JP6918575B2 - 車両情報処理システム - Google Patents

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Description

本発明は、車両情報処理システムに関する。
従来、車両に設けられたカメラ等の複数のセンサにより検出された情報を処理する車両情報処理システムがある。例えば、特許文献1では、車両情報処理システムは、複数のカメラにより撮影した車両の前後左右の画像をデジタル処理した画像処理情報に基づいて車両の周囲の状況を把握している。
特開2004−320642号公報
ところで、従来の車両情報処理システムは、センサが増加すると各センサから出力される情報量が増加する傾向がある。このため、従来の車両情報処理システムは、各センサからの出力情報を適正に処理することが望まれており、この点で更なる改善の余地がある。
そこで、本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、センサが増加しても適正に情報を処理することができる車両情報処理システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る車両情報処理システムは、車両に設けられ、前記車両に関する状態を検出した検出結果をアナログ信号で出力する複数のセンサと、前記アナログ信号を処理する集中処理部と、前記複数のセンサと前記集中処理部とを接続し、前記アナログ信号を伝送する伝送路と、を備え、前記集中処理部は、前記複数のセンサから出力され前記伝送路を介して伝送された前記アナログ信号を集中処理するものであって、前記複数のセンサに前記伝送路を介して特定の周波数の検出用のアナログ信号を送信し、前記複数のセンサは、前記集中処理部から送信された前記特定の周波数の検出用のアナログ信号を周波数変換することで、他のセンサとは異なる周波数のアナログ信号によって前記検出結果を前記集中処理部に出力し、前記集中処理部は、前記検出用のアナログ信号に対する前記複数のセンサからの前記検出結果を前記伝送路を介してアナログ信号で受信することを特徴とする。
また、上記車両情報処理システムにおいて、前記集中処理部は、前記車両に設けられることが好ましい。
また、上記車両情報処理システムにおいて、前記集中処理部は、前記車両の外部に設けられ、前記車両との間で無線通信することが好ましい。
また、上記車両情報処理システムにおいて、前記伝送路は、前記車両に設けられ前記アナログ信号を転送する転送部と、前記車両の外部の通信対象と通信する車外アンテナとの間を接続する室内外伝送路を有し、前記室内外伝送路は、光信号を伝搬する伝搬モードを複数有するマルチモード光ファイバを含んで構成されることが好ましい。
また、上記車両情報処理システムにおいて、前記伝送路は、前記複数のセンサと前記集中処理部とを接続する統合伝送路を有し、前記統合伝送路は、光信号を伝搬する伝搬モードを複数有するマルチモード光ファイバを含んで構成されることが好ましい。
本発明に係る車両情報処理システムは、複数のセンサから出力され伝送路を介して伝送されたアナログ信号を集中処理するので、A/D変換を省略することができ、センサが増加しても適正に情報を処理することができる。
図1は、実施形態1に係る車両情報処理システムの構成例を示す概略図である。 図2は、実施形態1に係るRoF装置の構成例を示すブロック図である。 図3は、実施形態2に係る車両情報処理システムの構成例を示す全体概略図である。 図4は、実施形態2に係る車両情報処理システムの構成例を示す要部概略図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
〔実施形態1〕
実施形態1に係る車両情報処理システム1について説明する。車両情報処理システム1は、車両2に設けられた複数のセンサ20により検出された情報を処理する装置である。車両情報処理システム1は、図1に示すように、統合安全支援ECU(Electronic Control Unit)10と、複数のセンサ20と、複数のC/B30(制御ボックス)と、集中処理部としてのヘッドユニット40とを備えている。車両情報処理システム1は、さらに、各センサ20と各C/B30とを接続するセンサ伝送路50と、中継用のC/B30(30a)と他のC/B30とを接続するC/B伝送路60とを備えている。車両情報処理システム1は、さらに、中継用のC/B30aとヘッドユニット40とを接続するヘッドユニット伝送路70を備えている。センサ伝送路50、C/B伝送路60、及び、ヘッドユニット伝送路70は、複数のセンサ20とヘッドユニット40とを接続する伝送路としての統合伝送路80を形成している。
