2値化が行われた。そして、この2値化で得られた画像において角栓領域(RGB角栓領域と表記される)が特定され、このRGB角栓領域の面積が算出された。
図8は、比較例としてのRGB角栓領域の面積と角栓の長径との関係を示すグラフである。
図8に示されるように、本比較例では、上述の実施例の手法に比べて、角栓領域の面積と角栓の長径との相関性が低くなった。つまり、この比較例により、本実施例の手法のほうが高精度に角栓の大きさ情報又は数を推定できることが実証されたこととなる。
10 毛穴詰まり評価装置(評価装置)
11 CPU
12 メモリ
13 入出力I/F
14 通信ユニット
15 出力装置
16 入力装置
19 評価プログラム
21 取得部
22 特定部
23 演算部
24 抽出部
25 評価部

Claims (4)

  1. 可視光波長領域であってかつ青色波長領域でもある波長領域の一部及び紫外線波長領域の一部を主成分とする光の照射下で撮像された肌画像から、赤色成分画像若しくは緑色成分画像の一方又は両方と青色成分画像を取得する取得工程と、
    前記取得された青色成分画像中の第一角栓領域を特定すると共に、前記取得された赤色成分画像中の第二角栓領域を特定するか若しくは前記取得された緑色成分画像中の第三角栓領域を特定するかの一方又は両方を行う特定工程と、
    前記特定された第一角栓領域のサイズに加えて、前記特定された第二角栓領域若しくは前記特定された第三角栓領域の一方又は両方のサイズを演算する演算工程と、
    前記第二角栓領域若しくは前記第三角栓領域の一方又は両方のサイズと、前記第一角栓領域のサイズとを用いて、角栓の大きさ情報を抽出する抽出工程と、
    を含み、
    前記抽出工程では、母集団の肌サンプルデータを用いた重回帰分析により予め取得された重回帰式であって、前記第一角栓領域のサイズと、前記第二角栓領域若しくは前記第三角栓領域の一方又は両方のサイズとを説明変数とし、個々の角栓サイズを目的変数とする重回帰式を用いて、角栓の大きさ情報を抽出する、
    穴詰まり評価方法。
  2. 前記光は、390nmにおけるパワーが最大値の10%以上である発光スペクトル成分を含む、
    請求項1に記載の毛穴詰まり評価方法。
  3. 前記抽出工程では、角栓の総面積、平均面積又は面積のばらつき情報を角栓の大きさ情報として抽出する、
    請求項1又は2に記載の毛穴詰まり評価方法。
  4. CPU(Central Processing Unit)及びメモリを備えた毛穴詰まり評価装置であって、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の毛穴詰まり評価方法を実行する毛穴詰まり評価装置。
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