JP6917733B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、電子レンジ、オーブンレンジ等、被調理物の加熱調理を行う加熱調理器に関する。
従来、調理室内に撹拌羽根を備えた調理容器が着脱可能に設置され、調理容器内に収容された具材を撹拌羽根で撹拌しながら加熱調理が行える加熱調理器が知られている。かかる加熱調理器は、たとえば、特許文献1に記載されている。特許文献1の加熱調理器では、撹拌モータの動力で回転する撹拌駆動軸が調理室の底面から突出し、撹拌羽根に接続された回転連結部が上方から撹拌駆動軸に接続される。撹拌モータの動力が撹拌駆動軸を介して撹拌羽根に伝達され、撹拌羽根が回転する。
特開2013−113518号公報
特許文献1の加熱調理器において、加熱調理器から出された調理容器を調理台等の設置面に置き易いように、調理容器の底部に、回転連結部を囲むようにして筒状の台座部を設けることが考えられる。この台座部は、強度面を考慮すると、金属材料で構成することが望ましい。しかしながら、このようした場合、調理容器を設置面に置いた際、金属製である台座部の接触によって設置面が傷ついてしまうことが懸念される。
かかる課題に鑑み、本発明は、撹拌羽根を有する調理容器を設置面に置き易くできるともに設置面が傷つきにくい加熱調理器を提供することを目的とする。
本発明の主たる態様に係る加熱調理器は、被調理物が収容される調理室と、前記調理室内に高周波を供給する高周波供給部と、容器本体と、当該容器本体内の被調理物を撹拌するための撹拌羽根とを含み、前記調理室内に設置可能な調理容器と、前記撹拌羽根を回転させるための動力を供給する動力供給部と、を備える。ここで、前記容器本体の底部には、金属材料からなり、前記容器本体を支える筒状の台座部が設けられる。前記台座部は、前記台座部の上部、外径が相対的に小さい円筒状を有するとともに、前記台座部の下部、外径が相対的に大きな円筒状を有し、前記台座部を横方向から見て、凸字状に形成される。さらに、前記台座部の内側には、前記台座部よりも下方に突出し、前記調理容器が設置面に置かれたときに当該設置面に接触する樹脂製の接触部材が設けられる。前記接触部材は、前記台座部からの突出部分が前記台座部の内面よりも外側にはみ出さない。
上記の構成によれば、調理容器が設置面に置かれたとき、設置面には樹脂製の接触部材が接触するので、設置面の傷つきを防止することができる。しかも、接触部材は、台座部からの突出部分が台座部の内面よりも外側にはみ出さないので、加熱調理中、高周波供給ユニットから供給された高周波が接触部材に集中しにくく、接触部材が高温になりにくい。よって、接触部材が変形等を生じにくい。さらに、台座部は、上部の外径が相対的に小さいので、容器本体の底部を覆う面積が小さくなり、容器本体の底部が調理室内に導入された熱風で熱せられやすい。また、台座部は、下部の外径が相対的に大きいので、容器本体を安定して支えられる。
本態様に係る加熱調理器において、前記調理容器が前記調理室内に設置された状態において、前記台座部の下端と当該下端に対向する面との間に前記高周波供給部から供給される高周波の波長の2分の1以下の隙間が形成されるような構成が採られ得る。
上記の構成によれば、台座部の下端とそれに対向する面との間を高周波が通りにくいので、一層、高周波が接触部材に当たりにくく、接触部材が高温になりにくい。
以上のとおり、本発明によれば、撹拌羽根を有する調理容器を設置面に置き易くできるともに設置面が傷つきにくい加熱調理器を提供することができる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下に示す実施の形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施の形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