統合安全支援ECU10は、電子制御ユニットであり、CPU、記憶部を構成するROM、RAM及びインターフェースを含む周知のマイクロコンピュータを主体とする電子回路を含んで構成される。統合安全支援ECU10は、車両2の安全を支援する装置であり、中継用のC/B30aに接続されている。統合安全支援ECU10は、例えば、マルチモード光ファイバ(MMF;Multi Mode Fiber)92(図2参照)を含む伝送路により中継用のC/B30aに接続されている。ここで、マルチモード光ファイバ92は、光信号がコア層とクラッド層との境界面において所定の角度で反射することにより光信号がコア層内を伝搬する。マルチモード光ファイバ92は、光信号が反射する角度を複数有することにより光信号を伝搬する伝搬モードを複数有する。統合安全支援ECU10は、例えば、各センサ20の出力に基づいて車両2の安全に関する情報等を車両2のディスプレイに表示して報知する。
複数のセンサ20は、車両2に関する状態(状況)を検出する車載機器であり、車両2に設けられている。各センサ20は、例えば、車両2の速度を検出する車速センサや、エンジンの冷却水の温度を検出する水温センサ、ドアの開閉を検出する開閉センサ、車間距離を測定するための距離測定センサ等の様々なセンサを含んでいる。また、各センサ20は、ステレオカメラ20a、前方監視部20b及び後方監視部20c等を含む。各センサ20は、検出する対象に応じて所定の位置に設けられる。各センサ20は、車両2に関する状態を検出した検出結果をアナログの電気信号でセンサ伝送路50に出力する。この場合、各センサ20は、例えば、他のセンサ20と異なる周波数のアナログの電気信号を出力する。各センサ20は、例えば、異なる周波数の信号を発生する発振回路(図示せず)を備え、この発振回路により他のセンサ20と異なる周波数のアナログの電気信号を出力する。
センサ伝送路50は、各センサ20と各C/B30とを接続する伝送路である。センサ伝送路50は、有線又は無線により構成されている。センサ伝送路50は、無線の場合、電波が通過する空間部である。センサ伝送路50は、有線の場合、アナログの電気信号が伝送される同軸ケーブル等の電線、又は、アナログの光信号が伝送される光ファイバ等を含んで構成されている。センサ伝送路50は、有線の場合、高周波信号の減衰を抑制するために光ファイバを敷設することが好ましい。好適には、センサ伝送路50は、マルチモード光ファイバ92を含んで構成されることが好ましい。
例えば、センサ伝送路50は、マルチモード光ファイバ92を含むRoF(Radio over Fiber:光ファイバ無線)装置90により構成されている。RoF装置90は、C/B30とセンサ20とを接続する。RoF装置90は、図2に示すように、電光変換部91と、マルチモード光ファイバ92と、光電変換部93とを備えている。
電光変換部91は、電気信号を光信号に変換する回路である。電光変換部91は、センサ20に接続され、センサ20により受信したアナログの電気信号を光信号に変換する。電光変換部91は、信号パワー調整回路91aと、バイアス・ティ91bと、面発光レーザ91cとを備えている。信号パワー調整回路91aは、電気信号のパワーを調整する回路である。信号パワー調整回路91aは、センサ20に接続され、例えば、センサ20から出力されたアナログの電気信号を増幅する。信号パワー調整回路91aは、増幅した電気信号をバイアス・ティ91bに出力する。バイアス・ティ91bは、DC(直流)成分を追加する回路である。バイアス・ティ91bは、信号パワー調整回路91aに接続され、信号パワー調整回路91aにより増幅された交流の電気信号に直流成分を追加した電気信号を面発光レーザ91cに出力する。面発光レーザ91cは、電気信号を光信号に変換する半導体レーザである。面発光レーザ91cは、例えば、VCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting LASER)である。面発光レーザ91cは、バイアス・ティ91bに接続され、バイアス・ティ91bから出力されたアナログの電気信号を光信号に変換してマルチモード光ファイバ92に出力する。
