JP6917277B2 - インターホンシステム - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1では玄関子機に人感センサを設けて玄関子機に人物が近づいてきたらそれを検知して、居室親機を介して居住者に通知する構成が記載されている。
この構成によれば、玄関子機を操作しなくても呼び出しできるため、呼出ボタンを押せない状況の訪問者や搬送用ロボット或いはドローン等の移動物体であっても、到着したことを居室親機を介して居住者に通知できる。また、居室親機には玄関子機からの呼出信号と同様の信号が送信されて動作するため、従来の居室親機であっても一部の動作プログラムを変更する程度で使用でき、低コストでの実現が可能である。
この構成によれば、居室親機において、例えば「荷物が届きました」等の開扉を促すメッセージを報音させることで、居住者は到着した人物或いは移動物体が何のために来たか認識でき、待たせることなく開扉して対応することができる。
この構成によれば、到着通知を発信した人物または移動物体が、玄関に到着していれば表示されたカメラ撮像映像からそれを認識できるし、玄関にいなければ他の出入口に居ると判断でき、対応しやすい。
この構成によれば、訪問者或いは移動物体が到着する前に居室親機において事前通知がなされるため、居住者は準備でき慌てないで済む。
この構成によれば、居室親機の予告通知動作は所定の条件を満たすまで継続して実施されるため、呼出信号のように一定時間が経過したら終了することがない。よって、居住者はまもなく訪問者或いは移動物体が到着することを認識し易い。尚、予告通知動作が終了する所定の条件とは、到着通知を受信するまで或いは玄関子機や居室親機が操作されるまでである。
この構成によれば、居室親機に到着場所が画像で表示されるため、居住者は到着場所を一目で認識できる。そして、ドローンに配達する荷物を具備させれば、玄関子機を操作することなく居住者を呼び出して荷物を居住者に届けることができる。
この構成によれば、玄関子機を操作しなくても呼び出しできるため、呼出ボタンを押せない状況の訪問者や搬送用ロボット或いはドローン等の移動物体であっても、到着したことを居室親機を介して居住者に通知でき、居住者は訪問者或いは移動物体が来たことを認識できる。
この構成によれば、玄関子機を操作しなくても呼び出しできるため、呼出ボタンを押せない状況の訪問者や搬送用ロボット或いはドローン等の移動物体であっても、到着したことを居室親機を介して居住者に通知でき、居住者は訪問者或いは移動物体が来たことを認識できる。
1はエントランス等の集合玄関に設置されて来訪者が居室を選択して居住者を呼び出すための集合玄関機、2は個々の住戸内に設置されて呼び出しに居住者が応答するための居室親機、3は各住戸玄関に設置されて来訪者が居住者を呼び出すための玄関子機、4は集合玄関機1と居室親機2の間の通信をはじめ機器間の通信を制御する制御機、5はエントランス(集合玄関)と居住エリアを仕切る集合玄関ドア、6は管理人室に設置されて居住者と通話するための管理室親機である。
また、Dは到着通知装置7を搭載した移動物体としてのドローン、8はドローンDと通信する外部サーバ、9は居室親機2に対して呼出信号を送信する呼出通知装置である。
尚、ここではドローンDにより荷物を届ける場合を説明する。
また、ドローンDは、目的地まで飛行するための機能、例えばプロペラやジャイロ、水平制御等を行うためのセンサ部、飛行を制御する飛行制御部等を備え、到着通知装置7に設定されている配達先情報に基づいて飛行する。そして、この到着通知装置7を搭載したドローンDは宅配物の配達等に使用され、住戸玄関や住戸のベランダに直接運ぶのに使用され、目的とする住戸の玄関或いは他の出入口の前(入出可能エリア)まで飛んで行くことができる。
尚、ここでは、ドローンDは集合玄関を通過せず、直接住戸まで飛行する場合を説明する。また、予め届け先に通知がなされ、留守でないことが確認されているとする。
具体的に、到着通知装置CPU704はGPS信号を受信して自身の位置を把握しており、目的地までの距離、自身の移動速度を算出し、これらの情報から更に目的地への到着時刻を定期的に算出している。そして、この算出結果を基に目的とする住戸に接近したらまず到着予告通知を外部サーバ8に送信する。
到着予告通知は、算出した到着時刻の一定時間前(例えば、2分前)になったら外部サーバ8に送信され、その後配達先住戸に到着したら到着通知を外部サーバ8に送信する。
