JP6915066B2 - モータドライブシステム - Google Patents

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Description

本発明は、産業機器に代表されるモータを備えたモータドライブシステムをジェスチャで操作・設定する技術に関する。
従来、タッチパネルとジェスチャ認識を組み合わせて複雑な操作を行う技術が提案されている(例えば特許文献1)。
特開2009−42796号公報
特許文献1に記載のシステムでは、ジェスチャとタッチパネル操作を組み合わせて、複雑な操作命令を直感的に生成できる。
産業機器では、誤動作してしまうと設備や人命に関わるため、ジェスチャの誤認識による誤動作は避けなければならない。
特許文献1に記載のシステムでは、もし誤認識した場合でも、そのまま命令が実行されてしまう。
すなわち、本発明の目的は、モータドライブシステムをジェスチャで操作・設定する際の安全性を向上することにある。
本願は、上記課題を解決する発明を複数含んでいるが、代表例を挙げると次のとおりである。
モータの動作状態を管理しておき、ジェスチャ認識部での認識結果とモータ動作状態との関係から動作指令の確認を行うようにする。
本発明によれば、モータドライブシステムをジェスチャで操作・設定する際の安全性を向上することができる。
実施例1に係るシステムの構成を示す構成図である。 実施例1に係るシステムの機能的構成の例を示すブロック図である。 実施例1に係る制御部のハードウェア構成を示すブロック図である。 実施例1に係る制御部が備える動作指令対応表の構成を示す図である。 実施例1に係る制御部が備えるユーザ確認要否一覧表の構成を示す図である。 実施例1に係る制御部が備えるユーザ確認方法一覧表の構成を示す図である。 実施例1に係る制御部が備えるパラメータ生成表の構成を示す図である。 実施例1に係るシステムが認識結果を取得してインバータに動作指令を出す際の処理フローを示す図である。 実施例1に係るシステムが動作指令の実行可否を確認する際の処理フローを示す図である。 実施例1に係るシステムがユーザへ確認を通知する際の処理フローを示す図である。 実施例1に係るシステムがインバータにパラメータを通知する際の処理フローを示す図である。 実施例1に係るシステムが手を認識した際の表示部の表示例を示した図である。 実施例1に係るシステムが回転ジェスチャを認識した際の表示部の表示例を示した図である。 実施例1に係るシステムが回転ジェスチャを認識して一定時間ジェスチャの継続が確認できた際の表示部の表示例を示した図である。 実施例1に係るシステムが周波数変更のジェスチャを認識した際の表示部の表示例を示した図である。 実施例1に係るシステムがロック解除ジェスチャを認識した際の表示部の表示例を示した図である。 実施例1に係るシステムがロック解除状態において周波数変更のジェスチャを認識した際の表示部の表示例を示した図である。 実施例1に係るシステムが緊急停止のジェスチャを認識した際の表示部の表示例を示した図である。 実施例2に係るシステムの機能的構成の例を示すブロック図である。 実施例2に係るインバータが備える駆動部と緊急停止受信部の構成を示す構成図である。 実施例2に係るシステムが認識結果を取得してインバータに動作指令および緊急停止信号を送信する際の処理フローを示す図である。 実施例3に係るシステムがジェスチャ認識部のエラーを取得した際の処理フローを示す図である。
図1は、実施例1に係るシステム(モータドライブシステム)の構成を示す構成図である。
なお、各図における共通の構成については同一の参照番号を付してある。また、以下に説明する各実施例は図示例に限定されるものではない。
図1は、ジェスチャ認識部10、制御部20、インバータ30、表示部40、モータ50、負荷60から構成される。ジェスチャ認識部10、制御部20および表示部40は、インバータ30、モータ50および負荷60の近くに配置される例を示している。
実施例1では、ユーザがモータ50に対して手をかざして直感的に手を動かすことで、モータ50への動作指令が出せるようになっている。具体的には、実施例1のジェスチャ認識部10は、モータ50の回転軸方向からユーザがモータ50の回転を表すジェスチャをした場合にその回転方向を認識できるように設置される。なお、ユーザがモータ50から離れている場合、モータ50から遠くに配置した表示部40にモータ50を表示し、表示部40を見ながらモータ50から離れた場所において遠隔操作をするようにしても良い。その場合、ジェスチャ認識部10は表示部40の前面側におけるユーザのジェスチャを認識できるように設置される。
また、表示部40とジェスチャ認識部10は、制御部20と有線で接続される例を図示したが、これは無線でデータをやり取りしても良い。また、表示部40は、メガネ型のウェアラブル表示装置であっても良い。また、表示部40とジェスチャ認識部10は一体型でも良い。
図2は、実施例1に係るシステムの機能的構成の例を示すブロック図である。