光電変換部93は、光信号を電気信号に変換する回路である。光電変換部93は、マルチモード光ファイバ92に接続されている。光電変換部93は、マルチモード光ファイバ92を伝搬したアナログの光信号をアナログの電気信号に変換する。光電変換部93は、受光素子93aと、信号パワー調整回路93bとを備えている。受光素子93aは、例えば、光信号を電気信号に変換するフォトダイオードである。受光素子93aは、マルチモード光ファイバ92に接続され、マルチモード光ファイバ92を伝搬したアナログの光信号をアナログの電気信号に変換して当該電気信号を信号パワー調整回路93bに出力する。信号パワー調整回路93bは、電気信号のパワーを調整する回路である。信号パワー調整回路93bは、受光素子93aに接続され、例えば、受光素子93aにより変換されたアナログの電気信号を増幅する。信号パワー調整回路93bは、増幅したアナログの電気信号をC/B30に出力する。
各C/B30は、車両2に設けられている。各C/B30は、例えば、車両2の組立構造に応じて区画された複数の車両2のエリア毎に設置されている。各車両エリアに設置された各C/B30は、中継用のC/B30aを介してヘッドユニット40に接続されている。各車両エリアの各C/B30には、同じ車両エリアに含まれる各センサ20等が接続され、当該各センサ20等を制御する。各C/B30は、センサ伝送路50を介して各センサ20に接続されている。また、中継用のC/B30aは、C/B伝送路60を介して他の各C/B30に接続されている。
C/B伝送路60は、中継用のC/B30aと他の各C/B30とを接続する伝送路である。C/B伝送路60は、有線により構成されている。C/B伝送路60は、アナログの電気信号が伝送される同軸ケーブル等の電線、又は、アナログの光信号が伝送される光ファイバ等を含んで構成されている。センサ伝送路50は、高周波信号の減衰を抑制するために光ファイバを敷設することが好ましい。好適には、C/B伝送路60は、マルチモード光ファイバ92を含んで構成されることが好ましい。
ヘッドユニット40は、アナログの電気信号を集中して処理する装置である。ヘッドユニット40は、CPU、記憶部を構成するROM、RAM及びインターフェースを含む周知のマイクロコンピュータを主体とする電子回路を含んで構成される。ヘッドユニット40は、車両2に設けられ、ヘッドユニット伝送路70を介して中継用のC/B30aに接続されている。ヘッドユニット40は、複数のセンサ20から出力され統合伝送路80を介して伝送されたアナログの電気信号を集中処理する。ヘッドユニット40は、各センサ20がそれぞれ異なる周波数のアナログの電気信号を出力するので、周波数に応じて各センサ20の出力を識別する。
ヘッドユニット伝送路70は、中継用のC/B30aとヘッドユニット40とを接続する伝送路である。ヘッドユニット伝送路70は、有線により構成されている。ヘッドユニット伝送路70は、アナログの電気信号が伝送される同軸ケーブル等の電線、又は、アナログの光信号が伝送される光ファイバ等を含んで構成されている。ヘッドユニット伝送路70は、高周波信号の減衰を抑制するために光ファイバを敷設することが好ましい。好適には、ヘッドユニット伝送路70は、マルチモード光ファイバ92を含んで構成されることが好ましい。
次に、車両情報処理システム1の動作例について説明する。車両情報処理システム1の各センサ20は、車両2に関する状態を検出した検出結果をアナログの電気信号でセンサ伝送路50に出力する。センサ伝送路50を構成するRoF装置90は、アナログの電気信号をアナログの光信号に変換し、当該アナログの光信号をマルチモード光ファイバ92を介して伝搬し、マルチモード光ファイバ92を伝搬したアナログの光信号をアナログの電気信号に変換して各C/B30に出力する。各C/B30は、センサ伝送路50を介して出力されたアナログの電気信号をC/B伝送路60を介してアナログの電気信号で中継用のC/B30aに出力する。中継用のC/B30aは、C/B伝送路60を介して出力されたアナログの電気信号をヘッドユニット伝送路70を介してアナログの電気信号でヘッドユニット40に出力する。ヘッドユニット40は、ヘッドユニット伝送路70を介して伝送されたアナログの電気信号を集中処理する。ヘッドユニット40は、例えば、処理した結果をアナログの電気信号で中継用のC/B30aを介して統合安全支援ECU10に出力する。