図1(a)は、実施の形態に係る、加熱調理器の正面図である。図1(b)は、実施の形態に係る、加熱調理器の正面断面図である。 図2(a)は、実施の形態に係る、調理室内にターンテーブルが設置された状態を示す図であり、図2(b)は、実施の形態に係る、調理室内に調理容器が設置された状態を示す図である。 図3は、実施の形態に係る、設置台に調理容器が装着された状態の加熱調理器の要部の正面断面図である。 図4は、実施の形態に係る、調理室の底面に設置台が取り付けられた状態を示す斜視図である。 図5は、実施の形態に係る、設置台の斜視図である。 図6は、実施の形態に係る、上方から見た調理容器の斜視図である。 図7は、実施の形態に係る、下方から見た調理容器の斜視図である。 図8(a)ないし(c)は、実施の形態に係る、調理容器を設置台に装着する手順について説明するための模式図である。 図9(a)ないし(d)は、実施の形態に係る、調理容器を設置台に装着する手順について説明するための模式図である。 図10(a)および(b)は、変更例1に係る、台座部および接触部材の構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1および図2は、加熱調理器1の構成を示す図である。図1(a)は、加熱調理器1の正面図である。図1(b)は、加熱調理器1の正面断面図である。図2(a)は、調理室20内にターンテーブル70が設置された状態を示す図であり、図2(b)は、調理室20内に調理容器80が設置された状態を示す図である。
本実施の形態において、加熱調理器1は、ガスバーナーで加熱された熱風によるオーブン加熱調理と、マグネトロンから放出された高周波(マイクロ波)による電子レンジ加熱調理と、熱風と高周波によるコンビ加熱調理とが可能なガスオーブンレンジである。この他、加熱調理器1は、電子オーブンレンジ、電子レンジ等、他の種類の加熱調理器であっても良い。
加熱調理器1は、ほぼ方形の箱状に形成された金属製の筐体10を備える。筐体10内には、調理室20が設けられる。調理室20は、金属材料によってほぼ方形の箱状に形成され、前面が投入口20aとして開口する。投入口20aは、筐体10のドア11で開閉される。ドア11は、下端部の両側が回転可能に支持され、ユーザが持ち手部11aを持ってドア11を前方に引くと、ドア11が下方に倒れるように開放される。
筐体10の正面には、ドア11に隣接して操作パネル12が設けられる。操作パネル12には、各種の操作ボタンや表示器が配置される。操作ボタンは、各種調理コースを選択するためのボタン、スタート操作を行うためのボタン等を含む。
調理室20の後方には、熱風供給ユニット30が設けられ、調理室20の後面に形成された導入口21と導出口22とが、熱風供給ユニット30に連通する。熱風供給ユニット30は、ガスバーナー、送風ファン等を含み、送風ファンによって生起されガスバーナーで加熱された熱風が導入口21から調理室20内に導入される。導入された熱風によって調理室20内の食品が加熱される。熱風は、導出口22から導出されて、その一部が熱風供給ユニット30に戻され、再び加熱される。加熱供給ユニット30に戻されない熱風は外部に排出され、その分、新たに外部の空気が熱風供給ユニット30に導入される。
調理室20の側方には、高周波供給ユニット40が設けられる。高周波供給ユニット40は、マグネトロン41と導波管42を含み、マグネトロン41が発生した高周波が導波管42を通って調理室20内に導入される。導入された高周波によって、調理室20内の食品が高周波加熱される。
調理室20は、取付板13等を介して筐体10に固定される。調理室20は、筐体10および筐体10に接続されたアース線を介して接地される。
調理室20の底面には、中央部に設置台50が設けられる。設置台50は、調理室20を通じて接地されている。また、調理室20の下方には、駆動装置60が配置される。駆動装置60は、ターンテーブル70と調理容器80の撹拌羽根を回転させる。
図2(a)に示すように、熱風や高周波により食品の単純な加熱調理を行う際には、調理室20内にターンテーブル70が設置される。ターンテーブル70の上に、食品を載せたバットや皿が置かれる。
