JP6914825B2 - ゲートドライブ回路 - Google Patents
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Description
本発明の実施形態の要旨としては、少なくとも以下のものが含まれる。
各スイッチをこのように動作させることで、入力電圧から所望のゲート駆動電圧への変圧(昇降圧)を行い、かつ、回生を行うことができる。
この場合、第1スイッチを開路してから第2スイッチを閉路することにより、電源の電圧をバイアス電圧とせずに、必要なゲート駆動電圧を与えることができる。
であることが好ましい。
このような時間設定により、所望のゲート駆動電圧を正確に出力することができる。
各スイッチをこのように動作させることで、入力電圧から所望のゲート駆動電圧への変圧(昇圧)を行い、かつ、回生を行うことができる。なお、この場合、電源の電圧がバイアス電圧となり、高い電圧を得るには好適である。但し、昇圧のみの動作となる。
であることが好ましい。
このような時間設定により、電源の電圧をバイアス電圧とする場合に、所望のゲート駆動電圧を正確に出力することができる。
この場合、第3スイッチが、第3ダイオードの順方向電圧による損失を低減することができる。
この場合、ゲートがGND接続されるので、ゲート電圧がノイズ等に影響されること無く安定する。
以下、本発明の実施形態に係るゲートドライブ回路について、図面を参照して説明する。
《回路構成》
図1は、第1実施形態に係るゲートドライブ回路1の回路構成の一例を示す回路図である。
ゲートドライブ回路1には、電源2から直流の入力電圧Vin(例えば5V)が与えられる。ゲートドライブ回路1の出力側には、当該ゲートドライブ回路1の駆動制御対象であるパワー半導体デバイスQ1が接続されている。パワー半導体デバイスQ1は、例えばMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field Effect Transistor)であり、ゲートドライブ回路1の出力電圧は、ゲートーソース間の電圧すなわち、ゲート駆動電圧VGS(例えば20V)として与えられる。ゲートドライブ回路1は、機能的に大別すると、スイッチング部1aと、制御部1cとによって構成されている。
次に、上記のように構成されたゲートドライブ回路1の動作について説明する。
図2は、制御部1cの制御による、第1スイッチS1〜第4スイッチS4のオン(Hレベル)/オフ(Lレベル)動作と、ゲート駆動電圧VGSの変化とを例示するタイムチャートである。上端のC’,A,B,C,B’,A’,C’は、後述の状態を文字で表している。各状態の対応する期間が、それぞれ、下端の期間TC’,TA,TB,TC,TB’,TA’,TC’となる。
図3は、図1から説明上必要な部分のみを抜き出した回路図であり、図2中のゲート駆動状態が状態C’の回路図である。図3において、出力ポートP2に接続されたキャパシタンスCGSは、図1中のパワー半導体デバイスQ1のゲート−ソース間容量を示している(以下、図4〜8,図11,15も同様。)。
図4は、図2中のゲート駆動状態が、状態Aの回路図である。すなわち、ゲートドライブ開路1は、図3の状態C’から図4の状態Aに遷移する。制御部1cは、図3の状態C’から第1スイッチS1を閉路する(なお、状態C’で第3スイッチS3を開路していた場合は、第1スイッチS1を閉路するより前に第3スイッチS3を閉路しておく。)。
図5は、図2中のゲート駆動状態が、状態Bの回路図である。すなわち、ゲートドライブ回路1は、図4の状態Aから図5の状態Bに遷移する。具体的には、状態Aから第1スイッチS1を開路したのち、第2スイッチS2を閉路し、その後、第3スイッチS3を開路して状態Bに遷移させる。なお、第2スイッチS2は閉路/開路のどちらでもよいが、立ち下がり時には閉路する必要があり、かつ、ダイオードD2の順方向電圧による損失を低減するために閉路しておくことが望ましい。第2スイッチS2を閉路するタイミングは第3スイッチS3を開路した後でもよい。
図6は、図2中のゲート駆動状態が、状態Cの回路図である。状態Bから状態Cへは自動的に切り替わるため、各スイッチを制御する必要はない。すなわち、図5と同様に、第1スイッチS1が開路、第2スイッチS2が閉路、第3スイッチS3が開路、第4スイッチS4が開路のままである。なお、第2スイッチS2及び第3スイッチS3は、閉路/開路のどちらでもよいが、次の状態では第2スイッチS2は閉路、第3スイッチS3は開路にする必要があるため、図6の状態にしておくことが望ましい。