以上のように、実施形態1に係る車両情報処理システム1は、複数のセンサ20と、ヘッドユニット40と、統合伝送路80とを備えている。複数のセンサ20は、車両2に設けられ、車両2に関する状態を検出した検出結果をアナログ信号で出力する。統合伝送路80は、複数のセンサ20とヘッドユニット40とを接続し、アナログ信号を伝送する。ヘッドユニット40は、複数のセンサ20から出力され統合伝送路80を介して伝送されたアナログ信号を集中処理する。
この構成により、車両情報処理システム1は、各センサ20が統合伝送路80を介してヘッドユニット40に検出結果をアナログの電気信号として出力することができる。車両情報処理システム1は、アナログの電気信号をデジタルの電気信号にA/D変換(Analog/Digital変換)せずに伝送するので、A/D変換による遅延を抑制できる。また、車両情報処理システム1は、A/D変換回路を省略することができるので、消費電力や回路の大型化を抑制することができ、さらに製造コストを削減できる。また、車両情報処理システム1は、ヘッドユニット40により集中して処理するので、処理部(CPU)の数を減らすことが可能となり省スペース化を図ることができ、さらに製造コストを削減できる。また、車両情報処理システム1は、ヘッドユニット40により集中して処理するので、システムの運用管理やセキュリティの管理を容易に行うことができる。この結果、車両情報処理システム1は、センサ20が増加しても適正に情報を処理することができる。
また、車両情報処理システム1において、ヘッドユニット40は、車両2に設けられる。この構成により、車両情報処理システム1は、車両2内で光ファイバによる高速通信網を構築することができる。
また、車両情報処理システム1は、複数のセンサ20とヘッドユニット40とを接続する統合伝送路80を有し、統合伝送路80は、光信号を伝搬する伝搬モードを複数有するマルチモード光ファイバ92を含んで構成される。
この構成により、車両情報処理システム1は、各センサ20とヘッドユニット40とが光通信することができるので、同軸ケーブル等の電線による電気通信の場合と比較して信号の減衰を抑制することができる。特に、車両情報処理システム1は、各センサ20が高周波であるミリ波を出力する場合、各センサ20からの出力をヘッドユニット40まで信号の減衰を抑制して伝送することができる。車両情報処理システム1は、マルチモード光ファイバ92を伝送路として用いるので、伝搬モードが一つであるシングルモード光ファイバと比較して光軸ずれによる損失を抑制でき、電光変換部91及び光電変換部93との接続性を向上できる。特に、車両情報処理システム1は、各センサ20からC/B30等を経由して電気信号を伝送する場合、マルチモード光ファイバ92の接続箇所(ジョイント部)を複数有し、この場合に光軸ずれを抑制できるので効果的である。また、車両情報処理システム1は、マルチモード光ファイバ92を用いるので、ノイズ干渉を抑制することができ、広い帯域を確保することができ、軽量化を図ることができる。
〔実施形態2〕
次に、実施形態2に係る車両情報処理システム1Aについて説明する。実施形態2では、各センサ20からの出力情報をクラウドシステム110で処理する点で実施形態1と異なる。なお、実施形態2は、実施形態1と同一の構成要素には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。実施形態2に係る車両情報処理システム1Aは、図3に示すように、車両2に設けられた送受信システム100と、車両2とは離れた場所に設けられたクラウドシステム110とを備えている。クラウドシステム110は、例えば、モバイルネットワークとして大容量性、低遅延性、常時接続を可能とする第5世代移動送受信システム(5G)であり、6GHz程度〜90GHz程度の高周波で無線通信する。送受信システム100は、各センサ20から出力される電気信号を第5世代移動送受信システム(5G)の通信規格に合わせることにより、信号形式の変換を不要とし、さらに汎用的な中間周波数(IF;Intermediate Frequency)とすることで安価なデバイスを用いた通信を行うことができる。
送受信システム100は、クラウドシステム110との間で電波(電気信号)を送受信するシステムである。ここで、クラウドシステム110との間で送受信される電波は、6GHz程度〜90GHz程度の高周波であるので指向性や遮蔽性が強く、車両2の室内に直接届き難い。そこで、送受信システム100は、図4に示すように、高周波の電波を好適に車両2の室内と室外との間で伝送可能にする室内外伝送路102を有している。送受信システム100は、車外アンテナ101と、室内外伝送路102と、転送部としての車載ルータ103と、ルータ伝送路104と、統合安全支援ECU10と、複数のC/B30とを備えている。センサ伝送路50、C/B伝送路60、ルータ伝送路104、及び、室内外伝送路102は、複数のセンサ20とエッジサーバ113とを接続する統合伝送路80Aの一部を形成している。