加熱調理器1は、調理容器80を用いた自動調理の機能を備える。自動調理の際、図2(b)に示すように、調理室20内に、撹拌羽根を有する調理容器80が設置される。調理容器80は、設置台50に取り外し可能に固定される。自動調理では、たとえば、切られた具材が調理容器80内に投入され、調理容器80内で撹拌されながら熱風供給ユニット30からの熱風と高周波供給ユニット40からの高周波とにより加熱される。このようにして、ユーザは、加熱調理器1を用いて、カレーや煮物料理を作ることができる。自動調理には、パン焼きの調理が含まれる。調理容器80内に生地材料が投入され、撹拌される。こうして、調理容器80内でパン生地が生成される。その後、熱風によりパン生地が加熱され、パンが焼き上げられる。このようにして、ユーザは、加熱調理器1を用いて、パンを焼き上げることができる。なお、カレーや煮物料理の自動調理では、その運転コースによって、熱風供給ユニット30からの熱風のみ、あるいは高周波供給ユニット40からの高周波のみによって調理容器80内の具材が加熱される場合がある。
図3は、設置台50に調理容器80が装着された状態の加熱調理器1の要部の正面断面図である。図4は、調理室20の底面に設置台50が取り付けられた状態を示す斜視図である。図5は、設置台50の斜視図である。なお、図4では、便宜上、調理室20が下部位置で水平方向に切断されている。
図1(b)および図3を参照して、駆動装置60は、調理容器80の撹拌羽根を回転させるための構成として、羽根駆動軸110と、出力カム120と、羽根駆動モータ130と、伝達機構部140とを含む。また、駆動装置60は、ターンテーブル70を回転させるための構成として、テーブル駆動軸150と、連結軸160と、テーブル駆動モータ170とを含む。
羽根駆動軸110は、円筒状に形成され、その上端部に出力カム120が取り付けられる。出力カム120は、ほぼ円盤状を有する。出力カム120の上面には、ほぼ90度の間隔を置いて、4つの出力羽根121が形成される(図5参照)。羽根駆動モータ130は、たとえば、誘導モータであり、筐体10の底部に設けられたモータ取付板14に取り付けられる。羽根駆動モータ130と羽根駆動軸110とは、伝達機構部140により連結されている。伝達機構部140は、羽根駆動軸110に固定される大プーリー141と、羽根駆動モータ130に固定される小プーリー142と、大プーリー141と小プーリー142に架け渡されるベルト143とを含む。羽根駆動モータ130の動力が伝達機構部140を介して羽根駆動軸110に伝達される。
テーブル駆動軸150は、羽根駆動軸110の内部に回転自在に配置される。テーブル駆動軸150の上端部に連結軸160が取り付けられる。図2(a)に示すように、ターンテーブル70には、底面の中央に回転軸71が形成されており、ターンテーブル70が用いられる際、回転軸71が連結軸160に連結される。テーブル駆動モータ170は、たとえば、ギアドモータであり、ステータ、ロータおよび多段のギアを含み、ロータの回転をギアによりテーブル駆動軸150に伝えて、テーブル駆動軸150を回転させる。
図3ないし図5を参照して、調理室20の底面には、僅かに凹む円形の凹み部23が形成されており、この凹み部23のほぼ中央に設置台50が配置される。凹み部23は、ターンテーブル70上で食品を収容する容器や調理容器80からこぼれた水などの液体を回収する。これにより、液体が調理室20内から外部に漏れ出すことが防止される。
設置台50は、台本体210と、固定部220と、ガイド板230と、軸受部240とを含む。台本体210、ガイド板230および軸受部240は、アルミダイカスト等の金属材料により一体形成される。勿論、これら台本体210、ガイド板230および軸受部240のうちの1つの部材が別体として構成されてもよいし、3つの部材ともが別体として構成されてもよい。
台本体210は、ほぼ円盤状を有し、円形の中央部211よりも外周部212が一段低くなるように形成されている。中央部211には円形の凹部213が形成され、この凹部213の中央に出力カム120が配置される。