ジェスチャ認識部10は、手や腕、指など人間の四肢、顔や体幹の位置及び/または動きを認識する。撮像部101、マッチング処理部102、特徴量データベース103を備え、ジェスチャの種類を含むジェスチャ情報を出力する。 撮像部101は、例えば、赤外線カメラと、赤外線を照射する赤外線LED(Light Emitting Diode)から構成される。赤外線LEDが赤外線を照射して、撮像部101の近くの物体によって反射された赤外線を赤外線カメラが検出する。そして、検出した赤外線画像を出力する。なお、赤外線カメラに限定するものではなく、可視光のカメラでも良い。その場合は、赤外線LEDが赤外線を照射する必要は無い。
マッチング処理部102は、撮像部101が出力したジェスチャの画像に対して画像処理を行い、特徴量データベース103に蓄積されたデータ項目に応じたデータ、(例えば、画像中の手や指の位置や動きの座標や方向ベクトルなど)を抽出する。
位置の抽出は、例えば、赤外線画像であれば白く写っている領域の抽出、手領域の抽出、指先座標の抽出などの処理を行い、可視光のカメラから得られた画像であれば、人肌の色が写っている領域の抽出を行い、それ以降は赤外線画像と同様の処理を行うことで、手や指等の位置が抽出可能である。
動きの抽出は、撮像時刻が連続した複数の画像からジェスチャを行う手などの体の時系列の位置情報を抽出することで可能である。例えば、時刻tの画像における手の位置と、時刻t+1の画像における手の位置とを比較することにより、手がどちら方向に動いているかが抽出でき、さらに、時刻tから時刻t+nの画像における手の位置が円状に変化する場合に、手を「回転」させていることが抽出できる。
マッチング処理部102は、特徴量データベース103を参照し、撮像画像からのジャスチャ位置及び/または動きと特徴量データベース103との相関度から、ジェスチャ種類を特定し、ジェスチャ情報として出力する。
特徴量データベース103は、手の位置及び/または動きの特徴量を蓄積したデータベースであり、マッチング処理部102によって参照される。具体的には、例えば、「回転」や「フリック」などのジェスチャ種類毎に、位置及び/または動き(例えば、親指の指先を原点とした場合の人差し指の指先の相対的な座標とその時間変化など)が蓄積されている。なお、位置は相対的な距離としてもよい。また、特徴量データベース103の参照は、マッチング処理部102での処理だけでジェスチャ種類が特定できない場合にのみなされるようにしてもよい。
制御部20は、ジェスチャ認識部10から取得したジェスチャ種類を含むジェスチャ情報を用いて、インバータ用のパラメータを生成し、必要に応じてユーザの確認が取れたらインバータにパラメータ信号を送信する。インバータ30のパラメータを設定することで、モータ50の動作を様々に設定することができる。例えば、モータ50の回転を速くしたりゆっくりしたりできる。また、パラメータの値を取得することで、モータ50の回転速度など運転状態を取得できる。
また、ジェスチャ認識部10は、ウェアラブル装置であっても良い。例えば、指輪のようにユーザの手や足の指に装着する装置や、腕に装着する装置でも良い。その場合、ジェスチャ認識部10は、撮像部101の代わりに、手や指の位置及び/または動きを認識できる、例えば、加速度センサやジャイロセンサを備えても良い。
また、表示部40はタッチパネルを備えた表示装置であって、タッチパネル上をユーザが手や指でなぞる操作をジェスチャとして認識しても良い。
制御部20は、モータ動作状態管理部201、動作指令生成部202、パラメータ生成部203、通信部204、データベース(動作指令対応表205、ユーザ確認要否一覧表206、ユーザ確認方法一覧表207、パラメータ生成表208)を備えている。
モータ動作状態管理部201は、モータ50の動作状態を管理する。例えば、モータ50が停止中であるか、回転中であるか、加速中、減速中などを内部の変数として記憶している。
動作指令生成部202は、ジェスチャ認識部10からジェスチャ情報を取得し、取得したジェスチャ情報からモータ50への動作指令を決定する。実施例1では、すぐにインバータ30に送信するのではなく、まず、モータ50の動作状態と動作指令から必要に応じて、ユーザが本当に当該動作指令を意図しているのかどうかを確認する。ユーザへの確認が取れたら、インバータ30のパラメータに変換して送信する。パラメータへの変換は、後述するパラメータ生成部203に変換の指示を出す。また、パラメータの送信は、後述する通信部204に送信の指示を出す。
パラメータ生成部203は、動作指令の種類とデータからインバータに送信するパラメータを生成する。動作指令の種類は、例えば、運転開始や運転停止、周波数変更などである。動作指令のデータとは、例えば、動作指令の種類が「周波数変更」であれば、変更する周波数の値を示す。
通信部204は、インバータ30や外部機器と通信する。例えば、Modbus通信プロトコルを使って通信を行う。
動作指令対応表205は、ジェスチャ認識結果と動作指令との対応を記載した表である。
図4に、動作指令対応表205の構成例を示す。動作指令対応表205には、ジェスチャ認識結果2051に対する動作指令2052が記載されている。例えば、ジェスチャ認識結果が「手を回転する」であれば、「運転開始」の動作指令となる。なお、「鍵をかける」「鍵を開ける」というジェスチャ認識結果は、モータ50への動作指令ではなく、後述する「ロック状態」のロック解除とロックを示している。
ユーザ確認要否一覧表206は、ユーザへの確認が必要かどうかを示した一覧表である。確認の要否は、動作指令とモータ50の動作状態によって異なる。