まず、図6の状態C、すなわち第1スイッチS1が開路、第2スイッチS2が閉路、第3スイッチS3が開路、第4スイッチS4が開路の状態(なお、第2スイッチS2が開路若しくは第3スイッチS3が閉路、又は、その両方の場合は、遷移前に予め図6の状態にする。)から、状態B’に遷移させる。
図7は、図2中のゲート駆動状態が、状態B’の回路図である。ゲートドライブ回路1は、状態Cから第4スイッチS4を閉路して状態B’に遷移する。状態B’では、キャパシタンスCGSに蓄えられた電力によりインダクタLに電流を流して、電力をインダクタLに戻す。このとき、インダクタンスLとキャパシタンスCGSは共振しており、ゲート駆動電圧VGSの立ち下がり波形は、インダクタンスLとキャパシタンスCGSの共振周波数のsin波の1/4周期分(位相π/2→π)と等しくなる。
ゲート駆動電圧VGSが0Vになったとき、ゲートドライブ回路1は、状態B’から状態A’に遷移する。
図8は、図2中のゲート駆動状態が、状態A’の回路図である。すなわち、図7の状態B’から第4スイッチS4を開路したのち、第3スイッチS3を閉路し、その後、第2スイッチS2を開路して、状態A’に遷移させる。なお、第3スイッチS3は閉路/開路のどちらでもよいが、立ち上がり時に閉路する必要があり、かつ、ダイオードD3の順方向電圧による損失を低減するために閉路しておくことが望ましい。第3スイッチS3を閉路するタイミングは、第2スイッチS2を開路した後でもよい。
その後、回生し終えると図3の状態C’となる。
上記のような所望の動作を実現するための回路定数設計について説明する。まず、インダクタンスLの設計方法から説明する。
所望のゲート駆動電圧を例えばVoutとし、所望の立ち上がり時間(状態Bの時間)をTBとする。ここで、立ち上がり時間TBはゲート駆動電圧VGSが0VからVoutに遷移する時間と定義する。従って、立ち上がり時間は状態Bの時間となる。立ち上がり時間TBは、インダクタンスLとキャパシタンスCGSの共振周波数のsin波の1/4周期分(位相0→π/2)であるため、共振周波数をfrとすると、以下の関係となる。
ここで、fr=1/√(LCGS)を代入してLについて解くと、
L=4TB 2/(π2CGS) ・・・(2)
となる。
式(2)より、所望のTBと出力ポートP2に接続するパワー半導体デバイスQ1のキャパシタンスCGSよりインダクタンスLを設計することができる。なお、立ち下がり時間(状態B’の時間)TB’は、立ち上がり時間TBと等しいため、
TB’=TB=(π/2)√(LCGS) ・・・(3)
である。
状態Aが開始してから時間TA経過後にインダクタンスLに流れる電流をI0とすると、I0は、
I0=(Vin/L)TA ・・・(4)
となる。時間TA経過後に状態Bに遷移したとき、インダクタンスLからキャパシタンスCに流れる電流ICは、状態Bに遷移した時からの時間をtとすると、
IC=I0cos(ωrt) ・・・(5)
となるため、ゲート駆動電圧VGSは前記電流ICと前記共振周波数frを用いて以下の式(6)となる。
・・・(10)
である。このような時間設定により、所望のゲート駆動電圧を正確に出力することができる。
所望のデューティ比をD(0≦D≦1)とし、ゲート駆動電圧の周波数(スイッチング周波数)をfswとすると、所望の閉路時間Tonと、開路時間Toffとは、それぞれ以下のようになる。
Ton=D/fsw
Toff=(1−D)/fsw
TC=(D/fsw)−2TB ・・・(11)
となる。また、ゲート駆動電圧が0Vの期間は、状態A、A’、C’を足した期間すなわち、Toff=TA+TA’+TC’であるから、時間TC’は、
TC’={(1−D)/fsw}−TA−TA’ ・・・(12)
となる。
図10は、入力電流Iinの1周期分の波形である。電流を供給する際の向きを正、回生する際の向きを負、としている。図10により、回生が行われていることがわかる。正の電流(供給)よりも負の電流(回生)が若干小さい原因は、回路内の損失である。
次に、第2実施形態にかかるゲートドライブ回路について説明する。
図11は、第2実施形態にかかるゲートドライブ回路において、制御部1cの制御による、第1スイッチS1〜第4スイッチS4のオン(Hレベル)/オフ(Lレベル)動作と、ゲート駆動電圧VGSの変化とを例示するタイムチャートである。第2実施形態にかかるゲートドライブ回路の回路構成は、第1実施形態と同じであるが、制御のタイミングが少し異なる。すなわち、図1に示すゲートドライブ回路のままで、回路中のスイッチの制御タイミングを変更することにより、状態Aの期間TAを短縮することが可能である。具体的には、図11では、図2には無い状態B2が、状態Aと状態Cとの間にある。