中央部211の外周には、出力カム120を囲むようにして、前後左右の4か所に昇降台部214が形成される。昇降台部214は、中央部211の外周に沿うような円弧状を有する。昇降台部214は、平坦面214aと、上から見て右回り方向に平坦面214aから続く傾斜面214bとを有する。平坦面214aは、中央部とほぼ同じ高さ(実際には中央部よりやや低い高さ)を有する。傾斜面214bは、平坦面214aから下って外周部212の表面212aに繋がる。前側と右側の昇降台部214には、平坦面214aにおける傾斜面214bと反対側の端部に上方に突出する突起からなるストッパー部214cが形成される。
台本体210の左側および右側には、外周部212の外周縁に沿って前後に延びるガイド壁部215が、外周縁から立ち上がるように形成される。また、台本体210の後側には、外周部212の外周縁に沿って左右に延びる当り壁部216が、外周縁から立ち上がるように形成される。
固定部220は、アルミダイカスト等の金属材料により形成され、台本体210の凹部213内にネジ250により取り付けられる。固定部220は、出力カム120を囲む円筒状の胴部221と、胴部221の上部に形成された4つの係合爪部222とを含む。係合爪部222は、凹部213の内周面側に張り出すように、ほぼ90度の間隔で設けられる。係合爪部222の底面222aは、上から見て右回り方向に向うに従って、その高さが低くなるよう、即ち、凹部213の底面との隙間が狭くなるように傾斜する。
ガイド板230は、台本体210の前方、即ち、台本体210に対し調理室20の投入口20a側に設けられ、台本体210から調理室20の凹み部23の周縁近傍まで延びる。ガイド板230は、凹み部23の底面と離れた状態で底面に対面する。ガイド板230の前端部は、凹み部23の周縁に合わせて円弧状に形成される。台本体210の中央部211の高さは、凹み部23の周囲の調理室20の底面の高さ(凹み部23の深さ)とほぼ等しく、ガイド板230の高さは、これら台本体210の中央部211および調理室20の底面の高さとほぼ等しくされる。ガイド板230の前端部と凹み部23の周縁との隙間Lが小さすぎると、マグネトロン41が発生した高周波によりスパークが発生する虞がある。このため、隙間Lは、スパークが発生しない範囲で、できるだけ小さくなるように設定されることが望ましい。さらに、ガイド板230は、ほぼコ字状に形成され、その面積の半分以上が開口している。これにより、凹み部23において、ガイド板230の下側に溜まった液体や食品の滓などを、開口230aを通じて容易に除去でき、凹み部23が清掃しやすい。
ガイド板230には、左右の端部から立ち上がるようにガイド部231が形成される。左右のガイド部231は、前後方向に延び、その後端部が台本体210の左右のガイド壁部215に繋がる。ガイド板230の左右のガイド部231の間隔は、調理容器80の台座部(後述する)の外径よりも僅かに大きくされる。
軸受部240は、台本体210の裏側に設けられる。軸受部240は、上下に並ぶ2つの転がり軸受241を備え、これら転がり軸受241により羽根駆動軸110を回転可能に支持する。
図6は、上方から見た調理容器80の斜視図である。図7は、下方から見た調理容器80の斜視図である。
図3、図6および図7を参照し、調理容器80は、容器本体310と、軸受部320と、翼軸330と、撹拌羽根340と、入力カム350と、台座部360と、接触部材370とを含む。本実施の形態では、軸受部320と台座部360は一体形成されている。軸受部320と台座部360とが、別々に形成され、組み合わせられてもよい。
容器本体310は、アルミニウム等の金属材料で形成された底の深い丸鍋である。容器本体310の形状は、丸鍋の形状に限られるものではなく、如何なるものであってもよい。容器本体310の上部には、互いに対向する位置に一対の第1取っ手部311が設けられ、これら一対の第1取っ手部311の間のほぼ真ん中の位置に第2取っ手部312が設けられる。第1取っ手部311は、調理容器80を持ち運ぶ際にユーザに持たれ、第2取っ手部312は、昇降により調理容器80を設置台50に対して着脱する際にユーザに持たれる。