図5に、ユーザ確認要否一覧表206の構成例を示す。ユーザ確認要否一覧表206には、動作指令2061と、モータ50の動作状態などから構成される。モータ50の動作状態としては、例えば、停止中2062、回転中(一定速度)2063、回転中(加速中)2064、回転中(減速中)2065などである。ここで、例えば、動作指令2061が「運転開始」である場合に、モータ50の動作状態が停止中2062の場合は、ユーザ確認の要否は「必要」である。これは、モータ50が停止している状態から、運転開始により回転するため、もし誤認識である場合は危険である。そのため、ユーザへの確認が必要となる。
一方、動作指令2061が「周波数変更」である場合に、モータ50の動作状態が停止中2062の場合は、ユーザ確認の要否は「否」である。これは、モータ50が停止している状態なので、周波数設定を変えても運転開始するわけではなく危険は生じない。そのため、ユーザへの確認は不要となる。
また、動作指令2061が「緊急停止」である場合は、モータ50の動作状態がいかなる場合でも、ユーザ確認の要否は「否」である。これは、緊急停止であるため、最優先で実行すべき動作指令だからである。これにより、緊急停止の動作指令は、ユーザ確認をせずに、すぐさまインバータに伝達される。
このように、動作指令とモータ50の動作状態に応じて、ユーザへの確認要否を判断することで、直感的かつ安全な機器操作入力インタフェースが実現できる。
ユーザ確認方法一覧表207は、ユーザへの確認が必要な場合にどのような方法で確認をするかについて示した一覧表である。
図6に、ユーザ確認方法一覧表207の構成例を示す。ユーザ確認方法一覧表207には、動作指令2071と、確認方法2072などから構成される。
例えば、動作指令2071が「運転開始」の場合は、確認方法2072は「一定時間継続」という確認方法となることを示している。これは、運転開始のジェスチャである手の回転動作が予め定められた一定時間の間継続して行われた場合に、ユーザの確認が取れたと判断することを示す。つまり、例えば3秒など一定時間の間、ユーザが回転のジェスチャを継続することで、制御部20は、ユーザが確実に運転開始を意図している、と判断する。
また、動作指令2071が「周波数変更」の場合は、確認方法2072は「ロック解除」という確認方法を示している。「ロック解除」は、例えば、ドアの鍵を回すようなジェスチャであり、他の動作指令のジェスチャとは異なるジェスチャである。ユーザによって「ロック解除」のジェスチャが行われた場合、制御部20は、ユーザによる確認が取れたと判断する。
パラメータ生成表208は、動作指令の種類およびデータを基にインバータに送信するパラメータを生成するための一覧表である。
図7に、パラメータ生成表(動作指令―パラメータの関係)208の構成例を示す。動作指令種類2081、動作指令データ2082、パラメータアドレス2083、パラメータデータ2084などから構成される。動作指令種類2081は、「運転開始」や「周波数変更」などといった動作指令の種類を示す。動作指令データ2082は、例えば、動作指令種類が「周波数変更」の場合、周波数をどれだけ変更するかといったデータを示す。
例えば、動作指令データが1の場合、パラメータデータ2084は、現在の値+1となる。周波数の現在の値が、例えば50であれば、周波数を51にするという動作指令となる。
なお、パラメータデータの算出方法として、動作指令データに予め定められた係数を掛け合わせた値を用いても良い。小さな手の動きのジェスチャでパラメータを大きく変えたい場合は、係数を大きくし、逆に細かい設定をしたい場合は係数を小さくする。
パラメータアドレス2083は、インバータ30が管理しているパラメータを識別するためのアドレスである。例えば、周波数の値を示すパラメータは「0x0006」というアドレスに記憶される。このアドレスに格納されているデータの値を変更することで、パラメータ値を変更できる。
また、例えば、パラメータアドレス「0x0001」のパラメータは運転状態を示し、パラメータデータが1の場合は運転の開始、パラメータデータが0の場合は運転の停止を示す。動作指令種類「緊急停止」と「運転停止」は、どちらもパラメータアドレスは「0x0001」、パラメータデータは「0」である。
次に、図8を用いて、実施例1に係るシステムがジェスチャ認識結果であるジェスチャ情報を取得してインバータに動作指令を出す際の処理フローについて説明する。
まず、制御部20はジェスチャ認識部10から認識結果であるジェスチャ情報を取得する(ステップS101)。次に、制御部20は動作指令対応表205を参照して、ジェスチャ情報に対応する動作指令を取得する(ステップS102)。そして、取得した動作指令の実行可否を確認する(ステップS103)。確認の詳細な処理フローについては、図9を用いて後述する。実行可否の確認処理の後、動作指令の実行がOKであれば(ステップS104;Yes)、インバータ30にパラメータを通知する(ステップS105)。もし、動作指令の実行がNGの場合は(ステップS104;No)、そのまま何もせずに処理を終了する。なお、パラメータ通知の詳細な処理フローについては、図11を用いて後述する。