具体的に、到着通知装置7から送信された到着予告通知には、ドローンDのID情報に加えて配達先のGPS位置情報(住戸識別情報)が添付されており、これを受信した外部サーバ8は受信した情報からまず送信元がドローンDであることを認識する。引き続き、受信した住戸識別情報から、住戸IDテーブルを参照して住戸IDを特定し、住戸ID情報を有する到着予告情報を呼出通知装置9に送信する。
予告情報を受信した居室親機2では、受信したメッセージ情報、例えば「まもなくドローンにより荷物が届きます」が親機CPU205の制御により表示部201に表示される。そして、この表示部201での表示は継続して実施され、その後例えば到着通知を受信するまで表示される。また、到着通知を受信しなくても、玄関子機3や居室親機2の操作部203が操作されるまで表示される。
具体的に、到着通知を受信した呼出通知装置CPU902は、通知先の居室親機2に対してまず呼出信号を送信する。呼出信号は制御機4を介して居室親機2に送信される。
この呼出信号を受信した居室親機2では、呼出信号をトリガとし親機CPU205の制御により玄関子機3からの呼び出しと同様に呼出音が鳴動すると共に、玄関子機3の子機カメラ301が起動してその撮像映像が表示部201に表示される。
こうして、応答操作した居住者は、表示部201に表示されている玄関の映像と、報音されたメッセージから、ドローンD等により荷物が届いたことを認識する。尚、音声メッセージに加えて表示部201に荷物が届いた旨を表示させても良い。
尚、応答操作しなくても、一定時間(1分等)が経過したら「荷物が届きました」が報音されるよう制御しても良い。
また、居室親機2において、例えば「荷物が届きました」等の開扉を促すメッセージを報音させることで、居住者は到着した人物或いは移動物体が何のために来たか認識でき、待たせることなく開扉して対応することができる。
更に、ドローンDが到着する前に居室親機2において事前通知がなされるため、居住者は準備でき慌てないで済むし、居室親機2の予告通知動作は所定の条件を満たすまで継続して実施されるため、呼出信号のように一定時間が経過したら終了することがない。よって、居住者はまもなくドローンDが到着することを認識し易い。
また、居室親機2には玄関子機3からの呼出信号と同様の信号が送信されて到着の通知が成されるため、従来の居室親機2であっても一部の動作プログラムを変更する程度で使用でき、低コストで実現できる。特に、到着予告通知を行わず、到着通知のみ実施しても良く、そうすれば呼出信号を居室親機2に送信して居室親機2が応答操作されて通話路が形成されたら、その通話路を使用してメッセージ音声が送信されるため、従来の構成の居室親機2に新たな機能を追加する必要が無く、従来のものが使用できる。
配達先の住戸の着陸場所は、予め設定されてドローンD(到着通知装置7)及び呼出通知装置に登録されているが、玄関以外の出入口にドローンDが着地する場合は、呼出通知装置9に到着場所を撮影した画像を住戸IDテーブルの住戸IDに紐づけしてメモリ901に保存し、呼出通知装置9が予告通知及び呼出信号を居室親機2に送信する際に、この画像を併せて居室親機2に送信し、居室親機2に表示させても良い。
こうして送信された画像が居室親機2において、到着予告情報の表示と共に到着場所の画像が表示されたり、また到着情報を受けて玄関の映像と共に或いは玄関の映像に替えて、到着場所の画像が表示されることで、居室親機2の表示部201には到着する場所の画像が表示されるため、居住者は到着場所を一目で認識することができ、到着場所が一目で把握でき好ましい。
図9は内部サーバ11のブロック図を示している。内部サーバ11は図9に示すように、メッセージを記憶すると共に、住戸識別情報と住戸IDとの関係を記憶する住戸IDテーブル、更に住戸IDと居室親機とを関連づけた居室親機テーブルを記憶するメモリ111、到着通知装置7から到着通知を受信したら通知先の居室親機2に呼出信号(到着情報)を送信する制御を行うと共に、内部サーバ11を制御する内部サーバCPU112、基地局12と通信する基地局通信部113、制御機4と通信する内部サーバ通信IF114等を備えている。
ドローンDの到着通知装置7は、配達先住戸に到着したら基地局12と通信を実施し、住戸識別情報を含む到着通知を内部サーバ11に対して送信する。到着通知を受信した内部サーバ11は、内部サーバCPU112が受信した情報からまず送信元がドローンDであることを認識する。引き続き、受信した住戸識別情報を基に、住戸IDテーブルを参照して住戸IDを特定し、更に特定した住戸の居室親機2を居室親機テーブルを参照して特定し、特定した居室親機2に対して到着情報を送信する。