第2取っ手部312と、第2取っ手部312の右側の第1取っ手部311との間には、表記板部313が設けられる。表記板部313には、調理容器80を設置台50に装着するときの調理容器80の回転方向、即ち装着方向を指定する第1表記313aと、調理容器80を設置台50から取り外すときの調理容器80の回転方向、即ち離脱方向を指定する第2表記313bとが付される。第1表記313aは、たとえば、「しめる」の文字および回転方向を示す矢印で構成され、第2表記313bは、たとえば、「はずす」の文字および回転方向を示す矢印で構成される。さらに、第2取っ手部312には、調理容器80を設置台50に設置するときの調理容器80の方向を指定する第3表記312a、たとえば、「テマエ」の文字が付される。なお、第1表記213a、第2表記313bおよび第3表記312aが付される形態は、刻印でもよいし印刷でもよい。また、表記板部313が設けられず、第1表記313aおよび第2表記313bが、他の部位、たとえば、第2取っ手部312に付されてもよい。
容器本体310の底部では、中央部の肉厚が周囲の肉厚よりも大きくされ、その厚肉部314の中央である容器本体310の底部の中央に、翼軸330の上端部を収容する円形の収容凹部315が形成される。容器本体310の厚肉部314には、下方から軸受部320がネジ381により取り付けられる。軸受部320の内部には、上下に並ぶように2つのすべり軸受321が設けられる。また、軸受部320には、すべり軸受321の上方に水封用のパッキン322が設けられる。パッキン322は、容器本体310に入れられた水などが収容凹部315を通じて軸受部320の内部に侵入するのを防止する。
翼軸330は、軸受部320のすべり軸受321により回転可能に支持される。撹拌羽根340は、ボス部341と、ボス部341から外側に延びる羽根342とを含む。翼軸330の上端部は、容器本体310の底面よりも上方には突出せず、収容凹部315内において撹拌羽根340のボス部341に接続される。入力カム350は、翼軸330の下端部に固定される。入力カム350は、外側に突出する一対の入力羽根351を有する。
台座部360は、軸受部320、翼軸330および入力カム350を収容するように、容器本体310の外底部に固定され、容器本体310を支える。台座部360は、その上部361の外径が小さく、その下部362の外径が大きな円筒形状を有し、アルミニウム等の金属材料により形成される。このように、台座部360は、上部361の外径が相対的に小さいので、容器本体310の底部を覆う面積が小さくなり、容器本体310の底部が調理室20内に導入された熱風で熱せられやすい。また、台座部360は、下部362の外径が相対的に大きいので、容器本体310を安定して支えられる。
台座部360の内部には、下部362の内側に、上部361とほぼ等しい外径を有する円筒状の固定部363が形成される。固定部363の内周面の下端部には、内側に張り出すように、4つの爪部364が形成される。爪部364は、ほぼ90度の間隔で設けられる。爪部364の上面364aは、上から見て右回り方向に向うに従って、その高さが低くなるように傾斜する。爪部364の上面364aの傾斜角度は、係合爪部222の底面222aの傾斜角度とほぼ等しくされる。
接触部材370は、ポリフェニレンサルファイド(PPS)等の樹脂材料により形成され、環状の上面部371と、筒状の側面部372とを含む。上面部371の裏側には、取付ボス373が4か所(図7に2か所のみ図示)に設けられる。側面部372の内周面には、設置台50の昇降台部214に対応する4つの脚部374が、ほぼ90度の間隔を置いて設けられる。脚部374は、側面部372の下端から上端に亘って上下に延びる柱状を有する。
接触部材370は、台座部360の下部362の内側に嵌め込まれる。取付ボス373がネジ382で台座部360に止められることにより、接触部材370が台座部360に固定される。接触部材370が台座部360に取り付けられた状態において、側面部372の下端が台座部360の下端よりも僅かに突出する。その突出量は、たとえば、2.5mm程度とされる。調理容器80が調理台等の設置面に置かれたとき、金属製の台座部360の下端ではなく、樹脂製の接触部材370(側面部372)の下端が設置面に接触する。これにより、調理台等の設置面が傷付きから保護される。