このように、ジェスチャ認識部10から取得した認識結果から、すぐにインバータへパラメータの通知を行わずに、動作指令の実行可否の確認を行うことで、直感的かつ安全な操作が実現できる。
次に、図9を用いて、動作指令の実行可否を確認する際の処理フロー(S103及びS104)の詳細について説明する。
まず、制御部20は、モータ動作状態管理部201が管理するモータ50の動作状態を取得する(ステップS201)。モータ動作状態管理部201は、モータ50の動作状態をインバータ30に問い合わせて取得する。具体的には、Modbus通信などを用いて、インバータ30内の記憶部のうち運転状態が格納されたアドレスの値を取得する。例えば、0x0021のアドレスが運転状態を示し、その値が「1」であれば運転中、「0」であれば停止中と判断する。また、0x0022のアドレスが周波数の目標値f0、0x0023のアドレスが周波数の現在値f1を示し、周波数目標値f0>周波数現在値f1であれば加速中、周波数目標値f0<周波数現在値f1であれば減速中である、と判断する。このようにして、制御部20はモータ50の動作状態を得られる。
次に、制御部20は、ユーザ確認要否一覧表206を参照して、動作指令の確認の要否を取得する(ステップS202)。
例えば、図5に示したユーザ確認要否一覧表206では、動作指令が「運転開始」の場合、モータ50の動作状態が「停止中」であればユーザへの確認要否は「必要」となる。運転開始は、ユーザが意図せずに通知されては危険であるため、ユーザの確認を取って確実にユーザの意図した動作指令であることを制御部20が確認する。一方、動作指令が「緊急停止」であった場合は、モータ50の動作状態がいずれの場合でもユーザの確認要否は「否」となる。緊急停止は、ユーザへの確認を待たずにいち早く動作指令を出し安全な状態にすることが重要なためである。
このように、制御部20がユーザ確認要否一覧表206を参照することによって、運転開始などの危険を生じる動作指令は確実に、かつ緊急停止の動作指令は早急にインバータ30に伝えることができる。これにより、ユーザはジェスチャを用いて直感的かつ安全にモータ50へ動作指令を出すことができる。
そして、ユーザへの確認が必要であった場合(ステップS203;Yes)、ユーザへの確認を通知する(ステップS204)。通知の詳細な処理フローについては、図10を用いて後述する。また、ユーザへの確認が不要であった場合(ステップS203;No)、動作指令実行がOKであると判断して、本実行可否確認処理を終了する。そして、図8で示した処理(ステップS104)に戻って処理を続ける。
ユーザへの確認を通知した後に、ユーザによる確認が検出できた場合は(ステップS205;Yes)、動作指令実行がOKであると判断して、本実行可否確認処理を終了する。もし、ユーザによる確認が検出できなかった場合は(ステップS205;No)、動作指令実行がNGであると判断して、本実行可否確認処理を終了する。
次に、図10を用いて、ユーザへ確認を通知する際の処理フロー(S204)の詳細について説明する。
まず、制御部20が動作指令およびモータ50の動作状態を取得する(ステップS301)。そして、ユーザ確認方法一覧表207を参照して、ユーザへの確認方法を取得する(ステップS302)。
例えば、運転開始や運転停止であれば「一定時間継続」、周波数変更や回転方向の変更であれば「ロック解除」の動作によりユーザに確認を取る。
取得したユーザへの確認方法が「一定時間継続」であれば(ステップS302;一定時間継続)、表示部40にゲージを表示する(ステップS303)。ゲージは、例えば、横長の長方形やタコメータのようなものであり、ジェスチャ動作が継続している間だけ、時間経過とともに100%に近づくようなアニメーションと共に表示する。ユーザはこのゲージを見ることで、ジェスチャを継続させる必要があることを認識する。
なお、表示部40にゲージを表示する表示画面例は、図13および図14に示す。
そして、一定時間ジェスチャ動作が継続した場合は(ステップS304;Yes)、ユーザによる確認が得られたと判断する(ステップS305)。もし、一定時間経過する前にジェスチャ動作が中断された場合は(ステップS305;No)、ユーザへの確認が得られなかったと判断する(ステップS310)。
また、取得したユーザへの確認方法が「ロック解除」であれば(ステップS302;ロック解除)、表示部40にロック解除の動作方法を表示する(ステップS306)。ロック解除の動作方法は、例えば、手で鍵を回すような画像またはアニメーションを表示する。また、「モータが回転中です。誤認識ではないことを確認し、ロックを解除してください」などといった注意喚起の文言を表示しても良い。ユーザはこれらの表示を見ることで自分が行ったジェスチャと機械が認識したジェスチャが一致していることを確認し、また動作指令を伝えるためにはロック解除が必要なことを認識する。
なお、表示部40にロック解除の動作方法を表示した表示画面例を、図15および図16に示す。
そして、ロック解除動作を検出した場合は(ステップS307;Yes)ステップS305に進み、検出できなかった場合は(ステップS307;No)ステップS310に進んでそれぞれ処理を実行する。