また、応答操作した居住者は、「荷物が届きました」のメッセージが報音されることで、状況を把握できる。更に、玄関にドローンDが着陸した場合は表示部201に表示された映像からそれを認識できる。
更に、移動物体が例えば床上を移動する搬送用ロボットのように、集合玄関から入って行く必要がある場合は、集合玄関機1に設けられている解錠受信部106に、搬送用ロボットから、例えばRFIDによる解錠信号を送信することで、集合玄関ドア5を開けて居住エリアに進むことができ、到着通知装置7を搭載することで、目的とする住戸に到着すれば、到着を居住者に通知できる。
玄関子機3a、到着通知装置7の構成は上記実施形態の構成と同様であるが、居室親機2aは上記図3に示す居室親機2の構成に加えて通信ネットワークNに接続するルータの機能を備えており、外部に設置されているサーバ13と通信が可能となっている。すなわちサーバ13に接続されている点が相違している。
ドローンDが配達先の住戸に到着したら、到着通知装置7が通信ネットワークNを介してサーバ13に住戸識別情報を含む到着通知を送信する。この到着通知を受信したサーバ13は、サーバCPU132の制御により到着通知を基にメモリ131の住戸IDテーブルを参照して住戸IDが読み取られ、把握した住戸IDから居室親機2aをメモリ131の居室親機テーブルから把握し、把握した居室親機2aに到着情報が送信される。
具体的に、サーバCPU132は通知先の居室親機2aに対して、まず呼出信号を送信する。この呼出信号を受信した居室親機2aは、親機CPU205の制御により玄関子機3aからの呼び出しと同様に呼出音が鳴動すると共に、玄関子機3aの子機カメラ301が起動してその撮像映像が表示部201に表示される。
こうして、応答操作した居住者は、表示部201に表示されている玄関の映像と、報音されたメッセージから、ドローンD等により荷物が届いたことを認識する。
Claims (8)
- 集合住宅の個々の住戸玄関に設置されて来訪者が居住者を呼び出すための玄関子機と、各住戸内に設置されて居住者が呼び出しに応答するための居室親機と、集合玄関に設置されて住戸を選択して居住者を呼び出すための集合玄関機と、前記集合玄関機と前記居室親機との間の通信を制御する制御機とを備えたインターホンシステムにおいて、
前記居室親機には、住戸IDと前記居室親機との関連付けを記憶する居室親機テーブル記憶部を有すると共に、前記玄関子機と同様の呼出信号を送信する呼出通知装置が、前記制御機を介して接続されている一方、
訪問者が携行或いは移動物体が具備して、前記玄関子機を操作すること無く前記居室親機を呼出動作させる到着通知装置と、
通信ネットワークを介して前記到着通知装置及び前記呼出通知装置と通信を実施する外部サーバと、を有し、
前記到着通知装置は、訪問先の住戸を識別する住戸識別情報を記憶する識別情報記憶部と、訪問先の住戸の玄関または出入可能エリアに到着したら、居住者に到着を通知するために前記住戸識別情報を含む到着通知を前記外部サーバに対して無線送信する送信制御部とを備える一方、
前記外部サーバは、前記住戸識別情報と住戸IDとの関係を記憶する住戸IDテーブル記憶部と、受信した前記到着通知から到着した住戸を特定し、特定した住戸IDを含む到着情報を前記呼出通知装置に送信する住戸ID通知制御部とを有し、
前記到着情報を受信した前記呼出通知装置は、前記到着情報に含まれる住戸IDから特定した前記居室親機に対して呼出信号を送信し、当該居室親機において呼出音を報音させることを特徴とするインターホンシステム。 - 前記呼出通知装置はメッセージ記憶部を有し、
前記到着情報を受けた前記呼出通知装置は、呼出信号を送信した後、所定の条件を満たしたら前記メッセージ記憶部から特定のメッセージを取り出して前記居室親機に送信し、前記居室親機が前記特定のメッセージを表示或いは報音して居住者に対して開扉を促すことを特徴とする請求項1記載のインターホンシステム。 - 前記玄関子機はカメラを備えると共に、前記居室親機は前記カメラの撮像映像を表示する表示部を有し、
前記居室親機は、前記呼出通知装置から受信した前記呼出信号をトリガとして、前記カメラの撮像映像を前記表示部に表示する表示制御部を有することを特徴とする請求項1又は2記載のインターホンシステム。 - 前記到着通知装置は、到着時刻を算出する到着時刻算出部と、事前通知制御部とを有し、