車外アンテナ101は、車両2の室外の通信対象と電気信号を送受信するアンテナである。車外アンテナ101は、車両2の室外(例えばルーフの外側)等の室外の通信対象と通信可能な位置に設けられ、クラウドシステム110との間で電波(電気信号)を送受信する。ここで、車両2の室外とは、車両2のボディの外側の部分であり、車両2の室内とは、車両2のボディの内側の部分である。車外アンテナ101は、室内外伝送路102を介して車載ルータ103に接続されている。
室内外伝送路102は、車外アンテナ101と車載ルータ103とを接続する伝送路である。室内外伝送路102は、有線により構成されている。室内外伝送路102は、マルチモード光ファイバ92を含む受信用又は送信用のRoF装置90により構成されている。受信用のRoF装置90は、クラウドシステム110からのアナログの電気信号をアナログの光信号に変換し当該アナログの光信号を車両2の室内に伝搬する。受信用のRoF装置90は、電光変換部91が車外アンテナ101に接続され、光電変換部93が車載ルータ103に接続されている。受信用のRoF装置90は、車外アンテナ101により受信したアナログの電気信号を電光変換部91によりアナログの光信号に変換し、当該アナログの光信号をマルチモード光ファイバ92を介して伝搬し、マルチモード光ファイバ92を介して伝搬したアナログの光信号を光電変換部93によりアナログの電気信号に変換し、変換されたアナログの電気信号を車載ルータ103に出力する。送信用のRoF装置90は、電光変換部91が車載ルータ103に接続され光電変換部93が車外アンテナ101に接続されている。送信用のRoF装置90は、車載ルータ103から出力されたアナログの電気信号を電光変換部91によりアナログの光信号に変換し、当該アナログの光信号をマルチモード光ファイバ92を介して伝搬し、マルチモード光ファイバ92を介して伝搬したアナログの光信号を光電変換部93によりアナログの電気信号に変換し、変換されたアナログの電気信号を車外アンテナ101に出力する。
車載ルータ103は、室内に設けられた転送対象との間で電気信号を中継(転送)する機器である。車載ルータ103は、ルータ伝送路104を介して中継用のC/B30aに接続され、室内外伝送路102を介して車外アンテナ101に接続されている。車載ルータ103は、中継用のC/B30aから出力された送信信号を車外アンテナ101に転送し、車外アンテナ101から出力された受信信号を中継用のC/B30aに転送する。
ルータ伝送路104は、車載ルータ103と中継用のC/B30aとを接続する伝送路である。ルータ伝送路104は、有線により構成されている。ルータ伝送路104は、アナログの電気信号が伝送される同軸ケーブル等の電線、又は、アナログの光信号が伝送される光ファイバ等を含んで構成されている。ルータ伝送路104は、高周波信号の減衰を抑制するために光ファイバを敷設することが好ましい。好適には、ルータ伝送路104は、マルチモード光ファイバ92を含んで構成されることが好ましい。
クラウドシステム110は、アクセスポイント111と、基地局112と、集中処理部としてのエッジサーバ113と、クラウドサーバ114とを備えている。アクセスポイント111は、車両2に設けられた車載機器の接続の要否を判定するものである。アクセスポイント111は、例えば、ネットワーク識別子及びパスワードを照合することにより車載機器との接続の要否を判定する。基地局112は、電波を中継するものである。基地局112は、アクセスポイント111で接続が許可された車載機器の電波を中継したり、エッジサーバ113から送信された電波を中継したりする。エッジサーバ113は、クラウドサーバ114よりも利用者側(車載機器側)に設けられたサーバであり、利用者との距離を短くすることで通信遅延を短縮している。エッジサーバ113は、基地局112により中継された電波(電気信号)を集中して処理する。例えば、エッジサーバ113は、複数のセンサ20から出力され統合伝送路80Aを介して伝送されたアナログの電気信号を受信し、受信した当該アナログの電気信号を集中処理する。