また、取得したユーザへの確認方法が「複数人」であれば(ステップS302;複数人)、表示部40に複数人による動作方法を表示する(ステップS308)。例えば、「複数人で同時にジェスチャを行ってください」といった文言を表示部40に表示する。ユーザはこの表示を見ることで、複数人で同時にジェスチャを行うことが必要であると認識する。複数人でのジェスチャは、例えば、ジェスチャ認識部10によって、右手が2本検出できたら複数人でのジェスチャとして認識する。
そして、複数人での動作を検出した場合は(ステップS309;Yes)ステップS305に進み、検出できなかった場合は(ステップS309;No)ステップS310に進んでそれぞれ処理を実行する。
また、図11を用いて、インバータ30にパラメータを通知する際の処理フロー(S105)の詳細について説明する。
まず、制御部20がジェスチャ認識部10からジェスチャ認識結果を取得して、動作指令の種類およびデータを取得する(ステップS401)。次に、制御部20がパラメータ生成表208を参照して、パラメータのアドレスとパラメータのデータを取得する(ステップS402)。そして、パラメータデータのエラーチェックを行う(ステップS403)。もしパラメータのデータにエラーが無かったら(ステップS404;Yes)、制御部20の通信部204は、インバータ30の通信部301にパラメータのアドレスとパラメータのデータを送信する(ステップS405)。もしパラメータのデータにエラーがあった場合は(ステップS404;No)、エラーを通知して(ステップS406)、処理を終了する。
インバータ30は、通信部301、パラメータ管理部302、駆動部303を備え、モータ50に電力を供給して動作させる。
通信部301は、制御部20やその他の外部機器とデータのやり取りを行う。例えば、パラメータのデータを送受信する。ModbusやEtherCAT、TCP/IPなど複数の通信プロトコルを利用可能にするために複数備えても良い。
パラメータ管理部302は、インバータ30の内部に記憶しているパラメータを管理する。通信部301が取得したパラメータ情報をインバータ30の内部に記憶しているパラメータに反映したり、インバータ30の内部に記憶しているパラメータの情報を通信部301に出力して外部機器に送信したりする。
駆動部303は、モータ50にトルクを与えるための電力を供給するものである。
次に、実施例1に係る制御部20のハードウェア構成について、図3を用いて説明する。制御部20は、処理部211、記憶部212、操作部213、通信部214、表示部215などから構成される。
処理部211は、例えば、CPU(Central Processing Unit)とCPU上で動作するプログラムで構成される。例えば、モータ動作状態管理部201、動作指令生成部202、パラメータ生成部203の処理プログラムを実行する。
記憶部212は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)、補助記憶装置等の適宜の記憶装置によって構成され、各種データ及び各種プログラムを記憶する。例えば、動作指令対応表205やユーザ確認要否一覧表206を記憶する。また、記憶部212は、処理部211の作業領域も有する。記憶部212は、内蔵されるメモリ又は取り外し可能な外部メモリからの少なくとも一方から構成されてもよい。また、記憶部212は、処理部211がアクセス可能であればその機能の一部を外部に設けたものであってもよい。
操作部213は、例えば、タッチパネルやキーボード、マイクなどから構成され、ユーザの入力を受け付ける。
通信部204は、他の情報処理装置とデータのやり取りを行う。制御部20がインバータ30や、インターネットや他の情報処理装置などにアクセスするための通信処理等を行う。また、通信部204は1つのみを使用する場合に限らず、例えば、Modbus、EtherCAT、CDMA(Code Division Multiple Access)、LTE(Long Term Evolution)、無線LAN等の複数の通信方式を利用可能にするために複数備えても良い。
表示部215は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)等で構成され、画像や情報を表示する。
図12に、表示部40の表示画面例を示す。
表示部40には、モータ50の動作状態などを示した状態表示400、ジェスチャの動作方法を示したアイコン401〜405、ユーザの手の認識結果406などを表示する。認識結果406の手の表示は、認識した手の位置座標に基づいて、画面のどこに表示するかを制御部20が決定する。例えば、手の位置座標がx=10、y=20であれば、表示部40の予め定められた基準点の座標、例えば、x=300、y=10、に手の位置座標を足して、x=310、y=30の座標に手の認識結果406を表示する。これにより、ユーザの手の動きに合わせて手の認識結果406が表示され、直感的に操作することができる。
図13に、表示部40にゲージを表示した際の表示画面例を示す。ユーザにより回転開始のジェスチャがなされたことを示すために、「回転開始」のアイコンの周囲に、枠アイコン407が表示される。
ゲージアイコン408は、動作継続時間を示す。ユーザによるジェスチャが継続している場合は、ゲージアイコン408の黒い部分が右方向に領域が膨らむようなアニメーションを表示する。また、通知アイコン409は、ユーザにジェスチャ継続を促すために表示する通知である。