ここで、樹脂材料は、多少なりとも吸水性を有しているため、接触部材370もわずかに水分を含み得る。よって、接触部材370に高周波が集中すると接触部材370が高温になりやすく、接触部材370の変形や変色につながる虞がある。
本実施の形態では、接触部材370は、金属製である台座部360(下部362)の内側に、台座部360の内周面に沿うように設けられ、台座部360の内周面よりも外側、即ち、台座部360の下側や台座部360の外側にはみ出さない。これにより、加熱調理中、高周波供給ユニット40から供給された高周波が接触部材370に当たりにくいので、接触部材370が高温になりにくい。特に、接触部材370(側面部372)の下端の台座部360の下端に対する突出量、即ち、調理容器80が設置台50に設置された状態での台座部360の下端と設置台50(台本体210)における台座部360の下端に対向する面との隙間Sは、高周波の波長λの2分の1以下とされている(図3参照)。これにより、高周波が隙間Sを通りにくいので、一層、高周波が接触部材370に当たりにくく、接触部材370が高温になりにくい。
なお、台座部360の下端と設置台50との隙間Sが小さすぎると、台座部360の下端に、万一、高周波が集中したときに、台座部360と設置台50との間でスパークが生じる虞がある。そこで、隙間Sは、スパークが生じることが防止でき得る大きさとされる。
次に、調理容器80の設置台50への着脱方法について説明する。
図8(a)ないし図9(d)は、調理容器80を設置台50に装着する手順について説明するための模式図である。図8(a)は、調理容器80がガイド板230の前側に載せられた状態を示す。また、図8(b)は、調理容器80が台本体210まで移動された状態を示し、図8(c)は、図8(b)の状態での脚部374と昇降台部214との関係および爪部364と係合爪部222との関係を示す。さらに、図9(a)は、調理容器80が、設置台50に装着される方向に回転された状態を示し、図9(b)は、図9(a)の状態での脚部374と昇降台部214との関係および爪部364と係合爪部222との関係を示す。さらに、図9(c)は、調理容器80が、設置台50に装着された状態を示し、図9(d)は、図9(c)の状態での脚部374と昇降台部214との関係および爪部364と係合爪部222との関係を示す。なお、これらの図において、便宜上、調理容器80は、容器本体310の外形と、入力カム350と、台座部360と、接触部材370とが描かれており、入力カム350と、台座部360と、接触部材370とに斜線が入れられている。
調理容器80を設置台50に装着する際、ユーザは、第1取っ手部311を持って調理容器80を調理室20内に投入し、図8(a)に示すように、第2取っ手部312が手前に来るような状態で、調理容器80をガイド板230の前側に載せる。このとき、ユーザは、第2取っ手部312に付された第3表記312aによって、装着するときの調理容器80の向きを知ることができる(図6参照)。その後、ユーザは、第2取っ手部312を持って調理容器80を後方へ移動させる。調理容器80は、ガイド板230の左右のガイド部231に案内され、ガイド板230上を滑りながら。ほぼ真っ直ぐに台本体210へと向かう。このとき、ガイド板230には、樹脂製である接触部材370の下端が接触するため、金属製である台座部360が接触する場合に比べて、調理容器80がガイド板230上を滑りやすいとともに、擦れ音も出にくく、ガイド板230も傷つきにくい。
図8(b)および(c)に示すように、調理容器80が台本体210上に至ると、台本体210の当り壁部216に台座部360が当たり、調理容器80が後方に移動できなくなる。調理容器80は、4つの脚部374が、それぞれに対応する昇降台部214の平坦面214aに載った状態となる。このとき、調理容器80は、上昇位置にあり、入力カム350と出力カム120は、水平方向(前後方向)には整合しているが上下方向には離間している状態にある。また、調理容器80側の爪部364は、設置台50側の係合爪部222と同じ円軌道上に載っているが、離れた状態にある。この状態から、ユーザは、第2取っ手部312を持って、調理容器80を装着方向である右回り方向に回転させる。このとき、ユーザは、表記板部313に付された第1表記313aによって、装着方向を知ることができる(図6参照)。回転される際、調理容器80は左右のガイド壁部215と当り壁部216とによってガイドされるので、ユーザは、調理容器80を回転させやすい。なお、ユーザが誤って離脱方向に調理容器80を回転させた場合、脚部374がストッパー部214cに当たり、調理容器80の回転が止められる。