まず、状態C’の状態(初期状態)は第1実施形態と同じであり、図3に示される。すなわち、第1スイッチS1、第2スイッチS2、第4スイッチS4がそれぞれ開路であり、第3スイッチS3が閉路である。なお、第1実施形態と同様に、第2スイッチS2及び第3スイッチS3は閉路/開路のどちらでもよいが、次の状態では第2スイッチS2は開路に、第3スイッチS3は閉路にする必要があるため、予め図3の状態にしておくことが望ましい。
次に、ゲートドライブ回路1は、状態C’(図3)から状態A(図4)に遷移する。制御部1cは第1実施形態と同様に、状態C’から第1スイッチS1を閉路して状態Aに遷移させる(なお、状態C’で第3スイッチS3を開路していた場合は、第1スイッチS1を閉路するより前に第3スイッチS3を閉路しておく)。時間TAの長さを制御することによって電流I0を、所望の値に制御することができる。電流I0が所望の値に達したとき、状態Aから状態B2(Bではない。)に遷移させる。
図12は、図11中のゲート駆動状態が、状態B2の回路図である。状態A(図4)から、制御部1cは、第1スイッチS1及び第2スイッチS2についてはそれぞれ閉路及び開路のままとし、第3スイッチS3を開路して状態B2(図12)に遷移させる。
各スイッチを上記第2実施形態のように動作させることで、入力電圧から所望のゲート駆動電圧への変圧(昇圧)を行い、かつ、回生を行うことができる。なお、この場合、電源2の電圧がバイアス電圧となり、高い電圧を得るには好適である。但し、昇圧のみの動作となる。
まず、インダクタンスLの設計方法は、立ち上がり時間TBが第1実施形態と概ね同じであるため、省略する。
次に、状態Aの時間TAの設計方法について説明する。
状態Aが開始してから時間TA経過後にインダクタンスLに流れる電流をI0及び時間TA経過後に状態Bに遷移したとき、LからCに流れる電流ICは実施例1と同様に、式(4)及び式(5)で表される。
・・・(14)
となり、時間TAは以下のようになる。
・・・(15)
式(15)の時間設定により、電源2の電圧をバイアス電圧とする場合に、所望のゲート駆動電圧を正確に出力することができる。
但し、Vout<Vinのとき、TA<0となるため、降圧はできず、昇圧のみである。
図14は、入力電流Iinの1周期分の波形である。電流を供給する際の向きを正、回生する際の向きを負、としている。図14により、第1実施形態と同様に回生が行われていることがわかる。正の電流(供給)よりも負の電流(回生)が小さい原因は、回路内の損失である。
次に、第3実施形態にかかるゲートドライブ回路について説明する。
図15は、第3実施形態にかかるゲートドライブ回路において、制御部1cの制御による、第1スイッチS1〜第4スイッチS4のオン(Hレベル)/オフ(Lレベル)動作と、ゲート駆動電圧VGSの変化とを例示するタイムチャートである。第3実施形態にかかるゲートドライブ回路の回路構成も、第1実施形態と同じであるが、制御のタイミングが少し異なる。すなわち、図1に示すゲートドライブ回路のままで、回路中のスイッチの制御タイミングを変更することにより、ポートP2の電位をGNDに落とし、ノイズ耐性を向上させることが可能である。具体的には、図15は、図2と比較して、期間C3’,A3,A3’が異なる。
図16は、図15中のゲート駆動状態が、状態C3’の回路図である。この状態では第1スイッチS1、第2スイッチS2が共に開路であり、第3スイッチS3、第4スイッチS4が共に閉路である。第3スイッチS3及び第4スイッチS4が閉路であるとき、出力ポートP2がGNDに接続されるため電位が安定し、ノイズ耐性を向上させることができる。第2スイッチS2及び第3スイッチS3は閉路/開路でもどちらでもよいが、次の状態では第2スイッチS2は開路、第3スイッチS3は閉路にする必要があるため、図16の状態にしておくことが望ましい。
図17は、図15中のゲート駆動状態が、状態A3の回路図である。ゲートドライブ回路1は、状態C3’(図16)から状態A3に遷移する。すなわち、制御部1cは、状態C3’(図16)から第1スイッチS1を閉路させる(なお、状態C3’で第3スイッチS3を開路していた場合は第1スイッチS1を閉路するより前に第3スイッチS3を閉路しておく)。時間TAの長さを制御することによって電流I0を所望の値に制御可能である。