ユーザによるジェスチャが継続されて、ゲージがいっぱいになった際の表示部40の表示画面例を図14に示す。ゲージアイコン408の黒い部分が全領域に満たされている。また、通知アイコン409には、継続が確認できた旨が表示される。また、モータ50の状態表示400の「モータ動作状態」は「回転中」と表示される。
図15に、ユーザにより周波数を上げるジェスチャがなされた際の表示部40の表示画面例を示す。ユーザにより周波数を上げるジェスチャがなされたことを示すために、「周波数アップ」のアイコンの周囲に、枠アイコン407が表示される。
通知アイコン409には、モータ50が回転中のためロック解除を促す旨が表示される。また、その近くには、ロック解除の動作を示すアイコン410が表示される。ユーザは、アイコン410を見ることでロック解除の方法を知ることができる。
そして、ユーザによりロック解除のジェスチャがなされた際の表示部40の表示画面例を図16に示す。通知アイコン409には、ロックを解除した旨の文言が表示される。また、モータ50の状態表示400の「モータ動作状態」は「回転中(ロック解除)」と表示され、ロックが解除された状態であること示す表示を行う。
その後、ユーザによって再度周波数を上げるジェスチャがなされた際の表示部40の表示画面例を図17に示す。アイコン411に、設定変更された周波数の値が表示される。本画面では、周波数が56Hzに設定されたことを示している。ユーザが手を上下に移動する度に、ユーザの手の位置に応じて周波数の値が変更される。
図18に、ユーザにより緊急停止を示すジェスチャがなされた際の表示部40の表示画面例を示す。ユーザの両手を認識して、手の認識結果406および認識結果412が表示される。また、通知アイコン409には、緊急停止をする旨が表示される。また、モータ50の状態表示400の「モータ動作状態」は「停止中」と表示される。
このように、ジェスチャの動作方法を示したアイコンにより、ユーザは直感的にモータ50の動作指令を出すことができる。また、モータ50の動作状態も簡単に把握できるため、直感的にモータ50を操作することができる。
また、モータ50の動作指令を行うジェスチャは通常片手のジェスチャで構成される。一方、緊急停止の動作指令を行うジェスチャは両手を使ったジェスチャであり、通常の動作指令と明確に分かれている。これにより、ユーザは緊急停止の際に、両手をかざすだけで良く直感的である。また、ジェスチャ認識部10としては、両手があるか、片手だけあるかという差は明確に異なるため、両者の違いははっきりしており、誤認識する可能性を下げられる。
次に、緊急停止のジェスチャを認識した場合に、インバータ30に対して運転停止のパラメータ設定を送信するだけでなく、緊急停止信号も送信することで確実にモータ50を停止させる実施例について説明する。
インバータ30やサーボなどのモータ制御装置を対象とした機能安全規格IEC61800−5−2には、モータ50へのトルクを遮断する機能(STO:Safe torque off)や、モータ50を減速停止させてからSTOを実行する機能(SS1:Safe stop 1)など様々な安全機能が規定されている。
実施例2では、インバータ30が搭載するSTOやSS1といった安全停止機能を利用するものである。
図19は、実施例2に係るシステムの機能的構成の例を示すブロック図である。
制御部20は、実施例1に記載した構成部の他に、緊急停止送信部220を備える。また、インバータ30は、実施例1に記載した構成部の他に、緊急停止受信部320を備える。
緊急停止受信部320は、駆動部303と接続される。緊急停止受信部320は、緊急停止の信号を受信すると、駆動部303がモータ50にトルクを与えるために供給している電力を遮断する。これにより、モータ50はトルクが供給されなくなり、回転が停止する。
図20は実施例2に係るインバータ30に含まれる駆動部303と緊急停止受信部320の構成を示す図の例である。図20を用いて、モータ50の駆動と緊急停止の仕組みを説明する。
緊急停止受信部320は、STO信号受信部321、STO信号受信部322から構成される。STO信号受信部321は、緊急停止信号を受信するための端子であり、緊急停止送信部から出力される緊急停止信号を駆動部303に送信する。STO信号受信部322も同様に構成される。
駆動部303は、ゲート駆動部3035、整流回路部3032、直流平滑回路部3033、インバータ部3034、本体制御部3030から構成される。
整流回路部3032は、例えばダイオードブリッジで構成され、外部の交流電源70から供給される交流電圧を直流電圧に変換する。
直流平滑回路部3033は、例えばコンデンサで構成され、整流回路部3032で変換された直流電圧を平滑化する。
インバータ部3034は、例えば6つのIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)で構成され、直流平滑回路部3033で平滑化された直流電圧を交流電圧に変換する。
ゲート駆動部3035は、例えばゲートドライバIC(Integrated Circuit)で構成され、インバータ部3034のIGBTを駆動する。