図9(a)および(b)に示すように、調理容器80が装着方向に回転されると、脚部374は昇降台部214の平坦面214aを移動して傾斜面214bへと至り、さらに傾斜面214bを下る。これにより、調理容器80が降下し、これに伴って爪部364の位置が下がる。このとき、脚部374は樹脂製であるので、昇降台部214上を滑りやすく、移動しやすい。
脚部374が傾斜面214bを下り切って台本体210の外周部212の表面212aに至ると、爪部364の位置が、係合爪部222の下に爪部364が入り込める位置まで下がる。その後、さらに調理容器80が回転されると、図9(c)および(d)に示すように、爪部364が係合爪部222の下に重なって爪部364の上面364aと係合爪部222の底面222aとが当接する状態となる。これにより、調理容器80は、装着方向にこれ以上回転できなくなる。調理容器80は下降位置にあり、入力カム350が出力カム120に連結された状態になる。入力カム350の入力羽根351が出力カム120の出力羽根121に係合し、調理容器80の翼軸330が羽根駆動軸110に連結され、羽根駆動モータ130の動力により撹拌羽根340が回転駆動できる状態となる。また、爪部364が係合爪部222に当たることによって、調理容器80の上方への動きが規制される。
こうして、調理容器80の設置台50への装着が完了する。
なお、撹拌羽根340は、一方向に回転され、その回転方向は、上方から見て右回り方向、即ち、爪部364の上面364aと係合爪部222の底面222aとが当接する方向とされる。よって、撹拌羽根340の回転によって調理容器80が回転しない。
調理容器80を設置台50から取り外す場合は、装着時と逆の手順が実行される。即ち、ユーザは、第2取っ手部312を持って、調理容器80を離脱方向である左回り方向に回転させる。脚部374が昇降台部214の傾斜面214bを上って平坦面214aへと至り、調理容器80が下降位置から上昇位置まで上昇する。これにより、入力カム350が出力カム120から離間する。その後、ユーザは、調理容器80をガイド板230上で滑らせながら前方に引き出す。なお、調理容器80を離脱方向に回し過ぎた場合は、脚部374がストッパー部214cに当たり、調理容器80の回転が止められる。
こうして、調理容器80の設置台50からの取り外しが完了する。
<実施形態の効果>
以上、本実施の形態によれば、以下の効果が奏される。
台座部360の内側に、台座部360よりも下方に突出し、調理容器80が設置面に置かれたときに当該設置面に接触する樹脂製の接触部材370が設けられているので、調理容器80が設置面に置かれたときの設置面の傷つきを防止することができる。しかも、接触部材370は、台座部360からの突出部分が台座部360の内周面よりも外側にはみ出さないので、加熱調理中、高周波供給ユニット40から供給された高周波が接触部材370に集中しにくく、接触部材370が高温になりにくい。よって、接触部材370が変形等を生じにくい。
また、調理容器80が設置台50に設置された状態での台座部360と設置台50との隙間Sが高周波の波長λの2分の1以下であるので、高周波が隙間Sを通りにくい。これにより、一層、高周波が接触部材370に当たりにくく、接触部材370が高温になりにくい。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態によって何ら制限されるものではなく、また、本発明の実施の形態も、以下に示す通り、上記以外に種々の変更が可能である。
<変更例1>