電流I0が所望の値に達したとき、ゲートドライブ回路1は、状態A3(図17)から状態B(図5)に遷移する。第1実施形態と同様に、制御部1cは、状態A3から第1スイッチS1を開路したのち、第2スイッチS2を閉路し、その後、第3スイッチS3を開路にして状態Bに遷移させる。その後、ゲート駆動電圧が所望の電圧になるまでに第4スイッチS4を開路する。第2スイッチS2は閉路/開路のどちらでもよいが、立ち下がり時に閉路にする必要があり、かつダイオードの順方向電圧による損失を低減するために閉路にしておくことが望ましい。第2スイッチS2を閉路にするタイミングは第3スイッチS3を開路した後でもよい。
まず、状態C、すなわち第1スイッチS1が開路、第2スイッチS2が閉路、第3スイッチS3が開路、第4スイッチS4が開路(もし、第2スイッチS2が開路若しくは第3スイッチS3が閉路、又はその両方の場合は、上記状態Cにする。)から、状態B’に遷移させる。すなわち、状態Cから第4スイッチS4を閉路して状態B’に遷移させる。状態B’では、キャパシタンスCGSに蓄えられた電力をインダクタンスLに流して、電力をインダクタンスLに戻す。このとき、インダクタンスLとキャパシタンスCGSは共振しており、ゲート駆動電圧VGSの立ち下がり波形はインダクタンスLとキャパシタンスCGSの共振周波数のsin波の1/4周期分(位相π/2→π)と等しくなる。
続いて、ゲート駆動電圧VGSが0Vになったとき、状態B’から状態A3’に遷移させる。
図18は、図15中のゲート駆動状態が、状態A3’の回路図である。すなわち制御部1cは、状態B’から第3スイッチS3を閉路し、その後、第2スイッチS2を開路にして状態A3’に遷移させる。第3スイッチS3は閉路/開路のどちらでもよいが、立ち上がり時に閉路にする必要があり、かつダイオードD3の順方向電圧による損失を低減するために閉路にしておくことが望ましい。第3スイッチS3を閉路にするタイミングは第2スイッチS2を開路した後でもよい。状態A3’では、状態B’でインダクタLに蓄えた電流を入力ポートP1に接続された電源2に流して回生する。
その後、回生し終えると状態C3’(図16)となる。
図20は入力電流Iinの1周期分の波形である。電流を供給する際の向きを正、回生する際の向きを負、としている。図20より、第1実施形態と同様に回生が行われていることがわかる。正の電流(供給)よりも負の電流(回生)が小さい原因は回路内の損失である。
図21は、上記各実施形態によるゲートドライブ回路の使用形態の2例を示すブロック図である。(a)の例では、電源2から入力電圧5Vが、ゲートドライブ回路1に与えられ、スイッチング部1aは、5Vを昇圧して得た20Vを、パワー半導体デバイスQ1のゲート駆動電圧として与える。このようにして、5Vの電源2から、5Vの制御電源電圧と、20Vのゲート駆動電圧とを得ることができる。すなわち、ゲート駆動用の別電源は不要である。また、(b)の例では、制御電源電圧としての入力電圧24Vが、ゲートドライブ回路1に与えられ、スイッチング部1aは、24Vを降圧して得た20Vを、パワー半導体デバイスQ1のゲート駆動電圧として与える。このようにして、24Vの制御電源電圧から、20Vのゲート駆動電圧を得ることができる。すなわち、ゲート駆動用の別電源は不要である。
上記各実施形態により例示したゲートドライブ回路1は、図1に示す回路構成に基づいて、制御部1cが、第1スイッチS1、第2スイッチS2、第3スイッチS3、及び、第4スイッチS4の開閉を制御することにより、入力電流をインダクタLに流す第1段階、続いて、インダクタLからゲートに電流を流して出力電圧を立ち上げる第2段階、その後、ゲートからインダクタLに電流を戻して出力電圧を立ち下げる第3段階、続いて、インダクタLから電源2に電流を回生する第4段階、を実行する。この第1〜第4段階が、パワー半導体デバイスがターンオンしてからターンオフし、次のターンオンに備えるまでの1サイクルである。
なお、上述の各実施形態については、その少なくとも一部を、相互に任意に組み合わせてもよい。例えば、前述のように、第3実施形態における第4スイッチの制御の要領を、第2実施形態に取り入れてもよい。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1a スイッチング部
1c 制御部
2 電源
CN1 相互接続点