エッジサーバ113は、例えば、人口知能による予測解析やハイスペックなCPUにより高精度に集中処理を行う。エッジサーバ113は、例えば、道路や橋、トンネル等のインフラ監視、工事や路面状態等の路側・路面データ、高性能・高機能な車外処理系を使用した車両2の機能停止抑制に関する情報、エンターテイメント情報、自動運転に関する情報等を処理する。エッジサーバ113は、処理した結果を車両2の車載機器に送信したり、又は、クラウドサーバ114に送信したりする。エッジサーバ113は、例えば、処理結果を車両2の車載機器に送信する場合、必要に応じて低遅延性を確保し可能な限りリアルタイムで送信する。クラウドサーバ114は、エッジサーバ113から送信された処理結果を演算処理し、その結果をエッジサーバ113等に送信する。
次に、車両情報処理システム1Aの動作例について説明する。車両情報処理システム1Aの各センサ20は、車両2に関する状態を検出した検出結果をセンサ伝送路50を介してアナログの電気信号で各C/B30に出力する。各C/B30は、センサ伝送路50を介して出力されたアナログの電気信号をC/B伝送路60を介してアナログの電気信号で中継用のC/B30aに出力する。中継用のC/B30aは、C/B伝送路60を介して出力されたアナログの電気信号をルータ伝送路104を介してアナログの電気信号で車載ルータ103に出力する。車載ルータ103は、ルータ伝送路104を介して出力されたアナログの電気信号を室内外伝送路102を介してアナログの電気信号で車外アンテナ101に出力する。車外アンテナ101は、室内外伝送路102を介して出力されたアナログの電気信号をクラウドシステム110に送信する。クラウドシステム110は、車外アンテナ101から送信されたアナログの電気信号をエッジサーバ113により集中して処理する。エッジサーバ113は、処理した結果をアナログの電気信号で車両2の車載機器に送信する。車載機器の車外アンテナ101は、エッジサーバ113から送信されたアナログの電気信号を受信し、受信したアナログの電気信号を室内外伝送路102を介してアナログの電気信号で車載ルータ103に出力する。車載ルータ103は、例えば、アナログの電気信号で中継用のC/B30aを介して統合安全支援ECU10に出力する。
以上のように、実施形態2に係る車両情報処理システム1Aにおいて、エッジサーバ113は、車両2の外部に設けられ、車両2との間で無線通信する。この構成により、車両情報処理システム1Aは、各センサ20から出力されるアナログの電気信号をエッジサーバ113により集中処理することができるので、車両2毎に集中処理部を設ける必要がなく車両2に搭載されるシステムを簡素化できる。また、車両情報処理システム1Aは、車外アンテナ101を用いてエッジサーバ113(アクセスポイント111)と通信するので、各センサ20とエッジサーバ113とが車外アンテナ101を介さずに直接通信する場合と比較して通信障害を抑制できる。また、車両情報処理システム1Aは、複数の車両2に搭載された各センサ20の情報を集約することができるので、ビッグデータを収集することができ、ビッグデータに基づくサービスを提供することができる。
また、車両情報処理システム1Aにおいて、統合伝送路80Aは、車両2に設けられアナログ信号を転送する車載ルータ103と、車両2の外部の通信対象と通信する車外アンテナ101との間を接続する室内外伝送路102を有する。室内外伝送路102は、光信号を伝搬する伝搬モードを複数有するマルチモード光ファイバ92を含んで構成される。
この構成により、車両情報処理システム1Aは、車外アンテナ101と車載ルータ103とが光通信することができるので、同軸ケーブル等の電線による電気通信の場合と比較して信号の減衰を抑制することができる。特に、車両情報処理システム1Aは、高周波であるミリ波を受信する場合、ミリ波が車両2内に届き難い。この場合、車両情報処理システム1Aは、車外アンテナ101により受信したミリ波の受信信号をマルチモード光ファイバ92により車両2内に伝送するので、受信信号の減衰を抑制しつつ車両2内に適正に伝送することができる。車両情報処理システム1Aは、マルチモード光ファイバ92を伝送路として用いるので、シングルモード光ファイバと比較して光軸ずれによる損失を抑制でき、電光変換部91及び光電変換部93との接続性を向上できる。また、車両情報処理システム1Aは、マルチモード光ファイバ92を用いるので、ノイズ干渉を抑制することができ、広い帯域を確保することができ、軽量化を図ることができる。