本体制御部3030は、PWM(Pulse Width Modulation)制御信号を出力する。例えば、CPU上で動作するプログラムである。本体制御部3030は、PWM制御信号をゲート駆動部3035に出力し、ゲート駆動部3035は受信したPWM制御信号をインバータ部3034に出力する。インバータ部3034は、受信したPWM制御信号を用いてPWM制御された交流電圧を生成し、モータ50に供給する。これにより、モータ50の駆動制御が可能となる。
また、ゲート駆動部3035はSTO信号受信部321、322から緊急停止信号を受信する。緊急停止信号を受信したゲート駆動部3035は、インバータ部3034に供給するPWM制御信号を遮断する。これにより、インバータ部3034がモータ50に供給する電圧のPWM制御も遮断され、モータ50のトルクが発生しなくなる。
このようにして、駆動部303はモータ50へのトルク供給を止め、モータ50を停止させる。
次に、実施例2に係るシステムが認識結果を取得してインバータ30に動作指令および緊急停止信号を送信する際の処理フローについて、図21を用いて説明する。
まず、図8と同様の処理を行って、ジェスチャ認識結果を取得し(ステップS101)、動作指令を取得する(ステップS102)。
そして、取得した動作指令の種類が「緊急停止」であるかどうかを判断し「緊急停止」であった場合(ステップS501;Yes)、緊急停止送信部220が緊急停止信号を送信する(ステップS502)。もし、動作指令の種類が「緊急停止」以外だった場合は(ステップS501;No)、何も行わない。その後は、図8のステップS103以降と同様の処理を実行する。
このように、緊急停止信号を送信することで、確実にモータ50を停止することができるため、より安全になる。
次に、ジェスチャ認識部10のエラーを受信した場合や、ジェスチャ認識部10から認識結果が取得できなかった場合に、インバータ30に対して緊急停止信号を送信する実施例について説明する。
図22を用いて、実施例3に係るシステムがジェスチャ認識部のエラーを取得した際の処理フローについて説明する。
まず、制御部20がジェスチャ認識部10に、認識結果を問い合わせる(ステップS600)。そして、認識結果が取得できた場合は(ステップS601;Yes)、ステップS102に進み、それ以降は図8のステップS102以降と同様の処理を行う。
もし、認識結果が取得できなかった場合は(ステップS601;No)、タイムアウトかどうかを確認する(ステップS602)。そして、もしタイムアウトが発生した場合は(ステップS602;Yes)、緊急停止送信部220が緊急停止信号を送信する(ステップS605)。
もしタイムアウトが発生しなかった場合は(ステップS602;No)、ジェスチャ認識部10からエラーを取得したかどうかを確認する(ステップS603)。
ジェスチャ認識部10が出力するエラーとは、例えば、撮像部101のカメラレンズが汚れていることを示す「カメラ汚染エラー」や、ジェスチャ認識部10と制御部20との間のデータの通信速度が著しく遅いことを示す「通信速度低下エラー」などである。
これらのエラーが発生すると、ジェスチャ認識部10から正しくジェスチャ認識結果を取得できないため、ユーザがいくら緊急停止のジェスチャを行ったとしても、制御部20はそのジェスチャを取得できないため、モータ50を停止できない。このような危険な状態に陥らないために、ジェスチャ認識部10のエラーを検出したら緊急停止信号を送信して、モータ50を停止させ、安全な状態にしておく。
ジェスチャ認識部10からエラーを取得した場合は(ステップS603;Yes)、緊急停止送信部220が緊急停止信号を送信する(ステップS605)。
もし、ジェスチャ認識部10からエラーの取得もできなかった場合は(ステップS603;No)、予め定められた時間間隔だけwait処理を行い(ステップS604)、再びジェスチャ認識部10に認識結果を問い合わせる(ステップS600)。
このように、ジェスチャ認識部10がエラー状態になった際に、緊急停止信号を送信することで、モータ50を停止されられるため、より安全性が向上する。
なお、ジェスチャ認識部10からエラーを取得した際に、緊急停止信号を送信する代わりに、表示部40にエラーを通知する旨を表示して、ユーザに知らせるようにしても良い。このようにすることで、モータ50の動作を継続でき、システムの可用性が向上する。
なお、制御部20の機能は、インバータ30に備えた構成にしても良い。
10 ジェスチャ認識部
20 制御部
30 インバータ
40 表示部
50 モータ
60 負荷
101 撮像部
102 マッチング処理部
103 特徴量データベース
201 モータ動作状態管理部
202 動作指令生成部
203 パラメータ生成部
204 通信部
205 動作指令対応表
206 ユーザ確認要否一覧表
207 ユーザ確認方法一覧表
208 パラメータ生成表
211 CPU
212 記憶部
213 操作部
214 通信部
215 表示部
301 通信部
302 パラメータ設定部
303 駆動部
320 緊急停止受信部
321 STO信号受信部
322 STO信号受信部
3030 本体制御部
3032 整流回路部
3033 直流平滑回路部
3034 インバータ部
3035 ゲート駆動部
400 状態表示
401〜405 アイコン
406 手の認識結果
407 枠アイコン
408 ゲージアイコン
409 通知アイコン