前記事前通知制御部は、前記到着時刻算出部が算出した到着時刻の一定時間前になったら、前記住戸識別情報を含む到着予告通知を前記外部サーバに送信する一方、
前記外部サーバは、前記到着予告通知を受信したら前記到着予告通知から特定した住戸IDを含む到着予告情報を前記呼出通知装置に送信し、
前記到着予告情報を受信した前記呼出通知装置は、特定された住戸の前記居室親機に対して前記到着予告情報を送信し、
前記到着予告情報を受信した前記居室親機は、予告通知動作することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のインターホンシステム。 - 前記居室親機の前記予告通知動作は、所定の条件を満たすまで継続して実施されることを特徴とする請求項4記載のインターホンシステム。
- 住戸に到着する訪問者或いは移動物体がドローンであると共に、前記住戸識別情報がGPS位置情報であり、
前記呼出通知装置は、前記ドローンが到着する住戸に複数の出入口がある場合は、前記居室親機テーブル記憶部に到着場所の画像情報が前記住戸IDに紐づけされて記憶されており、
前記呼出通知装置は、前記画像情報が紐づけされている住戸IDの前記居室親機に前記到着予告情報及び前記呼出信号が送信される際には、前記画像情報も合わせて送信し、
前記居室親機は前記画像情報を表示する画像表示部を有することを特徴とする請求項4または5記載のインターホンシステム。 - 玄関に設置されて来訪者が居住者を呼び出すための玄関子機と、住戸内に設置されて前記玄関子機からの呼び出しに居住者が応答する居室親機とを有するインターホンシステムにおいて、
前記居室親機は、前記玄関子機と同様の呼出信号を送信するサーバと通信ネットワークを介して接続されると共に、
訪問者が携行或いは移動物体が具備して、前記玄関子機を操作すること無く到着したことを居住者に通知するための到着通知装置を有し、
前記到着通知装置は、訪問先の住戸を識別する住戸識別情報を記憶する識別情報記憶部と、訪問先の前記住戸の玄関または出入可能エリアに到着したら、居住者に開扉を依頼するために前記住戸識別情報を含む到着通知を前記サーバに無線送信する送信制御部とを備える一方、
前記サーバは、前記住戸識別情報と住戸IDとを関連付けた住戸IDテーブル、及び住戸IDと前記居室親機とを関連付けた居室親機テーブルを記憶するメモリと、前記通信ネットワークを介して前記到着通知装置及び前記到着通知装置と通信する通信部とを有し、
前記到着通知を受信したら、受信した前記到着通知から特定した住戸IDの前記居室親機に対して呼出信号を送信し、当該居室親機において呼出音を報音させることを特徴とするインターホンシステム。 - 集合住宅の個々の住戸玄関に設置されて来訪者が居住者を呼び出すための玄関子機と、各住戸内に設置されて居住者が呼び出しに応答するための居室親機と、集合玄関に設置されて住戸を選択して居住者を呼び出すための集合玄関機と、前記集合玄関機と前記居室親機との間の通信を制御する制御機とを備えたインターホンシステムにおいて、
前記居室親機は、集合住宅に設置されて前記玄関子機と同様の呼出信号を送信する内部サーバと前記制御機を介して接続されていると共に、
前記内部サーバは、訪問者が携行或いは移動物体が具備して、前記玄関子機を操作すること無く到着を居住者に通知するための到着通知装置と、集合住宅内に設置された基地局を介して通信を実施し、
前記到着通知装置は、訪問先の住戸を識別する住戸識別情報を記憶する識別情報記憶部と、訪問先の前記住戸の玄関または出入可能エリアに到着した際に、居住者に開扉を依頼するために前記住戸識別情報を含む到着通知を前記内部サーバに無線送信する送信制御部とを備え、
前記内部サーバは、前記住戸識別情報と住戸IDとを関連付けた住戸IDテーブル、及び住戸IDと前記居室親機とを関連付けた居室親機テーブルを記憶するメモリと、通信ネットワークを介して前記到着通知装置及び前記到着通知装置と通信する通信部とを有し、
受信した前記到着通知に含まれる前記住戸識別情報から前記居室親機を特定し、特定した前記居室親機に対して呼出信号を送信し、当該居室親機において呼出音を報音させることを特徴とするインターホンシステム。
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