CN2 相互接続点
CGS ゲート−ソース間容量(キャパシタンス)
D1 ダイオード
D2 ダイオード
D3 ダイオード
D4 ダイオード
L インダクタ(インダクタンス)
Q1 パワー半導体デバイス
P1 入力ポート
P2 出力ポート
S1 第1スイッチ
S2 第2スイッチ
S3 第3スイッチ
S4 第4スイッチ
SB1 入力側スイッチ直列体
SB2 出力側スイッチ直列体
Claims (8)
- 電源から与えられる直流の入力電圧を変圧してパワー半導体デバイスのゲートに制御電圧を与えるゲートドライブ回路であって、
第1の相互接続点で互いに直列に接続される第1スイッチ及び第2スイッチによりスイッチ直列体を構成し、当該直列体の両端に前記入力電圧が与えられる入力側スイッチ直列体と、
前記第1スイッチと並列に存在し、アノードが前記第1の相互接続点側にある第1ダイオードと、
前記第2スイッチと並列に存在し、カソードが前記第1の相互接続点側にある第2ダイオードと、
第2の相互接続点で互いに直列に接続される第3スイッチ及び第4スイッチによりスイッチ直列体が構成され、当該スイッチ直列体の両端に現れる出力電圧が前記制御電圧となる出力側スイッチ直列体と、
前記第3スイッチと並列に存在し、カソードが前記第2の相互接続点側にある第3ダイオードと、
前記第4スイッチと並列に存在し、アノードが前記第2の相互接続点側にある第4ダイオードと、
一端が前記第1の相互接続点に、他端が前記第2の相互接続点に、それぞれ接続されたインダクタと、
前記第1スイッチ、前記第2スイッチ、前記第3スイッチ、及び、前記第4スイッチの開閉を制御することにより、入力電流を前記インダクタに流す第1段階、続いて、前記インダクタから前記ゲートに電流を流して前記出力電圧を立ち上げる第2段階、その後、前記ゲートから前記インダクタに電流を戻して前記出力電圧を立ち下げる第3段階、続いて、前記インダクタから前記電源に電流を回生する第4段階、を実行する制御部と、
を備えているゲートドライブ回路。 - 前記第1段階において前記制御部は、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチを共に開路し、かつ、前記第3スイッチが閉路している状態から、前記第1スイッチを閉路した状態として所定時間経過させ、
前記第2段階において前記制御部は、前記第1段階の帰着状態から、前記第1スイッチを開路した後、前記第3スイッチを開路した状態とし、
前記第3段階において前記制御部は、前記第1スイッチ、前記第3スイッチ、前記第4スイッチをそれぞれ開路し、かつ、前記第2スイッチを閉路した状態から、前記第4スイッチを閉路した状態とし、
前記第4段階において前記制御部は、前記第3段階の帰着状態から、前記第2スイッチを開路した状態とする
請求項1に記載のゲートドライブ回路。 - 前記第2段階において前記制御部は、前記第1スイッチを開路した後、前記第2スイッチを閉路し、かつ、前記第3スイッチを開路した状態とする請求項2に記載のゲートドライブ回路。
- 前記第1段階において前記制御部は、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチを共に開路し、かつ、前記第3スイッチが閉路している状態から、前記第1スイッチを閉路した状態として所定時間経過させ、
前記第2段階において前記制御部は、前記第1段階の帰着状態から、前記第3スイッチを開路した状態とし、
前記第3段階において前記制御部は、前記第1スイッチ、前記第3スイッチ、前記第4スイッチをそれぞれ開路し、かつ、前記第2スイッチを閉路した状態から、前記第4スイッチを閉路した状態とし、
前記第4段階において前記制御部は、前記第3段階の帰着状態から、前記第2スイッチを開路した状態とする
請求項1に記載のゲートドライブ回路。 - 前記第4段階において前記制御部は、前記第3段階の帰着状態から、前記第4スイッチを開路してから前記第2スイッチを開路するまでの間、又は、前記第2スイッチを開路した後に前記第3スイッチを閉路する請求項2〜請求項6のいずれか1項に記載のゲートドライブ回路。
- 前記制御部は、前記出力電圧を立ち下げる際に、前記出力電圧が0V近傍まで低下してから前記出力電圧が立ち上がり始めるまでの間に前記第3スイッチ及び前記第4スイッチを共に閉路する期間を設ける請求項2〜請求項7に記載のゲートドライブ回路。
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