410 ロック解除の動作を示すアイコン
411 アイコン
412 手の認識結果

Claims (6)

  1. モータに電源を供給するインバータと、
    ジェスチャを認識するジェスチャ認識部と、
    モータの動作状態を管理するモータ動作状態管理部と、
    前記ジェスチャ認識部で認識したジェスチャから動作指令を生成する動作指令生成部と、
    該動作指令生成部が生成した該動作指令に基づいて該インバータのパラメータを生成するパラメータ生成部と、
    該動作指令とモータ動作状態との関係から、該動作指令の実行可否に対するユーザの確認要否を示すユーザ確認要否一覧を保持したデータベースと、
    を備え、
    前記動作指令生成部は、
    前記ユーザ確認要否一覧を参照して、生成した動作指令の実行可否をユーザに確認するか判断し、
    生成した動作指令が緊急停止の場合は、モータ動作状態がいかなる場合でも該動作指令が実行可能と判断すること、
    を特徴とするモータドライブシステム。
  2. モータに電源を供給するインバータと、
    ジェスチャを認識するジェスチャ認識部と、
    モータの動作状態を管理するモータ動作状態管理部と、
    前記ジェスチャ認識部で認識したジェスチャから動作指令を生成する動作指令生成部と、
    該動作指令生成部が生成した該動作指令に基づいて該インバータのパラメータを生成するパラメータ生成部と、
    該動作指令とモータ動作状態との関係から、該動作指令の実行可否に対するユーザの確認要否を示すユーザ確認要否一覧を保持したデータベースと、
    を備え、
    前記動作指令生成部は、
    該ユーザ確認要否一覧を参照して、生成した動作指令の実行可否をユーザに確認するか判断し、
    該ユーザ確認要否一覧を参照して、ユーザへの確認が必要と判断した際に、予め定められた一定時間間隔だけジェスチャ動作が継続した場合に、ユーザの確認が検出できたと判断すること、
    を特徴とするモータドライブシステム。
  3. 前記動作指令生成部は、該ユーザ確認要否一覧を参照して、ユーザへの確認が必要と判断した際に、予め定められたロック解除動作を示すジェスチャが検出できた場合に、ユーザの確認が検出できたと判断すること、
    を特徴とする請求項1に記載のモータドライブシステム。
  4. モータに電源を供給するインバータと、
    ジェスチャを認識するジェスチャ認識部と、
    モータの動作状態を管理するモータ動作状態管理部と、
    前記ジェスチャ認識部で認識したジェスチャから動作指令を生成する動作指令生成部と、
    該動作指令生成部が生成した該動作指令に基づいて該インバータのパラメータを生成するパラメータ生成部と、
    該動作指令とモータ動作状態との関係から、該動作指令の実行可否に対するユーザの確認要否を示すユーザ確認要否一覧を保持したデータベースと、
    緊急停止信号を送信する緊急停止送信部と、を備え、
    前記動作指令生成部は、
    該ユーザ確認要否一覧を参照して、生成した動作指令の実行可否をユーザに確認するか判断し、
    生成した動作指令が緊急停止の場合は、緊急停止信号を送信すること、
    を特徴とするモータドライブシステム。
  5. モータに電源を供給するインバータと、
    ジェスチャを認識するジェスチャ認識部と、
    モータの動作状態を管理するモータ動作状態管理部と、
    前記ジェスチャ認識部で認識したジェスチャから動作指令を生成する動作指令生成部と、
    該動作指令生成部が生成した該動作指令に基づいて該インバータのパラメータを生成するパラメータ生成部と、
    該動作指令とモータ動作状態との関係から、該動作指令の実行可否に対するユーザの確認要否を示すユーザ確認要否一覧を保持したデータベースと、
    緊急停止信号を送信する緊急停止送信部と、を備え、
    前記動作指令生成部は、
    該ユーザ確認要否一覧を参照して、生成した動作指令の実行可否をユーザに確認するか判断し、
    前記ジェスチャ認識部からエラーを受信した場合に、緊急停止信号を送信すること、
    を特徴とするモータドライブシステム。
  6. モータに電源を供給するインバータと、
    ジェスチャを認識するジェスチャ認識部と、
    モータの動作状態を管理するモータ動作状態管理部と、
    前記ジェスチャ認識部で認識したジェスチャから動作指令を生成する動作指令生成部と、
    該動作指令生成部が生成した該動作指令に基づいて該インバータのパラメータを生成するパラメータ生成部と、
    該動作指令とモータ動作状態との関係から、該動作指令の実行可否に対するユーザの確認要否を示すユーザ確認要否一覧を保持したデータベースと、
    緊急停止信号を送信する緊急停止送信部と、を備え、
    前記動作指令生成部は、
    該ユーザ確認要否一覧を参照して、生成した動作指令の実行可否をユーザに確認するか判断し、
    前記ジェスチャ認識部から予め定められた時間間隔だけ待っても認識結果が得られない場合に、緊急停止信号を送信すること、
    を特徴とするモータドライブシステム。
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