図10(a)および(b)は、変更例1に係る、台座部360Aおよび接触部材370Aの構成を示す図である。図10(a)は、軸受部320を含む台座部360Aおよび接触部材370Aの平面図であり、図10(b)は、図10(a)のA−A´断面図である。なお、図10(a)および(b)では、軸受部320のすべり軸受321とパッキン322の図示が省略されている。
台座部360Aでは、その下部365の外径が、上記実施の形態の台座部360の下部362の外径より大きい。台座部360Aには、その下部365の内側に、下部365よりやや低い円筒状の内周壁部366と、4つの取付ボス367とが形成される。
接触部材370Aは、PPS等の樹脂材料により形成され、リング状の円盤形状を有する。接触部材370Aには、ほぼ90度の間隔を置くようにして、内側に張り出す4つの脚部375が形成される。脚部375の機能は、上記実施の形態の脚部374の機能と同様である。
接触部材370Aは、台座部360Aの下部365の内側に配置され、取付ボス367にネジ383で固定される。接触部材370Aが台座部360Aに取り付けられた状態において、接触部材370Aの下面が、台座部360Aの下端よりも僅かに突出する。その突出量は、上記実施の形態の接触部材370の突出量と同様である。また、接触部材370Aは、台座部360Aの内周面よりも外側にはみ出さない。
<その他の変更例>
上記実施の形態では、台座部360が円筒形状に形成されているが、台座部360が円筒以外の筒形状、たとえば、四角筒形状に形成されてもよい。この場合、接触部材370の形状も、台座部360の形状に合わせて変更される。
また、上記実施の形態では、接触部材370に脚部374が設けられた。しかしながら、接触部材370以外の部位に脚部374が設けられてもよい。
さらに、上記実施の形態では、設置台50の台本体210の外径が台座部360の外径より大きいため、調理容器80が設置台50に設置された状態において、台座部360の下端は、設置台50の台本体210の表面に対面する。しかしながら、設置台50の台本体210の外径が台座部360の外径より小さくされてもよく、この場合、台座部360の下端は、調理室20の底面に対面する。
さらに、上記実施の形態では、熱風供給ユニット30が設けられ、オーブン加熱調理機能が加熱調理器1に搭載されたが、オーブン加熱調理機能が省略され、電子レンジ加熱調理機能のみが加熱調理器1に搭載されても良い。
この他、本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
1 … 加熱調理器
20 … 調理室
40 … 高周波供給ユニット(高周波供給部)
60 … 駆動装置(動力供給部)
80 … 調理容器
310 … 容器本体
340 … 撹拌羽根
360 … 台座部
370 … 接触部材

Claims (2)

  1. 被調理物が収容される調理室と、
    前記調理室内に高周波を供給する高周波供給部と、
    容器本体と、当該容器本体内の被調理物を撹拌するための撹拌羽根とを含み、前記調理室内に設置可能な調理容器と、
    前記撹拌羽根を回転させるための動力を供給する動力供給部と、を備え、
    前記容器本体の底部には、金属材料からなり、前記容器本体を支える筒状の台座部が設けられ、
    前記台座部は、
    前記台座部の上部、外径が相対的に小さい円筒状を有するとともに、前記台座部の下部、外径が相対的に大きな円筒状を有し、
    前記台座部を横方向から見て、凸字状に形成され、
    前記台座部の内側には、前記台座部よりも下方に突出し、前記調理容器が設置面に置かれたときに当該設置面に接触する樹脂製の接触部材が設けられ、
    前記接触部材は、前記台座部からの突出部分が前記台座部の内面よりも外側にはみ出さない、
    ことを特徴とする加熱調理器。
  2. 請求項1に記載の加熱調理器において、
    前記調理容器が前記調理室内に設置された状態において、前記台座部の下端と当該下端に対向する面との間に前記高周波供給部から供給される高周波の波長の2分の1以下の隙間が形成される、
    ことを特徴とする加熱調理器。
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