〔変形例〕
次に、実施形態1、2の変形例について説明する。各センサ20は、各センサ20の発振回路により他のセンサ20と異なる周波数のアナログの電気信号を出力する例について説明したが、これに限定されない。例えば、各センサ20は、ヘッドユニット40が出力する特定の周波数(例えば、中間周波数)のアナログの電気信号を周波数変換することで、他のセンサ20と異なる周波数のアナログの電気信号を出力してもよい。このように、ヘッドユニット40は、統合伝送路80を介して検出用のアナログ信号として特定の周波数のアナログの電気信号を各センサ20に送信し、特定の周波数のアナログの電気信号に対する各センサ20からの検出結果を統合伝送路80を介してアナログの電気信号で受信する。この構成により、変形例に係る車両情報処理システム1は、各センサ20に発振回路を備える必要がなく、回路構成を簡素化することができる。なお、ヘッドユニット40は、特定の周波数ではなく異なる周波数のアナログの電気信号を各センサ20に出力し、各センサ20は、周波数変換することなくヘッドユニット40から出力された異なる周波数のアナログの電気信号を用いてセンシングしてもよい。
また、エッジサーバ113は、統合伝送路80Aを介して検出用のアナログ信号として特定の周波数のアナログの電気信号を各センサ20に送信し、特定の周波数のアナログの電気信号に対する各センサ20からの検出結果を統合伝送路80Aを介してアナログの電気信号で受信する。なお、エッジサーバ113は、特定の周波数ではなく異なる周波数のアナログの電気信号を各センサ20に出力し、各センサ20は、周波数変換することなくエッジサーバ113から出力された異なる周波数のアナログの電気信号を用いてセンシングしてもよい。
また、クラウドシステム110は、6GHz程度〜90GHz程度の高周波で無線通信する例について説明したが、これに限定されず、上記高周波以外の周波数で無線通信してもよい。
また、各伝送路は、同軸ケーブル等の電線や光ファイバの他に、導波管や電波ホース等を含んで構成してもよい。
1、1A 車両情報処理システム
2 車両
20 複数のセンサ
30 C/B(制御ボックス)
40 ヘッドユニット(集中処理部)
50 センサ伝送路
80、80A 統合伝送路(伝送路)
92 マルチモード光ファイバ
102 室内外伝送路
103 車載ルータ(転送部)
113 エッジサーバ(集中処理部)

Claims (5)

  1. 車両に設けられ、前記車両に関する状態を検出した検出結果をアナログ信号で出力する複数のセンサと、
    前記アナログ信号を処理する集中処理部と、
    前記複数のセンサと前記集中処理部とを接続し、前記アナログ信号を伝送する伝送路と、を備え、
    前記集中処理部は、
    前記複数のセンサから出力され前記伝送路を介して伝送された前記アナログ信号を集中処理するものであって、前記複数のセンサに前記伝送路を介して特定の周波数の検出用のアナログ信号を送信し、
    前記複数のセンサは、前記集中処理部から送信された前記特定の周波数の検出用のアナログ信号を周波数変換することで、他のセンサとは異なる周波数のアナログ信号によって前記検出結果を前記集中処理部に出力し、
    前記集中処理部は、前記検出用のアナログ信号に対する前記複数のセンサからの前記検出結果を前記伝送路を介してアナログ信号で受信することを特徴とする車両情報処理システム。
  2. 前記集中処理部は、前記車両に設けられる請求項1に記載の車両情報処理システム。
  3. 前記集中処理部は、前記車両の外部に設けられ、前記車両との間で無線通信する請求項1に記載の車両情報処理システム。
  4. 前記伝送路は、前記車両に設けられ前記アナログ信号を転送する転送部と、前記車両の外部の通信対象と通信する車外アンテナとの間を接続する室内外伝送路を有し、
    前記室内外伝送路は、光信号を伝搬する伝搬モードを複数有するマルチモード光ファイバを含んで構成される請求項1又は3に記載の車両情報処理システム。
  5. 前記伝送路は、前記複数のセンサと前記集中処理部とを接続する統合伝送路を有し、
    前記統合伝送路は、光信号を伝搬する伝搬モードを複数有するマルチモード光ファイバを含んで構成される請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両情報処理システム。
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